概要
ビースタイルホールディングスは、2020年2月に設立された純粋持株会社である。主婦層を中心とした人材関連事業を展開し、派遣・紹介、メディア、DXの3事業を柱とする。グループの原点は2002年に創業した人材派遣会社で、2024年12月に東京証券取引所グロース市場へ上場した。2026年3月期の連結売上高は120億円、営業利益2億円を見込む。
主婦を軸にした4セグメントの事業構成
グループの収益構造は、派遣・紹介事業が売上の半分以上を占めるが、メディア事業の成長が顕著である。2026年3月期、派遣・紹介事業の売上高は67億477万3千円(前期比4.1%減)と減少した一方、メディア事業は44億6,128万2千円(同26.7%増)と伸長した。セグメント利益では、メディア事業が13億5,899万2千円とグループ全体の営業利益を大きく上回り、派遣・紹介事業の2億8,298万8千円を補完する構造となっている。DX事業の売上高は10億291万3千円(同18.8%増)、利益は6,413万4千円。営業利益率はグループ全体で1.6%と低水準だが、メディア事業の利益率は高い。
東京・神奈川・千葉・埼玉を中心とした事業展開
派遣・紹介事業の営業エリアは東京・神奈川・千葉・埼玉の1都3県に限定される。オフィスワーク職種を中心に、顧客企業ごとに企画提案型のサービスを提供する。一方、メディア事業「しゅふJOB」は日本全国を対象とし、地域ごとに女性採用ニーズに対応する。2026年3月期にはCM放映エリアを関東・関西圏から中京圏に拡大し、ブランド認知を高めた。DX事業は全国の企業を対象とするが、エンジニア派遣は主に首都圏が中心とみられる。グループ全体の本社は東京都新宿区西新宿に置く。
持株会社体制と4つの子会社
2020年2月、株式会社ビースタイルホールディングスが設立され、同年4月の会社分割により持株会社体制へ移行した。傘下に4つの連結子会社を持つ。株式会社ビースタイルスマートキャリア(旧ビースタイル)は派遣・紹介事業、株式会社ビースタイルメディアはメディア事業、株式会社ビースタイルバリューテクノロジーズはDX事業、株式会社ビースタイルチャレンジはその他事業を担う。かつて存在した子会社ビースタイルギグワークス(ご近所ワーク事業)は、2023年12月に全株式を譲渡しグループから外れた。従業員数は336名(連結)である。
業界の中での役割は人材サービス業界において、しゅふ層に特化した派遣・紹介サービスを提供する。にあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
事業別の売上と利益
2026/3期| 事業 | 売上 | 構成比 | 利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|---|
| 派遣・紹介 事業 | 67億円 | 55.8% | 3億円 | 4.5% |
| メディア 事業 | 44億円 | 36.7% | 14億円 | 31.8% |
| DX事業 | 9億円 | 7.5% | 1億円 | 11.1% |
有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。
01人材派遣・紹介主力
ハイスキル人材やしゅふ層を中心とした女性に特化した派遣・紹介サービスを提供。時短勤務やリモートワークなどフレキシブルな働き方を求める人材を企業に紹介し、採用課題(コスト削減・スピード向上・優秀人材確保)を解決する。
求人数に占めるパートタイム派遣比率が約82%(2026年3月期)と高水準。
- スマートキャリア
- ハイスキル人材向けの時短派遣・紹介サービス。求人のスマート化により、企業の採用力強化を支援。
- しゅふJOBスタッフィング
- しゅふ層を中心とした女性に特化した派遣サービス。しゅふ層が働きやすい条件で人材を提供。
02求人メディア主力
しゅふの採用に特化した求人メディアサイト「しゅふJOB」を運営。採用課金、掲載課金、応募課金の3つの課金形態で、地域や業界の女性採用ニーズに応える。
- しゅふJOB
- しゅふ層に特化した求人メディアサイト。日本全国の女性採用ニーズに応え、医療・福祉、飲食、塾講師などの職種で利用される。
03DX・IT人材サービス準主力
業務自動化(BPA)ソリューションとITエンジニアの派遣・業務委託サービスを提供。WEBエンジニアや基幹システム開発経験者など多様なIT人材を、グループのノウハウを活かして企業に供給する。
- BPAソリューションサービス
- RPAを活用した業務自動化サービス。ITエンジニアが企業の課題に合わせて導入を支援。
- ITエンジニア派遣・業務委託サービス
- ITエンジニアを派遣または業務委託の形態で提供。開発経験者やインフラ技術者を抱える。
04その他(障害者雇用)副次
特例子会社として障害者を雇用し、グループ内の業務代行サービスを提供する。社会貢献とグループのサポートを担う。
製品と技術
求人票を「スマート化」する派遣・紹介サービス
派遣・紹介事業の中核は、同社が「求人のスマート化」と呼ぶ手法にある。従来のフルタイム求人を、時短勤務、リモートワーク、50代以上歓迎、高時給、繁忙期のみの就業(ビジー化)、2名でのジョブシェアといった条件に加工することで、主婦層の応募を喚起する。この手法により、求人全体に占めるパートタイム派遣の比率は約82%と高い水準にある。代表的なサービスは、ハイスキル人材向け時短派遣・紹介「スマートキャリア」と、主婦層に特化した派遣「しゅふJOBスタッフィング」の2つである。
主婦採用に特化した求人メディア「しゅふJOB」
「しゅふJOB」は、日本全国の主婦層を対象とした求人情報サイトである。採用課金型、掲載課金型、応募課金型の3種類の課金モデルを用意し、多様な顧客ニーズに対応する。医療・福祉、飲食・調理、塾講師など、女性の就業が多い業種に強みを持つ。2026年3月期の掲載社数は5,850社、1社あたり取引金額は98,318円と、前年から増加している。CM放映エリアを関東・関西・中京圏に拡大したことでブランド認知が向上し、求人掲載件数と応募件数の増加につながった。
RPA導入支援とITエンジニア派遣のDX事業
DX事業は、株式会社ビースタイルバリューテクノロジーズが運営する。主力サービスは、RPA導入支援サービス「RMaD」を含むBPA(ビジネス・プロセス・オートメーション)ソリューションと、ITエンジニア派遣・業務委託サービスの2つである。BPAソリューションでは、顧客の業務プロセスを分析し、RPAツールを活用した自動化を提案・実装する。ITエンジニア派遣では、WEBエンジニア、基幹システム開発者、インフラ・ネットワーク技術者など多様な人材を派遣する。2026年3月期の取引社数は62社、1社あたり取引金額は1,248,712円と高単価である。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
サービス業のなかでの位置
会社が挙げる強い分野
- 人材派遣・紹介求人数に占めるパートタイム派遣比率が約82%(2026年3月期)と高水準。
有価証券報告書(2026/3期)で会社自身が述べている位置付けです。第三者による調査ではありません。
総合人材サービスで中規模、安定成長
当社は総合人材サービスを展開し、同業他社のジンジブやダイブグループと競合するが、売上高は約100億円規模で中規模に位置する。2026年3月期の売上高は120億円と前期比7%増加し、営業利益率は1.67%と低いものの改善傾向にある。業界内では、幅広い職種に対応できる総合性が強みであり、特に介護や製造分野での需要を取り込んでいる。ライバル企業と比較して、売上規模では上位だが、収益性ではジンジブ等に劣る可能性がある。今後の課題は、収益性の向上と、高付加価値サービスの提供による差別化である。
強み
- 多業種に対応する人材サービスを展開し、安定した需要を確保。
- 売上高が増加傾向にあり、企業規模の拡大が続いている。
- 幅広い業界の顧客を持ち、特定業界の景気変動に影響されにくい。
- 積極的な営業活動により、新規顧客の獲得に成功している。
課題
- 営業利益率が低く、高付加価値サービスへの転換が必要。
- 大手人材会社との競争が激しく、シェア拡大が難しい。
- 求職者数の減少により、人材確保が難しくなっている。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
サービス業の時価総額近傍。太字がビースタイルホールディングス
時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 2459アウンコンサルティング | 13億円 | — |
| 2 | 6786RVH | 12億円 | 41.0倍 |
| 3 | 7363ベビーカレンダー | 12億円 | 38.0倍 |
| 4 | 9241フューチャーリンクネットワーク | 11億円 | 22.9倍 |
| 5 | 6573CRAVIA | 10億円 | — |
| 6 | 302Aビースタイルホールディングス | 9億円 | 33.1倍 |
| 7 | 9238バリュークリエーション | 9億円 | — |
| 8 | 7376BCC | 9億円 | — |
| 9 | 9562ビジネスコーチ | 7億円 | 77.4倍 |
| 10 | 2164地域新聞社 | 5億円 | — |
| 11 | 6195ホープ | 3億円 | 11.1倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。
会社の歴史
沿革 22件
渋谷で創業し主婦派遣から始まった2002年
2002年7月、東京都渋谷区に株式会社ビースタイル(現ビースタイルスマートキャリア)が創業される。同時に、パートタイム型人材派遣サービス「しゅふJOBスタッフィング」を開始した。創業時より主婦層に特化した派遣事業が事業の原点となる。2006年3月には本社を新宿区へ移転。
主婦向け求人媒体と在宅サービスを立ち上げた2010年前後
2010年4月、日本全土の主婦を対象とする求人媒体「しゅふJOB」事業を開始した。これにより派遣事業に加え、自社メディアを通じた集客チャネルを獲得する。2011年9月には在宅型人材サービス事業を開始、2012年5月には自社メディア「しゅふJOB」を正式リリースした。同年9月には時短×ハイキャリア人材サービス「スマートキャリア」を開始し、高スキル主婦向けの派遣・紹介へ領域を拡大する。
事業買収で拡大し持株会社へ移行した2018〜2020年
2018年、ご近所ワーク事業、RPA導入支援「RMaD」事業を開始。同年12月には清掃事業を事業譲受、2019年7月にはジオロケーション活用のローカル情報サービス「podpics事業」を譲り受け、事業規模を拡大した。2020年2月、株式会社ビースタイルホールディングスを設立し、同時にメディア、ギグワークス、バリューテクノロジーズ、チャレンジの4子会社を設立した。同年4月、会社分割により持株会社体制に移行し、旧ビースタイルをビースタイルスマートキャリアに社名変更した。
ご近所ワーク事業を譲渡し上場を果たした2023〜2024年
2023年12月、グループ事業再編の一環として、子会社ビースタイルギグワークスの全株式を譲渡し、ご近所ワーク事業から撤退した。2024年12月、東京証券取引所グロース市場に株式を上場した。上場後の2026年3月期決算では売上高120億円、営業利益2億円を計上し、営業利益率1.6%と低収益ながらも黒字を維持している。
年表22件を開く
2000年代
- 2002年7月創業東京都渋谷区にて株式会社ビースタイル(現 株式会社ビースタイルスマートキャリア)を創業
- 2002年7月パートタイム型人材派遣サービス「しゅふJOBスタッフィング」事業開始
- 2006年3月東京都新宿区へ本社移転
2010年代
- 2010年4月日本全土の主婦を対象とした求人媒体「しゅふJOB」事業開始
- 2011年9月在宅型人材サービス事業開始
- 2011年11月しゅふJOB総研の事業開始
- 2012年5月自社メディア「しゅふJOB」リリース
- 2012年9月時短×ハイキャリア人材サービス「スマートキャリア」事業開始
- 2018年1月ハイキャリアしゅふを対象とした企画職/専門職の派遣サービス「スマートキャリア」開始
- 2018年7月現地にいる人材を活用する「ご近所ワーク」(後のフィールドーワーク)事業開始
- 2018年10月RPA導入支援「RMaD」事業開始
- 2018年12月ご近所ワーク事業の事業規模拡大の一環として 株式会社ザ・クリーニングカンパニーより清掃事業を事業譲受
- 2019年7月ご近所ワーク事業の事業規模拡大の一環として ジオロケーションを活用したローカル情報提供事業「podpics事業」をタンブルバー(株)より譲受
2020年代
- 2020年2月創業株式会社ビースタイルホールディングス設立
- 2020年2月株式会社ビースタイルメディア(現・連結子会社)設立
- 2020年2月創業株式会社ビースタイルギグワークス設立
- 2020年2月株式会社ビースタイルバリューテクノロジーズ(現・連結子会社)設立
- 2020年2月株式会社ビースタイルチャレンジ(現・連結子会社)設立
- 2020年4月会社分割を用いて 持株会社体制 へ移行
- 2020年4月商号変更株式会社ビースタイルを株式会社ビースタイルスマートキャリア(現・連結子会社)に社名変更
- 2023年12月グループ事業再編のためご近所ワーク事業の 株式会社ビースタイルギグワークスの全株式を譲渡
- 2024年12月上場東京証券取引所グロース市場に株式を上場
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2026/3期の経営方針より
会社は4つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。
- 01
メディア事業の成長加速とシェア拡大
主力「しゅふJOB」の認知度向上と会員基盤拡充のための広告投資を継続し、システム刷新などによる集客力強化と顧客利便性向上を図る。また、周辺領域での事業拡大を推進する。
- 02
派遣・紹介事業のトランスフォーメーション
過去4年間の減少に終止符を打ち、事務派遣領域の組織スリム化による生産性向上、成長領域への投資、バックオフィス業務のBPO事業化を実施。紹介事業では「スマートキャリア」のリブランディングで新たな転職需要を掘り起こす。
- 03
DX事業における選択と集中
エンジニア派遣事業は縮小し、ノーコード・ローコード開発やAI活用による業務自動化など特定顧客課題解決に集中。特にWorkatoを用いた提案開発と、RPO(採用プロセスアウトソーシング)に注力する。
- 04
ホールディングス機能強化とAI活用推進
システムの整理・集約によるITガバナンス強化、AI活用支援、ブランド管掌制度導入、管理会計制度の構築、税負担率の適正化、重要KPIのモニタリング体制構築、戦略的M&Aなどを推進する。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 2期分
グループ全体で336人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は626万円で、1期前と比べて+4.3%。平均年齢は42.9歳、平均勤続年数は6.7年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2025年3月 | 600 | 42.9 | 6.7 | 303 | 99 |
| 2026年3月 | 626 | 42.9 | 6.7 | 336 | 60 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社5社(国内 5 / 海外 0、うち連結子会社 5) を有報から抽出しています。
- 国内株式会社ビースタイルスマートキャリア(注)3、4、6東京都新宿区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内株式会社ビースタイルメディア(注)3、4東京都新宿区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内株式会社ビースタイルバリューテクノロジーズ(注)3、5東京都新宿区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内株式会社ビースタイルチャレンジ東京都新宿区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内合同会社Original3東京都世田谷区 · 連結子会社議決権20.9%
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2026年3月期の売上高は120億円、営業利益は2億円。前期と比べると増収減益で、売上が+7.1%、利益が-33.3%。
会社が出している今期の予想2027年3月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 146億円 | 120億円 |
| 営業利益 | 3億円 | 2億円 |
| 純利益 | 2億円 | 1億円 |
| 1株あたり配当 | ¥0 | ¥0 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
3期分
直近は2027年1Qで、売上は33億円、営業利益は−1億円。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2026年2Q | 60 | 1 | 1.7 | 0 |
| 2026年4Q | 60 | 1 | 1.7 | 1 |
| 2027年1Q | 33 | −1 | −3.0 | −1 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 6期分
2021年3月期からの6期で、売上は9億円から120億円へ13.3倍に増えた。直近期の営業利益率は1.7%。売上は4期連続で増加。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2021年3月 | 9 | — | −2 | — | −6 |
| 2022年3月 | 9 | — | 0 | — | −1 |
| 2023年3月 | 102 | — | 2 | — | 1 |
| 東京証券取引所グロース市場に株式を上場 | |||||
| 2024年3月 | 108 | — | 2 | — | 3 |
| 2025年3月 | 112 | 3 | 3 | 2.7 | 2 |
| 2026年3月 | 120 | 2 | 2 | 1.7 | 1 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2026年3月期
売上高120億円のうち、営業利益として残るのは2億円で1.7%。営業外の損益と税金を反映した純利益は1億円、売上の0.8%にあたる。営業利益率は業種中央値7.5%を下回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金50.8%61億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金47.5%57億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益1.7%2億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 4期分
2026年3月期は営業CFが−1億円、投資CFが−2億円で、差し引きのフリーCFは−3億円。この組み合わせは「消耗型」にあたる。本業・投資・財務のすべてで現金が出ていっている。手元資金の厚みが生命線。期末の手元現金は18億円で、売上の1.8ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2023年3月 | 3 | −1 | 1 | 2 | 12 |
| 2024年3月 | 5 | 1 | −1 | 6 | 18 |
| 2025年3月 | 3 | 0 | 2 | 3 | 22 |
| 2026年3月 | −1 | −2 | −2 | −3 | 18 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 6期分
2026年3月期の総資産は39億円。このうち返さなくてよい自己資本が13億円で、自己資本比率は33.9%(業種中央値53.4%より薄い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2021年3月 | 17 | −5 | 22 | — |
| 2022年3月 | 14 | −5 | 19 | — |
| 2023年3月 | 33 | 2 | 31 | 5.4 |
| 2024年3月 | 37 | 6 | 31 | 16.7 |
| 2025年3月 | 42 | 13 | 29 | 30.4 |
| 2026年3月 | 39 | 13 | 26 | 33.9 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
サービス業 534社との比較
同じサービス業の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率で534社中273位あたり、逆に低いのはROEで534社中448位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥587で、1年前と比べて-8.6%。過去52週の値幅のなかでは41%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 33.1倍 |
| PER (会社予想) | 10.6倍 |
| PBR | 1.30倍 |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
株価は前日比0.79%下落し625円。1カ月では+5.04%と上昇する一方、1年では-5.37%とやや軟調です。25日線(605.44円)に対して約3.2%上回っており、上昇トレンドは維持していますが、52週高値719.5円には約13.1%の水準まで戻っていません。8月18日には出来高が19.5万株と急増し、その後も高水準が続いています。RSIは67.48と中立圏です。52週安値495円からは約26%上昇しており、底値からの回復局面と言えます。しかし、全体的なボラティリティは低く、方向感が出るまでには時間がかかる可能性があります。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準をやや割高と判定しています(スコア 40/100)。
予想PERが11.3倍と同業界平均23.01倍を大幅に下回るが、実績PERは35.31倍と高い。PBR1.38倍は平均3.33倍を下回り、ROE4%と低収益。配当は無配で、利回りゼロ。売上高は増加傾向だが営業利益率は低下傾向。業績回復が期待されるものの、現時点では収益力が弱く、実績PERの高さを考慮するとやや割高と判断する。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 33.1倍 | 23.4倍 |
| PER (予想) | 10.6倍 | — |
| PBR | 1.30倍 | 3.51倍 |
| ROE | 4.0% | 12.5% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
人手不足による需要拡大が追い風となる一方、派遣業界の競争激化と人件費上昇が収益を圧迫。強気派は、女性活躍推進の流れや業務請負へのシフトによる高付加価値化を評価し、売上高の成長と利益率改善に期待する。弱気派は、営業利益率が低く、労働集約型ビジネスゆえに規模の利益が出にくい点を懸念。また、競合他社との差別化が不透明で、単価向上が限定的と見る。今後の業績は、単価交渉力と生産性向上策が焦点となる。
- 人手不足追い風
労働力不足が深刻化し、派遣・請負需要は安定的に拡大
- 女性活躍ニーズ
女性の就業率上昇を背景に、働きやすい職場として選ばれる
- 事業領域拡大
製造・物流分野への進出が売上高の増加に寄与
- 売上高が前期比8億円増の120億円通年影響弱
売上高は112億円から120億円へ8億円増加し、増収基調が続く。
- 予想PER11.3倍と割安修正期待通年影響弱
予想PERは11.3倍で、現在の35.31倍より大幅に低下する見込み。
- 純利益が3期連続で黒字を確保通年影響弱
純利益は2024年3月期3億円、2025年3月期2億円、2026年3月期1億円と黒字維持。
- PBR1.38倍と資産価値に近い水準継続影響弱
PBRは1.38倍で、時価総額は純資産の1.4倍近くに留まる。
- 利益率低迷
営業利益率2%前後で推移し、売上高ほどの利益が出ない
- 競争激化
同業他社との価格競争が激しく、単価上昇が限定的
- 採用コスト増
スタッフ確保のための募集費用や教育コストが増加傾向
- 営業利益が前期比1億円減の2億円通年影響弱
営業利益は前期比1億円減の2億円で、収益力が低下している。
- 営業利益率が2.68%から1.67%へ低下通年影響弱
営業利益率は2.68%から1.67%に1.01ポイント低下した。
- 純利益が前期比1億円減の1億円通年影響弱
純利益は2億円から1億円に半減し、利益の目減りが続く。
- 無配継続で株主還元が乏しい通年影響弱
配当利回りは0%で、株主への利益還元が行われない。
- 営業利益率
- 収益性改善の鍵であり、半期ごとの推移を確認
- スタッフ数
- 人手の確保状況が売上高と直接連動するため
- 製造・物流部門売上
- 領域拡大の成果を示す重要な指標
株主
有価証券報告書より
2026年3月期末の株主数は延べ781人。区分でいちばん多いのは個人・その他で55.8%。グループ会社や銀行などの安定株主が40.8%を占め、残る59.2%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2025年3月% | 2026年3月% |
|---|---|---|
| 個人・その他 | 50.9 | 55.8 |
| 事業法人 | 37.4 | 40.7 |
| 証券会社 | 9.2 | 2.7 |
| 外国法人 | 1.9 | 0.7 |
| 金融機関 | 0.5 | 0.1 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 合同会社Original3 代表社員三原邦彦 | 20.96 |
| 02 | 合同会社ファースト・ステージ代表社員増村一郎 | 15.70 |
| 03 | 島田亨 | 10.72 |
| 04 | 増村一郎 | 5.50 |
| 05 | 株式会社ファースティ | 3.51 |
| 06 | ビー・スタイル従業員持株会 | 2.99 |
| 07 | 笠原朗 | 2.98 |
| 08 | 水元公仁 | 2.94 |
| 09 | 稲見吉邦 | 2.41 |
| 10 | 肥田義光 | 1.83 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 6期分
1株利益は6期で+103%、1株純資産は4期で+389%。直近期のROEは4.0%で、日本株の目安とされる8%を下回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 |
|---|---|---|---|---|
| 2021年3月 | −625 | — | — | — |
| 2022年3月 | −39 | — | — | — |
| 2023年3月 | 46 | 92 | 66.3 | — |
| 2024年3月 | 181 | 327 | 86.6 | — |
| 2025年3月 | 84 | 436 | 20.8 | 8.3 |
| 2026年3月 | 18 | 452 | 4.0 | 32.9 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
経営陣
11名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は11名。2026/3期の役員報酬は総額124百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約5倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 三原邦彦 | 代表取締役 社長(最高経営責任者) | 56 | 304,900 |
| 増村一郎 | 取締役 会長(最高執行責任者) | 55 | 308,500 |
| 七村守 | 取締役 | 71 | — |
| 堤和子 | 取締役 | 58 | — |
| 橋本邦宏 | 常勤監査役 | 60 | — |
| 小牟田斉美 | 常務執行役員 | — | — |
| 田中啓祐 | 執行役員 | — | — |
| 石橋聖文 | 執行役員 | — | — |
| 佐々木洋 | 執行役員 | — | — |
| 国府田嘉昭 | 執行役員 | — | — |
| 福士貴紀 | 監査役 | 39 | — |
役員報酬の内訳2026/3期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 3 | 99 | 99 | 33 |
| 社外取締役 | 5 | 14 | 14 | 3 |
| 監査役 | 1 | 11 | 11 | 11 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2026/3期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容4,277字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題5,383字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク7,136字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)5,556字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
リンク先はEDINET (金融庁) の書類閲覧ページです。
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