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日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,061.95+295ドル円158.65-1NASDAQ26,217.83+118S&P 5007,666.6+35SOX 指数11,339.25+519/2終値

TREホールディングス

TRE HOLDINGS CORPORATION9247 · Prime · サービス業

廃棄物処理・再資源化からバイオマス発電まで、循環型社会を支える環境総合企業。持株会社体制でグループ40社を統括。

概要

TREホールディングスは、2021年10月に(株)タケエイとリバーホールディングス(株)の経営統合により設立された共同持株会社である。廃棄物処理・再資源化、資源リサイクル(金属・自動車・家電)、再生可能エネルギー(木質バイオマス発電)を三本柱とし、傘下に40社の連結子会社を持つ。2026年3月期の連結売上高は1,192億円、従業員数は2,425人。東京証券取引所プライム市場に上場している。

三つの事業セグメントが収益の柱を構成

当社グループは、廃棄物処理・再資源化事業、資源リサイクル事業、再生可能エネルギー事業の三つを報告セグメントとしている。2026年3月期のセグメント売上高は、廃棄物処理・再資源化が528億円、資源リサイクルが432億円、再生可能エネルギーが162億円(その他を含む)。連結売上高1,192億円のうち、廃棄物処理・再資源化が約44%、資源リサイクルが約36%を占める。営業利益では廃棄物処理・再資源化が187億円と最も大きく、グループ全体の利益の約84%を稼ぎ出す主力事業である。

持株会社体制と40社の子会社群

当社は純粋持株会社としてグループ戦略の立案・決定と経営モニタリングを担う。傘下の連結子会社は40社、持分法適用関連会社は6社で構成される。子会社は各セグメントに分散し、廃棄物処理・再資源化事業に21社、資源リサイクル事業に3社、再生可能エネルギー事業に13社、その他(環境エンジニアリング・コンサルティング・地域貢献)に4社が属する。グループ会社間で廃棄物の処理からエネルギー販売まで連携し、シナジーを発揮する体制をとる。

首都圏を軸に全国へ広がる事業基盤

本社は東京都千代田区に置く。廃棄物処理・再資源化事業は首都圏を中心に展開し、競争環境が激化する中で単価改定や取扱量増加に対応している。資源リサイクル事業は全国の工場や解体現場から金属スクラップを調達。再生可能エネルギー事業では、福島県相馬市や岩手県花巻市など全国9カ所に木質バイオマス発電所を運営する。また、能登半島地震の災害廃棄物処理支援事業では石川県で活動し、現地に門前クリーンパークを開設した。

再生可能エネルギーと環境エンジニアリングの展開

再生可能エネルギー事業では、林地残材を燃料とする木質バイオマス発電所を自社保有し、発電した電力を販売する。燃料製造も自社で行い、森林経営にも取り組む。2026年3月期の同事業売上高は162億円。環境エンジニアリング事業では、環境装置やプラント、特殊車両の開発・製造・販売を手掛ける。グループ内で相乗効果を図る製品開発やクロスセリングを推進する。また、地域貢献事業として能登半島における復興事業の準備を進めている。

業界の中での役割は産業廃棄物・一般廃棄物の中間処理・最終処分・リサイクルサービス提供者。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
1,192億円
営業利益
223億円
営業利益率
18.7%
純利益
147億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
廃棄物処理472億円39.6%
金属スクラップ387億円32.5%
その他160億円13.4%
電力供給130億円10.9%
収集運搬43億円3.6%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01廃棄物処理・再資源化主力

収集運搬から中間処理(破砕・圧縮・薬剤処理)、再資源化、最終処分まで一貫対応。災害廃棄物処理支援も行う。

主な製品・サービス2
中間処理サービス
廃棄物を品目別に選別・破砕・圧縮等を行い、資源化または最終処分。
最終処分場運営
中間処理後の残さを埋め立てる管理型最終処分場の運営。

02資源リサイクル(金属・自動車等)準主力

鉄・非鉄スクラップの買取・加工・販売、使用済自動車のリサイクル(部品販売・破砕)、家電リサイクル(指定引取・再商品化)を実施。

主な製品・サービス3
金属スクラップリサイクル
工場や解体現場から発生する鉄・非鉄スクラップをせん断・圧縮・破砕・選別し、金属原料として再資源化。
自動車リサイクル
使用済自動車の引取、部品販売、破砕までワンストップ処理。
家電リサイクル
エアコン・テレビ・冷蔵庫・洗濯機の集荷拠点運営、再商品化および地域管理事業。

03再生可能エネルギー(バイオマス発電)準主力

森林資源を燃料とする木質バイオマス発電所の運営、発電用燃料製造、電力販売、森林経営等。

主な製品・サービス1
木質バイオマス発電
林地残材等を燃料に発電し、電力を販売。燃料製造も自社で行う。

04環境エンジニアリング副次

環境装置やプラント、特殊車両の開発・製造・販売。

05環境コンサルティング副次

計量証明、環境対策工事、有害廃棄物等の調査・分析。

06地域貢献事業その他

能登半島における地域復興事業の準備・事業化検討。

製品と技術

廃棄物の選別・破砕から最終処分まで一貫処理

廃棄物処理・再資源化事業の中核は中間処理サービスである。収集運搬した廃棄物を品目別に選別、破砕、圧縮、薬剤処理し、再資源化可能なものは加工・成型する。残さは自社の管理型最終処分場で埋め立てる。首都圏を中心に21社の子会社が運営し、能登半島では災害廃棄物処理支援事業として門前クリーンパークを開設した。2026年3月期の売上高は528億円。グループ内のバイオマス発電所と連携した電力供給ソリューションで差別化を図る。

鉄・非鉄スクラップの買取加工と販売

資源リサイクル事業の主力は金属リサイクルで、鉄スクラップ及び非鉄スクラップの買取・加工・販売を行う。生産工場や解体業者から調達したスクラップをせん断、圧縮、破砕、選別し、金属原料として再資源化する。自動車リサイクルでは使用済自動車の引取から部品販売、破砕までワンストップで処理する。家電リサイクルではエアコン・テレビ・冷蔵庫・洗濯機の集荷拠点運営と再商品化を実施。2026年3月期の同事業売上高は432億円。

木質バイオマス発電所の運営と燃料製造

再生可能エネルギー事業では、森林資源を燃料とする木質バイオマス発電所を運営する。林地残材等を自社で燃料に加工し、発電した電力を販売。2026年3月期の売上高は162億円。グループ内に9カ所の発電所を持ち、売電小売事業を統合した(株)タケエイでんきが販売を担う。燃料の安定調達のため、泉山林業の連結子会社化や森林経営にも取り組む。相馬サーキュラーパーク構想では産学官連携で事業領域の拡充を目指す。

環境装置の開発製造とコンサルティングサービス

環境エンジニアリング事業では、環境装置やプラント、特殊車両の開発・製造・販売を手掛ける。グループ内のニーズに応じた製品開発を進め、クロスセリング効果を追求する。環境コンサルティング事業では、計量証明業務、環境対策工事、有害廃棄物の調査・分析を提供。これらの事業は売上高は小規模ながら、グループ全体の技術基盤を支える役割を果たす。2026年3月期の「その他」セグメント売上高は55億円。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

サービス業のなかでの位置

サービス業で急成長中、業界首位級の地位を確保

サービス業に属し、同業他社のジンジブやイシンと競合するが、当社は売上高1187億円と業界内で最大規模を誇る。営業利益率も19%超と高水準を維持しており、業界内での主導的立場にある。過去3期で売上高は929億円から1192億円へと大幅に増加しており、急成長を続けている。これは、事業拡大や市場シェアの獲得によるもので、他のサービス企業を圧倒している。収益性も安定しており、今後の成長が期待される。ただし、市場でのプレゼンスが高い分、競争激化や経済変動の影響を受けやすい面もある。

強み

  • 売上高約1192億円で業界トップクラス、圧倒的な存在感。
  • 3期で売上高が約1.3倍になり、成長スピードが速い。
  • 営業利益率19%を維持し、十分な利益を創出している。

課題

  • 売上高の増加率が低下しており、市場拡大の限界が見える。
  • 業界内の競争が激しく、シェア維持に努力が必要。
  • 利益率が微減傾向にあり、コスト管理の重要性が増している。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

エネルギー・資源の時価総額近傍。太字がTREホールディングス

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
11515日鉄鉱業2,688億円18.8倍
29793ダイセキ1,790億円19.3倍
32337いちご1,618億円9.7倍
48097三愛オブリ1,530億円16.4倍
59533東邦瓦斯1,146億円14.9倍
69247TREホールディングス947億円5.9倍
74097高圧ガス工業669億円14.3倍
88897MIRARTHホールディングス643億円13.2倍
91663K&Oエナジーグループ562億円14.4倍
106564ミダックホールディングス531億円18.3倍
115074テスホールディングス445億円21.0倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(エネルギー・資源)に従っています。

会社の歴史

沿革 20件

タケエイとリバーホールディングスが統合した2021年

2021年3月、(株)タケエイとリバーホールディングス(株)は共同持株会社設立による経営統合で基本合意した。同年5月に取締役会で株式移転計画を決議し、6月の株主総会で承認を得た。同年10月1日、東京都千代田区にTREホールディングス(株)を設立。同時に東京証券取引所市場第一部に上場した。統合により廃棄物処理と資源リサイクルの両輪を持つグループが誕生した。

上場後の組織再編と子会社化が進んだ2022年

2022年4月、東京証券取引所の市場区分再編に伴いプライム市場へ移行。同年5月、(株)タケエイがJWガラスリサイクル(株)(現TREガラス(株))を連結子会社化し、ガラス再資源化事業に参入。同年7月、リバー(株)が中田屋(株)、フェニックスメタル(株)、NNY(株)を吸収合併し、グループ内の再編を進めた。同年9月には売電小売事業5社を統合し、(株)タケエイでんきに商号変更した。

グループ統合を完了した2023年

2023年3月、JWガラスリサイクル(株)の全株式を(株)タケエイから直接取得。同年4月、リバー(株)がリバーホールディングス(株)を吸収合併し、統合を一段階完了。また同月、(株)タケエイが事業準備会社として(株)プラテック相馬を設立し、後の相馬サーキュラーパーク構想の布石を打った。同年10月には(株)タッグを連結子会社化し、廃棄物処理能力を拡大した。

林業とリース業との連携を深めた2024年

2024年1月、(株)タケエイが(株)泉山林業を連結子会社化し、バイオマス燃料の安定調達基盤を強化。同年8月、(株)タケエイとリバー(株)がみずほリース(株)の子会社エムエル商事(株)と合弁会社メトレック(株)を設立し、リース事業との連携を開始。同年7月からは令和6年能登半島地震の災害廃棄物処理支援事業が本格化し、公費解体に伴う廃棄物処理を石川県で担った。

新会社設立と資本提携が続いた2025年~2026年

2025年5月、(株)信州タケエイが(株)信州アグレーションを設立。同年7月、(株)タケエイが(株)イーアンドエム及び子会社の(有)リサイクルサービスを連結子会社化し、北海道での事業基盤を拡大。同年10月、みずほリース(株)との間に資本業務提携契約を締結。2026年2月には(株)ヨバレ、4月には(同)タケエイファームを設立し、事業多角化を推進。さらに同4月、テラレムグループ(株)の子会社エム・エム・プラスチック(株)と資本業務提携を結び、プラスチックリサイクル分野への進出を図った。

年表20件を開く

2020年代

  • 2021年3月創業(株)タケエイ及びリバーホールディングス(株)は、共同持株会社設立(株式移転)による経営統合について基本合意。
  • 2021年5月創業(株)タケエイ及びリバーホールディングス(株)は、共同株式移転により完全親会社となるTREホールディングス(株)(当社)を設立することについて取締役会において決議し、株式移転計画を作成。
  • 2021年6月創業(株)タケエイ及びリバーホールディングス(株)の株主総会において共同株式移転による持株会社設立を承認。
  • 2021年10月創業東京都千代田区において、TREホールディングス(株)設立。当社普通株式を東京証券取引所市場第一部に上場。
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分再編に伴い、新市場区分「プライム市場」へ移行。
  • 2022年5月M&A(株)タケエイが、板・瓶ガラスの再資源化事業を行うJWガラスリサイクル(株)(現TREガラス(株))を連結子会社化。
  • 2022年7月M&Aリバー(株)が、連結子会社の中田屋(株)、フェニックスメタル(株)及びNNY(株)を吸収合併。
  • 2022年9月M&A売電小売事業5社((株)横須賀アーバンウッドパワー、(株)津軽あっぷるパワー、(株)花巻銀河パワー、(株)大仙こまちパワー、(株)ふくしま未来パワー)を統合し、統合会社の商号を(株)タケエイでんきへ変更。
  • 2023年3月JWガラスリサイクル(株)の全株式を(株)タケエイより取得。
  • 2023年4月M&Aリバー(株)が、リバーホールディングス(株)を吸収合併。
  • 2023年4月創業(株)タケエイが、事業準備会社として(株)プラテック相馬を設立。
  • 2023年10月M&A(株)タケエイが、(株)タッグを連結子会社化。
  • 2024年1月M&A(株)タケエイが、(株)泉山林業を連結子会社化。
  • 2024年8月(株)タケエイ及びリバー(株)が、みずほリース(株)の子会社であるエムエル商事(株)と合弁会社であるメトレック(株)を設立。
  • 2025年5月創業(株)信州タケエイが、(株)信州アグレーションを設立。
  • 2025年7月M&A(株)タケエイが、(株)イーアンドエム及び同社の子会社である(有)リサイクルサービスを連結子会社化。
  • 2025年10月みずほリース(株)との間に資本業務提携契約を締結。
  • 2026年2月創業(株)タケエイが、(株)ヨバレを設立。
  • 2026年4月創業(株)タケエイが、(同)タケエイファームを設立。
  • 2026年4月テラレムグループ(株)の子会社であるエム・エム・プラスチック(株)との間に資本業務提携契約を締結。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。そのうち3項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 事業利益率2030年(中期経営計画の5カ年目標)まで10%
  • 総還元性向35%~40%
  • 自己資本比率40%以上

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    リサイクル事業の深化とエネルギー事業拡充

    高度循環型社会の実現に向けリサイクル事業を深化させ、脱炭素社会の実現に向けエネルギー事業を推進する。CO2削減や廃プラスチックリサイクルなどに大規模投資・技術開発を積極的に行う。

  2. 02

    TRE環境複合事業構想の拡充

    千葉県市原市GX推進地域において「TRE環境複合事業」構想を拡充し、産学官連携により事業領域の拡充を図る。

  3. 03

    相馬サーキュラーパーク構想の推進

    福島県相馬市における「相馬サーキュラーパーク」構想を産学官連携により推進し、循環型事業拠点を育てる。

  4. 04

    パートナーシップ戦略の推進

    M&Aや資本業務提携を機動的かつ柔軟に適用し、成長を加速する。また、DX戦略や人的資本経営(多様な人材活用)を推進する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 5期分

グループ全体で2,425人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は889万円で、4期前と比べて+6.8%平均年齢は48.3歳、平均勤続年数は10.8年。

単体の従業員がグループ全体の1割に満たないため、平均年収は持株会社の本社勤務者の数値です。グループ全体の水準とは異なります。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2022年3月83346.710.52,103
2023年3月78347.811.72,169
2024年3月70347.610.32,300
2025年3月85147.810.82,393961
2026年3月88948.310.82,425920

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社15(国内 14 / 海外 1、うち連結子会社 4) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
門前クリーンパーク管理型最終処分場 — 石川県輪島市9,058百万円
廃棄物処理・再資源化事業
川島事業所 — 埼玉県比企郡川島町5,799百万円
資源リサイクル事業
浮島モータープール — 神奈川県川崎市川崎区5,499百万円
廃棄物処理・再資源化事業
東京エコファクトリー — 東京都江東区4,990百万円
資源リサイクル事業
東京リサイクルセンター — 東京都大田区4,720百万円
廃棄物処理・再資源化事業
川崎リサイクルセンター — 神奈川県川崎市川崎区4,090百万円
廃棄物処理・再資源化事業
壬生事業所 — 栃木県下都賀郡壬生町3,315百万円
資源リサイクル事業
本社 — 滋賀県守山市2,864百万円
環境エンジニアリング事業
市原火力発電所 — 千葉県市原市2,794百万円
再生可能エネルギー事業
大阪事業所 — 大阪府大阪市此花区2,630百万円
資源リサイクル事業
ほか17件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    東北交易(株) (注)4
    福島県福島市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    イコールゼロ(株) (注)4
    長野県長野市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    TREガラス(株)
    東京都江東区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    メトレック(株) (注)4
    東京都港区 · 連結子会社
    議決権66.6%
  • 国内
    リバー(株) (注)2,7
    東京都墨田区
    議決権100.0%
  • 国内
    サニーメタル(株) (注)4
    東京都墨田区
    議決権100.0%
  • 国内
    イツモ(株) (注)4
    千葉県千葉市稲毛区
    議決権100.0%
  • 国内
    花巻バイオチップ(株) (注)4
    岩手県花巻市
    議決権63.2%
  • 国内
    市原グリーン電力(株) (注)4
    千葉県市原市
    議決権85.1%
  • 国内
    富士車輌(株) (注)4
    滋賀県守山市
    議決権100.0%
  • 国内
    環境保全(株) (注)4
    青森県平川市
    議決権100.0%
  • 国内
    メジャーヴィーナス・ジャパン(株) (注)4
    東京都江東区 · 持分法適用会社
    議決権50.0%
残りのグループ会社3社を開く
  • HIDAKA SUZUTOKU (Thailand) CO., LTD. (注)4タイ王国チョンブリ県49%
  • 大月ウッドサプライ(株) (注)4山梨県大月市30%
  • 循環資源(株) (注)4東京都港区30%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は1,192億円営業利益223億円前期と比べると増収減益で、売上が+0.4%、利益が-3.0%。

売上高
+0.4%
1,192億円
営業利益
-3.0%
223億円
純利益
+19.5%
147億円
営業利益率
18.7%
前期比 -0.7%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高1,074億円1,192億円
営業利益87億円223億円
純利益50億円147億円
1株あたり配当¥50¥50

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は274億円、営業利益は20億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+24.0%、営業利益は+53.8%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q23013
2024年1Q221135.99
2024年2Q224198.511
2024年3Q242218.714
2024年4Q2422
2025年2Q5376912.844
2025年4Q65016124.879
2026年2Q62113321.485
2026年4Q5719015.862
2027年1Q274207.312

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 5期分

2022年3月期からの5期で、売上は682億円から1,192億円へ1.7倍に増えた。直近期の営業利益率は18.7%。売上は4期、純利益は2期の連続増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
(株)タケエイが、板・瓶ガラスの再資源化事業を行うJWガラスリサイクル(株)(現TREガラス(株))を連結子会社化。
2022年3月6827547
(株)タケエイが、事業準備会社として(株)プラテック相馬を設立。
2023年3月9077652
(株)タケエイが、(株)泉山林業を連結子会社化。
2024年3月9297836
(株)信州タケエイが、(株)信州アグレーションを設立。
2025年3月1,18723022519.4123
(株)タケエイが、(株)ヨバレを設立。
2026年3月1,19222321818.7147

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高1,192億円のうち、営業利益として残るのは223億円18.7%。営業外の損益と税金を反映した純利益は147億円、売上の12.3%にあたる。営業利益率は業種中央値7.5%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金69.1%824億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金12.2%145億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益18.7%223億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
30.9%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+11.2pt
18.7%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+7.3pt
12.3%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+7.1pt
18.9%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
8.6%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
11.3%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 5期分

2026年3月期は営業CFが285億円、投資CFが−188億円で、差し引きのフリーCFは97億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は332億円で、売上の3.3ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2022年3月110−21−3789240
2023年3月92−67−2825237
2024年3月122−16816−46207
2025年3月198−1211577299
2026年3月285−188−6497332

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 5期分

2026年3月期の総資産は1,713億円。このうち返さなくてよい自己資本が853億円で、自己資本比率は48.4%(業種中央値53.4%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2022年3月1,29564265348.3
2023年3月1,32367165249.5
2024年3月1,42269173147.2
2025年3月1,62075486645.1
2026年3月1,71385386048.4

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
337億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
474億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
36億円
在庫として抱えている分
負債合計
860億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
92
/ 100
安定性自己資本比率32 / 40
収益力営業利益率30 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

サービス業 534社との比較

同じサービス業の企業と並べると、いちばん上に来るのは営業利益率534社中78位あたり、逆に低いのは売上成長率534社中416位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE上位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
18.9%/中央値 11.8%
P25 6.0%P75 18.9%
営業利益率上位売上のうち本業の利益として残る割合
18.7%/中央値 7.5%
P25 3.5%P75 12.7%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
48.4%/中央値 53.4%
P25 36.8%P75 69.7%
売上成長率下位前期からの売上の伸び
0.4%/中央値 7.2%
P25 1.6%P75 16.0%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
2.8%/中央値 3.1%
P25 1.9%P75 4.1%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,800で、1年前と比べて+18.9%過去52週の値幅のなかでは45%の位置にある。

¥1,800-7.0%1ヶ月-9.2%1年+18.9%時価総額947億円
過去52週の値幅
安値¥1,386高値¥2,314

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)5.9倍
PER (会社予想)16.9倍
PBR1.02倍
配当利回り2.78%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は6月26日の2132円から7月14日に2253円まで上昇しましたが、その後は下落基調に転じました。8月7日時点で1958円と、25日移動平均線(2094.12円)を約6.5%下回っています。52週高値2314円からは約15%下落、52週安値1386円からは約41%上昇した水準です。出来高は6月末に50万株超と高水準でしたが、直近は20万株前後まで減少しています。RSIは31.8と売られすぎ圏に近く、反発の可能性があります。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 80/100)

PERは6.42倍と同業界平均の22.52倍を大幅に下回り、PBRも1.11倍と同業界平均の3.19倍を大きく下回っています。ROEは18.9%と高水準で、収益性に対して株価が割安水準にあります。配当利回りは2.55%と業界平均の2.68%とほぼ同水準で、配当性向47.2%と株主還元も一定の水準を維持しています。ただし、直近の売上高は微増にとどまり、収益成長率は鈍化傾向にある点が懸念材料です。全体としてバリュエーションは割安であり、株価の下値リスクは限定的と考えます。

指標この会社業種平均
PER (実績)5.9倍23.4倍
PER (予想)16.9倍
PBR1.02倍3.51倍
ROE18.9%12.5%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

人手不足を背景に人材需要は高いものの、賃金上昇や働き方改革の影響が収益性に影響する。強気派は、物流・製造業での旺盛な需要と、高付加価値サービスによる単価向上を評価する。弱気派は、人材確保競争の激化で採用コストが増加し、利益率が低下する懸念を指摘する。

プラスに働く材料7
  • 人手不足の追い風

    労働人口減少で派遣・請負需要は堅調に推移し、売上増が期待できる。

  • 高付加価値サービスの成長

    外国人材紹介やRPA導入支援など、単価の高いサービスが収益を押し上げる。

  • 好調な業績

    2025年3月期の売上高は前期比27.8%増、営業利益率は19.4%と高い収益性。

  • 純利益147億円と前期から24億円増決算発表後影響

    当期純利益147億円、前期123億円から増加し実績PER6.42倍

  • ROE18.9%と高い収益性継続影響

    ROE18.9%、PBR1.11倍と1倍超の評価を確保

  • 外国人保有19.17%と株主層の多様性継続影響

    外国人保有比率19.17%と高く、機関投資家の関心を集めやすい

  • 配当利回り2.55%の安定的な還元継続影響

    配当利回り2.55%を確保し、株主還元姿勢は堅実

マイナスに働く材料7
  • 人材確保競争の激化

    派遣スタッフの獲得に際し、時給引き上げや広告費増でコストが膨らむ。

  • 規制強化リスク

    派遣法の改正や労働環境規制により、事業モデルが制約される可能性。

  • 景気変動の影響

    製造業の生産調整時には派遣需要が急減し、収益が悪化しやすい。

  • 営業利益が230億円から223億円へ減益決算発表後影響

    売上高はほぼ横ばいも営業利益は7億円減少。営業利益率は19.38%→18.71%

  • 売上高は1187→1192億円と僅か5億円増決算発表後影響

    前期の大幅増収後に成長が一服。増収率は0.4%に減速

  • 予想PER非開示で来期見通し不明不定影響

    フォワードPERが示されておらず、来期成長の評価が難しい

  • 株価は1年で42.63%上昇し過熱感不定影響

    前年比+42.63%と上昇ピッチが速く、目先の反動リスクがある

次の決算で確かめる点
営業利益率
人材派遣は価格競争に晒されやすく、利益率の維持が重要。
スタッフ稼働率
人材の稼働状況は収益効率に直結する。
新規案件獲得数
今後の成長の源泉となる受注の拡がりを確認する。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり50で、前期から+11.1%いまの株価に対する利回りは2.78%。増配か配当維持が2年続いている。

年間配当
¥50
1株あたり
配当利回り
2.78%
いまの株価に対して
配当性向
47.2%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
2年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2023年3月4095.4
2024年3月400.093.0
2025年3月4512.5111.9
2026年3月5011.147.2

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥50

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ13,408人。区分でいちばん多いのは個人・その他42.5%。グループ会社や銀行などの安定株主が31.4%を占め、残る68.6%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他36.435.037.039.242.5
金融機関33.134.324.522.619.7
外国法人17.817.821.921.819.1
事業法人11.111.515.312.511.7
自己株式1.80.80.85.79.2
証券会社1.71.41.33.86.9
外国人個人0.00.00.10.10.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01日本マスタートラスト信託銀行(株)(信託口)11.79
02みずほ証券(株)5.33
03(株)日本カストディ銀行(信託口)5.21
04三本守3.76
05みずほリース(株)3.00
06STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505223(常任代理人(株)みずほ銀行決済営業部)2.44
07鈴木徹2.00
08TREHD従業員持株会1.72
09ベステラ(株)1.48
10(株)日本カストディ銀行(信託E口)1.42

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近2
  • 2026-06-05
    みずほ証券 株式会社
    新規の大量保有報告
    0.04%
    -4.99pt
  • 2026-05-20
    みずほリース株式会社
    新規の大量保有報告
    9.11%

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 5期分

1株利益は5期で+176%、1株純資産は5期で+45%。直近期のROEは18.9%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2022年3月1111,2199.917.953.5
2023年3月1011,2758.114.195.4
2024年3月711,3075.516.993.0
2025年3月2421,49917.56.7111.9
2026年3月3051,76318.95.147.2

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

7名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は7名。2026/3期の役員報酬は総額188百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
松岡直人代表取締役会長7711,000
阿部光男代表取締役社長6620,000
青山美和取締役62
上川毅取締役(監査等委員)674,000
大村扶美枝取締役(監査等委員)68
末松広行取締役(監査等委員)67
荒牧知子取締役(監査等委員)57

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)567222511523
取締役(社内)433338
社外取締役320207
社外取締役320207

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,643字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社は、2021年10月1日付で(株)タケエイ及びリバーホールディングス(株)の経営統合に伴い、両社の共同持株会社として設立されました。 当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社、連結子会社40社及び持分法適用関連会社6社により構成されております。 当社は持株会社として、グループ戦略の立案・決定、グループ経営のモニタリング機能を果たすとともに、一部のグループ会社への経営管理業務に関する各種サービスの提供を行っております。また、グループ会社は、取り扱うサービス・製品について密接に連携し、グループシナジーを発揮する事業展開を行っております。 当社グループにおける事業内容は、廃棄物処理・再資源化事業、資源リサイクル事業、再生可能エネルギー事業及びその他(環境エンジニアリング事業、環境コンサルティング事業及び地域貢献事業)に区分されます。 (1) 廃棄物処理・再資源化事業 連結子会社21社・持分法適用関連会社1社の計22社で構成されております。 廃棄物を収集し中間処理工場へ運搬する収集運搬業務、中間処理工場へ搬入された廃棄物を品目ごとに適切に精選別し、異物除去、破砕、圧縮、薬剤処理等を行う中間処理業務、併せて再資源化が可能な廃棄物については、加工、成型、品質調査等を行う再資源化業務、及び中間処理により発生した残さを自社最終処分場に埋め立てる最終処分場運営等を行っております。また、災害廃棄物処理支援事業等の復旧・復興支援を行っております。 (2) 資源リサイクル事業 連結子会社3社・持分法適用関連会社2社の計5社で構成されております。 資源リサイクル事業では、金属リサイクル、自動車リサイクル、産業廃棄物処理、家電リサイクル等を行っております。 ① 金属リサイクル 資源リサイクル事業の主力であり、鉄スクラップ及び非鉄スクラップについて、生産工場、建物解体業者、自動車解体業者、地方自治体及び同業他社から仕入れた金属スクラップを品物に応じてせん断、圧縮、破砕、選別し、金属原料として再資源化を行っております。 ② 自動車リサイクル カーディーラーやオートオークションから仕入れた使用済自動車について、処理を引取からパーツの販売や破砕までワンストップで行っております。 ③ 産業廃棄物処理 産業廃棄物の中間処理の許可を持つ事業所を運営し、産業廃棄物の中間処理を行っております。 ④ 家電リサイクル 家電量販店等で回収された家電4品目(エアコン、テレビ、冷蔵庫、洗濯機)について、リサイクルシステムの管理会社から指定引取場所、再商品化施設及び地域管理会社として処理料・管理料を受け取り、集荷拠点の運営、再商品化及び地域管理事業を行っております。 (3) 再生可能エネルギー事業 連結子会社13社・持分法適用関連会社3社の計16社で構成されております。 主に森林資源を燃料とする木質バイオマス発電所の運営を行うとともに、付帯する業務として、発電用燃料の製造、発電した電力の販売、森林経営等を行っております。 (4) その他 ① 環境エンジニアリング事業 連結子会社1社で構成されております。 環境装置やプラント、特殊車輌の開発・製造・販売を行っております。 ② 環境コンサルティング事業 連結子会社2社で構成されております。 計量証明業務、環境対策工事及び有害廃棄物等の調査・分析業務を行っております。 ③ 地域貢献事業 連結子会社1社で構成されております。 主に、能登半島における地域復興事業の本格立ち上げに向けた準備、事業化検討を行っております。 以上述べた事項を事業系統図によって示すと次のとおりです。 (事業系統図) なお、当社は有価証券の取引等の規制に関する内閣府令第49条第2項に規定する特定上場会社等に該当しており、これにより、インサイダー取引規制の重要事実の軽微基準については連結ベースの数値に基づいて判断することになります。
経営方針・対処すべき課題2,104字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。 (1) 経営方針 当社グループは、地球の環境保全に貢献するべく、高度循環型社会の実現に向けたリサイクル事業の深化や、脱炭素社会の実現に向けたエネルギー事業の推進、新たな技術開発やビジネスモデルを構築し、効率的かつスピーディーな事業展開を目指しております。 当社グループは、喫緊の課題であるCO2排出削減や廃プラスチックのリサイクル等に必要となる大規模投資や技術開発に積極的に取り組み、成長戦略として、リサイクル事業の深化やエネルギー事業の拡充を推進してまいります。また、当社グループは、激動する経営環境下にあっても、持続的に成長する経済社会の実現に貢献するための「サステナビリティ経営」を実践してまいります。 このような背景を踏まえ、各種課題解決に向け当社グループは、企業理念である「地球の環境保全に貢献する。」を基に、2026年5月に「TRE中期経営計画2030」(以下、「中期経営計画」という)を策定いたしました。 (2) 経営環境 当連結会計年度(2025年4月1日から2026年3月31日まで)における我が国経済は、足元では国際情勢の緊迫化に伴う原油価格の上昇などによる影響は懸念されるものの、個人消費や住宅投資、設備投資といった内需の増加がけん引役となり、緩やかな景気回復が続きました。企業の設備投資意欲も、ソフトウェア投資が高水準で推移しているほか、機械投資や建設投資も緩やかに増加し、総合的に堅調です。 当社グループと関連の高い建設業界については、建設工事受注高は物価高や価格転嫁などを背景として増加傾向にあり、新設住宅着工戸数は建設コスト上昇等の影響を受けて引き続き低調です。また、鉄スクラップ相場は、期初41,000円/トン(東京製鐵(株)宇都宮工場特級価格)から横ばい推移したのち、円高傾向や需要減退などを背景に9月には39,500円/トンまで軟化しました。その後、円安への転換に伴い反転し、輸出価格の上昇などを背景に上昇基調が続き、2026年3月末時点で50,000円/トンとなりました。 (3) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 このような背景の下、当社グループは、2026年5月に策定しました「TRE中期経営計画2030」の達成に向けて「既存事業の強靭化(磨く力)」、「新分野・新事業への挑戦(拡げる力)」および「ホールディングス連携機能の強化(繋げる力)」を基本戦略とし、以下の戦略をグループ一丸となって推進し、事業領域の拡充を図ってまいります。 事業戦略 ①グループシナジー発揮による各事業セグメントの取組みの着実な推進 ②「TRE環境複合事業」構想の拡充(千葉県市原市GX推進地域) ③「相馬サーキュラーパーク」構想(福島県相馬市)等の事業領域の拡充を産学官連携により推進 経営戦略 ①「パートナーシップ戦略」の推進(M&A、資本業務提携等の機動的かつ柔軟な適用) ②成長と共創力を支えるDX戦略の推進 ③人的資本経営(多様な人材を活かし束ねる)に向けた人事戦略の推進 当社グループは、資源循環を、環境対応と経済安全保障が両立する国家戦略へ合致したビジネスチャンスと捉え、持続的に成長する経済社会の実現に貢献するためのサステナビリティ経営を実践するために、コンプライアンス意識の徹底と、それに基づく事業活動の推進を最重要な経営課題と認識するとともに、ガバナンス体制を強化し、中長期的な企業価値最大化を図ってまいります。また、これにより、高度循環型社会の発展を加速していくことを目指してまいります。 さらに、当社グループは、中期経営計画における5カ年の財務目標として、事業利益率(※)10%、総還元性向を35%~40%にそれぞれ設定し、自己資本比率40%以上の維持を掲げており、収益性向上及び成長戦略推進とバランス感のある株主還元・新規投資・財務基盤の安定性により、中長期的な企業価値の最大化を図ることを目指しております。 ※ 事業利益=営業利益+持分法投資損益 事業利益率=事業利益/売上高 (4) 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループは、株主の皆様への安定的な利益還元を経営の最重要政策のひとつとして位置付けるとともに、事業投資や将来に向けた投資に備える内部留保も重要と考えます。これらのバランスを取りながら収益力の強化に努め、併せて持続的成長に向け財務基盤の安定性を維持しつつ資本効率を高めてまいります。営業力強化、コスト見直し等による強固な事業体質への取り組みを継続し、中長期的に安定した配当を可能とする利益の確保に取り組んでおります。 このため、当社グループは中期経営計画において事業利益、事業利益率、親会社株主に帰属する当期純利益に加えて、EBITDAを主要な経営指標としております。
事業等のリスク5,722字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 本報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態及び経営成績に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 これらの、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 当社グループは、監査等委員会を設置し、女性を含む社外取締役を3分の1以上とすることで、多様かつ独立した立場から経営の意思決定と執行を監視する体制を強化するとともに、代表取締役社長を委員長とする内部統制委員会において当社グループのリスク情報の集約、分析、周知等を行うほか、コンプライアンス委員会及び情報セキュリティ委員会を定期的に開催して、事業を取り巻く様々なリスクに対して適切な管理を行える体制を確立し、リスクの顕現化の未然防止を図っております。これらのガバナンス体制強化を基盤として、中長期的な企業価値最大化を目指しております。 (1) 経済環境の変化によるリスク ① 市場動向と競合について 当社グループの主力事業分野には大きな市場占有率を持つ全国的な企業が存在せず、地域別に中小・中堅企業が多数存在し競合しております。同業者はそれぞれの得意分野・地域を持ち、価格、サービスを競っております。また、一般廃棄物や他の産業廃棄物の扱いを基盤とする業者、金属リサイクル業者あるいは特定廃棄物のリサイクル工場、焼却処理施設、最終処分場を核として当社グループの事業分野へ進出してくる業者との競合関係もあります。 今後は、法的規制等を背景とした環境対応や廃棄物リサイクルへのニーズの高まりにより、より高度な廃棄物処理と再資源化が求められていることから、大規模な設備投資が出来る体力、ノウハウ、あるいは廃棄物の排出者からリサイクル品の利用先まで巻き込んだ総合的な廃棄物処理及び資源リサイクル事業スキームを構築することが重要になってくるものと予測しております。当社グループは、この社会的ニーズや他産業からの新規参入や業界再編成といった事業環境の変化に対し、一層の組織強化、合理化を進めると同時に、新たな技術開発を推進することで他社との差別化、競争力強化を図ってまいります。 ② 建設廃棄物への依存について 当社グループの廃棄物処理・再資源化事業で扱う廃棄物は、建設現場から排出される建設系の産業廃棄物が多く、取引先は総合建設業(ゼネコン)・ハウスメーカーに偏重しております。そのため、景気変動や不動産市況等により、建設業界や住宅建設業界の工事量に変動がある場合、あるいは需要減少等の要因によって同業者との価格競争に巻き込まれた場合には、当社グループが差別化戦略として取り組んでいる廃棄物の適正処理による環境負荷を低減する再資源化事業が評価されず、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 ③ 原材料などの調達 当社グループの資源リサイクル事業の原材料である鉄スクラップ、非鉄金属や産業廃棄物は、建築物などの解体工事や製造工場のライン機械などのリプレース、一般消費者による製品の購入・消費動向などの影響により、発生量が大幅に減少する可能性があります。当社グループは、原材料などに関して、その調達先を拡大し、複線化をすることで安定的な集荷を確保しつつ、再資源化率を高める取り組みを行うことなどで収益への影響を最小限に抑える対応をとりますが、原材料などの仕入の減少によって、売買数量及び価格や製品製造に影響を及ぼし、その結果、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 ④ 原材料、製・商品の相場変動リスク 当社グループの資源リサイクル事業における原材料、製・商品である鉄スクラップや非鉄金属の価格は、鉄鉱石や銅鉱石といった資源価格や金属製品価格等の影響を受けます。当社グループの原材料、製品及び商品の仕入価格と販売価格は、基本的には相場に連動いたします。当社グループは相場変動に応じて仕入価格の変更を行い収益への影響を最小限に抑える対応をとりますが、相場の急激な変化の影響を受けて契約内容によっては利益の減少や損失が発生する場合があります。また、同様に原材料、製品及び商品在庫価値についても相場の影響を受ける可能性、相場の低迷の長期化により利ざやが縮小して当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑤ コスト上昇リスク 国際情勢の変化に伴う電気料金や原油価格等の高騰は、物流費や設備運営コストの増加を通じて当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (2) 事業に対する法的規制・訴訟等に関するリスク ① 法的規制等について 当社グループの事業活動の前提となる事項に係る主な法的規制は、次に記載のとおりであります。当社グループがこれらの規制に抵触することになった場合には、事業の停止命令や許可の取消し等の行政処分を受ける可能性があります。当社グループは、法的規制の改正などをむしろビジネスチャンスとして、積極的に廃棄物の処理及び再資源化事業に投資を行っておりますが、今後の法的規制の動向によっては当社グループの業績や財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (主要な法的規制) ・廃棄物の処理及び清掃に関する法律(廃掃法) ・特定家庭用機器再商品化法(家電リサイクル法) ・使用済自動車の再資源化等に関する法律(自動車リサイクル法) ・使用済小型電子機器等の再資源化の促進に関する法律(小型家電リサイクル法) ・古物営業法 ・貨物自動車運送事業法 ・道路交通法 ・フロン類の使用の合理化及び管理の適正化に関する法律(フロン排出抑制法) ・電気事業法 ・計量法 ・都市計画法 ・建築基準法 ・その他環境保全やリサイクルに関する諸法令 ② 事業の停止命令や許認可の取り消し・更新 「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」には事業の許可の停止要件及び許可の取消し要件が定められています。不法投棄、委託契約やマニフェスト運用等の違反行為、処理基準(収集運搬・中間処理・最終処分など)の違反行為、申請者の欠格要件等に関しては行政処分が下される恐れがあります。当社グループは、現在において当該要件や基準に抵触するような事由は発生しておりませんが、万が一、当該要件や基準に抵触するようなことがあれば、当社グループの業績や財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループの主要業務である産業廃棄物処理業は、各都道府県知事又は政令市長の許可が必要であり、事業継続には許可の更新が必要となります。当社グループのこれらに関する申請が基準等に適合していると認められない場合は、申請が不許可処分とされ、当社グループの業績や財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ③ 環境に関する規制強化や問題の発生 当社グループは大気、水質、土壌などのほか、様々な環境関連法令への対応のため、産業廃棄物などの処理過程で生じる騒音、振動、粉塵、排水に対して、適切な設備を各工場に設置し、環境汚染を防止しています。しかしながら、不測の事態によりこれらが流出等した場合に、賠償責任が発生する可能性があります。また、将来、環境に関する規制がより一層厳しくなった場合には、設備の改修、入替、増設などのために多額の支出が生じ、これにより当社グループの業績や財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (3) 事業活動に関わるリスク ① 廃棄物の最終処分場について a. 最終処分場の環境管理について 当社グループでの最終処分場におきましては、法令や行政指導に則って受入搬入時の検査、施設点検、周縁部の定期的な水質検査等を実施し、環境への影響を監視しております。現状においては、周辺環境へ悪影響を与えるような事由は発生しておりませんが、万一、大規模な自然災害等や不測の事故等により環境汚染等が発生すれば、当社グループの業績や財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 b. 新規最終処分場の開発について 最終処分場は埋立処分容量に一定の限界があるため、その利用については、当社グループでは事業計画に沿った利用計画を作成し、現在埋立中の最終処分場を安定的に稼働させる一方で、新たな最終処分場の開発計画を推進しております。これら新規開発計画について、予測できない何らかの事由で開発を中止せざるを得なくなった場合は、投資が回収できなくなる可能性があります。また、開発計画が予定どおり進まない場合には、コストの高い他社の最終処分場を利用することになり、当社グループの業績や財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ② 爆発・火災事故のリスク 資源リサイクル事業における主要な機械設備であるシュレッダーは、爆発や火災のリスクが比較的高い設備であり、爆破抑制装置や消火設備等の安全対策を実施しておりますが、不測の事態により大規模な爆発や火災が発生した場合には機械設備が長期間稼働不能となる可能性や賠償問題が生じる可能性があります。これらの結果、当社グループの業績や財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ③ 固定資産の減損リスク 当社グループは、工場、機械設備等多くの有形固定資産を保有しております。事業環境等の変化により当該資産から得られる将来キャッシュ・フローが著しく減少した場合、減損損失を計上し、当社グループの業績や財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ④ 再生可能エネルギー事業における発電事業の安定稼働について 当社グループの再生可能エネルギー事業におきましては、現状、東日本を中心に6ヶ所のバイオマス発電所を運営し、脱炭素社会への貢献を図っております。これら発電所は、地元森林組合等と長期的な集荷体制を構築し、近隣の生木等貯木場での含水率管理、木質チップ化施設での品質管理、発電所における日々のメンテナンス、定期修繕を計画的に行うことで安定稼働に努めております。しかしながら、国内における燃料材の確保や予期せぬ大規模な自然災害、操業に影響するような設備不具合等が発生し、発電所が長期間稼働不能となった場合には、稼働日数の減少に伴って、当社グループの業績や財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ⑤ 情報セキュリティのリスク 当社グループが利用している通信ネットワーク、データベース、パソコンやタブレット等の情報端末等には最新のセキュリティ対策を施し、「情報セキュリティ基本方針」等を制定し、グループ社員を対象としたセキュリティ研修等による意識徹底を図っておりますが、外部から想定を超えるコンピュータウイルス感染、重要データの抜取り、改ざん等の不測の事態が発生する可能性があります。 これらの重大なセキュリティ事故が発生した場合、情報流出等による賠償責任、対策のための多大な支出、当社グループに対する信頼性の低下等が発生する可能性があります。この結果、当社グループの業績や財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ⑥ 人材確保・育成のリスク 当社グループの将来の事業拡大のためには、優秀な人材の確保と育成に大きく依存することになります。しかしながら今後少子化による若年層の労働人口が減少することから人材確保における競争は高まってまいります。また採用した人材が中途で退職する可能性もあります。今後当社グループの労働条件や環境など職場の魅力を高める努力を行い、教育研修を含めて人材育成の環境を整備してまいりますが、人材の獲得・確保・育成に問題が生じた場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑦ 有利子負債 当社グループの総資産は有形・無形固定資産の占める割合が高く(60.8%)、これら設備投資等の必要資金は自己資金のほか社債及び借入金により調達しており、社債、借入金の当連結会計年度末の総額は、60,388百万円(対総資産比率35.3%)となっております。また当社グループが掲げる成長戦略によって資金需要は今後さらに増すものと予測されます。 有利子負債のうち固定金利の借入金については、一定期間において金利変動の影響を受けないこととなりますが、金利上昇による資金調達コストの増加が当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 また、当社グループは常に多様な資金調達手段を検討しておりますが、全国的な景気後退によって融資が収縮されるなど金融市況が悪化した場合は、当社グループの資金繰りに影響を及ぼす可能性があります。 (4) 感染症・気候変動・自然災害・停電・事故などに関するリスク ① 感染症拡大の影響について 今後も新たな感染症の発生等により、これまでのような対面営業活動への制約、行政庁への諸手続きの長期化等が想定される場合には当社グループの業績や財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ② 気候変動に関するリスク 近年、気候変動や地球温暖化の原因とされる温室効果ガスの削減を目的とした取組が世界的に進められております。わが国においても、気候変動に起因すると見られる局所的な暴風雨などの異常気象によって、深刻な水害や土砂災害などが増加する傾向にあります。これらの災害により、当社グループの設備、車両などの事業活動におけるインフラストラクチャーが甚大な被害を受ける可能性があります。 一方で、環境企業を標榜する当社グループは、これらの気候変動による事業リスクを重要視し、TCFDの提言に則った当社グループ事業におけるリスクと機会の分析を行い、統合報告書等における適切な情報開示を引き続き図ってまいります。 ③ 大規模自然災害等への対応について 当社グループは、主要な営業基盤、中間処理工場、最終処分場が関東圏に集中しており、異常気象等によるゲリラ豪雨、落雷、降雪等や、大規模地震等の自然災害に見舞われて被害を受けた場合には、当社グループの業績や財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
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業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要並びに経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 (1) 経営成績等の状況の概要及び経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 ① 経営成績の状況 当連結会計年度(2025年4月1日から2026年3月31日まで)における我が国経済は、足元では国際情勢の緊迫化に伴う原油価格の上昇などによる影響は懸念されるものの、個人消費や住宅投資、設備投資といった内需の増加がけん引役となり、緩やかな景気回復が続きました。企業の設備投資意欲も、ソフトウエア投資が高水準で推移しているほか、機械投資や建設投資も緩やかに増加し、総合的に堅調です。 当社グループと関連の高い建設業界については、建設工事受注高は物価高や価格転嫁などを背景として増加傾向にあり、新設住宅着工戸数は建設コスト上昇等の影響を受けて引き続き低調です。また、鉄スクラップ相場は、期初41,000円/トン(東京製鐵(株)宇都宮工場特級価格)から横ばい推移したのち、円高傾向や需要減退などを背景に9月には39,500円/トンまで軟化しました。その後、円安への転換に伴い反転し、輸出価格の上昇などを背景に上昇基調が続き、2026年3月末時点で50,000円/トンとなりました。 このような状況下、廃棄物処理・再資源化事業においては、前連結会計年度の2024年7月から本格化した令和6年能登半島地震に起因する災害廃棄物の処理支援事業は、公費解体が石川県の完了目標として掲げた2025年10月末に概ね計画通り終了し、その後も順調に進捗しました。首都圏を中心とする廃棄物リサイクルにおいては、廃棄物の付加価値化、製品化などに継続して取り組み、また受入単価の改定も進行しておりますが、人件費、販管費などのコストは増加傾向にあります。資源リサイクル事業においては、シュレッダー(破砕機)や選別ラインなどの設備更新及び予防保全を通じて稼働率の安定的な維持・向上を図るとともに、徹底した再資源化により搬出品の量的・質的向上を推進し、加えて適切な在庫マネジメントの推進によりその価値の維持・最大化に取り組んでおります。再生可能エネルギー事業においては、発電所の安定稼働に資するべく適切な修繕や燃料材の調達に尽力し、電力小売事業においても引き続き販売先確保のための営業強化に努め、その成果が出ております。その他の事業においても、グループ内において相乗効果を図る製品開発、研究開発、クロスセリング等に努めております。 この結果、当連結会計年度の売上高は119,164百万円(前連結会計年度比0.4%増)、営業利益は22,336百万円(同2.8%減)、経常利益は21,785百万円(同3.1%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は14,730百万円(同19.9%増)となりました。 また、当連結会計年度の経営成績及び主要な経営指標は次のとおりとなりました。 当連結会計年度 (自 2025年 4月 1日 至 2026年 3月31日) 収益性   売上高   (百万円)   119,164 営業利益   (百万円)   22,336 営業利益率   (%)   18.7 経常利益   (百万円)   21,785 親会社株主に帰属する当期純利益   (百万円)   14,730 資本効率   自己資本利益率(ROE)   (%)   18.9 財務健全性   自己資本比率   (%)   48.4 セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。 各セグメントにおける売上高については、「外部顧客への売上高」の金額、セグメント利益については、「報告セグメント」の金額を記載しております。 a. 廃棄物処理・再資源化事業 (株)タケエイの廃棄物処理・リサイクルにおいては、首都圏では競争環境が激化する中、単価改定の影響や取扱量の増加もありましたが、能登半島地震に関連する災害廃棄物処理支援事業の収束に伴い減収となり、販管費等のコスト増の影響もあり減益となりました。グループ内に木質バイオマス発電所を有する特色を生かし、電力供給を併せたソリューション営業による他社との差別化や、中間処理施設における廃棄物の徹底した分選別等による有価物回収やコスト削減策に引き続き取り組んでおります。 その他、廃石膏ボードの再資源化を行う(株)グリーンアローズ関東は取扱量の増加に伴い増収増益となりました。再生砕石を製造販売する(株)池田商店は、受入量は増加したものの、前連結会計年度の好採算・大型案件の影響から減収減益となりました。また、札幌市を中心にビン・缶・ペットボトルの回収、段ボール・古紙の回収、産業廃棄物の回収・処分等の事業を展開している(株)イーアンドエムが2025年10月より連結対象となりました。2024年8月に開業し、受入を開始した(株)門前クリーンパークは、公費解体の進捗に伴って発生した災害廃棄物を順調に受け入れたことから大幅な増収増益となりました。2026年3月からは産業廃棄物の受入も開始しております。管理型最終処分場を運営する(株)北陸環境サービスは、2025年8月に発生した豪雨による土砂崩れに伴い、大型車両による搬入制限が継続しており、大幅な減収減益となりました。 この結果、セグメント売上高は52,843百万円(前連結会計年度比1.8%増)、セグメント利益は18,691百万円(同5.2%減)となりました。 b. 資源リサイクル事業 鉄・非鉄スクラップの仕入・加工・販売を行うスプレッド事業では、前連結会計年度に比べ工場発生屑や什器類など複合素材品の取扱量は減少した一方で、建設解体屑は同水準を維持し、非鉄金属は増加しました。また、使用済自動車は、円安の影響による輸出台数の増加などを背景に全国的な発生台数の減少が続いており、当社の取扱量も減少しました。廃棄物や廃家電などの中間処理及び再資源化を行う非スプレッド事業では、廃家電の取扱量は前連結会計年度並みであったものの、廃棄物は微減しました。引き続き、せん断後ダスト選別ラインや樹脂選別ラインなど各種選別ラインを活用した再資源化に取り組むとともに、2025年8月に稼働を開始した壬生事業所のシュレッダーダスト再資源化ラインの活用により、さらなる再資源化を推進しています。 こうした状況のなか、当連結会計年度においては、上述した取扱量の動向に加え、鉄スクラップ相場が上期において前年同期間比で低水準に推移した一方で、下期は上昇基調となったことなどから増収となりました。利益面では、下期以降の銅やアルミの資源相場の上昇が押し上げ要因となったものの、人材の確保・定着に向けた人件費の増加や設備投資に伴う減価償却費の増加などにより、減益となりました。 この結果、セグメント売上高は43,166百万円(前連結会計年度比1.9%増)、セグメント利益は3,395百万円(同2.6%減)となりました。 c. 再生可能エネルギー事業 市原グリーン電力(株)は、当初計画していた定期修繕に加え、計画外停止に伴う稼働日数が減少し、操業損失や修繕費などの増加により減収減益となりました。(株)タケエイグリーンリサイクルは、発電所の稼働が安定したことによる売電売上や廃棄物処理売上が好調で増収となり、前連結会計年度に計上した固定資産の減損損失により当期の減価償却費が減少したことなどから営業利益が大きく改善しました。電力小売を行う(株)タケエイでんきは、ゼネコン等廃棄物処理の既存取引先への電力供給営業に引き続き注力し、新規契約先が増加したことから、需要家への電力販売量が前期比304.7%と拡大し、増収増益となりました。また、前連結会計年度に実施した市原グリーン電力(株)株式取得時ののれんの減損損失によりのれんの償却額が減少しております。 この結果、セグメント売上高は14,656百万円(前連結会計年度比7.5%増)、セグメント利益は790百万円(同590.6%増)となりました。 d. その他 環境装置、特殊車輌等を開発・製造・販売する富士車輌(株)は、大型案件の受注が引き続き好調に推移し、製造プロセスも順調に進行しました。なお、当連結会計年度においては、グループ内取引が増加したことから外部顧客への売上は減少しましたが、安定した操業と経費削減により増益となりました。 (株)アースアプレイザルは、アスベスト分析業務等の大型プロジェクトの継続や高収益案件の積み上げにより増収増益となりました。環境保全(株)は、受注が低調であったことから減収となり、人手不足に伴うアスベスト分析等の外注処理費が増加し、営業損失を計上しました。 この結果、セグメント売上高は8,497百万円(前連結会計年度比21.0%減)、セグメント利益は1,367百万円(同67.0%増)となりました。 ② 生産、受注及び販売の実績 a. 生産実績 当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年 4月 1日  至 2026年 3月31日)   前年同期比(%) 廃棄物処理・再資源化事業(百万円)   27,868   +5.1 資源リサイクル事業(百万円)   35,354   +1.0 再生可能エネルギー事業(百万円)   12,599   +4.3 その他(百万円)   6,533   △26.0 合計(百万円)   82,355   △0.1 (注) セグメント間の取引については、相殺消去しております。 b. 受注状況 廃棄物処理・再資源化事業においては、顧客との契約は包括的な契約を主としており、個々の受注案件の期間、数量及び金額等について変動要素が多く情報として有用性に欠くため、記載を省略しております。 資源リサイクル事業においては、受注生産方式を採用していないため、該当事項はありません。 c. 販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年 4月 1日  至 2026年 3月31日)   前年同期比(%) 廃棄物処理・再資源化事業(百万円)   52,843   +1.8 資源リサイクル事業(百万円)   43,166   +1.9 再生可能エネルギー事業(百万円)   14,656   +7.5 その他(百万円)   8,497   △21.0 合計(百万円)   119,164   +0.4 (注)1.セグメント間の取引については、相殺消去しております。 2.最近2連結会計年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。 相手先   前連結会計年度 (自  2024年 4月1日 至  2025年 3月31日)   当連結会計年度 (自  2025年 4月1日 至  2026年 3月31日) 金額(百万円)   割合(%)   金額(百万円)   割合(%) (一社)石川県産業資源循環協会   25,963   21.9   25,566   21.5 ③ 財政状態の状況 (資産) 当連結会計年度末における総資産は171,261百万円(前連結会計年度末比9,213百万円の増加、前連結会計年度末比5.7%増)となりました。 流動資産は53,262百万円(前連結会計年度末比1,965百万円の減少、前連結会計年度末比3.6%減)となりました。これは、現金及び預金が3,297百万円、棚卸資産が215百万円、未収入金が819百万円増加したものの、受取手形、売掛金及び契約資産が6,237百万円減少したこと等によるものであります。固定資産は117,172百万円(前連結会計年度末比11,361百万円の増加、前連結会計年度末比10.7%増)となりました。これは、有形固定資産において最終処分場が222百万円減少したものの、建物及び構築物が2,673百万円、機械装置及び運搬具が1,812百万円、土地が1,002百万円、リース資産が1,737百万円、建設仮勘定が2,062百万円増加したこと等によるものであります。 (負債) 当連結会計年度末における負債は85,993百万円(前連結会計年度末比627百万円の減少、前連結会計年度末比0.7%減)となりました。流動負債は43,476百万円(前連結会計年度末比4,988百万円の増加、前連結会計年度末比13.0%増)となりました。これは、短期借入金が3,968百万円、未払法人税等が1,667百万円減少したものの、1年内償還予定の社債が6,945百万円、1年内返済予定の長期借入金が2,703百万円、未払金が458百万円、修繕引当金が413百万円増加したこと等によるものであります。固定負債は42,517百万円(前連結会計年度末比5,615百万円の減少、前連結会計年度末比11.7%減)となりました。これは、長期借入金が1,543百万円増加したものの、社債が7,526百万円減少したこと等によるものであります。 (純資産) 当連結会計年度末における純資産は85,267百万円(前連結会計年度末比9,840百万円の増加、前連結会計年度末比13.0%増)となりました。これは、自己株式の取得(純資産の減少影響)等により2,966百万円減少したものの、利益剰余金が12,503百万円増加(親会社株主に帰属する当期純利益14,730百万円による増加及び配当金2,226百万円による減少)したこと等によるものであります。 ④ キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度の営業活動によるキャッシュ・フローは、令和6年能登半島地震災害廃棄物の処理支援事業の寄与が大きく、法人税等の支払負担はあったものの、当期獲得した利益に加え売掛金の回収が進んだことで28,540百万円の収入となりました。これにより投資活動によるキャッシュ・フロー18,815百万円の支出を補い、さらに借入を一部返済したことで財務活動によるキャッシュ・フローは6,427百万円の支出となりました。 以上の結果、現金及び現金同等物は、前連結会計年度に比べ3,297百万円増加し、33,220百万円となりました。当連結会計年度におけるキャッシュ・フローの概況は以下のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動によるキャッシュ・フローは、税金等調整前当期純利益21,076百万円に減価償却費8,828百万円等の非資金取引や売上債権及び契約資産の減少額6,375百万円等の資産及び負債の増減額等を調整した営業収入が、法人税等の支払額9,363百万円等の支出を上回ったことにより、28,540百万円の収入(前連結会計年度は19,835百万円の収入)となりました。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動によるキャッシュ・フローは、固定資産の取得による支出16,584百万円、連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得による支出1,878百万円等があったことにより、18,815百万円の支出(前連結会計年度は12,082百万円の支出)となりました。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動によるキャッシュ・フローは、長期借入金の返済による支出5,182百万円や、短期借入金の減少額3,968百万円、自己株式の取得による支出3,025百万円、配当金の支払額2,226百万円等の支出が、長期借入れによる収入9,121百万円等を上回ったことにより、6,427百万円の支出(前連結会計年度は1,506百万円の収入)となりました。 ⑤ 資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当社グループは、営業活動によるキャッシュ・フロー及び自己資金により充当することを基本としておりますが、最終処分場、新規設備投資・改修等の大型の投資案件に係る資金につきましては資金需要が発生した時点で市場の状況等を勘案の上、銀行借入、社債発行及び増資等の最適な方法により資金調達することとしております。 ⑥ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表を作成するにあたって、資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いておりますが、これらの見積り及び仮定に基づく数値は実際の結果と異なる可能性があります。

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