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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,053.44+287ドル円158.79-1NASDAQ26,229.57+130S&P 5007,675.19+44SOX 指数11,376.79+889/2終値

BCC

BCC Co.,Ltd.7376 · Growth · サービス業

大手IT企業への営業人材派遣を軸に、介護レクリエーション会員11万人のシニアプラットフォームを運営。ITとヘルスケアの橋渡し役を目指す。

概要

BCC株式会社は、IT営業アウトソーシングと高齢者向けヘルスケア事業を2本柱とする企業である。2014年に大阪で創業し、2021年に東証マザーズ(現グロース市場)に上場。2025年9月期の売上高は約14.7億円、従業員数は242名。大手IT企業への営業派遣を主力としながら、「介護レク広場」会員7万人超のシニアプラットフォームを運営する。

IT営業アウトソーシングが売上の8割超を占める

当社の主力はIT営業アウトソーシング事業であり、2025年9月期の売上高1,294百万円は全社売上の83.7%を占める。大手IT企業(資本金3億円以上または従業員300人以上)に対して、自社で教育した営業人材を派遣する「営業派遣」と、業務を請け負う「業務請負」の2形態でサービスを提供する。2025年9月期末の派遣・委託人員は166名で、過去最高となった。営業アウトソーシングの契約先は50社を超える大手IT企業に及び、創業以来の累計では1,300社以上の中小企業への通信ネットワーク構築実績もある。

ヘルスケア事業は介護レクリエーションが基盤

ヘルスケアビジネス事業は、高齢者向けの介護レクリエーション素材を無償提供するWebサイト「介護レク広場」と、資格制度「レクリエーション介護士」の2級認定者を合わせた「介護レクリエーション人数」が11万人を超える。会員の85%以上が介護関係者である。自治体からの施設運営受託(高石健幸リビング・ラボなど)や、介護ロボット導入支援、企業向け市場調査・プロモーション支援も行う。2025年9月期の同事業の売上高は164百万円で全社の11.2%を占めるが、セグメント損失8百万円を計上している。

その他事業として経営支援とリスキリングに進出

その他事業には、中小企業・起業家支援や経営戦略策定クラウドサービス「bizcre」、IT営業職へのキャリア形成支援サービス「Merry Mew」が含まれる。bizcreは2023年4月提供開始で、経営戦略の策定・管理をデジタル化するWebアプリである。Merry Mewは経済産業省のリスキリング補助事業に採択され、20~30代前半の異業種就労者を対象にIT営業への転職支援を提供する。2025年9月期の同事業売上高は9百万円と小規模だが、前期比202.8%増と急成長中である。セグメント損失は62百万円と拡大している。

売上高は増加基調も直近期は営業損失を計上

2017年9月期の売上高7億円から2025年9月期には14.7億円へと倍増し、毎年増収を続けている。しかし、利益面では2022年9月期以降、純利益が0~1億円の小幅な水準にとどまり、2024年9月期には営業損失17百万円、2025年9月期には営業損失98百万円と赤字幅が拡大した。2025年9月期の当期純損失は73百万円。人材採用や新規事業への投資が先行し、収益化が課題となっている。経営指標として売上高成長率と経常利益を重視しており、営業派遣配属人数と介護レクリエーション人数を事業別KPIとしている。

業界の中での役割はIT業界向け営業支援とヘルスケア業界向け支援サービスを提供する企業にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
15億円
営業利益
-1億円
営業利益率
-6.7%
純利益
-1億円
2025/9 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01IT営業アウトソーシング主力

大手IT企業の営業部門を強化・補完するため、自社で教育した営業人材を派遣する営業派遣と業務請負を提供。また、代理店として中小企業に通信ネットワーク構築を支援するソリューション事業も手がける。

主な製品・サービス3
営業派遣
教育・育成した自社従業員を大手IT企業に常駐させ、営業活動を支援するサービス。
業務請負
大手IT企業の営業業務を請け負い、成果物に対して報酬を得るサービス。
通信ネットワーク構築
中小企業に対し、インターネット接続やクラウドサービスを組み合わせたネットワーク環境を構築・販売。

02ヘルスケア準主力

高齢者向け介護レクリエーション素材を提供するWebサイト「介護レク広場」の会員約7万人と「レクリエーション介護士」認定者約4万人を基盤に、自治体からの施設運営受託や、ヘルスケア分野に参入する企業への市場調査・プロモーション支援を提供。

主な製品・サービス4
ヘルスケア施設運営受託
自治体等から健康増進・介護予防施設の運営を受託する。
市場調査・プロモーション支援
シニアプラットフォームを活用したアンケート調査や広告配信など、企業のヘルスケア事業参入を支援。
介護レク広場
介護レクリエーション用の素材(塗り絵等)を無償提供するWebサイト。会員は介護関係者が8割超。
レクリエーション介護士資格制度
介護レクリエーションの知識・技術を認定する資格制度の運営。認定者数は約4万人。

03その他副次

中小事業者・起業家の育成支援や、経営戦略策定を支援するクラウドサービス「bizcre」の提供、IT営業職へのキャリア転換支援サービス「Merry Mew」の提供など。

主な製品・サービス2
bizcre
経営戦略の策定・管理をデジタル化するWebアプリや、専門家によるアドバイスを提供する複合サービス。
Merry Mew
20~30代を中心にIT営業職へのキャリアチェンジを支援するスクール・コミュニティ。

製品と技術

未経験者をIT営業に育てるBCC-LaPTプログラム

当社独自の教育プログラム「BCC-LaPT(Lecture and practical training)プログラム」は、基礎教育(Lecture)と実際の営業現場での実務研修(practical training)を組み合わせ、未経験者をIT営業人材に育成する。プログラムでは「営業マインド」「営業スキル」「IT知識」の3要素を習得させる。このプログラムを体系化し、2023年からはeラーニングサービス「LAPTRE(ラプトレ)」として外部にも提供している。IT営業アウトソーシング事業における人材供給の核となっている。

介護レク広場とレクリエーション介護士資格制度

「介護レク広場」は高齢者向け介護レクリエーション素材(塗り絵、脳活など3,000点以上)を無償提供するWebサイトで、会員数は7万人を超える。この会員を基盤に、資格制度「レクリエーション介護士」の2級認定者約4万人を加えたネットワークを「シニアプラットフォーム」と呼び、市場調査やプロモーション支援に活用している。資格認定は一般社団法人日本アクティブコミュニティ協会(当社100%所有)が行い、当社は広報・運営を担当する。

経営戦略支援クラウドbizcre

「bizcre(ビズクリ)」は、経営戦略の策定・管理をデジタル化する複合サービスである。経営者が戦略を立案するためのWebアプリ「bizcreクラウド」、経営戦略情報を配信するメディアサイト「bizcreナレッジ」、専門家によるアドバイス「bizcreサポート」、中小企業診断士向けeラーニング「bizcreメソッド実践講座」の4要素で構成される。2023年4月に提供を開始し、その他事業の中核として育成中である。

キャリアスクールMerry Mewとリスキリング事業

「Merry Mew(メリーミュー)」は、主に20代~30代前半の接客・販売業など異業種就労者を対象に、IT営業職へのキャリア形成支援、リスキリング、転職支援を提供するサービスである。当社が20年以上培ったITソリューションアドバイザーの育成ノウハウを活用し、オンライン面談と動画学習で基礎からITスキルを習得させる。経済産業省のリスキリング補助事業に採択され、2025年9月期のその他事業売上高9百万円のうち相当部分を占めるとみられる。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

サービス業のなかでの位置

小規模人材サービス、収益改善が焦点

同社は人材派遣や紹介を手がける小規模なサービス企業。売上は2023年9月期の13億円から2025年9月期には15億円と緩やかに増加したが、2024年9月期の営業利益率は0%、2025年9月期には-6.67%と赤字に転落した。業界内では、ジンジブやイシンなど規模の大きい競合がひしめく中、同社は特定の業種や地域に特化して差別化を図る。しかし、コスト増や競争激化で収益性が悪化しており、企業体質の改善が急務だ。特に、派遣法規制の変化や需要変動に対する脆弱性が顕在化している。

強み

  • 特定業種に特化し、専門性で差別化を図っている。
  • 売上は2期連続で増加しており、一定の需要を確保。
  • 小規模組織で意思決定が速く、市場変化への対応力がある。
  • 小規模ならではのきめ細かな対応で顧客満足度を高める。

課題

  • 営業利益率がマイナス、抜本的なコスト削減が必要。
  • 大手と比べリソースが乏しく、価格競争に晒されやすい。
  • スタッフ不足やスキル向上が課題、サービス品質の維持が困難。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

サービス業の時価総額近傍。太字がBCC

時価総額で並べると、掲載10社のなかで4番目にあたる。

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 10件

営業アウトソーシング会社として大阪で創業

2014年1月、IT業界における営業支援を目的として大阪市西区に営業アウトソーシング設立準備株式会社を設立した。同年7月、BCCホールディングス株式会社から事業の譲渡を受け、商号を営業創造株式会社に変更。この時点で既存の営業支援事業を引き継ぎ、事業を開始した。当初の本店は東京都中央区に置いたが、翌2015年1月には東京都千代田区へ移転している。

本社を大阪に戻しグループを再編した2016年

2016年7月、本店を東京都千代田区から大阪市西区に移転し、実質的な本社機能を創業地の大阪に戻した。同年9月には、BCCホールディングス株式会社とスマイル・プラス株式会社を吸収合併し、同時に商号をBCC株式会社に変更。この再編により、グループ経営の効率化を図るとともに、現在の事業体制の基礎が固まった。

東証マザーズ上場とグロース市場への移行

2021年7月、東京証券取引所マザーズに株式を上場した。上場時の売上高は約11億円。2022年4月の東証市場区分見直しに伴い、マザーズからグロース市場に移行した。上場により資金調達力が向上し、人材採用や事業投資を加速させる契機となった。上場後も売上高は順調に拡大している。

本社移転とグッドデジタル子会社化による事業拡大

2023年4月、本店を大阪市西区から現在の大阪市中央区今橋に移転。2025年5月にはグッドデジタル株式会社の全株式を取得し100%子会社化した。グッドデジタルはその他事業に含まれ、経営支援やデジタル関連サービスの強化に寄与するとみられる。2025年9月期の売上高は14.7億円に達したが、営業損失を計上しており、新規子会社の収益貢献が今後の焦点となる。

年表10件を開く

2010年代

  • 2014年1月創業IT業界における営業支援を目的として大阪市西区に営業アウトソーシング設立準備株式会社を設立
  • 2014年7月BCCホールディングス株式会社から事業の譲渡を受け営業創造株式会社に商号を変更
  • 2015年1月本店を東京都中央区から東京都千代田区に移転
  • 2016年7月本店を東京都千代田区から大阪市西区に移転
  • 2016年9月M&ABCCホールディングス株式会社、スマイル・プラス株式会社を合併
  • 2016年9月BCC株式会社に商号を変更

2020年代

  • 2021年7月上場東京証券取引所マザーズに株式を上場
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所のマザーズ市場からグロース市場に移行
  • 2023年4月本店を大阪市西区から大阪市中央区に移転
  • 2025年5月M&Aグッドデジタル株式会社の全株式を取得し、100%子会社化

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/9期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち2項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 営業派遣配属人数166名(実績)
  • 従業員数(非正規含む)255名(実績)

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    IT営業アウトソーシングの認知度向上と基盤強化

    大手IT企業への営業派遣を拡大するため、人材育成強化と組織力向上、リテンション施策による離職率低下、デジタルマーケティングによる新規顧客獲得、ネットワークソリューション「BM X」の販売拡大による顧客基盤確立に取り組む。

  2. 02

    自治体連携を通じたヘルスケア分野参入支援の拡大

    地域ヘルスケアDXの推進や自治体との連携を深め、ヘルスケア分野に新規参入する企業への支援を拡大し、事業収益の多角化を図る。

  3. 03

    新たなビジネスモデルの構築と推進

    将来の成長戦略に合わせ、技術力やサービスを持つベンチャー企業との資本業務提携やM&Aを進め、新たなビジネスモデルを構築する。

  4. 04

    持続的成長のための継続的な事業投資

    既存事業とのシナジーによる収益力強化と、得られた利益の積極的な再投資により、持続的な成長を実現する。

  5. 05

    組織体制の強化

    事業環境の変化に対応できる組織体制を構築するため、人材育成を中心とした組織強化、M&Aや提携を見据えた柔軟な組織構築を進める。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 5期分

グループ全体で242人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は354万円で、4期前と比べて3.9%平均年齢は31.1歳、平均勤続年数は4.1年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2021年9月36831.94.1173
2022年9月35831.13.8191
2023年9月36131.54.1200
2024年9月35431.14.12320
2025年9月35431.14.1242−41

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2025年9月期・提出会社(単体)
女性管理職比率28.6%
縦線は目安の30%
男性育休取得率0.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)75.7%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

主要な設備 (帳簿価額 上位3)
大阪本社 — 大阪市 中央区32百万円
IT営業アウトソーシング事業 ヘルスケアビジネス事業 その他 全社
東京本社 — 東京都 千代田区3百万円
IT営業アウトソーシング事業 ヘルスケアビジネス事業 その他 全社
イノベーションセンター リスキリングラボ — 東京都 千代田区2百万円
IT営業アウトソーシング事業 ヘルスケアビジネス事業 その他 全社
ほか3件の開示あり

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2025年9月期の売上高は15億円営業利益-1億円前期と比べると増収で、売上が+7.1%。

売上高
+7.1%
15億円
営業利益
-1億円
純利益
-1億円
営業利益率
-6.7%
前期比 -6.7%pt

会社が出している今期の予想2026年9月期

項目会社予想前期実績
売上高19億円15億円
営業利益-2億円-1億円
純利益-1億円-1億円
1株あたり配当¥0¥0

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年3Qで、売上は5億円、営業利益は0億円。前年の2023年3Qと比べると、売上は+25.0%、営業利益は−100.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年2Q300.00
2023年3Q4125.00
2023年4Q30
2024年1Q300.00
2024年2Q400.00
2024年4Q700.00
2025年2Q700.00
2025年4Q8−1−12.5−1
2026年2Q9−1−11.1−1
2026年3Q500.00

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 9期分

2017年9月期からの9期で、売上は7億円から15億円へ2.1倍に増えた。直近期の営業利益率は-6.7%。売上は3期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2017年9月700
2018年9月800
2019年9月1001
2020年9月1000
東京証券取引所マザーズに株式を上場
2021年9月1111
2022年9月1110
2023年9月1310
2024年9月14000.00
グッドデジタル株式会社の全株式を取得し、100%子会社化
2025年9月15−1−1−6.7−1

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2025年9月期

売上高15億円のうち、営業利益として残るのは-1億円-6.7%。営業外の損益と税金を反映した純利益は-1億円、売上の-6.7%にあたる。営業利益率は業種中央値7.5%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金66.7%10億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金40.0%6億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益-6.7%-1億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。売上原価と販管費は単体ベースの数値です。

粗利率
33.3%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比14.2pt
-6.7%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比11.7pt
-6.7%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比24.0pt
-12.2%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
-10.0%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
-17.5%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 7期分

2025年9月期は営業CFが−1億円、投資CFが−1億円で、差し引きのフリーCFは−2億円この組み合わせは先行投資型にあたる。本業がまだ現金を生まない中、調達した資金で投資を続けている。スタートアップ・再建初期の型期末の手元現金は6億円で、売上の4.8ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2019年9月10012
2020年9月10013
2021年9月10216
2022年9月00006
2023年9月10016
2024年9月00006
2025年9月−1−12−26

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 9期分

2025年9月期の総資産は10億円。このうち返さなくてよい自己資本が6億円で、自己資本比率は55.8%(業種中央値53.4%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2017年9月31228.8
2018年9月41329.7
2019年9月52338.7
2020年9月52344.9
2021年9月86270.7
2022年9月86273.8
2023年9月96370.7
2024年9月96370.6
2025年9月106455.8

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年9月期の内訳単体ベース
現金及び預金
6億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
0億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
0億円
在庫として抱えている分
負債合計
4億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
47
/ 100
安定性自己資本比率37 / 40
収益力営業利益率0 / 30
現金創出営業CFの黒字継続10 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

サービス業 534社との比較

同じサービス業の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率534社中250位あたり、逆に低いのはROE534社中512位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE下位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
-12.2%/中央値 11.8%
P25 6.0%P75 18.9%
営業利益率下位売上のうち本業の利益として残る割合
-6.7%/中央値 7.5%
P25 3.5%P75 12.7%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
55.8%/中央値 53.4%
P25 36.8%P75 69.7%
売上成長率前期からの売上の伸び
7.1%/中央値 7.2%
P25 1.6%P75 16.0%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
/中央値 3.1%
P25 1.9%P75 4.1%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥830で、1年前と比べて+38.3%過去52週の値幅のなかでは36%の位置にある。

¥830-4.9%1ヶ月-26.8%1年+38.3%時価総額9億円
過去52週の値幅
安値¥560高値¥1,310

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PBR1.10倍

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は直近1ヶ月で-20.71%と大幅下落し、8月21日には-8.31%の850円と急落した。25日線1054円を約19.4%下回り、75日線1088円も割り込んでいる。8月12日に994円、8月21日に850円と下落が続き、52週高値1310円からは35%下落。出来高は8月21日に11万株超と急増し、売り圧力が強まっている。RSIは13.1と売られ過ぎ圏だが、下げ止まりの兆しは見えない。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割高と判定しています(スコア 25/100)

PERが公表されておらず、PBRは1.32倍で業界平均3.31倍を下回るが、ROEが-12.2%と大幅な赤字で収益性が極めて低い。配当利回りは0%で無配当。直近の2025/9期は営業損益が赤字に転落し、業績悪化が鮮明。PBRの低さは資産価値の割安感を示す一方、収益力の弱さが株価の重荷。成長性が乏しく、割安とは言い難い。

指標この会社業種平均
PBR1.10倍3.51倍
ROE-12.2%12.5%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

売上高は増加傾向にあるものの、2025/9期には営業損失を計上し、収益性の悪化が鮮明。強気派は、中小企業の業務効率化需要の高まりによる長期的な成長余地や、株価上昇(1年で66%上昇)を評価し、将来の黒字転換を期待する。弱気派は、現時点の収益力の弱さや負債の増加、競合との競争激化を指摘し、成長性よりもリスクを重視する。

プラスに働く材料7
  • 市場の成長性

    中小企業のデジタル化・アウトソーシング需要は増加傾向

  • 株価の上昇

    過去1年で株価が66%上昇しており、市場の期待が高い

  • 売上の拡大

    売上高は毎期増加しており、顧客獲得が進んでいる

  • 売上高13→14→15億円の3期連続増収2025年9月期影響

    売上高は15億円と前期比7.1%増。増収基調が継続

  • 営業赤字1億円と黒字転換のハードル低さ2025年9月期影響

    営業利益▲1億円、営業利益率▲6.67%。赤字幅が小さいため黒字化が見えやすい

  • 株価1年で66%上昇の資金流入継続影響

    株価上昇率66.33%は小型株への期待を反映し、上昇トレンドが継続

  • PBR1.32倍で下値リスク限定的継続影響

    PBR1.32倍は純資産に近く、大幅な下値は限定されるとの見方

マイナスに働く材料7
  • 営業赤字

    2025/9期は営業損失を計上、収益性が悪化している

  • 競争の激化

    同業他社や新興企業が多く、価格競争に陥りやすい

  • 財務の脆弱性

    純損失が続いており、財務基盤の強化が急務

  • ROEマイナス12.2%と赤字継続の懸念2025年9月期影響

    ROE▲12.2%、純利益▲1億円。赤字が続けば自己資本の毀損が加速

  • 営業利益率▲6.67%へ収益性悪化2025年9月期影響

    前期営業利益は0だったが当期▲1億円。営業利益率も0→▲6.67%に低下

  • 無配当継続で株主還元が皆無通年影響

    配当利回り0%が続き、インカム需要を取り込めない

  • 時価総額11億円と超小型の流動性リスク継続影響

    時価総額11億円は極めて小さく、売買が薄く価格変動が大きい

次の決算で確かめる点
顧客数
サービスの契約数は収益の拡大に直結する
月額平均単価
客単価の推移が収益性に影響する
解約率
継続率が低いと成長が制限される
営業利益率
赤字からの脱却には改善が必要

株主

有価証券報告書より

2025年9月期末の株主数は延べ358人。区分でいちばん多いのは個人・その他71.1%。グループ会社や銀行などの安定株主が15.1%を占め、残る84.9%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年9月%2022年9月%2023年9月%2024年9月%2025年9月%
個人・その他76.177.368.969.071.1
証券会社9.47.018.815.612.3
事業法人10.89.08.88.88.7
金融機関1.12.81.25.16.5
外国法人2.43.92.21.41.4
自己株式0.70.70.7
外国人個人0.10.00.10.10.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01伊藤一彦24.14
02日本証券金融株式会社6.47
03山上 豊5.86
04プラス株式会社5.36
05BCC社員持株会5.03
06伊藤貴子4.82
07楽天証券株式会社3.63
08株式会社SBI証券3.56
09岡林靖朗2.78
10有限会社KIT2.68

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近2
  • 2026-08-17
    伊藤 一彦
    変更報告
    24.98%
    -6.88pt
  • 2026-07-23
    伊藤 一彦
    新規の大量保有報告
    19.07%
    -5.23pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 9期分

1株利益は9期で−1503%、1株純資産は9期で+371%。直近期のROEは-12.2%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER
2017年9月51094.4
2018年9月3914830.7
2019年9月6020833.6
2020年9月3624315.9
2021年9月8352019.424.9
2022年9月295505.445.6
2023年9月415827.249.8
2024年9月−5577−0.9
2025年9月−66511−12.2

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある

経営陣

9名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は9名。2025/9期の役員報酬は総額73百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約4倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
伊藤一彦代表取締役 社長51270,300
岡林靖朗取締役副社長 管理本部長5431,100
安原弘之専務取締役 事業統括 本部長兼 コーポレート推進本部長5824,900
小出契太取締役 コーポレート推進本部長 代理49900
江越博昭取締役(注)275
松嶋依子取締役(注)247
藤進治常勤監査役59
森重洋一監査役(注)3636,300
塚本純久監査役(注)3593,000

役員報酬の内訳2025/9

役員の区分人数固定報酬百万円株式報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)45215313
監査役1101010
社外取締役410103

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/9期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容4,345字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社、非連結子会社(一般社団法人日本アクティブコミュニティ協会、グッドデジタル株式会社)の計3社で構成されており、IT営業アウトソーシング事業、ヘルスケアビジネス事業、その他の事業を行っております。IT営業アウトソーシング事業においては、当社で教育・育成された従業員を営業として派遣することで50社を超える大手IT企業(注1)とのネットワークを構築してきました。又、販売代理店としては創業時から累計1,300社を超える中小企業にインターネットサービスやクラウド関連サービス等を組み合わせた通信ネットワーク構築の実績があり、IT化の推進に寄与しております。ヘルスケアビジネス事業においては、高齢者向けの介護レクリエーション(注2)素材等を無償で提供しているWebサイト「介護レク広場」(注3)の会員数と介護レクリエーションの資格制度「レクリエーション介護士」(注4)の2級認定者数を合わせた介護レクリエーション人数は11万人を超えております。これらの実績を基に自治体等と連携したヘルスケア関連事業や施設の運営を受託することでヘルスケア・リビングラボ(注5)の取組みを進めてきました。その他の事業においては、IT営業アウトソーシング事業及びヘルスケアビジネス事業に含まれない事業であり、主に中小事業者及び起業家の支援を育成、中小・中堅企業の経営戦略策定を支援する事業を含んでおります。 これらの事業で培ってきたシニアプラットフォーム(注6)を活用し、大手IT企業とのネットワークを生かし、ヘルスケアDX(注7、8)の構築を目指しております。 (注) 1.大手IT企業とは、資本金の額又は出資の総額が3億円以上の会社又は常時使用する従業員の数が300人以上のIT業界に属する企業と定義しております。 2.介護レクリエーションとは、高齢者の生活の質(QOL:Quality Of Life)を高めるために、介護現場で行われる「生きる喜びや楽しみを見いだす活動」を指します。みんなで体操や歌を歌う「集団レクリエーション」、絵画・手芸・囲碁等の「個別レクリエーション」、お化粧等の「基礎生活レクリエーション」、その他、種類は多岐に渡ります。 3.介護レク広場とは、高齢者向けの介護レクリエーションの素材等を無償で提供している当社運営のWebサイトです。介護レクリエーションで活用できる塗り絵や脳活等の3千点を超える素材を提供しております。会員数は7万人を超え、その会員の85%超が介護関係者で構成されております。 4.レクリエーション介護士とは、自分の趣味・特技を生かしながら、アイデアや着眼点により、高齢者に喜ばれるレクリエーションを提供できる人材です。 5.ヘルスケア・リビングラボとは、健康をテーマとし、地域が抱える課題の解決を市民・自治体・大学(研究機関)・民間企業が連携し、課題解決につながる新たな製品・サービスを創出する仕組みです。当社が大阪府高石市より運営を受託している高石健幸リビング・ラボでは、高齢化の進展により増えゆく社会保障費を抑制することを目的として、民間企業や団体と連携して新たな製品・サービスの開発に取組んでおります。 6.シニアプラットフォームとは、当社運営Webサイト「介護レク広場」会員数7万人超、資格制度「レクリエーション介護士」認定者4万人弱のネットワークの集合体となります。当シニアプラットフォームを用いることで、ヘルスケア分野での事業拡大及び参入を検討する企業に対して市場調査やプロモーション支援等が提供できます。 7.ヘルスケアDXとは、ヘルスケア分野において、デジタル技術を生かして、個人・自治体・医療機関・介護施設・企業等をデータでつなぐことで新しい価値を提供する仕組みを作り、個人の健康状態に合わせた予防や治療等による健康寿命の延伸を実現する社会に変革していくことです。 8.DX:Digital Transformation(デジタルトランスフォーメーション)とは、企業がビジネス環境の激しい変化に対応し、データとデジタル技術を活用して、顧客や社会のニーズを基に、製品やサービス、ビジネスモデルを変革するとともに、業務そのものや、組織、プロセス、企業文化・風土を変革し、競争上の優位性を確立することです。(参考:経済産業省「デジタルガバナンス・コード2.0(旧DX推進ガイドライン)」(2022年9月)) 各事業の具体的な内容は次のとおりであります。なお、(1)IT営業アウトソーシング事業(2)ヘルスケアビジネス事業(3)その他の事業の区分は、「第5 経理の状況 1 財務諸表等 (1) 財務諸表 注記事項」に掲げるセグメントの区分と同一であります。 (1)IT営業アウトソーシング事業 当事業は、大手IT企業の営業部門を強化又は補完するため、営業人材を中心とした営業支援サービスを提供する営業アウトソーシング事業及び中小企業向け新規開拓営業の代理店を中心としたソリューション事業の2つの事業で構成しております。なお、第12期の当事業における営業アウトソーシング事業の構成比は、売上高で83.7%、売上総利益で89.7%となっております。 ①営業アウトソーシング事業 大手IT企業に対して、IT営業に特化した営業アウトソーシングを提供しております。契約形態は、大手IT企業に当社従業員が常駐し営業支援を行う「営業派遣」と、大手IT企業に常駐又は当社オフィス内で営業支援を請け負う「業務請負」(業務委託含む)の2種類です。これらの2つの契約形態につき、大手IT企業の事業形態やニーズに合わせて様々なモデルで営業アウトソーシングを提供しております。 ②ソリューション事業 IT機器の販売及び大手IT企業の代理店として、中小企業にインターネットサービスやクラウド関連サービス等を組み合わせた通信ネットワークを提供しております。当社では創業からの営業活動を通じて、中小企業よりヒアリングした各種情報(利用中の情報システム、更改時期、問題点及び課題等)が蓄積されたデータベースを有しております。当データベースを有効活用することで、大手IT企業に代わり、中小企業向けの販売活動を実施しております。 (主な関係会社)当社 (2)ヘルスケアビジネス事業 当事業は、ヘルスケア・リビングラボの取組みを基にしたヘルスケア関連施設の運営及びヘルスケア分野で新規参入・事業拡大を目指す企業へ市場調査やプロモーション支援等を提供するヘルスケア支援事業と介護レクリエーションの普及と介護関係者とのネットワークを構築する介護レクリエーション事業の2つの事業で構成しております。なお、第12期の当事業におけるヘルスケア支援事業の構成比は、売上高で85.5%、売上総利益で78.2%となっております。 ①ヘルスケア支援事業 自治体等からのヘルスケア関連施設の運営受託並びにヘルスケア分野での事業拡大及び参入を検討する企業に対して、シニアプラットフォームを用いた市場調査及び「介護レク広場」の会員向けにメールマガジン配信やバナー広告等を活用し、顧客の製・商品又はサービスのプロモーション支援等を提供しております。 ②介護レクリエーション事業 介護レクリエーションを通して、介護現場で高齢者を支える方々を支援しております。具体的には、高齢者向けの介護レクリエーションの素材等を無償で提供している「介護レク広場」等の介護人材向けメディア及び講座手数料又は研修費を受領する 「レクリエーション介護士」の資格制度(注)の運営を行っております。又、介護業界における人材不足の解消に向けて、介護レクリエーションの代行サービスを行い、介護関係者とのネットワークを構築しております。 (注)「レクリエーション介護士」の認定については、「一般社団法人日本アクティブコミュニティ協会」(2014年1月設立、代表理事 伊藤一彦)が資格認定機関となっております。同協会は、高齢者の「生きる喜び」「楽しみ」を見いだす活動である高齢者介護レクリエーションについての情報収集や技術等の調査・研究を行い、それらを活用した介護・高齢者支援、同資格の人材育成と認定を通じて、心豊かな高齢社会の環境構築に寄与することを目的とする非営利組織であり、一般社団法人及び一般財団法人に関する法律に定める社員(当社100%所有)からの入会金及び会費で運営されております。なお、理事への報酬の支払いはございません。 当社と同協会は、同資格制度における業務を共同で行うため、業務提携契約及びその個別契約を締結しており、同協会は同資格の資格認定等を実施し、当社は同資格の認定証発行や普及するための広報・広告宣伝等の運営全般を実施しております。 (主な関係会社)当社、一般社団法人日本アクティブコミュニティ協会 (3)その他の事業 当事業は、主に中小事業者及び起業家の育成支援と、企業の経営戦略を学び、創り、支援するサービスとして2023年4月から提供を開始しましたクラウドサービス「bizcre(注1)」を活用した企業の経営支援を行う事業と、主に20代~30代前半の接客・販売業などの異業種就労者を対象にしたIT営業職へのキャリア形成支援、リスキリング、転職支援サービス「Merry Mew(メリーミュー)(注2)」の提供によるリスキリング事業で構成しております。 (注)1.bizcre(ビズクリ)とは、当社が開発した、経営戦略の策定・管理をデジタル化し、経営者のガイドランナーとして経営戦略の策定を支援するWebアプリ(ビズクリクラウド)、経営戦略に関する情報配信等のメディアサイト(ビズクリナレッジ)、専門家によるアドバイス(ビズクリサポート)、中小企業診断士がスキルアップするためのeラーニング(ビズクリメソッド実践講座)を提供する複合サービスです。 2.Merry Mew(メリーミュー)とは、ITスキルを使って企業の課題を解決するITソリューションアドバイザーを20年以上自社で育ててきた当社が運用するキャリアスクール・コミュニティです。キャリアサポーターによるオンライン面談のなかで、キャリアパスの構築、最適な学習カリキュラムを構築し、独自のノウハウを詰め込んだ動画で、基礎的なビジネスマナーからIT業界のスキルを基礎から学ぶことができます。 (主な関係会社)当社、グッドデジタル株式会社 当社グループの事業系統図は下記のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題4,048字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において、当社が判断したものであります。 (1) 経営方針 当社は、企業理念である「創造・誠実・躍進」のもと、IT営業アウトソーシング事業、ヘルスケアビジネス事業の拡大及びヘルスケアDXによる新たな製品・サービスを創出し、個人の健康状態に合わせた予防や治療を行うことで健康寿命が延伸することができる社会の実現に取組んでいく方針です。 (2) 経営環境及び経営戦略 当社のIT営業アウトソーシング事業の位置するIT業界(情報サービス業、インターネット付随サービス業)における市場規模は、2011年の19兆円から2023年は28.2兆円へと増加の一途を辿っております(出典:総務省(2025)『「令和6年度 ICTの経済分析に関する調査」情報通信産業の国内生産額(名目及び実質)の推移』より)。又、ヘルスケアビジネス事業の位置するヘルスケア業界のヘルスケア関連市場は少子高齢化の進行とともに継続的な拡大が見込まれています。経済産業省の指針によると、2020年時点でのヘルスケア産業(公的保険外)の市場規模は約25兆円であり、健康づくりが約18.5兆円、介護が約6.4兆円を占めています。今後、この両分野は共に拡大を続け、2050年には健康づくりが約59.9兆円、介護が約16.9兆円に達する見通しであり、ヘルスケア産業の市場規模は約77兆円に上ると予測されています。健康づくりは特に医療DXや健康経営の進展により、関連業種における市場拡大や新たなサービス提供が見込まれ、介護においては特に生活支援関連のサービスが顕著に拡大するとされています。(出典:経済産業省『健康・医療新産業協議会 第5回 健康・医療新産業協議会 資料5 経済産業省提出資料 「新しい健康社会の実現に資する経済産業省における施策について」』より)。 当社は、このような環境下でIT営業アウトソーシング事業を通じて、大手IT企業とのネットワークを構築し、DX推進・データ分析ができる人材を育成しております。又、ヘルスケアビジネス事業を通じて、シニアプラットフォームを構築し、ヘルスケア・リビングラボの取組みを拡大することで、介護施設での実証支援等を通じ、介護分野を対象とした製品の開発支援等を行っております。 そして、当社の顧客であるヘルスケア分野での事業拡大及び参入を検討する企業への営業活動の促進、レクリエーション介護士の育成に向けた企業連携による、シニアプラットフォームの拡充、介護だけでなく医療業界にも、DXを推進することで、ヘルスケアDXによる新たな製品・サービスの創出を行い、成長戦略の実現を図ってまいります。 (3) 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社では、主な経営指標として売上高成長率及び経常利益を重要な経営指標と考えております。 売上高成長率は、企業の成長性を示す最も基本的な指標であり、経常利益は、経常的な企業活動の結果で得られた利益を示していることから重視しており、両指標ともに毎年目標を設定しております。 又、事業別にはIT営業アウトソーシング事業については営業派遣配属(注)人数を、ヘルスケアビジネス事業については高齢者向けの介護レクリエーション素材等を無償で提供しているWebサイト「介護レク広場」の会員数と介護レクリエーションの資格制度「レクリエーション介護士」2級認定者数を合わせた「介護レクリエーション人数」を重要な経営指標としております。 営業派遣配属人数と「介護レクリエーション人数」を事業別の重要な経営指標としている理由は、営業派遣配属人数は、IT営業アウトソーシング事業の成長性を客観的に判断することができるためであり、「介護レクリエーション人数」は当社が目指しているヘルスケアDXの構築の基盤となるシニアプラットフォームの中心となると考えているためです。 (注)配属とは、顧客との人材派遣契約及び業務委託契約に基づき業務に従事することをいいます。 (4) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 企業を取り巻く経営環境は、急速な高齢化、経済格差、人口の減少、IT活用による情報格差等、かつてない社会構造の急速な変化のなかにあり、顧客による選別や評価はなお一層厳しく、競争は激化するとともに企業の存在価値を常に問われる事業環境にあります。 当社が、このような加速度的に多様化する時代に、持続的に成長し社会貢献していくためには、強い組織の構築と事業規模の拡大により強固な経営基盤の確立を目指す必要があります。 これらを達成するために、現状下記の事項を対処すべき課題として取組んでまいります。 ① 持続的な成長のための継続的な事業投資 当社は、持続的な成長のために、継続的な事業投資が重要であると考えております。既存事業とのシナジーにより収益力を強化し、得られた利益を積極的に再投資することで、持続的な成長を実現してまいります。 ② IT営業アウトソーシングの認知度向上と基盤強化 当社のIT営業アウトソーシング事業は、未だ成長過程にあり、大手IT企業の顧客を更に増やし、事業を拡大するためには、引き続き認知度の向上と事業基盤を強化することが必要となります。そのために、以下の課題に取組んでまいります。 a. 人材育成強化・組織力の向上 これまでIT営業アウトソーシングは、営業人員を派遣することで、大手IT企業の営業支援を実施し、当事業年度末には、過去最高となる166名となりました。 より多くの企業を支援するためには、企業の多様な要望に応えられる人材の確保と育成が重要となります。そのためには、より人材の確保及び育成の強化、教育部門の組織力向上が課題となります。今後も未経験者や若年層など、広く人材の募集を行い、教育部門を強化し、人材の育成を行うことで、IT営業人材を増加し、組織の拡大、組織力の向上を図ってまいります。 b. リテンション施策の実行 当社では、営業支援など事業継続のために人材の確保に取組み、当事業年度末には、非正規社員を含めた全社で従業員数が255名となりました。 現在の労働市場では、慢性的な人材不足や人材の流動化の高まりから、当社もより多くの企業支援をするためには、従業員のエンゲージメントを高め、生産性の向上や職場を活性化するためのリテンション施策が課題となります。今後は、採用活動や教育、キャリア形成等を総合的に包括した人事戦略に基づいた企画を実行し、従業員のエンゲージメントを向上することで離職率低下を図ってまいります。 また、経営陣と幹部層とのコミュニケーション機会を増やすことによるマネジメント力と組織力の強化からも離職率低下を図ってまいります。 c. デジタルマーケティングによる啓蒙活動 当社では、これまで取引のあったIT企業とのネットワークを生かして、取引先を増やしてまいりました。当事業年度からは、更に顧客の獲得を目指して、インターネットを利用したデジタルマーケティングを開始いたしました。 新規顧客を増やしていくためには、今後、マーケットニーズを把握し、顧客の要望に応えるサービスを提供していくことが重要であると考えております。そのため、Webサイトの定期更新やプレスリリースなどで知名度を上げ、定期的な情報発信により顧客との関係を強化するための社内体制の改善を行ってまいりました。今後も、デジタルマーケティングを推進することで顧客との関係を強化し、顧客のニーズに合わせたサービスの提供を実施することで新規顧客の拡大を図ってまいります。 d. IT業界における顧客基盤の確立 当社では、IT営業アウトソーシング事業において、大手IT企業への派遣及び業務委託、中小企業へのIT支援を行ってまいりました。今後、IT営業アウトソーシングの認知度向上を行い、顧客基盤の確立を行う必要があると考えております。そのため、新規顧客を増やし、派遣及び業務委託の人員を増やすとともに、これまでのネットワーク販売実績の集大成となる新しいサービスであるBM X(注)の販売を拡大し、ストック型ビジネスの収益をあげることで、IT業界におけるリーディングカンパニーとして、顧客基盤の確立を行っていきます。 (注) BM X(ビーエムクロス)とは、当社が創業から培ってきたネットワークソリューション導入実績を基に、企業にとって運用負荷を軽減し、必要な機能を選択、組み合わせることで、最適なネットワークソリューションを提供し、DX推進をサポートするサービスです。 ③ 自治体連携を通じたヘルスケア分野参入支援の拡大 当社のヘルスケアビジネス事業は、これまで自治体との連携による業務請負が収益の中心となっておりましたが、更に事業を拡大するためには、新規でヘルスケア分野に参入する企業の支援による顧客の増加が必要となります。これまでも企業のマーケティング支援を行ってまいりましたが、地域ヘルスケアDXを推進することや自治体との連携を深めることで、より一層のヘルスケア分野参入支援を実施してまいります。 ④ 新たなビジネスモデルの構築と推進 当社は将来の成長戦略に合わせて、新たなビジネスモデルの構築と推進を目的に、技術力やサービスを有するベンチャー企業との資本業務提携やM&Aを進めてまいります。 ⑤ 組織体制の強化 当社は持続的な成長を実現するため、事業環境の変化に適切に対応できる組織体制の強化が急務となっております。今後も、経営基盤の安定化と経営効率を高めるため、適宜組織体制を見直し、人材育成を中心とした組織強化を図ってまいります。また、M&Aや資本・業務提携等を視野に入れ、速やかな組織構築を行うことで、競争力の向上を目指してまいります。
事業等のリスク6,802字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において当社が判断したものであります。 (1) 事業環境に関するリスクについて ① 顧客の経営環境について 当社の主要な事業であるIT営業アウトソーシング事業は、主として大手IT企業向けにサービスを提供しております。当社は顧客企業の増加やIT営業に特化した教育プログラムによる従業員育成に努めておりますが、IT業界全体若しくは顧客企業の経営環境の変化に伴う投資ニーズが急速かつ大きく変化することにより、顧客企業の需要が減少し当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 当社のヘルスケアビジネス事業は、主として介護施設等を営む企業向けにサービスを提供しております。当社は介護業界・高齢者を支える複数のサービスを提供することに努めておりますが、社会保障費に関する法改正等による介護業界全体若しくは顧客企業の経営環境の変化に伴う投資ニーズが急速かつ大きく変化することにより、顧客企業の需要が減少し当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 当社のその他事業は、主として中小事業者及び起業家の育成、中小・中堅企業の経営戦略策定を支援するサービスを提供しております。当社は顧客企業の増加に努めておりますが、顧客企業の経営環境の変化に伴う投資ニーズが急速かつ大きく変化することにより、顧客企業の需要が減少し当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ② 情報セキュリティリスクについて 当社では、IT営業アウトソーシング事業において、顧客企業が保有する個人情報や顧客企業の機密情報を知り得る場合があります。このため、当社では情報セキュリティ体制の強化に努めるとともに2007年に一般財団法人日本情報経済推進協会が運営しているプライバシーマーク制度によるプライバシーマーク付与事業者の認定を受けております。しかしながら、コンピュータウイルス、不正アクセス、人為的過失、あるいは顧客システムの運用障害、その他の理由により、これらの機密情報の漏洩が発生した場合、当社は賠償責任保険に加入しておりますが、事故の内容によっては顧客企業からの損害賠償責任請求や信用失墜の事態を招き、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ③ 競合について 当社が属する人材派遣サービス産業においては、一般的に激しい企業間競争が発生しやすい環境にあります。当社はIT営業派遣という先行優位性を生かして事業を推進していく所存ではありますが、将来において他企業がIT営業派遣の市場に参入することにより、当社のサービスが顧客のニーズに合致せず、市場から受け入れられない場合は、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ④ 価格競争について 当社が行うIT営業アウトソーシング事業のうち、ソリューション事業が属するITサービス産業においては、新しいサービスの開発等、常に企業間競争が発生しやすい環境にあります。当社は、仕入先、顧客企業との人的交流による関係強化を図ることで、価格競争を回避し、事業基盤の強化及び維持に努めておりますが、今後企業間の競争が激化し、価格競争に進展する場合には、当社の想定している収益を上げることができず、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ⑤ 債権の回収について 当社は、与信管理規程に従い、取引開始時に信用状況の調査及び与信限度額を設定し、取引先ごとに期日及び与信残高を管理するとともに、年1回与信限度額を見直し、財務状況の悪化等による回収懸念の早期把握及び軽減を図っております。しかしながら、顧客の業績悪化により回収遅延や回収困難となった場合、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (2) 事業内容に関するリスクについて ① 派遣社員の採用及び退職の増加について 当社の主要な事業であるIT営業アウトソーシング事業における営業派遣は、IT業界未経験、若年層を採用し、当社で教育を実施した上で顧客企業に派遣しております。しかしながら、労働市場の急速かつ大きな変化による有効求人倍率の上昇により、新規採用が困難になる若しくは退職者が増加することで当社のサービスを顧客に提供することができなくなり、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ② 知的財産権の侵害について 当社は、当社が保有する商標権等の知的財産権の保護に努めております。又、当社が運営している「介護レク広場」のコンテンツ制作においても一般社団法人日本音楽著作権協会に著作物の利用許諾を得る等、他者の知的財産権を侵害しないように努めており、過去若しくは現時点において、当社を相手方とする、第三者からの知的財産権の侵害等による訴訟が係属した事実はありません。しかしながら、今後当社の事業分野において第三者が得た知的財産権等の内容によっては、当社に対する損害賠償等の訴訟が発生する可能性があり、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ③ 法的規制について 当社が行う人材派遣サービスは、「労働者派遣事業の適正な運営の確保及び派遣労働者の保護等に関する法律」(以下、「労働者派遣法」という)による規制を受けております。当該規制に対して、当社は、管理本部を中心に、顧問弁護士等とも連携し、最新の情報を収集することで関係法令を遵守して事業を運営しておりますが、労働者派遣法に定める派遣事業主としての欠格事由に該当、若しくは法令に違反する事項が発生した場合には、事業の停止や派遣事業者の許可の取消しをされる可能性があり、その場合には事業を営むことが出来なくなる可能性がありますが、現時点において認識している限り、これらの法令に定める欠格事由に該当する事実はありません。しかしながら、将来、何らかの理由により許認可等の取消しが発生した場合には、事業運営に大きな支障をきたすとともに、当社の事業展開、経営成績及び財政状態に重大な影響を及ぼす可能性があります。 又、当社事業に関連性がある規則・法令として、「職業安定法」、「不当景品類及び不当表示防止法」、「不正競争防止法」、「消費者契約法」、「個人情報の保護に関する法律」、「特定商取引に関する法律」、「下請代金支払遅延等防止法」等が挙げられます。当社は、労働者派遣法同様、当該規則・法令に関しても、顧問弁護士等とも連携し、最新の情報を収集するとともに、役職員に対して研修を行う等、適切な対応をとれる体制を整備しております。 なお、労働者派遣法を始めとする関係諸法令は継続的に見直しが行われており、当社の事業に対して著しく不利となる改正が行われた場合は、同じく当社の経営成績及び財政状態に重大な影響を及ぼす可能性があります。 (許認可等の状況) 許認可等の名称   有効期限   許認可等の番号   規制法令   所轄官庁等   取消事由等 労働者派遣事業の許可   2022年5月1日から2027年4月30日まで   派27-302361   労働者派遣法   厚生労働省   労働者派遣法第6条に定める欠格事由に抵触した場合 有料職業紹介事業の許可   2022年6月1日から2027年5月31日まで   27-ユ-302045   職業安定法   厚生労働省   職業安定法第32条に定める欠格事由に抵触した場合 ④ 顧客の安全について 当社のヘルスケアビジネス事業における介護レクリエーション事業は、高齢者が利用するサービスです。当社は、同事業の実施において、レクリエーションを実施する前に利用者の健康状態に問題がないかを介護施設に確認する等、安全に配慮しております。しかしながら、利用者の予測できない行動の結果、利用者の安全を確保しきれないおそれがあり、損害賠償責任を負う可能性を排除しきれません。 なお、当社が提供するサービスのうち、重要なものについては賠償責任保険に加入しておりますが、事故の内容等によっては想定外の損害を当社が被る可能性があり、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ⑤ 子会社の管理体制について 当社は複数の子会社を有し、各社の業務執行状況や法令遵守を適切に監督・管理することが求められます。しかし、法令の変更、内部統制の不備、情報伝達の遅延、監査体制の不徹底等により、子会社において不正行為、法令違反、重要な財務誤表示、個人情報漏洩、労務問題または評判の毀損が発生するおそれがあります。これらが生じた場合、当社グループの業績・財務状況及び信用に重大な影響を及ぼす可能性があります。当社は、グループ共通のコンプライアンス方針の周知、定期的な内部監査・外部監査、ガバナンス体制(取締役会・監査役等)を通じた監督、教育研修、迅速な報告・是正措置の整備等によりリスク低減に努めていますが、これらの対策が十分に機能しない場合には、当社の経営成績及び財務状態に影響を及ぼす可能性があります。 (3) 事業運営体制に関するリスクについて ① 特定経営者への依存について 当社代表取締役社長である伊藤一彦は、当社の創業者及び経営の最高責任者であり、当社の経営方針や事業戦略の決定を始め、各部門の事業推進、外部との折衝等において重要な役割を果たしております。当社は過度に同氏に依存しないよう、経営幹部役職員数の拡充、育成及び権限委譲による体制の構築等により、経営組織の強化に取組んでおります。しかしながら、同氏が何らかの理由により業務執行できない事態となった場合、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ② 人材の獲得、確保、育成について 当社は、現時点において小規模な組織であるため、当社の事業活動にあっては人材への依存度が大きく、今後更なる事業拡大に対応するためには、継続して優秀な人材の確保・育成が必要であると考えております。しかしながら、必要な人材の獲得が適時にできない場合、人材が大量に社外流出してしまった場合、あるいは人材育成が計画どおりに進捗しない場合には、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ③ 内部管理体制について 当社は、今後更なる事業拡大を図るために、内部管理体制についても一層の充実を図ることが必要不可欠と考えております。しかしながら、事業拡大により、内部管理体制の構築が追いつかない事態が生じる場合、適切な業務運営が困難となり、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ④ 労務管理について 当社は、労務管理を経営の重要課題として認識しており、そのため当社は労働基準法等関係法令を遵守し、社内規程の整備、運用を徹底し労務管理を行っております。しかしながら、労務管理不備により関連法令の違反に伴う行政処分等、従業員との紛争等が発生した場合には、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (4) その他のリスクについて ① 配当政策について 当社は、財務体質の強化及び積極的な事業展開に備えるための内部留保の充実を優先させております。又、株主への利益還元も重要な経営課題であると認識しており、将来的には毎期の経営成績及び繰越利益剰余金を含む財政状態を勘案しつつ、将来の事業拡大のために必要な内部留保とのバランスを図りながら配当による株主への利益還元を安定的かつ継続的に実施する方針であります。しかしながら、現時点において配当実施の可能性及びその時期につきましては未定であり、業績次第では今後安定的な配当を行うことができないリスクが存在します。 ② 新株予約権の行使による株式価値の希薄化について 当社は、役員及び従業員に対し、長期的な企業価値向上に対するインセンティブとしてストック・オプションを付与しているほか、今後も優秀な人材確保のためのストック・オプションを発行する可能性があり、現在付与している新株予約権に加え、今後付与される新株予約権等について行使が行われた場合には、保有株式の価値が希薄化する可能性があります。 なお、当事業年度末現在新株予約権による潜在株式数は45,780株であり、発行済株式数1,119,740株の約4.1%に相当しております。 ③ 訴訟について 当事業年度末現在において、当社が当事者として関与している訴訟手続きはありません。しかしながら、今後の当社の事業展開の中で、第三者が何らかの権利を侵害され、又は損失を被った場合、当社に対して訴訟その他の請求を提起される可能性があります。損害賠償の金額によっては、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ④ 大規模な自然災害・感染症について 当社は、有事に備えた危機管理体制の整備に努め対策を講じております。しかしながら、台風、地震、津波等の自然災害が発生した場合、当社又は当社の取引先の事業活動に影響を及ぼし、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ⑤ インターネット等による風評被害について ソーシャルメディア等の急激な普及に伴い、当社に対するインターネット上の書き込み、悪意ある投稿等による風評被害が発生・拡散した場合、その内容の正確性に関わらず、当社の社会的信用が毀損し、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ⑥ 減損損失について 現状当社は事務所設備、業務システム等の固定資産を所有しておりますが、多くは所有しておりません。しかしながら、当社の資産の時価が著しく下落した場合や、将来新たに開始するものも含めて、事業の収益性が悪化した場合には、減損会計の適用により資産について減損損失が発生し、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ⑦ 投資有価証券について 当社は、複数の未公開株式等を保有しており、投資先の経営状況の悪化・破綻等により、保有する投資有価証券の評価額が減少し、当社の経営成績及び財務状態に影響を及ぼす可能性があります。 ⑧ M&Aについて 当社は、さらなる業容拡大のための手段の一つとして、M&Aの実施を積極的に検討しております。検討に当たっては、専門家を含めたデューデリジェンスを実施し、対象企業の業績、財政状況、ユーザー層、競争優位性、当社グループの事業とのシナジー効果やリスク分析結果等を十分に考慮した上で進めております。 しかしながら、事前の調査・検討にもかかわらず、買収後の市場環境の著しい変化があった場合、買収した対象企業の事業が計画通りに進捗せず投下資金の回収が困難となった場合及びデューデリジェンスにおいて発見することが困難であった財務上の問題等が発覚した場合等においては、当社の経営成績及び財務状態に影響を及ぼす可能性があります。 ⑨ PMIについて 当社は事業拡大の一環として子会社の取得・統合(PMI)を行う場合があります。PMI においては、経営方針や組織文化の不一致、従業員の離職、IT・会計システムの統合遅延、契約・許認可の継承問題、シナジー未達や想定費用の超過等により、期待する業績改善やコスト削減が実現されないおそれがあります。これに伴い、のれんの減損、想定外の費用計上、法的紛争や規制対応の負担増等が発生し、当社の業績・財務状況および信用に重大な影響を与える可能性があります。当社は、デューデリジェンスの徹底、統合計画(統合責任者・統合推進チームの設置)、重要KPIの設定・モニタリング、従業員の定着施策、リスク発生時の迅速な是正措置等によりPMIリスクの管理に努めていますが、想定外の事象により計画が頓挫する場合等においては、当社の経営成績及び財務状態に影響を及ぼす可能性があります。 ⑩ 繰越欠損金について 当社は、事業拡大のための積極的な人材投資、広告宣伝等を行ってきたことから、第12期事業年度末時点において税務上の繰越欠損金が存在しております。今後の税制改正の内容や繰越欠損金の繰越期間の満了により欠損金が消滅し、納税負担額を軽減できない可能性があり、法人税、住民税及び事業税の金額が増加することとなり、当社の経営成績及び財務状態に影響を及ぼす可能性があります。
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業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という)の状況の概要は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において判断したものであります。 ①  財政状態及び経営成績の状況 経営成績の状況は次のとおりであります。 当事業年度におけるわが国経済は、物価上昇や米国の通商政策の影響など不透明な状況が続いているものの、雇用・所得環境が改善するなか、各種政策の効果もあり、景気は緩やかな回復基調で推移いたしました。一方で、継続的な物価上昇による個人消費の減速懸念や資源・エネルギー価格の高騰、米国の通商政策、中国経済の減速などにより、景気の下振れリスクが懸念され、先行きは依然として不透明な状況が続いております。 当社事業を取り巻く環境につきましては、IT業界では、情報セキュリティ強化やペーパーレス化といったオンラインを前提とした業務改善におけるITの活用やDXの進展により、主力事業のIT営業アウトソーシング事業における大手IT企業の人材派遣に対する需要は引き続き旺盛であり、市場は概ね堅調に推移しております。又、介護業界においては慢性的な人手不足により現場の負担感が増す中で、介護現場でのDXへの潜在的な需要は依然として高い状況が続いております。 このような環境のもと、当社は引き続きIT営業アウトソーシング事業とヘルスケアビジネス事業及びその他事業に注力してまいりました。 IT営業アウトソーシング事業につきましては、大手IT企業に対してIT営業に特化した営業アウトソーシング事業の派遣人員の拡大に向け、引き続き若年層を中心とした採用を積極的に行い、当社が保有する「BCC-LaPT(Lecture and practical training)プログラム(注1)」を活用し、未経験者をIT営業人材に育てるリスキリングに注力し、大口顧客、既存顧客への営業活動に加え、デジタルマーケティングを推進し、新規顧客の獲得にも注力することで、派遣及び業務委託の人員は166名となりました。 又、「BCC-LaPTプログラム」を体系化し、IT未経験・営業未経験の人材をIT営業に育てることに特化したeラーニングサービス「LAPTRE(ラプトレ)」を提供しております。 中堅・中小企業のDX推進を支援するソリューション事業につきましては、これまでのネットワーク販売実績の集大成としてBM Xのサービスを拡大し、引き続き好調に推移しております。 ヘルスケアビジネス事業につきましては、ヘルスケア関連施設等の運営受託業務及びヘルスケア分野への新規参入・事業拡大を目指す企業への市場調査やプロモーション支援等を提供するヘルスケア支援事業では、これまで培ってきた介護従事者・自治体及び大手IT企業とのネットワークを生かし、自治体からの業務請負を継続して契約し、介護施設への介護ロボット導入支援に注力しました。その一環として、当社が受託運営する「ATCエイジレスセンター」内に介護現場の生産性向上を目的としたワンストップ相談窓口として開設された「大阪府介護生産性向上支援センター(注2)」の運営に協力しております。 又、新たに大阪府阪南市の「はんなん健康応援プラン推進事業業務」において、当社が受託事業者となり、2025年4月より業務を開始しております。 介護レクリエーションを通して、介護現場で高齢者を支える方々を支援する介護レクリエーション事業では、高齢者との接し方、高齢期に起こることなど、高齢者を支えていくために必要な知識を学ぶことができ、家族や地域の高齢者をサポートできる力を身につける「高齢者健幸サポーター」資格を創設し、提供しております。 その他事業につきましては、企業の経営戦略を学び、創り、支援するサービスとして2023年4月から提供を開始しましたクラウドサービス「bizcre」をはじめ、企業の経営支援を行いました。 又、当社のキャリアアップ支援事業が経済産業省の「リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業」の補助事業「DX人材及びIT営業人材育成のためのリスキリング学習を通じたキャリアアップ支援事業」に採択され、主に20代~30代前半の接客・販売業などの異業種就労者を対象にしたIT営業職へのキャリア形成支援、リスキリング、転職支援サービス「Merry Mew(メリーミュー)」を提供しております。 以上の結果、当事業年度の売上高は、1,467,462千円(前期比5.9%増)を計上することができました。 利益面につきましては、営業損失98,050千円(前事業年度は17,832千円の営業損失)、経常損失92,409千円(前事業年度は5,723千円の経常利益)、当期純損失は、73,653千円(前事業年度は5,823千円の当期純損失)となりました。 セグメントごとの経営成績を示すと次のとおりであります。 IT営業アウトソーシング事業の売上高は1,294,203千円(前期比5.5%増)、セグメント利益は190,289千円(前期比9.5%減)となりました。ヘルスケアビジネス事業の売上高は164,150千円(前期比5.1%増)、セグメント損失は8,231千円(前事業年度は18,075千円のセグメント損失)となりました。その他の売上高は9,108千円(前期比202.8%増)、セグメント損失は62,835千円(前事業年度は21,061千円のセグメント損失)となりました。 (注) 1.BCC-LaPT(Lecture and practical training)プログラムとは、基礎教育(Lecture)だけではなく、中小企業のIT化推進を目的に新規開拓営業を行っているソリューション事業にて実際の営業現場で経験(practical training)を積むことで、「営業マインド」「営業スキル」「IT知識」を習得する当社独自の教育プログラムです。 2.大阪府介護生産性向上支援センターとは、介護現場の生産性向上や人材確保の取組みの推進を目的として、大阪府介護生産性向上総合相談センター事業共同企業体(構成員は株式会社NTTデータ経営研究所とアジア太平洋トレードセンター株式会社)が受託した大阪府の介護生産性向上総合相談センター事業です。 財政状態につきましては次のとおりであります。 (資産) 当事業年度末における資産合計は1,018,599千円となり、前事業年度末に比べ109,180千円増加しました。 流動資産は843,748千円となり、前事業年度末に比べ53,912千円増加しました。主な要因は現金及び預金の増加21,746千円、売掛金の増加14,876千円、その他の増加10,046千円、短期貸付金の増加7,000千円、前払費用の増加6,588千円及び未収還付法人税等の減少4,152千円です。 固定資産は174,850千円となり、前事業年度末に比べ55,267千円増加しました。主な要因は、投資その他の資産の繰延税金資産の増加35,121千円、投資有価証券の増加8,767千円、無形固定資産ののれんの増加8,467千円、有形固定資産の工具、器具及び備品の増加2,282千円、無形固定資産のソフトウエアの増加2,597千円、ソフトウエア仮勘定の増加1,500千円及び投資その他の資産の差入保証金の減少2,843千円であります。 (負債) 当事業年度末における負債合計は449,904千円となり、前事業年度末に比べ182,329千円増加しました。 流動負債は288,229千円となり、前事業年度末に比べ40,668千円増加しました。主な要因は1年内返済予定の長期借入金の増加40,008千円、未払金の増加26,612千円、買掛金の減少10,498千円及び短期借入金の減少10,000千円であります。 固定負債は161,675千円となり、前事業年度末に比べ141,661千円増加しました。主な要因は長期借入金の増加141,661千円であります。 (純資産) 当事業年度末における純資産合計は568,695千円となり、前事業年度末に比べ73,148千円減少しました。主な要因は利益剰余金の減少73,653千円及び自己株式の減少618千円であります。利益剰余金の減少の要因は当期純損失の計上であります。自己株式の減少の要因は主に譲渡制限付株式報酬制度に係る株式の付与であります。 ②  キャッシュ・フローの状況 当事業年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、599,155千円となり、前事業年度末に比べ21,746千円増加しました。 当事業年度における各キャッシュ・フローの状況と、それらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動により減少した資金は94,176千円(前事業年度は36,417千円の減少)となりました。これは主に、その他の流動負債の増加額28,133千円、投資有価証券評価損の計上9,999千円、減価償却費の計上6,928千円、法人税等の還付額6,185千円の資金の増加に対し、税引前当期純損失の計上103,835千円、売上債権の増加額14,313千円、仕入債務の減少額10,498千円、未払消費税等の減少額7,480千円、助成金収入6,676千円、前払費用の増加額6,398千円、その他の流動資産の増加額5,944千円及び法人税等の支払額3,262千円の資金の減少があったことによるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動により減少した資金は55,666千円(前事業年度は27,184千円の減少)となりました。これは主に、投資有価証券の取得による支出20,000千円、事業譲受による支出13,305千円、有形固定資産の取得による支出8,655千円、貸付による支出7,000千円、無形固定資産の取得による支出5,800千円の資金の減少があったことによるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動により増加した資金は171,589千円(前事業年度は2,415千円の減少)となりました。これは主に、長期借入れによる収入200,000千円の資金の増加に対し、長期借入金の返済による支出18,331千円、短期借入金の返済による支出10,000千円の資金の減少があったことによるものであります。 ③ 生産、受注及び販売の実績 a. 生産実績 当社で行う事業は、提供するサービスの性格上、生産実績の記載になじまないため、当該記載を省略しております。 b. 受注実績 上記「a. 生産実績」と同様の理由により、記載を省略しております。 c. 販売実績 当事業年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   販売高(千円)   前期比(%) IT営業アウトソーシング事業   1,294,203   5.5 ヘルスケアビジネス事業   164,150   5.1 その他   9,108   202.8 合計   1,467,462   5.9 (注) 主な相手先別の販売実績及び総販売実績に対する割合 相手先   第11期事業年度(自 2023年10月1日至 2024年9月30日)   第12期事業年度(自 2024年10月1日至 2025年9月30日) 販売高(千円)   割合(%)   販売高(千円)   割合(%) 株式会社インターネットイニシアティブ   346,928   25.0   324,638   22.1 ダイワボウ情報システム株式会社   159,753   11.5   214,611   14.6 日鉄ソリューションズ株式会社   142,999   10.3   147,760   10.1 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において判断したものであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 a. 財政状態 財政状態の分析につきましては、「(1) 経営成績等の状況の概要 ①  財政状態及び経営成績の状況」に記載のとおりであります。 b. 経営成績 (売上高) 当事業年度における売上高は1,467,462千円(前期比5.9%増)となりました。これは主にIT営業アウトソーシング事業のソリューション事業の商品販売の増加、ヘルスケアビジネス事業のヘルスケア支援事業の増加及びその他事業の増加によるものであります。 (売上原価、売上総利益) 当事業年度における売上原価は923,407千円(前期比8.3%増)となりました。売上原価を構成するものとして主にIT営業アウトソーシング事業、ヘルスケアビジネス事業の人件費があり、IT営業アウトソーシング事業の社員給与、法定福利費及び賞与引当金繰入額が増加したものの、売上総利益は544,054千円(前期比2.1%増)となりました。 (販売費及び一般管理費、営業利益) 当事業年度における販売費及び一般管理費は642,105千円(前期比16.6%増)となりました。そのうち、人件費は、IT営業アウトソーシング事業の派遣人員の拡大に向け、引き続き若年層を中心とした採用活動と教育(リスキリング)に注力し410,145千円(前期比14.7%増)となりました。又、人件費を除く販売費及び一般管理費はその他事業のリスキリングに係るスカウトサービス費用等の集客費用、e-ラーニングコンテンツ動画制作費及び運用費、Webサイト制作費用、SNS広告費用等の増加により231,960千円(前期比20.1%増)となりました。この結果、営業損失は98,050千円(前事業年度は17,832千円の営業損失)となりました。 (営業外収益、営業外費用、経常利益) 当事業年度における営業外収益は7,631千円(前期比69.0%減)、営業外費用は1,990千円(前期比94.9%増)となりました。営業外収益は主に助成金収入6,676千円、営業外費用は主に投資事業組合運用損1,232千円によるものであります。この結果、経常損失は92,409千円(前事業年度は5,723千円の経常利益)となりました。 (特別利益、特別損失、当期純利益) 当事業年度における特別利益は1千円、特別損失は11,428千円(前期比3.3%減)となりました。特別利益は固定資産売却益1千円、特別損失は主に投資有価証券評価損9,999千円によるものであります。 又、法人税、住民税及び事業税を870千円、税効果会計による法人税等調整額を△31,052千円計上した結果、当期純損失は73,653千円(前事業年度は5,823千円の当期純損失)となりました。 ② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当社のキャッシュ・フローの状況につきましては、「(1) 経営成績等の状況の概要 ②  キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 当社の運転資金需要のうち主たるものは、人件費、借入金の返済等であります。投資を目的とした資金需要は、設備投資によるものであります。 当社は、事業活動に必要な流動性と資金の源泉を安定的に確保することを基本方針としており、運転資金、設備投資は、自己資金及び金融機関からの長期借入により調達しております。 なお、当事業年度における借入金残高は211,679千円となっております。又、当事業年度末の現金及び現金同等物の残高は599,155千円となっております。 ③ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社の財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成されております。財務諸表を作成するに当たり、重要となる当社の会計方針は、「第5 経理の状況 1 財務諸表等 (1) 財務諸表 注記事項(重要な会計方針)」に記載のとおりであります。 又、財務諸表の作成に当たっては、財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に影響を与える可能性のある見積りや予測を行っており、繰延税金資産の回収可能性等の項目については見積りの不確実性による実績との差異が生じる場合があります。 なお、財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、特に重要なものは「第5 経理の状況 1 財務諸表等 (1)財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載しております。

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