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日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,061.95+295ドル円158.65-1NASDAQ26,217.83+118S&P 5007,666.6+35SOX 指数11,339.25+519/2終値

日本山村硝子

Nihon Yamamura Glass Co., Ltd.5210 · Standard · ガラス・土石製品

ガラスびん国内大手。飲料・食品向けガラス容器とプラスチック容器を軸に、電子部材用ガラスまで手掛ける。

概要

日本山村硝子は、1914年に西宮市で創業したガラスびんメーカーを源流とする総合素材・容器企業である。現在はガラスびん、プラスチック容器、エレクトロニクス用ガラス(ニューガラス)の製造販売を主力とし、物流事業も手掛ける。2026年3月期の連結売上高は722億円、営業利益38億円、純利益33億円。従業員数1,884人。東京証券取引所スタンダード市場に上場(1961年上場)し、本社を兵庫県尼崎市に置く。海外では中国、タイ、インドネシア、フィリピンなどに生産・販売拠点を有する。

ガラスびん関連事業が連結売上の約6割を占める

ガラスびん関連事業は日本山村硝子の最古かつ最大の事業である。2026年3月期のセグメント売上高は451億89百万円で、連結全体の約62.6%を占める。同事業では当社がガラスびんを製造・販売し、連結子会社の株式会社山村製壜所もびん製造を行う。製びん機や搬送装置などの設備販売も手掛ける。製品の輸送・保管は山村倉庫株式会社が担う。国内ガラスびん市場は人口減少や他素材容器への転換で需要減少が続くが、価格改定や品種構成の最適化により販売単価を引き上げ、2026年3月期のセグメント利益は28億83百万円と前期比28.2%増加した。溶解窯の更新投資が今後の課題である。

プラスチック容器関連事業は飲料キャップが主力

プラスチック容器関連事業は主に飲料用プラスチックキャップを製造・販売する。2026年3月期のセグメント売上高は85億20百万円(前期比3.0%増)である。国内では山村プラスチックプロダクツ株式会社に製造を委託し、当社が販売する。中国では展誠(蘇州)塑料製品有限公司が現地生産を行い、販売を拡大している。セグメント利益は4億91百万円(前期比12.8%減)と減益となった。これは中国子会社の工場移転に伴う土地賃借料等の固定費増加が要因である。環境対応としてペットボトルキャップのリサイクル活動を企業・自治体・学校と協力して推進している。

物流関連事業はグループのサプライチェーンを支える

物流関連事業はガラスびんやプラスチック容器の輸送・保管・構内作業を担当する。2026年3月期のセグメント売上高は147億85百万円(前期比1.9%増)、セグメント利益は7億95百万円(前期比19.8%増)である。主要な連結子会社として山村ロジスティクス株式会社(2015年設立)と中山運送株式会社(2021年取得)がある。両社はグループ内の物流効率化に加え、外部顧客向けの3PL(サード・パーティー・ロジスティクス)事業も展開する。配送効率の改善により利益率が向上している。同分野では2021年にJR貨物との合弁会社「山村JR貨物きらベジステーション株式会社」を設立し、農産物物流にも進出している。

ニューガラス関連事業は半導体向け先端材料に注力

ニューガラス関連事業はエレクトロニクス用ガラスや半導体向けガラスセラミック製品を扱う。2026年3月期のセグメント売上高は35億22百万円(前期比13.3%増)、セグメント利益は4億34百万円(前期比79.2%増)である。当社が尼崎プラントで電子部品用ガラスを製造し、子会社の山村フォトニクス株式会社(2010年取得)が電気・電子機器用ガラス部品を手掛ける。半導体分野では台湾パートナーとの技術連携を通じて、大面積ガラスセラミック基板の開発を加速している。同セグメントは半導体・電子部品需要の拡大を背景に成長が期待される。

業界の中での役割はガラス容器・プラスチック容器の総合メーカーにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
722億円
営業利益
38億円
営業利益率
5.3%
純利益
33億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2024/3
事業売上構成比利益利益率
ガラスびん関連事業440億円64.6%0億円0.0%
物流関連事業145億円21.3%5億円3.4%
プラスチック容器関連事業66億円9.7%-4億円-6.1%
ニューガラス関連事業30億円4.4%-5億円-16.7%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01飲料・食品主力

ビール・清涼飲料・調味料など向けのガラスびんを製造・販売。国内市場で高いシェアを持つ。リユースびんやワンウェイびんを供給。

主な製品・サービス1
ガラスびん
飲料・食品の容器として使用されるガラス製びん。リサイクル可能で、内容物の保護や意匠性に優れる。

02化粧品・医薬品準主力

化粧品容器や医薬品容器向けに、ガラスびんやプラスチック容器を製造・販売。高級感や衛生面が求められる用途に合わせた容器を提供。

主な製品・サービス2
ガラスびん
化粧品・医薬品用のガラス容器。遮光性や耐薬品性など用途に応じた仕様に対応。
プラスチックキャップ
ガラスびんに装着するプラスチック製キャップで、密封性を確保。

03電子部材準主力

半導体や電子デバイス向けのエレクトロニクス用ガラス、ディスプレイ用ガラス部品を製造・販売。高精度な加工技術が要求される。

主な製品・サービス1
エレクトロニクス用ガラス
半導体やディスプレイなどに使用されるガラス基板や部品。薄く加工し、電気絶縁性・耐熱性を備える。

04物流副次

物流関連事業として製品の輸送・保管・構内作業をグループ会社が担当。当社の製品物流を支える。

製品と技術

ガラスびん:ビール・清涼飲料向けリターナブルびん

日本山村硝子は創業以来、ガラスびんの製造を主力としてきた。主な製品はビールびん、清涼飲料びん、調味料びんなどで、特にリターナブル(回収再使用)びんに強みを持つ。同社のガラスびんは軽量化と強度向上を両立しており、酒類・飲料メーカーに供給される。製造工程では、溶解窯でガラス原料を溶かし、成形機でびん形状に成型し、徐冷炉で歪みを取り除く。同社は製びん機や搬送装置などの関連設備も自社設計・製造し、国内ガラスびん市場で安定したシェアを維持している。

プラスチックキャップ:ペットボトル用軽量キャップとリサイクル技術

プラスチック容器関連事業の主力製品は、ペットボトル用のプラスチックキャップである。同社のキャップは軽量で密封性に優れ、リサイクルしやすい設計が特長である。国内では山村プラスチックプロダクツ株式会社が製造し、主に飲料メーカー向けに販売される。中国の子会社展誠(蘇州)塑料製品有限公司でも同様のキャップを生産し、アジア市場に供給する。同社は使用済みキャップの回収・リサイクル活動を企業・自治体と連携して推進しており、環境配慮型製品の開発を進めている。

ニューガラス:半導体・電子機器向け高機能ガラスセラミック

ニューガラス関連事業では、エレクトロニクス用ガラスや半導体向けガラスセラミック製品を製造する。具体的には、電子部品用ガラス基板、燃料電池用ガラス部品、半導体実装用ガラスセラミック基板などがある。同社は尼崎プラントと子会社の山村フォトニクス株式会社でこれらの製品を生産する。特に半導体分野では、台湾のパートナーと技術連携し、大面積ガラスセラミック基板の開発を加速している。この基板は次世代半導体パッケージ向けで、従来のシリコン基板に代わる材料として注目される。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

ガラス・土石製品のなかでの位置

ガラス容器で国内有力、収益改善途上

ガラス・土石業界ではAGCや日本板硝子が大手だが、日本山村硝子はガラスびん・容器で一定のシェアを持つ。売上高は約730億円で、石塚硝子などと同規模。2025/3期の営業利益率は4.23%と低水準だが、2026/3期は5.26%に改善見通し。神島化学など競合に対し、食品・飲料向け容器が主力。エネルギーコスト上昇や需要減が課題だが、リサイクル対応などで差別化を図る。

強み

  • 食品・飲料向けガラスびんで長年の実績、品質と供給安定性に強み。
  • リサイクルガラスの活用や軽量化技術で環境ニーズに対応。
  • 全国に生産拠点を有し、顧客への安定供給が可能。
  • 営業利益率が改善傾向、コスト削減や高付加価値品の拡大が奏功。

課題

  • ペットボトルなど代替素材の台頭でガラス容器需要が縮小傾向。
  • 製造工程でエネルギーを大量消費、コスト増が収益を圧迫。
  • AGCや日本板硝子など大手との価格競争が厳しく、シェア拡大が困難。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

ガラス・土石製品の時価総額近傍。太字が日本山村硝子

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
15288アジアパイルホールディングス578億円7.6倍
25304SECカーボン547億円
35273三谷セキサン421億円10.2倍
45218オハラ411億円27.3倍
55357ヨータイ347億円13.2倍
65210日本山村硝子324億円9.1倍
75363東京窯業313億円8.2倍
85337ダントーホールディングス274億円
95269日本コンクリート工業213億円29.3倍
105388クニミネ工業196億円12.3倍
115356美濃窯業169億円10.7倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 45件

1914年に西宮で創業、人工吹きびんからスタート

日本山村硝子の源流は1914年4月、兵庫県西宮市で創業された山村製壜所である。当時は熟練工による人工吹きでガラスびんを製造していた。1955年1月に株式会社へ改組し、山村硝子株式会社として発足した。同じ1916年には横浜と尼崎に工場を持つ日本硝子工業株式会社(後の日本硝子株式会社)が創業しており、両社は後に合併する。山村硝子は創業以来、ガラスびん製造一筋で事業を拡大した。

1960年代にプラスチック容器に進出し、株式上場を果たす

1960年10月、山村硝子はプラスチック容器工場を建設し、新分野に進出した。1961年10月には大阪証券取引所市場第二部に上場。翌1962年9月には中国産業株式会社と合併し、額面変更を実施。同年11月には東京証券取引所市場第二部にも上場した。1970年5月には東京・大阪両取引所の市場第一部に指定替えとなった。この時期にプラスチック事業が本格化し、ガラスびんとの二本柱が形成され始めた。

1980年代から1990年代前半、工場拡充とニューガラス研究所の新設

1980年5月、兵庫県播磨町に播磨工場を建設。1983年4月には子会社の株式会社山村製壜所を設立した。1987年7月には西宮市にニューガラス研究所を新設し、エレクトロニクス用ガラスの研究開発を開始した。1987年10月には播磨町に関西工場(プラスチック)を建設。1989年4月には広島硝子工業株式会社と合併し、事業基盤を強化した。1990年12月にはニューガラス開発プラント(現鳴尾浜プラント)を建設し、ニューガラス事業の量産化に着手した。

1998年の大合併で日本山村硝子が誕生

1998年9月、山村硝子株式会社と日本硝子株式会社の合併が実行され、社名を日本山村硝子株式会社に変更した。日本硝子は1916年創業後、大日本麦酒の製びん部門を経て独立。1982年に会社更生法適用を申請し、1998年に更生手続を終結していた。合併により両社のガラスびん製造技術と販路が統合され、国内最大級のガラス容器メーカーが誕生した。同時に山村硝子が持っていたプラスチック・ニューガラス事業も引き継がれた。

2000年代以降、中国・東南アジアへ積極的に展開

2004年2月、中国江蘇省に展誠(蘇州)塑料製品有限公司を設立し、プラスチックキャップの現地生産を開始した。2008年1月にはフィリピンの包装容器会社2社に資本参加し、サンミゲル山村パッケージング・コーポレーション等と改称。2009年10月にはタイに山村インターナショナル・タイランドを設立。2010年5月にはインドネシアのサンミゲルサンプルナパッケージング・インダストリーズを完全子会社化し、山村ウタマ・インドプラスとした。2016年3月には米国に山村インターナショナル・カリフォルニアを設立し、グローバルな販売網を構築した。

2010年代後半以降、物流機能を強化しスタンダード市場へ移行

2015年11月に山村ロジスティクス株式会社を設立し、物流事業を分社化。2019年11月には山村プラスチックプロダクツ株式会社を設立し、プラスチック製造を分離した。2021年9月には中山運送株式会社とマルイシ運輸株式会社を買収し、物流網を拡大した。2022年4月、東京証券取引所の市場区分見直しにより、市場第一部からスタンダード市場に移行した。同時期にインドネシア子会社の清算手続きを開始するなど、不採算事業の整理も進めた。

年表45件を開く

1910年代

  • 1914年4月創業西宮市において山村製壜所として創業。人工吹によるガラスびん製造開始。

1950年代

  • 1955年1月創業株式会社に改組し、山村硝子株式会社として発足。

1960年代

  • 1960年10月プラスチック容器工場建設、製造開始。
  • 1961年1月相模原市に東京工場建設、操業開始。
  • 1961年10月上場大阪証券取引所市場第二部上場。
  • 1962年9月M&A株式額面金額を50円に変更のため中国産業株式会社と合併。
  • 1962年11月上場東京証券取引所市場第二部上場。
  • 1967年9月山村倉庫株式会社設立。(現:連結子会社)

1970年代

  • 1970年5月上場東京・大阪証券取引所市場第一部上場。

1980年代

  • 1980年5月兵庫県加古郡播磨町に播磨工場建設、操業開始。
  • 1983年4月株式会社山村製壜所設立。(現:連結子会社)
  • 1984年10月本社社屋を西宮市浜松原町に移転。
  • 1987年7月西宮市にニューガラス研究所を新設。
  • 1987年10月兵庫県加古郡播磨町に関西工場(現:関西プラント)(プラスチック)建設、操業開始。
  • 1989年4月M&A広島硝子工業株式会社と合併。

1990年代

  • 1990年12月西宮市にニューガラス開発プラント(現:鳴尾浜プラント)建設、操業開始。
  • 1991年6月M&A比国でサンミゲル山村アジア・コーポレーション(合弁会社)設立(2020年3月にサンミゲル山村パッケージング・コーポレーションを存続会社として、同社と合併)。
  • 1995年10月宇都宮市に宇都宮工場(現:宇都宮プラント)(プラスチック)建設、操業開始。
  • (日本硝子株式会社)

1910年代

  • 1916年6月創業日本硝子工業株式会社として設立。横浜工場、尼崎工場操業開始。

1920年代

  • 1920年4月M&A大日本麦酒株式会社の製びん部門として合併。

1930年代

  • 1936年11月創業大日本麦酒株式会社から分離独立して、日本硝子株式会社として設立。

1950年代

  • 1950年9月新日本硝子工業株式会社(日本硝子株式会社の前身)と新日本硝子株式会社に分割。
  • 1951年11月商号変更社名を日本硝子株式会社に変更。
  • 1955年2月M&A徳永硝子株式会社と合併。

1960年代

  • 1962年2月商号変更日硝株式会社設立(1972年3月に星硝株式会社へ商号変更、2025年4月にSEISHO株式会社へ商号変更)。(現:連結子会社)

1980年代

  • 1982年9月会社更生法に基づく更生手続の開始申立。
  • 1985年11月熊谷市に埼玉工場建設、操業開始。横浜工場閉鎖。

1990年代

  • 1998年9月更生手続終結申立書が東京地方裁判所により受理。
  • (日本山村硝子株式会社)
  • 1998年10月M&A山村硝子株式会社と日本硝子株式会社は合併し、社名を日本山村硝子株式会社と変更。

2000年代

  • 2000年12月尼崎市に尼崎プラント(ニューガラス)建設、操業開始。
  • 2004年2月中華人民共和国で展誠(蘇州)塑料製品有限公司設立。(現:連結子会社)
  • 2008年1月比国の包装容器関連事業会社2社に資本参加(サンミゲル山村パッケージング・コーポレーションおよびサンミゲル山村パッケージング・インターナショナルとそれぞれ改称)。(現:持分法適用関連会社)
  • 2008年4月中華人民共和国で山硝(上海)商貿有限公司設立。(現:子会社)
  • 2009年6月本社を西宮市から移転し、関西本社(尼崎市)と東京本社(東京都新宿区)の二本社制に移行。
  • 2009年10月タイで山村インターナショナル・タイランドを設立。(現:連結子会社)

2010年代

  • 2010年5月M&Aインドネシアでサンミゲルサンプルナパッケージング・インダストリーズに資本参加(2012年2月に完全子会社化し、山村ウタマ・インドプラスと改称)。(現:連結子会社)
  • 2010年7月M&A日本電気真空硝子株式会社の全株式取得(山村フォトニクス株式会社と改称)。(現:連結子会社)
  • 2015年11月山村ロジスティクス株式会社を設立(2016年4月に山村倉庫㈱を分割会社、山村ロジスティクス㈱を分割承継会社とする会社分割を実施)。(現:連結子会社)
  • 2016年3月アメリカで山村インターナショナル・カリフォルニアを設立。(現:連結子会社)
  • 2019年11月山村プラスチックプロダクツ株式会社を設立(2020年4月に山村倉庫㈱を分割会社、山村プラスチックプロダクツ㈱を分割承継会社とする会社分割を実施)。(現:連結子会社)

2020年代

  • 2021年9月M&A中山運送株式会社およびマルイシ運輸株式会社(2023年4月に中山運送株式会社を存続会社として同社と合併)の全株式取得。(現:連結子会社)
  • 2021年9月山村JR貨物きらベジステーション株式会社(合弁会社)を設立。(現:連結子会社)
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からスタンダード市場に移行。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち2項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • ROE2029年3月期まで6.0%以上
  • ROE(中長期目標)8.0%以上

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    既存セグメントの収益基盤強化

    ガラスびん・プラスチック容器・物流・ニューガラス・植物の各事業で、需給変動に対応した生産販売体制の最適化、省人化設備導入、サプライチェーン最適化によるコスト抑制、新規顧客獲得等を進め、収益力を高める。

  2. 02

    未来事業創造に向けた準備

    研究開発センターを改称し、医療・半導体・エネルギー分野等で産官学連携による技術開発を加速。特に半導体向け大面積ガラスセラミック基板の開発を台湾パートナーと連携し、次世代半導体材料分野へ進出する。

  3. 03

    グローバルビジネスの再構築と拡大

    経済成長が見込まれるアジア地域を中心に、子会社や提携先と連携して販売強化を図る。プラスチックキャップ等の海外事業を拡大し、グローバルな事業展開を推進する。

  4. 04

    循環型社会実現に向けた開発強化

    脱炭素社会や環境配慮製品の開発、ペットボトルキャップのリサイクル活動を企業・自治体・学校と協力して推進。ガラスびんの高付加価値化と環境技術開発に取り組む。

  5. 05

    従業員が誇りを持てる会社づくり

    人材不足対策として生産支援システムや省人化設備の導入を継続し、コア人材の確保と育成強化を図る。働きがいのある職場環境を整備する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で1,884人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は693万円で、9期前と比べて+8.7%平均年齢は44.8歳、平均勤続年数は21.2年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月2,589
2018年3月2,594
2019年3月63842.219.92,637
2020年3月60742.920.32,700
2021年3月58843.220.92,319
2022年3月59544.321.92,470
2023年3月63045.022.71,876
2024年3月67145.021.81,855
2025年3月72345.121.81,866166
2026年3月69344.821.21,884202

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率6.1%
縦線は目安の30%
男性育休取得率18.2%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)80.1%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社14(国内 10 / 海外 4、うち連結子会社 12) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位8)
播磨工場 — 兵庫県加古郡7,984百万円
東京工場 — 神奈川県相模原市5,800百万円
ガラスびん 関連事業
その他4,146百万円
ガラスびん 関連事業 プラスチック容器関連事業 ニューガラス関連事業 全社的管理 業務
関西本社 — 兵庫県尼崎市2,867百万円
全社的管理 業務
埼玉工場 — 埼玉県熊谷市2,794百万円
関西プラント — 兵庫県加古郡1,696百万円
プラスチック容器関連事業
宇都宮プラント — 栃木県宇都宮市1,078百万円
プラスチック容器関連事業 — 展誠(蘇州)塑料製品 有限公司(中国江蘇省太倉市)1,057百万円
ほか2件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    山村ロジスティクス株式会社(注)3
    兵庫県尼崎市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    山村倉庫株式会社(注)2
    兵庫県尼崎市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    SEISHO株式会社(注)4
    東京都港区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    中山運送株式会社(注)6
    大阪府茨木市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    山村フォトニクス株式会社
    横浜市都筑区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    山村プラスチックプロダクツ 株式会社
    兵庫県尼崎市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社山村製壜所
    兵庫県西宮市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    山村JR貨物きらベジステーション株式会社
    福井県大飯郡 · 連結子会社
    議決権51.0%
  • 海外
    展誠(蘇州)塑料製品 有限公司
    中国 江蘇省太倉市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    山村ウタマ・インドプラス
    インドネシア国西ジャワ州部ブカシ · 連結子会社
    議決権99.9%
  • 海外
    山村インターナショナル・タイランド
    タイ国 バンコク都 · 連結子会社
    議決権74.0%
  • 国内
    山村インターナショナル・カリフォルニア
    アメリカ合衆国 カリフォルニア州 · 連結子会社
    議決権100.0%
残りのグループ会社2社を開く
  • サンミゲル山村パッケージング・コーポレーションフィリピン国 マニラ市35%
  • サンミゲル山村パッケージング・インターナショナル(注)5イギリス領 バージン諸島35%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は722億円営業利益38億円前期と比べると減収増益で、売上が-1.5%、利益が+22.6%。

売上高
-1.5%
722億円
営業利益
+22.6%
38億円
純利益
+17.9%
33億円
営業利益率
5.3%
前期比 +1.0%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高720億円722億円
営業利益26億円38億円
純利益29億円33億円
1株あたり配当¥150¥150

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は182億円、営業利益は12億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は−3.2%、営業利益は−40.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q164−21
2024年1Q1882010.686
2024年2Q180126.712
2024年3Q190168.427
2024年4Q171−2
2025年2Q378246.321
2025年4Q35572.07
2026年2Q367267.126
2026年4Q355123.47
2027年1Q182126.616

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は705億円から722億円へほぼ横ばい。直近期の営業利益率は5.3%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月70552
2014年3月719−6−27
山村ロジスティクス株式会社を設立(2016年4月に山村倉庫㈱を分割会社、山村ロジスティクス㈱を分割承継会社とする会社分割を実施)。(現:連結子会社)
2015年3月702−254
アメリカで山村インターナショナル・カリフォルニアを設立。(現:連結子会社)
2016年3月7052111
2017年3月6881914
2018年3月704221
山村プラスチックプロダクツ株式会社を設立(2020年4月に山村倉庫㈱を分割会社、山村プラスチックプロダクツ㈱を分割承継会社とする会社分割を実施)。(現:連結子会社)
2019年3月70392
2020年3月6741−2
中山運送株式会社およびマルイシ運輸株式会社(2023年4月に中山運送株式会社を存続会社として同社と合併)の全株式取得。(現:連結子会社)
2021年3月571−55−53
2022年3月643−47−97
2023年3月681−30−30
2024年3月72961123
2025年3月73331324.228
2026年3月72238445.333

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高722億円のうち、営業利益として残るのは38億円5.3%。営業外の損益と税金を反映した純利益は33億円、売上の4.6%にあたる。営業利益率は業種中央値8.0%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金79.2%572億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金15.5%112億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益5.3%38億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
20.8%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比2.8pt
5.3%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比2.2pt
4.6%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比1.4pt
5.9%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
3.4%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
3.1%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが82億円、投資CFが−34億円で、差し引きのフリーCFは48億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は112億円で、売上の1.9ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月25−31−16−688
2014年3月21−5634−3589
2015年3月1550−665148
2016年3月62−56−326122
2017年3月35−5621−21121
2018年3月54−40−2214112
2019年3月40−5312−13109
2020年3月38−8253−44129
2021年3月48−51−26−399
2022年3月56−15−3441109
2023年3月16−29−22−1375
2024年3月5777−101134109
2025年3月67−56−1511108
2026年3月82−34−4448112

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は975億円。このうち返さなくてよい自己資本が564億円で、自己資本比率は58.2%(業種中央値64.4%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月93353539857.3
2014年3月98352645752.9
2015年3月1,07561246356.5
2016年3月1,07359947455.4
2017年3月1,07658449254.2
2018年3月1,06557648954.1
2019年3月1,05055249852.5
2020年3月1,08253554749.2
2021年3月98548649949.0
2022年3月97440257241.0
2023年3月87637550142.6
2024年3月94151642554.6
2025年3月94954440557.8
2026年3月97556441158.2

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
112億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
237億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
66億円
在庫として抱えている分
負債合計
411億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
80
/ 100
安定性自己資本比率39 / 40
収益力営業利益率11 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

ガラス・土石製品 49社との比較

同じガラス・土石製品の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回り49社中2位あたり、逆に低いのは売上成長率49社中39位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
5.9%/中央値 7.3%
P25 5.5%P75 9.9%
営業利益率下位売上のうち本業の利益として残る割合
5.3%/中央値 8.0%
P25 6.1%P75 12.2%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
58.2%/中央値 64.4%
P25 50.0%P75 73.1%
売上成長率下位前期からの売上の伸び
-1.5%/中央値 4.1%
P25 -0.8%P75 8.9%
配当利回り上位株価に対して1年で受け取る配当の割合
5.2%/中央値 3.0%
P25 2.1%P75 3.8%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥2,910で、1年前と比べて+6.5%過去52週の値幅のなかでは28%の位置にある。

¥2,910-1.7%1ヶ月+5.1%1年+6.5%時価総額324億円
過去52週の値幅
安値¥2,475高値¥4,020

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)9.1倍
PER (会社予想)10.3倍
PBR0.52倍
配当利回り5.15%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は8/12に2,991円と前日比+5.8%と急伸、1カ月で+8.45%と上昇。8/10に出来高109,200株と増加し、8/12には178,800株とさらに増加。25日線(2,806円)を約7%上回り、200日線(2,857円)も上回る。52週高値4,020円からは約26%下落、52週安値2,475円からは約21%上昇。RSIは67と買われ過ぎ圏に接近。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 80/100)

PER8.8倍は業界平均18.4倍を大幅に下回り割安。PBR0.51倍は業界平均1.50倍を大きく下回り解散価値以下。配当利回り0%と無配だが、業界平均2.09%と比較して劣る。収益は過去比で減少傾向にあるが、利益は安定的に推移しており、資産価値に比べ株価が低すぎる。

指標この会社業種平均
PER (実績)9.1倍15.7倍
PER (予想)10.3倍
PBR0.52倍1.34倍
ROE5.9%4.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

業界トップクラスのシェアを持つガラスびん専業メーカーだが、原材料高とエネルギー費の高騰が収益を圧迫。2025/3期は営業利益率4.23%に改善したが、2026/3期は売上高減収予想。強気派は、リサイクル志向や高級飲料向け需要の安定性、コスト削減努力による利益率改善を評価。弱気派は、ガラスびん市場の構造的縮小(ペットボトル・缶へのシフト)、エネルギーコスト変動リスク、薄い利益率を指摘。PBR0.5倍割れで割安感がある一方、成長性の低さが評価を抑えている。

プラスに働く材料7
  • 安定した需要基盤

    食品・飲料向けガラスびんはリサイクル性が高く、エコ志向で根強い需要。

  • コスト改善で利益率上向き

    2025/3期営業利益率4.23%は前期比改善、生産効率化が進む。

  • PBR0.5倍と割安

    解散価値の半分以下の株価、バリュー株としての買い安心感。

  • 営業利益38億円への改善2026/3期影響

    FY2026営業利益38億円(前期比+22.6%)、利益率5.26%に拡大

  • PBR0.5倍・PER9倍割れのバリュー浮上継続影響

    PBR0.51倍、PER8.8倍と割安水準、株主還元策が材料に

  • 純利益33億円と前期比+18%増2026/3期影響

    FY2026純利益33億円(前期28億円)、コスト削減効果

  • 国内ガラス容器需要回復2026年下期影響

    食品・飲料向け需要回復で売上安定、営業利益率改善へ

マイナスに働く材料7
  • 市場縮小リスク

    飲料容器はペットボトル・缶にシフト、ガラスびん需要は長期減少傾向。

  • エネルギーコスト依存

    ガラス溶解に大量の燃料・電力が必要、原油高で利益が圧迫される。

  • 利益率の低さ

    営業利益率4%台、価格転嫁が限定的で収益力が脆弱。

  • 売上高722億円へ減少2026/3期影響

    FY2026売上高722億円(前期733億円)、需要減退で営業利益に影響

  • 無配当継続で見劣り継続影響

    配当利回り0%、他銘柄との比較で敬遠されやすい

  • 原材料コスト上昇リスク不定影響

    ガラス原料高でコスト増、営業利益率5%以下に圧迫

  • 外資保有率12%と低水準継続影響

    外国人持株比率12.24%と低位、買い手不在で流動性低い

次の決算で確かめる点
営業利益率
コスト管理と価格転嫁の成否を示す重要指標。
売上高成長率
需要減少トレンドの中で増収を維持できるか確認。
エネルギーコスト比率
収益を左右する主要コストの動向。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり150で、前期から+11.1%いまの株価に対する利回りは5.15%。増配か配当維持が3年続いている。

年間配当
¥150
1株あたり
配当利回り
5.15%
いまの株価に対して
配当性向
65.0%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
3年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月5028.6
2018年3月500.0
2019年3月500.0
2020年3月500.047.8
2021年3月40−20.0
2024年3月5025.04.0
2025年3月135170.071.7
2026年3月15011.165.0

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥150

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ8,120人。区分でいちばん多いのは個人・その他56.4%。グループ会社や銀行などの安定株主が28.5%を占め、残る71.5%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他48.650.051.457.153.156.4
金融機関27.324.620.513.813.914.4
事業法人14.814.715.615.216.914.1
外国法人6.29.610.711.512.712.2
自己株式8.48.48.48.44.04.0
証券会社3.00.81.62.23.42.9
外国人個人0.10.40.30.10.00.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01日本山村硝子取引先持株会6.95
02MURAKAMI TAKATERU(常任代理人 三田証券株式会社)4.54
03日本マスタートラスト信託銀行株式会社(株式付与ESOP信託口・80131口)4.28
04株式会社三井住友銀行3.81
05INTERACTIVE BROKERS LLC(常任代理人 インタラクティブ・ブローカーズ証券株式会社)3.71
06山村幸治2.74
07日本山村硝子従業員持株会2.43
08株式会社三菱UFJ銀行2.05
09三菱UFJ信託銀行株式会社2.04
10サッポロホールディングス株式会社1.69

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近1
  • 2026-05-01
    株式会社MI2
    新規の大量保有報告
    0.00%
    -0.73pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+15974%、1株純資産は14期で+991%。直近期のROEは5.9%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月25090.491.0
2014年3月−25495−5.0
2015年3月525789.63.39.6
2016年3月115671.915.366.0
2017年3月145562.414.728.6
2018年3月125,4850.2152.4
2019年3月165,2590.391.3
2020年3月−145,207−0.347.8
2021年3月−5204,722−10.5
2022年3月−9453,908−21.9
2023年3月−2953,657−7.8
2024年3月1,2015,03727.61.44.0
2025年3月2725,3595.27.971.7
2026年3月3205,5555.98.865.0

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

9名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は9名。2026/3期の役員報酬は総額216百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約5倍にあたる。

氏名役職年齢
山村幸治取締役会長 取締役会議長63
山村昇代表取締役 社長執行役員60
小林史吉取締役 専務執行役員 環境室およびプラスチックカンパニー管掌66
明神裕取締役 専務執行役員 ガラスびんカンパニーおよび エンジニアリングカンパニー管掌64
田口智之取締役 常務執行役員 山村ビジネスイノベーション・R&Dセンター長および ニューガラスカンパニー管掌63
佐貫正義取締役 常勤監査等委員63
高坂佳郁子取締役(監査等委員)49
泉豊禄取締役(監査等委員)63
近谷逸郎取締役(監査等委員)64

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)51246218637
社外取締役417174
取締役(社内)213137

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,442字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループ(当社および当社の関係会社等)は、当社(日本山村硝子株式会社)、子会社14社、関連会社2社およびその子会社等で構成されており、ガラスびん、プラスチック容器、エレクトロニクス用ガラス等の製造、販売ならびにこれに関連した各種機器、プラント類の設計、製作、販売や輸送・保管・構内作業等の事業活動を展開しております。 当社グループが営んでいる主な事業内容と当該事業に係わる各社の位置づけは、次のとおりです。 なお、以下の区分は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項」に掲げるセグメントの区分と同一です。 また、当連結会計年度より報告セグメントの区分を変更しております。詳細は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(セグメント情報等)」に記載のとおりです。 ガラスびん関連事業   当社がガラスびんを製造し、販売を行っております。 子会社山村倉庫㈱は製品の輸送・保管および構内作業等を行っており、当社は同業務を委託しております。 子会社㈱山村製壜所はガラスびんの製造販売を行っており、当社がこの製品の仕入販売を行っております。 子会社SEISHO㈱は、当社が製造した製品の仕入販売を行っております。 子会社山村インターナショナル・タイランドは、各種包装資材・機械設備等の仕入販売・貿易業務等を行っております。 当社が製びん機、搬送装置等を製造し、販売を行っております。 プラスチック容器関連事業   子会社山村プラスチックプロダクツ㈱に、当社のプラスチックキャップ等を製造委託し、当社が販売を行っております。 子会社SEISHO㈱は、当社が製造した製品の仕入販売を行っております。 子会社展誠(蘇州)塑料製品有限公司は中国でプラスチックキャップの製造販売を行っております。 なお、子会社山村ウタマ・インドプラスは、清算手続き中です。 物流関連事業   子会社山村ロジスティクス㈱は製品の輸送・保管および構内作業等を行っております。 子会社中山運送㈱は製品の輸送・保管等を行っております。 ニューガラス関連事業   当社がエレクトロニクス用ガラス等を製造し、販売を行っております。 子会社山村フォトニクス㈱は電気・電子機器用ガラス部品を製造し、販売を行っております。 その他事業   子会社山村JR貨物きらベジステーション㈱は農産物の生産・加工・販売を行っており、当社がこの製品の仕入販売を行っております。 上記セグメント区分とは別に、子会社山硝(上海)商貿有限公司および子会社山硝(香港)商貿有限公司は包装資材・機械設備および電気・電子機器用ガラス部品等の仕入販売・貿易業務等を行っております。 また、関連会社サンミゲル山村パッケージング・コーポレーションおよび関連会社サンミゲル山村パッケージング・インターナショナルは各種包装容器の製造販売を行っております。 当連結会計年度における事業系統図は次のとおりです。 (注)1.山村インターナショナル・カリフォルニアは連結の範囲に含めておりますが、持株会社のため事業系統図には記載しておりません。 2.連結子会社である山村ウタマ・インドプラスは、2022年5月16日の取締役会において解散することを決議し、清算手続き中であるため事業系統図には記載しておりません。 なお、関連当事者(関係会社を除く)との間で、継続的で緊密な事業上の関係はありません。
経営方針・対処すべき課題2,378字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりです。 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものです。 (1)会社の経営の基本方針 当社グループは基本理念として「事業は人なり」「商いの基は品質にあり」「革新なくして未来なし」を掲げております。そして基本理念、存在意義「人と技術の力で、豊かな社会と快適な生活をつくりだす」、コーポレート・メッセージ「Heart & Technology」からなる山村グループの基本哲学(フィロソフィ)を定めております。さらに「ずっと未来も、山村グループに関わる全ての人や社会の役に立ち、必要とされ続けるグループでありたい」との思いを込め、「100年先も必要とされる会社」をグループ経営ビジョンとしております。 (2)目標とする経営指標 目標とする経営指標としては、2026年5月15日付「新中期経営計画の策定および資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた対応のアップデートについて」にて開示のとおり、2029年3月期においてROE6.0%以上、中長期的にはROE8.0%以上を目標とし、資本収益性向上と株主資本コストの低減を図ってまいります。 (3)中長期的な会社の経営戦略 当社グループでは、グループ経営ビジョンである「100年先も必要とされる会社」を実現するために、「持続的な成長に向けた飛躍」をテーマとする3ヵ年の新中期経営計画を2026年4月からスタートさせました。新中期経営計画では以下の5つの経営方針を推進してまいります。 (ⅰ)既存事業セグメントの収益基盤強化 (ⅱ)未来事業創造に向けた準備 (ⅲ)グローバルビジネスの再構築と拡大 (ⅳ)循環型社会の実現に向けた更なる開発の強化 (ⅴ)従業員が誇りを持って働き続けたいと思える会社づくり (4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 上記の経営方針に基づき、次のとおり課題達成に向けて努力してまいります。 ①ガラスびん関連事業 国内ガラスびん市場は、少子高齢化による人口減少や他素材容器への転換等による需要減が見込まれています。さらに原燃料や物流費高騰の影響によるコスト上昇は今後も続くものと予測されます。ガラスびん関連事業は品質確保や安定供給のために実施する溶解窯の更新が必要ですが、更新費用も上昇しているため、更新後は減価償却費の増加が見込まれます。このような状況において、山村グループの主力事業として国内外グループ各社との連携を強化しながら収益力強化に取り組んでまいります。そのため、変動する需給バランスに対応した最適な生産販売体制を構築してまいります。また、生産支援システムや省人化設備の導入拡大等の継続により人材不足対策に取り組んでまいります。開発分野に関しましては、多様化する市場と環境面のニーズに応えるため、高付加価値品の開発や脱炭素社会に向けた技術開発に取り組んでまいります。 ②プラスチック容器関連事業 国内のプラスチックキャップ事業では、市場と顧客の動向を注視し、スピーディで効率のよい生産体制を構築してまいります。プラスチック環境問題に対しては環境に配慮した製品の開発や、ペットボトルキャップのリサイクル活動を企業、自治体、学校等とも協力しながら推進してまいります。また、中東情勢の緊迫化により原料および各種資材の供給不足や価格高騰による製造コストの上昇が予想されますが、サプライチェーン最適化により安定調達やコスト抑制を図り、収益力の強化に取り組んでまいります。海外においては、子会社や提携先との連携によりアジアでの販売強化を目指してまいります。 ③物流関連事業 物流関連事業では、幅広い事業範囲で蓄積したノウハウを活かしながら、既存事業拡大と新規顧客の獲得に取り組んでまいります。さらに、グループ内の相乗効果による新規業務の受託や、物流機能全般を一括して請け負う3PL(サード・パーティー・ロジスティクス)事業の拡大を視野に入れた営業活動により利益体質の強化を進めてまいります。また、今後の事業拡大に対応するためのコア人材の確保と育成強化にも努めてまいります。 ④ニューガラス関連事業 ニューガラス関連事業では、世界情勢や市場の変動の激しい中、当社の主力分野である半導体周辺のエレクトロニクス関連、燃料電池等の環境エネルギー関連およびインフラ関連において営業活動強化や生産技術開発に取り組み、グローバルに事業の拡大を目指してまいります。特に半導体分野においては、台湾パートナーとの技術連携を通じて、半導体向け大面積ガラスセラミック基板の開発を加速し、次世代半導体材料分野へ進出してまいります。また、人員不足対応として自動化を推進し、更なる生産性向上に取り組んでまいります。 ⑤その他事業 その他事業の植物事業では、生産性の改善と営業力強化による事業拡大を推進してまいります。また、機能性野菜の品種や栽培方法等の研究開発を継続し発展させてまいります。 ・海外事業におきましては、経済成長が見込まれるアジア地域を中心に、当社および当社の関係会社等を通じ業容の拡大を進めてまいります。 ・研究開発センター(2026年4月1日付で山村ビジネスイノベーション・R&Dセンターに改称)におきましては、新規技術開発として産官学連携等を活用した技術開発を進めております。医療、半導体・エレクトロニクス、エネルギー分野等において新たな収益源となるよう製品化を目指し、新規事業を早期に立ち上げできるように取り組んでまいります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものです。
事業等のリスク4,192字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりです。 なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであり、事業等のリスクはこれらに限られるものではありません。 (1)ガラスびん関連事業の計画について ガラスびん関連事業の計画について、国内ガラスびん業界の年間出荷量は前期比93.1%と減少しました。引き続き、少子高齢化による人口減少や、他素材容器への転換等による需要減が見込まれています。当社グループ(当社および連結子会社)では、この傾向が続くものと想定して事業計画を策定しておりますが、想定を上回って進行した場合、販売量が変動する可能性があります。 (2)プラスチック容器関連事業の計画について プラスチックキャップについては、天候、気温により販売量が大きく変動する可能性があります。 また、新規開発製品の販売や新たな顧客への販売には、ライン適性テスト等の顧客評価に合格することが条件となっており、その評価の進捗状況によっては、販売開始時期や販売量が変動する可能性があります。昨今は使用されたプラスチックが適切に廃棄されないことによる海洋汚染や廃棄時に排出されるGHG(温室効果ガス)増加が社会問題となっており、今後の状況によっては販売量が変動する可能性があります。 (3)物流関連事業の計画について 物流関連事業は、構内作業、配送の業務請負を行っておりますが、売上高の約7割が少数の大口顧客との取引によるものであり、大口顧客との契約を喪失した場合、売上高に大きく影響する可能性があります。さらには、人手不足による人材確保のための採用経費等、労務費の高騰が利益圧迫の要因になる可能性があります。 (4)ニューガラス関連事業の計画について ニューガラス関連事業の主要な顧客であるエレクトロニクス、エネルギー、自動車および光通信業界はグローバルなビジネスを展開しており、その技術革新のスピードは非常に速く、しかも常に低価格化対応を要求されております。当社グループでは顧客のニーズを満たす製品の迅速な開発と安定的な供給に努めておりますが、市場や顧客の製品出荷動向や低価格化により、販売量が大きく変動する可能性があります。レアアースを取り巻く国際的な需給環境に対しては、在庫管理の強化に努めておりますが今後の市場動向によっては調達に影響を及ぼす可能性があります。 また、今後さらなる技術革新により一層の伸長が期待できる業界であるため、競合他社に加え新規事業者の参入意欲も旺盛であり、将来顧客が当社グループから調達先を他社に切替える可能性があります。 (5)海外での事業展開について 海外事業におきましては、主に東南アジア、中国、台湾、アメリカなどの海外市場での事業を展開しております。これらの投資損益や持分の投資評価額、海外企業との商取引については、為替変動による影響を受ける状況にあります。このため一部取引では為替予約などのリスクヘッジを行っておりますが、為替リスクを完全に回避することは困難です。よって為替相場が急激に変動すると、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 また、海外諸地域、特に投資先諸国および取引先諸国の政治情勢や各種規制の動向、新たな法令の制定等は、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (6)原油価格について 中東情勢の緊迫化や為替変動の影響により、ガラス溶融の燃料である天然ガスやプラスチックキャップの主原料であるナフサは、仕入価格が大きく変動する可能性があります。また、原油価格の動向により物流関連事業における車両の燃料費のほか、包装資材やその他副原料の価格が大きく変動する可能性があります。 事業計画においては、各種情報に基づき推測しうる範囲で価格設定をしておりますが、想定を超える価格変動が生じた場合には、当社グループの業績見込みが大きく変動する可能性があります。 (7)情報セキュリティについて 当社では、ITシステムを活用することで円滑な業務を行い、更なる業務の効率化を進めております。しかし、万が一、災害および日々巧妙化するサイバー攻撃等によりITシステムが長期間にわたり安定稼働できない場合、当社業務が著しく停滞することにより業績に悪影響を及ぼす可能性があります。 また、外部に個人情報や法人の秘密情報等の情報が漏洩した場合には、当社グループの社会的信用に影響を与え、さらには損害賠償を請求される等により、業績に悪影響を及ぼす可能性があります。 これらのリスクに対応すべく、情報セキュリティ基本方針や個人情報保護方針を定め、情報セキュリティ委員会の設置や情報セキュリティ教育の実施の各種対策を講じております。その情報セキュリティ基本方針に基づき、ITインフラの保守、更新、災害対策など管理を徹底しております。外部からの攻撃に対しては、最新の情報を収集し防御態勢を検証しアップデートしております。しかしながら、未知のサイバー攻撃等による被害については推測の域を超える場合があります。 (8)災害等について 当社グループの製造拠点、販売拠点は顧客との関係、サプライヤーとの関係、経営資源の有効活用等の観点から立地しております。それらの地域に大規模な地震、風水災害等不測の災害や事故が発生した場合に備え、早期に復旧できるよう体制の整備に努めております。しかし想定を超えた災害が発生した場合には、直接的な損害に加え、サプライチェーンの混乱等により、生産活動が停止し多額の損失が発生する可能性があります。 また、新型コロナウイルス感染症の流行時において、当社では社長執行役員を対策本部長とする新型コロナウイルス感染症対策本部を設置し、各種感染拡大防止策を講じました。同様の感染症は今後も発生する可能性があり、想定を超えて世界的に流行し、サプライチェーンや当社グループの従業員に影響が生じた場合は、生産活動の停止等、事業活動の継続に支障をきたし、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (9)環境問題について 当社は創業以来重視してきた「循環型社会の実現に貢献する」という精神を全社統合の環境マネジメントシステムの根幹に据えております。すべての事業領域において地域および環境との調和を重要な経営課題と位置づけ、社会課題の解決に貢献することを環境方針に定め、ISO14001の認証を長年にわたり継続しています。近年特に注目される気候変動対策においても、この精神に基づき、事業活動で多くの化石燃料を消費する当社は、SBTiの認定を取得した温室効果ガス削減目標の達成に向けた取組を推進しております。また、CDP気候変動質問書への回答を通じてBランクを獲得するなど、着実に対応を進めております。しかし、2026年度から本格導入される国内排出量取引制度の適用や、炭素税の動向によっては、排出量削減にかかるコスト(再生可能エネルギーの調達、設備導入、技術開発)に加え、制度への対応コストが増大し、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (10)資金調達について 当社グループは、運転資金・投資資金等を金融機関からの借入等により調達しております。当社グループの経営環境が悪化する等の状況によっては資金調達が制約される可能性や調達コストが増加する可能性があります。また、今後の金利動向によっては当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループの一部借入には財務制限条項が付されております。財務制限条項の詳細は、「第5 経理の状況1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(連結貸借対照表関係)※6.財務制限条項」に記載のとおりです。連結決算および単体決算それぞれにおいて、財務制限条項のいずれかに抵触することとなった場合には、期限の利益を喪失する可能性があります。 (11)人権について 当社グループは「企業活動に関する基本指針」において、基本的人権を尊重し差別的取り扱いを行わないこと、また、強制労働や児童労働を認めず人権侵害に加担しないことを謳い、当社グループ内に周知徹底を図っております。 さらに「山村グループ人権方針」を制定し、当該方針に基づき、国際的な人権規範を考慮しながらその取り組みを進めております。しかし、予期せぬ事態により当社グループで人権問題が発生した場合、またサプライチェーン上に存在する人権問題に適切に対応できない場合、当社グループの信用を失墜させ、業績に影響を及ぼす可能性があります。 (12)保有資産の価値下落等について 当社グループが保有する棚卸資産、固定資産および有価証券等について、時価の著しい下落や収益性の低下等が生じた場合、減損損失や評価損等の計上により、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (13)繰延税金資産の回収可能性について 当社および連結子会社では、繰延税金資産について、将来の課税所得の見積りに基づいて回収可能性の判断を行っております。将来の課税所得見積り額の変更や税制改正による税率変更等が実施された場合には、繰延税金資産が減額され、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 繰延税金資産の回収可能性については「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」および「第5 経理の状況 2 財務諸表等 (1)財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載しております。 (14)信用リスクについて 当社および連結子会社では、債権の貸倒れによる損失に備えるため、一般債権については貸倒実績率により、貸倒懸念債権等特定の債権については個別に回収可能性を検討し、回収不能見込額を計上しております。実際の損失発生額が引当金計上時点の見込額と乖離した場合や、引当金の積み増しを必要とする場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)5,470字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社および持分法適用会社)の財政状態、経営成績およびキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりです。 ① 財政状態および経営成績の状況 当連結会計年度におけるわが国の経済は、雇用・所得環境の改善等により緩やかな回復基調で推移しましたが、物価上昇の継続に加え、中東情勢や金融資本市場の変動の影響等により、先行きは依然として不透明な状況が続いております。 このような中、山村グループでは3ヵ年の中期経営計画の最終年度を迎えました。これからも様々な課題に長期的に挑戦していく事業基盤が肝要であるとの思いをこめて中期経営計画は「成長に向けた事業基盤の整備」をテーマとし、「財務基盤の整備」「既存事業を強化する仕組みづくり」「新しい事業を構築する準備」「循環型社会の実現に向けた開発」「従業員が誇りを持って働き続けたいと思える会社づくり」という5つの経営方針を推進し、グループ一体となって業績向上に取り組んでまいりました。 こうした環境の下、セグメント売上高は、プラスチック容器関連事業、物流関連事業、ニューガラス関連事業、その他事業においては増収となりましたが、ガラスびん関連事業が減収となり、当連結会計年度の連結売上高は72,190百万円(前期比1.6%減)と減収となりました。 利益につきましては、連結営業利益は3,772百万円(前期比21.4%増)と増益となりました。また、海外関連会社の増益により、持分法による投資利益は740百万円(前期比562.9%増)となり、連結経常利益は4,388百万円(前期比36.5%増)と増益となりました。親会社株主に帰属する当期純利益は、3,269百万円(前期比17.9%増)と増益となりました。 事業セグメント別の業績は以下のとおりです。 なお、当社グループでは、株主資本コストを上回るROEの確保を図り企業価値向上を目指す中で、より明確なモニタリングを行うため、当連結会計年度より、物流関連事業の一部をガラスびん関連事業に変更しております。また、前期比較については、前期の数値を変更後のセグメント区分に組み替えた数値で比較しております。 (ガラスびん関連事業) ガラスびん関連事業では、国内ガラスびんの価格改定および品種構成の影響による販売単価の上昇、並びに製びん関連設備等の売上増加があったものの、国内ガラスびんの出荷量の減少等により、セグメント売上高は45,189百万円(前期比4.4%減)と減収となりました。セグメント利益は、製びん関連設備の売上増加やガラスびん販売単価の上昇、減価償却費等の減少により、2,883百万円(前期比28.2%増)と増益となりました。 (プラスチック容器関連事業) プラスチック容器関連事業では、国内における飲料用キャップの出荷の増加や中国での販売が増加したこと等により、セグメント売上高は8,520百万円(前期比3.0%増)と増収となりました。セグメント利益は、販売量の増加や販売量増に伴う生産増による良化があったものの、中国の子会社の生産規模拡大のための工場移転に伴う土地賃借料等の製造固定費が増加したこと等により、491百万円(前期比12.8%減)と減益となりました。 (物流関連事業) 物流関連事業では、新規業務の増加や価格改定の実施等により、セグメント売上高は14,785百万円(前期比1.9%増)と増収となりました。セグメント利益は、増収による増益に加え、配送効率の改善によるコスト削減等により、795百万円(前期比19.8%増)と増益となりました。 (ニューガラス関連事業) ニューガラス関連事業では、電子部品用ガラスや半導体向けガラスセラミックス製品等の出荷が堅調に推移し、また、価格改定効果もあり、セグメント売上高は3,522百万円(前期比13.3%増)と増収となりました。セグメント利益は、増収による増益効果やコスト削減等の損益改善により、434百万円(前期比79.2%増)と増益となりました。 その他事業の植物事業では、セグメント売上高は173百万円(前期比0.5%増)、セグメント利益は△212百万円の損失(前期は△307百万円の損失)となりました。 当連結会計年度末の総資産は、前連結会計年度末に比べ2,643百万円増加し、97,497百万円となりました。これは、繰延税金資産が601百万円減少したものの、有形固定資産が1,280百万円、無形固定資産が1,213百万円増加したこと等が主な要因です。 負債合計は、前連結会計年度末に比べ653百万円増加し、41,129百万円となりました。これは、有利子負債が2,267百万円減少したものの、未払金が2,250百万円、支払手形及び買掛金が385百万円増加したこと等が主な要因です。 純資産については、前連結会計年度末に比べ1,990百万円増加し、56,367百万円となりました。これは、利益剰余金が1,343百万円、その他有価証券評価差額金が346百万円増加したこと等が主な要因です。自己資本比率は0.4ポイント上昇して58.2%となりました。 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末の現金及び現金同等物(以下、資金という。)は、前連結会計年度末より361百万円増加し、11,152百万円となりました。 各活動における資金増減の内容は、以下のとおりです。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 持分法による投資利益(740百万円)や法人税等の支払額(698百万円)等があったものの、税金等調整前当期純利益(4,451百万円)や減価償却費(3,762百万円)、利息及び配当金の受取額(451百万円)等により、8,161百万円の資金増加(前期は6,652百万円の資金増加)となりました。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 有形固定資産の取得による支出(2,836百万円)や無形固定資産の取得による支出(721百万円)等により、3,427百万円の資金流出(前期は5,559百万円の資金流出)となりました。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 配当金の支払額(1,918百万円)や長期借入金の減少(純額で1,069百万円)、短期借入金の減少(純額で900百万円)等により、4,375百万円の資金流出(前期は1,484百万円の資金流出)となりました。 ③ 生産、受注及び販売の実績 a.生産実績 生産実績 当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりです。 セグメントの名称   金額(百万円)   前年同期比(%) ガラスびん関連事業   38,174   99.5 プラスチック容器関連事業   8,307   105.5 ニューガラス関連事業   3,500   111.0 報告セグメント計   49,983   101.2 その他事業   180   101.2 合計   50,163   101.2 (注)1.セグメント間の内部振替後の数値によっております。 2.生産実績金額の算定基礎は販売価格です。 商品仕入実績 当連結会計年度における商品仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりです。 セグメントの名称   金額(百万円)   前年同期比(%) ガラスびん関連事業   4,091   62.2 プラスチック容器関連事業   111   109.5 ニューガラス関連事業   -   - 報告セグメント計   4,203   63.0 その他事業   2   112.5 合計   4,205   63.0 (注)1.セグメント間の取引については相殺消去しております。 2.金額は仕入価格によっております。 b.受注実績 当連結会計年度における受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりです。 セグメントの名称   受注高 (百万円)   前年同期比(%)   受注残高 (百万円)   前年同期比(%) ガラスびん関連事業   35,687   96.2   8,236   88.5 プラスチック容器関連事業   8,507   102.3   1,693   104.5 ニューガラス関連事業   3,406   106.5   434   79.0 報告セグメント計   47,601   97.9   10,365   90.3 その他事業   177   91.6   24   118.1 合計   47,779   97.9   10,390   90.3 (注)生産は受注生産によるものがほとんどですが、一部見込生産もあります。 c.販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりです。 セグメントの名称   金額(百万円)   前年同期比(%) ガラスびん関連事業   45,189   95.6 プラスチック容器関連事業   8,520   103.0 物流関連事業   14,785   101.9 ニューガラス関連事業   3,522   113.3 報告セグメント計   72,017   98.4 その他事業   173   100.5 合計   72,190   98.4 (注)セグメント間の取引については相殺消去しております。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識および分析・検討内容は次のとおりです。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものです。 ① 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容については、「(1)経営成績等の状況の概要 ①財政状態および経営成績の状況」に記載のとおりです。 翌連結会計年度(2027年3月期)においては、中東情勢を背景としたサプライチェーンの混乱や原燃料の高騰等を想定し一時的な減益を見込んでおりますが、翌連結会計年度からスタートする新中期経営計画の3ヵ年においては、持続的な成長に向けた飛躍を目指してまいります。なお、2026年5月15日付にて「新中期経営計画の策定および資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた対応のアップデートについて」を別途公表しております。 ② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 a.キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容 当社グループの当連結会計年度のキャッシュ・フローの状況の分析・検討内容は、「(1)経営成績等の状況の概要②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりです。 b. 資金需要 当社グループの資金需要は、営業活動に係る資金支出では、原材料費、燃料・動力費、人件費、運搬費などがあり、特に原材料、燃料・動力費についてはその価格変動によって資金支出が大きく増減する可能性があります。また、投資活動に係る資金支出では、事業別戦略に紐づいた成長や生産性向上のための投資や維持更新のための設備投資などがあります。 c. 資金調達の方法及び状況 営業活動によるキャッシュ・フローの他、外部からの調達としては金融機関からの長期借入金を中心に、短期借入金、社債発行等により資金調達を行っております。当社の子会社については、原則として当社からの貸付により資金調達を行っております。 資金の流動性については、臨時的な資金流出により資金繰りが悪化する場合に備え、資金流出入の動向を踏まえて流動性資産を十分に保有し、適切な資金繰りを行っております。 d. 利益配分に関する基本方針 利益配分に関する基本方針は、「第4 提出会社の状況 3 配当政策」に記載のとおりです。 ③ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたって用いた当社グループの重要な会計方針は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載しております。 連結財務諸表で認識した金額に特に重要な影響を与える見積りおよび仮定は、以下のとおりです。 (繰延税金資産の回収可能性) 当社および連結子会社では、繰延税金資産について、将来の課税所得の見積りに基づいて回収可能性の判断を行っております。将来の課税所得見積り額の変更や税制改正による税率変更等が実施された場合には、繰延税金資産が減額され、当社グループの経営成績および財政状態に影響を及ぼす可能性があります。なお、当社および一部の連結子会社はグループ通算制度を適用しております。繰延税金資産の回収可能性については「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」および「第5 経理の状況 2 財務諸表等 (1)財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載しております。

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開示資料

出典

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