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日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,085.45+319ドル円158.62-2NASDAQ26,241.86+142S&P 5007,680.46+49SOX 指数11,350.08+619/2終値

三菱HCキャピタル

Mitsubishi HC Capital Inc.8593 · Prime · その他金融業

総合リース・ファイナンス会社。国内法人向けファイナンスを核に、海外・航空機・コンテナ・不動産・自動車リース等、7セグメントでグローバル事業を展開。

概要

三菱HCキャピタルは、三菱UFJフィナンシャル・グループと三菱商事を主要株主とする日本最大級の総合リース・金融サービス会社である。法人向け設備リース、割賦販売、不動産ファイナンス、環境エネルギー投資、航空機リース、海上コンテナリースなど多岐にわたる事業を展開。連結従業員約7,950名、2025年3月期の売上高は2兆908億円に達する。国内外に拠点を持ち、リース業界でトップクラスの規模を誇る。

7つのセグメントで構成される事業ポートフォリオ

三菱HCキャピタルは、報告セグメントとして「カスタマーソリューション」「海外カスタマー」「環境エネルギー」「航空」「ロジスティクス」「不動産」「モビリティ」の7つを有する。カスタマーソリューションは国内法人・官公庁向けファイナンスを中心とし、ベンダー提携販売金融や省エネソリューションを含む。海外カスタマーは欧州・米州・中国・ASEANで同様の事業を展開。環境エネルギーでは再生可能エネルギー発電所の開発・運営と環境関連ファイナンスを手掛ける。航空は航空機リースとエンジンリース、ロジスティクスは海上コンテナリースと鉄道貨車リース、不動産はファイナンス・投資・アセットマネジメント、モビリティはオートリースを提供する。2026年4月にはモビリティをロジスティクスに統合し、6セグメントへ再編する計画である。

収益構造:専門事業が利益を牽引する体制

2025年3月期の連結売上高は2兆908億円、営業利益は1,871億円、親会社株主に帰属する当期純利益は1,351億円であった。セグメント別では、カスタマーソリューションが売上総利益1,120億円、航空が851億円、海外カスタマーが1,395億円と主要な収益源となっている。セグメント利益では航空が472億円と最も大きく、次いでカスタマーソリューション368億円、ロジスティクス232億円、不動産122億円と続く。海外カスタマーは26億円と低調だが、米州事業の再構築により回復を目指す。環境エネルギーは47億円、モビリティは31億円の利益を計上。売上総利益率は約22.1%であり、ファイナンス事業の特性上、資産規模に見合った安定的な収益を生み出している。

総資産13兆円を超える財務規模と自己資本比率

2025年3月末の総資産は11兆7,623億円、純資産は1兆8,045億円、自己資本比率は15.2%である。有利子負債は8兆8,407億円と、レバレッジを活用した事業運営が特徴。2026年3月期には総資産が13兆895億円まで拡大し、売上高も2兆2,153億円に増加。営業利益は2,404億円(前期比28.5%増)、純利益は1,622億円(同20.0%増)と大幅な伸びを示した。契約実行高は3兆3,615億円に達し、新規投資が着実に積み上がっている。キャッシュ・フローでは、営業活動で3,675億円の支出(主に賃貸資産取得)に対し、財務活動で4,693億円の収入を得て、現金同等物は3,460億円と前期比552億円増加した。

業界の中での役割は法人向けリース・ファイナンス・ソリューション、環境・エネルギー事業、航空機・コンテナ・不動産への投資・リース、モビリティサービスを提供。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
2.2兆円
営業利益
2,404億円
営業利益率
10.9%
純利益
1,622億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
賃貸事業1.8兆円81.6%
その他の事業1,815億円8.2%
貸付事業1,627億円7.3%
割賦販売事業633億円2.9%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01カスタマーソリューション主力

国内法人・官公庁向けに設備リース・割賦販売等のファイナンスソリューションを提供。省エネ関連のESCO事業、IT機器等のベンダー提携販売金融、不動産リース、金融サービスも含む。国内リース業界大手。

主な製品・サービス3
設備リース・割賦
生産設備・IT機器・医療機器等のリース・割賦販売。法人の設備投資を支援。
省エネソリューション
ESCO事業等、省エネルギー機器の導入支援・ファイナンス。
ベンダーファイナンス
メーカー・販売会社と提携し、エンドユーザー向け販売金融を提供。

02海外カスタマー主力

欧州、米州、中国、ASEAN地域において、現地法人を通じファイナンスソリューション事業(リース・割賦等)やベンダー提携販売金融を展開。グローバルな顧客基盤を活用。

主な製品・サービス1
海外リース・ファイナンス
地域ごとに設備リース・割賦販売を提供。多国籍企業の現地ニーズに対応。

03環境エネルギー準主力

再生可能エネルギー事業(太陽光・風力発電等の開発・運営)と、環境関連ファイナンス(環境設備リース等)を展開。カーボンニュートラル社会に向けた投資を推進。

主な製品・サービス2
再生可能エネルギー発電
太陽光・風力発電所の開発・運営。売電収入を得る。
環境ファイナンス
太陽光パネル・省エネ設備等のリース・ファイナンス。

04航空準主力

航空機リース事業とエンジンリース事業をグローバルに展開。機材調達・リース契約・資産管理を行い、航空会社に提供。世界有数の航空機リース会社。

主な製品・サービス2
航空機リース
旅客機・貨物機のオペレーティングリース。中古機取引も含む。
エンジンリース
航空機エンジンのリース・交換プログラム。

05ロジスティクス準主力

海上コンテナリース事業と鉄道貨車リース事業をグローバルに展開。コンテナリースでは世界最大級の規模を有し、国際物流インフラを支える。

主な製品・サービス2
海上コンテナリース世界シェア上位
ドライコンテナ・冷蔵コンテナ等のリース。世界の船社・貨物輸送業者に提供。
鉄道貨車リース
北米等で鉄道貨車をリース。資源・穀物等の輸送に貢献。

06モビリティ準主力

法人・個人向けオートリース事業(カーリース)および付帯サービス(メンテナンス、保険、車両管理)を国内で展開。台数ベースで国内トップクラスの規模。

主な製品・サービス1
オートリース
法人向けカーリースを主力に、個人向けリースも提供。メンテナンス・保険等の付帯サービスを含むフルサービス。

07不動産副次

不動産ファイナンス事業(ノンリコースローン等)、不動産投資事業(収益物件の取得・運営)、不動産アセットマネジメント事業(ファンド運営等)を展開。国内外の不動産市場で活動。

主な製品・サービス2
不動産ファイナンス
不動産を対象とした貸付・ストラクチャードファイナンス。
不動産投資
オフィス・商業施設等の収益不動産へ投資・運営。

製品と技術

設備リース・割賦販売:国内法人投資を支える基盤事業

カスタマーソリューションセグメントの中核は、生産設備、IT機器、医療機器などを対象としたリースおよび割賦販売である。法人顧客の設備投資をファイナンス面から支援し、契約期間中の賃料収入を得る。加えて、メーカーや販売会社と提携したベンダーファイナンスも手掛け、エンドユーザーへの販売促進に貢献。省エネソリューション事業(ESCO事業)では、省エネルギー機器の導入ファイナンスと効果保証を組み合わせたサービスを提供する。国内リース市場において長年の実績を持ち、官公庁向けも含め安定した収益基盤を形成している。

航空機・エンジンリース:グローバルに展開する専門事業

航空セグメントは、旅客機・貨物機のオペレーティングリースと航空機エンジンのリースを世界規模で展開する。機材の調達、リース契約、資産管理を一貫して行い、航空会社に航空機を提供。中古機の売買も手掛ける。エンジンリースでは、交換プログラムも含めたサービスを提供し、収益性の高い事業として成長を続けている。2025年3月期の航空セグメント利益は545億円と全社最大の利益貢献セグメントであり、資産残高も約2.4兆円と大きい。世界有数の航空機リース会社として、グローバルな航空需要の回復を追い風にしている。

海上コンテナリースと鉄道貨車リース:物流インフラを支える

ロジスティクスセグメントは、海上コンテナリースと北米等での鉄道貨車リースを主力とする。海上コンテナではドライコンテナ・冷蔵コンテナをリースし、世界の船社や貨物輸送業者に提供。コンテナリース会社として世界最大級の規模を有する。鉄道貨車リースは、資源・穀物等の輸送に使われる貨車を北米でリース。CAI Internationalの買収によりコンテナ事業を強化した。2025年3月期のセグメント資産は約1.2兆円、利益は293億円。市況サイクルを見極めた機動的な投資により高稼働率を維持している。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

その他金融業のなかでの位置

会社が挙げる強い分野

  • 世界シェア上位海上コンテナリース世界最大級のコンテナリース会社ロジスティクス

有価証券報告書(2026/3期)で会社自身が述べている位置付けです。第三者による調査ではありません。

総合リース国内首位、多様な事業で金融サービスを展開

三菱HCキャピタルは、リース・レンタルを核とし、不動産ファイナンスや環境エネルギーなど多岐にわたる事業を展開する総合金融グループである。国内リース市場ではオリックスや三井住友ファイナンス&リースなどと競合するが、三菱UFJフィナンシャル・グループとの資本関係を生かし、国内最大級の規模を持つ。売上高は2025年3月期に2兆908億円、営業利益率は8.95%と安定した収益を上げ、2026年3月期はさらに増収増益が見込まれる。同業他社にはMFSやウェッジホールディングスなどがあるが、総合力では三菱HCキャピタルが優位に立つ。強みは、グループ連携による資金調達力の高さ、幅広いサービスラインアップ、グローバルな事業展開、そしてリスク管理の高度化である。一方で、低金利環境下での利ざや縮小や、事業ポートフォリオの変革、デジタル化への対応が課題である。

強み

  • 総資産規模で国内リース業界トップクラスを誇る。三菱UFJグループの支援も強力。
  • リースに加え、不動産、環境エネルギー、航空機など幅広い分野で事業を展開。
  • 営業利益率は低いが、売上規模が大きいため安定的な利益を確保。
  • 海外拠点を多数有し、クロスボーダー取引にも強みを発揮。

課題

  • 金利低下により利ざやが縮小し、収益性改善が課題となる。
  • 多様な事業展開に伴い、信用リスクや市場リスクへの対応が必要。
  • オンライン完結型サービスなど、デジタル技術を活用した業務効率化が急務。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

証券・カード・リースの時価総額近傍。太字が三菱HCキャピタル

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
18601大和証券グループ本社2.9兆円14.7倍
28697日本取引所グループ2.2兆円36.5倍
37186横浜フィナンシャルグループ2.2兆円20.4倍
48331千葉銀行2.2兆円19.2倍
58473SBIホールディングス2.1兆円5.2倍
68593三菱HCキャピタル2.1兆円14.8倍
74755楽天グループ1.6兆円
88303SBI新生銀行1.4兆円11.3倍
98439東京センチュリー1.3兆円11.9倍
108309三井住友トラストグループ1.2兆円13.4倍
113099三越伊勢丹ホールディングス1.2兆円15.5倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(証券・カード・リース)に従っています。

会社の歴史

沿革 12件

日立系の月賦販売会社として出発した1957年

三菱HCキャピタルの起源は1957年9月、東京日立家庭電器月賦販売株式会社と大阪日立家庭電器月賦販売株式会社の設立にさかのぼる。翌1958年5月には九州と名古屋でも同様の会社が設立され、これらは1960年12月に日立月販株式会社に統合された。1960年8月に正式に日立月販株式会社が発足し、家電製品の月賦販売を主事業とした。1969年1月には商号を日立クレジット株式会社に変更。この時期は日立グループの販売金融を担う金融子会社としての役割が強かった。

証券取引所上場とリース事業への展開(1976〜2000年)

1976年12月、日立クレジットは東京証券取引所市場第二部に上場し、1979年9月には市場第一部に指定替えとなった。この間、事業領域を家電月賦から産業機器リースへ拡大。2000年10月には日立リース株式会社と合併し、商号を日立キャピタル株式会社に変更。合併によりリース事業を中核とする総合金融会社へと転身した。この合併は、日立グループ内での金融機能統合の一環であり、リース・クレジット・ファイナンスの一体化を図った。

三菱UFJリースとの資本業務提携と合併へ至る道(2016〜2021年)

2016年8月、三菱UFJリース株式会社と日立キャピタル株式会社が資本業務提携を締結。両社はリース業界の再編を見据え、協業による規模拡大と効率化を模索した。2021年4月、三菱UFJリースが日立キャピタルを吸収合併し、商号を三菱HCキャピタル株式会社に変更。これにより三菱UFJフィナンシャル・グループと三菱商事を主要株主とする新会社が発足した。合併時点での総資産は約10兆円規模に達し、国内リース業界で最大級の企業が誕生した。

グローバル事業拡大と上場市場の移行(2021年以降)

2021年11月、三菱HCキャピタルは米国のコンテナリース会社CAI International, Inc.の全株式を取得し連結子会社化。ロジスティクスセグメントの強化を図った。2022年4月には東京証券取引所の市場区分再編によりプライム市場に移行し、同時に名古屋証券取引所プレミア市場にも上場した(2024年6月に名古屋を上場廃止)。2026年3月期の売上高は2兆2,153億円、営業利益2,404億円と過去最高を更新。中期経営計画ではROE10%達成を目標に掲げ、収益性重視のポートフォリオ入替を進めている。

年表12件を開く

1950年代

  • 1957年9月M&A東京日立家庭電器月賦販売㈱、大阪日立家庭電器月賦販売㈱設立(1960年12月に日立月販㈱と合併)。
  • 1958年5月M&A九州日立家庭電器月賦販売㈱、名古屋日立家庭電器月賦販売㈱設立(1960年12月に日立月販㈱と合併)。

1960年代

  • 1960年8月商号変更日立月販㈱設立(1969年1月に商号を日立クレジット㈱に変更)。

1970年代

  • 1976年12月上場東京証券取引所 市場第二部に上場。
  • 1979年9月上場東京証券取引所 市場第一部に上場。

2000年代

  • 2000年10月M&A日立リース㈱と合併し、商号を日立キャピタル㈱に変更。

2010年代

  • 2016年8月三菱UFJリース㈱と日立キャピタル㈱が資本業務提携を締結。
  • 三菱HCキャピタル㈱

2020年代

  • 2021年4月M&A三菱UFJリース㈱が日立キャピタル㈱と合併し、商号を三菱HCキャピタル㈱に変更。
  • 2021年11月M&ACAI International, Inc.の全株式を取得し、連結子会社化。
  • 2022年4月証券取引所における市場区分の再編にともない、東京証券取引所 プライム市場、ならびに、名古屋証券取引所 プレミア市場に移行。
  • 2024年6月上場名古屋証券取引所の上場廃止。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち5項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • ROE2029年3月期まで10.0%
  • ROA2029年3月期まで1.7%
  • 親会社株主に帰属する当期純利益2029年3月期まで2,100億円
  • 外部格付2028中計期間(2027年3月期~2029年3月期)までA格の維持
  • 配当性向2028中計期間(2027年3月期~2029年3月期)まで45%以上

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    ビジネスモデルの進化・積層化2.0

    資産規模拡大による成長から収益性重視の成長モデルへ転換。ファイナンス中心の型の割合を減らし、サービス・アセットマネジメント・各種事業など収益性の高い型を拡充する。

  2. 02

    メリハリのある事業ポートフォリオ入替

    資産規模の拡大を抑制しつつ成長投資を強化。収益性の高い事業への集中と低収益資産のディストリビューションを加速し、ポートフォリオ全体の収益性向上を図る。

  3. 03

    キャピタルアロケーション最適化

    成長性・資本収益性・財務健全性のバランスを確保し、資金配分を最適化することで企業価値を最大化する。外部格付A格維持を前提に、成長投資と株主還元をバランスよく実行する。

  4. 04

    デジタル活用による経営高度化・高速化

    デジタル基盤の確立・強化に加え、ビジネスとオペレーション両面での価値創出を推進。データ活用により経営判断を高度化・高速化し、収益性向上につなげる。

  5. 05

    人財・カルチャー変革

    挑戦と変革をテーマに企業文化を変革。従業員エンゲージメント向上や適切な人財配置を通じて、全戦略の源泉となる人財基盤を強化する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で7,950人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は1,029万円で、9期前と比べて+30.9%平均年齢は40.6歳、平均勤続年数は15.0年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月2,969
2018年3月3,126
2019年3月78637.012.03,217
2020年3月81137.512.03,301
2021年3月85137.513.03,284
2022年3月86640.415.08,803
2023年3月92441.015.08,648
2024年3月97741.315.08,424
2025年3月1,00840.515.08,3802,233
2026年3月1,02940.615.07,9503,024

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率22.1%
縦線は目安の30%
男性育休取得率81.7%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)68.1%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社29(国内 11 / 海外 18、うち連結子会社 23) を有報から抽出しています。

主な関係会社
  • 国内
    ㈱日医リース
    東京都 品川区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    三菱HCキャピタルエステートプラス㈱
    東京都 千代田区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    キャピタル損害保険㈱(注)4
    東京都 千代田区 · 連結子会社
    議決権79.4%
  • 国内
    三菱HCビジネスリース㈱(注)4
    東京都 港区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    Mitsubishi HC Capital UK PLC (注)4、6
    Staines-upon-Thames · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    Mitsubishi HC Capital America, Inc. (注)4、5
    Norwalk · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    Mitsubishi HC Capital Canada, Inc. (注)4、5
    Burlington · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    Mitsubishi HC Capital Canada Leasing, Inc. (注)5
    Trois-Rivieres · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    三菱和誠融資租賃(上海)有限公司(注)4
    Shanghai · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    三菱和誠融資租賃(北京)有限公司(注)2、4、5
    Beijing · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    Mitsubishi HC Capital Management (China) Limited (注)4
    Hong Kong · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    Mitsubishi HC Capital (Hong Kong) Limited (注)4、5
    Hong Kong · 連結子会社
    議決権100.0%
残りのグループ会社17社を開く
  • Mitsubishi HC Capital Asia Pacific Pte. Ltd. (注)4Singapore100%
  • Mitsubishi HC Capital (Thailand) Co., Ltd. (注)4、5Bangkok100%
  • PT. Mitsubishi HC Capital and Finance Indonesia (注)4、5Jakarta100%
  • 三菱HCキャピタルエナジー㈱東京都 千代田区100%
  • HSE㈱茨城県 日立市85%
  • JSA International Holdings, L.P. (注)4Grand Cayman100%
  • Engine Lease Finance Corporation (注)5Shannon100%
  • CAI International, Inc. (注)5San Francisco100%
  • PNW Railcars, LLC (注)3、5Portland100%
  • 三菱HCキャピタルリアルティ㈱東京都 千代田区100%
  • MHC America Holdings Corporation (注)4New York100%
  • 三菱電機フィナンシャル ソリューションズ㈱東京都 品川区45%
  • Chubu Electric Power & MHC Germany Transmission GmbHDusseldorf49%
  • European Energy A/S (注)5Søborg20%
  • 三菱オートリース㈱東京都 港区50%
  • 三菱商事㈱(注)7東京都 千代田区18%
  • ㈱三菱UFJフィナンシャル・グループ(注)5、7東京都 千代田区20%
国際子会社 (GLEIF登録 5社)
  • HKMitsubishi UFJ Lease & Finance (Hong Kong) Limited
  • USMHC America Holdings Corporation
  • SGMitsubishi HC Capital Asia Pacific Pte. Ltd.
  • HK三菱和誠金融管理(中國)有限公司
  • USMitsubishi HC Capital America, Inc.

国際的な法人識別子 (LEI) の親子関係データ。金融取引を行う子会社が中心で、全子会社の一覧ではありません。

公共調達・補助金 (gBizINFO)
  • 調達
    黒石税務署ほか10税務署構内交換電話設備一式に係る賃貸借及び保守業務
    国税庁 · 2026-06-25
    1,774万円
  • 調達
    医用画像管理システムの賃貸借等
    財務省 · 2025-02-25
    652万円
  • 調達
    令和8年度環境放射線等モニタリング測定装置賃貸借及び保守業務 (国設蟠竜湖測定所)
    環境省 · 2026-03-31
    565万円
  • 調達
    フーリエ変換赤外分光光度計(FTIR)一式賃貸借
    厚生労働省 · 2024-01-25
    432万円
  • 調達
    地方行税政統計システムの独自機器等の借入
    総務省 · 2023-12-04
    259万円
  • 補助金
    地下鉄の再エネを最大限活用したゼロエネルギー空調システムの技術開発・実証
    環境省 · 2020-08-20
    5,503万円

出典: gBizINFO (経済産業省)

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は2.2兆円営業利益2,404億円前期と比べると増収増益で、売上が+6.0%、利益が+28.5%。

売上高
+6.0%
2.2兆円
営業利益
+28.5%
2,404億円
純利益
+20.0%
1,622億円
営業利益率
10.9%
前期比 +1.9%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高2.2兆円
営業利益2,404億円
純利益1,600億円1,622億円
1株あたり配当¥51¥51

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、営業収益は5,391億円、営業利益は471億円。前年の2024年1Qと比べると、営業収益は+13.1%、営業利益は+29.8%。

対象期間営業収益兆円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q0.49303
2024年1Q0.483637.6351
2024年2Q0.472816.0176
2024年3Q0.483727.7279
2024年4Q0.53432
2025年2Q1.071,0229.6617
2025年4Q1.028498.3735
2026年2Q1.131,30011.5888
2026年4Q1.091,10410.1734
2027年1Q0.544718.7316

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、営業収益は6,982億円から2.2兆円へ3.2倍に増えた。直近期の営業利益率は10.9%。営業収益は7期、純利益は5期の連続増加。

決算期営業収益兆円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月0.70630360
2014年3月0.72698377
2015年3月0.74754441
2016年3月0.83927546
2017年3月0.84847532
2018年3月0.87862637
2019年3月0.86876688
2020年3月0.92944708
三菱UFJリース㈱が日立キャピタル㈱と合併し、商号を三菱HCキャピタル㈱に変更。
2021年3月0.95650553
2022年3月1.771,172994
2023年3月1.901,4611,162
名古屋証券取引所の上場廃止。
2024年3月1.951,5161,238
2025年3月2.091,8711,9368.91,352
2026年3月2.222,4042,36110.91,622

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

営業収益2.2兆円のうち、営業利益として残るのは2,404億円10.9%。営業外の損益と税金を反映した純利益は1,622億円、売上の7.3%にあたる。営業利益率は業種中央値10.8%をちょうど並ぶ水準。

営業収益を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金77.4%1.7兆円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金11.7%2,597億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益10.9%2,404億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
22.6%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+0.0pt
10.9%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比0.5pt
7.3%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比1.8pt
8.6%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
1.2%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
1.3%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが−3,675億円、投資CFが−339億円で、差し引きのフリーCFは−4,014億円期末の手元現金は3,460億円

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円現金残高億円
2013年3月−634−1,0241,836730
2014年3月−418877771,205
2015年3月−563−3156541,028
2016年3月−368−515071,111
2017年3月−2,203−2892,349953
2018年3月−508−3201,4761,601
2019年3月−2,394−3412,9981,865
2020年3月−2,522−3305,5234,556
2021年3月1,99312−3,7282,862
2022年3月1,958−1,079−1,9225,201
2023年3月468−1,273−894,605
2024年3月−4911,433−2,2303,353
2025年3月−2,969−9703,5362,908
2026年3月−3,675−3394,6943,460

金融業では預金・貸出・有価証券運用の増減が営業CFと投資CFに含まれます。一般事業会社向けのフリーCFの解釈は当てはまらないため掲載していません。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は13.1兆円。このうち返さなくてよい自己資本が2.0兆円で、自己資本比率は15.2%(業種中央値24.7%より薄い)

決算期総資産兆円自己資本兆円負債兆円自己資本比率%
2013年3月4.180.473.7110.7
2014年3月4.500.533.9611.4
2015年3月5.040.624.4111.8
2016年3月5.120.644.4812.0
2017年3月5.390.694.7012.2
2018年3月5.550.734.8212.7
2019年3月5.790.785.0113.0
2020年3月6.290.805.4912.4
2021年3月6.010.825.2013.4
2022年3月10.331.339.0012.7
2023年3月10.731.559.1814.3
2024年3月11.151.719.4415.1
2025年3月11.761.809.9615.2
2026年3月13.092.0111.0815.2

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
3,660億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
9,561億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
11.1兆円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
32
/ 100
安定性自己資本比率10 / 40
収益力営業利益率22 / 30
現金創出営業CFの黒字継続0 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

その他金融業 39社との比較

同じその他金融業の企業と並べると、いちばん上に来るのは営業利益率39社中20位あたり、逆に低いのは自己資本比率39社中28位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
8.6%/中央値 10.4%
P25 5.5%P75 18.5%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
10.8%/中央値 10.8%
P25 5.0%P75 22.2%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
15.2%/中央値 24.7%
P25 12.9%P75 44.0%
営業収益成長率前期からの売上の伸び
6.0%/中央値 10.7%
P25 4.5%P75 16.2%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
3.6%/中央値 3.7%
P25 2.7%P75 4.6%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,409で、1年前と比べて+19.6%過去52週の値幅のなかでは64%の位置にある。

¥1,409-0.4%1ヶ月-0.0%1年+19.6%時価総額2.1兆円
過去52週の値幅
安値¥1,169高値¥1,541.5

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)14.8倍
PER (会社予想)12.6倍
PBR1.01倍
配当利回り3.62%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は8月21日に1395円となり、1ヶ月で-3.09%下落しました。25日移動平均線(1425.76円)を-2.16%下回っており、短期的なトレンドは弱含みです。52週高値1541.5円からは-9.5%の水準にありますが、52週安値1169円からは+19.3%と底堅さも見られます。8月10日には出来高1107万5800株と急増し、売り圧力が強まった場面もありました。RSIは35.17と売られ過ぎ圏に近く、反発の可能性もあります。75日線(1367円)は上回っており、中期的なトレンドは維持されています。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 70/100)

PERが14.68倍で業界平均の16.39倍を下回り、PBRは0.9954倍で平均の1.85倍を大きく下回り、1倍を割り込んでいる。配当利回りは3.66%で平均の3.06%を上回るが、配当性向が91.2%と高く、增收余地は限定的。ROEは8.6%で平均並みだが、利益成長に伴い改善が期待される。金融業界の特性を踏まえても、純資産価値に対して株価が割安であり、株主還元は手厚いが、配当性向の高さに注意が必要。

指標この会社業種平均
PER (実績)14.8倍17.4倍
PER (予想)12.6倍
PBR1.01倍1.81倍
ROE8.6%12.8%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

リース需要の拡大と金利上昇による利ザヤ改善を強気派は期待。一方、弱気派はデフォルトリスクの増加や競争激化による手数料率低下を懸念。ROE8.6%は業界平均より低く、資本効率の改善が焦点。

プラスに働く材料7
  • 金利上昇効果

    金利上昇でリース金利収入が増加し、収益改善が見込める。

  • 事業拡大

    環境エネルギーや海外事業を拡大し、新たな収益源を開拓。

  • 配当利回り

    年間配当利回り3.5%超と安定配当を実現。

  • 2026/3期営業利益2,404億円、前期比28.5%増益通年影響

    営業利益は前期比28.5%増。営業利益率も8.95%から10.85%へ改善し、増益率は売上高増率6%を大幅に上回る。

  • 純利益1,622億円予想でROE改善通年影響

    純利益は1,238億→1,352億→1,622億円と拡大。ROE8.6%はPBR1.03倍の割安感を強める。

  • 配当利回り3.53%の高水準通年影響

    配当利回り3.53%と高く、長期保有の妙味がある。

  • 売上高3期連続増収、2兆2,154億円通年影響

    売上高は2024/3期の1兆9,506億円から2兆2,154億円へ3期連続増収。累計増収率は13.6%。

マイナスに働く材料7
  • 信用リスク

    景気後退懸念で企業倒産が増え、貸倒損失が拡大する恐れ。

  • 競争激化

    リース業界の競争が激しく、シェア維持にコスト増。

  • 資本効率

    ROEが8%台と低く、低収益事業の整理が必要。

  • 予想PER13倍と実績12.82倍の逆転決算発表後影響

    予想PER13倍は実績12.82倍を1.4%上回る。業績下振れ時にPER修正リスク。

  • 営業利益28.5%増は増収率6%と乖離2027年〜2028年影響

    2026/3期は増収率6%に対し営業利益は28.5%増。利益率改善が一巡すれば増益ペースは鈍化する。

  • 純利益予想20%増の達成リスク決算発表後影響

    純利益予想1,622億円は前期比20%増だが、2025/3期の実績増益率は9.2%と小幅。予想未達のリスクを織り込む必要がある。

  • 株価1年で26%上昇、調整余地不定影響

    過去1年で株価は26.34%上昇。上昇ピッチが速く、好材料出尽くしで利益確定売りが優勢となる場面が想定される。

次の決算で確かめる点
リース取扱高
事業の規模と成長性を示す。
営業利益率
収益性の変化を見る。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり51で、前期から+15.0%いまの株価に対する利回りは3.62%。増配か配当維持が9年続いている。

年間配当
¥51
1株あたり
配当利回り
3.62%
いまの株価に対して
配当性向
91.2%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
9年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月1341.4
2018年3月1838.553.6
2019年3月2430.645.2
2020年3月256.457.4
2021年3月262.035.8
2022年3月289.877.9
2023年3月3317.957.7
2024年3月3712.164.1
2025年3月408.1120.8
2026年3月4615.091.2

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥51

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ555,500人。区分でいちばん多いのは事業法人34.4%。グループ会社や銀行などの安定株主が59.6%を占め、残る40.4%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
事業法人41.546.338.935.134.734.4
金融機関30.824.323.924.726.325.1
個人・その他8.210.715.719.320.923.7
外国法人18.717.218.018.416.014.8
自己株式0.52.12.12.02.01.9
証券会社0.71.63.62.52.11.8
外国人個人0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01三菱商事株式会社18.00
02株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ14.20
03日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)(注)19.20
04株式会社日本カストディ銀行(信託口)(注)24.20
05株式会社三菱UFJ銀行3.43
06三菱UFJ信託銀行株式会社(注)31.94
07明治安田生命保険相互会社1.91
08STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505001 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)0.84
09JP MORGAN CHASE BANK 385781 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)0.83
10STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505103 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)0.79

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+179%、1株純資産は14期で+175%。直近期のROEは8.6%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月415048.512.329.9
2014年3月425767.911.941.8
2015年3月506708.012.036.5
2016年3月616939.08.042.0
2017年3月607398.49.341.4
2018年3月727949.38.753.6
2019年3月778479.47.345.2
2020年3月798739.26.757.4
2021年3月629027.010.835.8
2022年3月699128.08.277.9
2023年3月811,0648.28.457.7
2024年3月861,1757.712.464.1
2025年3月941,2477.810.7120.8
2026年3月1131,3858.612.491.2

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

14名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は14名。2026/3期の役員報酬は総額594百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約9倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
柳井隆博取締役会長6828,300
久井大樹代表取締役 社長執行役員648,000
松永愛一郎代表取締役 副社長執行役員6311,700
安栄香純取締役 副社長執行役員6565,700
佐藤晴彦取締役 常務執行役員61
佐々木百合取締役(独立社外取締役)591,600
川村佳世子取締役(独立社外取締役)62900
近藤祥太取締役(社外取締役)58
柴義隆取締役(監査等委員)(常勤)653,700
中田裕康取締役(監査等委員)(独立社外取締役)755,000
金子裕子取締役(監査等委員)(独立社外取締役)685,000
斉藤雅之取締役(監査等委員)(独立社外取締役)715,000
残りの役員2名を開く
氏名役職年齢保有株数
川上和義取締役 常務執行役員57
髙田淳子取締役(独立社外取締役)573,000

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円株式報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)5305697945491
社外取締役6919115
取締役(社内)1494949

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容779字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループは、当社、子会社469社および関連会社87社で構成されています。また、その他の関係会社として、三菱商事株式会社および株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループがあります。 (1) 当社グループは、「カスタマーソリューション」「海外カスタマー」「環境エネルギー」「航空」「ロジスティクス」「不動産」および「モビリティ」の7セグメントにおいて、事業を展開しています。当連結会計年度より、「海外地域」セグメントの名称を「海外カスタマー」に変更しました。この変更は名称のみであり、セグメント情報等の区分や数値に与える影響はありません。なお、前連結会計年度のセグメント情報は変更後の名称を用いて記載しています。 報告セグメントごとの主な事業内容は以下のとおりです。 報告セグメント   主な事業内容 カスタマーソリューション   法人・官公庁向けファイナンスソリューション事業、 省エネソリューション事業、ベンダーと提携した販売金融事業、 不動産リース事業、金融サービス事業 海外カスタマー   欧州・米州・中国・ASEAN地域におけるファイナンスソリューション事業、 ベンダーと提携した販売金融事業 環境エネルギー   再生可能エネルギー事業、環境関連ファイナンスソリューション事業 航空   航空機リース事業、航空機エンジンリース事業 ロジスティクス   海上コンテナリース事業、鉄道貨車リース事業 不動産   不動産ファイナンス事業、不動産投資事業、 不動産アセットマネジメント事業 モビリティ   オートリース事業および付帯サービス なお、2026年4月1日付の組織改編にともない、翌連結会計年度(2027年3月期)より、「モビリティ」を「ロジスティクス」に統合し、6セグメントとします。 (2) 事業系統図は次のとおりです。
経営方針・対処すべき課題4,291字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりです。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものです。 (1)経営の基本方針 当社は、経営の基本方針である「経営理念」、「経営ビジョン」および「行動指針」を以下のとおり定めています。 「経営理念」は、長期的な視点でめざす“ありたい姿”、「経営ビジョン」は、この“ありたい姿”を実現するためにめざすべきもの、「行動指針」は、経営理念・経営ビジョンを実現するために社員一人ひとりが持つべき価値観・心構え、取るべき行動です。 ◎ 経営理念 わたしたちは、アセットの潜在力を最大限に引き出し社会価値を創出することで、持続可能で豊かな未来に貢献します。 ◎ 経営ビジョン ・ 地球環境に配慮し、独自性と進取性のある事業を展開することで、社会的課題を解決します。 ・ 世界各地の多様なステークホルダーとの価値共創を通じて、持続可能な成長をめざします。 ・ デジタル技術とデータの活用によりビジネスモデルを進化させ、企業価値の向上を図ります。 ・ 社員一人ひとりが働きがいと誇りを持ち、自由闊達で魅力ある企業文化を醸成します。 ・ 法令等を遵守し、健全な企業経営を実践することで、社会で信頼される企業をめざします。 ◎ 行動指針 ・ チャレンジ  : 未来志向で、責任を持って挑戦する。 ・ デジタル  : デジタルリテラシーを高め、変革を創り出す。 ・ コミュニケーション : 対話を通じて相互理解を深め、社内外のステークホルダーと信頼関係を築く。 ・ ダイバーシティ  : 多様性を受容し、相互に尊重する。 ・ サステナビリティ  : 人・社会・地球と共生し、持続可能な世界を実現する。 ・ インテグリティ  : 高い倫理観を持ち、絶えず基本に立ち返る。 (2)中長期的な会社の経営戦略および対処すべき課題 ① 経営環境 外部環境は、グローバリゼーションの巻き戻しや世界の分断が進んでいます。加えて、これまで地政学面および経済面で世界の先頭に立ってきた米国の変質や中東情勢の不安定化、さらには、AIの急速な進展と関連市場の新たな拡大などにより、従来以上に不確実性が増しています。 このような外部環境の変化の中で、当社グループに求められる役割は、従来型のリース・ファイナンスに加えて、サービス・アセットマネジメント・各種事業などを通じた社会的課題の解決へと変化しています。また、想像以上のスピードで産業レベルでのビジネスモデルチェンジが生じるとみられ、各企業が環境変化に適応していくうえでは、アセットに関する多様な機能を有し、金融機能にとどまらない柔軟なサービスを提供する当社グループの存在意義がさらに高まるものと考えています。 ② 当社グループの進むべき方向性と中期経営計画 当社グループは、2022年5月に公表した「10年後のありたい姿」(今般、時間軸の明確化を含めて「31年度のありたい姿」として再整理)の実現に向けて、成長戦略を推進しています。2026年度から開始する中期経営計画(2028中計)は、その実現に向けた重要なマイルストーンであり、収益性を高め、企業価値向上を加速するフェーズと位置づけました。 ROEを最重要指標に据え、まずは2025中計で掲げたROE10%を達成し、2031年度にはこれをさらに上回る水準のROEの実現をめざすことで、中長期的に企業価値を向上させます。 その実現に向けて、2028中計においては、「事業」、「財務」、「デジタル」、「人財・カルチャー」の4要素を主な推進力として、収益性・成長性の高いポートフォリオ構築、キャピタルアロケーションの最適化、デジタル活用による経営の高度化・高速化、企業文化変革、などを一層加速させます。 ③ 主要4要素の戦略 a. 事業戦略 ・「ビジネスモデルの進化・積層化2.0」の考え方に基づき(以下、2つの視点から価値創出の手法・領域拡充)、資産規模拡大による成長から収益性を重視した成長モデルへ転換。 ・ファイナンス中心のビジネスモデル類型の割合を減少させ、サービス、アセットマネジメント、各種事業など収益性の高いビジネスモデル類型を拡充する方向性。 ・従来以上にメリハリの利いた事業ポートフォリオの入替を加速。資産規模の拡大を抑制しつつ成長投資強化を通じて収益性向上を実現。 各事業の成長ストーリー 海外カスタマーの回復と航空・不動産を中心とした専門事業の伸長が、全社の利益成長と収益性向上を牽引。 セグメント   事業戦略の方向性 カスタマーソリューション   グループ全体を底支えする最重要安定基盤として、収益性と収益額を着実に向上。 高付加価値サービス展開加速、低収益資産のディストリビューション強化。 海外カスタマー   米州事業を再構築したうえでグループ全体の安定収益基盤としての地位を回復・強化。 米州は、商用トラック事業の規模縮小などにより収益力を回復。 専門事業   航空・不動産を筆頭にグループ全体の収益性と収益額の向上を牽引。 航空   航空機リースの資産回転加速化、収益性の高い航空機エンジンリースの規模拡大。 不動産   ファイナンス、投資、アセットマネジメントの3つの事業をバランスよく展開。インカムゲインの割合を高めつつ高い収益性を維持。 環境エネルギー   当社グループのネットワーク活用によるEuropean Energy A/Sの成長支援強化、中長期的な成長を企図した国内外での事業投資等。 ロジスティクス   満了契約の延長や需要地への廻送等による高稼働率維持、市況サイクルを見極めた機動的・弾力的新規投資による優良資産の獲得。 b. 財務戦略 「成長性」「資本収益性」「財務健全性」の3つの視点のバランスを確保。キャピタルアロケーション(資金配分)を最適化することで、企業価値を最大化。 c. デジタル戦略 経営の高度化・高速化実現に向けて、基盤確立・強化に留まらずビジネス・オペレーション両面での価値創出を推進。 d. 人財・カルチャー戦略 挑戦・変革をテーマとした企業文化変革等の各種戦略を推進。 (3)優先して対処すべき事業上の課題 当社グループは「31年度のありたい姿」の実現に向けて、「事業」においては価値創出の手法・領域拡充に着目した「ビジネスモデルの進化・積層化2.0」の推進、ならびに事業ポートフォリオの入替加速による収益性を重視した成長モデルへの転換を図っています。 「事業」と両輪を成す「財務」ではキャピタルアロケーションを最適化することで企業価値の最大化をめざします。加えて、「デジタル」を通じて価値創出の高度化・高速化を図っています。 これらすべての源泉・起点が「人財・カルチャー」です。2025中計を通じて醸成された挑戦と変革の機運を、企業文化として定着させることが必要だと考えています。そのため、「人財・カルチャー戦略」を着実に推進し、従来の延長線ではない新たな視点で各種施策を実行しています。 (4)目標とする経営指標 2028中計の対象期間である2026年度から2028年度(2027年3月期から2029年3月期)において、以下の財務目標および非財務目標の達成をめざします。 なお、非財務目標に関しては、マテリアリティの解決に繋がる定量目標を設定しています。 (財務目標) 項目   目標 財務目標 (2029年3月期)   ROE※1   10.0%(2026年3月期実績比 +1.4pt) ROA※2   1.7%(2026年3月期実績比 +0.4pt程度) 親会社株主に帰属する 当期純利益   2,100億円 (2026年3月期実績比 年平均成長率+8.9%) 財務健全性 (2028中計期間)   外部格付   A格の維持 配当方針 (2028中計期間)   配当性向   45%以上 (注)ROEおよびROAの算定においては、親会社株主に帰属する当期純利益を使用しています。 ※1 Return On Equity(自己資本利益率) ※2 Return On Asset(総資産利益率) (非財務目標(マテリアリティと連動)) マテリアリティ   KPI   2025年度※1   2028年度 目標 脱炭素社会推進   2019年度比温室効果ガス排出量(Scope1,2)※2   △61%   △67% 新型航空機比率※3   78%   82% グリーンビルディング比率※4   62%   61% サーキュラーエコノミー実現   リース満了物件の有効利用率※5   96.1%   97.5% 社員の健康で豊かな 生活の実現   MHCエンゲージメント※6   73%   75%以上 人財ポートフォリオ充足率※7   -   80%以上 最新技術活用   デジタル関連ビジネス新規価値創出   -   30億円 生産性向上   -   +30%程度 ※1 2025年度実績もしくは見込(2019年度比温室効果ガス排出量(Scope1,2)およびリース満了物件の有効利用率は2024年度実績)。 ※2 2050年度のネットゼロ達成に向けたマイルストーンとして、2024年度実績を起点に線形で2028年度目標を設定。 ※3 航空事業における、現行航空機に比して燃費効率が良く、CO2排出量の少ない機体の比率。継続的に資産回転する事業につき数値の上下動をともないつつ中長期的向上を図る。 ※4 不動産事業における、専門機関の認証を受けた環境認証物件(環境負荷の低い物件)または100%再エネ導入物件の比率。継続的に資産回転する事業につき数値の上下動をともないつつ中長期的向上を図る。 ※5 リース事業協会定義:満了したリース契約(MHC単体)のうち、再リースへの移行・物件売却・再資源化率が高い処分業者を通じた廃棄、のいずれかを実施した契約の割合(当初取得価額ベース)。 ※6 従業員エンゲージメントサーベイ結果が一定の高水準を満たしている状態の組織の割合(「自発性」・「多様性」というスコアに関して、回答者の半数以上がいずれのスコアも高水準の組織の割合)。 ※7 経営戦略の実現に必要なポジションに対して、適切な人財が配置されている比率。
事業等のリスク14,741字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 当社グループは、グローバルに事業活動を行っており、取引先の事業に必要な設備投資やサービスをリース等により提供しています。リース取引等のために保有するアセットは、事務機器や生産設備といった一般的な動産のほか、航空機等特定の産業で使用されるアセットまで多様化しています。国内外の景気の減速・後退にともない、取引先の事業環境等が悪化し設備投資需要が大幅に減少した場合、リース取引の減少等により、当社グループの経営成績および財政状態に影響を及ぼす可能性があります。また、内部プロセス・人・システムが不適切であることもしくは機能しないこと、または外生的事象が生起することから生じる損失によっても、当社グループの経営成績および財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 なお、当社グループは、投資家の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事業等の主なリスクについて、全社的なリスク管理体制を構築するとともに、リスク顕在化の未然防止と発生時の影響の極小化に努めています。また、経営の健全性維持と収益性向上を両立させることで持続的な成長を図るため、「統合リスク管理」の枠組みに基づくリスク資本運営を行っています。 本項には将来に関する事項が含まれていますが、当該事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものです。 (1)トップリスク 当社グループは、後述する「(2)全社的リスク管理で分類している主要なリスク」「(3)その他のリスク(業務面および経営環境に関するリスク)」に記載されている各リスクを含めたリスク事象に関して、リスクシナリオが顕在化する蓋然性と影響度に基づき、最も警戒すべきリスク事象をトップリスクとして特定し、グループ内でのリスク認識の共有を図るとともに、リスク発生の予防、発生時の早期対応、および影響拡大の抑制等に活用しています。トップリスクは経営陣による議論を経て特定しており、有価証券報告書提出日時点におけるトップリスクは以下のとおりです。 トップリスク リスク事象   リスクシナリオ例 地政学リスク   ・中東情勢の緊迫化に伴うエネルギー価格高騰、サプライチェーンの混乱によるインフレ、経済の減速、取引先の業績悪化、急激な金利上昇 ・米中間や同盟国間での政治的摩擦激化に伴うビジネス環境悪化 サイバー攻撃   ・当社グループやサードパーティに対するサイバー攻撃によるシステム障害、サービス停止 ・情報漏洩による賠償・行政対応、レピュテーション低下 与信費用増加   ・当社グループの事業領域における急激な市況の悪化 ・グローバルな経済・金融環境の不安定化による取引先の業績悪化 事業投資採算悪化   ・制度変更や金利上昇、コスト高騰等に伴う採算悪化による投資機会減少 ・建設遅延や設備不調、稼働率低下等による既存投資案件の収益悪化 関税政策、輸出規制等の強化   ・各国の関税引き上げを通じたインフレの再燃、取引先の業績悪化 ・経済安全保障を背景とした主要国間での輸出規制・投資規制等の強化に伴う供給制約による経済減速 国内経済、財政不安   ・国内物価上昇、金利上昇の継続に伴う取引先の業績悪化 ・日本の政府債務懸念増大による資金調達環境の悪化 大規模災害   ・南海トラフ地震・首都直下地震による人命・拠点・システムの被災、業務停止 ・災害に伴う顧客の事業停止、与信コスト増加、資産価値の下落 外貨資金調達リスク   ・金融市場の混乱による外貨資金調達環境の悪化 人的資本の制約   ・専門人財の採用難による持続的成長の停滞 サステナビリティ対応に関するリスク   ・ESG潮流の変化に対応できず投資家や取引先からの評価低下 (2)全社的リスク管理で分類している主要なリスク 当社グループでは、全社的リスク管理の枠組みに基づき、以下のとおりリスクを分類・認識し、適切に管理を行っています。 ① 信用リスク 当社グループは、リース取引や割賦販売、金銭の貸付等の形態による金融サービスの提供により、中長期にわたり信用を供与する事業を行っています。今後の景気動向や金融情勢によっては、企業の信用状況悪化による不良債権の増加にともない貸倒引当金の追加繰入等が必要となり、当社グループの経営成績および財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 〔リスクに対する主な取り組み〕 個別案件の取り組み可否の検討にあたっては、当社グループ独自の格付制度を用いて取引先の信用状況を精査するとともに、リース対象物件の価値やカントリーリスク等を踏まえたうえで総合的に審査を行い、リスクに基づく適切なリターンの確保に努めています。また、取引開始後も継続的に取引先の信用状況をチェックし、取引先の信用状況悪化の際には必要な措置を講ずる態勢を整えています。さらに、ポートフォリオ全体として、特定取引先、業種、国・地域等に与信が集中しないよう、リスク分散を考慮した与信運営に取り組んでいることに加えて、定期的にポートフォリオの信用リスク量を計測し、これが資本の一定の範囲内に収まっているかをモニタリングすることで、経営の健全性確保に努めています。 ② アセットリスク 当社グループは、国内外において、一般的な動産に加え、航空機等のグローバルアセット、建物等の不動産を保有し、オペレーティング・リース等の形態で、これらを賃貸する事業を行っています。この事業では、前述の信用リスクに加えて、アセットリスクを負っているため、アセットの運用や処分によって得られる収入の変動が当該取引の採算に影響を及ぼす可能性があります。このため、オペレーティング・リースの取り組みにあたっては、個別案件の取り組み時に、取引先の信用状況に加え、アセットの種類に応じて、その価値を慎重に見極めて審査を行っています。また、取引開始後も継続的に当該アセットに係るリースや売買市場の状況、賃借人によるアセットの利用状況等のモニタリングを行い、リスクの顕在化防止、軽減に努めています。 a. グローバルアセット 当社グループは、航空機、航空機エンジン、コンテナ、鉄道貨車等のグローバルアセットを国内外において保有し、オペレーティング・リース等の形態で、これらを賃貸する事業を行っています。グローバルアセットに関する事業では、前述の信用リスクに加えて、当該アセットの価格変動リスクを負っています。オペレーティング・リースでは、取引先からのリース料収入のほか、リース期間満了後にアセットを売却して資金の回収を図ります。また、取引先の経営破綻等の際には、当該アセットを引き揚げたうえで、別の取引先とリース取引等を行うほか、アセットを売却して資金の回収を図ります。アセットの売却に際しては、景気動向や金融情勢のほか、技術的問題に起因する大事故、技術革新による陳腐化、法律や規制等の改定、世界的な感染症の拡大やテロの懸念の高まり、あるいは自然災害や戦争・地政学的リスク等によってもアセットを取り戻せなくなるリスクやアセット売却価格が変動するリスクが生じるほか、減損損失の計上や物件管理に付随するコストの増加等により、当社グループの経営成績および財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 〔リスクに対する主な取り組み〕 グローバルアセットのオペレーティング・リースの取り組みにあたっては、個別案件の取り組み時に、動産を対象とする取引時の確認事項に加え、将来のアセットの流動性等を含め総合的に審査を行うとともに、信用リスクやアセットの価格変動リスクに見合った適切なリターンの確保に努めています。さらに、アセットの種別や地域・満了時期等リスク分散を考慮したポートフォリオを維持すべく、当社グループ内でクライテリアを定めて運用しています。また、取引開始後も継続的に取引先の信用状況や業界動向をチェックし、必要に応じてアセットの劣化を回復するための預かり金を取引先から徴求するなどして、取引先の信用状況悪化の際に必要な措置を講ずる態勢を整えています。加えて、リスク所管部署にて、主要なアセットカテゴリーごとに、対象業界の動向やアセットの価値変動に影響を及ぼす兆候を定点観測する予兆モニタリングを実施するとともに、事業本部とのリスクコミュニケーションを継続的に行っています。また、定期的に取引先の信用リスクやポートフォリオにおけるアセットの価値変動リスク量を計測し、これが資本の一定の範囲内に収まっているかをモニタリングすることで、経営の健全性確保に努めています。 b. 不動産 当社グループは、国内外において、オフィス、住宅、商業施設、物流施設、ホテル、データセンター等の商業不動産に対する投融資や保有不動産を活用した賃貸および事業運営等を行っていますが、当該アセットは収入変動リスクや価格変動リスクを負っています。不動産に関する事業では、テナント等からの賃貸料収入のほか、長期保有方針以外のアセットでは、適切な時期にアセットを売却して資金の回収を図ります。賃貸料収入やアセットの売却収入については、景気動向、金融情勢、アセットの所在する個別のロケーションの賃貸市況といった市況環境によって収入が変動し、当社グループの経営成績および財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 〔リスクに対する主な取り組み〕 個別案件の取り組み時に、将来のアセット価値や流動性等を慎重に見極めて総合的に判断を行うとともに、アセットの価格変動リスクに見合った適切なリターンの確保に努めています。また、取り組み後も継続的にアセットの運用状況、価格動向や業界動向をチェックし、収益の極大化を図る態勢を整えています。加えて、リスク所管部署にて、業界の動向やアセットの価値変動に影響を及ぼす兆候を定点観測する予兆モニタリングを実施するとともに、事業本部とのリスクコミュニケーションを継続的に行っています。また、定期的にポートフォリオにおけるアセットの価値変動リスク量を計測し、これが資本の一定の範囲内に収まっているかをモニタリングすることで、経営の健全性確保に努めています。 ③ 投資リスク 当社グループは、国内外の太陽光や風力を中心とする再生可能エネルギー発電事業、事業会社やファンドへの出資等のさまざまな事業に対する投資活動を行っています。このような投資活動においては、景気変動や需要の減退といった事業環境が変化するリスク、投資先やパートナーの業績停滞等にともなって期待どおりの収益が上げられないリスクや投資額の回収可能性が低下するリスク、投資先の株価が一定水準を下回るリスクがあるほか、投資先の業績にかかわらず経済・金融情勢の急激な変化や金融市場の大きな混乱等により株価が一定水準を下回る状態が相当期間に及ぶリスク等があり、評価上の損失を含め投資の一部または全部が損失となる、あるいは追加資金拠出が必要となる場合があります。さらには、パートナーとの経営方針の相違、投資資産の流動性の低さ等により当社グループが望む時期や方法での事業撤退や事業再編が行えないリスク、あるいは、投資先から適切な情報を入手できず当社グループに不利益が発生する等のリスクがあり、そのような場合には、当社グループの経営成績および財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 〔リスクに対する主な取り組み〕 投資案件の取り組みにあたっては、個別案件の投資額やリスクの深度等に応じて投資案件協議会を開催し、関係各部の意見を確認、幅広い視点で将来の投資価値や流動性等を慎重に見極めて総合的に判断を行うとともに、リスクに見合った適切なリターンの確保に努めています。加えて、取り組み後も継続的に投資の運用状況や業界動向をチェックし、収益の極大化を図る態勢を整えています。また、定期的にポートフォリオにおける投資価値の変動リスク量を計測し、これが資本の一定の範囲内に収まっているかをモニタリングすることで、経営の健全性確保に努めています。 ④ 市場リスク a. 金利変動リスク 当社グループの行うリース取引や割賦取引におけるリース料や賦払金は、取引対象物件の購入代金や契約時点の市場金利水準等をもとに設定され、基本的に契約期間中は変動しない取引が中心となっています。一方、リース物件等の取得資金に掛かる資金原価等は、資金調達の多様化や資金コスト低減を目的に、固定金利調達と変動金利調達とのバランスを図りながら調達を行っているため、市場金利変動の影響を受けます。したがって、金融情勢の急変によって、市場金利が急激に上昇するような場合、当社グループの経営成績および財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 b. 為替変動リスク 当社グループは、海外での事業展開に積極的に取り組み、外貨建資産が増加しており、連結営業資産に占める割合も高まっています。当社グループの海外連結子会社では、原則として資産と同一通貨での資金調達を行っていますが、各社の財務諸表は現地通貨で表示されている一方、当社の連結財務諸表は日本円で表示されているため、為替相場の大幅な変動が生じた場合、日本円換算での当社グループの経営成績および財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 〔リスクに対する主な取り組み〕 当社グループでは、金融市場の動向を随時注視するとともに、ALM(資産・負債の総合管理)により、資産運用と資金調達の金利形態や為替等のミスマッチの状況を随時モニタリングし、金利動向を考慮しながら適宜ヘッジオペレーションを行い、金利変動リスクを管理しています。為替変動リスクへの対応としては、外貨建営業資産に合致した通貨での資金調達を原則とし、為替評価差損益を極小化するよう努めています。また、金利や為替相場が不利な方向に動いた場合に、保有ポートフォリオのポジションが、一定期間、一定の確率でどの程度損失を被る可能性があるかを過去の統計に基づいて計量的に示したリスク量を定期的に計測し、これが資本の一定の範囲内に収まっているかをモニタリングすることで、経営の健全性確保に努めています。なお、ALM委員会は四半期ごと、または状況に応じて開催し、地政学リスク、パンデミック等、さまざまなリスクファクターによるシナリオ分析、データ分析を行い、金融市場環境の動向やリスク量の状況などを踏まえてALM方針を決定しています。 ⑤ 資金流動性リスク 当社グループは、リース取引に係るリース物件の取得および割賦取引や金銭の貸付等の事業を行うにあたって、内外の通貨により多額の資金調達を行っています。リース等の与信取引や投資等の期間と資金調達の期間とのバランスを図りながら調達を行っていますが、経済・金融情勢の急激な悪化や金融市場の大きな混乱、あるいは当社グループの信用力低下等により、金融機関や投資家のリスク回避姿勢が強まり、十分な資金の確保が困難になる場合、当社グループの経営成績および財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 〔リスクに対する主な取り組み〕 資金調達については、金融機関からの借入に加え、社債、コマーシャル・ペーパー、リース債権流動化等、市場からの直接調達により多様化に努め、かつ、長期・短期の調達バランスの調整や綿密な資金繰り管理を行うとともに、コミットメントラインの取得等により緊急時の流動性補完対策を講じ、資金の流動性確保を図っています。 また、資金流動性のステージ管理を実施しており、調達環境が悪化した場合であっても返済資金を含めた当面の必要資金が確保できるように調達構造を構築し、その流動性の状況を確認し、ALM委員会に報告する運用としています。 ALM委員会では、金利感応度分析(金利変動による収益への影響分析)を実施するほか、金融市場などにストレスがかかった場合における④の市場リスクおよび⑤の資金流動性リスクの状況や損益インパクト等を総合的に検証したうえで、市場環境を踏まえた全社戦略を実現するための資金調達戦略、リスク対応への方針を決定しています。特に、リスク管理に関しては、全社的な統合リスク管理の一環であるリスク管理委員会とも連携しています。予兆管理態勢を強化し、コンティンジェンシー・プランと合わせることで、危機に直面したときの財務構造の柔軟性と回復力の向上に努めています。 また、当社グループは、外貨調達力を引き上げるため、北米に地域財務拠点を設置し、資金調達の集約を含めた「グループファイナンス態勢」を敷いています。地域財務拠点では、間接金融のみならずUSコマーシャル・ペーパーや社債の発行等による多様な資金調達を実施し、北米に展開するグループ会社に対する資金の提供を行っています。 ⑥ カントリーリスク 当社グループは、グローバルなビジネス展開を行っていることから、取引先や投資先の国や地域における政治・経済等の状況によって損失を被るリスクを負っています。その国における通貨・株価等の急落、国債の債務不履行といった経済情勢の変化に加え、紛争や内乱、政治情勢の変化等さまざまな要因により、ある国ないしはそこに所在する与信取引や投資等に係る貸倒引当金の追加繰入や減損損失の計上等により、当社グループの経営成績および財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 〔リスクに対する主な取り組み〕 当社グループでは、各国の経済力・信用力にしたがい取引量の上限値を設定しています。加えて、カントリーリスクを内包する与信取引・投資等の残高が、上限値の範囲内に収まっているかをモニタリングしています。これにより、特定の国や地域に対する依存度を分散させ、カントリーリスクが顕在化した際の損失影響を低減するよう努めています。 ⑦ オペレーショナルリスク a. 地震・風水害・感染症・戦争・テロ等に関するリスク 当社グループは、国内外に拠点・システム等の設備を有し事業活動を行っており、地震・風水害等の自然災害や感染症・戦争・テロ等その他の突発的な事態が発生した場合、拠点やシステム等への被害、従業員が直接の被害を受けるまたは出社が制限される等により、拠点の活動が縮小または運営困難などの被害が生じ、事業活動に支障が生じる可能性があります。また、その被害の程度、あるいは当該事象の発生の長期化等によっては、システム等の設備の復旧に多額の費用が必要になる可能性や事業活動の回復に長期間を要する可能性があり、このような場合、当社グループの経営成績および財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 〔リスクに対する主な取り組み〕 当社グループでは、このような事態に備え、想定されるリスク事象により所管部を定め、危機事態には対策本部を設置し対応する態勢を整備しています。また、事業継続計画(BCP:Business Continuity Plan)の策定、基幹システムの二重化対策、在宅勤務が可能なシステムインフラ整備による業務継続、継続すべき業務を限定したうえでの交代出社等により、業務継続態勢の整備を進めています。 b. システムリスク 当社グループは、さまざまな情報システムを利用し、会計処理、各種契約管理、取引先管理、リース物件の資産管理等を行うほか、電子メール等を利用しています。これらの情報システムについては、保守の不備、開発の不調等を起因とするシステムの停止や障害の発生による契約・回収等の業務や取引先への提供サービスの中断による営業活動の停滞、経済的損失等により、当社グループの経営成績および財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 〔リスクに対する主な取り組み〕 当社グループは、システムの安定稼働のため、当社および協力会社との連携による強固な保守管理態勢を整備し運用しています。障害等発生時には当該事象の社内外の速やかな情報連携・対応を行うとともに、その後の再発防止策の策定・実施も含めた一連の対応態勢を構築しています。また、システムの開発にあたっては、当社開発プロセスの標準的手法を国内外のグループ会社へも展開しグループベースでのIT統制を行っています。 c. サイバーセキュリティリスク・情報セキュリティリスク 当社グループは、さまざまな情報システムを利用し、会計処理、各種契約管理、取引先管理、リース物件の資産管理等を行うほか、電子メール等を利用しており、これらの情報システムについては、ビジネスメール詐欺、マルウェアの侵入、外部からの不正アクセス等、サイバー攻撃等を受けるリスクがあります。外部からの不正アクセスやマルウェアの侵入、人為的ミス、不正、詐欺行為等により、システムの停止や障害、金銭的被害の発生、あるいは当社機密情報や取引先情報の漏洩、不正使用等が発生した場合、契約・回収等の業務や取引先への提供サービスの中断による営業活動の停滞、経済的損失、重要情報の外部への漏洩による社会的信頼の失墜等により、当社グループの経営成績および財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 〔リスクに対する主な取り組み〕 当社グループでは、これらのリスクに対し、社内に組織横断型チームMHC-SIRT(Security Incident Response Team※)を設置し、入口・内部・出口の多段階での防御とインシデント発生時の対応態勢を整備しています。具体的には、脆弱性を悪用したサイバー攻撃への備えとして、ソフトウェアを最新の状態に更新し、外部からの不正アクセスやマルウェアの侵入、サイバー攻撃等を検知し、トラブルを未然に防止する管理態勢を講じるとともに、インシデント発生時の社内外の連携態勢の整備・訓練を行い、全社員に対し標的型メール訓練や情報セキュリティに係る社内教育を継続的に実施しています。万一インシデントが発生した場合には、MHC-SIRTが中心となり、速やかに初動対応を実施するとともに、影響範囲の特定、被害拡大の防止、原因分析、システム等の復旧対応および再発防止策の策定・展開までを一体的に実施します。これにより、重要業務の継続および早期復旧を図り、当社グループの事業運営への影響を最小化する態勢としています。 ※当社グループに対する標的型メール攻撃や不正アクセスなど、サイバー攻撃を中心とした情報セキュリティ事案への対応を行う当社内の組織横断型のチームです。(MHC=三菱HCキャピタル) d. 法的リスク 当社グループの業務活動は、国内外の各種関連法令等の適用を受けています。主なものとして、会社法、税法、金融商品取引法、独占禁止法、贈収賄関連諸法、個人情報保護法、貸金業法、割賦販売法、犯罪収益移転防止法、環境関連諸法等を遵守する必要があり、海外においては、それぞれの国・地域における法令の適用を受け、規制当局の監督を受けています。法令や社会規範・社内ルール等が遵守されなかった場合、業務の制限や停止、取引先等からの損害賠償の請求、社会的信頼の失墜等により、当社グループの経営成績および財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 〔リスクに対する主な取り組み〕 当社グループは、法令や社内ルールにしたがって業務活動等を行うこととしており、法令遵守のために必要な社内規程等を制定するほか、法曹資格者を含む法務室を設置し、各種法務支援、役職員への教育・研修、および連結ベースでの法的リスク管理体制の強化に努めています。 また、当社グループでは、反社会的勢力の排除やマネー・ローンダリングおよびテロ資金供与の防止、経済制裁への対応等、グローバル金融犯罪対策に取り組んでいます。さらに、世界情勢や規制動向の変化を踏まえ、金融犯罪リスクに応じ、顧客確認・管理態勢の高度化やeKYC※などのデジタル技術の活用に取り組んでいます。 ※eKYCとは「electronic Know Your Customer」の略であり、電子的に本人確認を完結する仕組み。 e. 制度変更リスク 当社グループの業務活動は、国内外の法令・会計・税制等、各種制度の適用を受けています。当社の業務に密接に関連する各種制度に大幅変更・改訂等が発生し、当社が当該制度変更・改訂に適切に対処できなかった場合、各種制度への不適合による罰則、商品の取扱い中止、業務活動の制限、会計上の売上減少等により、当社グループの経営成績および財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 〔リスクに対する主な取り組み〕 当社グループでは、国内外の法令・会計・税制等の各種制度について、コーポレートセンター・各事業本部・国内営業拠点・各国拠点のそれぞれが、担当業務・国に係る制度等の改訂・変更の状況を継続的にモニタリングしていることに加え、外部専門家の積極的な活用により当該モニタリングを補強しながら、各種変更・改訂の早期の情報収集・対策の実施を行っています。 f. 事務リスク 当社グループは、さまざまな形態の取引を行っており、取引ごとにさまざまな事務管理が発生しています。これらの事務管理については、不適切な事務等の人為的ミス、不正等により、契約・回収等の業務や取引先への提供サービスの中断による営業活動の停滞、取引先からの信用の失墜等が発生し、当社グループの経営成績および財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 〔リスクに対する主な取り組み〕 当社グループは、取引ごとに事務管理ルールを定め、当該事務管理ルールにしたがって業務を行うとともに、同ルールの見直しを適宜実施しています。また、社内で事務事故が発生した場合の社内報告態勢を整備し、事故発生時には社内報告・発生事象への迅速な対応・事故原因の特定と再発防止策の策定・実施を行う態勢を構築し運用しています。 (3)その他のリスク(業務面および経営環境に関するリスク) 当社グループでは、以下のようなリスクについても認識し、適切に管理を行っています。 ① コンプライアンスリスク 当社グループは、法令等はもとより社会規範を遵守し、高い倫理観をもって行動するよう全役職員にコンプライアンスを徹底しています。しかし、万一これらに反する行為が顕在化した場合、当社グループの信用、経営成績および財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 〔リスクに対する主な取り組み〕 当社では、法務コンプライアンス部を設置し、当社グループのコンプライアンスを統括しています。また、法令等の遵守徹底を図るため、コンプライアンスプログラムを策定し、実施しています。 具体的には、基本的なコンプライアンスに対する価値観・倫理観の認識・共有を図るため、「三菱HCキャピタルグループ倫理綱領・行動規範」を定め、当社グループ役職員の指針としています。また、倫理綱領・行動規範を補完するものとしてコンプライアンスに関する各種方針や社内規程を整備するとともに、コンプライアンスに関する継続的な教育を実施しています。 また、行動規範の浸透状況や職場環境の状態確認等を目的として、当社グループの役職員を対象に、コンプライアンス意識調査を定期的に実施しています。 加えて、役職員等が不正行為等(腐敗を含むあらゆる法令違反行為、社内規程違反行為および倫理綱領違反行為、または、そのおそれがあると思われる行為)を通報・相談する内部通報制度を整備・運用する等、コンプライアンス態勢の強化に努めています。 ② コンダクトに関するリスク 当社グループでは、10年後のありたい姿である「未踏の未来へ、ともに挑むイノベーター」に向けて「変革」をキーワードとしてさまざまな施策を実施していますが、この過程において役職員により、顧客保護、有効な競争、市場の健全性、公共の利益および社会規範から逸脱した行為等によりステークホルダーに不利益が生じた場合、当社グループの信用、経営成績および財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 〔リスクに対する主な取り組み〕 当社グループでは、「経営の基本方針」のなかで「社員一人ひとりが“持つべき価値観・心構え”“取るべき行動”」である「行動指針」のひとつとして、高い倫理観を持ち、絶えず基本に立ち返る「インテグリティ」をもって行動するよう定め、全役職員に徹底しています。 ③ 人財確保に関するリスク 当社グループは、国内外で展開している各種事業の競争力を維持・強化していくため、十分な人的資源を安定的に確保する必要があります。当社グループでは、継続的に有能な人財の確保・育成に努めていますが、必要な人財を十分に確保・育成できない場合、当社グループの経営成績および財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 〔リスクに対する主な取り組み〕 当社グループでは、新卒採用およびキャリア採用を行い積極的な採用に努めています。採用態勢の強化として、新卒採用ではインターンシップや社員と学生が対話をするリクルーター面談の実施、キャリア採用では社員紹介によるリファラル採用や、一度退職した社員を再雇用するカムバック採用を導入する等、多様な人財の採用を行っています。また、社員一人ひとりが自発的に挑戦し価値を創造し続けるために、「キャリア」「階層別」「DX」「自己啓発」等を人財育成のテーマに掲げ、各種研修の実施や資格取得支援、社員のキャリア形成に資するキャリアチャレンジ制度(社内外の各種ポジションへの公募制度)の導入等、さまざまな成長機会を提供し支援することで、社員の育成に努めています。 ④ 労務・雇用管理に関するリスク 当社グループの業務には多くの従業員が従事していますが、長時間労働により、従業員の心身の健康等に悪影響を及ぼし、想定していた業務を遂行できないリスク、または雇用等に関する法令遵守事項を適切にモニタリングしていないことによって法令違反を犯してしまうリスク、加えてこれらにより社会的信用を毀損する可能性があります。 〔リスクに対する主な取り組み〕 当社グループでは、DXを活用した業務改善や多様な働き方を可能とする制度(コアタイムのないフレックス勤務、在宅勤務、サテライトオフィス等)を推進し、長時間労働縮減だけでなく育児・介護の必要な社員が活躍できる環境づくりに努めています。また、ハラスメント等の労務問題についても国内外の従業員に対して、社内通報・相談窓口を設置するなど対応しています。従業員が最大限能力を発揮できるよう「働きやすい職場づくり」を当社グループの重要な取り組みテーマとして推進しています。 ⑤ 事業基盤拡大・戦略的提携・M&A等に関するリスク 当社グループは、事業基盤拡大による持続的な成長を図るため、国内外で、当社グループ独自での展開に加え、各種サービスの充実に向けた外部との戦略的な提携にも取り組んでおり、また、M&Aによりグループの事業ポートフォリオの多様化・拡充を図っています。 このようなアプローチで、事業の多角化やサービスの充実に取り組んでいますが、国内外の経済・金融情勢の変化、競争の激化、提携先の事業環境の変化や戦略の変化、関連法令の変更等により、期待した効果が得られない可能性、M&Aの際に計上したのれんの減損処理を迫られる等、追加的な費用計上が必要となる可能性があり、このような場合、当社グループの経営成績および財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 〔リスクに対する主な取り組み〕 M&A等の案件の取り組みにあたっては、個別案件の投資額やリスクの深度等に応じて関係各部で検討を行うほか、外部の専門家を起用し、幅広い視点で投資ストラクチャーの合理性や将来の投資効果等を慎重に見極めて総合的に判断を行うこととしています。なお、M&A案件実行後においても、当社グループの規程等を適用し、適正な業務運営を行う態勢を整備するとともに、その事業計画や実績管理等のモニタリングを行い必要な対応を適時に行う態勢としています。 ⑥ ビジネス領域の拡大、新サービス開発にともなうリスク 当社グループは、法令や規制をはじめとする各種の条件で許容される範囲において、新規のビジネス領域・サービスを含めた業務範囲をグローバルベースで拡大しています。その過程において、拡大した業務範囲のビジネス・サービスが想定どおりに進展しない場合、あるいは、リスクの顕在化が合理的な想定の範囲を超えた場合には、当社グループの経営成績および財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 〔リスクに対する主な取り組み〕 新規のビジネス領域に進出する際や新サービスを開発する際には、事前のリスク評価に基づき潜在的なリスクを特定し、進出前やサービス導入前の段階で適切な対策を検討しています。なお、リスクの評価にあたっては、多面的に情報およびデータを分析し、既存ビジネスの経験や知見も生かした評価手法の高度化も進めています。加えて、拡大したビジネス領域の進捗状況や最新のリスク状況を継続的にモニタリングし、必要に応じて関係部署が連携のうえ、迅速に対応策を講じる態勢を整えています。 ⑦ 競争の激化 当社グループが国内外で行っているリース取引等の各種事業では、同業のみならず金融機関等も含めた競争のさらなる激化、あるいは異業種のビジネスモデル転換や技術革新等による競争環境の変化が生ずる可能性があります。競争状況がさらに激化した場合、マーケットシェアの低下や利益の減少により、当社グループの経営成績および財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 〔リスクに対する主な取り組み〕 当社グループは、競争力の維持・強化に向けて、取引先へのさらなる付加価値サービスの提供、アセットホルダーとしての価値創造力、低コストによる資金調達、デジタル戦略の推進加速などさまざまな取り組みを進めています。これらの取り組みにより、競争の激化にともなうリスクを軽減し、持続的な成長をめざします。 ⑧ 気候変動リスク 脱炭素社会への移行にともなう法規制の強化、政策変更や技術革新などに起因する移行リスクや地球温暖化の進行にともなう異常気象や自然災害の激甚化などの物理的リスクは、経済への影響を通じて取引先の業績悪化や当社グループが保有するアセットの価値下落などにより、当社グループの経営成績および財務状態に影響を及ぼす可能性があります。また、気候変動リスクへの対応や情報開示が不十分であった場合、またはそのように見做された場合には、当社グループの企業価値の毀損につながるおそれがあります。 〔リスクに対する主な取り組み〕 当社グループは、持続的に成長するうえで優先的に取り組むべきテーマとして、「脱炭素社会の推進」をマテリアリティ(重要課題)の一つとして位置づけており、「気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD)」の提言に賛同を表明し、TCFD提言に準拠したリスクの特定・評価・管理に係る枠組みを構築しており、ESGデータブックなどを通じて情報開示に取り組んでいます。今後も外部環境の変化、気候変動リスクに対する分析・評価の深化に応じて、分析手法や開示内容について継続的に見直しを行っていきます。 ⑨ 人権侵害リスク 企業の責任はサプライチェーン全体に及び、またサステナビリティへの取り組みが重視されるなか、企業が尊重すべきステークホルダーは、広く一般の個人や地域住民にまで及ぶという考えが主流になってきています。こうしたなか、当該ステークホルダーを軽視し、当社グループにおける人権侵害や当社グループの取引先での人権侵害が発生し、当社グループが人権侵害を自ら引き起こした、助長した、または直接関与したと見做された場合、当社グループの企業価値の毀損につながるおそれがあります。 〔リスクに対する主な取り組み〕 当社グループは、人権方針を定め、「人権の尊重を経営における重要課題と認識し、事業活動のすべてにおいて、その責任を果たす」ことを宣言しています。取引先における人権侵害リスクを確認し対話を行う人権デュー・ディリジェンスや社外からの人権に関する相談を受け付ける人権通報窓口の運用を通じて、人権侵害の排除に取り組んでいます。
経営成績の分析 (MD&A)12,455字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社および持分法適用会社)の財政状態、経営成績およびキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という)の状況は次のとおりです。なお、記載のセグメント利益の合計は、連結損益計算書の親会社株主に帰属する当期純利益と一致しています。 (連結経営成績) (単位:億円) 2025年3月期   2026年3月期   増減   増減率(%) 売上高   20,908   22,153   +1,245   +6.0 売上総利益   4,626   5,001   +375   +8.1 営業利益   1,871   2,404   +533   +28.5 経常利益   1,935   2,360   +424   +22.0 親会社株主に帰属 する当期純利益   1,351   1,622   +270   +20.0 契約実行高   33,117   33,615   +497   +1.5 (連結財政状況) (単位:億円) 2025年3月期   2026年3月期   増減   増減率(%) 純資産   18,045   20,087   +2,042   +11.3 総資産   117,623   130,895   +13,272   +11.3 有利子負債   88,407   98,803   +10,395   +11.8 自己資本比率(%)   15.2   15.2   0.0pt   - ① 財政状況および経営成績等の状況 当連結会計年度の経営成績等は、営業面では契約実行高は前期比497億円(1.5%)増加の3兆3,615億円となりました。 収入面では、売上高は前期比1,245億円(6.0%)増加の2兆2,153億円となりました。 損益面では、売上総利益は前期比375億円(8.1%)増加の5,001億円、営業利益は前期比533億円(28.5%)増加の2,404億円、経常利益は前期比424億円(22.0%)増加の2,360億円、親会社株主に帰属する当期純利益は前期比270億円(20.0%)増加の1,622億円となりました。 当期末の総資産は前期末比1兆3,272億円(11.3%)増加の13兆895億円、純資産は前期末比2,042億円(11.3%)増加の2兆87億円、有利子負債(リース債務を除く)は前期末比1兆395億円(11.8%)増加の9兆8,803億円、自己資本比率は前期末比不変の15.2%となりました。 ② キャッシュ・フローの状況 当期末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前期末比552億円(19.0%)増加の3,460億円となりました。 資金が552億円増加した内訳は、営業活動により3,675億円、投資活動により339億円の資金を使用した一方、財務活動により4,693億円の資金を獲得したことによるものです。 営業活動におけるキャッシュ・フローは、税金等調整前当期純利益2,328億円に、賃貸資産に係る減価償却費・除却損および売却原価6,986億円を調整した収入等を、主に新規案件の積み上げにより、賃貸資産およびその他の営業資産の取得による支出1兆153億円、貸付債権の増加による支出907億円、リース債権・リース投資資産の増加による支出705億円、商品の増加による支出471億円、営業有価証券及び営業投資有価証券の増加による支出406億円等に振り向けた結果、3,675億円の資金支出となりました(前期は2,968億円の支出)。 投資活動におけるキャッシュ・フローは、投資有価証券の売却及び償還による収入149億円等に対し、連結の範囲の変更を伴う子会社株式等の取得による支出288億円、投資有価証券の取得による支出151億円、社用資産の取得による支出107億円等により、339億円の資金支出となりました(前期は969億円の支出)。 財務活動におけるキャッシュ・フローは、直接調達で2,865億円の純収入、銀行借入等の間接調達で2,475億円の純収入、配当金の支払604億円等により、4,693億円の資金収入となりました(前期は3,536億円の収入)。 ③ 営業取引の状況 a.契約実行高 連結会計年度における契約実行高の実績をセグメントごとに示すと、次のとおりです。なお、当連結会計年度より「海外地域」セグメントの名称を「海外カスタマー」に変更しました。 前連結会計年度 (単位:億円) 報告セグメント   調整額   合計 カスタマー ソリューション   海外 カスタマー   環境 エネルギー   航空   ロジスティ クス   不動産   モビリティ 契約実行高   9,199   13,798   299   5,475   2,212   2,016   116   -   33,117 当連結会計年度 (単位:億円) 報告セグメント   調整額   合計 カスタマー ソリューション   海外 カスタマー   環境 エネルギー   航空   ロジスティ クス   不動産   モビリティ 契約実行高   10,144   15,721   214   3,440   1,337   2,596   168   △8   33,615 b.営業実績 連結会計年度における営業実績をセグメントごとに示すと、次のとおりです。 前連結会計年度 (単位:億円) 報告セグメント   調整額   連結 損益計算書計上額 カスタマー ソリューション   海外 カスタマー   環境 エネルギー   航空   ロジスティ クス   不動産   モビリティ 売上総利益   1,120   1,395   79   851   424   561   13   181   4,626 セグメント利益   368   26   47   472   232   122   31   51   1,351 当連結会計年度 (単位:億円) 報告セグメント   調整額   連結 損益計算書計上額 カスタマー ソリューション   海外 カスタマー   環境 エネルギー   航空   ロジスティ クス   不動産   モビリティ 売上総利益   1,187   1,439   88   1,030   533   494   18   209   5,001 セグメント利益又は損失(△)   411   83   △48   545   293   261   33   41   1,622 c.セグメント資産残高 連結会計年度末におけるセグメント資産残高は、次のとおりです。 前連結会計年度 (単位:億円) 報告セグメント   調整額   連結 貸借対照表 計上額 カスタマー ソリューション   海外 カスタマー   環境 エネルギー   航空   ロジスティ クス   不動産   モビリティ セグメント資産   30,045   30,749   4,863   24,481   12,893   5,705   588   8,295   117,623 (注)セグメント資産は、営業資産、持分法適用会社への投資額、のれんおよび投資有価証券等です。調整額には各報告セグメントに帰属しないセグメント資産およびセグメント資産合計と連結総資産の差額である現金及び預金や社用資産等が含まれています。 当連結会計年度 (単位:億円) 報告セグメント   調整額   連結 貸借対照表 計上額 カスタマー ソリューション   海外 カスタマー   環境 エネルギー   航空   ロジスティ クス   不動産   モビリティ セグメント資産   31,326   34,957   5,124   27,450   13,139   7,503   684   10,709   130,895 (注)セグメント資産は、営業資産、持分法適用会社への投資額、のれんおよび投資有価証券等です。調整額には各報告セグメントに帰属しないセグメント資産およびセグメント資産合計と連結総資産の差額である現金及び預金や社用資産等が含まれています。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 ① 連結経営成績 当連結会計年度の経営成績は、不動産セグメントにおいて前期にあった株式会社御幸ビルディングの売却に係る増益効果の剥落があったものの、複数の大口アセット売却益の計上などにより増益となったこと、航空セグメントの事業伸長、海外カスタマーセグメントにおいて米州事業の貸倒関連費用が減少したこと、さらには、連結子会社であるEngine Lease Finance Corporationおよびその子会社、CAI International, Inc.およびその子会社、PNW Railcars, LLC※1およびその子会社の決算期変更にともなう決算取込期間の調整による増益効果※2などにより、親会社株主に帰属する当期純利益が前期比270億円(20.0%)増益の1,622億円となりました。これにより、連結業績予想(親会社株主に帰属する当期純利益1,600億円)を達成し、4期連続で過去最高益を更新しました。 ※1 PNW Railcars, LLCは、2026年3月31日付でPNW Railcars, Inc.から会社形態を変更しています。 ※2 詳細は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 注記事項(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項) 3. 連結子会社の事業年度等に関する事項 (3)」に記載しています。 ※1 「インカムゲイン」~「特別損益」は税引き前、税金費用は「その他(税金費用等)」に含む。また、 「インカムゲイン」~「その他(税金費用等)」は「御幸ビル関連」、「為替影響」を除いた値 ※2 インカムゲインの金額は、売上総利益(アセット関連損益の金額を除く)と営業外損益(償却債権取立益の金額を除く)の合計金額としています。 ※3 アセット関連損益の金額は、カスタマーソリューション、環境エネルギー、航空、ロジスティクス、不動産の5セグメントにおける保有資産に係る売上総利益ベースの売却損益および減損等(時価評価損益を含む)の合計金額としています。 ※4 「アセット関連損益」「特別損益」「その他(税金費用等)」 の25/3期実績値から御幸ビルの大口売却・株式譲渡に係る損益を控除し、それらの損益を「御幸ビル関連」に集約(「御幸ビル関連」70億円の内訳:アセット関連損益370億円、特別損益△206億円、その他(税金費用等)93億円) ※5 純利益ベースの為替影響額 親会社株主に帰属する当期純利益の主な増減要因は、次のとおりです(記載の金額は、税金等調整前当期純利益に対する影響額としています)。 インカムゲインの増加 +474億円 アセット関連損益の増加 +130億円 貸倒関連費用の減少   +295億円 経費の増加  △110億円 特別損益の減少  △256億円 その他(税金費用等)の増加 △194億円 御幸ビル関連   △70億円 為替影響 +1億円 (主なトピックス) 2025年4月 ・株式会社サンエーと、共同で管理・運営する太陽光発電設備の導入によるCO2削減プロジェクトを対象としたJ-クレジット※の創出事業開始を発表。 ※J-クレジット制度とは、省エネルギー設備の導入や再生可能エネルギーの利用によるCO2等の排出量減量や、適切な森林管理によるCO2等の吸収量を「クレジット」として国が認証する制度。 ・株式会社インターネットイニシアティブと、製造業におけるカーボンニュートラルをめざす取り組みに必要なIoTセンサー、ネットワーク、および可視化プラットフォームを一括で提供する「省エネIoTパッケージ」の提供を開始。 ・新ビジネスの開発促進を目的とした「MHCインキュベーションセンター株式会社」を設立。 2025年5月 ・グループ会社であるEuropean Energy A/Sが、再生可能エネルギー由来の電力から製造するグリーン水素と生物由来の二酸化炭素を合成して生成するメタノール(e-メタノール)の供給をデンマークで開始。 ・2025年3月期決算発表時点における「中期経営計画(2025中計)の進捗」を公表。 2025年6月 ・グループ会社である三菱HCキャピタルエナジー株式会社と、三菱地所株式会社、サムスン物産株式会社、大阪ガス株式会社の4社が出資する上長都ひかり蓄電合同会社が、北海道千歳市で系統用蓄電池設備の設置に向けて着工したことを発表。 ・お客さまのDXや新規事業開発を支援するための機能強化を目的に、株式会社インダストリー・ワン(現:エムシーディースリー株式会社)と業務提携契約を締結。 2025年7月 ・気候アクションに特化した「Jリーグ気候アクションパートナー」契約を締結。 ・宮崎県綾町が開始したAIオンデマンド配車サービス※の提供にあたり、MONET Technologies株式会社と、AIオンデマンドシステムならびに車両を納入。 ※AIを活用して、利用者の予約に応じて効率的な運行ルートを計算し、リアルタイムで運行する交通サービス。従来のバスのように定時定路線ではなく、利用者のニーズに合わせて柔軟に運行できる点が特長。 ・郵船クルーズ株式会社が運行する新造クルーズ船「飛鳥Ⅲ」へ、デジタルサイネージとキャビン用テレビのサービスソリューションの提供開始を発表。 2025年8月 ・株式会社エネコートテクノロジーズ、北海道電力株式会社と、ペロブスカイト太陽電池※を活用した共同実証実験を開始。 ※ペロブスカイト構造と呼ばれる結晶構造を持つ化合物を発電層として用いた、薄く、軽く、曲げることが可能な次世代太陽電池。 ・グループ会社であるEngine Lease Finance Corporationが、ナローボディ機※1エンジン製造・販売大手のCFM International S.A.と新型航空機エンジン合計50基の直接購入契約※2締結を発表。 ※1 座席数が100~200席前後で機内の通路が1本の航空機。 ※2 本契約の詳細は、「第2 事業の状況 5 重要な契約等」をご参照ください。 ・当社ならびにグループ会社のMHCリニューアブルネットワークス株式会社は、MCリテールエナジー株式会社とともに、分散型蓄電池を活用したソリューションの第一弾として、株式会社ローソンの店舗への蓄電池設置を発表。 ・当社ならびにグループ会社である三菱HCキャピタルITパートナーズ株式会社が、VAIO株式会社の保証付きリファービッシュパソコン「Reborn VAIOTM」を合計280台導入することを発表。 ※リース終了などでメーカーが利用顧客から買い取った自社製パソコンを、VAIO安曇野本社工場で修理・整備し、厳格なVAIO独自基準で再生したうえで、メーカー保証を1年付加したパソコン。通常の中古品とは異なり、検査やクリーニング、必要に応じて部品交換などが行われている。 ・愛知県知多市における低炭素水素モデルタウン実証事業への参画を決定。 2025年9月 ・2024年6月に資本業務提携契約を締結した株式会社ソラリスと、ミミズ型管内走行ロボットを活用した予防保全型インフラメンテナンス※のサブスクリプションサービスの提供開始を発表。 ※施設の機能や性能に不具合が発生する前に修繕などの対策を行うこと。 ・アルプスアルパイン株式会社と、子どもの安全を見守るIoTサービスの実証実験を開始。 ・2025中計の非財務目標の一つである「2030年度にGHG排出量※(Scope1、2)を2019年度対比で55%削減」について、2024年度に前倒しで達成したことを発表。 ※Green House Gasの略称。温室効果ガス。 ・株式会社日立ハイテク、戸田建設株式会社、株式会社ビケンテクノと当社の4社で推進する筑波大学付属病院陽子線治療施設整備運営事業により納入した陽子線がん治療システムが治療を開始。 2025年10月 ・グループ会社である三菱HCキャピタルリアルティ株式会社が、リノべる株式会社と不動産の再生を軸としたプロジェクトマネジメント事業に関する合弁契約を締結し、リテラム株式会社を設立。 ・中銀リース株式会社と当社が提供する「GX Assessment Lease※」に関する連携協定の締結を発表。 ※お客さまの低炭素設備の導入を支援する当社独自のリース割賦プログラム。 ・株式会社Nexa Ware、ロジスティード株式会社、株式会社椿本チエインと当社の4社による、物流倉庫向け遠隔フォークリフト操作システムの実証実験開始を発表。 2025年11月 ・国内最大規模となる新事業創出アイデアソン「CLAP WakBiz」を開催。上場企業を中心に104社の新事業開発担当者171名と当社社員70名、計241名が参加。 2025年12月 ・山梨中銀リース株式会社と「GX Assessment Lease」に関する連携協定の締結を発表。 ・グループ会社であるMHCリニューアブルネットワークス株式会社が、株式会社エコスタイルと低圧太陽光発電所の取得・集約を目的とした共同出資による特別目的会社の設立を発表。 2026年1月  ・新ビジネスの開発加速を図る取り組みの一つである「Zero-Gravity Venture Lab」において、社内起業制度「ファウンダープログラム」の第3期最終審査通過案件を決定。 2026年2月 ・環境省がESG金融の普及・拡大に向けて開催する第7回「ESGファイナンス・アワード・ジャパン」資金調達者部門において、銀賞(環境大臣賞)を受賞。 ・ひろぎんリース株式会社と「GX Assessment Lease」に関する連携協定の締結を発表。 ・グループ会社である三菱HCキャピタルエナジー株式会社が、再生可能エネルギー電気の利用の促進に関する特別措置法施行規則に基づき2025年4月に施行された新制度「長期安定適格太陽光発電事業者」の認定取得について発表。 2026年3月 ・株式会社日立オートメーションと共同で、移動式協働ロボットの保守一体型月額サービスの提供開始を発表。 ・大型クレーンのファイナンスに加え、アセットを活用した新たなビジネス展開を進めるため、クレーン業、重量品輸送および風力発電所建設事業を手掛けるDENZAI株式会社と資本業務提携契約を締結。 ・流通・製造業向けに、株式会社日立ソリューションズ東日本のソリューションを活用した在庫点検サービスの提供を開始。 (当連結会計年度に実施したイノベーション投資ファンド※1の投資実績) 出資先企業名   事業概要 株式会社Prediction   サイネージ付き複合機の販売およびオフィス内のサイネージ 広告事業 Synergy ESCO Holdings Pte. Ltd.   エネルギー効率化ソリューションの展開 株式会社ハイレゾ   GPU※2データセンターの運営 GPUクラウドサービスの提供 Turing株式会社   AI基盤モデルを駆使した完全自動運転システムの開発 Cuebus株式会社   独自開発のリニアモーターを使用した都市型立体ロボット倉庫システムの提供 Space BD株式会社   衛星打上げ事業、国際宇宙ステーション利用事業、技術プロジェクトマネジメント、宇宙機器輸出入事業、教育事業、地域産業振興事業 ※1 新サービスの創出や新事業開発の促進を目的に、2023年4月に運用を開始したスタートアップ企業対象の総額100億円の投資枠。 ※2 Graphics Processing Unitの略称。画像処理装置として開発されたコンピューターデバイスで、動画編集やAI開発など大量のデータを並行して処理する能力に優れている。 ② 報告セグメント別の経営成績 報告セグメント別の経営成績ならびに主な増減要因は次のとおりです。なお、当連結会計年度より「海外地域」セグメントの名称を「海外カスタマー」に変更しました。 各セグメントの事業内容は、「第1 企業の概況 3 事業の内容」に記載しています。 (カスタマーソリューション) 前期に計上した関係会社株式売却益の剥落があったものの、収益性の高い資産の積み上げや不動産売却益の増加、貸倒関連費用の減少などにより、セグメント利益は前期比42億円(11.5%)増益の411億円となりました。 (海外カスタマー) 欧州事業において過去の英国自動車ローン手数料問題に係る大口費用の計上※等があったものの、米州事業において貸倒関連費用が減少したことなどにより、セグメント利益は前期比57億円(213.8%)増益の83億円となりました。 ※詳細は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 注記事項(連結損益計算書関係)※5 補償損失引当金繰入額」をご参照ください。 (環境エネルギー) 前期に計上した海外インフラ案件に係る投資有価証券売却益の剥落やEuropean Energy A/S向け持分法投資に係る取込利益の減少などにより、セグメント利益は前期比96億円減益、48億円の損失計上となりました。 (航空) 減損損失が増加したものの、リース料収入の増加や子会社の決算期変更による増益効果などにより、セグメント利益は前期比73億円(15.5%)増益の545億円となりました。 (ロジスティクス) 子会社の決算期変更による増益効果などにより、セグメント利益は前期比61億円(26.3%)増益の293億円となりました。 (不動産) 前期にあった株式会社御幸ビルディングの売却に係る増益効果の剥落があったものの、複数の大口アセット売却益の計上などにより、セグメント利益は前期比139億円(114.3%)増益の261億円となりました。 (モビリティ) 国内事業における持分法による投資利益の増加や海外事業におけるリース料収入およびリース満了車両の売却益の増加などにより、セグメント利益は前期比2億円(9.1%)増益の33億円となりました。 ③ 連結財政状態 当期末の総資産は前期末比1兆3,272億円(11.3%)増加の13兆895億円、純資産は前期末比2,042億円(11.3%)増加の2兆87億円、有利子負債(リース債務を除く)は前期末比1兆395億円(11.8%)増加の9兆8,803億円、自己資本比率は前期末比不変の15.2%となりました。 ④ 資本の財源および資金の流動性に係る情報 当社グループは、リース取引に係るリース物件の取得や貸付等の事業を行うにあたって、内外の通貨により多額の資金調達を行っています。 当連結会計年度末における有利子負債(リース債務を除く)は、前期末比1兆395億円増加の9兆8,803億円となり、負債合計は前期末比1兆1,229億円増加の11兆807億円となりました。有利子負債のうち、長期借入金等の長期性の負債は前期末比5,945億円増加の6兆4,511億円、短期借入金、コマーシャル・ペーパー等の短期性の負債は前期末比4,450億円増加の3兆4,292億円となりました。 資金調達にあたっては、調達コストを抑制しつつ安定的に事業資金を確保していくことを念頭に、金融機関借入による間接金融と、社債、コマーシャル・ペーパー、リース債権流動化等による直接金融により、調達手段の多様化に努めています。間接金融においては、メガバンク・地域金融機関・生命保険会社等の幅広い金融機関と長きにわたって築き上げてきた良好な関係を生かし、安定した借入取引を継続しています。直接金融においては、金融機関や機関投資家からの調達のみならず、個人投資家向け社債を発行するなど、調達源の多様化も進めています。 なお、当社グループ全体の資金管理については、当社および地域財務拠点からのグループファイナンスも活用し、資金を効率的に融通する体制を整えています。 流動性の観点では、平時より綿密な資金繰り管理や、資金流動性リスクのモニタリング運営を実施しているほか、四半期ごとに開催されるALM委員会において流動性リスクについての現状および課題を把握し、リスクに対する対策を審議しています。当社グループでは、これらリスクマネジメントの取り組みを通じて、強固な財務体質をめざしています。 金融市場の混乱や、各種リスクによる調達環境の変化への備えとしては、複数の金融機関との間で当座貸越契約およびコミットメントライン契約を締結することで、緊急時の流動性補完手段を確保しています。当連結会計年度末において、当社グループにて締結しているコミットメントライン契約のうち未使用額は7,883億円となっています。 キャッシュ・フローの状況につきましては、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」をご参照ください。 ⑤ 重要な会計上の見積りおよび当該見積りに用いた仮定 連結財務諸表および財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積りおよび当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 注記事項 (重要な会計上の見積り)」および「第5 経理の状況 2 財務諸表等 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載のとおりです。 (3)特定金融会社等の開示に関する内閣府令(平成11年5月19日 大蔵省令第57号)に基づく営業貸付金の状況 当社の営業貸付金の状況は次のとおりです。 ① 貸付金の種別残高内訳 2026年3月31日現在 貸付種別   件数(件)   構成割合(%)   残高(百万円)   構成割合(%)   平均約定金利 (%) 消費者向 無担保(住宅向を除く)   18   0.25   9   0.00   1.62 有担保(住宅向を除く)   -   -   -   -   - 住宅向   4,668   63.99   19,124   1.14   1.89 計   4,686   64.24   19,134   1.14   1.89 事業者向 計   2,609   35.76   1,652,126   98.86   2.07 合計   7,295   100.00   1,671,261   100.00   2.06 ② 資金調達内訳 2026年3月31日現在 借入先等   残高(百万円)   平均調達金利(%) 金融機関等からの借入   1,837,159   1.82 その他   2,094,065   1.20 社債・CP   1,973,173   1.19 合計   3,931,225   1.49 自己資本   794,005   - 資本金・出資額   33,196   - (注)1. 当期の貸付債権の譲渡の合計額は、0百万円です。 2. 平均調達金利については、借入金等の期末残高に対する約定金利による加重平均金利を記載しています。 ③ 業種別貸付金残高内訳 2026年3月31日現在 業種別   先数(件)   構成割合(%)   残高(百万円)   構成割合(%) 製造業   102   2.41   42,767   2.56 建設業   8   0.19   561   0.03 電気・ガス・熱供給・水道業   34   0.81   71,632   4.29 運輸・通信業   22   0.52   205,684   12.31 卸売・小売業、飲食店   167   3.95   11,411   0.68 金融・保険業   30   0.71   45,922   2.75 不動産業   81   1.92   721,938   43.20 サービス業   324   7.67   505,196   30.23 農業   -   -   -   - 個人   3,364   79.62   19,134   1.14 その他   93   2.20   47,011   2.81 合計   4,225   100.00   1,671,261   100.00 ④ 担保別貸付金残高内訳 2026年3月31日現在 受入担保の種類   残高(百万円)   構成割合(%) 有価証券   -   - うち株式   -   - 債権   4,260   0.25 うち預金   1,356   0.08 商品   -   - 不動産   23,160   1.39 財団   -   - その他   11,197   0.67 計   38,618   2.31 保証   5,952   0.36 無担保   1,626,689   97.33 合計   1,671,261   100.00 ⑤ 期間別貸付金残高内訳 2026年3月31日現在 期間別   件数(件)   構成割合(%)   残高(百万円)   構成割合(%) 1年以下   978   13.40   63,801   3.82 1年超 5年以下   741   10.16   880,323   52.67 5年超 10年以下   717   9.83   484,519   28.99 10年超 15年以下   97   1.33   171,831   10.28 15年超 20年以下   159   2.18   25,349   1.52 20年超 25年以下   1,003   13.75   8,608   0.52 25年超   3,600   49.35   36,827   2.20 合計   7,295   100.00   1,671,261   100.00 一件当たり平均期間   6.54年 (注)期間は、約定期間によっています。

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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