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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

テノックス

tenox corporation1905 · Standard · 建設業

基礎工事に特化した建設会社。鋼管杭や場所打ち杭など地盤補強技術を軸に、国内外で建築・土木の根基を支える。

概要

テノックスは1970年7月に東京都港区で設立された基礎工事専門の建設会社である。旭化成の代理店としてコンクリートパイルの販売・施工からスタートし、独自の杭工法や地盤改良工法を開発。2025年度の連結売上高は211億円、従業員数384名。東京証券取引所スタンダード市場に上場する。

建設事業を主軸とする3セグメント

当社グループは建設事業、土木建築コンサルティング全般等事業、その他の事業(不動産賃貸)の3部門で構成される。建設事業が売上の大部分を占め、基礎杭工事や地盤改良工事を手掛ける。2025年度の建設事業売上高は204億77百万円で、全社売上の97%を占めた。土木建築コンサルティング事業は設計・計算業務が中心で、連結子会社の複合技術研究所が担う。その他事業は川崎市の不動産賃貸によるわずかな収入である。

4社の連結子会社と関連会社で構成

連結子会社はテノックス技研(機材賃貸・工事請負)、広島組(基礎工事)、複合技術研究所(設計コンサル)、ベトナムのTENOX ASIA COMPANY LIMITEDの4社。持分法非適用の非連結子会社に大三島物産とTENOX VIETNAM PILE FACTORYがある。また、2025年12月に資本業務提携したジャパンホームシールドを持分法適用関連会社とする。グループ全体で基礎工事の施工から設計、機材供給まで一貫体制を整える。

売上高は210億円前後で推移

2013年度以降の連結売上高は198億円から237億円の範囲で推移している。2024年度は237億円と過去最高を記録したが、2025年度は大型杭工事の減少により211億円に減収。一方で営業利益は12億89百万円と前年比15.6%増、親会社株主帰属純利益は9億39百万円と25.4%増となり収益性は改善した。ROEは7.1%で、中期経営計画で目標とする8%以上には届いていない。

業界の中での役割は基礎工事専門の建設会社にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
211億円
営業利益
13億円
営業利益率
6.2%
純利益
9億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
建設事業205億円97.2%13億円6.3%
土木建築コン サルティング 全般等事業6億円2.8%0億円0.0%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01建設(基礎工事)主力

建築・土木工事のうち、基礎工事に特化。当社と子会社が一体となり、鋼管杭、場所打ち杭、地盤改良など地盤補強技術を提供する。海外ではアジアを中心に事業展開。

基礎工事に特化した専門会社

主な製品・サービス3
鋼管杭
鋼管を地盤に打ち込む基礎杭。高支持力が得られ、軟弱地盤での建物や橋梁の基礎に用いられる。
場所打ち杭
地盤を掘削し、鉄筋籠とコンクリートを打設して現場で造成する杭。大口径・長尺が可能で、大規模構造物の基礎に適する。
地盤改良
セメント系固化材などで地盤を固め、支持力を高める工法。液状化対策や軟弱地盤の沈下防止に用いられる。

製品と技術

中掘り工法とTN-X工法の特許技術

創業間もない1977年に特許を取得した中掘り工法は、既製杭の施工法として同社の基礎技術となった。その後、日本製鉄との共同研究によりTN工法(1985年認定)を開発し、さらに改良を重ねたTN-X工法が2005年に国土交通大臣認定を取得。2024年7月にはTN-X工法がベターリビングから施工技術に関する建設技術審査証明を取得し、支持力算定の信頼性が公的に認められた。

地盤改良のテノコラム工法シリーズ

1984年特許取得のテノコラム工法は深層混合処理による地盤改良技術である。1998年に先端建設技術センターの審査証明を取得し、2002年にはATTコラム工法(国土交通大臣認定)、2015年にはピュアパイル工法(特許取得)と派生技術を拡充。2025年1月にはスラリー式浅層混合処理のテノキューブ工法が先端建設技術センターの審査証明を取得し、地盤改良分野のラインナップを強化した。

CP-X工法とガンテツパイル工法の協業成果

ガンテツパイル工法は1995年に新日本製鐵・クボタと共同開発し、1998年に大臣認定を取得。鋼管杭とコンクリート杭の特性を組み合わせた高支持力杭である。2024年11月には日本ヒュームとの共同開発によるCP-X工法がベターリビングから技術評定を取得。CP-X工法は既製コンクリート杭を用いた中掘り拡大根固め工法で、高い支持力と施工効率を両立する。両工法とも他社との連携による独自技術である。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

建設業のなかでの位置

会社が挙げる強い分野

  • 建設(基礎工事)基礎工事に特化した専門会社

有価証券報告書(2026/3期)で会社自身が述べている位置付けです。第三者による調査ではありません。

基礎工事で中堅、専門技術に強み

テノックスは建設業の中でも地盤改良や基礎工事に特化した専門企業である。同業他社にはショーボンドホールディングスやウエストホールディングスがあるが、当社は特に鋼管杭や深層混合処理工法で技術力を誇る。売上高は2025年3月期に237億円、2026年3月期には211億円と減収だが、営業利益率は4.64%から6.16%へ改善。ライバルと比べて規模は小さく、全国展開では劣るが、特定地域や工法でニッチな需要を獲得している。公共工事や民間建設の動向に影響されやすく、受注競争が激しい。技術開発と施工実績を活かして、維持更新需要に強みを発揮する余地がある。

強み

  • 鋼管杭や地盤改良など基礎工事で高い技術力を保有。
  • 営業利益率が上昇し、収益性の改善が見られる。
  • 特定工法で競争優位があり、大手との差別化が可能。
  • 多数の施工実績で信頼性を獲得している。

課題

  • 2026年3月期は売上高が減少しており、受注環境の悪化が懸念。
  • ショーボンドなど大手が多く、価格競争が激しい。
  • 建設投資の変動に業績が左右されやすい。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

建設業の時価総額近傍。太字がテノックス

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
11850南海辰村建設121億円5.8倍
21433ベステラ118億円15.6倍
3604Aビーエイブル112億円23.6倍
41434JESCOホールディングス111億円7.3倍
51853森組108億円11.6倍
61905テノックス105億円10.1倍
71401エムビーエス105億円16.8倍
81447SAAFホールディングス103億円22.3倍
91418インターライフホールディングス99億円10.9倍
10407AUNICONホールディングス94億円
111844大盛工業90億円17.2倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 44件

旭化成代理店から独自技術の開発へ(1970〜1977年)

1970年7月、東京都港区に株式会社テノックスを設立。旭化成工業(現旭化成)の代理店としてコンクリートパイルの販売・施工を開始した。1977年2月には既製杭の施工法である中掘り工法の特許を取得し、自社技術の開発に乗り出す。同年7月には名古屋営業所を開設し、中部地区の拡販を図った。

共同研究による工法開発と全国展開(1980〜1991年)

1980年5月、旭化成建材と共同開発したCMJ工法が建設大臣認定を取得。1985年5月には新日本製鐵(現日本製鉄)と共同開発のTN工法も認定を受ける。1984年にはテノコラム工法を特許取得。営業拠点を全国に拡大し、1987年大阪、1988年北陸、1989年中四国・東北、1990年北海道と各営業所を開設。1991年11月には日本証券業協会に株式を店頭登録した。

特許・認定の取得と子会社化(1995〜2004年)

1995年3月、新日本製鐵・クボタと共同開発のガンテツパイル工法が技術審査証明を取得。同年9月に山本組を子会社化しテノックス技研に改称。1997年4月には複合技術研究所を設立。1998年10月にはガンテツパイル工法が建設大臣認定、テノコラム工法が先端建設技術センターの審査証明を取得。2001年3月に有限会社プロスペックを吸収合併し株主構成を明確化。2002年7月ATTコラム工法が国土交通大臣認定。2004年12月、ジャスダック証券取引所に上場した。

新工法の開発と上場市場の変更(2005〜2014年)

2005年6月TN-X工法が国土交通大臣認定を取得。2010年2月には日本住宅保証検査機構と共同開発したピュアパイル工法が建築技術性能証明を取得。2010年4月、ジャスダックと大証の合併に伴い大阪証券取引所JASDAQに上場。2013年7月、東証と大証の統合により東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場。2014年3月にはATTコラム工法が土木学会の技術評価を取得した。

海外展開と他社との提携(2015〜2025年)

2015年9月、ベトナム・ホーチミン市にTENOX ASIA COMPANY LIMITEDを設立し海外事業を開始。2018年8月、ベトナムでテノコラム工法の技術認証を取得。2020年10月には広島組と亀竹産業を買収し子会社化、翌年合併。2020年12月日本ヒューム、2021年1月日本コンクリート工業と業務資本提携。2022年4月東証スタンダード市場に市場変更。2024年からはCP-X工法やテノキューブ工法の技術評定・審査証明を取得。2025年12月ジャパンホームシールドと資本業務提携した。

年表44件を開く

1970年代

  • 1970年7月創業東京都港区にて株式会社テノックスを設立、旭化成工業株式会社(現 旭化成株式会社)の代理店としてコンクリートパイルの販売、施工を開始
  • 1977年2月既製杭の施工法(中掘り工法)、特許取得
  • 1977年7月中部地区の拡販のため、愛知県名古屋市に名古屋営業所開設

1980年代

  • 1980年5月旭化成建材株式会社と共同研究開発のCMJ工法、建設大臣認定取得
  • 1984年3月テノコラム工法、特許取得
  • 1985年5月新日本製鐵株式会社(現 日本製鉄株式会社)と共同研究開発のTN工法、建設大臣認定取得
  • 1985年8月千葉県東葛飾郡に沼南機材センター開設
  • 1986年7月千葉県船橋市に船橋機材センター開設
  • 1987年5月関西地区の拡販のため、大阪府大阪市に大阪営業所開設
  • 1987年12月九州地区の拡販のため、福岡県大牟田市に九州営業所開設(現在 福岡県福岡市)
  • 1988年11月北陸地区の拡販のため、石川県金沢市に北陸営業所開設(2011年4月 北陸出張所に組織変更)
  • 1989年2月中国地区及び四国地区の拡販のため、広島県広島市に中四国営業所開設
  • 1989年7月東北地区の拡販のため、宮城県仙台市に東北営業所開設

1990年代

  • 1990年12月北海道地区の拡販のため、北海道札幌市に北海道営業所開設
  • 1991年11月日本証券業協会に株式を店頭登録
  • 1995年3月新日本製鐵株式会社(現 日本製鉄株式会社)及び株式会社クボタと共同研究開発のガンテツパイル工法、財団法人国土開発技術研究センター(現 一般財団法人国土技術研究センター)が行う一般土木工法・技術審査証明事業による技術審査証明取得
  • 1995年9月株式会社山本組(千葉県東葛飾郡)を傘下に収め、同社の商号を株式会社テノックス技研と改称
  • 1997年4月創業地盤の強化・補強に関する工法の開発等を主目的に共同出資により株式会社複合技術研究所を設立
  • 1998年5月M&A機材センター機能強化のため、船橋機材センターと沼南機材センターを統合、千葉県船橋市に東京機材センターを新設
  • 1998年10月ガンテツパイル工法、建設大臣認定取得
  • 1998年10月テノコラム(深層混合処理)工法、財団法人先端建設技術センター(現 一般財団法人先端建設技術センター)が行う先端建設技術・技術審査証明事業による技術審査証明取得

2000年代

  • 2001年3月M&A株主構成の明瞭化を図るため、有限会社プロスペックを吸収合併
  • 2002年7月ATTコラム工法、国土交通大臣認定取得
  • 2004年12月上場日本証券業協会への店頭登録を取消し、ジャスダック証券取引所に株式を上場
  • 2005年6月TN-X工法、国土交通大臣認定取得

2010年代

  • 2010年2月株式会社日本住宅保証検査機構(JIO)と共同研究開発のピュアパイル工法、財団法人日本建築総合試験所(現 一般財団法人日本建築総合試験所)が行う建築技術認証・証明事業による建築技術性能証明取得
  • 2010年4月上場ジャスダック証券取引所と大阪証券取引所の合併に伴い、大阪証券取引所JASDAQに上場
  • 2011年12月本社を現在地に移転
  • 2013年4月北東北出張所を岩手県盛岡市に開設
  • 2013年7月上場東京証券取引所と大阪証券取引所の統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場
  • 2014年3月ATTコラム工法、公益社団法人土木学会の技術評価制度による技術評価取得
  • 2015年3月ピュアパイル工法、特許取得
  • 2015年4月郡山出張所を福島県郡山市に開設
  • 2015年9月創業ベトナム社会主義共和国ホーチミン市にTENOX ASIA COMPANY LIMITEDを設立
  • 2018年8月ベトナム社会主義共和国にてテノコラム工法の技術認証を取得

2020年代

  • 2020年10月M&A株式会社広島組及び亀竹産業株式会社を買収し子会社化(2021年2月株式会社広島組を存続会社として亀竹産業株式会社を吸収合併)
  • 2020年12月日本ヒューム株式会社と業務資本提携
  • 2021年1月日本コンクリート工業株式会社と業務資本提携
  • 2022年4月東京証券取引所スタンダード市場に市場変更
  • 2022年4月M&A大三島物産株式会社を買収し子会社化(持分法非適用非連結子会社)
  • 2024年7月TN-X工法、一般財団法人ベターリビングより施工技術に関する建設技術審査証明を取得
  • 2024年11月日本ヒューム株式会社と共同開発のCP-X工法(既製コンクリート杭高支持力中掘り拡大根固め工法)、一般財団法人ベターリビングより基礎ぐいの許容支持力算定方法に関する技術評定(一般評定)を取得
  • 2025年1月テノキューブ工法(スラリー式浅層混合処理地盤改良工法)、一般財団法人先端建設技術センターより施工技術に関する建設技術審査証明を取得
  • 2025年12月ジャパンホームシールド株式会社と資本業務提携

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち4項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上高2026年度末まで270億円
  • 経常利益2026年度末まで15.00億円
  • ROE(自己資本当期純利益率)2026年度末まで8.0%
  • DOE(純資産配当率)2%以上

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    事業別戦略の展開

    土木・建築・海外・コンサルティングの各事業で、防災減災や国土強靭化、複合提案、ベトナム市場への貢献、カスタマーソリューションの高度化など、それぞれのニーズに応える技術提案と基盤強化を推進する。

  2. 02

    開発戦略による高付加価値化

    保有技術をブラッシュアップし、付加価値の高い基礎工法のバリエーションを強化。施工管理装置「VCCS」の全工法展開や新基幹システム連携により施工品質向上と働き方改革を推進する。

  3. 03

    社会・環境問題解決への技術開発

    災害に強い国土形成や脱炭素社会の実現など時代ニーズに応える技術開発に注力。現場施工の自動化や施工における脱炭素化を通じ、持続可能な資源循環社会の実現に貢献する。

  4. 04

    環境・デジタル戦略の推進

    基礎工事のカーボンニュートラル実現を目指す環境経営と、DX推進による業務効率化・生産性向上・省力施工を推進する。

  5. 05

    経営基盤・人財・資本効率の強化

    安全品質管理の徹底、収益力強化、施工体制増強、ガバナンス強化に加え、人財育成やDE&I、エンゲージメント向上等の人的資本経営を推進。ROE8%以上を目標に資本効率を意識した経営と株主還元(DOE2%以上)を行う。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で384人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は747万円で、9期前と比べて+14.9%平均年齢は44.7歳、平均勤続年数は14.4年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月258
2018年3月264
2019年3月65142.713.8277
2020年3月64842.213.8282
2021年3月65043.014.4312
2022年3月65443.314.1323
2023年3月66343.814.3319
2024年3月74643.614.1335
2025年3月76144.514.2369298
2026年3月74744.714.4384339

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率2.1%
縦線は目安の30%
男性育休取得率100.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)68.2%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社5(国内 4 / 海外 1、うち連結子会社 4) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
東京機材センター — 千葉県船橋市2,280百万円
建設事業
賃貸不動産 — 川崎市川崎区239百万円
その他の事業
本社 — 大阪府大阪市130百万円
建設事業
本社 — 東京都港区50百万円
建設事業 その他の事業
ベトナム ホーチミン市27百万円
建設事業
大阪営業所 — 大阪市西区25百万円
建設事業
名古屋営業所 — 名古屋市中区23百万円
建設事業
北陸出張所 — 石川県金沢市13百万円
建設事業
本社 — 千葉県船橋市6百万円
建設事業
東北営業所 — 仙台市青葉区4百万円
建設事業
ほか5件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    ㈱テノックス技研
    千葉県船橋市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱広島組
    大阪府大阪市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱複合技術研究所
    東京都新宿区 · 連結子会社
    議決権55.0%
  • 海外
    TENOX ASIA COMPANY LIMITED (注)2
    ベトナム ホーチミン市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ジャパンホームシールド㈱(注)4
    東京都墨田区 · 持分法適用会社
    議決権30.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は211億円営業利益13億円前期と比べると減収増益で、売上が-11.0%、利益が+18.2%。

売上高
-11.0%
211億円
営業利益
+18.2%
13億円
純利益
+28.6%
9億円
営業利益率
6.2%
前期比 +1.5%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高230億円211億円
営業利益12億円13億円
純利益10億円9億円
1株あたり配当¥62¥62

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は49億円、営業利益は0億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+4.3%、営業利益は−100.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q481
2024年1Q4736.42
2024年2Q50−1−2.00
2024年3Q5411.91
2024年4Q511
2025年2Q12143.33
2025年4Q11676.04
2026年2Q9155.53
2026年4Q12086.76
2027年1Q4900.00

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は198億円から211億円へ1.1倍に増えた。直近期の営業利益率は6.2%。純利益は2期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
東京証券取引所と大阪証券取引所の統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場
2013年3月19865
2014年3月216145
ベトナム社会主義共和国ホーチミン市にTENOX ASIA COMPANY LIMITEDを設立
2015年3月224169
2016年3月1981913
2017年3月182129
2018年3月20485
2019年3月208106
株式会社広島組及び亀竹産業株式会社を買収し子会社化(2021年2月株式会社広島組を存続会社として亀竹産業株式会社を吸収合併)
2020年3月186128
2021年3月15932
大三島物産株式会社を買収し子会社化(持分法非適用非連結子会社)
2022年3月14854
2023年3月18375
2024年3月20264
2025年3月23711124.67
2026年3月21113136.29

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高211億円のうち、営業利益として残るのは13億円6.2%。営業外の損益と税金を反映した純利益は9億円、売上の4.3%にあたる。営業利益率は業種中央値7.3%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金81.0%171億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金12.8%27億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益6.2%13億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
19.0%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比1.2pt
6.2%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比1.2pt
4.3%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比3.8pt
7.1%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
4.2%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
6.8%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが14億円、投資CFが−33億円で、差し引きのフリーCFは−19億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は78億円で、売上の4.4ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月64−71051
2014年3月26−5−92163
2015年3月8−7−3161
2016年3月17−4−21366
2017年3月10−1−3972
2018年3月21−4−21786
2019年3月2−10−4−874
2020年3月24−5−21993
2021年3月0−6−3−684
2022年3月18−1−51796
2023年3月10−6−4495
2024年3月1−9−3−883
2025年3月30−8−322102
2026年3月14−33−4−1978

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は213億円。このうち返さなくてよい自己資本が139億円で、自己資本比率は63.7%(業種中央値55.5%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月149787151.2
2014年3月164887650.1
2015年3月169987153.1
2016年3月1651036261.2
2017年3月1681105864.0
2018年3月1801146661.7
2019年3月1681165267.5
2020年3月1871226563.5
2021年3月1821226065.1
2022年3月1771235467.4
2023年3月1881256364.4
2024年3月1911276464.5
2025年3月2111337861.4
2026年3月2131397463.7

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
79億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
97億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
74億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
82
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率12 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

建設業 140社との比較

同じ建設業の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回り140社中34位あたり、逆に低いのは売上成長率140社中133位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE下位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
7.1%/中央値 10.9%
P25 7.9%P75 14.3%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
6.2%/中央値 7.3%
P25 5.1%P75 9.4%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
63.7%/中央値 55.5%
P25 43.8%P75 66.2%
売上成長率下位前期からの売上の伸び
-11.0%/中央値 4.8%
P25 -1.9%P75 12.7%
配当利回り上位株価に対して1年で受け取る配当の割合
4.3%/中央値 3.5%
P25 2.7%P75 4.3%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,430で、1年前と比べて+7.6%過去52週の値幅のなかでは53%の位置にある。

¥1,430-2.1%1ヶ月-4.0%1年+7.6%時価総額105億円
過去52週の値幅
安値¥1,210高値¥1,623

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)10.1倍
PER (会社予想)9.5倍
PBR0.71倍
配当利回り4.34%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は7月中に1530円台で推移していたが、8月7日に1447円まで下落し、25日線(1510円)を4.2%下回った。52週高値1623円からは10.9%安い水準で、昨年来の上げ幅17.4%を一部縮小した。出来高は直近で1.29万株と、平均の3千株程度から急増しており、売り圧力の強まりが示唆される。RSIは40.3と中立圏だが、目先は下値リスクに注意が必要。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 72/100)

PERは10.55倍で業界平均の14.04倍を下回り、PBRは0.73倍と同平均1.49倍の半分以下。ROEは7.1%でやや低いが、配当利回りは4.06%と平均の3.46%を上回る。業績は安定しており、割安と評価。ただし、ROEの低さから成長性には疑問が残り、売上高は横ばい傾向。割安ではあるが、収益性改善が今後の焦点。

指標この会社業種平均
PER (実績)10.1倍14.4倍
PER (予想)9.5倍
PBR0.71倍1.55倍
ROE7.1%11.8%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

地盤改良というニッチ市場で、首都圏の再開発需要と既存ビルの耐震補強需要を取り込んで成長してきた。しかし、大型工事の受注は建設市場全体の動向に左右され、業績の変動が大きい。強気派は、液状化対策や環境規制強化で地盤改良の需要が構造的に拡大すると見て、将来の受注増を期待する。一方、弱気派は、公共工事の減少懸念や、競争激化による採算悪化を指摘し、現状の収益力の向上には限界があると見る。また、2026年3月期は売上高が減収予想となっており、成長の持続性が争点。

プラスに働く材料7
  • 再開発需要の取り込み

    首都圏を中心に都市再開発が活発で、地盤改良の受注が増加傾向

  • 地震対策需要の拡大

    液状化対策など防災需要が高まり、地盤改良の市場が拡大

  • 収益性の改善

    2025年3月期の営業利益率が4.64%から6.16%に改善、売上高は減収も利益は増益予想

  • 2026年3月期営業利益13億円と過去最高益予想通年影響

    営業利益11億円→13億円と2億円増。営業利益率も4.64%→6.16%に改善

  • 営業利益率6.16%と大幅改善通年影響

    営業利益率4.64%→6.16%と1.52pt向上。売上高211億円で営業利益13億円

  • 純利益9億円と3期連続増益通年影響

    純利益4億円→7億円→9億円と増加。最高益更新で収益性が向上

  • PBR0.73倍と解散価値割れ継続影響

    PBR0.7288倍。時価総額109億円に対し純資産約150億円と下値が堅い

マイナスに働く材料7
  • 減収による成長鈍化

    2026年3月期の売上高は237億円から211億円へと減少見込み

  • 公共工事への依存

    公共工事の削減や入札競争の激化で、受注単価が低下する恐れ

  • 技術の差別化困難

    地盤改良は同業他社が多く、価格競争に陥りやすい

  • 2026年3月期売上高211億円と前期比11%減収予想通年影響

    売上高237億円→211億円と26億円の減収。増益でもトップラインが縮小

  • ROE7.1%と資本効率が低い継続影響

    ROE7.1%。PBR0.73倍は資本効率の低さを映す

  • 2024年3月期の営業利益非開示で比較可能性が低い継続影響

    2024年3月期は営業利益が開示されず、2025年3月期11億円との検証が難しい

  • 外国人保有5.15%と低く買い手不在継続影響

    外国人保有比率5.15%。株価は1年で24.45%上昇したが需給は細い

次の決算で確かめる点
受注高
売上高の先行指標であり、将来の業績を左右する
営業利益率
受注競争の激化や工事採算の悪化を測る指標
公共工事比率
公共依存度と、民間需要の変動の影響を見るため

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり62で、前期から+21.0%いまの株価に対する利回りは4.34%。増配か配当維持が4年続いている。

年間配当
¥62
1株あたり
配当利回り
4.34%
いまの株価に対して
配当性向
46.6%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
4年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月2918.8
2018年3月290.040.8
2019年3月303.434.9
2020年3月3310.030.8
2021年3月330.0103.1
2022年3月25−24.245.6
2023年3月3540.051.7
2024年3月388.657.5
2025年3月5031.641.4
2026年3月6121.046.6

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥62

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ1,375人。区分でいちばん多いのは個人・その他56.3%。グループ会社や銀行などの安定株主が37.5%を占め、残る62.5%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他50.246.641.240.040.456.3
事業法人24.127.230.533.133.420.9
金融機関15.016.517.317.317.016.6
自己株式10.710.18.17.86.76.4
外国法人8.08.17.88.17.55.1
証券会社2.61.63.11.41.61.1
外国人個人0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01UH Partners 2投資事業有限責任組合7.00
02光通信KK投資事業有限責任組合5.99
03住商セメント株式会社5.88
04MUCC商事株式会社4.31
05明治安田生命保険相互会社3.44
06株式会社三井住友銀行2.99
07三井住友信託銀行株式会社2.99
08樗沢 佐江子2.90
09株式会社日本カストディ銀行(信託E口)2.87
10株式会社日本カストディ銀行(信託口)2.75

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近1
  • 2026-04-30
    光通信株式会社
    新規の大量保有報告
    7.00%

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+89%、1株純資産は14期で+78%。直近期のROEは7.1%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月751,1476.75.271.7
2014年3月771,1946.67.028.2
2015年3月1251,30210.06.015.8
2016年3月1821,45813.23.313.0
2017年3月1281,5498.56.618.8
2018年3月751,5914.813.240.8
2019年3月921,6685.78.734.9
2020年3月1131,7426.66.330.8
2021年3月251,7491.534.8103.1
2022年3月531,7823.014.845.6
2023年3月731,8514.013.051.7
2024年3月591,8773.219.857.5
2025年3月1131,9495.99.841.4
2026年3月1412,0377.110.246.6

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

13名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は13名。2026/3期の役員報酬は総額143百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約2倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
若尾直代表取締役社長6716,996
高橋勝規取締役 執行役員 海外部長6625,681
又吉直哉取締役 執行役員 開発担当5912,208
谷山敦之取締役 執行役員 管理本部長576,432
佐野雅哉取締役 執行役員 企画部長623,595
黒河徹取締役 執行役員 パイル事業本部長兼土木営業部長528,050
水井利行取締役(監査等委員)65100
鈴木みき取締役(監査等委員)54300
久保知一取締役(監査等委員)53700
児玉勝久執行役員
平山勇治取締役 執行役員 施工技術本部長兼 技術部長536,796
坂本一幸執行役員
残りの役員1名を開く
氏名役職年齢
清水夢成執行役員

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)869302012015
社外取締役323238

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容702字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループは、当社と連結子会社4社(㈱テノックス技研、㈱広島組、㈱複合技術研究所、TENOX ASIA COMPANY LIMITED)及び持分法非適用非連結子会社2社(大三島物産㈱、TENOX VIETNAM PILE FACTORY COMPANY LIMITED)、持分法適用関連会社1社(ジャパンホームシールド㈱)で構成されており、建設及び建設資材の販売を主たる事業としております。 当社グループの事業内容及び当社と関係会社の当該事業に係る位置付けは次のとおりであります。 なお、次の3部門は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項」に掲げるセグメント情報の区分と同一であります。 建設事業………………   当社、㈱テノックス技研、㈱広島組、及び大三島物産㈱の4社は基礎工事に特化した建設事業を営んでおり、㈱テノックス技研は、主に当社からの基礎工事の請負及び機材の賃貸を行っております。 海外においては、TENOX ASIA COMPANY LIMITEDが事業を行っております。 土木建築コンサ……… ルティング全般 等事業   ㈱複合技術研究所は土木建築コンサルティング全般等に関する事業及び工事物件の斡旋業務を営んでおります。 その他の事業…………   当社が行っている不動産賃貸事業等を含んでおります。 これらのほか、ジャパンホームシールド㈱(持分法適用関連会社)は、戸建住宅関連事業を営んでおります。 また、事業の系統図は次のとおりであります。 (注) 無印 連結子会社 ※1 持分法非適用非連結子会社 ※2 持分法適用関連会社
経営方針・対処すべき課題2,749字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 経営の基本方針 当社グループの事業目的は、土木・建築構造物の基礎工事を担当することにあり、上部構造物を利用されている全ての方々に「安全」「安心」をお届けすることにあります。基礎工事分野におけるリーディングカンパニーとして、常に新しい技術・工法の開発・普及に努めることで、企業価値の増大を図ることにより、株主・取引先・社会の期待に応える企業を目指します。 (2) 経営環境及び中長期的な会社の経営戦略 ① 経営環境 今後のわが国経済は、緩やかな回復が続くことが期待されるものの、米国・イスラエルとイランとの情勢の悪化による原油問題などに起因した、原材料価格やエネルギー価格の高騰といった下振れリスクをはらんでおり、先行きは不透明な状況が続くものと思われます。 建設業界におきましては、公共事業は引続き防災・減災・国土強靭化対策などにより底堅く推移すると見込まれ、また、民間投資は企業収益の改善を背景に堅調に推移していくことが期待されています。しかしながら、原油問題に起因する更なる建設資材価格の高騰や人手不足などによる投資計画の延期・見直しの懸念、現場従事者の慢性的な不足など構造的な課題により、業界を取り巻く環境は厳しくなると想定されます。 このような環境のもと、当社グループにおきましては、受注環境の変化に適応した事業基盤の強化に向けた取り組みを進めてまいります。 ② 中長期的な会社の経営戦略 2024年度からスタートした中期経営計画(2024-2026年度)「未来を拓く、新たな一歩」に基づき、社会、環境、労働、経営における事業課題に対し5つの重要戦略で挑戦しております。長期ビジョンである、100年企業を目指したサステナビリティ経営の実現と社会への貢献に努めてまいります。 具体的には以下のとおりです。 5つの重要戦略   事業活動アイテム   マテリアリティ 事業別戦略   土木事業(国内)   多発・激甚化する自然災害を想定した防災・減災、国土強靭化に係る構造技術提案を強化し、設計織込みストックを拡大 建築事業(国内)   新開発工法や研究技術を駆使して構造物設計への複合提案を推進、変化・多様化する建築ニーズをキャッチアップ 海外事業   ベトナム経済の成長政策(社会資本整備計画)へ基礎技術で貢献、現地法人の事業拡大に向けて施工基盤を強化 土木建築コンサル ティング事業   複合技術研究所内に戦略企画室を設置し、テノックスグループでプロジェクトと戦略を共有、土木・建築構造設計へのカスタマーソリューションを高度化 開発戦略   保有技術の 高付加価値化   保有技術をブラッシュアップし、付加価値の高い基礎工法のバリエーションを強化 施工管理装置「VCCS」の全工法への展開及び新基幹システムとの連携により、施工品質の向上、工事現場の働き方改革を推進 社会・環境問題 解決への技術開発   災害に強い安全な国土形成や脱炭素社会の実現など、時代のニーズに応える技術開発に注力 100年企業を 目指した 新技術の開発   担い手不足の解消及び現場の生産性向上・働き方改革の実現に向け、現場施工の自動化(On-site Construction Automation)を推進 施工における脱炭素化への挑戦を通じ、持続可能な資源循環社会の実現に貢献 環境・デジタル戦略   環境経営の実践   基礎工事のカーボンニュートラルを実現 DX(デジタルトラン スフォーメーショ ン)の推進   DXの推進により業務効率化、作業の生産性向上、省力施工を実現 経営基盤の強化   事業基盤の強化   事業の成長と企業価値の向上へ4つの重要課題を実践(①安全・品質管理の徹底 ②収益力の強化 ③施工体制の増強 ④ガバナンスの強化) 多様化・高度化する環境や顧客のニーズに対応し持続的な成長を実現 人財戦略   人財の能力を最大限に生み出す企業ブランディング、Well-being(ウェルビーイング)を実現 ①人財育成 ②DE&I(ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョン) ③エンゲージメントの向上 ④心理的安全性の醸成等の推進 経営管理体制の強化   ガバナンス強化とリスク管理の徹底を目的とした6委員会(①リスク管理委員会 ②コンプライアンス委員会 ③情報セキュリティ委員会 ④品質管理委員会 ⑤安全衛生委員会 ⑥サステナビリティ委員会)を設置、社会と事業の持続的成長を追求 資本効率経営の推進   企業価値向上に向け た現状分析   市場の求める株主資本コストを十分に上回ることができていない⇒ 収益性の向上と資本コストを意識した経営へ注力 資本コストの把握と 目指すべきROE   当社の資本コスト=株主資本コスト 企業価値の源泉であるエクイティスプレッドを生み出す資本収益性の確保 ⇒ROE(自己資本当期純利益率)8%以上 キャッシュ・ アロケーション   営業C/F及び手元資金を原資とし、投資・株主還元に戦略的に配分することで、事業成長及び資本収益性を向上 株主還元方針   『DOE(純資産配当率)2%以上』の方針のもと、積極的に還元 (3) 優先的に対処すべき事業上の課題と経営指標 当社グループは、中期経営計画において5つの重要戦略を着実に実行し、収益性の向上に努めてまいります。また、資本効率の向上が当社の企業価値向上に資するとの考えのもと、ROEを経営上重視すべき経営指標としております。 中期経営計画における経営指標は以下のとおりです。 最終年度(2026年度) 目標   2024年度 実績   2025年度 実績 売上高   270億円   237億円   210億円 経常利益   15.00億円   11.64億円   13.31億円 ROE   8.0%   5.9%   7.1% 1株当たり配当   DOE2%以上   50円   60.5円 DOE   2.6%   3.0% 企業価値の向上に資するROEの引き上げは急務であり、その実現に向け以下の施策を実施してまいります。 ①重要戦略への取り組みを通して利益を増加。 ②営業キャッシュ・フロー及び手元資金を原資とし、将来の成長に繋げるための資金の有効活用として、既存事業投資、成長分野投資(海外事業、環境関連、M&A)及び配当に中期経営計画の3年間で70億円の投資枠を設定。 ③配当方針をDOE2%以上とし、積極的な株主還元を実施。
事業等のリスク3,888字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。当社グループといたしましては、このようなリスクの存在を認識して4つのカテゴリーに分類したうえで、その発生を未然に防ぎ、万一発生した場合でも適切に対処するよう努める所存であります。 なお、将来に関する事項につきましては、当連結会計年度末において判断したものであり、事業等のリスクはこれらに限られるものではありません。 (1)事業環境に関するリスク ①建設市場の動向及び価格競争 当社グループは主に基礎工事に特化した建設事業を営んでいるため、景気の変動により公共工事や民間設備投資が減少した場合や、同業他社との価格競争が激化した場合には、当社グループの業績及び財政状態に悪影響を与える可能性があります。 ②自然災害・感染症拡大 当社グループは、大規模な地震等の自然災害や感染症の拡大に備えて、BCP(事業継続計画)を策定しており、従業員及び協力業者への周知や従業員の訓練を実施し、災害発生時の速やかな復旧を図りますが、これらの事象が発生した場合には、当社グループの仕掛工事・資産、従業員に被害が及び、また、工事の中断・延期等により、当社グループの事業継続や業績、財政状態に悪影響を与える可能性があります。 ③気候変動リスク 気候変動に対応するための脱炭素社会への移行に伴い、炭素税や排出権取引といったカーボンプライシングの導入により事業コストが増加し業績や財政状態に悪影響を与える可能性があります。また、脱炭素への対応が不十分な企業はサプライチェーンから排除される可能性があります。当社は脱炭素への対応として施工機の燃料に軽油よりCO2の排出量が少ない燃料、特に再生可能資源から製造されるカーボンニュートラルな軽油代替燃料の積極使用やCO2排出を削減する添加剤を使用しており、その使用拡大を進めるとともに、ディーゼル排気ガスの排出ゼロの電動施工機の実用化を推進しています。また、当社の基礎工事において、CO2を封じ込めた炭酸塩の地中固定化や産業副産物を活用した工法の開発を進めます。(「2.サステナビリティに関する考え方及び取組の1)気候変動に関する当社グループの考え方及び取組」参照) ④工事原価の変動 当社グループでは、見積り段階における原価計算の精度向上や工事進行中の原価状況の確認、設備機器の効率的運用等の採算性向上に取り組んでおりますが、建設資材や燃料価格の高騰、労務費の上昇、所要工期の見積りと実績の差異等により工事採算が悪化した場合は、当社グループの業績及び財政状態に悪影響を与える可能性があります。 ⑤カントリーリスク 当社グループは、海外での事業展開を行っておりますが、当該地域における予期し得ない法制度の変更、政治状況や経済情勢に変化が生じた場合は、当社グループの業績や財政状態に悪影響を与える可能性があります。 また、為替相場の急激な変動により為替差損が発生した場合も、当社グループの業績や財政状態に悪影響を与える可能性があります。 (2)事業運営に関するリスク ①取引先の与信リスク 当社グループの取引先に予期せぬ信用状態の悪化が顕在化して、貸倒れ損失や引当の計上が必要となる事態が生じた場合や、大型工事受注等の関係で当社債権が集中した特定顧客からの債権回収が滞った場合など、当社グループの業績や財政状態に悪影響を与える可能性があります。 ②施工品質不良 当社グループは、建築基準法をはじめとする各種法令に準拠した品質管理基準に基づいて施工しております。当社グループが手がける杭工事と地盤改良工事では、施工する際に十分な事前調査を行っておりますが、地盤は様々な土質で構成されており、予見できない事象により施工の不備が生じる可能性を皆無とすることはできません。万一、施工の品質不良に伴う工事のやり直しや損害賠償請求という事態が生じた場合は、当社グループの業績や財政状態に悪影響を与える可能性があります。 ③労働事故災害 建設現場作業は、大型重機に囲まれた屋外作業が中心となっており、他の産業に比べ重大な労働事故災害が発生する危険性が高いものと考えております。当社グループといたしましては、整理・整頓から始まる現場の安全・衛生教育を徹底し、事故災害の発生防止に全力を挙げております。 また、万一の場合の金銭的な損失に備え各種保険に加入しておりますが、死亡事故などの重大災害が発生して、これによる人的損失、それに伴って生じる社会的信用の失墜、補償などを含む災害対策費用の発生や工事の遅れによる収益の悪化などが生じた場合は、当社グループの業績や財政状態に悪影響を与える可能性があります。 ④協力会社の確保と良好な関係構築 当社は、工事の施工管理を行っており、協力会社の確保や良好な関係構築が不可欠であります。現状、当社の子会社や長年取引を行っている協力会社を中心として受注した工事に対応できる施工能力を有しております。しかしながら、将来協力会社に不測の事態が生じて施工能力が安定的に確保できなくなった場合には、当社グループの事業活動の維持や拡大、業績及び財政状態に悪影響を与える可能性があります。 (3)組織体制に関するリスク ①人材の確保と育成 建設事業は優秀な資格者と施工実績の良好な評価が、事業継続と拡大のための基礎となっております。また、工事によっては主任技術者の配置が必須であり、業容を拡大させていくためには、技術の伝承や優秀な人材の採用及び育成が重要な経営課題であると認識しております。現在、有資格者の採用や社員が資格を取得できるような教育に注力しておりますが、今後必要な人材を継続的に確保できなかった場合、当社グループの事業活動の維持や拡大、業績及び財政状態に悪影響を与える可能性があります。(「2.サステナビリティに関する考え方及び取組の2)人的資本に関する当社グループの考え方及び取組」参照) ②技術開発力 当社グループは、他社との差別化を図るため長年にわたり基礎工事に関する技術とノウハウを蓄積してまいりました。また、技術志向を標榜する経営理念からも優秀な技術者を養成するとともに多くの特許権を取得してまいりました。新工法の開発には多くの時間とコストが必要とされますが、これらの投資が常にリターンとして回収される保証はありません。また、他社の開発に係る新しい技術が当社の技術の優位性を陳腐化させるなど、技術開発に内在する様々なリスクが顕在化した場合は、当社グループの業績や財政状態に悪影響を与える可能性があります。 ③情報セキュリティ 当社グループは、グループ内及びグループ外との通信手段に様々な方法を取り入れています。また、グループ内においては様々なシステムを導入しております。リスク対応策として、ウイルス対策ソフトの常時更新やネットワーク接続のセキュリティ対策の強化を行い、情報の外部漏洩等が発生しないよう対策を講じております。しかしながら、ウイルス感染や不正アクセス等により、システム障害や重要な情報の漏洩が発生した場合、業務の一時中断、顧客や取引先からの信用失墜による取引停止、損害賠償等が発生することで当社グループの業績や財政状態に悪影響を与える可能性があります。 (4)倫理・コンプライアンスに関するリスク ①法的規制 当社グループは、建設業法に基づき、国土交通大臣の特定建設業許可及び一般建設業許可を受け、当該許可要件の維持及び各法令の遵守に努めております。これらの免許取消事由に該当する事実はありませんが、万一法令違反等により当該許可の取消等、不測の事態が発生した場合は、当社グループの事業展開、業績及び財政状態に重大な影響を及ぼす可能性があります。また、建設業法のほか、関連法規として取適法、道路交通法、廃棄物処理法をはじめ様々な法規制を受けております。 当社はコンプライアンスの重要性を強く認識し、コンプライアンス委員会を設置して、既存法規制はもとより、これら規制の改廃、新たな法的規制が生じた場合も適切な対応が取れる体制を構築しておりますが、何らかの事由により、これらの法規制に抵触する事態や、法規制の改正により事業の継続性に問題が発生した場合は、当社グループの事業展開や業績及び財政状態に悪影響を与える可能性があります。 ②労働環境リスク 当社グループでは、従業員の健康や安心・安全な職場づくりを目指して適正な労働環境や要員配置の整備に努めておりますが、長時間労働や労働管理の不備、ハラスメント等の人権問題が発生した場合は、従業員の安全・健康の悪化、生産性の低下、更には法令違反の責任、社会的信用の失墜等により当社グループの事業運営に悪影響を与える可能性があります。 (5)2026年度の重点管理リスク 「事業等のリスク」の中から、当該リスクの発生可能性と影響度を評価のうえ、管理・対応策を強化すべき項目として、下記の4項目を2026年度の重点管理リスク項目と定め、定期的なモニタリングを通じた管理体制のもと、リスク顕在化の予防やリスク低減に向けた取り組みを継続してまいります。 ・工事原価の変動 ・施工品質不良 ・人材の確保と育成 ・法的規制
経営成績の分析 (MD&A)8,171字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度におけるわが国経済は、所得環境の改善や訪日外国人の増加、新政権による積極的な財政政策への期待を背景に株価が上昇するなど、緩やかな回復基調で推移しました。一方で、継続的な物価上昇、米国の通商政策、米国・イスラエルとイランとの情勢の悪化による原油問題など、国内外の経済の先行きは依然として不透明な状況が続いております。 建設業界におきましては、公共投資、民間投資共に緩やかながら増加し、建設需要全体としては底堅く推移しました。一方で、建設資材価格の高止まりに加えて、現場従事者の高齢化・人手不足・時間外労働の上限規制など、構造的な課題を引き続き抱えております。 このような状況のもと、当社グループは2024年度を初年度とし、新中期経営計画の5つの重要戦略(事業別戦略、開発戦略、環境・デジタル戦略、経営基盤の強化、資本効率経営の推進)を通じて、変化する社会課題に取り組み、持続可能な100年企業を目指しております。 当連結会計年度の売上高は、前連結会計年度に比べ大型の地盤改良工事が増加したものの、大型の杭工事が減少したことで210億93百万円(前連結会計年度比11.1%減)となりました。利益につきましては、全般的な労務費の上昇や、販売費及び一般管理費が増加した影響もありましたが、契約条件の最適化などの営業活動の取り組みや施工効率の向上などにより工事収益が改善した結果、営業利益は12億89百万円(前連結会計年度比15.6%増)、経常利益は13億31百万円(前連結会計年度比14.4%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は9億39百万円(前連結会計年度比25.4%増)となりました。 資産は、前連結会計年度末に比べ2億33百万円増加し、213億6百万円となりました。 負債は、前連結会計年度末に比べ4億11百万円減少し、73億70百万円となりました。また、純資産は、前連結会計年度末に比べ6億45百万円増加し、139億36百万円となりました。 セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。 (建設事業) 建設事業は、主に工場関連や物流施設の大型の地盤改良工事が増加したものの、鉄道などのインフラ関連の大型の杭工事が減少したことから、売上高は204億77百万円(前連結会計年度比11.6%減)となりました。また、利益につきましては、全般的な労務費の上昇の影響がありましたが、契約条件の最適化などの営業活動の取り組みや施工効率の向上などにより工事収益が改善した結果、セグメント利益は12億67百万円(前連結会計年度比14.8%増)となりました。 (土木建築コンサルティング全般等事業) 土木建築コンサルティング全般等事業は、主に設計・計算業務が増加したことにより、売上高は5億92百万円(前連結会計年度比12.9%増)となりました。また、利益につきましては、売上構成の変化などの影響もありセグメント利益は14百万円(前連結会計年度比204.1%増)となりました。 (その他の事業) その他の事業は、川崎市に所有している不動産の賃貸により、売上高は23百万円(前連結会計年度比微減)、セグメント利益は7百万円(前連結会計年度比13.3%増)となりました。 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べて23億57百万円減少し、当連結会計年度末には78億41百万円(前連結会計年度比23.1%減)となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果得た資金は、14億17百万円(前連結会計年度は30億47百万円の収入)となりました。これは主に法人税等の支払額4億76百万円により資金が減少したものの、税金等調整前当期純利益13億47百万円、減価償却費5億97百万円により資金が増加したためであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果支出した資金は、32億86百万円(前連結会計年度は7億92百万円の支出)となりました。これは主に投資有価証券の取得による支出26億13百万円により資金が減少したためであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果支出した資金は、4億21百万円(前連結会計年度は3億1百万円の支出)となりました。これは主に配当金の支払額3億75百万円により資金が減少したためであります。 ③ 受注及び販売の実績 a.受注実績 受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   受注高(千円)   受注残高(千円) 当連結会計年度 (自 2025年4月 1日 至 2026年3月31日)   前年同期比 (%)   当連結会計年度 (自 2025年4月 1日 至 2026年3月31日)   前年同期比 (%) 建設事業   17,303,543   △18.0   6,568,344   △32.6 土木建築コンサルティング 全般等事業   -   -   -   - その他の事業   -   -   -   - 合計   17,303,543   △18.0   6,568,344   △32.6 (注)1.セグメント間の取引については、相殺消去しております。 2.当社グループでは土木建築コンサルティング全般等事業及びその他の事業は受注生産を行っておりません。 b.売上実績 売上実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年4月 1日 至 2026年3月31日)   前年同期比(%) 金額(千円) 建設事業   20,477,733   △11.6 土木建築コンサルティング 全般等事業   592,591   12.9 その他の事業   23,158   △0.0 合計   21,093,483   △11.1 (注)1.セグメント間の取引については、相殺消去しております。 2.売上実績総額に対する割合が100分の10以上の相手先の売上実績及びその割合は、次のとおりであります。 前連結会計年度 佐藤工業㈱    2,789百万円    11.8% 当連結会計年度 大成建設㈱    2,884百万円    13.7% なお、当社グループでは生産実績を定義することが困難であるため「生産の状況」は記載しておりません。 なお、参考のため提出会社単独の事業の状況を示せば、次のとおりであります。 建設事業における受注工事高及び施工高 ① 受注工事高、完成工事高、繰越工事高及び施工高 前事業年度(自 2024年4月1日 至 2025年3月31日) 工事別   前期繰越 工事高 (千円)   当期受注 工事高 (千円)   計 (千円)   当期完成 工事高 (千円)   次期繰越工事高   当期施工高 (千円) 手持工事高 (千円)   うち施工高 (千円) 杭工事   9,858,215   11,374,873   21,233,088   14,168,642   7,064,446   5.3%   376,100   14,322,866 地盤改良工事   1,429,684   7,653,375   9,083,060   6,964,140   2,118,920   33.1%   702,621   7,361,667 合計   11,287,899   19,028,249   30,316,149   21,132,782   9,183,366   11.7%   1,078,721   21,684,533 当事業年度(自 2025年4月1日 至 2026年3月31日) 工事別   前期繰越 工事高 (千円)   当期受注 工事高 (千円)   計 (千円)   当期完成 工事高 (千円)   次期繰越工事高   当期施工高 (千円) 手持工事高 (千円)   うち施工高 (千円) 杭工事   7,064,446   6,565,501   13,629,947   9,852,870   3,777,077   9.8%   370,976   9,847,747 地盤改良工事   2,118,920   8,987,390   11,106,310   8,654,325   2,451,985   13.7%   335,978   8,287,682 合計   9,183,366   15,552,892   24,736,258   18,507,196   6,229,062   11.3%   706,955   18,135,429 (注)1.前期以前に受注した工事で、契約の更改により請負金額に変更あるものについては、当期受注工事高にその増減額を含めております。したがって、当期完成工事高にもこの増減額が含まれております。 2.次期繰越工事高の施工高は、未成工事支出金により手持工事高の工事進捗部分を推定したものであります。 3.当期施工高は、(当期完成工事高+次期繰越施工高-前期繰越施工高)に一致しております。 ② 完成工事高 期別   区分   官公庁(千円)   民間(千円)   合計(千円) 前事業年度   (自 2024年4月 1日 至 2025年3月31日)   杭工事   12,589,220   1,579,421   14,168,642 地盤改良工事   1,797,792   5,166,348   6,964,140 合計   14,387,012   6,745,769   21,132,782 当事業年度   (自 2025年4月 1日 至 2026年3月31日)   杭工事   8,345,413   1,507,456   9,852,870 地盤改良工事   2,396,061   6,258,264   8,654,325 合計   10,741,475   7,765,721   18,507,196 (注)1.官公庁には、当社が建設業者から下請として受注したものを含みます。 2.完成工事高総額に対する割合が100分の10以上の相手先別の完成工事高及びその割合は、次のとおりであります。 前事業年度 佐藤工業㈱    2,789百万円    13.2% ㈱熊谷組    2,163百万円    10.2% 当事業年度 大成建設㈱    2,884百万円    15.6% ③ 手持工事高(2026年3月31日現在) 区分   官公庁(千円)   民間(千円)   合計(千円) 杭工事   2,973,432   803,644   3,777,077 地盤改良工事   536,550   1,915,435   2,451,985 合計   3,509,982   2,719,079   6,229,062 (注)官公庁には、当社が建設業者から下請として受注したものを含みます。 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 (経営成績) ⅰ 売上高及び営業利益 売上高は、主に民間設備投資の店舗関連や物流施設の地盤改良工事などの大型工事が増加したものの、鉄道高架橋を中心としたインフラ関連の杭工事の大型工事がピークアウトしたことで減収となりました。この結果、売上高は210億93百万円(前連結会計年度比11.1%減)となりました。 売上原価は、主に売上高の減少に伴い減少いたしました。この結果、売上原価は170億94百万円(前連結会計年度比14.9%減)、売上原価率は労務費の上昇などの影響がありましたが、契約条件の最適化などの営業活動の取り組みや施工効率の向上などにより工事収益が改善した結果、81.0%(前連結会計年度比3.7ポイント減)となりました。 また、販売費及び一般管理費は、主に人員採用やベースアップの実施に伴う人件費、基幹システム稼働に伴う減価償却費などが増加したことで27億9百万円(前連結会計年度比8.1%増)、売上高販管費率は12.8%(前連結会計年度比2.2ポイント増)となりました。 以上の結果、営業利益は12億89百万円(前連結会計年度比15.6%増)、営業利益率6.1%(前連結会計年度比1.4ポイント増)となりました。 なお、セグメントごとの売上高と営業利益の概況については、「(1) 経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況」に記載しております。 ⅱ 営業外損益及び経常利益 営業外損益は、主に前連結会計年度に為替差益(営業外収益)であったものが為替差損(営業外費用)となりましたが、営業利益が増加したことで経常利益は13億31百万円(前連結会計年度比14.4%増)となりました。 ⅲ 特別損益及び親会社株主に帰属する当期純利益 親会社株主に帰属する当期純利益は、主に前連結会計年度に損害補償損失(特別損失)を計上しましたが、当連結会計年度は当該費用がなくなったことや経常利益が増加したことで、9億39百万円(前連結会計年度比25.4%増)、利益率は4.5%(前連結会計年度比1.3ポイント増)となり前連結会計年度を上回りました。 (財政状態) 当連結会計年度末における総資産額は213億6百万円(前連結会計年度比1.1%増)となりました。流動資産につきましては、主に受取手形・完成工事未収入金及び契約資産等が5億91百万円増加したものの、現金預金が23億48百万円減少したことから、前連結会計年度末に比べ27億円減少し、142億56百万円(前連結会計年度比15.9%減)となりました。 固定資産につきましては、主にジャパンホームシールド㈱の株式を取得したことなどにより投資その他の資産が38億98百万円となったことなどで、固定資産合計は前連結会計年度末に比べ29億34百万円増加し、70億49百万円(前連結会計年度比71.3%増)となりました。 当連結会計年度末における負債合計は73億70百万円(前連結会計年度比5.3%減)となりました。流動負債につきましては、主に支払手形・工事未払金等が3億58百万円減少したことから、前連結会計年度末に比べ4億67百万円減少し、64億99百万円(前連結会計年度比6.7%減)となりました。また、固定負債につきましては、主にリース債務が増加したことで、前連結会計年度末に比べ55百万円増加し、8億70百万円(前連結会計年度比6.8%増)となりました。 当連結会計年度末における純資産合計は、前連結会計年度末に比べ6億45百万円増加し、139億36百万円(前連結会計年度比4.9%増)となりました。これは、主に利益剰余金が5億61百万円増加したことなどによるものであります。 以上の結果、当連結会計年度末における自己資本比率は63.7%(前連結会計年度比2.3ポイント増)、ROEは7.1%(前連結会計年度比1.2ポイント増)となりました。当連結会計年度のROEにつきましては、経営目標とする8%以上を達成することはできませんでしたが、引き続き企業価値を高めるべくROEの向上に努めてまいります。 なお、今後の見通しにつきましては、「1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載のとおりであります。 また、当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因として、「3 事業等のリスク」に記載のとおりでありますが、当社グループといたしましては、このようなリスク要因の存在を認識した上で、その発生を未然に防ぎ、万一発生した場合でも適切に対処するよう努める所存であります。 ② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 ⅰ キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容 キャッシュ・フローの状況につきましては、「(1) 経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載しております。 ⅱ 資本の財源及び資金の流動性 資本政策につきましては、財務の健全性や資本効率など最適な資本構成を追求しながら、将来のために内部留保の充実と株主への利益還元の最適なバランスを考え実施していくことを基本としております。 当社が中長期的に安定した成長を遂げるためには、利益の源泉となる建設事業への投資資金を確保することが必要であると認識しております。具体的には、施工機械などの新規取得や更新、各工法において施工管理を高めるための管理装置の精度向上や新しい技術開発への研究開発投資であります。 今後の建設市場の動向は、公共事業は引続き防災・減災・国土強靭化対策などにより底堅く推移すると見込まれ、また、民間投資は企業収益の改善を背景に堅調に推移していくことが期待されています。その中で会社が持続的に成長を続けるためには建設事業においてシェア拡大を目的とした合併や買収、国内未開拓市場へ参入、海外建設市場へ進出など内部留保を積極的に活用することが必要であると考えております。 当連結会計年度においては、ジャパンホームシールド㈱の株式取得25億96百万円、施工機械などへの設備投資4億78百万円、研究開発費68百万円を計上しております。なお、これらの投資のための財源は、主として自己資金で賄っており当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は78億41百万円となっております。また、持続的な成長のための戦略的な大型の投資などが見込まれる場合には、自己資金のほか、金利条件や市場環境に加え、金融機関との取引状況等を総合的に判断し資金調達を検討してまいります。 ③ 経営成績に重要な影響を与える要因 経営成績に重要な影響を与える要因につきましては、「3 事業等のリスク」に記載しております。 ④ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成には、経営者による会計方針の選択・適用、資産・負債及び収益・費用の報告金額及び開示に影響を与える見積りを必要としております。経営者は、これらの見積りについて過去の実績等を勘案し合理的に判断しておりますが、実際の結果は、見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。 なお、連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。 また、対象となった工事案件ごとに最新の施工状況を把握し最善の見積りに努めておりますが、新型コロナウイルス感染症や同様の感染症が国内に拡大することにより工事の中断や延期等の発生、または何らかの事由により工事収益総額や工事原価総額等を見積るうえで誤謬があった場合には、当社グループの業績や財政状態に悪影響を与える可能性があります。

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開示資料

出典

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