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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

ヨドコウ

YODOKO,Ltd.5451 · Prime · 鉄鋼

鋼板加工と建材を軸に、ロール・グレーチング・不動産を擁する総合鉄鋼メーカー。

概要

株式会社ヨドコウ(旧商号:株式会社淀川製鋼所)は、冷延鋼板や表面処理鋼板などの鋼板製品、金属屋根壁材やエクステリアなどの建材製品を中心に、鉄鋼用ロール、グレーチング、不動産事業などを手がける鉄鋼加工メーカーである。1935年に大阪で創業し、2026年3月期の連結売上高は1,954億円、営業利益119億円。国内に加え台湾、中国、タイなどにも生産・販売拠点を持ち、独立系の鉄鋼メーカーとしてユニークな事業構成を特徴とする。

鋼板関連事業が売上の9割超を占める中核

ヨドコウの事業は鋼板関連事業を主軸とし、2026年3月期のセグメント売上高は1,846億円と連結全体の約94.5%を占める。製品は冷延鋼板、溶融亜鉛めっき鋼板、塗装鋼板(カラー鋼板)、ガルバリウム鋼板などの表面処理鋼板と、それらを加工した金属屋根壁材やエクステリア商品である。国内外の子会社を通じて製造・加工・販売を一体で行い、自動車、家電、建築など幅広い需要に対応する。同事業の営業利益は120億円で、グループ全体の営業利益の約87%を稼ぐ主力事業である。

ロール・グレーチング・不動産を加えた多角構造

鋼板関連以外の事業として、鉄鋼用ロール・非鉄用ロールの製造販売を行うロール事業(売上高33億円)、鉄製格子状床材のグレーチング事業(同29億円)、土地建物の賃貸・販売を行う不動産事業(同14億円)がある。さらにその他事業として太陽光発電売電、倉庫業、運送業、スポーツ施設経営、ソフトウェア開発などを含む。これらは売上規模は小さいものの、ロール事業は鋼板製造に使う圧延ロールを内製する技術の起点であり、グレーチングも長年の製造実績を持つ。

台湾・中国・タイ等に広がる海外生産拠点

ヨドコウグループは国内に大阪・呉・市川・泉大津・福井など複数の工場を持つ一方、1987年に台湾の盛餘股份有限公司(SYSCO社)に資本参加して以来、海外展開を積極的に進めてきた。現在、台湾に盛餘股份有限公司と淀鋼國際股份有限公司、中国に淀川盛餘(合肥)高科技鋼板有限公司と淀鋼建材(杭州)有限公司、タイにPCM PROCESSING(THAILAND)LTD.を擁する。盛餘股份有限公司は1997年に台湾証券取引所に上場しており、グループ全体のグローバルな販売網を支えている。

20社から成るグループ体制と独立系の強み

当社グループはヨドコウ(存続会社)と連結子会社13社、非連結子会社・関連会社を含め計20社で構成される。連結子会社には鋼板加工・販売の高田鋼材工業、ヨドコウ商事、福井ヨドコウ、建材のヨドコウ興産、物流・倉庫の京葉鐵鋼埠頭、警備・施設管理のヨドコウ興発、ロール製造の株式会社淀川芙蓉、ソフトウェア開発の株式会社アルダックなどが含まれる。独立系メーカーとして特定の大企業グループに属さず、機動的な経営と独自の技術力を武器にしている。

業界の中での役割は鉄鋼製品・建材・産業用ロールの総合メーカーにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
1,954億円
営業利益
119億円
営業利益率
6.1%
純利益
174億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01鋼板関連事業主力

冷延鋼板や表面処理鋼板などの鋼板製品と、金属屋根壁材・エクステリア商品などの建材製品の製造・販売。国内外の子会社で加工・販売も行う。

主な製品・サービス2
冷延鋼板、表面処理鋼板などの鋼板製品
自動車や家電、建築向けなど幅広い用途に使われる鋼板。表面処理により耐食性などを付与した製品も展開。
金属屋根壁材、エクステリア商品などの建材製品
金属屋根材や外装材、エクステリア商品。建築物の外装・内装に使用。

02ロール事業準主力

鉄鋼用ロール・非鉄用ロールなどのロール製品の製造・販売。圧延工程で使用される消耗品。

主な製品・サービス1
鉄鋼用ロール、非鉄用ロール
鉄鋼や非鉄金属の圧延ラインで使用されるロール。高耐久性・高精度が要求される。

03グレーチング事業副次

グレーチング製品の製造・販売。グレーチングは鉄製の格子状床材で、工場や建設現場などで使用。

主な製品・サービス1
グレーチング製品
鋼材を格子状に溶接した床材。排水性や強度に優れ、工場やプラットフォーム等で使用。

04不動産事業副次

所有する土地建物の賃貸または販売。グループ会社が警備・施設管理サービスを提供。

05その他その他

太陽光発電による売電事業、倉庫業、運送事業、スポーツ施設経営、ソフトウェア開発などを含む。

製品と技術

冷延鋼板と表面処理鋼板:自動車・家電・建築の素材

ヨドコウの中核製品は冷延鋼板と、それにめっきや塗装を施した表面処理鋼板である。溶融亜鉛めっき鋼板(トタン)、溶融55%アルミニウム-亜鉛合金めっき鋼板(ガルバリウム鋼板)、塗装鋼板(カラー鋼板)などを主要品目に持つ。これらの鋼板は耐食性や意匠性が求められる自動車のボディパネル、家電製品の外板、建築物の屋根・外壁材などに幅広く使用される。呉工場、市川工場、大阪工場など国内拠点に加え、台湾の盛餘、中国の淀川盛餘、タイのPCMなど海外拠点でも製造し、グローバルな供給体制を構築している。

金属屋根壁材とエクステリア:建材製品のラインアップ

鋼板を加工した建材製品として、金属屋根材、外壁材、雨樋、エクステリア商品(フェンス、門扉、カーポートなど)を展開する。カラー鋼板をプレス加工して作られる屋根材は軽量で耐久性が高く、近年の建築需要に対応。福井工場や姫路事業所で製造される耐火パネルは、建築基準法に適合した防火性能を持つ。グループ会社の淀鋼建材(杭州)や淀鋼國際(台湾)でも同様の建材を生産・販売し、アジア市場での需要を取り込む。

鉄鋼用・非鉄用ロール:圧延工程の消耗品を内製

ロール事業は、鉄鋼や非鉄金属の圧延ラインで使用されるロールの製造・販売を行う。製品は鋳造ロールと鍛造ロールがあり、高速鋼、合金鋼など材質も多様。当社は1948年に電気炉で鋳鋼品製造を開始して以来、ロール製造技術を蓄積してきた。1971年には遠心鋳造設備を導入し、高品質・長寿命のロールを供給。子会社の株式会社淀川芙蓉で製造・加工も行い、国内外の鉄鋼メーカーに販売している。ロールは圧延工程で不可欠な消耗品であり、需要は安定している。

グレーチング:工場・プラットフォームの床材

グレーチングは鋼材を格子状に溶接した床材で、排水性・通気性に優れ、工場の作業床、プラットフォーム、歩道橋、排水溝の蓋などに使用される。1973年に泉大津工場で製造を開始し、以来40年以上の実績を持つ。用途に応じて鋼材の太さや格子ピッチを変更可能で、亜鉛めっき仕上げやステンレス製の製品もラインアップする。グレーチング事業の売上高は約29億円と小規模だが、ニッチ市場での安定した需要がある。

不動産・太陽光発電・その他周辺事業

不動産事業では、グループが所有する土地建物の賃貸および販売を行い、連結子会社のヨドコウ興発が警備・施設管理サービスを提供する。また太陽光発電による売電事業も展開し、再生可能エネルギー分野に参入している。その他、倉庫業(京葉鐵鋼埠頭、高田鋼材工業)、運送事業、スポーツ施設経営(ヨドコウ興発)、ソフトウェア開発(アルダック)など、鉄鋼加工で培った資産や人材を活用した多角化を進めている。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

鉄鋼のなかでの位置

鉄鋼専門商社、安定収益基盤

ヨドコウは、鉄鋼業に分類されるが、実際には鉄鋼製品の加工・販売を手掛ける専門商社的な事業を展開している。大手鉄鋼メーカーの日本製鉄やJFEホールディングスとは異なり、川下の流通・加工に特化。売上高は2,000億円超と中堅規模で、営業利益率は6%程度と業界平均並み。同業の合同製鐵などと競合するが、特定顧客との長期取引により安定した収益を確保。鉄鋼需要の変動リスクはある。

強み

  • 売上高2,000億円超、営業利益率6%超と安定的な収益力。
  • 長年の取引実績により、建設・自動車顧客との関係が強固。
  • 鉄鋼製品の加工から販売まで一貫して行い、付加価値を提供。
  • 多様な鋼材を扱い、顧客の多様なニーズに柔軟に対応。

課題

  • 建設や自動車の生産動向に業績が左右されやすい。
  • 商社ビジネスのため、営業利益率は6%程度と限定的。
  • 日本製鉄などの大手メーカー直販との競合が激しい。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

金属・ガラスの時価総額近傍。太字がヨドコウ

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
15214日本電気硝子4,137億円13.5倍
25301東海カーボン4,076億円20.4倍
35857AREホールディングス3,279億円13.1倍
41515日鉄鉱業2,688億円18.8倍
57826フルヤ金属2,455億円14.9倍
65451ヨドコウ2,247億円12.0倍
75482愛知製鋼2,081億円18.9倍
85423東京製鐵1,905億円15.4倍
95703日本軽金属ホールディングス1,869億円11.9倍
106498キッツ1,637億円13.5倍
113101東洋紡1,490億円13.2倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(金属・ガラス)に従っています。

会社の歴史

沿革 44件

大阪で鋼板製造会社として創業した1935年

当社は1935年1月30日、大阪府大阪市(現大阪工場)に鋼板・鋼材の製造を目的として設立された。当時の社名は株式会社淀川製鋼所。創業後すぐに合名会社大阪トタン板製造所を買収し、1940年10月から溶融亜鉛めっき鋼板の製造を開始。創業から5年で亜鉛めっき鋼板の生産に乗り出し、表面処理鋼板分野の基礎を築いた。戦時中には高知県高知市に四国鉱業株式会社(現在のヨドコウ商事)を設立し、グループ網の拡大を始めた。

電気炉導入とロール製造参入、上場を果たした戦後復興期

1945年9月に四国鉱業を白洋産業へ商号変更した後、1948年9月に電気炉及び反射炉を新設し、鋳鋼品及びロールの製造を開始。これが現在のロール事業の源流となる。1949年5月には東京・大阪証券取引所に株式を上場。1951年に泉大津工場を開設し、電気炉による普通鋼・特殊鋼・鋳鍛鋼品の製造を本格化。さらに1954年には広島県呉市の呉海軍工廠跡に呉工場を開設し、冷延鋼板と磨帯鋼の製造を開始した。

連続めっき・塗装設備を相次ぎ導入した高度成長期

1960年代から1970年代にかけて、連続式の表面処理設備を各工場に設置し、生産能力を拡大した。1963年に呉工場に連続式溶融亜鉛めっき設備、1964年に大阪工場に塗装設備を新設し、カラー鋼板の製造を開始。1970年には呉工場で塗装設備の新設とめっき設備の増設を実施。1971年には大阪工場にロール遠心鋳造設備を導入し、高品質ロールの製造体制を整えた。1972年に市川工場を開設し、関東地区での生産拠点を確保。1973年には泉大津工場でグレーチング製造を開始し、事業領域を広げた。

ガルバリウム鋼板量産と台湾・中国・タイへの進出

1986年、市川工場に連続式溶融めっき設備を増設し、溶融55%アルミニウム-亜鉛合金めっき鋼板(ガルバリウム鋼板)の製造を開始。耐食性に優れたこの製品が後の成長を牽引する。1987年には台湾のAn Mau Steel Co.,Ltd.(現盛餘股份有限公司)に資本参加し、初の海外展開。1994年に同社を子会社化、1997年には台湾証券取引所に上場させた。1999年にはタイにPCM PROCESSING(THAILAND)LTD.を設立し、東南アジアでの鋼板加工拠点を確保。2003年には中国に淀鋼建材(杭州)有限公司を設立し、2011年には合肥に淀川盛餘(合肥)高科技鋼板有限公司を設立、海外生産体制を拡充した。

福井工場開設と耐火パネル事業への進出

1990年に福井県坂井市に福井工場(現福井ヨドコウ)を開設し、建材製品の製造を開始。2020年には同地に福井ヨドコウ株式会社を新設し、法人化した。2017年にはヨドコウ興産株式会社姫路工場を当社姫路事業所に改組し、耐火パネル商品の製造を開始。建材事業の高付加価値化を図った。2021年には株式会社アルダックを子会社化し、ソフトウェア開発分野にも進出。グループの事業ドメインを鉄鋼加工から周辺領域へ拡大している。

商号変更とプライム市場移行、2025年以降の再編

2022年4月、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行。2025年10月、株式会社淀川製鋼所から株式会社ヨドコウへ商号変更し、同時に淀鋼商事株式会社もヨドコウ商事株式会社へ変更した。これはグループ全体のブランド統一と認知向上を狙ったもの。2026年3月期の中期経営計画では、連結売上高2,500億円、営業利益200億円、ROE8%を目標に掲げ、創立100周年となる2035年に向けた長期ビジョン「BLOOMING VISION 2035」を策定している。

年表44件を開く

1930年代

  • 1935年1月創業大阪府大阪市(現 大阪工場)に鋼板・鋼材製造を目的として1月30日設立した。

1940年代

  • 1940年10月M&A合名会社大阪トタン板製造所を買収し、溶融亜鉛めっき鋼板の製造を開始した。
  • 1942年1月高知県高知市に四国鉱業株式会社(現 連結子会社 ヨドコウ商事株式会社)を設立した。
  • 1945年9月商号変更四国鉱業株式会社は白洋産業株式会社へ商号変更した。
  • 1948年9月電気炉及び反射炉を新設し、鋳鋼品及びロールの製造を開始した。
  • 1949年5月上場東京・大阪証券取引所に株式を上場した。

1950年代

  • 1951年1月大阪府泉大津市に泉大津工場を開設し、電気炉による普通鋼・特殊鋼・鋳鍛鋼品の製造を開始した。
  • 1954年6月広島県呉市の呉海軍工廠跡に呉工場を開設し、冷延鋼板、磨帯鋼の製造を開始した。

1960年代

  • 1963年10月呉工場に連続式溶融亜鉛めっき設備を新設した。
  • 1964年5月大阪工場に塗装設備を新設し、塗装溶融亜鉛めっき鋼板(カラー鋼板)の製造を開始した。
  • 1968年6月千葉県市川市に京葉鐵鋼埠頭株式会社(現 連結子会社)を設立した。

1970年代

  • 1970年2月呉工場に連続式塗装設備を新設するとともに、連続式溶融亜鉛めっき設備を増設した。
  • 1971年8月大阪工場にロール遠心鋳造設備を新設した。
  • 1972年4月千葉県市川市に市川工場を開設し、冷延鋼板、磨帯鋼の製造を開始した。
  • 1973年9月泉大津工場でグレーチングの製造を開始した。
  • 1978年8月市川工場に連続式溶融亜鉛めっき設備を新設した。

1980年代

  • 1980年3月大阪府大阪市に高田鋼材工業株式会社(現 連結子会社)を設立した。
  • 1981年5月市川工場に連続式塗装設備を新設した。
  • 1984年1月大阪工場に連続式塗装設備を新設した。
  • 1986年9月市川工場に連続式溶融めっき設備を増設し、溶融55%アルミニウム-亜鉛合金めっき鋼板(ガルバリウム鋼板)の製造を開始した。
  • 1987年5月中華民国(台湾)において、An Mau Steel Co.,Ltd.(現 連結子会社 盛餘股份有限公司)に資本参加した。

1990年代

  • 1990年7月福井県坂井市に福井工場(現 連結子会社 福井ヨドコウ株式会社)を開設した。
  • 1991年3月市川工場に連続式塗装設備を増設した。
  • 1994年6月盛餘股份有限公司を子会社とした。
  • 1995年7月創業中華民国(台湾)に淀鋼國際股份有限公司を設立した。
  • 1996年7月大阪府大阪市にヨドコウ興発株式会社(現 連結子会社)を設立した。
  • 1997年1月上場盛餘股份有限公司が台湾証券取引所に株式を上場した。
  • 1999年3月創業大阪府大阪市にヨドコウ興産株式会社を設立した。
  • 1999年4月呉工場の連続式溶融めっき設備を更新した。
  • 1999年4月タイにPCM PROCESSING(THAILAND)LTD.(現 連結子会社)を設立した。

2000年代

  • 2000年4月大阪工場に連続塗装設備を増設した。
  • 2000年4月盛餘股份有限公司に連続式溶融めっき設備を増設した。
  • 2001年1月盛餘股份有限公司に連続式塗装設備を増設した。
  • 2002年7月創業静岡県富士市に株式会社淀川芙蓉を設立した。
  • 2003年12月創業中華人民共和国(中国)に淀鋼建材(杭州)有限公司を設立した。

2010年代

  • 2011年10月中華人民共和国(中国)に淀川盛餘(合肥)高科技鋼板有限公司(現 連結子会社)を設立した。
  • 2013年3月PCM PROCESSING(THAILAND)LTD.に連続式塗装設備を新設した。
  • 2015年1月商号変更白洋産業株式会社は淀鋼商事株式会社(現 連結子会社)へ商号変更した。
  • 2017年3月ヨドコウ興産株式会社姫路工場を当社姫路事業所に改組し、耐火パネル商品の製造を開始した。

2020年代

  • 2020年4月創業福井県坂井市に福井ヨドコウ株式会社を設立した。
  • 2021年6月株式会社アルダック(大阪府大阪市)を子会社とした。
  • 2022年4月東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行した。
  • 2025年10月株式会社淀川製鋼所から商号を株式会社ヨドコウへ変更した。
  • 2025年10月商号変更淀鋼商事株式会社はヨドコウ商事株式会社へ商号変更した。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は3つの方針を掲げている。そのうち3項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 連結売上高2028年度まで2,500億円
  • 連結営業利益2028年度まで200億円
  • ROE(自己資本当期純利益率)2028年度まで8%

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    既存事業の強化

    生産・品質管理体制の高度化、戦略的なシェア拡大と収益の最大化、市場に求められる製品の開発と新技術開発体制の構築に取り組む。

  2. 02

    成長戦略の推進

    事業ポートフォリオの見直しと重点領域の明確化、周辺事業領域の拡大と新たな成長テーマの創出に取り組む。M&Aを含めた事業領域開拓に積極投資する。

  3. 03

    経営基盤の強化

    変化に強い組織づくりと人材育成、DX推進による業務変革、ESG視点を踏まえた企業価値向上に取り組む。自家消費型太陽光発電や再エネ電力の導入を拡大する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で2,377人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は782万円で、9期前と比べて+20.6%平均年齢は42.5歳、平均勤続年数は20.8年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月2,402
2018年3月2,425
2019年3月64939.318.32,422
2020年3月64139.618.62,431
2021年3月64238.718.12,381
2022年3月65440.018.82,392
2023年3月71040.219.02,395
2024年3月70841.720.22,405
2025年3月74142.220.62,389582
2026年3月78242.520.82,377501

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率2.9%
縦線は目安の30%
男性育休取得率61.1%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)70.2%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社8(国内 5 / 海外 3、うち連結子会社 8) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
本社・工場(中華民国(台湾))115億円
鋼板関連事業
市川工場 — 千葉県市川市7,136百万円
鋼板関連事業
本社 — 福井県坂井市6,582百万円
鋼板関連事業
第二ビル — 大阪市中央区5,423百万円
不動産事業
呉工場 — 広島県呉市3,663百万円
鋼板関連事業
本社・工場 — 中華人民共和国3,096百万円
鋼板関連事業
大阪工場 — 大阪市西淀川区2,378百万円
鋼板関連事業・ロール事業・その他事業
本社 — 千葉県市川市1,389百万円
その他事業
姫路事業所 — 兵庫県姫路市1,334百万円
鋼板関連事業・その他事業
本社・工場 — タイ王国1,303百万円
鋼板関連事業
ほか7件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    高田鋼材工業㈱
    大阪市 大正区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    SYSCO社(注)1,4
    中華民国 高雄市(台湾) · 連結子会社
    議決権63.5%
  • 国内
    ヨドコウ商事㈱(注)2,4
    大阪市 中央区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    京葉鐵鋼埠頭㈱
    千葉県 市川市 · 連結子会社
    議決権61.0%
  • 国内
    ヨドコウ興発㈱
    大阪市 中央区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    YSS社(注)1,2
    中華人民 共和国 安徽省(中国) · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    PPT社(注)1
    タイ王国 チョンブリー県 · 連結子会社
    議決権77.2%
  • 国内
    福井ヨドコウ㈱
    福井県 坂井市 · 連結子会社
    議決権100.0%
公共調達・補助金 (gBizINFO)
  • 補助金
    文化財関係補助事業
    文部科学省 · 2017-04-03
    4,550万円
  • 補助金
    文化財関係補助事業
    文部科学省 · 2018-02-06
    1,000万円

出典: gBizINFO (経済産業省)

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は1,954億円営業利益119億円前期と比べると減収減益で、売上が-6.3%、利益が-14.4%。

売上高
-6.3%
1,954億円
営業利益
-14.4%
119億円
純利益
+28.9%
174億円
営業利益率
6.1%
前期比 -0.6%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高2,120億円1,954億円
営業利益129億円119億円
純利益118億円174億円
1株あたり配当¥62¥62

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は515億円、営業利益は39億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+0.8%、営業利益は+34.5%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q48721
2024年1Q511295.720
2024年2Q502265.232
2024年3Q522346.526
2024年4Q505−33
2025年2Q1,053787.458
2025年4Q1,032615.977
2026年2Q1,019737.260
2026年4Q935464.9114
2027年1Q515397.637

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は1,411億円から1,954億円へ1.4倍に増えた。直近期の営業利益率は6.1%。純利益は2期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月1,4114925
2014年3月1,5767633
白洋産業株式会社は淀鋼商事株式会社(現 連結子会社)へ商号変更した。
2015年3月1,7597226
2016年3月1,59284−28
2017年3月1,54213867
2018年3月1,73812374
2019年3月1,6749863
福井県坂井市に福井ヨドコウ株式会社を設立した。
2020年3月1,5417439
2021年3月1,4609863
2022年3月2,01717998
2023年3月2,203177106
2024年3月2,04015245
淀鋼商事株式会社はヨドコウ商事株式会社へ商号変更した。
2025年3月2,0851392166.7135
2026年3月1,9541191756.1174

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高1,954億円のうち、営業利益として残るのは119億円6.1%。営業外の損益と税金を反映した純利益は174億円、売上の8.9%にあたる。営業利益率は業種中央値5.0%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金82.3%1,609億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金11.6%227億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益6.1%119億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
17.7%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+1.1pt
6.1%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+5.2pt
8.9%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+3.8pt
8.8%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
6.5%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
4.1%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが188億円、投資CFが−40億円で、差し引きのフリーCFは148億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は498億円で、売上の3.1ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月102−74−2228363
2014年3月19−914−72313
2015年3月28−142214352
2016年3月194−103−3391408
2017年3月102−16−9986390
2018年3月19−90−53−71273
2019年3月8312−4095323
2020年3月59−14−2345347
2021年3月171−47−40124431
2022年3月−106−20−12−126310
2023年3月173−32−51141407
2024年3月215−8−54207574
2025年3月113−67−12546508
2026年3月188−40−164148498

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は2,665億円。このうち返さなくてよい自己資本が2,237億円で、自己資本比率は76.0%(業種中央値60.7%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月1,8781,47040871.0
2014年3月2,0781,56551367.5
2015年3月2,2011,64955266.9
2016年3月2,0591,53452566.6
2017年3月2,1001,61448668.2
2018年3月2,1561,70645070.3
2019年3月2,0951,67741871.7
2020年3月2,0111,67333874.6
2021年3月2,2601,80345771.9
2022年3月2,4471,91952869.6
2023年3月2,5112,01949271.6
2024年3月2,6592,13852171.3
2025年3月2,6432,15149173.7
2026年3月2,6652,23742876.0

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
621億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
1,414億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
218億円
在庫として抱えている分
負債合計
428億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
82
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率12 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

鉄鋼 38社との比較

同じ鉄鋼の企業と並べると、いちばん上に来るのはROE38社中5位あたり、逆に低いのは売上成長率38社中25位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE上位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
8.8%/中央値 5.0%
P25 2.6%P75 7.3%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
6.1%/中央値 5.0%
P25 2.6%P75 6.7%
自己資本比率上位総資産のうち返済のいらないお金の割合
76.0%/中央値 60.7%
P25 52.5%P75 76.0%
売上成長率前期からの売上の伸び
-6.3%/中央値 -4.1%
P25 -8.9%P75 -0.1%
配当利回り上位株価に対して1年で受け取る配当の割合
4.3%/中央値 3.3%
P25 2.4%P75 3.9%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,438で、1年前と比べて+9.6%過去52週の値幅のなかでは54%の位置にある。

¥1,438-1.2%1ヶ月+4.7%1年+9.6%時価総額2,247億円
過去52週の値幅
安値¥1,176高値¥1,660

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)12.0倍
PER (会社予想)17.5倍
PBR1.04倍
配当利回り4.31%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は1303円と小反落、前日比-0.08%。月間+2.4%と緩やかな上昇。25日線(1272円)を上回り、75日線(1327円)付近で推移。52週高値1660円からは-21.5%の水準。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 85/100)

PER 10.8倍は業界平均88.5倍を大幅に下回り、PBR 0.92倍は業界平均0.72倍をやや上回るが依然割安。配当利回り6.98%は業界平均3.35%を大きく上回る高水準。収益も増益基調。ただし業界平均PERが極端に高いため単純比較には注意が必要。

指標この会社業種平均
PER (実績)12.0倍114.6倍
PER (予想)17.5倍
PBR1.04倍0.75倍
ROE8.8%5.2%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

強気派は、国土強靭化や老朽インフラ更新需要の拡大により、橋梁・鉄骨事業の受注が増加し、高水準の利益が続くと見る。PBR0.92倍と割安で、配当利回り約7%の高配当が株主還元の魅力。一方、弱気派は建設需要の山が過ぎれば受注が減少する懸念や、原材料高騰・人手不足によるコスト増が利益を圧迫する可能性を指摘。また、2026年3月期の売上高予想が1,954億円と減少見込みである点も懸念材料。

プラスに働く材料7
  • インフラ更新需要堅調

    老朽橋梁の更新や防災投資が今後も継続的に見込まれる

  • 割安・高配当

    PBR0.92倍、配当利回り約7%と株主還元が手厚い

  • 業績回復基調

    2025年3月期は純利益135億円と前期比3倍増益

  • 純利益の大幅増加2026/3期影響

    純利益135→174億円、+28.9%増加、EPS向上

  • 高配当利回りによる下支え継続影響

    配当利回り6.98%は魅力的、株主還元期待

  • PBR0.92倍の割安感不定影響

    PBR1倍割れは割安、自己資本比率改善で修復余地

  • 鉄鋼需要の持ち直し2026年下期影響

    建設・自動車向け需要回復で売上高増加の可能性

マイナスに働く材料7
  • 受注変動リスク

    公共工事の計画が遅延・縮小すると受注が急減する可能性

  • コスト上昇懸念

    鉄鋼価格や労務費の上昇が利益率を圧迫するリスク

  • 減収予想

    2026年3月期売上高予想は1,954億円と前期比6.3%減

  • 売上高・営業利益の減少2026/3期影響

    売上高2085→1954億円、営業利益139→119億円、減収減益

  • 業績悪化トレンドの継続2027/3期影響

    鉄鋼市況低迷が続けば更なる減益リスク

  • 純利益の質(特別利益依存)2026/3期影響

    純利益増加の背景に特別利益の可能性、本業は悪化

  • 為替・原材料価格変動継続影響

    鉄鋼原料価格上昇や円安がコスト増に

次の決算で確かめる点
受注残高
将来の売上高を占う先行指標であり、需要の持続性を判断
営業利益率
コスト管理能力と収益性の変化を把握
配当性向
高配当の持続可能性を確認するため

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり62で、前期から+29.6%いまの株価に対する利回りは4.31%。増配か配当維持が5年続いている。

年間配当
¥62
1株あたり
配当利回り
4.31%
いまの株価に対して
配当性向
52.9%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
5年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月1435.7
2018年3月157.129.8
2019年3月14−6.735.5
2020年3月140.046.0
2021年3月140.0
2022年3月2045.740.5
2023年3月228.825.6
2024年3月4080.2
2025年3月7075.578.8
2026年3月9129.652.9

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥62

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ43,904人。区分でいちばん多いのは個人・その他33.2%。グループ会社や銀行などの安定株主が44.0%を占め、残る56.0%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他31.631.232.230.728.033.2
金融機関23.523.122.222.722.123.6
外国法人19.820.820.623.224.521.9
事業法人23.923.923.722.323.520.4
自己株式16.516.416.316.28.38.3
証券会社1.21.11.21.01.80.9
外国人個人0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)9.58
02INTERTRUST TRUSTEES CAYMAN LIMITED AS TRUSTEE OF JAPAN-UP UNIT TRUST (常任代理人立花証券)3.42
03株式会社りそな銀行3.42
04株式会社みずほ銀行3.40
05ヨドコウ取引先持株会3.39
06INTERTRUST TRUSTEES(CAYMAN)LIMITED SOLEL Y IN ITS CAPACITY AS TRUSTEE OF JAPAN-UP (常任代理人みずほ銀行決済業務部)3.33
07株式会社扇商會2.77
08STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY505001 (常任代理人みずほ銀行決済業務部)2.38
09阪和興業株式会社2.01
10日本生命保険相互会社1.98

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近1
  • 2026-04-16
    株式会社ストラテジックキャピタル
    新規の大量保有報告
    5.63%
    -1.00pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+662%、1株純資産は14期で+67%。直近期のROEは8.8%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月168461.922.341.8
2014年3月218902.420.641.1
2015年3月844,7581.828.534.4
2016年3月−904,501−1.9
2017年3月2244,8054.813.535.7
2018年3月2485,1125.011.629.8
2019年3月2115,0974.19.735.5
2020年3月1315,1162.613.546.0
2021年3月2165,6444.011.4
2022年3月681,1815.97.740.5
2023年3月731,2456.17.425.6
2024年3月311,3122.429.6
2025年3月931,3477.011.978.8
2026年3月1201,4148.811.652.9

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

12名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は12名。2026/3期の役員報酬は総額309百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約6倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
田中栄一代表取締役社長6474,000
隈元稔夫取締役 管理本部長(兼)国内関係会社担当6383,000
服部格取締役 成長戦略推進担当(兼)営業本部管掌、経営企画本部管掌6898,000
崎永清一取締役 鋼板開発室長(兼)工場統括6429,000
小林貞人取締役74
久世勝之取締役63
石原美保取締役57
林賢治監査役(常勤)6724,000
篠原裕明監査役(常勤)6111,000
渡邉りつ子監査役49
俣野朋子監査役50
安原徹66

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円株式報酬百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)510889282822545
社外取締役537114810
監査役224113618

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,109字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループ(当社及び当社の関係会社、20社)は、主として鉄鋼製品の製造・加工・販売及びこれらに付帯する事業を営んでおり、当社と主要な関係会社の事業に係る位置付け及び報告セグメントとの関連は、次のとおりであります。 [鋼板関連事業] 当社は、冷延鋼板、表面処理鋼板などの鋼板製品の製造・販売及び金属屋根壁材、エクステリア商品などの建材製品の製造・販売を行っております。 関係会社   事業内容 高田鋼材工業㈱※1   鋼板製品の加工・販売 ヨドコウ商事㈱※1   鋼板製品及び建材製品の販売 福井ヨドコウ㈱※1   建材製品の製造加工 ヨドコウ興産㈱※2   建材製品の加工並びに建材製品の販売 Y.S.PANERIO㈱※3   建築資材の製造・販売、建築工事等の施工・監理・請負 フジデン㈱※3   鋼板製品の販売 東栄ルーフ工業㈱※3   建材製品の加工・販売 盛餘股份有限公司(SYSCO社)※1   鋼板製品の製造・販売 淀川盛餘(合肥)高科技鋼板有限公司(YSS社)※1   鋼板製品の製造・販売 PCM PROCESSING(THAILAND)LTD.(PPT社)※1   鋼板製品の製造・加工・販売 淀鋼國際股份有限公司(YIL社)※2   建材製品の製造・販売・施工 淀鋼建材(杭州)有限公司(YBMH社)※2   建材製品の製造・販売及び鋼板製品の販売 [ロール事業] 当社は、鉄鋼用ロール・非鉄用ロールなどのロール製品の製造・販売を行っております。 関係会社   事業内容 ヨドコウ商事㈱※1   ロール製品の販売 ㈱淀川芙蓉※2   ロール製品の製造・加工・販売 [グレーチング事業] 当社は、グレーチング製品の製造・販売を行っております。 関係会社   事業内容 ヨドコウ商事㈱※1   グレーチング製品の販売 [不動産事業] 当社は、所有する土地建物の賃貸または販売を行っております。 関係会社   事業内容 ヨドコウ興発㈱※1   警備、施設管理等のサービス提供 [その他] 当社は太陽光発電による売電事業などを行っております。 関係会社   事業内容 高田鋼材工業㈱※1   倉庫業及び運送事業 ヨドコウ商事㈱※1   運送事業及び物資販売事業 京葉鐵鋼埠頭㈱※1   倉庫業及び運送事業 ヨドコウ興発㈱※1   スポーツ施設の経営 ㈱淀川芙蓉※2   機械設備等の製造・販売 ㈱アルダック※2   ソフトウェア設計・開発業 ※1…連結子会社 ※2…非連結子会社 ※3…持分法非適用関連会社 以上述べた事項を事業系統図によって示すと、次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題5,213字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)経営方針 当社グループは、冷延鋼板、表面処理鋼板、建材商品、エクステリア商品、各種ロール、グレーチング等鉄鋼を素材とした各種製品の製造販売を中心に、また付帯事業として鋼板加工業、倉庫業、スポーツ施設の運営、不動産賃貸業等の事業活動を行っております。当社グループはこの事業活動を通じて、「咲かせよう。ひと、まち、みらい」を企業理念に掲げ、社会から信頼され、必要とされる存在価値のある企業を目指しております。企業理念の実現に向けて、当社グループの企業価値ひいては株主共同の利益の確保・向上に資することを経営の基本方針としております。 ヨドコウグループ企業理念 企業理念 ――――――――――――――――――――――――――――― 咲かせよう。 ひと、まち、みらい。 私たちは“柔らかな発想”と“確かな技術”で 人々の想いをカタチにします。   私たちが大切にする価値観 ――――――――――――――――――――――――――――― 挑戦 社員と共に成長を続け、挑戦することを大切にします。 品質 お客様に満足いただける、高品質の製品・サービスを提供します。 誠実 法とモラルを遵守し、信頼される組織であり続けます。 人 多様性を尊重し、人々の安全と安心、そして幸せを追求します。 共生 地球、社会、地域と共生します。   行動指針 ――――――――――――――――――――――――――――― 1. 変化を恐れず、挑戦しているか。 2. ベストを尽くしているか。 3. 仲間と連携し、一丸となっているか。 4. 共に学び、成長しているか。 5. My Action (各自が大切にする行動指針を設定します) (2)経営戦略等 当社は独立系の鉄鋼メーカーとして、表面処理鋼板事業とその川下分野としての建材事業からなる鋼板関連事業を中心に、電炉事業を源流とする鉄鋼ロール事業および鋼製グレーチング事業、さらには不動産事業等を擁し、ユニークな存在感を発揮する企業として成長してきました。 今後も当社の企業理念・私たちが大切にする価値観・行動指針に基づく機動力を活かした経営を追求するとともに、当社グループの総合力と企画力を発揮してまいります。長期ビジョンの基本方針である「既存事業の強化」「成長戦略の推進」「経営基盤の強化」を成長の基軸として、商品開発・製造・販売など事業活動のあらゆる側面を通じて、ステークホルダーの皆様にさまざまな価値を提供することで、広く社会から必要とされる企業を目指します。 また、当社グループをとりまく環境が激しく変化するなか、当社グループが持続的に成長を果たしていくためには、将来を見据えたビジョンと計画を持ち、その内容をさまざまなステークホルダーと共有することで当社グループの活力を高めていくことが不可欠であると考えております。このような認識のもと、当社は創立100周年となる2035年に向けた長期ビジョン「BLOOMING VISION 2035」を策定いたしました。当社グループはこの「BLOOMING VISION 2035」に基づき、鋼板関連事業を中核に据えながら、高付加価値製品の創出と成長分野への挑戦を通じて、持続可能な社会の発展に貢献し、100年企業への発展とさらなる企業価値の向上を実現してまいります。 (3)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社は、2023年度~2025年度の経営計画として『淀川製鋼グループ中期経営計画2025』(以下、「中期経営計画2025」といいます。)を策定し、2023年5月10日に開示しておりましたが、2024年4月25日に資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた対応の一環として「中期経営計画2025」の一部見直しを行いました。 見直し後の「中期経営計画2025」においては、目標指標を連結営業利益100億円から130億円に変更し、収益力のさらなる強化と企業価値の向上に向けて取り組むとともに、ROE(自己資本当期純利益率)につきましても、5%以上(2025年度)から7%(2025年度)に改め、中長期的にさらなる資本効率の改善に向けて取り組みを進めてまいりました。 「中期経営計画2025」の最終年度である2026年3月期(2025年度)は、国内における鋼板製品の販売数量の減少等の影響により連結営業利益118億円と目標130億円に対し目標未達となりました。一方、ROEは8.8%と目標の7%を上回る結果となりましたが、関係会社株式の持分譲渡に係る会計上の一過性要因の影響等を含んだものであります。 この結果を踏まえ、当社は2026年度~2028年度の経営計画として「ヨドコウグループ中期経営計画2028」(以下、「中期経営計画2028」といいます。)を策定し、2026年3月25日に開示いたしました。 なお、詳細は当社ウェブサイトに掲載しておりますので、下記をご参照下さい。 < https://www.yodoko.co.jp/ir/management/managementplan/ > 「中期経営計画2028」においては、連結売上高2,500億円、連結営業利益200億円、ROE8%の達成を目標に掲げ、中長期的な資本効率のさらなる改善と企業価値の向上に向けた取り組みを進めてまいります。 <中期経営計画2028 財務目標> ・連結売上高  :2,500億円 (2028年度) ・連結営業利益:  200億円 (2028年度) ・ROE(自己資本当期純利益率):8%(2028年度) (4)経営環境 世界経済は、中東情勢の深刻化から予断を許さない状況となっております。トランプ政権による通商政策の影響は概ね織り込まれてきたものの、ウクライナ情勢も長期化しており景気は総じて極めて不透明な状況が続くものと考えられます。 日本経済は、引き続き緩やかな回復基調が続くことが期待されておりますが、中東情勢の影響を受けた原油価格の高騰や供給の不確実性が、景気回復の足かせとなることが危惧されております。 鉄鋼市場においては、日本国内市場・海外市場いずれにおいても、中東情勢の影響を受けて、エネルギーコストや輸送コストの高騰から製造コストが押し上げられる一方、鉄鋼製品の需要産業である建設業や自動車産業もエネルギー高から需要が減退するなど、極めて厳しい局面を迎えることが想定されます。 当社グループにとっても、原油価格の高騰が製造コストを押し上げることが想定され、特にカラー鋼板の原料となるシンナー・塗料において大きな影響を及ぼすことが想定されます。このような不透明な事業環境の中、当社グループとしましては、変化の激しい市況に応じた機動的な営業・生産活動につとめるとともに、「中期経営計画2028」の着実な実行に取り組むことで、収益力強化を図ってまいります。 (5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 当社は、長期ビジョン「BLOOMING VISION 2035」の実現に向けた新たな経営計画として、2026年度から始まる3年間の「中期経営計画2028」を策定し、取り組みを進めております。 その概要は以下のとおりです。 なお、詳細は当社ウェブサイトに掲載しておりますので、下記をご参照下さい。 < https://www.yodoko.co.jp/ir/management/managementplan/ > a.対象会社 ヨドコウ及び連結子会社7社 b.対象期間 2026年度~2028年度の3年間 c.基本戦略 「既存事業の強化」「成長戦略の推進」「経営基盤の強化」を基軸とする以下の8項目を基本戦略とし、施策を展開してまいります。 A.既存事業の強化 A-1. 生産・品質管理体制の高度化 A-2. 戦略的なシェア拡大と収益の最大化 A-3. 市場に求められる製品の開発と新技術開発体制の構築 B.成長戦略の推進 B-1. 事業ポートフォリオの見直しと重点領域の明確化 B-2. 周辺事業領域の拡大と新たな成長テーマの創出 C.経営基盤の強化 C-1. 変化に強い組織づくりと人材育成 C-2. DX推進による業務変革 C-3. ESG視点を踏まえた企業価値向上 d.資本政策と株主還元 当社は「株式会社ヨドコウ コーポレートガバナンスガイドライン」のなかで、資本政策の基本方針を定めております。 < https://www.yodoko.co.jp/ir/assets/pdf/governance.pdf > 「中期経営計画2028」の期間中については、資本政策の基本方針に加え、以下の考え方に基づき機動的に資金を活用してまいります。 ・「中期経営計画2028」期間においても日本国内の鉄鋼市場の見通しは厳しいものがあり、また世界各国の地政学的リスクや保護主義的な通商政策により、当社グループをとりまく経営環境は決して楽観視できるものではありません。一方、世界的なカーボンニュートラルの潮流を始めとする環境に対する意識の変化は、当社の高付加価値製品を戦略的に販売していく機会となることが想定されます。 ・このような不透明な環境の中で当社グループが持続的に成長していくためには、当社グループの強みである機動力を引き続き発揮するとともに、既存事業における競争力強化とM&Aなども視野に入れた新しい事業領域の開拓、持続可能な世界を実現するための環境対応、そして事業活動の全ての基盤となる人的資本の充実などに優先的に資金を充当することが求められ、これらの裏付けとなる強固な財務基盤を維持することが重要です。 ・当社は自社の資本コストを定期的に分析しており、資本コストを上回る資本効率を実現するために、既存事業における投下資本利益率の向上を図るとともに、M&Aや新規事業の原資としては外部からの借り入れを検討するなど、資本効率の向上に取り組みます。 ・株主の皆様への利益還元としては、配当金のお支払いを重視することとし、設備投資計画ならびに財務状況等を踏まえ、年間配当金として1株あたり40円以上を維持したうえで、業績に応じた配当金の指標としては、連結配当性向年間75%以上を目途といたします。 e.投資計画 ①「中期経営計画2028」期間中の考え方 2026年度から2028年度までの3年間において、620億円規模の投資を計画しております。「既存事業の維持・強化」、「成長戦略の推進」、「経営基盤の強化」の各領域へ戦略的に資金を配分いたします。 ②投資計画の内訳 本期間における投資の内訳は以下の通りです。 ・既存事業の維持・強化(150億円): 収益力強化及び省人化・省力化による生産性向上、コスト低減につながる戦略的な設備投資を優先的に実施するとともに、既存事業の継続に必要な老朽設備・施設の更新を計画的に進めてまいります。 ・成長戦略の推進(400億円): M&Aを含めた事業領域の開拓に対し積極的に投資を実行いたします。 ・経営基盤の強化(70億円): 環境負荷低減に寄与するサステナビリティ関連投資や、AI活用を含むDX推進に向けた投資、人的資本への投資を推進してまいります。 f.経営基盤の強化 当社グループは、持続的な成長を支える土台として経営基盤の強化を推進し、中長期的な企業価値向上と社会的な信頼のさらなる構築に努めてまいります。 ①変化に強い組織づくりと人材育成 ・社員教育制度の拡充をはじめとする人的資本投資 ・IT統制を含む内部監査機能の高度化 ・グループ会社へのリスク管理制度展開と客観的なリスク把握 ②DX推進による業務変革 ・システムのオープン化推進、電子商取引拡充 ・生成AI導入等による業務効率化 ・デジタル技術活用による品質検査・判定の自動化推進 ③ESG視点を踏まえた企業価値向上 ・ステークホルダーとのコミュニケーション向上 ・自家消費型太陽光発電・再エネ電力の導入拡大 g.定量的目標 前述の「(3)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等」を参照ください。 以上に示しましたとおり、長期ビジョン「BLOOMING VISION 2035」の実現に向け、「中期経営計画2028」においては、次なるステージに向けた挑戦と変革を加速させてまいります。長期ビジョンで掲げるスローガン「挑戦のつぼみを満開の花へ」のもと、収益基盤の再構築と新たな挑戦の種をまく「創生期」と位置づけ、諸施策を着実に展開してまいります。
事業等のリスク5,847字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 当社及び当社グループの事業展開上のリスク要因について、投資家の判断に重要な影響を及ぼす可能性があると考えられる主な事項には、以下のようなものがあります。当該事項は当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 なお、当社グループのリスク管理体制については、「第4 提出会社の状況  4.コーポレート・ガバナンスの状況等  (1)コーポレート・ガバナンスの概要」に記載しております。 1. 事 業 関 連 (1)鉄鋼および建材市況の変動 当社グループの購入する主原料(熱延鋼板)、副原料(亜鉛・アルミおよび塗料等)、その他各種資材等の価格は市況に大きく左右されます。主原料である熱延鋼板の価格は、いわゆる鉄鋼原材料である鉄鉱石と原料炭の価格変動の影響を受けますが、これらの価格はときに実需給によらず投機的な商品市況として変動する場合があります。また、熱延鋼板の市況は、海外市場と日本国内市場で乖離が発生する場合もあります。当社グループは原料の機動的な調達を強みとするとともに、顧客に対しても一定の価格交渉力を有しておりますが、当社が販売する商品の市況と原料市況が想定を超えて乖離する場合は、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 世界経済は、中東情勢の緊迫化、トランプ政権による通商政策の変更やロシアのウクライナ侵攻の長期化などの地政学リスク、また中国経済の長引く低迷などから不安定な状況が続いております。これらを背景として鉄鋼原材料、鉄鋼製品ともに需給バランスが不安定となり市況に大きな影響を及ぼすリスクがあります。 これらの状況は当社グループの2027年3月期以降の業績に影響を及ぼす可能性があり、特に中東情勢の緊迫化は当社の副原料であります塗料・シンナーの価格や供給に影響を及ぼしますが、その影響の程度については流動的です。 当社グループとしましては、原料については、重要な調達先と戦略的に資本関係を結ぶなどして供給の安定を図るとともに、複数の調達先と機動的な交渉を行うこと、さらには調達先の一層の多様化を進めることでリスクの低減を図っております。販売価格については、製品の機能・品質はもちろんのこと、デリバリー、各種サポートの充実、顧客との信頼関係の深化など、あらゆる面での競争力強化と差別化を継続的に図り、価格交渉力の向上に取り組んでおります。 (2)クレーム 当社グループが製造・販売する製品や提供するサービス等に起因し、何らかのクレームが発生するリスクがあります。 このリスクについて、当社グループとして可能な限り低減の措置をとっておりますが、リスクが顕在化する時期やその影響の程度は流動的です。 当社グループとしましては、ISOの品質マネジメントシステムを主体とする品質保証体制のもと実効的な品質管理を行い、製品の性能と品質の確保に努めております。また、顧客対応の専用部署を設け、苦情や問い合わせに迅速かつ適切に対応することで、リスクの低減を図っております。なお、一部の製品を対象とする賠償責任保険に加入しております。 当社が2007年から2016年に製造した建築外装用カラー鋼板の一部で発生している美観および耐久性上の不具合に関し、将来の不具合発生にかかる補修費用等の発生リスクについては、「第5経理の状況 1.連結財務諸表等 (1)連結財務諸表(重要な会計上の見積り)製品補償引当金 (2)連結財務諸表利用者の理解に資するその他の情報」を参照ください。 (3)感染症による影響 新型コロナウイルス感染症については、世界経済はその影響から概ね脱したと考えられますが、既知のウイルスの変異種発生などによる大規模な蔓延や未知のウイルスが発生する可能性は常にあることなどから、再び経済活動への影響を及ぼすリスクが考えられます。同問題は当社グループの2027年3月期以降の業績と財務状況に影響を及ぼす可能性がありますが、その影響の発生および程度は流動的です。 当社グループとしましては、引き続き従業員の感染リスク低減と安全確保等に努めるとともに、グループ各社が機動的に連携することで調達・生産・販売のリスク低減に取り組んでまいります。 (4)海外情勢の変動 当社グループは海外では台湾、中国、タイに生産・販売拠点を有しており、各拠点の経済圏のみならず他の地域への輸出販売が連結売上高の相当な比率を占めております。これら海外市場での事業活動には以下のようなリスクが内在しております。 ①保護主義的な貿易措置による輸出販売の制約 ②不利な政治または経済要因による事業活動の制約 ③予期しない法律及び規制並びに税制の変更による事業活動の制約 ④各種要因からの社会的混乱による事業活動の制約 これらのリスクが顕在化する時期やその影響の程度については流動的です。 米国トランプ政権による関税政策は、米国への輸出販売への大きな足かせとなるに留まらず、諸外国の需給環境をも変動させ、世界経済に大きな影響を及ぼしております。これらの状況は当社グループの事業活動に影響を及ぼす可能性がありますが、米国関税政策の変化が激しいことや当社グループへの影響は間接的なものが多いことから、その影響の程度は流動的です。 また、中国においては習近平政権への権力一極集中が進み、権威主義的・強権的姿勢が強まっていることから、台湾問題を含む国際情勢全般において日本および欧米諸国との対立が強まっております。中国との政治的対立や経済的分断が進む場合、当社グループの中長期的な事業活動に影響が及ぶ可能性がありますが、そのリスクが顕在化する時期や程度は流動的です。 当社グループとしましては、複数の事業拠点を配することでリスクの分散を図るとともに、各拠点が連携をとって機動的に対処してまいります。また、特に台湾問題については、常に諸情勢を注視するとともに有事を想定した対応策を継続して検討してまいります。 (5)為替の変動 当社グループの海外連結子会社の取引は、各所在国の現地通貨または米ドルでの契約が大半を占めていることから、これら通貨と日本円との為替レートの変動は、当社の連結の売上高・利益に直接的な影響を及ぼします。 米ドルに対する日本円の為替レートの変動は、直接的には当社および日本国内のグループ会社の輸出環境、日本国内市場における輸入競合製品との価格競争環境、当社の原材料の調達コスト等に影響を及ぼすとともに、間接的には日本のマクロ経済に影響を及ぼします。 これらのリスクが顕在化する時期やその影響の程度については流動的です。 当連結会計年度においては、期の始めはトランプ政権による関税強化からの景気後退への懸念や日銀の利上げ期待による金利差縮小などから円高が進みました。しかしその後は、堅調な米経済を受けてFRBが利下げに慎重な姿勢を見せる一方、国内では新政権により積極財政が掲げられたことなどから円安が進みました。 当社グループでは、これら為替レートの動向に細心の注意を払うとともに、そのときどきの動向に応じた機動的な調達と販売施策を実行することで、収益の安定に努めております。 (6)情報セキュリティ 当社の事業活動は、情報システムを利用して業務の効率化を図っております。また、自社及び取引先の営業秘密や個人情報などの機密情報を、情報システムに保管しています。これらの機密情報の管理には万全を期しておりますが、悪意のある第三者からのサイバー攻撃等で情報が漏洩した場合、社会的信用が著しく低下し、事業活動が滞る可能性があります。また、自然災害による大規模停電やランサムウェア他により、想定外のシステム障害が発生し、復旧に時間を要した場合は、生産・販売・間接業務など事業活動全てにおいて、直接的な影響が及ぶ可能性があります。 これらのリスクが顕在化する時期やその影響の程度は流動的ですが、当社では、情報システム・情報セキュリティに関する諸規程を定め、適切なシステム管理体制を構築し、セキュリティ対策を実施しております。また、バックアップデータの消失やハード障害への対策として、積極的にクラウドの利用を推進し、リスクの低減に取り組んでおります。 (7)気候変動 気候変動は中長期的に地球環境や世界的マクロ経済に大きな影響を及ぼす可能性があるとともに、当社グループの事業活動、業績や財務状況、ひいては事業形態にも大きな影響を及ぼす可能性があります。 当社は2022年6月に、TCFD(気候関連財務情報開示タスクフォース)提言に賛同を表明し、ガイダンスに沿った気候変動シナリオ分析を実施しております。脱炭素社会へ向けた移行リスクとしては、カーボンプライシング(炭素税,CO2排出量取引)の導入による原材料及びエネルギー価格の上昇、環境規制の強化による設備投資の発生などが想定されます。また、当社グループ事業への物理的リスクとしては、自然災害の激甚化による当社事業所への被害やサプライチェーンの混乱などが予想されますが、これらのリスクが顕在化する時期や影響の程度については流動的です。当社は気候変動への取り組みを加速するため、2025年12月に2030年度CО2排出量削減目標を上方修正しました。シナリオ分析の結果を踏まえ、当社は「2050年カーボンニュートラルの実現」を目指し、「2030年度CO2排出量2013年度比46%削減」をターゲットとして取り組みます。 当社グループではさまざまな環境問題に対応するべく「ヨドコウ環境宣言」及び「環境行動指針」を定め、「安全・安心・環境・景観」を全ての事業活動におけるキーワードとして、自然と調和し共生する企業活動に取り組んでおります。地球温暖化問題への取組としては、グループ全体で省エネルギーやCO2排出量の削減などを推進する為、ヨドコウ環境マネジメントシステムを構築し、国内外の主要事業所においてISO14001を取得しております。 当社の外装建材商品では高強度かつ軽量で暴風・地震災害に強い鋼板製屋根・外壁商品、空調負荷の低減が期待できる高断熱屋根・外壁商品に注力しており、さらにはゲリラ豪雨時の道路冠水リスクを低減するグレーチング商品にも注力しております。当社グループでは気候変動をリスクとしてだけでなく機会として捉え、事業活動を通じて気候変動に関する社会課題の解決へ貢献してまいります。 2. 財 務 関 連 (1)市況変動にともなう財務状況への影響 当社グループの主力事業である表面処理鋼板事業及びその二次製品である鋼板建材事業は、世界的な鉄鋼および鋼板建材市況の変動の影響を大きく受ける特徴があります。需給環境による販売数量の変動に加え、原材料価格・販売価格の双方の大きな変動に常にさらされるとともに、双方が想定を超えて乖離する場合は、当社グループの業績のみならず短期的なキャッシュ・フローに大きな影響が及びます。 当社グループとしてはこのような事業上の特徴を踏まえ、保有する現預金についてキャッシュ・フローの大きな変動に耐えうる相応の水準維持に努めるとともに、投資有価証券の流動化に加え、金融機関と締結しているコミットメントライン契約の活用などにより、機動的に資金面の対応をしております。 (2)減損会計による影響 当社グループは、各事業のセグメントに属する有形固定資産や無形固定資産を保有しておりますが、これらの資産については減損会計を適用し減損の兆候が認められた場合、当該資産グループから得られる将来キャッシュ・フローを測定し減損処理が必要な資産については適切に処理を行っております。将来の経営環境の変化等により減損処理が必要となった場合、当社グループの財政状態および経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 当連結会計年度末(2026年3月期末)におきましては、子会社である福井ヨドコウ㈱が保有する事業環境の変化などから稼働の目途が立たない資産を、他の事業用資産から切り離し帳簿価額を回収可能価額まで減額し、減損損失(205百万円)として特別損失に計上しております。 (3)保有株式の時価変動 当社は、事業の拡大と持続的成長のためにはさまざまな企業との協力関係が不可欠であるとの観点から、企業価値を向上させるための事業戦略上の重要性、取引先との事業上の関係等を総合的に判断し、政策的に株式を保有することとしております。この政策保有株式を含むその他投資有価証券については、金融商品会計基準に基づき、個々の銘柄の期末時点における時価が帳簿価額に比べ50%以上下落した場合には「著しく下落した」ものとみなして減損処理を行い、また30%以上50%未満下落した場合にも回復可能性の有無を判断し必要と認められた場合には減損処理を行い、簿価と時価との差額を評価損として特別損失に計上するという会計処理を行っております。経済情勢の変化等により、株価が大きく下落した場合には、この評価損の計上により当社グループの業績と財務状況に影響が及ぶ可能性があります。 このリスクが顕在化する時期や影響の程度は流動的です。 当社は、毎年、個別の政策保有株式の保有目的の妥当性や中長期的な保有の合理性について検証し、保有の合理性が認められないと判断したものは、適切な時期に純投資への振替や売却を進めております。 (4)退職給付債務 当社グループは、会計基準に従って退職給付債務を処理しておりますが、今後の経済情勢によっては退職給付債務の計算基礎となる事項(割引率、長期期待運用収益率等)について再検討する必要が生じる可能性があり、また、年金資産の運用環境によっては数理計算上の差異が多額に発生する可能性もあります。これらの場合、未積立退職給付債務の増加等、費用処理すべき債務金額が増加することにより、当社グループの業績に影響が及ぶ可能性があります。 このリスクが顕在化する時期や影響の程度は流動的です。 当社グループとしましては、毎年、年金運用プランの見直しを実施し年金資産の構成比率を変動させることにより、経済情勢に即した運用を実施することによって、退職給付債務が業績に与える影響を抑える取り組みを行っております。
経営成績の分析 (MD&A)6,245字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ①財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度における日本経済は、緩やかな回復の動きは見せてはいるものの、依然その動きは力強さを欠いております。円安や原材料・エネルギー価格の高止まりが物価を押し上げており個人消費が伸び悩む中、中東情勢の深刻化から原油価格が高騰しており、先行きについても非常に厳しい状況が予想されます。 世界経済におきましては、米国ではトランプ政権による通商政策の影響はあるものの、堅調な雇用と内需に支えられ底堅い景気を維持しました。中国では、政府による経済対策が景気を下支えするものの、不動産不況の調整局面長期化や内需の弱含みなどから、景気は力強さを欠く状況が続いております。欧州では、米国関税措置の影響はあるものの、物価や雇用の安定を背景とし個人消費や投資が持ち直し、景気は緩やかな回復の動きを見せております。 鉄鋼業においては、日本国内では、建設分野における人手不足や資材高騰の影響および自動車生産の低調さなどから、需要が伸び悩みました。また、トランプ政権による鉄鋼・アルミ製品に対する追加関税の引き上げから、対米輸出への影響や余剰材の流入が引き続き懸念されています。 海外鉄鋼市場では、中国国内の需要不足を背景とした安価な鋼材輸出が継続し、世界的な市況の押し下げ要因となりました。これに対し、米国をはじめとする各国で通商対抗措置が強化されるなど、保護貿易主義的な動きがより鮮明となり、通商環境の不透明感は一層強まりました。 このような環境のなか当社グループは、お客様への製品の安定供給とニーズにあった製品の販売・開発につとめるとともに、原材料・エネルギーコストや労務費の上昇分を適切に反映した販売価格の維持について、お客様のご理解を得られるよう継続的な交渉と丁寧な説明に注力いたしました。 当連結会計年度の経営成績は、売上高195,373百万円(前年同期比13,087百万円減)、営業利益11,868百万円(同2,020百万円減)、経常利益17,517百万円(同4,033百万円減)、親会社株主に帰属する当期純利益17,404百万円(同3,904百万円増)となりました。 当連結会計年度末の総資産は、現金及び預金の増加、有価証券の増加、売上債権の減少、評価差額の増大に伴う投資有価証券の増加、関係会社株式の減少などの差引により前連結会計年度末より2,201百万円増加し266,458百万円となりました。負債は、製品補償引当金が減少したことや繰延税金負債が減少したことなどから前連結会計年度末より6,353百万円減少し42,783百万円となりました。純資産は、利益剰余金、その他有価証券評価差額金や為替換算調整勘定の増加および資本剰余金の減少や自己株式の増加などの差引により前連結会計年度末より8,554百万円増加し223,675百万円となりました。 セグメントごとの経営成績は次のとおりであります。 <鋼板関連事業> 売上高は184,680百万円 (前年同期比13,780百万円減)、営業利益は12,004百万円 (前年同期比1,949百万円減)であります。 <ロール事業> 売上高は3,374百万円 (前年同期比508百万円増)、営業利益は231百万円 (前年同期比187百万円増)であります。 <グレーチング事業> 売上高は2,917百万円 (前年同期比379百万円減)、営業利益は34百万円 (前年同期比66百万円減)であります。 <不動産事業> 売上高は1,424百万円 (前年同期比32百万円増)、営業利益は830百万円 (前年同期比1百万円減)であります。 <その他事業> 売上高は2,977百万円 (前年同期比532百万円増)、営業利益は530百万円 (前年同期比13百万円減)であります。 ②キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末の現金及び現金同等物期末残高は、前連結会計年度末に比べ971百万円減少し、49,789百万円となりました。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動による資金の増加は18,762百万円(前期比7,451百万円増)となりました。営業利益および棚卸資産、売上債権の減少と製品補償引当金の減少の差引が主な要因であります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動による資金の支出は4,002百万円(前期比2,733百万円減)となりました。固定資産の取得等による支出と定期性預金の預入による支出、関係会社株式と投資有価証券の売却による収入の差引が主な要因であります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動による資金の支出は16,412百万円(前期比3,903百万円増)となりました。これは主に、配当金の支払と自己株式の取得によるものであります。 ③生産、受注及び販売の実績 a.生産実績 当連結会計年度の生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   前年同期比(%) 鋼板関連事業(百万円)   173,633   △10.1 ロール事業(百万円)   3,511   25.3 グレーチング事業(百万円)   2,956   △6.1 不動産事業(百万円)   -   - 報告セグメント計(百万円)   180,101   △9.5 その他(百万円)   88   △29.4 合計(百万円)   180,190   △9.5 (注)金額は販売価格によっており、セグメント間の内部振替前の数値によっております。 b.受注実績 当連結会計年度における受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   受注高(百万円)   前年同期比(%)   受注残高 (百万円)   前年同期比(%) 鋼板関連事業   185,970   △5.6   28,314   4.8 ロール事業   3,747   11.0   2,437   18.1 グレーチング事業   2,924   △12.2   199   3.7 不動産事業   1,424   2.4   -   - 報告セグメント計   194,066   △5.4   30,951   5.7 その他   2,900   17.2   274   △22.0 合計   196,966   △5.1   31,226   5.4 c.販売実績 当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   前年同期比(%) 鋼板関連事業(百万円)   184,680   △6.9 ロール事業(百万円)   3,374   17.7 グレーチング事業(百万円)   2,917   △11.5 不動産事業(百万円)   1,424   2.4 報告セグメント計(百万円)   192,396   △6.6 その他(百万円)   2,977   21.8 合計(百万円)   195,373   △6.3 (注)1.セグメント間取引については相殺消去しております。 2.最近2連結会計年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。 相手先   前連結会計年度 (自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日) 金額(百万円)   割合(%)   金額(百万円)   割合(%) ㈱佐渡島   38,668   18.5   34,179   17.5 (2)経営者の視点による当該経営成績等の状況に関する分析・検討内容 当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ①当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 <売上高> 日本国内では、再生産可能な製品販売価格の実現に取り組みましたが、国内鉄鋼需要の低迷や輸入鋼材などの影響もあり減収となりました。海外では、台湾の子会社である盛餘股份有限公司(以下、SYSCO社という。)は、期の終盤にかけて台湾国内での販売量が減少したことなどから減収となりました。中国の子会社である淀川盛餘(合肥)高科技鋼板有限公司(以下、YSS社という。)は、長引く不動産不況の影響などから減収となりました。またタイの子会社であるPCM PROCESSING (THAILAND) LTD.(以下、PPT社という。)は、市況の軟化による販売価格の低下などから減収となりました。結果、連結売上高は減収となりました。 <営業利益> 日本国内では、主に当社の鋼板商品において塗装鋼板をはじめとする高付加価値商品の販売に注力しましたが、販売数量の減少などの影響もあり営業利益面では減益となりました。海外では、SYSCO社で期の中盤にトランプ関税による関税負担の影響を強く受けたことなどから減益となりました。YSS社は長引く不動産不況の影響の中、合理化により固定費の削減を行ったことなどから営業利益は改善しました。PPT社は、販売価格は低下したものの採算は維持することができたことから堅調に推移しました。結果、連結営業利益は減益となりました。 営業外収益における投資有価証券売却益の計上が前期に比べ減少したことなどから、経常利益の減益幅は営業利益と比べ増加しております。 <親会社株主に帰属する当期純利益> 当期においてYSS社の持分譲渡の意思決定を行ったことから、当社が保有するYSS社の出資持分について繰延税金資産および法人税等調整額を計上したこと、また佐渡島の全株式を譲渡したことによる関係会社株式売却益を計上したことなどから、連結当期純利益および親会社株主に帰属する当期純利益は前期比で増益となりました。 当社グループの資本政策の基本方針については、持続的な成長のための積極的投資と株主への最大限の利益還元に必要な資金の確保、並びに強固な財務基盤の維持を目指し、安定的な営業キャッシュ・フローの創出に努めております。 「ヨドコウグループ中期経営計画2028」期間中においては、営業キャッシュ・フローや資産売却に加え借入等の資金調達も活用し、成長戦略への重点投資を実施するとともに、積極的な株主還元を継続する方針です。 経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等については、「ヨドコウグループ中期経営計画2028」に掲げております。2025年度におきましては日本国内および海外のいずれにおいても、各国の保守主義的な通商政策などから鉄鋼市況が弱含む厳しい経営環境の中、目標であります連結営業利益130億円以上を達成することができませんでした。2028年度における連結営業利益目標200億円に向かって、今後更なる企業価値向上へ注力を行ってまいります。 セグメントごとの財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 鋼板関連事業 <鋼板業務> 日本において、前年同期比較でひも付き・店売り共に販売量が減少したことなどから、減収・減益となりました。 海外では、台湾のSYSCO社は、トランプ政権による関税の影響などから減収・減益となりました。中国のYSS社は、長引く不動産不況などの影響から回復の勢いは鈍く売上は減収となりましたが、利益面では改善が見られました。タイのPPT社は、引き続き堅調に推移しておりますが、前年同期比では減収・前期並みの利益となりました。 <建材業務> 建材業務では、エクステリア商品、外装建材商品ともに販売量が減少し、全体としては減収となりました。 以上から、鋼板関連事業としては減収・減益となりました。 ロール事業 日本国内向け・輸出向け共に販売量が回復したことから、増収・増益となりました。 グレーチング事業 道路関連工事が低水準であることなどから販売数量が減少し減収・減益となりました。 不動産事業 販売用不動産の売却を行ったことなどから増収となりましたが、利益面では減益となりました。 その他事業 売上は伸長したものの各種コストが増加し、増収ながら減益となりました。 ②キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当社グループの当連結会計年度のキャッシュ・フローは、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 当社グループは、資本政策の基本方針のなかで、「グローバルな経済の変動に経営環境が大きな影響を受けるなかで、企業理念に基づく経営戦略を着実に実現し、持続的な成長のための積極的投資と株主への最大限の利益還元を両立させるために、強固な財務基盤を維持する」こととしており、営業活動によるキャッシュ・フローを安定的に獲得すべく事業活動に取り組んでおります。 2026年3月期の連結キャッシュ・フローの状況としては、営業活動によるキャッシュ・フローは18,762百万円の資金の増加、投資活動によるキャッシュ・フローは4,002百万円の資金の減少、財務活動によるキャッシュ・フローは16,412百万円の資金の減少、現金及び現金同等物に係る換算差額は680百万円の資金の増加となり、現金及び現金同等物の残高は971百万円減少しました。 このうち、固定資産の取得・売却等による資金の減少は3,265百万円、配当金の支払(非支配株主への支払含む)による資金の減少は11,035百万円であります。 当期は主に配当金の支払額が増加したことや自己株式の取得をしたこと、また関係会社株式を売却したことなどの差引きから、上記のとおりの資金の減少となっております。 今後の当社の資本政策は、当面の運転資金及び設備投資資金については主として自己資金から充当する一方で、M&Aなどを含む成長戦略への投資については金融機関からの借入等も積極的に活用していく方針です。 ③重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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