概要
大成建設は、1920年に日本土木として創業した大手総合建設会社である。土木事業(道路・橋梁・トンネル・ダム)、建築事業(オフィスビル・工場・住宅)、開発事業(宅地・マンション・賃貸)を3本柱とし、2026年3月期の売上高は2兆890億円、営業利益1,879億円、従業員18,503人を擁する。国内ゼネコン業界で高い技術力を持つ一方、リニア中央新幹線工事を巡る独占禁止法違反で最高裁に上告中の状態にある。
土木・建築・開発の3セグメントで2兆円超の売上高
大成建設グループの事業は、報告セグメントとして土木事業、建築事業、開発事業の3つに区分される。2026年3月期のセグメント別売上高は、土木事業が7,202億円(連結子会社の東洋建設を加え前年比8.5%増)、建築事業が1兆2,744億円(同9.0%減)、開発事業が1,542億円(同5.1%増)、その他が207億円(同18.0%増)で、合計2兆890億円である。営業利益は土木955億円、建築783億円、開発239億円、その他23億円の計1,879億円。土木事業では大成ロテック(アスファルト舗装)、ピーエス・コンストラクション(PC橋梁)、東洋建設(海洋・港湾)が、建築事業では大成設備(設備工事)がそれぞれ中核子会社として機能する。開発事業は大成有楽不動産が中心となり、宅地開発・マンション販売・賃貸管理を手掛け、さらに14のPFI事業子会社が公共施設の運営を行う。各セグメントは相互に連携し、グループ全体で建設需要に対応している。
株式交換とM&Aで拡大したグループ構造
2026年3月期時点で、大成建設グループは連結子会社75社、持分法適用会社77社(うち関連会社62社)を擁する。このグループ構造は、2000年代以降の株式交換による完全子会社化と近年のM&Aで形成された。2004年に大成ユーレック(旧大成プレハブ)を、2009年に大成ロテック(旧大成道路)を、2010年に有楽土地(現大成有楽不動産)をそれぞれ株式交換で完全子会社とした。2023年12月には公開買付けによりピーエス三菱(現ピーエス・コンストラクション)を連結子会社化、2025年12月には株式取得で東洋建設を完全子会社化した。海外では土木・建築・開発にわたる子会社26社、関連会社11社を有し、アジアを中心に事業を展開する。このように、グループの範囲は事業セグメントごとに異なり、土木と建築には共通の子会社が関与するなど、複雑な連携構造を持つ。
国内市場が主体ながら海外事業も拡大
大成建設の事業は国内市場が中心であるが、海外でも一定のプレゼンスを持つ。国内では本社を東京都新宿区に置き、全国に支店・営業所を展開する。土木・建築事業の海外拠点は、子会社12社、関連会社4社が存在する。開発事業では海外子会社14社、関連会社7社を有し、主に不動産開発や賃貸事業を行っている。2026年3月期の売上高の大部分は国内から生み出されているが、東洋建設の完全子会社化により海洋・港湾工事の海外受注も強化された。グループ全体の受注高は2兆4,362億円に達し、公共投資と民間投資の両方に支えられた国内建設市場の堅調さが収益の基盤となっている。ただし、中東情勢や米国通商政策の不透明感が海外事業に影響を与えるリスクとして認識されている。
建設需要と価格転嫁が収益を左右する構造
大成建設の収益は、建設投資の動向と工事の採算性に大きく依存する。2026年3月期は、売上高が前年比3.0%減の2兆890億円となったが、営業利益は同56.4%増の1,879億円と大幅に拡大した。この背景には、土木・建築両セグメントでの利益率好転がある。建築事業では不採算工事が減少し、完成工事総利益率が改善した。また、価格転嫁が着実に進み、建設コスト上昇分を価格に反映できたことが寄与した。グループのROEは18.7%と高水準で、自己資本当期純利益率が改善した。しかし、中東情勢や資材・エネルギー価格の高騰、米国通商政策の影響が建設投資を抑制するリスクも存在する。中期経営計画では2026年度に営業利益1,880億円、純利益1,510億円を目標に掲げ、成長投資1,740億円を含む3年間で3,700億円の投資計画を策定している。
業界の中での役割は総合建設業(ゼネコン)。にあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
01土木事業(官公庁・民間インフラ)主力
道路、橋梁、トンネル、ダム、空港、港湾、上下水道等の公共土木工事を主体に、民間の造成工事等も手掛ける。グループ会社に大成ロテック(アスファルト合材・舗装)、ピーエス・コンストラクション(PC橋梁)、東洋建設(海洋・港湾・橋梁)等。国内外で施工。
- 土木工事(道路・橋梁・トンネル等)
- 道路、橋梁、トンネル、ダム、空港、港湾等の公共・民間インフラ工事の設計・施工。
02建築事業(民間・公共建築)主力
オフィスビル、商業施設、工場、物流倉庫、住宅、病院、学校、公共施設等の建築工事。大成設備(設備工事)、ピーエス・コンストラクション、東洋建設等が関与。国内外で施工。
- 建築工事(ビル・工場・住宅等)
- オフィス、商業、工場、住宅等の建築物の設計・施工。
03不動産開発(宅地・マンション・賃貸)準主力
不動産の売買、宅地開発・販売、マンション建設・販売、賃貸不動産の管理運営。子会社の大成有楽不動産が中心となり、土地の斡旋、開発、分譲、賃貸を実施。
- 宅地開発・販売
- 住宅地の造成・区画販売。
- マンション建設・販売
- 分譲マンションの企画・建設・販売。
- 不動産賃貸・管理
- オフィスビル、商業施設等の賃貸・管理運営。
04その他(PFI・建設関連サービス)その他
PFI事業(公共施設等の運営)、受託研究、技術提供、環境測定等の建設付帯関連事業。グループに多数のPFI事業子会社・関連会社。
- PFI事業
- 公共施設の設計・建設・維持管理・運営を一括して行う事業。
製品と技術
道路・橋梁・トンネルからダムまで土木インフラ全般
土木事業は大成建設の基幹セグメントであり、道路、橋梁、トンネル、ダム、空港、港湾、上下水道など公共・民間の大規模インフラ工事を手掛ける。グループ内では、大成ロテックがアスファルト合材の製造と舗装工事、ピーエス・コンストラクションがプレストレストコンクリート(PC)橋梁、東洋建設が海洋・港湾工事と橋梁工事をそれぞれ専門に担当する。2023年12月に連結子会社化したピーエス・コンストラクションは、PC技術で高い競争力を持つ。また、2025年12月に完全子会社化した東洋建設は、海洋土木で長い歴史を持つ。代表的な工法としては、リニア中央新幹線の地下開削工法が挙げられる。2026年3月期の土木事業売上高は7,202億円、営業利益955億円を計上した。
オフィス・商業・工場・住宅を手掛ける建築セグメント
建築事業は売上高でグループ最大のセグメントであり、オフィスビル、商業施設、工場、物流倉庫、集合住宅、病院、学校、公共施設などあらゆる建築物の設計・施工を行う。グループ内では大成設備が空調・衛生・電気などの設備工事を専門に請け負う。2026年3月期の建築事業売上高は1兆2,744億円と前期比9.0%減となったが、これは国内の大型工事が工程の初期段階にあり進捗が本格化していないためである。一方、営業利益は783億円と前期比590.6%増加し、不採算工事の減少と利益率好転が寄与した。大成建設は超高層ビルの建設で実績を持ち、ピーエス・コンストラクションと東洋建設も建築工事を手掛け、グループ全体で建築需要に対応する。
大成有楽不動産を軸にした宅地開発・マンション・賃貸運営
開発事業は、大成有楽不動産を中心に展開される。同事業では、住宅地の造成と区画販売(宅地開発・販売)、分譲マンションの企画・建設・販売、オフィスビルや商業施設の賃貸・管理運営を行っている。大成有楽不動産は当社に土地の斡旋も行い、建築工事の発注元ともなる。2026年3月期の開発事業売上高は1,542億円で前期比5.1%増、営業利益239億円で同2.0%増となった。不動産販売市場が堅調に推移し、連結子会社での不動産売却件数が増加したことが要因である。ビル賃貸市場でもオフィス回帰の動きが続き、空室率低下と賃料上昇が寄与した。加えて、PFI事業では14の子会社が公共施設の設計・建設・維持管理・運営を一括受託し、安定した収益源となっている。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
建設業のなかでの位置
国内ゼネコン大手、収益性改善へ
大成建設は、国内総合建設業界において大林組と並ぶ大手ゼネコンである。売上高は2兆円超と規模は大きいものの、ライバルのミライト・ワンやショーボンドホールディングスと比較すると、収益性や専門性において差がある。直近の業績を見ると、2025年3月期は売上高2兆1542億円、営業利益率5.58%と前年の無開示から改善し、2026年3月期には売上高2兆891億円と減少するものの営業利益率9%まで急改善する見込み。これは、不採算工事の減少と高付加価値案件へのシフトによるとみられる。一方、資材価格高騰や人手不足は業界共通の課題で、海外展開の強化も求められる。
強み
- 売上高2兆円超で国内有数のゼネコンとしての地位を確立。
- 営業利益率が5.58%から9%へと大幅に上昇し、収益構造が強化。
- 超高層ビルやインフラなど難易度の高い工事に実績。
- 官民双方の大型案件を受注する営業力を持つ。
課題
- 建設技能者不足により工期遅延やコスト増が発生しやすい。
- 鋼材や燃料費の上昇が収益を圧迫する可能性があり対応が必要。
- 海外市場では現地大手や中国勢との競争が激しく受注獲得が難しい。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
総合建設 (ゼネコン)の時価総額近傍。太字が大成建設
時価総額で並べると、掲載9社のなかで4番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 1925大和ハウス工業 | 3.1兆円 | 8.4倍 |
| 2 | 1928積水ハウス | 2.3兆円 | 8.6倍 |
| 3 | 1802大林組 | 2.1兆円 | 12.0倍 |
| 4 | 1801大成建設 | 2.1兆円 | 12.3倍 |
| 5 | 1803清水建設 | 1.7兆円 | 12.8倍 |
| 6 | 1878大東建託 | 1.1兆円 | 11.1倍 |
| 7 | 5406神戸製鋼所 | 8,052億円 | 8.5倍 |
| 8 | 5076インフロニア・ホールディングス | 7,832億円 | 11.0倍 |
| 9 | 9009京成電鉄 | 6,918億円 | 13.4倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(総合建設 (ゼネコン))に従っています。
会社の歴史
沿革 30件
日本土木として創業し、戦後に大成建設へ改称(1920-1949)
大成建設の起源は1920年12月、日本土木株式会社への改称にさかのぼる。1924年6月には大倉土木株式会社と商号を変更した。第二次世界大戦後の1946年1月、現在の社名である大成建設株式会社に改称された。1949年6月には、持株会社整理委員会が管理していた全株式を当社の役員・従業員が譲り受け、経営の自主性を確保した。この時期は戦後復興需要が本格化する前段階であり、会社の基盤を再構築する時期であった。1953年には不動産事業の中核となる有楽土地株式会社を設立し、後の開発事業の足がかりを作った。
株式上場と子会社設立で事業基盤を拡大(1956-1969)
1956年9月に東京店頭市場で株式公開、1957年9月に東京証券取引所へ上場した。さらに1959年10月には大阪・名古屋の両証券取引所にも上場し、資金調達力を高めた。この間、1961年6月に大成道路株式会社(後の大成ロテック)を設立し舗装事業に進出、1963年8月には大成プレハブ株式会社(後の大成ユーレック)を設立しプレハブ建築分野を開拓した。1966年8月には村上建設株式会社を吸収合併(資本金103百万円増加)。1969年5月には定款を変更し、住宅事業および不動産取引業務を事業目的に追加した。これにより、従来の土木・建築に加え、不動産開発事業を正式に事業の柱と位置づけた。
子会社の株式上場と本社の新宿移転(1970-1986)
1970年5月に大成道路株式会社が東京証券取引所市場第1部に上場、1971年12月に大成プレハブ株式会社が同第2部に上場し、グループ内の子会社が独自の資金調達力を獲得した。1973年11月には有楽土地株式会社も東証第2部に上場した。1979年11月、本社を東京都中央区から新宿区西新宿一丁目25番1号に移転した。1986年6月には事業目的の変更・追加を行い、時代に即した事業展開を図った。この時期は高度成長期末期から安定成長期への移行であり、建設需要の変化に対応するための体制整備が進められた。
株式交換による主要子会社の完全子会社化(2004-2010)
1990年代に入ると、子会社の大成プレハブは1991年9月に東証第1部へ指定替えとなり、1992年4月には大成道路が大成ロテックに商号変更した。2001年8月、大成プレハブは大成ユーレックと改称した。2000年代に入り、グループの経営効率化を目的に株式交換による完全子会社化を推進。2004年3月に大成ユーレックを、2009年10月に大成ロテックを、2010年4月に有楽土地をそれぞれ完全子会社とした。有楽土地は上場廃止となり、同年3月に東証第1部での上場を終了した。これにより、中核子会社3社がグループに統合され、経営資源の集中が図られた。
プライム市場移行と大型M&Aで事業領域を拡大(2022-2025)
2022年4月、東京証券取引所の市場区分見直しに伴い、従来の第1部からプライム市場に移行した。同時に名古屋証券取引所でも第1部からプレミア市場に移行した。2023年12月、公開買付けにより株式会社ピーエス三菱を連結子会社化。同社はPC橋梁などプレストレストコンクリート技術に強みを持ち、2024年7月にピーエス・コンストラクション株式会社と改称した。さらに2025年12月には株式取得により東洋建設株式会社を完全子会社化した。東洋建設は海洋・港湾工事や橋梁工事で実績があり、土木・建築両セグメントの拡大に寄与した。これらのM&Aによりグループの売上高は2兆円を超え、受注高も2兆4,362億円に達した。
リニア中央新幹線工事で独占禁止法違反、最高裁に上告(2020-2025)
2020年12月、公正取引委員会はリニア中央新幹線の品川駅及び名古屋駅の地下開削工事に関し、大成建設が独占禁止法に違反したとして排除措置命令を発出した。当社は2021年3月に命令の取消訴訟を東京地方裁判所に提起したが、2024年6月に請求棄却、2025年5月の東京高等裁判所でも棄却判決を受けた。大成建設はこれを受け、2025年5月に最高裁判所へ上告及び上告受理の申立てを行った。この訴訟は、当社のコンプライアンス体制に課題を突きつけるものとなり、中期経営計画では法令遵守の徹底を掲げ、再発防止策を進めている。
年表30件を開く
1920年代
- 1920年12月日本土木株式会社と改称
- 1924年6月大倉土木株式会社と改称
1940年代
- 1946年1月大成建設株式会社と改称
- 1949年6月持株会社整理委員会の管理していた全株式を当社役員・従業員が譲り受けた。
1950年代
- 1953年4月創業有楽土地株式会社を東京都中央区に設立
- 1956年9月当社株式を東京店頭市場に公開
- 1957年9月上場当社株式を東京証券取引所に上場
- 1959年10月上場当社株式を大阪及び名古屋両証券取引所に上場
1960年代
- 1961年6月創業大成道路株式会社を東京都中央区に設立
- 1963年8月創業大成プレハブ株式会社を東京都中央区に設立
- 1964年9月上場大成道路株式会社が株式を東京証券取引所市場第2部に上場
- 1966年8月M&A村上建設株式会社を吸収合併(増加資本金103百万円)
- 1969年5月住宅事業並びに不動産取引に関する業務を事業目的に追加した。
1970年代
- 1970年5月上場大成道路株式会社が株式を東京証券取引所市場第1部に上場
- 1970年11月大成プレハブ株式会社が本店を東京都品川区に移転
- 1971年12月上場大成プレハブ株式会社が株式を東京証券取引所市場第2部に上場
- 1973年11月上場有楽土地株式会社が株式を東京証券取引所市場第2部に上場
- 1979年11月本社を東京都中央区より東京都新宿区に移転
1980年代
- 1986年6月事業目的の変更・追加を行った。
1990年代
- 1991年9月上場大成プレハブ株式会社が株式を東京証券取引所市場第1部に上場
- 1992年4月大成道路株式会社が大成ロテック株式会社と改称
2000年代
- 2001年8月大成プレハブ株式会社が大成ユーレック株式会社と改称
- 2004年3月M&A株式交換により、大成ユーレック株式会社を完全子会社化
- 2008年4月上場有楽土地株式会社が株式を東京証券取引所市場第1部に上場
- 2009年10月M&A株式交換により、大成ロテック株式会社を完全子会社化
2010年代
- 2010年4月上場株式交換により、有楽土地株式会社を完全子会社化 有楽土地株式会社は同年3月に東京証券取引所市場第1部における株式上場を廃止
2020年代
- 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所市場第1部からプライム市場に移行 名古屋証券取引所の市場区分の見直しにより、名古屋証券取引所市場第1部からプレミア市場に移行
- 2023年12月M&A公開買付けにより、株式会社ピーエス三菱を連結子会社化
- 2024年7月株式会社ピーエス三菱がピーエス・コンストラクション株式会社と改称
- 2025年12月M&A株式取得により、東洋建設株式会社を完全子会社化
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2026/3期の経営方針より
会社は2つの方針を掲げている。そのうち5項目には、達成する数字が明記されている。
- グループ営業利益(2026年度)2026年度まで1,200億円
- グループ純利益(2026年度)2026年度まで800億円
- ROE(2026年度)2026年度まで8.5%程度
- 成長投資(3か年累計)2026年度まで1,740億円
- 3か年投資額合計2026年度まで3,700億円
有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。
- 01
TAISEI VISION 2030達成計画の推進
中長期的に目指す姿の実現に向け、7年間の方針と施策を整理した達成計画に基づき、各事業セグメントの中長期事業戦略と事業基盤の整備、成長投資等を着実に実行する。
- 02
中期経営計画(2024-2026)の実行
3年間のマイルストーンとして数値目標を定め、グループ営業利益・純利益・ROE等の目標達成を図るとともに、成長投資、事業投資、基盤維持投資を計3,700億円実施する。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 10期分
グループ全体で18,503人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は1,191万円で、9期前と比べて+13.3%。平均年齢は42.3歳、平均勤続年数は17.0年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2017年3月 | — | — | — | 13,977 | — |
| 2018年3月 | — | — | — | 14,032 | — |
| 2019年3月 | 1,051 | 43.0 | 18.3 | 14,433 | — |
| 2020年3月 | 1,010 | 43.0 | 18.3 | 14,562 | — |
| 2021年3月 | 985 | 42.9 | 18.2 | 14,620 | — |
| 2022年3月 | 964 | 42.9 | 18.2 | 14,518 | — |
| 2023年3月 | 993 | 43.0 | 18.1 | 14,466 | — |
| 2024年3月 | 1,025 | 42.9 | 17.9 | 16,285 | — |
| 2025年3月 | 1,058 | 42.4 | 17.2 | 16,382 | 734 |
| 2026年3月 | 1,191 | 42.3 | 17.0 | 18,503 | 1,016 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社45社(国内 36 / 海外 9) を有報から抽出しています。
- 国内大成ロテック㈱東京都新宿区議決権100.0%
- 国内大成有楽不動産㈱東京都中央区議決権100.0%
- 国内大成ユーレック㈱東京都港区議決権100.0%
- 国内成和リニューアルワークス㈱東京都港区議決権100.0%
- 国内大成設備㈱東京都新宿区議決権100.0%
- 国内㈱ジェイファスト東京都中野区議決権100.0%
- 国内北軽井沢開発㈱群馬県吾妻郡 長野原町議決権100.0%
- 国内大成有楽不動産販売㈱東京都中央区議決権100.0%
- 国内㈱ボー東京都中央区議決権100.0%
- 国内㈱エフエムシー大阪市中央区議決権100.0%
- 国内タイメック㈱東京都新宿区議決権100.0%
- 国内大成建設ハウジング㈱東京都新宿区議決権100.0%
残りのグループ会社33社を開く
- シンボルタワー開発㈱香川県高松市78%
- ネットワーク・アライアンス㈱東京都千代田区50%
- 大成コンセッション㈱東京都新宿区100%
- ㈱佐藤秀東京都渋谷区100%
- ピーエス・コンストラクション㈱ 1東京都港区50%
- ㈱ピーエスケー東京都中央区100%
- ㈱ニューテック康和東京都北区100%
- ㈱亀田組大阪市天王寺区100%
- 菱建基礎㈱東京都豊島区100%
- 浜松町プロパティー(同)東京都千代田区97%
- 東洋建設㈱ 2大阪市中央区100%
- ㈱トマック東京都千代田区100%
- タチバナ工業㈱香川県高松市71%
- 日下部建設㈱神戸市中央区100%
- テクオス㈱東京都千代田区100%
- 東建商事㈱東京都千代田区100%
- 大成タイランドBangkok, Thailand49%
- 大成フィリピン建設Makati City, Philippines100%
- ビナタ・インターナショナルHanoi, Vietnam100%
- 大成プロインタン建設Jakarta Selatan, Indonesia67%
- Taisei USA LLC 2Texas,U.S.A.100%
- 大成インベストメントハノイSingapore100%
- 大成ディベロップメントハノイHanoi, Vietnam100%
- CCT CONSTRUCTORS CORPORATIONMakati City, Philippines40%
- その他39社-
- ブイ・エス・エル・ジャパン㈱東京都新宿区38%
- ㈱ユニモール名古屋市 中村区19%
- アール40合同会社東京都千代田区40%
- 平和不動産㈱ 1東京都中央区20%
- 加賀アスコン㈱石川県能美郡 川北町25%
- 中建-大成建築中華人民共和国 北京市50%
- インドタイセイ インダ デベロップメントJawa Barat, Indonesia49%
- その他55社-
- 調達109億円福岡空港事務所新庁舎・管制塔新築工事国土交通省 · 2022-08-31
- 調達67.4億円東京国際空港海上保安庁格納庫その他新築工事国土交通省 · 2024-10-31
- 調達64億円女子中間ケアセンター(仮称)新営(建築)第1期工事法務省 · 2023-03-03
- 調達57.9億円福岡空港事務所新庁舎・管制塔新築工事(その2)国土交通省 · 2023-04-11
- 調達47.2億円令和2年度除去土壌等輸送工事(大熊その5)環境省 · 2021-01-15
- 調達45.5億円令和2年度除去土壌等輸送工事(双葉その2)環境省 · 2021-01-13
- 調達44.5億円令和2年度除去土壌等輸送工事(大熊その3)環境省 · 2021-01-13
- 調達41億円令和2年度除去土壌等輸送工事(大熊その1)環境省 · 2021-01-06
- 調達39億円国際法務総合センターC工区新営(建築)工事法務省 · 2017-04-12
- 調達37.4億円令和6年度浪江町特定帰還居住区域被災建物等解体撤去等及び除染等工事(その1)環境省 · 2024-04-10
出典: gBizINFO (経済産業省)
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2026年3月期の売上高は2.1兆円、営業利益は1,880億円。前期と比べると減収増益で、売上が-3.0%、利益が+56.4%。
会社が出している今期の予想2027年3月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 2.4兆円 | 2.1兆円 |
| 営業利益 | 1,880億円 | 1,880億円 |
| 純利益 | 1,510億円 | 1,700億円 |
| 1株あたり配当 | ¥380 | ¥380 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2027年1Qで、売上は5,212億円、営業利益は453億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+58.5%。
| 対象期間 | 売上高兆円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年4Q | 0.54 | — | — | 142 |
| 2024年1Q | 0.33 | −80 | −2.4 | −23 |
| 2024年2Q | 0.41 | 211 | 5.2 | 172 |
| 2024年3Q | 0.41 | 44 | 1.1 | 49 |
| 2024年4Q | 0.62 | — | — | 205 |
| 2025年2Q | 0.95 | 405 | 4.3 | 448 |
| 2025年4Q | 1.20 | 797 | 6.6 | 790 |
| 2026年2Q | 0.91 | 813 | 9.0 | 636 |
| 2026年4Q | 1.18 | 1,067 | 9.0 | 1,064 |
| 2027年1Q | 0.52 | 453 | 8.7 | 309 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 14期分
2013年3月期からの14期で、売上は1.4兆円から2.1兆円へ1.5倍に増えた。直近期の営業利益率は9.0%。純利益は2期連続で増加。
| 決算期 | 売上高兆円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 1.42 | — | 351 | — | 201 |
| 2014年3月 | 1.53 | — | 568 | — | 321 |
| 2015年3月 | 1.57 | — | 745 | — | 382 |
| 2016年3月 | 1.55 | — | 1,177 | — | 770 |
| 2017年3月 | 1.49 | — | 1,446 | — | 906 |
| 2018年3月 | 1.59 | — | 1,853 | — | 1,268 |
| 2019年3月 | 1.65 | — | 1,579 | — | 1,126 |
| 2020年3月 | 1.75 | — | 1,733 | — | 1,221 |
| 2021年3月 | 1.48 | — | 1,359 | — | 926 |
| 2022年3月 | 1.54 | — | 1,032 | — | 714 |
| 公開買付けにより、株式会社ピーエス三菱を連結子会社化 | |||||
| 2023年3月 | 1.64 | — | 631 | — | 471 |
| 2024年3月 | 1.76 | — | 389 | — | 403 |
| 株式取得により、東洋建設株式会社を完全子会社化 | |||||
| 2025年3月 | 2.15 | 1,202 | 1,345 | 5.6 | 1,238 |
| 2026年3月 | 2.09 | 1,880 | 1,958 | 9.0 | 1,700 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2026年3月期
売上高2.1兆円のうち、営業利益として残るのは1,880億円で9.0%。営業外の損益と税金を反映した純利益は1,700億円、売上の8.1%にあたる。営業利益率は業種中央値7.3%を上回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金84.2%1.8兆円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金6.8%1,421億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益9.0%1,880億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 14期分
2026年3月期は営業CFが1,473億円、投資CFが−1,959億円で、差し引きのフリーCFは−486億円。この組み合わせは「積極投資型」にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面。期末の手元現金は2,730億円で、売上の1.6ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 731 | −47 | −466 | 684 | 2,658 |
| 2014年3月 | 1,387 | 160 | −688 | 1,547 | 3,544 |
| 2015年3月 | 241 | −140 | −305 | 101 | 3,372 |
| 2016年3月 | 954 | −251 | −352 | 703 | 3,717 |
| 2017年3月 | 2,182 | 63 | −601 | 2,245 | 5,348 |
| 2018年3月 | 2,070 | −119 | −417 | 1,951 | 6,873 |
| 2019年3月 | −710 | −823 | −962 | −1,533 | 4,376 |
| 2020年3月 | 775 | 333 | −666 | 1,108 | 4,827 |
| 2021年3月 | 675 | −187 | −373 | 488 | 4,943 |
| 2022年3月 | 805 | −377 | −419 | 428 | 4,968 |
| 2023年3月 | 301 | −141 | −987 | 160 | 4,159 |
| 2024年3月 | 406 | −1,387 | 1,094 | −981 | 4,308 |
| 2025年3月 | −138 | 105 | −1,338 | −33 | 2,960 |
| 2026年3月 | 1,473 | −1,959 | 244 | −486 | 2,730 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 14期分
2026年3月期の総資産は2.7兆円。このうち返さなくてよい自己資本が9,899億円で、自己資本比率は34.9%(業種中央値55.5%より薄い)。
| 決算期 | 総資産兆円 | 自己資本億円 | 負債兆円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 1.54 | 3,433 | 1.20 | 22.1 |
| 2014年3月 | 1.60 | 3,842 | 1.21 | 23.9 |
| 2015年3月 | 1.74 | 4,921 | 1.24 | 28.2 |
| 2016年3月 | 1.66 | 5,213 | 1.14 | 31.2 |
| 2017年3月 | 1.76 | 5,708 | 1.19 | 32.3 |
| 2018年3月 | 1.91 | 6,690 | 1.24 | 34.9 |
| 2019年3月 | 1.85 | 7,224 | 1.12 | 39.0 |
| 2020年3月 | 1.89 | 7,539 | 1.14 | 39.7 |
| 2021年3月 | 1.87 | 8,444 | 1.03 | 44.9 |
| 2022年3月 | 1.96 | 8,728 | 1.08 | 44.4 |
| 2023年3月 | 2.02 | 8,339 | 1.18 | 41.1 |
| 2024年3月 | 2.58 | 9,610 | 1.62 | 36.0 |
| 2025年3月 | 2.43 | 9,007 | 1.53 | 35.7 |
| 2026年3月 | 2.71 | 9,899 | 1.72 | 34.9 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
建設業 140社との比較
同じ建設業の企業と並べると、いちばん上に来るのはROEで140社中12位あたり、逆に低いのは自己資本比率で140社中123位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥12,605で、1年前と比べて+28.7%。過去52週の値幅のなかでは26%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 12.3倍 |
| PER (会社予想) | 13.6倍 |
| PBR | 2.20倍 |
| 配当利回り | 3.01% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
株価は8月21日に12355円となり、1ヶ月で-10.6%下落しました。25日移動平均線(13118.8円)を-5.82%下回り、75日線(14009.73円)からも-11.8%乖離しています。52週高値20680円からは-40.2%と半減近く下落しており、下落トレンドが顕著です。出来高は8月21日に58万500株と低水準ですが、8月6日には155万2300株と増加し、売りが優勢でした。RSIは40.17と中立圏ですが、200日線(14889円)を大きく下回っており、長期的なトレンドは弱いです。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準をやや割高と判定しています(スコア 45/100)。
PER は実績 12.04 倍・予想 13.3 倍で業界平均 13.75 倍を下回るが、PBR 2.16 倍は平均 1.53 倍を大きく上回り、ROE 18.7% の高さを織り込んでもなお割高感。配当利回り 3.08% は平均 3.39% より低いが、配当性向 35.3% で安定。業績は 2025/3 期に純利益 3 倍増の後、2026/3 期も増益見込みだが、PBR の水準と予想 PER の上昇がバリュエーションを押し上げている。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 12.3倍 | 14.4倍 |
| PER (予想) | 13.6倍 | — |
| PBR | 2.20倍 | 1.55倍 |
| ROE | 18.7% | 11.8% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
投資論点は、国内建設需要の持続性と海外展開のリスク・リターン。強気派は、東京オリンピック後の需要減退懸念を払拭する旺盛な建設投資と、防災・老朽化対策など政策支援を追い風に、収益拡大が続くとみる。特に2026年3月期の営業利益率9%目標は大幅改善を意味し、高収益体質への変革を評価する。一方、弱気派は、建設業界の人手不足による人件費上昇と、大型案件の採算悪化リスクを指摘。また、海外事業の不確実性や、円安による資材費高騰が利益を圧迫する可能性を懸念。
- 受注環境の好調
大規模再開発やインフラ更新需要が高く、受注残も積み上がる
- 利益率の改善計画
2026年3月期の目標営業利益率9%は前期比で大幅上昇を見込む
- 高いROE
18.7%のROEは資本効率の良さを示し、株主価値向上に寄与
- 2026年3月期営業利益1,880億円へ大幅増益通年影響中
営業利益は1,202億円から1,880億円、56.4%の増益
- 営業利益率9.0%へ大幅改善通年影響中
営業利益率は5.58%から9.0%へ3.42ポイント改善
- 2026年3月期純利益1,700億円へ増益通年影響中
純利益は1,238億円から1,700億円、37.3%の増益
- ROE18.7%と高収益でPBR2.25倍も許容継続影響弱
ROE18.7%は高く、PBR2.25倍は妥当な評価
- 人手不足の深刻化
建設技能者の不足で労務費が上昇し、現場の生産性が低下
- 資材価格の高騰
鋼材やセメントなど原材料価格の上昇が採算を圧迫する
- 海外の不確実性
海外プロジェクトは政治・経済リスクが高く、損失発生の可能性
- 2026年3月期売上高2.09兆円と前期比3%減通年影響中
売上高は21,542億円から20,891億円、3.0%減収
- 予想PER13.9倍と現在12.56倍より悪化不定影響弱
予想PERは13.9倍と現在12.56倍を上回り、将来の減益懸念
- 株価1年で32.1%上昇、過熱感不定影響弱
株価は1年で32.1%上昇、利益確定売りリスク
- 外国人保有41.12%と高く、売り圧力継続影響弱
外国人保有比率41.12%、リスク回避時に売り出る要因
- 受注高
- 将来の売上を左右する先行指標で、受注環境を把握するため
- 受注残
- 手持ち工事の量と利益確保の安定性を示す
- 営業利益率
- 採算改善の進捗と収益性を測る重要な指標
- 海外売上比率
- 国内依存からのリスク分散と成長性を評価する
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり380円で、前期から+47.6%。いまの株価に対する利回りは3.01%。増配か配当維持が2年続いている。
| 決算期 | 1株あたり配当円 | 前期比% | 配当性向% |
|---|---|---|---|
| 2017年3月 | 100 | — | 25.3 |
| 2018年3月 | 125 | 25.0 | 25.2 |
| 2019年3月 | 130 | 4.0 | 29.7 |
| 2020年3月 | 130 | 0.0 | 27.6 |
| 2021年3月 | 130 | 0.0 | 34.7 |
| 2022年3月 | 130 | 0.0 | 45.8 |
| 2023年3月 | 130 | 0.0 | 68.7 |
| 2024年3月 | 130 | 0.0 | 107.2 |
| 2025年3月 | 210 | 61.5 | 40.2 |
| 2026年3月 | 310 | 47.6 | 35.3 |
過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥380
株主
有価証券報告書より
2026年3月期末の株主数は延べ45,405人。区分でいちばん多いのは外国法人で41.1%。グループ会社や銀行などの安定株主が34.1%を占め、残る65.9%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2021年3月% | 2022年3月% | 2023年3月% | 2024年3月% | 2025年3月% | 2026年3月% |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 外国法人 | 28.5 | 32.3 | 30.7 | 37.7 | 34.5 | 41.1 |
| 金融機関 | 31.8 | 32.7 | 32.3 | 28.4 | 27.7 | 27.0 |
| 個人・その他 | 29.0 | 23.1 | 23.6 | 22.4 | 27.8 | 22.2 |
| 事業法人 | 7.2 | 8.0 | 8.3 | 8.2 | 7.4 | 7.1 |
| 証券会社 | 3.5 | 3.9 | 5.1 | 3.2 | 2.6 | 2.6 |
| 自己株式 | 8.3 | 0.1 | 0.2 | 0.2 | 6.1 | 0.0 |
| 外国人個人 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口) | 15.47 |
| 02 | 株式会社日本カストディ銀行(信託口) | 6.02 |
| 03 | 大成建設取引先持株会 | 3.79 |
| 04 | ザ チェース マンハッタン バンク エヌエイ ロンドン エス エルオムニバス アカウント(常任代理人:株式会社みずほ 銀行) | 3.06 |
| 05 | ステート ストリート バンクアンド トラスト カンパニー505001(常任代理人 株式会社みずほ 銀行) | 2.72 |
| 06 | ステート ストリート バンクアンド トラスト カンパニー505223(常任代理人 株式会社みずほ 銀行) | 2.29 |
| 07 | 大成建設社員持株会 | 2.20 |
| 08 | 明治安田生命保険相互会社 | 1.74 |
| 09 | 三菱地所株式会社 | 1.49 |
| 10 | ジェーピー モルガン チェースバンク 385781(常任代理人 株式会社みずほ 銀行) | 1.31 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
- 2026-08-20ブラックロック・ジャパン株式会社新規の大量保有報告7.45%+1.22pt
提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 14期分
1株利益は14期で+5727%、1株純資産は14期で+1840%。直近期のROEは18.7%で、日本株の目安とされる8%を上回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 18 | 300 | 6.3 | 14.7 | 45.8 |
| 2014年3月 | 28 | 335 | 8.9 | 16.4 | 31.6 |
| 2015年3月 | 34 | 419 | 8.8 | 20.3 | 34.4 |
| 2016年3月 | 66 | 443 | 15.3 | 11.3 | 31.6 |
| 2017年3月 | 393 | 2,483 | 16.7 | 10.3 | 25.3 |
| 2018年3月 | 561 | 2,975 | 20.5 | 9.6 | 25.2 |
| 2019年3月 | 512 | 3,303 | 16.2 | 10.0 | 29.7 |
| 2020年3月 | 573 | 3,550 | 16.6 | 5.8 | 27.6 |
| 2021年3月 | 443 | 4,085 | 11.6 | 9.6 | 34.7 |
| 2022年3月 | 351 | 4,336 | 8.4 | 10.1 | 45.8 |
| 2023年3月 | 241 | 4,402 | 5.6 | 17.0 | 68.7 |
| 2024年3月 | 216 | 5,040 | 4.6 | 26.0 | 107.2 |
| 2025年3月 | 683 | 5,041 | 13.8 | 9.7 | 40.2 |
| 2026年3月 | 1,026 | 5,816 | 18.7 | 15.7 | 35.3 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
72名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は72名。2026/3期の役員報酬は総額1,091百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約10倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 田中茂義 | 代表取締役 会長 | 71 | 20,900 |
| 相川善郎 | 代表取締役 社長 | 68 | 6,165 |
| 笠原淳一 | 代表取締役 | 65 | 2,991 |
| 岡田正彦 | 取締役 | 67 | 3,372 |
| 白川賢志 | 取締役 | 65 | 6,498 |
| 山浦真幸 | 取締役 | 64 | 2,717 |
| 吉野雄一郎 | 取締役 | 63 | 4,092 |
| 大塚紀男 | 取締役 | 76 | 1,600 |
| 國分文也 | 取締役 | 73 | 1,600 |
| 上條努 | 取締役 | 72 | 800 |
| 小出寛子 | 取締役 | 69 | 400 |
| 林隆 | 常勤監査役 | 75 | 5,400 |
残りの役員60名を開く
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 奥田秀一 | 常勤監査役 | 64 | 4,050 |
| 佐藤康博 | 監査役 | 74 | — |
| 大原慶子 | 監査役 | 66 | — |
| 宮内和洋 | 監査役 | 63 | — |
| 羽場幸男 | 取締役 | 63 | 3,300 |
| 西澤敬二 | 取締役 | 68 | — |
| 植村京子 | 監査役 | 65 | — |
| 迫田裕治 | 監査役 | 58 | — |
| 木村普 | 副社長執行役員 | — | — |
| 北口雄一 | 副社長執行役員 | — | — |
| 江島明 | 専務執行役員 | — | — |
| 亀澤靖 | 専務執行役員 | — | — |
| 中村有孝 | 専務執行役員 | — | — |
| 鈴木淳司 | 専務執行役員 | — | — |
| 長島一郎 | 専務執行役員 | — | — |
| 植松徹 | 専務執行役員 | — | — |
| 谷川裕二 | 専務執行役員 | — | — |
| 深澤裕紀 | 専務執行役員 | — | — |
| 西山秀樹 | 専務執行役員 | — | — |
| 越智繁雄 | 常務執行役員 | — | — |
| 澤田和宏 | 常務執行役員 | — | — |
| 髙瀨昭雄 | 常務執行役員 | — | — |
| 菅原達也 | 常務執行役員 | — | — |
| 松村正人 | 常務執行役員 | — | — |
| 辻利之 | 常務執行役員 | — | — |
| 眞武伸哉 | 常務執行役員 | — | — |
| 北川克彦 | 常務執行役員 | — | — |
| 山﨑貴士 | 常務執行役員 | — | — |
| 上田洋二 | 常務執行役員 | — | — |
| 鈴木新 | 常務執行役員 | — | — |
| 河合邦彦 | 常務執行役員 | — | — |
| 中村功 | 常務執行役員 | — | — |
| 足立憲治 | 常務執行役員 | — | — |
| 西河誠 | 常務執行役員 | — | — |
| 森田浩三 | 常務執行役員 | — | — |
| 廣瀬淳一 | 常務執行役員 | — | — |
| 三木洋人 | 常務執行役員 | — | — |
| 吉田正大 | 執行役員 | — | — |
| 波多江祐輔 | 執行役員 | — | — |
| 槇田素之 | 執行役員 | — | — |
| 網頭正記 | 執行役員 | — | — |
| 小山重久 | 執行役員 | — | — |
| 玉村光平 | 執行役員 | — | — |
| 島伸一 | 執行役員 | — | — |
| 山内浩実 | 執行役員 | — | — |
| 冨永正 | 執行役員 | — | — |
| 大塚洋志 | 執行役員 | — | — |
| 出野昭彦 | 執行役員 | — | — |
| 和田茂明 | 執行役員 | — | — |
| 吉田真悟 | 執行役員 | — | — |
| 岡田浩樹 | 執行役員 | — | — |
| 坂本明伸 | 執行役員 | — | — |
| 松﨑薫 | 執行役員 | — | — |
| 山口祐輔 | 執行役員 | — | — |
| 谷和仁 | 執行役員 | — | — |
| 三池敏裕 | 執行役員 | — | — |
| 古谷仁 | 執行役員 | — | — |
| 中村泰介 | 執行役員 | — | — |
| 海野晋 | 執行役員 | — | — |
| 石久保猛 | 執行役員 | — | — |
役員報酬の内訳2026/3期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 株式報酬百万円 | その他百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 7 | 438 | 55 | — | 868 | 124 |
| 社外取締役 | 5 | 86 | — | — | 86 | 17 |
| 監査役 | — | 79 | — | 2 | 79 | — |
| 社外監査役 | 5 | 58 | — | — | 58 | 12 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
ニュース
AI解説今日の重要ニュースより
「今日の重要ニュース」で大成建設を取り上げた解説を、新しい順に並べている。
有価証券報告書
有価証券報告書 2026/3期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容849字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題1,087字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク8,310字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)7,089字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
- 有価証券報告書有価証券報告書-第166期(2025/04/01-2026/03/31)2026-06-16
- 半期報告書半期報告書-第166期(2025/04/01-2026/03/31)2025-11-12
- 有価証券報告書有価証券報告書-第165期(2024/04/01-2025/03/31)2025-06-17
- 半期報告書半期報告書-第165期(2024/04/01-2025/03/31)2024-11-08
- 有価証券報告書有価証券報告書-第164期(2023/04/01-2024/03/31)2024-06-21
- 四半期報告書四半期報告書-第164期第3四半期(2023/10/01-2023/12/31)2024-02-09
- 四半期報告書四半期報告書-第164期第2四半期(2023/07/01-2023/09/30)2023-11-14
- 四半期報告書四半期報告書-第164期第1四半期(2023/04/01-2023/06/30)2023-08-08
- 有価証券報告書有価証券報告書-第163期(2022/04/01-2023/03/31)2023-06-28
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- 四半期報告書四半期報告書-第163期第2四半期(令和4年7月1日-令和4年9月30日)2022-11-14
- 四半期報告書四半期報告書-第163期第1四半期(令和4年4月1日-令和4年6月30日)2022-08-08
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