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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

バリュークリエーション

9238 · Growth · サービス業

レガシー業界向けのマーケティングDXと解体マッチングプラットフォームを軸に、集客ノウハウを別業界へ横展開する会社。

概要

バリュークリエーションは2008年4月に設立されたマーケティングDX企業で、2023年11月に東京証券取引所グロース市場に上場した。主力のマーケティングDX事業では、運用型広告を中心にレガシー業界向けの集客支援を一貫して提供し、月間平均継続率約97%を維持する。2020年7月からは不動産DX事業として解体工事マッチングプラットフォーム「解体の窓口」を運営し、2025年8月時点でマッチング希望者数6万人を突破した。2026年2月期の売上高は31億円、従業員数は66名である。

マーケティングDXと不動産DXの二軸構造

当社はマーケティングDX事業と不動産DX事業の二つのセグメントで構成される。マーケティングDX事業は売上高の大部分を占め、2026年2月期に27億7,969万円の売上を計上した。同事業では検索連動型広告やディスプレイ広告など運用型広告を中心に、顧客のWebサイトへの集客を課題抽出から戦略立案、運用まで一貫して支援する。不動産DX事業は同年に3億4,764万円の売上で前年比69.8%増と急成長した。「解体の窓口」を中核に、解体工事の見積もり比較から土地売却までオンライン完結するマッチングサービスを提供する。両事業はマーケティングで培った集客ノウハウを不動産領域に応用するシナジーを生んでいる。

レガシー業界に特化した集客支援

マーケティングDX事業の特徴は、DX化が遅れている「レガシー業界」を主要ターゲットとする点にある。総務省の調査を基に、DX未着手企業が75%以上の業界をレガシー業界と定義し、その市場には既存の商習慣や伝統によりDXが進まず支援可能領域が大きいと捉える。当社は2008年の創業以来多種多様なクライアントにサービスを提供し、業界特有の課題を識別・蓄積してきた。この知見によりサービス品質を高め、2025年3月から2026年2月までの月平均継続率は約97%を達成した。取引先との長期リレーションを強みに、クロスセルやアップセルによる取引拡大を進めている。

解体の窓口が生み出す逆オークション

不動産DX事業の中核サービス「解体の窓口」は、物件の解体を希望するユーザーと全国約2,000社の解体事業者をマッチングするプラットフォームである。特徴は「逆オークション」方式で、ユーザーが物件情報と写真を登録すると、複数の業者が価格を競い合い見積もりを提示する。通常のオークションと異なり、業者が他社より安値で入札する仕組みであるため、ユーザーは手間なく最安値の見積もりを入手できる。当社のコンシェルジュがユーザーと業者の間に入り、物件情報の伝達や現地調査の調整、決断に必要な情報提供を行う。また、業者紹介に先立ち、建設業許可や反社会的勢力チェックなどの審査を実施し、品質と安全性を担保する。

収益構造と財務の現状

2026年2月期の連結売上高は31億2,733万円、前年比1.8%増となった。セグメント別ではマーケティングDX事業が27億7,969万円(前年比3.0%減)、不動産DX事業が3億4,764万円(前年比69.8%増)である。売上総利益率は25.8%を維持する一方、営業損失は4億2,384万円(前年は2億3,390万円の損失)に拡大した。これは不動産DX事業への先行投資や事業譲受に伴う費用増加が主因である。当期純損失は2億6,097万円となった。資産合計は19億606万円、負債合計は18億6,655万円、純資産は3,951万円と自己資本比率は約2.1%である。キャッシュ・フローでは営業活動で1億7,922万円の支出、投資活動で1億8,242万円の支出、財務活動で3億4,735万円の収入を計上した。

業界の中での役割はデジタルマーケティング支援と不動産関連マッチングサービスの提供者。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
31億円
営業利益
-4億円
営業利益率
-12.9%
純利益
-3億円
2026/2 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01マーケティングDX主力

運用型広告を中心に、顧客のWeb集客課題を抽出し戦略立案から広告運用までを一貫提供。特にDX化が遅れているレガシー業界を対象に、業界特有の課題に応じた支援を行うことで高いリレーションと取引継続率を実現している。

主な製品・サービス3
検索連動型広告
GoogleやYahoo!等の検索エンジン上で、検索キーワードに連動して表示される広告を運用する。
ディスプレイ広告
Webサイトの広告枠に表示される画像・動画・テキスト広告を配信する。
インフィード広告
Webサイトやアプリのコンテンツ間に組み込まれた形式の広告を配信する。

02不動産DX準主力

解体業者とユーザーをマッチングする「解体の窓口」等を運営。逆オークション方式で見積もりを比較できるほか、コンシェルジュが調整を代行。2024年12月に建設業許可を取得し、法人向け非住宅解体のBtoBtoBモデルにも進出している。

主な製品・サービス3
解体の窓口
解体希望者と解体業者をオンラインでマッチングするプラットフォーム。複数業者から見積もりを取得でき、最安値を比較できる。
解体エージェント
解体工事の代理店サービス。
外壁塗装エージェント
外壁塗装業者とユーザーをマッチングするサービス。

製品と技術

運用型広告のフルファネル支援

マーケティングDX事業の核は、検索連動型広告、ディスプレイ広告、インフィード広告などの運用型広告を組み合わせたプロモーション支援である。当社は顧客のマーケティング戦略に応じて複数の広告手法を柔軟に組み合わせ、課題抽出から戦略立案、広告運用、効果測定まで一貫して提供する。特にレガシー業界向けに特化し、業界特有の課題を識別・蓄積したノウハウを活かす。自社プラットフォーム「Vasta」を活用し、広告配信結果をリアルタイムで確認・改善することで高い効果を実現する。この結果、月間平均継続率約97%を維持しており、顧客との長期的なリレーションを強みとする。

解体の窓口の逆オークションとコンシェルジュ体制

「解体の窓口」は、物件解体を希望するユーザーと全国約2,000社の解体事業者をマッチングするプラットフォームである。最大の特徴は逆オークション方式で、ユーザーが物件情報を登録すると複数の業者が価格を競い合い、安値の見積もりが届く仕組み。ユーザーは個別に電話対応する必要がなく、オンラインで複数見積もりを比較できる。当社のコンシェルジュがユーザーと業者の間に入り、物件情報の詳細伝達、現地調査の日程調整、決断に必要な情報提供を行う。業者は顧客とのやり取りの負担が軽減され、見積もり入札に集中できる。また、紹介する業者は事前に建設業許可や反社会的勢力チェックなどの審査を通過したものに限られる。

解体費用AIシミュレーションモデルと新サービス

2024年3月、当社は「解体エージェント」に解体費用AIシミュレーションモデルを搭載した。このモデルは物件情報や写真からAIが解体費用を即座に概算提示し、ユーザーの概算把握を支援する。また、同年2月に取得した「外壁塗装エージェント」では、外壁塗装工事のマッチングサービスを提供。さらに2024年4月からは「Uber Eatsにおける売上向上を目的とするコンサルティング事業」を開始し、マーケティングDXの知見をフードデリバリー領域にも応用している。2024年5月にはオリコと連携し「解体の窓口ローン」を商品化し、解体費用の資金調達手段も提供。これら一連のサービス拡充により、解体・リフォーム領域のワンストップ化を進めている。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

サービス業のなかでの位置

赤字拡大、事業モデルに課題

バリュークリエーションはサービス業で売上高31億円程度。営業利益率は2025年2月期▲6.45%から2026年2月期▲12.9%と赤字が拡大。同業のジンジブやイシンも苦戦傾向だが、当社の損失率は深刻。

強み

  • 31億円の売上を維持し、顧客基盤は残っている。
  • サービス業での経験やノウハウが蓄積されている。
  • 小規模組織で戦略転換が比較的容易。
  • 社名から価値創造を志向し、イメージは悪くない。

課題

  • 営業赤字が年々拡大し、収益改善策が急務。
  • 売上横ばいで赤字は人件費や固定費超過が原因。
  • 同業他社との差別化ができず、価格競争に巻き込まれている。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

サービス業の時価総額近傍。太字がバリュークリエーション

時価総額で並べると、掲載11社のなかで5番目にあたる。

#企業時価総額PER
16786RVH12億円41.0倍
27363ベビーカレンダー12億円38.0倍
39241フューチャーリンクネットワーク11億円22.9倍
46573CRAVIA10億円
59238バリュークリエーション9億円
6302Aビースタイルホールディングス9億円33.1倍
77376BCC9億円
89562ビジネスコーチ7億円77.4倍
92164地域新聞社5億円
106195ホープ3億円11.1倍
112120LIFULL9.0倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 43件

2008年創業とマーケティング事業の開始

バリュークリエーション株式会社は2008年4月、東京都渋谷区道玄坂においてマーケティング事業を目的に設立された。創業直後からWebマーケティング支援サービスを開始し、2011年7月にはフランチャイズ事業を開始して事業領域を拡大した。2012年5月にプライバシーマークの認証を取得し、情報管理体制を強化した。2014年10月には広告プラットフォーム「Vasta」をリリースし、自社メディア運用の基盤を整えた。同年11月にはストレッチアップ事業を開始するなど、マーケティング以外にも挑戦したが、2016年3月にフランチャイズ事業とストレッチアップ事業をIdealink株式会社に譲渡し、コア事業への集中を図った。

本社移転と車査定事業への参入

2015年4月に本社を東京都渋谷区渋谷に移転し、さらに2016年7月には現在の恵比寿に移転した。2017年4月には「車査定・買取の窓口」事業を開始し、自動車領域のマッチングサービスに進出した。同年10月には宮城県仙台市に仙台支社を設立し、拠点を東北にも拡げた。しかし、車査定事業は2021年9月にカーマーケティングジャパン株式会社に譲渡され、同事業から撤退した。この間、2017年10月に仙台支社を設立するなど、地域展開も模索したが、その後は首都圏を中心とした事業運営に回帰している。

解体の窓口サービス開始と急成長

2020年7月、当社は不動産DX事業の中核となる「解体の窓口」サービスを開始した。同年10月にはリビン・テクノロジーズ株式会社と業務提携し、サービス連携を強化。2022年4月には解体工事会社の加盟社数が1,000社を突破し、7月にはマッチング希望者数が1万人を超えた。同年6月には三井住友海上火災保険と代理店委託契約を締結し、「Wで安心解体工事請負業者賠償責任保険」の提供を開始。保険商品を組み合わせることでユーザーと業者の双方にとっての安心感を高めた。2023年2月には川崎市と空き家解体促進の実証実験に向けた連携協定を締結し、自治体との協力関係を構築した。

グロース市場上場と建設業許可取得

2023年11月、当社は東京証券取引所グロース市場に株式を上場した。上場後は積極的に業務提携を進め、同年11月に株式会社アズーム、12月に空き家活用株式会社、2024年2月には株式会社ストレージ王や株式会社スマテンと提携した。2024年2月には「解体エージェント」「外壁塗装エージェント」のウェブサイトを取得し、サービスラインを拡充。2024年3月には解体エージェントに解体費用AIシミュレーションモデルを搭載した。同年12月には一般建設業の許可を取得し、自社で元請けとして工事を受注できる体制を整備。2025年3月には特定建設業の許可も取得し、より大規模な工事に対応可能となった。

M&Aによる事業拡大とBtoBtoBモデルへの転換

2025年3月、当社はDad株式会社のLISMA事業を譲受し、マーケティング領域の強化を図った。同年4月には株式会社デジタルプラスのデジタルマーケティング支援事業を譲受し、さらに体制を拡充した。これらのM&Aにより、マーケティングDX事業の顧客基盤と技術力を強化した。一方、不動産DX事業では建設業許可を活用し、個人向け住宅解体に加えて法人向けの非住宅解体(店舗・事務所・工場など)への展開を推進。コンビニエンスストアや外食チェーンなど多店舗展開企業の継続的な解体需要を取り込み、中間流通を簡素化したBtoBtoBモデルを構築中である。提携不動産会社は約865社に達し、クロスセルによる収益多様化も進めている。

年表43件を開く

2000年代

  • 2008年4月創業マーケティング事業を行うことを目的として、東京都渋谷区道玄坂にバリュークリエーション株式会社を設立

2010年代

  • 2011年7月フランチャイズ事業開始
  • 2012年5月プライバシーマークの認証取得
  • 2014年10月広告プラットフォーム「Vasta」リリース
  • 2014年11月ストレッチアップ事業を開始
  • 2015年4月本社を東京都渋谷区渋谷に移転
  • 2016年3月Idealink株式会社にフランチャイズ事業及びストレッチアップ事業を譲渡
  • 2016年7月本社を東京都渋谷区恵比寿に移転
  • 2017年4月「車査定・買取の窓口」事業を開始
  • 2017年10月創業宮城県仙台市青葉区に仙台支社設立

2020年代

  • 2020年7月「解体の窓口」サービスを開始
  • 2020年10月リビン・テクノロジーズ株式会社と業務提携契約を締結
  • 2020年11月YMAAマーク制度(注1)において薬機法医療法遵守広告代理店に認定
  • 2020年12月「人生に役立つ」を網羅するサイト「Mola」オープン
  • 2021年9月カーマーケティングジャパン株式会社に「車査定・買取の窓口」事業譲渡
  • 2022年2月一般社団法人日本インタラクティブ広告協会(JIAA)(注2)入会
  • 2022年4月「解体の窓口」解体工事会社の加盟社数が1,000社を突破
  • 2022年6月三井住友海上火災保険株式会社と代理店委託契約を締結し「Wで安心解体工事請負業者賠償責任保険」の提供を開始
  • 2022年7月「解体の窓口」解体事業者のマッチング希望者数が10,000人を突破
  • 2022年9月一般社団法人デジタル広告品質認証機構(JICDAQ)(注3)の「品質認証事業者」認証を取得
  • 2023年2月かっこ株式会社と業務提携契約を締結
  • 2023年2月神奈川県川崎市と空き家解体促進を見据えた実証実験に向け連携協定を締結
  • 2023年9月「解体の窓口」解体事業者のマッチング希望者数が20,000人を突破
  • 2023年11月上場東京証券取引所グロース市場に株式を上場
  • 2023年11月株式会社アズームとの業務提携契約を締結
  • 2023年12月空き家活用株式会社との業務提携契約を締結
  • 2024年2月株式会社ストレージ王との業務提携契約を締結
  • 2024年2月株式会社スマテンとの業務提携契約を締結
  • 2024年2月ウェブサイト(解体エージェント、外壁塗装エージェント)の取得
  • 2024年3月解体エージェントに解体費用AIシミュレーションモデルを搭載
  • 2024年3月本社を東京都渋谷区恵比寿に移転
  • 2024年4月「Uber Eats における売上向上を目的とするコンサルティング事業」を開始
  • 2024年4月株式会社AlbaLinkとの業務提携契約を締結
  • 2024年5月解体の窓口×オリコ、解体と活用を希望する空き家・古家所有者向け「解体の窓口ローン」を商品化
  • 2024年6月株式会社マーケットエンタープライズとの業務提携
  • 2024年7月株式会社フィル・カンパニーとの業務提携
  • 2024年12月一般建設業の許可取得
  • 2025年3月「解体の窓口」が川崎市と空き家等の解体促進で連携
  • 2025年3月「解体の窓口」のマッチング希望者数が40,000人を突破
  • 2025年3月特定建設業の許可取得
  • 2025年3月Dad株式会社のLISMA事業を譲受
  • 2025年4月株式会社デジタルプラスのデジタルマーケティング支援事業を譲受
  • 2025年8月「解体の窓口」解体事業者のマッチング希望者数が60,000人を突破

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/2期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    サービス品質の維持・持続的向上

    創業以来の多様なクライアントへのサービス提供で培ったノウハウと業界・業種特有の知見を最大限活用し、マーケティングサービスの品質を高める。人材の採用・育成も併せて推進する。

  2. 02

    クライアント基盤の拡大

    既存クライアントとの継続的関係構築とサービス品質向上による新規開拓を推進し、収益基盤の安定化と事業規模拡大を図る。

  3. 03

    優秀な人材の育成と確保

    持続的な事業拡大に不可欠な人材開発・育成の認識のもと、優秀な人材を確保し教育充実により組織の活性化を図る。

  4. 04

    自社サービスの継続的強化

    マーケティングDX事業では業界・業種の課題把握と最適なソリューション提供で競争力を強化。不動産DX事業では国や自治体との連携で住宅解体需要を取り込み、収益拡大を図る。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 3期分

グループ全体で66人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は616万円で、2期前と比べて+1.4%平均年齢は33.5歳、平均勤続年数は4.4年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2024年2月60831.54.246
2025年2月59532.04.058−345
2026年2月61633.54.466−606

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

拠点とグループ

設備と関係会社

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年2月期の売上高は31億円営業利益-4億円前期と比べると増収で、売上が+0.0%。

売上高
+0.0%
31億円
営業利益
-4億円
純利益
-400.0%
-3億円
営業利益率
-12.9%
前期比 -6.5%pt

会社が出している今期の予想2027年2月期

項目会社予想前期実績
売上高34億円31億円
営業利益0億円-4億円
純利益-1億円-3億円
1株あたり配当¥0¥0

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

8期分

直近は2027年1Qで、売上は8億円、営業利益は0億円。前年の2025年1Qと比べると、売上は−11.1%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2024年3Q2229.11
2024年4Q51
2025年1Q900.00
2025年2Q9111.10
2025年4Q13−3−23.11
2026年2Q1815.61
2026年4Q13−5−38.5−4
2027年1Q800.0−1

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 7期分

2020年2月期からの7期で、売上は17億円から31億円へ1.8倍に増えた。直近期の営業利益率は-12.9%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2020年2月1710
2021年2月2100
2022年2月23−1−1
東京証券取引所グロース市場に株式を上場
2023年2月2511
2024年2月2722
2025年2月31−23−6.51
2026年2月31−4−1−12.9−3

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年2月期

売上高31億円のうち、営業利益として残るのは-4億円-12.9%。営業外の損益と税金を反映した純利益は-3億円、売上の-9.7%にあたる。営業利益率は業種中央値7.5%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金74.2%23億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金38.7%12億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益-12.9%-4億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。売上原価と販管費は単体ベースの数値です。

粗利率
25.8%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比20.5pt
-12.9%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比14.7pt
-9.7%
税金まで払って最後に残る割合
ROA
-15.8%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
-28.0%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 5期分

2026年2月期は営業CFが−2億円、投資CFが−2億円で、差し引きのフリーCFは−4億円この組み合わせは先行投資型にあたる。本業がまだ現金を生まない中、調達した資金で投資を続けている。スタートアップ・再建初期の型期末の手元現金は11億円で、売上の4.3ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2022年2月00106
2023年2月20128
2024年2月3−11212
2025年2月2−30−111
2026年2月−2−23−411

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 7期分

2026年2月期の総資産は19億円。このうち返さなくてよい自己資本が0億円で、自己資本比率は2.1%(業種中央値53.4%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2020年2月121115.2
2021年2月170172.6
2022年2月13−215
2023年2月14−115
2024年2月1831515.8
2025年2月1841421.5
2026年2月190192.1

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年2月期の内訳単体ベース
現金及び預金
9億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
-2億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
19億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
21
/ 100
安定性自己資本比率1 / 40
収益力営業利益率0 / 30
現金創出営業CFの黒字継続20 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

サービス業 534社との比較

同じサービス業の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率534社中442位あたり、逆に低いのは営業利益率534社中514位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
/中央値 11.8%
P25 6.0%P75 18.9%
営業利益率下位売上のうち本業の利益として残る割合
-12.9%/中央値 7.5%
P25 3.5%P75 12.7%
自己資本比率下位総資産のうち返済のいらないお金の割合
2.1%/中央値 53.4%
P25 36.8%P75 69.7%
売上成長率下位前期からの売上の伸び
0.0%/中央値 7.2%
P25 1.6%P75 16.0%
配当利回り下位株価に対して1年で受け取る配当の割合
0.0%/中央値 3.1%
P25 1.9%P75 4.1%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥388で、1年前と比べて-76.5%過去52週の値幅のなかでは2%の位置にある。

¥388+0.0%1ヶ月-8.3%1年-76.5%時価総額9億円
過去52週の値幅
安値¥365高値¥1,830

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PBR1.43倍

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は前日比6.28%下落し403円となった。1ヶ月では4.68%上昇するも、1年では75.14%下落しており、52週高値1,830円からは約78%低い水準にある。25日移動平均線410.6円を下回り、75日線466.37円も割り込んでいる。出来高は8月5日に82,100株と急増したが、8月6日は22,400株に減少し、戻り売りが優勢となっている。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割高と判定しています(スコア 20/100)

PERは赤字のため算出不能。PBR 1.58倍は業界平均3.09倍を下回るが、ROE 35.8%は高い。しかし、直近期の業績が赤字転落し、売上高も横ばい。配当利回り0%と株主還元も乏しい。業績悪化を考慮すると、現状のバリュエーションは割高と判断。

指標この会社業種平均
PBR1.43倍3.51倍
ROE35.8%12.5%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

業績悪化が顕著。2026/2期は営業赤字継続見込み。強気派はリストラや不採算案件削減による再建を期待。弱気派は受注競争激化と人材流出で回復は困難と見る。株価は1年で72%下落。

プラスに働く材料7
  • 再建策の進展

    不採算事業撤退やコスト削減で損益改善

  • デジタル需要

    DX需要は根強く、受注回復の可能性

  • 低い株価水準

    PBR1.6倍と割安、反転余地あり

  • コスト削減策による収益改善2027年2月期影響

    不採算事業見直しで固定費削減、営業利益黒字化目指す、改善額3億円超。

  • 新規顧客獲得による売上回復継続影響

    ITサービス需要取り込みで売上高35億円超へ。

  • M&Aによる事業拡大不定影響

    資産活用で買収、売上高50億円への成長シナリオ。

  • 株価急落後の反発期待短期影響

    時価総額10億、材料次第で短期資金流入。

マイナスに働く材料7
  • 赤字拡大

    2026/2期営業赤字▲12.9%と悪化

  • 競争激化

    小規模SIerは価格競争で苦戦

  • 人材確保難

    IT技術者不足で採用・定着コスト増

  • 赤字拡大による債務超過リスク2026年2月期影響

    営業損失4億円継続で純資産減少、債務超過の可能性。

  • 主要顧客の契約終了不定影響

    特定顧客依存、契約打ち切りで売上高10%超減。

  • 資金調達難による事業縮小継続影響

    赤字継続で運転資金不足、事業縮小不可避。

  • 業績悪化による上場維持リスク2027年影響

    時価総額10億、上場廃止基準抵触リスク。

次の決算で確かめる点
営業利益率
黒字転換の最重要指標
受注単価
価格競争の影響を測る
エンジニア単価
人材価値と収益性のバロメーター
解約率・継続率
顧客満足度とリピート率

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり0で、前期から69.2%いまの株価に対する利回りは0.00%。

年間配当
¥0
1株あたり
配当利回り
0.00%
いまの株価に対して
配当性向
12.5%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2025年2月712.5
2026年2月2−69.2

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想

株主

有価証券報告書より

2026年2月期末の株主数は延べ3,316人。区分でいちばん多いのは事業法人57.6%。グループ会社や銀行などの安定株主が57.6%を占め、残る42.4%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2024年2月%2025年2月%2026年2月%
事業法人61.861.957.6
個人・その他25.934.638.6
証券会社7.00.82.6
自己株式2.1
外国法人3.02.51.2
外国人個人0.00.10.1
金融機関2.30.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01合同会社ひまわり55.30
02新谷 晃人4.88
03西田憲司1.45
04大坂谷 優介1.16
05かっこ株式会社0.97
06楽天証券株式会社共有口0.96
07豊野 桂太0.78
08乗冨 健矢0.74
09JPモルガン証券株式会社0.68
10株式会社アンビション・ベンチャーズ0.54

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近1
  • 2026-08-05
    株式会社Kobayashi Family Capital
    新規の大量保有報告
    9.66%

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 7期分

1株利益は7期で−116%、1株純資産は5期で−99%。直近期のROEは35.8%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2020年2月7111,20283.9
2021年2月−310892
2022年2月−71
2023年2月46
2024年2月83122241.215.77.3
2025年2月5216835.819.012.5
2026年2月−11417

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

8名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は8名。2026/2期の役員報酬は総額73百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
新谷晃人代表取締役 社長4351,414,800
大坂谷優介取締役3927,320
乗冨健矢取締役3917,280
前田重実取締役54
中山寿英取締役57
村嶌宏之常勤監査役75
清野芳昭監査役78
山口敬之監査役45

役員報酬の内訳2026/2

役員の区分人数固定報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)3626221
社外取締役411113

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/2期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容3,412字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社は、マーケティングDX事業で個社別の集客に関する課題を解消、業界の集客課題の特定を行い、解消のための集客ノウハウを蓄積させております。 マーケティングで培ったノウハウや課題意識を活かし、不動産DX事業において解体の窓口を運営しております。 売上高は2026年2月期でマーケティングDX事業2,779百万円、不動産DX事業347百万円の規模となっております。 事業の概要 顧客のWeb領域における課題を総合的に解決するマーケティングDX事業と不動産領域における課題を総合的に解決する不動産DX事業を営んでおります。なお、当社の事業セグメントにつきましては、「マーケティングDX事業」「不動産DX事業」に区分しております。マーケティングDX事業においては特にレガシー業界(注)に対してのマーケティングDX支援を行っていることと、マーケティングDX事業での集客ノウハウを活かしたマッチングプラットフォーム事業である不動産DX事業を展開することで2026年2月期において売上総利益率25.8%を実現しています。 (注)総務省(2021)「デジタル・トランスフォーメーションによる経済へのインパクトに関する調査研究」より2020年時点でDXに取り組みがない企業数が全体の75%以上の業界を取り組みが遅れている業界(=レガシー業界)として定義 (1)マーケティングDX事業 運用型広告(注)1.を中心とするプロモーション手法を通じ、顧客のWebサイトへの集客を適切に行うための課題抽出、戦略立案から広告の運用までを一貫して実施しております。具体的には、顧客のマーケティング戦略に応じて複数種類の広告手法・プラットフォームを柔軟に組み合わせ、プロモーションを設計・運用しております。 当社が具体的に提供しているものとしては、主に検索連動型広告(注)2、ディスプレイ広告(注)3、インフィード広告(注)4.等の運用型広告になります。運用型広告は、広告運用者が広告を配信するための設定を行い、ほぼリアルタイムに広告配信結果を確認、設定の改善をしていくため、運用者によって広告効果に大きな違いが出ることが特徴です。当社では2008年の創業から現在まで、多種多様なクライアントへのサービスを継続してきたことで業界や業種特有の課題を識別、情報を蓄積することでサービス品質を高めることが可能となっております。結果、顧客との良好なリレーションを構築することができ、取引継続率(※)は約97%を保持しております。 当社では、規模は大きいがDX化に遅れており、これからDX化に取り組む業界やセクターであるレガシー業界をマーケティング支援の対象としております。その市場では既存の商習慣や伝統などによりDXに取り組むことが遅くなった市場として支援可能領域は大きいと考えています。経営の課題抽出から戦略の立案、広告の実施までを一貫して提案する当社の強みが発揮できる市場となっています。 ※取引継続率:前月から当月に継続した社数と過去取引があった先で当月取引を再開した社数を分子、前月の取引社数を分母として算出(約97%は2025年3月から2026年2月までの月平均継続率) (注)1.運用型広告とは、インターネットのユーザーに対し、リアルタイムに入札額やクリエイティブ、ターゲット等を変更・改善しながら配信する広告を指します。 2. 検索連動型広告とは、ヤフー株式会社やGoogle LLC等が提供する検索エンジンの検索結果に表示される広告を指します。 3.ディスプレイ広告とは、Webサイトの広告枠に表示される画像広告、動画広告、テキスト広告を指します。 4.インフィード広告とは、Webサイトやアプリのコンテンツとコンテンツの間に表示される体裁の広告を指します。 (2)不動産DX事業 DXで解体業界に新たな価値を届けるべく「解体の窓口」、「解体エージェント」及び「外壁塗装エージェント」を運営しています。これらの自社メディアは、業者との直接のやりとりが不要、見積もり比較から解体後の土地の売却まで、すべてオンラインで完結できるサイトです。具体的には所有する物件を解体したいと考えているユーザーと、ユーザーを探している解体業者をマッチングさせ、物件情報と写真をもとに、全国の約2,000社(2026年2月時点)の解体業者の中から解体費用の見積もり入札が届く、「逆オークション」を採用しております。通常のオークションではオークションが進むにつれて値段が上がっていきますが、解体業者が他社より安値で見積もりを提示する仕組みである点が通常のオークションと異なります。2025年8月時点でマッチング希望者数が60,000人を突破し、サービス開始から順調に推移しております。 保有している不動産を建て替えたり売却したりする前には、ほとんどの場合において建物を解体する必要があるため、解体業者を探すことになります。業者を通して解体業者を探そうとすると仲介費用等が発生するなど時間と費用がかかります。またユーザーに解体に関する知識がないことなどから、どの解体業者を選択すべきかの判断が困難であり、トラブルの発生要因ともなっております。 当該課題に対し解体の窓口を利用することで複数業者と個別の電話対応をしなくて済み、同条件で競われた見積もりと最安値を手間なくオンラインで入手することが可能となります。さらに当社のコンシェルジュが物件情報の詳細伝達をユーザーより聞き取ったり、現地調査日時の調整を解体業者と図ったり、ユーザーに対して決断に必要な情報提供をするなどユーザーと解体業者の間に入って対応を進めることで、解体の知識がないユーザーでも安心してサービス利用ができ、解体業者は顧客とのやり取りに関するリソースを有効活用できる仕組みとなっています。 ユーザーに対して紹介する解体業者については事前に社内において解体工事業の登録や建設業許可を受けていること及び反社会的勢力であるかのチェックや行政処分歴を確認した上で取引上問題ないと判断された業者のみユーザーにご紹介できる仕組みとしています。 また、当社は2024年12月に建設業許可を取得しており、従来の解体業者紹介によるマッチングサービスに加え、当社が元請けとして法人案件を直接受注するBtoBtoBモデルへの展開を推進しております。従来の住宅解体領域において培った解体事業者ネットワーク、集客ノウハウ及びオペレーション体制を活用し、店舗・事務所・工場等の非住宅解体市場への参入を進めております。特に、多店舗展開を行うコンビニエンスストア、ドラッグストア、外食チェーン等においては、閉店・改装・建替え等に伴う継続的な解体需要が存在しており、法人需要の取り込みによる案件数拡大を見込んでおります。 非住宅解体市場においては、品質管理やコンプライアンス対応、近隣対応等の観点から、一定の信頼性や施工管理体制が求められる一方、参入プレイヤーが限定的であることから、既存の商流が固定化されやすい市場構造となっております。当社は、上場企業としての信用力及び全国規模の解体事業者ネットワークを活用することで、中間流通の簡素化や適正価格での工事提供を実現し、市場シェア拡大を目指しております。 また、法人顧客との取引開始後は、同一企業内の他店舗・他部門・グループ会社へ案件が横展開される傾向があり、単発収益ではなく継続的な案件獲得につながるストック性の高い収益モデルの構築を進めており、加えて、不動産情報や建て替え情報の紹介ニーズに対して提携している不動産仲介や売買会社、駐車場会社などに紹介をし、手数料を受領する事業も展開しており、提携不動産会社は約865社(2026年2月時点)となっています。 このように、デジタルマーケティングの磨き込みとオペレーショナル・エクセレンス(※)の構築、さらに、1人の集客に対しクロスセルできるモデルを構築することで従来のマッチングプラットフォームと比較し複数のキャッシュポイントを実現しております。 ※ 競争源泉の要素として、業務フローが定着した結果、オペレーションが磨きあげられた状態を指しています。 [事業系統図] マーケティングDX事業 不動産DX事業
経営方針・対処すべき課題4,628字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社の経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において当社が判断したものであります。 (1) 経営方針 「従業員満足度と顧客満足度を高めて日本と世界をより良くする会社を創る」を企業理念として掲げ、多角的なソリューション提案を行いクライアントの「企業価値と利益を最大化すること」を達成し、企業価値の最大化を目指します。 マーケティング専門会社として創業した当社はその時々で最適なWebマーケティング、プロモーションの手法を用いてクライアント企業にサービス提供をしてまいりました。また、主軸であるマーケティングDX事業で積み重ねた実績を基に、クライアントとユーザー、双方にとって役立つようなメディアの構築を目指し、2020年7月より「解体の窓口」、2024年3月より「解体エージェント」サービス、「外壁塗装エージェント」サービスを開始いたしました。また、当社は建設業許可を活用し、法人顧客から直接受注する元請け案件への展開を進めております。これにより、従来の個人向け住宅解体領域に加え、店舗・事務所等の非住宅解体を含むBtoBtoB領域への対応を強化し、事業領域の拡大及び収益基盤の多様化を図っております。 当社の事業展開方針としては、マーケティングDX事業の持続的な成長、不動産DX事業の更なる展開をはじめ、新たなDX領域におけるメディアの展開を目指しております。 (2) 経営環境及び中期的な経営戦略 当社の主たる事業領域である国内インターネット広告市場は前年比110.8%市場規模となっています。(出典:株式会社電通「2025年 日本の広告費」)こうした環境のもと、当社では、コア事業の持続的成長による経営基盤のさらなる強化を図り、インターネット業界特有の事業環境の変化にも柔軟に対応できる強い企業体質を目指しております。将来にわたって確実に利益を出し続ける企業づくりに専念し、その先のさらなる飛躍につなげてまいります。 ① サービス品質の維持・持続的な向上 マーケティングサービスの維持・持続的な品質向上を図っていくことが重要であると考えております。そのためには、当社の強みである創業から現在まで、多種多様なクライアントへのサービスを継続してきたノウハウと蓄積された業界や業種特有の知見を最大限活かしサービス品質を高めていく方針です。同時に人材の採用・育成が必要であると考えております。 ② クライアント基盤の拡大 今後、収益基盤の安定化及び事業規模の拡大を図るため既存クライアントとの継続的な関係構築、人材の採用・育成をすることによるサービス品質の持続的な向上により新規クライアントの開拓推進を図ってまいります。 ③ 優秀な人材の育成及び確保 当社は、持続的な事業収益の拡大をしていくためには人材開発・育成が不可欠との認識のもと、優秀な人材を確保し、教育の充実等により組織の活性化を図ってまいります。 不動産DX事業に関する国内における解体全体の市場規模としては2023年時点で潜在住宅(=空き家)を含む住宅の解体市場規模で9兆2,713億円、非住宅解体市場規模では8,685億円と推計されております。(出典:総務省統計局「令和5年住宅・土地統計調査」、国土交通省「平成30年建築物ストック統計」「建築着工統計調査(2023年)」をもとに弊社推計) こうした環境のもと、創業以来培ってきたマーケティングノウハウを活用した運営に加え、解体専門のコンシェルジュによるユーザー対応により、ユーザー及び解体業者との信頼関係の構築を図り、土地関連領域のクロスセルを目指していきます。 (3) 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社が重視している経営指標は、当社が事業の拡大及び収益性の向上を特に表す指標と考えている売上高、売上総利益、営業利益、取引社数、継続率(※)であります。中期的な事業拡大と収益向上により企業価値の向上と株主価値の向上を図ってまいります。 ※マーケティングDX事業における指標で前月から当月に継続した社数と過去取引があった先で当月取引を再開した社数を分子、前月の取引社数を分母として算出 (4) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 ① 自社サービスの継続的な強化 当社のマーケティングDX事業が属するインターネット広告市場において、技術進歩が非常に速く、マーケティング手法やサービス形態は日々進化しております。当社として今後も継続的なサービスの拡大を実現するために、それぞれの業界・業種の課題を的確に把握し、深い洞察と仮説設計を行い、最適なマーケティングソリューションを提供し続けることで、競争力の強化と企業価値向上に努めてまいります。 不動産DX事業が属する解体市場について住宅ストックは年々増加しており、空き家や老朽化した建築物の増加は社会問題にもなっております。この問題に対し、これまで抜本的な対策は確立されていなかったものの、国や自治体の動きが本格化しており、今後数年間で住宅解体需要が飛躍的に増加すると考えられております。当社として当該需要に対応して、国や自治体との連携体制を構築していくことにより潜在的なニーズをキャッチし解体を起点としたサービス提供をし続けることで収益拡大に努めてまいります。 ② 高い専門性を有する人材の確保 当社は、更なる事業拡大を実現していく上で、優秀な人材の採用と、継続的な人材育成および、組織への長期的な定着が必要不可欠であると考えております。引き続き、中途入社・新卒入社合わせて、積極的な採用活動による優秀な人材確保を推進してまいります。また、従業員の心理的安全性を重視した社内コミュニケーションの制度設計、教育制度の充実、個々人の能力開発の強化に取り組み、高い生産性を発揮できる組織体制の構築に努めてまいります。 ③ アドフラウド、ブランドセーフティへの対策 デジタル広告市場の急速な拡大に伴って、近年はアドフラウド(広告不正)問題や、不適切なメディアへの広告掲載による、企業のブランド毀損問題など、デジタル広告特有の問題が指摘されています。当社においては、そのような諸問題に真摯に向き合い、迅速かつ継続的に適切な対策を講じる事で、安心安全なマーケティングサービスの実現を目指してまいります。 ④ 内部管理体制の強化 当社は、急速な事業環境の変化に適応し、継続的な成長を維持していくために、内部管理体制の強化が重要であると認識しております。このため、事業規模や成長ステージに合わせバックオフィス機能を拡充していくとともに、経営の公正性・透明性を確保するための内部管理体制強化に取り組んでまいります。具体的には、事業運営上のリスク管理や定期的な内部監査の実施によるコンプライアンス体制の強化、社外役員の登用、内部統制システムを活用した監査の実施によるコーポレート・ガバナンス機能の充実等を行ってまいります。 ⑤ 情報セキュリティのリスク対応の強化 当社は、ウィルスや不正な手段による外部からのシステムへの侵入、システムの障害及び役職員・パートナー事業者の過誤による損害を防止するために、引き続き職場環境の整備及び社内教育による情報セキュリティの強化を図ってまいります。 ⑥ 財務上の課題 当事業年度においては、主要取引先との取引停止及び過年度取引に係る会計処理の訂正等の影響により、営業損失、経常損失及び当期純損失を計上しております。このような状況により、継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような事象又は状況が存在していると認識しております。 一方で、当社は当面の事業運営に必要な資金を確保しており、資金繰りに重要な懸念は生じておりません。今後につきましては、主力事業であるマーケティングDX事業を中心として収益基盤の再構築を図るとともに、新規顧客の獲得、既存顧客に対するクロスセル及びアップセルの推進等により、収益改善に取り組んでまいります。 また、手許流動性の維持及び財務基盤の安定化を重要課題として認識しており、継続的なコスト管理及び投資効率の見直しを実施するとともに、必要に応じて金融機関からの借入及びエクイティファイナンス等の資金調達手段も機動的に検討してまいります。 ⑦ 再発防止策の策定と内部統制強化 当社は、2026年5月8日付けの「特別調査委員会の調査報告書(公表版)の公表及び今後の対応に関するお知らせ」にて公表したとおり、当社は、2026年1月及び同年2月に、ジー・プラン株式会社(以下「GP社」といいます。)の親会社であるKDDI株式会社が、連結子会社における不適切な取引の疑いに関するプレスリリースを公表したことにより、GP社との取引に架空循環取引の疑い(以下「本件GP取引」という。)を認識いたしました。 これを受け、当社は外部の弁護士及び公認会計士で構成される特別調査委員会を、2026年2月に設置し、本件GP取引の全容の解明、類似事案の有無、財務諸表等への影響等について調査を行い、2026年5月7日付で特別調査委員会から調査報告書を受領いたしました。 その結果、GP社の元従業員(以下「某氏」といいます。)が主導した、本件GP取引の商流において、当社は、GP社と下流取引先の間に入る仲介取引をする役割として巻き込まれていたこと、及び、当社担当者は架空循環取引であることについて某氏と共謀した事実はなく、また、本件取引が実体のない取引であることについての認識があったとも認められなかったことが確認されました。 そして、当社は本特別調査委員会の調査結果を踏まえ、実在性を確認できなかった本件GP取引について、売上高及びその他の科目の過年度の修正を行うとともに、過年度の財務諸表を訂正しました。これらに伴い、2026年5月29日付けで、有価証券届出書、第16期第3四半期から第18期第2四半期までの有価証券報告書、四半期報告書及び半期報告書について訂正報告書を提出いたしました。 また、修正すべき売上高が計上されていたことから、当社における取引の実在性確認に係る統制が十分に機能しなかったという、デジタルマーケティング事業部の仲介取引における売上高及び外注費計上に関する業務プロセスの財務報告に係る内部統制の不備は、財務報告に重要な影響を及ぼしており、開示すべき重要な不備に該当すると判断いたしました。そのため、2026年5月29日付けで、第16期及び第17期の内部統制報告書の訂正報告書を提出いたしました。 なお、当該開示すべき重要な不備は、当事業年度の末日後に判明したため、当事業年度末日までに是正を完了することができませんでした。 上記の開示すべき重要な不備に起因する必要な修正は、全て財務諸表に反映しておりますが、当社は、財務報告に係る内部統制の重要性を強く認識しており、特別調査委員会の提言を踏まえ、以下の再発防止策を実施してまいります。 ・成果物開示要件の厳格化 ・下流取引先に対する受注能力審査の制度化 ・取引情報の組織的共有及び牽制機能の強化 ・内部監査及びモニタリング機能の強化
事業等のリスク8,570字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 本書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が提出会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。当社は、これらのリスク発生の可能性を認識した上で、発生の回避及び発生した場合の対応に努める方針であります。 ただし、将来の業績や財政状態に与えうるリスクや不確実性は、これらに限定されるものではありません。なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において当社が判断したものであります。 (1) 事業環境に関するリスクについて ① インターネット広告市場の動向について (顕在化の可能性:低、顕在化の時期(又は頻度):常時、影響度:大) 日本の総広告費は、新型コロナウィルス感染症(以下、新型コロナ)の感染再拡大、ウクライナ情勢、物価高騰など国内外の様々な影響を受けつつも、社会のデジタル化を背景に好調な「インターネット広告費」の成長に市場全体が支えられ、このうち当社の事業が属するインターネット広告市場は前年比110.8%市場規模となっています。(出典:株式会社電通「2025年 日本の広告費」) このようにインターネット広告市場は拡大しておりますが、インターネット広告市場の環境整備や新たな法的規制の導入等、何らかの要因によってインターネット広告市場の発展が阻害される場合には、当社の事業及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 また、インターネット広告市場においては、広告配信手法や販売メニューが多様化し、競争が激化する傾向にあり、インターネット広告において革新的な販売メニューや広告配信技術が出現した場合、広告への需要が縮小することにより、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 昨今、海外の「GDPR(EU一般データ保護規則)」や「CCPA(カリフォルニア州消費者プライバシー法)」などの影響により、日本でもCookieの取り扱いに関する規制強化が議論されております。Cookie規制の影響により、3rdPartyCookieを活用できるブラウザの比率が低下し続けることが予想されることから、インターネット市場全体への影響が発生する可能性があり、規制強化がなされた場合に、インターネット広告での集客に支障をきたし、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 当社はこれらのリスク低減を図るため、インターネット広告市場の動向を注視するとともに、当該動向に柔軟に対応できる体制構築に努めております。 ② 不動産市場の動向について (顕在化の可能性:低、顕在化の時期(又は頻度):常時、影響度:大) 当社の不動産DX事業の領域において景気の後退、大幅な金利の上昇、住宅税制の変化により、解体工事や不動産の需要が変動する可能性があります。したがって、当該要因により当社の経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。 当社はこれらのリスク低減を図るため、不動産市場の動向を注視するとともに、当該動向に柔軟に対応できる体制構築に努めております。 ③ 技術革新について (顕在化の可能性:中、顕在化の時期(又は頻度):常時、影響度:中) 当社の事業領域であるインターネット広告市場及び不動産市場を取り巻く技術革新のスピードや顧客ニーズの変化は速く、新たなサービスの開発が活発に行われております。このため、当社は、新サービスの開発を継続的に行うとともに優秀な人材の確保に取り組んでおりますが、環境変化への対応が遅れた場合には、当社の競争力が低下する可能性があります。また、新サービスの開発に対応するために多大な支出が必要となった場合には、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ④ 法的規制について (顕在化の可能性:低、顕在化の時期(又は頻度):常時、影響度:大) 本書提出日現在で、当社の主力事業であるマーケティングDX事業において、許認可が必要な業種ではありません。一方で広告主及び広告代理店は広告内容により、「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律」(薬機法)の規制を受ける可能性があります。また顧客企業が直接規制対象となっており当社がこれに留意しながらサービス提供を行う必要がある法規として、「不当景品類及び不当表示防止法」(景品表示法)等の法令規則及び諸規制の適用を受けております。 当社では、運用代行する顧客の広告が各種法的規制に抵触することを避けるため、広告取扱マニュアルを定め、具体的な注意点を記したチェックリストを整備し担当者やその上長が慎重に確認を行う体制を採用しております。 また当社ではYMAA認証マーク及びKTAA認証マークの取得を推進しております。これらは一般社団法人薬機法医療法規格協会(※)による試験の合格により個人に付与されております。YMAA認証マークは薬機法や医療広告規制、KTAA認証マークは景品表示法・特定商取引法について高い知識を有していることの証明となり、当該資格を有した担当者が広告内容のチェックを実施しており、規制抵触のリスク回避に繋がっております。 ※一般社団法人薬機法医療法規格協会とは、弁護士、有識者、事業団体の代表で構成される団体で広告を薬機法、医療法、景品表示法、特定商取引法について審査し、遵法に広告を行っている事業者に対して認証マークを提供しています。 今後、法令等の改正や新たな法令等の制定が行われ既存の法令等の解釈に変更が生じた場合や、法令等に準ずる位置づけで業界の自主規制が制定され、その遵守を要請される場合には、当社の事業活動及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 なお、個人情報の取扱いについては「個人情報保護法」等が存在しており、インターネット上のプライバシー保護の観点から、2022年4月1日施行の改正個人情報保護法により、Cookieが、新たに「個人関連情報」と定義され、個人情報保護法の規律対象となりました。これにより、個人関連情報を第三者に提供する場合、提供先において個人データとして取得することが想定されるときは、当該個人関連情報に係る本人の同意が得られていることの確認が義務付けられました。本書提出時点において当社における確認義務の発生する個人関連情報の提供の発生はしておりませんが今後違法行為が起きた場合には、当該違法行為によって被害・損失を被った第三者より、当社が損害賠償請求等の訴訟を提起される可能性があります。 不動産業界は、「宅地建物取引業法」、「建設業法」の法的規制を受けております。当社や顧客において法令違反が発生した場合や新たな法令の制定・法令の改正等が行われた場合、当社の事業活動が制約を受け、当社の経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。 また、当社は、建設業法に基づき特定建設業許可を受け、当該許可の諸条件や各法令の遵守に努めており、現時点においてこれらの法的規制に抵触する事実はないと認識しておりますが、「建設業法」に抵触し、営業の全部又は一部の停止命令や許可取消し等の行政処分を受けた場合、当社グループの経営成績に影響を与える可能性があります。 当社自身が、企業の事業活動に関わる各種法律に抵触しないように、「リスク・コンプライアンス規程」を制定し、当社の役職員が遵守すべき法的規制の周知徹底を図り、また、「内部通報規程」の制定等によって速やかに法令違反行為等の情報を収集する体制を構築しております。また、定期的に社内研修等を行い、当社の役職員が遵守すべき各種法律の周知徹底を図っております。 ⑤ 競合について (顕在化の可能性:低、顕在化の時期(又は頻度):常時、影響度:中) 当社が事業を展開するインターネット広告市場及び不動産市場では、競合他社との間で競争状態にあり、競合他社によるサービス改善や新規参入、市場環境の変化等により競争が激化する可能性があります。 当社は、引き続き各種サービスの品質や競争優位性の維持・向上に努めることで当該リスクに対応してまいりますが、当社が競合他社との差別化、優位性の確保に十分な対応ができない場合には、その対策のためのコスト負担の増加、新規契約数の鈍化や既存契約先の解約数の増加等が発生し、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (2) 事業に関するリスク ① 新規事業について (顕在化の可能性:低、顕在化の時期(又は頻度):新規事業展開時(頻度:低)、影響度:中) 当社は今後も引き続き、積極的に新サービスないしは新規事業に取り組んで参りますが、これによりシステムへの先行投資や、認知度向上のための広告宣伝費の投下、人件費等の追加的な支出が発生し、利益が低下する可能性があります。また、当初の予測とは異なる状況が発生し、新サービス、新規事業の展開が計画通りに進まない場合、減損損失の計上が必要になる等、投資を回収できなくなる可能性があり、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 当社は、新規事業を展開する際には、事前に十分な市場調査や必要な投資と回収の見込みを精緻に実施することで、当該リスクに対応してまいります。 ② メディアとのパートナーシップの継続について (顕在化の可能性:低、顕在化の時期(又は頻度):常時、影響度:中) 広告のメディア出稿において、今後もメディア各社と良好な関係を構築してまいりますが、メディアの方針変更や、当社のサービスの陳腐化に起因し競合企業に対する競争力が低下すること等により、メディアとの関係性が変化する場合には、当社の経営成績及び財政状態に重要な影響を及ぼす可能性があります。 ③ 広告による集客効果について (顕在化の可能性:低、顕在化の時期(又は頻度):常時、影響度:中) マーケティングDX事業においては、広告の費用対効果を検証しながら、最適な広告方法及び出稿媒体等を選択し、新規顧客獲得に努めています。しかしながら、広告による新規顧客獲得数が当社の予想を下回る場合や、競合他社との広告枠の獲得競争激化等によるコスト増が生じた場合、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ④ 売掛金の回収について (顕在化の可能性:低、顕在化の時期(又は頻度):常時、影響度:大) 当社は、取引先各社との売掛取引に際しては、十分な与信管理の下で取引を行っておりますが、予期せぬ取引先の倒産等により貸倒れが発生した場合には、売上代金の回収遅延、回収不能が生じる恐れがあります。このような場合、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ⑤ システムトラブルについて (顕在化の可能性:低、顕在化の時期(又は頻度):常時、影響度:大) 当社は、インターネット環境を介して、顧客に全てのサービスを提供しております。安定的なサービス提供のため当社では、システム強化策の一環として、コンピュータウィルスや外部からの不正な侵入等を回避するために必要と考えられるセキュリティ対策及びシステムの脆弱性の回避策を講じており、万が一トラブルが発生した場合においても短時間で復旧できる体制の整備に努めております。 しかしながら、ソフトウエアの不具合、自然災害、停電、新たなコンピュータウィルスへの感染、システムの脆弱性への攻撃等の事態により、当社の設備又はネットワークに障害が発生した場合には、一定期間サービスの停止を余儀なくされ、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ⑥ 配当政策について (顕在化の可能性:低、顕在化の時期(又は頻度):常時、影響度:大) 当社は、株主に対する利益還元を重要な経営課題の一つとして認識しており、将来の事業展開と財務体質強化のため必要な内部留保を確保しつつ、継続的かつ安定的な配当もしくは自己株式の取得を行うことを基本方針としております。しかしながら、当社は当面の間は事業拡大に向けた積極的な事業投資や財務体質の強化等を優先する方針であり、現時点において配当を実施しない可能性があります。また、当事業年度においても同様の方針としております。将来的には内部留保の充実状況や株主還元とのバランス等を踏まえて実施の判断を検討していきたいと考えております。 ⑦ 継続企業の前提に関する重要事象等について (顕在化の可能性:中、顕在化の時期(又は頻度):短期、影響度:大) 第2(事業の状況)のうち、1(経営方針、経営環境及び対処すべき課題等)の(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題の⑦再発防止策の策定と内部統制強化に記載の通り、当社と、ジー・プラン株式会社(以下「GP社」という。)との間で行われた架空循環取引(以下「本件GP取引」)により、会社の財務諸表上、本件GP取引に対応する売上高が過年度より過大に計上されていた事実が判明いたしました。 特別調査委員会の調査報告書を受けて、当社が本件GP取引に関する修正処理を実施した結果、当社の財務諸表は、過年度より継続して営業損失を計上している状態でした。また、GP社との取引関係を喪失したことにより、当社は、当事業年度において、営業損失423,841千円及びマイナスの営業キャッシュ・フロー179,225千円を計上しています。これらの状況を踏まえ、当社は、当事業年度末において継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような事象又は状況が存在していると認識いたしました。 当該状況を解消するための対応策として、当社は、マーケティングDX事業における収益性の維持や、販売活動の効率化等による費用削減に取り組んでまいります。当事業年度末の現金及び現金同等物1,124,643千円を考慮すると、当事業年度末の翌日から12ヶ月間の資金繰りに重要な懸念がないことから、当社は、継続企業の前提に関する重要な不確実性は認められないと判断しております。 (3) 事業運営体制に関するリスクについて ① 人材の確保及び育成について (顕在化の可能性:中、顕在化の時期(又は頻度):常時、影響度:大) 当社は、事業の持続的な成長を実現するためには、高付加価値のサービスを提供できる人材をより多く確保するとともに、業務効率を継続的に改善していくことが必要であると考えており、積極的な採用活動を継続するとともに、従業員への教育・研修体制の充実・強化を図り、経験の浅い人材の早期戦力化や全社的な生産性の向上、人材の定着に努めております。しかしながら、必要な人材の確保及び育成が計画どおり進まない場合には、競争力の低下や事業拡大の制約要因が生じる可能性があり、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ② 内部管理体制について (顕在化の可能性:低、顕在化の時期(又は頻度):常時、影響度:中) 当社は、今後の事業拡大に対応するため、内部管理体制について一層の充実を図る必要があると考えております。今後、事業規模の拡大に合わせ、内部管理体制も充実・強化させていく方針でありますが、事業規模に適した効率的な内部管理体制の構築に遅れが生じた場合には、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ③ 情報管理体制について (顕在化の可能性:低、顕在化の時期(又は頻度):常時、影響度:大) 当社では、事業遂行上、顧客の機密情報や個人情報を間接的に入手し取扱う機会があり、これらの情報資産を保護するため、情報システム管理規程を定め、社内ネットワークや情報機器の適切なセキュリティ手段を講じることによる不正アクセスの回避等の措置を講じ、情報管理については万全を期しております。 しかしながら、不測の事態により情報漏洩等の事故が発生した場合には、損害賠償等による予期せぬ費用が発生し、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ④ 特定人物への依存について (顕在化の可能性:低、顕在化の時期(又は頻度):常時、影響度:中) 当社代表取締役社長である新谷晃人は、当社の創業者であり、会社経営の最高責任者として経営方針や事業戦略の決定をはじめ、当社の事業推進において重要な役割を果たしております。当社では同氏に過度に依存しない経営体制の構築を進めており、取締役会や事業運営のための経営会議等における取締役及び幹部社員の情報共有や経営組織の強化を図っております。しかしながら、何らかの理由により同氏が当社の業務を継続することが困難になった場合、当社の事業及び経営成績に影響を与える可能性があります。 (4) その他 ① 大規模災害による影響について (顕在化の可能性:低、顕在化の時期(又は頻度):常時、影響度:大) 当社では、地震や台風等の自然災害、事故等の事象が発生した場合に備え、速やかに危機管理対策や復旧対応を行えるよう、防災マニュアルを整備し緊急時に備えた運用体制を整備しております。しかしながら、当社設備の損壊や電力供給の制限等の事態が発生し、当社のサービス提供に支障をきたした場合、又は、顧客が被災した場合には、当社の経営成績及び財政状態業績に影響を及ぼす可能性があります。 ② 訴訟について (顕在化の可能性:低、顕在化の時期(又は頻度):常時、影響度:大) 当社では、法令違反となるような行為を防止するため、役員及び従業員を対象にコンプライアンス研修を定期的に実施する等、取引先、従業員、その他第三者との関係において訴訟リスクを低減するよう努めております。しかしながら、システム障害や重大な人為的ミス等の予期せぬトラブルが発生した場合や取引先との間で何らかのトラブルが発生した場合には、これらに起因する損害賠償を請求される、あるいは訴訟を提起される可能性があります。かかる損害賠償の金額、訴訟の内容及びその結果によっては、当社の社会的信用、経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ③ 新株予約権の行使による株式価値の希薄化について (顕在化の可能性:低、顕在化の時期(又は頻度):常時、影響度:小) 当社は、役員及び従業員に対して新株予約権を付与しております。本書提出日現在、新株予約権による潜在株式は、223,800株であり、発行済株式総数2,350,680株の9.5%に相当しております。当社の株価が行使価格を上回り、かつ権利行使についての条件が満たされ、これらの新株予約権が行使された場合には、1株当たりの株式価値が希薄化することになります。 ④ 大株主について (顕在化の可能性:低、顕在化の時期(又は頻度):常時、影響度:小) 当社の代表取締役社長である新谷晃人並びに同氏の資産管理会社である合同会社ひまわりの所有株式数は、当事業年度末日現在で発行済株式総数の61.4%となっており、引き続き大株主となる見込みです。 新谷晃人及び同人の資産管理会社(合同会社ひまわり)は、安定株主として引き続き一定の議決権を保有し、その議決権行使に当たっては、株主共同の利益を追求するとともに、少数株主の利益にも配慮する方針を有しております。 しかしながら、将来的に何らかの事情により同人または当該資産管理会社が保有する当社株式が売却された場合には、当社株式の市場価格及び流通状況に影響を及ぼす可能性があります。 ⑤ ハラスメント事件の発生リスクについて (顕在化の可能性:低、顕在化の時期(又は頻度):常時、影響度:中) 当社での組織内外において、パワーハラスメント行為やセクシャルハラスメント行為、その他のハラスメントが発生することにより、被害従業員の身体的・精神的悪影響や退職・休職リスク、職場内の意欲低下による生産性低下、社会的事件となることでの会社の信用度やイメージが低下するリスクがあります。 当社の取り組みとして下記を実施しており、ハラスメントリスクの低減に取り組んでいます。 ・「職場におけるハラスメントの防止に関する規程」の周知、全従業員対象のハラスメント研修の実施 ・内部通報制度の周知 ⑥ 当社株式の流通株式時価総額について (顕在化の可能性:低、顕在化の時期(又は頻度):特定時期なし、影響度:中) 当社の流通株式時価総額は、取引所が定める形式要件である500百万円に近い水準になる可能性があり、当該上場維持基準に抵触するリスクがあります。当社株式の流通株式時価総額は投資家による売買を通じて変動することとなりますが、今後も取引所が定める形式要件を充足し続けるためには、当社の経営方針・経営戦略に従い、事業規模並びに利益の成長を通じて企業価値を継続的に向上させること及び資本政策を検討すること等により、流動性を高めて流通株式時価総額の拡大に努める方針であります。
経営成績の分析 (MD&A)5,846字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態の状況 当事業年度末における財政状態は、次のとおりであります。 (資産) 当事業年度末における資産合計は1,906,068千円となり、前事業年度末に比べ112,364千円増加いたしました。これは主として、現金及び預金が222,461千円、出資金が100,000千円減少したものの、売掛金が113,395千円、暗号資産が134,973千円、預け金が208,166千円増加したことによります。 (負債) 当事業年度末における負債合計は1,866,557千円となり、前事業年度末に比べ459,083千円増加いたしました。これは主として、長期借入金(1年内返済予定の長期借入金を含む)が413,095千円増加したことによります。 (純資産) 当事業年度末における純資産合計は39,510千円となり、前事業年度末に比べ346,719千円減少いたしました。これは主として、当期純損失の計上による利益剰余金260,975千円の減少、自己株式の取得71,075千円によるものであります。 ② 経営成績の状況 当社の主たる事業領域である国内インターネット広告市場は、前年比110.8%市場規模となっています。(出 典:株式会社電通「2025年 日本の広告費」) このような環境のもと、当事業年度において当社では、主力事業であるマーケティングDX事業を中心に提供サービスの品質向上に取り組むとともに、顧客ニーズに合致した最適なサービス提案を可能とする営業体制を整備し、新規顧客の獲得とともに提供サービスのクロスセルやアップセルの促進による既存顧客との取引拡大に注力してまいりました。顧客の継続率は約97%となり目標とする水準を維持できております。 以上の結果、当事業年度の経営成績は、売上高3,127,333千円(前年同期比1.8%増)、営業損失423,841千円(前年同期は233,904千円の営業損失)、経常損失74,907千円(前年同期は282,218千円の経常利益)、当期純損失260,975千円(前年同期は119,383千円の当期純利益)となりました。 セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。 <マーケティングDX事業> マーケティングDX事業は、運用型広告を中心とするプロモーション手法を通じ、顧客のWebサイトへの集客を適切に行うための課題抽出、戦略立案から広告の運用までを一貫して実施しております。既存顧客からの受注増及び新規顧客の獲得もあり堅調に推移いたしました。 この結果、売上高は2,779,691千円(前年同期比3.0%減)、セグメント利益は128,560千円(前年同期比51.1%減)となりました。 <不動産DX事業> 不動産DX事業は、DX(デジタルトランスフォーメーション)で解体業界に新たな価値を届けるべく「解体の窓口」、「解体エージェント」及び「外壁塗装エージェント」を運営しております。ユーザー申込累計件数が60,000件を突破し、認知度が高まっている状況です。一方で顧客獲得のための先行投資費用が増加しております。 この結果、売上高は347,642千円(前年同期比69.8%増)、セグメント損失は23,435千円(前年同期は6,303千円のセグメント利益)となりました。 ③ キャッシュ・フローの状況 当事業年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前事業年度末に比べて14,295千円減少し、1,124,643千円となりました。当事業年度における各キャッシュ・フローの状況は、次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果、支出した資金は179,225千円(前年同期は238,083千円の獲得)となりました。これは主な増加要因として、減損損失の計上183,722千円、貸倒引当金の増加99,494千円があった一方で、減少要因として、税引前当期純損失の計上260,142千円、売上債権の増加113,395千円等によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果、支出した資金は182,428千円(前年同期は264,408千円の支出)となりました。これは主な増加要因として、暗号資産の売却による収入601,440千円があった一方で、減少要因として、事業譲受による支出180,000千円、暗号資産の取得による支出705,694千円等によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果、獲得した資金は347,351千円(前年同期は47,050千円の支出)となりました。これは主な増加要因として、長期借入れによる収入851,630千円があった一方で、減少要因として長期借入金の返済による支出438,535千円等によるものであります。 ④ 生産、受注及び販売の実績 a.生産実績及び受注実績 当社はインターネット上での各種サービスの提供を主たる事業としており、また、受注生産形態をとらない事業のため、生産実績及び受注実績の記載を省略しております。 b.販売実績 当事業年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当事業年度 (自 2025年3月1日 至 2026年2月28日)   前年同期比(%) マーケティングDX事業(千円)   2,779,691   97.0 不動産DX事業(千円)   347,642   169.8 合計(千円)   3,127,333   101.8 (注)1.当事業年度の不動産DX事業において、販売実績に著しい変動がありました。これは解体ニーズのある顧客と解体業者のマッチングのサービスが好調に推移したことによるものであります。 2.最近2事業年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は、次のとおであります。 相手先   前事業年度 (自 2023年3月1日 至 2024年2月29日)   当事業年度 (自 2024年3月1日 至 2025年2月28日) 金額(千円)   割合(%)   金額(千円)   割合(%) 株式会社スタイルワン   322,360   10.5   -   - 3.当事業年度の株式会社スタイルワンに対する販売実績は、当該販売実績の総販売実績に対する割合が10%未満であるため記載を省略しております。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において判断したものであります。 ①財政状態及び経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 (資産) 当事業年度末の総資産は、1,906,068千円(前年同期比6.3%増加)となりました。 流動資産は1,780,803千円となり、前事業年度末に比べ212,571千円増加いたしました。これは主に売上の増加により売掛金が113,395千円、暗号資産が134,973千円、預け金が208,166千円増加し、現金及び預金が222,461千円減少したことによるものであります。なお、現金及び預金の増加の要因については、「(1)経営成績等の状況の概要 ③キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 固定資産は125,265千円となり、前事業年度末に比べ100,207千円減少いたしました。これは主に出資金の売却により100,000千円減少したことによるものであります。 (負債) 当事業年度末の負債合計は、1,866,557千円(前年同期比32.6%増加)となりました。 流動負債は1,207,217千円となり、前事業年度末に比べ175,109千円増加いたしました。これは主に長期借入金の借入により、1年内返済予定の長期借入金が129,121千円増加したことによるものであります。 固定負債は659,340千円となり、前事業年度末に比べ283,974千円増加いたしました。これは、主に長期借入金の借入によるものであります。 (純資産) 当事業年度末の純資産は、39,510千円(前年同期比89.8%減少)となりました。これは、主に当期純損失の計上による利益剰余金260,975千円の減少、自己株式の取得71,075千円によるものであります。 (売上高) 当事業年度の売上高は、3,127,333千円(前年同期比1.8%増加)となりました。これは主として、新規顧客の獲得と提供サービスのクロスセルやアップセルの促進によるものであります。 (売上原価、売上総利益) 当事業年度の売上原価は、2,321,147千円(前年同期比0.5%減少)となり、この結果、当事業年度の売上総利益は、806,185千円(前年同期比9.2%増加)となりました。 (販売費及び一般管理費、営業損失) 当事業年度の販売費及び一般管理費は、1,230,027千円(前年同期比26.5%増加)となりました。これは主として、事業規模拡大に伴う人員増加による給料及び手当の増加86,232千円、貸倒引当金繰入額の増加101,517千円によるものであります。この結果、当事業年度の営業損失は、423,841千円(前年同期は233,904千円の営業損失)となりました。 (営業外収益、営業外費用及び経常損失) 当事業年度の営業外収益は、431,702千円(前年同期比18.1%減少)となりました。これは主に、暗号資産売却益の増加95,771千円、手数料収入の減少203,841千円によるものであります。営業外費用は、82,768千円(前年同期比636.4%増加)となりました。これは主に、暗号資産評価損の増加65,051千円によるものであります。この結果、当事業年度の経常損失は、74,907千円(前年同期は282,218千円の経常利益)となりました。 (特別利益、特別損失及び当期純損失) 当事業年度では、特別利益は発生しておりません(前年同期も発生しておりません)。特別損失は185,235千円(前年同期比76.1%増加)となりました。これは主に減損損失の増加78,531千円によるものであります。この結果、当事業年度の税引前当期純損失は、260,142千円(前年同期は177,027千円の税引前当期純利益)となり、法人税等を833千円計上したことにより、当期純損失は、260,975千円(前年同期は119,383千円の当期純利益)となりました。 ②キャッシュ・フローの状況の分析 キャッシュ・フローの状況の分析については、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ③キャッシュ・フローの状況」に記載しております。 ③資本の財源及び資金の流動性についての分析 当社の運転資金需要のうち主なものは、広告仕入等の売上原価、販売費及び一般管理費等の営業費用です。 当社は、事業運営上必要な流動性と資金の源泉を安定的に確保することを基本方針としており、短期運転資金は自己資金及び金融機関からの短期借入を基本とし、長期運転資金の調達につきましては、金融機関からの長期借入を基本としております。 なお、資金の流動性については、当事業年度末における現金及び現金同等物の残高は1,124,643千円となっており、また、取引銀行2行と当座貸越契約を締結しているため、十分な流動性を確保しているものと考えております。 ④重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社の財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この財務諸表の作成に当たって、当事業年度末における財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に影響を与えるような見積り、予測を必要とされております。当社は、過去の実績値や状況を踏まえ合理的と判断される前提に基づき、継続的に見積り、予測を行っております。しかしながら実際の結果は、見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。 当社の財務諸表を作成するに当たって採用した重要な会計方針は、「第5 経理の状況 1 財務諸表等 (1)財務諸表 注記事項(重要な会計方針)」に記載のとおりであります。 ⑤経営成績に重要な影響を与える要因について 「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載のとおりであります。 ⑥経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等の分析 当社は売上高、売上総利益、営業利益、取引社数、取引継続率を重要な経営指標と位置付けております。 当事業年度においては、新規顧客の獲得とともに提供サービスのクロスセルやアップセルの促進による既存顧客との取引拡大に注力してまいりました。 その結果、売上高は前年同期比1.8%増、売上総利益は前年同期比9.2%増となっておりますが、広告収入の一部を、営業外収益に変更したことにより、営業損失を計上しております。 取引社数は、通期の累計で前事業年度末は1,710社、当事業年度末は1,874社となっております。 取引継続率は、前事業年度末は97%、当事業年度末は97%と推移しており、売上高は増加しております。 翌事業年度においては、ウクライナ情勢・物価高騰など国内外の様々な影響が生じている中、依然として先行き不透明な状況にありますが、今後も引き続きサービス品質の向上に努め、有益なサービスの提供を継続し、組織的なコスト意識の浸透を図り、売上高及び営業利益の増加を目指してまいります。 ⑦経営者の問題認識と今後の方針について 経営者の問題認識と今後の方針については、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載のとおりであります。

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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