概要
BCC株式会社は、IT営業アウトソーシングと高齢者向けヘルスケア事業を2本柱とする企業である。2014年に大阪で創業し、2021年に東証マザーズ(現グロース市場)に上場。2025年9月期の売上高は約14.7億円、従業員数は242名。大手IT企業への営業派遣を主力としながら、「介護レク広場」会員7万人超のシニアプラットフォームを運営する。
IT営業アウトソーシングが売上の8割超を占める
当社の主力はIT営業アウトソーシング事業であり、2025年9月期の売上高1,294百万円は全社売上の83.7%を占める。大手IT企業(資本金3億円以上または従業員300人以上)に対して、自社で教育した営業人材を派遣する「営業派遣」と、業務を請け負う「業務請負」の2形態でサービスを提供する。2025年9月期末の派遣・委託人員は166名で、過去最高となった。営業アウトソーシングの契約先は50社を超える大手IT企業に及び、創業以来の累計では1,300社以上の中小企業への通信ネットワーク構築実績もある。
ヘルスケア事業は介護レクリエーションが基盤
ヘルスケアビジネス事業は、高齢者向けの介護レクリエーション素材を無償提供するWebサイト「介護レク広場」と、資格制度「レクリエーション介護士」の2級認定者を合わせた「介護レクリエーション人数」が11万人を超える。会員の85%以上が介護関係者である。自治体からの施設運営受託(高石健幸リビング・ラボなど)や、介護ロボット導入支援、企業向け市場調査・プロモーション支援も行う。2025年9月期の同事業の売上高は164百万円で全社の11.2%を占めるが、セグメント損失8百万円を計上している。
その他事業として経営支援とリスキリングに進出
その他事業には、中小企業・起業家支援や経営戦略策定クラウドサービス「bizcre」、IT営業職へのキャリア形成支援サービス「Merry Mew」が含まれる。bizcreは2023年4月提供開始で、経営戦略の策定・管理をデジタル化するWebアプリである。Merry Mewは経済産業省のリスキリング補助事業に採択され、20~30代前半の異業種就労者を対象にIT営業への転職支援を提供する。2025年9月期の同事業売上高は9百万円と小規模だが、前期比202.8%増と急成長中である。セグメント損失は62百万円と拡大している。
売上高は増加基調も直近期は営業損失を計上
2017年9月期の売上高7億円から2025年9月期には14.7億円へと倍増し、毎年増収を続けている。しかし、利益面では2022年9月期以降、純利益が0~1億円の小幅な水準にとどまり、2024年9月期には営業損失17百万円、2025年9月期には営業損失98百万円と赤字幅が拡大した。2025年9月期の当期純損失は73百万円。人材採用や新規事業への投資が先行し、収益化が課題となっている。経営指標として売上高成長率と経常利益を重視しており、営業派遣配属人数と介護レクリエーション人数を事業別KPIとしている。
業界の中での役割はIT業界向け営業支援とヘルスケア業界向け支援サービスを提供する企業にあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
01IT営業アウトソーシング主力
大手IT企業の営業部門を強化・補完するため、自社で教育した営業人材を派遣する営業派遣と業務請負を提供。また、代理店として中小企業に通信ネットワーク構築を支援するソリューション事業も手がける。
- 営業派遣
- 教育・育成した自社従業員を大手IT企業に常駐させ、営業活動を支援するサービス。
- 業務請負
- 大手IT企業の営業業務を請け負い、成果物に対して報酬を得るサービス。
- 通信ネットワーク構築
- 中小企業に対し、インターネット接続やクラウドサービスを組み合わせたネットワーク環境を構築・販売。
02ヘルスケア準主力
高齢者向け介護レクリエーション素材を提供するWebサイト「介護レク広場」の会員約7万人と「レクリエーション介護士」認定者約4万人を基盤に、自治体からの施設運営受託や、ヘルスケア分野に参入する企業への市場調査・プロモーション支援を提供。
- ヘルスケア施設運営受託
- 自治体等から健康増進・介護予防施設の運営を受託する。
- 市場調査・プロモーション支援
- シニアプラットフォームを活用したアンケート調査や広告配信など、企業のヘルスケア事業参入を支援。
- 介護レク広場
- 介護レクリエーション用の素材(塗り絵等)を無償提供するWebサイト。会員は介護関係者が8割超。
- レクリエーション介護士資格制度
- 介護レクリエーションの知識・技術を認定する資格制度の運営。認定者数は約4万人。
03その他副次
中小事業者・起業家の育成支援や、経営戦略策定を支援するクラウドサービス「bizcre」の提供、IT営業職へのキャリア転換支援サービス「Merry Mew」の提供など。
- bizcre
- 経営戦略の策定・管理をデジタル化するWebアプリや、専門家によるアドバイスを提供する複合サービス。
- Merry Mew
- 20~30代を中心にIT営業職へのキャリアチェンジを支援するスクール・コミュニティ。
製品と技術
未経験者をIT営業に育てるBCC-LaPTプログラム
当社独自の教育プログラム「BCC-LaPT(Lecture and practical training)プログラム」は、基礎教育(Lecture)と実際の営業現場での実務研修(practical training)を組み合わせ、未経験者をIT営業人材に育成する。プログラムでは「営業マインド」「営業スキル」「IT知識」の3要素を習得させる。このプログラムを体系化し、2023年からはeラーニングサービス「LAPTRE(ラプトレ)」として外部にも提供している。IT営業アウトソーシング事業における人材供給の核となっている。
介護レク広場とレクリエーション介護士資格制度
「介護レク広場」は高齢者向け介護レクリエーション素材(塗り絵、脳活など3,000点以上)を無償提供するWebサイトで、会員数は7万人を超える。この会員を基盤に、資格制度「レクリエーション介護士」の2級認定者約4万人を加えたネットワークを「シニアプラットフォーム」と呼び、市場調査やプロモーション支援に活用している。資格認定は一般社団法人日本アクティブコミュニティ協会(当社100%所有)が行い、当社は広報・運営を担当する。
経営戦略支援クラウドbizcre
「bizcre(ビズクリ)」は、経営戦略の策定・管理をデジタル化する複合サービスである。経営者が戦略を立案するためのWebアプリ「bizcreクラウド」、経営戦略情報を配信するメディアサイト「bizcreナレッジ」、専門家によるアドバイス「bizcreサポート」、中小企業診断士向けeラーニング「bizcreメソッド実践講座」の4要素で構成される。2023年4月に提供を開始し、その他事業の中核として育成中である。
キャリアスクールMerry Mewとリスキリング事業
「Merry Mew(メリーミュー)」は、主に20代~30代前半の接客・販売業など異業種就労者を対象に、IT営業職へのキャリア形成支援、リスキリング、転職支援を提供するサービスである。当社が20年以上培ったITソリューションアドバイザーの育成ノウハウを活用し、オンライン面談と動画学習で基礎からITスキルを習得させる。経済産業省のリスキリング補助事業に採択され、2025年9月期のその他事業売上高9百万円のうち相当部分を占めるとみられる。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
サービス業のなかでの位置
小規模人材サービス、収益改善が焦点
同社は人材派遣や紹介を手がける小規模なサービス企業。売上は2023年9月期の13億円から2025年9月期には15億円と緩やかに増加したが、2024年9月期の営業利益率は0%、2025年9月期には-6.67%と赤字に転落した。業界内では、ジンジブやイシンなど規模の大きい競合がひしめく中、同社は特定の業種や地域に特化して差別化を図る。しかし、コスト増や競争激化で収益性が悪化しており、企業体質の改善が急務だ。特に、派遣法規制の変化や需要変動に対する脆弱性が顕在化している。
強み
- 特定業種に特化し、専門性で差別化を図っている。
- 売上は2期連続で増加しており、一定の需要を確保。
- 小規模組織で意思決定が速く、市場変化への対応力がある。
- 小規模ならではのきめ細かな対応で顧客満足度を高める。
課題
- 営業利益率がマイナス、抜本的なコスト削減が必要。
- 大手と比べリソースが乏しく、価格競争に晒されやすい。
- スタッフ不足やスキル向上が課題、サービス品質の維持が困難。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
サービス業の時価総額近傍。太字がBCC
時価総額で並べると、掲載10社のなかで4番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 7363ベビーカレンダー | 12億円 | 38.0倍 |
| 2 | 9241フューチャーリンクネットワーク | 11億円 | 22.9倍 |
| 3 | 6573CRAVIA | 10億円 | — |
| 4 | 7376BCC | 9億円 | — |
| 5 | 302Aビースタイルホールディングス | 9億円 | 33.1倍 |
| 6 | 9238バリュークリエーション | 9億円 | — |
| 7 | 9562ビジネスコーチ | 7億円 | 77.4倍 |
| 8 | 2164地域新聞社 | 5億円 | — |
| 9 | 6195ホープ | 3億円 | 11.1倍 |
| 10 | 2120LIFULL | — | 9.0倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。
会社の歴史
沿革 10件
営業アウトソーシング会社として大阪で創業
2014年1月、IT業界における営業支援を目的として大阪市西区に営業アウトソーシング設立準備株式会社を設立した。同年7月、BCCホールディングス株式会社から事業の譲渡を受け、商号を営業創造株式会社に変更。この時点で既存の営業支援事業を引き継ぎ、事業を開始した。当初の本店は東京都中央区に置いたが、翌2015年1月には東京都千代田区へ移転している。
本社を大阪に戻しグループを再編した2016年
2016年7月、本店を東京都千代田区から大阪市西区に移転し、実質的な本社機能を創業地の大阪に戻した。同年9月には、BCCホールディングス株式会社とスマイル・プラス株式会社を吸収合併し、同時に商号をBCC株式会社に変更。この再編により、グループ経営の効率化を図るとともに、現在の事業体制の基礎が固まった。
東証マザーズ上場とグロース市場への移行
2021年7月、東京証券取引所マザーズに株式を上場した。上場時の売上高は約11億円。2022年4月の東証市場区分見直しに伴い、マザーズからグロース市場に移行した。上場により資金調達力が向上し、人材採用や事業投資を加速させる契機となった。上場後も売上高は順調に拡大している。
本社移転とグッドデジタル子会社化による事業拡大
2023年4月、本店を大阪市西区から現在の大阪市中央区今橋に移転。2025年5月にはグッドデジタル株式会社の全株式を取得し100%子会社化した。グッドデジタルはその他事業に含まれ、経営支援やデジタル関連サービスの強化に寄与するとみられる。2025年9月期の売上高は14.7億円に達したが、営業損失を計上しており、新規子会社の収益貢献が今後の焦点となる。
年表10件を開く
2010年代
- 2014年1月創業IT業界における営業支援を目的として大阪市西区に営業アウトソーシング設立準備株式会社を設立
- 2014年7月BCCホールディングス株式会社から事業の譲渡を受け営業創造株式会社に商号を変更
- 2015年1月本店を東京都中央区から東京都千代田区に移転
- 2016年7月本店を東京都千代田区から大阪市西区に移転
- 2016年9月M&ABCCホールディングス株式会社、スマイル・プラス株式会社を合併
- 2016年9月BCC株式会社に商号を変更
2020年代
- 2021年7月上場東京証券取引所マザーズに株式を上場
- 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所のマザーズ市場からグロース市場に移行
- 2023年4月本店を大阪市西区から大阪市中央区に移転
- 2025年5月M&Aグッドデジタル株式会社の全株式を取得し、100%子会社化
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2025/9期の経営方針より
会社は5つの方針を掲げている。そのうち2項目には、達成する数字が明記されている。
- 営業派遣配属人数166名(実績)
- 従業員数(非正規含む)255名(実績)
有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。
- 01
IT営業アウトソーシングの認知度向上と基盤強化
大手IT企業への営業派遣を拡大するため、人材育成強化と組織力向上、リテンション施策による離職率低下、デジタルマーケティングによる新規顧客獲得、ネットワークソリューション「BM X」の販売拡大による顧客基盤確立に取り組む。
- 02
自治体連携を通じたヘルスケア分野参入支援の拡大
地域ヘルスケアDXの推進や自治体との連携を深め、ヘルスケア分野に新規参入する企業への支援を拡大し、事業収益の多角化を図る。
- 03
新たなビジネスモデルの構築と推進
将来の成長戦略に合わせ、技術力やサービスを持つベンチャー企業との資本業務提携やM&Aを進め、新たなビジネスモデルを構築する。
- 04
持続的成長のための継続的な事業投資
既存事業とのシナジーによる収益力強化と、得られた利益の積極的な再投資により、持続的な成長を実現する。
- 05
組織体制の強化
事業環境の変化に対応できる組織体制を構築するため、人材育成を中心とした組織強化、M&Aや提携を見据えた柔軟な組織構築を進める。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 5期分
グループ全体で242人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は354万円で、4期前と比べて−3.9%。平均年齢は31.1歳、平均勤続年数は4.1年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2021年9月 | 368 | 31.9 | 4.1 | 173 | — |
| 2022年9月 | 358 | 31.1 | 3.8 | 191 | — |
| 2023年9月 | 361 | 31.5 | 4.1 | 200 | — |
| 2024年9月 | 354 | 31.1 | 4.1 | 232 | 0 |
| 2025年9月 | 354 | 31.1 | 4.1 | 242 | −41 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2025年9月期の売上高は15億円、営業利益は-1億円。前期と比べると増収で、売上が+7.1%。
会社が出している今期の予想2026年9月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 19億円 | 15億円 |
| 営業利益 | -2億円 | -1億円 |
| 純利益 | -1億円 | -1億円 |
| 1株あたり配当 | ¥0 | ¥0 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2026年3Qで、売上は5億円、営業利益は0億円。前年の2023年3Qと比べると、売上は+25.0%、営業利益は−100.0%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年2Q | 3 | 0 | 0.0 | 0 |
| 2023年3Q | 4 | 1 | 25.0 | 0 |
| 2023年4Q | 3 | — | — | 0 |
| 2024年1Q | 3 | 0 | 0.0 | 0 |
| 2024年2Q | 4 | 0 | 0.0 | 0 |
| 2024年4Q | 7 | 0 | 0.0 | 0 |
| 2025年2Q | 7 | 0 | 0.0 | 0 |
| 2025年4Q | 8 | −1 | −12.5 | −1 |
| 2026年2Q | 9 | −1 | −11.1 | −1 |
| 2026年3Q | 5 | 0 | 0.0 | 0 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 9期分
2017年9月期からの9期で、売上は7億円から15億円へ2.1倍に増えた。直近期の営業利益率は-6.7%。売上は3期連続で増加。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2017年9月 | 7 | — | 0 | — | 0 |
| 2018年9月 | 8 | — | 0 | — | 0 |
| 2019年9月 | 10 | — | 0 | — | 1 |
| 2020年9月 | 10 | — | 0 | — | 0 |
| 東京証券取引所マザーズに株式を上場 | |||||
| 2021年9月 | 11 | — | 1 | — | 1 |
| 2022年9月 | 11 | — | 1 | — | 0 |
| 2023年9月 | 13 | — | 1 | — | 0 |
| 2024年9月 | 14 | 0 | 0 | 0.0 | 0 |
| グッドデジタル株式会社の全株式を取得し、100%子会社化 | |||||
| 2025年9月 | 15 | −1 | −1 | −6.7 | −1 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2025年9月期
売上高15億円のうち、営業利益として残るのは-1億円で-6.7%。営業外の損益と税金を反映した純利益は-1億円、売上の-6.7%にあたる。営業利益率は業種中央値7.5%を下回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金66.7%10億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金40.0%6億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益-6.7%-1億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。売上原価と販管費は単体ベースの数値です。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 7期分
2025年9月期は営業CFが−1億円、投資CFが−1億円で、差し引きのフリーCFは−2億円。この組み合わせは「先行投資型」にあたる。本業がまだ現金を生まない中、調達した資金で投資を続けている。スタートアップ・再建初期の型。期末の手元現金は6億円で、売上の4.8ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2019年9月 | 1 | 0 | 0 | 1 | 2 |
| 2020年9月 | 1 | 0 | 0 | 1 | 3 |
| 2021年9月 | 1 | 0 | 2 | 1 | 6 |
| 2022年9月 | 0 | 0 | 0 | 0 | 6 |
| 2023年9月 | 1 | 0 | 0 | 1 | 6 |
| 2024年9月 | 0 | 0 | 0 | 0 | 6 |
| 2025年9月 | −1 | −1 | 2 | −2 | 6 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 9期分
2025年9月期の総資産は10億円。このうち返さなくてよい自己資本が6億円で、自己資本比率は55.8%(業種中央値53.4%より厚い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2017年9月 | 3 | 1 | 2 | 28.8 |
| 2018年9月 | 4 | 1 | 3 | 29.7 |
| 2019年9月 | 5 | 2 | 3 | 38.7 |
| 2020年9月 | 5 | 2 | 3 | 44.9 |
| 2021年9月 | 8 | 6 | 2 | 70.7 |
| 2022年9月 | 8 | 6 | 2 | 73.8 |
| 2023年9月 | 9 | 6 | 3 | 70.7 |
| 2024年9月 | 9 | 6 | 3 | 70.6 |
| 2025年9月 | 10 | 6 | 4 | 55.8 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
サービス業 534社との比較
同じサービス業の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率で534社中250位あたり、逆に低いのはROEで534社中512位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥830で、1年前と比べて+38.3%。過去52週の値幅のなかでは36%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PBR | 1.10倍 |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
株価は直近1ヶ月で-20.71%と大幅下落し、8月21日には-8.31%の850円と急落した。25日線1054円を約19.4%下回り、75日線1088円も割り込んでいる。8月12日に994円、8月21日に850円と下落が続き、52週高値1310円からは35%下落。出来高は8月21日に11万株超と急増し、売り圧力が強まっている。RSIは13.1と売られ過ぎ圏だが、下げ止まりの兆しは見えない。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準を割高と判定しています(スコア 25/100)。
PERが公表されておらず、PBRは1.32倍で業界平均3.31倍を下回るが、ROEが-12.2%と大幅な赤字で収益性が極めて低い。配当利回りは0%で無配当。直近の2025/9期は営業損益が赤字に転落し、業績悪化が鮮明。PBRの低さは資産価値の割安感を示す一方、収益力の弱さが株価の重荷。成長性が乏しく、割安とは言い難い。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PBR | 1.10倍 | 3.51倍 |
| ROE | -12.2% | 12.5% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
売上高は増加傾向にあるものの、2025/9期には営業損失を計上し、収益性の悪化が鮮明。強気派は、中小企業の業務効率化需要の高まりによる長期的な成長余地や、株価上昇(1年で66%上昇)を評価し、将来の黒字転換を期待する。弱気派は、現時点の収益力の弱さや負債の増加、競合との競争激化を指摘し、成長性よりもリスクを重視する。
- 市場の成長性
中小企業のデジタル化・アウトソーシング需要は増加傾向
- 株価の上昇
過去1年で株価が66%上昇しており、市場の期待が高い
- 売上の拡大
売上高は毎期増加しており、顧客獲得が進んでいる
- 売上高13→14→15億円の3期連続増収2025年9月期影響弱
売上高は15億円と前期比7.1%増。増収基調が継続
- 営業赤字1億円と黒字転換のハードル低さ2025年9月期影響中
営業利益▲1億円、営業利益率▲6.67%。赤字幅が小さいため黒字化が見えやすい
- 株価1年で66%上昇の資金流入継続影響弱
株価上昇率66.33%は小型株への期待を反映し、上昇トレンドが継続
- PBR1.32倍で下値リスク限定的継続影響弱
PBR1.32倍は純資産に近く、大幅な下値は限定されるとの見方
- 営業赤字
2025/9期は営業損失を計上、収益性が悪化している
- 競争の激化
同業他社や新興企業が多く、価格競争に陥りやすい
- 財務の脆弱性
純損失が続いており、財務基盤の強化が急務
- ROEマイナス12.2%と赤字継続の懸念2025年9月期影響強
ROE▲12.2%、純利益▲1億円。赤字が続けば自己資本の毀損が加速
- 営業利益率▲6.67%へ収益性悪化2025年9月期影響中
前期営業利益は0だったが当期▲1億円。営業利益率も0→▲6.67%に低下
- 無配当継続で株主還元が皆無通年影響中
配当利回り0%が続き、インカム需要を取り込めない
- 時価総額11億円と超小型の流動性リスク継続影響弱
時価総額11億円は極めて小さく、売買が薄く価格変動が大きい
- 顧客数
- サービスの契約数は収益の拡大に直結する
- 月額平均単価
- 客単価の推移が収益性に影響する
- 解約率
- 継続率が低いと成長が制限される
- 営業利益率
- 赤字からの脱却には改善が必要
株主
有価証券報告書より
2025年9月期末の株主数は延べ358人。区分でいちばん多いのは個人・その他で71.1%。グループ会社や銀行などの安定株主が15.1%を占め、残る84.9%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2021年9月% | 2022年9月% | 2023年9月% | 2024年9月% | 2025年9月% |
|---|---|---|---|---|---|
| 個人・その他 | 76.1 | 77.3 | 68.9 | 69.0 | 71.1 |
| 証券会社 | 9.4 | 7.0 | 18.8 | 15.6 | 12.3 |
| 事業法人 | 10.8 | 9.0 | 8.8 | 8.8 | 8.7 |
| 金融機関 | 1.1 | 2.8 | 1.2 | 5.1 | 6.5 |
| 外国法人 | 2.4 | 3.9 | 2.2 | 1.4 | 1.4 |
| 自己株式 | — | — | 0.7 | 0.7 | 0.7 |
| 外国人個人 | 0.1 | 0.0 | 0.1 | 0.1 | 0.0 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 伊藤一彦 | 24.14 |
| 02 | 日本証券金融株式会社 | 6.47 |
| 03 | 山上 豊 | 5.86 |
| 04 | プラス株式会社 | 5.36 |
| 05 | BCC社員持株会 | 5.03 |
| 06 | 伊藤貴子 | 4.82 |
| 07 | 楽天証券株式会社 | 3.63 |
| 08 | 株式会社SBI証券 | 3.56 |
| 09 | 岡林靖朗 | 2.78 |
| 10 | 有限会社KIT | 2.68 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
- 2026-08-17伊藤 一彦変更報告24.98%-6.88pt
- 2026-07-23伊藤 一彦新規の大量保有報告19.07%-5.23pt
提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 9期分
1株利益は9期で−1503%、1株純資産は9期で+371%。直近期のROEは-12.2%で、日本株の目安とされる8%を下回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 |
|---|---|---|---|---|
| 2017年9月 | 5 | 109 | 4.4 | — |
| 2018年9月 | 39 | 148 | 30.7 | — |
| 2019年9月 | 60 | 208 | 33.6 | — |
| 2020年9月 | 36 | 243 | 15.9 | — |
| 2021年9月 | 83 | 520 | 19.4 | 24.9 |
| 2022年9月 | 29 | 550 | 5.4 | 45.6 |
| 2023年9月 | 41 | 582 | 7.2 | 49.8 |
| 2024年9月 | −5 | 577 | −0.9 | — |
| 2025年9月 | −66 | 511 | −12.2 | — |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
経営陣
9名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は9名。2025/9期の役員報酬は総額73百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約4倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 伊藤一彦 | 代表取締役 社長 | 51 | 270,300 |
| 岡林靖朗 | 取締役副社長 管理本部長 | 54 | 31,100 |
| 安原弘之 | 専務取締役 事業統括 本部長兼 コーポレート推進本部長 | 58 | 24,900 |
| 小出契太 | 取締役 コーポレート推進本部長 代理 | 49 | 900 |
| 江越博昭 | 取締役(注)2 | 75 | — |
| 松嶋依子 | 取締役(注)2 | 47 | — |
| 藤進治 | 常勤監査役 | 59 | — |
| 森重洋一 | 監査役(注)3 | 63 | 6,300 |
| 塚本純久 | 監査役(注)3 | 59 | 3,000 |
役員報酬の内訳2025/9期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 株式報酬百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 4 | 52 | 1 | 53 | 13 |
| 監査役 | 1 | 10 | — | 10 | 10 |
| 社外取締役 | 4 | 10 | — | 10 | 3 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2025/9期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容4,345字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題4,048字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク6,802字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)6,924字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
- 半期報告書半期報告書-第13期(2025/10/01-2026/09/30)2026-05-15
- 有価証券報告書有価証券報告書-第12期(2024/10/01-2025/09/30)2025-12-23
- 半期報告書半期報告書-第12期(2024/10/01-2025/09/30)2025-05-15
- 有価証券報告書有価証券報告書-第11期(2023/10/01-2024/09/30)2024-12-25
- 四半期報告書四半期報告書-第11期第2四半期(2024/01/01-2024/03/31)2024-05-15
- 四半期報告書四半期報告書-第11期第1四半期(2023/10/01-2023/12/31)2024-02-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第10期(2022/10/01-2023/09/30)2023-12-22
- 四半期報告書四半期報告書-第10期第3四半期(2023/04/01-2023/06/30)2023-08-10
- 四半期報告書四半期報告書-第10期第2四半期(2023/01/01-2023/03/31)2023-05-15
- 四半期報告書四半期報告書-第10期第1四半期(2022/10/01-2022/12/31)2023-02-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第9期(令和3年10月1日-令和4年9月30日)2022-12-23
- 四半期報告書四半期報告書-第9期第3四半期(令和4年4月1日-令和4年6月30日)2022-08-12
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