概要
森組は大阪市中央区に本店を置く中堅ゼネコンである。1934年に個人企業から株式会社として創業し、2026年3月期の売上高は280億円、従業員数は311人。建設事業を柱に、不動産事業と砕石事業を手掛けてきたが、砕石事業は2025年10月に譲渡した。1963年に大阪証券取引所第二部に上場、2022年からは東京証券取引所スタンダード市場に株式を上場している。株主構成は変遷を経て、現在は旭化成および旭化成ホームズが関連会社である。
建設事業が売上の99%を占める三事業体制
森組の事業は建設、不動産、砕石の三つから成る。2026年3月期の売上高280億40百万円のうち、建設事業が277億7百万円で全体の99.0%を占める。不動産事業は33百万円、砕石事業は299百万円であり、砕石事業は2025年10月に事業譲渡したため大きく減少した。建設事業の受注高は294億88百万円。発注者別では官公庁工事56.7%、民間工事43.3%、工種別では土木46.8%、建築53.2%とバランスが取れている。主要な取引先として西日本高速道路(売上高47億81百万円、構成比17.1%)と阪急阪神不動産(46億93百万円、16.7%)が存在する。
阪急電鉄から長谷工、旭化成へと変わった株主構成
森組の株主構成は創業以来幾度も変化してきた。1990年12月に阪急電鉄の第三者割当増資を受け入れ、同社の関連会社となる。2007年5月には阪急電鉄の関連会社から外れ、長谷工コーポレーションの関連会社となった。2016年5月には長谷工グループからも外れ、旭化成および旭化成ホームズの関連会社となる。2022年4月には東京証券取引所の市場区分見直しに伴い、東証スタンダード市場に移行した。子会社として総合スポーツ施設(1976年設立、2009年清算)や大拓林業(1984年設立、2011年清算)があったが、いずれも清算済みである。
関西と関東の二本社体制で事業を展開
森組は関西と関東の二拠点で事業を展開する。1961年に東京営業所を開設し、1964年に支店へ昇格。1988年には東京本店を設置、1994年には大阪本店を設置した。1996年に東京支店を東京本店に併合し、現在は大阪本店(本店所在地:大阪市中央区道修町)と東京本店の二本社体制を取る。主要顧客である西日本高速道路や阪急阪神不動産の存在から、関西圏での事業基盤が強い。従業員数は311人(2026年3月期)。建設業許可は国土交通大臣許可を保有する。
業界の中での役割は総合建設業(ゼネコン)にあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
事業別の売上と利益
2026/3期| 事業 | 売上 | 構成比 | 利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|---|
| 建設事業 | 277億円 | 98.9% | 27億円 | 9.7% |
| 砕石事業 | 3億円 | 1.1% | -1億円 | -33.3% |
有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。
01建設(土木・建築)主力
公共・民間の土木工事、建築工事、その他建設工事全般を請け負う。地域密着型の総合建設会社として、インフラ整備や建物建設に携わる。
- 建設事業
- 土木工事、建築工事、その他建設工事全般を施工。
02不動産準主力
不動産の開発・売買・交換・賃貸、および代理・仲介を行う。建設事業で培ったノウハウを活かし、物件の開発から管理まで手がける。
03砕石副次
砕石、砕砂などの製造販売および取引仲介を行う。建設資材として、道路やコンクリート用骨材を供給する。
- 砕石・砕砂
- 建設用骨材として、道路舗装やコンクリート製造に使用される。
製品と技術
土木工事と建築工事で構成される建設事業
建設事業は森組の主力であり、土木工事と建築工事の二本柱で構成される。2026年3月期の受注高は294億88百万円で、工種別内訳は土木46.8%、建築53.2%。発注者別では官公庁が56.7%、民間が43.3%と公共と民間のバランスが取れている。土木工事では道路・河川・ダム等のインフラ整備を、建築工事では物流施設・データセンター等の非住宅分野を中心に手掛ける。施工管理力が強みで、ICT技術の活用や世代間の技術承継に積極的に取り組んでいる。
生瀬砕石所で生産した砕石・砕砂の事業
砕石事業は、兵庫県西宮市の生瀬砕石所で砕石および砕砂を製造・販売するものであった。1971年11月に採石業者登録を取得し、長年にわたり建設用骨材を供給してきた。しかし、2025年10月1日付で同事業を譲渡し、現在は砕石事業からの売上は発生していない。譲渡前の2026年3月期における砕石事業の売上高は299百万円(前年比54.1%減)であり、セグメント損失87百万円を計上していた。
小規模ながら継続する不動産事業
不動産事業は、不動産の開発・売買・交換・賃貸およびその代理・仲介を行う。1971年に宅地建物取引業免許を取得し、建設事業と並行して細々と営んできた。2026年3月期の売上高は33百万円と小規模だが、セグメント利益は11百万円と黒字を維持している。同事業は影響が僅少とされ、経営戦略上は積極的な拡大を目指していないが、グループ全体の資産活用の一端を担っている。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
建設業のなかでの位置
建設業で安定収益、成長は緩やか
森組は建設業に属し、売上高が276億円(2024/3)から295億円(2025/3)に増加した後、2026/3期には280億円と微減見込み。営業利益率は3.73%(2025/3)から4.64%(2026/3)と改善傾向。同業のショーボンドホールディングスやミライト・ワンと比較すると、収益規模は中程度で、安定感がある。
強み
- 売上高が約280億円前後で推移し、大幅な変動が少ない。
- 営業利益率が上昇しており、収益性が向上している。
- 公共工事や民間工事など、複数のセグメントで事業展開。
- 利益を計上しており、財務体質が安定していると推測。
課題
- 売上高が横ばいで、大きな成長が見込めない。
- 公共投資や住宅市場の動向に業績が左右される。
- 建設業界全体で人手不足が深刻で、人件費上昇リスク。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
建設業の時価総額近傍。太字が森組
時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 1807佐藤渡辺 | 125億円 | 13.8倍 |
| 2 | 1850南海辰村建設 | 121億円 | 5.8倍 |
| 3 | 1433ベステラ | 118億円 | 15.6倍 |
| 4 | 604Aビーエイブル | 112億円 | 23.6倍 |
| 5 | 1434JESCOホールディングス | 111億円 | 7.3倍 |
| 6 | 1853森組 | 108億円 | 11.6倍 |
| 7 | 1905テノックス | 105億円 | 10.1倍 |
| 8 | 1401エムビーエス | 105億円 | 16.8倍 |
| 9 | 1447SAAFホールディングス | 103億円 | 22.3倍 |
| 10 | 1418インターライフホールディングス | 99億円 | 10.9倍 |
| 11 | 407AUNICONホールディングス | 94億円 | — |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。
会社の歴史
沿革 17件
個人企業から資本金50万円の株式会社へ改組した1934年
1934年2月、それまで個人企業として営まれていた建設業を株式会社組織に改め、資本金50万円をもって株式会社森組を設立した。これが現在の法人格のスタートとなる。設立以降、大阪を拠点に土木・建築工事を請け負い、事業を拡大していく。1949年10月には建設業法による建設大臣登録を行い、公共工事にも参入できる基盤を整えた。
東京進出と大阪証券取引所への上場
1961年9月、東京営業所を開設し関東市場へ進出。1964年4月には支店に昇格させた。1963年7月、大阪証券取引所市場第二部へ株式を上場し、資金調達力と社会的信用を高めた。上場後も東京での事業を強化し、後の二本店体制の礎を築いた。
宅建免許と採石業登録を取得、事業の多角化へ
1971年2月、宅地建物取引業法に基づく大阪府知事免許を取得し、不動産事業に参入。同年11月には採石法による採石業者登録を行い、砕石事業を開始した。これにより建設事業に加え、不動産開発と砕石製造販売という三事業体制が形成された。1973年12月には建設業法改正により建設大臣許可を取得し、大規模工事への対応力を強化した。
子会社設立と事業多角化の試み
1976年9月、総合スポーツ施設株式会社を設立し、建設以外の分野に進出。1984年8月には大拓林業株式会社を設立し、林業関連事業を開始した。しかし、両社とも後に清算される。総合スポーツ施設は2009年10月、大拓林業は2011年6月に清算結了となり、多角化の試みは成果に結びつかなかった。
阪急電鉄の関連会社となり二本店体制を確立
1988年1月、東京本店を設置し、関東での事業体制を強化。1990年12月には阪急電鉄の第三者割当増資を引き受け、同社の関連会社となる。これにより資本面での安定を得た。1994年6月には大阪本店を設置し、正式に二本店体制を確立。1996年6月には東京支店を東京本店に併合し、組織の効率化を図った。
長谷工グループ傘下へ、東証二部に上場
2007年5月、阪急電鉄の関連会社から外れ、長谷工コーポレーションの関連会社となる。これにより資本関係が切り替わった。2013年7月、東京証券取引所と大阪証券取引所の統合に伴い、東京証券取引所市場第二部に株式を上場。上場市場が大阪から東京に移った。
旭化成グループへの鞍替えとスタンダード市場移行
2016年5月、長谷工コーポレーションの関連会社から外れ、旭化成および旭化成ホームズの関連会社となる。これにより事業提携のシナジーを期待できる体制に変わった。2022年4月、東京証券取引所の市場区分見直しにより、市場第二部からスタンダード市場に移行した。
砕石事業譲渡と2025年の事業再編
2025年10月1日、兵庫県西宮市の生瀬砕石所で行っていた砕石・砕砂等の製造・販売事業を譲渡した。これにより砕石事業は実質的に縮小し、以降は建設事業と不動産事業に経営資源を集中させる方針となった。同年の業績では砕石事業の売上高が前年比54.1%減となるなど、事業譲渡の影響が顕著に表れた。
年表17件を開く
1930年代
- 1934年2月個人企業を株式会社組織に改め、資本金50万円をもって㈱森組を設立
1940年代
- 1949年10月建設業法による建設大臣登録
1960年代
- 1961年9月東京営業所開設(1964年4月支店昇格)
- 1963年7月上場大阪証券取引所市場第二部へ株式上場
1970年代
- 1971年2月宅地建物取引業法による大阪府知事免許を取得(1976年7月建設大臣許可に許可換)
- 1971年11月採石法による採石業者登録(2025年10月 一部事業譲渡)
- 1973年12月建設業法改正により建設大臣許可を取得
- 1976年9月総合スポーツ施設㈱設立(2009年10月 会社清算結了)
1980年代
- 1984年8月大拓林業㈱設立(2011年6月 会社清算結了)
- 1988年1月東京本店設置
1990年代
- 1990年12月阪急電鉄㈱の関連会社となる(第三者割当増資)
- 1994年6月大阪本店設置
- 1996年6月東京支店を東京本店に併合
2000年代
- 2007年5月阪急電鉄㈱の関連会社から外れ、㈱長谷工コーポレーションの関連会社となる
2010年代
- 2013年7月上場東京証券取引所と大阪証券取引所の統合に伴い、東京証券取引所市場第二部に株式上場
- 2016年5月㈱長谷工コーポレーションの関連会社から外れ、旭化成㈱及び旭化成ホームズ㈱の関連会社となる
2020年代
- 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第二部からスタンダード市場に移行
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2026/3期の経営方針より
会社は5つの方針を掲げている。そのうち4項目には、達成する数字が明記されている。
- 受注高2027年3月期まで29,000百万円
- 売上高2027年3月期まで27,200百万円
- 営業利益2027年3月期まで1,160百万円
- 経常利益2027年3月期まで1,160百万円
有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。
- 01
地域密着型事業の推進
事業基盤とする地域社会との連携を重視し、より地域に密着し、地域に貢献できる事業活動を推進する。
- 02
スマート施工管理の実現
伝統ある施工管理力を高め、高品質・高性能にこだわり、ICT技術を活用した環境配慮型のスマート施工管理を実現する。
- 03
従業員エンゲージメント向上
従業員が会社へのエンゲージメントを高められる、魅力ある企業となるための取り組みを推進する。
- 04
働き方改革の実行
4週8閉所(週休2日制)の完全実施を目指し、働き方改革を実行する。
- 05
業務提携効果の最大化
業務提携効果を最大限に活用し、シナジー効果のさらなる発現を目指す。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 10期分
グループ全体で311人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は757万円で、9期前と比べて−11.9%。平均年齢は44.5歳、平均勤続年数は18.9年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2017年3月 | — | — | — | 356 | — |
| 2018年3月 | — | — | — | 362 | — |
| 2019年3月 | 859 | 42.3 | 16.8 | 350 | — |
| 2020年3月 | 795 | 42.2 | 16.8 | 349 | — |
| 2021年3月 | 714 | 42.1 | 16.8 | 352 | — |
| 2022年3月 | 763 | 42.5 | 17.1 | 344 | — |
| 2023年3月 | 751 | 43.2 | 17.8 | 337 | — |
| 2024年3月 | 736 | 44.2 | 18.7 | 325 | — |
| 2025年3月 | 723 | 44.5 | 19.1 | 328 | 335 |
| 2026年3月 | 757 | 44.5 | 18.9 | 311 | 418 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社2社(国内 2 / 海外 0) を有報から抽出しています。
- 国内旭化成ホームズ㈱東京都千代田区 · その他の関係会社議決権30.3%
- 国内旭化成㈱(注)1.2東京都千代田区 · その他の関係会社議決権30.3%
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2026年3月期の売上高は280億円、営業利益は13億円。前期と比べると減収増益で、売上が-5.1%、利益が+18.2%。
会社が出している今期の予想2027年3月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 272億円 | 280億円 |
| 営業利益 | 12億円 | 13億円 |
| 純利益 | 8億円 | 9億円 |
| 1株あたり配当 | ¥14 | ¥14 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2027年1Qで、売上は53億円、営業利益は4億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は−10.2%、営業利益は+300.0%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年4Q | 67 | — | — | 3 |
| 2024年1Q | 59 | 1 | 1.7 | 0 |
| 2024年2Q | 74 | 5 | 6.8 | 3 |
| 2024年3Q | 74 | 4 | 5.4 | 3 |
| 2024年4Q | 69 | — | — | 1 |
| 2025年2Q | 154 | 3 | 1.9 | 2 |
| 2025年4Q | 141 | 8 | 5.7 | 7 |
| 2026年2Q | 134 | 3 | 2.2 | 2 |
| 2026年4Q | 146 | 10 | 6.8 | 7 |
| 2027年1Q | 53 | 4 | 7.5 | 3 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 14期分
2013年3月期からの14期で、売上は299億円から280億円へ94%に減った。直近期の営業利益率は4.6%。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 東京証券取引所と大阪証券取引所の統合に伴い、東京証券取引所市場第二部に株式上場 | |||||
| 2013年3月 | 299 | — | 2 | — | 1 |
| 2014年3月 | 311 | — | 7 | — | 6 |
| 2015年3月 | 310 | — | 12 | — | 14 |
| 2016年3月 | 327 | — | 20 | — | 13 |
| 2017年3月 | 311 | — | 16 | — | 12 |
| 2018年3月 | 348 | — | 28 | — | 21 |
| 2019年3月 | 342 | — | 31 | — | 22 |
| 2020年3月 | 267 | — | 14 | — | 9 |
| 2021年3月 | 286 | — | 19 | — | 13 |
| 2022年3月 | 313 | — | 19 | — | 13 |
| 2023年3月 | 246 | — | 8 | — | 5 |
| 2024年3月 | 276 | — | 10 | — | 7 |
| 2025年3月 | 295 | 11 | 10 | 3.7 | 9 |
| 2026年3月 | 280 | 13 | 13 | 4.6 | 9 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2026年3月期
売上高280億円のうち、営業利益として残るのは13億円で4.6%。営業外の損益と税金を反映した純利益は9億円、売上の3.2%にあたる。営業利益率は業種中央値7.3%を下回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金89.6%251億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金5.7%16億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益4.6%13億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。売上原価と販管費は単体ベースの数値です。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 14期分
2026年3月期は営業CFが26億円、投資CFが6億円で、差し引きのフリーCFは32億円。この組み合わせは「資産整理型」にあたる。本業の稼ぎに加えて資産売却でも現金を作り、負債返済や還元に充てている。事業の入れ替え局面。期末の手元現金は64億円で、売上の2.7ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 13 | 0 | −11 | 13 | 46 |
| 2014年3月 | 23 | 0 | 1 | 23 | 70 |
| 2015年3月 | −4 | −1 | −4 | −5 | 61 |
| 2016年3月 | 17 | −1 | −19 | 16 | 57 |
| 2017年3月 | 6 | −1 | −4 | 5 | 58 |
| 2018年3月 | 50 | −1 | −14 | 49 | 94 |
| 2019年3月 | 9 | −1 | −4 | 8 | 97 |
| 2020年3月 | −5 | −1 | −5 | −6 | 85 |
| 2021年3月 | −2 | −1 | −5 | −3 | 77 |
| 2022年3月 | 21 | −1 | −6 | 20 | 92 |
| 2023年3月 | 8 | −1 | −5 | 7 | 94 |
| 2024年3月 | 7 | −1 | −5 | 6 | 96 |
| 2025年3月 | −42 | −4 | −5 | −46 | 45 |
| 2026年3月 | 26 | 6 | −13 | 32 | 64 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 14期分
2026年3月期の総資産は252億円。このうち返さなくてよい自己資本が155億円で、自己資本比率は61.5%(業種中央値55.5%より厚い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 182 | 34 | 148 | 18.7 |
| 2014年3月 | 225 | 40 | 185 | 17.8 |
| 2015年3月 | 215 | 56 | 159 | 26.2 |
| 2016年3月 | 222 | 69 | 153 | 31.0 |
| 2017年3月 | 229 | 80 | 149 | 34.9 |
| 2018年3月 | 229 | 100 | 129 | 43.6 |
| 2019年3月 | 265 | 119 | 146 | 45.0 |
| 2020年3月 | 237 | 122 | 115 | 51.6 |
| 2021年3月 | 236 | 131 | 105 | 55.7 |
| 2022年3月 | 254 | 140 | 114 | 55.0 |
| 2023年3月 | 238 | 141 | 97 | 59.1 |
| 2024年3月 | 274 | 144 | 130 | 52.4 |
| 2025年3月 | 253 | 149 | 104 | 58.9 |
| 2026年3月 | 252 | 155 | 97 | 61.5 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
建設業 140社との比較
同じ建設業の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回りで140社中36位あたり、逆に低いのはROEで140社中126位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥328で、1年前と比べて+5.9%。過去52週の値幅のなかでは47%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 11.6倍 |
| PER (会社予想) | 13.8倍 |
| PBR | 3.66倍 |
| 配当利回り | 4.27% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
株価は7月初めの323円から緩やかな上昇トレンドにあり、8月7日には338円の直近高値を付けた後、331円で推移。25日移動平均線を0.6%上回り、75日線も上回る。52週高値352円に対しては6%下の水準で、高値圏での攻防。出来高は7月下旬に増加傾向が見られ、買い意欲の強さを示す。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準をほぼ妥当と判定しています(スコア 50/100)。
PER は 11.7 倍と業界平均の 14.03 倍を下回り、PBR 3.69 倍は平均 1.53 倍を大きく上回る。ROE 6.1% と低いため、PBR が高いのは株価純資産倍率が割高なことを示す。配当利回りは 4.23% と平均 3.38% を上回り、配当性向 49.5% と適正水準。収益は安定しており、総合的に見て妥当な水準と判断される。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 11.6倍 | 14.4倍 |
| PER (予想) | 13.8倍 | — |
| PBR | 3.66倍 | 1.55倍 |
| ROE | 6.1% | 11.8% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
売上は減少傾向だが、営業利益率は改善。強気派は配当利回りの高さと安定した受注を評価する。弱気派は公共事業の減少懸念とPBRの高さを指摘する。
- 高配当
配当利回り4.23%と魅力的。
- 利益率改善
営業利益率が3.7%から4.6%に改善。
- 安定受注
公共工事の需要は長期的に安定。
- 営業利益が11億円から13億円へ増益通年影響中
2026年3月期の営業利益は13億円と前期比2億円増。営業利益率も4.64%に改善
- 配当利回り4.23%の高利回り通年影響中
株価331円に対し配当利回り4.23%。高利回りが下値支え
- 営業利益率4.64%と改善基調通年影響中
営業利益率は3.73%から4.64%へ上昇。売上高減を採算改善で吸収している
- 純利益9億円を2期連続で確保通年影響弱
2025年3月期、2026年3月期とも純利益9億円。利益の安定感がある
- 売上減少
2026/3期は売上高が減少予想。
- PBR高め
PBR3.69倍と割高感がある。
- 赤字懸念
純利益は9億円と低いものの、利益率は低水準。
- 売上高が295億円から280億円へ減収通年影響中
2026年3月期の売上高は280億円と前期比15億円減。建設需要の減少懸念
- PBR3.69倍で資産価値を超過継続影響強
PBR3.69倍に対しROE6.1%と資本効率が低く、PBRの過熱感
- 予想PER13.9倍と実績から悪化決算発表後影響弱
実績PER11.7倍から予想13.9倍へ上昇。今期減収で利益期待が後退
- 外国人保有1.17%と低く新規資金入りにくい継続影響弱
外国人保有比率1.17%と低く、外人買いによる需給改善は期待しにくい
- 受注高
- 将来の売上を占う重要な指標。
- 営業利益率
- 収益性の改善を確認。
- 出来高
- 工事の進捗と売上の実現性を確認。
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり14円で、前期から+0.0%。いまの株価に対する利回りは4.27%。
| 決算期 | 1株あたり配当円 | 前期比% | 配当性向% |
|---|---|---|---|
| 2017年3月 | 3 | — | 8.4 |
| 2018年3月 | 7 | 133.3 | 11.0 |
| 2019年3月 | 16 | 128.6 | 24.0 |
| 2020年3月 | 14 | −12.5 | 49.2 |
| 2021年3月 | 14 | 0.0 | 34.8 |
| 2022年3月 | 14 | 0.0 | 36.5 |
| 2023年3月 | 14 | 0.0 | 87.6 |
| 2024年3月 | 14 | 0.0 | 66.9 |
| 2025年3月 | 14 | 0.0 | 49.8 |
| 2026年3月 | 14 | 0.0 | 49.5 |
過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥14
株主
有価証券報告書より
2026年3月期末の株主数は延べ9,240人。区分でいちばん多いのは個人・その他で48.6%。グループ会社や銀行などの安定株主が47.9%を占め、残る52.1%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2021年3月% | 2022年3月% | 2023年3月% | 2024年3月% | 2025年3月% | 2026年3月% |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 個人・その他 | 45.9 | 46.4 | 47.2 | 45.5 | 45.7 | 48.6 |
| 事業法人 | 40.9 | 41.3 | 40.9 | 40.8 | 41.5 | 41.0 |
| 金融機関 | 10.0 | 10.1 | 10.0 | 10.0 | 9.8 | 6.9 |
| 証券会社 | 2.0 | 1.1 | 0.9 | 2.1 | 2.2 | 2.3 |
| 外国法人 | 1.3 | 1.1 | 1.0 | 1.6 | 0.8 | 1.1 |
| 自己株式 | 0.1 | 0.1 | 0.1 | 0.1 | 0.1 | 0.1 |
| 外国人個人 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.1 | 0.1 | 0.0 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 旭化成ホームズ㈱ | 30.22 |
| 02 | ㈱長谷工コーポレーション | 8.00 |
| 03 | 森組取引先持株会 | 7.79 |
| 04 | ㈱りそな銀行 | 3.63 |
| 05 | 森 一成 | 1.75 |
| 06 | 森組従業員持株会 | 1.75 |
| 07 | ㈱三井住友銀行 | 1.08 |
| 08 | 吉木 伸彦 | 0.92 |
| 09 | 大阪商工信用金庫 | 0.91 |
| 10 | 日本生命保険(相)(常任代理人 日本マスタートラスト信託銀行㈱) | 0.90 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 14期分
1株利益は14期で+547%、1株純資産は14期で+355%。直近期のROEは6.1%で、日本株の目安とされる8%を下回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 4 | 104 | 4.3 | 14.9 | — |
| 2014年3月 | 18 | 122 | 15.6 | 5.9 | — |
| 2015年3月 | 44 | 172 | 29.4 | 4.6 | — |
| 2016年3月 | 41 | 210 | 21.3 | 5.1 | 7.3 |
| 2017年3月 | 36 | 244 | 15.7 | 4.9 | 8.4 |
| 2018年3月 | 63 | 305 | 23.1 | 8.7 | 11.0 |
| 2019年3月 | 67 | 364 | 19.9 | 6.0 | 24.0 |
| 2020年3月 | 28 | 373 | 7.7 | 8.4 | 49.2 |
| 2021年3月 | 40 | 401 | 10.4 | 8.2 | 34.8 |
| 2022年3月 | 38 | 426 | 9.3 | 7.9 | 36.5 |
| 2023年3月 | 16 | 429 | 3.7 | 18.2 | 87.6 |
| 2024年3月 | 21 | 439 | 4.8 | 16.6 | 66.9 |
| 2025年3月 | 28 | 455 | 6.3 | 10.7 | 49.8 |
| 2026年3月 | 28 | 472 | 6.1 | 11.4 | 49.5 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
12名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は12名。2026/3期の役員報酬は総額195百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 内山浩二 | 代表取締役社長 社長執行役員 全社総括 経営管理本部長 | 60 | 44,800 |
| 吉田裕司 | 取締役 | 68 | 194,400 |
| 奥田匡 | 取締役 上席執行役員 建築事業本部副本部長(東京管掌) | 63 | 16,300 |
| 宮本貴彰 | 取締役 常務執行役員 建築事業本部長 大阪本店長(支配人) | 63 | 51,900 |
| 石井勝則 | 取締役 常務執行役員 土木事業本部長 | 63 | 56,800 |
| 中園明弘 | 取締役 常務執行役員 建築事業本部 グループ営業担当 | 63 | 5,500 |
| 竹内洋平 | 取締役 | 44 | — |
| 近本茂 | 取締役 | 64 | — |
| 平岡三明 | 常勤監査役 | 69 | 57,700 |
| 今枝史絵 | 監査役 | 50 | — |
| 坂井謙介 | 監査役 | 62 | — |
| 黒飛勝之 | — | 63 | 26,400 |
役員報酬の内訳2026/3期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 7 | 156 | 156 | 22 |
| 監査役 | 1 | 15 | 15 | 15 |
| 社外監査役 | 2 | 12 | 12 | 6 |
| 社外取締役 | 2 | 12 | 12 | 6 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2026/3期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容319字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題3,970字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク2,354字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)9,511字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
- 有価証券報告書有価証券報告書-第93期(2025/04/01-2026/03/31)2026-06-25
- 半期報告書半期報告書-第93期(2025/04/01-2026/03/31)2025-11-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第92期(2024/04/01-2025/03/31)2025-06-23
- 半期報告書半期報告書-第92期(2024/04/01-2025/03/31)2024-11-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第91期(2023/04/01-2024/03/31)2024-06-21
- 四半期報告書四半期報告書-第91期第3四半期(2023/09/01-2023/12/31)2024-02-14
- 四半期報告書四半期報告書-第91期第2四半期(2023/07/01-2023/09/30)2023-11-14
- 四半期報告書四半期報告書-第91期第1四半期(2023/04/01-2023/06/30)2023-08-10
- 有価証券報告書有価証券報告書-第90期(2022/04/01-2023/03/31)2023-06-23
- 四半期報告書四半期報告書-第90期第3四半期(2022/10/01-2022/12/31)2023-02-14
- 四半期報告書四半期報告書-第90期第2四半期(令和4年7月1日-令和4年9月30日)2022-11-14
- 四半期報告書四半期報告書-第90期第1四半期(令和4年4月1日-令和4年6月30日)2022-08-10
リンク先はEDINET (金融庁) の書類閲覧ページです。
関連する企業
関連企業