本文へスキップ
超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

エヌアイデイ

Nippon Information Development Co.,Ltd.2349 · Standard · 情報・通信業

金融・情報通信・公共分野向けにシステム開発と運用サービスを提供する独立系IT企業。

概要

株式会社エヌアイデイ(NID)は、システム開発事業・システムマネジメント事業・その他事業を柱とする独立系ITサービス企業である。1967年に千葉県でデータエントリー会社として創業し、1972年の合併を経て現在の企業グループを形成した。2026年3月期の連結売上高は264億円、営業利益33億円、従業員数は1,683名。東京証券取引所スタンダード市場に上場する。

三つの事業セグメントと収益構成

当社グループはシステム開発事業、システムマネジメント事業、その他事業の三つで構成される。2026年3月期の連結売上高264億円のうち、システム開発事業が185億円(構成比70%)を占め、金融・保険、公共・社会インフラ、FA・装置制御向けのソフトウェア開発が中核である。システムマネジメント事業は61億円(23%)で、運輸・通信や官公庁向けのネットワーク構築・運用を手がける。その他事業は19億円(7%)で、データエントリー、プロダクト開発、人材派遣を含む。営業利益率は12.8%と高水準を維持している。

グループ4社と国内拠点の配置

連結子会社は4社で構成される。株式会社NID・MIは千葉県香取市に拠点を置き、システム開発とデータソリューションを担う。株式会社NID東北は宮城県仙台市に所在し、東北エリアのシステム開発を担当する。株式会社NID airは東京都新宿区で人材派遣事業を展開する。2022年11月に子会社化したテニック株式会社はシステム開発に加わる。本社機能は東京都中央区晴海に置き、創業地の千葉県香取市にも事業所を残す。

自己資本比率79%の財務基盤

2026年3月期末の総資産は307億円、純資産は243億円で自己資本比率は79.0%に達する。有利子負債は特に計上されておらず、財務体質は極めて健全である。売上高は2013年3月期の155億円から2026年3月期の264億円へと年平均5%超で成長し、営業利益も同期間で6億円から33億円へ拡大した。営業活動によるキャッシュ・フローは毎期25億円前後を確保し、投資余力を維持している。

業界の中での役割はシステムインテグレーターにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
264億円
営業利益
34億円
営業利益率
12.9%
純利益
25億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
システム開発事業185億円69.8%25億円13.5%
システムマネジメント事業61億円23.0%7億円11.5%
その他19億円7.2%2億円10.5%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01金融、情報・通信、公共・社会インフラ主力

組込みソフトウェア、通信ソフトウェア、金融ビジネスソフトウェアの設計・開発を提供。顧客の業務システム構築を支援する。

主な製品・サービス3
組込みソフトウェア
家電や自動車などに組み込まれる制御ソフトウェアの設計・開発。
通信ソフトウェア
通信機器やネットワーク向けのソフトウェア開発。
金融ビジネスソフトウェア
金融機関向けの業務システムや取引管理システムの開発。

02運輸・通信、金融・保険、官公庁・団体準主力

サーバーやネットワークの構築、インフラ構築、セキュリティーサービス、システム保守・運用などのサービスを提供。システムの安定稼働を支える。

主な製品・サービス4
システム構築
サーバーやネットワークの設計・構築。
インフラ構築
ITインフラ基盤の設計・構築。
セキュリティーサービス
サイバー攻撃対策などセキュリティ関連サービス。
システム保守・運用
システムの安定運用を支援する保守・運用サービス。

03その他副次

データエントリーサービス、スマートデバイス向けアプリ開発、人材派遣など多様なサービスを提供。

製品と技術

金融・公共向けシステム開発

システム開発事業では、金融・保険、情報・通信、公共・社会インフラ、FA・装置制御向けのソフトウェア開発を手がける。具体的には、組込みソフトウェア、通信ソフトウェア、金融ビジネスソフトウェアの設計・開発を幅広く提供する。2026年3月期の同事業売上高は185億円、営業利益は25億円で、グループ全体の利益の74%を占める中核事業である。得意先は大手金融機関や官公庁が多く、長期継続の受注が安定収益の基盤となっている。

ネットワーク構築とセキュリティ運用サービス

システムマネジメント事業では、運輸・通信、金融・保険、官公庁・団体向けに各種サーバーやネットワークのシステム構築、インフラ構築、セキュリティサービス、システム保守・運用を提供する。ネットワークの設計から運用までの一貫サービスが特徴で、顧客の情報システムを安定的に稼働させる。同事業の売上高は2026年3月期に61億円、営業利益は7億円と堅調に推移する。DX化に伴うインフラ需要の高まりを受けて成長が続いている。

データエントリーとプロダクト開発の周辺事業

その他事業はデータソリューション(データエントリー)、プロダクト事業、人材派遣の三つから成る。データエントリーは創業以来の基盤業務であり、高品質なデータ入力サービスを提供する。プロダクト事業ではスマートデバイス向けアプリケーションやパッケージソフトウェアの開発を行う。人材派遣事業はNID airが担当し、IT技術者を中心に派遣サービスを展開する。2026年3月期の同事業売上高は19億円だが、営業利益は2億円未満と規模は小さい。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

情報・通信業のなかでの位置

ITソリューションで中堅、高収益体質が強み

情報・通信業に属し、システム開発・ITサービスを提供。売上高264億円(2026/3期予想)と同業他社の中では中規模だが、営業利益率12.88%と高収益。ライバルのソラコムやハッチ・ワークは IoT やクラウドに特化しているが、当社は汎用的なITソリューションで安定した需要を獲得。高い利益率が業界内での競争力を示す。

強み

  • 営業利益率12.88%と業界トップクラスの収益性を誇る。
  • 売上高が順調に増加しており、事業拡大基調にある。
  • システム開発や保守など、継続的なIT需要に支えられている。
  • 特定業種に依存せず、多様な企業との取引がある。

課題

  • ITエンジニアの不足が成長制約となり、採用コスト増。
  • 多くのITベンダーが存在し、価格競争が激化。
  • AIやクラウドなど新技術への投資が必須で、遅れると競争力低下。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

情報・通信業の時価総額近傍。太字がエヌアイデイ

時価総額で並べると、掲載11社のなかで5番目にあたる。

#企業時価総額PER
14685菱友システムズ343億円8.8倍
23798ULSグループ334億円15.1倍
39467アルファポリス332億円14.3倍
47844マーベラス331億円16.2倍
52349エヌアイデイ328億円10.9倍
63741セック328億円21.6倍
74072電算システムホールディングス327億円10.3倍
83983オロ325億円14.8倍
9208A構造計画研究所ホールディングス323億円14.6倍
109640セゾンテクノロジー323億円29.7倍
115038eWeLL321億円26.7倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 24件

データエントリー会社として創業した1967年

1967年5月、千葉県佐原市(現香取市)において株式会社京葉計算センターとして設立された。創業時の事業はデータエントリー(データ入力代行)であり、情報処理の周辺業務からスタートした。1972年12月には、1969年9月設立の株式会社コンピュータ・マーケティング(本社東京都港区北青山)と合併し、商号を株式会社日本情報開発に変更した。この合併により首都圏での営業基盤を獲得し、情報サービス事業の領域を拡大した。

東北進出と分社化を進めた1970~80年代

1973年3月、宮城県仙台市青葉区に東北センターを開設し、東北地方への事業展開を開始した。1977年4月には東京都新宿区に株式会社インフォーメイション・エントリー(後のNID air)を設立し、データエントリー専門子会社を分離した。1985年9月には分社化を推進し、千葉県佐原市に株式会社エヌアイディ・インフォメイションシステムズ(後のNID・MI)、仙台の東北営業所を株式会社東北エヌアイディ(後のNID東北)として独立させた。

商号変更とJASDAQ上場を果たした1994~2003年

1994年10月、商号を株式会社エヌアイデイに改めた。これは従来の「日本情報開発」から現在のブランド名称への転換点である。2000年3月には開発部門でISO9001認証を取得し、品質管理の国際標準に対応した。2003年1月にはJASDAQ市場(現東京証券取引所JASDAQ市場)に株式を上場した。上場後の2004年3月にはISO14001(環境マネジメント)、2010年1月にはISO27001(情報セキュリティ)をグループ全体で取得し、管理体制を強化した。

グループ再編と本社移転が続いた2005~2016年

2005年10月、連結子会社3社の商号を統一し、株式会社NID・IS、株式会社NID東北、株式会社NID・IEに改めた。2012年8月には本社を東京都中央区晴海へ移転し、千葉から東京への機能集約を進めた。2016年4月にはNID・ISを株式会社NID・MIに商号変更し、事業の再編を継続した。この間、プライバシーマークやISO認証をグループ全社に拡大し、コンプライアンス体制を整えた。

テニックの子会社化とスタンダード市場移行

2022年4月、東京証券取引所の市場再編に伴いスタンダード市場に移行した。同年11月、テニック株式会社を子会社化しシステム開発事業の拡充を図った。2019年1月にはNID・IEを株式会社NID airに改め、人材派遣事業を明確化した。2026年3月期の売上高は264億円に達し、営業利益率は12.8%と過去最高水準を記録した。

年表24件を開く

1960年代

  • 1967年5月創業千葉県佐原市(現香取市)において株式会社京葉計算センターとして設立、データエントリーを中心に情報サービス事業を開始

1970年代

  • 1972年12月創業東京都港区北青山において1969年9月に設立された株式会社コンピュータ・マーケティングと合併し、新商号を株式会社日本情報開発とする
  • 1973年3月東北センター開設(宮城県仙台市青葉区)
  • 1976年12月本店所在地を東京都港区北青山から東京都新宿区西新宿へ移転
  • 1977年4月創業株式会社インフォーメイション・エントリーを設立(東京都新宿区)

1980年代

  • 1980年3月東北センターを東北営業所とする
  • 1985年9月当社の分社化(営業譲渡)を推進し、2つの子会社を設立 株式会社エヌアイディ・インフォメイションシステムズ(千葉県佐原市(現香取市))東北営業所を株式会社東北エヌアイディとして独立別会社化(宮城県仙台市青葉区)

1990年代

  • 1994年10月商号を株式会社エヌアイデイに改める
  • 1995年6月株式会社東北エヌアイディが宮城県仙台市青葉区から宮城県仙台市宮城野区へ移転
  • 1997年3月株式会社インフォーメイション・エントリーの社名を株式会社アイ・イーに改める

2000年代

  • 2000年3月ISO9001認証取得(NID開発部門で取得)
  • 2000年6月株式会社エヌアイディ・インフォメイションシステムズの社名を株式会社エヌアイデイ・アイエスに改める
  • 2001年11月プライバシーマーク認証取得(エヌアイデイ)
  • 2003年1月上場JASDAQ市場(現東京証券取引所JASDAQ市場)へ上場
  • 2004年3月ISO14001認証取得
  • 2005年10月商号変更連結子会社3社の商号変更を行う 株式会社エヌアイデイ・アイエスの社名を株式会社NID・ISに改める 株式会社東北エヌアイディの社名を株式会社NID東北に改める 株式会社アイ・イーの社名を株式会社NID・IEに改める
  • 2009年1月プライバシーマーク認証取得(NIDグループ全社に拡大)

2010年代

  • 2010年1月ISO27001認証取得(NIDグループ全社)
  • 2012年3月ISO9001認証取得(NIDグループ全社に拡大)
  • 2012年8月本社を東京都中央区晴海に移転
  • 2016年4月株式会社NID・ISの社名を株式会社NID・MIに改める
  • 2019年1月株式会社NID・IEの社名を株式会社NID airに改める

2020年代

  • 2022年4月東京証券取引所の市場再編にともない、新市場区分におけるスタンダード市場に移行
  • 2022年11月M&Aテニック株式会社を子会社化

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち1項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 営業利益率10%以上

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    新規事業ポートフォリオの開拓

    戦略的IT活用ニーズに対応し、新たな付加価値を提供する新規事業やサービスを創出する。技術革新へ適応した新規サービス開発を推進する。

  2. 02

    既存事業の収益性拡大

    自社の強みを活かし、差別化を図る高付加価値なシステム開発・ITソリューションを提供。人材育成、品質・生産性向上によりSIビジネスの強化拡大を図る。

  3. 03

    営業戦略の拡充

    顧客リレーション強化、提案型ソリューション営業の強化、新規顧客開拓、既存顧客深耕により強固な顧客基盤を構築。アライアンス先との関係強化で販売チャネル拡大も図る。

  4. 04

    業務改革による生産性向上

    業務の自動化や省力化により利益構造改革と働き方改革を同時推進し、生産性の高い組織への転換を図る。単なるコスト削減ではなく改革を目指す。

  5. 05

    人材確保の強化

    OJTや研修による技術力向上、キャリア開発プランによる人材育成に加え、採用方法の多様化・選考工夫により通年で優秀な人材確保に取り組む。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で1,683人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は593万円で、9期前と比べて+5.2%平均年齢は38.8歳、平均勤続年数は14.2年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月1,396
2018年3月1,412
2019年3月56438.715.41,446
2020年3月56538.815.51,490
2021年3月56639.015.71,530
2022年3月54339.015.31,507
2023年3月57139.215.21,553
2024年3月57039.114.91,602
2025年3月57838.714.61,652188
2026年3月59338.814.21,683202

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率3.5%
縦線は目安の30%
男性育休取得率89.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)79.1%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社1(国内 1 / 海外 0、うち連結子会社 1) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位6)
システム開発事業 その他事業 — (株)NID・MI(千葉県千葉市)251百万円
本社 — 東京都中央区193百万円
システム開発事業 システムマネジメント事業 その他事業
システム開発事業 — (株)NID東北(宮城県仙台市)44百万円
中部事業所 — 愛知県名古屋市18百万円
システム開発事業
その他事業 — (株)NID air(東京都中央区)6百万円
システム開発事業 — テニック(株)(東京都渋谷区)2百万円
ほか7件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    テニック(株)
    東京都渋谷区 · 連結子会社
    議決権100.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は264億円営業利益34億円前期と比べると増収増益で、売上が+5.6%、利益が+9.7%。

売上高
+5.6%
264億円
営業利益
+9.7%
34億円
純利益
+4.2%
25億円
営業利益率
12.9%
前期比 +0.5%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高275億円264億円
営業利益34億円34億円
純利益25億円25億円
1株あたり配当¥30¥30

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は64億円、営業利益は6億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+28.0%、営業利益は+20.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q587
2024年1Q50510.04
2024年2Q56712.55
2024年3Q55814.56
2024年4Q656
2025年2Q1201512.511
2025年4Q1301612.313
2026年2Q1281410.911
2026年4Q1362014.714
2027年1Q6469.44

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は155億円から264億円へ1.7倍に増えた。直近期の営業利益率は12.9%。売上は5期、純利益は2期の連続増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月155116
2014年3月161156
2015年3月162168
2016年3月1711710
2017年3月1772013
2018年3月1792014
2019年3月1802214
2020年3月1802313
2021年3月1772114
テニック株式会社を子会社化
2022年3月1832516
2023年3月2042722
2024年3月2263121
2025年3月250313412.424
2026年3月264343612.925

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高264億円のうち、営業利益として残るのは34億円12.9%。営業外の損益と税金を反映した純利益は25億円、売上の9.5%にあたる。営業利益率は業種中央値8.4%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金76.1%201億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金11.0%29億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益12.9%34億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
23.9%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+4.5pt
12.9%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+2.8pt
9.5%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比2.2pt
10.9%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
8.1%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
18.9%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが25億円、投資CFが−4億円で、差し引きのフリーCFは21億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は173億円で、売上の7.9ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月7−7−2054
2014年3月12−3−2960
2015年3月11−6−2563
2016年3月6−2−2465
2017年3月12−3−2971
2018年3月19−8−21179
2019年3月18−6−21289
2020年3月11−9−3288
2021年3月214−325111
2022年3月17−3−614118
2023年3月21−12−39124
2024年3月18−1−617135
2025年3月28−5−323155
2026年3月25−4−321173

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は307億円。このうち返さなくてよい自己資本が243億円で、自己資本比率は79.0%(業種中央値63.4%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月117694859.0
2014年3月122744860.5
2015年3月136835361.4
2016年3月141905164.0
2017年3月1561035365.9
2018年3月1691145567.7
2019年3月1831275669.4
2020年3月1901365471.4
2021年3月2071525573.4
2022年3月2191615873.5
2023年3月2401796174.6
2024年3月2621976575.1
2025年3月2822156776.3
2026年3月3072436479.0

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
181億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
238億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
64億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
96
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率26 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

情報・通信業 605社との比較

同じ情報・通信業の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率605社中99位あたり、逆に低いのは配当利回り605社中496位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
10.9%/中央値 13.1%
P25 7.0%P75 20.1%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
12.9%/中央値 8.4%
P25 3.9%P75 16.1%
自己資本比率上位総資産のうち返済のいらないお金の割合
79.0%/中央値 63.4%
P25 45.3%P75 74.7%
売上成長率前期からの売上の伸び
5.6%/中央値 9.1%
P25 1.9%P75 20.2%
配当利回り下位株価に対して1年で受け取る配当の割合
1.2%/中央値 2.5%
P25 1.5%P75 3.5%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥2,500で、1年前と比べて+8.8%過去52週の値幅のなかでは80%の位置にある。

¥2,500-0.3%1ヶ月-0.8%1年+8.8%時価総額328億円
過去52週の値幅
安値¥2,191高値¥2,575

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)10.9倍
PER (会社予想)10.8倍
PBR1.11倍
配当利回り1.20%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

直近1ヶ月で+11.3%と上昇基調。週足では25日線を+4.5%上回り上昇トレンド。52週高値2548円に接近、200日線(2341円)も上抜け。出来高は増加傾向で需給改善、RSI76でやや過熱。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

PER11倍、PBR1.13倍と割安感があり、配当利回り1.16%は魅力度は低いが安定的。売上高・利益とも増加基調で、2026年3月期も増収増益見通し。強気は業績の安定成長とバリュエーションの割安さ、弱気はIT投資サイクルの反動減と人材確保難を争点とする。ROE10.9%は資本効率が特別高いわけではない。

プラスに働く材料7
  • 安定成長と好業績

    2025年3月期売上高250億円、営業利益12.4%と着実に増収増益。

  • 割安バリュエーション

    PER11倍、PBR1.13倍と業界平均対比割安。成長を織り込んでいない。

  • 長期契約による安定性

    金融・製造業の基幹システムは長期開発・保守が多く、収益が安定。

  • 営業利益増加トレンド継続2026年3月期影響

    営業利益31億→34億円、前期比+9.7%の増益見通し

  • 低PERでバリュー株として評価継続影響

    実績PER10.98倍、成長を考慮すれば割安水準

  • ROE10%超で資本効率良好継続影響

    ROE10.9%と安定的な収益性、株主資本の効率的活用

  • 安定配当でインカムゲイン期待継続影響

    配当利回り1.16%と安定、業績堅調なら増配余地

マイナスに働く材料7
  • IT投資の周期性

    システム投資需要は景気に左右されやすく、反動減リスク。

  • 人材依存度の高さ

    エンジニアの採用・育成が成長の制約要因。離職率次第で事業縮小も。

  • 利益率の向上余地

    営業利益率12%程度で、高付加価値化に課題。価格競争にも晒される。

  • 売上高成長率が鈍化2026年3月期影響

    売上高成長率4.4%と前期比低下、市場拡大ペースに劣後

  • 営業利益率が12%台で頭打ち感継続影響

    営業利益率12.4%→12.88%と小幅改善、伸び悩み懸念

  • 競合激化による価格競争リスク不定影響

    情報通信業界は競争が激しく、受注単価下落の可能性

  • 業績予想未達リスク決算発表時影響

    前期実績に対し予想達成率が不透明、下方修正の可能性

次の決算で確かめる点
受注残高
将来売上の先行指標。四半期ごとの増減で業績の方向性を確認。
従業員数
人材サービス業と異なり、エンジニア数がキャップ。採用計画の進捗。
営業利益率
12%維持が最低ライン。低下は競争激化のシグナル。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり30で、前期から+3.6%いまの株価に対する利回りは1.20%。増配か配当維持が5年続いている。

年間配当
¥30
1株あたり
配当利回り
1.20%
いまの株価に対して
配当性向
17.7%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
5年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月1921.1
2018年3月190.020.9
2019年3月218.621.2
2020年3月224.822.4
2021年3月220.026.7
2022年3月234.522.8
2023年3月2613.017.5
2024年3月273.819.8
2025年3月283.718.3
2026年3月293.617.7

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥30

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ686人。区分でいちばん多いのは個人・その他83.2%。グループ会社や銀行などの安定株主が14.8%を占め、残る85.2%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他79.877.877.076.071.383.2
自己株式13.415.315.316.716.716.7
事業法人17.219.520.420.925.413.1
外国法人0.40.40.31.01.41.8
金融機関2.22.12.11.71.71.7
証券会社0.40.20.20.40.20.3

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01小森 俊太郎16.32
02小森 孝一8.99
03エヌアイデイ従業員持株会7.28
04一般財団法人小森文化科学財団6.10
05光通信KK投資事業有限責任組合5.49
06UHPartners2投資事業有限責任組合5.41
07株式会社クリエートトニーワン5.35
08エスアイエル投資事業有限責任組合2.09
09菅井 康太郎1.68
10菅井 源太郎1.56

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近1
  • 2026-07-07
    光通信株式会社
    新規の大量保有報告
    6.49%

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+48%、1株純資産は14期で+21%。直近期のROEは10.9%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月1551,8318.910.433.4
2014年3月1711,9519.08.933.7
2015年3月7073510.212.627.5
2016年3月8479611.010.225.1
2017年3月11590313.511.121.1
2018年3月1201,00612.610.020.9
2019年3月1271,11812.09.921.2
2020年3月1121,1979.610.522.4
2021年3月1201,3369.511.626.7
2022年3月1461,45010.410.022.8
2023年3月1991,61313.08.917.5
2024年3月1921,80411.210.719.8
2025年3月2171,97111.511.418.3
2026年3月2292,22210.910.517.7

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

13名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は13名。2026/3期の役員報酬は総額322百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約6倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
小森孝一取締役会長921,179,146
小森俊太郎代表取締役社長622,139,500
盛満敏昭専務取締役 DX事業本部長6727,600
酒井真一常務取締役 DX事業本部副本部長兼 インシュアランスデジタルデザイン事業部長649,200
石井廣取締役 CX事業本部長6725,200
小菅宏取締役 コーポレートデザイン本部長7012,400
鷲尾幸一取締役 ソーシャルデザイン事業部長618,800
門倉利幸取締役 ITコミュニケーションデザイン 事業部長612,000
奥屋善久取締役 ICTデザイン事業部長584,800
石井慎一取締役59
鈴衛哲雄常勤監査役7715,000
千年雅行監査役68
残りの役員1名を開く
氏名役職年齢
松山元監査役59

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円退職慰労百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)92742630033
社外取締役3131145
監査役17188

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容739字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社及び連結子会社4社(株式会社NID・MI、株式会社NID東北、株式会社NID air、テニック株式会社)で構成されており、システム開発事業、システムマネジメント事業、並びにその他事業を主たる事業として展開しております。 当社グループの事業内容及び当社と関係会社の当該事業に係る位置付けは次のとおりであります。 なお、次の3部門は「第5  経理の状況  1  連結財務諸表等  (1)連結財務諸表  注記事項」に掲げるセグメントの区分と同一であります。 (1)システム開発事業 金融、情報・通信、公共・社会インフラ等の分野の顧客を対象に、組込みソフトウエア、通信ソフトウェア、金融ビジネスソフトウエアの設計/開発を幅広く提供しております。 会社総数4社・・・当社、(株)NID・MI、(株)NID東北、テニック(株) (2)システムマネジメント事業 運輸・通信、金融・保険、官公庁・団体等の分野の顧客を対象に、各種サーバー等のネットワークに関するシステム構築、インフラ構築、セキュリティーサービス、システム保守・運用等のサービス全般を提供しております。 会社総数1社・・・当社 (3)その他 データエントリーサービス等を提供するデータソリューション事業、スマートデバイス向けアプリケーションやパッケージを含めたプロダクト製品開発を提供するプロダクト事業、並びに人材派遣事業の3つの事業を分類しております。 会社総数3社・・・当社(プロダクト事業)、(株)NID・MI(データソリューション事業、プロダクト事業)、(株)NID air(人材派遣事業) 以上述べた事項を事業系統図によって示すと次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題2,918字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)経営方針 当社グループは企業理念として、「<ヒューマンウェア>人が真ん中のしあわせな社会を知恵と技術で拓いていきます。」を掲げております。当社グループの使命は、ITを駆使して人と情報技術が融合したより良い社会の形成を具現化していくことであると認識しており、顧客の価値実現に貢献するために、常に顧客の一歩先を見通し付加価値を提供していくことを経営の基本方針としております。当社グループは、ITを駆使して人と情報技術が融合したより良い社会の形成において、なくてはならない確固たる存在となることを目指しております。 (2)経営環境 IoT、AI、ビッグデータ解析、クラウドコンピューティングといった情報技術の進歩が、モノと情報を組み合わせた新しいビジネスを生み出し、社会や人々の生活をますます豊かなものに変えていく原動力となっていきます。企業のIT投資はこのような技術を積極的に活用したビジネスの拡大や競争力強化に直接貢献するDX化等のIT投資へシフトしつつあると認識しております。具体的には、これら新しい技術やその周辺のシステム開発、インフラ構築等が需要を活性化し、当社グループの主戦場である国内ITサービス市場全体の需要は堅調に推移する一方、顧客は、コスト削減のためシステム委託開発先を厳選し、DX化等については品質だけではなく事業展開に合わせたスピード対応等ビジネス拡大や競争力強化への貢献度を重視していくものと想定されます。また、同業他社の動向としては、大手プレーヤーにおいては、前述したような付加価値の高いビジネスへのシフトが顕著であり、当社と同規模のプレーヤーにおいても、既存事業分野のみでのシェア拡大に危機感を持っているものと思われます。 このような環境の中、当社グループが今後さらなる成長を実現するためには、既存事業領域における競争優位性をさらに高めつつ、DX化等の領域においても信頼されるパートナーとしての地位を確立、強化することが不可欠であると考えています。そのためには、それらビジネスを推進するための優秀な人材の確保及び育成が重要であると認識しております。また、既存事業領域に加え、新たなプラットフォーム構築等、他社との共創も念頭に置きつつ、将来的な収益の源泉となる新たな事業を探索してまいります。 (3)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 <目標とする経営指標等> 売上高及び営業利益並びに営業利益率 当社グループは、持続的な成長を続けることで企業価値を高めることを経営目標としており、経営指標としては、「売上高」「営業利益」「営業利益率」を重視し、これら経営指標の拡大を目指しております。当面の目標としては、営業利益率10%以上を継続して維持しつつ、新しい収益源を開拓しながら、企業価値を高めていくことを目指しております。 上述の経営指標について、直近の実績を示すと、次のとおりであります。 回次   第55期   第56期   第57期   第58期   第59期 決算年月   2022年3月   2023年3月   2024年3月   2025年3月   2026年3月 売上高   (百万円)   18,251   20,449   22,571   24,968   26,428 営業利益   (百万円)   2,226   2,544   2,809   3,077   3,372 営業利益率   (%)   12.2   12.4   12.4   12.3   12.8 (4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 ①新しい事業ポートフォリオの開拓 成長の源泉として新たなサービスやソリューションを創出することが重要であるとの認識のもと、企業における戦略的IT活用ニーズの高まりに対応し、新たな付加価値を提供する新規事業の創出を図るとともに、IT技術革新へ適応した新規サービスの創出を図ってまいります。 ②既存事業の収益性の拡大 自社の強みを活かし、他社との差別化を図るべくより付加価値の高いシステム開発、ITソリューションを提供してまいります。併せて業務・ITスキルの習得などの人材育成、ソフトウエア品質・生産性の向上を継続的に実施し、SIビジネスの強化・拡大を図ってまいります。 ③営業戦略の拡充 顧客のビジネス環境変化に対応するため顧客リレーションを強化し、提案型のソリューション営業の一層の強化を図るとともに、新規顧客の開拓、既存顧客の深掘を通じて、強固な顧客基盤を構築してまいります。併せてアライアンス先との関係強化などにより販売チャネルを拡大し、営業戦略の拡充と実効性の向上を図ってまいります。 ④業務改革推進による生産性の向上 効率的・持続的な成長のためには、生産性の向上が不可欠であると考えております。また、近年社会的な課題となっている「働き方改革」は、企業の健全な成長において重要なことであると考えており、単にコスト削減で利益増加を図るというような考え方ではなく、業務の自動化や省力化などにより、利益構造の改革と働き方改革を同時に推進し、生産性の高い組織への転換を図ってまいります。 ⑤人材確保の強化 若年労働力人口が減少する一方、IT投資の増加やAI及びIoT等の先端技術分野での需要が増加していることから、今後、長期的には、更なるIT技術者の不足が予想されます。このような状況を踏まえ、当社は、社員の育成と新たな人材の確保が不可欠であると認識し、OJTや社外/社内研修による技術力の向上と先進技術の共有、並びに階層ごとの体系的なキャリア開発プラン等を通じて、人材の育成に努めます。また、新規採用については、選考・採用機会の拡大を図るべく、募集方法の多様化や選考方法の工夫により、通年で取り組んでいる中途採用活動と合わせて優秀な人材確保に取り組んでまいります。 ⑥ビジネスパートナーとの強固な関係強化 当社グループは、拡大化・複雑化するIT需要に機動的に対応するため、ビジネスパートナーとの強固な協力体制強化が不可欠であると認識しております。IT技術者不足が常態化している当業界において、当社グループとビジネスパートナーとが共存し開発体制を強化するため、ビジネスパートナー企業への教育サービスの提供及び案件ベースの契約に加えて継続的な契約の締結制度(コアパートナー制度)を推進し、今後一層のリレーション強化を図ってまいります。 ⑦技術革新への対応及び開発力の強化 情報サービス産業においては、情報技術の進化とそれに伴う市場ニーズの変化に迅速に対応することが求められます。技術動向を掴み先進技術の研究及び人材育成を担う研究開発部門、顧客動向を捉える開発部門、市場動向を見極める営業部門で構成される各組織の連携を強化し、顧客・市場に求められる技術革新に的確に応える組織体制を強固なものにしてまいります。
事業等のリスク3,845字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 当有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)不採算プロジェクト発生のリスク 当社グループの主要事業であるシステム開発においては、顧客の発注を受け、プロジェクトチームを組成する形態をとるのが通例です。しかし、このプロジェクト組成時の見積りが甘く、受注額が過少となったり、プロジェクト進行中の突発的な事故等でプロジェクトの効率が阻害されたりする場合に、原価が受注額を上回る、いわゆる不採算プロジェクトが発生するリスクがあります。また、品質が低下し顧客よりクレームを受けるリスクもあります。その場合、受注損失引当金の計上や納期遅延に伴う損害の賠償等、当社グループの業績及び財務状況に影響を与える可能性があります。 当社グループでは、当該リスクの対応策として、恒常的にプロジェクトマネジメント力の向上を図るための教育を実施し、プロジェクトマネージャーとしての社内資格認定制度を設け、当該資格認定者をKPI管理しております。加えて、プロジェクト受注時には、一定額以上の大型案件については、役員も含めた見積検討委員会を開催し、見積りの適正性を吟味・検討しております。また、受注後は、リスクプロジェクト対策委員会の設置やEVM(アーンドバリューマネジメント)、マイルストーンレビュー等によるプロジェクト進捗のモニタリング活動等により、そのようなケースを未然に防ぐ活動を実施しております。 (2)外部要因による受注減のリスク 当社グループの受注先は、製造業、運輸、物販、生損保等の大手企業や官公庁が大多数を占めております。受注先は多岐に亘り、一社あたり受注額は最高でも総受注額の15%未満程度と偏りによるリスクは小さいと思料しております。しかしながら、為替レート、景気の悪化、政治動向や自然災害等の外部要因により受注先が影響を受けた場合、システム開発投資に慎重になり当社グループの受注額が減少し、当社グループの業績、財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、新技術・新領域への事業展開を推進し、新たな市場・顧客へより収益性の高い事業を展開することで、当該リスクへの対応を図っております。 (3)サービス価格(単価)の引き下げのリスク 国内における情報サービス業界においては、受注先の業績悪化が、単価下げの圧力となる場合もあります。また、昨今ではハードウエアベンダーのソフトサービス事業へのシフトもあり過当競争が続いております。更にシステム開発等が安価な海外(特に中国やインドといった新興国)への発注も増加傾向にあり、この価格競争による単価下げの圧力が強まる場合があります。今後もサービス価格の引き下げ要請が強まれば、当社グループの業績、財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、品質重視の観点からより良い成果物を提供し、顧客にとってより満足度の高い、当社グループにしかできない高付加価値な成果物の提供に努めることにより、当該リスクへの対応を図っております。具体的には、品質向上への取組みとして、品質マネジメントシステムの国際規格であるISO9001をグループ全社で取得し、品質保証体系の確立や技術の進歩に応じたソフトウェア開発プロセスの改善・強化、並びに人材の育成に取り組んでおります。 (4)人材の確保や育成に関するリスク 当社グループの将来の成長と成功は、有能なエンジニアやキーパーソンに大きく依存するため、技術力の高いエンジニアやその他のキーパーソンの新たな確保と育成は当社グループの重要課題であります。これらキーパーソンを確保または育成できなかった場合には、当社グループの将来の成長、業績及び財務状況に影響が及ぶ可能性があります。一方、最新技術経験を持つ有能なエンジニアを新たに採用すると、採用コストと人件費を時には大きく押し上げる可能性があります。また、従業員の継続的な教育・研修はコストの増加を伴う可能性があります。これらのコストの増加は当社グループの業績、財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、当該リスクへの対応策として、OJTや社外/社内研修による技術力の向上と先進技術の共有、並びに階層ごとの体系的なキャリア開発プラン等を通じて、人材の育成に努めております。また、新規採用については、選考・採用機会の拡大を図るべく、募集方法の多様化や選考方法の工夫により、通年で取り組んでいる中途採用活動と合わせて優秀な人材確保に取り組んでおります。 また、情報サービス業界では、システム開発ならびにシステム運用業務の一部を外部委託することがあります。当社グループにおきましても、システム開発におけるプログラム作成業務をビジネスパートナー(外注先)に委託しているほか、運用業務においても同様に委託しております。ビジネスパートナーへの委託は、顧客要請への迅速な対応を実現し、受注の機会損失を防ぐことを目的としておりますが、ビジネスパートナーとの良好な関係が維持できない場合、あるいは顧客要請に適合したスキルの人材を確保できない場合、当社グループの受注拡大に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、当該リスクへの対応策として、調達部門及び現場調達担当者のみならず、事業部長クラスの役職者が定期的に中核ビジネスパートナーを訪問し、密接な情報交換に努めております。加えて、中核ビジネパートナー企業とは、案件単位での契約ではなく、長期的な契約を締結する等(コアパートナー制度)、当社との契約上のインセンティブを拡充することで良好な関係維持に努めております。 (5)新たな感染症や災害等の異常事態発生リスク 当社グループの社員や建物、設備等が、新型感染症や強毒性インフルエンザ等の流行、想定を超えた自然災害等の被害を被った場合には、当社グループの事業が一時停止する等、当社グループの業績、財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、社員や、取引先及びビジネスパートナー、事務所・設備に対する被害を最小限に抑えるため、非常災害対策規程及び事業継続計画(BCP)の整備並びに社員安否確認システムの構築等の対策を行っております。 (6)情報セキュリティに関するリスク 当社グループは、事業を展開するにあたり、顧客情報および社内外の個人情報を取り扱っており、機密情報の適切な管理と漏洩対策を徹底しております。具体的には、情報セキュリティの適用規格であるISO27001や個人情報保護の適用規格であるプライバシーマークを取得し、各種マニュアル等の整備や情報セキュリティに関する社員教育を実施しております。しかし、このような対策にもかかわらず、予期せぬ理由により顧客情報流出事故等が発生した場合、損害賠償責任の発生や企業としての信用が低下したことによりその他の事業においても契約関係の存続を望まない顧客が現れる等、当社グループの業績、財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、当該リスクへの対応策として、ISO(情報セキュリティマネジメントシステム)やプライバシーマークの認定取得を行い、各部門担当者と管理者で構成される情報セキュリティ委員会を設置しております。各種のセキュリティ対策を講じ、個人情報を含む重要な情報資産の管理を実施することで、情報漏洩のリスク回避を図っております。 (7)技術革新に関するリスク 当社グループが属する情報サービス産業では、比較的短期間に大幅に技術環境の変化が生じることがあります。当社の予想を超える速さで技術革新が生じた場合、当社グループの業績、財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、当該リスクへの対応策として、技術動向を掴み先進技術の研究及び人材育成を担う研究開発部門、顧客動向を捉える開発部門、市場動向を見極める営業部門で構成される各組織の連携を強化し、顧客・市場に求められる技術革新に的確に応える組織体制を整えております。 (8)退職給付債務 当社グループの従業員退職給付費用及び債務は、割引率等数理計算上で設定される前提条件に基づいて算出されております。実際の結果が前提条件と異なる場合、または前提条件が変更された場合、その影響は累積され、将来にわたって規則的に認識されるため、一般的には将来期間において認識される費用及び計上される債務に影響を及ぼします。従って、将来の割引率の低下があれば、当社グループの業績、財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 (9)減損会計 当社グループは事業投資により取得した投資有価証券をはじめ、事業用の設備やソフトウェア等、無形固定資産・有形固定資産を所有しております。こうした資産が、期待どおりのキャッシュ・フローを生み出さない状況になる等、その収益性の低下により投資額の回収が見込めなくなることにより減損処理が必要となる場合には、減損損失を計上し、当社グループの財政状態及び経営成績等に影響を与える可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)5,490字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社及び当社の関係会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ①財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善を背景に緩やかな回復基調となりました。一方、米国の通商政策の影響や物価上昇の継続による景気下振れリスクの高まり、金融資本市場変動の影響等により、先行き不透明な状況が続きました。 当社グループの属する情報サービス業界では、業務プロセスのデジタル化、ビジネスプロセスそのものを変革するDX化等の需要が底堅く、IT投資は堅調に推移いたしました。 このような環境の下、当社グループでは、顧客の多様なニーズに対応するべく、開発手法の調査・研究、技術者教育や新卒・キャリア採用の強化等に取り組んでまいりました。 このような取組みの結果、当連結会計年度の財政状態及び経営成績は以下のとおりとなりました。 a.財政状態 (資産) 当連結会計年度末における流動資産は、現金及び預金並びに売掛金の増加、仕掛品の減少等により、前連結会計年度末に比べ2,084百万円増加し22,853百万円となりました。固定資産は有形固定資産、投資有価証券の増加、繰延税金資産の減少等により、前連結会計年度末に比べ406百万円増加し7,870百万円となりました。 この結果、総資産は前連結会計年度末に比べ2,490百万円増加し、30,723百万円となりました。 (負債) 当連結会計年度末における流動負債は、買掛金及び賞与引当金の増加、受注損失引当金の減少等により、前連結会計年度末に比べ33百万円減少し3,459百万円となりました。固定負債は役員退職慰労引当金の増加、退職給付に係る負債の減少等により、前連結会計年度末に比べ224百万円減少し2,986百万円となりました。 この結果、負債合計は前連結会計年度末に比べ257百万円減少し、6,445百万円となりました。 (純資産) 当連結会計年度末における純資産は、利益剰余金、その他有価証券評価差額金及び退職給付に係る調整累計額の増加、配当金の支払等により、前連結会計年度末に比べ2,748百万円増加し24,277百万円となりました。 この結果、自己資本比率は79.0%(前連結会計年度末は76.3%)となりました。 b.経営成績 当連結会計年度の経営成績は、売上高は26,428百万円(前期比5.8%増)、営業利益3,372百万円(同9.6%増)、経常利益3,608百万円(同6.0%増)、親会社株主に帰属する当期純利益2,502百万円(同5.7%増)となりました。 セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。 ①システム開発事業 金融・保険、公共・社会インフラ、FA・装置制御等の分野の売上・利益が増加した結果、売上高は18,497百万円(前期比7.0%増)、営業利益は2,514百万円(同11.1%増)となりました。 ②システムマネジメント事業 運輸・通信、金融・保険、官公庁・団体等の分野の売上・利益が増加した結果、売上高は6,056百万円(同3.9%増)、営業利益は674百万円(同12.1%増)となりました。 ③その他 その他には、データソリューション事業、プロダクト事業、人材派遣事業を分類しております。プロダクト事業、人材派遣事業で売上が増加した結果、売上高は1,874百万円(同1.0%増)となりました。一方で、営業利益は176百万円(同14.3%減)となりました。 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、前連結会計年度末に比べ1,821百万円増加し、17,311百万円となりました。 当連結会計年度末における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロ-) 営業活動の結果得られた資金は2,506百万円(前期比262百万円の収入減)となりました。これは主に、税金等調整前当期純利益3,555百万円等で資金が増加したことに対し、法人税等の支払額1,055百万円等で資金が減少したことによるものです。 (投資活動によるキャッシュ・フロ-) 投資活動の結果支出した資金は376百万円(前期比130百万円の支出減)となりました。これは主に、投資有価証券の売却及び償還による収入202百万円等で資金が増加したことに対し、投資有価証券の取得による支出261百万円、有形固定資産の取得による支出172百万円等で資金を支出したことによるものです。 (財務活動によるキャッシュ・フロ-) 財務活動の結果支出した資金は308百万円(前期比6百万円の支出増)となりました。これは主に、配当金の支払額306百万円等で資金を支出したことによるものです。 ③生産、受注及び販売の実績 a.生産実績 当連結会計年度の生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   前期比(%) システム開発事業(千円)   13,729,604   107.32 システムマネジメント事業(千円)   4,487,287   102.41 その他 (千円)   1,960,147   98.84 合計(千円)   20,177,039   105.32 (注)セグメント間の取引については相殺消去しております。 b.受注実績 当連結会計年度の受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日) 受注高(千円)   前期比(%)    受注残高(千円)   前期比(%) システム開発事業   18,438,551   106.72   647,619   91.70 システムマネジメント事業   6,078,691   104.47   159,327   116.10 その他   1,876,664   101.13   1,700   - 合計   26,393,906   105.78   808,646   95.87 (注)金額は販売価格により記載しております。 c.販売実績 当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   前期比(%) システム開発事業(千円)   18,497,162   107.03 システムマネジメント事業(千円)   6,056,602   103.89 その他(千円)   1,874,964   101.03 合計(千円)   26,428,729   105.85 (注)1.セグメント間の取引については相殺消去しております。 2.最近2連結会計年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。 相手先   前連結会計年度 (自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日) 金額(千円)   割合(%)   金額(千円)   割合(%) ANAシステムズ株式会社   2,011,143   8.1   2,171,432   8.2 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ①財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 ・「当連結会計年度の経営成績等」及び「セグメントごとの財政状態及び経営成績の状況」に関する分析・検討内容 ⅰ 売上高及び営業利益 当連結会計年度の売上高は、前期比1,460百万円増の26,428百万円となり、営業利益は、前期比295百万円増の3,372百万円となりました。売上高は、システム開発事業において金融・保険、公共・社会インフラ、FA・装置制御等の分野、システムマネジメント事業において運輸・通信、金融・保険、官公庁・団体等の分野、その他の事業においてプロダクト事業、人材派遣事業の分野、各事業セグメントの売上が堅調に増加したことにより、増収となりました。営業利益は、前述の増収により、その他の事業を除き、各事業において順調に増加し、増益となりました。その結果、当社グループの営業利益率は12.8%となり、経営上の目標とする営業利益率10%以上を達成しております。 なお、セグメントごとの売上高と営業利益の概況については、「(1)経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況」に記載のとおりであります。 ⅱ 営業外損益及び経常利益 当連結会計年度の営業外損益は、受取配当金が104百万円、投資事業組合運用益が41百万円減少したこと等により収益が前期比148百万円減少した一方、投資事業組合管理料31百万円、投資有価証券売却損が23百万円減少したこと等により費用も前期比57百万円減少したことにより、90百万円の減益となりました。当連結会計年度の経常利益は前期比204百万円増加の3,608百万円となりました。 ⅲ 特別損益及び税金等調整前当期純利益 当連結会計年度の特別損益は、投資有価証券評価損を50百万円計上したものの、前期比では13百万円の増益となりました。当連結会計年度の税金等調整前当期純利益は、前期比218百万円増加し、3,555百万円となりました。 ⅳ 法人税等(法人税等調整額を含む。)及び親会社株主に帰属する当期純利益 当連結会計年度の法人税等は、前期比82百万円と増加し、当連結会計年度の親会社株主に帰属する当期純利益は、前期比135百万円増加し、2,502百万円となりました。 ・経営成績に重要な影響を与える要因 「第2 事業の状況 3事業等のリスク」に記載のとおりであります。 ②キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 ・キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容 「(1)経営成績等の状況の概要 ② キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 ・資本の財源及び資金の流動性 当社グループの運転資金需要のうち主なものは、当社グループが提供するシステム開発のための原価と販売費及び一般管理費等の営業費用によるものであります。原価及び営業費用の主なものは、システム開発のための人件費及び外注費であります。 運転資金及び設備投資資金については、営業活動によるキャッシュ・フローを源泉とする内部資金及び借入れにより資金調達することとしております。このうち、運転資金の借入れについては期限が3ヶ月以内の短期借入金が主となっております。なお、2026年3月31日現在、有利子負債の残高としては、リース債務残高が1百万円あります。 当社グループは、健全な財務状態及び営業活動によるキャッシュ・フローを生み出す能力により契約債務を十分に完済できるとともに、当社グループの成長を維持するために将来必要な運転資金及び設備投資資金を調達することが可能と考えております。 ③重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。重要な会計方針及び見積りについては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」に記載しておりますが、特に下記の会計方針が連結財務諸表作成における重要な見積りの判断等に影響を及ぼすと考えております。 ⅰ 受注損失引当金 顧客より受注したプロジェクトのうち、当該受注契約の履行に伴い、翌連結会計年度以降に損失の発生が見込まれ、かつ、当該損失額を合理的に見積ることが可能なものについては、将来の損失に備えるため翌連結会計年度以降に発生が見込まれる損失額を受注損失引当金として計上することとしております。 受注損失引当金の見積りにおいては、プロジェクトごとの見積工事原価総額が請負金額を超えると予想される場合、引当金の計上が必要となります。また、見積工事原価総額の算出にあたっては、プロジェクトごとの進捗を通じてリスク管理を実施し、将来発生する工数及び外注費の見積りを実施しております。 ⅱ 繰延税金資産 当社グループは、繰延税金資産について、将来の利益計画に基づいた課税所得が十分に確保できることや、回収可能性があると判断した将来減算一時差異について繰延税金資産を計上しております。繰延税金資産の回収可能性は将来の課税所得の見積りに依存するため、その見積りの前提とした条件や仮定に変更が生じ減少した場合、繰延税金資産が減額され税金費用が計上される可能性があります。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

リンク先はEDINET (金融庁) の書類閲覧ページです。

関連する企業

関連企業

本ページは公的開示と市場データに、群青で示した解釈を重ねて構成しています。財務・株価の数値は開示・市場データをそのまま表示し、AIには生成させていません。 AI評価 (割安判定・スコア) は解釈です — 詳しくは編集方針をご覧ください。