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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

大盛工業

OHMORI CO.,LTD.1844 · Standard · 建設業

建設と不動産、太陽光、通信を束ねる複合企業。土木・建築の施工を軸に、付随する多角的事業を展開。

概要

大盛工業は、1967年6月に東京都北区で創業した建設業者である。東京都発注の上・下水道工事を主力とし、自社開発の路面覆工法「OLY工法」のリースや不動産賃貸・販売、通信回線保守にも事業を広げている。2025年7月期の連結売上高は64億円、営業利益率12.2%を記録。従業員数は135名で、東京証券取引所市場第二部に上場する。

上・下水道工事に特化した建設事業

建設事業は大盛工業の売上の約75%を占める中核事業である。東京都知事の建設業許可(特51-第7293号)を1977年に取得し、以降5年ごとに更新している。同社は下水道局の格付でAランクを取得しており、機械推進工事を中心に収益性の高い案件を追う。2025年7月期の建設事業売上高は48億円、セグメント利益5億円と好調だが、受注競争の激化や建設コスト上昇が課題とされる。

不動産・OLY・通信の三つの非建設事業

不動産事業では、保有物件の販売・賃貸に加え、クローゼットレンタル事業を展開する。2025年7月期の売上高は6億円、セグメント利益1.2億円。OLY事業は自社特許の路面覆工法「OLY工法」の機材リースと鉄骨加工が主体で、売上高5.9億円。通信関連事業は子会社の東京テレコムエンジニアリングが通信回線の保守・管理を担い、売上高4.5億円。いずれも建設事業に比べ規模は小さいが、収益の多様化に寄与している。

子会社3社を含むグループ体制

大盛工業グループは、親会社の大盛工業と、井口建設、港シビル、東京テレコムエンジニアリングの3社で構成される。井口建設と港シビルは建設事業を補完し、東京テレコムエンジニアリングは通信関連事業を担う。過去にはエコム・ジャパン(通信用鉄塔設計施工)やジャパンメディアネットワーク(IP携帯開発)を子会社化したが、いずれも解散・撤退しており、現在のグループ構成は安定志向がうかがえる。

売上高営業利益率7%以上を目標に掲げる経営

同社は経営指標として「売上高営業利益率7%以上」の継続を掲げる。2025年7月期の営業利益率は12.2%と目標を上回った。中期経営計画では売上高・利益率の向上、成長投資の拡充、株主還元の強化を3本柱とする。建設事業ではM&Aによる規模拡大も視野に入れ、関東圏で優秀な技術者を持つ会社のグループ化を進める方針である。東京一極集中のリスク分散として、東北支店の再設置など地域展開も模索している。

業界の中での役割は建設工事の受注施工や不動産売買、通信回線保守などを手がける複合事業者。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
64億円
営業利益
8億円
営業利益率
12.5%
純利益
5億円
2025/7 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より

事業別の売上と利益

2025/7
事業売上構成比利益利益率
建設事業48億円75.0%5億円10.4%
不動産事業6億円9.4%1億円16.7%
OLY事業6億円9.4%1億円16.7%
通信関連事業4億円6.3%1億円25.0%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01建設主力

当社および子会社が、公共・民間の建設工事の受注と施工を手がけています。

主な製品・サービス1
建設工事(土木・建築)
道路、橋梁、上下水道などの土木工事や、建築物の新築・改修工事を請け負う。

02不動産準主力

当社が不動産の売買・賃貸、太陽光発電設備の販売、クローゼットレンタル業務を行っています。

主な製品・サービス2
不動産売買・賃貸
土地・建物の売買や賃貸、仲介などを通じて不動産関連サービスを提供。
太陽光発電設備
太陽光パネルなど発電設備の販売を行い、再生可能エネルギーの導入を支援。

03情報通信準主力

子会社が通信回線の保守・管理業務を行っており、通信インフラの維持を支えています。

主な製品・サービス1
通信回線保守・管理
通信ケーブルや回線設備の点検・保守・管理を提供。

04OLY事業副次

当社がOLY(仮設機材)のリースおよび鉄骨加工業を行っています。建設現場で使用する機材や鉄骨製品を提供。

主な製品・サービス2
OLYリース
建設現場で使用する足場や仮設機材をリースする。
鉄骨加工製品
建物の骨組みとなる鉄骨部材を加工・製造する。

製品と技術

機械推進工法による上・下水道管渠の非開削施工

大盛工業の建設事業の技術的な核は、機械推進工法である。これは道路を掘り返さずに地中に管渠を敷設する工法で、交通規制を最小限に抑えられる。同社は東京都下水道局のAランク格付を1983年に取得して以来、この分野で実績を積んできた。2025年7月期の建設事業売上高48億円の大半は、上・下水道工事によるものである。収益性の高い機械推進工事に注力する方針を掲げ、工事コスト削減と施工日数短縮による利益率向上を追求している。

自社特許OLY工法による路面覆工と機材リース

OLY工法は、2000年10月に特許登録(第3120150号)された路面覆工方法である。道路上の掘削工事で作業員や通行人を保護するための覆工板を、独自の構造で効率的に設置・撤去できる。大盛工業はこの工法の機材リース事業を展開し、2025年7月期のOLY事業売上高は5.9億円。使用後は鉄骨加工業としても機能する。名古屋営業所を軸に関東以南エリアへの販売強化を進めている。

ピカルス工法による既設管更生技術

ピカルス工法は、2010年1月に特許登録(第4439587号)されたパイプ・イン・パイプ工法である。老朽化した下水道管の内側に新たな管を挿入し、非開削で更生する。道路を掘り返さないため、交通障害や騒音を抑えられる。東京都内のインフラ老朽化対策工事で採用が見込まれる。同社はこの工法を「収益性の低い既存設備を更生する工事」と位置づけつつも、手持ち工事に占める比率によって全体の利益率が左右されるため、施工効率の向上に努めている。

通信回線保守と不動産賃貸・販売

通信関連事業は子会社の東京テレコムエンジニアリングが担い、電気通信所内設備の保守・管理業務を行う。2025年7月期の売上高は4.5億円、セグメント利益は0.75億円。作業技術員の増員と新規作業分野の開拓を課題とする。不動産事業では、保有するアパート・マンションの賃貸収入に加え、太陽光発電設備による売電収入を得ている。ただし新規の太陽光発電設備の取得は行わず、既存設備の売電を継続する方針である。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

建設業のなかでの位置

土木工事特化、安定収益と配当

大盛工業は道路・河川等の土木工事を主力とし、売上高は60億円前後で安定。営業利益率は10%→12.5%と改善傾向。同業のショーボンドHDやミライト・ワンと比べ規模は小さいが、公共工事を中心に安定した収益基盤を持つ。財務体質が堅実で、株主還元にも積極的な可能性がある。

強み

  • 営業利益率10%超と業界平均以上を達成し、2025/7期は12.5%に向上。
  • インフラ維持更新需要を背景に、公共工事の安定的な受注が見込める。
  • 自己資本比率が高く、借入依存度が低い安定した財務基盤。
  • 配当性向や自社株買い等、株主還元施策に積極的な姿勢を示している。

課題

  • 2024/7期は減収、2025/7期も微増にとどまり成長性に課題。
  • 公共工事に依存しており、政府予算削減が業績に直結する。
  • 同業他社との価格競争が激しく、受注単価の低下懸念。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

建設業の時価総額近傍。太字が大盛工業

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
11905テノックス105億円10.1倍
21401エムビーエス105億円16.8倍
31447SAAFホールディングス103億円22.3倍
41418インターライフホールディングス99億円10.9倍
5407AUNICONホールディングス94億円
61844大盛工業90億円17.2倍
71997暁飯島工業85億円7.8倍
81420サンヨーホームズ85億円5.2倍
91718美樹工業83億円5.0倍
101992神田通信機78億円18.3倍
111768ソネック78億円5.5倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 43件

土木請負業として創業した1967年

1967年6月、土木建設業の請負業務を目的として東京都北区岩淵町に株式会社大盛工業が設立された。資本金は明らかでないが、小規模な土木請負業者として出発した。創業から4年後の1971年7月には赤羽南へ本社を移転し、さらに1973年11月には赤羽三丁目へ移転。1975年には埼玉県鳩ケ谷市に埼玉支店を設置し、首都圏での営業基盤を拡大し始めた。

都内支店網の拡充と建設業許可の取得(1977~1987年)

1977年1月、東京都知事の建設業許可(特51-第7293号)を取得し、以後3年ごとに更新する体制を確立。1980年には葛飾支店、1981年には足立支店を開設し、同年4月には本社を葛飾区南水元へ移転して葛飾支店を統合、旧本社は赤羽支店とした。1983年には東京都下水道局の格付で下水道工事・一般土木工事の両部門でAランクを獲得。1987年には足立・赤羽両支店を本社に統合し、効率化を図った。

建設大臣許可と埼玉・神戸への進出(1986~1997年)

1986年5月、建設省の建設大臣許可(特61-第11694号)を取得し、全国展開への足がかりを得た。1991年には埼玉営業所を支店に昇格、三郷市へ移転。1995年には兵庫県神戸市中央区に神戸支店を設置した。1993年4月には日本証券業協会に店頭登録し、1996年4月に東京証券取引所市場第二部へ上場。同年6月には宅地建物取引業の免許を取得し、不動産事業に参入。1997年には宮城県古川市に東北支店を設置し、東日本全域をカバーする体制を整えた。

子会社設立と多角化の試行(1999~2004年)

1999年6月、東京都中央区に子会社エコム・ジャパン(通信用鉄塔の設計・施工)を設立。同年7月には茨城工場が道路用コンクリート製品のJIS認証を取得。2000年には覆工作業用山留板の実用新案登録(第3071772号)を取得し、OLY工法の特許(第3120150号)も成立した。2002年11月には株式会社ジャパンメディアネットワーク(IP携帯開発)に資本参加し子会社化した。しかし2003年9月には同事業から撤退、2004年2月にはエコム・ジャパンを解散。多角化の試みは短期間で終わった。

不採算事業の整理とISO9001取得(2002~2008年)

2002年3月、東北支店を廃止。同年7月には三郷工場(建設残土リサイクルセンター)と茨城工場(コンクリート二次製品)を閉鎖し、総合リサイクル事業から撤退した。同時期に千葉営業所も廃止。2002年3月にはISO9001認証を取得し、品質管理体制を強化。2008年5月には茨城工場が鉄骨溶接で国土交通省認定の「Rグレード」を取得し、鉄骨加工の信用力を高めた。これらの整理により、同社は建設・不動産・OLYの三本柱へ経営資源を集中させる方向に舵を切った。

ピカルス工法の特許取得と東北支店の再設置(2010~2016年)

2010年1月、パイプ・イン・パイプ工法「ピカルス工法」の特許(第4439587号)を取得。この工法は老朽化した下水道管を非開削で更生する技術で、OLY工法と並ぶ同社の独自技術となった。2012年3月には宮城県大崎市に東北支店を再設置し、東日本大震災後の復興需要を取り込んだ。しかし2016年5月には再び東北支店を廃止。支店の設置・廃止を繰り返す背景には、地域の需要変動への柔軟な対応があると見られる。

M&Aによる子会社化と営業利益率7%超の達成

近年の沿革には明記されていないが、有価証券報告書によれば、井口建設株式会社、港シビル株式会社、株式会社東京テレコムエンジニアリングの3社を子会社化している。これらのM&Aにより建設事業の受注能力と通信関連事業を補完した。2025年7月期の営業利益率は12.2%と目標を大きく超え、売上高64億円、営業利益8億円を計上。東京都のインフラ老朽化対策や防災需要を追い風に、過去最高の収益を達成した。

年表43件を開く

1960年代

  • 1967年6月創業土木建設業の請負業務を目的として東京都北区岩淵町二丁目1番17号に株式会社大盛工業を設立

1970年代

  • 1971年7月東京都北区赤羽南一丁目9番12号に本社を移転
  • 1973年11月東京都北区赤羽三丁目3番3号に本社を移転
  • 1975年10月埼玉県鳩ケ谷市に埼玉支店を設置
  • 1977年1月東京都知事の建設業許可登録特51-第7293号を受ける(以後3年ごとに更新)

1980年代

  • 1980年6月東京都葛飾区に葛飾支店を設置
  • 1981年3月東京都足立区に足立支店を設置
  • 1981年4月M&A東京都葛飾区南水元一丁目10番8号に本社を移転し、葛飾支店を統合、同時に赤羽本社を赤羽支店とする
  • 1983年8月東京都下水道局格付において下水道工事、一般土木工事部門でAランクになる
  • 1986年5月建設省の建設大臣許可登録特61-第11694号を受ける(以後3年ごとに更新、1995年以後は5年ごとに更新)
  • 1987年1月埼玉支店を営業所とし、埼玉県浦和市に移転
  • 1987年12月M&A足立、赤羽支店を本社に統合

1990年代

  • 1991年5月埼玉営業所を支店に昇格し、埼玉県三郷市に移転
  • 1993年4月日本証券業協会に店頭登録
  • 1994年4月東京都葛飾区水元三丁目15番8号に本社を移転
  • 1995年3月兵庫県神戸市中央区に神戸支店を設置
  • 1996年4月上場東京証券取引所市場第二部に上場
  • 1996年5月埼玉県三郷市に三郷工場(建設残土リサイクルセンター)を新設
  • 1996年6月宅地建物取引業法により宅地建物取引業者として東京都知事(1)第74120号の免許を取得(以後5年ごとに更新)
  • 1996年6月千葉県館山市に千葉南営業所を設置
  • 1997年5月宮城県古川市に東北支店を設置
  • 1997年11月茨城県東茨城郡小川町に茨城工場(鉄骨・鉄筋・木材加工及びコンクリート二次製品の製造)を新設
  • 1997年11月宅地建物取引業法により宅地建物取引業者として建設大臣(1)第5692号の免許を取得(以後5年ごとに更新)
  • 1999年6月東京都中央区に子会社、株式会社 エコム・ジャパン(通信用鉄塔の設計・施工)を設立
  • 1999年7月茨城工場が道路用コンクリート製品に関して、日本工業規格(JIS A 5307,5345)を取得
  • 1999年8月神戸支店を廃止し、大阪府大阪市中央区に関西支店を設置

2000年代

  • 2000年6月覆工作業用山留板に関して、実用新案登録(第3071772号)を取得
  • 2000年7月千葉南営業所を廃止し、千葉県千葉市中央区に千葉営業所を設置
  • 2000年10月路面覆工方法(OLY)に関して、特許工法として特許登録(第3120150号)を取得
  • 2001年7月子会社、株式会社 エコム・ジャパンの所在地を東京都中央区から埼玉県三郷市に移転
  • 2001年7月東北支店を宮城県古川市から宮城県栗原郡志波姫町に移転
  • 2001年10月関西支店を廃止
  • 2002年3月東北支店を廃止
  • 2002年3月ISO9001取得認証
  • 2002年7月三郷工場(建設残土リサイクルセンター)及び茨城工場((第二工場)コンクリート二次製品の製造)を閉鎖
  • 2002年8月千葉営業所を廃止
  • 2002年11月東京都港区の株式会社ジャパンメディアネットワーク(IP携帯開発事業、遠距離監視システムの販売)に資本参加し、子会社とする
  • 2003年9月子会社、株式会社ジャパンメディアネットワークからの事業撤退
  • 2004年2月子会社、株式会社 エコム・ジャパンの解散
  • 2008年5月茨城工場が鉄骨溶接に関し、国土交通省認定の「Rグレード」を取得(国住指 第183-1号・第183-2号 認定番号TFB R-080057)

2010年代

  • 2010年1月ピカルス工法(パイプ・イン・パイプ工法)に関して特許工法として特許登録(第4439587号)を取得
  • 2012年3月宮城県大崎市に東北支店を設置
  • 2016年5月東北支店を廃止

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で135人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は682万円で、9期前と比べて+3.3%平均年齢は36.7歳、平均勤続年数は9.1年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2016年7月62
2017年7月85
2018年7月90
2019年7月66140.411.096
2020年7月71040.310.5101
2021年7月69539.69.3114
2022年7月71739.89.9131
2023年7月68539.69.4140
2024年7月70937.58.6136441
2025年7月68236.79.1135593

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

拠点とグループ

設備と関係会社

主要な設備 (帳簿価額 上位8)
茨城工場 — 茨城県小美玉市345百万円
OLY事業
葛飾支店 — 東京都葛飾区236百万円
建設事業 不動産事業 OLY事業
社員寮 — 東京都葛飾区106百万円
全社
名古屋OLY営業所 — 愛知県海部郡97百万円
OLY事業
本店 — 山梨県上野原市15百万円
建設事業
本店 — 東京都新宿区2百万円
通信関連 事業
東京本社 — 東京都千代田区0百万円
全社
本店 — 東京都港区0百万円
建設事業
ほか5件の開示あり

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2025年7月期の売上高は64億円営業利益8億円前期と比べると増収増益で、売上が+6.7%、利益が+33.3%。

売上高
+6.7%
64億円
営業利益
+33.3%
8億円
純利益
+25.0%
5億円
営業利益率
12.5%
前期比 +2.5%pt

四半期の推移

10期分

直近は2026年2Qで、売上は36億円、営業利益は5億円。前年の2025年2Qと比べると、売上は+12.5%、営業利益は+0.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年2Q15213.31
2023年3Q1616.31
2023年4Q170
2024年1Q13215.41
2024年2Q15213.32
2024年3Q1616.31
2024年4Q1616.30
2025年2Q32515.63
2025年4Q3239.42
2026年2Q36513.93

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2012年7月期からの14期で、売上は26億円から64億円へ2.5倍に増えた。直近期の営業利益率は12.5%。純利益は2期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2012年7月26−1−1
2013年7月2711
2014年7月2611
2015年7月2711
2016年7月3611
2017年7月3900
2018年7月4133
2019年7月6052
2020年7月5253
2021年7月5032
2022年7月5233
2023年7月6143
2024年7月606610.04
2025年7月648812.55

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2025年7月期

売上高64億円のうち、営業利益として残るのは8億円12.5%。営業外の損益と税金を反映した純利益は5億円、売上の7.8%にあたる。営業利益率は業種中央値7.3%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金78.1%50億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金9.4%6億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益12.5%8億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
21.9%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+5.2pt
12.5%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+2.4pt
7.8%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比1.8pt
9.1%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
4.2%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
5.9%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2025年7月期は営業CFが−9億円、投資CFが−2億円で、差し引きのフリーCFは−11億円この組み合わせは先行投資型にあたる。本業がまだ現金を生まない中、調達した資金で投資を続けている。スタートアップ・再建初期の型期末の手元現金は24億円で、売上の4.5ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2012年7月−302−37
2013年7月−1−12−27
2014年7月7−25516
2015年7月−219−123
2016年7月−2−97−1120
2017年7月214326
2018年7月−7−2−2−916
2019年7月−8012−819
2020年7月203224
2021年7月3−2−2123
2022年7月50−2526
2023年7月−20215−1823
2024年7月15−1−31434
2025年7月−9−21−1124

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2025年7月期の総資産は120億円。このうち返さなくてよい自己資本が59億円で、自己資本比率は48.8%(業種中央値55.5%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2012年7月26151158.3
2013年7月30181262.2
2014年7月38251365.5
2015年7月47321567.3
2016年7月60362458.7
2017年7月68353351.5
2018年7月67382956.2
2019年7月82394346.5
2020年7月91415044.7
2021年7月89434647.8
2022年7月95455046.2
2023年7月114516344.4
2024年7月119566346.4
2025年7月120596148.8

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年7月期の内訳
現金及び預金
25億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
18億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
61億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
68
/ 100
安定性自己資本比率33 / 40
収益力営業利益率25 / 30
現金創出営業CFの黒字継続10 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

建設業 140社との比較

同じ建設業の企業と並べると、いちばん上に来るのは営業利益率140社中15位あたり、逆に低いのは配当利回り140社中114位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
9.1%/中央値 10.9%
P25 7.9%P75 14.3%
営業利益率上位売上のうち本業の利益として残る割合
12.5%/中央値 7.3%
P25 5.1%P75 9.4%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
48.8%/中央値 55.5%
P25 43.8%P75 66.2%
売上成長率前期からの売上の伸び
6.7%/中央値 4.8%
P25 -1.9%P75 12.7%
配当利回り下位株価に対して1年で受け取る配当の割合
2.4%/中央値 3.5%
P25 2.7%P75 4.3%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥480で、1年前と比べて-51.4%過去52週の値幅のなかでは8%の位置にある。

¥480-1.0%1ヶ月+1.9%1年-51.4%時価総額90億円
過去52週の値幅
安値¥399高値¥1,450

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)17.2倍
PBR1.46倍
配当利回り2.40%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は7月上旬に511円まで上昇しましたが、その後は下落基調に転じ、8月10日には475円と25日移動平均線(485.15円)を下回って推移しています。RSIは35.56と売られすぎ圏に近く、短期的な反発余地がありますが、75日線(495.09円)や200日線(545.59円)を大きく下回る弱気相場です。52週高値1450円からは-67.2%と大幅な下落で、年初来でも-24.75%となっています。出来高は7月以降、4〜10万株と不安定で、方向感に欠ける展開です。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準をほぼ妥当と判定しています(スコア 60/100)

PER17.07倍は業界平均14.03倍をやや上回るが、PBR1.44倍は業界平均1.51倍を下回る。ROE9.1%と収益性は良好で、配当利回り2.42%は業界平均3.48%を下回る。配当性向44.2%と安定しており、総合的にほぼ妥当な評価。業績は増収増益で堅調だが、成長性は限定的。

指標この会社業種平均
PER (実績)17.2倍14.4倍
PBR1.46倍1.55倍
ROE9.1%11.8%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

老朽化する社会インフラの補修需要が高まる中、強気派は、今後も公共投資の増加が見込めるとして業績拡大を期待。実際、売上高は増加傾向で、営業利益率も改善している。一方、弱気派は、建設業界の人手不足や競争激化による受注環境の悪化を懸念。また、公共工事依存による予算削減リスクや、受注単価の低下が収益を圧迫する可能性を指摘。政策動向と人件費の影響に注目が集まる。

プラスに働く材料7
  • インフラ老朽化需要

    国内のインフラ老朽化が進行し、補修・補強工事の需要は長期的に堅調。

  • 業績の改善

    売上高は2022年52億円から2025年64億円へ増加、営業利益率も10%超。

  • 安定的な収益構造

    公共工事中心の受注で、景気の影響を受けにくい。

  • 2025年7月期営業利益8億円、前期比33%増通年影響

    営業利益は6億円→8億円、売上高も60→64億円と増加

  • 営業利益率10%→12.5%へ改善通年影響

    売上高64億円、営業利益8億円で利益率12.5%まで向上

  • 配当利回り2.42%が下支え通年影響

    配当利回り2.42%は株価475円での利回り、安定配当が投資家を引きつける

  • PER17.07倍、ROE9.1%との対比で割安継続影響

    PER17.07倍に対しROE9.1%はPBR1.44倍、成長性を考慮すれば割高ではない

マイナスに働く材料7
  • 人手不足の深刻化

    建設業界全体で職人不足が続き、労務費の上昇が利益を圧迫。

  • 競争の激化

    参入障壁が低く、同業他社との価格競争で受注単価が下がる恐れ。

  • 公共投資の変動

    政府の予算配分次第で受注が減るリスクがあり、業績が左右される。

  • 2024年7月期は減収、売上高60億円に縮小通年影響

    売上高は61→60億円と前期比0.7%減、建設需要の変動リスク

  • 予想PERが非開示で先行き不透明継続影響

    来期予想PERが空値で、業績ガイダンスの欠如が投資判断を難しく

  • 営業利益8億円と規模が小さく変動しやすい継続影響

    売上高64億円に対し営業利益8億円、単価変動で利益が大きく変化

  • 株価は1年で24.75%下落、需給が弱い継続影響

    下落率24.75%は業績改善と逆行し、需給の弱さが窺える

次の決算で確かめる点
受注高
将来の売上高を予測する先行指標であり、受注環境の変化を把握。
営業利益率
値引き競争や労務費の変動が収益性に与える影響を監視。
公共工事比率
公共依存度が高く、予算削減リスクを評価するため。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり11.5で、前期から+15.0%いまの株価に対する利回りは2.40%。増配か配当維持が3年続いている。

年間配当
¥11.5
1株あたり
配当利回り
2.40%
いまの株価に対して
配当性向
44.2%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
3年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2016年7月555.4
2017年7月2−60.030.6
2018年7月5150.035.3
2019年7月50.048.1
2020年7月740.040.1
2021年7月5−28.653.8
2022年7月50.027.0
2023年7月860.052.3
2024年7月1025.057.0
2025年7月1215.044.2

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥11.5

株主

有価証券報告書より

2025年7月期末の株主数は延べ21,173人。区分でいちばん多いのは個人・その他79.4%。グループ会社や銀行などの安定株主が7.7%を占め、残る92.3%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2020年7月%2021年7月%2022年7月%2023年7月%2024年7月%2025年7月%
個人・その他73.280.882.280.085.579.4
外国法人11.38.47.48.36.89.3
事業法人11.87.78.88.85.46.7
証券会社3.22.81.32.01.53.6
金融機関0.40.20.20.00.51.0
自己株式0.10.10.10.10.10.1
外国人個人0.10.10.10.80.40.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01WINBASE TECHNOLOGIES LIMITED (常任代理人 垣鍔公良)5.58
02高野 廣克3.35
03株式会社プラス2.82
04石原 勝2.25
05BNY GCM CLIENT ACCOUNT JPRD AC ISG(FE-AC)(常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行)1.60
06有限会社広栄企画1.22
07モルガン・スタンレーMUFG証券株式会社1.13
08大盛工業役員持株会 理事長 福井 龍一1.06
09株式会社日本カストディ銀行(信託口)0.96
10東京短資株式会社0.93

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+309%、1株純資産は14期で+89%。直近期のROEは9.1%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2012年7月−13167
2013年7月61813.636.1
2014年7月62033.065.5
2015年7月92294.043.857.6
2016年7月92394.020.955.4
2017年7月22361.076.930.6
2018年7月182527.215.035.3
2019年7月112584.221.348.1
2020年7月232758.59.440.1
2021年7月162855.812.353.8
2022年7月172945.911.127.0
2023年7月192896.210.252.3
2024年7月232977.810.257.0
2025年7月283159.117.944.2

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

10名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は10名。2025/7期の役員報酬は総額120百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。

氏名役職年齢
栗城幹雄代表取締役社長59
山口伸廣取締役会長78
福井龍一取締役相談役71
織田隆取締役 土木本部長69
及川光広取締役 経営管理本部長64
尾﨑忠弘取締役 事業開発本部長54
池田裕彦取締役(監査等委員)45
三浦暢之取締役(監査等委員)72
熊谷恵佑取締役(監査等委員)46
鳥海美穂取締役(監査等委員)62

役員報酬の内訳2025/7

役員の区分人数固定報酬百万円賞与百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)6951210718
社外取締役3131134

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/7期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容399字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループは、当社と子会社3社(株式会社東京テレコムエンジニアリング、井口建設株式会社、港シビル株式会社)で構成されております。主な事業内容は、建設事業、不動産事業、OLY事業、通信関連事業であり、更に、各々に付帯する事業を行っております。当社グループの事業に関わる位置付けは次のとおりであります。 (1)建設事業 当社及び子会社(井口建設株式会社、港シビル株式会社)が、建設工事の受注、施工を行っております。 (2)不動産事業 当社が、不動産の売買・賃貸等、太陽光発電設備の販売、クローゼットレンタル業務を行っております。 (3)OLY事業 当社が、OLYの機材リース、鉄骨加工業を行っております。 (4)通信関連事業 子会社(株式会社東京テレコムエンジニアリング)が、通信回線の保守・管理業務を行っております。 当社グループにおける事業の系統図は、次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題3,039字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在におきまして、当社グループが判断したものであります。 (1)会社の経営の基本方針 当社グループは、「建設業を通じて人と社会に大きく貢献していくこと」を基本理念とし、「人と地球に優しい、クリーンな環境を未来へ」を基本テーマに、高収益体質企業を目標に社会とともに発展していくことを目指しております。 (2)目標とする経営指標 当社グループは、建設事業における上・下水道工事のプロフェッショナルとして、社会資本の整備に貢献するとともに、効率的な施工の実施並びに工事コストの低減に努めてまいります。 また、不動産事業における事業規模の拡大を図るとともに、新規事業の確立により収益力を一層強化し、企業価値を高めることを目標に進めてまいります。 なお、具体的な目標値としましては、「売上高営業利益率7%以上」の継続を目標とし、事業を進めてまいります。 (3)中長期的な会社の経営戦略 当社グループの所属する建設業界は、政府の国土強靭化計画に基づく防災・減災対策関連公共投資、東京都におけるインフラとしての整備・耐震化・浸水対策工事等の発注が堅調に推移することが見込まれる一方、受注競争の熾烈化は継続しており、また、建設資材価格の上昇、労務費の高騰等の建設コスト増加の影響により、依然として厳しい経営環境が続くものと思われます。 当社グループは、各影響、状況等に適切に対応し、「中期経営計画」の着実な実行と「サステナビリティ経営に関する基本方針」に基づく持続可能な経営を実践し、当社グループの「経済的価値の向上」及び「社会的価値の向上」を図るとともに、「売上高・利益率の向上」、「成長投資の拡充」、「株主還元の強化」を推進してまいります。 経営戦略の各目標を達成するための各事業の主な方針は、以下のとおりであります。 [建設事業] 建設事業におきましては、完成工事高の拡大及び完成工事総利益向上に向け、収益性の高い機械推進工事の受注に注力するとともに、上・下水道工事以外の新たな分野の土木事業の受注にも積極的に取組んでまいります。 また、東京都発注工事を主体とする経営リスクを分散し、また、収益基盤拡張の施策として、関東圏において優秀な施工技術者、事業基盤を有する建設会社の取得(子会社化)に今後も注力して経営規模の拡大に取組んでまいります。 事業を推進する上で必要となる、施工管理資格及び経験を有した技術者の確保につきましては、定年者の継続雇用並びにリファラル採用、女性・外国籍職員等の雇用に積極的に取組み即戦力となる人財を確保するとともに、新卒者採用につきましても、採用対象学科を土木関連以外の学科に拡張して幅広い募集を行うほか、サステナビリティ経営における人的資本に関する方針及び戦略に基づく社員の育成、人財の定着を着実に実施し、確かな技術の継承を行ってまいります。 [不動産事業] (不動産販売、賃貸事業) 不動産事業売上高、不動産事業総利益の増加を目指し、保有物件の販売を行うとともに、高利回りの賃貸収入が期待できる新たなアパート、マンション物件の取得を継続してまいります。 また、物件を保有中においては、入居率向上のための各種施策を行い、安定した賃貸収入を確保してまいります。 (太陽光発電設備事業) 新たな建設、取得は行わず、保有する太陽光発電設備による売電収入の確保を継続してまいります。 [OLY事業] OLY事業売上高、OLY事業総利益の増加を目指し、東北・関東圏エリアにおける営業強化を継続するとともに、収益基盤の拡張を目指し、名古屋OLY営業所を基軸とした関東以南エリアの販売強化にも注力してまいります。 また、公共工事、民間工事を問わず、その工事においてOLY工法が設計採用されるよう発注者に対するOLY工法のPRを積極的に進めてまいります。 [通信関連事業] 作業技術員の増員、作業技術の向上を進め、新たな受注案件の獲得並びに新たな作業分野における受注に注力してまいります。 (4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 建設事業を取り巻く環境は、防災・減災、国土強靭化に向けた動きも続いておりますことから公共投資は底堅く推移しており、老朽化対策、自然災害の激甚化対策の早急な対策ニーズが高まっている一方で、慢性的な建設従事者不足や建設コストの上昇による収益性の低下が深刻な問題となっております。 また、東京都における上・下水道工事におきましても、設備の老朽化対策問題、近年多発する豪雨問題、震災問題等の対策の実施が急務となっており、今後も各種対策工事の発注は継続して行われると予想されるものの、建設人材不足の深刻な状況並びに受注競争も激化している状況から、今後も厳しい状況が続くものと思われます。 このような環境において、当社グループが行う各事業における当面の課題及び対応につきましては以下の方針に基づき実施していく予定です。 建設事業は、2025年7月期におきましては、完成した工事における収益性の高い設計変更増額により完成工事利益の大幅な上積みが図れましたものの、2026年7月期におきましては、機械式推進工事と比較し、収益性の低い既存設備を更生する工事の手持ち工事の多い状況から、2025年7月期より完成工事高は増加するものの、完成工事総利益につきましては減少することが見込まれます。このことから、更なる工事施工日数の短縮、工事コストの削減に注力するとともに、機械式推進工事を主体とした工事の受注獲得に努め、完成工事総利益の増加を目指してまいります。 また、60年培ってまいりました都市土木における施工経験、施工ノウハウの若手人財への確実な継承を行うとともに、受注工事数増強に向けた人財の雇用・育成、1級土木資格取得強化に注力していくほか、公共工事の安定した受注基盤を持ち、優秀な技術者、施工実績を有する会社のM&A等によるグループ化も進め、完成工事総利益の向上に努めてまいります。 不動産事業における不動産賃貸、販売事業につきましては、保有賃貸物件の入居率向上に向けた営業に注力するほか、保有賃貸物件の販売を行うとともに、利回り、稼働率の良い新たな優良賃貸物件の取得も進めてまいります。 OLY事業におきましては、土木工事の発注者であります官公庁におけるOLY工法の設計採用に向けた営業に注力するとともに、主力の関東・東北圏における受注量増加に向けた営業及び名古屋OLY営業所を基軸とした関東以南エリア圏の営業体制の強化に注力してまいります。 通信関連事業におきましては、光回線作業受注量の低下が見込まれるほか、作業単価交渉の見通しが不透明なため、2025年7月期より通信関連売上高、通信関連総利益の減少が見込まれます。このため、保守・管理業務の新規案件の獲得に引き続き注力するとともに、新たな工種、作業の受注増加に向け、職員の技術力向上教育に注力し、通信関連売上高、通信関連総利益の向上に努めてまいります。 当社グループは、長年培ってまいりました技術の集積により競争力を高めていくと同時に、株式公開企業としての社会的責任を認識し、コンプライアンス体制を重視するとともに、実効性のある内部統制システムの整備・充実を推進してまいります。
事業等のリスク3,506字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している各事業における主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、当該リスクが顕在化する程度や時期、当該リスクが顕在化した場合に当社グループの経営成績等の状況に与える影響につきましては、合理的に予見することが困難であるため記載しておりません。 当社は、これらのリスクの発生の可能性を認識し、発生の低減並びに発生した場合の的確な対応に努めてまいります。 また、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)当社グループに係る市場及び事業に関するリスク ①建設事業における市場及び入札環境の変動によるリスク 当社グループの主力事業である建設事業は、社会資本の整備、維持事業を行っており、公共事業投資の状況に大きく影響を受けることとなります。このため、公共工事予算の大幅な削減等が行われた場合は工事受注量の減少が考えられ、当該事象が生じた場合は当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループは、M&A等による優良建設会社の取得(子会社化)等を積極的に展開しており、当該取得を通じて東京都以外の事業エリアの拡大にも努めております。 ②受注価格競争に係るリスク 公共工事の入札において、低価格入札の横行並びに過当競争による競合他社との受注価格競争が激化した場合は完成工事総利益率の低下が考えられ、当該事象が生じた場合は当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 都心部の地下には、地下鉄、電気・電話等の地下ケーブル、ガス・水道・下水道管等が輻輳して埋設されており、このような地下環境下における工事は難易度が高く、確かな技術力・知識・経験等が必要となります。 当社グループは、半世紀にわたり東京都における上・下水道工事の施工を行ってきた実績があり、長年培ってきた技術力・知識・経験の確かな伝承を行うとともに更なる研鑽を積むことにより、競争に打勝つ総合力の蓄積、向上を図ってまいります。 ③建設資材等の調達におけるリスク 建設事業は、受注から完成に至るまでに長い期間を要することから、施工途中において建設資材価格・労務費等が高騰し、それを請負金額に反映できない場合は完成工事総利益の低下が考えられ、当該事象が生じた場合は当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループは、土木本部内の積算部門において建設資材・労務費等の価格変動状況を監視しており、工事入札時には、当該状況を踏まえて入札価格の算出を行っております。また、施工期間中において急激な変動が生じた場合は、代替工法等の提案等を行い対応してまいります。 ④取引先の信用低下に伴うリスク 建設事業は1件当たりの取引金額が大きく、請負契約先または協力会社の業績悪化等により信用不安に陥った場合は工事代金の回収の遅延や貸倒れ等が発生することが考えられ、当該事象が生じた場合は当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループは、新規の取引先については信用、与信調査等を行い取引可否の判断を行っており、取引の継続先におきましても信用調査会社等と提携して情報の収集を行い、債権の保全に努めております。 ⑤施工における瑕疵の発生によるリスク 品質管理には万全を期しておりますが、瑕疵担保責任並びに製造物責任等の賠償責任が発生した場合は多額の損害賠償を請求されることが考えられ、当該事象が生じた場合は当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループは、一般財団法人日本品質保証機構における品質マネジメントシステム(ISO 9001)の認証を取得し、工法別作業マニュアルに基づく品質管理を徹底しております。 また、工事の完成時には土木本部役員による社内検査を実施し、品質の確認を行っております。 ⑥労働災害等の発生によるリスク 施工中の防災及び事故防止には万全を期しておりますが、予期しない原因などにより工事事故や労働災害が発生した場合は指名停止などにより受注機会が減少することが考えられ、当該事象が生じた場合は当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループは、経営トップを中心とした安全管理体制を構築しており、施工状況の巡回監視結果を経営会議において報告し、状況の把握並びに改善の検討を行っております。 また、協力会社を中心とした災害防止協議会を組織し、協議会役員による巡回の実施、施工方法の改善検討も行っております。 ⑦従業員の確保等に関するリスク 当社グループが行う建設事業は、工事ごとに国家資格を有した管理技術者を選任して配置する必要があるほか、施工管理を担当する人員を必要といたします。 建設業界への就労人口が減少傾向にある状況から、人材の獲得の停滞や離職者の増加等により人員が不足する状況に陥った場合は完成工事高、完成工事総利益の減少が考えられ、当該事象が生じた場合は当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループは、新たな人員の獲得に向けた採用活動を積極的に展開するとともに、社員の定年後の継続雇用の充実を図り、人員の確保に努めております。 また、工事施工管理業務を希望する女性の雇用も積極的に行っております。 ⑧法的規制によるリスク 当社グループの事業は、建設業法、建築基準法、宅地建物取引業法、労働安全衛生法等の法的規制を受けておりますが、これらの法律の改廃、法的規制の新設、適用基準の変更等が行われた場合は当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループは、法令遵守を最重要課題と位置づけ、担当部門による法令改正等の動向のモニタリングを実施するとともに、事前に法改正等に向けた対応方針を策定し、グループ全体への周知を行っております。 また、原則3か月に1回開催される全役職員が出席する全体会議において、代表取締役社長及び担当取締役が法令遵守の重要性を説明し、法令遵守の浸透並びに体制の強化に努めております。 (2)その他、当社グループの経営に係るリスク ①資金調達に係るリスク 金融危機の発生、急激な市場変動等により経済状況が悪化した場合は工事資金等の調達に支障が生じるほか、調達コストが上昇することが考えられ、当該事象が生じた場合は当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループは、複数年にわたるコミットメントライン契約を締結することなどにより、適正な手元流動性の確保並びに調達コスト上昇リスクの低減に努めております。 ②保有資産の時価の下落によるリスク 当社グループは、販売用不動産及び土地等の有形固定資産を保有しており、国内の不動産市況が悪化し、保有する不動産の評価減及び減損処理等を行った場合は当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループは、不動産の取得については経営会議、取締役会において取得の検討を行っております。 また、取得後は、不動産の稼働率向上に努めるとともに、各保有不動産の月次稼働状況をモニタリングし、市場価値を勘案しながら有用な資産のみを保有することでリスクの最小化を図っております。 ③退職給付債務に関するリスク 退職給付債務算定に用いる前提となる年金資産の時価、期待運用利回り等に大きな変動があった場合は当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 年金資産の運用については、ポートフォリオをリスクの低い一般勘定を中心とした安定運用とすることにより、時価の下落によるリスクを低減するよう努めております。 ④大規模自然災害等の発生によるリスク 地震、津波、風水害等の大規模自然災害が発生し、当社グループの従業員や保有資産等の直接的被災が発生した場合並びに当該災害の発生により受注環境の変化、建設資材の価格の高騰、電力の供給不足等が発生した場合は売上高の減少、収支採算の悪化等が考えられ、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 当該リスクが顕在化する可能性の程度、時期等について予測することは困難でありますが、当社グループは、発生した際に最も被害が大きいと予測される地震被害想定に基づく災害対策を策定し、災害時における人的被害の低減並びに早期の事業再開に向けた体制等の整備に努めております。
経営成績の分析 (MD&A)10,419字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要並びに経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)経営成績等の状況の概要 ①経営成績の状況 当連結会計年度におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善が続いており、堅調な企業収益等を背景に緩やかな回復基調で推移しているものの、原材料及びエネルギー価格の高騰による物価上昇や不安定な海外情勢、関税の上昇の懸念などから、依然として先行きの不透明な状況が続いております。 国内建設市場におきましては、防災・減災、国土強靭化のための対策により公共投資は堅調に推移し、東京都における上・下水道設備につきましても社会インフラの老朽化対策は喫緊の課題であり、各種対策工事の発注が継続して行われている一方、建設コストの高騰や建設従事者不足の慢性化、受注競争の激化などにより、厳しい経営環境が続いております。 このような状況の中、当社グループの主力の建設事業におきましては、完成工事総利益増加に向けた施工期間の短縮及び工事コスト削減等に注力するとともに、新規工事の受注に努めてまいりました。また、事業領域、事業規模の拡充に向けた施工管理人員の獲得・育成にも注力してまいりました。 不動産事業におきましては、保有賃貸物件の収益の確保を目指し、入居率向上に向けた営業活動を強化するとともに、保有賃貸物件の販売、新たな優良賃貸物件の取得に注力してまいりました。 OLY事業におきましては、主要基盤である関東・東北圏における新規取引先開拓及び受注増加を目指した営業強化を継続するとともに、名古屋OLY営業所にて関東以南エリアにおける営業強化及び新規営業員の育成にも注力してまいりました。 通信関連事業におきましては、電気通信所内設備において保守運用業務の新規管理案件の獲得、新たな作業工種の受注にも注力し、売上総利益の増加を目指してまいりました。 以上の結果、売上高は64億43百万円(前年同期比7.7%増)、営業利益は7億85百万円(前年同期比26.2%増)、経常利益は7億59百万円(前年同期比27.6%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は5億18百万円(前年同期比25.2%増)となりました。 セグメントごとの経営成績は次のとおりであります。 (建設事業) 建設事業におきましては、受注高59億15百万円(前年同期比8.2%増)、売上高48億14百万円(前年同期比11.0%増)、セグメント利益(営業利益)5億3百万円(前年同期比27.6%増)となりました。 (不動産事業) 不動産事業におきましては、不動産物件の販売並びに賃貸収入、クローゼットレンタル事業により売上高6億円(前年同期比11.2%減)、セグメント利益(営業利益)1億16百万円(前年同期比57.6%増)となりました。 (OLY事業) OLY事業におきましては、OLY機材のリース販売等により売上高5億94百万円(前年同期比4.9%増)、セグメント利益(営業利益)89百万円(前年同期比8.4%減)となりました。 (通信関連事業) 通信関連事業におきましては、電気通信所内の保守・管理業務等により売上高4億49百万円(前年同期比7.4%増)、セグメント利益(営業利益)75百万円(前年同期比35.6%増)となりました。 ②財政状態の状況 当連結会計年度末の資産の残高は、120億37百万円となり、前連結会計年度末に比べ1億5百万円増加いたしました。主な理由は、現金及び預金の減少9億41百万円、受取手形・完成工事未収入金等の減少3億23百万円、未成工事支出金の増加2億59百万円、不動産事業等支出金の増加29百万円、販売用不動産の増加8億67百万円、貯蔵品の増加17百万円、有形固定資産の増加1億10百万円、退職給付金に係る資産の増加19百万円、繰延税金資産の増加22百万円、投資その他の資産のその他の増加39百万円によるものであります。 当連結会計年度末の負債の残高は、60億87百万円となり、前連結会計年度末に比べ2億25百万円減少いたしました。主な理由は、工事未払金の減少29百万円、短期借入金の減少3億95百万円、未払金の増加27百万円、未払法人税等の増加74百万円、未成工事受入金の減少5億64百万円、賞与引当金の減少55百万円、役員賞与引当金の減少17百万円、その他の流動負債の増加27百万円、長期借入金の増加7億5百万円によるものであります。 当連結会計年度末の純資産の残高は、59億49百万円となり、前連結会計年度末に比べ3億31百万円増加いたしました。主な理由は、利益剰余金の増加3億32百万円によるものであります。 ③当期のキャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、24億11百万円と前連結会計年度末に比べ9億42百万円の減少となりました。各キャッシュ・フローの状況等につきましては次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果減少した資金は8億71百万円(前年同期は14億75百万円の増加)となりました。資金の主な増加は、税金等調整前当期純利益7億59百万円、減価償却費60百万円、売上債権の減少3億23百万円であり、資金の主な減少は、棚卸資産の増加11億75百万円、未成工事受入金の減少5億64百万円、未払消費税等の減少77百万円、法人税等の支払額2億7百万円であります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果減少した資金は1億93百万円(前年同期は1億35百万円の減少)となりました。資金の主な増加は、定期預金の払戻による収入95百万円であり、資金の主な減少は、有形固定資産の取得による支出1億70百万円、保険積立金の積立による支出14百万円、定期預金の預入による支出1億5百万円であります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果増加した資金は1億22百万円(前年同期は2億96百万円の減少)となりました。資金の主な増加は、短期借入れによる収入14億円、長期借入れによる収入10億円であり、資金の主な減少は、短期借入金の返済による支出18億円、長期借入金の返済による支出2億90百万円、配当金の支払額1億86百万円であります。 ④生産、受注及び販売の実績 a.受注実績 当連結会計年度の受注実績をセグメントごとに示すと次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2024年8月1日    至 2025年7月31日)   前年同期比(%) 建設事業(千円)   5,915,940   108.2 不動産事業(千円)   600,356   88.8 OLY事業(千円)   579,173   105.6 通信関連事業(千円)   449,345   107.4 b.売上実績 当連結会計年度の売上実績をセグメントごとに示すと次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2024年8月1日    至 2025年7月31日)   前年同期比(%) 建設事業(千円)   4,814,967   111.0 不動産事業(千円)   600,356   88.8 OLY事業(千円)   579,173   105.6 通信関連事業(千円)   449,345   107.4 報告セグメント計(千円)   6,443,842   107.7 (注)1.セグメント間の取引については相殺消去しております。 2.当社グループの事業では生産実績を定義することが困難であるため「生産の実績」は記載しておりません。 3.主な相手先別の売上実績及びその割合は、次のとおりであります。 前連結会計年度 東京都下水道局 33.5% 2,006,597千円 東京都水道局 16.5% 989,556千円 当連結会計年度 東京都下水道局 41.2% 2,661,413千円 東京都水道局 13.9% 895,374千円 当社グループの建設事業における状況につきましては、提出会社が業績の大半を占めるため個別表記しております。 なお、提出会社個別の事業の状況は次のとおりであります。 建設事業における受注工事高及び施工高の状況 (受注工事高、完成工事高、繰越工事高及び施工高) 前事業年度(自2023年8月1日 至2024年7月31日) 種類別   前期繰越高 (千円)   当期受注高 (千円)   計(千円)   当期完成工事高 (千円)   次期繰越高   当期施工高 (千円) 手持高 (千円)   うち施工高(千円) % 土木工事   3,947,491   4,348,722   8,296,214   2,996,153   5,300,060   0.5   27,980   2,931,727 計   3,947,491   4,348,722   8,296,214   2,996,153   5,300,060   0.5   27,980   2,931,727 当事業年度(自2024年8月1日 至2025年7月31日) 種類別   前期繰越高 (千円)   当期受注高 (千円)   計(千円)   当期完成工事高 (千円)   次期繰越高   当期施工高 (千円) 手持高 (千円)   うち施工高(千円) % 土木工事   5,300,060   4,422,430   9,722,490   3,557,207   6,165,283   5.1   313,780   3,843,007 計   5,300,060   4,422,430   9,722,490   3,557,207   6,165,283   5.1   313,780   3,843,007 (注)1.前期以前に受注したもので、契約の更新により請負金額に変更があるものについては、当期受注高にその増減額を含んでおります。したがって、当期完成工事高にもかかる増減額が含まれております。 2.次期繰越高の施工高は、支出金により手持高の施工高を推定したものであります。 3.当期施工高は、(当期完成工事高+次期繰越施工高-前期繰越施工高)に一致いたします。 (受注高及び売上高について) 当社は建設市場の状況を反映して工事の受注工事高及び完成工事高が平均化しておらず、最近3年間についてみても次のように変動しております。 期別   受注工事高   完成工事高 1年通期(A) (千円)   下半期(B) (千円)   (B)/(A) (%)   1年通期(C) (千円)   下半期(D) (千円)   (D)/(C) (%) 第57期   2,660,108   469,176   17.6   2,736,230   1,505,251   55.0 第58期   4,348,722   2,326,530   53.5   2,996,153   1,556,700   52.0 第59期   4,422,430   3,988,960   90.2   3,557,207   1,944,452   54.7 (完成工事高) 期別   区分   官公庁(千円)   民間(千円)   計(千円) 前事業年度 (自 2023年8月1日 至 2024年7月31日)   土木工事   2,996,153   -   2,996,153 計   2,996,153   -   2,996,153 当事業年度 (自 2024年8月1日 至 2025年7月31日)   土木工事   3,556,787   420   3,557,207 計   3,556,787   420   3,557,207 (注)1.完成工事の内、主なものは次のとおりであります。 前事業年度 東京都下水道局    台東区上野四、七丁目付近再構築工事 東京都下水道局    江東区大島七丁目付近再構築その2工事 東京都水道局    墨田区立川四丁目地先から同区菊川三丁目地先間配水本管(700㎜・400㎜)布設替及び既設さや管内配管工事 当事業年度 東京都水道局    墨田区太平一丁目地先配水本管(600mm・500mm)布設替及び既設さや管内配管工事 東京都下水道局    荒川区西尾久四丁目、北区昭和町一丁目付近再構築工事 東京都下水道局    北区王子五丁目、神谷一丁目付近再構築工事 2.完成工事高総額に対する割合が100分の10以上の相手先別の完成工事高及びその割合は、次のとおりであります。 前事業年度 東京都下水道局 67.0%  2,006,597千円 東京都水道局 33.0%    989,556千円 当事業年度 東京都下水道局 74.8%  2,661,413千円 東京都水道局 25.2%    895,374千円 (手持工事高)(2025年7月31日現在) 区分   官公庁(千円)   民間(千円)   合計(千円) 土木工事   6,165,283   -   6,165,283 計   6,165,283   -   6,165,283 (注)手持工事の内、主なものは次のとおりであります。 東京都下水道局   渋谷区恵比寿南一丁目、目黒区中目黒一丁目付近再構築工事 東京都水道局   足立区堀之内一丁目地先から同区扇二丁目地先間配水本管(500mm)新設工事 東京都下水道局   墨田区吾妻橋三丁目付近枝線工事 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ①重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づいて作成されております。この連結財務諸表の作成にあたって、経営者による会計方針の選択・適用、資産・負債及び収益・費用の報告金額並びに開示に影響を与える見積りを必要としております。これらの見積りについて、経営者は過去の実績や現状等を勘案し合理的に判断しておりますが、実際の結果は見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りとは異なる場合があります。 当社グループの連結財務諸表で採用する重要な会計方針は、「第5 経理の状況 1.連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載しております。 ②当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 a.経営成績の分析 (売上高、売上総利益の分析) 建設事業における完成工事高につきましては、当事業を構成する当社及び井口建設株式会社、港シビル株式会社、各社の施工は概ね順調に進捗し、前連結会計年度を上回る結果となりました。完成工事総利益につきましても、上・下水道工事において設計変更による収益性の高い工事が完工したこと等により前連結会計年度を上回る結果となりました。 不動産事業売上高につきましては、保有賃貸物件の販売の減少に伴い、前連結会計年度に比べ減収となりましたが、保有賃貸物件の入居率が向上し前連結会計年度に比べ増益となりました。 OLY事業売上高につきましては、名古屋OLY営業所における関東以南エリアにおける売上増、茨城工場における鉄骨加工業の受注増加により、前連結会計年度に比べ増収となりましたが、東北・関東圏における履行工事の発注が減少し、前連結会計年度に比べ減益となりました。 通信関連売上高につきましては、NTT新サービスの開始等に伴う工事量の増加により、前連結会計年度に比べ増収、増益となりました。 以上の結果、当連結会計年度の売上高は、前連結会計年度に比べ4億62百万円(7.7%)増加の64億43百万円となり、売上総利益につきましては、前連結会計年度に比べ1億62百万円(13.6%)増加の13億51百万円となりました。 (販売費及び一般管理費の分析) 販売費及び一般管理費は、前連結会計年度と概ね同水準の支出となり、5億66百万円となりました。 (営業利益の分析) 営業利益につきましては、完成工事総利益、不動産事業総利益、通信関連事業総利益の増加等により、前連結会計年度に比べ1億63百万円(26.2%)増加し、7億85百万円となりました。 (経常利益の分析) 経常利益につきましては、営業利益の増加により、前連結会計年度に比べ1億64百万円(27.6%)増加し、7億59百万円となりました。 (親会社株主に帰属する当期純利益の分析) 親会社株主に帰属する当期純利益につきましては、税金等調整前当期純利益は7億59百万円となり、法人税、住民税及び事業税2億64百万円、法人税等調整額△23百万円計上の結果、前連結会計年度に比べ1億4百万円(25.2%)増加し、5億18百万円となりました。 b.財政状態の分析 (資産) 当連結会計年度末の資産の残高は、120億37百万円となり、前連結会計年度末に比べ1億5百万円増加いたしました。主な理由は、現金及び預金の減少9億41百万円、受取手形・完成工事未収入金等の減少3億23百万円、未成工事支出金の増加2億59百万円、不動産事業等支出金の増加29百万円、販売用不動産の増加8億67百万円、貯蔵品の増加17百万円、有形固定資産の増加1億10百万円、退職給付金に係る資産の増加19百万円、繰延税金資産の増加22百万円、投資その他資産のその他の増加39百万円によるものであります。 (負債) 当連結会計年度末の負債の残高は、60億87百万円となり、前連結会計年度末に比べ2億25百万円減少いたしました。主な理由は、工事未払金の減少29百万円、短期借入金の減少3億95百万円、未払金の増加27百万円、未払法人税等の増加74百万円、未成工事受入金の減少5億64百万円、賞与引当金の減少55百万円、役員賞与引当金の減少17百万円、その他の流動負債の増加27百万円、長期借入金の増加7億5百万円によるものであります。 (純資産) 当連結会計年度末の純資産の残高は、59億49百万円となり、前連結会計年度末に比べ3億31百万円増加いたしました。主な理由は、利益剰余金の増加3億32百万円によるものであります。 c.キャッシュ・フローの状況の分析 キャッシュ・フローの状況につきましては、「第2 事業の状況 4.経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ③当期のキャッシュ・フローの状況」を参照ください。 d.資本の財源及び資金の流動性の分析 当社グループは、将来の事業活動に必要な資金を確保し、適切な流動性を維持することを財務の基本方針としております。資金需要の主なものは、工事原価、販売費及び一般管理費などの運転資金、設備投資資金及び不動産事業における不動産の取得、建設資金であります。 その資金の原資は、自己資金、営業キャッシュ・フロー及び金融機関からの借入等によって行っております。短期的な運転資金の調達に関しましては、短期借入金を基本とし、設備投資資金に関しましては、金融機関の長期の借入により調達を行っております。 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等につきましては、次のとおりであります。 当社グループは、「サステナビリティ経営に関する基本方針」に基づくESG(環境・社会・ガバナンス)へ配慮・注力した「環境・社会・経済」の3つの観点における持続可能な経営を実践し、当社グループの「経済的価値の向上」及び「社会的価値の向上」を図るとともに、「売上高・利益率の向上」、「成長投資の拡充」、「株主還元の強化」を推進しております。 また、2022年に「ACTION PLAN 2022」を策定し、「営業利益率7%」の目標達成に向け、グループ一丸となって取り組んだ結果、当該計画期間である第57期、第58期、第59期は以下の状況となりました。 第57期 (自 2022年8月1日     至 2023年7月31日)   第58期 (自 2023年8月1日      至 2024年7月31日)   第59期 (自 2024年8月1日      至 2025年7月31日) 区分   計画   実績   計画   実績   計画   実績 売上高(千円)   6,501,981   6,054,025   7,259,721   5,981,732   7,637,725   6,443,842 営業利益(千円)   345,690   451,735   389,628   621,857   444,677   785,075 営業利益率(%)   5.32   7.46   5.37   10.40   5.82   12.18 第57期におきましては、建設事業において、当社及び井口建設株式会社各社の施工が順調に進捗しましたこと及び前期収支赤字でありました港シビル株式会社の業績が大幅に改善されたことにより、完成工事高、完成工事総利益ともに前連結会計年度を上回る結果となり、発注金額の大きな工事が少なかったことから売上高は計画より低下したものの、営業利益、営業利益率につきましては大きく上回る結果となりました。 第58期におきましては、建設事業において、当社工事の施工変更による工事の着工遅れ並びに他企業との施工場所の競合等による工事の中断がありましたほか、子会社の港シビル株式会社における新規工事の受注遅れ等により、売上高は計画より低下したものの、当該期に完成した上・下水道工事の大幅な利益の上積み、各事業の収益向上が図れたことにより、営業利益、営業利益率につきましては大きく上回る結果となりました。 第59期におきましては、建設事業において、上・下水道工事における期ズレ等の影響により、売上高は当初計画を下回ったものの、設計変更による収益性の高い工事を完工したこと等により増収・増益となりました。不動産事業につきましても、保有賃貸物件の入居率向上により増益となりました。OLY事業につきましては、OLYの使用が見込まれる公共工事の発注が一時停滞したことにより、減収・減益となりました。通信関連事業につきましては、NTT新サービスの開始等に伴う工事量の増加により、増収・増益となりました。グループ全体につきましては、売上高は計画より低下したものの、営業利益、営業利益率につきましては、大きく上回る結果となりました。 今後の見通しとしましては、当社の主力であります建設事業におきまして、国土強靭化計画に基づく公共投資が継続して行われており、東京都においても、上水道・下水道設備の老朽化、豪雨・地震対策工事の実施が急務であり、今後も対策工事の発注が堅調に行われると予測されます。一方で慢性的な建設従事者不足や建設コストの上昇による収益性の低下などから、今後も厳しい状況が続くと予想されます。 当社グループは、建設業におきましては、推進工事を主体とした工事の受注に努めるとともに、異なる土木分野における受注量増加につきましても積極的に取り組むほか、優良な建設会社のグループ化等により事業基盤の拡大を図ることにより、完成工事総利益の増加を図ってまいります。 不動産事業におきましては、保有賃貸物件収益の確保、向上並びに、保有賃貸物件の販売の推進、強化を図ってまいります。OLY事業におきましては、関東以南エリアでの販売エリア拡張、営業力の強化を図ってまいります。通信関連事業におきましては、契約事業拠点数の増加を目指すとともに、新たな工種、作業の受注にも取り組んでまいります。 当社グループは、当該状況を踏まえた「中期経営計画(ACTION PLAN 2025)」を策定することにより、今後3ヵ年の経営目標を設定し、当該計画に基づき事業を推進し、社会貢献を果たすとともに、企業価値の向上に努めてまいります。 新たに策定した「中期経営計画(ACTION PLAN 2025)」の内容は、次のとおりであります。 第60期 (自 2025年8月1日     至 2026年7月31日)   第61期 (自 2026年8月1日      至 2027年7月31日)   第62期 (自 2027年8月1日      至 2028年7月31日) 区分   計画   計画   計画 売上高(千円)   7,190,583   7,716,982   8,433,451 営業利益(千円)   657,147   723,204   807,180 営業利益率(%)   9.14   9.37   9.57

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開示資料

出典

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