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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

CRAVIA

CRAVIA Inc.6573 · Growth · サービス業

ファンのクチコミを企業価値に変えるアンバサダーマーケティングの先駆者。多角化で新たな収益源を開拓。

概要

CRAVIAは、2007年にアジャイルメディア・ネットワークとして設立され、ソーシャルメディア上のクチコミを活用したマーケティング事業を中核とする。2018年に東証マザーズに上場したが、2019年以降営業赤字が続き、2025年12月期の連結売上高は5.5億円、営業損失2.8億円と小規模で収益化が課題となっている。近年はM&Aで酸素機器製造やEC小売、リユース事業に多角化するが、既存のアンバサダー事業は縮小傾向にある。

アンバサダー事業、製造販売業、小売業の三本柱

CRAVIAは2024年12月期から報告セグメントを「アンバサダー事業」「製造販売業」「小売業」の三区分に再編した。アンバサダー事業は、企業のファンを「アンバサダー」として組織化し、SNSでのクチコミを促進・分析するプログラムを提供する。基幹システム「アンバサダープラットフォーム」を用いて、募集、登録、効果測定まで一貫支援する。製造販売業は、連結子会社BTCリンクが手掛ける高気圧酸素カプセル「O2 health」など酸素機器の設計・製造・販売・レンタルが主体。小売業は、BTCリンク運営のECサイトでカラーコンタクトレンズ、音楽CD、家電などを販売し、2025年10月から貴金属・ブランド品のリユース事業も開始した。2025年12月期のセグメント別売上高は、アンバサダー事業2.5億円(前年比14.1%減)、製造販売業0.2億円(同57.7%減)、小売業2.7億円(同132.8%増)と、小売業が急拡大した。

M&Aで拡大したグループ構成、9社の連結子会社

CRAVIAは2025年12月期末時点で、当社を含む10社で連結グループを構成する。主な連結子会社は、製造販売と小売を担うBTCリンク、アンバサダー事業のAGILE ENJIN ENTERTAINMENTやグローリー、BEBOP、小売のミライル・辻元・cadre、旅行業のインプレストラベル、M&AアドバイザリーのグローバルM&Aパートナーズである。2020年前後にはクリエ・ジャパン、popteam、HAIRSTUDYを相次ぎ買収したが、2022年から2023年にかけてこれら3社を全て譲渡し、台湾子会社の清算も完了。2023年には新たにコンフィを子会社化し、2025年にはpapaya japan(設立)など新会社を設けるなど、事業ポートフォリオを短期間で大きく変動させている。

売上5億円前後で推移、営業赤字が常態化

CRAVIAの連結売上高は2018年12月期の8.1億円をピークに減少傾向にあり、2025年12月期は5.5億円(前期比19.9%増)だった。ただし、営業損失は282百万円(前期は302百万円の損失)と赤字幅は縮小したものの、2019年12月期から7期連続で営業赤字が続いている。純損益も同期間中6期が赤字で、2025年12月期の親会社株主帰属当期純損失は259百万円。自己資本は427百万円と資本はあるが、営業キャッシュ・フローはマイナスが継続しており、現金預金は2025年末で89百万円と手元流動性は低い。経営指標として売上高営業利益率を重視するとしているが、達成には至っていない。

不祥事と内部管理体制の立て直し

CRAVIAは2021年に元役員による不適切な資金流用とソフトウエア資産の不適切会計処理が発覚し、第三者委員会を設置。調査の結果、取締役会の監督機能不全や内部監査不足など内部管理体制の不備が明らかとなった。2022年には台湾子会社でも不適切会計が新たに見つかり、再度第三者委員会を設置。同年6月には東京証券取引所から特設注意市場銘柄に指定された。これを受け、ガバナンス強化委員会の設置、役員選任基準の見直し、取締役会資料の充実、経理チームの職務分離などの改善策を実施。2023年8月に指定解除されたが、同社は引き続き内部管理体制の強化を継続する方針を示している。

業界の中での役割はブランド・マーケティング支援サービス企業。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
5億円
営業利益
-3億円
営業利益率
-60.0%
純利益
-3億円
2025/12 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より

01マーケティング(アンバサダー・インフルエンサー)主力

企業の商品・サービスのファンを「アンバサダー」として組織化し、SNSでのクチコミを促進するマーケティングプログラムを提供。効果測定からコンサルティングまでワンストップで支援。

主な製品・サービス2
アンバサダープログラム
ファンを組織化し、クチコミの促進と分析により売上拡大やブランド価値向上を支援するサービス。
インフルエンサーマーケティング
影響力のあるインフルエンサーを起用したプロモーション。成果報酬型のアプローチも提供。

02美容・健康機器製造販売準主力

高気圧酸素カプセルや酸素発生機の設計・製造・販売・レンタルを展開。個人宅や企業の福利厚生施設、トレーニングジムなどに導入。

主な製品・サービス1
高気圧酸素カプセル
体内の酸素量を増加させるカプセル。リラクゼーションや健康増進に寄与。

03小売(EC・リユース)準主力

ECサイトでカラーコンタクトレンズ、音楽・映像ソフト、家電などを販売。2025年より貴金属・ブランド品のリユース事業を開始。

主な製品・サービス2
カラーコンタクトレンズ
豊富なカラーバリエーションが特徴。ネット販売に強み。
音楽・映像ソフト
CD・DVDを販売。価格と広告施策で売上増加。

04その他(旅行・M&Aアドバイザリー等)副次

旅行業やM&Aアドバイザリーなど、既存事業と新規事業を展開。

製品と技術

アンバサダープラットフォーム:クチコミ促進の基幹システム

CRAVIAの主力製品「アンバサダープラットフォーム」は、企業のファンを「アンバサダー」として登録・管理し、SNS上でのクチコミを促進・分析するための統合ツールである。2014年に「アンバサダーダッシュボード」として提供開始し、2016年に大幅改良を経て現在の名称に刷新された。アンバサダーの募集、属性・影響力の分析、限定モニター企画の運営、効果測定までを一貫して支援する。同プラットフォームを核に、企業向けにプログラム運用支援やコンサルティングを提供。2018年にはテストマーケティングプラットフォーム「CATAPULT」も投入し、商品開発支援へと領域を広げたが、2025年時点で同事業の売上は減少傾向にある。

高気圧酸素カプセル「O2 health」と酸素機器

製造販売業において、CRAVIAは高気圧酸素カプセル「O2 health」を主力製品とする。これは高気圧環境を人工的に作り出し、体内への酸素取り込み量を増加させる機器で、個人宅のほか企業の福利厚生施設、接骨院、トレーニングジムなどに導入されている。設計・開発から製造・販売・レンタルまで手掛ける。しかし同事業の規模は小さく、2025年12月期の売上高は1,934万円(前期比57.7%減)と低迷し、セグメント損失2,087万円を計上している。競合の多い市場で差別化が難しく、同事業の立て直しが課題となっている。

EC小売とリユース事業、多様な商材を扱う小売業

小売業では、当社と子会社BTCリンクが運営するECサイト(楽天、au Payマーケット、Amazonなど)を通じて、カラーコンタクトレンズ、音楽・映像ソフト(CD・DVD)、家電、SIMカードなどを販売する。カラーコンタクトレンズは高度管理医療機器の販売許可を得ており、2025年には「柏木由紀プロデュース Winkuu」を発売。音楽・映像ソフトは価格競争と広告出稿で売上を伸ばしている。2025年10月からは貴金属・ブランド品の買取・販売を行うリユース事業を開始し、携帯電話修理と不動産紹介を併設した3店舗を展開。小売業全体の売上高は2025年12月期に2.7億円(前年比132.8%増)と急拡大し、セグメント利益も619万円と黒字転換した。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

サービス業のなかでの位置

人材紹介中心、小規模で赤字続く

サービス業に分類され、人材紹介・派遣を手掛ける。売上高は3~5億円と小規模で、営業損失が続いており、事業基盤が脆弱である。同業のジンジブやイシンと比較しても収益性で劣後。業界内での競争優位性は見られず、差別化要素が乏しい。

強み

  • 組織が小さく、顧客ニーズへの迅速な対応が可能な点が強み。ただし規模の経済は働かない。
  • 特定業種への特化や地域密着で差別化を図る可能性があるが、現状では明確な打ち出しはない。
  • 固定費が低く、売上変動に対して柔軟に対応できる可能性がある。ただし赤字が続いている。
  • 人手不足を背景に人材業界は成長市場であり、需要は一定見込める。

課題

  • 営業損失が続いており、早期の黒字化が急務。収益構造の改善が必要。
  • 同業他社と比較して明確な強みがなく、価格競争に巻き込まれている可能性。
  • 小規模で赤字継続の場合、資金繰りが悪化するリスクがある。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

サービス業の時価総額近傍。太字がCRAVIA

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
16579ログリー13億円
22459アウンコンサルティング13億円
36786RVH12億円41.0倍
47363ベビーカレンダー12億円38.0倍
59241フューチャーリンクネットワーク11億円22.9倍
66573CRAVIA10億円
7302Aビースタイルホールディングス9億円33.1倍
89238バリュークリエーション9億円
97376BCC9億円
109562ビジネスコーチ7億円77.4倍
112164地域新聞社5億円

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 27件

ソーシャルメディア広告で創業した2007年

CRAVIAの前身は2007年2月、東京都新宿区西新宿に設立されたアジャイルメディア・ネットワーク株式会社である。同年10月にはクチコミを広告に反映させる「ソーシャルバナー広告」の提供を開始。2008年4月に渋谷区へ本社を移転し、2010年代にかけて本社を複数回移転しながら、ソーシャルメディア関連のマーケティング事業を拡大した。2012年4月には複数のソーシャルメディアを横断して影響力を測定する「ユーザーチャート」の提供を始め、同年10月にはプライバシーマークを取得するなど、事業基盤を整えた。

アンバサダープログラムに特化した2013~2017年

2013年7月、CRAVIAはブランドのファンを活性化させる「アンバサダープログラム」の提供を開始。翌2014年3月にはアンバサダーに特化した登録管理・分析ツール「アンバサダーダッシュボード」をリリースした。2015年5月には質の高いブロガーと企業をマッチングする「レビューズ」の提供を開始。2016年1月にはアンバサダーダッシュボードを大幅に刷新し、統合管理・分析ツールとして「アンバサダープラットフォーム」に名称変更。この期間に本社を港区虎ノ門に移転(2016年3月)し、事業の柱を固めた。売上高は2013年12月期の4億円から2017年12月期には7億円に成長し、同期には純利益1億円を達成している。

東証マザーズ上場と海外展開の試み(2018年)

2018年3月、CRAVIAは東京証券取引所マザーズ市場に株式を上場した。同年8月にはテストマーケティングプラットフォーム「CATAPULT」の提供を開始。さらに12月には台湾に海外子会社「愛加樂股份有限公司」を設立し、アジア市場への足がかりを模索した。上場初年度の2018年12月期は売上高8.1億円と過去最高を記録したが、純損益は1.2億円の赤字に転落。子会社設立や新サービス投入に伴う費用がかさんだ可能性が考えられる。

M&Aで子会社を急増させた2019~2020年

2019年7月、CRAVIAは株式会社クリエ・ジャパンを子会社化。2020年7月には株式会社popteam、12月にはHAIRSTUDY株式会社を相次いで子会社化し、グループを急拡大した。この間、売上高は2019年8.4億円、2020年6.8億円と減少し、純損失は2019年3.6億円、2020年3.4億円と拡大。M&Aによるのれんや統合コストが収益を圧迫したと思われる。一方で、2020年12月には「アンバサダー事業」以外の新たな収益源を確保する必要性を認識し、多角化を模索し始めた。

不祥事と子会社売却による縮小(2022~2023年)

2022年4月、東証の市場区分見直しに伴いグロース市場へ移行。同年6月には台湾子会社の解散・清算手続きを開始(2023年9月清算結了)。続いて2022年9月にクリエ・ジャパン、2023年2月にpopteam、10月にHAIRSTUDYの株式を相次ぎ譲渡し、過去に買収した子会社をほぼ全て手放した。この背景には、2021年から2022年に発覚した不適切会計や資金流用問題があり、同年6月に特設注意市場銘柄に指定された。2023年1月には株式会社コンフィを子会社化する一方、8月に特設注意市場銘柄の指定を解除された。売上高は2022年4.9億円、2023年3.9億円と減少が続いた。

リユース事業など新規事業に舵を切る2024~2025年

2023年6月にpapaya japan、7月にand healthを設立し、2024年12月期からはセグメントを再編。2025年10月には連結子会社BTCリンクを通じて貴金属・ブランド品の買取・販売を行うリユース事業を開始し、携帯電話修理と不動産紹介を併設する店舗を3店舗展開した。2025年12月期のセグメント別では、アンバサダー事業の売上高が前年比14.1%減の2.5億円に落ち込む一方、小売業がEC販売の伸長とリユース事業の寄与により同132.8%増の2.7億円と急成長。全体の売上高は5.5億円に回復したが、営業損失2.8億円は継続しており、新事業の黒字化が急務となっている。

年表27件を開く

2000年代

  • 2007年2月創業東京都新宿区西新宿にアジャイルメディア・ネットワーク株式会社を設立
  • 2007年8月東京都港区南青山に本社移転
  • 2007年10月クチコミを広告に反映させる「ソーシャルバナー広告」を提供開始
  • 2008年4月東京都渋谷区東に本社移転
  • 2009年12月東京都渋谷区渋谷に本社移転

2010年代

  • 2012年4月ソーシャルメディアを横断し影響力を測定する「ユーザーチャート」を提供開始
  • 2012年10月プライバシーマークの認証取得
  • 2013年7月ブランドのファンを活性化させる「アンバサダープログラム」を提供開始
  • 2014年3月アンバサダーに特化した登録管理/分析ツール「アンバサダーダッシュボード」をリリース
  • 2015年5月企業と質の高いブロガーをマッチングする「レビューズ」を提供開始
  • 2016年1月M&A「アンバサダーダッシュボード」を大幅改善・刷新し、アンバサダー統合管理・分析ツールとして「アンバサダープラットフォーム」を提供開始
  • 2016年3月東京都港区虎ノ門に本社移転
  • 2018年3月上場東京証券取引所マザーズ市場に株式を上場
  • 2018年8月テストマーケティングプラットフォーム「CATAPULT」を提供開始
  • 2018年12月台湾に海外子会社愛加樂股份有限公司を設立
  • 2019年7月M&A株式会社クリエ・ジャパンを子会社化

2020年代

  • 2020年7月M&A株式会社popteamを子会社化
  • 2020年12月M&AHAIRSTUDY株式会社を子会社化
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所マザーズ市場からグロース市場に移行
  • 2022年6月愛加樂股份有限公司の解散及び清算手続き開始
  • 2022年9月株式会社クリエ・ジャパンの株式譲渡
  • 2022年10月HAIRSTUDY株式会社の株式譲渡
  • 2023年1月M&A株式会社コンフィを子会社化
  • 2023年2月株式会社popteamの株式譲渡
  • 2023年6月創業東京都港区にpapaya japan株式会社を設立
  • 2023年7月創業東京都港区にand health株式会社を設立
  • 2023年9月愛加樂股份有限公司の清算結了

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/12期の経営方針より

会社は3つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    アンバサダー事業の顧客基盤拡大

    基幹システム「アンバサダープラットフォーム」に加え、SNSアカウント運用やインフルエンサー活用、TikTok Shop活用などを組み合わせた提案で営業活動を強化する。

  2. 02

    テクノロジー・ノウハウを活かした事業多角化

    アンバサダープログラムで培ったクチコミ効果分析やビジネス貢献分析のノウハウを活かし、EC小売、幼児教育材、エンターテインメント、旅行、コンタクトレンズ製造販売、リユース、M&Aコンサルティングなど新規事業に投資・展開する。

  3. 03

    アンバサダー事業との連携強化と個人目線のサービス拡大

    新規事業とアンバサダー事業のシナジーを追求し、EC小売では好調な売上を受けて、商品提供元との連携を強化し、個人向けサービスの拡大を図る。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 9期分

グループ全体で25人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は357万円で、8期前と比べて30.0%平均年齢は39.8歳、平均勤続年数は4.3年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年12月48
2018年12月64
2019年12月51035.23.472
2020年12月49034.83.274
2021年12月44835.34.260
2022年12月48536.04.549
2023年12月50338.04.343
2024年12月45038.04.830−1,000
2025年12月35739.84.325−1,200

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社1(国内 0 / 海外 1) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位2)
小売業 — リユース旭川店(北海道旭川市)3百万円
〃 — リユース長野店(長野県)0百万円
ほか1件の開示あり
主な関係会社
  • 海外
    愛加樂股份有限公司
    台湾 台北市
    議決権100.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2025年12月期の売上高は5億円営業利益-3億円前期と比べると増収で、売上が+0.0%。

売上高
+0.0%
5億円
営業利益
-3億円
純利益
-3億円
営業利益率
-60.0%
前期比 +0.0%pt

会社が出している今期の予想2026年12月期

項目会社予想前期実績
売上高7億円5億円
営業利益-2億円-3億円
純利益-3億円-3億円
1株あたり配当¥0¥0

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年2Qで、売上は4億円、営業利益は−1億円。前年の2025年2Qと比べると、売上は+100.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年1Q1−1−100.0−1
2023年2Q0−1−1
2023年3Q1−1−100.0−1
2023年4Q1−2
2024年1Q1−1−100.0−1
2024年2Q1−1−100.0−1
2024年4Q3−1−33.3−1
2025年2Q2−1−50.0−1
2025年4Q3−2−66.7−2
2026年2Q4−1−25.0−2

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 13期分

2013年12月期からの13期で、売上は4億円から5億円へ1.3倍に増えた。直近期の営業利益率は-60.0%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年12月400
2014年12月500
2015年12月500
「アンバサダーダッシュボード」を大幅改善・刷新し、アンバサダー統合管理・分析ツールとして「アンバサダープラットフォーム」を提供開始
2016年12月600
2017年12月711
東京証券取引所マザーズ市場に株式を上場
2018年12月80−1
株式会社クリエ・ジャパンを子会社化
2019年12月8−1−4
株式会社popteamを子会社化
2020年12月6−2−3
2021年12月6−1−7
2022年12月4−2−2
東京都港区にpapaya japan株式会社を設立
2023年12月3−4−5
2024年12月5−3−3−60.0−3
2025年12月5−3−3−60.0−3

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2025年12月期

売上高5億円のうち、営業利益として残るのは-3億円-60.0%。営業外の損益と税金を反映した純利益は-3億円、売上の-60.0%にあたる。営業利益率は業種中央値7.5%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金80.0%4億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金60.0%3億円
  • その他の費用持分法損益などの調整20.0%1億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益-60.0%-3億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
20.0%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比67.5pt
-60.0%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比65.0pt
-60.0%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比85.2pt
-73.4%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
-42.9%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
-35.0%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 11期分

2025年12月期は営業CFが−3億円、投資CFが−3億円で、差し引きのフリーCFは−6億円この組み合わせは先行投資型にあたる。本業がまだ現金を生まない中、調達した資金で投資を続けている。スタートアップ・再建初期の型期末の手元現金は1億円で、売上の2.4ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2015年12月0001
2016年12月00001
2017年12月1011
2018年12月0−13−13
2019年12月−2−11−31
2020年12月−1−16−24
2021年12月−201−23
2022年12月−506−53
2023年12月−6−15−72
2024年12月−3−15−43
2025年12月−3−33−61

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 13期分

2025年12月期の総資産は7億円。このうち返さなくてよい自己資本が4億円で、自己資本比率は60.2%(業種中央値53.4%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年12月22086.4
2014年12月32181.8
2015年12月33086.9
2016年12月33089.3
2017年12月44083.2
2018年12月66089.6
2019年12月42249.9
2020年12月72524.1
2021年12月4−48
2022年12月41312.6
2023年12月31231.1
2024年12月63254.9
2025年12月74260.2

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年12月期の内訳
現金及び預金
1億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
-6億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
0億円
在庫として抱えている分
負債合計
2億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
40
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率0 / 30
現金創出営業CFの黒字継続0 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

サービス業 534社との比較

同じサービス業の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率534社中201位あたり、逆に低いのはROE534社中533位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE下位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
-73.4%/中央値 11.8%
P25 6.0%P75 18.9%
営業利益率下位売上のうち本業の利益として残る割合
-60.0%/中央値 7.5%
P25 3.5%P75 12.7%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
60.2%/中央値 53.4%
P25 36.8%P75 69.7%
売上成長率下位前期からの売上の伸び
0.0%/中央値 7.2%
P25 1.6%P75 16.0%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
/中央値 3.1%
P25 1.9%P75 4.1%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥29で、1年前と比べて-76.6%過去52週の値幅のなかでは7%の位置にある。

¥29-3.3%1ヶ月+7.4%1年-76.6%時価総額10億円
過去52週の値幅
安値¥21高値¥134

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PBR3.16倍

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は8月6日に25円と前日比10.71%下落。25日線(26.2円)を4.6%下回り、75日線(30.04円)からは17%乖離。52週高値177円からは86%下落する一方、52週安値21円は維持。6月末から23〜28円のレンジ相場が続き、8月6日の出来高は89万株と増加。RSIは50と中立。業績悪化が続く中、株価は低調な動きが続く。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割高と判定しています(スコア 10/100)

PERが算出できず赤字継続、ROEは-73.44%と大幅な赤字で収益性は極めて低い。PBRは2.09倍で業界平均3.16倍を下回るものの、純資産に対して株価が評価されている状況。無配当で株主還元もなく、業績悪化が続く中で割高と判断。売上高は横ばいで改善兆しが見られない。

指標この会社業種平均
PBR3.16倍3.51倍
ROE-73.4%12.5%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

売上高5億円程度で営業赤字が続く。強気派は、ウェルネス需要の高まりや新規店舗の貢献で黒字化の可能性があると期待。弱気派は、競合が多く差別化が難しい中で収益化は困難と見る。赤字が続けば資金繰り悪化のリスクも。

プラスに働く材料7
  • ウェルネス需要の拡大

    健康志向の高まりでフィットネス・温浴市場は成長の余地あり。

  • 黒字化への期待

    新店舗やコスト削減で赤字幅が縮小傾向。

  • 小型株ゆえの成長余地

    低バリュエーションで買収や事業提携の可能性も。

  • 固定費削減による損益改善の可能性継続影響

    売上高5億円に対し営業損失3億円。固定費削減で黒字化の余地

  • 資金調達による事業継続性の向上不定影響

    第三者割当増資などで資金調達し、事業継続リスクを低減

  • M&Aや提携による事業拡大不定影響

    時価総額9億円と小型で、買収や提携の対象となり得る

  • 株価28円の低位株としての値動き短期影響

    年初来77%下落の反動で短期リバウンド狙いの買い

マイナスに働く材料7
  • 継続赤字の懸念

    2024年12月期も営業損失3億円で黒字化のメドが立たない。

  • 競争激化

    大規模チェーンや低価格ジムとの競合で差別化が困難。

  • 資金繰りリスク

    時価総額9億円と小さく、赤字継続で資金調達が難航する可能性。

  • 赤字継続による債務超過リスク継続影響

    3期連続営業損失、ROE-73%と深刻な財務状況

  • 現預金減少による資金ショート通年影響

    時価総額9億円、営業損失3億円でキャッシュ消耗が続く

  • 上場維持基準未達のリスク不定影響

    時価総額9億円は東証基準を下回る可能性があり、整理銘柄指定リスク

  • 出来高減少による流動性リスク継続影響

    株価28円で出来高が少なく、売買が困難

次の決算で確かめる点
売上高
事業規模拡大の兆しを確認。
営業損益
黒字化への進捗を測る最重要指標。
店舗数(直営・FC)
事業拡大のペースを確認。

株主

有価証券報告書より

2025年12月期末の株主数は延べ8,000人。区分でいちばん多いのは個人・その他62.6%。グループ会社や銀行などの安定株主が17.8%を占め、残る82.2%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2020年12月%2021年12月%2022年12月%2023年12月%2024年12月%2025年12月%
個人・その他63.754.262.636.361.662.6
事業法人20.213.633.456.026.117.4
証券会社6.311.62.44.26.113.6
外国法人8.719.51.32.45.45.3
外国人個人0.70.70.30.20.60.7
金融機関0.40.30.90.20.3

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01株式会社玉光堂15.13
02楽天証券株式会社共有口6.24
03森田 寛1.94
04株式会社NANAproduce1.36
05GMOクリック証券株式会社1.36
06田代 光史1.19
07柳本 公則1.17
08高林 良男1.15
09株式会社SBI証券1.07
10JPモルガン証券株式会社1.06

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近20
  • 2026-08-31
    エボ ファンド(Evo Fund)
    新規の大量保有報告
    20.42%
    -2.01pt
  • 2026-08-19
    エボ ファンド(Evo Fund)
    新規の大量保有報告
    22.43%
    -1.22pt
  • 2026-08-14
    エボ ファンド(Evo Fund)
    新規の大量保有報告
    23.65%
    -1.37pt
  • 2026-08-05
    エボ ファンド(Evo Fund)
    新規の大量保有報告
    25.02%
    -1.63pt
  • 2026-07-27
    エボ ファンド(Evo Fund)
    新規の大量保有報告
    26.65%
    -0.73pt
  • 2026-07-22
    エボ ファンド(Evo Fund)
    新規の大量保有報告
    27.38%
    -1.48pt
  • 2026-07-17
    エボ ファンド(Evo Fund)
    新規の大量保有報告
    28.86%
    -0.71pt
  • 2026-07-09
    エボ ファンド(Evo Fund)
    新規の大量保有報告
    29.57%
    -1.36pt
  • 2026-07-08
    エボ ファンド(Evo Fund)
    新規の大量保有報告
    30.93%
    +2.52pt
  • 2026-07-06
    エボ ファンド(Evo Fund)
    新規の大量保有報告
    28.41%
    -4.28pt
  • 2026-07-02
    エボ ファンド(Evo Fund)
    新規の大量保有報告
    32.69%
    -0.18pt
  • 2026-06-29
    エボ ファンド(Evo Fund)
    新規の大量保有報告
    32.87%
    -1.55pt
  • 2026-06-24
    エボ ファンド(Evo Fund)
    新規の大量保有報告
    34.42%
    -1.15pt
  • 2026-06-18
    エボ ファンド(Evo Fund)
    新規の大量保有報告
    35.57%
    -0.83pt
  • 2026-06-12
    エボ ファンド(Evo Fund)
    新規の大量保有報告
    36.40%
    -2.16pt
  • 2026-06-09
    エボ ファンド(Evo Fund)
    新規の大量保有報告
    38.56%
    -1.36pt
  • 2026-06-01
    エボ ファンド(Evo Fund)
    新規の大量保有報告
    39.92%
    -0.34pt
  • 2026-05-29
    エボ ファンド(Evo Fund)
    新規の大量保有報告
    40.26%
    -1.42pt
  • 2026-05-27
    エボ ファンド(Evo Fund)
    新規の大量保有報告
    41.68%
    -0.91pt
  • 2026-05-25
    エボ ファンド(Evo Fund)
    新規の大量保有報告
    42.59%
    -1.60pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 13期分

1株利益は13期で+93%、1株純資産は6期で−94%。直近期のROEは-73.4%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%
2013年12月−113
2014年12月5216.4
2015年12月7619.9
2016年12月174.2
2017年12月8720220.0
2018年12月−33274−11.4
2019年12月−6033−183.3
2020年12月−5122−214.5
2021年12月−99
2022年12月−26
2023年12月−27
2024年12月−1411−163.0
2025年12月−812−73.4

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安

経営陣

6名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は6名。2025/12期の役員報酬は総額45百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約2倍にあたる。

氏名役職年齢
藤原宏樹代表取締役社長50
伊東治行取締役76
金子雄亮取締役31
北條陽平取締役(監査等委員)41
佐久間玄任取締役(監査等委員)55
三枝充取締役(監査等委員)51

役員報酬の内訳2025/12

役員の区分人数固定報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)536367
監査等委員5992

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/12期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容3,290字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループは「世界中の“好き”を加速する」をビジョンに掲げ、クライアント企業の商品や製品・サービスのファンを対象に“クチコミ”(利用体験の発信・購入の推奨)の活性化や購買の促進を支援する様々なサービスを提供しております。 インターネット、スマートフォンの普及により人々の生活や企業の活動は大きく変化し、製品やサービスが高機能化・成熟化する中で、今までの企業の宣伝活動の中心であったテレビCMや新聞・雑誌広告だけでは、自社の製品やサービスの価値を十分に伝えることが困難な状況となりました。特に近年のSNSの発達により、個人がSNSを通じて発信する“クチコミ”が製品やサービスの購買選択に与える影響は著しく大きなものとなっております。 当社はこのような状況において、好きな企業、製品やサービスについて“自発的にクチコミ/推奨するファン”を「アンバサダー」と定義し、アンバサダーの情報発信力、運営ノウハウを活用し、分析テクノロジー、プロモーション、販売促進活動から商品開発を支援する「アンバサダー事業」を展開してまいりました。企業の取り組みや製品/サービスの価値を正しく伝えることが難しい時代において、「アンバサダー」を通じて製品やサービスの魅力が伝わる仕組みを提供することで、クライアント企業へ有益な情報を提供しマーケティング活動の推進に貢献することを目指しております。 その一方で、当社は、アンバサダーマーケティング事業のみに依存することに問題意識を持っており、新たな収益源を確保することが解消すべき課題であると認識しておりました。 デジタルトランスフォーメーションの進展に伴い、消費者の行動があらゆる面でデジタルにシフトしている現在の状況においては、当社がこれまでアンバサダー事業によって培ってきた最先端の専門技術とノウハウを活かし、大きな成長を見込めるステージであると考えております。 子会社を含めた当社グループとしては、さらに積極的にM&Aや業務提携に取り組み、美容健康機器等の製造販売業、ECによる小売業、旅行、タレントマネジメント等のエンターテインメント事業に加え、2025年より新たに貴金属・ブランド品等を扱うリユース事業を開始するなど事業の多角化を推進することで、一層の収益拡大を図り、企業価値の向上に努めてまいります。 当社グループは、当社及び連結子会社9社(BTCリンク株式会社、株式会社AGILE ENJIN ENTERTAINMENT、株式会社グローリー、株式会社ミライル、株式会社インプレストラベル、株式会社BEBOP、有限会社辻元、株式会社cadre、株式会社グローバルM&Aパートナーズ)で構成されており、当社グループの事業における位置づけ及びセグメントとの関連は、次のとおりであります。 ①アンバサダー事業 企業や商品などブランドのファンを「推奨活動を行うファン」すなわち「アンバサダー」として組織化し、SNSを通じた1人ひとりのクチコミの促進によるプロモーション、及びその分析により、商品・サービスの売上拡大など「ファンの声による事業貢献」を実現する「アンバサダープログラム」を提供しています。 「アンバサダープログラム」ではアンバサダーの募集/登録/分析/抽出/連絡に使用する基幹システム「アンバサダープラットフォーム」を各プログラムに導入し、プログラム運用支援やクチコミを促進するための施策の企画・運営支援、効果測定やコンサルティングまで含めて、様々なサービスを提供しております。 「アンバサダープログラム」の標準的な流れ ①募集告知   :   企業が保有する会員組織(メールマガジン、eコマース会員、企業の公式SNS登録者など)に登録しているファンにアンバサダープログラムの案内をメールやSNS投稿などで告知します。すでに顕在化しているファンを特定して、スカウトしにいくケースもございます。 ②登録・コミュニケーション   :   ファンは当社が設置するアンバサダープログラム登録フォームからアンバサダー登録を行います。その際に取得した情報をもとに、1人ひとりのSNS投稿の影響力やクチコミ貢献度合い、属性や興味関心を分析します。 ③企画募集・選出   :   アンバサダー限定の機会(限定モニターやイベントへの招待など)を企画・案内し、応募があったアンバサダーの中から、アンバサダープラットフォームに蓄積されたデータを元に熱量が高く貢献度の高い方を選出し、企画を実施・運営します。 ④クチコミ発生   :   アンバサダーから直接、SNSを通じて限定機会を体験した感想や商品の特徴が伝わることで、友人や知人に影響を与えます。 ⑤効果測定   :   当社ASPサービスであるアンバサダープラットフォームによるクチコミ(SNSなどの発言内の文字や画像)の分析やアンケート調査により効果測定を行います。 また、すでにネット上で高い知名度と影響力を持っている「インフルエンサー」に依頼し、彼らのソーシャルメディアでの発言によるプロモーションにより売上拡大などの事業貢献に結びつける「インフルエンサーマーケティング」にも取り組んでいます。インフルエンサーマーケティングに関しては商品の売上と販促費が連動する「成果報酬型」のアプローチも推進しており、商材や案件の特性に応じて提供しています。 ②製造販売業 「製造販売業」では、高気圧の環境を作り出すことで体内に取り込む酸素量を増加させる高気圧酸素カプセル「O2 health」等の高気圧酸素機器及び酸素発生機の設計、開発、製造、販売、並びにレンタルを行っております。製品は主に個人宅、企業内の福利厚生施設、接骨院、トレーニングジムなどに導入されています。 ③小売業 「小売業」では、当社及び子会社のBTCリンク株式会社の運営するECサイトにて、カラーコンタクトレンズ、音楽・映像ソフト(CD・DVD)、家電・SIMカードなどの小売販売を行っています。楽天、au Payマーケット、Q10、amazon、yahooなどの大手ECモールに出店しており、取扱商品の幅広さが好評を集めています。 なかでも音楽・映像ソフト(CD・DVD)については、価格政策と広告出稿への取り組みが功を奏し、売上は増加傾向にあります。また子会社BTCリンク株式会社は高度管理医療機器等販売業・貸与業許可証を取得し、カラーコンタクトレンズのネット販売を手掛けています。低価格と商品のバリエーション、さらに納品の早さが好評を得ており、2025年には新商品「柏木由紀プロデュース カラーコンタクトレンズ「Winkuu(ウィンクゥー)」が話題となりました。 さらに2025年10月より新たに貴金属・ブランド品の買取及び販売を行うリユース事業を開始ししました。リユース(買取)および携帯電話修理を行う併設型店舗3店舗を展開し、併せて希望する来店客に不動産会社を紹介するサービスを開始しています。 ④その他 上記事業に含まれない既存事業、新規事業の展開を行っております。 各セグメントの事業内容及び主要会社は次のとおりです。 セグメント   事業、サービス   主要会社 アンバサダー事業   アンバサダーマーケティング事業インフルエンサーマーケティング事業   CRAVIA株式会社株式会社グローリー株式会社BEBOP株式会社AGILE ENJIN ENTERTAINMENT 製造販売業   酸素カプセル等の高気圧酸素機器及び酸素発生機の設計、開発、製造、販売並びにレンタル   BTCリンク株式会社 小売業   コンタクトレンズ、音楽・映像(CD・DVD)、家電等の小売販売家電製造販売リユース事業   CRAVIA株式会社BTCリンク株式会社株式会社ミライル有限会社辻元株式会社cadre その他   旅行業・M&Aアドバイザリー事業等   株式会社インプレストラベル株式会社グローバルM&Aパートナーズ
経営方針・対処すべき課題6,444字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において当社が判断したものであります。 (1) 会社の経営の基本方針 当社グループの目指す姿として「ビジョン」「ミッション」を以下のとおり定め、企業や製品のファンによるクチコミや購買の促進を支援する様々なサービスを提供しております。 <ビジョン> 世界中の"好き"を加速する <ミッション> 個の力を最大化し、“小さな経済”を成長させる (2) 目標とする経営指標 当社グループは、持続的な成長と企業価値の向上のため、収益力を高めるとともに、経営の効率化を図ってまいります。売上高及び売上高営業利益率を重要な経営指標と位置づけ、各営業課題に取り組んでまいります。 (3) 対処すべき課題等 ①不適切な資金流用及び会計処理への再発防止策の徹底 当社は、2021 年6月 16 日付「2021 年 12 月期第1四半期報告書の提出期限の延長(再延長)に係る承認申請書提出のお知らせ」及び同年6月 21 日付「第三者委員会の最終調査報告書公表及び役員報酬の減額に関するお知らせ」にて公表いたしましたとおり、第三者委員会による調査の結果、元役員による不適切な資金流用が行われていたこと、及びその後の社内調査により、ソフトウエア資産において不適切な会計処理が行われていたことが判明いたしました。 当社は、本事案を受け、第三者委員会の最終調査報告書による原因分析及び提言を真摯に受け止め、再発防止策を策定し、継続して運用をおこなっておりました。しかしながら、2022年1月、当社台湾子会社ならびに当社の過去の取引において新たに不適切な会計処理が発覚し、2022年2月1日付「第三者委員会の設置及び2021年12月期決算発表の延期に関するお知らせ」にて開示のとおり、前回調査で発覚しなかった疑義について、再度、第三者委員会を設置し調査を実施いたしました。調査結果については、2022年4月11日付「第三者委員会の調査報告書の公表について」にて開示しております。 これら2回の調査結果では、取締役会や監査役による業務執行に対する監督機能及び牽制機能の機能不全、内部監査の不足、社内規程及び業務フローの不備並びにこれらの運用方法の周知不足、役職員のコンプライアンス意識の欠如など、内部管理体制等の不備が一連の不祥事の原因であることが明らかにされました。また、当社の内部管理体制等に改善の必要性が高いと認められ、2022年6月16日付で、当社株式は東京証券取引所から特設注意市場銘柄の指定を受けました。 当社は、これらの2度にわたる第三者委員会の調査報告の結果と特設注意市場銘柄の指定を重く受け止め、2022年9月30日付「「改善計画・状況報告書」の公表について」にてお知らせのとおり、以下の再発防止策を策定し、コーポレートガバナンスの強化、内部管理体制の整備等、再発防止策の実施に真摯に取り組みました。2023年6月16日、これら再発防止策の実施状況や今後の改善策の運用方針等を取りまとめた「内部管理体制確認書」を東京証券取引所に提出したところ、経営体制の刷新や監査等委員会設置会社への移行を始めとした内部管理体制の改善が認められ、2023年8月30日付で、特設注意市場銘柄の指定を解除されることができました。 当社は、この一連の不祥事により、株主、投資家及び取引先などステークホルダーの皆様には多大なるご迷惑とご心配をおかけしたことを忘れず、今後も内部管理体制を常に見直し、体制の整備・強化を継続するとともに、当社グループ一丸となって、企業価値の向上に向け全力を尽くしてまいります。 イ.コーポレート・ガバナンス体制の強化 a.ガバナンス強化委員会の設置 当社の取締役会や監査役会が適切に機能していなかった原因の一つとして、これらを支援する独立した機関がなかったことを鑑みて、2022年より当社のコーポレートガバナンス体制の強化に向けた取り組みを包括的に支援する独立した機関であるガバナンス強化委員会を設置しております。ガバナンス強化委員会の主な役割は、取締役会や監査等委員会の適切な運営や、実効的な内部監査の実施、社内規程や業務フローの見直し改善など本書に記載された改善計画の取り組みを、諮問機関として支援することになります。 b.役員選任基準や適合状況の検討フローの見直し 役員候補者のコンプライアンスに対する意識をより重視し、ガバナンス強化委員会による適正チェックなども活用して役員の適正性をより客観的に把握し、候補者選定に役立てられるように体制を整えました。今後も継続して運用してまいります。 c.取締役会報告内容の充実 取締役会へ提出する資料について販管費明細の細分化、資料作成方法のマニュアル化、事前提出期限の策定などを行ってまいりましたが、全社的な統制/牽制のさらなる強化、及び取締役会における戦略立案のための議論を深めることを目的に、会計システムから出力される詳細な業績データを添付するなど取締役会へ提出される資料の充実を図ってまいります。 d.取締役会議事録の内容充実及び作成方法 取締役会での議論をより網羅的に取締役会議事録に記載しており、取締役会の場で発言することや議論への積極的な参加の重要性を改めて確認するとともに取締役会においてより深い議論を行っております。取締役会議事録の充実にあたっては、2022年8月9日開催の取締役会から議論を全て録音する運用を行っております。 会議での発言要約を文字おこししたものを別途保管し、取締役会議事録の根拠資料としておりいます。また、ガバナンス強化委員会への諮問事項に加え、取締役会の適正な運営を行っております e.経理チームにおける出納担当者・承認者/計上担当者・承認者の明確な分離 出納と計上の分離に関して経理規程などの関連規程を見直すとともに、実際に出納と計上の担当者を分離しました。具体的には出納担当1名、計上担当1名が実施しております。また、更に別の者が承認する体制としております。 ロ.情報収集体制の強化 a.外部機関への内部通報窓口の設置 2021年10月に社外監査役を内部通報窓口として社内周知いたしましたが、2022年11月から更に内部通報窓口を安心して利用できるようにするため、社外監査役の内部通報窓口に代えて、完全に中立な立場にある外部の内部通報窓口サービスを設置し、内部通報をより適切に対処する体制を整備いたしました。窓口変更後も、通報内容に関する守秘義務の徹底、通報を理由とする不利益な取扱いの防止等、2022年6月1日に施行した改正公益通報者保護法及びそのガイドラインに則した運営をしております。 b.内部通報制度の周知徹底と信頼性の醸成 内部通報制度について社内研修や全体会などの場での、役職員への周知をより徹底いたします。内部通報窓口の存在とその連絡方法、情報提供者の秘匿及び不利益扱いの禁止について改めて周知することで、コンプライアンス違反を社員が認識した際に、速やかに内部通報窓口に連絡をすることができるような社内環境を作ってまいります。 c.役職員への定期的なアンケート調査 当社役職員へコンプライアンス違反についての 2022 年 12 月より定期的なアンケートを実施し、情報収集に努めます。 ハ.内部監査体制の見直し a.監査等委員会との連携強化 月に一度、内部監査室から監査等委員会へ内部監査業務の内容を報告させる体制を整備し、必要に応じて監査等委員会の指示に従い、内部監査室が内部監査を実施するなどの体制を整備しました。また四半期ごとの報告では、内部監査のスケジュール、重点監査項目、ヒアリング内容、中間結果及び最終結果といった、四半期ごとの内部監査の計画から実施結果まで取り上げる体制を整備いたしました。 b.内部監査室の専任担当者の確保及び外部専門家によるサポート体制の構築 2022年9月より専任の内部監査担当者を設置しております。内部監査室の専任担当者は内部監査の実務に長期間従事しており、当社及び当社グループの内部監査を実施するにあたり必要な知見を一定程度有しております。また、内部監査の知見のある専門家のある外部専門家の人員1名を内部監査室に追加配置し内部監査体制の強化を図っております。 c.社内情報へのアクセス権限の見直し 内部監査室が内部監査を遂行する上で必要な社内情報へのアクセス権限は適宜見直されており、内部監査をより機動的に遂行できる体制を確保しております。 二.監査等委員会における監査の実効性担保 a. 内部監査室と監査等委員会の連携強化及び監査等委員間における情報共有の促進 監査等委員会と内部監査室との連携をこれまで以上に強化することで、より実効的な監査体制を構築するため、監査等委員会が内部監査室から監査の方針や進捗について報告を求めることができるように内部監査規程を改定し、報告内容に基づいて内部監査室に対して具体的な指示を行うことができるような体制を整備しております。また、監査等委員間でのコミュニケーションを密にできるような環境を構築しております。 b.社内情報へのアクセス権限の見直し 監査等委員が監査を遂行する上で必要な社内情報へのアクセス権限は適宜見直されており、監査等委員による監査をより機動的に遂行できる体制を確保しております。 ホ.社内規程の整備・改定及び業務フローの見直し a. 社内規程の包括的な見直しと社内周知の徹底 当社にある規程全体については一斉に点検が行われ、それぞれの規程について改定の必要性を監査等委員会、内部監査室とも協議しながら判断し、社内改善分科会にて検討した結果を反映する形で必要な改定を行い、改定が済んだ規程に関しては速やかに周知を行いました。ガバナンス強化委員会においても、規程の改定内容も含め規程の改定の必要性及び十分性を確認しました。今後も必要に応じて規程を見直してまいります。 b.経理部門の専門知識の向上 財務経理部において当社に必要な会計専門知識を習得し、個別の会計処理の適否を検討できるよう、また、必要に応じて事業部門の社員への会計処理の指導を行うことができるよう、財務経理部が外部の会計専門家に都度確認したり、外部の会計専門家から研修を受けたりすることのできる体制を確保しております。 ヘ.コンプライアンス意識の向上 a. 役職員に対するリスク・コンプライアンス意識の改革 当社のコンプライアンスに関する施策の最優先課題として、役職員へのリスク・コンプライアンス意識を高め、維持していくことが必要であると認識しています。このため、当社の全役職員(契約社員・派遣社員を含む)に対して、外部の専門家によるリスク・コンプライアンス研修を年 2 回実施し、徹底したコンプライアンス意識の醸成を図っております。 b.コンプライアンス専門組織の設置 社内に対しては会社としてコンプライアンスを重視していること、また社外に対してコンプライアンス経営を推進していることを周知していくために、法務・コンプライアンスを担当する独立した組織の設置が必要であると考え、そこで、管理を管掌する取締役の下に法務・コンプライアンス部を設置しております。法務・コンプライアンス部の役割としては、通常の法務業務に加えて、コンプライアンス教育計画の立案、コンプライアンス研修の実施、コンプライアンス研修後アンケートの監修/実施/報告といった役職員に対するコンプライアンス教育や内部通報制度の周知徹底などのコンプライアンスに関わる業務を専門的に担うこととし、当社として、これらを確実に実施、履行できる体制を確保しております。 c.人事評価における職業倫理チェックシートの活用 2023年1月から職業倫理チェックシートを人事評価の指標の一つとして活用することで、会社としてコンプライアンスを重視していることを全社的に明確にしております。職業倫理を基礎とした評価を人事評価に繋げることで、コンプライアンス意識の向上を図ってまいります。 上記具体策を実行するにあたり、監査等委員会を中心とした定期進捗モニタリングにより、適時に状況を把握し、改善に努めてまいります。 ② アンバサダー事業の収益拡大及び事業多角化の推進 イ.顧客基盤の拡大について 当社グループの主力事業であるアンバサダー事業は、これまでは当社の基幹システム「アンバサダープラットフォーム」を軸としたファンコミュニティの提案が中心となっておりましたが、その後マーケティング戦略上連携が求められやすいSNSアカウント運用やインフルエンサー活用、さらに2025年にはTikTok Shop活用などを組み合わせることで、顧客への提案、セミナーの開催といった営業活動を実施しております。 ロ.アンバサダープログラムのテクノロジー・ノウハウを活かした事業多角化の推進 当社は、主力商品である「アンバサダープログラム」の開発・運用の実績から、アンバサダーのクチコミ効果を分析する独自のテクノロジーや、アンバサダーの行動によるビジネス貢献の分析モデル等のノウハウを保有しています。今後、短期的に収益の黒字化を実現するために、これらのテクノロジーやノウハウとのシナジーが期待できる新しい事業分野への取り組みを推進してまいります。 当社はすでに前連結会計年度において「ECによる小売業」を開始し、また株式会社グローリーの子会社化により「幼児用教育材事業」に進出して、それぞれに成果を上げています。さらに当連結会計年度においては「エンターテインメント」「旅行」「コンタクトレンズ製造販売」「リユース」「M&Aコンサルティング」などM&A及び新規事業への投資を通じて、事業の多角化を推進し、新たな収益源確保を推進しています。 ハ.アンバサダー事業との連携強化及び個人目線でのサービス展開の拡大 上記のとおり、当社は新たな収益源を確保するため、当社の主力事業であるアンバサダー事業でこれまでに得られたテクノロジーやノウハウを活かし、新規事業分野への取り組みを推進いたします。 例えばECによる小売業においては、小売販売による売上により収益を確保するコンシューマー向けECにおける一般的な形態であるECモール店舗から事業を開始した結果、2024年8月29日付「業績予想の修正に関するお知らせ」にて開示しましたとおり、ECによる小売業の売上が好調に推移しております。 次のステップとして、商品提供元である企業や店舗経営者からの情報だけでなく、アンバサダー事業と親和性の強い「消費者に近い第三者の視点」からの情報であるアンバサダー、インフルエンサーによる「個人目線の推奨、レコメンデーション」による商品・サービス販売へと拡大していく予定です。 当社の主要事業であるアンバサダー事業との連携の強化を行いつつ、サービスの提供先を企業だけでなく一般の消費者・地方自治体等にも広げ「アンバサダー」のさらなる可能性を見出すとともに、当社のテクノロジーと企画・運営ノウハウを活用した販促・購買支援、市場調査、商品開発など新たな収益性の見込めるサービス展開を検討しております。 ③ 資本政策による財務基盤の安定化 当社は、当連結会計年度に、第三者割当による第11回及び第13回新株予約権の一部の行使により、資本増強を図ってまいりました。 しかしながら依然として当社の資本は脆弱であると言え、業容拡大のための投資や安定的な事業運営のための資金調達の実施が不可欠であります。今後も資本政策について多角的な検討を進めてまいります。
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会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 当社グループの事業展開上のリスク要因となる可能性がある主な事項を記載しております。また、必ずしも事業上のリスクに該当しない事項についても、投資家の投資判断上、重要であると考えられる事項については、投資家に対する情報開示の観点から積極的に開示しております。なお、当社は、これらのリスク発生の可能性を認識した上で、発生の回避、発生した場合の対応に努める方針です。 なお、以下の記載のうち将来に関する事項は、別段の記載のない限り、本書提出日現在において当社が判断したものであり、不確実性が内在しているため、実際の結果と異なる可能性があります。 (継続企業の前提に関する重要事象等) 当社グループは、前連結会計年度まで継続して営業損失、経常損失及び親会社株主に帰属する当期純損失を計上しており、また当連結会計年度においても営業損失、経常損失及び親会社株主に帰属する当期純損失を計上し、継続企業の前提に関する重要な疑義を生じさせる事象又は状況が存在しております。 当社グループでは、当該事象または状況を解消するために、以下の施策を実施しております。 ①資本政策による財務基盤の安定化 当社にとって収益力を高めていくためには、人材の採用を含めた基盤整備、業容拡大のための投資が不可欠と考えており、そのため前連結会計年度において、第11回、第12回及び第13回新株予約権を発行し、その一部が行使されました。 当連結会計年度においても、これらの新株予約権の行使が進み、特に第13回新株予約権については行使が完了するなど、M&A及び新規事業投資に必要な資金調達を実行いたしました。 しかしながら、依然として当社の資本は脆弱であり、今後も資本政策について多角的な検討を進めてまいります。 ②収益力の向上 当社は、主力商品である「アンバサダープログラム」の開発・運用の実績から、アンバサダーのクチコミ効果を分析する独自のテクノロジーや、アンバサダーの行動によるビジネス貢献の分析モデル等のノウハウを保有しております。 これらのテクノロジーやノウハウとのシナジーが期待できる事業分野への投資等の取り組みによって、収益の黒字化の速やかな実現を図ってまいります。 当社はすでに前連結会計年度において「ECによる小売業」や「幼児用教材事業」に進出することで成果を挙げています。当連結会計年度においては、さらにエンターテインメント、旅行、消費財等の領域での積極的なM&Aや業務提携を行い、連結子会社及び持分法適用会社の設立、出資、株式取得により事業ポートフォリオを大幅に拡大いたしました。 ●連結子会社及び持分法適用会社 ・BTCリンク株式会社(EC・リユース事業) ・株式会社AGILE ENJIN ENTERTAINMENT(中国向けタレントファンクラブ運営) ・株式会社グローリー(幼児用教材事業) ・株式会社ミライル(コンタクトレンズ製造販売) ・株式会社BEBOP(タレントマネージメント事業) ・株式会社インプレストラベル(旅行業) ・有限会社辻元(酒類販売) ・株式会社cadre(総合家電・美容商品) ・株式会社V-TOKER(TikTokに特化したVライバーの育成支援) ・東京書店株式会社(出版) ・株式会社みっとめるへん社(幼児向け絵本・児童向け読み物・遊具・アパレル等) ・株式会社グローバルM&Aパートナーズ(クロスボーダーM&Aアドバイザリー事業) 上記のうちBTCリンク株式会社については、2025年5月23日付「連結子会社の合併並びに子会社の商号変更に関するお知らせ」にて公表したとおり、カラーコンタクトレンズ等のEC向け小売業において堅調な業績を上げている連結子会社and health株式会社と、コンシューマー向けマーケティング領域において開発力・運営力・ノウハウを有する連結子会社papaya japan株式会社及び株式会社コンフィの3社による合併を実施し、存続会社であるand health株式会社の商号をBTCリンク株式会社へ変更したものです。同社は新規事業として、貴金属や高級ブランド商材等の買取・販売を行う「リユース事業」へ進出し、事業領域の拡充を図っております。 なお、当社はこれらの多角化した事業を通じて「情熱をつなぎ、創造性を未来へ導く」企業へと進化するため、2026年1月1日付で商号を「CRAVIA(クラヴィア)株式会社」へ変更いたしました。今後も、M&Aや新規事業への投資を行い、事業の多角化により新たな収益源確保を推進してまいります。 ③ 人材の採用及び育成の強化 業容の拡大及び事業の多角化推進に伴い、当社では今後専門的スキルを持つ人材ニーズが高まっております。当社では人材の確保を喫緊の課題と捉え、今後、積極的な人材採用を行うとともに、多様性を重視し、社内における人材育成を推進してまいります。 しかしながら、これらの対応策は、今後の経済情勢等により収益が計画通り改善しない可能性があることや、資本政策はご支援いただく利害関係者の皆様のご意向に左右されるものであり、現時点においては継続企業の前提に関する重要な不確実性が認められます。なお、連結財務諸表は継続企業を前提として作成しており、継続企業の前提に関する重要な不確実性の影響を連結財務諸表には反映しておりません。 (1) 当社グループの事業環境及び固有の法的規制に係わるリスクについて ①再発防止への未徹底による不正の発生とこれに起因したレピュテーション毀損リスク 当社は、事業展開において取引先との業務提携を積極的に促進することで事業拡大を図っています。しかしながら、当社は2021年6月に公表しましたとおり、元役員による不適切な資金流用及び会計処理が発覚し、特設注意市場銘柄に指定されたことからステークホルダーの皆様からの信用を損ね、当社のレピュテーションが毀損した状態と認識しています。 2022年9月30日に公表した「改善計画・改善報告書」に基づき再発防止策の整備・徹底を進め2023年8月30日付で特設注意市場銘柄の指定は解除されましたが、当社アンバサダーマーケティング事業の業績は依然として不祥事の影響から抜け出せず低迷を続けております。このような不祥事を二度と生じさせないようガバナンスを徹底しておりますが、再発防止が未徹底であることに起因する新たな不正が発生するなどした場合、投資家からの信用毀損、さらには事業展開における取引先や外部機関との連携が進まないことなどによる当社グループの事業及び業績に影響を与える可能性があります。 ② インターネット事業に関する一般的なリスク 当社グループは、インターネット関連事業を主たる事業対象としており、インターネットの活用シーンの多様化、利用可能な端末の増加等のインターネットのさらなる普及が成長のための基本的な条件と考えております。インターネットの普及は引き続き進んでいるものの、技術革新や人々のインターネット活用に対する価値観の動向など、今後どのように進展していくかについては不透明な部分もあります。 当社では、アンバサダーマーケティング事業部や技術部を中心に市場環境を注視することでリスクの低減を図っておりますが、インターネットに関する何らかの弊害の発生や利用等に関する新たな規制の導入、その他予期せぬ要因によって、今後の普及に大きな変化が生じた場合、当社グループの事業及び業績に影響を与える可能性があります。 ③ 競合リスク 当社グループが行うインターネットを活用したマーケティング市場は、マーケティング手法やサービスの形態が日々進化しております。当社の競合が画期的なマーケティング手法を確立する、または当社が取り組んでいるアンバサダーマーケティング事業における革新的なサービスが生まれた場合に当社事業の優位性が毀損することも想定されます。 当社は、「当社ASPシステムであるアンバサダープラットフォームの活用」及び「アンバサダーを活かすノウハウの蓄積によるサービスの品質」により他社との差別化を行っておりシェア拡大に努めております。しかしながら、ファンを活用したマーケティング施策を提供する会社が増加し、競争が激化した場合は当社の事業及び業績に影響を与える可能性があります。 ④ アンバサダー事業のサービス拡充に関する追加支出発生に対する収益性低下リスク 当社グループでは、多様化する顧客ニーズに対応するためアンバサダーを起点とした新しいサービス提供を常に検討し、実施していく方針でおりますが、競合他社との顧客獲得や差別化競争、市場獲得争いなどに巻き込まれた場合に、これによりシステム投資、宣伝広告などの追加的な支出が発生し、利益率が低下する可能性があります。 自社エンジニアの育成や顧客との接点を獲得するためのセミナー開催等を通じて効果的なシステム投資・宣伝広告によりリスクの低減に努めておりますが、予測とは異なる状況が発生し新サービス、新規事業の展開が計画どおりに進まない場合、投資を回収できず、当社の事業及び業績に影響を与える可能性があります。 ⑤ 景表法規制強化による需要低下リスク 一部のクチコミサイトでのいわゆるやらせ問題及びステルスマーケティング問題が表面化していることを受けて、2023年10月より、景表法の規制強化が施行されました。当社では、ステマ対策ガイドラインを作成し、企業から何らかの便宜を受けた際にはその内容が伝わる様、継続的な周知・確認、事後対応を行いつつ、顧客広告主向けに対外的なセミナ―も実施し啓蒙につとめております。この規制強化を受けて何らかの罰則を受けるなどの事例が発生した場合には、その事例が当社に無関係であっても、ソーシャルメディアを利用した広告市場の拡大に悪影響を与え、当社の事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 ※ステルスマーケティング:消費者に宣伝と気づかれないように宣伝行為をすること。 ⑥ 技術革新による競争力低下リスク 当社グループが事業を展開するインターネット業界においては、事業に関連する技術革新のスピードや顧客ニーズの変化が速く、それに基づく新サービスの導入が相次いで行われております。 当社グループは、これらの変化に対応するため、技術者の確保や必要な研修活動を行っておりますが、これらが想定通りに進まない場合等、変化に対する適切な対応に支障が生じた場合、当社グループの業界における競争力が低下し当社の事業及び業績に影響を与える可能性があります。 ⑦ システム障害リスク 当社グループは、クライアント企業にインターネットによりサービスを提供しております。システムの安定的な稼働を図るために定期的バックアップ・稼働状況の監視等により、システムトラブルの事前防止又は回避に努めております。 しかしながら、サイトへのアクセスの急増等の一時的な過負荷や電力供給の停止、当社グループソフトウエアの不具合、コンピューターウィルスや外部からの不正な手段によるコンピューターへの侵入、自然災害、事故等、当社グループの予測不可能な様々な要因によってコンピューターシステムがダウンした場合、当社グループの事業活動に支障を生ずる可能性があります。 また、サーバーの作動不能や欠陥に起因して、当社グループの信頼が失墜し取引停止等に至る場合や、当社グループに対する損害賠償請求が発生する場合も想定され、このような場合には当社グループの事業及び業績に影響を与える可能性があります。 ⑧ 個人情報管理によるリスク 当社グループはサービス提供にあたり、アンバサダーなどの個人に関連する情報を取得しております。これらの情報の取り扱いには、外部からの不正アクセスや内部からの情報漏洩を防ぐため、「個人情報保護規程」の制定、セキュリティ環境の強化、従業員に対する個人情報の取り扱いに対する教育等、十分な対策を行っております。また、当社は2012年10月にプライバシーマークの認定を受けております。しかし、個人情報に関する従業員教育の不足ならびに情報管理に関する当社システム上の不備により個人情報が漏洩した場合には、損害賠償や信用力の失墜により、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑨ 情報取得への制限リスク 当社グループは、ソーシャルメディア等により日々大量に生成されるインターネット上のクチコミを、当社グループが顧客に提供するソフトウエアを通じて自動的に収集しております。しかしながら、ソーシャルメディア等の運営者側の方針転換により、情報の自動収集に制限が加わったり、禁止されたりする可能性があります。 このような事象が生じた場合、当社グループは独自の方法により同様のデータの入手に努める方針ですが、現在入手できているデータを取得できなくなることでサービスの品質が低下したり、情報の収集に対して追加コストが発生したりする場合等には、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑩ 知的財産権侵害リスク 当社グループによる第三者の知的財産権侵害の可能性については調査可能な範囲で対応を行っておりますが、当社グループの事業分野で当社の認識していない知的財産権が既に成立している可能性又は新たに当社グループの事業分野で第三者により著作権等が成立する可能性があります。 かかる場合においては、当社グループが第三者の知的財産権等を侵害することによる損害賠償請求や差止請求等、又は当社グループに対するロイヤリティの支払い要求等を受けることにより、当社グループの事業及び業績に影響を与える可能性があります。 また、当社グループは必要に応じて商標権等の知的財産権の申請を行っておりますが、当社グループの知的財産権が第三者に侵害された場合には、解決までに多くの時間や費用を要する等により、当社グループの事業及び業績に影響を与える可能性があります。 ⑪ ソーシャルメディアデータ関連法規制リスク ソーシャルメディアが益々浸透し、クチコミが日々大量に生成されるようになりました。このような状況において、ソーシャルメディアデータに関する法整備においては、2010年1月に施行された改正著作権法でインターネット上の検索サービスを提供する事業者がその検索サービスに必要な情報を収集する行為が一定の条件下で認められるようになりました。しかしながら、今後の新たな法律の制定や既存の法律の改正により、自主規制が求められるようになる可能性があります。このように当社グループのサービスを提供する上での情報収集やサービスの提供の仕方自体に何らかの制約を受けた場合には、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 当社のアンバサダープラットフォームはソーシャルメディアが提供するAPI(アプリケーション・プログラミング・インターフェース)を利用してデータ取得を行なっています。ソーシャルメディアの運用元の方針変更があった場合にアンバサダープラットフォームで使用しているデータを取得できなくなり、サービスの品質に影響を与える可能性があります。 (2) 経営成績及び財政状態に影響を及ぼすリスク要因について ① インターネット広告市場の縮小リスク マーケティング支援事業及び広告事業が対象とするインターネット広告市場は拡大傾向にあり、インターネット広告はテレビに次ぐ広告媒体へと成長しており、今後も当該市場は拡大していくものと想定されます。 当社は、システム開発体制の強化を通じて事業の付加価値向上を図っているものの、景況感の変化や新たなイノベーションの創出により、インターネット広告市場が拡大傾向の鈍化あるいは縮小傾向に転じた場合、当社の事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 ② 景気動向及び顧客企業の広報・広告宣伝予算の縮小リスク 当社の取引はクライアントの広報・広告宣伝予算に強く影響を受けます。景気低迷の折に、広報・広告宣伝予算は相対的に削減の対象となりやすいと考えられ、クライアントの景気やその他の影響が、当社の事業及び業績に大きな影響を与える可能性があります。 ③ 訴訟等に関するリスク 当社は過去の不祥事を踏まえ、コンプライアンス研修の実施やガバナンス強化委員会、コンプライアンス委員会の設置など、内部統制・ガバナンスの強化に取り組んでおります。一方で、当社グループ及び役職員の法令違反等の有無に関わらず、顧客や取引先等との予期せぬトラブルや訴訟が発生するリスクがあるものと考えております。当該リスクの内容や訴訟等の結果によっては、当社グループの事業および業績に影響を及ぼす可能性があります。 (3) 当社の事業運営体制に係わるリスク ① 小規模組織であることの経営資源不足リスク 当社は小規模な組織であり、業務執行体制もこれに応じたものになっております。当社は今後の急速な事業拡大に応じて、従業員の育成、人員の採用を行うとともに業務執行体制の充実を図っていく方針でありますが、当社のレピュテーションや業績の悪化などの要因によりこれらの施策が適時適切に進行しなかった場合には、当社の事業及び業績に影響を与える可能性があります。 ② 人材の確保及び育成の進捗不良による人材リソース不足リスク 当社の事業展開においては、利用者向けサイトの構築及び運用面においては高度な技術スキルを有する人材が要求されることから、サイト構築のために必要な人材を適切に確保するとともに、育成を行っていく必要があります。また、今後の事業拡大により受注の獲得機会が増加した場合、受注規模に応じた営業人員の確保が必要となります。 当社は今後の事業拡大に応じて必要な人材の確保と育成に努めていく方針でありますが、当社のレピュテーションや業績の悪化などにより必要な人材の確保が計画通り進まなかった場合や、現在在籍する人材の社外流出が生じた場合には、競争力の低下や事業拡大の制約要因が生じる可能性があり、この場合、当社の事業及び業績に影響を与える可能性があります。 ③ 新株予約権の行使による株式価値の希薄化リスク 当社では、ストック・オプション制度の活用や資金調達のために新株予約権を発行しております。これらが行使された場合には、保有株式の価値が希薄化する可能性があります。 ④ 不十分な配当政策による株主構成変動リスク 当社の利益配分につきましては、業績の推移を見据え、将来の事業の発展と経営基盤の強化のための内部留保を意識しつつ、経営成績や配当性向等を総合的に勘案し、安定的かつ継続的な配当を維持することを基本方針としております。しかしながら当社は、成長過程にあり今後の事業発展及び経営基盤強化といった、内部留保の充実を図るため、配当を行っておりません。 現在におきましても、内部留保の充実を優先しておりますが、将来的には、業績及び財務状態等を勘案しながら株主への利益の配当を目指していく方針であります。ただし、配当実施の可能性及びその実施時期等については、現時点において未定であります。 ⑤ 調達資金使途の進捗不良による事業成長の低迷リスク 当社は増資による資金について、資本業務提携やM&A等に充当する計画としております。しかしながら当社の所属する業界の環境変化や、これに伴う今後の事業計画の見直し等により、投資による期待通りの効果があげられなくなる可能性や、場合によっては充当先の変更が生ずる可能性があります。この場合、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑥ 他社との資本業務提携の進捗不良による業績低迷リスク 当社は、他社との業務提携、資本提携等を通じて事業の拡大、スピードアップに取り組んでいく方針であります。当社と提携先の持つ技術やノウハウ等を融合することにより、事業シナジーを発揮することを目指しますが、当初見込んだ効果が発揮されない場合、またこれらの提携等が何らかの理由で解消された場合、当社の事業展開、業績に影響を及ぼす可能性があります。 (4)その他、自然災害などの一般的なリスク 当社は東京に本社を置き、原則として従業員は当該事業所へ出勤し勤務しています。 これらの事業所がある地域において、地震・台風・津波・落雷などの自然災害が発生し、従業員の生命が脅かされる、または事業所での勤務が困難となった場合に、事業活動が遅延または停止するリスクを有しています。 これらのリスクに対しては、当社では在宅勤務制度を導入し、事業所以外での勤務を可能とするなどの対策は施しているものの、自然災害の規模が大きい場合には、当社の事業展開、業績に影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)6,642字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 経営成績の状況 当連結会計年度(2025年1月1日から2025年12月31日まで)におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善や政策効果を背景に個人消費の持ち直しとインバウンド需要の高水準が続き、企業の設備投資も底堅く推移、日経平均株価は高値圏で推移するなど緩やかな回復基調を維持しました。一方で、米国通商政策の影響等による海外景気の不透明感や中国経済の減速と対中関係の悪化、物価上昇の長期化などが逆風となり、輸出や生産の一部に弱さがみられるなど先行きには慎重さを要する局面となりました。 このような状況のなか、当連結会計年度においては、前年度までの業績不振から脱却するための諸施策、特にM&A及び新規事業の積極展開が効果を上げたことから、売上高については前年同期と比べて増加いたしました。 利益については、売上高の増加に伴う売上総利益の増加により、営業損失は減少しております。 また特別損益区分においては、貸倒引当金戻入益の計上、損害賠償請求訴訟の一部和解、及び新株予約権の権利行使期間満了による特別利益が発生した一方で、弁護士費用及び減損損失による特別損失が発生しております。 以上の結果、当連結会計年度の経営成績は、売上高は546,224千円(前年比19.9%増)となりました。営業損失は282,200千円(前期は営業損失301,962千円)、経常損失は301,762千円(前期は経常損失320,539千円)、親会社株主に帰属する当期純損失は258,588千円(前期は親会社株主に帰属する当期純損失337,676千円)となりました。 当社グループのセグメントは、2024年12月期より、「アンバサダー事業」「製造販売業」及び「小売業」の3区分により報告セグメントの開示を行っております。 当連結会計年度におけるセグメント別の状況は次のとおりであります。 営業収益内訳(セグメント別) 2024年12月期連結会計年度   2025年12月期連結会計年度   増減率 アンバサダー事業   売上高   293,314千円   251,960千円   △14.1% セグメント損益 (△は損失)   △106,991千円   △136,353千円   - 製造販売業   売上高   45,660千円          19,335千円   △57.7% セグメント損益 (△は損失)   △46,189千円           △20,871千円   - 小売業   売上高   116,392千円   270,943千円   132.8% セグメント損益 (△は損失)   △11,113千円           6,619千円   - その他   売上高   154千円       3,984千円   - セグメント損益 (△は損失)   △16,322千円           △7,186千円   - (アンバサダー事業) 「アンバサダー事業」では、企業や商品のファンを組織化し、SNSを通じた1人ひとりのクチコミの促進・分析が可能なアンバサダープログラムの提供を行っております。当連結会計年度において、アンバサダープログラムの既存顧客の解約と新規案件獲得の停滞により、アンバサダー事業の売上高が前年同期より減少することになりました。当連結会計年度の売上高は251,960千円(前連結会計年度比14.1%減)、セグメント損失は136,353千円(前連結会計年度はセグメント損失106,991千円)となっております。 (製造販売業) 「製造販売業」では、酸素ボックス等の高気圧酸素機器及び酸素発生機の設計、開発、製造、販売、並びにレンタルを行っております。当連結会計年度の売上高は19,335千円(前連結会計年度比57.7%減)、セグメント損失は20,871千円(前連結会計年度はセグメント損失46,189千円)となっております。 (小売業) 「小売業」では、当社及び連結子会社BTCリンク株式会社の運営するECサイトにて、コンタクトレンズ、音楽・映像(CD・DVD)、家電などの小売販売を行っています。 また2025年10月より連結子会社BTCリンク株式会社の運営する店舗にて貴金属や高級ブランド商材等の買取・販売を行うリユース事業を展開しています。 当連結会計年度の売上高は270,943千円(前連結会計年度比132.8%増)、セグメント利益は6,619千円(前連結会計年度はセグメント損失11,113千円)となっております。 なお、当該ECサイトによる販売は2024年6月より開始しており、前年同期の売上は販売開始直後にあたる7カ月分の計上であることから、比較的低水準となっております。 当期は1年間の継続運用を通じて取引件数が増加し、前年同期比で売上高が増加しております。 ② 財政状態の状況 当連結会計年度末における総資産は、前連結会計年度末に比べ103,879千円増加し、661,451千円となりました。これは、流動資産が139,044千円減少し344,920千円となったこと及び固定資産が242,923千円増加し316,530千円となったことによるものであります。 流動資産の主な減少は、現金及び預金が254,957千円減少し、受取手形及び売掛金が49,669千円増加、前渡金が40,320千円増加、及び前払費用が32,274千円増加したこと等によるものであります。固定資産の主な増加は、投資有価証券が131,106千円増加、暗号資産が64,728千円増加、のれんが37,966千円増加、敷金及び保証金が23,069千円減少したこと等によるものであります。 一方、負債については、前連結会計年度末に比べ20,086千円増加し、234,722千円となりました。これは、流動負債が32,554千円増加し136,730千円となったこと、及び固定負債が12,468千円減少し97,992千円となったことによるものであります。 流動負債の主な増加は、支払手形及び買掛金が20,395千円減少、未払金14,737千円の増加、及び未払費用12,034千円増加したこと等によるものであります。固定負債の減少は、長期借入金が12,468千円減少したことによるものであります。 純資産については、前連結会計年度末に比べ83,792千円増加し426,729千円となりました。これは新株予約権行使により資本金、資本剰余金がそれぞれ175,562千円増加したことと、利益剰余金が258,588千円減少したことによるものです。 ③ キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という)の残高は前連結会計年度末に比べ254,957千円減少し89,161千円となりました。 当連結会計年度におけるキャッシュ・フローの状況は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度の営業活動の結果減少した資金は281,221千円となりました。これは主に和解金の受取額81,820千円の増加、供託金の返還による収入25,300千円の増加、減損損失27,458千円による増加、訴訟関連費用20,420千円による増加、暗号資産評価損15,271千円による増加の一方で、税金等調整前当期純損失を261,353千円計上したこと、和解金58,110千円による減少、売上債権の増加46,823千円による減少、前渡金の増加40,320千円による減少、貸倒引当金戻入益23,570千円による減少等によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度の投資活動の結果減少した資金は281,279千円となりました。これは、主に投資有価証券の取得による支出123,981千円、暗号資産の取得による支出80,000千円、事業譲受による支出57,215千円、連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得による支出11,755千円を計上したこと等によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度の財務活動の結果増加した資金は307,543千円となりました。これは主に新株予約権の行使による株式の発行による収入335,719千円および長期借入金の返済による支出30,856千円等によるものであります。 ④ 生産、受注及び販売の状況 a.生産実績 当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   金額(千円)   前年同期比(%) 製造販売業   19,335   △57.7 (注)1.金額は、販売価格によっております。 b.受注実績 当社グループが行う事業では、概ね受注から役務提供(納品)までの期間が短いため、当該記載は省略しております。 c. 販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   金額(千円)   前年同期比(%) アンバサダー事業   251,960     △14.1 製造販売業   19,335   △57.7 小売業   270,943   132.8 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社が判断したものであります。 ① 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 a.財政状態 「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1) 経営成績等の状況の概要 ② 財政状態の状況」に記載のとおりであります。 b.経営成績 (売上高及び売上総利益) 当社グループの主力事業であるアンバサダー事業において、顧客への提案、webサイトのリニューアル及びセミナーの開催といった営業活動を積極的に行ったものの、既存顧客の解約と新規顧客の獲得困難が継続した一方で、業績不振から脱却するための諸施策、特にM&A及び新規事業の積極展開が効果を上げたことから、売上高については前年同期と比べて大きく増加し、売上高は546,224千円、売上総利益は56,099千円となりました。 (販売費及び一般管理費及び営業利益) 前年度から継続してコスト削減に取り組んだ一方で、M&Aや新規事業の積極展開に伴う関連費用等が発生しましたが、新規事業が効果を上げて売上高が増加したことに伴い売上総利益も増加いたしました。その結果、損失幅は前期より縮小し、販売費及び一般管理費は338,300千円、営業損失は282,200千円となりました。 (経常利益) 主に暗号資産評価損と株式交付費の計上により経常損失は301,762千円となりました。 (親会社株主に帰属する当期純利益) 係争中の損害賠償請求訴訟において複数の一部和解が成立したことに伴う和解金と貸倒引当金戻入益、及び2022年に発行した第10回新株予約権が2025年12月28日をもって権利行使期間を満了し、未行使のまま消滅したことに伴い計上された新株予約権戻入益等を特別利益として計上した一方で、減損損失及び訴訟関連費用を特別損失として計上したことにより、親会社株主に帰属する当期純損失は258,588千円となりました。 ② 資本の財源及び資本の流動性についての分析 キャッシュ・フローの状況につきましては、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1) 経営成績等の状況の概要 ③ キャッシュ・フローの状況」をご参照ください。 当社の主な資金需要は、運転資金、新規事業投資、M&A資金、マーケティング投資、人材採用・教育投資、借入金返済費用であります。これらの資金需要につきましては、主に自己資金により賄えるものと判断しておりますが、必要に応じ資金調達の実施を多角的に検討してまいります。 ③ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)に記載のとおりであります。 ④ 経営成績に重要な影響を与える要因について 当社は、「第2 事業の状況  3 事業等のリスク」に記載のとおり、市場動向、競合他社、技術革新、人材の確保育成、様々なリスク要因が当社の経営成績に重要な影響を与える可能性があると認識しております。 そのため、当社は、優秀な人材の採用、新規事業の開拓、セキュリティ対策等により、経営成績に重要な影響を与えるリスク要因を分散し、リスクの発生を抑え、適切に対応していく所存であります。 ⑤ 経営戦略の現状と見通し 当社グループを取り巻く環境は、デジタルトランスフォーメーションの加速により生活者の消費行動がデジタル・ネットへ不可逆的にシフトし続ける中、「推し活」に象徴される「ファンの情熱に起因する消費活動」が経済の重要な牽引力となっています。また、Web3や暗号資産といった新たなデジタル経済圏の拡大も、企業の事業戦略に無視できない影響を与え始めています。 このような環境下、当社グループは当連結会計年度において、主力である「アンバサダー事業」で培ったファンマーケティングのノウハウを基盤としつつ、M&A及び新規事業開発をかつてないスピードで推進いたしました。 今後の当社グループは、これら多角化した事業(マーケティング、製造販売、小売・リユース、エンターテインメント、旅行、投資等)を有機的に結合させ、グループ全体でのシナジーを最大化するフェーズへと移行することで、ファンマーケティングのみならず、グループ内の魅力ある商品(カラーコンタクトレンズ、美容家電、IP関連等)やコンテンツ(タレント、イベント)の販売・流通を加速させるとともに、収益基盤の安定化と成長力の強化を同時に実現することを目指し、持続的な企業価値の向上に邁進してまいります。 ⑥ 経営者の問題意識と今後の方針について 当社の経営者は、「第2 事業の状況  1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載のとおり、コーポレートガバナンス体制の強化が最優先の課題だと認識しています。今後、組織体制の見直しや業務フローの改善、コンプライアンス意識のさらなる醸成を通じて、コーポレートガバナンス体制の強化に努めてまいります。 また、収益力の強化も喫緊の課題だと認識しております。 当社は、主力商品である「アンバサダープログラム」の開発・運用の実績から、アンバサダーのクチコミ効果を分析する独自のテクノロジーや、アンバサダーの行動によるビジネス貢献の分析モデル等のノウハウを保有しています。今後、短期的に収益の黒字化を実現するために、これらのテクノロジーやノウハウとのシナジーが期待できる新しい事業分野への取り組みを推進してまいります。 当社はすでに前連結会計年度において「ECによる小売業」を開始し、また株式会社グローリーの子会社化により「幼児用教育材事業」に進出して、それぞれに成果を上げています。 また、当連結会計年度までに、エンターテインメント、旅行、消費財等の領域でのM&A及び新規事業への投資を通じて、事業の多角化を推進し、新たな収益源確保を推進してまいりました。 加えて、財務基盤の強化も大きな課題として認識しており、既存事業の成長や業務提携などを通じて収益力の向上を図っていくとともに、エクイティ・ファイナンスなどの資本政策にも注力し、財務基盤の強化を行ってまいります。

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開示資料

出典

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