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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

森永製菓

Morinaga&Co.,Ltd.2201 · Prime · 食料品

菓子・冷菓・健康食品など食料品製造を中核に、通販・米国事業・不動産などを展開する。

概要

森永製菓は1910年創業の国内大手菓子メーカーである。主力製品に「ハイチュウ」「ミルクキャラメル」「ダース」「小枝」などを持ち、チョコレート・キャラメル・ガム・アイスクリームを幅広く展開する。2026年3月期の連結売上高は2,367億円、営業利益224億円を見込み、連結従業員数は3,222人。菓子食品事業に加え、冷菓事業や「inゼリー」で知られるin事業、米国・中国・台湾への海外展開も積極的に進めている。

菓子食品と冷菓で構成される食料品製造

森永製菓グループの核心は食料品製造セグメントであり、菓子食品事業、冷菓事業、in事業、通販事業、事業子会社等、米国事業、中国・台湾・輸出等の7つの単位からなる。2026年3月期のセグメント別販売実績では、菓子食品事業が889億円(前期比5.4%増)、冷菓事業が535億円(同8.4%増)、in事業が299億円(同4.4%減)である。菓子食品事業が最大の売上を占める一方、重点領域としてin事業と冷菓事業への資源集中を掲げ、成長を牽引する位置づけとしている。

重点領域に経営資源を集中する2030経営計画

2021年に策定した企業理念「おいしく たのしく すこやかに」のもと、2030年までの長期経営計画「2030経営計画」を推進している。2030ビジョンは「ウェルネスカンパニーへ生まれ変わる」であり、心・体・環境の健康に貢献する企業を目指す。重点領域としてin事業、冷菓事業、通販事業、米国事業を選定し、経営資源を集中。数値目標として2030年に売上高3,000億円以上、売上高営業利益率12%以上、海外売上高比率25%以上、ROE15%以上を掲げている。

国内生産基盤と海外拠点で広がるグループ構成

連結子会社15社、非連結子会社2社を有する。国内では高崎森永や森永エンゼルデザート、森永デザートが冷菓やデザートを生産する。海外では台湾森永製菓(1961年提携)、上海森永食品(2003年設立)、森永食品(浙江)(2010年設立)が中国・台湾市場を担い、米国では米国森永製菓(2008年設立)と森永アメリカフーズ(2013年設立)が現地生産・販売を行う。また、食料卸売を担う森永商事、不動産・サービスを担う森永高滝カントリーなどもグループに含まれる。

増収基調に乗る財務体質と株主還元

2026年3月期の連結業績予想は売上高2,367億円(前期比3.4%増)、営業利益224億円、当期純利益178億円。過去5年間の売上高は2021年3月期の1,682億円から毎年増加しており、2025年3月期には2,290億円に拡大した。自己資本比率は62.8%と財務基盤は安定。配当性向はDOE4.5%以上を目標としており、2025年3月期の配当金は78億円超に達した。自己株式取得も積極的に行い、株主還元を重視する姿勢を示している。

業界の中での役割は食品製造・卸売・不動産・サービスを手がける総合食品企業にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
2,367億円
営業利益
224億円
営業利益率
9.5%
純利益
178億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01菓子食品事業主力

チョコレート、ビスケット、キャンディなどの菓子類を製造・販売。主力ブランド「ダース」「ハイチュウ」などを展開。

主な製品・サービス2
ダース
定番のチョコレート菓子。
ハイチュウ
ソフトキャンディの定番製品。

02冷菓事業主力

アイスクリームやデザート類を製造・販売。森永エンゼルデザートなど子会社と協業。

主な製品・サービス2
アイスクリーム
一般消費者向けのアイスクリーム製品。
デザート
プリンやゼリーなどの洋生デザート。

03in事業準主力

栄養補助食品やサプリメントなどの健康食品を製造・販売。「inゼリー」などが代表製品。

主な製品・サービス1
inゼリー
手軽に栄養補給できるゼリー飲料。

04通販事業準主力

通信販売による食品・雑貨の販売。

05米国事業準主力

米国での菓子・食品の製造販売。米国森永製菓や森永アメリカフーズが担う。

06中国・台湾・輸出等準主力

台湾、中国での菓子製造販売、および日本からの輸出事業。

07事業子会社等副次

アントステラ(発芽玄米など)や森永市場開発(販売支援)など、食関連の子会社群。

08食料卸売副次

森永商事による業務用食品の卸売。

09不動産及びサービス副次

不動産賃貸(森永製菓)やゴルフ場経営(森永高滝カントリー)など。

10その他その他

生科学研究所(バイオ関連)やビジネスパートナー(BPO)など。

製品と技術

長期にわたり愛される「ミルクキャラメル」と「ハイチュウ」

森永製菓を代表するロングセラー製品が「ミルクキャラメル」と「ハイチュウ」である。ミルクキャラメルは1910年代から製造されるキャラメルの定番品で、濃厚なミルク風味が特徴。ハイチュウは1970年代に発売されたソフトキャンディで、噛むほどに広がるフルーツ味が人気を集め、現在も幅広い年齢層に支持されている。これらの製品は菓子食品事業の中核をなし、ブランド価値の源泉となっている。

チョコレートブランド「ダース」と「小枝」

チョコレート部門では「ダース」と「小枝」が主要製品である。ダースは1970年代に発売された一口サイズのミルクチョコレートで、個包装の手軽さからオフィスや家庭で親しまれる。小枝は1971年発売のスティックタイプのチョコレートで、パキッと割れる食感が特徴。両製品ともに長年にわたり定番商品として菓子売場に並び、菓子食品事業の安定収益を支えている。

健康志向に対応した「inゼリー」シリーズ

2000年代に投入された「inゼリー」シリーズは、エネルギー補給や栄養強化を目的としたゼリー飲料である。ラインナップにはマルチビタミン、プロテイン、鉄分など機能別の製品があり、スポーツやダイエットシーンで需要を拡大。2026年3月期のin事業売上高は約300億円と全社売上の12%以上を占めるに至った。同シリーズは重点領域に指定され、今後の成長エンジンと位置づけられている。

季節需要を捉える冷菓事業と家庭用デザート

冷菓事業ではアイスクリームや氷菓を製造・販売する。主力ブランド「森永アイス」には「エンゼル」「パルム」などがあり、スーパーやコンビニで広く流通する。また、子会社の森永エンゼルデザートや森永デザートが手掛けるプリン・ゼリー・ババロアなどの家庭用デザートも同事業に含まれる。2026年3月期の冷菓事業売上は535億円と前期比8.4%増と堅調に推移し、夏季の気温に左右されつつも安定した収益を生んでいる。

グミや機能性食品を手掛ける事業子会社等

事業子会社等のセグメントでは、㈱アントステラや森永市場開発などが機能性食品やグミ菓子を製造する。アントステラは「アントシアニン」を含むサプリメントや健康食品を手掛け、森永市場開発は販促・市場開発を担当。2026年3月期の同事業売上は112億円。菓子以外の領域で成長を目指す探索・研究領域の一環として、新たな健康価値を提案する製品開発が進められている。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

食料品のなかでの位置

製菓業界で中核メーカー、内需中心に安定

製菓業界において、当社は中核的な地位を占める。業界構造では、ニップンや日清製粉グループ本社など粉体食品大手が存在するが、当社は菓子事業に特化し、ブランド力で差別化している。売上高は2024年3月期の2134億円から2026年3月期には2367億円へ増加見込みで、営業利益率も9.3%から9.5%へ微増する見通し。国内の菓子市場は成熟しているが、新製品開発とブランド強化によりシェアを維持している。内需中心のビジネスモデルで安定した収益を上げ、業界内での存在感を保っている。

強み

  • 長年培った菓子ブランドで消費者からの信頼を獲得している
  • 売上高は3期連続増加し、利益率も9%超で安定している
  • 国内市場に依存するが、需要が安定しリスクが低い
  • 新製品投入により市場ニーズに対応し、競争力を維持している

課題

  • 国内菓子市場は成熟し、成長余地が限定的である
  • 原材料価格の上昇が利益を圧迫する可能性がある
  • 他の菓子メーカーや異業種からの参入で競争が激しい

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

食料品の時価総額近傍。太字が森永製菓

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
12296伊藤ハム米久ホールディングス2,937億円14.3倍
22593伊藤園2,789億円108.7倍
32001ニップン2,530億円11.6倍
42811カゴメ2,511億円18.9倍
52270雪印メグミルク2,435億円7.3倍
62201森永製菓2,193億円12.1倍
72805ヱスビー食品1,929億円20.4倍
82815アリアケジャパン1,778億円18.2倍
92501サッポロビール1,463億円76.7倍
102004昭和産業1,262億円11.7倍
112281プリマハム1,243億円27.0倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 35件

キャラメル製造から始まった1910年の創業

1910年2月、資本金30万円で「株式会社森永商店」を設立。当初から菓子製造を主業とし、1912年11月には「森永製菓株式会社」と改称した。1920年には日本煉乳を合併して三島工場を承継、1921年には塚口工場を新設するなど生産能力を拡大。1923年には自社販売会社として森永製品販売を設立し、丸ビルにキャンデーストアを開店。この時期にキャラメルやキャンディを中心とした菓子事業の基盤を固めた。

戦時統合と戦後の分離再編(1942〜1949年)

1942年10月、森永乳業や森永食品工業など複数の会社を合併し、事業を拡大。1943年11月には「森永食糧工業株式会社」と改称し、食糧統制に対応した。戦後、1949年4月に森永乳業を分離し、同年5月に東京・大阪・名古屋の各証券取引所に上場。8月には商事部門を森永商事として分離、10月には乳業部門を森永乳業に譲渡し、同時に社名を「森永製菓株式会社」に復称。この再編により、製菓専業の体制が整った。

海外進出と新事業創出の1960年代

1961年12月、台湾製菓股份有限公司と資本提携し、台湾進出の足がかりを得た(現・台湾森永製菓)。1965年3月には大和食品(現・森永エンゼルデザート)を設立し、デザート事業に参入。同年8月には米国ゼネラルミルズ社との合弁で森永ゼネラルミルズ(後の森永スナック食品)を設立し、スナック分野にも進出。この時期、国内菓子市場の成長とともに新たな事業領域を開拓し、多角化の基盤を築いた。

グループ再編と不採算事業からの撤退(2000年代)

1999年に森永開発を合併した後、2001年にはレストラン森永から営業権を譲り受けエンゼルフードシステムズを設立するが、2004年に同社株式を譲渡し外食事業から撤退。2008年にはアントステラを子会社化し、機能性食品分野を強化。一方、2013年6月には塚口工場を閉鎖し、老朽化した生産設備を整理した。このように選択と集中を進め、収益性の高い事業へのシフトを図った。

米国・中国で生産拠点を拡大した2010年代

2008年8月に米国森永製菓を設立し、北米市場への本格参入を開始。2010年12月には森永食品(浙江)を中国に設立し、現地生産を強化。さらに2013年12月には森永アメリカフーズを設立し、米国での冷菓や菓子の製造販売体制を拡充した。2011年には高崎森永を設立し、国内生産拠点も再編。海外売上高比率の向上を目指し、重点領域として米国事業を位置づけ、設備投資を継続している。

ウェルネスカンパニーへの転換を掲げた2020年代

2021年、新たな企業理念を策定し、2030年に向けた「ウェルネスカンパニー」への生まれ変わりを宣言。重点領域にin事業、冷菓事業、通販事業、米国事業を定め、経営資源を集中した。2025年から2026年にかけては米国第2工場の建設投資を行い、海外生産能力を増強。2026年3月期の業績予想では売上高2,367億円、営業利益224億円と過去最高水準を見込み、長期的な成長路線を描いている。

年表35件を開く

1910年代

  • 1910年2月創業資本金30万円をもって「株式会社森永商店」設立
  • 1912年11月「森永製菓株式会社」と改称

1920年代

  • 1920年7月M&A日本煉乳㈱を合併(これにより三島工場を承継)
  • 1921年3月塚口工場新設
  • 1923年3月自社品販売会社森永製品販売㈱設立(以降全国各地に設立)
  • 1923年4月丸ビルに森永キャンデーストア開店
  • 1925年6月鶴見工場新設

1940年代

  • 1942年10月M&A森永乳業㈱、森永食品工業㈱(これにより中京工場を承継)、東海製菓㈱(これにより小山工場を承継)、森永関西牛乳㈱を合併
  • 1943年11月「森永食糧工業株式会社」と改称
  • 1947年5月久留米工場を建設し醸造業を併営
  • 1949年4月森永乳業㈱設立
  • 1949年5月上場東京・大阪・名古屋証券取引所に上場
  • 1949年8月創業商事部門を分離し、森永商事㈱(旧)として発足
  • 1949年10月乳業部門を分離し、森永乳業㈱に譲渡
  • 1949年10月「森永製菓株式会社」に復称

1950年代

  • 1954年7月創業売店部門を分離し、㈱森永キャンデーストア(1987年㈱レストラン森永に社名変更)として発足

1960年代

  • 1961年12月台湾製菓股份有限公司と資本提携(現・台湾森永製菓股份有限公司、連結子会社)
  • 1965年3月大和食品㈱を設立(現・森永エンゼルデザート㈱、連結子会社)
  • 1965年8月商号変更当社と米国ゼネラルミルズ社との合弁で森永ゼネラルミルズ㈱を設立(1980年森永スナック食品㈱に社名変更)
  • 1969年10月M&A森永商事㈱(旧)を合併

1970年代

  • 1970年12月森永開発㈱を設立
  • 1973年9月森和商事㈱を設立(現・森永商事㈱、連結子会社)

1980年代

  • 1980年1月森永デザート㈱を設立(現・連結子会社)
  • 1987年4月小山新工場完成

1990年代

  • 1999年4月M&A森永開発㈱を合併

2000年代

  • 2001年7月㈱レストラン森永より営業権を譲り受け、㈱エンゼルフードシステムズを設立
  • 2003年3月摩利哪呷(上海)食品有限公司を設立(現・上海森永食品有限公司、連結子会社)
  • 2004年12月㈱エンゼルフードシステムズの株式を譲渡
  • 2008年1月M&A㈱アントステラ(現・連結子会社)を100%子会社に持つ㈱ディユーアソシエイツの株式を 全株取得(同年10月 ㈱アントステラが㈱ディユーアソシエイツを吸収合併)
  • 2008年8月米国森永製菓㈱を設立(現・連結子会社)

2010年代

  • 2010年12月森永食品(浙江)有限公司を設立(現・連結子会社)
  • 2011年4月高崎森永㈱を設立(現・連結子会社)
  • 2013年6月塚口工場閉鎖
  • 2013年10月森永キノインドネシア㈱を設立
  • 2013年12月森永アメリカフーズ㈱を設立(現・連結子会社)

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち5項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上高2030年まで3,000億円以上
  • 売上高営業利益率2030年まで12%以上
  • 重点領域売上高比率2030年まで60%以上
  • 海外売上高比率2030年まで25%以上
  • ROE2030年まで15%以上

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    重点領域への経営資源集中

    成長性の高いin事業、冷菓事業、通販事業、米国事業を重点領域とし、経営資源を集中して成長を牽引する。

  2. 02

    基盤領域による安定キャッシュ創出

    菓子食品事業など基盤領域で着実に売上を拡大し収益力を高め、重点領域への投資原資を安定的に生み出す。

  3. 03

    構造改革による収益力向上

    生産・物流・販売などの機能部門を中心に全社的な構造改革を実行し、収益力の底上げと投資原資の創出を図る。

  4. 04

    ウェルネス領域への新事業展開

    口腔ケアや独自素材パセノールの育成、海外でのゼリー・コラーゲン市場開拓など、ウェルネスを軸に新たな事業を創出する。

  5. 05

    人的資本経営とDX推進

    ダイバーシティ&インクルージョンや人材育成、健康経営を推進し、デジタル基盤の拡張やAI活用で業務高度化を進める。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で3,222人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は835万円で、9期前と比べて+6.6%平均年齢は43.4歳、平均勤続年数は19.0年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月3,256
2018年3月3,169
2019年3月78441.918.32,717
2020年3月78342.418.32,711
2021年3月76842.518.42,825
2022年3月76242.718.62,937
2023年3月77043.218.93,076
2024年3月76043.519.33,093
2025年3月81543.419.13,153676
2026年3月83543.419.03,222695

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率14.0%
縦線は目安の30%
男性育休取得率80.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)62.3%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社8(国内 4 / 海外 4、うち連結子会社 8) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
高崎工場(注)2 — 群馬県高崎市237億円
本社 — 東京都港区9,604百万円
鶴見工場 — 横浜市鶴見区5,230百万円
研究所 — 横浜市鶴見区5,187百万円
本社工場 — 神奈川県 大和市5,040百万円
中京工場 — 愛知県安城市3,856百万円
本社工場 — 佐賀県 鳥栖市3,628百万円
小山工場 — 栃木県小山市3,336百万円
不動産事業設備2,807百万円
本社工場 — 台湾台北市2,522百万円
ほか12件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    森永エンゼルデザート㈱(注)2
    神奈川県大和市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    森永デザート㈱(注)2
    佐賀県鳥栖市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    高崎森永㈱(注)2
    群馬県高崎市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    森永商事㈱
    神奈川県 横浜市鶴見区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    台湾森永製菓股份有限公司(注)2
    台湾台北市 · 連結子会社
    議決権55.2%
  • 海外
    上海森永食品有限公司(注)2
    中国上海市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    米国森永製菓㈱(注)2
    米国カリフォルニア州 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    森永アメリカフーズ㈱(注)2
    米国ノースカロライナ州 · 連結子会社
    議決権100.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は2,367億円営業利益224億円前期と比べると増収増益で、売上が+3.4%、利益が+5.2%。

売上高
+3.4%
2,367億円
営業利益
+5.2%
224億円
純利益
+0.6%
178億円
営業利益率
9.5%
前期比 +0.2%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高2,570億円2,367億円
営業利益228億円224億円
純利益165億円178億円
1株あたり配当¥70¥70

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は636億円、営業利益は61億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+24.5%、営業利益は+5.2%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q46512
2024年1Q5115811.443
2024年2Q5858414.460
2024年3Q5425510.137
2024年4Q49612
2025年2Q1,18813911.7106
2025年4Q1,102746.771
2026年2Q1,21913411.0110
2026年4Q1,148907.868
2027年1Q636619.645

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は1,529億円から2,367億円へ1.5倍に増えた。直近期の営業利益率は9.5%。売上は5期、純利益は3期の連続増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
森永キノインドネシア㈱を設立
2013年3月1,5293014
2014年3月1,6464481
2015年3月1,7796538
2016年3月1,81912181
2017年3月1,995183111
2018年3月2,050204103
2019年3月2,054208128
2020年3月2,089220108
2021年3月1,682198134
2022年3月1,813182278
2023年3月1,944158101
2024年3月2,134210152
2025年3月2,2902132239.3177
2026年3月2,3672242279.5178

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高2,367億円のうち、営業利益として残るのは224億円9.5%。営業外の損益と税金を反映した純利益は178億円、売上の7.5%にあたる。営業利益率は業種中央値4.1%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金59.9%1,417億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金30.7%726億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益9.5%224億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
40.1%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+5.3pt
9.5%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+4.3pt
7.5%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+5.7pt
13.0%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
7.9%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
7.9%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが236億円、投資CFが−143億円で、差し引きのフリーCFは93億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は257億円で、売上の1.3ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月56−5736−194
2014年3月77−65−581248
2015年3月112−30−1582116
2016年3月167−21−23146267
2017年3月184−297−24−113129
2018年3月17882−179260209
2019年3月209−200−119998
2020年3月210170−44380434
2021年3月121−199−41−78316
2022年3月24893−59341601
2023年3月−30−142−73−172361
2024年3月302−53−141249471
2025年3月108−98−18010308
2026年3月236−143−13293257

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は2,259億円。このうち返さなくてよい自己資本が1,437億円で、自己資本比率は62.8%(業種中央値56.8%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月1,41253088237.2
2014年3月1,44462681841.5
2015年3月1,51369481943.8
2016年3月1,63177285945.7
2017年3月1,83191891348.7
2018年3月1,7791,00377655.0
2019年3月1,75897278654.8
2020年3月1,8811,05582655.7
2021年3月2,0291,23779260.5
2022年3月2,1431,31283160.7
2023年3月2,0521,25979360.7
2024年3月2,2361,32790958.7
2025年3月2,1001,32477662.3
2026年3月2,2591,43782262.8

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
264億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
924億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
220億円
在庫として抱えている分
負債合計
822億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
89
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率19 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

食料品 123社との比較

同じ食料品の企業と並べると、いちばん上に来るのは営業利益率123社中16位あたり、逆に低いのは売上成長率123社中62位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE上位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
13.0%/中央値 7.3%
P25 3.7%P75 11.4%
営業利益率上位売上のうち本業の利益として残る割合
9.5%/中央値 4.1%
P25 2.7%P75 7.7%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
62.8%/中央値 56.8%
P25 46.5%P75 67.3%
売上成長率前期からの売上の伸び
3.4%/中央値 3.4%
P25 0.7%P75 6.3%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
2.8%/中央値 2.3%
P25 1.5%P75 3.3%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥2,547で、1年前と比べて-3.0%過去52週の値幅のなかでは27%の位置にある。

¥2,547+0.1%1ヶ月-0.3%1年-3.0%時価総額2,193億円
過去52週の値幅
安値¥2,420.5高値¥2,895

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)12.1倍
PER (会社予想)13.0倍
PBR1.48倍
配当利回り2.75%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は7月8日に2,733円まで上昇した後、8月7日には2,572円と約6%下落しています。25日線(2,666円)を下回り、75日線(2,602円)も割り込み、短期的な下げが顕著です。52週高値2,895円に対して11%安、52週安値2,420円は維持しています。RSIは39.2と弱気圏ですが、直近の下げで売られ過ぎの兆候も。出来高は8月7日に628,400株と急増しており、換金売りが進んだと見られます。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準をほぼ妥当と判定しています(スコア 55/100)

PERは12.19倍と業界平均28.07倍を下回り、割安感がある。PBRは1.52倍で業界平均1.63倍とほぼ同水準。配当利回りは2.72%で業界平均2.31%を上回る。ROEは13%と高く、収益性は良好。配当性向は36.2%で安定。ただし、業界平均と比較してPERが低いため、割安とも取れるが、日本の菓子業界は競争が激しく、成長性は限定的。総合的にみて、バリュエーションはほぼ妥当であり、株価は業績に見合った水準にあると判断。

指標この会社業種平均
PER (実績)12.1倍28.6倍
PER (予想)13.0倍
PBR1.48倍1.63倍
ROE13.0%7.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

国内菓子市場は成熟しており、人口減少や健康志向の高まりで市場規模が伸び悩む中、同社は主力ブランドの刷新や新製品投入、海外市場開拓、ヘルスケア分野への進出で成長を目指す。強気派は、既存ブランドの底堅さと新規分野での成長余地を評価し、海外売上比率の向上やヘルスケア事業の黒字化が収益を押し上げるとみる。一方、弱気派は、原材料費や物流費の上昇が利益を圧迫するリスク、国内市場での競争激化によるシェア低下、海外展開の不確実性を挙げ、成長が限定的とみる。決算では、海外売上高の伸び、ヘルスケア事業の収益性、利益率の動向が焦点となる。

プラスに働く材料7
  • 主力ブランドの回復

    既存製品の改良と新フレーバー投入で売上増、利益率改善の兆し

  • 海外成長余地

    海外売上比率が低く、アジア市場での拡大余地が大きい

  • ヘルスケア進出

    機能性食品など新カテゴリーで中長期の成長期待

  • 売上高2367億円と3期連続増収通年影響

    売上高は2134→2290→2367億円と拡大し、増収基調が継続

  • 営業利益224億円と増益基調通年影響

    営業利益は213億円→224億円と増加し、営業利益率9.46%を確保

  • 配当利回り2.72%と安定配当継続影響

    株価2572.5円に対し配当利回り2.72%と安定した株主還元

  • ROE13%と資本効率の高さ不定影響

    PBR1.52倍、ROE13%と収益性が高く、割安感がある

マイナスに働く材料7
  • コスト上昇圧力

    原材料・物流費の高止まりが利益を圧迫する懸念

  • 国内市場の縮小

    少子高齢化で菓子需要の減少が続く見通し

  • 競争激化

    他社の新製品やPB商品との競争でシェア低下のリスク

  • 最終利益178億円とほぼ横ばい通年影響

    純利益177億円→178億円、増益率0.6%と伸び悩む

  • 予想PER13.1倍と実績より割高不定影響

    実績PER12.19倍に対し来期予想PER13.1倍と割高感が出る

  • 営業利益率9.46%と高止まり通年影響

    営業利益率は9.46%と高水準だが、前期9.30%からの改善は小幅

  • 外国持株比率26.47%と高い継続影響

    外国人保有26.47%と高く、海外市場の変動で売られやすい

次の決算で確かめる点
海外売上高と比率
海外展開の進捗と成長への寄与を測るため
ヘルスケア事業売上
新規分野の育成状況と収益貢献を確認するため
営業利益率
原材料高に対する価格転嫁や収益性の維持を確認するため
既存事業の売上成長率
国内市場で底堅さを維持できるかの指標として

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり70で、前期から+8.3%いまの株価に対する利回りは2.75%。増配か配当維持が5年続いている。

年間配当
¥70
1株あたり
配当利回り
2.75%
いまの株価に対して
配当性向
36.2%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
5年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月2320.6
2018年3月2511.142.5
2019年3月3332.029.4
2020年3月369.138.4
2021年3月360.034.2
2022年3月4525.018.3
2023年3月5011.161.2
2024年3月5510.059.8
2025年3月609.144.9
2026年3月658.336.2

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥70

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ55,628人。区分でいちばん多いのは個人・その他32.8%。グループ会社や銀行などの安定株主が38.5%を占め、残る61.5%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他28.829.426.928.630.932.8
金融機関29.730.628.030.029.528.8
外国法人25.125.531.027.225.326.4
事業法人15.113.112.512.410.89.7
自己株式7.17.82.12.22.32.4
証券会社1.31.41.61.83.42.3
外国人個人0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)12.48
02株式会社日本カストディ銀行(信託口)8.29
03森永製菓取引先持株会7.49
04明治安田生命保険相互会社(常任代理人 株式会社日本カストディ銀行)2.60
05STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505001(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)2.50
06THE CHASE MANHATTAN BANK,N.A. LONDONSECS LENDING OMNIBUS ACCOUNT(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)1.61
07森永乳業株式会社1.59
08森永製菓グループ従業員持株会1.50
09JP MORGAN CHASE BANK 385781(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)1.24
10日本生命保険相互会社(常任代理人 日本マスタートラスト信託銀行株式会社)1.12

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近1
  • 2026-07-08
    グランサム、マヨ、ヴァン オッテルロー アンド カンパニー エルエルシー(Grantham, Mayo, Van Otterloo & Co. LLC)
    新規の大量保有報告
    5.02%

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+3773%、1株純資産は14期で+737%。直近期のROEは13.0%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月52022.737.8218.2
2014年3月3123014.47.321.6
2015年3月152556.028.954.3
2016年3月1551,43311.518.426.4
2017年3月2141,71313.623.120.6
2018年3月1981,88211.023.742.5
2019年3月2471,91713.219.429.4
2020年3月1081,04010.820.538.4
2021年3月1331,22111.814.834.2
2022年3月2761,30222.06.918.3
2023年3月1041,3237.918.061.2
2024年3月1661,44811.815.859.8
2025年3月2011,52313.512.544.9
2026年3月2111,69113.012.836.2

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

31名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は31名。2026/3期の役員報酬は総額437百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
太田栄二郎取締役会長CEO (代表取締役)6724,700
森信也取締役社長COO (代表取締役)646,200
藤井大右取締役 常務執行役員613,100
松永秀樹取締役 常務執行役員5912,100
高波健二取締役 上席執行役員541,500
榊真二取締役69
澤村環取締役63
下村陽一郎取締役64
山岸裕美取締役63
福永俊朗常勤監査役666,500
笹森建彦常勤監査役642,200
上野佐和子監査役62
残りの役員19名を開く
氏名役職年齢保有株数
岸日出夫監査役68
須藤修74
国近文子上席執行役員
松﨑勲上席執行役員
川岸聖史上席執行役員
安藤正上席執行役員
奥村徹也取締役 上席執行役員CFO59
河辺輝宏上席執行役員 待遇
土屋淳二執行役員
滝沢稔執行役員
佐藤実執行役員
渡部宏之執行役員
櫻木孝典執行役員
猪瀬剛宏執行役員
西川憲之執行役員
大橋啓祐執行役員待遇
梅村慎一執行役員待遇
岩田義浩取締役65
佐野友一常勤監査役62200

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)11217643231429
監査役4545414
社外取締役537377
社外監査役3323211

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容776字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループは、森永製菓㈱、連結子会社15社、非連結子会社2社で構成されており、事業は食料品製造、食料卸売、不動産及びサービスほかを営んでおります。 事業内容と森永製菓㈱及び関係会社の当該事業に係る位置付け及びセグメントとの関連は、次のとおりであります。 セグメント名   事業内容   森永製菓㈱及び連結子会社   非連結子会社 食料品製造   菓子食品事業   森永製菓㈱ 高崎森永㈱ (会社数 2社) 冷菓事業   森永製菓㈱ 森永エンゼルデザート㈱ 森永デザート㈱ 高崎森永㈱ (会社数 4社) in事業   森永製菓㈱ (会社数 1社) 通販事業   森永製菓㈱ (会社数 1社) 事業子会社等   森永製菓㈱ ㈱アントステラ 森永市場開発㈱ (会社数 3社) 米国事業   森永製菓㈱ 米国森永製菓㈱ 森永アメリカフーズ㈱ 台湾森永製菓股份有限公司 森永食品(浙江)有限公司 (会社数 5社) 中国・台湾・輸出等   森永製菓㈱ 台湾森永製菓股份有限公司 上海森永食品有限公司 森永食品(浙江)有限公司 森永アジアパシフィック㈱ (会社数 5社) 食料卸売   業務用食品の卸売   森永商事㈱ (会社数 1社) 不動産及び   不動産賃貸及び   森永製菓㈱ サービス   ゴルフ場経営   森永高滝カントリー㈱ (会社数 2社) その他   その他   ㈱森永生科学研究所   ㈱SEE THE SUN 森永ビジネスパートナー㈱   バクテクス㈱ (会社数 2社)   (会社数 2社) 会社数   森永製菓㈱ 連結子会社    15社 非連結子会社          2社 (注)非連結子会社に対する投資については持分法を適用しております。 当社グループの状況について事業系統図を示すと、次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題4,544字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 会社の経営の基本方針 当社グループは、取り巻く経営環境が大きく変化する中、持続的な成長を目指すべく、2021年に新たに企業理念を策定いたしました。企業理念は、わたしたちの使命(パーパス)、わたしたちが目指す未来(ビジョン)、わたしたちが大切にする想い(バリュー)と、これらを一言で表した『コーポレートメッセージ』(おいしく たのしく すこやかに)で構成しております。この企業理念を当社グループにおける全ての活動の拠り所として、ステークホルダーの皆様と社会の期待に応えることで持続可能な社会の実現に貢献し、長期的な企業価値向上を図ってまいります。 (2) 中長期的な会社の経営戦略及び対処すべき課題 ① 経営環境 世界的な不確実性の高まり、気候変動や資源不足、デジタル技術の発展、日本国内の人口動態の変化、生活環境の変化など、今後予測される経営環境の変化は安定的な事業活動にとって脅威であるとともに、変化への迅速な対応により新たな需要を創造することは大きな機会になり得ると捉えております。 ② 2030経営計画 当社グループは、企業理念のもと、持続可能な社会の実現に貢献しつつ中長期的な成長を遂げ、企業価値を高めていくため、2030年に向けた長期経営計画「2030経営計画」を推進しております。 2030ビジョン 当社グループは、2030年の目指す姿として2030ビジョン『森永製菓グループは、2030年にウェルネスカンパニーへ生まれ変わります。』を定めております。「ウェルネス」とは、「いきいきとした心・体・環境を基盤にして、豊かで輝く人生を追求・実現している状態」と定義し、顧客・従業員・社会に、心の健康、体の健康、環境の健康の3つの価値を提供し続ける企業になることを目指してまいります。120余年の歴史で培った信頼と技術を進化させ、あらゆる世代のウェルネスライフをサポートしてまいります。 基本方針 方針1)事業ポートフォリオの転換と構造改革による収益力の向上 <重点領域への経営資源集中> 高い収益性、成長性が見込める事業として、「inゼリー」など「in」ブランドを中心とするin事業、冷菓事業、通販事業、米国事業を選定し、これらを重点領域と定めました。重点領域への経営資源集中によって当社グループの成長を牽引してまいります。 <基盤領域による安定的なキャッシュ創出> 菓子食品事業など着実な売上高拡大と収益力向上を目指す事業を基盤領域と定め、重点領域への投資原資の安定的な創出に取り組んでまいります。 <探索・研究領域の取組み> ウェルネスを基軸とした国内外におけるビジネスモデルの創造や商品開発など、新たな取組みを総称して探索・研究領域と定め、次世代成長を担う新事業の育成を目指してまいります。 <機能部門を中心とした構造改革による収益力の向上> 重点領域への投資原資を創出するとともに、様々な経営リスクに備えるべく、生産、物流、販売など機能部門を中心に、全社的に構造改革を実行していくことで、収益力のさらなる底上げに取り組んでまいります。 方針2)事業戦略と連動した経営基盤の構築 「2030経営計画」の達成に向けた事業戦略と連動し、「人」「技術」「キャッシュ」そして「デジタル」という経営に不可欠なリソースを最大限活かすことで経営基盤をより強固なものにしてまいります。併せてコーポレート・ガバナンスの改革を推し進め、経営の透明性向上を図ってまいります。 方針3)ダイバーシティ&インクルージョンの推進 「一人ひとりの個を活かす」という考えのもと、ダイバーシティ&インクルージョンを推進することで、多様な人材が活躍できる環境・風土をベースに社会課題の解決につながる新しい価値(イノベーション)を創出できる環境の整備を推し進めてまいります。 経営目標 「2030経営計画」における経営目標・指標は以下のとおりであります。 2030年売上高   3,000億円以上 <重要経営指標> 売上高営業利益率   12%以上 重点領域売上高比率   60%以上 海外売上高比率   25%以上 ROE   15%以上 ROIC(注)   12%以上 DOE   4.5%以上 (注)貸方アプローチで算出 計算式:NOPAT÷投下資本(有利子負債+株主資本) 2030経営計画全体像 ③ サステナブル経営 パーパスに基づくサステナブル経営を推進 現在、グローバル社会では、気候変動問題をはじめとする社会課題の深刻化やデジタル化の急速な進展など、企業活動に大きな影響を及ぼす環境変化が今までにないスピードで起き、将来の見通しに関する不確実性も高まっております。そのような中、パーパス・2030ビジョンを実現するには、ありたい姿に向けた課題を明確化したうえで、長期視点を持ち、全社グループを挙げて取り組んでいくことが必要であります。 当社グループは、創業時より社会への貢献を強く意識して事業を行ってまいりましたが、新たな企業理念の策定を機に、グローバル社会の一員としてSDGsの達成を含めた持続可能な社会の実現に向けた取組みを、これまで以上に積極的に進めていくことといたしました。このような取組みの積み重ねが、当社グループのビジネスをよりサステナブルなものとし、持続的成長と中長期的な企業価値の向上につながると考えております。 当社グループのマテリアリティを特定 当社グループでは2024中期経営計画策定に当たり、経営を取り巻く外部環境変化を踏まえて、マテリアリティの見直しを行いました。マテリアリティへの対応を通じて、社会価値の創造とレジリエントな経営基盤づくりを着実に進め、持続的成長を実現してまいります。 <当社グループのマテリアリティ特定プロセス> 外部環境変化を踏まえ、新たに抽出・整理した取り組むべき課題について、社外ステークホルダー16名(投資家3名、取引先5社、NGO1名、アドバイザリーボードメンバー3名、社外役員4名)と社内のキーメンバー11名で重要性評価を行いました。その結果を基に役員で議論を重ね、当社グループのマネジメントや業務とのつながりを総合的に考慮して統合し、社内決議及び取締役会報告を経て、5つのマテリアリティを特定いたしました。 ④ 2024中期経営計画(2024-2026) 2025年3月期を初年度とする「2024中期経営計画」では、2030経営計画達成をより確実なものにするための2ndステージと位置づけ、キーメッセージを「飛躍に向けた成長軌道の確立」と定めております。 成長し続ける永続企業を目指して、重点領域の成長、経営基盤の強化に向け積極的な投資を継続するとともに、基盤領域及び機能部門を中心とした構造改革を推し進めております。ROICマネジメントの実践を通して、これらの戦略をスピードをもって引き続き実行することにより、成長性と資本収益性の好循環を生み出し、2030年に向けた成長軌道を確かなものにしてまいります。 ⑤ 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 重点領域による成長の牽引 「inゼリー」を中心としたin事業や「チョコモナカジャンボ」をはじめとした冷菓事業、「おいしいコラーゲンドリンク」などの通販事業の拡大、米国事業では「HI-CHEW」を中心としたブランド育成と事業基盤の強化など重点領域に経営資源を集中してまいります。 in事業においては、ゼリー飲料のトップランナーとして「inゼリー」のさらなるシーンとターゲットの拡大を進めるとともに次世代成長ドライバーを育成いたします。冷菓事業は独自価値を有する商品群の技術深耕により、強いものをより強くするとともに、価値提供領域を拡大していく「芽の創造」にも取り組むことで事業成長を実現してまいります。通販事業はこれまで蓄積してきた顧客データを活用し、1to1マーケティングの実践と顧客ニーズに応える商品・サービスの提供によって定期顧客の育成を図るとともに、DtoCの仕組みを構築し新たな事業領域への進出を目指します。米国事業においては、「HI-CHEW」のさらなる拡大と「Chargel」をはじめとした次世代成長ドライバーの育成を図るとともに、事業成長を支える基盤強化を着実に進めてまいります。 基盤領域の資本収益性向上 菓子食品事業においては、「ハイチュウ」「森永ビスケット」など主力ブランドへの集中によるカテゴリーポートフォリオの転換、保有資産を活かした売上高の拡大、維持更新投資の選択と集中による段階的アセットライト、コスト低減や販売費効率化、機動的な価格改定など高収益基盤の構築に向けて様々な取組みを実施してまいります。 さらなる成長に向けた取組み ウェルネスを基軸に、国内では独自技術を活用した口腔ケア領域への挑戦や当社独自の素材であるパセノール™ビジネスの育成、海外では、ゼリー飲料やコラーゲンドリンクにおける市場創造の深耕に加え、MyMo Holdco, Inc.買収による米国冷菓市場への挑戦をスタートし、当社ブランドと技術によるシナジー発現での事業拡大に取り組んでまいります。また「HI-CHEW」においても、将来の新市場開拓として欧州での取組みを加速させてまいります。 機能部門の構造改革 製造部門のスマートファクトリー化のさらなる進化や市場変化を見据えた販売部門の組織最適化による生産性の向上、物流体制の変革により全社的な資本収益性の向上を図ってまいります。構造改革を支える人材育成の強化や職場環境のさらなる改善等、従業員のエンゲージメントを高める取組みを推進してまいります。 経営基盤の構築 成長軌道の確立に向け事業戦略を横断的に支える経営基盤を構築してまいります。 人事戦略では、「ダイバーシティ&インクルージョン」「人材育成・組織風土づくり」「健康経営の推進」の取組みを進め、人的資本経営を実践してまいります。また、R&D戦略ではグローバル視点の「既存技術深化」「新規技術探索」による価値の創出、DX戦略においてはデジタル経営基盤の拡張とAI技術等による業務高度化・効率化、経理財務戦略ではROICマネジメントの全社推進を行ってまいります。 ⑥ 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 「2024中期経営計画」における最終年度2027年3月期の経営目標・指標は以下のとおりであります。 2027年3月期 売上高   2,460億円 同  営業利益   246億円 <重要経営指標> 売上高営業利益率   10.0% 重点領域売上高比率   53%以上 海外売上高比率   16%以上 ROE   12%以上 ROIC(注)   10%以上 DOE   4.3% (注)貸方アプローチで算出 計算式:NOPAT÷投下資本(有利子負債+株主資本)
事業等のリスク3,409字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 (1) リスクマネジメント体制 当社グループは、事業活動に潜在する様々なリスクを把握し、トータルリスクマネジメントの理念のもとリスクに対し適切な対応を図るべく取り組んでおります。事業活動に潜在するリスクに対応するため、内部統制システムの一環として「トータルリスクマネジメント規程」を制定し、想定されるリスクを分類・評価して平常時における予防策を実施しております。またトータルリスクマネジメントを組織横断的に検討・主管・実施する組織として、取締役が参加する「トータルリスクマネジメント委員会」を設置し、協議内容を取締役会に報告しております。 (2) リスクの把握と管理 当社グループは、「トータルリスクマネジメント規程」に基づき、想定リスクの把握とリスクの影響度・発生頻度の評価を行い「トータルリスクマップ」を作成し、リスク対応の優先順位を見直し・決定をしております。優先的に対応すべきリスクは、リスク対応策の立案部門と実施部門を明確にし、立案部門はリスク対応策の立案と実施状況のモニタリング、改善策の策定を行い「トータルリスクマネジメント委員会」に報告する、一連のPDCAを回しております。また災害発生時においても、事業継続を確実に行うために、主要商品について事業継続マネジメント(BCM)の円滑な運用が図れるよう定期的に見直しを行い、その結果を「トータルリスクマネジメント委員会」に報告しております。 ◆リスクマネジメント体制図 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、当社グループの事業、業績及び財政状態等に影響を与え、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のあるリスク事項には、次のようなものがあります。 なお、本事項の文中に将来に関する事項が含まれており、有価証券報告書提出日(2026年6月25日)現在において判断したものであります。 (3) 短期・中期の視点から事業、業績及び財政状態等に影響を与える可能性のある重要なリスク 想定されるリスク   影響度   発生頻度   森永製菓グループの対応 サイバー攻撃   ・基幹システムがサイバー攻撃を受け、個人情報・顧客情報、機密情報が漏えいし、社会的信頼が失墜し、売上が減少するとともに、生産ラインの停止、物流機能の停止といったサプライチェーンの停止に伴い、業績が悪化   高   中   ・グループ全体のセキュリティ管理体制における役割及び責任を明確化した管理体制の段階的な整備・インシデント発生時の対応計画、復旧計画及び対応フローの整備、運用・ゼロトラストの考え方を取り入れたネットワーク構成、アクセス管理の設計及び段階的な導入・各種規程類の整備及び継続的な見直し・サイバー保険の加入継続 商品欠陥・リコール   ・商品への異物混入等により、規定された品質水準を満たさない商品が市場に出荷され、損害賠償、リコール等の費用が発生するとともに、社会的信頼が失墜し、売上が著しく減少   高   中   ・「品質方針」「品質保証規則」等を定め、体系的な品質保証体制を構築・商品開発段階での「品質アセスメントシステム」による原材料及び商品の安全性・適法性、適切な輸送・保管条件、容器包装への正確で分かりやすい表示等の重要項目の確認・国内外の工場で食品安全マネジメントシステム「FSSC22000」「JFS」等の認証取得・製造委託先の管理、点検・品質事故発生に備えた「クライシス対応要領」を設定 労働災害   ・従業員の生命身体を脅かす事故が発生(製造などの業務実施中における事故/交通事故)   高   中   ・「森永製菓グループ 労働安全衛生方針」の制定、社内外への周知、安全で快適な職場環境の推進 ・労働災害に関する情報を共有し、事故を防止するための対策を講じるため安全対策労使会議の実施 ・営業部門による安全運転研修、危険予知研修の実施・生産部門による労災疑似体験教育、シニア教育・体力測定の実施 想定されるリスク   影響度   発生頻度   森永製菓グループの対応 固定資産の投資   ・投資当初に想定・計画したとおりの成果が獲得できず、事業の収益性が低下し、固定資産の減損が発生   高   中   ・投資管理規程に則った以下の投資マネジメントの実施▷ 一定水準以上の投資を行う場合は取締役会決議とし、定性、定量、リスクアセスメント等の多面的な視点での包括的な評価を実施▷ 投資回収状況についての継続的なモニタリング、変化点の適時把握と適切なリカバリープランの実行を志向 個人情報等の情報漏えい(持ち出し)   ・役員又は従業員による不正持ち出しにより、顧客の個人情報等の機密情報・重要情報が漏えいし、社会的信頼が失墜   高   中   ・本リスクにおける「個人情報」を定義し、個人情報取扱い規程、個人情報取扱い細則、個人情報の取扱いに関する運用マニュアルを制定、運用 大地震・津波・噴火・風水害等の自然災害によるサプライチェーンの停止   ・工場や倉庫、従業員の被災、物流寸断等による調達・生産・物流・販売活動の停止に伴い、機会損失が発生・会社資産の被災により、固定資産及び棚卸資産に関する災害損失が発生   中   中   ・ハザードマップの確認・避難場所の確認、防災設備点検、防災訓練、非常食点検他を実施・台風や大雨の襲来が予測される場合は、配送センター、製品倉庫の周辺状況を把握し被害が発生しない様に関係先へ注意喚起・「南海トラフ地震臨時情報対応要領」を策定し、臨時情報「巨大地震警戒」発表時に事業継続・停止の判断を実施 感染症のまん延   ・従業員が感染症にかかり、生産ライン、物流機能といったサプライチェーンの停止に伴い、売上が減少 ・本社、販売事業所の従業員が感染症にかかり、間接業務の運用が非効率となり、費用が増加   中   中   ・「感染症がまん延した時の対応方針」を更新することで未発生時・初期段階(海外発生時)での周知と準備を徹底 ・社内感染対策として衛生用品を備蓄 (4) 中期・長期の視点から事業、業績及び財政状態等に影響を与える可能性のある重要なリスク 想定されるリスク   影響度   発生頻度   森永製菓グループの対応 原材料調達・資材調達のリスク   ・気候変動・人口動態・政情不安・為替変動等の環境変化により原料不足など調達難に陥り、かつ、代替原料を調達することができなかった結果、価格が高騰した原材料資材を調達せざるをえず、費用(調達コスト)が増加・当該調達コストの増加を販売価格に転嫁できなかった場合、中長期的に業績を圧迫   高   高   ・サプライヤー等からの市況、変動予測情報の収集 ・為替変動をヘッジするための為替予約等の実施 ・生産地、サプライヤー等調達拠点の分散・多様化 ・安定調達可能な原材料等への置換検討の推進 ・企画、調達、生産連携によるコスト圧縮の取組み ・適正在庫水準の維持 ・重要原材料のサステナブル化、サプライヤーのサステナビリティ取組みの推進 温室効果ガス排出規制への対応コストの増加   ・温室効果ガス排出規制により、エネルギーに関する追加費用が発生   中   高   ・スマートファクトリー化を推進し、高効率な生産体制へ転換・老朽化した既存設備の更新時に省エネ設備へ更新することで、追加費用を低減・高崎森永㈱において、オンサイトPPAによる太陽光発電電力の受電を開始・再生可能エネルギーの導入を推進 省エネ政策への対応コストの増加   ・省エネ対応に伴い、製造設備投資に起因する追加費用が発生   高   中 サクセッションプランの停滞   ・サクセッションプランを適切に作成、運用できず、事業を推進する経営者を継続的に輩出できないことにより、中長期の経営目標達成や事業継続が困難   高   中   ・役員候補、部長候補、マネジャー候補を選定、毎年見直しを行い候補者に対して選抜育成・計画配置を実施 ・多様な考え方を取り入れるため、内部選抜・育成と並行して、必要に応じて外部キャリア採用での人材確保 なお、業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性がある要素は、上記だけに限定されるものではありません。
経営成績の分析 (MD&A)16,045字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定) 当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づいて作成されております。 詳細については、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 ⑴  連結財務諸表 注記事項 (連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載のとおりであります。 (1) 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 経営成績の状況 ■2026年3月期実績 (注)1 EBITDAは簡易版を使用→営業利益+減価償却費 2 2025年11月発表値 3 在外子会社換算レートは、1米ドル=150.77円。前同は151.58円。 ■2026年3月期実績:セグメント情報 ※連結子会社の決算日統一に伴い、以下のとおり前期比較は月ずれが生じております。 事業子会社等に包含しているアントステラ(前期 3-2月、当期 4-3月)、海外子会社(前期 1-12月、当期 4-3月) (注)1 inブランドを冠したキャンディ、チョコレート等の商品は菓子食品事業に含む。 2 中国・台湾の米国向け輸出に係る利益を含む。 3 現地通貨ベースの売上高前期比は97.0% ② 財政状態の状況 財政状態は次のとおりであります。 (流動資産) 当連結会計年度末における流動資産の残高は、1,058億2千7百万円となり、前連結会計年度末に比べ11億6千万円増加しております。これは主に、現金及び預金が米国第2工場の建設に係る支出並びに配当等の支払や自己株式取得等により46億4千3百万円減少した一方で、増収に伴う受取手形及び売掛金が11億8百万円、原材料及び貯蔵品が14億4千2百万円、原材料の有償支給に係る未収金を含む流動資産のその他が22億5千9百万円増加したこと等によるものであります。 (固定資産) 当連結会計年度末における固定資産の残高は、1,200億9千4百万円となり、前連結会計年度末に比べ147億7千5百万円増加しております。これは主に、建物及び構築物(純額)が14億8千2百万円、機械装置及び運搬具(純額)が29億5千4百万円減少した一方で、建設仮勘定が148億3千3百万円、数理計算上の差異により退職給付に係る資産が63億2千8百万円増加したこと等によるものであります。 (流動負債) 当連結会計年度末における流動負債の残高は、575億8千5百万円となり、前連結会計年度末に比べ56億9千6百万円増加しております。これは主に、借り換えに伴い短期借入金が30億円、未払金が15億8千4百万円、未払法人税等が25億8千6百万円増加したこと等によるものであります。 (固定負債) 当連結会計年度末における固定負債の残高は、246億4千万円となり、前連結会計年度末に比べ10億6千3百万円減少しております。これは主に、繰延税金負債が21億2千5百万円増加した一方で、借り換えにより長期借入金が30億円減少したこと等によるものであります。 (純資産) 当連結会計年度末における純資産の残高は、1,436億9千6百万円で、前連結会計年度末に比べ113億3百万円増加しております。これは主に、株主還元の強化により、配当金の支払い78億9千3百万円や自己株式の取得48億8千6百万円により減少した一方で、親会社株主に帰属する当期純利益177億6千5百万円の計上による増加や数理計算上の差異により退職給付に係る調整累計額が41億3千5百万円増加したこと等によるものであります。 以上により自己資本比率は、62.8%となりました。 ③ キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ51億1千9百万円減少し、257億2千6百万円となりました。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における営業活動による資金の増加は236億3千7百万円となりました。主な内容は、棚卸資産の増加額22億2千9百万円、法人税等の支払額50億4千9百万円といった資金減少の一方、税金等調整前当期純利益253億2千7百万円、減価償却費101億6千万円によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における投資活動による資金の減少は142億8千9百万円となりました。主な内容は、有形固定資産の取得による支出169億8千6百万円、投資有価証券の売却による収入36億5千8百万円によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における財務活動による資金の減少は132億3千6百万円となりました。主な内容は、自己株式の取得による支出47億5千4百万円、配当金の支払額78億9千3百万円によるものであります。 ④ 生産、受注及び販売の実績 a. 生産実績 当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   金額(百万円)   前期比(%) 食料品製造   菓子食品事業   96,267   +1.4 冷菓事業   49,730   +11.6 in事業   10,885   △17.6 通販事業   -   - 事業子会社等   9,519   △3.0 米国事業   10,334   △1.7 中国・台湾・輸出等   9,686   +7.7 合計   186,423   +2.4 (注)1 金額は、販売価格(内部取引価格を含む)によっております。 2 「食料卸売」及び「不動産及びサービス」のセグメントについては、該当事項はありません。 b. 受注実績 主要製品の受注生産は、行っておりません。 c. 販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   金額(百万円)   前期比(%) 食料品製造   菓子食品事業   88,957   +5.4 冷菓事業   53,528   +8.4 in事業   29,955   △4.4 通販事業   10,748   △3.9 事業子会社等   11,276   +0.3 米国事業   20,214   △3.5 中国・台湾・輸出等   10,486   +15.7 小計   225,167   +3.5 食料卸売   8,798   +1.2 不動産及びサービス   1,897   +1.4 その他   809   △0.9 合計   236,672   +3.4 (注)1 セグメント間の取引については、相殺消去しております。 2 主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合 相手先   前連結会計年度   当連結会計年度 販売高(百万円)   割合(%)   販売高(百万円)   割合(%) 三菱食品株式会社   ―   ―   24,900   10.5 (注)前連結会計年度における主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は、連結損益計算書の売上高の10%以上を占める相手先がないため、記載はありません。 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 また、当連結会計年度より、連結子会社の決算日を3月31日に統一しております。詳細は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 ⑴ 連結財務諸表 注記事項 (連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)3 連結子会社の事業年度等に関する事項」をご覧ください。 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 ① 経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 当連結会計年度の我が国の経済は、雇用・所得環境の改善やインバウンド需要の堅調な推移を背景に、内需を中心として緩やかな回復基調で推移しました。一方で、期中を通じて継続した物価上昇の影響により、消費者マインドには慎重さが残り、個人消費は底堅さを維持しつつも、伸び悩む推移となりました。また、各国の通商政策や不安定な国際情勢による世界経済の先行き不透明感が続く中、事業活動を取り巻く環境には引き続き不確実性が残る状況です。 このような中、当社グループは「2030経営計画」の達成に向けて、その道筋をつくる2ndステージである「2024中期経営計画」の2期目として、引き続き飛躍に向けた成長軌道の確立に向けて成長性と資本収益性の好循環を生み出すべく、各事業の強化を図ってまいりました。 その結果、売上高は、主に好調な菓子食品事業、冷菓事業が牽引し、2,366億7千2百万円と前年実績に比べ77億1千5百万円(3.4%)の増収となりました。 損益については、原材料価格の高騰や物流費の増加、経営基盤の強化に向けたDXや人的資本への投資などがありましたが、増収及び価格改定・コストダウンを中心とした打ち返しにより、営業利益は前年実績に比べ11億2千8百万円(5.3%)増益の223億9千4百万円、経常利益も前年実績に比べ3億5千5百万円(1.6%)増益の226億5千9百万円となりました。親会社株主に帰属する当期純利益は前年実績に比べ5千5百万円(0.3%)増益の177億6千5百万円となりました。 ■営業利益増減分析 (注)1 FY25の実績調達レートは 1米ドル=150.18円、FY24は同150.55円 2 売上原価計上分のみ セグメントの業績は、次のとおりであります。 <食料品製造> 菓子食品事業 ビスケットカテゴリーでは、「森永ビスケット」は9月に実施した価格改定による一時的な影響もありましたが、着実に需要を回復し、前年実績を上回りました。 キャンディカテゴリーでは、「ハイチュウ」は、発売50周年を切り口としたプロモーションなどにより需要喚起に取り組みました。食感訴求を強化した「ハイチュウミニ」が好調を継続した一方、「ハイチュウプレミアム」の販売が伸び悩み、ブランド全体で前年実績をわずかに下回りました。「森永ラムネ」は、受験生に向けたプロモーションと店頭露出の強化により、パウチ形態の「大粒ラムネ」、ボトル形態いずれも好調が継続したほか、「生ラムネ玉」の販売好調も寄与し、前年実績を大きく上回りました。 チョコレートカテゴリーでは、「カレ・ド・ショコラ」は、6月に実施した価格改定以降もハイカカオの健康需要拡大による「カカオ70」の好調が継続したほか、1月の期間限定品の販売好調も寄与し、前年実績を上回りました。「ダース」は、高単価商品が苦戦しましたが、基幹品の「ダース<ミルク>」「白いダース」は9月の価格改定以降も堅調に推移し、前年実績並みとなりました。「チョコボール」は、“おもちゃのカンヅメ”のプロモーション刷新など、断続的な話題喚起により基幹品の好調が継続し、前年実績を上回りました。 食品カテゴリーでは、「森永ココア」は、引き続き健康ブランドとして需要喚起に取り組み、9月の価格改定以降も「純ココア」を中心に好調に推移し、前年実績を大きく上回りました。「森永甘酒」は、前年実績を下回りました。 なお、原材料等のコストアップへの対応として、昨年2月・3月にチョコレートカテゴリー及びココアの一部商品、6月に「カレ・ド・ショコラ」、9月にチョコレート及びビスケットカテゴリー、ココアなど食品カテゴリーの一部商品において価格改定・内容量の減量を実施しました。さらに、一部商品では商品規格を見直す等の対策も講じております。これらの取組みの結果、収益性は着実に改善しております。 これらの結果、菓子食品事業全体の売上高は889億5千7百万円と前年実績に比べ45億2千1百万円(5.4%)増となりました。 損益については、原材料価格の高騰を増収及び価格改定・コストダウン等の取組みで打ち返し、営業利益は前年実績に比べ42億4千6百万円(108.4%)増益の81億6千3百万円となりました。 冷菓事業 「ジャンボ」グループは、TVCMやポップアップショップを通じた「バニラモナカジャンボ」の認知拡大も奏功し、9月の価格改定以降も販売は好調に推移しました。その結果、グループ全体で前年実績を上回りました。「板チョコアイス」は、基幹品の好調な推移に加え、新商品「板チョコアイス マカダミア」の発売も寄与し、前年実績を上回りました。「ザ・クレープ」は、期間限定品の発売や消費者キャンペーンの展開など、顧客接点拡大に取り組んだ結果、9月の価格改定以降も好調が継続し、前年実績を大きく上回りました。「アイスボックス」は、割材としての活用を訴求するプロモーションなど、秋冬の需要喚起と店頭での取り扱い拡大に取り組み、引き続き好調に推移しました。 なお、原材料等のコストアップに対する収益改善策として、主力品について、9月に価格改定・内容量の減量を実施しております。 これらの結果、冷菓事業全体の売上高は535億2千8百万円と前年実績に比べ41億6千8百万円(8.4%)増となりました。 損益については、原材料価格の高騰や物流費の増加を増収及び価格改定効果で打ち返し、営業利益は前年実績に比べ7億5百万円(16.5%)増益の49億6千3百万円となりました。 in事業 「inゼリー」は、日常生活における飲用シーンの訴求に取り組む中で、「エネルギーブドウ糖」は堅調に推移しましたが、「エネルギー」を中心とする基幹品の苦戦により、前年実績を下回りました。「inバー」は、直近ではメインフレーバーの好調に加え、プロテインバーから栄養バランス食品へと領域を拡大した新商品の発売によりターゲット層の拡大を図っておりますが、通期としては前年実績を下回りました。 これらの結果、in事業全体の売上高は299億5千5百万円と前年実績に比べ13億8千4百万円(4.4%)減となりました。 損益については、減収や物流費の増加により、営業利益は前年実績に比べ14億1千2百万円(19.3%)減益の58億8千8百万円となりました。 通販事業 「おいしいコラーゲンドリンク」は、節約志向の高まりや昨年4月に実施した価格改定による解約等の影響が残る中で、顧客獲得効率を踏まえた広告投下により、顧客基盤の拡大に取り組みましたが、ブランド全体で前年実績を下回りました。「おいしい青汁」は、前年実績を下回りました。 これらの結果、通販事業全体の売上高は107億4千8百万円と前年実績に比べ4億3千6百万円(3.9%)減となりました。 損益については、価格改定効果に加え、顧客獲得効率の状況に応じて広告投資を抑制したことにより、営業利益は前年実績に比べ2億3千6百万円(49.4%)増益の7億1千4百万円となりました。 事業子会社等 ㈱アントステラは、原材料や人件費等のコストアップに対する収益改善策として10月に価格改定を実施しました。販売については、大手量販店の銘店コーナーへの出店拡大などに取り組みましたが、前年実績を下回りました。森永市場開発㈱は、テーマパークにおける販売が好調に推移したほか、アンテナショップにおける販売も好調を継続し、前年実績を上回りました。 これらの結果、事業子会社等全体の売上高は112億7千6百万円と前年実績に比べ3千5百万円(0.3%)増となりました。 損益については、営業利益は前年実績に比べ3億7千1百万円(106.9%)増益の7億1千8百万円となりました。 [国内における主な商品の前年比 (単位:%)] 菓子食品事業   冷菓事業 森永ビスケット   101   ジャンボグループ   105 ハイチュウ   99   板チョコアイス   104 森永ラムネ   126   ザ・クレープ   121 カレ・ド・ショコラ   113   アイスボックス   113 ダース   100   in事業 チョコボール   111   inゼリー   95 森永甘酒   93   inバー   99 森永ココア   119   通販事業 おいしいコラーゲンドリンク   95 ※表中の数値は国内販売実績にて算出 米国事業 「HI-CHEW」は、食品スーパーチャネルにおける取り扱いSKU数の拡大や新規チャネルの開拓、季節催事における販売促進に取り組みました。一方で、インフレに伴う消費低迷によりコンビニチャネルにおける販売が引き続き伸び悩んだことや、カカオ高騰を背景に大手菓子メーカーがキャンディカテゴリーへの注力を強めたことで、競争環境が一層激化したことの影響などもあり、ブランド全体で前年実績を下回りました。ゼリー飲料「Chargel」は、サンプリング活動やタグラインの刷新などを通じて、商品理解の促進や日常的なシーンにおける需要獲得に向けた取組みを進めております。 なお、原材料や人件費、物流費等のコストアップに対する収益改善策として、11月に一部商品において価格改定を実施しております。 これらの結果、米国事業全体の売上高は202億1千4百万円と前年実績に比べ7億4千2百万円(3.5%)減となりました。 損益については、減収や原材料価格の高騰に加え、米国の関税政策による影響、並びに競争環境激化への対応として店頭での販促を強化したことによる販売促進費の増加により、営業利益は前年実績に比べ17億5千4百万円(57.3%)減益の13億1千万円となりました。 中国・台湾・輸出等 中国では、「HI-CHEW」が店舗・ネット販売ともに伸長し、好調に推移しました。台湾では、「inゼリー」の販売が好調を継続したほか、「HI-CHEW」も堅調に推移しました。探索・研究領域である東アジア・東南アジア・オセアニア地区や欧州においても、「HI-CHEW」のグローバルブランドとしてのさらなる拡大に向けて、取組みを進めております。 これらの結果、中国・台湾・輸出等全体の売上高は104億8千6百万円と前年実績に比べ14億2千6百万円(15.7%)増となりました。 営業利益は前年実績に比べ7千3百万円(14.7%)増益の5億6千9百万円となりました。 以上の結果、<食料品製造>の売上高は2,251億6千7百万円と前年実績に比べ75億8千9百万円(3.5%)増となりました。セグメント利益は223億2千7百万円と前年実績に比べ24億6千5百万円(12.4%)の増益となりました。 <食料卸売> 売上高は87億9千8百万円と前年実績に比べ1億8百万円(1.2%)増となりました。セグメント利益は前年実績に比べ7億5千1百万円(52.1%)減益の6億9千万円となりました。 <不動産及びサービス> 売上高は、18億9千7百万円と前年実績に比べ2千7百万円(1.4%)増となりました。セグメント利益は8億8千万円と前年実績に比べ7千9百万円(9.8%)の増益となりました。 <その他> 売上高8億9百万円、セグメント利益1億4千5百万円であります。 ② 財政状態の状況に関する認識及び分析・検討内容 財政状態の詳細については、「(1)経営成績等の状況の概要 ②財政状態の状況」に記載のとおりであります。 ③ キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 (キャッシュ・フローの状況) キャッシュ・フローの詳細については、「(1)経営成績等の状況の概要 ③キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 (キャッシュ・フロー指標のトレンド) 第174期 2022年3月期   第175期 2023年3月期   第176期 2024年3月期   第177期 2025年3月期   第178期 2026年3月期 自己資本比率(%)   60.7   60.7   58.7   62.3   62.8 時価ベースの自己資本比率 (%)   88.8   86.2   106.4   102.5   100.4 キャッシュ・フロー対有利子負債比率(年)   0.4   -   0.6   1.8   0.8 インタレスト・カバレッジ・ レシオ(倍)   739.8   -   288.5   99.5   203.8 (注)   自己資本比率   :自己資本/総資産 時価ベースの自己資本比率   :株式時価総額/総資産 キャッシュ・フロー対有利子負債比率   :有利子負債/キャッシュ・フロー インタレスト・カバレッジ・レシオ   :キャッシュ・フロー/利払い ※   各指標は、いずれも連結ベースの財務数値により算出しております。 ※   株式時価総額は、期末株価終値×期末発行済株式数(自己株式控除後)により算出しております。 ※   キャッシュ・フローは、連結キャッシュ・フロー計算書の営業活動によるキャッシュ・フローを使用しております。有利子負債は、連結貸借対照表に計上されている負債のうち、リース債務を除く利子を支払っている負債を対象としております。また、利払いについては、連結キャッシュ・フロー計算書の利息の支払額を使用しております。 ※   第175期のキャッシュ・フロー対有利子負債比率及びインタレスト・カバレッジ・レシオは、キャッシュ・フローがマイナスのため記載しておりません。 (資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた取組み) <2024中期経営計画の進捗> 当社グループは「2030経営計画」の達成に向けて、その道筋をつくる2ndステージとして「2024中期経営計画」を策定し、飛躍に向けた成長軌道の確立に向けて成長性と資本収益性の好循環を生み出すべく、各事業の強化を図っております。その2期目にあたる2025年度の売上高は、前年同期実績に比べ3.4%の増収となり5期連続で過去最高を達成し、営業利益も過去最高を更新いたしました。また、親会社株主に帰属する当期純利益は前年同期実績並みとなりました。原材料価格の高騰や物流費の増加、経営基盤の強化に向けたDXや人的資本への投資等がありましたが、増収及び価格改定・コストダウンを中心とした打ち返しにより、増収増益及び売上高営業利益率を改善いたしました。 基盤領域では菓子食品事業、重点領域では冷菓事業がそれぞれ増収を牽引し、特に菓子食品事業においては価格改定・コストダウン等により収益性を大幅に改善いたしました。一方、重点領域であるin事業、米国事業は環境変化の中で苦戦いたしました。その結果、重点領域売上高比率及び海外売上高比率は前期と比較してやや低下いたしました。事業ポートフォリオ転換を見据える中で、重点領域売上高比率の低下は課題であり、収益性の高いin事業、グローバル戦略の要である米国事業を中心に、改めて成長軌道を確立していく必要があると認識しております。 また、2025年度のROEは、株主還元の強化や政策保有株式等の非事業資産の売却等により13.0%となりました。株主総利回り(TSR)は、株価水準の切り上がりと、2014年度から2025年度にかけて11期連続での増配により、前年に引き続き100%を超える水準(150.5%)となりました。 (注) 貸方アプローチで算出 計算式:NOPAT÷投下資本(有利子負債+株主資本) (注)2021年度の期初より「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号2020年3月)等を適用 2020年度に係る各数値については、当該会計基準等を遡って適用した後の数値 2018・2019年度は当該会計基準等を遡って適用したと仮定した概算値 (注)2021年度の期初より「収益認識に関する会計基準」                (注)2021年度の期初より「収益認識に関する会計基準」 (企業会計基準第29号2020年3月)等を適用                                   (企業会計基準第29号2020年3月)等を適用 2020年度に係る数値については、当該会計基準等を遡って適用した後の数値       2020年度以前に係る数値については、当該会計基準等を遡って適用した後の数値 (注)1 2024年1月1日を効力発生日として、普通株式1株につき2株の割合で株式分割を実施 2022年度以前の数値は当該株式分割を遡って適用した後の数値 (注)2 TSR (各事業年度末日の株価+各事業年度の4事業年度前から各事業年度までの1株当たり配当額の累計額) ÷各事業年度の5事業年度前の末日の株価 <森永製菓グループの財務課題> 企業価値向上を資本市場の視点で評価する指標の一つである株価純資産倍率(PBR)は、2018年度より下降傾向でしたが、2022年度を底に株価上昇と資本収益性の回復を受けて上昇に転じ、2025年度末には約1.6倍となりました。今後も持続的な企業価値向上は当社グループにとって最も重要な財務課題として取り組んでまいります。 次にPBRの構成要素であるROEとPERについてですが、ROEは、相対的に収益性の高い冷菓事業やin事業等の成長を促進し、概ね2桁水準を維持しております。新型コロナウイルス感染症の拡大や原材料価格等の高騰といった急激な外部環境の変化もあり、2022年度には7.9%まで低下いたしました。しかし、増収及び価格改定効果等によって事業収益性の維持・改善を図ると同時に、株主還元策の強化並びに政策保有株の縮減や保有不動産の売却等を通じて、手元流動性水準の調整や非事業資産の圧縮を進めたことによる総資産回転率の上昇により、2025年度のROEは13.0%となりました。引き続き、当社グループの株主資本コスト(7~8%と推測)を中長期にわたり安定的に上回ることができる事業基盤の構築を目指してまいります。 PERについては、前年より改善し12.8倍となりました。さらなるPER改善に向けて、将来の事業成長に対する資本市場の期待をさらに高めること、環境変化に強い事業ポートフォリオの構築やサステナブル経営の徹底による長期事業リスクの低減を図ることが重要と認識しております。 (注)政策保有株式売却に伴う特別利益を除いた場合は10.1% (注)1 2021年度の期初より「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号2020年3月)等を適用 2020年度に係る各数値については、当該会計基準等を遡って適用した後の数値 2018・2019年度は当該会計基準等を遡って適用したと仮定した概算値 (注)2 売上高当期純利益率は、政策保有株式売却に伴う特別利益の影響を除いた数値(含む場合15.3%) <財務戦略骨子> 当社グループの基本方針は、積極的な成長投資と安定した財務基盤を維持することにより、持続的な企業価値向上と継続的かつ安定的な株主還元を実現していくことであります。引き続き、2030経営計画の達成に向けて、「資本コストや株価を意識した経営」を実践し、企業価値を最大化することですべてのステークホルダーに貢献することを目指してまいります。 当社グループでは、企業価値(株主価値)を示す代表指標の一つであるPBRに着目し、その構成要素であるROEの向上とPERの上昇を狙いとして、以下に挙げる3つの主要財務戦略を実行いたします。 <戦略① ROICマネジメントの実践による成長力と資本収益性の向上> 当社グループは、中長期的な企業価値向上を図るために、ROICマネジメントを実践し、最適な事業ポートフォリオを形成することで「成長軌道の確立」に向けた成長性と資本収益性の好循環を生み出してまいります。そのため「成長性」と「資本収益性」の2軸で事業を分析し、各事業の中長期的な戦略・施策を決定いたします。成長を加速する事業、資本収益性を改善する事業を見定め、投資先・投資規模を含めて、経営資源の最適な配分を行ってまいります。 主に2030経営計画で定める重点領域に対して、事業提携やM&A等のインオーガニック成長や当社グループのマテリアリティへの対応による新たな事業機会の創出を含めて、戦略的な成長投資を最優先に実施し、飛躍的な成長を促してまいります。一方、相対的にROIC水準が低い基盤領域等の事業においては、主に収益性や投下資本効率の改善を通じて「資本収益性」の改善に取り組んでまいります。具体的には、保有資産を活かした売上高拡大を志向しつつ、維持更新投資の選択と集中により、段階的なアセットライトを推進してまいります。同時に、コスト低減、機動的な価格改定等の収益性改善施策を展開いたします。 こうした取組みを全社一丸となって進めるため、2025年度においては、経営層から管理職を対象として、それぞれの役割に応じたROICマネジメントの深化に向けた研修を実施いたしました。従業員の会計リテラシー向上に加え、ROICツリーと実務の結びつきを正確に把握することで、取組みの加速を図ってまいります。 これらを通じて、2024中期経営計画における各事業のミッションや具体的な取組みの考え方を明確化するとともに、成長性と資本収益性の中期目標を事業毎に定めました。同中期経営計画期間においては、重点領域は成長軌道の確立に向けて成長投資を先行して行ってまいります。一方、基盤領域である菓子食品事業については資本収益性の改善を重視し、現状6~7%程度と推計される全社WACC(加重平均資本コスト)を上回る8%以上を目指して取り組んでまいります。 また、個別の投資の実行にあたっては、投資決定基準に基づき案件評価を厳格に行い、投資回収状況を継続的にフォローしながら、資本コストを意識した投資管理を行ってまいります。 (注)1 連結ROICは貸方アプローチ、事業別ROICは借方アプローチ(現預金・投資有価証券等の非事業用資産は投下資本に含まない)で算出 (注)2 米国事業の売上高CAGRは現地通貨ベース (注)3 2023年度から2026年度のCAGR <戦略② 財務安全性の確保と資本コストの低減> 当社グループは、外的経営環境の急変や戦略的大型投資案件(M&A等)の発現に備え、一定水準の財務安全性と投資余力を確保することを基本方針としております。財務安全性の基準としては、㈱日本格付研究所(JCR)における長期発行体格付「A」以上を維持することを原則としております。また、手元流動性、ネットD/Eレシオ、有利子負債/EBITDA倍率といった財務指標をモニタリングして財務安全性を確保してまいります。そのうえで、投資資金需要を満たすための資金調達にあたっては、適切な手元資金の水準、資金調達コストの水準等の調達条件、財務安全性指標やROE・ROICといった財務指標への影響等を総合的に勘案し決定いたします。 また、当社グループは、企業価値の向上に向けて資本コストの低減に取り組んでまいります。現状のネットキャッシュの状況に対し、財務安全性や投資資金需要を見極めたうえで、有利子負債の構成を高め、財務レバレッジを活用することで、現状6~7%程度と推計されるWACC(加重平均資本コスト)の低減を図ってまいります。 株主資本コストは7~8%程度と推計されますが、その低減にあたっては、環境変化に強い事業ポートフォリオの構築やサステナブル経営の推進による長期事業リスクの低減が重要と認識しております。そのため、当社グループのマテリアリティへの対応を進めるとともに、無形投資(広告・R&D・DX・人材等)を強化し、持続的な事業成長力を高めてまいります。 また、政策保有株式のさらなる縮減、非事業不動産等の売却・処分推進等のアセットライトにより、投下資本の圧縮と成長投資資金の確保を図るとともに、資産価値変動リスクを低減いたします。そのうち政策保有株式については、2024中期経営計画期間終了までに2024年度末より半減させることを掲げており、2025年度は時価総額で36億円の売却を実施いたしました。引き続きアセットライトを進めてまいります。さらに、財務・非財務情報の開示や株主・投資家との対話を強化し、中長期的事業成長への取組み、事業リスク等への対応状況等をご理解いただき、適正な株価形成によって株価ボラティリティを抑制してまいります。 (注)みなし保有株式は含まない <戦略③ 株主還元の強化> 当社グループは、戦略的かつ重要な事業投資を優先することを原則としつつ、株主の皆様への利益還元について、経営基盤の盤石化を進めながら、継続的かつ安定的な株主還元を実施することを基本方針としております。 株主還元にあたっては、健全なバランスシートを維持することを前提に、配当性向の水準、フリーキャッシュ・フローを考慮しながら、資本政策の指標である純資産配当率(DOE)の水準を中長期的に引き上げていくことを目指してまいります。また、総還元性向を意識して、投資資金需要を考慮しつつ、必要に応じ自己株式の取得を機動的に実施することも検討してまいります。 2024中期経営計画期間においては、3年間で360億円以上(注5)の株主還元の実現を目標として掲げております。2024中期経営計画2年目である2025年度においては、剰余金の配当54億円、自己株式取得47億円(所在不明株主の株式買取り分を除く)の計102億円(キャッシュアウトベースでは2025年度より中間配当を実施したため126億円)を実施し、2024中期経営計画期間における総還元額は2024年度から累計で278億円となりました(キャッシュアウトベースでは300億円)。 2014年度から2026年度までに12年連続の増配予想で、今後とも継続的かつ安定的な配当を目指してまいります。加えて、2025年度より中間配当を実施し、株主の皆様への利益還元の機会を増やしました。さらに、機動的な資本政策の遂行を図るため、今後も必要に応じ自己株式の取得を検討してまいります。 (注)1 当該会計期間中の取得金額を記載(2026年5月11日までの取得分。なお2025年度の金額は所在不明株主の株式買取り分を除いたもの) (注)2 2026年5月11日における2027年3月期業績予想数値 (注)3 当該会計期間に係る剰余金処分の額を記載 (注)4 2024年1月1日を効力発生日として、普通株式1株につき2株の割合で株式分割を実施。2022年度以前の数値は株式分割を遡及適用した数値 (注)5 2024中期経営計画期間におけるキャッシュアウトベースの金額 <キャッシュアロケーションの考え方> 当社グループは、2030経営計画達成のための道筋をつくるため、2024中期経営計画では「飛躍に向けた成長軌道の確立」をテーマと定め、重点領域を中心とした事業成長投資、事業戦略と連動した経営基盤強化投資、無形資産投資を実行し、サステナビリティを強化してまいります。特に「HI-CHEW」のグローバルにおけるブランド成長に向けた生産体制構築のための戦略的投資、DX投資をはじめとした経営基盤強化のための戦略投資、重点領域への積極的なM&A探索を含め、2024中期経営計画期間の3年間で総額約600億円(注1)の投資を計画しております。 2025年度においては、米国での「HI-CHEW」の現地生産拡張のため、森永アメリカフーズ㈱の第2工場の建設を進めてまいりました。また、2026年4月1日付で米国最大手のモチアイス製造企業であるThe Mochi Ice Cream Company, LLCの全持分を間接的に保有するMyMo Holdco, Inc.の全株式を取得し、子会社化いたしました。DX投資についてはグローバルレベルでの業務・システムの標準化、業務の効率化・高度化の実現を目的とした基幹システムの刷新及び高度化等に伴い、約10億円の投資を実施いたしました。一方、株主還元については、事業からのキャッシュ創出力を引き続き強化し、2024中期経営計画期間で360億円以上(注2)の還元を目指す方針であります。 (注)1 中計期間における計上ベースの金額 (注)2 中計期間におけるキャッシュアウトベースの金額 <株主・投資家の皆様との対話について> 当社グループは、中長期的な企業価値向上を目指し、長期経営計画である「2030経営計画」の達成に向けて、「資本コストや株価を意識した経営の実践」を重要な経営課題の一つと位置づけております。この方針のもと、株主・投資家の皆様との建設的な対話の促進及びその内容の経営への反映に注力し、IR活動を継続的に深化してまいりました。四半期毎の決算説明会や個別IR面談に加え、海外IRやカンファレンス、資本市場の関心事項を踏まえたIR Dayやスモールミーティングを通じて、特に中長期視点での対話の拡充を図っております。また、個人投資家向けの説明会も継続し、幅広い投資家層とのコミュニケーションを推進しております。 開示情報の拡充にも引き続き取り組んでおり、当社ホームページのIRサイトにおいては、投資判断に資する情報を分かりやすく提供することに努めてきた結果、継続的に外部機関から高い評価をいただいております。 対話の実施状況や内容については、四半期毎に開催されるIR委員会や取締役会に報告し、取組方針等を検討・議論するとともに、年間を通じて適宜関連部門にもフィードバックを行い、資本市場の視点を踏まえた経営判断や施策検討に繋げております。 (注)個別IR面談、IR Day、スモールミーティング、カンファレンス、海外IRにて投資家・アナリストとの接点を得た回数(カウントの単位は「社」、同一四半期において複数回の接点があった場合も「1」とカウントし、四半期毎の合算で集計) 対話においては、事業戦略や成長性に加え、資本効率に対する関心が引き続き高いことを踏まえ、2024中期経営計画において開示した主要事業別のROIC実績及び目標並びに資本コストの推計値を共通の議論基盤として用いております。投資家・アナリストの皆様のご意見や評価を社内での検証に活かし、資本効率改善に向けた検討を継続するとともに、資本の有効活用及び企業価値向上の観点から、手元流動性水準や政策保有株式の保有意義を定期的に検証した上で、縮減を含む対応を進めております。 引き続き、建設的な対話の促進に努め、得られた示唆を経営活動に活かす好循環を通じて、持続的な企業価値向上を目指してまいります。

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