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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

電算システムホールディングス

Densan System Holdings Co.,Ltd.4072 · Prime · 情報・通信業

独立系ITベンダーとして情報サービスと収納代行の二軸で展開。SI・クラウドから決済代行までワンストップで提供。

概要

電算システムホールディングスは2021年7月に設立された持株会社である。グループは情報サービス事業と収納代行サービス事業の2セグメントで構成され、独立系ITベンダーとしてSIやクラウド、BPOを提供するとともに、収納代行事業では多様な決済手段をワンストップで提供する。2025年12月期の連結売上高は681億円、従業員数は1,036名。

持株会社体制とグループ構成

当社は2021年7月に株式会社電算システムの単独株式移転により設立された純粋持株会社である。グループは当社、子会社8社(株式会社電算システム、株式会社ソフトテックス、株式会社DSKペイメント、ガーデンネットワーク株式会社、株式会社ゴーガ、株式会社ピーエスアイ、アストロ日高株式会社、株式会社CMC、株式会社Unyte)及び関連会社2社(株式会社システムエンジニアリング、十六電算デジタルサービス株式会社)の計12社で構成される。情報サービス事業と収納代行サービス事業の二本柱で事業を展開し、グループ全体で顧客のデジタル化と決済ニーズに応える。

情報サービス事業の内訳と収益性

情報サービス事業はSI・ソフト開発、情報処理サービス、商品及び製品販売の3分野からなる。2025年12月期の同事業の売上高は430億円(前年比15.5%増)、営業利益は9.4億円(前期は2.7億円の損失)と改善した。SI・ソフト開発が売上の43%を占め、Google関連のクラウドソリューションやオートオークション業向けシステムが好調であった。一方、BPO分野ではカタログ販売のデータエントリー業務が減少傾向にある。不採算案件の発生もあったが、全体として増収増益を達成した。

収納代行サービス事業の強みと業績

収納代行サービス事業は1973年に民間企業として初めて金融機関と提携した口座振替サービスを開始し、その後コンビニ収納など多様な決済手段を拡充してきた。2025年12月期の売上高は250億円(前年比4.6%増)、営業利益は26.7億円(同3.8%増)で、グループ営業利益の約74%を稼ぐ収益の柱である。主力の収納・集金代行サービスは大口案件の一巡により後半成長が鈍化したが、コスト管理の徹底で利益を確保した。オンライン決済サービスも21%増と伸長した。

財務推移と中長期目標

連結売上高は2021年12月期の504億円から2025年12月期の681億円へと年率約8%で成長した。営業利益は2024年まで20億円台で推移していたが、2025年には36億円と大幅に改善した。自己資本利益率は2025年時点で非開示だが、中長期目標としてROE10%以上を掲げる。さらに2027年度(2027年12月期)までに売上高1,000億円、営業利益70億円を目指す「Challenge1000」を経営ビジョンとしている。

業界の中での役割はITサービスプロバイダー(SI、ソフト開発、BPO、決済代行)にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
681億円
営業利益
36億円
営業利益率
5.3%
純利益
29億円
2025/12 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より

事業別の売上と利益

2025/12
事業売上構成比利益利益率
情報サービス事業431億円63.2%9億円2.1%
収納代行サービス事業251億円36.8%27億円10.8%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01情報サービス業界主力

独立系ITベンダーとして、顧客の共創パートナーとしてSI、ソフトウェア開発、クラウドソリューション、情報セキュリティ、データセンター、BPOサービスをワンストップで提供する。また、エネルギー業界向けに特化したソフトウェアプロダクトも提供する。

主な製品・サービス7
SI・ソフト開発
システムインテグレーションではシステム機器にソフトウェアを組み込み、ソフト開発ではパッケージ導入・カスタマイズや受託開発を提供。保守サポートや業務運用も含む。
クラウドソリューション
Google関連ソリューションをはじめとする各種クラウドサービスの提供、ソフトウェアプロダクトの販売、生成AI活用支援。
情報セキュリティ事業
世界最高水準のセキュリティ製品と技術サポートを提供。
データセンター
高度な免震設備や冗長化電源、多重セキュリティ対策を講じたデータセンター環境を提供。
BPOサービス
請求書発行代行、入金管理、印刷・封入・発送、ギフト・通販のデータ処理・受発注、人事給与バックオフィス、コールセンター、データエントリー等。
エネルギー業界向けソフトウェア
ガソリンスタンドやガス販売店などエネルギー業界に特化した専用ソフトウェアプロダクト。
商品及び製品販売
顧客のデジタル化をトータルサポートするため、ソフトウェアプロダクト・システム機器・サプライ用品・ネットワーク/IoT機器を調達販売。

02収納代行サービス業界主力

IT企業として初めて収納代行サービスを開始した総合決済プロバイダー。口座振替、コンビニ収納、オンライン決済、モバイル決済、返金・送金など多様な決済手段をワンストップで提供する。

IT企業として初めて収納代行サービスを開始

主な製品・サービス5
収納・集金代行サービス
コンビニ収納代行、口座振替、ゆうちょ振替代行、請求書作成代行、債権保証型後払いサービス。
オンライン決済サービス
ペーパーレス決済、クレジットカード決済サービス。
送金サービス
第二種資金移動業者として返金や送金の代行を行う国内送金サービス。
TREE PAYMENT
顧客が希望するタイミング・手段で決済できる新しいサービスプラットフォーム。
収納代行周辺サービス
小売業等への収納代行窓口システムの提供など、消費者の利便性を追求する新サービス。

製品と技術

SI・ソフト開発とクラウドソリューション

SI(システムインテグレーション)では顧客の課題に応じてシステム機器にソフトウェアを組み込んで提供する。ソフト開発ではパッケージ導入・カスタマイズと受託開発の両軸で対応し、保守サポートや業務運用まで含めたワンストップサービスを提供する。クラウドソリューションではGoogle WorkspaceやGoogle Cloud Platformなどの提供に加え、生成AI活用支援も行う。これらの分野は2025年12月期に好調で、売上高は294億円と前年比8.4%増となった。

BPOサービスとエネルギー業界向けソフト

情報処理サービスとして、請求書発行代行や入金管理、印刷・封入・発送、ギフト・通販のデータ処理、人事給与バックオフィス、コールセンター、データエントリーなどのBPOサービスを提供する。東濃BPOセンターを拠点に各種帳票作成代行が堅調に推移する一方、カタログ販売分野のデータエントリーは減少傾向にある。また、ガソリンスタンドやガス販売店などエネルギー業界に特化した専用ソフトウェアプロダクトも提供しており、この分野は長年のノウハウを持つ。

収納代行サービスと多様な決済手段

収納代行サービス事業は1973年に口座振替で開始し、1997年からはコンビニエンスストアでの収納代行を展開してきた。現在はコンビニ収納代行、口座振替、ゆうちょ振替、請求書作成代行、債権保証型後払いサービスなど多様な手段を提供する。2025年12月期の収納・集金代行サービスの売上高は231億円で、同事業の約92%を占める。モバイル決済(電子決済等代行業者)にも対応している。

新しい決済プラットフォームと送金サービス

顧客が希望するタイミングや手段で決済できる新しいサービスプラットフォーム「TREE PAYMENT」を提供している。また、第二種資金移動業者として返金や送金の代行を行う国内送金サービスも展開する。オンライン決済サービスではペーパーレス決済やクレジットカード決済を提供し、2025年12月期の売上高は11億円と前年比21.0%増と成長した。送金サービスは76.4%減の0.5億円と縮小したが、これは事業見直しの影響とみられる。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

情報・通信業のなかでの位置

会社が挙げる強い分野

  • 収納代行サービス業界IT企業として初めて収納代行サービスを開始

有価証券報告書(2025/3期)で会社自身が述べている位置付けです。第三者による調査ではありません。

情報サービスで中堅、収益改善途上で成長期待

同社は情報・通信業に属し、システム開発・情報処理サービスを提供。売上高は2024年12月期613億円と同業他社のソラコムやVRAIN Solutionより大規模だが、営業利益率3.75%と低水準。2025年12月期は売上高681億円、利益率5.29%と改善見込みで、収益性向上に注力している。業界内では規模を生かした受注力が強みだが、競合との価格競争や人材コスト上昇が収益を圧迫。成長戦略としてDX需要を取り込み、収益改善を図る。

強み

  • 売上高600億円超と同業他社をリードし、豊富なリソース。
  • 営業利益率が3.75%から5.29%へ上昇見込みで、改善基調。
  • 長年の事業で多様な業種の顧客を抱え、安定受注を確保。
  • デジタルトランスフォーメーション関連の案件獲得に積極的。

課題

  • 営業利益率5%前後と業界平均に劣り、効率化が必要。
  • ITエンジニアの賃金上昇が利益率を圧迫し続ける。
  • ソラコム等の新興企業や大手SIerとの競合で採算性が悪化。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

IT・SaaSの時価総額近傍。太字が電算システムホールディングス

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
14792山田コンサルティンググループ353億円11.7倍
24345シーティーエス349億円12.8倍
39629ピー・シー・エー347億円19.6倍
44763クリーク・アンド・リバー社343億円7.8倍
53741セック328億円21.6倍
64072電算システムホールディングス327億円10.3倍
76070キャリアリンク325億円11.8倍
83983オロ325億円14.8倍
93771システムリサーチ318億円12.1倍
107893プロネクサス310億円13.4倍
113393スターティアホールディングス309億円12.2倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(IT・SaaS)に従っています。

会社の歴史

沿革 7件

持株会社移行と上場

2021年7月、株式会社電算システムが単独株式移転により電算システムホールディングスを設立した。同時に当社株式は東京証券取引所市場第一部に上場し、旧株式会社電算システム株式は同年6月に上場廃止となった。これによりグループの経営機能を分離し、持株会社体制へ移行した。

マイクロリサーチの子会社化とその後の売却

2021年7月、株式会社マイクロリサーチ(東京都品川区)を子会社化し、グループに加えた。しかし2025年8月、全株式を売却し連結範囲から除外した。同社は短期間でグループを離れることとなったが、その間にグループの事業ポートフォリオの見直しが行われた。

関連会社化と子会社化による事業基盤強化

2022年3月、十六電算デジタルサービス株式会社(岐阜県岐阜市)を持分法適用関連会社化し、デジタル分野での連携を深めた。同月には会計システム開発に強みを持つ株式会社CMC(岐阜県岐阜市)を子会社化し、システム開発・導入支援の体制を強化した。

市場区分変更と新たな上場市場

2022年4月、東京証券取引所及び名古屋証券取引所の市場区分見直しに伴い、東証市場第一部から東証プライム市場へ、名証市場第一部から名証プレミア市場へそれぞれ移行した。これによりより厳格な上場基準の下での経営が求められることとなった。

ブロックチェーン事業への参入

2025年11月、ブロックチェーンを基盤とした次世代型サービスの開発・提供を推進するため、株式会社Unyte(東京都千代田区)を子会社化した。これによりグループは新たなテクノロジー領域へ進出し、既存の収納代行や情報サービスとのシナジーを狙う。

年表7件を開く

2020年代

  • 2021年7月創業株式会社電算システムが単独株式移転により当社を設立し、当社株式は東京証券取引所市場第一部に上場(株式会社電算システム株式は2021年6月に上場廃止)
  • 2021年7月M&A株式会社マイクロリサーチ(本社:東京都品川区)を子会社化
  • 2022年3月十六電算デジタルサービス株式会社(本社:岐阜県岐阜市)を持分法適用関連会社化
  • 2022年3月M&A会計システムを中心としたシステム開発、導入支援を一層強化するため、株式会社CMC(本社:岐阜県岐阜市)を子会社化
  • 2022年4月東京証券取引所及び名古屋証券取引所の市場区分の見直しにより、各市場第一部から東京証券取引所プ ライム市場及び名古屋証券取引所プレミア市場にそれぞれ移行
  • 2025年8月全株式の売却により、株式会社マイクロリサーチ(本社:東京都品川区)を連結範囲から除外
  • 2025年11月M&Aブロックチェーンを基盤とした次世代型サービスの開発・提供を推進するため、株式会社Unyte(本社:東京都千代田区)を子会社化

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/12期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち5項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上高2026年12月期まで700億円
  • ROE2026年12月期まで10%
  • 売上高営業利益率中長期まで7.0%以上
  • 売上高2027年度まで1,000億円
  • 営業利益2027年度まで70億円

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    グループシナジーの最大化

    持株会社体制のもと、グループ各社の経営資源・ノウハウを活用したシナジー効果を創出し、継続的な顧客創造を通じて企業価値向上を図る。

  2. 02

    ストックビジネス拡充と成長市場開拓

    ストックビジネスを拡充し売上高を拡大するため、成長分野での資本業務提携を積極的に進め、新たなサービスやビジネスモデルを創出する。

  3. 03

    DX推進支援の強化

    顧客企業との共創やパートナー技術を活用したオープンイノベーションにより、多様化するDXニーズに対応し、業務効率化・生産性向上を支援する。

  4. 04

    サステナビリティ・人的資本経営の推進

    企業価値向上と社会課題解決を両立するサステナビリティ経営と、人材価値を最大化する人的資本経営を推進し、持続可能な社会の実現に向けた行動を継続する。

  5. 05

    DX・AI人材の確保と育成

    AI・IoT・DX分野の人材獲得競争に対応し、優秀な人材の確保と育成による組織体制の強化を重要課題として取り組む。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 5期分

グループ全体で1,036人が働いている。

決算期連結従業員数一人当たり営業利益万円
2021年12月903
2022年12月935
2023年12月964
2024年12月1,005229
2025年12月1,036347

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

拠点とグループ

設備と関係会社

主要な設備 (帳簿価額 上位4)
東濃インターネットデータセンター 東濃BPOセンター — 岐阜県土岐市1,236百万円
情報サービス事業
岐阜本社 — 岐阜県岐阜市671百万円
管理部門 情報サービス事業 収納代行サービス事業
大垣テクノセンター — 岐阜県大垣市231百万円
情報サービス事業
本社 — 宮崎県宮崎市127百万円
情報サービス事業
ほか4件の開示あり

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2025年12月期の売上高は681億円営業利益36億円前期と比べると増収増益で、売上が+11.1%、利益が+56.5%。

売上高
+11.1%
681億円
営業利益
+56.5%
36億円
純利益
+52.6%
29億円
営業利益率
5.3%
前期比 +1.5%pt

会社が出している今期の予想2026年12月期

項目会社予想前期実績
売上高700億円681億円
営業利益37億円36億円
純利益26億円29億円
1株あたり配当¥100¥100

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年2Qで、売上は349億円、営業利益は20億円。前年の2025年2Qと比べると、売上は+8.0%、営業利益は+25.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年1Q146128.28
2023年2Q15385.26
2023年3Q143117.77
2023年4Q154−1
2024年1Q147117.58
2024年2Q15542.63
2024年4Q31182.68
2025年2Q323165.013
2025年4Q358205.616
2026年2Q349205.715

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 5期分

2021年12月期からの5期で、売上は504億円から681億円へ1.4倍に増えた。直近期の営業利益率は5.3%。売上は4期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
株式会社電算システムが単独株式移転により当社を設立し、当社株式は東京証券取引所市場第一部に上場(株式会社電算システム株式は2021年6月に上場廃止)
2021年12月5043220
会計システムを中心としたシステム開発、導入支援を一層強化するため、株式会社CMC(本社:岐阜県岐阜市)を子会社化
2022年12月5353623
2023年12月5964020
2024年12月61323253.819
ブロックチェーンを基盤とした次世代型サービスの開発・提供を推進するため、株式会社Unyte(本社:東京都千代田区)を子会社化
2025年12月68136385.329

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2025年12月期

売上高681億円のうち、営業利益として残るのは36億円5.3%。営業外の損益と税金を反映した純利益は29億円、売上の4.3%にあたる。営業利益率は業種中央値8.4%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金83.8%571億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金10.9%74億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益5.3%36億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
16.1%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比3.1pt
5.3%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比2.4pt
4.3%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比0.7pt
12.4%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
4.2%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
5.4%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 5期分

2025年12月期は営業CFが42億円、投資CFが−9億円で、差し引きのフリーCFは33億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は176億円で、売上の3.1ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2021年12月25−12−71389
2022年12月19−170291
2023年12月55−9−946128
2024年12月302−832153
2025年12月42−9−1133176

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 5期分

2025年12月期の総資産は691億円。このうち返さなくてよい自己資本が249億円で、自己資本比率は35.6%(業種中央値63.4%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2021年12月51417633833.9
2022年12月72219752527.0
2023年12月57120836336.1
2024年12月61722339535.8
2025年12月69124944235.6

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年12月期の内訳
現金及び預金
227億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
194億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
6億円
在庫として抱えている分
負債合計
442億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
65
/ 100
安定性自己資本比率24 / 40
収益力営業利益率11 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

情報・通信業 605社との比較

同じ情報・通信業の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回り605社中188位あたり、逆に低いのは自己資本比率605社中520位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
12.4%/中央値 13.1%
P25 7.0%P75 20.1%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
5.3%/中央値 8.4%
P25 3.9%P75 16.1%
自己資本比率下位総資産のうち返済のいらないお金の割合
35.6%/中央値 63.4%
P25 45.3%P75 74.7%
売上成長率前期からの売上の伸び
11.1%/中央値 9.1%
P25 1.9%P75 20.2%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
3.3%/中央値 2.5%
P25 1.5%P75 3.5%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥3,025で、1年前と比べて-13.8%過去52週の値幅のなかでは20%の位置にある。

¥3,025-2.9%1ヶ月+4.4%1年-13.8%時価総額327億円
過去52週の値幅
安値¥2,729高値¥4,235

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)10.3倍
PER (会社予想)12.4倍
PBR1.26倍
配当利回り3.31%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

1ヶ月で+2.69%と小幅上昇。25日線(2837円)を-0.4%下回り、75日線(2861円)も下回る。52週高値5090円から-44%と低迷。出来高は2万〜5万株とまずまず。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 80/100)

PER10.4倍は業界平均29.7倍を大幅に下回り、PBR1.21倍も同3.44倍を大きく下回る割安水準。配当利回り3.13%は業界平均1.25%を上回り、配当性向51.6%と安定。ROE12.4%は業界平均を上回り収益性も良好。業績は増収増益傾向で、割安でありながら成長性も備える。

指標この会社業種平均
PER (実績)10.3倍47.9倍
PER (予想)12.4倍
PBR1.26倍2.96倍
ROE12.4%12.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

公共系システムの堅調な需要と、決済サービス拡大による成長期待が強気材料。一方、利益率の低さと競争激化が弱気材料。強気派は25/12期の増収増益予想(営業利益5.29%)と安定配当(利回り3.1%)を評価。弱気派は同業他社と比較して収益性が劣り、成長鈍化リスクを指摘する。

プラスに働く材料7
  • 安定増収と利益成長

    25/12期売上681億、営業利益29億と過去最高見通し。

  • 高配当利回り

    配当利回り3.1%はインカム目的で魅力的。

  • 公共需要底堅い

    自治体DX需要は中長期的に継続すると期待。

  • システムインテグレーション事業の受注拡大通年影響

    売上高681億円予想。公共系需要で増収。

  • 営業利益率の改善トレンド継続影響

    営業利益率3.75%→5.29%。高付加価値化進む。

  • 配当利回りの魅力継続影響

    配当利回り3.13%と安定配当。

  • 時価総額300億超の流動性向上継続影響

    東証プライム上場。資金流入期待。

マイナスに働く材料7
  • 利益率の低さ

    営業利益率5%前後で、ITセクター平均を下回る。

  • 成長鈍化リスク

    22~24年の売上成長は年5%未満と緩やか。

  • 競争激化

    公共IT市場は低価格競争になりやすい。

  • 公共IT投資の抑制継続影響

    売上高681億円予想。政府IT予算削減リスク。

  • 人材不足による案件選別継続影響

    エンジニア不足で受注制限。成長鈍化。

  • 競合との価格競争激化継続影響

    受注単価低下で利益圧迫。

  • 子会社管理リスク不定影響

    グループ会社の赤字拡大で連結悪化。

次の決算で確かめる点
営業利益率
収益性改善の進捗を測る重要指標。
公共案件の受注高
公共セクターの需要の強さを示す。
決済サービス売上
非公共部門の成長ドライバーとして注視。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり100で、前期から+50.0%いまの株価に対する利回りは3.31%。増配か配当維持が3年続いている。

年間配当
¥100
1株あたり
配当利回り
3.31%
いまの株価に対して
配当性向
51.6%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
3年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2022年12月3537.3
2023年12月375.7398.4
2024年12月6062.259.8
2025年12月9050.051.6

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥100

株主

有価証券報告書より

2025年12月期末の株主数は延べ16,133人。区分でいちばん多いのは個人・その他41.3%。グループ会社や銀行などの安定株主が49.5%を占め、残る50.5%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年12月%2022年12月%2023年12月%2024年12月%2025年12月%
個人・その他39.940.538.038.441.3
金融機関25.426.829.527.925.5
事業法人24.824.624.124.124.0
外国法人5.54.86.78.45.3
証券会社4.43.21.61.13.7
外国人個人0.00.00.10.10.1
自己株式0.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01株式会社十六フィナンシャルグループ8.24
02日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)7.90
03電算システムグループ従業員持株会5.51
04株式会社十六銀行4.09
05株式会社大垣共立銀行(常任代理人 ㈱日本カストディ銀行)3.93
06岐阜信用金庫3.33
07株式会社トーカイ2.38
08八島有香2.12
09株式会社日本カストディ銀行(信託口)1.90
10野村信託銀行株式会社(投信口)1.65

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 5期分

1株利益は5期で+48%、1株純資産は5期で+43%。直近期のROEは12.4%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2021年12月1831,61412.014.937.2
2022年12月2181,80312.710.037.3
2023年12月1881,93710.014.7398.4
2024年12月1742,0718.714.559.8
2025年12月2712,30112.413.351.6

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

10名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は10名。2025/12期の役員報酬は総額143百万円。

氏名役職年齢保有株数
小林領司代表取締役社長6853,831
高橋譲太取締役6710,541
八島健太郎取締役578,060
宇佐美隆取締役643,617
鈴木正伸取締役603,566
中田恵子取締役58
澤藤憲彦取締役(常勤監査等委員)683,323
富坂博取締役(監査等委員)84
野田勇司取締役(監査等委員)76
三好博昭取締役66

役員報酬の内訳2025/12

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円株式報酬百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)677317711519
取締役(社内)1161616
社外取締役212126

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/12期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容2,148字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社は、持株会社としてグループ会社の経営管理及びそれに付帯する業務を行っております。 また、当社グループは、当社、子会社(株式会社電算システム、株式会社ソフトテックス、株式会社DSKペイメント、ガーデンネットワーク株式会社、株式会社ゴーガ、株式会社ピーエスアイ、アストロ日高株式会社、株式会社CMC、株式会社Unyte)及び関連会社(株式会社システムエンジニアリング、十六電算デジタルサービス株式会社)の12社で構成されており、総合型情報処理サービス企業として、情報サービス事業と収納代行サービス事業の2つのセグメントで事業を展開しております。 なお、当社は、有価証券の取引等の規制に関する内閣府令第49条第2項に規定する特定上場会社等に該当しており、これにより、インサイダー取引規制の重要事実の軽微基準については連結ベースの数値に基づいて判断することになります。 情報サービス事業 ・独立系のITベンダーとして顧客の共創パートナーに   ・クラウドソリューションの提供、情報セキュリティ事業を積極展開 ・顧客の問題解決のため、SI、ソフト開発、システム導入支援、運用保守までワンストップで提供   ・各種BPOサービスで企業活動をバックアップ ・システム機器、ネットワーク・IoT機器の販売推進 情報サービス事業の展開に当たっては、当社と子会社及び関連会社と連携して事業を行っております。 (SI・ソフト開発) SI(システムインテグレーション)では、顧客の課題解決のため、システム機器にソフトウエアプロダクトを組み込んで提供しております。さらに、Google関連ソリューションをはじめとする各種クラウドサービスの提供、ソフトウエアプロダクトの販売、生成AIの活用支援等を行っております。 ソフト開発(システムソリューション)では、顧客に最適なパッケージの導入・カスタマイズを中心とした事業と顧客の要求仕様に基づくシステム設計・製造を行う受託開発事業を行っております。さらに開発完了後の保守サポート、業務運用を含めたサービスを提供しております。これらについては請負または技術者派遣の形態で対応しております。 また、高度な免震設備や冗長化電源・入退館の多重セキュリティ対策等を講じたデータセンター環境の提供や世界最高水準のセキュリティ製品とその技術サポートにより情報セキュリティ事業の拡大、発展を推し進めております。 (情報処理サービス) 請求書発行代行及び入金管理、印刷(封入・封緘)、仕分け・発送等の業務、ギフト・通販におけるデータ処理及び受発注業務、人事給与に関わるバックオフィス業務等幅広い業務分野のBPOサービスを提供しております。また、コールセンター、データエントリーを受託しております。 また、ガソリンスタンドやガス販売店などのエネルギー業界に特化した、専用のソフトウエアプロダクトを提供しております。さらに、データ入力から計算処理、請求書や統計資料の作成まで、コンピュータ処理受託サービスも提供しております。 (商品及び製品販売) 顧客のデジタル化をトータルかつワンストップでサポートし、求めに応じたソフトウエアプロダクト・システム機器やサプライ用品を調達販売、また、ネットワーク・IoT機器の提供を行っております。 収納代行サービス事業 ・IT企業として初めて収納代行サービスを開始   ・総合決済プロバイダーとして、多様な決済ニーズに対応 ・オリジナルの返金・送金サービスを展開   ・最新で、安心/手軽なサービスプラットフォームの提供 1973年4月、民間企業では全国初の金融機関と提携した口座振替利用による収納代行サービスを開始し、さらに1997年2月セブン-イレブン・ジャパンなど大手コンビニエンスストア4社と提携して以降、コンビニエンスストアでの料金支払いを一括して管理する料金収納の代行業務を展開し、常に収納企業、消費者双方の利便性を追求し、お客さまの希望するタイミング・手段で決済できる新しいサービスプラットフォーム「TREE PAYMENT(ツリーペイメント)」や最新のデジタル決済インフラで下記の各種決済サービスを提供しております。 (収納・集金代行サービス、債権保証型後払いサービス) コンビニ収納代行サービス、口座振替サービス、ゆうちょ振替MT代行サービス、請求書作成代行サービス、モバイル決済サービス(電子決済等代行業者:東海財務局長(電代)第3号)、スマートフォンを活用した各種決済サービスならびに債権保証型後払い・口座振替サービスを提供しております。 (オンライン決済サービス) ペーパーレス決済サービス、クレジットカード決済サービスを提供しております。 (送金サービス) 返金や送金などの煩雑な業務を代行する国内送金サービス(第二種資金移動業者:東海財務局長第00001号)を展開しております。 (収納代行周辺サービス) 小売業等への収納代行窓口システムの提供等、消費者の利便性を追求する新たなサービス創造を推し進めております。 [事業系統図] 以上の事項を事業系統図によって示すと、次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題2,227字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)経営方針 当社グループの経営方針は、次のとおりです。 「共創」-Co-creation 私たちはワクワクしながら行動や挑戦をする姿勢が、未来を共に創ると信じています。イノベーションを興してきた実績と経験を引き継ぎ、異端と多様性の精神で新たな価値を創造し、グループ一丸となって社会に貢献してまいります。 ・Purpose(存在意義)情報技術と決済で豊かな社会を実現し、お客様の感動とその夢を叶えることによって、社会に貢献する。 ・Vision (Purpose実現の先の目指す姿)Challenge1000(2027年度売上高1,000億円、営業利益70億円)の達成。サステナブル社会の実現に向けた価値創造企業への変革。DSK Transformation(DX)。 ・Mission(Purpose実現のための行動)新しい価値の創造。Challenge、Innovation、Speed。共創。 (2)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループは、売上高及び営業利益率、ROE(自己資本利益率)を重視する経営指標としております。2026年12月期においては、売上高700億円、ROE(自己資本利益率)10%を確保、中長期目標では売上高営業利益率7.0%以上の達成を目指してまいります。 (3)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 当社グループにおいては、新たな経営ビジョン≪Challenge1000≫の達成に向けて、これまで培った情報処理に関するノウハウとIT技術をさらに深化させ、そこにサービスを組み合わせることで生まれる「新しい価値の創造」「DXの進展」を、「情報サービス事業」、「収納代行サービス事業」の2つの事業を通じて実現していきます。 Visionの実現にあたり、グループシナジーの最大化といったグループ全体の経営機能に注力し、株式会社電算システムを中核として環境・気候変動を加味した事業拡大戦略、グループガバナンス体制の強化、人材の改革による組織体制の強化を課題と捉え、今まで以上に積極的に推進できる体制を構築していきます。 ①グループシナジーの最大化 持株会社体制へ移行した当社グループは、持続的発展・成長のために、グループ一丸となって迅速かつ効率的に事業運営を行うことが重要であると認識しております。厳しさを増す時代を勝ち抜き生き残るには、絶え間ない「顧客の創造」が当社グループの究極の目的と位置づけ、グループ各社の経営資源、ノウハウを活用したシナジー効果の創出による当社グループの企業価値向上を図ってまいります。 ②資本業務提携及びストックビジネスの拡充による成長市場の開拓 当社グループの中長期にわたる安定的な成長を実現するためのエンジン(源泉)は、ストックビジネスを拡充し売上高を拡大していくことにあります。そのためには大きな事業環境の変化の中で、既存のビジネスから脱却し、如何に新たなサービスやビジネスモデルを創出していくかが重要な課題であります。このため、当社グループは、成長著しい分野における積極的な業務提携を進める等、スピーディーに成長戦略の強化を図ってまいります。 ③デジタルトランスフォーメーション(DX)推進支援強化 企業や社会の様々な場面でIoTやAI等のデジタル先端技術が活用され、DXが急速に展開する社会において、ビジネスの大きな転換期に入っております。企業における業務効率化・生産性向上にむけたDXへの取組みは、今後も拡大していくと予測されますが、DXに関する悩み・課題を抱える企業が数多く見受けられます。これらを踏まえ、顧客企業との共創やビジネスパートナーの技術・サービスを活用したオープンイノベーションによってDX推進など多様化する顧客のニーズに対応してまいります。 ④サステナビリティ経営および人的資本経営の推進 当社グループは、企業価値の向上と社会課題の解決の双方を実現する「サステナビリティ経営」や、人材の価値を最大限に引き出して中長期的な企業価値の向上を実現する「人的資本経営」の推進を経営課題として捉えており、この経営課題に対して、「サステナビリティに関する基本方針」「人的資本経営に関する基本方針」を制定しており、引き続き、持続可能な社会の実現に向けた行動を推進していきます。なお、サステナビリティ経営および人的資本経営に関する詳細につきましては、有価証券報告書「2 サステナビリティに関する考え方及び取組」をご参照ください。 ⑤DX、AI人材の確保と育成 当社グループの成長のエンジン(源泉)は「人材」であり、新たなサービスやビジネスモデルの創出には人材の確保・育成が必要不可欠であります。一方、今後急速に成長が見込まれるAI、IoT、DXの分野では、人材の獲得競争が過熱しており、人材の差が事業の競争力を決定づける重要な経営要素と考えております。このため、高度・多様化し続ける顧客ニーズに迅速、柔軟かつ的確に対応するためにも、優秀な人材確保及び人材育成による組織体制の強化を重要課題として取り組んでまいります。
事業等のリスク4,940字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において、当社グループが判断したものであります。 (当社グループ全体) リスク項目   リスク内容   主要な取り組み 気候変動等の影響   気候変動に伴う自然災害や異常気象等の増加に起因する物理的な被害の可能性や低炭素社会への移行に対応できずに原燃料価格や電力価格が上昇するリスクは、当社グループの業績に悪影響を与える可能性があります。   当社グループでは、地球環境の保全を重要課題と認識し、環境に配慮した事業活動を通じて、脱炭素社会と循環型社会の実現を目指すとともに、これらの取り組みについて適切な開示に努めてまいります。 事業環境等の影響   競合商品とのサービスや価格競争の激化、急速な技術革新、お客様の属する業界の経営環境、業容及びニーズ等の変化が続いており、著しい経済情勢の変化等により、当社グループを取り巻く事業環境が急激に変化した場合、当社グループの業績に大きな影響を及ぼす可能性があります。   当社グループでは、各事業領域において顧客価値を高める新商品・製品を企画し、継続的に導入することに努めてまいります。また、高品質、高付加価値の製品を提供することで、顧客満足を獲得し、新たな顧客を創造してまいります。 事業拡大における組織体制の影響   当社グループの事業拡大に応じた十分な人材、優秀な人材の確保は必須ではありますが、確保及び育成ができるかは不確実であり、これらが不十分な場合は、当社グループの業務遂行に影響を及ぼす可能性があります。   当社グループでは、多様な人材が活躍できる風土づくり、報酬体系の見直し、新卒及び中途採用の積極的な取り組み等を通じて優秀な人材の確保に努めるとともに、資格取得支援、研修制度の体系化をする等、事業拡大に応じたあるいは高付加価値の提供できる人材の確保、育成に注力しております。具体的な人材配置については、社内外から適材の手配を行っております。 投資有価証券の減損についての影響   取引関係の維持・強化のために、特定の顧客・仕入先・金融機関の株式を保有しております。将来、株式市場の悪化または投資先企業の業績不振により、投資の減損が必要となる場合、当社グループの業績に大きな影響を及ぼす可能性があります。   当社グループでは、金融商品に係る会計基準等に従い、定期的に時価の推移、業績などをモニタリングしております。また、投資委員会へ政策保有株式の状況について確認し、取締役会に答申しております。 のれんの減損についての影響   事業の成長のためM&Aを必要に応じて実施しており、その結果としてのれんが発生しております。将来、十分な将来キャッシュ・フローを生み出さないと判断された場合、のれんの減損が必要になり、当社グループの業績に大きな影響を及ぼす可能性があります。   当社グループでは、固定資産の減損に係る会計基準に従い、資産に対する減損テストや資産評価を行っております。また、投資委員会において買収金額等の妥当性審議を行い、M&A後も進捗モニタリングを行い、事業を執行、管理する体制を整備しております。 ソフトウエアの減損についての影響   大規模なソフトウエア開発において計画の変更、使用状況の見直し等により収益獲得または費用削減効果が損なわれ、資産の償却または減損が必要となる場合、当社グループの業績に大きな影響を及ぼす可能性があります。   当社グループでは、ソフトウエア(ソフトウエア仮勘定を含む)について、将来の収益獲得または費用削減が確実であるものかどうかを慎重に判断し資産計上しております。 為替の変動による影響   当社グループは海外からサービス、製品を仕入れており、外貨建てでの取引に関しては為替の変動が、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。   当社グループでは為替変動による経営成績への影響を軽減する目的で、一部の取引に為替予約を利用したリスクヘッジを実施しております。 (情報サービス事業) リスク項目   リスク内容   主要な取り組み システム開発の受託における影響   受託システム開発においては、契約の受注時に採算性が見込まれるプロジェクトであっても、開発中の大幅な仕様変更等が発生し、作業工数が当初の見積り以上に増加することにより、最終的に案件が不採算化することがあります。また、長期のプロジェクトは環境や技術の変化に応じた諸要件の変更が生ずる可能性があると考えられます。このような大幅な仕様変更や諸要件の変更あるいは品質上のトラブルが発生した場合、当社グループの業績に大きな影響を及ぼす可能性があります。   当社グループでは、プロジェクト管理者が品質・納期・コスト・リスク等の管理を行うとともに、プロジェクト管理システム等で工期や費用の費消の状況をモニタリングしております。 技術者確保等の影響   情報サービス事業において、案件が技術的にも高度化・複雑化することに伴い、当社グループが必要とする適材の確保が難しい場合、失注や受注規模の縮小などによる売上減少など当社グループの業績に大きな影響を及ぼす可能性があります。   当社グループでは、多様化するニーズにお応えするためには、優秀な技術者の確保が最重要課題であり、採用活動への積極的な取り組み、人材の育成と実務能力の向上を目的とした教育制度を充実させるとともに、具体的な人材配置においても適材の手配を行っております。 情報漏洩等の影響   情報サービス事業において、大規模な災害による人的・設備資源の滅失、当社グループの情報セキュリティ管理策を破る予想し得ない悪意による行為等により、情報資源の漏洩、破壊等の事故が発生した場合、当社グループの信用を失墜させることになりかねないとともに、損害賠償等により当社グループの業績に大きな影響を及ぼす可能性があります。   当社グループでは、プライバシーマーク認定事業者の資格、ISO/IEC27001(情報セキュリティマネジメントシステム)の認証及びPCIDSS(クレジットカード業界のセキュリティ基準)の認証を取得し、それらの規格基準に沿って日常業務で各種のセキュリティ管理策を講じ、個人情報を含む情報資源管理を実施し、情報漏洩等のリスクの回避を行っております。 データセンター障害の影響   情報サービス事業において、サイバーアタック、情報セキュリティ事故、システム・ハードの不具合、地震・台風等の自然災害、大規模停電などが発生した場合、お客様からの損害賠償請求や当社グループの信用失墜等により、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。   当社グループでは、データセンターの障害リスクを回避するために、ISO/IEC27001(情報セキュリティマネジメントシステム)の適用はもとより、建物の耐震及び免震構造化、自家発電装置による無停電電源の確保や防犯設備を完備するなど、設備環境を整備しております。 (収納代行サービス事業) リスク項目   リスク内容   主要な取り組み 法的規制について   収納代行サービス事業において、2010年4月に施行された「資金決済に関する法律」では、資金決済システムの安全性、効率性及び利便性の向上に資することを目的とするとされております。さらに、「金融商品取引法等の一部を改正する法律」及び「資金決済に関する法律」に対する附帯決議では、資金移動業者に対する検査・監督を適切に実施するとともに、これらの業者を含めた新しいサービスの担い手について、その実態を適切に把握し、滞留資金の保全・返金、資金決済の確実な履行の確保等の資金決済に関する制度について検討し、決済システムの安全性、効率性及び利便性の一層の向上を図るよう努めることとされております。これらをふまえると、将来において本法の改正等により収納代行サービス事業の運営が制約された場合、当社グループの業績に大きな影響を及ぼす可能性があります。   当社グループでは、将来における法改正による収納代行サービス事業に制約が発生する可能性を踏まえ、継続した情報収集に努めております。また、当社グループでは、第一に消費者利益の保護(安全性)の確保と利便性の向上を図るとともに、公共の利益に反する利用を排除することを目的として、収納代行会社とコンビニエンスストアが加盟する日本代理収納サービス協会に加入し、業界の健全な成長・発展を促進しております。 コンビニエンスストアへの依存度の影響   収納代行サービス事業において大手コンビニエンスストアを含む全国のコンビニエンスストア本部と料金収納契約を結んでおりますが、何らかの事情で契約の継続が困難な状況が発生しますと、当社グループの業績に大きな影響を及ぼす可能性があります。   当社グループでは、コンビニエンスストアの経営状況をチェックし、倒産に至る前に料金収納契約を終了することができるようにしております。 ユーザーとコンビニエンスストアの直接契約への切り替えについての影響   収納代行サービス事業においてユーザーの開拓に努め、継続的なサービスの提供を意図しておりますが、特定のユーザーにおけるコンビニエンスストアでの取扱件数が突出して増大化し、当該ユーザーとコンビニエンスストアとの直接契約への切り替えが生じた場合には、当社グループの業績に大きな影響を及ぼす可能性があります。   当社グループでは、全国のコンビニエンスストアとの料金収納契約を結んでおり、また、コンビニエンスストア以外の決済事業者とも幅広く契約を結んでおりますので、利用ユーザーのご要望に対して、より適切なサービスをご提供することができます。 革新的技術の出現についての影響   収納代行サービス事業において払込票によるコンビニエンスストア店頭や郵便局窓口でのサービス形態を主体としておりますが、フィンテックという言葉に代表される何らかの革新的な暗号資産(仮想通貨)や電子マネー技術及びモバイル技術の出現とそれらが収納代行の中心的な方法に置き換わったり、それに伴う強力な収納代行業者の進出などの状況が発生しますと、当社グループの業績に大きな影響を及ぼす可能性があります。   当社グループでは、常に新しい収納代行(決済サービス)の取り組みへの情報収集に努め、必要に応じて採用できるように準備をしております。 リスク項目   リスク内容   主要な取り組み システム障害についての影響   収納代行サービス事業の拡大に伴い、多額の預り金を一時的に当社グループの銀行口座(金銭信託)に預け入れ、当社グループの取引先に送金しておりますが、何らかの事情でコンビニエンスストアの倒産に伴う未入金や当社グループシステム障害などでの誤送金などのトラブルが生じますと、当社グループの業績に大きな影響を及ぼす可能性があります。   収納代行サービスのシステムは、弊社データセンターに格納しております。また、収納金送金業務は、システム統制されており、銀行(金銭信託)とも日々の処理をワークフロー管理のうえ、行っております。 債権保証型後払いサービスにおける貸倒引当の影響   債権保証型後払いサービスは、当社グループが加盟店に対して売上代金の立て替えをしたのち、消費者に売上代金を請求して回収を行います。このため、経済環境の悪化等により想定以上の貸倒が発生しますと、当社グループの業績に大きな影響を及ぼす可能性があります。   定期的に貸倒引当率のモニタリングを行い、与信審査システムを調整することで、想定以上の貸倒が発生しないよう管理を行っております。
経営成績の分析 (MD&A)5,243字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 ①経営成績の状況 当連結会計年度における我が国経済は、雇用・所得環境の改善を背景とした賃上げの進展や、活発なインバウンド需要に支えられ、緩やかな回復基調で推移いたしました。一方、継続的な原材料価格の高騰や円安によるコスト増が企業収益を圧迫するなど、先行き不透明な状況が続いております。 このような経営環境において当社グループは、「共創」で新たな価値を創造し、社会に貢献することを経営理念のもと、さらなる業容の拡大と成長を志向し、継続的な営業努力と効率的な事業運営に努め、経営計画の達成を目指してまいりました。 この結果、当連結会計年度における経営成績につきましては、売上高68,131百万円(前年同期比11.2%増)、営業利益3,624百万円(前年同期比56.8%増)、経常利益3,843百万円(前年同期比51.6%増)、親会社株主に帰属する当期純利益2,896百万円(前年同期比56.5%増)となりました。 各セグメント別の概況は以下のとおりとなっております。 (情報サービス事業) 情報処理サービスではBPO(業務処理アウトソーシング)分野において、東濃BPOセンターでの運用業務を基軸とした請求書などの各種帳票作成代行サービスが引き続き堅調に推移しました。一方、従来のカタログ販売分野におけるデータエントリー業務、送り状印字サービスにおいては、ネット通販の影響により売上・利益ともに減少となりました。なお、今後も減少傾向が予想されております。SI・ソフト開発では、不採算案件の発生など利益押し下げ要因はあったものの、オートオークション業向けシステム案件やGoogle Workspace、Google Cloud Platformなどのクラウドサービス分野が好調に推移し、全体では増益に寄与いたしました。商品及び製品販売においては、競合他社との価格競争の激化及び、仕入れ価格の上昇の影響で利益率は低下したものの、GIGAスクール構想に対応したGoogle Chromebookの販売が堅調に推移し、売上高は前年同期を上回り利益を確保いたしました。 以上の結果、情報サービス事業の売上高は43,061百万円(前年同期比15.5%増)、営業利益は942百万円(前年同期は営業損失278百万円)となりました。 (収納代行サービス事業) 主力の収納・集金代行サービスは、前期後半から稼働した大口案件による取扱件数の増加が一巡、下期後半にかけて売上高の成長がやや鈍化しました。また、一部の仕入れ単価上昇や金利上昇による収納金管理コスト増加の影響を受けつつも、徹底したコスト管理と契約の最適化により、営業利益は前期並を確保いたしました。 以上の結果、収納代行サービス事業の売上高は25,069百万円(前年同期比4.6%増)、営業利益は2,676百万円(前年同期比3.8%増)となりました。 当社グループのセグメントごとの業績は次のとおりであります。 セグメントの名称   前連結会計年度 (自 2024年1月1日 至 2024年12月31日)   当連結会計年度 (自 2025年1月1日 至 2025年12月31日)   前年同期比増減 売上高 (百万円)   構成比 (%)   売上高 (百万円)   構成比 (%)   増減金額 (百万円)   増減率 (%) 情報サービス事業 SI・ソフト開発   27,188   44.3   29,483   43.3   2,294   8.4 情報処理サービス   5,850   9.6   6,199   9.1   349   6.0 商品及び製品販売   4,138   6.8   7,287   10.7   3,148   76.1 その他   104   0.2   91   0.1   △13   △12.7 小計   37,281   60.9   43,061   63.2   5,779   15.5 収納代行サービス事業 収納・集金代行サービス   22,204   36.2   23,139   34.0   935   4.2 オンライン決済サービス   982   1.6   1,188   1.7   206   21.0 送金サービス   226   0.4   53   0.1   △173   △76.4 収納代行周辺サービス   321   0.5   316   0.5   △5   △1.6 その他   239   0.4   372   0.5   132   55.2 小計   23,974   39.1   25,069   36.8   1,095   4.6 合計   61,256   100.0   68,131   100.0   6,874   11.2 ②キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末と比較して2,256百万円増加し、当連結会計年度末残高は17,581百万円(前期末比14.7%増)となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの主な要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果、増加した資金は4,165百万円(前連結会計年度は3,021百万円の増加)となりました。これは主に、前払費用の増加1,793百万円、受注損失引当金の減少836百万円、法人税等の支払額748百万円により資金が減少したものの、税金等調整前当期純利益3,711百万円、仕入債務の増加1,585百万円、契約負債の増加1,499百万円、減価償却費716百万円により資金が増加したことによるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果、減少した資金は855百万円(前連結会計年度は239百万円の増加)となりました。これは主に、 投資事業組合からの分配による収入163百万円により資金が増加したものの、無形固定資産の取得による支出403百万円、有形固定資産の取得による支出229百万円、連結の範囲の変更に伴う子会社株式の取得による支出225百万円により資金が減少したことによるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果、減少した資金は1,053百万円(前連結会計年度は765百万円の減少)となりました。これは主に「信託型従業員持株インセンティブ・プラン(E-ship®)」導入に伴う自己株式の売却による収入129百万円により資金が増加したものの、配当の支払額863百万円、長期借入金の返済による支出316百万円により資金が減少したことによるものであります。 ③生産、受注及び販売の実績 a.生産実績 (情報サービス事業) 情報サービス事業は、情報サービス産業に分類され、いわゆるサービス業であるため、該当事項はありません。 (収納代行サービス事業) 収納代行サービス事業は、収納事業者からの代金回収の代行を委任(準委任)され、継続的に行うサービスであり、該当事項はありません。 b.受注実績 当連結会計年度における受注実績をセグメントごとに示すと次のとおりであります。 (情報サービス事業) 受注高 (百万円)   前年同期比 増減(%)   受注残高 (百万円)   前年同期比 増減(%) 45,722   12.3   14,539   22.4 (収納代行サービス事業) 収納代行サービス事業は、収納事業者からの代金回収の代行を委任(準委任)され、継続的に行うサービスであり、該当事項はありません。 c.販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと次のとおりであります。 セグメントの名称   販売高(百万円)   前年同期比増減(%) 情報サービス事業   43,061   15.5 収納代行サービス事業   25,069   4.6 計   68,131   11.2 (注)当連結会計年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は、当該割合が100分の10未満であるため、記載を省略しております。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 文中における将来に関する事項は、本書提出日現在において当社グループが判断したものであります。 ①重要な会計方針及び見積り 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたりまして、当社は、当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローに影響を与える可能性について、連結決算日における資産・負債及び当連結会計年度における収益・費用の見積り及び判断を行っております。当社は、過去の実績や状況に応じ合理的だと考えられる様々な要因に基づき、見積り及び判断を行っておりますが、実際の結果は、見積り特有の不確実性のため、これらの見積りと異なる場合があります。 なお、連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等(1)連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載しております。 ②経営方針、経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループは、売上高及び営業利益率、ROE(自己資本利益率)を重視する経営指標としております。2025年12月期においては、営業利益率5.3%、ROE(自己資本利益率)12.4%となりました。 ③財政状態の分析 当連結会計年度末の資産は、前連結会計年度末と比較して7,365百万円増加し、69,112百万円となりました。これは主に、契約資産が507百万円、繰延税金資産が350百万円減少したものの、現金及び預金が3,386百万円、前払費用が1,790百万円、金銭の信託が1,787百万円増加したことによるものであります。 当連結会計年度末の負債は、前連結会計年度末と比較して4,778百万円増加し、44,230百万円となりました。これは主に、受注損失引当金が836百万円、1年内返済予定の長期借入金及び長期借入金が423百万円、未払法人税等が194百万円減少したものの、収納代行預り金が2,918百万円、買掛金が1,537百万円、契約負債が1,499百万円増加したことによるものであります。 当連結会計年度末の純資産は、前連結会計年度末と比較して2,587百万円増加し、24,881百万円となりました。これは主に、利益剰余金が2,033百万円増加したことによるものであります。 ④経営成績の分析 a.売上高 当連結会計年度の売上高は68,131百万円となりました。(前年同期比11.2%増) セグメント別の増減要因につきましては「(1)経営成績等の状況の概要」に記載しております。 b.営業利益 当連結会計年度の営業利益は3,624百万円となりました。(前年同期比56.8%増) セグメント別の増減要因につきましては「(1)経営成績等の状況の概要」に記載しております。 c.経常利益 当連結会計年度の経常利益は3,843百万円となりました。(前年同期比51.6%増) d.親会社株主に帰属する当期純利益 当連結会計年度の親会社株主に帰属する当期純利益は2,896百万円となりました。(前年同期比56.5%増) ⑤資本の財源及び資金の流動性についての分析 a.キャッシュ・フロー 当連結会計年度のキャッシュ・フローの概要につきましては、「第2  事業の状況  4  経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析  (1)経営成績等の状況の概要  ②キャッシュ・フローの状況」をご参照ください。 b.財政政策 当社グループの運転資金需要のうち主なものは、商品の仕入や手数料支払いのほか、受託開発に伴う人件費や外注費、販売費及び一般管理費等の営業費用であります。運転資金は、自己資金を基本としております。設備資金は、自己資金または借入等により資金調達することを基本としております。 ⑥経営者の問題意識と今後の方針について 経営者の問題認識と今後の方針につきましては、「第2  事業の状況  1  経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載のとおりであります。

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出典

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