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日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,085.45+319ドル円158.62-2NASDAQ26,241.86+142S&P 5007,680.46+49SOX 指数11,350.08+619/2終値

清水建設

SHIMIZU CORPORATION1803 · Prime · 建設業

国内大手総合建設会社。建築・土木の建設事業に加え、投資開発事業や道路舗装事業を展開。

概要

清水建設は、国内スーパーゼネコン大手の一角で、建築・土木の設計施工を中核とする。不動産開発、道路舗装、エンジニアリング、再生可能エネルギー等にも展開する。2026年3月期の連結売上高は2兆578億円、従業員数は2万2278人。東京証券取引所プライム市場に上場している。社是は渋沢栄一の教えに基づく「論語と算盤」。長期ビジョン「SHIMZ VISION 2030」の下、2030年度に連結経常利益2,000億円以上を目指す。

建設・投資開発・道路舗装の3セグメント

清水建設グループは、142社の子会社と23社の関連会社で構成される。報告セグメントは「当社建設事業」「当社投資開発事業」「道路舗装事業」の3つである。2026年3月期、当社建設事業の売上高は1兆4,774億円、投資開発事業は531億円、道路舗装事業は1,683億円。これらに含まれないエンジニアリング、グリーンエネルギー開発、建物ライフサイクル事業等は「その他」に区分され、売上高4,892億円を計上した。子会社にはあおみ建設、日本ファブテック、第一設備工業、シミズ・ビルライフケアなどがあり、工事の一部を発注している。北米ではシミズ・アメリカ社が事業を統括する。投資開発事業では土地・建物の賃貸・分譲を行い、道路舗装事業は子会社日本道路が高速道路等の舗装工事を手掛ける。

国内を中心とした支店ネットワーク

本店は東京都中央区京橋に所在。全国に東京、大阪、名古屋、九州、北海道、東北、北陸、四国、横浜、千葉などの支店を有する。1960年代から1990年代にかけて支店網を拡充してきた。海外事業は北米をシミズ・アメリカ社が統括し、長期ビジョンでは海外売上高比率25%を目標とするが、現時点では国内が中心である。第124期の建設事業受注高は1兆8,045億円に上る。受注方法は特命と競争に分かれ、建築工事では特命比率が47.7%、土木工事では8.8%である。土木工事の売上高の約61%は官公庁からの受注であり、建築工事では民間が93.2%を占める。

過去最高の収益を達成した2026年3月期

2026年3月期の連結売上高は2兆578億円(前期比5.8%増)、営業利益は1,187億円(同67.1%増)、親会社株主帰属純利益は1,266億円(同91.8%増)と大幅増益。経常利益は1,223億円。セグメント別では当社建設事業の営業利益が906億円と全体の約76%を占める。道路舗装事業の営業利益は105億円、その他事業は305億円であった。営業活動によるキャッシュ・フローは416億円の増加。期末の現金同等物残高は3,544億円。

グループ経営の指針「SHIMZ VISION 2030」

清水建設は「論語と算盤」を社是とし、2030年を見据えた長期ビジョン「SHIMZ VISION 2030」で「スマート イノベーション カンパニー」を目指す。3つのイノベーション(事業構造、技術、人財)により、2030年度に連結経常利益2,000億円以上を目標とする。事業構成は建設65%、非建設35%、地域構成は国内75%、海外25%を想定。中期経営計画〈2024-2026〉では「持続的成長に向けた経営基盤の強化」を基本方針とし、役員・従業員が「超建設」のマインドセットを共有する。

業界の中での役割は建設事業の大手ゼネコン。設計・施工から開発・維持管理まで一貫提供。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
2.1兆円
営業利益
1,187億円
営業利益率
5.8%
純利益
1,266億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
当社建設 事業1.5兆円71.8%907億円6.1%
その他(注2)3,717億円18.1%305億円8.2%
道路舗装 事業1,557億円7.6%106億円6.8%
当社投資開発事業526億円2.6%167億円31.7%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01建設(当社建設事業)主力

オフィスビル、工場、商業施設、公共建築、土木工事など、建築・土木の設計施工を国内で包括的に手掛ける。

主な製品・サービス2
建築工事
オフィスビル、工場、倉庫、病院、学校等の設計・施工。
土木工事
道路、トンネル、橋梁、ダム、河川工事等の設計・施工。

02投資開発(当社投資開発事業)準主力

土地・建物の賃貸・分譲、不動産開発事業。自社保有不動産の有効活用も行う。

03道路舗装(道路舗装事業)準主力

子会社日本道路が道路舗装工事、維持修繕事業を展開。アスファルト舗装が中心。

主な製品・サービス1
道路舗装工事
高速道路、一般道路のアスファルト舗装・補修工事。

04その他(エンジニアリング・再生可能エネルギー等)副次

エンジニアリング事業(プラント等)、グリーンエネルギー開発(太陽光・風力等)、建物ライフサイクル事業(維持管理・改修)、建設機械レンタル、PFI事業などをグループ会社が展開。

主な製品・サービス2
グリーンエネルギー開発
太陽光発電所、風力発電所の開発・運営。
PFI事業
公共施設等の建設・維持管理・運営を一括受託。

製品と技術

建築工事における免震・超高層技術

建築工事では、オフィスビル、工場、病院、学校などの設計施工を手掛ける。免震構造や超高層建築技術に強みを持ち、第124期の建築工事受注高は1兆4,505億円。売上高は1兆1,908億円で、受注の47.7%は特命による。民間案件が大半を占め、官公庁は6.8%である。第123期の主な完成工事に野村不動産のBLUE FRONT SHIBUYAがある。建築工事はグループ売上高の約57%を占める主力事業である。

土木工事とシールド工法の適用

土木工事では道路、トンネル、橋梁、ダム、河川工事などを手掛ける。代表的な技術としてシールド工法があり、都市部の地下トンネル施工に活用されている。第124期の土木工事受注高は3,539億円、売上高は2,987億円。競争受注が85.7%と高く、官公庁工事の割合は建築より高く、土木工事売上の約61%が官公庁である。受注方法の違いが建築と土木の事業特性を表している。

道路舗装事業 子会社日本道路の役割

道路舗装事業は子会社日本道路が担う。高速道路や一般道路のアスファルト舗装工事、維持修繕を主力とする。2026年3月期の売上高は1,683億円、セグメント利益は105億円。日本道路はグループの中核子会社の一つであり、道路工事を通じて社会インフラを支えている。また、日本道路以外にもあおみ建設等が土木工事を手掛けており、グループ全体で幅広いインフラ需要に対応する。

再生可能エネルギーとPFIによる非建設事業

その他事業の柱として、グリーンエネルギー開発では太陽光発電所や風力発電所の開発・運営を手掛ける。PFI事業では公共施設の建設、維持管理、運営を一括受託する。これらの非建設事業は2026年3月期に売上高4,892億円、セグメント利益305億円を計上し、グループ収益の約26%を占める。エンジニアリング事業や建物ライフサイクル事業も含まれ、事業ポートフォリオの多様化に貢献している。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

建設業のなかでの位置

総合建設で国内大手、海外比率高く内需依存低め

清水建設は国内総合建設業界の大手ゼネコンであり、国内の建築・土木工事を中心に幅広い事業を展開している。同業他社との比較では、売上高は2兆円規模と業界内で上位に位置するが、国内市場の成熟化や建設コスト上昇の影響を受けやすい。ライバルであるミライト・ワンやショーボンドホールディングスはそれぞれ通信建設や補修・補強分野に特化しており、清水建設のような総合建設とはビジネスモデルが異なる。一方で、近年は海外インフラ需要の取り込みや、省人化・デジタル技術の活用による生産性向上を進めており、国内大手としての安定した受注基盤を活かしつつも、収益性の改善が課題となっている。

強み

  • 総合建設業界で長年の実績と信用を有し、大型案件の受注に強い
  • アジアなど海外インフラ事業で実績を持ち、成長市場へのアクセスがある
  • 施工技術や環境対応技術の研究開発に投資し、競争力を維持している
  • 売上高2兆円規模で財務的余裕があり、不況期でも事業継続が可能

課題

  • 売上規模に比べて営業利益率が低く、収益性向上が急務である
  • 国内建設市場の成熟化で需要が伸び悩み、受注競争が激化している
  • 人件費や資材価格の高騰が利益を圧迫し、価格転嫁が必要である

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

総合建設 (ゼネコン)の時価総額近傍。太字が清水建設

時価総額で並べると、掲載10社のなかで5番目にあたる。

#企業時価総額PER
11925大和ハウス工業3.1兆円8.4倍
21928積水ハウス2.3兆円8.6倍
31802大林組2.1兆円12.0倍
41801大成建設2.1兆円12.3倍
51803清水建設1.7兆円12.8倍
61878大東建託1.1兆円11.1倍
75406神戸製鋼所8,052億円8.5倍
85076インフロニア・ホールディングス7,832億円11.0倍
99009京成電鉄6,918億円13.4倍
109142九州旅客鉄道5,583億円12.2倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(総合建設 (ゼネコン))に従っています。

会社の歴史

沿革 27件

合資会社清水組の設立から株式会社へ(1915-1937)

1915年10月、資本金100万円で合資会社清水組を設立。1928年には芝浦鐵工所を分離し、東京鐵骨橋梁製作所(現日本ファブテック)を設立。1937年8月に株式会社清水組に改組し、同年11月に合資会社清水組を合併。同時に名古屋支店、大阪支店、九州支店を開設し、全国展開の基盤を築いた。これにより、関東圏以外にも拠点を広げ、全国的な施工体制を整えた。また、1939年には北海道支店を開設し、さらに範囲を拡大した。

戦後復興と社名変更に伴う組織再編(1945-1948)

第二次世界大戦後、1945年5月に広島支店、1946年4月に仙台支店、同年7月に北陸支店・四国支店を開設。1946年8月には建設資材販売会社の丸喜産業(現ミルックス)を設立。1947年3月に第一設備工業を設立。1948年2月、社名を清水建設株式会社に変更し、現在の事業体制の礎を築いた。戦後復興需要に対応すべく、支店網と関連会社を整備した。

株式上場と東京証券取引所第一部指定(1961-1962)

1961年4月、東京店頭市場に株式公開。同年10月、東京証券取引所市場第二部に上場。翌1962年2月には第一部に指定され、同年10月には名古屋・大阪両証券取引所市場第一部にも上場した。この上場により、資金調達力と信用力を高め、大型プロジェクトへの本格参入が可能となった。その後も1980年横浜支店、1987年千葉支店、1992年東京支店・土木東京支店を開設し、営業基盤を強化した。

事業多角化の推進:不動産とリース(1971-1990)

1971年5月、不動産取引業務を定款に追加。1980年4月横浜支店、1987年4月千葉支店を開設。1982年6月にはEC化に対応するため事業目的を拡充。1986年4月にリフォーム子会社、1988年4月に機械リース子会社を設立し、建設以外の事業領域を拡大した。1990年6月には資源エネルギー開発や情報通信分野等、新規事業への展開を定款に追加した。

PFI・環境事業への進出(2000-2006)

2000年6月、エネルギー供給事業やPFI事業への展開を定款に追加。同年11月に不動産会社の清水総合開発を設立。2006年6月には土壌浄化事業や温室効果ガス排出権取引事業を追加し、環境関連分野への本格参入を図った。これにより、建設事業に加え、開発・環境・エネルギー事業を担う総合建設会社へと発展した。2000年代以降、社会インフラの維持更新需要にも対応している。

長期ビジョン策定と収益拡大の現在(2024-2026)

2024年5月、中期経営計画〈2024-2026〉を策定。基本方針を「持続的成長に向けた経営基盤の強化」とし、役員・従業員が「超建設」のマインドセットを共有。その結果、2026年3月期の連結売上高は2兆578億円、営業利益は1,187億円と過去最高水準を達成。2030年には経常利益2,000億円以上を掲げる。長期ビジョン「SHIMZ VISION 2030」の実現に向け、3つのイノベーションを推進している。

年表27件を開く

1910年代

  • 1915年10月創業資本金100万円をもって合資会社清水組を設立し、会社組織に変更した。

1920年代

  • 1928年2月創業本店芝浦鐵工所を、合資会社東京鐵骨橋梁製作所(現 日本ファブテック株式会社)として設立

1930年代

  • 1937年8月創業株式会社清水組設立
  • 1937年11月M&A合資会社清水組を合併 名古屋支店・大阪支店(現 関西支店)・九州支店開設
  • 1939年5月北海道支店開設

1940年代

  • 1945年5月広島支店開設
  • 1946年4月仙台支店開設(現 東北支店)
  • 1946年7月北陸支店・四国支店開設
  • 1946年8月創業建設資材等の販売会社の丸喜産業株式会社(現 株式会社ミルックス)を設立
  • 1947年3月創業総合設備会社の第一設備工業株式会社を設立
  • 1948年2月商号変更清水建設株式会社と社名変更

1960年代

  • 1961年4月当社株式を東京店頭市場に公開
  • 1961年10月上場当社株式を東京証券取引所市場第二部に上場
  • 1962年2月上場当社株式を東京証券取引所市場第一部に上場
  • 1962年10月上場当社株式を名古屋・大阪両証券取引所市場第一部に上場

1970年代

  • 1971年5月不動産取引に関する業務を事業目的に追加した。

1980年代

  • 1980年4月横浜支店開設
  • 1982年6月EC(エンジニアリング・コンストラクター)化に備えるため、定款の事業目的を追加した。
  • 1986年4月創業当社リフォームセンターを株式会社シミズリフォーム(現 株式会社シミズ・ビルライフケア)として設立
  • 1987年4月千葉支店開設
  • 1988年4月創業当社機械事業部を株式会社エスシー・リース・マシーナリ(現 株式会社エスシー・マシーナリ)として設立

1990年代

  • 1990年6月資源エネルギー開発、環境整備等への業容拡大と、情報通信システム分野、医療用機械器具の販売、損害保険代理業等新規事業分野への展開に備えるため、定款の事業目的を追加した。
  • 1991年4月本店を東京都中央区から港区に移転
  • 1992年4月東京支店・土木東京支店開設

2000年代

  • 2000年6月エネルギー供給事業、公共施設の企画・建設・保有などPFI事業等の展開に備えるため、定款の事業目的を追加した。
  • 2000年11月創業不動産会社の清水総合開発株式会社を設立
  • 2006年6月土壌浄化事業、温室効果ガス排出権の取引に関する事業等の展開に備えるため、定款の事業目的を追加するとともに、当面事業展開を予定しない事業目的を削除した。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち1項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 連結経常利益2030年度まで2,000億円以上

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    建設事業の収益力向上と生産体制再構築

    建設事業において「高収益な事業体質への転換」と「ものづくりの魅力を追求できる生産体制の再構築」を柱に、技術・品質の追求と収益力向上に取り組む。リニューアル、環境、防災・減災、原子力、木質建築、スマートシティ、国土強靭化、インフラ更新、再エネ関連施設など有望マーケットへの対応力を強化する。

  2. 02

    非建設事業の拡大と収益安定化

    不動産開発事業では資産多様化、バリューアップ、ブランド価値向上、グループ連携によるバリューチェーン拡大を推進。エンジニアリング事業では再エネ・GX、先端生産施設、DX、環境浄化の受注拡大と洋上風力EPC・SEP船運用で収益安定化を図る。グリーンエネルギー開発事業と建物ライフサイクル事業は成長投資を継続しスケール化を目指す。

  3. 03

    フロンティア領域の事業化推進

    宇宙開発(小型ロケット打上げ・衛星測位サービス・月面技術)、海洋開発(浮体式建築の設計施工技術確立・市場創出)、自然共生(大規模ハウスイチゴ栽培等による地域農業再生)の3分野で技術開発と事業モデル確立・収益化を目指し成長投資を継続する。

  4. 04

    経営基盤の強化とサステナビリティ経営の進化

    人財と組織力の成長を促す人事制度や人財マネジメント体系を再構築し、挑戦・共創する多様な人財を育成する。マーケティング、技術開発・知的財産、デジタル、グローバル化、サプライチェーン、グループ経営の6機能の全社横断連携を強化し、サステナビリティ経営を進化させる。

  5. 05

    グローバル展開の自立化と収益力強化

    海外拠点の経営自立化を重点的に推進し、エリアごとの事業機会・リスク・収益性を見極め、進出国に根差した持続的・安定的な事業展開を図る。東アジア・東南アジア、西南アジア・アフリカ、北米の主要エリアで飛躍を目指し、グローバルプラットフォームを進化させる。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で22,278人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は1,043万円で、9期前と比べて+3.3%平均年齢は43.7歳、平均勤続年数は16.1年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月15,925
2018年3月16,024
2019年3月1,01043.015.416,184
2020年3月1,00742.915.316,297
2021年3月97142.815.316,586
2022年3月97843.115.619,661
2023年3月97243.415.919,869
2024年3月98243.615.920,515
2025年3月1,01243.716.021,286334
2026年3月1,04343.716.122,278533

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率5.7%
縦線は目安の30%
男性育休取得率94.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)64.2%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社30(国内 27 / 海外 3) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
投資開発本部 — 東京都中央区2,376億円
本社 — 東京都中央区837億円
NOVARE — 東京都江東区459億円
本社他 — 東京都港区他327億円
エンジニアリング事業本部 — 東京都中央区326億円
グリーンエネルギー事業本部 — 東京都中央区164億円
本店他 — 東京都中央区他111億円
取手工場他 — 茨城県取手市他106億円
技術研究所 — 東京都江東区9,336百万円
建築総本部 — 東京都中央区8,287百万円
ほか3件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    日本道路㈱ ※
    東京都港区
    議決権100.0%
  • 国内
    あおみ建設㈱
    東京都千代田区
    議決権69.3%
  • 国内
    清水総合開発㈱
    東京都中央区
    議決権100.0%
  • 国内
    日本ファブテック㈱
    東京都港区
    議決権84.6%
  • 国内
    丸彦渡辺建設㈱
    札幌市豊平区
    議決権57.6%
  • 国内
    第一設備工業㈱
    東京都港区
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱ミルックス
    東京都中央区
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱エスシー・マシーナリ
    横浜市瀬谷区
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱シミズ・ビルライフケア
    東京都中央区
    議決権100.0%
  • 国内
    日本建設㈱
    東京都千代田区
    議決権95.0%
  • 国内
    ㈱エスシー・プレコン
    千葉県流山市
    議決権100.0%
  • 国内
    シミズ・ファイナンス㈱
    東京都中央区
    議決権100.0%
残りのグループ会社18社を開く
  • つくば営農型太陽光発電㈱東京都中央区100%
  • シミズ・USA・ホールディングス社 ※アメリカ合衆国 デラウェア州100%
  • シミズ・アメリカ社アメリカ合衆国 デラウェア州100%
  • シミズ・ノースアメリカLLCアメリカ合衆国 デラウェア州100%
  • シミズ・リアルティ・デベロップメント(U.S.A.)社アメリカ合衆国 デラウェア州100%
  • シミズ・インターナショナル・ファイナンス(U.S.A.)社アメリカ合衆国 デラウェア州100%
  • SCB Boylston PO, LLC ※アメリカ合衆国 デラウェア州97%
  • SCB Boylston Holding, LLC ※アメリカ合衆国 デラウェア州97%
  • SC Boylston Investment, LLC ※アメリカ合衆国 デラウェア州100%
  • 清水建設(中国)有限公司中華人民共和国 上海市100%
  • Grandwork Interior Pte. Ltd.シンガポール 共和国100%
  • シミズ・インベストメント(アジア)社 ※シンガポール 共和国100%
  • シミズ・インターナショナル・キャピタル(シンガポール)社シンガポール 共和国100%
  • その他113社
  • 東京コンクリート㈱東京都江東区33%
  • ㈱幕張テクノガーデン千葉市美浜区27%
  • プロパティデータバンク㈱東京都港区27%
  • その他8社
国際子会社 (GLEIF登録 1社)
  • USShimizu USA Holdings, Inc.

国際的な法人識別子 (LEI) の親子関係データ。金融取引を行う子会社が中心で、全子会社の一覧ではありません。

公共調達・補助金 (gBizINFO)
  • 調達
    平成30年度中間貯蔵(大熊4工区)土壌貯蔵施設等工事
    環境省 · 2018-04-03
    382億円
  • 調達
    平成29年度中間貯蔵(大熊2工区)土壌貯蔵施設等工事
    環境省 · 2017-04-28
    280.7億円
  • 調達
    平成27年度大熊町復興拠点除染等工事
    環境省 · 2015-06-01
    185.5億円
  • 調達
    令和7~10年度中間貯蔵大熊地区受入分別処理・貯蔵工事
    環境省 · 2025-09-01
    161.7億円
  • 調達
    平成29年度大熊町特定復興再生拠点区域被災建物等解体撤去等及び除染等工事(その1)
    環境省 · 2018-01-23
    130億円
  • 調達
    平成28年度中間貯蔵施設の土壌貯蔵施設等工事(大熊町)
    環境省 · 2016-06-07
    82億円
  • 調達
    令和7~9年度中間貯蔵浸出水処理設備設置工事
    環境省 · 2025-09-08
    62.4億円
  • 調達
    令和2年度除去土壌等輸送工事(大熊その2)
    環境省 · 2021-01-06
    55.3億円
  • 調達
    沼津法務総合庁舎新営(建築)工事
    法務省 · 2022-10-05
    23億円
  • 調達
    平成31年度から平成32年度までの葛尾村広域処理における可燃性除染廃棄物等の収集運搬業務
    環境省 · 2019-02-12
    13.7億円

出典: gBizINFO (経済産業省)

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は2.1兆円営業利益1,187億円前期と比べると増収増益で、売上が+5.8%、利益が+67.2%。

売上高
+5.8%
2.1兆円
営業利益
+67.2%
1,187億円
純利益
+91.8%
1,266億円
営業利益率
5.8%
前期比 +2.1%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高2.3兆円2.1兆円
営業利益1,530億円1,187億円
純利益1,655億円1,266億円
1株あたり配当¥77¥77

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は4,828億円、営業利益は193億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+9.4%、営業利益は+227.1%。

対象期間売上高兆円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q0.61276
2024年1Q0.44591.3187
2024年2Q0.50−57−1.2−25
2024年3Q0.51−522−10.2−371
2024年4Q0.56381
2025年2Q0.841772.1107
2025年4Q1.115334.8553
2026年2Q0.903894.3462
2026年4Q1.167986.9804
2027年1Q0.481934.0553

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は1.4兆円から2.1兆円へ1.5倍に増えた。直近期の営業利益率は5.8%。純利益は2期連続で増加。

決算期売上高兆円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月1.4217359
2014年3月1.50293142
2015年3月1.57562334
2016年3月1.66955593
2017年3月1.571,312989
2018年3月1.521,241850
2019年3月1.671,340997
2020年3月1.701,380990
2021年3月1.461,055772
2022年3月1.48504478
2023年3月1.93565491
2024年3月2.01−198172
2025年3月1.947107173.7660
2026年3月2.061,1871,2235.81,266

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高2.1兆円のうち、営業利益として残るのは1,187億円5.8%。営業外の損益と税金を反映した純利益は1,266億円、売上の6.2%にあたる。営業利益率は業種中央値7.3%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金87.5%1.8兆円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金6.8%1,394億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益5.8%1,187億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
12.5%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比1.6pt
5.8%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+0.7pt
6.2%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+2.9pt
13.8%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
4.8%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
3.4%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが416億円、投資CFが−69億円で、差し引きのフリーCFは347億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は3,545億円で、売上の2.1ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月464−297−1401672,166
2014年3月174−280−286−1061,834
2015年3月561−1761433852,425
2016年3月383−141922422,742
2017年3月1,437−347−6541,0903,158
2018年3月829−309−2615203,412
2019年3月−149−527−424−6762,300
2020年3月1,706−1,1576875493,527
2021年3月807−1,140−427−3332,763
2022年3月778−893196−1152,871
2023年3月838−5246563143,868
2024年3月−213−54−240−2673,392
2025年3月1,59178−7111,6694,381
2026年3月416−69−1,2063473,545

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は2.7兆円。このうち返さなくてよい自己資本が1.0兆円で、自己資本比率は36.8%(業種中央値55.5%より薄い)

決算期総資産兆円自己資本兆円負債兆円自己資本比率%
2013年3月1.460.361.1024.4
2014年3月1.510.381.1424.6
2015年3月1.700.481.2228.0
2016年3月1.720.491.2427.9
2017年3月1.690.581.1133.9
2018年3月1.780.661.1236.5
2019年3月1.860.741.1339.2
2020年3月1.900.741.1738.3
2021年3月1.910.821.0942.7
2022年3月2.130.881.2538.7
2023年3月2.450.911.5434.8
2024年3月2.540.951.5935.0
2025年3月2.520.921.6034.1
2026年3月2.651.001.6536.8

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
2,380億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
7,105億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
1.7兆円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
57
/ 100
安定性自己資本比率25 / 40
収益力営業利益率12 / 30
現金創出営業CFの黒字継続20 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

建設業 140社との比較

同じ建設業の企業と並べると、いちばん上に来るのはROE140社中39位あたり、逆に低いのは自己資本比率140社中120位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
13.8%/中央値 10.9%
P25 7.9%P75 14.3%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
5.8%/中央値 7.3%
P25 5.1%P75 9.4%
自己資本比率下位総資産のうち返済のいらないお金の割合
36.8%/中央値 55.5%
P25 43.8%P75 66.2%
売上成長率前期からの売上の伸び
5.8%/中央値 4.8%
P25 -1.9%P75 12.7%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
3.2%/中央値 3.5%
P25 2.7%P75 4.3%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥2,396で、1年前と比べて+21.4%過去52週の値幅のなかでは27%の位置にある。

¥2,396-2.4%1ヶ月-0.1%1年+21.4%時価総額1.7兆円
過去52週の値幅
安値¥1,941.5高値¥3,618

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)12.8倍
PER (会社予想)9.8倍
PBR1.60倍
配当利回り3.21%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は1ヶ月で-5.86%と下落。25日線(2407.26円)を下回り、75日線(2556.34円)も大きく割り込んだ。52週高値3618円からは約35%下落し、調整色が濃い。出来高は7月30日に1749万株と急増し、売りが殺到した。RSIは45.58と中立圏。週足では下げトレンドが続くが、200日線(2703.82円)を大きく下回っており、中長期でも弱含み。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準をほぼ妥当と判定しています(スコア 48/100)

PERは12.55倍と同業界平均の13.74倍を下回り、予想PERも9.6倍と低い。PBRは1.57倍で平均1.53倍とほぼ同水準。ROEは13.8%と高い収益性を示す。配当利回りは3.29%で平均3.4%とほぼ同水準、配当性向は36.7%と安定。直近の営業利益率は5.77%と改善傾向。総合的に妥当な評価で、収益性の高さと配当の安定性が魅力だが、PBRがやや高めで割安感は薄い。

指標この会社業種平均
PER (実績)12.8倍14.4倍
PER (予想)9.8倍
PBR1.60倍1.55倍
ROE13.8%11.8%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

ゼネコン業界は、国内建設需要の回復と人手不足、資材価格高騰の影響が混在。強気派は、2026年3月期の大幅な営業増益計画(大型案件の完工とコスト改善)を評価し、都市再開発や防災インフラ需要の増加を追い風に見る。弱気派は、人手不足による人件費上昇、資材価格の高止まり、受注競争の激化で利益率が圧迫される懸念を強調する。技術力と収益性の両立が焦点。

プラスに働く材料7
  • 大型案件の完工

    2026年3月期の営業増益計画が市場の期待を上回る

  • 都市再開発需要

    老朽インフラ更新や再開発が中期的に続く

  • 技術力の優位性

    シールド工法などで高難度工事を受注できる

  • 2026年3月期営業利益1,187億円へ大幅増益通年影響

    営業利益は710億円から1,187億円、67.2%の増益

  • 営業利益率5.77%へ改善通年影響

    営業利益率は3.65%から5.77%へ2.12ポイント改善

  • 2026年3月期純利益1,266億円へ倍増通年影響

    純利益は660億円から1,266億円、91.8%の増益

  • 予想PER9.8倍と割安圏不定影響

    予想PER9.8倍は現在12.82倍を下回り、業績拡大で割安

マイナスに働く材料7
  • 人手不足と人件費上昇

    建設技能者の不足で労働コストが増加する

  • 資材価格の高騰

    鋼材やセメントの価格上昇が工事原価を圧迫

  • 受注競争の激化

    ゼネコン同士の価格競争で利益率が低下する

  • 1年間で31.5%上昇、過熱感不定影響

    株価は1年で31.5%上昇、調整リスク

  • 前期の売上高は3.0%減と不安定通年影響

    直近前期は売上高が3.0%減の1.94兆円、業績変動リスク

  • 外国人保有比率26.46%と低く需給が限定的継続影響

    外国人保有は26.46%で、海外資金の流入が限定的

  • ROE13.8%は改善余地が大きい継続影響

    ROE13.8%は高くない水準で、資本効率の向上が課題

次の決算で確かめる点
受注高・受注残高
今後の収益の先行指標となるため
営業利益率
建設コストの変化が収益性に与える影響を測るため
国内建設投資額
ゼネコンの市場環境を示す重要なマクロ指標

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり77で、前期から+89.5%いまの株価に対する利回りは3.21%。増配か配当維持が2年続いている。

年間配当
¥77
1株あたり
配当利回り
3.21%
いまの株価に対して
配当性向
36.7%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
2年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月2623.8
2018年3月260.024.6
2019年3月3638.530.5
2020年3月385.632.9
2021年3月24−36.831.7
2022年3月23−4.237.5
2023年3月21−8.737.3
2024年3月20−4.8125.5
2025年3月3890.042.6
2026年3月7289.536.7

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥77

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ53,777人。区分でいちばん多いのは外国法人26.4%。グループ会社や銀行などの安定株主が48.4%を占め、残る51.6%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
外国法人22.120.221.121.922.526.4
事業法人22.622.723.625.225.525.1
金融機関32.831.629.228.927.423.3
個人・その他21.124.124.421.521.722.3
自己株式3.16.06.04.04.85.2
証券会社1.41.51.72.42.82.8
外国人個人0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)12.48
02清水地所株式会社11.54
03社会福祉法人清水基金5.41
04株式会社日本カストディ銀行(信託口)4.14
05一般財団法人住総研3.30
06清水建設グループ従業員持株会2.59
07STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505001 (常任代理人 株式会社みずほ銀行)2.11
08富国生命保険相互会社1.89
09株式会社日本カストディ銀行(金銭信託課税口)1.50
10JP MORGAN CHASE BANK 385642 (常任代理人 株式会社みずほ銀行)1.30

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+2382%、1株純資産は14期で+218%。直近期のROEは13.8%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月84531.840.796.8
2014年3月184743.929.682.0
2015年3月436087.919.126.7
2016年3月7661312.412.624.1
2017年3月12672918.87.923.8
2018年3月10883013.98.824.6
2019年3月12793014.47.630.5
2020年3月12895813.66.632.9
2021年3月1011,06910.08.931.7
2022年3月641,1175.811.537.5
2023年3月661,1515.911.337.3
2024年3月241,2442.042.4125.5
2025年3月951,2607.614.042.6
2026年3月1871,44013.814.936.7

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

65名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は65名。2026/3期の役員報酬は総額1,115百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約11倍にあたる。

氏名役職年齢
井上和幸代表取締役会長69
新村達也代表取締役社長 社長執行役員64
池田謙太郎代表取締役副社長 副社長執行役員 土木総本部長 安全環境担当68
関口猛取締役副社長 副社長執行役員 エンジニアリング事業担当 情報統括担当67
堤義人代表取締役副社長 副社長執行役員 建築総本部長 原子力・火力担当 スマートシティ推進担当 常盤橋プロジェクト総支配人66
清水規昭取締役53
岩本保取締役75
川田順一取締役70
田村真由美取締役66
定塚由美子取締役64
小林寛監査役(常勤)66
平山知彦監査役(常勤)61
残りの役員53名を開く
氏名役職年齢
石川薫監査役(非常勤)75
池永肇恵監査役(非常勤)65
四方光監査役(非常勤)63
羽田宇男副社長執行役員
齊藤武文代表取締役 副社長執行役員 土木総本部長 安全環境担当63
山下浩一専務執行役員
清水康次郎専務執行役員
森井満男取締役 専務執行役員 エンジニアリング事業担当 グリーンエネルギー事業担当 サステナビリティ担当 情報統括担当 イノベーション担当62
横山秀雄専務執行役員
藤田仁専務執行役員
原田知明専務執行役員
藤本裕之専務執行役員
金子美香専務執行役員
坂尾彰信常務執行役員
中原俊之常務執行役員
大迫一也常務執行役員
大橋成基常務執行役員
掛川秀史常務執行役員
伊藤卓也常務執行役員
山口充穂取締役 常務執行役員 財務担当 IR担当 企業倫理室 副室長62
清水優常務執行役員
岩垣尚樹常務執行役員
岡俊左常務執行役員
沖和之執行役員
富永秀行執行役員
角野淳一郎執行役員
中川收執行役員
湯原克佳執行役員
竹中康博執行役員
柴戸修執行役員
檜物隆之執行役員
新間英一執行役員
アメッド・モヒ執行役員
菊地延吉執行役員
中川健太郎執行役員
佐藤和美執行役員
青木徹執行役員
宮田和執行役員
川崎隆行執行役員
四元浩成執行役員
塚田泰三執行役員
小田洋明執行役員
野窪一郎執行役員
山田安秀執行役員
梅山英樹執行役員
東海幸一執行役員
藤澤英生執行役員
坂本雅信執行役員
清水宏執行役員
赤木和彦執行役員
宮森勇夫執行役員
大平友子執行役員
米谷佳夫取締役64

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数賞与百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)835871937117
社外取締役710815
監査役37023

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容804字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループは、当社、子会社142社及び関連会社23社で構成され、建設事業、開発事業及び各事業に附帯関連する事業を営んでおります。 建設事業……… 当社及び日本道路㈱、あおみ建設㈱、日本ファブテック㈱、丸彦渡辺建設㈱、第一設備工業㈱、㈱シミズ・ビルライフケア等が営んでおり、当社は工事の一部を関係会社に発注しております。 開発事業……… 当社及び清水総合開発㈱等が営んでおり、当社は一部の関係会社と土地・建物の賃貸借を行い、また建設工事を受注しております。 その他の事業… 建設資機材の販売及びリース事業を㈱ミルックスが営んでおり、当社は建設資機材の一部を購入・賃借しております。建設機械のレンタル事業を㈱エスシー・マシーナリが営んでおり、当社は一部の建設機械を賃借しております。当社及び関係会社等への資金貸付事業をシミズ・ファイナンス㈱等が営んでおります。公共施設等の建設・維持管理・運営等のPFI事業を多摩メディカルキャンパス㈱等が営んでおります。 このほか、北米における当社グループの事業活動の統括をシミズ・アメリカ社が行っております。 各事業と報告セグメントとの関連は、次のとおりであります。 当社グループは、当社における建設事業、投資開発事業及び日本道路㈱が営む事業を主要な事業としており、報告セグメントは、当社の建設事業を「当社建設事業」、当社の投資開発事業を「当社投資開発事業」、日本道路㈱が営む事業を「道路舗装事業」としております。また、当社が営んでいるエンジニアリング事業、グリーンエネルギー開発事業、建物ライフサイクル事業及び日本道路㈱を除く子会社が営んでいる各種事業は、報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、「セグメント情報」において「その他」に含めております。 事業の系統図は次のとおりであります。なお、関係会社の一部は、複数の事業を行っております。
経営方針・対処すべき課題9,448字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) シミズグループの中長期的な経営方針 当社は、1887年に相談役としてお迎えした渋沢栄一翁の教えである道徳と経済の合一を旨とする「論語と算盤」を「社是」とし、この考え方を基に、「真摯な姿勢と絶えざる革新志向により 社会の期待を超える価値を創造し 持続可能な未来づくりに貢献する」ことを「経営理念」として定めております。 当社は、2030年を見据えたシミズグループの長期ビジョン「SHIMZ VISION 2030」を定めるとともに、その実現に向けて、2024年5月に、当社は、「中期経営計画〈2024‐2026〉」を策定しました。 「SHIMZ VISION 2030」 ■目指す姿『スマート イノベーション カンパニー』 建設事業の枠を超えた不断の自己変革と挑戦、多様なパートナーとの共創を通じて、時代を先取りする価値を創造(スマート イノベーション)し、人々が豊かさと幸福を実感できる、持続可能な未来社会の実現に貢献します。 ■シミズグループが社会に提供する価値 イノベーションを通じた価値の提供により、SDGsの達成に貢献します。 ①安全・安心でレジリエント※1な社会の実現 地震や巨大台風、豪雨などの自然災害リスクが高まる中、生活と事業を災害から守ることが求められております。強靭な建物・インフラの構築を通じて、安全・安心でレジリエントな社会の実現に貢献していきます。 ・強靭な社会インフラの構築 ・建物・インフラの長寿命化 ・防災・減災技術の普及 ・ecoBCP※2の普及 ※1 レジリエント:強くしなやかで復元力がある ※2 ecoBCP:平常時の節電・省エネ(eco)対策と非常時の事業継続(BCP)対策を両立する施設・まちづくり ②健康・快適に暮らせるインクルーシブ※な社会の実現 高齢化や人口減少、都市化などの急速な社会変化が進む中、誰もが安心して快適に暮らせる社会が求められております。人に優しい施設やまちづくりを通じて、健康・快適に暮らせるインクルーシブな社会の実現に貢献していきます。 ・ICTを活用したまちづくり ・ユニバーサルデザインの普及 ・Well-beingの提供 ・人類の活躍フィールドの拡大(海洋、宇宙へ) ※インクルーシブ:すべての人が社会の一員として参加できる ③地球環境に配慮したサステナブル※な社会の実現 地球温暖化や森林破壊、海洋汚染などが深刻化する中、次世代に豊かな地球を残すことが求められております。環境負荷低減を目指す企業活動を通じて、地球環境に配慮したサステナブルな社会の実現に貢献していきます。 ・再生可能エネルギーの普及 ・省エネ・創エネ、ZEB(ゼロ・エネルギー・ビル)化の推進 ・事業活動におけるCO2排出量削減 ・自然環境と生物多様性の保全 ※サステナブル:地球環境を保全しつつ持続的発展が可能な ■ビジョンの達成に向けて 3つのイノベーションの融合により、新たな価値を創造するスマート イノベーション カンパニーを目指します。 ①事業構造のイノベーション ビジネスモデルの多様化とグローバル展開の加速、及び、グループ経営力の向上 ②技術のイノベーション 建設事業の一層の強化に向けた生産技術の革新と未来社会のメガトレンドに応える先端技術の開発 ③人財のイノベーション 多様な人財が活躍できる“働き方改革”の推進と社外人財との“共創”による「知」の集積 ■目指す収益構造 スマート イノベーション カンパニーへの進化により、2030年度に連結経常利益2,000億円以上を目指します。 連結売上利益の構成は、事業別では、建設65%、非建設35%、地域別では、国内75%、海外25%を想定しております。 「中期経営計画〈2024‐2026〉」 ■位置付け及び基本方針 社是「論語と算盤」及び経営理念を体現し、長期ビジョン「SHIMZ VISION 2030」で示した目指す姿を実現するための実行計画として中期経営計画〈2024‐2026〉を位置付けるとともに、役員・従業員一人ひとりが新たなマインドセット「超建設※」を共有し、本中期経営計画を実践することとしました。 中期経営計画〈2024‐2026〉の基本方針は、前中期経営計画〈2019‐2023〉の振返りにより浮き彫りとなった諸課題をふまえ、「持続的成長に向けた経営基盤の強化」としました。この基本方針及びそれに基づく事業展開は、「超建設」のマインドセットの下、レジリエント・インクルーシブ・サステナブルな社会の実現に象徴される「お客様・社会への提供価値」を常に念頭において実践してまいります。 ※超建設:当社グループにおいて大切にしてきた価値を基礎とし、既存の事業や組織の枠を超えて、お客様や社会の本質的なニーズや課題を積極的に探究しつつ、建設をはじめとするあらゆる事業を通じて、お客様や社会に新しい価値を提供し、その結果、当社グループも共に成長していくという考え方 ■経営基盤の強化 中期経営計画〈2024‐2026〉を構成する第一の柱として「経営基盤の強化」を挙げております。経営基盤のコアである人財と組織力の成長と、当社グループ内の諸機能の連携を強化することによりサステナビリティ経営の進化を図ることを通じ、戦略実行力の向上を目指します。 ①人財と組織力の成長 当社グループは、人財の成長を支援する仕組みを整備することによって「挑戦し共創する多様な人財」を育成し、そうした人財が経営戦略・事業戦略の実現に貢献するとともに、経営が更なる人財の成長機会・基盤を提供することで、従業員の自己実現と自律的なキャリア形成を可能にします。それらが好循環の原動力となり、経営基盤のコアである「人財の力・組織カルチャー・マネジメント力」を強化することで、経営戦略・事業戦略の実現と、人財・従業員の自己実現・自律的なキャリア形成を推進していきます。 ②機能連携の強化によるサステナビリティ経営の進化 企業の社会的責任と事業機会の探究を両立しながら環境・社会・経済の全てで持続可能性を実現するサステナビリティ経営を体現します。これに向けて、重要視する機能としてマーケティング、技術開発・知的財産、デジタル、グローバル化、サプライチェーン、グループ経営の6つを特定し、全社横断でそれらの連携を強めて戦略実行力を強化することにより、企業の社会的責任と事業機会探究の両面でサステナビリティ経営の進化を目指します。 ■非財務KPI 中期経営計画〈2024‐2026〉では、経営基盤の強化で掲げた「人財と組織力の成長」及び「機能連携の強化によるサステナビリティ経営の進化」をふまえ、従業員のエンゲージメント・多様性・専門性に加え、ESGの観点で選定した合計9つの指標を設定し、PDCAサイクルによるモニタリングを実施します。 ■事業戦略 中期経営計画〈2024‐2026〉における事業戦略では、各事業セグメントの成長段階と位置付けの整理に基づき、各事業に応じた戦略の方向性を策定し、事業ポートフォリオの充実を図ってまいります。 ①更なる収益力向上を目指す事業:建設事業(建築・土木) 当社グループの建設事業は、「高収益な事業体質への転換」及び「ものづくりの魅力を追求できる生産体制の再構築」の2つの方向性を目指して重点施策を構成し、技術・品質の追求と収益力向上に取り組みます。同時に、建設業界が共通に抱える課題にも挑戦を続け、持続可能な建設業の実現を目指します。 また、社会ニーズに照らし、建築・土木事業における今後の有望マーケットとしてリニューアル、環境、防災・減災、原子力発電関連、伝統・最先端の木質建築、スマートシティ、国土強靭化、インフラ更新、再生可能エネルギー関連施設等を見定め、着実に対応力強化を図っていきます。 ②収益拡大と安定化を目指す事業:不動産開発事業、エンジニアリング事業 両事業は事業規模拡大のフェーズにあり、成長と同時に収益の安定化を目指し、技術・ノウハウの蓄積と深化による成長軌道の維持及び発展領域への挑戦に努めます。 不動産開発事業では取組みアセットの多様化、既存ビルのバリューアップ事業、アイマーク、S・LOGI、VIEQU等のグループ不動産ブランド価値の向上、グループ内連携による不動産バリューチェーン拡大等に注力してまいります。 エンジニアリング事業では、再生可能エネルギー・GX、先端・戦略製品の生産施設、DX、環境浄化等の成長分野における受注拡大に注力するとともに、洋上風力のトップランナーとして、発電施設EPC事業とSEP船運用事業で収益安定化・受注拡大を目指します。 ③スケール化を目指す事業:グリーンエネルギー開発事業、建物ライフサイクル事業 これらの事業が手掛ける市場は、今後サステナビリティの観点で拡大・多様化が期待されることから、成長ドライブ加速のための投資を継続します。 グリーンエネルギー開発事業では、再エネの電源開発と電力小売、そしてHydro Q-BiC等の水素活用技術の開発・実装に注力してまいります。 建物ライフサイクル事業では、建物のライフサイクルを通じ、当社グループ全体で一貫したサービス提供と、DX、GXニーズに対応した付加価値の向上を図り、お客様の大切な不動産の価値を高め、長寿命化を実現するソリューションパートナーを目指します。 ④ビジネスモデルの確立を目指す事業:フロンティア事業 フロンティア領域として、宇宙開発、海洋開発、自然共生の3分野で、それぞれ技術開発と事業モデルの確立・収益化を目指し、成長投資を継続します。 宇宙開発においては、小型ロケット打上げ事業をはじめとした宇宙輸送関連事業の収益化、高精度衛星測位サービス QuartetS(カルテットエス)の事業化及び月資源利用・月面構造物建設等の研究開発を推進します。 海洋開発では、浮体構造物やその係留に関する設計・施工技術の確立を進めるとともに、浮体式建築の市場創出に向けた活動を推進します。 自然共生については、北海道の大規模ハウスによるイチゴ栽培をはじめとした地域農業の再生・地方創生への貢献に努めます。 ■グローバル展開 海外拠点の経営自立化を重点的に推進し、エリアごとの事業機会・リスク・収益性を見究め、進出国に根差した持続的・安定的な事業展開を図る中で収益力強化を目指すとともに、拠点経営を支える人財、ガバナンス、国内外の連携及びローカルパートナーとの連携促進・M&Aを含むグローバルなプラットフォームを進化させ、東アジア・東南アジア、西南アジア・アフリカ、北米の主要エリアで、更なる飛躍を目指します。 ■業績目標及び財務KPI 経営基盤強化と事業戦略・グローバル展開の着実な取組みにより、収益力向上と持続的成長に向けた堅固な足場を再構築します。 ■キャッシュアロケーション 3年間で稼得する営業キャッシュフローに加え、賃貸不動産や政策保有株式の着実な売却を通して得たキャッシュを、持続的成長に向けた投資と、積極的・継続的な株主還元に振り向け、更なる企業価値の向上に努めてまいります。 ■資本コストや株価を意識した経営の実現 資本コストや株価を意識した経営の実現に向け、中期経営計画〈2024‐2026〉に定めた事業戦略、成長投資、資本政策、株主還元などを着実に実行することにより、株主資本コストを上回る収益力の確保・維持に加え、持続的成長期待の創出を推進することで、企業価値向上とPBRの早期改善を目指してまいります。 「中期経営計画〈2024‐2026〉」の詳細については、下記URLよりご参照ください。 https://www.shimz.co.jp/company/about/strategy/index.html#sec4 (2) 経営環境 2025年度の当社グループの経営環境については、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 ①経営成績の分析」に記載のとおりであります。 2026年度の日本経済は、雇用・所得環境の改善や堅調な企業収益等を背景に、内需を中心とした緩やかな回復が継続することが期待されますが、中東情勢や米国の通商政策を巡る動向、金融資本市場の変動等の影響を受けるおそれがあります。 建設業界においては、防災・減災、国土強靭化の推進等を背景に公共投資は堅調な推移が見込まれますが、海外経済の不確実性が民間設備投資に与える影響や建設コストの上昇傾向の継続に加え、担い手不足の一層の進行等の懸念材料もあり、動向を引き続き注視する必要があります。 (3) 対処すべき課題 ■中期経営計画〈2024‐2026〉の達成に向けた取組み 「持続的な成長に向けた経営基盤の強化」を基本方針に掲げ、「事業戦略」「グローバル展開」の着実な実行と、「資本政策・成長投資」の積極的な推進により、社会の期待を超える価値の提供並びに中長期的な企業価値の向上を目指しております。 本計画の最終年度となる2026年度も、これまで全社を挙げて実践してきた収益力向上や品質確保の取組みを更に力強く推し進め、本計画で掲げた目標の達成に向けて取り組んでまいります。 ①経営基盤の強化 経営基盤の強化のうち「人財と組織力の成長」においては、競争力の源泉を「人」と捉え、「挑戦し、共創する多様な人財の確保・育成」に向けた「人財マネジメント体系の再構築」を推進しております。その施策の一つとして、従業員の働く意欲を高め、切磋琢磨する風土を育みながら一人ひとりの学びと成長を促し、組織の活性化と生産性向上につなげていくことを目的に、2026年4月から、役割や職責を重視したメリハリのある賃金体系の整備を含む、新しい人事制度を導入しました。今後も、従業員一人ひとりの働く意欲の向上や主体的な能力開発を促進しながら、従業員と会社が健全な緊張感の中で互いに成長する関係性を構築してまいります。 また、「機能連携の強化によるサステナビリティ経営の進化」においては、中期経営計画で重要視する6つの機能(マーケティング、技術開発・知的財産、デジタル、グローバル化、サプライチェーン、グループ経営)について、既存の組織や機能の枠組みを越えた連携を積極的に推進しております。具体的には、部門横断でのDX戦略推進を通じたDXによる経営・事業推進体制の強化や、グループシナジーの更なる増大に向けたM&Aの検討・実行など、今後も柔軟かつスピード感ある機能連携を目指し、企業の社会的責任の遂行と事業機会の探究を両立したサステナビリティ経営を実践してまいります。 ②事業戦略 事業戦略の柱である建設事業の収益力の更なる向上と建設以外の事業も含めた事業戦略の確実な実行により、事業ポートフォリオの充実を図ってまいります。 a.建設事業(更なる収益力向上を目指す事業) 収益力向上に向けて、受注前審査の厳格化による採算性を重視した受注判断と受注量管理による消化体制の確保、精度の高い施工計画を実現するフロントローディングの推進等による生産プロセス改革、半導体関連施設やデータセンターといった先端分野を含む有望マーケットへの対応力強化等を通じて、高収益な事業体質への転換に継続して取り組んでおり、その成果が着実に表れてきております。 また、ものづくりの基本となる技術・品質・安全の確保と原価・工程管理の精度向上や ICT・AIの積極的な活用を通じた技術開発の推進による生産性向上、コスト圧縮、グループ全体の収益力向上や施工体制強化に資するM&Aの実行等により、建設事業の競争力を一層高めてまいります。 b.不動産開発、エンジニアリング事業(収益拡大と安定化を目指す事業) 不動産開発事業においては、変化する事業環境に柔軟に対応すべく、シミズグループの技術と総合力の活用により最適なポートフォリオの構築を目指し、安定的な収益を生み出す事業展開を継続しております。 また、新たな成長分野への挑戦による事業領域拡大と取組みアセットの多様化(取得物件のバリューアップ事業や冷凍冷蔵倉庫、ラグジュアリーホテルへの取組み等)や非上場オープン・エンド型の私募リート「清水建設プライベートリート投資法人」の活用による資金調達と新規物件への再投資を含むグループ内連携による不動産バリューチェーンの拡大など、資本効率の向上と不動産開発事業の更なる成長を図ってまいります。 エンジニアリング事業においては、再生可能エネルギー、医薬・食品・半導体関連等の先端・戦略製品の生産施設、DXソリューション、環境浄化の成長分野への取組みに注力し、事業規模の拡大を図っております。 また、自社で保有する世界最大級の自航式SEP船「BLUE WIND」を活用し、2023年度以降、富山県入善沖、北海道石狩湾新港における洋上風車建設工事に続き、台湾にて3案件の傭船を実施し、大型風車施工の実績を蓄積してまいりました。今後、国内の洋上風力案件も視野に、引き続きSEP船の最適稼働に取り組み、洋上風力EPC(設計・調達・施工)のトップランナーを目指します。 c.グリーンエネルギー開発事業、建物ライフサイクル事業(スケール化を目指す事業) グリーンエネルギー開発事業においては、再エネアセット(太陽光、風力、水力など)の着実な積み上げと蓄電池事業の拡大による再生可能エネルギー発電事業の着実な成長に取り組んでおります。引き続き、再生可能エネルギー発電所で発電した「グリーン電力」の供給や、グリーン電力の環境価値を証書化した「グリーン電力証書」の提供など、お客様のニーズに応じたソリューションの提供拡大に取り組んでまいります。 また、建物ライフサイクル事業においては、建設マーケットにおけるリニューアル市場の拡大を見据え、2024年10月に新設した「ライフサイクル推進室」を中心として、シミズグループ全体による一貫したソリューション提供力の強化を目指し、その取組みを強く推し進めております。 d.フロンティア事業(ビジネスモデルの確立を目指す事業) フロンティア領域における成長投資の継続により、宇宙開発事業における小型ロケット打上げをはじめとした宇宙輸送関連事業の推進や海洋開発事業における浮体設計・施工技術(構造体・係留)の確立に向けた研究開発等の推進を通じて、ビジネスモデル確立への挑戦を継続しております。 ③グローバル展開 グローバル展開においては、現地法人の経営の自立性を高め、当社直轄の拠点には拠点を会社組織とみなすカンパニー制を導入し、お客様のニーズに現地で迅速に対応できる体制の整備を図ってまいりました。引き続き、拠点経営の自立化を軸として、各国・地域に根差した持続的・安定的な事業展開を推進します。 また、事業領域の拡大と収益力の強化を目的としたアライアンスやM&Aも加速させております。2024年度にはアジアと北米で2社の内装工事会社をグループに迎え入れました。引き続き、M&Aなどによる事業展開の加速を通じて、現地ニーズに即した市場開拓と事業機会の創出を図ります。 ④資本政策・成長投資 業績、財務KPI、非財務KPIの目標に対する2025年度の実績は以下のとおりであります。 成長投資については、中期経営計画〈2024‐2026〉の期間中における計画値3,600億円に対し、2026年3月末時点で2,350億円の実績となりました。また、別枠として設定した「更なる企業価値向上に向けた投資枠(M&Aなど)」は897億円の実績となりました。事業の着実な推進により営業キャッシュフローを増加させるとともに、賃貸不動産等の売却や政策保有株式の縮減を継続し、創出したキャッシュを持続的成長に向けた投資、株主のみなさまへの還元に配分してまいります。 2026年1月に、土木事業及び洋上風力事業分野の強化を目的とした「あおみ建設㈱」の子会社化を、また2026年3月には、米軍基地工事や外資系企業発注のITインフラ工事の対応力強化を目的に「American Engineering Corporation (Okinawa)」の子会社化を決定しております。これらの取組みは、本計画で示した「建設事業の外部成長戦略」及び「エンジニアリング領域の拡大」を具体化するものであります。当社グループは引き続き、グループ一体で更なるシナジーを実現し事業拡大を推進することにより、収益基盤の多様化と競争力の強化を加速してまいります。 ■政策保有株式に関する方針・縮減状況 ①政策保有株式に関する方針 当社は、営業政策上の必要性がある場合、主に「取引先との信頼関係の維持・強化」の目的で、政策保有株式として取引先の株式を保有しております。主要な政策保有株式については、取締役会が保有によって得られる当社の利益と取得額、株価変動リスク等を総合的に勘案して取得の可否を判断しております。 また、保有株式については、毎年、個別銘柄毎に、保有に伴うコストやリスク、営業上の便益等の経済合理性を総合的に勘案のうえ、取締役会にて保有の必要性を検証しており、検証の結果、保有意義が希薄化した株式については、取引先との信頼関係を確認しながら、売却を進めております。なお、保有意義及び経済合理性が認められる場合でも、政策保有株式の縮減目標達成のため、取引先との信頼関係や市場環境を考慮しつつ、売却のための交渉を進めております。 ②政策保有株式の縮減状況 当社は、2024年11月12日開催の取締役会において設定した政策保有株式の縮減目標(2026年3月末までに連結純資産の20%以下、2027年3月末までに10%以下)の達成に向け、取引先と交渉を重ねてまいりました。株価の上昇もあり、2026年3月末時点では、政策保有株式残高の連結純資産に対する比率は24.4%と、前連結会計年度末に比べ微減に留まりましたが、取引先と売却について合意できた銘柄を残高から除いた場合の比率は9.1%となっております。 2025年度に売却した上場株式の銘柄数は39銘柄(一部売却を含む)、売却額は1,091億円で、その結果、2018年度から2025年度までに売却した上場株式の銘柄数は120銘柄(一部売却を含む)、売却額は3,178億円となりました。また、上場株式の銘柄数は、2018年3月末時点の187銘柄から、2026年3月末時点では93銘柄へと減少しております。 なお、中東情勢をはじめ、当社を取り巻く経営環境は不透明さを増していることから、一部銘柄の売却については、取引先と協議のうえ、2027年度及び2028年度にかけて行うこととしております。
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会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 当社グループは、事業活動の遂行において直面し、あるいは事業活動の中で発生し得るさまざまなリスクを認識し、的確な管理を行うことによって、その発生の可能性を低下させるとともに、発現した場合の損失を最小限にとどめることにより、事業の継続的・安定的発展に努めております。中期経営計画〈2024‐2026〉においても「サステナビリティ経営の進化」を掲げ、「リスクヘッジとリスクテイクの徹底」を図っております。 なお、リスクとは、以下の観点から、当社グループの経営において経営目標の達成を阻害する要因すべてを指します。 ・当社グループに直接又は間接に経済的損失をもたらす可能性のあるもの ・当社グループ事業の継続を中断・停止させる可能性のあるもの ・当社グループの信用を毀損し、ブランドイメージを失墜させる可能性のあるもの (1)リスク管理体制及び管理プロセス 当社グループは、リスク管理規程に基づき、社長が委員長を務めるリスク管理委員会の主導の下、以下に示すリスク管理プロセスを毎年度実行し、管理体制の更なる改善・強化を図っております。また、関連するリスクや課題が広範囲に及び、かつ流動的で変化が激しいことを認識した上で、必要に応じてリスクの追加や、管理体制・対応方針等の見直しを実施しております。 ・リスク管理計画の策定(Plan) a.リスクの評価とリスクマップへの反映:すべてのリスクに対し、経営への影響度及び事象の発生頻度を評価し、リスクマップを作成・更新しております。 b.「主なリスク」の抽出:リスクマップに基づき、当社グループの経営及び事業活動に特に重要な影響を及ぼす可能性があると判断されたリスクを「主なリスク」として抽出しております。 c.「重点リスク管理項目」の選定:「主なリスク」の中から、日常的に管理・モニタリングすべき項目として、全社の「重点リスク管理項目」を定めて各部門の運営計画に反映させております。 ・リスク対応の実施(Do) リスクが発現した場合、当該リスクの主管部門・部署へ伝達し、迅速かつ的確に対応するとともに、必要に応じて機能別会議・委員会を招集して対応策・再発防止策を審議・決定しております。 ・リスクの管理状況のモニタリングと是正・改善措置(Check・Act) リスク管理委員会において、「重点リスク管理項目」をはじめとする、本社部門、各事業部門及びグループ会社における機能別のリスク管理状況を定期的(年2回)にモニタリングし、必要に応じて是正・改善措置を指示するとともに、新たなリスクへの対応を図り、その対応状況を取締役会に定期的(年2回)に報告しております。 (2)リスクの影響度と発生頻度の評価 当社グループでは、「経営への影響度」と「事象の発生頻度」の二軸で構成される「リスクマップ」を、主管部門・部署の評価に基づき作成・更新しております。 「経営への影響度」は、人的被害、財物損害、信用失墜、利益損失、賠償責任の観点で、各リスクが発現した場合に、当社の経営、事業活動に与える損失の大きさを、定量的な要素だけでなく、定性的な要素も加味し、総合的に評価しております。 「発生頻度」は、各リスクが発現する可能性を、毎年起こる恐れがある事象、数年ごとに起こる恐れがある事象、10年に一度起こる恐れがある、もしくは当社が未だ経験していない事象に分けて評価しております。 なお、当該リスクを評価する際には、過去の事例を考慮し、当社に与え得る最も大きな事象を対象としております。 (3)主なリスク 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を及ぼす可能性があると認識している主要なリスクには、次のようなものがあります。ただし、当社グループに関するすべてのリスクを網羅したものではなく、現時点で予見しがたいリスクが顕在化し、投資家の判断に重要な影響を及ぼす可能性があります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 当社グループは、こうしたリスク管理体制の下、下記に掲げる対応策を適宜実施することにより、リスクの回避又は軽減を図ることで、経営への影響の低減に努めております。 主なリスクの概要   主な対応策・取組み   頻度   影響度 ①   倫理・法令違反リスク 当社グループの主な事業分野である建設業界は、建設業法、建築基準法、宅地建物取引業法、国土利用計画法、都市計画法、独占禁止法、さらには安全・環境、労働、ハラスメント関連の法令等、さまざまな法的規制を受けており、当社グループにおいて違法な行為があった場合には、業績や企業評価に影響を及ぼす可能性があります。       社是「論語と算盤」を拳々服膺し、グループ全体で倫理意識の涵養とコンプライアンスの徹底を図っております。 (主な取組み) ・「企業倫理行動規範」の制定 ・各種法令等に適切に対応するための関連規程類・社内体制の整備 ・企業倫理委員会(委員長:社長)、企業倫理室の設置、内部通報制度(相談連絡先:企業倫理相談室、ハラスメント相談窓口、外部相談窓口、グループ会社相談窓口等)、内部監査体制の整備等、コンプライアンス推進体制の構築 ・経営幹部向け企業倫理研修の定期的実施(グループ会社幹部含む) ・全従業員へのコンプライアンス研修(eラーニング含む)を毎年実施 ・独占禁止法順守プログラムや行動規準等の整備、独占禁止法違反行為に対する再発防止策の継続実施 ・社内媒体(社内報・法務ニュース等)を通じた啓発 ・グループ会社も当社に準じてこれらの取組みを実施   低~中   中~大 主なリスクの概要   主な対応策・取組み   頻度   影響度 ②   安全・環境事故リスク 施工段階における人身事故、環境事故・不具合、環境関連法令等違反が発生した場合には、その修復に多大な費用負担や工程遅延の発生、刑事・行政処分等による事業上の制約を受けることにより、業績や企業評価に影響を及ぼす可能性があります。       「安全第一」「人命尊重」「環境汚染の防止」「生物多様性保全」の基本姿勢を社内で共有し、安全と環境への意識向上を図っております。 (主な取組み) ・安全・環境委員会の設置 ・建設業労働安全衛生マネジメントシステム(COHSMS)の運用、安全衛生管理基本方針の制定、全社安全衛生計画の策定 ・EMS(環境マネジメントシステム)の適切な運用、環境基本方針の策定 ・事故・不具合事例のフィードバック、全社水平展開、PDCAの実施   低~中   中~大 ③   技術・品質リスク 技術・品質面での重大事故・不具合が発生し、重大な契約不適合となった場合には、その修復に多大な費用負担や施工遅延の発生、信用の毀損等により、業績や企業評価に影響を及ぼす可能性があります。     「顧客第一」「品質確保」の事業姿勢を社内で共有し、品質管理の更なる強化を図っております。 (主な取組み) ・技術・品質委員会の設置 ・品質管理を所掌する組織の設置 ・QMS(品質マネジメントシステム)の適切な運用 ・品質不具合事例のフィードバック、全社水平展開、PDCAの実施   低~中   中~大 主なリスクの概要   主な対応策・取組み   頻度   影響度 ④   担い手不足リスク 建設業の担い手である技能労働者の高齢化が進んでおり、団塊世代が大量離職するまでに、新規入職者の増加による世代交代が進まない場合、生産体制に支障をきたし、事業活動や業績に影響を及ぼす可能性があります。       官民連携のうえ、担い手の確保・育成、処遇改善、建設業界の魅力向上等に取り組んでおります。 (主な取組み) ・適正な請負代金と工期の確保 ・協力会社を通じた技能労働者の賃金水準の向上、社会保険加入促進 ・週休二日推進 ・協力会社への入職支援、優良技能者の表彰・手当支給、多能工化支援 ・技能者訓練施設(清水匠技塾)を活用した、技能者の適応・定着教育の実施 ・女性の活躍推進 ・建設業の魅力をPRする広報活動 ・外国人材の適正な活躍推進 ・建設キャリアアップシステムの普及・推進 ・省人化工法・建設ロボットの開発・採用、ICTの活用を含む生産性向上の取組み ・改正建設業法に基づく技能労働者の処遇改善に向けた、労務費・材料費等の内訳を明示した見積書の活用推進   高   大 ⑤   建設資材価格及び労務単価の変動リスク 建設資材価格や労務単価等が、請負契約締結後に予想を超えて大幅に上昇し、それを請負金額に反映することが困難な場合には、建設コストの増加につながり、損益が悪化する可能性があります。       厳格な受注前審査の実施、見積提出時における業務範囲の明確化等により、リスクの低減に努めております。 工事請負契約の締結にあたっては、契約条件に労務賃金・建設物価の変動に基づく請負代金の変更に関する規定(スライド条項等)を含めた契約の徹底に努めております。   高   中 ⑥   国際情勢の変化等に伴うリスク 諸外国における政治・経済情勢、為替、租税制度や法的規制等に著しい変化が生じた場合や、テロ・戦争・暴動等の発生、資材価格の高騰、資材の不足・欠品及び労務単価の著しい上昇や労務需給のひっ迫があった場合には、国内外の事業や経営状況に影響を及ぼす可能性があります。       海外事業展開にあたって、事業機会とともにカントリーリスク等も踏まえて地域や国を絞り込み、必要な対策を図っております。 また国内の建設事業等においても、特定の国・地域へのサプライチェーンの過度な依存を見直し、リスクの分散と最適化を図っております。 (主な取組み) ・コンサルの活用等によるテロ対策の実施 ・腐敗防止の取組み ・サプライチェーン体制の見直し   低   大 主なリスクの概要   主な対応策・取組み   頻度   影響度 ⑦   長時間労働リスク 建設業界全体においては、慢性的な人手不足が課題となっており、特に繁忙期においては、作業負荷が特定の従業員に集中することで、長時間労働が発生するリスクがあります。こうした状況が継続する場合には、従業員の安全や健康に悪影響を及ぼすだけでなく、モチベーションや生産性の低下、人財の流出等、当社の事業運営に悪影響を及ぼす可能性があります。     確実な労務・勤怠実態の把握と改善を目的に、システムの導入等、労務管理体制を整備するとともに、産業保健スタッフの充実、作業所への巡回面談の実施等、従業員一人ひとりに対してのきめ細やかなメンタルヘルスのフォロー体制を構築しております。また、過重労働を回避するため、フロントローディングや柔軟な働き方の推進、ワークシェアやアウトソーシング、デジタル化等による業務の効率化と平準化、加えて、適正工期の確保に向けた活動にも継続して取り組んでおります。さらに、エンゲージメントの定期的な評価、作業所閉所実績・休暇取得状況等をモニタリングし、職場環境を適正に把握したうえで、更なる改善を進めております。   中~高   中~大 ⑧   受注・契約に係るリスク 請負契約に著しく厳しい条件、又は不明確な条項が含まれる場合、当社が想定する収益を下回る結果となる可能性があります。     国内外の建設事業において全社会議体を通じて案件取組方針や契約条件の精査を行い、適切な条件での請負契約締結に努めております。 また、改正建設業法に則った発注者への情報提示方法等の社内周知と対応の徹底に努めております。 (主な取組み) ・受注戦略・方針に関する全社会議体での審議 ・大型案件取組み時の審査体制の強化 ・契約リスク管理部署の設置   中~高   中~大 ⑨   建設市場の動向によるリスク 国内外の景気後退等により民間設備投資が縮小した場合や、財政健全化等を目的として公共投資が減少した場合には、今後の受注動向に影響を及ぼす可能性があります。     取締役会で建設事業の受注見通し、案件量を毎月フォローし、執行役員会議・事業部門長会議等において適宜必要な対策を指示しております。 2030年を見据えた長期ビジョン「SHIMZ VISION 2030」において収益構造の転換を掲げ、中期経営計画〈2024‐2026〉によって各事業に応じた成長戦略を実行しております。   中   大 主なリスクの概要   主な対応策・取組み   頻度   影響度 ⑩   保有資産等に係るリスク 当社グループでは不動産開発事業、PFI事業、再生可能エネルギー事業等への投資や、自社使用の固定資産・DX関連投資等の戦略的な設備投資を進めております。 市況の低迷や金融市場の変動、諸物価や人件費の上昇等、関連する事業環境に著しい変化が生じた場合には、業績に影響を及ぼす可能性があります。       事業投資については、企業体力に見合ったリスクの範囲内で事業を行うよう毎年度投資計画を策定するとともに、個別案件の取組みにおいては、投資取組基準に基づき、出口戦略(投資の回収計画)も含めて計画的に投資を行っております。また、取締役会で各事業の進捗状況、投資残高、事業ポートフォリオ、時価評価を定期的にフォローし、必要な対策を図っております。   低   大 ⑪   サイバーリスク 標的型メール、ランサムウェア、マルウェアによるウイルス感染、不正アクセス等のサイバー攻撃の被害にあった場合、システム停止、生産活動の停止、法的責任の発生、財務的損失、ブランドイメージの毀損等により、事業活動や企業評価に影響を及ぼす可能性があります。     DX委員会を設置し、情報セキュリティに関する事項を審議し、必要な対策を図っております。 (主な取組み) ・従業員対象の標的型メール訓練の定期的な実施 ・社外公開サーバーの脆弱性診断 ・外部委託によるウイルスの常時監視 ・未知のマルウェア対策の実施 ・サイバーBCP対策要綱の策定   低   大 ⑫   機密情報等漏洩リスク 事業活動において取得した機密情報等が漏洩した場合には、業績や企業評価に影響を及ぼす可能性があります。       「プライバシー・ポリシー」の制定や個人情報保護規程等の整備、全社個人情報保護管理者の設置により、個人情報の適切な管理を実施するとともに、情報セキュリティリスクに対応するため、各種取組みを実施しております。 (主な取組み) ・「情報セキュリティガイドライン」の適宜見直し ・「情報セキュリティハンドブック」の配布、デジタルサイネージを利用した啓発 ・情報セキュリティeラーニング、情報セキュリティ監査の定期的実施 ・日本シーサート協議会への加盟とCSIRT体制によるインシデント対応 ・情報セキュリティアセスメントの実施   中   中~大 主なリスクの概要   主な対応策・取組み   頻度   影響度 ⑬   自然災害・感染症リスク 地震、津波、風水害、火山噴火等の自然災害や、感染症の世界的流行が発生した場合は、当社グループが保有する資産や従業員に直接被害が及び、事業活動に影響を及ぼす可能性があります。災害規模が大きな場合には、受注動向の変化・建設資材価格の高騰・電力エネルギー供給能力の低下等で事業環境が変化し、業績に影響を及ぼす可能性があります。       BCP委員会を設置し、BCPの継続的見直しや訓練計画の決定及び実施状況のフォローを行っております。 (主な取組み) ・首都直下地震、南海トラフ地震等の巨大地震を想定した震災訓練の定期的な実施 ・風水害発生時の行動基準の策定、風水害に関する従業員向け研修(eラーニング)の実施及び風水害を想定した訓練の実施 ・火山災害発生時の対応方針の策定、理解促進施策(eラーニング、ハンドブック)の展開、並びに富士山噴火を想定した訓練の実施 ・災害時情報共有システムの整備 ・非常用電源の確保、備蓄品の拡充 ・データセンターのバックアップ体制の構築   低   大 ⑭   気候変動リスク 気候変動の物理的影響として、平均気温の上昇や気象災害が頻発・激甚化した場合、事業の根幹である建設現場の操業に影響を及ぼす可能性があります。 脱炭素社会・自然共生社会への移行に向けて、建築物の新築時や土地改変、自然資源由来の材料使用等に対する各種規制が強化された場合、新規建設需要が縮小する可能性があります。 また、カーボンプライシングやネイチャーポジティブ(自然再興)達成に向けたオフセット取引に関する制度の動向によっては、業績に影響を及ぼす可能性があります。     2020年よりTCFD(気候関連財務情報開示タスクフォース)提言、2024年よりTNFD(自然関連財務情報開示タスクフォース)提言に基づく財務情報開示を行うにあたり、気候変動や自然関連のリスクと機会を分析し、対応を検討しております。それらは、サステナビリティ委員会(委員長:社長)で審議・決定し、取締役会で事業戦略との整合性を確認しております。 (主な取組み) ・新規着工する国内工事現場の使用電力の100%グリーン電力化 ・環境、人権に配慮した木材利用のため、2030年に外国産合板(非認証材)型枠使用ゼロを目標として掲げ、協力会社と協働   高   中 主なリスクの概要   主な対応策・取組み   頻度   影響度 ⑮   法令の新設・改廃等に係るリスク 社会や時代の変化により、新たな法規制の制定や法令の改廃等があった場合には、業績や企業評価に影響を及ぼす可能性があります。       事業活動に影響を及ぼす法令の新設・改廃等について適切に対応するため、関連規程・規則を整備し、各種会議体・イントラネット等を用いた社内周知、社内教育・研修(eラーニングを含む)を実施しております。   中   大 ⑯   金融市場の変動によるリスク 国内外の金融情勢・経済情勢の悪化により、金融市場が機能不全に陥った場合、資金調達の制約や調達コストの上昇を招く可能性があります。 また、金利水準の急激な上昇、為替相場の大幅な変動等が生じた場合には、業績に影響を及ぼす可能性があります。     主要取引金融機関に対する適宜必要な情報開示等を通じ、当社事業への理解を深めてもらい、緊密な関係を維持・強化しております。また、コミットメントライン枠やスポット借入枠を設定し、緊急時の流動性を確保しております。   低   大 ⑰   投資有価証券の価格変動リスク 投資有価証券の時価が著しく下落した場合には、業績に影響を及ぼす可能性があります。       毎年、個別銘柄毎に、株式保有に伴うコストやリスク、営業上の便益等の経済合理性を総合的に勘案のうえ、取締役会にて、保有の必要性を検証しており、検証の結果、保有意義が希薄化した株式については、取引先との信頼関係を確認しながら、売却を進めております。なお、保有意義及び経済合理性が認められる場合でも、政策保有株式の縮減目標達成のため、取引先との信頼関係や市場環境を考慮しつつ、売却のための交渉を進めております。   低   中 2026年度の重点リスク管理項目 「主なリスク」の中から、日常的に管理・モニタリングすべき項目として、下記の6項目を2026年度の「重点リスク管理項目」と定め、各部門の運営計画に反映し、管理状況を定期的にモニタリングしております。 1. 倫理・法令違反リスク 2. 安全・環境事故リスク 3. 技術・品質リスク 4. 長時間労働リスク 5. 受注・契約に係るリスク 6. 機密情報等漏洩リスク・サイバーリスク
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業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 ① 経営成績の状況 当連結会計年度の売上高は、前連結会計年度に比べ5.8%増加し2兆578億円となりました。 利益については、営業利益は前連結会計年度に比べ67.1%増加し1,186億円、経常利益は70.7%増加し1,223億円、親会社株主に帰属する当期純利益は91.8%増加し1,266億円となりました。 セグメントの業績は、以下のとおりであります。(セグメントの業績については、セグメント間の内部売上高又は振替高を含めて記載しております。また、報告セグメントの利益は、連結財務諸表の作成にあたって計上した引当金の繰入額及び取崩額を含んでおりません。なお、セグメント利益は、連結損益計算書の営業利益と調整を行っております。) (当社建設事業) 売上高は、前連結会計年度に比べ7.0%増加し1兆4,774億円となり、セグメント利益は、前連結会計年度に比べ60.7%増加し906億円となりました。 (当社投資開発事業) 売上高は、前連結会計年度に比べ0.8%減少し531億円となり、セグメント利益は、前連結会計年度に比べ0.8%減少し167億円となりました。 (道路舗装事業) 売上高は、前連結会計年度に比べ2.5%増加し1,683億円となり、セグメント利益は、前連結会計年度に比べ7.0%増加し105億円となりました。 (その他) 当社が営んでいるエンジニアリング事業、グリーンエネルギー開発事業、建物ライフサイクル事業及び子会社(日本道路㈱を除く)が営んでいる各種事業の売上高は、前連結会計年度に比べ1.5%減少し4,892億円となりましたが、セグメント利益は、前連結会計年度に比べ22.4%増加し305億円となりました。 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度の連結キャッシュ・フローの状況については、営業活動により416億円資金が増加しましたが(前連結会計年度は1,590億円の資金増加)、投資活動により68億円資金が減少し(前連結会計年度は78億円の資金増加)、財務活動により1,205億円資金が減少した結果(前連結会計年度は711億円の資金減少)、現金及び現金同等物の当連結会計年度末の残高は、前連結会計年度末に比べ836億円減少し3,544億円となりました。 ③ 生産、受注及び販売の状況 当社グループが営んでいる事業の大部分を占める建設事業及び開発事業では、「生産」を定義することが困難であり、また、子会社が営んでいる事業には、「受注」生産形態をとっていない事業もあるため、当該事業においては生産実績及び受注実績を示すことはできません。 また、当社グループの主な事業である建設事業では、請負形態をとっているので、「販売」という概念には適合しないため、販売実績を示すことはできません。 このため、「生産、受注及び販売の状況」については、記載可能な項目を「① 経営成績の状況」においてセグメントの業績に関連付けて記載しております。 なお、参考のため当社単体の事業の状況は次のとおりであります。 a. 受注(契約)高、売上高、及び次期繰越高 期別   種類別   前期 繰越高 (百万円)   当期 受注(契約)高 (百万円)   計 (百万円)   当期 売上高 (百万円)   次期 繰越高 (百万円) 第123期   自   2024 年 4 月 1 日       至   2025 年 3 月 31 日 建設事業 建築工事 1,684,589 1,048,314 2,732,904 1,099,290 1,633,614 土木工事 674,183 228,689 902,873 282,673 620,200 計 2,358,772 1,277,004 3,635,777 1,381,963 2,253,814 開発事業等 66,864 127,215 194,080 119,556 74,523 合計 2,425,637 1,404,220 3,829,857 1,501,519 2,328,337 第124期 自   2025 年 4 月 1 日       至   2026 年 3 月 31 日 建設事業 建築工事 1,633,614 1,450,592 3,084,206 1,190,892 1,893,314 土木工事 620,200 353,965 974,165 298,723 675,442 計 2,253,814 1,804,558 4,058,372 1,489,615 2,568,757 開発事業等 74,523 93,617 168,141 99,928 68,212 合計 2,328,337 1,898,176 4,226,513 1,589,544 2,636,969 (注) 1 前期以前に受注したもので、契約の更改により請負金額に変更のあるものについては、当期受注(契約) 高にその増減額を含んでおります。したがって当期売上高にもかかる増減額が含まれております。 2 開発事業等は、投資開発事業、エンジニアリング事業、グリーンエネルギー開発事業及び建物ライフサイクル事業等であります。 b. 受注工事高の受注方法別比率 工事の受注方法は、特命と競争に大別されます。 期別   区分   特命(%)   競争(%)   計(%) 第123期   (自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)   建築工事   62.0   38.0   100 土木工事   14.3   85.7   100 第124期   (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   建築工事   47.7   52.3   100 土木工事   8.8   91.2   100 (注) 百分比は請負金額比であります。 c. 売上高 期別   区分   官公庁(百万円)   民間(百万円)   合計(百万円) 第123期 自   2024 年 4 月 1 日       至   2025 年 3 月 31 日 建設事業 建築工事 108,853 990,436 1,099,290 土木工事 165,372 117,300 282,673 計 274,226 1,107,737 1,381,963 開発事業等 772 118,784 119,556 合計 274,998 1,226,521 1,501,519 第124期 自   2025 年 4 月 1 日       至   2026 年 3 月 31 日 建設事業 建築工事 80,767 1,110,124 1,190,892 土木工事 183,042 115,680 298,723 計 263,810 1,225,805 1,489,615 開発事業等 3,770 96,158 99,928 合計 267,580 1,321,963 1,589,544 (注) 完成工事のうち主なものは、次のとおりであります。 第123期 野村不動産㈱   BLUE FRONT SHIBAURA TOWER S キオクシア㈱   キオクシア岩手第2製造棟工事 ㈱西武リアルティソリューションズ SMFLみらいパートナーズ㈱   エミテラス所沢 PT PLN (インドネシア 国有電力会社)   アサハン第3水力発電所Lot-Ⅰ (独)鉄道建設・運輸施設整備支援機構   相鉄・東急直通線、新横浜駅他 第124期 ㈱テレビ朝日   TOKYO DREAM PARK IT tower TOKYO(同)   IT tower TOKYO 中央日本土地建物㈱   ミタマチテラス ベトナム高速道路公社   ビンカイン橋 長野県   令和元年度 春近発電所大規模改修工事 d. 次期繰越高(2026年3月31日現在) 区分   官公庁(百万円)   民間(百万円)   合計(百万円) 建設事業 建築工事   258,208   1,635,106   1,893,314 土木工事   411,637   263,805   675,442 計   669,845   1,898,911   2,568,757 開発事業等   5,303   62,908   68,212 合計   675,149   1,961,820   2,636,969 (注) 次期繰越工事のうち主なものは、次のとおりであります。 三菱地所㈱   大手町二丁目常盤橋地区第一種市街地再開発事業 (TOKYO TORCH)Torch Tower (B棟)新築工事 日本橋一丁目中地区市街地再開発組合   日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業C街区新築工事 豊海地区市街地再開発組合   豊海地区第一種市街地再開発事業施設建築物新築工事 フィリピン共和国政府   マニラ地下鉄 CP101工区建設工事 東日本高速道路㈱   東京外かく環状道路本線トンネル(南行)大泉南工事 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 ① 経営成績の分析 2025年度の日本経済は、堅調な企業収益等を背景とした雇用・所得環境の改善の下、内需を中心に景気の緩やかな回復が継続しましたが、国内における物価上昇の継続や国際情勢の不安定化に伴う景気の下押しリスクが、企業活動と国民生活に広く影響を及ぼしました。 建設業界においては、防災・減災、国土強靭化等をはじめとする公共投資が底堅く推移するとともに、民間設備投資の持ち直しの動きが見られましたが、供給面では、建設資材・エネルギー価格の高止まりや、人手不足に伴う労務費の上昇等による影響がありました。 このような状況の下、当社グループの売上高は、開発事業等売上高が減少したものの、完成工事高が増加したことにより、前連結会計年度に比べ5.8%増加し2兆578億円となりました。 利益については、国内建築工事の工事採算の改善などにより完成工事総利益が増加したことなどから、営業利益は前連結会計年度に比べ67.1%増加し1,186億円、経常利益は前連結会計年度に比べ70.7%増加し1,223億円となりました。親会社株主に帰属する当期純利益は、特別利益に投資有価証券売却益を計上したことなどから、前連結会計年度に比べ91.8%増加し1,266億円となりました。 セグメントの業績は、以下のとおりであります。(セグメントの業績については、セグメント間の内部売上高又は振替高を含めて記載しております。また、報告セグメントの利益は、連結財務諸表の作成にあたって計上した引当金の繰入額及び取崩額を含んでおりません。なお、セグメント利益は、連結損益計算書の営業利益と調整を行っております。) (当社建設事業) 売上高は、前連結会計年度に比べ7.0%増加し1兆4,774億円となり、セグメント利益は、工事採算の改善により前連結会計年度に比べ60.7%増加し906億円となりました。 なお、セグメント情報の当社建設事業における完成工事総利益に、引当金の繰入額及び取崩額を含めるなどの調整を行った当社個別の完成工事総利益は、前連結会計年度に比べ44.3%増加し1,575億円となりました。 (当社投資開発事業) 売上高は、前連結会計年度に比べ0.8%減少し531億円となり、セグメント利益は、前連結会計年度に比べ0.8%減少し167億円となりました。 (道路舗装事業) 売上高は、前連結会計年度に比べ2.5%増加し1,683億円となり、セグメント利益は、前連結会計年度に比べ7.0%増加し105億円となりました。 (その他) 当社が営んでいるエンジニアリング事業、グリーンエネルギー開発事業、建物ライフサイクル事業及び子会社(日本道路㈱を除く)が営んでいる各種事業の売上高は、前連結会計年度に比べ1.5%減少し4,892億円となりましたが、セグメント利益は、国内及び海外の建設子会社において、工事採算が改善したことなどから、前連結会計年度に比べ22.4%増加し305億円となりました。 ② 財政状態の分析 当連結会計年度末の資産の部は、受取手形・完成工事未収入金等の増加などにより、前連結会計年度末に比べ1,301億円増加し2兆6,543億円となりました。 当連結会計年度末の負債の部は、工事損失引当金は減少しましたが、支払手形・工事未払金等や預り金の増加などにより、前連結会計年度末に比べ529億円増加し1兆6,532億円となりました。 連結有利子負債の残高は5,674億円となり、前連結会計年度末に比べ239億円減少しました。 当連結会計年度末の純資産の部は、自己株式の取得や連結子会社である日本道路株式会社の株式を追加取得したことにより非支配株主持分が減少したものの、親会社株主に帰属する当期純利益の計上に伴い利益剰余金が増加したことなどにより、前連結会計年度末に比べ772億円増加し1兆11億円となりました。なお、自己資本比率は、前連結会計年度末に比べ2.7ポイント上昇し36.8%となりました。 ③ キャッシュ・フローの状況の分析 当連結会計年度の連結キャッシュ・フローの状況については、営業活動により416億円資金が増加しましたが、投資活動により68億円、財務活動により1,205億円それぞれ資金が減少した結果、現金及び現金同等物の当連結会計年度末の残高は、前連結会計年度末に比べ836億円減少し3,544億円となりました。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動によるキャッシュ・フローは、売上債権の増加による資金の減少があったものの、税金等調整前当期純利益1,933億円の計上などにより416億円の資金増加となりました。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動によるキャッシュ・フローは、保有株式の売却を行いましたが、賃貸事業をはじめとする事業用固定資産の取得や連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得などにより68億円の資金減少となりました。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動によるキャッシュ・フローは、日本道路㈱株式の取得や借入金の返済などにより1,205億円の資金減少となりました。 ④ 資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当社グループの資金需要の主なものは、建設事業における工事代金の立替金や販売費及び一般管理費などの営業活動に伴う支出、不動産開発事業における賃貸事業用資産の取得などの設備投資に伴う支出であります。これらの資金需要に対し、自己資金に加え、金融機関からの借入金やノンリコース借入金などの有利子負債を活用することにより、必要資金の調達を行う方針であります。 また、当社グループは、2024年5月に策定した「中期経営計画〈2024‐2026〉」において、持続的成長に向けた投資として、2024年度から3年間で人財、生産性向上・研究開発、不動産開発、グリーンエネルギー開発、新規事業などに3,600億円の投資を計画しており、加えて、M&Aなどの更なる企業価値向上に向けた投資も計画しております。これらの資金需要に対しては、事業の着実な推進により営業キャッシュフローを増加させるとともに、賃貸不動産等の売却や政策保有株式の縮減を継続し、創出したキャッシュにより、必要資金の調達を行う方針であります。 なお、財務体質の健全性を維持するため「中期経営計画〈2024‐2026〉」では、自己資本比率を35%以上、負債資本倍率(D/Eレシオ)を1.0倍以内、また、中長期的(次期中期経営計画期間中)には、自己資本比率40%以上、負債資本倍率(D/Eレシオ)を0.7倍程度とすることを財務上のKPIとして設定しております。 ⑤ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたっては、期末日時点の状況をもとに種々の見積りを行っておりますが、これらの見積りには不確実性が伴うため、実際の結果と異なることがあります。 当社グループが連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものは以下のとおりであります。 (工事契約における収益認識) 当社グループは、工事契約について、期間がごく短い工事を除き、履行義務の充足に係る進捗度を見積り、当該進捗度に基づき、一定の期間にわたり収益を認識しており、履行義務の充足に係る進捗度の見積りは、工事原価総額に対する発生原価の割合に基づき算定しております。 収益の認識にあたり、工事原価総額の変動は、履行義務の充足に係る進捗度の算定に影響を与えるため、期末日における工事原価総額を合理的に見積る必要がありますが、工事は一般に長期にわたることから、建設資材単価や労務単価等が請負契約締結後に想定を超えて大幅に上昇する場合など、工事原価総額の見積りには不確実性を伴うため、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (固定資産の減損) 当社グループは、固定資産の減損に係る回収可能性の評価にあたり、資産のグルーピングを行い、収益性が著しく低下した資産グループについて、固定資産の帳簿価額を回収可能価額まで減額し、当該減少額を減損損失として計上しております。 固定資産の回収可能価額については、将来キャッシュ・フロー、割引率、正味売却価額等の前提条件に基づき算出しておりますが、市況の変動などにより前提条件に変更があった場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑥ 経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 2024年5月に策定した「中期経営計画〈2024‐2026〉」の2年目である2025年度の実績は、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載のとおりであります。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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