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日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,053.44+287ドル円158.79-1NASDAQ26,229.57+130S&P 5007,675.19+44SOX 指数11,376.79+889/2終値

ビースタイルホールディングス

b-style holdings,Inc.302A · Growth · サービス業

「しゅふ」層を中心とした人材サービス会社。派遣・紹介と求人メディアを軸に、DX事業まで展開する。

概要

ビースタイルホールディングスは、2020年2月に設立された純粋持株会社である。主婦層を中心とした人材関連事業を展開し、派遣・紹介、メディア、DXの3事業を柱とする。グループの原点は2002年に創業した人材派遣会社で、2024年12月に東京証券取引所グロース市場へ上場した。2026年3月期の連結売上高は120億円、営業利益2億円を見込む。

主婦を軸にした4セグメントの事業構成

グループの収益構造は、派遣・紹介事業が売上の半分以上を占めるが、メディア事業の成長が顕著である。2026年3月期、派遣・紹介事業の売上高は67億477万3千円(前期比4.1%減)と減少した一方、メディア事業は44億6,128万2千円(同26.7%増)と伸長した。セグメント利益では、メディア事業が13億5,899万2千円とグループ全体の営業利益を大きく上回り、派遣・紹介事業の2億8,298万8千円を補完する構造となっている。DX事業の売上高は10億291万3千円(同18.8%増)、利益は6,413万4千円。営業利益率はグループ全体で1.6%と低水準だが、メディア事業の利益率は高い。

東京・神奈川・千葉・埼玉を中心とした事業展開

派遣・紹介事業の営業エリアは東京・神奈川・千葉・埼玉の1都3県に限定される。オフィスワーク職種を中心に、顧客企業ごとに企画提案型のサービスを提供する。一方、メディア事業「しゅふJOB」は日本全国を対象とし、地域ごとに女性採用ニーズに対応する。2026年3月期にはCM放映エリアを関東・関西圏から中京圏に拡大し、ブランド認知を高めた。DX事業は全国の企業を対象とするが、エンジニア派遣は主に首都圏が中心とみられる。グループ全体の本社は東京都新宿区西新宿に置く。

持株会社体制と4つの子会社

2020年2月、株式会社ビースタイルホールディングスが設立され、同年4月の会社分割により持株会社体制へ移行した。傘下に4つの連結子会社を持つ。株式会社ビースタイルスマートキャリア(旧ビースタイル)は派遣・紹介事業、株式会社ビースタイルメディアはメディア事業、株式会社ビースタイルバリューテクノロジーズはDX事業、株式会社ビースタイルチャレンジはその他事業を担う。かつて存在した子会社ビースタイルギグワークス(ご近所ワーク事業)は、2023年12月に全株式を譲渡しグループから外れた。従業員数は336名(連結)である。

業界の中での役割は人材サービス業界において、しゅふ層に特化した派遣・紹介サービスを提供する。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
120億円
営業利益
2億円
営業利益率
1.7%
純利益
1億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
派遣・紹介 事業67億円55.8%3億円4.5%
メディア 事業44億円36.7%14億円31.8%
DX事業9億円7.5%1億円11.1%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01人材派遣・紹介主力

ハイスキル人材やしゅふ層を中心とした女性に特化した派遣・紹介サービスを提供。時短勤務やリモートワークなどフレキシブルな働き方を求める人材を企業に紹介し、採用課題(コスト削減・スピード向上・優秀人材確保)を解決する。

求人数に占めるパートタイム派遣比率が約82%(2026年3月期)と高水準。

主な製品・サービス2
スマートキャリア
ハイスキル人材向けの時短派遣・紹介サービス。求人のスマート化により、企業の採用力強化を支援。
しゅふJOBスタッフィング
しゅふ層を中心とした女性に特化した派遣サービス。しゅふ層が働きやすい条件で人材を提供。

02求人メディア主力

しゅふの採用に特化した求人メディアサイト「しゅふJOB」を運営。採用課金、掲載課金、応募課金の3つの課金形態で、地域や業界の女性採用ニーズに応える。

主な製品・サービス1
しゅふJOB
しゅふ層に特化した求人メディアサイト。日本全国の女性採用ニーズに応え、医療・福祉、飲食、塾講師などの職種で利用される。

03DX・IT人材サービス準主力

業務自動化(BPA)ソリューションとITエンジニアの派遣・業務委託サービスを提供。WEBエンジニアや基幹システム開発経験者など多様なIT人材を、グループのノウハウを活かして企業に供給する。

主な製品・サービス2
BPAソリューションサービス
RPAを活用した業務自動化サービス。ITエンジニアが企業の課題に合わせて導入を支援。
ITエンジニア派遣・業務委託サービス
ITエンジニアを派遣または業務委託の形態で提供。開発経験者やインフラ技術者を抱える。

04その他(障害者雇用)副次

特例子会社として障害者を雇用し、グループ内の業務代行サービスを提供する。社会貢献とグループのサポートを担う。

製品と技術

求人票を「スマート化」する派遣・紹介サービス

派遣・紹介事業の中核は、同社が「求人のスマート化」と呼ぶ手法にある。従来のフルタイム求人を、時短勤務、リモートワーク、50代以上歓迎、高時給、繁忙期のみの就業(ビジー化)、2名でのジョブシェアといった条件に加工することで、主婦層の応募を喚起する。この手法により、求人全体に占めるパートタイム派遣の比率は約82%と高い水準にある。代表的なサービスは、ハイスキル人材向け時短派遣・紹介「スマートキャリア」と、主婦層に特化した派遣「しゅふJOBスタッフィング」の2つである。

主婦採用に特化した求人メディア「しゅふJOB」

「しゅふJOB」は、日本全国の主婦層を対象とした求人情報サイトである。採用課金型、掲載課金型、応募課金型の3種類の課金モデルを用意し、多様な顧客ニーズに対応する。医療・福祉、飲食・調理、塾講師など、女性の就業が多い業種に強みを持つ。2026年3月期の掲載社数は5,850社、1社あたり取引金額は98,318円と、前年から増加している。CM放映エリアを関東・関西・中京圏に拡大したことでブランド認知が向上し、求人掲載件数と応募件数の増加につながった。

RPA導入支援とITエンジニア派遣のDX事業

DX事業は、株式会社ビースタイルバリューテクノロジーズが運営する。主力サービスは、RPA導入支援サービス「RMaD」を含むBPA(ビジネス・プロセス・オートメーション)ソリューションと、ITエンジニア派遣・業務委託サービスの2つである。BPAソリューションでは、顧客の業務プロセスを分析し、RPAツールを活用した自動化を提案・実装する。ITエンジニア派遣では、WEBエンジニア、基幹システム開発者、インフラ・ネットワーク技術者など多様な人材を派遣する。2026年3月期の取引社数は62社、1社あたり取引金額は1,248,712円と高単価である。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

サービス業のなかでの位置

会社が挙げる強い分野

  • 人材派遣・紹介求人数に占めるパートタイム派遣比率が約82%(2026年3月期)と高水準。

有価証券報告書(2026/3期)で会社自身が述べている位置付けです。第三者による調査ではありません。

総合人材サービスで中規模、安定成長

当社は総合人材サービスを展開し、同業他社のジンジブやダイブグループと競合するが、売上高は約100億円規模で中規模に位置する。2026年3月期の売上高は120億円と前期比7%増加し、営業利益率は1.67%と低いものの改善傾向にある。業界内では、幅広い職種に対応できる総合性が強みであり、特に介護や製造分野での需要を取り込んでいる。ライバル企業と比較して、売上規模では上位だが、収益性ではジンジブ等に劣る可能性がある。今後の課題は、収益性の向上と、高付加価値サービスの提供による差別化である。

強み

  • 多業種に対応する人材サービスを展開し、安定した需要を確保。
  • 売上高が増加傾向にあり、企業規模の拡大が続いている。
  • 幅広い業界の顧客を持ち、特定業界の景気変動に影響されにくい。
  • 積極的な営業活動により、新規顧客の獲得に成功している。

課題

  • 営業利益率が低く、高付加価値サービスへの転換が必要。
  • 大手人材会社との競争が激しく、シェア拡大が難しい。
  • 求職者数の減少により、人材確保が難しくなっている。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

サービス業の時価総額近傍。太字がビースタイルホールディングス

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
12459アウンコンサルティング13億円
26786RVH12億円41.0倍
37363ベビーカレンダー12億円38.0倍
49241フューチャーリンクネットワーク11億円22.9倍
56573CRAVIA10億円
6302Aビースタイルホールディングス9億円33.1倍
79238バリュークリエーション9億円
87376BCC9億円
99562ビジネスコーチ7億円77.4倍
102164地域新聞社5億円
116195ホープ3億円11.1倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 22件

渋谷で創業し主婦派遣から始まった2002年

2002年7月、東京都渋谷区に株式会社ビースタイル(現ビースタイルスマートキャリア)が創業される。同時に、パートタイム型人材派遣サービス「しゅふJOBスタッフィング」を開始した。創業時より主婦層に特化した派遣事業が事業の原点となる。2006年3月には本社を新宿区へ移転。

主婦向け求人媒体と在宅サービスを立ち上げた2010年前後

2010年4月、日本全土の主婦を対象とする求人媒体「しゅふJOB」事業を開始した。これにより派遣事業に加え、自社メディアを通じた集客チャネルを獲得する。2011年9月には在宅型人材サービス事業を開始、2012年5月には自社メディア「しゅふJOB」を正式リリースした。同年9月には時短×ハイキャリア人材サービス「スマートキャリア」を開始し、高スキル主婦向けの派遣・紹介へ領域を拡大する。

事業買収で拡大し持株会社へ移行した2018〜2020年

2018年、ご近所ワーク事業、RPA導入支援「RMaD」事業を開始。同年12月には清掃事業を事業譲受、2019年7月にはジオロケーション活用のローカル情報サービス「podpics事業」を譲り受け、事業規模を拡大した。2020年2月、株式会社ビースタイルホールディングスを設立し、同時にメディア、ギグワークス、バリューテクノロジーズ、チャレンジの4子会社を設立した。同年4月、会社分割により持株会社体制に移行し、旧ビースタイルをビースタイルスマートキャリアに社名変更した。

ご近所ワーク事業を譲渡し上場を果たした2023〜2024年

2023年12月、グループ事業再編の一環として、子会社ビースタイルギグワークスの全株式を譲渡し、ご近所ワーク事業から撤退した。2024年12月、東京証券取引所グロース市場に株式を上場した。上場後の2026年3月期決算では売上高120億円、営業利益2億円を計上し、営業利益率1.6%と低収益ながらも黒字を維持している。

年表22件を開く

2000年代

  • 2002年7月創業東京都渋谷区にて株式会社ビースタイル(現 株式会社ビースタイルスマートキャリア)を創業
  • 2002年7月パートタイム型人材派遣サービス「しゅふJOBスタッフィング」事業開始
  • 2006年3月東京都新宿区へ本社移転

2010年代

  • 2010年4月日本全土の主婦を対象とした求人媒体「しゅふJOB」事業開始
  • 2011年9月在宅型人材サービス事業開始
  • 2011年11月しゅふJOB総研の事業開始
  • 2012年5月自社メディア「しゅふJOB」リリース
  • 2012年9月時短×ハイキャリア人材サービス「スマートキャリア」事業開始
  • 2018年1月ハイキャリアしゅふを対象とした企画職/専門職の派遣サービス「スマートキャリア」開始
  • 2018年7月現地にいる人材を活用する「ご近所ワーク」(後のフィールドーワーク)事業開始
  • 2018年10月RPA導入支援「RMaD」事業開始
  • 2018年12月ご近所ワーク事業の事業規模拡大の一環として 株式会社ザ・クリーニングカンパニーより清掃事業を事業譲受
  • 2019年7月ご近所ワーク事業の事業規模拡大の一環として ジオロケーションを活用したローカル情報提供事業「podpics事業」をタンブルバー(株)より譲受

2020年代

  • 2020年2月創業株式会社ビースタイルホールディングス設立
  • 2020年2月株式会社ビースタイルメディア(現・連結子会社)設立
  • 2020年2月創業株式会社ビースタイルギグワークス設立
  • 2020年2月株式会社ビースタイルバリューテクノロジーズ(現・連結子会社)設立
  • 2020年2月株式会社ビースタイルチャレンジ(現・連結子会社)設立
  • 2020年4月会社分割を用いて 持株会社体制 へ移行
  • 2020年4月商号変更株式会社ビースタイルを株式会社ビースタイルスマートキャリア(現・連結子会社)に社名変更
  • 2023年12月グループ事業再編のためご近所ワーク事業の 株式会社ビースタイルギグワークスの全株式を譲渡
  • 2024年12月上場東京証券取引所グロース市場に株式を上場

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    メディア事業の成長加速とシェア拡大

    主力「しゅふJOB」の認知度向上と会員基盤拡充のための広告投資を継続し、システム刷新などによる集客力強化と顧客利便性向上を図る。また、周辺領域での事業拡大を推進する。

  2. 02

    派遣・紹介事業のトランスフォーメーション

    過去4年間の減少に終止符を打ち、事務派遣領域の組織スリム化による生産性向上、成長領域への投資、バックオフィス業務のBPO事業化を実施。紹介事業では「スマートキャリア」のリブランディングで新たな転職需要を掘り起こす。

  3. 03

    DX事業における選択と集中

    エンジニア派遣事業は縮小し、ノーコード・ローコード開発やAI活用による業務自動化など特定顧客課題解決に集中。特にWorkatoを用いた提案開発と、RPO(採用プロセスアウトソーシング)に注力する。

  4. 04

    ホールディングス機能強化とAI活用推進

    システムの整理・集約によるITガバナンス強化、AI活用支援、ブランド管掌制度導入、管理会計制度の構築、税負担率の適正化、重要KPIのモニタリング体制構築、戦略的M&Aなどを推進する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 2期分

グループ全体で336人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は626万円で、1期前と比べて+4.3%平均年齢は42.9歳、平均勤続年数は6.7年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2025年3月60042.96.730399
2026年3月62642.96.733660

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率53.3%
縦線は目安の30%
男性育休取得率100.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)72.1%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社5(国内 5 / 海外 0、うち連結子会社 5) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位1)
本社 — 東京都新宿区446百万円
ほか1件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    株式会社ビースタイルスマートキャリア(注)3、4、6
    東京都新宿区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社ビースタイルメディア(注)3、4
    東京都新宿区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社ビースタイルバリューテクノロジーズ(注)3、5
    東京都新宿区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社ビースタイルチャレンジ
    東京都新宿区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    合同会社Original3
    東京都世田谷区 · 連結子会社
    議決権20.9%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は120億円営業利益2億円前期と比べると増収減益で、売上が+7.1%、利益が-33.3%。

売上高
+7.1%
120億円
営業利益
-33.3%
2億円
純利益
-50.0%
1億円
営業利益率
1.7%
前期比 -1.0%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高146億円120億円
営業利益3億円2億円
純利益2億円1億円
1株あたり配当¥0¥0

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

3期分

直近は2027年1Qで、売上は33億円、営業利益は−1億円。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2026年2Q6011.70
2026年4Q6011.71
2027年1Q33−1−3.0−1

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 6期分

2021年3月期からの6期で、売上は9億円から120億円へ13.3倍に増えた。直近期の営業利益率は1.7%。売上は4期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2021年3月9−2−6
2022年3月90−1
2023年3月10221
東京証券取引所グロース市場に株式を上場
2024年3月10823
2025年3月112332.72
2026年3月120221.71

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高120億円のうち、営業利益として残るのは2億円1.7%。営業外の損益と税金を反映した純利益は1億円、売上の0.8%にあたる。営業利益率は業種中央値7.5%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金50.8%61億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金47.5%57億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益1.7%2億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
49.2%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比5.9pt
1.7%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比4.2pt
0.8%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比7.8pt
4.0%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
2.6%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
7.4%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 4期分

2026年3月期は営業CFが−1億円、投資CFが−2億円で、差し引きのフリーCFは−3億円この組み合わせは消耗型にあたる。本業・投資・財務のすべてで現金が出ていっている。手元資金の厚みが生命線期末の手元現金は18億円で、売上の1.8ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2023年3月3−11212
2024年3月51−1618
2025年3月302322
2026年3月−1−2−2−318

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 6期分

2026年3月期の総資産は39億円。このうち返さなくてよい自己資本が13億円で、自己資本比率は33.9%(業種中央値53.4%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2021年3月17−522
2022年3月14−519
2023年3月332315.4
2024年3月3763116.7
2025年3月42132930.4
2026年3月39132633.9

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
20億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
8億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
26億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
46
/ 100
安定性自己資本比率23 / 40
収益力営業利益率3 / 30
現金創出営業CFの黒字継続20 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

サービス業 534社との比較

同じサービス業の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率534社中273位あたり、逆に低いのはROE534社中448位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE下位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
4.0%/中央値 11.8%
P25 6.0%P75 18.9%
営業利益率下位売上のうち本業の利益として残る割合
1.7%/中央値 7.5%
P25 3.5%P75 12.7%
自己資本比率下位総資産のうち返済のいらないお金の割合
33.9%/中央値 53.4%
P25 36.8%P75 69.7%
売上成長率前期からの売上の伸び
7.1%/中央値 7.2%
P25 1.6%P75 16.0%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
/中央値 3.1%
P25 1.9%P75 4.1%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥587で、1年前と比べて-8.6%過去52週の値幅のなかでは41%の位置にある。

¥587-2.2%1ヶ月-0.8%1年-8.6%時価総額9億円
過去52週の値幅
安値¥495高値¥719.5

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)33.1倍
PER (会社予想)10.6倍
PBR1.30倍

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は前日比0.79%下落し625円。1カ月では+5.04%と上昇する一方、1年では-5.37%とやや軟調です。25日線(605.44円)に対して約3.2%上回っており、上昇トレンドは維持していますが、52週高値719.5円には約13.1%の水準まで戻っていません。8月18日には出来高が19.5万株と急増し、その後も高水準が続いています。RSIは67.48と中立圏です。52週安値495円からは約26%上昇しており、底値からの回復局面と言えます。しかし、全体的なボラティリティは低く、方向感が出るまでには時間がかかる可能性があります。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準をやや割高と判定しています(スコア 40/100)

予想PERが11.3倍と同業界平均23.01倍を大幅に下回るが、実績PERは35.31倍と高い。PBR1.38倍は平均3.33倍を下回り、ROE4%と低収益。配当は無配で、利回りゼロ。売上高は増加傾向だが営業利益率は低下傾向。業績回復が期待されるものの、現時点では収益力が弱く、実績PERの高さを考慮するとやや割高と判断する。

指標この会社業種平均
PER (実績)33.1倍23.4倍
PER (予想)10.6倍
PBR1.30倍3.51倍
ROE4.0%12.5%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

人手不足による需要拡大が追い風となる一方、派遣業界の競争激化と人件費上昇が収益を圧迫。強気派は、女性活躍推進の流れや業務請負へのシフトによる高付加価値化を評価し、売上高の成長と利益率改善に期待する。弱気派は、営業利益率が低く、労働集約型ビジネスゆえに規模の利益が出にくい点を懸念。また、競合他社との差別化が不透明で、単価向上が限定的と見る。今後の業績は、単価交渉力と生産性向上策が焦点となる。

プラスに働く材料7
  • 人手不足追い風

    労働力不足が深刻化し、派遣・請負需要は安定的に拡大

  • 女性活躍ニーズ

    女性の就業率上昇を背景に、働きやすい職場として選ばれる

  • 事業領域拡大

    製造・物流分野への進出が売上高の増加に寄与

  • 売上高が前期比8億円増の120億円通年影響

    売上高は112億円から120億円へ8億円増加し、増収基調が続く。

  • 予想PER11.3倍と割安修正期待通年影響

    予想PERは11.3倍で、現在の35.31倍より大幅に低下する見込み。

  • 純利益が3期連続で黒字を確保通年影響

    純利益は2024年3月期3億円、2025年3月期2億円、2026年3月期1億円と黒字維持。

  • PBR1.38倍と資産価値に近い水準継続影響

    PBRは1.38倍で、時価総額は純資産の1.4倍近くに留まる。

マイナスに働く材料7
  • 利益率低迷

    営業利益率2%前後で推移し、売上高ほどの利益が出ない

  • 競争激化

    同業他社との価格競争が激しく、単価上昇が限定的

  • 採用コスト増

    スタッフ確保のための募集費用や教育コストが増加傾向

  • 営業利益が前期比1億円減の2億円通年影響

    営業利益は前期比1億円減の2億円で、収益力が低下している。

  • 営業利益率が2.68%から1.67%へ低下通年影響

    営業利益率は2.68%から1.67%に1.01ポイント低下した。

  • 純利益が前期比1億円減の1億円通年影響

    純利益は2億円から1億円に半減し、利益の目減りが続く。

  • 無配継続で株主還元が乏しい通年影響

    配当利回りは0%で、株主への利益還元が行われない。

次の決算で確かめる点
営業利益率
収益性改善の鍵であり、半期ごとの推移を確認
スタッフ数
人手の確保状況が売上高と直接連動するため
製造・物流部門売上
領域拡大の成果を示す重要な指標

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ781人。区分でいちばん多いのは個人・その他55.8%。グループ会社や銀行などの安定株主が40.8%を占め、残る59.2%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2025年3月%2026年3月%
個人・その他50.955.8
事業法人37.440.7
証券会社9.22.7
外国法人1.90.7
金融機関0.50.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01合同会社Original3 代表社員三原邦彦20.96
02合同会社ファースト・ステージ代表社員増村一郎15.70
03島田亨10.72
04増村一郎5.50
05株式会社ファースティ3.51
06ビー・スタイル従業員持株会2.99
07笠原朗2.98
08水元公仁2.94
09稲見吉邦2.41
10肥田義光1.83

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 6期分

1株利益は6期で+103%、1株純資産は4期で+389%。直近期のROEは4.0%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER
2021年3月−625
2022年3月−39
2023年3月469266.3
2024年3月18132786.6
2025年3月8443620.88.3
2026年3月184524.032.9

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある

経営陣

11名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は11名。2026/3期の役員報酬は総額124百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約5倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
三原邦彦代表取締役 社長(最高経営責任者)56304,900
増村一郎取締役 会長(最高執行責任者)55308,500
七村守取締役71
堤和子取締役58
橋本邦宏常勤監査役60
小牟田斉美常務執行役員
田中啓祐執行役員
石橋聖文執行役員
佐々木洋執行役員
国府田嘉昭執行役員
福士貴紀監査役39

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)3999933
社外取締役514143
監査役1111111

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容4,277字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループは、当社と連結子会社4社で構成されており、派遣・紹介事業、メディア事業、DX事業及びその他の事業の4セグメントに分類して人材関連事業を行っております。当社は純粋持株会社として、グループ会社の経営指導及び管理を行っております。 なお、当社は特定上場会社等に該当し、インサイダー取引規制の重要事実の軽微基準のうち、上場会社の規模との対比で定められる数値基準については連結ベースの計数に基づいて判断しています。 本書提出日現在、当社グループの事業に関わる位置付け及び各セグメントの事業内容は次のとおりであります。 (1)派遣・紹介事業 派遣・紹介事業では、株式会社ビースタイルスマートキャリアが、ハイスキル人材向けの時短派遣・紹介サービス「スマートキャリア」としゅふ層を中心とした女性にターゲットを絞った派遣サービス「しゅふJOBスタッフィング」を運営しております。しゅふ層が働きやすい求人条件にすることで、企業の採用力を強化します。大手から中小企業まで特にスキルや経験を必要とする女性に適した職種に人材を提供しております。なお、2026年3月期の派遣・紹介事業の売上高構成比は55.4%となります。 (派遣事業) 「労働者派遣事業の適正な運営の確保及び派遣労働者の保護等に関する法律」(以下「労働者派遣法」という。)の規定に従い、労働者派遣事業の許可を受けて「スマートキャリア」及び「しゅふJOBスタッフィング」として行う事業であります。派遣社員(求職者)が株式会社ビースタイルスマートキャリアと雇用契約を締結したうえで、実際の労働は派遣先企業(求人者)に対して提供します。また、株式会社ビースタイルスマートキャリアは、派遣社員に対して仕事の紹介、給料の支払いや福利厚生の提供、仕事やその就業条件の紹介、派遣先企業との交渉、スキルアップ研修などを通じてサポートを行います。 近年、我が国では、女性の社会進出による仕事と子育ての両立、高齢化の進行による仕事と介護の両立、副業やフリーランスなど働き方の多様化を背景に、職務特性やライフスタイルに合わせてパートタイムや在宅という勤務形態を選ぶフレキシブルワーカーが増加していると考えております。しかし、人材派遣業界各社が扱う求人は、未だフルタイム派遣の求人割合が多く、このような時代のニーズにマッチしていないのが現状であると考えております。 一方、当社グループでは、約20年間にわたる事業運営の中で培った、しゅふ、フレキシブルワーカーが求む豊富な求人情報と膨大な求職者データベースにより、効果的な就職活動・採用活動を支援し、求人数に占めるパートタイム派遣の比率を高水準(約82%、2026年3月期)に維持しております。 (紹介事業) 紹介事業は、「職業安定法」に基づき、厚生労働大臣の許可を受けて、「スマートキャリア」として行う有料職業紹介事業であります。労働者を求める企業(求人者)と職を求める労働者(求職者)の仲介を行い、両者間での雇用関係の成立を斡旋しております。求人者と求職者の仲介という点では人材派遣や請負と類似する事業でありますが、人材紹介業は斡旋のみを行い、労働者と雇用関係を結ばない点が大きな違いとして挙げられます。 派遣・紹介事業の特徴は以下のとおりです。 派遣・紹介事業では、東京・神奈川・千葉・埼玉の1都3県の様々な業種の企業に対してオフィスワーク職種の採用支援を中心に、顧客満足の最大化を目指し、それぞれの顧客に合わせた企画提案型のサービス提供を行っております。 サービスコンセプト 「採れない」「遅い」「コストが高い」といったお客様の人材活用に関する課題を解決するため、求人のスマート化による賢い採用を提案いたします。求人の「スマート化」を通じて、フルタイム求人をライフスタイル重視のしゅふ層のニーズに合わせたメニューに求人を変える「スマート化」で、採用力の強化を図ります。この「スマート化」された求人によって、企業が抱える「ハイキャリア人材の確保」「採用スピード」「派遣活用コスト」の課題に対応し、人材採用のサポートを提供いたします。 ①求人のスマート化 求人のスマート化とはお客様の人材活用に関する課題を解決するための求人情報の加工テクニックです。フレキシブルな働き方を希望する求職者をターゲットとした求人のスマート化によりお客様の「コスト削減」・「ハイキャリア採用」・「採用スピード向上」を実現しております。 ②求人のスマート化を行うことで期待できる効果 「時短化」・「リモート化」・「50代以上歓迎化」・「高時給化」・「ビジー化」・「シェア化」の6つの求人のスマート化により、求人への応募数増加、採用スピードの向上、お客様の月間コストの削減を実現しております。 ③優秀人材の採用 幅広い職種を網羅し、お客様の予算や要件に応じて、様々な業務レベルに対応可能な人材を提供しております。 「時短化」は、子育てや介護など、家庭の事情を抱える社員が仕事と両立しやすい労働環境を提供することで、応募数の拡大を図ります。この取り組みにより、社員のワークライフバランスが向上するだけでなく、企業のコスト削減にも繋がります。また、ハイキャリア人材の採用においても時短勤務の導入が効果的であり、採用スピードの向上や応募数の増加をもたらすものと考えております。 「リモート化」は、働く場所の制約を取り除き、日本全国を対象にした募集が可能となることで応募数の拡大を図ります。この取り組みにより、コスト削減を図るとともに、ハイキャリア人材の採用にも繋がります。また、リモート化により採用スピードが向上し、応募数の増加をもたらすものと考えております。 「50代以上歓迎化」を取り入れることで、就職に苦戦する優秀な50代以上の人材も採用対象に含め、企業はハイキャリア人材の応募数の拡大を図ります。この取り組みにより、採用スピードが向上し、応募数の増加をもたらすものと考えております。 「高時給化」によって報酬を上げることで、他の求人よりも競争力を強化し、ハイキャリア人材の採用において優位性を高め応募数の拡大を図ります。この取り組みにより、採用スピードの向上や応募数の増加をもたらすものと考えております。 「ビジー化」によって、繁忙期のみ人材を配置することで、効率的にリソースを活用しながらコスト削減を図ります。この取り組みにより、必要な時期だけ人員を増強するため、無駄な月額コストを抑えられるものと考えております。 「シェア化」により、1名のフルタイム勤務を2名でシェアし、短い日数で勤務が可能となります。この取り組みにより、柔軟な働き方を提供する一方、コスト削減を図ることが可能となります。また、シェア化によって採用スピードが向上されるものと考えております。 (2) メディア事業 メディア事業では、株式会社ビースタイルメディアが、しゅふの採用に特化した求人メディアサイト「しゅふJOB」を運営しております。日本全国の女性や、しゅふ層を採用したい業界・企業にニーズの高い求人メディアとなります。採用、応募、掲載という3つの課金形態で幅広いニーズに応えることが可能です。しゅふ層への高い認知度が特徴でもあります。なお、2026年3月期のメディア事業の売上高構成比は36.8%となります。 「しゅふJOB」は、地域ごとや業界ごとの女性採用ニーズにも応えられる媒体であり、女性労働者の約23%※1が従事する医療・福祉系の仕事をはじめ、家事代行市場の拡大やインバウンド需要の増加に伴う飲食・調理職、さらには若年労働人口の減少により塾講師などの職種でも採用ニーズが高まっております。 このように、求人メディアサイトの「しゅふJOB」は、しゅふ採用に特化しながらも、地域や業界、女性の採用ニーズに的確に応えることで、多くの企業の採用課題の解決に選ばれております。 ※1 総務省統計局「労働力調査」産業別女性就業者数(2024年1~3月) ① 採用課金型:採用が決定した時点で求人企業に課金をするプラン ② 掲載課金型:掲載をした時点で求人企業に課金をするプラン ③ 応募課金型:応募があった時点で求人企業に課金をするプラン (3) DX事業 DX事業は、株式会社ビースタイルバリューテクノロジーズが、当社グループのIT分野における提供サービスとして、業務自動化を中心としたDX推進のBPA(ビジネス・プロセス・オートメーション)とITエンジニア派遣・業務委託サービスを運営しております。WEBエンジニアや基幹システム開発経験者、インフラ/ネットワーク系等多様なITエンジニア採用について人材派遣・業務委託の形態で支援するサービスを提供しております。なお、2026年3月期のDX事業の売上高構成比は7.7%となります。 「BPA(※1)ソリューションサービス」においては、求人者の課題に合わせたRPAサービスを株式会社ビースタイルバリューテクノロジーズのITエンジニアが提供します。 「ITエンジニア派遣・業務委託サービス」においては、人材派遣及び業務委託の形態があります。人材派遣の場合は、派遣先企業(求人者)は株式会社ビースタイルバリューテクノロジーズと派遣契約の締結を行い、人材の派遣を依頼します。依頼を受けて株式会社ビースタイルバリューテクノロジーズと派遣社員(求職者)が雇用契約を締結したうえで、実際の役務は派遣先企業に対して提供します。業務委託の場合は、求人者は株式会社ビースタイルバリューテクノロジーズと準委任契約の締結を行い、業務を依頼します。依頼を受けて株式会社ビースタイルバリューテクノロジーズと求職者間で準委任契約を締結したうえで、求職者は役務の提供を行います。 ※1 BPA(Business Process Automation):業務(ビジネスプロセス)を自動化することにより、生産性の向上、コスト削減、品質向上を実現するための手法 (4) その他の事業 その他の事業は、「障がい者の雇用の促進等に関する法律」に基づく特例子会社としての株式会社ビースタイルチャレンジとなります。当該会社で就業する障がい者は株式会社ビースタイルチャレンジが直接雇用し、当社グループの業務代行を中心にサービスを提供しております。 (事業系統図)
経営方針・対処すべき課題5,383字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)経営方針 当社グループは、主婦の就職支援事業をはじめ、活躍の機会を得られずに埋もれていた優秀な人材に働く機会を提供することをテーマに持続的成長に向けて取り組み、様々な課題解決に向けて、「顧客重視の経営」、「法令遵守の徹底」等を経営基本方針として、主婦層を中心とした人材関連事業を展開しております。 (2)経営戦略等 当社グループは、主力事業を強化するとともに、事業領域を拡張し企業としての成長を図ることを事業戦略の方向性として位置付けております。当社グループが展開する人材関連事業において、人材の採用支援、育成・定着支援及び課題解決に向けた業務支援をワンストップで提案することで、クライアント及び求職者にとってなくてはならない企業へ成長を続けてまいります。 成長戦略としては、労働力の供給拡大と労働需要の低減を、ビジネスを通じて解決し、社会課題の解消と売上・利益の拡大を推進してまいります。労働力の供給として、「しゅふJOB」の強みを活かし、特にしゅふの更なる活躍を支援し、「しゅふJOB」の事業領域拡大を中心とした成長を目指します。また、労働需要そのものを低減するため、DX(デジタルトランスフォーメーション)の推進による工数削減を実現し、エンジニアやソリューションの強化や新たな代替え労働力の提供に注力いたします。これにより、業務効率を高め、労働生産性と従業員満足度を追求しながら持続的な成長を目指します。 派遣・紹介事業においては、「しゅふJOB」を活用した派遣の集客を強化し、顧客数及び稼働数の拡大を推進してまいります。また、「スマートキャリア」のリブランディングにより、新たなコンセプトで顧客と働き手とのエンゲージメントを図り、より多くの年齢層に労働参加率の強化を行う方針です。 特に、「しゅふJOB」で採用することが得意な業種・職種に対し、派遣および紹介事業を拡大し、送客力の向上とクロスセルによる収益力強化を実現します。さらに、「スマートキャリア」のリブランディングを通じ、30代~40代を中心に労働参加率を向上させる取り組みに注力し、より多くの人の労働参加を提供いたします。 これまで重視していた「働きやすさ」に加えて、働きがいを感じられるスマート企業への派遣・紹介求人も強化いたします。「働きやすさ」とする時間や場所に加え、DXの取り組みなどを含めて、働きがいを業界給与水準や評価制度まで拡大いたします。特に人材紹介事業の領域を広げることで、より多様な人材ニーズに応えます。さらに、社会の変化に合わせ、男性を意識したプロモーションも行い、多様な人材の活用を推進してまいります。 メディア事業においては、労働需要が逼迫している業界へ「しゅふJOB」の認知度を高めるための取り組みを行い、全国におけるエリア拡大を推進し、機能強化やアプリ開発を進めることで応募数の増加を目指します。特に、女性が長期的に、かつ多人数で活躍することが多い医療、福祉、卸売業、小売業といった業界に向け、直販営業や代理店支援、集客強化を行う方針です。 また、メディア事業における認知度向上のための投資を拡大し、労働需要が逼迫している飲食・外食、宿泊、介護業界への対応も強化してまいります。地域拡大としては、一都三県以外のエリアにも注力し、関西をはじめとした地方への展開も積極的に進めます。 さらに、規律ある広告投資を実施し、利益成長を重視しながらROI(投資収益率)を指標としてより効果的な投資を実現します。新機能の導入やアプリ開発の強化を通じて、より多くの応募数を確保し、メディア事業のさらなる成長に取り組んでいきます。 (3)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループが展開する人材関連事業において、良質な人材を継続的に確保することが重要であると認識しております。継続して採用活動を強化するためには、収益性の向上による財務基盤の維持が重要であると考えており、当社グループは収益性指標として営業利益率を重視しております。また、派遣事業・DX事業では稼働スタッフの人件費も含めて売上計上(売上原価としてスタッフ人件費を差引)される一方、紹介事業・メディア事業では、手数料等のみが売上計上される等、事業ごとに収益構造が異なることから、成長戦略の進捗・事業拡大を示す指標として、売上・売上総利益、並びに重要KPIとして、派遣・紹介事業は「派遣就業者数、取引社数、1社あたり取引金額」、メディア事業は「掲載社数、1社あたり取引金額」、DX事業は「取引社数、1社あたり取引金額」を経営指標として重視し、成長性や収益性を向上させることを目指してまいります。 2024年3月期   2025年3月期   2026年3月期当連結会計年度 営業利益率(%)   2.5   2.9   1.6 売上総利益(千円)   4,293,889   4,910,888   5,868,115 派遣・紹介事業   派遣就業者数(人)(注)1   2,621   2,440   2,137 取引社数(社)(注)2   1,074   977   866 1社あたり取引金額(円)(注)3   567,942   573,414   621,170 メディア事業   掲載社数(社)(注)2   5,447   5,783   5,850 1社あたり取引金額(円)(注)3   68,307   83,270   98,318 DX事業   取引社数(社)(注)2   56   61   62 1社あたり取引金額(円)(注)3   971,498   1,145,006   1,248,712 (注)1.派遣就業者数は、期末時点の派遣就業者数となります。 2.取引社数及び掲載社数は、期末時点の社数となります。 3.1社あたり取引金額は、年間の売上高を12か月で除した1か月平均売上高を月間取引社数の12か月平均で除した金額となります。 (4)経営環境 我が国における最近の人的資本をめぐる動きとして、2022年5月に経済産業省より「人的資本経営の実現に向けた検討会報告書~人材版伊藤レポート2.0~」が公表され、当社グループは人口減少に伴う労働力不足にも直面する我が国において「人的資本」の重要性が高まっていると考えております。 人材を資本として捉え、その価値を最大限に引き出すことで中長期的な企業価値向上につなげる人的資本経営においては、時間や場所にとらわれない働き方を推進し、ワークライフバランスを見直し、ダイバーシティを受け入れる事が重要となり、副業や兼業等を含めた多様な働き方を選択し活躍できる環境の整備が進み、企業の人的資本に関する情報開示も促進されております。 したがって、当社グループが提供する多様な働き方で、優秀な人材の派遣紹介サービスは企業の人的資本経営要望に沿ったサービスを提供出来、今後ますます需要が大きくなる事を想定しています。 日本における人材派遣の市場規模は9兆9,005億円(厚生労働省2024年労働者派遣事業報告)となっております。このうち、当社グループがターゲットとする「しゅふ」層に類する有効市場は1兆1,689億円と試算されております。現在、女性の派遣労働者数は96万人にのぼり、派遣労働者全体の61%(労働力調査2025年版)を占め、男性の派遣労働者を大きく凌駕しております。また、女性派遣労働者の既婚率は49%(一般社団法人日本人材派遣協会派遣社員WEBアンケート調査2025年度)、子供の有無については39.5%(一般社団法人日本人材派遣協会派遣社員WEBアンケート調査2025年度)が「子供あり」と回答しております。日本の産業別女性就業者数においては、医療・福祉分野では686万人が就業しており、最も多くの女性が就業しております。続いて、卸売業・小売業分野は534万人、宿泊業・飲食サービス業も多くの女性が働いております。これらの業界は女性の就業機会が多く、労働市場において女性が重要な役割を担っています。日本の労働市場においては、女性労働力は必要不可欠な存在であり、「しゅふ」層の派遣社員数は上昇を続けていくものと見込んでおります。今後は女性の労働参加率がさらに向上し、労働人口は50代以上を中心に2040年まで増加し続けると予想されており、より柔軟な働き方が求められております。 上記のような人材に関する市場環境の中で、当社グループは、派遣・紹介事業ではハイスキル人材向けの時短派遣・紹介サービス「スマートキャリア」としゅふ層を中心とした女性にターゲットを絞った派遣サービス「しゅふJOBスタッフィング」等を展開しております。また、メディア事業においては、しゅふの採用に特化した求人メディアサイト「しゅふJOB」を運営しております。これらのサービスは当社グループの特徴であると考えており、競争優位性があるものと考えております。 産業別女性就業者数(2025年)   女性の労働力率 ※総務省統計局「労働力調査」   ※総務省統計局「労働力調査」、独立行政法人労働政策研究・研修機構「年齢階級別労働力率」「2023年度版労働力需給の推計-労働力需給モデルによるシミュレーション-」(成長率ベースライン・労働参加漸進シナリオ (5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 当社グループは、従来の各事業毎のマネジメントからブランドを軸としたポートフォリオ経営に事業運営の軸足を転換し、中長期的な企業価値向上を実現するために、以下の課題に優先的に取り組んでまいります。 ① メディア事業の成長加速とシェア拡大 主力の「しゅふJOB」においては、認知度向上と会員基盤の更なる拡充に向けた積極的な広告投資を継続いたします。また、2026年3月期より本格的に開始したしゅふJOBシステム刷新に対する投資を着実に実行し、しゅふJOBの集客力をさらに強化するとともに、顧客企業にとっての求人利用利便性を高めて参ります。これらによってメディア事業単体での成長を実現するとともに、「企業と人を集める力」を梃子にしてしゅふJOBで集客しやすい職種・エリアを中心とした派遣・紹介ビジネスや、求人応募獲得にとどまらず、それ以降の採用プロセスのアウトソーシング等、しゅふJOB周辺領域での事業拡大を推進してまいります。 ② 派遣・紹介事業のトランスフォーメーション 派遣・紹介事業においては、過去4年間、売上の減少・利益の減少が続いてまいりました。それに終止符を打ち反転攻勢すべく、派遣事業では、(i)事務派遣領域においては組織・体制の大幅な見直し(スリム化)を図り、労働生産性を高める、(ii)成長領域であるネイバーケアキャリア事業への積極的な成長投資を実施する、(iii)派遣事業向けのバックオフィス業務を担う機能をBPO事業に移管し他社から同業務を受託することで収益事業化と規模の経済の追求を行ってまいります。 紹介事業では「スマートキャリア」ブランドのリブランディングを実施し、新たなブランドコンセプトのもとで新たな転職ニーズの掘り起こしを図ってまいります。 ③ DX事業における選択と集中 DX事業においては、技術領域を限らずにエンジニア人材を派遣するエンジニア派遣事業は段階的に縮小し、代わってノーコード・ローコード開発やAI活用による自動化・省力化を含む特定の顧客業務課題解決のための提案に集中してまいります。特に複数のSaaSやシステムを連携し業務フローを自動化するiPaaS (Integration Platform as a Service)の1つであるWorkatoを用いた営業提案・開発に注力してまいります。同時に、BPO事業を注力領域の1つと位置づけ、特にRPO(採用プロセスアウトソーシング)に集中して取り組んでまいります。 ④ ホールディングス機能の強化とAI活用の更なる推進 ホールディングスにおいては、各事業における成長・効率化をサポートするとともに、新たな成長事業を創出すべく、以下を中心に事業支援体制の強化を進めてまいります。 (i)重複・類似するシステムの整理・集約によるシステム投資効率化とITガバナンス強化及び、そのためのグループ横断IT企画・管理 (ii)業務におけるAI活用支援活動の更なる強化 (iii)ブランド軸での事業運営及び事業創出を推進するためのブランド管掌制度の導入 (iv)事業別損益の正確性向上のための管理会計制度の導入・運用とホールディングス構造に由来する高い税負担率の適正化 (v)グループ核事業におけるKPI体系を整理統合し、業績向上に直結するKPIのモニタリング体制の構築 (vi)戦略的なM&A・アライアンスの推進 これらの取り組みを中心に事業活動を進めることで、成長の加速と利益率の向上へと邁進してまいります。
事業等のリスク7,136字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 本書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、当社グループの事業展開その他に関するリスク要因となる可能性があると考えられ、投資家の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある主な事項を以下のとおり記載しております。当社グループは、これらのリスク発生の可能性を認識した上で、発生の回避及び発生した場合の対応に努める方針であります。 なお、文中における将来に関する事項は、本書提出日現在において当社グループが判断したものでありますが、以下の記載は当社グループの事業等及び株式への投資に係るリスクを全て網羅するものではありません。 (1)許認可と法的規制について ①人材サービス業界の状況について 発生可能性:小、発生可能性のある時期:特定時期なし、影響度:大 当業界は労働者派遣事業の適正な運営の確保及び派遣労働者の保護等に関する法律(以下、「労働者派遣法」という。)及び職業安定法が適用され、法令を遵守し継続的に健全な運営を確保できる仕組みが求められております。 2015年9月に施行された改正労働者派遣法においては、一般労働者派遣事業と特定労働者派遣事業は労働者派遣事業に一本化され、適正な運営が行われていない事業者が多かった特定労働者派遣事業は届出制から許可制に移行されました。 労働者派遣法違反の場合、まずは行政指導が行われ、その結果改善の余地がないとみなされた場合に罰則が適用されますが、労働基準法、労働安全衛生法の罰則も適用される場合があります。 現時点において、上記に抵触する事実はないと認識しておりますが、今後何らかの理由により上記に抵触した場合、罰則が適用され主要な事業活動に支障を来たすとともに、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 ②人材派遣について 発生可能性:小、発生可能性のある時期:特定時期なし、影響度:大 当社グループが行う人材派遣は、労働者派遣法第8条に基づく労働者派遣事業許可を受けており、当社グループの主要な事業活動の前提となる事項となっております。労働者派遣法では、労働者派遣事業の適正な運営を確保するために、派遣事業を行う者(法人である場合には、その役員を含む)が派遣元事業主としての欠格事由(労働者派遣法 第6条)及び当該許可の取消事由(同第14条)に該当した場合には、事業の許可を取り消し、または、期間を定めて当該事業の全部若しくは一部の停止を命じることができる旨を定めております。現時点において、上記に抵触する事実はないと認識しておりますが、今後何らかの理由により上記に抵触した場合、許可が取り消され、または、業務の全部若しくは一部の停止が命ぜられることにより、主要な事業活動に支障を来たすとともに、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。 また、労働者派遣法及び関係諸法令については、労働環境の変化に応じて、これまでにも派遣対象業務や派遣期間に係る規制ならびに派遣元事業主における管理体制の強化の両面からの改正が実施されております。当社グループは、関係法令の改正等の動向を注視するとともに、関係法令の遵守のために、顧問弁護士や顧問社労士と連携し、社内教育や法令遵守体制の構築等の施策を実施しております。 今後、さらに労働者派遣法及び関係諸法令の改正が実施された場合、今後の事業運営方針ならびに業績に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループの許可の状況 名称   許認可の名称   監督官庁   許可番号   取得年月日   有効期限 (株)ビースタイルスマートキャリア   労働者派遣事業   厚生労働省   派13-070506   2002年11月1日   2030年10月31日 (株)ビースタイルバリューテクノロジーズ   労働者派遣事業   厚生労働省   派13-314759   2020年4月1日   2028年3月31日 ③人材紹介について 発生可能性:小、発生可能性のある時期:特定時期なし、影響度:大 当社グループが行う人材紹介は、職業安定法第32条の4に基づく有料職業紹介事業許可を受けております。職業安定法では、人材紹介事業を行う者(法人である場合には、その役員を含む)が有料職業紹介事業者としての欠格事由(職業安定法 第32条)及び当該許可の取消事由(同 第32条の9)に該当した場合には、事業の許可を取り消し、または、期間を定めて当該事業の全部若しくは一部の停止を命じることができる旨を定めております。当社グループは、関係法令の遵守のために社内教育や法令遵守体制の構築等の施策を実施しております。現時点において、上記に抵触する事実はないと認識しておりますが、今後何らかの理由により上記に抵触した場合、許可が取り消され、または、業務の全部若しくは一部の停止が命ぜられることにより、主要な事業活動に支障を来たすとともに、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループの許可の状況 名称   許認可の名称   監督官庁   許可番号   取得年月日   有効期限 (株)ビースタイルスマートキャリア   有料職業紹介事業   厚生労働省   13-ユ-300624   2005年6月1日   2028年5月31日 (株)ビースタイルメディア   有料職業紹介事業   厚生労働省   13-ユ-317967   2025年5月1日   2028年4月30日 (株)ビースタイルバリューテクノロジーズ   有料職業紹介事業   厚生労働省   13-ユ-314258   2022年6月1日   2030年5月31日 (2)人材の確保について 発生可能性:小、発生可能性のある時期:特定時期なし、影響度:中 当社グループが事業規模を維持・拡大していくためには、それに見合った人材の確保が重要となってまいります。特に主婦層の労働力を活用するしゅふJOBスタッフィングにおいては、当社グループのサービスの認知度を高める必要がございます。その上で、業務に従事して頂いた方からの紹介制度を通じた人材確保を実現しております。また、当社グループに対して継続的にサービスをご提供頂くために、友好的な協力関係を築いてきております。 このような状況をより良いものとするため、当社グループは業務に従事して頂いた方々へのアンケート等を通じて満足度の認識を行っております。しかし、競合の存在により当社グループの人材確保が困難な状況に陥ってしまった場合、サービスの量的・質的な低下を招く恐れがあり、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (3)社会保険料の負担について 発生可能性:中、発生可能性のある時期:特定時期なし、影響度:大 当社グループが行う人材関連事業における費用の大半は派遣スタッフの人件費であり、人件費に含まれる社会保険料が増加すると利益を圧迫する要因となります。社会保険料の料率改定や社会保険の適用範囲拡大等の制度改正により、社会保険料の会社負担額が増加した場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (4)従業員等によるコンプライアンスについて 発生可能性:小、発生可能性のある時期:特定時期なし、影響度:中 当社グループは、従業員等の不正行為等が発生しないよう、法令及び社内規程、ルール等のコンプライアンス遵守を行動基準として定め、内部監査等で遵守状況の確認を行っております。しかしながら、法令等に抵触する事態や関係者による不正行為が発生する可能性は否定できず、これらの事態が生じた場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 また、当社グループでは、コンプライアンス規程の制定、コンプライアンス通信の配信、内部通報窓口の設置等を通じて、従業員及び派遣スタッフ共に法令遵守の徹底及び内部管理体制の充実に努めておりますが、万一重大なコンプライアンス違反が発生した場合には、当社グループの信用が損なわれ、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (5) 特定人物への依存について 発生可能性:小、発生可能性のある時期:特定時期なし、影響度:大 当社代表取締役社長である三原邦彦は、当社の創業者かつ大株主であり、会社設立以来、当社の経営方針や事業戦略の策定をはじめ、事業活動全体において重要な役割を果たしております。当社では、適切な権限委譲を図るための組織整備、業務分掌及び職務権限規程等の整備、社内の人材育成等を行うことにより、同人へ過度に依存しない経営体制の整備を進めておりますが、同人が何らかの理由により当社の業務を継続することが困難になった場合には、当社の業績及び今後の事業戦略に影響を及ぼす可能性があります。 (6)情報管理について 発生可能性:小、発生可能性のある時期:特定時期なし、影響度:大 当社グループは事業を展開する上で、当社グループに登録している派遣スタッフの個人情報、その他業務上必要となる各種情報を取り扱っており、これらの情報については法令を遵守し、アクセス権限設定、従業員のデータのダウンロード行為のログ集積・監視等、情報の取扱いには細心の注意を払い、最大限の取り組みを行っております。また、連結子会社である株式会社ビースタイルスマートキャリア及び株式会社ビースタイルバリューテクノロジーズは、それぞれ「プライバシーマーク」認証を取得し、個人情報を保護する体制の維持に努めております。しかしながら、不測の事態により情報の流出や消失などが発生する可能性があります。こうした事態が生じた場合、社会的な信用の失墜や損害賠償による多額の費用負担の発生などにより、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (7)人材サービス業界の動向について 発生可能性:中、発生可能性のある時期:特定時期なし、影響度:大 人材サービス業界は、景気の変動や社会情勢、規制緩和、法律改正など、様々な分野での動きに影響を受けやすい業界であります。 当社グループが営業基盤としている主婦層の労働力をターゲットとした人材サービスは景気変動や雇用情勢等の動向に影響を受けやすい特性があります。 雇用情勢は、企業業績及び政府の雇用政策等の影響を受けます。企業の人材採用需要が減退や政府の雇用政策による経済情勢の変化等が雇用情勢に影響を与え、当社グループのサービスの需要低下や収益性の低下等を招いた場合には、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。例えば、雇用政策として所得税や社会保険の加入要件が見直された場合、労働者の雇用形態や労働時間等に影響を与える可能性があり、それによって当社グループの業績に影響を与える可能性があります。当社グループでは、市場動向を日々注視しながら、適宜当社グループの経営戦略に織り込んでいくとともに、当該動向に柔軟に対応できる体制構築に努めてまいります。 (8)競合について 発生可能性:中、発生可能性のある時期:特定時期なし、影響度:大 本書提出日現在においては、当社グループのサービスラインの核となる主婦の労働力をターゲットとした人材サービスを提供する企業のなかで、競合する企業はあるものの、先行参入企業として、しゅふ、フレキシブルワーカーに注力する人材サービス企業としての長年の実績と顧客基盤やグループ会社の運営する「しゅふJOB」の集客力を活かした低単価での人材募集等、様々な点から他社と比較して優位性を確保できていると認識しております。しかし、今後の労働人口の減少により、同様の人材サービス企業が主婦層の労働力を取り扱うサービスを展開する可能性は大いにございます。その結果として、業界の競争関係が激化した場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (9)自然災害について 発生可能性:小、発生可能性のある時期:特定時期なし、影響度:中 当社グループは、地震や水害等の大規模な自然災害が発生した場合に備えて、災害規程及びBCP(事業継続計画)に基づき、体制を整備しております。しかしながら、想定を上回る規模で自然災害が発生した場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (10)システム障害について 発生可能性:中、発生可能性のある時期:特定時期なし、影響度:大 当社グループでは請求業務や勤怠管理等の様々な事業活動にITシステムを多用していることから、日頃から情報セキュリティ強化やデータ破損等の事故に備えたバックアップ強化に努めておりますが、大規模なシステム障害が発生した場合には、業務に支障が生じ、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (11)新規事業について 発生可能性:中、発生可能性のある時期:特定時期なし、影響度:中 当社グループでは、業容拡大と長期にわたる持続的な成長を実現するために、新規事業への取り組みを進めていく方針です。しかしながら、新規事業に必要な先行投資費用が想定を上回る場合や、事業環境の変化等により想定した収益が計画通りに得られない場合は、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 (12)取引先の信用リスクについて 発生可能性:小、発生可能性のある時期:特定時期なし、影響度:中 当社グループでは、取引先との契約において、当社グループ独自の与信管理や調査等の結果をふまえ取引等の可否判断を行っておりますが、取引先が経営状況の急激な変化等により資金繰りの悪化や倒産に至り、万一高額な貸倒損失が発生した場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (13)人材紹介サービスに特有の取引慣行に基づく返金制度について 発生可能性:中、発生可能性のある時期:特定時期なし、影響度:中 人材紹介サービスにおいては、当社グループの紹介した求職者が、求人先に入社した日付を基準に売上高を計上しております。当該サービスにおいては、人材紹介業界での取引慣行に基づき、求職者が入社した日から3ヵ月以内に自己都合により退職した場合は、その退職までの期間に応じて紹介料を返金する旨を求人先との契約に定めております。 当社グループは求人先と求職者双方のニーズを十分に斟酌した上で紹介を進めており、過去の返金実績に基づき返金負債を計上しておりますが、当社グループの想定した返金率を上回る返金が生じた場合には、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 (14)内部管理体制について 発生可能性:小、発生可能性のある時期:特定時期なし、影響度:中 今後の事業拡大を見据えて更なる人員確保や体制の整備を継続的に進めていく予定でありますが、それらの体制の構築が適時適切に対応できなかった場合、業務に支障が生じ、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (15)資金使途について 発生可能性:中、発生可能性のある時期:特定時期なし、影響度:中 株式上場時における公募増資による資金使途につきましては、システム開発関連費及び広告宣伝費に順次充当しております。 しかしながら、経済情勢や雇用環境の変化及び制度改正への対応等によっては、現時点における資金計画使途以外に充当する可能性があります。また、調達した資金使途の全てが必ずしも当社グループの成長に寄与するとは限らず、当初の計画通りの成果をあげられない可能性があります。 (16)訴訟の可能性について 発生可能性:小、発生可能性のある時期:特定時期なし、影響度:中 現時点において、訴訟その他の請求が発生している事実はありません。当社グループでは、コーポレート・ガバナンスやリスク管理、コンプライアンスについて継続的な強化を図っておりますが、今後事業の過程において予期せぬトラブルや問題が生じた場合には、当社グループの取引先、派遣先、従業員、派遣スタッフ等から損害賠償の請求や訴訟を提起される可能性があり、その金額や内容及び結果によっては、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (17)新株予約権の行使による株式価値の希薄化 発生可能性:小、発生可能性のある時期:特定時期なし、影響度:中 当社グループでは、株主価値向上を意識した経営の推進を図るとともに、役員及び従業員の業績向上に対する意欲や士気を高めることを目的として、役員及び従業員に対して新株予約権を付与しております。提出日の前月末現在(2026年5月31日)における新株予約権による潜在株式数は114,422株であり、発行済み株式総数の3.9%に相当します。権利行使についての条件が満たされ、これらの新株予約権が行使された場合には、株式価値の希薄化や株式売買需給への影響をもたらし、当社の株価形成に影響を及ぼす可能性があります。 (18)資金調達について 発生可能性:中、発生可能性のある時期:特定時期なし、影響度:中 当社グループは、事業運営上必要な内部留保を確保することを方針として掲げ、安定的な資金運用を図るため、金融機関から資金調達を行っておりますが、一部の金融機関との取引について、借入契約に財務制限条項が付されたものがあります。万が一、これらの条件に抵触した場合には、借入金利の上昇や期限の利益の喪失等、当社グループの経営成績及び資金繰りに影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)5,556字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態の状況 (資産の状況) 当連結会計年度末における資産合計は、前連結会計年度末に比べ275,662千円減少し、3,875,051千円となりました。流動資産合計は前連結会計年度末に比べ293,759千円減少し、3,359,187千円となりました。これは主に現金及び預金が420,033千円減少したことによるものであります。固定資産合計は前連結会計年度末に比べ18,097千円増加し、515,864千円となりました。これは主にPCの購入に伴う有形固定資産およびソフトウエア開発による無形固定資産の取得及びのれんの取得により181,505千円増加いたしましたが、有形固定資産、無形固定資産の減価償却費による125,630千円の減少、拠点集約に伴う事務所退去に係る有形固定資産の減損損失の計上による21,368千円の減少によるものであります。 (負債の状況) 当連結会計年度末における負債合計は、前連結会計年度末に比べ327,548千円減少し2,560,000千円となりました。これは主に長期借入金が142,800千円減少し、未払金が67,998千円減少し、未払法人税等が71,488千円減少したことによるものであります。 (純資産の状況) 当連結会計年度末における純資産合計は、前連結会計年度末に比べ51,885千円増加し、1,315,051千円となりました。これは主に親会社株主に帰属する当期純利益の計上により利益剰余金が51,484千円増加したことによるものであります。 ② 経営成績の状況 当社グループの人材サービス業界の市場動向については、日本国内の有効求人倍率が1.18倍と堅調に推移しております。企業においては少子高齢化に伴う構造的な人手不足への対応が慢性的な課題となっており、採用ニーズの拡大や人材の流動化が今後さらに進むことが予想されます。また、人材の活用形態や働き方の多様化、ワークライフバランスを重視する価値観の変化など、個人のライフスタイルのニーズに合わせた働き方を提供することが一層求められております。 このような状況のもと、当社グループは世界を変えるソーシャルカンパニーとして、経営理念であるパーパス(PURPOSE)不変の存在意義は、「時代に合わせた価値を創造する」、バリュー(VALUE)大切な価値観は、「四方よし買ってよし・売ってよし・世間よし・仲間よし」、ミッション(MISSION)果たすべき使命は、「社会課題をビジネスで解決する」、ビジョン(VISION)目指す未来は、「かかわる全ての人がしあわせ」のもとに、業績の向上と企業価値の増大に努めてまいりました。 この結果、当社グループの当連結会計年度における業績は、連結売上高12,008,754千円(前期比7.1%増)、売上総利益5,868,115千円(前期比19.5%増)、営業利益189,695千円(前期比41.3%減)、税金等調整前当期純利益155,414千円(前期比52.1%減)、親会社株主に帰属する当期純利益51,484千円(前期比73.7%減)となりました。 当連結会計年度における報告セグメントごとの業績は、以下のとおりです。 (派遣・紹介事業) 派遣・紹介事業は、豊富な経験・高いスキルを有する自走型人材の人材派遣に加え、オフィスワーク経験が豊富なしゅふを中心にパート型派遣・紹介サービスを展開しております。当連結会計年度においては、人材派遣事業における稼働人数の減少に伴い、人材派遣売上が減少いたしました。一方で、人材紹介事業では紹介予定派遣の入社決定数の増加に伴い、人材紹介売上が増加いたしました。また、新規事業のメディカル領域事業は、事業立ち上げが順調に進み、堅調な受注となりました。以上の結果、売上高は6,704,773千円(前期比4.1%減)、セグメント利益282,988千円(前期比22.6%減)となりました。 (メディア事業) メディア事業は、しゅふの労働力を求める企業と多様な働き方を希望するしゅふのニーズを満たした情報を提供する、求人サイト「しゅふJOB」の運営を行っております。当連結会計年度においては、CM放映エリアを関東、関西圏に加え中京圏へ拡大したことで「しゅふ層」と求人企業を結ぶ求人メディアとしてのブランド認知が向上し、求人掲載件数及び応募件数が増加し売上が伸長いたしました。以上の結果、売上高は4,461,282千円(前期比26.7%増)、セグメント利益1,358,992千円(前期比18.8%増)となりました。 (DX事業) DX事業は、BPA(ビジネス・プロセス・オートメーション)事業およびITエンジニア派遣・業務委託サービス事業を展開しております。当連結会計年度においては、BPA事業においてRPA関連の大型案件の納品が完了し、ITエンジニア派遣・業務委託サービスでは、ビジネスパートナーの人材を活用した受注獲得が好調に推移したことで増収となりました。以上の結果、売上高は1,002,913千円(前期比18.8%増)、セグメント利益64,134千円(前期比15.1%減)となりました。 (その他の事業) その他の事業は、障がい者雇用推進、当社グループ内業務代行サービスを提供しております。売上高は112,041千円(前期比14.8%増)、セグメント利益28,030千円(前期比11.7%増)となりました。 ③ キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)の残高は、前連結会計年度末に比べ429,662千円の資金が減少し、1,816,135千円となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は、次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における営業活動による資金の減少は、120,121千円(前年同期は289,762千円の増加)となりました。これは主に税金等調整前当期純利益が155,414千円、減価償却費及びのれん償却額が125,630千円、売上債権の増加額が102,469千円、未払金の減少額が79,688千円、法人税等の支払が165,562千円等によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における投資活動による資金の減少は、154,752千円(前年同期は49,879千円の減少)となりました。これは主に、無形固定資産の取得による支出が139,002千円、有形固定資産の取得による支出が19,112千円等によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における財務活動による資金の減少は、154,788千円(前年同期は242,640千円の増加)となりました。これは主に、長期借入金の返済による支出が142,800千円、リース債務の支払が12,140千円等によるものであります。 (2) 生産、受注及び販売の実績 ① 生産実績 当社グループは人材関連事業を提供しております。提供するサービスの性格上、生産実績の記載になじまないため、記載を省略しております。 ② 受注実績 生産実績の記載と同様の理由により記載を省略しております。 ③ 販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   第7期連結会計年度(自 2025年4月1日 至 2026年3月31日) 販売高(千円)   前期比(%) 派遣・紹介事業   6,704,773   △4.1 メディア事業   4,461,282   26.7 DX事業   1,002,913   18.8 その他の事業   112,041   14.8 調整額   △272,256   - 合計   12,008,754   7.1 (注) 1.セグメント間の内部売上高または振替高を含めております。 2.セグメント間の取引については、「調整額」欄で調整しております。 3.主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合については、総販売実績に対する割合が10%以上の相手先が存在しないため、記載を省略しております。 (3) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は、次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において判断したものであります。 ① 重要な会計方針及び見積り 当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたって、経営者により一定の会計基準の範囲内で見積りが行われている部分があり、資産・負債や収益・費用の数値に反映されております。これらの見積りについては、継続して評価し、必要に応じて見直しを行っておりますが、見積りには不確実性が伴うため、実際の結果はこれらと異なることがあります。当社グループの連結財務諸表の作成のための重要な会計方針及び見積りについては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 「注記事項」(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)、(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。 ② 経営成績の分析 (売上高) 売上高は派遣・紹介事業の人材派遣事業が稼働人数の減少により前期比4.1%減少したものの、メディア事業は掲載課金・応募課金が伸長し前期比26.7%増の大幅な増加により、売上高は12,008,754千円(前期比7.1%増)となりました。詳細に関しては「(1) 経営成績等の状況の概要 ②経営成績の状況」に記載のとおりです。 (売上原価、売上総利益) 売上原価は6,140,639千円(前期比2.6%減)となりました。これは主に人材派遣の稼働員数の減少により給与が減少したことによるものであります。その結果、売上総利益は5,868,115千円(前期比19.5%増)となりました。 (販売費及び一般管理費、営業利益) 販売費及び一般管理費は5,678,419千円(前期比23.8%増)となりました。これは主に人員増に伴う人件費の増加及び売上高増加に伴う販売促進費の増加、募集広告費の増加によるものであります。この結果、営業利益は189,695千円(前期比41.3%減)となりました。 (営業外収益、営業外費用、経常利益) 営業外収益は19,158千円(前期比15.3%減)となりました。これは主に、助成金収入、貸倒引当金戻入額の計上によるものであります。営業外費用は32,058千円(前期比57.3%増)となりました。この結果、経常利益176,796千円(前期比45.7%減)となりました。 (特別利益、特別損失、親会社株主に帰属する当期純利益) 特別利益は発生しておりません。特別損失は21,381千円(前年同期は特別損失986千円)となりました。これは主に拠点集約に伴う事務所退去に係る有形固定資産の減損損失の計上によるものであります。法人税等合計は103,930千円(前期比19.2%減)となりました。この結果、親会社株主に帰属する当期純利益は51,484千円(前期比73.7%減)となりました。 ③ 経営成績に重要な影響を与える要因 経営成績に重要な影響を与える要因については、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載のとおりであり、様々なリスク要因が当社グループの経営成績に重要な影響を与える可能性があると認識しております。 そのため、当社グループは常に市場動向に留意しつつ、適用を受ける法令の改正等には細心の注意を払い情報収集に力を入れる等、経営成績に重要な影響を与えるリスク要因について低減し、適切な対応に努めてまいります。 ④ 資本の財源及び資金の流動性についての分析 当社グループの資金の状況については、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ③ キャッシュ・フローの状況」に記載しているとおりであります。 当社グループの資金需要のうち主なものは、運転資金、設備投資であります。 短期運転資金は自己資金及び金融機関からの短期借入金を基本としており、設備投資や長期運転資金の調達につきましては、金融機関からの長期借入金を基本としております。 ⑤ 経営方針、経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 経営方針、経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等については、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載のとおりであります。 なお、収益性指標としての営業利益率は、当連結会計年度は1.6%と前連結会計年度の2.9%より減少いたしました。 ⑥ 経営者の問題認識と今後の方針について 経営者の問題認識と今後の方針については、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載のとおりであります。

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