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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

地域新聞社

CHIIKISHINBUNSHA CO.,LTD.2164 · Standard · サービス業

千葉・茨城を中心にフリーペーパーや折込チラシを発行・配布する地域密着型の広告会社。不動産事業やWEB事業も展開する。

概要

地域新聞社は千葉県八千代市に本社を置く、地域密着型の広告関連企業である。1984年の創業以来、無料の地域情報紙「ちいき新聞」を中心に、折込チラシ配布や販売促進支援事業を展開する。2025年8月期の売上高は31.5億円、従業員数は167名。東京証券取引所グロース市場に上場する。

広告関連事業が3本柱の収益構造

当社の事業は広告関連事業、不動産事業、その他事業の3区分で構成される。中心の広告関連事業はさらに3つに分かれ、①新聞等発行事業で「ちいき新聞」や求人情報紙「Happiness」を発行、②折込チラシ配布事業でチラシを同紙に折り込んで配布、③販売促進総合支援事業で行政刊行物の受託やイベント企画を手掛ける。2025年8月期の売上高3,153百万円の大半を広告関連事業が占めるが、不動産事業(賃貸マンション・土地)も安定収益源となっている。

2県40版・週174万部の配布網

「ちいき新聞」の配布エリアは千葉県北西部と茨城県南西部にわたり、40の版に細分化されている。1版あたりの標準世帯数を約4万世帯とし、1回の発行で約174万部を戸別配布する。配布は約2,500人の「ポスメイト」と呼ばれる地域在住の委託スタッフが担当し、一般新聞未購読世帯にも届ける仕組みを持つ。この独自の配布網が他社との差別化要因であり、約6万人の読者との双方向関係や年間約7千社の取引企業というアセットを形成している。

低資本でレバレッジの効くビジネスモデル

印刷はすべて外部委託しており、固定資産投資は主に配布システムや営業拠点に限定される。そのため売上総利益率が高く、売上高の増加がそのまま利益拡大につながるオペレーティングレバレッジの効いた収益構造を持つ。2025年8月期には売上高が前期比5.9%増の31.5億円、経常利益は約3.1倍の5,277万円に急伸した。ただし、上場維持基準の時価総額(約26億円)には未達であり、企業価値向上が経営課題となっている。

シーパワー戦略で新事業を創出

2024年6月に発表した成長戦略「Strategic Plan」では、保有するアセット(配布網、読者関係、取引先)を他社に提供し、新サービスを共創する「シーパワー・ストラテジー」への転換を掲げた。具体例として、2024年8月には同業の株式会社中広が運営するボランタリー・チェーン方式に加盟し、全国1,300万世帯の媒体ネットワークを活用可能にした。また、生成AIを活用した広告効果最大化技術の特許出願や、ツナググループとの業務提携による求人メディア展開など、コア事業以外の領域でも成長の芽を育てている。

業界の中での役割は地域密着型広告代理店にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
32億円
営業利益
0億円
営業利益率
0.0%
純利益
0億円
2025/8 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2025/8
事業売上構成比利益利益率
広告関連事業30億円93.8%
その他の事業2億円6.3%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01広告主(地元企業・行政)主力

「ちいき新聞」「Happiness」などのフリーペーパーを発行し、広告枠を販売。折込チラシの配布や販促支援も行う。

主な製品・サービス2
ちいき新聞
購読料無料の地域情報紙。千葉・茨城の40版を毎週発行し、地域に密着した広告媒体として機能する。
Happiness
求人情報紙。ちいき新聞に折り込んで配布し、地元企業の求人広告を掲載する。

02不動産賃貸準主力

千葉県市川市に賃貸マンションと賃貸土地を所有し、賃貸収入を得ている。

03その他(WEB・教育・マッチング)副次

WEBサイト「チイコミ!」の運営、カルチャースクール、外壁工事のマッチング事業、通信販売などを展開。教育関連では副教材や就活支援冊子も発行する。

製品と技術

「ちいき新聞」の多版細分化と独自配布網

主力媒体「ちいき新聞」は、千葉県・茨城県の2県を40の版に分割し、版ごとに地域のイベントや社会情報を記事として掲載する。1版あたり約4万世帯、全体で週約174万部を発行し、印刷は外部委託、配布は約2,500人のポスメイトが戸別配布する。広告主は商圏に合わせて版を柔軟に選択でき、地域を限定したピンポイント広告から広範囲の一括掲載まで対応可能である。

折込チラシ配布とGISによるターゲティング

折込チラシ配布事業では、独自の地図情報システム(GIS)を活用して500~1,000世帯単位で配布エリアを細分化する。これにより「○○町だけ配布」といった極めて局所的なニーズにも応え、広告主の顧客ターゲットに合わせた効率的な配布を実現する。チラシの制作請負も行い、その売上は販売促進総合支援事業に計上される。

派生媒体と新技術への挑戦

「ちいき新聞」以外にも、求人情報紙「Happiness」、小学生向けキャリア教育副教材『発見たんけん』、高校生・大学生向け就活支援冊子『Start!』『Overture』、子育て支援誌『まま・ここっと』などを発行する。さらに、消費者行動ビッグデータと生成AIを組み合わせた「心理状態デジタルツインによる広告効果最大化技術」の特許を出願し、実証実験を開始。この技術は広告領域に限らず、ダイレクトセールスなど多様な分野への応用を目指している。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

サービス業のなかでの位置

地域密着型サービス、収益力に課題

当社は地域新聞発行などの地域密着型サービスを提供する企業であり、売上高約32億円と同業他社と比較して小規模です。直近の業績は売上高が微増しているものの、営業利益率は0%と収益性に課題があります。同業のジンジブやイシンと比較すると、規模や収益性の面で劣後しています。地域でのプレゼンスを活かし、収益構造の改善が求められます。

強み

  • 地域に根ざしたサービスを提供し、地域内での認知度と顧客基盤を有する。
  • 地域新聞の需要は安定しており、売上高を維持している。
  • 売上高は増加傾向にあり、緩やかな成長を続けている。

課題

  • 営業利益率が0%と収益性が低く、コスト削減や新規事業が必要である。
  • 売上高が約32億円と小さく、規模の拡大が急務である。
  • 同業他社との競争が激しく、差別化戦略が不可欠である。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

サービス業の時価総額近傍。太字が地域新聞社

時価総額で並べると、掲載8社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
16573CRAVIA10億円
2302Aビースタイルホールディングス9億円33.1倍
39238バリュークリエーション9億円
47376BCC9億円
59562ビジネスコーチ7億円77.4倍
62164地域新聞社5億円
76195ホープ3億円11.1倍
82120LIFULL9.0倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 15件

有限会社として創業しフリーペーパーを創刊した1984年

1984年8月、有限会社八千代地域新聞社(出資金2,000千円)として設立される。翌9月には「地域新聞」八千代台版を創刊し、無料配布の地域情報紙事業を開始した。創業当初から「購読料を取らない紙媒体に広告を載せ、その広告収入で運営する」というフリーペーパーの基本モデルを確立していた。

株式会社化と商号変更を経た1987~1994年

1987年5月に組織変更を行い、株式会社八千代地域新聞社(資本金2,000千円)となる。その後本社を八千代市内で2度移転し、1988年7月には商号を現在の株式会社地域新聞社に変更した。この時期は創業エリアでの事業基盤を固めるとともに、周辺地域への版の拡大を進めたものと推測される。

大阪証券取引所ヘラクレスに上場した2007年

2007年10月、大阪証券取引所ニッポン・ニュー・マーケット-「ヘラクレス」市場に株式を上場する。これにより資金調達力と知名度を獲得し、成長のための基盤を整えた。2010年の市場統合を経て東京証券取引所JASDAQ(グロース)に移行し、2022年4月の市場区分見直し後はグロース市場に上場している。

子会社化と清算を経験した2014~2021年

2014年12月、株式会社東京新聞ショッパー社の発行済株式を全て取得し連結子会社化、商号を株式会社ショッパー社に変更する。しかし、事業の拡大に寄与しなかったと見られ、2021年8月に同社の清算が結了した。この間、2015年11月には本社を船橋市に移転したが、2020年11月に再び八千代市へ戻している。

年表15件を開く

1980年代

  • 1984年8月創業有限会社八千代地域新聞社(出資金2,000千円)を設立
  • 1984年9月「地域新聞」八千代台版を創刊
  • 1987年5月創業組織変更し、株式会社八千代地域新聞社(資本金2,000千円)を設立
  • 1988年1月本社を千葉県八千代市高津488番地2に移転
  • 1988年7月商号変更商号を株式会社地域新聞社に変更

1990年代

  • 1994年8月本社を千葉県八千代市八千代台北10丁目23番36号に移転
  • 1997年8月本社を千葉県八千代市高津678番地2に移転

2000年代

  • 2007年10月上場大阪証券取引所ニッポン・ニュー・マーケット-「ヘラクレス」市場に株式を上場

2010年代

  • 2010年10月上場大阪証券取引所JASDAQ市場、同取引所ヘラクレス市場及び同取引所NEO市場の各市場の統合に伴い、大阪証券取引所JASDAQ(グロース)(現 東京証券取引所グロース)に株式を上場
  • 2013年7月上場大阪証券取引所と東京証券取引所の市場統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(グロース)に株式を上場
  • 2014年12月M&A株式会社東京新聞ショッパー社の発行済株式の全てを取得し連結子会社化し、株式会社ショッパー社に商号変更
  • 2015年11月本社を千葉県船橋市湊町一丁目1番1号に移転

2020年代

  • 2020年11月本社を千葉県八千代市勝田台北一丁目11番16号に移転
  • 2021年8月株式会社ショッパー社清算結了
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所JASDAQ(グロース)からグロース市場に移行

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/8期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち5項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • ROICがWACCを上回る状態ROIC > WACC
  • EVAの維持EVAを維持
  • 売上高伸張売上高伸張
  • 売上総利益率売上総利益率を維持・向上
  • EBITDAEBITDAを重視し着実に伸ばす

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    アセット活用型シーパワー戦略への転換

    創業41年で培ったアセットを再定義し、他社とのアライアンスによりアセットを提供して新サービスを創出する「シーパワー・ストラテジー」で非連続な成長を目指す。

  2. 02

    コア事業による安定収益の確保

    新聞等発行事業と折込チラシ配布事業を安定収益の柱と位置づけ、営業の分業化による効率化やVC加盟による全国ネットワーク活用で売上向上を図る。

  3. 03

    上場維持基準の適合

    時価総額がグロース市場の上場維持基準を満たしていないため、戦略的アライアンスや生成AIの利活用、アドバイザリーボード組成により企業価値向上を進める。

  4. 04

    新規事業と新価値の創造

    配布エリア内の地域活性化とエリア外との接続の両軸で新価値を創出。ツナググループとの業務提携で紙とWEBの両メディアを活用し、生成AI特許技術を様々なソリューションに応用する。

  5. 05

    財務基盤の安定

    成長戦略実行のため健全な財務状態を維持。株主配慮の資本増強と金融機関からの資金調達を考慮し、財務基盤強化に努める。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で167人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は434万円で、9期前と比べて+1.4%平均年齢は40.5歳、平均勤続年数は8.5年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2016年8月233
2017年8月215
2018年8月205
2019年8月42834.65.9212
2020年8月45235.96.6199
2021年8月39137.17.2170
2022年8月40538.67.8163
2023年8月42038.87.9162
2024年8月44039.77.91700
2025年8月43440.58.51670

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2025年8月期・提出会社(単体)
女性管理職比率18.5%
縦線は目安の30%

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社1(国内 1 / 海外 0) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位9)
行徳ステーションレジデンス — 千葉県市川市768百万円
不動産事業
行徳(土地) — 千葉県市川市250百万円
不動産事業
本社及び編集センター — 千葉県八千代市71百万円
広告関連事業 その他の事業
セントラル配送センター — 千葉県八千代市9百万円
広告関連事業
八千代支社 — 千葉県八千代市5百万円
広告関連事業 その他の事業
成田支社 — 千葉県成田市1百万円
広告関連事業
千葉支社 — 千葉市中央区1百万円
広告関連事業
柏支社 — 千葉県柏市1百万円
広告関連事業
船橋支社 — 千葉県鎌ヶ谷市0百万円
広告関連事業
主な関係会社
  • 国内
    株式会社 ショッパー社
    千葉県八千代市
    議決権100.0%
公共調達・補助金 (gBizINFO)
  • 調達
    平成30年度就職用Webサイト運用支援等役務
    防衛省 · 2018-03-23
    96万円
  • 調達
    平成31年度就職用Webサイト運用支援等役務
    防衛省 · 2019-02-20
    93万円

出典: gBizINFO (経済産業省)

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2025年8月期の売上高は32億円営業利益0億円前期と比べると増収で、売上が+6.7%。

売上高
+6.7%
32億円
営業利益
0億円
純利益
0億円
営業利益率
0.0%
前期比 +0.0%pt

四半期の推移

10期分

直近は2026年3Qで、売上は9億円、営業利益は1億円。前年の2024年3Qと比べると、売上は+12.5%、営業利益は+0.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年3Q800.00
2023年4Q70
2024年1Q800.00
2024年2Q700.00
2024年3Q8112.50
2024年4Q7−1−14.30
2025年2Q1500.00
2025年4Q1700.00
2026年2Q1600.0−1
2026年3Q9111.10

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2012年8月期からの14期で、売上は26億円から32億円へ1.2倍に増えた。直近期の営業利益率は0.0%。売上は2期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2012年8月2611
大阪証券取引所と東京証券取引所の市場統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(グロース)に株式を上場
2013年8月2811
株式会社東京新聞ショッパー社の発行済株式の全てを取得し連結子会社化し、株式会社ショッパー社に商号変更
2014年8月2921
2015年8月3510
2016年8月38−2−2
2017年8月40−2−2
2018年8月4100
2019年8月4000
2020年8月33−3−3
2021年8月28−1−1
2022年8月2900
2023年8月290−1
2024年8月30000.00
2025年8月32010.00

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2025年8月期

売上高32億円のうち、営業利益として残るのは0億円0.0%。営業外の損益と税金を反映した純利益は0億円、売上の0.0%にあたる。営業利益率は業種中央値7.5%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金31.3%10億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金68.8%22億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益0.0%0億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。売上原価と販管費は単体ベースの数値です。

粗利率
68.8%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比7.5pt
0.0%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比5.0pt
0.0%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比3.1pt
8.7%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
0.0%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
0.0%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2025年8月期は営業CFが0億円、投資CFが−9億円で、差し引きのフリーCFは−9億円この組み合わせは積極投資型にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面期末の手元現金は6億円で、売上の2.3ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2012年8月1−20−17
2013年8月1−1006
2014年8月1−20−15
2015年8月0−10−14
2016年8月−12418
2017年8月00−106
2018年8月−100−15
2019年8月10−115
2020年8月−304−36
2021年8月1−1207
2022年8月10−117
2023年8月00−105
2024年8月1−1006
2025年8月0−99−96

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2025年8月期の総資産は23億円。このうち返さなくてよい自己資本が7億円で、自己資本比率は28.4%(業種中央値53.4%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2012年8月138558.3
2013年8月148656.8
2014年8月159658.3
2015年8月169754.7
2016年8月1861233.5
2017年8月1641227.2
2018年8月1541128.8
2019年8月1551030.4
2020年8月141138.6
2021年8月131125.8
2022年8月1321113.5
2023年8月112913.9
2024年8月123924.2
2025年8月2371628.4

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年8月期の内訳単体ベース
現金及び預金
6億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
-3億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
16億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
29
/ 100
安定性自己資本比率19 / 40
収益力営業利益率0 / 30
現金創出営業CFの黒字継続10 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

サービス業 534社との比較

同じサービス業の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率534社中290位あたり、逆に低いのは営業利益率534社中483位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
8.7%/中央値 11.8%
P25 6.0%P75 18.9%
営業利益率下位売上のうち本業の利益として残る割合
0.0%/中央値 7.5%
P25 3.5%P75 12.7%
自己資本比率下位総資産のうち返済のいらないお金の割合
28.4%/中央値 53.4%
P25 36.8%P75 69.7%
売上成長率前期からの売上の伸び
6.7%/中央値 7.2%
P25 1.6%P75 16.0%
配当利回り下位株価に対して1年で受け取る配当の割合
0.0%/中央値 3.1%
P25 1.9%P75 4.1%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥128で、1年前と比べて-28.4%過去52週の値幅のなかでは1%の位置にある。

¥128-2.3%1ヶ月-22.9%1年-28.4%時価総額5億円
過去52週の値幅
安値¥127高値¥228.333

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PBR9.55倍

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

直近5日間で151円から149円と小幅続落し、25日線(159.84円)を約6.8%下回る弱含み。52週高値228.33円からは約35%下落したが、安値130円からは約15%戻している。出来高は8月7日の102400株と急増後、8月14日には28000株と減少傾向で、売り一巡感も。RSIは20と売られ過ぎ圏で、反発の可能性を探る展開。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割高と判定しています(スコア 25/100)

PERが算出不能で、PBRは11.12倍と業界平均の3.33倍を大きく上回る。配当利回りは0%で、平均の2.29%と比べ劣る。ROEは8.7%と平均的だが、収益はほぼ横ばいで成長性が見込めない。割高だが、無配であり投資妙味は乏しい。

指標この会社業種平均
PBR9.55倍3.51倍
ROE8.7%12.5%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

投資論点は、低時価総額と地域密着モデルに対する強気派と、構造的な業界縮小を懸念する弱気派の対立である。強気派は、地域コミュニティの絆を背景に、デジタル移行で新たな収益源を模索する可能性を指摘する。弱気派は、新聞購読者の減少と広告収入の低迷が続き、赤字転落のリスクがあると見る。

プラスに働く材料7
  • 地域密着の強み

    地元に根ざした取材網で他紙と差別化

  • デジタルシフトの可能性

    ウェブ配信や地域特化サービスで新収益を模索

  • 低バリュエーション

    時価総額が小さく、再生余地があれば株価上昇の余地

  • 売上高が29億円から32億円へ3期連続で増加通年影響

    売上高は2023/8期29億円、2024/8期30億円、2025/8期32億円と回復基調

  • 2025/8期は営業利益0億円・純利益0億円で赤字回避決算発表後影響

    2023/8期の純損失1億円を経て、2025/8期は純利益0億円と赤字を回避した

  • 時価総額6億円の低位小型株で物色対象に継続影響

    株価149円・時価総額6億円と低位で、テーマ性があれば資金が集まりやすい

  • 株価は1年で33.7%下落し売られ過ぎ不定影響

    下落率33.7%は反発余地を示すが、業績回復が条件

マイナスに働く材料7
  • 業界構造の縮小

    新聞購読者数が年々減少し、市場が縮小

  • 収益悪化

    純損益が赤字で、赤字幅は拡大傾向

  • 広告依存の限界

    地域広告の需要減が続き、収入の安定性が低い

  • PBR11.12倍と資産価値から大きく乖離不定影響

    PBR11.12倍はROE8.7%に対し極端に高く、成長期待が外れると急落する

  • 営業利益0億円・純利益0億円で収益力脆弱通年影響

    利益ゼロが続き、コスト上昇があれば即赤字転落しやすい

  • 無配当で株主への還元が皆無継続影響

    配当利回り0%と還元がなく、下落局面での買い支えがない

  • 業績予想が非開示で投資判断しにくい決算発表後影響

    予想PERが非開示で、将来収益を評価する材料が乏しい

次の決算で確かめる点
購読者数
コア収益の縮小ペースを把握
デジタル広告収入
新事業での収益化の進捗を確認
広告売上高
主要収入源の動向を監視

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり0で、前期から+48.2%いまの株価に対する利回りは0.00%。増配か配当維持が1年続いている。

年間配当
¥0
1株あたり
配当利回り
0.00%
いまの株価に対して
配当性向
27.8%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
1年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2016年8月1
2017年8月10.0
2018年8月10.041.5
2019年8月148.227.8

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想

株主

有価証券報告書より

2025年8月期末の株主数は延べ2,805人。区分でいちばん多いのは個人・その他49.8%。グループ会社や銀行などの安定株主が44.2%を占め、残る55.8%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2020年8月%2021年8月%2022年8月%2023年8月%2024年8月%2025年8月%
個人・その他70.965.643.546.644.449.8
事業法人9.920.649.543.747.944.1
外国法人2.62.51.70.33.22.8
証券会社16.410.65.28.04.11.9
外国人個人0.10.00.41.2
金融機関0.30.60.11.40.00.1
自己株式0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01MTMCapital株式会社15.93
02マイルストーン・キャピタル・マネジメント株式会社7.55
03株式会社ライフイン24group5.89
04株式会社中広5.43
05合同会社Happyhorse3.85
06静岡エネルギー株式会社2.84
07株式会社日本シーサプライ2.12
08竹中 宏之2.01
09中谷 正和1.83
10吉田 康次郎1.74

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近16
  • 2026-08-28
    MTM Capital株式会社
    新規の大量保有報告
    13.40%
  • 2026-08-28
    MTM Capital株式会社
    新規の大量保有報告
    13.40%
    +0.16pt
  • 2026-08-28
    MTM Capital株式会社
    変更報告
    13.24%
    +3.69pt
  • 2026-08-28
    MTM Capital株式会社
    変更報告
    9.55%
    +4.46pt
  • 2026-06-29
    MTM Capital株式会社
    新規の大量保有報告
    13.24%
    +3.69pt
  • 2026-06-25
    MTM Capital株式会社
    新規の大量保有報告
    9.55%
    +4.46pt
  • 2026-06-24
    オプションハウス株式会社代表取締役 松島 英将
    新規の大量保有報告
    11.63%
    +3.70pt
  • 2026-06-23
    オプションハウス株式会社代表取締役 松島 英将
    新規の大量保有報告
    7.93%
  • 2026-06-23
    合同会社YN企画代表社員 櫻井 重彰
    変更報告
    3.70%
    -3.76pt
  • 2026-06-22
    合同会社YN企画代表社員 櫻井 重彰
    新規の大量保有報告
    3.70%
    -3.76pt
  • 2026-06-19
    合同会社YN企画代表社員 櫻井 重彰
    新規の大量保有報告
    7.46%
    -5.47pt
  • 2026-05-12
    細谷 佳津年
    新規の大量保有報告
    4.11%
  • 2026-05-12
    ネクスト・グロース株式会社
    新規の大量保有報告
    11.10%
  • 2026-04-24
    合同会社YN企画代表社員 櫻井 重彰
    新規の大量保有報告
    12.93%
    -5.74pt
  • 2026-04-22
    MTM Capital株式会社
    新規の大量保有報告
    5.09%
  • 2026-04-22
    MTM Capital株式会社
    変更報告
    5.09%

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で−82%、1株純資産は14期で−79%。直近期のROEは8.7%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2012年8月314127.57.719.3
2013年8月404459.37.925.0
2014年8月5148711.08.529.3
2015年8月144852.840.630.0
2016年8月−133328−32.8
2017年8月−88239−30.9
2018年8月12380.4539.741.5
2019年8月122474.973.827.8
2020年8月−18064−115.7
2021年8月−2320−90.1
2022年8月2426.7135.3
2023年8月−1236−31.3
2024年8月1571.5239.6
2025年8月6878.765.2

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

10名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は10名。2025/8期の役員報酬は総額59百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約2倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
細谷佳津年代表取締役 社長6055,200
金箱義明取締役 印刷・物流・配布等 業務全般 管掌6736,000
松川真士取締役 人的資本経営 管掌4516,000
齋藤律子取締役 コーポレートガバナンス・リスクマネジメント管掌61
田中康郎取締役(注)180
色部文雄常勤監査役(注)27746,800
小泉大輔監査役(注)255
丸野登紀子監査役(注)253
工藤清美監査役(注)256
久保能成671,600

役員報酬の内訳2025/8

役員の区分人数固定報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)4414110
社外取締役418185

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/8期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容2,429字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社の事業は、「広告関連事業」(新聞等発行事業、折込チラシ配布事業及び販売促進総合支援事業)及び「不動産事業」並びに「その他の事業」により構成されております。 なお、次の三つの事業は「第5 経理の状況 1 財務諸表等 (1)財務諸表 注記事項」に掲げるセグメントの区分と同一であり、それぞれの事業の内容は次のとおりであります。 また、当事業年度より報告セグメントの区分を変更しております。詳細は「第5 経理の状況 1 財務諸表等 (1)財務諸表 注記事項(セグメント情報等)」に記載のとおりであります。 1.広告関連事業 (1)新聞等発行事業 当社が発行する「ちいき新聞」は購読料のかからない地域情報紙(以下「フリーペーパー」という。)であり、当社は「ちいき新聞」紙上に発行エリア(版、注1)ごとの地域のイベント、社会、文化、スポーツ等に係る身近な情報(記事)を載せ、毎週継続的に発行しております。当該事業は紙面に掲載する広告枠を販売し、かつ、当該広告を当社が制作し配布する一連のサービスの対価を当該顧客から収受する事業であります。その広告枠は、5か所の事業所(八千代支社、成田支社、船橋支社、千葉支社、柏支社)の営業担当者が広告主に直接販売する場合と、広告代理店を経由して販売する場合があります。その他にも、当社が発行する求人情報紙「Happiness」の発行事業がございます。当該事業は「ちいき新聞」とは別に求人広告紙を制作し、当該サービスの発行スケジュールに則り継続的に発行しております。「Happiness」の紙面に掲載する求人広告枠を販売し、かつ、当該広告を当社が制作し「ちいき新聞」に折込配布する一連のサービスの対価を当該顧客から収受する事業であります。その広告枠は、「ちいき新聞」と同様に5か所の事業所の営業担当者及び「Happiness」の販売専門部署の営業担当者が広告主に直接販売する場合と、広告代理店を経由して販売する場合があります。 当社は行政区画と広告主の商圏を考慮し、「ちいき新聞」の1発行エリア(版)当たりの標準世帯数を4万世帯前後としており、当該前提に従って当社の事業エリアである千葉県(主に千葉県北西部地域を中心として)、茨城県(主に茨城県南西部を中心として)を40版に細分し、1発行当たり約174万部(2025年8月31日現在、注2)の「ちいき新聞」を発行しております。このため、広告主は広範囲を対象にした広告から、地域を限定したピンポイントの広告まで、販売促進対象エリアの広さを柔軟に変えることができます。「Happiness」におきましては、「ちいき新聞」の配布エリアを15エリアに分割し、各エリアで約10万部発行し「ちいき新聞」に折込配布しております。 なお、「ちいき新聞」及び「Happiness」の印刷作業は印刷会社に全て委託しております。また、「ちいき新聞」及び「Happiness」の配布方法は、原則として戸別配布員(ポスメイト、注3)によって構成される当社独自の配布組織を組成及び活用し、一般の新聞を購読していない家庭にも戸別配布しております。 [事業系統図] (2)折込チラシ配布事業 折込チラシ配布事業とは、当社が発行する「ちいき新聞」にチラシを折り込んで配布する事業であります。チラシはあらかじめ顧客が制作して当社に持ち込むケースと、当社が顧客の依頼を受けて制作まで請負うケースがありますが、チラシの制作を顧客から請負う場合、その制作請負に係る売上高は後述の販売促進総合支援事業売上高として計上いたします。 また、当社は折込チラシの配布エリアを500から1,000世帯単位に細分しており、「○○町だけ配布」といった地域を限定したものからより広範囲を対象にしたものまで、広告主のチラシ配布エリアに係るニーズにきめ細かく対応した配布が可能となっております。 [事業系統図] (3)販売促進総合支援事業 販売促進総合支援事業は、行政機関の刊行物制作・配布の受託や、前述の新聞等発行事業や折込チラシ配布事業の領域に属さない販売促進関連業務(展示会等の広告イベントの企画及び運営、配布チラシやポスターの編集及び制作、店舗ディスプレイ計画の立案等)を通じて、広告主の様々な販売促進活動を支援する事業であります。 [事業系統図] 2.不動産事業 不動産事業は、千葉県市川市に所有する賃貸マンション及び、賃貸土地の不動産賃貸事業を運営しております。 3.その他の事業 その他の事業として、当社WEBサイト「チイコミ!」の運営、教養、趣味及び娯楽等を顧客に教授し入会金及び受講料を収受するカルチャースクール運営事業、当社加盟基準を満たした優良な外壁塗装工事等の業者をお探しの依頼者に紹介するマッチング事業、地域性のある商品を販売する通信販売事業等を展開しております。また、セグメント媒体の需要の高まりを背景に、小中学校向けキャリア教育支援副教材『発見たんけん』の発行エリアを拡大しているほか、高校生向け就活支援冊子『Start!』、大学生向け就活支援冊子『Overture』を発行しております。さらに、「生成AIを活用した心理状態デジタルツインによる広告効果最大化技術」に関する特許を出願し、実証実験を開始しております。本特許は、消費者行動ビッグデータ基盤と生成AI技術を融合することで、広告領域にとどまらず、将来的に無限の拡張性を有しており、幅広い業種におけるダイレクトセールスやダイレクトマーケティングなど多様なソリューションへの応用を目指しております。 (注)1.「ちいき新聞」の発行に係る最小単位であります。 2.「ちいき新聞」2025年8月29日発行号に係る発行実績であります。 3.「ちいき新聞」を戸別配布する要員の呼称であります。地域在住の方に配布委託を行っております。
経営方針・対処すべき課題3,410字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社の経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において当社が判断したものであります。 (1)会社の経営の基本方針 当社の経営理念は、「人の役に立つ」であります。以下は、当社の経営理念付帯文からの抜粋であります。 ①働く人達の役に立つ 豊かな生活と生きがいを生み出す場を確保し続ける ②地域社会の役に立つ お客様・読者・業者・社会に喜ばれる事業を行い続ける 人がこの世に生まれ、生きて行く上でいつも心がけるべきは、 自分以外の人のために自分を役立たせることである。 会社とはこのことを実践するための最高の手段であり、舞台である。 このことから会社とは広義において奉仕活動である。 ゆえに会社は理念に基づき活動の範囲を広げる努力をし続けなければならない。 つまり、成長と拡大を行い続ける義務と責任があるのである。 この理念のもとに全情熱を傾けて事業を行うことは大いなる善であると確信する。 また、当社のミッションは「地域の人と人をつなぎ、あたたかい地域社会を創る」であります。 日々の暮らしの中に、出会い・発見・感動を提供し、それらが分かち合われ生まれる絆によって、人が人を・人が地域を慈しむ社会を創ってまいります。 (2)目標とする経営指標 当社は時価総額の増大に向け、超過利潤を実現いたします。具体的には経営における資本生産性と資本コストの関係においてROICがWACCを上回る状態で、EVA(Economic Value Added: 経済的付加価値)を重要な経営指標として採用いたします。この状態を維持し続けることで成長するほどに企業価値を増大していく複利の経営を実践してまいりますが、現時点では盤石な経営基盤を構築するフェーズにあると認識しているため、同時に売上高・売上総利益率・EBITDAを重視する経営指標といたします。売上高は当社のサービスにどれだけのニーズがあるかの指標だと考えており、特に額の伸張を重視してまいります。売上総利益率については数あるビジネスの中でも非常に高い水準であるため、売上高が伸びるほどに利益が拡大しやすいレバレッジの効いた収益構造となっております。EBITDAについては現時点で最も重視している指標と位置付けており、将来のための必要な投資を積極的に行いつつも、足元の事業における利益を可視化して着実に伸ばしてまいります。 (3)中長期的な会社の経営戦略 当社は、「人の役に立つ」を経営理念とし、価値ある情報を届けて地域と一人ひとりに豊かさと感動を創り出すべく、広告関連事業を軸に事業活動を行なってまいりましたが、創業41年で培った当社のアセット(企業資産)に改めて光を当てて企業価値を再定義しております。その上で、当社にはない事業やサービスを提供している会社と手を携え、リソースはそのままにアセットの提供を通じて新サービスを創出する「アセット活用型シーパワー・ストラテジー」で非連続な成長を目指してまいります。 (4)経営環境 当社の属するフリーペーパー・フリーマガジン市場は、媒体及びターゲットの多様化が進んでおりますが、紙媒体だけでなくインターネット広告との価格競争が恒常化するなど、依然として厳しい経営環境が続いております。 今後の当社の経営環境につきましては、「人の役に立つ」という経営理念のもと、コア事業による安定収益を確保しながら「アセット活用型シーパワー・ストラテジー」で新規事業や新価値を創造いたします。さらに、生成AIを中心とした最新技術を掛け合わせることで、既存のビジネスの枠組みを変え、他社を寄せ付けない新しい市場(ブルーオーシャン)を切り開いてまいります。 (5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 当社は、自社で発行するフリーペーパー「ちいき新聞」紙面に掲載する広告枠を販売し、かつ、当該広告を自社で制作して、一連のサービスの対価を顧客から収受する「新聞等発行事業」をはじめ、「折込チラシ配布事業」や「販売促進総合支援事業」等の広告関連事業を主たる事業と位置づけ、千葉県を中心に地域密着型の事業展開を行ってまいりました。 中長期的な企業価値向上に向けては、2024年2月に経営体制を刷新し、同年6月に新たな成長戦略「Strategic Plan」を発表しております。今後はこの「Strategic Plan」に基づき、前述の広告関連事業を主たる事業としながらも、当社が持つアセットに光を当てることで企業価値を再定義し、そのアセットを活用した他社とのアライアンスによって非連続的な成長を目指す「シーパワー・ストラテジー」への転換を掲げ、以下の取り組みを行ってまいります。 ①コア事業による安定収益の確保 当社における新聞等発行事業及び折込チラシ配布事業は、安定収益確保の点において最も重要な事業であります。新聞等発行事業のうち「ちいき新聞」の発行事業では、広告効果の向上を目的とした営業の分業化を実施し、営業活動の効率と顧客単価を高め利益を最大化させることに注力しております。また、2024年8月末に株式会社中広(以下「中広」という。)が展開しているボランタリー・チェーン方式による加盟契約(以下「VC」という。)を締結し、全国1,300万世帯の媒体ネットワークを活用できるようになりました。今後は全国を商圏としているナショナルクライアントの開拓や配布エリア外の店舗も含めた総合販促提案に注力し、新聞等発行事業の売上を飛躍的に向上させてまいります。折込チラシ配布事業につきましては、質の高い配布網及び高到達率を維持しつつ、より積極的な営業活動を実行し、さらなる増収を目指しております。 ②上場維持基準の適合 当社の2025年8月末時点におけるグロース市場の上場維持基準の適合状況は、「時価総額」について約26億円と適合しておりません。上場維持基準の充足に向けた取り組みとして、アセットを活用した他社との戦略的アライアンスによる非連続な成長や情報資産の価値向上を目的とした生成AIの利活用を進め、実現化に向けたアドバイザリーボードを組成いたしました。戦略的アライアンスにおいては、中広が展開するVCをはじめとする全国媒体ネットワーク連携、株式会社ツナググループ・ホールディングス(以下「ツナググループ」という。)との業務提携、ブレイブ少額短期保険株式会社との業務提携関連による受注額がホッケースティック曲線を描いて急速に拡大しており、引き続き提携企業とのシナジーを最大限に生かすことで、さらなる売上増加と企業価値の向上を目指してまいります。 ③新規事業と新価値の創造 フリーペーパー市場全体が縮小していく中でも成長していくために、「配布エリア内の地域活性化」と「配布エリア外のマーケットとの接続による非連続な拡大」の両軸で新価値を創造しております。顧客ニーズが高まっているヒューマンリソース事業においては、WEB媒体を主軸に年間6,000社の求人を扱っているツナググループとの業務提携により、配布エリア内のあらゆる業種・業態の企業との関係性が強化された上、紙とWEB両方のメディアを活用した情報発信が可能となりました。このようなお互いの強みを掛け合わせたアライアンスを数多く推進することで、1+1が2ではなく3にも4にも、あるいはαやβのような全く別の価値を創造してまいります。 また、「生成AIを活用した心理状態デジタルツインによる広告効果最大化技術」に関する特許申請の出願を完了しており、本技術を広告のみならず、あらゆる業種に対するダイレクトセールス、ダイレクトマーケティングなど、さまざまなソリューションに応用することを目指しております。 ④財務基盤の安定 当社の描く成長戦略を着実かつ、スピード感を持って実行するために、健全な財務状態を保つことは必須と捉えております。業績面で盤石な利益体質を築き上げることはもちろんですが、財務基盤の強化と成長戦略を推し進めるための資金調達も必要不可欠であります。今後も、株主様に配慮した資本増強と金融機関等からの資金調達を考慮しながら、財務基盤の強化に努めてまいります。
事業等のリスク7,385字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 以下において、当社の事業展開上のリスク要因となる可能性に係る事項を記載しております。また、当社として必ずしも事業上のリスクとは考えていない事項についても、投資判断上あるいは当社の事業活動を理解する上で重要と考えられる事項については、投資者に対する積極的な情報開示の観点から記載しております。当社は、これらのリスクの発生可能性を認識した上で、発生の回避及び発生した場合の対応に努める方針でありますが、本株式に係る投資判断は、本項及び本書中の本項目以外の記載内容も併せて、慎重に検討した上で行われる必要があります。また、以下の記載は本株式に対する投資に関連するリスクを全て網羅するものではありませんので、この点ご留意ください。 なお、文中における将来に係る事項は、当事業年度末現在において当社が判断したものであります。 (1)当社の事業について ① 広告関連市場の動向の影響について 当社が展開する事業のうち、広告関連事業である新聞等発行事業、折込チラシ配布事業及び販売促進総合支援事業の3事業の合計売上高が当社の総売上高に占める割合は、2020年8月期において94.6%、2021年8月期において93.4%、2022年8月期において94.2%、2023年8月期においては95.0%、2024年8月期においては94.9%、2025年8月期においては94.0%をそれぞれ占めております。 景況の悪化に伴う広告需要の減少によりもたらされる当社の事業、業績又は財政状態への悪影響を軽減すべく、当社は特定の業種及び企業規模に偏らない顧客開拓や、広告関連市場と関連性が薄い事業の育成を検討しておりますが、当社のこれらの対応が不十分である場合には、当社の事業、業績又は財政状態に悪影響が及ぶ可能性があります。 ② 競合について a.新聞等発行事業に係る競合について フリーペーパー市場は、WEBやSNSを始めとした広告媒体の多様化により、成長期から成熟期へ移行したと考えられ、2025年8月31日現在において当社が主たる商圏としている千葉県下においても競合紙(誌)は多数あり、当該競合紙(誌)間において激しい競争が行われております。また、今後、編集や配布のノウハウを有する新聞社及び出版社等や、豊富な事業資金を有する異業種の事業者がフリーペーパー市場に参入してくる可能性もあります。 当社は独自のフリーペーパー編集方針、発行エリア(版)設定方針及びフリーペーパー配布方針を堅持することにより、フリーペーパー市場における当社の競争優位性を確保していく所存であります。 しかしながら、今後、当社が事業を展開するエリアにおいて競合紙(誌)がそれらと同様の方針を採用した場合には、当社がそのような競争優位性を継続的に確保できるとは限らず、万が一、当該事業に係る競争優位性が失われた場合には当社の継続的な事業拡大が阻害され、当社の事業、業績又は財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 b.折込チラシ配布事業及び販売促進総合支援事業に係る競合について 折込チラシ配布事業及び販売促進総合支援事業についても、現在、それぞれが属する市場の成長率は鈍化しており、両事業とも競合者は少なくなく、2025年8月31日現在において当社が主たる商圏としている千葉県下においても激しい競争が行われております。 当社は、企画力や提案力を背景としたサービス品質の一層の向上、きめ細かな営業活動の展開等を通じてそれらの市場における競争優位性を確保していく所存であります。しかしながら、今後、当社が事業を展開するエリアにおいて、当社がそのような競争優位性を継続的に確保できるとは限らず、万が一、当該事業に係る競争優位性が失われた場合には当社の継続的な事業拡大が阻害され、当社の事業、業績又は財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 ③ 「ちいき新聞」の発行遅延、不発行等について 当社が発行するフリーペーパーである「ちいき新聞」は、広告掲載の申込から紙面制作及び印刷を経て、当該新聞の配布を完了するまでに1週間を要しております。このうち、ほぼ内製化された紙面制作までの過程においては業務管理システムのバックアップ(注1)、制作環境(注2)の統一等、考えられる範囲において紙面制作上起こり得るトラブルを想定し、その回避策を講じておりますが、紙面制作完了までの期間において当社や制作に係る一部外注先のシステムサーバ(バックアップ分を含む。)に回復困難なトラブルが発生し、又は当社や制作に係る一部外注先が異常気象、震災等の大規模な自然災害や事故等、当社が予測し得ないトラブルに見舞われ、かつ、速やかな復旧が困難である場合には、結果として「ちいき新聞」の発行遅延、不発行、配布遅延又は未配布という事態が惹起される可能性があります。 また、当社は「ちいき新聞」の印刷や配布を外注先にそれぞれ完全委託しており、これらの委託先が異常気象、震災等の大規模な自然災害や事故等、当社が予測し得ないトラブルに見舞われ、かつ、速やかな復旧が困難である場合には、「ちいき新聞」の発行遅延、不発行、配布遅延又は未配布という事態が惹起される可能性があります。 このように、「ちいき新聞」の制作から配布完了までの期間において前述のような事態が発生すれば、当社に対する広告主や読者の信頼が大きく損なわれ、その結果として広告収入の減少等を招来するおそれがあり、そのような場合には、当社の事業、業績又は財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 (注)1.業務管理システムのバックアップの主な内容については、「(3)⑦ 業務管理システムについて」の記載内容をご参照ください。 2.紙面の制作環境とは、当社の編集部において「ちいき新聞」に掲載する広告や報道記事を制作及び編集するための一連のハードウエア及びソフトウエア並びにその有機的なつながりを指しております。また、制作環境の統一とは、編集部内において各人の制作環境を統一することをいいます。 ④ 印刷代及び印刷用紙の調達価格の変動について 「ちいき新聞」の原材料である印刷用紙の調達については、当社の新聞印刷の依頼先である印刷業者を通して調達先(メーカー)から仕入れており、印刷代及び印刷用紙を複数の印刷業者から総合的に比較検討することで、安定的な印刷用紙の確保と最適な調達価格の維持に努めております。しかしながら、製紙原料価格の予想外の変動等により印刷代及び印刷用紙の調達価格が今後高騰した場合には、紙媒体の発行を主たる事業とする当社の事業、業績又は財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 (2)法的規制等について ① 広告関連事業に係る法的規制等について 当社の広告関連事業(新聞等発行事業、折込チラシ配布事業及び販売促進総合支援事業)には事業そのものに係る業法規制こそないものの、様々な法的規制が設けられております。 これらを直接規制する主な関連法令としては、不当景品類及び不当表示防止法、不正競争防止法、知的財産権法、著作権法、商標法、公職選挙法等が挙げられ、また、薬事法、宅地建物取引業法、特定商取引に関する法律等のように、顧客の業種等に係る規制法令が間接的に当社の広告関連事業を規制する例も少なくありません。さらに、「ちいき新聞」や配布するチラシ等に掲載する広告の方法や内容等については、広告主、当社ともに前述の法令以外に各業界団体の自主規制が存在する場合があります。 当社は、新聞等発行事業において報道記事を制作及び掲載する際には、当社が制定した取材及び編集業務用マニュアルの規定に従って記事の執筆、紙面の編集及び制作を行い、事実を正確に、偏ることなく読者に伝えるよう努めるとともに、第三者の知的財産権を侵害し、又は公職選挙法等の法令に抵触する内容の記事とならないよう、細心の注意を払っております。また、新聞等発行事業、折込チラシ配布事業及び販売促進総合支援事業において広告を制作し、当該広告を「ちいき新聞」紙面やチラシに掲載するに際しては、当社が制定した広告掲載基準や校閲校正業務用マニュアルの規定に従って広告の制作及び校閲、校正を実施することにより、前述の法令や自主規制に係る違反や第三者の知的財産権の侵害に係る未然防止に努めております。 しかしながら、「ちいき新聞」紙面に万一事実と異なる内容や、読者に混乱や誤解を与える表現を含む記事や広告が掲載された場合、又は第三者の知的財産権を侵害したり、前述の法令や自主規制に抵触する内容の記事や広告が掲載された場合には当社は社会的信用を失い、訴訟を提起され、又は何らかの行政処分等を受ける等の事態が惹起される可能性があり、その場合には当社に対する広告主や読者の信頼が大きく損なわれることによる広告収入の減少等並びに当該訴訟等の動向又は結果が、当社の事業、業績又は財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 また、昨今の社会情勢の変化等に応じて前述の規制法令を始めとする各種法令や自主規制の強化、改正又は解釈の変更等が行われた場合には、当社の事業、業績又は財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 ② その他の事業に係る法的規制等について カルチャースクール運営事業については、事業を規制する法令等は特に見当たらないものの、当該事業を展開する事業者として、個人情報の保護に関する法律(以下「個人情報保護法」という。)等の一般法令の規制の適用を受けております。 通信販売事業については、景品表示法、JAS法、特定商品取引法及び個人情報保護法などによる法的な規制を受けております。 また、昨今の社会情勢の変化等に応じて前述の規制法令を始めとする各種法令の強化、改正又は解釈の変更等が行われた場合には、当社の事業、業績又は財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 (3)当社の経営について ① 「ちいき新聞」の発行エリア(版)の展開及び撤退の方針について 当社は、一定の発行エリア(版)ごとに「ちいき新聞」を発行しており、2025年8月31日現在において、「ちいき新聞」は5支社の下に40の発行エリア(版)が存在しております。 なお、発行エリア(版)を新設した場合、並びに発行エリア(版)を新設する際に営業拠点となる事業所を新設した場合、継続的な営業活動を実施し当該発行エリア(版)単独の収益性の向上に努めております。しかしながら、紙面の印刷や配布に係る費用や事業所の開設費用等を回収し、黒字化するまでに期間を要することもあり、当該期間においては、当社の事業、業績又は財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 また、当該発行エリア(版)において、人口減少等の地域特性の変化が起こり当該発行エリア(版)単独の赤字が想定以上の期間にわたり継続した場合、また、当該事態において新聞等発行事業から撤退を判断した場合、当社の事業、業績又は財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 ② 広告媒体の多様化への対応について 当社が発行する「ちいき新聞」は、読者の生活に密着した地域の情報を伝え、広告主にとっては細分化された比較的狭小な発行エリア(版)の中から広告掲載エリアを任意に選択して機動的な広告戦略を採ることができるというメリットを有していることから、当社は今後も紙媒体であるフリーペーパーの発行を継続していく方針であります。 一方、近年においては電子広告等の新たな広告媒体の発展が著しく、今後は当社の新聞等発行事業対象地域の拡大に合わせ、紙媒体である「ちいき新聞」とは別に、インターネット等の電子媒体を通じた事業対応を実施する必要があるものと認識しており、「チイコミ!」において電子広告を行っておりますが、後発電子媒体に対して当社が当該対応のタイミングを逸した場合には、当社の事業、業績又は財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 また、今後インターネット等の電子媒体の急速な発展が紙媒体の価値を相対的に低下させ、「ちいき新聞」の読者及び広告主が結果として減少した場合には、当社の事業、業績又は財政状態に悪影響が及ぶ可能性があります。 ③ 人材の獲得及び育成について 当社の従業員数は2025年8月31日現在において167名(臨時従業員64名を除く。)となっております。また、当社の従業員の平均勤続年数は、2025年8月31日現在において8.5年と短いものの、これは今後の事業拡大に備え新規採用及び中途採用をもって従業員の確保を積極的に図っている結果であり、現時点において人員は充足しているものと考えております。 当社は、当社の事業成長を継続するために、今後も着実に人材を確保及び育成していく予定でありますが、人材の確保及び育成が質量両面において事業の成長スピードに追いつかない場合には、当社の事業、業績又は財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 ④ 知的財産権について 当社が保有する知的財産権は、登録済み商標権8件(出願中1件)並びに当社が制作した報道記事及び広告の内容に係る多数の著作権であります。また、2025年7月8日付けで、情報処理システム(生成AIを活用した心理状態デジタルツインによる広告効果最大化技術)に関する特許を出願いたしました(出願番号:特願2025-114822)。現在のところ、その他に当社の事業分野において他者に先駆けて特許申請を行わなければならない技術等は存在いたしません。 なお、登録済の商標権の一つである「ちいき新聞」については、その商標登録が完了しているか否かにかかわらずこれが無断で使用され、広告主や読者の当社に対する信用が損なわれるような内容の記事や広告が掲載された場合、当社の事業、業績又は財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 ⑤ 個人情報等の管理について 当社は、広告掲載等に係る営業活動を通じて、また、報道記事の取材活動を通じて、顧客情報を始めとする様々な個人情報を入手する機会があります。そこで、当社は、個人情報保護法の規定の趣旨に鑑みて、情報管理の観点から、個人情報の厳正な管理及び漏洩防止手続を定めた個人情報保護関連規程を制定し、加えて当社の全ての役員、従業員及び臨時従業員との間においては機密保持に係る誓約書を個別に締結する等、個人情報の保護並びに個人情報漏洩の未然防止に努めております。 さらに、当社は、当社の個人顧客、役員及び従業員の個人情報をも含めた重要な業務管理情報についてID及びパスワードによって管理するとともに、インターネットを通じた外部からのアクセスによる情報流出の防止策を採用しております。 しかしながら、このような対策をもってしても個人情報を含むそれらの重要情報に係る社外漏洩を防止できず、当該情報漏洩に起因して第三者に何らかの損害が発生した場合には、当社が損害賠償請求の対象となる可能性があります。また、当社の情報管理体制に係る良くない風評が発生し、当社の事業、業績又は財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 ⑥ ソーシャルメディアについて 当社は、事業活動やブランド価値の向上を目的として、複数のソーシャルメディアアカウントを運用しております。しかし、ソーシャルメディア上での情報発信や外部とのコミュニケーションにおいては、投稿内容の誤解や不適切な表現、第三者とのトラブル、あるいは情報漏えい等が発生した場合、当社の社会的信用や企業価値に影響を及ぼすおそれがあります。また、ソーシャルメディア上での風評拡散や誤情報の流布により、当社のブランドイメージや事業活動に悪影響を及ぼす可能性もあります。 当社はこれらのリスクを低減するため、アドバイザリーボードの白井 邦芳氏の監修の下、ソーシャルメディア運用に関する行動指針を定めた「コミュニティガイドライン」を2025年6月6日に改定・施行し、当社ウェブサイト上に公開しております。ガイドラインに基づき、会社管理のソーシャルメディアアカウントを整理したうえで、適正な権限管理と運用体制のもとで管理を行っております。今後も継続的にガイドラインの見直しと従業員教育を行い、健全な情報発信体制の維持・向上に努めてまいります。 ⑦ 業務管理システムについて 当社は業務管理システムを保有しており、当該システム内に、当社の個人顧客、役員及び従業員の個人情報及び取引先等に係る法人基本情報等を蓄積しております。また、当社は、事業の推進に欠かせない各種の管理業務を当該システムによって行っており、当社の業務効率は当該システムに大きく依存しております。 そこで、当社は、不測の事態(アクセスの急増等による一時的な負荷増大に伴うシステムダウン、異常気象、震災等の大規模な自然災害や事故等に伴う停電、故障等)によりこれらの業務管理システムが稼動しているそれぞれのサーバが停止し、又はサーバ上に蓄積されたデータが失われることにより当社の業務の遂行に支障を来たさないよう、一定のセキュリティレベルを実現し、かつ、無停電電源装置を備えたサーバ専用室にアプリケーションサーバとデータベースサーバを2台ずつ格納して並行運用するとともに、データの日次バックアップ、バックアップデータの分散型格納を実施する他、サーバの外部委託等考えられる範囲において起こり得るトラブルを想定し、その回避策を講じております。 しかしながら、そのような当社の施策が不十分である場合又は当社の現在の対応では係る影響を十分に軽減できない場合には、当社の事業、業績又は財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 (4)感染症の流行による影響について 新型コロナウイルス感染症のような社会及び経済活動に重大な影響を及ぼす感染症が流行した場合、緊急事態宣言の発令や外出制限等により、広告出稿の減少及び折込チラシの減少並びに当社が提供するサービス等の利用者が減少し、当社の業績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)4,951字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当事業年度における当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりです。 ① 財政状態及び経営成績の状況 当事業年度において、当社は成長戦略「Strategic Plan」を掲げ、アライアンスを中心とした新たな取り組みに力を入れ、黒字体質をより強固にいたしました。当事業年度における売上高は3,153,453千円(前期比105.9%)、経常利益は52,779千円(前期比310.7%)、当期純利益は41,336千円(前期比1,189.1%)と、大幅な増収増益を達成し、明確に業績トレンドが転換した期となりました。前事業年度での黒字転換を経て、「Strategic Plan」のもとで進めてきた各種の取り組みが、いよいよ具体的な成果として確認できるステージへ移行したことを示しています。これは、オペレーティングレバレッジが発揮されやすい収益構造を背景に、生産性向上が顕著に表れたものです。 当事業年度においては、コアビジネスにおける業績を短期的かつ確実に向上させるため、各事業拠点のマネジメントに取締役、執行役員及びエリア事業本部副本部長を配置して利益の創出に努めてまいりました。同時に、事業成長及び当社認知度の向上を目的とした積極的な先行投資を継続して行い、株価向上への対策も並行して行ってまいりました。黒字化にこだわり、様々なアクションプランを実行した結果、営業利益以下の黒字化を達成しております。さらに、戦略的アライアンス関連受注額はホッケースティック曲線を描くように急速に拡大し、『地域みっちゃく生活情報誌®』のVC加盟などの全国媒体ネットワークとの連携による『ちいき新聞』配布エリア外での広告展開、ツナググループ・ホールディングスとの業務提携による求人メディア掲載、ブレイブ少額短期保険株式会社等との業務連携関連の広告掲載が大きな成果を上げています。当社は引き続き、保有するアセット(約174万世帯への配布網、約60,000人の読者とのインタラクティブな関係性、約2,500人の配布スタッフ、年間約7,000社の取引企業等)を活用した他社との事業アライアンスによる新サービスの創出、いわゆるシーパワー・ストラテジーへの転換を推進し、社内体制の構築やアライアンス先企業及びアライアンス候補企業との間でアセット活用方法の策定に取り組んでおります。 広告関連事業全体におきましては、集客のための広告需要は引き続き高く、手法は多様化しているものの回復傾向が続いております。 新聞等発行事業のうち「ちいき新聞」の発行事業におきましては、2025年8月末現在で、2県40エリアで40版を発行、週間の発行部数は約174万部となりました。2025年4月に「ちいき新聞」の紙面リニューアルを行い、読者との双方向コミュニケーションを促進するコンテンツを拡充するとともに、読者層の拡大とアセットの価値向上に取り組んでおります。あわせて、記事広告をはじめとする新たな広告メニューを展開し、広告単価の上昇と新規顧客開拓による顧客基盤の拡大を目指しております。また、事業拠点のマネジメントの強化が実を結び始めており、提案の質の向上が取引規模の拡大につながっております。当事業年度では修理業、買取業、保険業、セミナー告知といったセグメントが好調に推移しました。その他にも、小学生・中学生向けのキャリア教育副教材「発見たんけん」、筑波大生と優良企業をつなぐ就活情報誌「Overture(オウバチャー)」、子育て支援情報誌「まま・ここっと®」、求人情報紙「Happiness」等、「ちいき新聞」以外の媒体の発行も増やし、利益創出に努めております。「Happiness」は株式会社ツナググループ・ホールディングスとの業務提携により好調に推移しておりますが、さらに成長スピードを加速するべく新たなフェーズの業務提携方法を模索しております。 折込チラシ配布事業におきましては、それぞれの地域にカスタマイズされた独自の地図情報システム(GIS)を活用することにより、広告主の顧客ターゲットが明確となり効率的かつ広告効果の最大化を図るサービスを実現しております。当事業年度におきましては、主に不動産業、冠婚葬祭業、リフォーム業、スクールなどの業種が好調に推移しており、選挙における各政党からの折込需要も増加しております。今後の施策といたしましては、これら拡大する需要に対応するための発注システム導入を予定しております。 販売促進総合支援事業におきましては、「ちば市政だより」の配布業務受託を中心とした行政自治体の刊行物制作・配布の受託だけでなく、組織体制の強化を行ったことで受託できる案件数が着実に増加しております。また、ショッピングセンターにおけるイベント企画・運営についても実績をもとに取引が拡大しています。その他にも、VC加盟企業と連携した全国フリーペーパーへの折込提案によりナショナルクライアントとの取引も増えてきております。 その他事業につきましては、「生成AIを活用した心理状態デジタルツインによる広告効果最大化技術」に関する特許を出願し、実証実験を開始しております。本特許は、消費者行動ビッグデータ基盤と生成AI技術を融合することで、広告領域にとどまらず、幅広い業種におけるダイレクトセールスやダイレクトマーケティングなど多様なソリューションへの応用が可能であり、将来的に無限の拡張性を有しています。 セグメントごとの財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容につきましては、後記「③生産、受注及び販売の実績」及び「第5 経理の状況 1 財務諸表等 (1)財務諸表 注記事項(セグメント情報等)」に記載のとおりであります。 ② キャッシュ・フロー状況 当事業年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)の残高は、67,907千円増加し640,083千円となりました。各キャッシュ・フローの状況とその主な要因は以下のとおりであります。 a.営業活動によるキャッシュ・フロー 当事業年度末において営業活動の得られた資金は、11,828千円となりました。これは、主に税引前当期純利益45,938千円、売上債権の増加96,478千円、未払消費税等の減少18,085千円、仕入債務の増加51,035千円、減価償却費35,327千円によるものであります。 b.投資活動によるキャッシュ・フロー 当事業年度末において投資活動の結果使用した資金は、891,723千円となりました。これは、主に有形固定資産の取得による支出1,043,087千円、投資有価証券の取得による支出233,627千円、定期預金の払戻による収入200,000千円、投資有価証券の売却による収入195,264千円、によるものであります。 c.財務活動によるキャッシュ・フロー 当事業年度末において財務活動の得られた資金は、947,802千円となりました。これは、主に長期借入れによる収入726,000千円、新株予約権の行使による収入298,087千円によるものであります。 (資本の財源及び資金の流動性について) 当社の資金需要のうち主なものは、当社の成長を維持するために将来必要な設備投資資金及び運転資金であります。これらの資金需要に対して当社では、自己資金、金融機関からの借入、増資といった資金調達方法の中から諸条件を総合的に勘案し、最も合理的な方法を選択して調達する方針であります。当事業年度におきましては、金融機関より設備投資資金として625,000千円の調達を行いました。 なお、当事業年度末において、借入金残高1,015,113千円、現金及び預金残高640,083千円となっております。 ③ 生産、受注及び販売の実績 a.生産実績 当事業年度の生産実績をセグメント別に示すと、次のとおりであります。 事業別   当事業年度 (自 2024年9月1日 至 2025年8月31日)   前年同期比(%) 広告関連事業(千円)   802,855   - 不動産事業 (千円)   5,682   - その他の事業(千円)   103,817   - 合計(千円)   912,355   - (注)1.金額は、売上原価によっております。 2.当社は、当事業年度よりセグメント報告の対象となったため、前年同期比は記載しておりません。 b.受注実績 当社は、受注から販売までの所要日数が短く、常に受注残高は僅少であり、期中の受注高と販売実績とがほぼ対応するため、記載を省略しております。 c.販売実績 当事業年度の販売実績をセグメント別に示すと、次のとおりであります。 事業別   当事業年度 (自 2024年9月1日 至 2025年8月31日)   前年同期比(%) 広告関連事業(千円)   2,965,779   - 不動産事業 (千円)   11,405   - その他の事業(千円)   176,268   - 合計(千円)   3,153,453   - (注)当社は、当事業年度よりセグメント報告の対象となったため、前年同期比は記載しておりません。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中における将来に関する事項は、当事業年度末現在において判断したものであります。 ① 重要な会計方針及び見積り 当社の財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に基づいて作成しております。その作成には経営者による会計方針の選択及び適用、資産・負債及び収益・費用の報告金額並びに開示に影響を与える見積りを必要としております。経営者は、これらの見積りについて過去の実績等を勘案し合理的に判断しておりますが、見積り特有の不確実性があるため、実際の結果はこれらの見積りと異なる場合があります。 なお、当社が財務諸表の作成に際して採用している重要な会計方針は、「第5[経理の状況] 1[財務諸表等] (1)[財務諸表][注記事項]の(重要な会計方針)」に記載のとおりであります。 ② 当事業年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 当事業年度において、当社は成長戦略「Strategic Plan」を掲げ、アライアンスを中心とした新たな取り組みに力を入れ、黒字体質をより強固にいたしました。当事業年度における売上高は3,153,453千円(前期比105.9%)、経常利益は52,779千円(前期比310.7%)、当期純利益は41,336千円(前期比1,189.1%)と、大幅な増収増益を達成し、明確に業績トレンドが転換した期となりました。前事業年度での黒字転換を経て、「Strategic Plan」のもとで進めてきた各種の取り組みが、いよいよ具体的な成果として確認できるステージへ移行したことを示しています。これは、オペレーティングレバレッジが発揮されやすい収益構造を背景に、生産性向上が顕著に表れたものです。 当事業年度は、営業活動によるキャッシュ・フローにおいて11,828千円の収入となり、投資活動におけるキャッシュ・フローにおいては、主に有形固定資産の取得による支出があり891,723千円の支出となり、財務活動によるキャッシュ・フローにおいては、主に長期借入れによる収入があり947,802千円の収入となりました。 ③ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5[経理の状況] 1[財務諸表等] (1)[財務諸表][注記事項]の(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。

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開示資料

出典

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