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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

オロ

ORO Co., Ltd.3983 · Prime · 情報・通信業

プロジェクト型ビジネス向けクラウドERP「ZAC」を軸に、デジタルマーケティング支援も手掛けるITソリューション企業。

概要

オロは、クラウドERP「ZAC」を主力とするクラウドソリューション事業と、デジタルマーケティング支援を行うマーケティングソリューション事業の2軸で構成される情報・通信業企業である。2000年に創業、2017年に東証マザーズに上場し、現在はプライム市場に所属。2025年12月期の連結売上収益は83億円、営業利益26億円、従業員数585名。本社は東京都目黒区に置く。

クラウドERP「ZAC」を軸にした事業構造

クラウドソリューション事業は、企業の業務効率化を支援するクラウドERPを提供する。主力製品「ZAC」は、パラメータ設計により個別開発不要で多数の業種に対応し、販売・購買・勤怠・経費などを統合管理する。顧客は広告業・ITサービス・コンサルティング業などプロジェクト型ビジネスが中心。2023年からライセンス販売をSaaS型に一本化し、継続収益の拡大を図る。2025年12月期同事業の売上収益は56.6億円(前期比14.9%増)、セグメント利益25.0億円。また、従業員50名未満向けの「Reforma PSA」やSaaS管理ツール「dxeco」、海外製ツール「Semrush」の代理販売も手掛ける。

マーケティングソリューション事業の収益構造

マーケティングソリューション事業は、企業のデジタルマーケティングをトータル支援する。エリアマーケティング、デジタル広告運用、ウェブ制作・開発(UX/UI設計)、大規模サイト運用、海外進出支援などを提供。顧客は大企業が中心で、直接販売のほか大手広告代理店経由の間接販売も行う。2025年12月期の売上収益は26.4億円(前期比11.0%減)、セグメント利益1.5億円と減収減益。主要クライアントの広告宣伝費削減が影響した。同事業は、テクノロジーとクリエイティビティの融合を標榜し、AIでは代替困難な統合提案力を強みとする。

9社のグループ体制と海外拠点の役割

オログループは当社と8つの連結子会社で構成される。中国に欧楽科技(大連)と大連奥楽広告、東南アジアにベトナム、マレーシア、タイ、台湾の現地法人、国内にオロ宮崎とoRo code MOCの2社がある。海外子会社はZACの開発委託やマーケティング事業の制作業務を分担し、インバウンド支援や現地デジタルマーケティングも担う。2010年に中国進出後、東南アジアへ拡大し、クロスボーダーのマーケティング提案が可能となっている。従業員585名のうち海外拠点の人員も含む。

業界の中での役割は業務システムクラウドベンダー兼デジタルマーケティング支援企業にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
83億円
営業利益
26億円
営業利益率
31.3%
純利益
19億円
2025/12 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より

事業別の売上と利益

2020/12
事業売上構成比利益利益率
クラウド ソリューション事業31億円58.5%14億円45.2%
デジタルトランスフォーメーション事業22億円41.5%4億円18.2%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01プロジェクト型ビジネス・知的労働サービス業(広告、IT/ソフトウェア開発、コンサルティング等)主力

クラウドERP「ZAC」および中小企業向け「Reforma PSA」を提供。パラメータ設計により業種固有の商習慣に対応し、販売・購買・勤怠・経費等の業務効率化と損益管理を支援。直接販売に加え、大手ソフトウェアベンダーや商社経由の間接販売も行う。

主な製品・サービス4
ZAC
統合基幹業務システム(クラウドERP)。パラメータ設計により多数の業種に対応し、個別開発不要で導入可能。販売・購買・勤怠・経費等の業務処理を効率化。
Reforma PSA
従業員50名未満の企業向けに機能を限定したクラウドERP。標準設定のみで導入可能。
dxeco
SaaS管理ツール。SaaSのコスト適正化、セキュリティリスク管理、アカウント棚卸の効率化を実現。
Semrush
海外製デジタルマーケティングツール(代理販売)。デジタルマーケティングのトータル支援を提供。

02大企業(業種不問、店舗型ビジネス・ショッピングモール等)主力

デジタルマーケティング支援を提供。エリアマーケティング、デジタル広告運用、ウェブ制作・開発(UX/UI設計含む)、大規模サイト運用、海外進出支援・インバウンド集客支援等。直接販売に加え、大手広告代理店経由の間接販売も行う。

製品と技術

パラメータ設計で個別開発を不要にしたERP「ZAC」

ZACは、プロジェクト型ビジネス向けの統合基幹業務システム(クラウドERP)である。最大の特徴はパラメータ設計にあり、販売・購買・勤怠・経費などの機能をパラメータとして内蔵し、ユーザー企業が自社の商習慣に合わせて選択・調整することで個別開発不要で導入できる。パラメータはユーザー要望や経営環境の変化に応じて日々追加・拡充され、集合知により継続的に機能強化される。リアルタイムでの案件別損益管理を実現し、プロジェクト管理に不可欠なデータ統合を提供する。2023年からSaaS型に一本化された。

小規模企業向け「Reforma PSA」とSaaS管理「dxeco」

Reforma PSAは、ZACの機能を従業員50名未満の企業向けに限定したクラウドERP。標準パラメータを事前設定し、カスタマイズを認めない代わりに標準講習のみで導入可能で、オンライン販売が主体である。dxecoは企業内のSaaS利用を可視化し、コスト適正化、セキュリティリスク管理、アカウント棚卸を効率化する自社製品。また、Semrush Holdings, Inc.が提供する海外製デジタルマーケティングツール「Semrush」の代理販売も行い、国内・アジア圏に提供している。

デジタルマーケティングトータル支援のサービス群

マーケティングソリューション事業では、エリアマーケティング、デジタル広告運用、ウェブ制作・開発(UX/UI設計を含む)、大規模サイト運用、海外進出支援・インバウンド集客支援など多岐にわたるサービスを提供する。特に商圏ごとの特性に合わせた施策や、ショッピングモール等の大量コンテンツ更新に対応する運用体制を強みとする。直接販売に加え大手広告代理店経由の間接販売も行い、大企業を中心に顧客を持つ。生成AIの普及後も、統合的な提案力を維持している。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

情報・通信業のなかでの位置

クラウド事業で高収益、成長持続

同社はSaaS型クラウドサービスを主力とする独立系IT企業。売上高はFY25/12に83億円と、同業のVRain SolutionやCocoliveと比べ規模では中程度だが、営業利益率は30%超と圧倒的に高い。これはサブスクリプションモデルによる高いリカーリング収益と、効率的な開発体制によるもの。競合のソラコムもクラウド領域だが、IoTプラットフォームと異なる分野で差別化。同社の強みは高い利益率と売上成長(過去2年で約20%増)だが、市場成熟に伴う成長鈍化や競合の追随が課題。

強み

  • 営業利益率30%超と同業他社を大きく上回り、優れたビジネスモデル。
  • サブスクリプション型の課金により、毎月安定した収入が得られる。
  • FY23/12の70億円から83億円へ着実に拡大し、二桁成長を維持。
  • 特定の業務分野に特化したSaaSで、ニッチ市場での競争優位を確立。

課題

  • 主力サービスの市場が成熟しつつあり、成長率の鈍化が懸念される。
  • 高収益分野ゆえに、大手IT企業や新興ベンチャーの参入リスク。
  • 優秀なエンジニアの確保が成長のカギであり、人材流出リスクも。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

IT・SaaSの時価総額近傍。太字がオロ

時価総額で並べると、掲載11社のなかで5番目にあたる。

#企業時価総額PER
19629ピー・シー・エー347億円19.6倍
24763クリーク・アンド・リバー社343億円7.8倍
33741セック328億円21.6倍
44072電算システムホールディングス327億円10.3倍
53983オロ325億円14.8倍
66070キャリアリンク325億円11.8倍
73771システムリサーチ318億円12.1倍
87893プロネクサス310億円13.4倍
93393スターティアホールディングス309億円12.2倍
103915テラスカイ307億円19.5倍
113496アズーム292億円28.2倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(IT・SaaS)に従っています。

会社の歴史

沿革 20件

ウェブ制作事業からクラウドERP開発へ転換した2000年代前半

2000年9月、有限会社オロを株式会社化し、株式会社オロを設立。創業当初はウェブサイト構築・運用保守が主業務であった。2004年8月にウェブサイト構築・運用保守業務を本格化。2005年12月に情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)認証を取得し、品質管理体制を強化。2006年6月、SaaS対応型ERPパッケージ「ZAC Enterprise」を開発・販売開始し、クラウド事業へ本格参入。この転換が後の成長の基盤となる。同年9月、本店を現在の東京都目黒区に移転。2007年7月にはプライバシーマーク付与認定を取得。2008年3月に北海道支社を開設し、事業エリアを拡大した。

中国・東南アジアに生産・開発拠点を設立した2010年代

2010年1月、中国大連に現地法人歐楽科技を設立し、開発業務の一部を受託。続いて2012年12月にマレーシア、2013年1月にベトナム、2014年7月にタイ、2016年1月に台湾と相次いで子会社を設立。2016年5月には中国大連に広告関連の大連奥楽広告を設立。これらの拠点はZACの開発委託やマーケティング事業の制作業務を担い、コスト競争力と現地市場へのアクセスを獲得した。同時に2016年9月、国内にオロ宮崎を設立し、運用・保守業務を分担。グループとしての国際的な生産体制を整えた。

東証マザーズ上場からプライム市場へ移行した上場史

2017年3月、東京証券取引所マザーズに株式を上場。上場後、業績拡大を背景に2018年3月には市場第一部へ市場変更。2022年4月、市場区分の見直しに伴いプライム市場へ移行した。上場からわずか5年で最上位市場に到達したことになる。同期間の売上収益は2017年12月期の37億円から2022年12月期の62億円へと成長。純利益も6億円から16億円に拡大した。上場による資金調達と知名度向上が成長を加速させた。

SaaSモデルへの全面移行とベトナム市場開拓(2023年以降)

2023年1月、主力製品ZACのライセンス販売を買取型からSaaS型契約に一本化。これにより継続的な月額収益が拡大し、顧客生涯価値(LTV)の向上を見込む。2025年12月期の連結売上収益は83億円、営業利益26億円に達した。2026年1月にはベトナムでZACの販売を開始し、日系現地法人を中心に導入実績を積み始めた。同国を足がかりに海外市場への本格展開を目指す。国内では大企業向けの機能強化も進め、ターゲット市場を約44,000社に拡大する方針である。

年表20件を開く

2000年代

  • 2000年9月創業「有限会社オロ」を株式会社に改組し、「株式会社オロ」を設立
  • 2004年8月ウェブサイト構築、運用保守業務を開始
  • 2005年12月情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)認証取得
  • 2006年6月SaaS対応型 ERPパッケージ「ZAC Enterprise」を開発、販売開始
  • 2006年9月本店を東京都目黒区(現本店所在地)に移転
  • 2007年7月プライバシーマーク付与認定取得
  • 2008年3月北海道支社開設

2010年代

  • 2010年1月中国現地法人 欧楽科技(大連)有限公司 設立(現:連結子会社)
  • 2012年12月マレーシア現地法人 oRo Malaysia Sdn. Bhd. 設立(現:連結子会社)
  • 2013年1月ベトナム現地法人 oRo Vietnam Co., Ltd. 設立(現:連結子会社)
  • 2014年7月タイ現地法人 oRo (Thailand) Co., Ltd. 設立(現:連結子会社)
  • 2016年1月台湾現地法人 台灣奧樂股分有限公司 設立(現:連結子会社)
  • 2016年5月中国現地法人 大連奥楽広告有限公司 設立(現:連結子会社)
  • 2016年9月株式会社オロ宮崎 設立(現:連結子会社)
  • 2017年3月上場東京証券取引所マザーズに株式を上場
  • 2018年3月東京証券取引所市場第一部へ市場変更
  • 2018年11月福岡支社開設
  • 2019年4月株式会社oRo code MOC 設立(現:連結子会社)

2020年代

  • 2022年4月東京証券取引所プライム市場へ移行
  • 2026年1月クラウドERP「ZAC」ベトナムで販売開始

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/12期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち3項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上収益非開示
  • 営業利益非開示
  • 親会社所有者帰属持分当期利益率(ROE)非開示

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    SaaS型契約への完全移行によるLTV向上

    主力製品ZACのライセンスを買取型からSaaS型に一本化し、長期継続による収益力強化を図る。31ヶ月超の利用で従来以上の収益が見込める。

  2. 02

    ZACの市場拡大と海外進出

    国内中堅中小企業から大企業、海外(ベトナム)へ市場を拡大。大企業向け機能強化や現地ニーズ対応で2026年以降の販売を準備する。

  3. 03

    生成AIを活用した高付加価値機能の開発

    ZACに蓄積される高品質な経営データを基に、生成AI技術を応用した意思決定・マネジメント支援機能の研究開発を推進する。

  4. 04

    マーケティングソリューション事業の強化

    生成AI時代においても代替困難な統合提案力を強みに、主要クライアントとの関係強化と高付加価値提案で業績回復を図る。

  5. 05

    人材投資と開発体制の強化

    人材を最重要資源と位置づけ、ダイバーシティ推進やキャリア支援に注力。2026年設立の開発本部で開発品質・生産性を高める。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で585人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は664万円で、9期前と比べて+20.0%平均年齢は33.5歳、平均勤続年数は6.1年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2016年12月317
2017年12月337
2018年12月401
2019年12月55332.05.0429
2020年12月55332.45.3425
2021年12月56733.75.6441
2022年12月59533.35.8465
2023年12月60733.75.7507
2024年12月64133.66.3546495
2025年12月66433.56.1585444

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2025年12月期・提出会社(単体)
女性管理職比率11.8%
縦線は目安の30%
男性育休取得率90.9%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)79.3%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社8(国内 4 / 海外 4) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位9)
本社 — 東京都 目黒区633百万円
クラウドソリューション事業 マーケティングソリューション事業
西日本支社 — 大阪市 中央区104百万円
クラウドソリューション事業 マーケティングソリューション事業
データセンター計2箇所98百万円
クラウドソリューション事業
本社 — 宮崎県 宮崎市44百万円
クラウドソリューション事業 マーケティングソリューション事業
本社 — 新潟県 新潟市 中央区39百万円
クラウドソリューション事業 マーケティングソリューション事業
本社 — ベトナム ホーチミン市38百万円
マーケティングソリューション事業
本社 — タイ バンコク市27百万円
マーケティングソリューション事業
本社 — 中華人民共和国遼寧省大連市13百万円
クラウドソリューション事業 マーケティングソリューション事業
北海道支社 — 札幌市 中央区10百万円
マーケティングソリューション事業
ほか1件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    欧楽科技(大連)有限公司(注)6
    中華人民共和国 遼寧省大連市
    議決権100.0%
  • 海外
    oRo Vietnam Co., Ltd.
    ベトナム ホーチミン市
    議決権100.0%
  • 海外
    oRo Malaysia Sdn. Bhd.
    マレーシア セランゴール
    議決権100.0%
  • 海外
    oRo (Thailand) Co., Ltd. (注)3.4
    タイ バンコク
    議決権49.0%
  • 海外
    台灣奧樂股分有限公司
    台湾台北市
    議決権100.0%
  • 国内
    大連奥楽広告有限公司(注)5
    中華人民共和国 遼寧省大連市
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社オロ宮崎(注)6
    宮崎県宮崎市
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社oRo code MOC (注)6
    新潟県新潟市 中央区
    議決権100.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2025年12月期の売上高は83億円営業利益26億円前期と比べると増収減益で、売上が+5.1%、利益が-3.7%。

売上高
+5.1%
83億円
営業利益
-3.7%
26億円
純利益
-9.5%
19億円
営業利益率
31.3%
前期比 -2.9%pt

会社が出している今期の予想2026年12月期

項目会社予想前期実績
売上高96億円83億円
営業利益29億円26億円
純利益21億円19億円
1株あたり配当¥50¥50

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年2Qで、売上は46億円、営業利益は14億円。前年の2025年2Qと比べると、売上は+17.9%、営業利益は+16.7%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年1Q16637.54
2023年2Q17635.35
2023年3Q19736.85
2023年4Q184
2024年1Q19736.85
2024年2Q19631.65
2024年4Q411434.111
2025年2Q391230.88
2025年4Q441431.811
2026年2Q461430.410

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2012年12月期からの14期で、売上は22億円から83億円へ3.8倍に増えた。直近期の営業利益率は31.3%。売上は5期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円税引前利益億円営業利益率%純利益億円
マレーシア現地法人 oRo Malaysia Sdn. Bhd. 設立(現:連結子会社)
2012年12月2232
ベトナム現地法人 oRo Vietnam Co., Ltd. 設立(現:連結子会社)
2013年12月2421
タイ現地法人 oRo (Thailand) Co., Ltd. 設立(現:連結子会社)
2014年12月1921
2015年12月3175
台湾現地法人 台灣奧樂股分有限公司 設立(現:連結子会社)
2016年12月3475
東京証券取引所マザーズに株式を上場 / この期から会計基準が日本基準からIFRSに変わりました。前後の数値は単純に比較できません
2017年12月3786
福岡支社開設
2018年12月45128
株式会社oRo code MOC 設立(現:連結子会社)
2019年12月50149
2020年12月491511
2021年12月552014
2022年12月622416
2023年12月702618
2024年12月79272934.221
2025年12月83262731.319

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2025年12月期

売上高83億円のうち、営業利益として残るのは26億円31.3%。営業外の損益と税金を反映した純利益は19億円、売上の22.9%にあたる。営業利益率は業種中央値8.4%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金33.7%28億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金32.5%27億円
  • その他の費用持分法損益などの調整2.4%2億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益31.3%26億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
66.3%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+22.9pt
31.3%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+16.3pt
22.9%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+5.3pt
18.4%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
13.9%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
50.6%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 12期分

2025年12月期は営業CFが20億円、投資CFが−1億円で、差し引きのフリーCFは19億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は101億円で、売上の14.6ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2014年12月30037
2015年12月60612
2016年12月10113
2017年12月9−422539
2018年12月9−1−1846
2019年12月9−1−1851
2020年12月13−2−31159
2021年12月210−212159
2022年12月16−3−41368
2023年12月25−1−52487
2024年12月25−2−122399
2025年12月20−1−1819101

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2025年12月期の総資産は137億円。このうち返さなくてよい自己資本が104億円で、自己資本比率は75.3%(業種中央値63.4%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2012年12月117460.3
2013年12月128466.9
2014年12月1411373.1
2015年12月2215767.4
2016年12月2619775.5
2017年12月5447787.5
2018年12月66541281.3
2019年12月87543361.9
2020年12月97633465.2
2021年12月93593463.2
2022年12月110733766.4
2023年12月124893571.8
2024年12月1361033375.7
2025年12月1371043475.3

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年12月期の内訳
現金及び預金
101億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
90億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
34億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
100
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率30 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

情報・通信業 605社との比較

同じ情報・通信業の企業と並べると、いちばん上に来るのは営業利益率605社中40位あたり、逆に低いのは売上成長率605社中403位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
18.4%/中央値 13.1%
P25 7.0%P75 20.1%
営業利益率上位売上のうち本業の利益として残る割合
31.3%/中央値 8.4%
P25 3.9%P75 16.1%
自己資本比率上位総資産のうち返済のいらないお金の割合
75.3%/中央値 63.4%
P25 45.3%P75 74.7%
売上成長率前期からの売上の伸び
5.1%/中央値 9.1%
P25 1.9%P75 20.2%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
2.5%/中央値 2.5%
P25 1.5%P75 3.5%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥2,040で、1年前と比べて-22.4%過去52週の値幅のなかでは24%の位置にある。

¥2,040-1.2%1ヶ月-7.0%1年-22.4%時価総額325億円
過去52週の値幅
安値¥1,785高値¥2,840

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)14.8倍
PER (会社予想)14.8倍
PBR3.12倍
配当利回り2.45%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

終値2105円は、25日移動平均線2200.32円を約4%下回り、200日線2042.28円を約3%上回っています。8月14日には2283円まで上昇しましたが、8月17日に-7.8%と急落し、上昇が頓挫しました。RSI38.66とやや弱気圏で、1ヶ月で-3.31%と下落傾向です。52週高値2940円からは約28%下落しており、中期的な調整局面にあります。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり50で、前期から+42.9%いまの株価に対する利回りは2.45%。増配か配当維持が5年続いている。

年間配当
¥50
1株あたり
配当利回り
2.45%
いまの株価に対して
配当性向
41.7%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
5年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2018年12月815.4
2019年12月920.017.5
2020年12月90.013.9
2021年12月1566.716.8
2022年12月2033.320.4
2023年12月3050.024.5
2024年12月3516.727.2
2025年12月5042.941.7

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥50

株主

有価証券報告書より

2025年12月期末の株主数は延べ7,287人。区分でいちばん多いのは個人・その他70.0%。グループ会社や銀行などの安定株主が5.3%を占め、残る94.7%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2020年12月%2021年12月%2022年12月%2023年12月%2024年12月%2025年12月%
個人・その他66.567.066.669.070.070.0
外国法人19.315.821.125.720.721.6
金融機関13.716.210.94.18.45.0
証券会社0.30.81.10.90.53.0
自己株式0.03.00.20.20.72.3
事業法人0.10.20.30.30.30.4
外国人個人0.00.00.00.00.10.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01川田 篤37.67
02日野 靖久17.02
03GOLDMAN, SACHS & CO. REG(常任代理人 ゴールドマン・サックス証券株式会社)5.01
04日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)4.21
05GOLDMAN SACHS INTERNATIONAL(常任代理人 ゴールドマン・サックス証券株式会社)2.92
06NORTHERN TRUST CO. (AVFC) RE NON TREATY CLIENTS ACCOUNT(常任代理人 香港上海銀行)1.93
07BNY GCM CLIENT ACCOUNT JPRD AC ISG(FE-AC)(常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行)1.77
08INTERACTIVE BROKERS LLC(常任代理人 インタラクティブ・ブローカーズ証券株式会社)1.72
09オロ従業員持株会1.60
10藤崎 邦生1.16

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近2
  • 2026-07-22
    株式会社ヴァレックス・パートナーズ
    新規の大量保有報告
    8.72%
    -1.03pt
  • 2026-07-01
    株式会社ヴァレックス・パートナーズ
    新規の大量保有報告
    9.75%
    +1.09pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で−100%、1株純資産は14期で−100%。直近期のROEは18.4%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2012年12月324,5431,118,76233.9
2013年12月206,8021,325,87016.9
2014年12月2317614.3
2015年12月3812435.6
2016年12月3816126.9
2017年12月3728417.329.223.0
2018年12月5032516.540.815.4
2019年12月5432515.670.517.5
2020年12月6538118.367.813.9
2021年12月8836723.333.116.8
2022年12月10145524.518.820.4
2023年12月11455122.722.724.5
2024年12月12964121.619.927.2
2025年12月12066518.417.441.7

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

5名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は5名。2025/12期の役員報酬は総額146百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約7倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
川田篤代表取締役 社長執行役員526,008,535
日野靖久取締役 専務執行役員532,713,748
前田洋一取締役(常勤監査等委員)69
今村由幾取締役(監査等委員)50
田上沙織取締役(監査等委員)43

役員報酬の内訳2025/12

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円株式報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)24531139045
社外取締役328289
取締役(社内)328289

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/12期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容4,556字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社、連結子会社である欧楽科技(大連)有限公司、oRo Vietnam Co., Ltd.、oRo Malaysia Sdn. Bhd.、oRo (Thailand) Co., Ltd.、台灣奧樂股分有限公司、大連奥楽広告有限公司、株式会社オロ宮崎及び株式会社oRo code MOC の計9社で構成されております。 また、当社グループは創業以来、「より多くの幸せ・喜びを提供する企業」になることを経営理念と定め、事業運営を行っております。その実現のために「テクノロジー×クリエイティビティ」をスローガンに最先端の技術分野に挑戦し続け、テクノロジー・オリエンテッド・カンパニー(技術志向の企業)として、企業の内側と外側を強くするソリューションを提供しております。 当社グループの事業の領域は、次のとおりであります。 「クラウドソリューション事業」は、クラウドサービス(注1)により提供される業務システムの開発・販売等を通じて、企業・組織における効率化や生産性向上等の業務課題の解決を支援しております。また、「マーケティングソリューション事業」は、豊富なデジタルマーケティングノウハウを基に、企業のマーケティング業務の効率化にとどまらず、新たなデジタル体験の提供による事業の変革を支援しております。 当社グループの特長は、効率化・生産性向上等を目的とした企業の内側を強くするソリューションとマーケティングやブランド向上等を目的とした企業の外側を強くするソリューションの両方を持ち合わせており、企業のデジタルシフトをトータルに支援できる点にあります。 近年、デジタル技術の急激な進化により、さまざまな企業がデジタルトランスフォーメーションを推進しております。企業のブランディングやマーケティングの推進を行うためには、商品・サービスの利用体験を高度なデジタル技術で変革し、ブランド価値の向上にとどまらず、商品・サービスの新たなポジショニングや市場の開拓・創造を行っていくことが重要となります。 一方、企業内部において業務処理に利用される業務システム周辺分野も、インターネット基盤を利用するクラウドサービス形式のものが主流になりつつあります。ウェブブラウザ上で稼働する業務システムにおいては、正しく・安定した動作をするという基本要件以外に、使いやすさ・わかりやすさを重視したユーザーインターフェースを備えているか等、ユーザーオリエンテッド(利用者志向)なシステムであることが、システム利用の定着、システムを活用した業務の生産性向上を考える際の重要な要件となっております。 当社グループは、クラウドソリューション事業とマーケティングソリューション事業の二つのセグメントに分類しております。 1) クラウドソリューション事業 「クラウドソリューション事業」では、企業・組織における効率化や生産性向上等の業務課題を解決するソリューション及びサービスの提供を事業としております。具体的には、クラウドERP(注2)パッケージ「ZAC」及び「Reforma PSA(注3)」の開発・販売を中心としたサービスを提供しております。 ① 「ZAC」 「ZAC」は、企業内における販売・購買・勤怠・経費等の各種業務処理の効率化を支援する統合基幹業務システムです。業務オペレーションの効率化、損益管理レベルの向上、内部統制、管理会計に基づく経営判断の支援等の価値を提供しております。 「ZAC」の大きな特徴として、製品設計において採用されている「パラメータ設計」があります。「パラメータ設計」は多数の業種において必要とされる機能や、商習慣に対応するための機能を一つひとつのパラメータという項目としてシステム内に搭載する考え方です。ユーザー企業は自社の機能要件に合致するパラメータを選択・調整することで自社の業務に適合するシステムを作り上げることが可能となっており、主要な機能は予めパラメータ化されているため、個別開発を行うことなく利用可能となります。パラメータは、ユーザー企業からの要望や、経営環境の変化に対応し日々追加・拡充されていくためユーザー企業の集合知によって、継続的に機能強化が行われる設計となっております。 当製品のユーザー企業は、広告業・ITサービス/ソフトウェア開発業・コンサルティング業に代表されるプロジェクト型ビジネス・知的労働サービス業が中心となっております。販売につきましては、当社グループによる直接販売に加え、大手ソフトウェアベンダーや商社等の販売代理店を経由した間接販売も行っております。また、さらなるマーケット拡大に向けて、2026年はベトナムでZAC対象業種の日系現地法人への提供を開始いたします。 ② 「Reforma PSA」 「Reforma PSA」は、「ZAC」を従業員50名未満規模の企業向けに限定して提供するサービスです。「Reforma PSA」は、当社が標準的なパラメータを予め設定し、パラメータの変更やカスタマイズ等を行わないことで、顧客企業に対し標準の講習のみで導入可能とした製品です。 当製品のユーザー企業は、「ZAC」の顧客企業の業種と同一ですが、当製品の対象は従業員50名未満規模の企業向けとなっております。販売につきましては、ウェブサイトからのオンラインによる販売を中心としております。 ③ dxeco, Semrush, 他社製品 他 顧客の業務課題の解決に向けて、「ZAC」「Reforma PSA」以外の自社製品の開発・販売、及び他社製品の代理販売を行っております。自社製品であるSaaS管理ツール「dxeco」は、企業内で利用されているSaaSのコスト適正化、セキュリティリスクの管理・把握、アカウント棚卸業務の効率化を実現するサービスです。また当社は、アジア圏にはまだ浸透していない海外製ツールの代理販売を行っており、Semrush Holdings, Inc.が提供する「Semrush」の国内・アジア圏を中心とした販売・コンサルティングの代理店として、デジタルマーケティングのトータル支援を行っております。その他の他社製品の代理販売においては、顧客の課題解決に必要なソリューションを提案しております。 2) マーケティングソリューション事業 「マーケティングソリューション事業」では、全国各地の商圏ごとに販売店舗をもつ企業を対象としたエリアマーケティングを軸として、デジタル戦略策定やデジタル広告運用サービスを始めとしたデジタルマーケティング支援を行っております。また、CI開発やサービスブランディング、ウェブサイトの戦略策定からUX設計・UIデザイン、サイト運用までを一気通貫で行うウェブ制作・開発等、デジタルを基軸に顧客体験を変革するさまざまなソリューションを提供しております。これらのソリューションを通じて、企業と顧客の新しい関係性を生み出します。 日本全国に店舗や拠点を構えるショッピングモール・店舗型ビジネスを行う企業へは、商圏エリア特性に合わせたデジタルマーケティング施策を提供しております。取り扱い製品や店舗拠点数が多く、大量の商品情報の更新や拠点・店舗ごとのウェブサイト・ページ情報の制作・更新等が発生する企業へは、大規模サイト運用に特化したオペレーションチームを配置し、サイト運用のトータル支援を行っております。大規模ウェブサイト、ウェブシステムの開発・運用に係るこれまで培ってきた知見を時代やテクノロジーの進歩にあわせてアップデートし、新たなデジタル体験の提供による事業の変革を支援します。 また、当社グループでは東南アジア、中国の連結子会社を活用した海外進出支援・マーケティング支援、インバウンド集客支援に強みを持っております。 当事業の顧客企業は、業種を問わず大企業が中心となっております。販売につきましては、当社グループによる直接販売に加え、大手広告代理店等の提携先を経由した間接販売も行っております。 (注) 1. クラウドサービス:インターネットを経由し、ソフトウェア等のサービスを利用するコンピュータの利用形態を指します。 2. ERP:Enterprise Resource Planningは、企業全体を経営資源の有効活用の観点から統合的に管理し、経営の効率化を図るための手法・概念のこと。これを実現するための統合型(業務横断型)ソフトウェアを「ERPパッケージ」と呼びます。 3. PSA : Professional Services Automationは、21世紀に入ってから提唱された概念で、IT・コンサルタント・クリエイター等、プロジェクトを中心とした知的サービスの事業者を支援するソリューション(ソフトウェア)のこと。ERPをプロジェクト型ビジネスに特化させたものを「PSA」と呼びます。 当社グループの事業内容と当社又は連結子会社の当該事業における位置づけ及びセグメントとの関係は以下のとおりであります。 セグメントの名称   会社名   主な事業内容 クラウドソリューション事業   当社   クラウドサービスにより提供されるERPパッケージ「ZAC」及び「Reforma PSA」の開発・販売 欧楽科技(大連)有限公司   ZACの開発業務の一部を受託 株式会社オロ宮崎株式会社oRo code MOC   ZACの運用・保守業務の一部を受託 マーケティングソリューション事業   当社   日本国内におけるウェブサイトやデジタルコンテンツ、アプリケーションの企画・制作、SNS活用の戦略立案・運用支援、ウェブ広告の戦略策定・運用・アクセス解析等、デジタルを基軸に顧客のマーケティング及びビジネスを支援するソリューションを提供 欧楽科技(大連)有限公司大連奥楽広告有限公司   マーケティングソリューション事業における制作業務の一部を受託並びに、中国国内におけるデジタルマーケティング、システム設計・開発・販売、インバウンド業務支援 oRo Vietnam Co., Ltd.   マーケティングソリューション事業における制作業務の一部を受託並びに、ベトナム国内におけるデジタルマーケティング、システム設計・開発・販売、インバウンド業務支援 oRo (Thailand) Co., Ltd.   タイ国内におけるデジタルマーケティング、システム設計・開発・販売、インバウンド業務支援 oRo Malaysia Sdn. Bhd.   マレーシア国内におけるデジタルマーケティング、システム設計・開発・販売、インバウンド業務支援 台灣奧樂股分有限公司   台湾国内におけるデジタルマーケティング、システム設計・開発・販売、インバウンド業務支援 株式会社オロ宮崎株式会社oRo code MOC   マーケティングソリューション事業における制作業務の一部を受託 当社グループの事業の系統図は、次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題3,771字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループにおける経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中における将来に関する事項については、当連結会計年度末現在において判断したものとなります。 (1) 会社の経営の基本方針 当社グループは創業以来「社員全員が世界に誇れる物(組織・製品・サービス)を創造し、より多くの人々(同僚・家族・取引先・株主・社会)に対してより多くの『幸せ・喜び』を提供する企業となる。そのための努力を通じて社員全員の自己実現を達成する。」を経営理念としております。その実現のために「テクノロジー×クリエイティビティ」をスローガンに、最新の技術分野に挑戦し続け、テクノロジー・オリエンテッド・カンパニー(技術志向の企業)として世界を舞台に活躍する世界企業を目指してまいります。また、企業の経営効率化を支援する「クラウドソリューション事業」、クライアント企業のマーケティング戦略を具体的な施策として着実に実行できる「マーケティングソリューション事業」の二つの事業を通じて、顧客企業の発展を支え続けることで企業価値の向上を目指します。 (2) 目標とする経営指標 当社グループは、企業価値を継続的に拡大することが重要であると考え、成長投資やリスク許容が可能な株主資本水準の維持を基本とします。その実現のため、売上収益、営業利益及び親会社所有者帰属持分当期利益率(ROE)を重要な経営指標とし、これらについて目標値を設定し公表いたします。高収益事業の開発及びビジネスモデルの確立により、これらの指標の向上を図り、目標値の達成を目指してまいります。 (3) 中長期の成長に向けた取り組み (全社戦略) 当社グループの持続的な成長と、持続可能な社会の実現の両方を追求する必要があると考えております。そのため当社グループが取り組むべき重要課題を「事業」「人材」「環境」の3点と設定し、事業を通じた社会課題の解決、企業成長の源泉である人材の採用・育成・定着及びダイバーシティ(多様性)の推進、事業活動における温室効果ガス排出量の削減に取り組んでまいります。 (クラウドソリューション事業 中長期戦略) 2023年1月1日より、主力製品であるクラウドERP「ZAC」のライセンス販売形態を「SaaS型契約」に一本化し、「買取型契約」を廃止いたしました。買取型契約はソフトウェアライセンス料を契約当初に一括して収受する契約形態で、会計上は収受した金額を30か月にわたって配分し収益として認識しております。SaaS型契約への移行に伴い、顧客のZAC利用期間が31か月を超えた場合に買取型契約では得られなかった収益が継続的に計上されるようになるため、LTV(顧客生涯価値)の向上による中長期での収益力強化が実現されると見込んでおります。 また、国内でIT・広告・コンサルティング業を営む中堅・中小企業の市場(約44,000社)を拡大すべく、2026年には国内の大企業及び海外の中堅・中小企業にも提案活動を行えるよう準備を進めてまいりました。国内の大企業向けの提案においてはニーズの収集が進んでいるため、ZACの機能強化及びカスタマイズ開発の体制強化によって提案力を強化してまいります。海外販売については、ベトナムを進出先と位置付けて販売を開始しており、既に受注実績が生まれております。足元では日系のベトナム現地法人を中心に、年間数社の導入実績を積み上げながら、現地のニーズに対応できる製品に仕上げてまいります。 ZACの最大の特徴は、販売・購買・勤怠(工数)・経費といった経営のデータを、案件・プロジェクトを軸として統合管理するデータ構造にあります。単一業務の効率化に特化したSaaSとは異なり、ZACはプロジェクトの引合登録・見積作成から受注・売上計上、発注・仕入、入金・支払、勤怠・工数登録といった一連のビジネスプロセスを網羅しております。こうした統合管理により、プロジェクト型ビジネスに不可欠な「リアルタイムでの案件別損益管理」を、データを別途加工することなく実現可能となります。加えて、ZACに蓄積される広範な経営データは、厳格な権限管理と承認フローを伴う内部統制プロセスを経た、極めて信頼性の高い1次データであり、ビジネスシーンでの生成AIの活用においては高い希少性を有していると考えております。この高品質なデータ基盤を武器として、経営者の意思決定や現場のマネジメントを強力にサポートできるよう、生成AI技術を応用した高付加価値な機能の研究開発を推進してまいります。 (マーケティングソリューション事業 中長期戦略) 生成AIの急速な普及によって、単純業務の代替やクライアントによる内製化等、広告・マーケティングに関する事業環境は大きく変化しております。 当事業の強みは、主要クライアントに対する深い理解、及びテクノロジーやマーケティングに関する知見、並びに具体的なマーケティング施策の実行支援体制といった要素の掛け合わせにあります。当事業は従前より、マーケティング戦略・戦術立案や、それに基づくデジタル広告運用、システム・WEBサイトの制作、ブランド・ガバナンスを踏まえた運用といった幅広い領域を一貫して手掛ける統合的な提案力を武器として、AI単体では代替困難な高付加価値な課題解決に従事してまいりました。そのため、クライアント側での生成AIの活用が直接的に当事業の業績に与える影響は、現時点では限定的だと考えております。 2025年12月期においては、主要クライアントの広告宣伝費予算削減という外部環境の変化が当事業の業績に大きく影響いたしましたが、まずは着実な足場固めによって業績を回復させるべく、あらためて主要クライアントとの関係強化に取り組み、高付加価値な提案を重ねてまいります。 (4) 経営環境及び対処すべき課題 当社グループが展開するクラウドソリューション事業及びマーケティングソリューション事業は、いずれも情報サービス産業に属しております。この業界では、技術革新のスピードが速く、顧客のニーズが多様化するとともに、人材獲得競争も激化しております。さらに、AI等の新技術の急速な発展やグローバル化の進展によって、市場環境は常に変化し続けております。こうした中で、当社グループが持続的に成長するには、第一に「人材の活躍」、第二に「海外展開を含むグローバル対応の強化」、そして「先端技術を活用した高付加価値サービスの提供と生産性向上」、これらへの投資が不可欠であると認識しております。 このような背景から、当社グループは経営理念の実現と中長期的な成長を目指すにあたり、人材こそが最重要の経営資源であると位置付けております。そのうえで、多様性(ダイバーシティ)の推進や、多様なキャリアパス・働き方を受け容れる環境の整備、採用・育成体制の強化、就業環境の向上等に注力しております。同時に、市場や顧客ニーズの変化への対応力を高めるべく、これまで各事業に分散していた開発機能を、2026年1月に設立した「開発本部」に統合いたしました。当社の開発品質・再現性・スケール力を高めることで、既存事業の競争力を強化してまいります。あわせて、AIをはじめとする最新技術を効果的に取り入れた技術・サービス開発に対して、採用等の規律ある人材投資を積極的に行ってまいります。 クラウドソリューション事業では、主力製品であるクラウドERP「ZAC」のさらなる強化に向けて技術研究や新機能開発を加速させるとともに、国内の成長産業でのシェア拡大を目的に営業・マーケティング活動を拡充し、パートナー企業との連携を深めながら新規契約の獲得に力を入れております。また、既存顧客の活用度向上に向けた支援体制を整備し、継続的な収益向上を図る取り組みも行っております。加えて、大企業向けの機能拡充や、2026年から始まるベトナムでの販売等を通じて製品市場を継続的に拡大し、中長期的な成長を実現していく方針です。 マーケティングソリューション事業においては、クライアント企業のマーケティング戦略を具体的な施策として着実に実行できる「エグゼキューションカンパニー」として広く認知されることを目指しております。そのために、営業・マーケティング戦略の強化や、大手広告代理店等との協業を通じて案件数の拡大に取り組んでおります。また、常に最新の技術や法規制の動向をキャッチアップし、迅速にサービスへ反映させることで技術的優位性を確立し、顧客からの信頼を高める施策を推進しております。さらに、海外連結子会社の営業体制やガバナンスを強化し、グローバルパートナーを開拓することによって、海外市場においてもリスクを最小限に抑えつつ事業を拡大する方策を講じてまいります。 当社グループは、このように人材の活躍やグローバル対応、先端技術の活用を全社的な重点課題として捉え、クラウドソリューション事業とマーケティングソリューション事業それぞれの施策を同時に推進することで、企業価値の向上と中長期にわたる持続的成長を実現してまいります。
事業等のリスク3,496字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 ◆リスク管理体制について 当社は、リスク・コンプライアンス委員会を設置し、当社グループの事業におけるリスクを的確に把握し対応するためのリスク管理体制を構築しています。リスク・コンプライアンス委員会は、リスクの評価、重要リスクの選定、重要リスクの所管部門のリスク対応の監督を行い、その内容を定期的に取締役会へ報告しております。当社グループの事業活動における事業リスクは、取締役会や経営戦略会議等の会議体で検討しております。 ◆リスク管理のプロセスについて リスク・コンプライアンス委員会が、当社グループの各部門から網羅的に抽出されたリスクの中から、発生可能性及び影響度を基準としてリスクを評価し、リスクマップを作成して重要リスクを選定しております。各重要リスクを主管する部門は、リスク対応策を策定し、その進捗をリスク・コンプライアンス委員会に報告し、リスク・コンプライアンス委員会での審議を受けて、リスク対応策の改善や見直しを行うプロセスを進めております。 ◆個別のリスクについて 当社グループの事業においてリスクの要因となる可能性があると考えられる主な事項を記載しております。また、必ずしも事業上のリスクに該当しない事項についても、投資家の投資判断上、重要であると考えられる事項については、投資家に対する情報開示の観点から積極的に開示しております。なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであり、不確実性を内包しているため、実際の結果とは異なる可能性があります。 (1) 事業環境について ① 競合について 当社グループのクラウドソリューション事業及びマーケティングソリューション事業の分野においては既に数多くの競合企業が存在しております。また、当該事業分野が成長市場であること及び大きな参入障壁がないことから、今後、他社の新規参入により競合が激化する可能性があります。 当社グループでは、引き続き顧客のニーズを汲んだ製品・サービスの提供を進める方針でありますが、競合企業の営業方針、価格設定及び提供する製品・サービス等は、当社グループが属する市場に影響を与える可能性があります。また、AI等の新技術により、当社の製品・サービス及びビジネスモデルが陳腐化する可能性があります。現在、サービスの機能強化や開発体制の強化、優秀な人材の確保に努めておりますが、これらの競合企業に対して効果的な差別化を行うことができず、当社グループが想定している事業展開が図れない場合、当社グループの事業及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ② 特定の製品への依存について 当社グループのクラウドソリューション事業は特定の製品「ZAC」に依存した事業となっております。今後も取引の拡大に努めると同時に販売依存度を下げるため、新規の製品開発を図ってまいりますが、競合企業の新規参入や既存の会社との競合激化等が、当社グループの事業及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (2) 事業内容について ① 製品開発・販売を核にした事業モデルについて 当社グループの事業のうち、クラウドソリューション事業はソフトウェアの自社開発・販売とともに導入にかかるコンサルティングやカスタマイズ等を通じて、最適なソリューションをワンストップで提供できる点を売りにしているものの、その核となるのは自社製品の開発・販売になります。 市場の変化にいち早く対応できるよう最新の技術動向に対応し、開発・コンサルティング体制の強化に努めておりますが、競争環境、顧客ニーズの変化等に対応できず、当社製品が市場競争力を喪失した場合、コンサルティングやカスタマイズ等他のサービスの競争力も同様に失われ、当社グループの事業及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ② プログラム等のバグ(不良箇所)について 当社グループが提供する製品に誤作動やバグ等が発生した場合、また、導入サポートや導入後の技術サポートにおいて当社グループの責任による支障が生じた場合、さらに、当社製品が機能不足と認識された場合や業務委託先の業務品質に起因する支障が生じた場合には、損害賠償責任の発生、並びに顧客からの信頼喪失が生じる可能性があります。これらの事象は、当社グループの事業や経営成績に影響を与える恐れがあります。 ③ 知的財産権について 当社グループは、事業競争力確保の観点から、知的財産を重要な経営資源と捉え、知的財産権の取得及び保持に取り組んでおります。同時に、当社グループは事業を遂行するうえで、第三者の知的財産権の侵害を防止すべく調査を行う等、細心の注意を払っております。 しかしながら、当社グループが事業活動に関連して意図せず第三者の知的財産権を侵害した場合には、当該第三者からの損害賠償請求や使用差止請求等により、当社グループの事業及び経営成績に影響を与える可能性があります。 ④ 顧客から預かる情報の管理について 当社グループは、事業の性質上、顧客企業の秘密情報や個人情報を取り扱う場合があり、その保護及び情報セキュリティの確保が重要です。また、当社が保有する情報を管理し、サービスを提供するためのデータセンターやネットワーク設備は、事業活動を継続するうえで不可欠な要素です。 これらの情報資産を保護するため、当社グループでは「情報セキュリティ方針」及び「個人情報保護方針」を策定し、情報セキュリティの国際規格やプライバシーマークの認証を取得・維持しています。加えて、情報管理体制や業務プロセスの整備・改善、全役職者への研修を通じた情報管理の徹底、ITインフラのセキュリティ強化、さらにデータセンターの分散配置の実施等により、情報保護の強化とサービスの安定提供に取り組んでいます。 また、外注業務が発生する場合には、業務委託先の情報管理体制の確保が重要です。当社グループでは、業務委託先の選定時に基準を設け、その情報管理体制を適切に管理しています。 しかしながら、近年手口が高度化しているランサムウェア等のマルウェア感染やサーバー攻撃、情報の授受・運搬中の紛失や盗難、データセンターやネットワーク設備に被害を及ぼす災害や事故等が発生した場合、顧客企業の秘密情報や個人情報が漏洩又は消失するリスクに加え、社内システムや端末が使用不能となり、サービス提供が困難になる可能性があります。このような事態により、顧客からの損害賠償請求や、当社グループの信頼喪失により、事業及び経営成績に重大な影響を及ぼす可能性があります。 (3) 組織体制について ① 人材の確保や育成について 当社グループにおいて優秀な社内の人材の確保、育成及び定着は最重要課題と認識しております。また、国内においては労働人口の減少が進行していることを踏まえ、中長期の持続的な成長に向けて女性活躍推進を含む多様性(ダイバーシティ)を有する人材の確保が必要となります。 これら将来に向けた積極的な採用活動、人事評価制度の整備や研修の実施等の施策を通じ、社内リーダー層への幹部教育、新入社員及び中途入社社員の育成、定着に取り組んでおります。同時に、多様性を有する人材の積極採用や多様なキャリアパス・働き方を受け容れる環境の整備、就業環境の向上等の施策に努めてまいります。 しかしながら、これらの施策が効果的である保証はなく、また、必要な人材を確保できない可能性があります。また、必ずしも採用し育成した役職員が、当社グループの事業に寄与し続けるとは限りません。このような場合には、当社グループの事業及び経営成績に影響を与える可能性があります。 ② コンプライアンス体制について 当社グループは、コンプライアンスの徹底が不可欠であると認識しております。 そのため、コンプライアンス方針、企業倫理規程を定め、全役員及び全従業員が高い倫理観を保持し法令等を遵守することを徹底しております。また、全役職員を対象としてコンプライアンスに関する研修を実施し、法令等の違反等を早期に発見し是正するために内部通報制度を整備する等、コンプライアンス体制の強化に取り組んでおります。 しかしながら、当社グループの事業活動に関連して法令等に抵触する事態が発生した場合、第三者からの損害賠償請求による費用発生や、顧客の当社グループに対する信頼喪失により、当社グループの事業及び経営成績に影響を与える可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)4,509字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 経営成績等の状況 a. 経営成績の状況 当連結会計年度(2025年1月1日~2025年12月31日)における我が国経済は、一部に足踏みが残るものの、サービス需要・インバウンド需要の高まりや、ソフトウェアを含む設備投資の増加等があり、全体としては緩やかに回復しています。一方で、継続的な物価上昇や、地政学的リスク・海外経済への懸念、金融市場の変動等、先行き不透明な状況が続いております。 国内の情報サービス業においては、企業向けのシステムにおけるクラウドサービスの需要が継続的に高まっております。また、企業のデジタル化(DX)の流れに伴い、生産性向上、及び業務効率化に対して高いコストパフォーマンスと利便性を備えた情報システムが求められております。 インターネット業界においては、大手企業を中心として既存のビジネスモデルや業界構造を変化させてきたDXの流れが根強くありながら、広告市場ではメディアのデジタルシフトだけでなく、従来のレガシーメディアを取り入れた複合的な顧客へのアプローチがみられております。 このような市場環境の中、当社グループは製販一体体制を継続し、クラウドサービスの提供・企業のマーケティング支援を行ってきました。クラウドソリューション事業の主力製品であるクラウドERP「ZAC」及び「Reforma PSA」は、プロジェクト管理を必要としている企業を軸とした業界・業種に幅広く求められ安定的に伸長し、業績に寄与いたしました。マーケティングソリューション事業においてはデータ分析に基づくウェブ広告の戦略策定・運用・効果検証、ウェブサイトやデジタルコンテンツの制作、アプリケーションの企画・制作、SNS活用の戦略立案・運用支援等、顧客のマーケティング戦略を戦術・実行に落とし込んで成果を生み出すための様々なソリューションを提供してまいりました。また、持続的な企業価値の向上を実現すべく、各事業において新規顧客の開拓、重点顧客の深掘活動、マーケティング活動や研究開発への投資、採用強化にも取り組みました。 以上の結果、当連結会計年度の連結業績は、売上収益8,307,953千円(前年同期比5.2%増)、営業利益2,649,270千円(同2.6%減)、税引前利益2,656,671千円(同7.0%減)、親会社の所有者に帰属する当期利益は1,896,738千円(同8.5%減)となりました。 セグメント別の業績は次のとおりであります。 (a) クラウドソリューション事業 クラウドソリューション事業から得られる収入は、下表のとおりに大別されます。 売上種別   サービス内容 ZACライセンス料・保守料・SaaSその他月額サービス料   「ZAC」に関するソフトウェアライセンス販売、システム保守、クラウド環境提供及びSaaS型契約の月額サービス ZAC導入支援・カスタマイズ   「ZAC」に関する導入支援業務、及び導入時に必要な追加開発 Reforma PSA   「Reforma PSA」の月額ライセンスの提供 dxeco・Semrush・他社製品 他   「dxeco」のSaaS型契約の月額サービス、他社製ソフトウェアの代理販売 当期の「ZAC」新規契約社数は82社(前年同期比14社増)であり、2023年12月期より停滞していた小型案件の獲得が復調しました。中型案件の獲得は期初計画を下回ったものの、保守料・SaaSその他月額サービス料は着実に成長しました。また、前期に引き続き大型案件の獲得が増加傾向にあり、既存顧客に対する新環境への移行提案も進展したことから、ZAC導入支援・カスタマイズに係る売上収益は下期に伸長しました。その結果、売上収益は5,664,295千円(前年同期比14.9%増)、セグメント利益は2,498,593千円(同15.6%増)となりました。 (b) マーケティングソリューション事業 マーケティングソリューション事業から得られる収入は、下表のとおりに大別されます。 売上種別   サービス内容 マーケティング・プロモーション   顧客のマーケティング及びプロモーションのプランニング、広告出稿、調査(広告運用、代理店としての販売を含む) システム・WEBインテグレーション 他   WEBサイト構築・リニューアル・システムインテグレーターとしての受託開発等及びシステム保守等 運用サポート・運用事務局   WEBサイトの運用、更新作業等 当期は、主要クライアントにおける広告宣伝費予算の削減による減収が予見されており、下期には状況が改善すると見込んで期初計画を策定しておりました。しかし実際には下期においても状況が回復せず、その結果として、売上収益は2,643,657千円(前年同期比11.0%減)、セグメント利益は148,192千円(同73.4%減)となりました。 b. 財政状態の状況 (資産) 当連結会計年度末の総資産は、前連結会計年度末と比べ157,185千円増加し、13,747,370千円となりました。主な要因は、現金及び現金同等物が154,916千円、有形固定資産が233,182千円増加し、繰延税金資産が114,347千円減少したことによります。 (負債) 当連結会計年度末の負債は、前連結会計年度末に比べ85,405千円増加し、3,393,964千円となりました。主な要因は、契約負債が351,233千円減少したことであり、買取型契約(2023年1月より順次廃止)の締結時に一括で受領したZACライセンス料の収益認識が進んだことによります。 (資本) 当連結会計年度末の資本は、前連結会計年度末と比べ71,780千円増加し、10,353,405千円となりました。主な要因は、親会社の所有者に帰属する当期利益1,896,738千円の計上による増加、自己株式の取得1,276,018千円、配当金の支払い561,440千円による減少によります。 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)の残高は10,058,039千円となり、前連結会計年度末と比べ154,916千円の増加(前年同期比1.6%増)となりました。当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果獲得した資金は2,018,005千円(前連結会計年度は2,490,780千円の獲得)となりました。これは主に、法人所得税の支払による減少536,072千円等があったものの、税引前利益2,656,671千円等が生じたことによります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果使用した資金は101,773千円(前連結会計年度は163,780千円の使用)となりました。これは主に、無形資産の取得による支出97,316千円、有形固定資産の取得による支出20,394千円が生じたことによります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果使用した資金は1,768,926千円(前連結会計年度は1,183,789千円の使用)となりました。これは主に、配当金の支払による減少561,378千円、自己株式の取得による支出1,276,018千円によるものであります。 ③ 生産、受注及び販売の実績 a. 生産実績 当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   生産高(千円)   前年同期比(%) クラウドソリューション事業   1,512,932   116.1 マーケティングソリューション事業   1,338,464   101.5 合計   2,851,396   108.7 (注) 金額は、売上原価によっております。 b. 受注実績 当連結会計年度における受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   受注高(千円)   前年同期比(%)   受注残高(千円)   前年同期比(%) クラウドソリューション事業   5,434,946   105.4   1,830,881   88.9 マーケティングソリューション事業   2,824,077   93.7   572,910   146.0 合計   8,259,024   101.1   2,403,791   98.0 c. 販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   販売高(千円)   前年同期比(%) クラウドソリューション事業   5,664,295   114.9 マーケティングソリューション事業   2,643,657   89.0 合計   8,307,953   105.2 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 重要な会計方針及び見積り 当社グループの連結財務諸表は、IFRSに基づき作成されております。この連結財務諸表の作成に当たり採用した重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定については、「第5 経理の状況  1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表  連結財務諸表注記 4.重要な会計上の見積り及び判断」に記載しております。 ② 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 ⅰ) 経営成績等の分析 経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容については、上記「(1)経営成績等の状況の概要 ①経営成績等の状況」をご参照ください。また、当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因については、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載のとおりであります。 ⅱ) 資本の財源及び資金の流動性についての分析 当連結会計年度のキャッシュ・フローの概況につきましては、上記「(1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」をご参照ください。 当社グループは、積極的な最新技術の導入やサービスの高機能化、生産性の最適化や販売市場の拡大に取り組むため、研究開発等の事業投資や人材育成投資を継続的に実施していく考えであります。 これらの資金需要は手元資金で賄うことを基本とし、必要に応じて資金調達を実施いたします。

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開示資料

出典

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