概要
バリュークリエーションは2008年4月に設立されたマーケティングDX企業で、2023年11月に東京証券取引所グロース市場に上場した。主力のマーケティングDX事業では、運用型広告を中心にレガシー業界向けの集客支援を一貫して提供し、月間平均継続率約97%を維持する。2020年7月からは不動産DX事業として解体工事マッチングプラットフォーム「解体の窓口」を運営し、2025年8月時点でマッチング希望者数6万人を突破した。2026年2月期の売上高は31億円、従業員数は66名である。
マーケティングDXと不動産DXの二軸構造
当社はマーケティングDX事業と不動産DX事業の二つのセグメントで構成される。マーケティングDX事業は売上高の大部分を占め、2026年2月期に27億7,969万円の売上を計上した。同事業では検索連動型広告やディスプレイ広告など運用型広告を中心に、顧客のWebサイトへの集客を課題抽出から戦略立案、運用まで一貫して支援する。不動産DX事業は同年に3億4,764万円の売上で前年比69.8%増と急成長した。「解体の窓口」を中核に、解体工事の見積もり比較から土地売却までオンライン完結するマッチングサービスを提供する。両事業はマーケティングで培った集客ノウハウを不動産領域に応用するシナジーを生んでいる。
レガシー業界に特化した集客支援
マーケティングDX事業の特徴は、DX化が遅れている「レガシー業界」を主要ターゲットとする点にある。総務省の調査を基に、DX未着手企業が75%以上の業界をレガシー業界と定義し、その市場には既存の商習慣や伝統によりDXが進まず支援可能領域が大きいと捉える。当社は2008年の創業以来多種多様なクライアントにサービスを提供し、業界特有の課題を識別・蓄積してきた。この知見によりサービス品質を高め、2025年3月から2026年2月までの月平均継続率は約97%を達成した。取引先との長期リレーションを強みに、クロスセルやアップセルによる取引拡大を進めている。
解体の窓口が生み出す逆オークション
不動産DX事業の中核サービス「解体の窓口」は、物件の解体を希望するユーザーと全国約2,000社の解体事業者をマッチングするプラットフォームである。特徴は「逆オークション」方式で、ユーザーが物件情報と写真を登録すると、複数の業者が価格を競い合い見積もりを提示する。通常のオークションと異なり、業者が他社より安値で入札する仕組みであるため、ユーザーは手間なく最安値の見積もりを入手できる。当社のコンシェルジュがユーザーと業者の間に入り、物件情報の伝達や現地調査の調整、決断に必要な情報提供を行う。また、業者紹介に先立ち、建設業許可や反社会的勢力チェックなどの審査を実施し、品質と安全性を担保する。
収益構造と財務の現状
2026年2月期の連結売上高は31億2,733万円、前年比1.8%増となった。セグメント別ではマーケティングDX事業が27億7,969万円(前年比3.0%減)、不動産DX事業が3億4,764万円(前年比69.8%増)である。売上総利益率は25.8%を維持する一方、営業損失は4億2,384万円(前年は2億3,390万円の損失)に拡大した。これは不動産DX事業への先行投資や事業譲受に伴う費用増加が主因である。当期純損失は2億6,097万円となった。資産合計は19億606万円、負債合計は18億6,655万円、純資産は3,951万円と自己資本比率は約2.1%である。キャッシュ・フローでは営業活動で1億7,922万円の支出、投資活動で1億8,242万円の支出、財務活動で3億4,735万円の収入を計上した。
業界の中での役割はデジタルマーケティング支援と不動産関連マッチングサービスの提供者。にあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
01マーケティングDX主力
運用型広告を中心に、顧客のWeb集客課題を抽出し戦略立案から広告運用までを一貫提供。特にDX化が遅れているレガシー業界を対象に、業界特有の課題に応じた支援を行うことで高いリレーションと取引継続率を実現している。
- 検索連動型広告
- GoogleやYahoo!等の検索エンジン上で、検索キーワードに連動して表示される広告を運用する。
- ディスプレイ広告
- Webサイトの広告枠に表示される画像・動画・テキスト広告を配信する。
- インフィード広告
- Webサイトやアプリのコンテンツ間に組み込まれた形式の広告を配信する。
02不動産DX準主力
解体業者とユーザーをマッチングする「解体の窓口」等を運営。逆オークション方式で見積もりを比較できるほか、コンシェルジュが調整を代行。2024年12月に建設業許可を取得し、法人向け非住宅解体のBtoBtoBモデルにも進出している。
- 解体の窓口
- 解体希望者と解体業者をオンラインでマッチングするプラットフォーム。複数業者から見積もりを取得でき、最安値を比較できる。
- 解体エージェント
- 解体工事の代理店サービス。
- 外壁塗装エージェント
- 外壁塗装業者とユーザーをマッチングするサービス。
製品と技術
運用型広告のフルファネル支援
マーケティングDX事業の核は、検索連動型広告、ディスプレイ広告、インフィード広告などの運用型広告を組み合わせたプロモーション支援である。当社は顧客のマーケティング戦略に応じて複数の広告手法を柔軟に組み合わせ、課題抽出から戦略立案、広告運用、効果測定まで一貫して提供する。特にレガシー業界向けに特化し、業界特有の課題を識別・蓄積したノウハウを活かす。自社プラットフォーム「Vasta」を活用し、広告配信結果をリアルタイムで確認・改善することで高い効果を実現する。この結果、月間平均継続率約97%を維持しており、顧客との長期的なリレーションを強みとする。
解体の窓口の逆オークションとコンシェルジュ体制
「解体の窓口」は、物件解体を希望するユーザーと全国約2,000社の解体事業者をマッチングするプラットフォームである。最大の特徴は逆オークション方式で、ユーザーが物件情報を登録すると複数の業者が価格を競い合い、安値の見積もりが届く仕組み。ユーザーは個別に電話対応する必要がなく、オンラインで複数見積もりを比較できる。当社のコンシェルジュがユーザーと業者の間に入り、物件情報の詳細伝達、現地調査の日程調整、決断に必要な情報提供を行う。業者は顧客とのやり取りの負担が軽減され、見積もり入札に集中できる。また、紹介する業者は事前に建設業許可や反社会的勢力チェックなどの審査を通過したものに限られる。
解体費用AIシミュレーションモデルと新サービス
2024年3月、当社は「解体エージェント」に解体費用AIシミュレーションモデルを搭載した。このモデルは物件情報や写真からAIが解体費用を即座に概算提示し、ユーザーの概算把握を支援する。また、同年2月に取得した「外壁塗装エージェント」では、外壁塗装工事のマッチングサービスを提供。さらに2024年4月からは「Uber Eatsにおける売上向上を目的とするコンサルティング事業」を開始し、マーケティングDXの知見をフードデリバリー領域にも応用している。2024年5月にはオリコと連携し「解体の窓口ローン」を商品化し、解体費用の資金調達手段も提供。これら一連のサービス拡充により、解体・リフォーム領域のワンストップ化を進めている。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
サービス業のなかでの位置
赤字拡大、事業モデルに課題
バリュークリエーションはサービス業で売上高31億円程度。営業利益率は2025年2月期▲6.45%から2026年2月期▲12.9%と赤字が拡大。同業のジンジブやイシンも苦戦傾向だが、当社の損失率は深刻。
強み
- 31億円の売上を維持し、顧客基盤は残っている。
- サービス業での経験やノウハウが蓄積されている。
- 小規模組織で戦略転換が比較的容易。
- 社名から価値創造を志向し、イメージは悪くない。
課題
- 営業赤字が年々拡大し、収益改善策が急務。
- 売上横ばいで赤字は人件費や固定費超過が原因。
- 同業他社との差別化ができず、価格競争に巻き込まれている。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
サービス業の時価総額近傍。太字がバリュークリエーション
時価総額で並べると、掲載11社のなかで5番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 6786RVH | 12億円 | 41.0倍 |
| 2 | 7363ベビーカレンダー | 12億円 | 38.0倍 |
| 3 | 9241フューチャーリンクネットワーク | 11億円 | 22.9倍 |
| 4 | 6573CRAVIA | 10億円 | — |
| 5 | 9238バリュークリエーション | 9億円 | — |
| 6 | 302Aビースタイルホールディングス | 9億円 | 33.1倍 |
| 7 | 7376BCC | 9億円 | — |
| 8 | 9562ビジネスコーチ | 7億円 | 77.4倍 |
| 9 | 2164地域新聞社 | 5億円 | — |
| 10 | 6195ホープ | 3億円 | 11.1倍 |
| 11 | 2120LIFULL | — | 9.0倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。
会社の歴史
沿革 43件
2008年創業とマーケティング事業の開始
バリュークリエーション株式会社は2008年4月、東京都渋谷区道玄坂においてマーケティング事業を目的に設立された。創業直後からWebマーケティング支援サービスを開始し、2011年7月にはフランチャイズ事業を開始して事業領域を拡大した。2012年5月にプライバシーマークの認証を取得し、情報管理体制を強化した。2014年10月には広告プラットフォーム「Vasta」をリリースし、自社メディア運用の基盤を整えた。同年11月にはストレッチアップ事業を開始するなど、マーケティング以外にも挑戦したが、2016年3月にフランチャイズ事業とストレッチアップ事業をIdealink株式会社に譲渡し、コア事業への集中を図った。
本社移転と車査定事業への参入
2015年4月に本社を東京都渋谷区渋谷に移転し、さらに2016年7月には現在の恵比寿に移転した。2017年4月には「車査定・買取の窓口」事業を開始し、自動車領域のマッチングサービスに進出した。同年10月には宮城県仙台市に仙台支社を設立し、拠点を東北にも拡げた。しかし、車査定事業は2021年9月にカーマーケティングジャパン株式会社に譲渡され、同事業から撤退した。この間、2017年10月に仙台支社を設立するなど、地域展開も模索したが、その後は首都圏を中心とした事業運営に回帰している。
解体の窓口サービス開始と急成長
2020年7月、当社は不動産DX事業の中核となる「解体の窓口」サービスを開始した。同年10月にはリビン・テクノロジーズ株式会社と業務提携し、サービス連携を強化。2022年4月には解体工事会社の加盟社数が1,000社を突破し、7月にはマッチング希望者数が1万人を超えた。同年6月には三井住友海上火災保険と代理店委託契約を締結し、「Wで安心解体工事請負業者賠償責任保険」の提供を開始。保険商品を組み合わせることでユーザーと業者の双方にとっての安心感を高めた。2023年2月には川崎市と空き家解体促進の実証実験に向けた連携協定を締結し、自治体との協力関係を構築した。
グロース市場上場と建設業許可取得
2023年11月、当社は東京証券取引所グロース市場に株式を上場した。上場後は積極的に業務提携を進め、同年11月に株式会社アズーム、12月に空き家活用株式会社、2024年2月には株式会社ストレージ王や株式会社スマテンと提携した。2024年2月には「解体エージェント」「外壁塗装エージェント」のウェブサイトを取得し、サービスラインを拡充。2024年3月には解体エージェントに解体費用AIシミュレーションモデルを搭載した。同年12月には一般建設業の許可を取得し、自社で元請けとして工事を受注できる体制を整備。2025年3月には特定建設業の許可も取得し、より大規模な工事に対応可能となった。
M&Aによる事業拡大とBtoBtoBモデルへの転換
2025年3月、当社はDad株式会社のLISMA事業を譲受し、マーケティング領域の強化を図った。同年4月には株式会社デジタルプラスのデジタルマーケティング支援事業を譲受し、さらに体制を拡充した。これらのM&Aにより、マーケティングDX事業の顧客基盤と技術力を強化した。一方、不動産DX事業では建設業許可を活用し、個人向け住宅解体に加えて法人向けの非住宅解体(店舗・事務所・工場など)への展開を推進。コンビニエンスストアや外食チェーンなど多店舗展開企業の継続的な解体需要を取り込み、中間流通を簡素化したBtoBtoBモデルを構築中である。提携不動産会社は約865社に達し、クロスセルによる収益多様化も進めている。
年表43件を開く
2000年代
- 2008年4月創業マーケティング事業を行うことを目的として、東京都渋谷区道玄坂にバリュークリエーション株式会社を設立
2010年代
- 2011年7月フランチャイズ事業開始
- 2012年5月プライバシーマークの認証取得
- 2014年10月広告プラットフォーム「Vasta」リリース
- 2014年11月ストレッチアップ事業を開始
- 2015年4月本社を東京都渋谷区渋谷に移転
- 2016年3月Idealink株式会社にフランチャイズ事業及びストレッチアップ事業を譲渡
- 2016年7月本社を東京都渋谷区恵比寿に移転
- 2017年4月「車査定・買取の窓口」事業を開始
- 2017年10月創業宮城県仙台市青葉区に仙台支社設立
2020年代
- 2020年7月「解体の窓口」サービスを開始
- 2020年10月リビン・テクノロジーズ株式会社と業務提携契約を締結
- 2020年11月YMAAマーク制度(注1)において薬機法医療法遵守広告代理店に認定
- 2020年12月「人生に役立つ」を網羅するサイト「Mola」オープン
- 2021年9月カーマーケティングジャパン株式会社に「車査定・買取の窓口」事業譲渡
- 2022年2月一般社団法人日本インタラクティブ広告協会(JIAA)(注2)入会
- 2022年4月「解体の窓口」解体工事会社の加盟社数が1,000社を突破
- 2022年6月三井住友海上火災保険株式会社と代理店委託契約を締結し「Wで安心解体工事請負業者賠償責任保険」の提供を開始
- 2022年7月「解体の窓口」解体事業者のマッチング希望者数が10,000人を突破
- 2022年9月一般社団法人デジタル広告品質認証機構(JICDAQ)(注3)の「品質認証事業者」認証を取得
- 2023年2月かっこ株式会社と業務提携契約を締結
- 2023年2月神奈川県川崎市と空き家解体促進を見据えた実証実験に向け連携協定を締結
- 2023年9月「解体の窓口」解体事業者のマッチング希望者数が20,000人を突破
- 2023年11月上場東京証券取引所グロース市場に株式を上場
- 2023年11月株式会社アズームとの業務提携契約を締結
- 2023年12月空き家活用株式会社との業務提携契約を締結
- 2024年2月株式会社ストレージ王との業務提携契約を締結
- 2024年2月株式会社スマテンとの業務提携契約を締結
- 2024年2月ウェブサイト(解体エージェント、外壁塗装エージェント)の取得
- 2024年3月解体エージェントに解体費用AIシミュレーションモデルを搭載
- 2024年3月本社を東京都渋谷区恵比寿に移転
- 2024年4月「Uber Eats における売上向上を目的とするコンサルティング事業」を開始
- 2024年4月株式会社AlbaLinkとの業務提携契約を締結
- 2024年5月解体の窓口×オリコ、解体と活用を希望する空き家・古家所有者向け「解体の窓口ローン」を商品化
- 2024年6月株式会社マーケットエンタープライズとの業務提携
- 2024年7月株式会社フィル・カンパニーとの業務提携
- 2024年12月一般建設業の許可取得
- 2025年3月「解体の窓口」が川崎市と空き家等の解体促進で連携
- 2025年3月「解体の窓口」のマッチング希望者数が40,000人を突破
- 2025年3月特定建設業の許可取得
- 2025年3月Dad株式会社のLISMA事業を譲受
- 2025年4月株式会社デジタルプラスのデジタルマーケティング支援事業を譲受
- 2025年8月「解体の窓口」解体事業者のマッチング希望者数が60,000人を突破
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2026/2期の経営方針より
会社は4つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。
- 01
サービス品質の維持・持続的向上
創業以来の多様なクライアントへのサービス提供で培ったノウハウと業界・業種特有の知見を最大限活用し、マーケティングサービスの品質を高める。人材の採用・育成も併せて推進する。
- 02
クライアント基盤の拡大
既存クライアントとの継続的関係構築とサービス品質向上による新規開拓を推進し、収益基盤の安定化と事業規模拡大を図る。
- 03
優秀な人材の育成と確保
持続的な事業拡大に不可欠な人材開発・育成の認識のもと、優秀な人材を確保し教育充実により組織の活性化を図る。
- 04
自社サービスの継続的強化
マーケティングDX事業では業界・業種の課題把握と最適なソリューション提供で競争力を強化。不動産DX事業では国や自治体との連携で住宅解体需要を取り込み、収益拡大を図る。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 3期分
グループ全体で66人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は616万円で、2期前と比べて+1.4%。平均年齢は33.5歳、平均勤続年数は4.4年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2024年2月 | 608 | 31.5 | 4.2 | 46 | — |
| 2025年2月 | 595 | 32.0 | 4.0 | 58 | −345 |
| 2026年2月 | 616 | 33.5 | 4.4 | 66 | −606 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2026年2月期の売上高は31億円、営業利益は-4億円。前期と比べると増収で、売上が+0.0%。
会社が出している今期の予想2027年2月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 34億円 | 31億円 |
| 営業利益 | 0億円 | -4億円 |
| 純利益 | -1億円 | -3億円 |
| 1株あたり配当 | ¥0 | ¥0 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
8期分
直近は2027年1Qで、売上は8億円、営業利益は0億円。前年の2025年1Qと比べると、売上は−11.1%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2024年3Q | 22 | 2 | 9.1 | 1 |
| 2024年4Q | 5 | — | — | 1 |
| 2025年1Q | 9 | 0 | 0.0 | 0 |
| 2025年2Q | 9 | 1 | 11.1 | 0 |
| 2025年4Q | 13 | −3 | −23.1 | 1 |
| 2026年2Q | 18 | 1 | 5.6 | 1 |
| 2026年4Q | 13 | −5 | −38.5 | −4 |
| 2027年1Q | 8 | 0 | 0.0 | −1 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 7期分
2020年2月期からの7期で、売上は17億円から31億円へ1.8倍に増えた。直近期の営業利益率は-12.9%。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2020年2月 | 17 | — | 1 | — | 0 |
| 2021年2月 | 21 | — | 0 | — | 0 |
| 2022年2月 | 23 | — | −1 | — | −1 |
| 東京証券取引所グロース市場に株式を上場 | |||||
| 2023年2月 | 25 | — | 1 | — | 1 |
| 2024年2月 | 27 | — | 2 | — | 2 |
| 2025年2月 | 31 | −2 | 3 | −6.5 | 1 |
| 2026年2月 | 31 | −4 | −1 | −12.9 | −3 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2026年2月期
売上高31億円のうち、営業利益として残るのは-4億円で-12.9%。営業外の損益と税金を反映した純利益は-3億円、売上の-9.7%にあたる。営業利益率は業種中央値7.5%を下回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金74.2%23億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金38.7%12億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益-12.9%-4億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。売上原価と販管費は単体ベースの数値です。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 5期分
2026年2月期は営業CFが−2億円、投資CFが−2億円で、差し引きのフリーCFは−4億円。この組み合わせは「先行投資型」にあたる。本業がまだ現金を生まない中、調達した資金で投資を続けている。スタートアップ・再建初期の型。期末の手元現金は11億円で、売上の4.3ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2022年2月 | 0 | 0 | 1 | 0 | 6 |
| 2023年2月 | 2 | 0 | 1 | 2 | 8 |
| 2024年2月 | 3 | −1 | 1 | 2 | 12 |
| 2025年2月 | 2 | −3 | 0 | −1 | 11 |
| 2026年2月 | −2 | −2 | 3 | −4 | 11 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 7期分
2026年2月期の総資産は19億円。このうち返さなくてよい自己資本が0億円で、自己資本比率は2.1%(業種中央値53.4%より薄い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2020年2月 | 12 | 1 | 11 | 5.2 |
| 2021年2月 | 17 | 0 | 17 | 2.6 |
| 2022年2月 | 13 | −2 | 15 | — |
| 2023年2月 | 14 | −1 | 15 | — |
| 2024年2月 | 18 | 3 | 15 | 15.8 |
| 2025年2月 | 18 | 4 | 14 | 21.5 |
| 2026年2月 | 19 | 0 | 19 | 2.1 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
サービス業 534社との比較
同じサービス業の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率で534社中442位あたり、逆に低いのは営業利益率で534社中514位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥388で、1年前と比べて-76.5%。過去52週の値幅のなかでは2%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PBR | 1.43倍 |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
株価は前日比6.28%下落し403円となった。1ヶ月では4.68%上昇するも、1年では75.14%下落しており、52週高値1,830円からは約78%低い水準にある。25日移動平均線410.6円を下回り、75日線466.37円も割り込んでいる。出来高は8月5日に82,100株と急増したが、8月6日は22,400株に減少し、戻り売りが優勢となっている。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準を割高と判定しています(スコア 20/100)。
PERは赤字のため算出不能。PBR 1.58倍は業界平均3.09倍を下回るが、ROE 35.8%は高い。しかし、直近期の業績が赤字転落し、売上高も横ばい。配当利回り0%と株主還元も乏しい。業績悪化を考慮すると、現状のバリュエーションは割高と判断。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PBR | 1.43倍 | 3.51倍 |
| ROE | 35.8% | 12.5% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
業績悪化が顕著。2026/2期は営業赤字継続見込み。強気派はリストラや不採算案件削減による再建を期待。弱気派は受注競争激化と人材流出で回復は困難と見る。株価は1年で72%下落。
- 再建策の進展
不採算事業撤退やコスト削減で損益改善
- デジタル需要
DX需要は根強く、受注回復の可能性
- 低い株価水準
PBR1.6倍と割安、反転余地あり
- コスト削減策による収益改善2027年2月期影響強
不採算事業見直しで固定費削減、営業利益黒字化目指す、改善額3億円超。
- 新規顧客獲得による売上回復継続影響中
ITサービス需要取り込みで売上高35億円超へ。
- M&Aによる事業拡大不定影響中
資産活用で買収、売上高50億円への成長シナリオ。
- 株価急落後の反発期待短期影響弱
時価総額10億、材料次第で短期資金流入。
- 赤字拡大
2026/2期営業赤字▲12.9%と悪化
- 競争激化
小規模SIerは価格競争で苦戦
- 人材確保難
IT技術者不足で採用・定着コスト増
- 赤字拡大による債務超過リスク2026年2月期影響強
営業損失4億円継続で純資産減少、債務超過の可能性。
- 主要顧客の契約終了不定影響中
特定顧客依存、契約打ち切りで売上高10%超減。
- 資金調達難による事業縮小継続影響中
赤字継続で運転資金不足、事業縮小不可避。
- 業績悪化による上場維持リスク2027年影響弱
時価総額10億、上場廃止基準抵触リスク。
- 営業利益率
- 黒字転換の最重要指標
- 受注単価
- 価格競争の影響を測る
- エンジニア単価
- 人材価値と収益性のバロメーター
- 解約率・継続率
- 顧客満足度とリピート率
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり0円で、前期から−69.2%。いまの株価に対する利回りは0.00%。
| 決算期 | 1株あたり配当円 | 前期比% | 配当性向% |
|---|---|---|---|
| 2025年2月 | 7 | — | 12.5 |
| 2026年2月 | 2 | −69.2 | — |
過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想—
株主
有価証券報告書より
2026年2月期末の株主数は延べ3,316人。区分でいちばん多いのは事業法人で57.6%。グループ会社や銀行などの安定株主が57.6%を占め、残る42.4%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2024年2月% | 2025年2月% | 2026年2月% |
|---|---|---|---|
| 事業法人 | 61.8 | 61.9 | 57.6 |
| 個人・その他 | 25.9 | 34.6 | 38.6 |
| 証券会社 | 7.0 | 0.8 | 2.6 |
| 自己株式 | — | — | 2.1 |
| 外国法人 | 3.0 | 2.5 | 1.2 |
| 外国人個人 | 0.0 | 0.1 | 0.1 |
| 金融機関 | 2.3 | 0.0 | — |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 合同会社ひまわり | 55.30 |
| 02 | 新谷 晃人 | 4.88 |
| 03 | 西田憲司 | 1.45 |
| 04 | 大坂谷 優介 | 1.16 |
| 05 | かっこ株式会社 | 0.97 |
| 06 | 楽天証券株式会社共有口 | 0.96 |
| 07 | 豊野 桂太 | 0.78 |
| 08 | 乗冨 健矢 | 0.74 |
| 09 | JPモルガン証券株式会社 | 0.68 |
| 10 | 株式会社アンビション・ベンチャーズ | 0.54 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
- 2026-08-05株式会社Kobayashi Family Capital新規の大量保有報告9.66%
提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 7期分
1株利益は7期で−116%、1株純資産は5期で−99%。直近期のROEは35.8%で、日本株の目安とされる8%を上回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|---|
| 2020年2月 | 711 | 1,202 | 83.9 | — | — |
| 2021年2月 | −310 | 892 | — | — | — |
| 2022年2月 | −71 | — | — | — | — |
| 2023年2月 | 46 | — | — | — | — |
| 2024年2月 | 83 | 122 | 241.2 | 15.7 | 7.3 |
| 2025年2月 | 52 | 168 | 35.8 | 19.0 | 12.5 |
| 2026年2月 | −114 | 17 | — | — | — |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
8名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は8名。2026/2期の役員報酬は総額73百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 新谷晃人 | 代表取締役 社長 | 43 | 51,414,800 |
| 大坂谷優介 | 取締役 | 39 | 27,320 |
| 乗冨健矢 | 取締役 | 39 | 17,280 |
| 前田重実 | 取締役 | 54 | — |
| 中山寿英 | 取締役 | 57 | — |
| 村嶌宏之 | 常勤監査役 | 75 | — |
| 清野芳昭 | 監査役 | 78 | — |
| 山口敬之 | 監査役 | 45 | — |
役員報酬の内訳2026/2期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 3 | 62 | 62 | 21 |
| 社外取締役 | 4 | 11 | 11 | 3 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2026/2期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容3,412字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題4,628字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク8,570字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)5,846字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
- 有価証券報告書有価証券報告書-第18期(2025/03/01-2026/02/28)2026-05-29
- 半期報告書半期報告書-第18期(2025/03/01-2026/02/28)2025-10-15
- 有価証券報告書有価証券報告書-第17期(2024/03/01-2025/02/28)2025-05-29
- 半期報告書半期報告書-第17期(2024/03/01-2025/02/28)2024-10-15
- 四半期報告書四半期報告書-第17期第1四半期(2024/03/01-2024/05/31)2024-07-12
- 有価証券報告書有価証券報告書-第16期(2023/03/01-2024/02/29)2024-05-31
- 四半期報告書四半期報告書-第16期第3四半期(2023/09/01-2023/11/30)2024-01-15
リンク先はEDINET (金融庁) の書類閲覧ページです。
関連する企業
関連企業