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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,959.24+192ドル円158.93-1NASDAQ26,195.71+96S&P 5007,663.84+32SOX 指数11,328.43+409/2終値

伊藤ハム米久ホールディングス

ITOHAM YONEKYU HOLDINGS INC.2296 · Prime · 食料品

ハム・ソーセージと食肉で国内トップクラス。伊藤ハムと米久の統合により、加工食品と食肉の両軸で強固な事業基盤を持つ。

概要

伊藤ハム米久ホールディングスは、2016年4月に伊藤ハムと米久の経営統合により設立された純粋持株会社である。ハム・ソーセージなどの加工食品と、牛肉・豚肉・鶏肉の生鮮食肉および調理加工食品を二本柱とし、グループ全体で連結売上高1兆714億円(2026年3月期)、営業利益285億円を計上する。従業員数は連結で約6,800人、子会社52社を擁する。国産豚肉を主体とする調達基盤と全国販売網を持ち、ニュージーランドのANZCO FOODSを通じた海外事業も展開する。

加工食品事業の収益構造と課題

加工食品事業はハム・ソーセージを主力とし、伊藤ハム株式会社と米久株式会社が製造を担う。2026年3月期のセグメント売上高は3,985億円で、連結全体の37%を占める。同事業は商品規格の集約と新陳代謝の促進による収益改善に取り組んでおり、静岡県三島市に新工場を建設中である(2026年度下期稼働予定)。また、健康志向に対応した低塩・低カロリー商品の開発を進めている。一方、外部環境変化に対応するための価格改定や内部コスト削減も継続的に実施している。加工食品事業の経常利益は2026年3月期に94億円と前年比3.1%減となり、収益回復が課題となっている。

食肉事業の規模と海外調達

食肉事業は牛肉・豚肉・鶏肉の生鮮食肉および調理加工食品を扱い、2026年3月期のセグメント売上高は6,728億円で連結の約63%を占める。国内販売は米久、伊藤ハムミート販売東・西が担い、ニュージーランドのANZCO FOODSが海外からの調達・加工・輸出を担当する。ANZCOは2017年に完全子会社化した海外事業の中核であり、グループに安定した原料供給をもたらしている。同事業では、食肉商品の付加価値化による利益率向上、国産鶏肉の処理羽数拡大のための農場新設、需給変動リスク管理の高度化に取り組んでいる。2026年3月期の経常利益は226億円と前年比84.3%増加し、収益が改善した。

グループ体制とガバナンス

当社は子会社52社、関連会社9社で構成される純粋持株会社である。報告セグメントは加工食品、食肉、その他に区分され、その他事業では伊藤ハム米久ヒューマンサービス(事務代行)と伊藤ハム米久システム(システムサービス)がグループ向け業務を提供する。2016年4月に東証一部上場、2022年4月にプライム市場へ移行。2025年6月には監査等委員会設置会社へ移行し、コーポレートガバナンスの一層の強化を図った。中期経営計画2026では経常利益目標300億円を掲げ、構造改革と収益基盤強化を推進している。

財務状況と長期戦略

連結売上高は2017年3月期の7,926億円から2026年3月期の1兆714億円へと増加傾向にある。営業利益は2025年3月期に196億円、2026年3月期には285億円と改善した。当期純利益は2026年3月期に202億円。長期経営戦略2035では、成長投資による利益拡大と収益力の持続的向上を両輪とし、2035年度に経常利益500億円の達成を目標とする。株主還元策としてDOE(株主資本配当率)を導入し、累進配当を継続する方針である。2026年3月期末の総資産は5,247億円、純資産は2,955億円、自己資本比率は約56%である。

業界の中での役割は食肉加工食品・食肉の製造販売メーカーにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
1.1兆円
営業利益
285億円
営業利益率
2.7%
純利益
202億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
食肉6,829億円63.7%
ハム・ソーセージ1,875億円17.5%
調理加工食品1,660億円15.5%
その他349億円3.3%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01加工食品(ハム・ソーセージ、調理加工食品)主力

ハム・ソーセージ、調理加工食品等の食肉加工品の製造・販売を手掛ける。伊藤ハム、米久等のグループ会社が生産・販売を担う。

主な製品・サービス2
ハム・ソーセージ
主力の食肉加工品。ブランド力と品質で定評。
調理加工食品
ハム・ソーセージ以外の惣菜・レトルト等の加工食品。

02食肉(生鮮・調理加工)主力

食肉及び調理加工食品の製造・販売。米久、伊藤ハムミート販売、ANZCO FOODS等が担う。国内だけでなく海外(ANZCO)からも調達・販売。

主な製品・サービス2
食肉(牛肉・豚肉・鶏肉等)
生鮮食肉および加工用原料肉。
調理加工食品(食肉関連)
食肉を原料とした調理済み食品。

03その他(事務代行等)副次

子会社2社(伊藤ハム米久ヒューマンサービス、伊藤ハム米久システム)がグループ向けに事務代行サービスやシステム関連サービスを提供。

製品と技術

ハム・ソーセージの製造と品質管理

当社グループの加工食品事業の主力は、ハム・ソーセージである。伊藤ハムと米久の両ブランドで展開し、全国の小売店に向けて販売されている。製造は伊藤ハム株式会社、米久株式会社、伊藤ハム米久プラント株式会社などが担当する。原料には主に国産豚肉を使用し、安全・安心を重視した製品開発を行っている。近年は健康志向に対応し、低塩・低カロリーの商品を投入している。また、冷凍食品分野にも展開しており、グループの冷凍食品事業は成長領域と位置付けられている。2026年度下期には静岡県三島市に新工場が稼働予定で、冷凍食品などの生産能力増強を図る。

食肉事業の調達と加工技術

食肉事業では、牛肉・豚肉・鶏肉の生鮮食肉および調理加工食品を扱う。調達面では、国産豚肉を中心としつつ、ニュージーランドのANZCO FOODSから輸入する牛肉・羊肉も重要な原料源である。加工工場では、食肉のカット・整形・包装を行い、スーパーや外食チェーン向けに販売する。品質管理では厳格な衛生基準を適用し、安全な商品供給に努めている。また、国産鶏肉の処理羽数拡大のための農場新設など、生産基盤の強化も進めている。食肉商品の付加価値化として、調理済み食品や業務用加工品のラインアップを拡充している。

将来の成長に向けた技術開発

当社グループは、成長投資として冷凍食品事業や未来の食の開発に取り組んでいる。DXの活用による業務効率化や公的認定の取得を全社コミットメントとし、持続可能な物流体制の構築を進めている。社外協業先との連携によるトラック積載率向上など、物流効率化を目指す。また、サステナビリティへの取り組みとして、脱炭素・人権尊重・アニマルウェルフェアに対応した生産体制を構築している。これらの技術開発は、長期経営戦略2035の一環であり、2035年度に経常利益500億円を達成するための基盤となる。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

食料品のなかでの位置

食肉加工国内最大、収益性に課題

同社は伊藤ハムと米久の統合により誕生した食肉加工国内最大手。ピアグループには製粉会社が並ぶが、業種は異なる。売上高1兆円規模ながら、営業利益率は2%前後と低い。ライバルのニップンや日清製粉グループ本社が製粉で高い収益性を示すのに対し、同社は食肉原料の価格変動に脆弱。規模の大きさを生かしたコスト競争力が強みである一方、収益構造の改革が急務。

強み

  • 売上高1兆円超、国内食肉加工市場で圧倒的なトップシェアを誇る。
  • 伊藤ハム、米久などの知名度が高く、消費者からの信頼厚い。
  • 全国の小売・外食向け販路を広く持ち、安定した流通チャネルを確保。
  • ハム・ソーセージ、即席食品など幅広い加工食品を持ち、リスク分散。

課題

  • 営業利益率2%程度。原料高や価格競争で利益率が圧迫。
  • 人口減少・健康志向で食肉加工品全体の需要が減少傾向。
  • 豚肉・牛肉など原料価格の高騰が収益を直撃。価格転嫁が難航。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

食品・飲料の時価総額近傍。太字が伊藤ハム米久ホールディングス

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
18242エイチ・ツー・オー リテイリング3,667億円11.6倍
27581サイゼリヤ3,638億円28.3倍
32206江崎グリコ3,514億円51.4倍
43387クリエイト・レストランツ・ホールディングス3,282億円69.6倍
59616共立メンテナンス2,941億円15.7倍
62296伊藤ハム米久ホールディングス2,937億円14.3倍
72001ニップン2,530億円11.6倍
82811カゴメ2,511億円18.9倍
99861吉野家ホールディングス2,504億円53.3倍
104516日本新薬2,457億円7.9倍
112270雪印メグミルク2,435億円7.3倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(食品・飲料)に従っています。

会社の歴史

沿革 9件

経営統合への道のり

2015年9月、伊藤ハムと米久は共同持株会社設立による経営統合の基本契約を締結した。両社はいずれも東証一部上場の食肉加工大手であり、統合により販売網や生産設備の共有、物流効率化による競争力強化を目指した。同年11月には株式移転計画書を作成、2016年1月の両社臨時株主総会で承認を得た。この経営統合は、業界再編の流れの中で、ハム・ソーセージ市場におけるポジションを強化する狙いがあった。統合後のグループは売上高約8,000億円規模となり、日本有数の食肉加工メーカーが誕生することとなった。統合手続きは約半年間で完了し、2016年4月の新会社設立に至った。

持株会社設立と上場

2016年4月、伊藤ハム米久ホールディングスが設立され、同日東京証券取引所市場第一部に上場した。設立時の資本金は非開示だが、株式移転により伊藤ハムと米久は当社の完全子会社となった。本社は東京都目黒区に置かれ、グループ全体の戦略策定や経営管理を担う。初年度となる2017年3月期の連結業績は、売上高7,926億円、純利益180億円を計上した。上場資金は運転資金や設備投資に充当され、統合効果の発揮に向けた基盤が整えられた。持株会社体制のもと、両社のブランドは維持されつつ、調達・物流・販売の統合が進められた。

ANZCO FOODSの完全子会社化

2017年12月、当社はニュージーランドのANZCO FOODS LTD.の株式を追加取得し、100%子会社化した。ANZCOはクライストチャーチに本拠を置く食肉加工企業で、牛肉・羊肉の処理・加工・輸出を手掛ける。子会社化により、グループは海外からの安定した原料調達ルートを確保し、輸出事業の拡大基盤を築いた。また、ニュージーランド産食肉の日本向け輸入や、アジア市場への販売も強化した。ANZCOはその後もグループの海外事業の中核として機能し、2026年3月期の食肉事業売上高6,728億円の一部を構成している。この買収は、長期経営戦略における海外事業成長の第一歩となった。

明治ケンコーハム取得と事業再編

2019年12月、当社は明治ケンコーハム株式会社の全株式を取得し、子会社化した。取得後、社名を米久ケンコーハム株式会社に変更したが、2021年3月に同社の事業を米久株式会社に譲渡し、会社は清算された。この一連の手続きは、グループ内の事業再編の一環であり、米久の事業基盤強化と重複排除を目的としていた。明治ケンコーハムはハム・ソーセージの製造販売を行っていたが、譲渡後は米久が生産・販売を統括することとなった。これにより、グループの生産効率化とブランド整理が進められた。

市場区分変更とガバナンス強化

2022年4月、東京証券取引所の市場区分見直しにより、当社株式は市場第一部からプライム市場へ移行した。プライム市場は上場企業に高いガバナンス水準を求めるため、当社は内部統制の強化に取り組んだ。2025年6月には監査等委員会設置会社へ移行し、監査機能の独立性を高めた。これらの改革は、投資家からの信頼獲得と企業価値向上を目的としている。また、中期経営計画2026では、基礎収益力の底上げと資本効率の改善を掲げ、構造改革を推進してきた。その結果、2026年3月期には営業利益285億円と前期比45.4%増を達成した。

年表9件を開く

2010年代

  • 2015年9月創業伊藤ハム株式会社及び米久株式会社(以下「両社」)が共同持株会社設立(株式移転)による経営統合に関する基本契約書を締結
  • 2015年11月創業両社はそれぞれの臨時株主総会での承認を前提として、株式移転の方法により共同持株会社設立のための「株式移転計画書」を作成
  • 2016年1月両社の臨時株主総会で株式移転計画が承認
  • 2016年4月創業当社設立(東京証券取引所市場第一部に上場)
  • 2017年12月M&Aニュージーランド・クライストチャーチのANZCO FOODS LTD.の株式を追加取得し100%子会社化
  • 2019年12月M&A明治ケンコーハム株式会社(取得後「米久ケンコーハム株式会社」に名称変更)の株式を取得し、100%子会社化

2020年代

  • 2021年3月米久ケンコーハム株式会社の事業を米久株式会社に譲渡し清算
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより市場第一部からプライム市場へ移行
  • 2025年6月監査等委員会設置会社へ移行

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。そのうち1項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 経常利益2035年度まで500億円

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    成長投資と収益基盤強化の両輪

    国内外のバリューチェーン価値最大化や海外事業・成長事業への投資により利益拡大を図ると同時に、DX活用やサステナビリティ推進で持続的な成長を支える経営基盤を強化する。

  2. 02

    基礎収益力の底上げと構造改革

    加工食品事業では規格集約・価格改定・新工場建設、食肉事業では付加価値化・リスク管理高度化・生産性向上に取り組み、収益性を向上させる。

  3. 03

    持続可能な物流体制と人的資本投資

    協業による物流効率化(トラック積載率10%向上)や、自律的で多様な人材育成とエンゲージメント強化を通じて企業価値向上を目指す。

  4. 04

    株主還元と成長投資の両立

    DOE指標導入や累進配当で安定した株主還元を実施しつつ、営業CFと財務レバレッジを活用して成長投資(3年間で800億円)を積極的に行う。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で6,805人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は766万円で、9期前と比べて+1.4%平均年齢は41.0歳、平均勤続年数は16.4年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月7,644
2018年3月7,792
2019年3月75543.015.38,107
2020年3月72643.415.28,327
2021年3月72243.215.68,313
2022年3月68841.613.97,107
2023年3月70242.114.47,063
2024年3月71542.116.57,135
2025年3月72642.016.26,940282
2026年3月76641.016.46,805419

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率11.7%
縦線は目安の30%
男性育休取得率73.3%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)63.0%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社42(国内 34 / 海外 8、うち連結子会社 22) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
CHRISTCHURCH NEW ZEALAND他332億円
食肉事業
本社 — 東京都目黒区106億円
全社共通
本社工場他 — 埼玉県 春日部市7,999百万円
加工食品事業
取手工場 — 茨城県取手市6,685百万円
加工食品事業
本社 — 鳥取県 東伯郡琴浦町6,063百万円
食肉事業
柏工場 — 千葉県柏市4,261百万円
加工食品事業
東北工場 — 宮城県栗原市3,576百万円
加工食品事業
六甲工場 — 神戸市東灘区3,429百万円
加工食品事業
有明工場 — 鹿児島県 志布志市2,991百万円
食肉事業
西宮工場 — 兵庫県西宮市2,691百万円
加工食品事業
ほか8件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    伊藤ハム㈱(注)6
    兵庫県西宮市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    米久㈱(注)3,6
    静岡県沼津市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    伊藤ハム米久 ヒューマンサービス㈱
    兵庫県西宮市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    伊藤ハム米久システム㈱
    兵庫県西宮市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    アイエイチロジスティクス サービス㈱
    兵庫県西宮市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    伊藤ハム米久プラント㈱
    千葉県柏市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    伊藤ハム米久フーズ㈱
    兵庫県西宮市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    伊藤ハム フードソリューション㈱
    東京都目黒区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    伊藤ハム販売㈱(注)6
    兵庫県西宮市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱菊水
    北海道江別市 · 連結子会社
    議決権96.5%
  • 国内
    浅草ハム㈱
    東京都台東区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    イトウフレッシュサラダ㈱
    東京都目黒区 · 連結子会社
    議決権100.0%
残りのグループ会社30社を開く
  • 筑紫ファクトリー㈱北九州市 八幡西区100%
  • ロイヤルデリカ㈱群馬県高崎市100%
  • 伊藤ハムビジネスサポート㈱兵庫県西宮市100%
  • 米久かがやき㈱埼玉県 春日部市100%
  • 米久デリカフーズ㈱静岡県沼津市100%
  • 伊藤ハムミート販売東㈱(注)3,6東京都目黒区100%
  • 伊藤ハムミート販売西㈱(注)3,6兵庫県西宮市100%
  • サンキョーミート㈱(注)3鹿児島県 志布志市100%
  • IHミートソリューション㈱東京都目黒区100%
  • IHミートパッカー㈱青森県 十和田市100%
  • 米久おいしい鶏㈱鳥取県東伯郡琴浦町100%
  • アイ・ポーク㈱群馬県前橋市100%
  • ㈱マルフジ東京都港区100%
  • 大洋ポーク㈱広島県三原市100%
  • 農事組合法人 広島県東部養豚組合(注)5広島県世羅郡世羅町0%
  • 伊藤食品商貿(上海)有限公司中国上海市100%
  • ITOHAM BETAGRO FOODS CO.,LTD.LOPBURI THAILAND53%
  • ITOHAM AMERICA,INC.SIOUXCITY IOWA U.S.A.100%
  • ANZCO FOODS LTD. (注)3,6CHRISTCHURCH NEW ZEALAND100%
  • CMP RANGITIKEI LTD. (注)3CHRISTCHURCH NEW ZEALAND100%
  • MOREGATE EXPORTS PTY. LTD. (注)3BRISBANE AUSTRALIA100%
  • その他19社
  • ㈱ジャパンデリカ香川県高松市40%
  • サンキョー食品㈱神戸市兵庫区30%
  • ㈱メイショク神戸市兵庫区30%
  • 坂元ファーム㈱鹿児島県 鹿屋市45%
  • INDIANA PACKERS CORP.DELPHI INDIANA U.S.A.20%
  • ASIAN BEST CHICKEN CO.,LTD.BANGKOK THAILAND25%
  • その他3社
  • 三菱商事㈱(注)2東京都 千代田区41%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は1.1兆円営業利益285億円前期と比べると増収増益で、売上が+8.4%、利益が+45.4%。

売上高
+8.4%
1.1兆円
営業利益
+45.4%
285億円
純利益
+54.2%
202億円
営業利益率
2.7%
前期比 +0.7%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高1.0兆円1.1兆円
営業利益270億円285億円
純利益185億円202億円
1株あたり配当¥155¥155

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は2,811億円、営業利益は91億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+23.5%、営業利益は+71.7%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q2,211−8
2024年1Q2,276532.334
2024年2Q2,425532.242
2024年3Q2,5811013.978
2024年4Q2,2742
2025年2Q4,909881.863
2025年4Q4,9791082.268
2026年2Q5,4241322.495
2026年4Q5,2901532.9107
2027年1Q2,811913.261

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 10期分

2017年3月期からの10期で、売上は7,926億円から1.1兆円へ1.4倍に増えた。直近期の営業利益率は2.7%。売上は5期連続で増加。

決算期売上高兆円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
ニュージーランド・クライストチャーチのANZCO FOODS LTD.の株式を追加取得し100%子会社化
2017年3月0.79249180
2018年3月0.83244158
明治ケンコーハム株式会社(取得後「米久ケンコーハム株式会社」に名称変更)の株式を取得し、100%子会社化
2019年3月0.85157106
2020年3月0.85195114
2021年3月0.84270202
2022年3月0.85286191
2023年3月0.92260170
2024年3月0.96260156
2025年3月0.991962082.0131
2026年3月1.072853042.7202

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高1.1兆円のうち、営業利益として残るのは285億円2.7%。営業外の損益と税金を反映した純利益は202億円、売上の1.9%にあたる。営業利益率は業種中央値4.1%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金86.3%9,249億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金11.0%1,180億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益2.7%285億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
13.7%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比1.5pt
2.7%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比1.3pt
1.9%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比0.3pt
7.0%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
3.9%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
3.9%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 10期分

2026年3月期は営業CFが137億円、投資CFが−260億円で、差し引きのフリーCFは−123億円この組み合わせは積極投資型にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面期末の手元現金は176億円で、売上の0.2ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2017年3月212−88−90124528
2018年3月55−82−200−27293
2019年3月151−199101−48346
2020年3月318−79−164239418
2021年3月409−108−211301507
2022年3月185−113−10772477
2023年3月39−229−68−190224
2024年3月294−160−133134229
2025年3月100−20675−106206
2026年3月137−26085−123176

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 10期分

2026年3月期の総資産は5,247億円。このうち返さなくてよい自己資本が2,955億円で、自己資本比率は56.2%(業種中央値56.8%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2017年3月3,7362,2001,53656.9
2018年3月3,7622,1991,56358.1
2019年3月3,9342,2411,69356.6
2020年3月3,8942,2921,60258.5
2021年3月3,9412,4761,46562.7
2022年3月4,1312,6271,50463.4
2023年3月4,3682,6931,67561.5
2024年3月4,6262,8531,77361.5
2025年3月4,6702,8631,80761.1
2026年3月5,2472,9552,29256.2

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
180億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
1,529億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
1,384億円
在庫として抱えている分
負債合計
2,292億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
72
/ 100
安定性自己資本比率37 / 40
収益力営業利益率5 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

食料品 123社との比較

同じ食料品の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率123社中23位あたり、逆に低いのは営業利益率123社中95位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
7.0%/中央値 7.3%
P25 3.7%P75 11.4%
営業利益率下位売上のうち本業の利益として残る割合
2.7%/中央値 4.1%
P25 2.7%P75 7.7%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
56.2%/中央値 56.8%
P25 46.5%P75 67.3%
売上成長率上位前期からの売上の伸び
8.3%/中央値 3.4%
P25 0.7%P75 6.3%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
3.0%/中央値 2.3%
P25 1.5%P75 3.3%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥5,110で、1年前と比べて-7.1%過去52週の値幅のなかでは27%の位置にある。

¥5,110-0.6%1ヶ月+5.5%1年-7.1%時価総額2,937億円
過去52週の値幅
安値¥4,605高値¥6,480

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)14.3倍
PER (会社予想)15.7倍
PBR0.99倍
配当利回り3.03%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

直近1ヶ月で+5.91%と上昇基調。8月21日終値は5110円で、25日移動平均線(4972.2円)を+2.8%上回って推移。週足では7月9日の4870円から8月29日の5120円まで上昇し、その後の調整を経て再び上昇。52週高値6480円に対しては-21.1%の水準で、戻り過程にある。52週安値4605円からは+11%と上昇。出来高は8月3日に331万株超と急増したが、その後は減少傾向。RSIは68.5と強気圏で、上昇余地があるが、短期的な過熱感も。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 75/100)

PERは14.34倍で業界平均の28.64倍を大幅に下回り割安。PBRも0.99倍と業界平均の1.63倍を大きく下回る。配当利回りは3.03%と業界平均の2.22%を上回る。ROEは7%とやや低いが、利益は増加傾向。ただし配当性向が180.4%と利益を超える配当を出しており、持続性に課題。割安だが配当の伸び悩みが懸念。

指標この会社業種平均
PER (実績)14.3倍28.6倍
PER (予想)15.7倍
PBR0.99倍1.63倍
ROE7.0%7.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

食肉加工品の国内大手として、ブランド力と安定した販売網を持つが、原材料高騰と価格転嫁が課題。強気派は、値上げ効果で収益改善が見込めるとし、また、低価格帯から高付加価値製品へのシフトで利益率が向上するとみる。弱気派は、原材料高が続き、価格転嫁が遅れれば利益が圧迫されると懸念する。

プラスに働く材料7
  • ブランド力

    大手ブランドが信頼を支え、安定した需要がある

  • 値上げ効果

    2026年3月期は営業利益率2.66%に改善、損益分岐点超え

  • 高付加価値シフト

    健康志向や高級品で製品ミックス改善の余地

  • 2026年3月期の営業利益が285億円へ決算発表後影響

    営業利益は前期比89億円増の285億円、営業利益率は2.66%に改善

  • 売上高1兆714億円と過去最高水準通年影響

    売上高が前期比826億円増の1兆714億円、増収が続く

  • 純利益202億円でEPS大幅回復決算発表後影響

    純利益が前期比71億円増の202億円、PERは14倍台

  • 配当利回り3.09%が下値支持継続影響

    株価下落で配当利回り3.09%と高い水準、割安感からの買いが入る

マイナスに働く材料7
  • 原材料高騰

    飼料価格や為替でコスト上昇、利益率は低水準

  • 価格転嫁の限界

    競争が激しく値上げが困難、売上高は伸びるが利益がついてこない

  • 需要の停滞

    国内人口減で食肉消費は頭打ち、成長には海外が必須

  • 来期予想PER15.4倍は減益示唆決算発表後影響

    予想PER15.4倍は実績PER14.06倍より高く、EPS約9%減が織り込み済み

  • ROE7%でPBR0.97倍の低評価継続影響

    ROE7%は資本コストを上回る水準に遠く、PBR0.97倍の評価が続く

  • 営業利益率2.66%と収益性低位不定影響

    営業利益率2.66%は原材料高や販売費増に弱く、285億円の利益が下振れしやすい

  • 外国人株主比率6.88%と需給薄継続影響

    外国人保有率6.88%は主力株と比べ低く、需要拡大の余地は限定的

次の決算で確かめる点
営業利益率
原材料高騰と価格転嫁の綱引きで利益率の改善が焦点
海外売上高比率
国内市場の縮小に対し、海外展開の進捗を測る
値上げの浸透度
価格改定が需要を減らさずに利益に寄与しているか確認

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり155で、前期から+120.7%いまの株価に対する利回りは3.03%。増配か配当維持が5年続いている。

年間配当
¥155
1株あたり
配当利回り
3.03%
いまの株価に対して
配当性向
180.4%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
5年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月8543.6
2018年3月850.057.5
2019年3月850.091.5
2020年3月850.036.4
2021年3月850.060.1
2022年3月11535.346.9
2023年3月1204.341.8
2024年3月1254.217.6
2025年3月14516.0338.8
2026年3月320120.7180.4

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥155

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ60,449人。区分でいちばん多いのは事業法人52.2%。グループ会社や銀行などの安定株主が61.8%を占め、残る38.2%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
事業法人51.651.653.353.653.652.2
個人・その他23.124.624.523.925.830.6
金融機関16.213.512.110.99.99.6
外国法人8.69.69.210.59.86.8
自己株式1.61.80.91.31.31.3
証券会社0.50.70.81.00.90.7
外国人個人0.00.00.00.10.10.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01三菱商事株式会社40.29
02日本マスタートラスト信託銀行株式会社6.35
03公益財団法人伊藤記念財団4.18
04エス企画株式会社2.16
05公益財団法人伊藤文化財団2.16
06株式会社日本カストディ銀行1.61
07伊藤 功一0.96
08日本生命保険相互会社0.96
09STATE STREET BANK AND TRUSTCOMPANY 505103(常任代理人 株式会社みずほ銀行)0.82
10STATE STREET BANK AND TRUSTCOMPANY 505001(常任代理人 株式会社みずほ銀行)0.75

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 10期分

1株利益は10期で+487%、1株純資産は10期で+627%。直近期のROEは7.0%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2017年3月617158.817.143.6
2018年3月537407.317.457.5
2019年3月367544.819.291.5
2020年3月397735.116.536.4
2021年3月698448.510.660.1
2022年3月658987.59.946.9
2023年3月2944,7176.411.941.8
2024年3月2735,0185.614.717.6
2025年3月2315,0334.618.1338.8
2026年3月3565,1947.016.1180.4

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

12名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は12名。2026/3期の役員報酬は総額376百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約6倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
宮下功取締役 会長5833,971
浦田寛之代表取締役 社長512,776
伊藤功一取締役 常務執行役員51552,617
野澤克己取締役 常務執行役員6119,199
原田健取締役 常務執行役員50
髙橋伸取締役 常勤監査等委員662,440
堀内朗久取締役 常勤監査等委員6612,938
森本美紀子取締役 監査等委員53
松村浩司取締役 監査等委員67
西村やす子取締役 監査等委員58
有松晶取締役 監査等委員45
前田聡取締役 常勤監査等委員623,509

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円株式報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)6161793527646
社外取締役751517
取締役(社内)2373719
監査役212126

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容528字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループは、当社、子会社52社、関連会社9社で構成され、食肉加工品(ハム・ソーセージ、調理加工食品)及び食肉等の製造販売を主として事業活動を展開しております。 以下に示す区分は、セグメントと同一の区分であります。 (加工食品事業) 加工食品事業部門は、主にハム・ソーセージ、調理加工食品等の食肉加工品の製造・販売を行っております。 主な関係会社:当社、伊藤ハム㈱、米久㈱、伊藤ハム販売㈱、 伊藤ハム米久プラント㈱及び伊藤ハム米久フーズ㈱ (食肉事業) 食肉事業部門は、主に食肉及び調理加工食品の製造・販売を行っております。 主な関係会社:当社、米久㈱、伊藤ハムミート販売東㈱、伊藤ハムミート販売西㈱及びANZCO FOODS LTD. (その他事業) その他事業部門は、子会社2社で構成され、事務代行サービス業などを行っております。 主な関係会社:伊藤ハム米久ヒューマンサービス㈱及び伊藤ハム米久システム㈱ 事業の系統図は次のとおりであります。 なお、当社は特定上場会社等に該当し、インサイダー取引規制の重要事実の軽微基準のうち、上場会社の規模との対比で定められる数値基準については連結ベースの計数に基づいて判断することとなります。
経営方針・対処すべき課題2,248字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。 (1)会社の経営の基本方針 当社グループは、下記に掲げるグループ理念のもと、ビジョンの実現を目指し、各行動指針に基づいた活動を推進することで、事業を通じて企業の社会的責任を果たし、真に信頼されるグループとなるべく企業価値の更なる向上を図っていきます。 <グループ理念> 私たちは事業を通じて、健やかで豊かな社会の実現に貢献します <ビジョン> フェアスピリットと変革への挑戦を大切にし、従業員とともに持続的に成長する食品リーディングカンパニー <行動指針> ・安全安心と品質の追求による、価値ある商品とサービスの提供 ・有言実行の徹底による信頼関係の構築、強化 ・全員参加の闊達な意思疎通と相互理解による能力開発と育成 ・コンプライアンスを最優先とした、公明正大で透明性のある行動 ・地球環境に配慮した事業活動の推進 (2)目標とする経営指標 当社グループは、中期経営計画2026において、経常利益300億円、ROIC5.9%、ROE6.2%を経営指標に設定しています。これらの指標については、構造改革の推進および収益性改善の取り組みにより、2025年度において中期経営計画2026で掲げた目標水準を達成しました。一方、最終年度である2026年度は、食肉事業において、前年度好調であった輸入鶏肉の相場環境や、ANZCO事業の決算期変更の反動の影響などにより、減益が見込まれることから、経常利益280億円、ROIC5.4%、ROE6.2%と、目標水準を下回る見通しです。しかしながら、事業構造改革および収益基盤強化の取組みは着実に進展しており、当社グループの基礎収益力および資本効率の改善に向けた方向性に変更はありません。引き続き、長期目標として2035年度に経常利益500億円の達成を掲げています。 (3)中長期的な会社の経営戦略及び対処すべき課題 当社グループは、2035年度に向けた「長期経営戦略2035」及び直近3ヶ年における「中期経営計画2026」を策定し、これを推進しています。 ①長期経営戦略2035 成長投資による利益拡大と収益力の持続的向上を両輪として飛躍的成長を目指し、DXとサステナビリティを中心に、その成長を支える経営基盤を強化します。 「成長投資による利益拡大」 ・国内バリューチェーン価値の最大化 成熟市場で勝ち抜くため、業界における相対優位なポジショニング形成を目指す。全体最適に向けて、工場再編や最適配置を実行。 ・海外事業の成長加速、成長事業の展開 海外事業や成長事業への投資を促進し、伸長する需要取り込みによる利益拡大を目指す。長期的視点でフードロス削減やたんぱく質の安定供給に向け、冷凍食品事業や未来の食の開発へ領域を拡大。 「経営基盤」 ・DXによる効率化、変革 国内就労人口漸減は当社も抱える課題であり、その解決にDXを活用し、業務効率化と売上向上を同時に達成。全社コミットメントとして公的認定を取得。 ・サステナビリティ 事業を通じ、脱炭素・人権尊重・アニマルウェルフェアへの配慮に取り組み、持続可能な社会へ貢献。 ②中期経営計画2026(以下、「本中計」という。) 基礎収益力の底上げに取り組み、創出したキャッシュを原資に、安定的な株主還元と成長投資を両立させ、飛躍的成長に繋げていきます。 「基礎収益力の底上げ」 加工食品事業 ・商品規格の集約と商品新陳代謝の促進。 ・外部環境に応じた価格改定と継続的な内部コスト削減による早期の収益回復。 ・静岡県三島市に新工場を建設中、2026年度下期稼働開始予定。 食肉事業 ・食肉商品の付加価値化とリスク管理の高度化による利益率向上。 ・業務効率化、生産性向上を目的とした機能再編及び全社最適化の推進。 ・国産鶏肉の処理羽数拡大に向けた農場新設。 「経営基盤」 ・持続可能な物流体制の構築 社外協業先との連携を強め、持続可能な物流体制を構築。拠点の再配置を進め、政府目標のトラック積載率10%向上を目指す。 ・人的資本への取り組み 新しい価値の創造と変革に向け自律的に挑戦する人材の育成と多様な価値観を尊重し、挑戦と成長を支援する風土醸成を進め、従業員エンゲージメント向上を企業価値向上に繋げる。マテリアリティの新たなKPIとしてエンゲージメントスコアを設定、その改善を役員報酬に組み入れ。 「財務戦略」 ・株主還元 安定した株主還元を重視し、業績変動の影響を受けにくいDOE(株主資本配当率)を指標に導入。中間配当・2025年度記念配当の実施。累進配当継続(2026年度普通配当10円増配予定)。 ・キャッシュ・フロー・アロケーション 本中計3ヶ年の営業キャッシュ・フローは累計で600億円となる見通しであり、財務レバレッジ活用の上、株主還元に350億円(うち、経営統合10周年記念配当100億円)、投資に800億円を投じる予定。また、現時点で予定していない成長投資やM&Aなどの投資機会も積極的に検討する方針。 ・資本コストを意識した経営 本中計で基礎収益力の底上げ、ROICを指標とした事業管理の推進、最適な財務レバレッジの追求に取り組むことにより、ROEを向上。また、成長投資による利益拡大、持続的成長を支える経営基盤の強化に取り組む。
事業等のリスク5,837字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 当社グループは、業績、株価及び財務状況等に影響を及ぼす可能性のあるリスクを発生可能性と影響度を勘案の上認識し、影響を最小化する仕組みの構築を図っています。特に重要なリスクとしては、世界的な原材料価格、穀物価格及びエネルギーコストの上昇や家畜伝染病の蔓延などがあげられますが、これらのリスクに対して適切に対応し、設定した課題に対する各種施策を着実に実行することによって、業績の向上に努めてまいります。 その他重要と思われるリスクとその対応方針は下表のとおりです。しかしながら、これらはすべてのリスクを網羅したものではなく、現時点では予見できない、若しくは重要とみなしていないリスクの影響を将来的に受ける可能性や、対策の不足による損害が発生する可能性があります。 なお、文中における将来に関する事項は、有価証券報告書提出日現在において当社グループが判断したものであります。 リスクの内容   対応 ①市場動向に関するリスク 経済情勢の変化による影響で消費活動が減退した場合、当社グループの商品に対する消費者の需要が低下する可能性があります。また、当社グループの取扱商品の一部が価格競争に陥ることにより、収益力が低下し、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。   当社グループでは、お客様及び社会の課題を解決する新たな価値を創造し、人々の豊かな食生活と健康に貢献することを目指しています。新たな食シーンの創造につながるような商品をスピーディに提案し、市場と需要の開拓を推進しています。 ②市況変動に関するリスク 販売用食肉、ハム・ソーセージ、調理加工食品等の原材料として、国内外より調達する畜産物において、相場変動や輸入豚肉、輸入牛肉を対象としたセーフガード(緊急輸入制限措置)の発動及び入船の遅延、世界的な人口増加による食糧需給の逼迫、その他調達コストの大幅な上昇や仕入数量の制限の発生等により、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。また、製品に使用する副原料、包装資材及び電力や物流費等のコスト上昇、生産肥育事業における飼料価格の大幅な上昇が生じた場合も、同様に当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。   当社グループは、製造コスト低減のための継続的業務改革、商品や原材料の調達先分散化、製品や商品の適正在庫水準の維持、効率を意識した物流の集約、適正な販売価格の設定・変更等の施策を推進しています。また、仕入および販売に関するポジション管理を通じて、価格変動リスクの低減を図っております。具体的には、需給動向や市場価格の変動を踏まえた在庫水準の適正化、ならびに販売契約のタイミング調整等により、安定的な収益確保を目指しております。 ③金融市場の変化に関するリスク 当社グループは、必要資金の一部を有利子負債で調達するとともに、原材料及び商品の一部を海外から調達しています。資金調達環境の悪化や金利負担額の増加、外国為替相場の大幅な変動による差損の発生等により、当社グループの業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。   当社グループは、金利の変動リスクや調達の流動性低下リスクを軽減するため、コミットメントライン設定を行うなどの対策を講じています。また、為替相場の変動リスクを軽減するために、為替予約等でリスクヘッジをしています。 リスクの内容   対応 ④事業投資・設備投資に関するリスク 当社グループでは持続的な事業成長のため、M&A及び老朽化対策を含む設備投資を継続的に実施していますが、投資判断時に想定しなかった、市場環境や経営環境の悪化により、保有する固定資産やのれんの投資額の回収が不能になった場合、減損処理が発生し、当社グループの業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。   当社グループは、企業価値向上に資する重要な投資については、担当役員を委員長とする投融資委員会での慎重な審議を踏まえ、最終的に取締役会での決議を行っています。また、投資実行後も定期的に当初計画からの進捗状況の確認や、計画から乖離していた場合の対応の検証を行っています。 ⑤食品の安全性に関するリスク 消費者への健康被害及び製品や商品の回収・廃棄が発生した場合、社会的信用の失墜やブランド価値の毀損により、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。   当社グループは、製品や商品の「安全・安心」の確保がお客様との信頼関係の礎と捉え、フードディフェンスやトレーサビリティの強化及び国際的な管理基準をもとにした厳格な品質管理体制を構築しています。また、安全衛生教育についても積極的に推進しています。 ⑥家畜の疾病に関するリスク ASF(アフリカ豚熱)や鳥インフルエンザ、BSE(牛海綿状脳症)などの家畜の疾病が拡大した場合、国内外の食肉相場が大幅に変動して食肉の調達や販売に支障をきたし、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 また、自社農場や協力農場で家畜の疾病が発生した場合も、当該農場からの出荷停止等の実施により、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。   当社グループは、過去の家畜伝染病や疫病発生の経験を活かし、家畜の疾病に対応するマニュアルを整備し、対策に取り組んでいます。また、疾病発生時においても、迅速に代替調達が可能となるよう、複数地域・複数業者からの調達体制を構築・維持することで、供給リスクの分散を図っております。 ⑦物流・流通に関するリスク 通信販売業態の普及による宅配物流の増加、労働人口減少に伴う運送ドライバーや荷役作業員の人手不足、働き方改革関連法における「時間外労働の上限規制」等の影響による輸送能力の不足、複合的な要因に起因した海上輸送の混乱、冷蔵や冷凍を要する食品・食材の輸入量増加による都市部での低温倉庫などのインフラの不足等により、適正なサプライチェーンが構築できなくなった場合、製品や商品を適時適切に供給できず、当社グループの事業活動に影響を及ぼす可能性があります。   当社グループは、製品や商品を安全な状態で、迅速かつ安定的に店舗及び消費者に届けるという使命に基づき、受発注の精度向上や在庫管理の適正化、納品リードタイムの改善、積載効率の向上、定温輸送の厳格化、調達国の分散等、サプライチェーンに必要な物流体制の構築に取り組んでいます。 ⑧情報セキュリティに関するリスク 当社グループは、調達、製造、物流、販売、財務等あらゆる業務において情報システムを活用しており、地震その他の自然災害、サイバー攻撃、ハードウェア・ソフトウェア・遠隔通信の欠陥・障害、新種のコンピュータウイルス感染、システム開発の遅延・失敗、不正アクセス等により、情報の漏洩、消失、情報システムの不具合等が生じる可能性があります。これらの事由が生じた場合、多額の費用発生及び企業イメージの低下や社会的信用の失墜等により、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。   当社グループは、情報システムの運用について、コンピュータウイルスの感染防止等やセキュリティ対策の実施、また、基幹システム及びデータ保管サーバーの二重化と分散設置による管理体制の強化等、予期せぬ障害や損壊に備えた厳重な対策を講じています。 また、情報の取り扱いについては、「情報セキュリティポリシー」のもと、個人情報や機密情報の安全管理と漏洩防止、情報セキュリティ遵守意識の維持・向上のための抜き打ち訓練等、様々なセキュリティ対策を実施しています。 リスクの内容   対応 ⑨事故などの安全上のリスク 当社グループでは、安全を最優先として、事故防止に努めていますが、万一事故が発生した場合は、社会的信用の失墜、受注機会の喪失、損害賠償等により当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。   当社グループは、事故防止に関する教育を定期的に実施し、安全意識の向上を図っています。また、安全衛生管理規程を定め、職場における従業員の安全と健康の確保に努めています。 ⑩人材の確保・育成に関するリスク 更なる少子高齢化による若年労働者の確保不足や雇用環境の変化による人材流出、また、優秀な人材育成の遅れ等が生じた場合、企業としての競争力低下や製品や商品の供給力不足に起因した信用失墜により、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。   当社グループは、人材は最も重要な資産であると捉え、従業員一人ひとりが持つ素質や能力を引き出し、最大限活かすことが組織の活力に繋がると認識し、多様な人材の採用、エンゲージメント向上に繋がる人事制度の整備や教育研修を推進しています。 ⑪人権に関するリスク 当社グループ及びサプライチェーンにおいて、労働環境・安全衛生の悪化、ハラスメントや差別などの人権を侵害する行為が発生した場合には、当社グループに対する社会的な信用低下を招き、当社グループの商品供給や販売体制に影響を及ぼす可能性があります。   当社グループは、事業に関わるすべての人々の人権を尊重し、企業としての社会的責任を果たしていくために伊藤ハム米久グループ人権方針を定めています。人権への負の影響の特定とその防止、軽減を目的に人権デュー・デリジェンスの仕組みを構築し、プロセスを事業活動に組み込み、継続的に実施しています。 ⑫コンプライアンスに関するリスク 役職員による法令違反を含むコンプライアンス上の問題や職場における重大なハラスメント行為、労働基準関係法令違反が発生した場合、社会的信用の失墜や風評により、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。   当社グループは、コンプライアンス委員会委員長に担当役員を指名し、その推進体制を整備・強化しており、定期的なトップメッセージの発信、コンプライアンス推進委員に対する定期講習や役職員に対する継続的な職場研修の実施等、コンプライアンス最優先の意識向上・浸透に積極的に取り組んでいます。また、独立した内部監査部門による定期的な監査を実施しており、不正防止のための体制を整備しています。 ⑬内部統制システムの整備・運用に関するリスク 内部統制システムが有効に機能しなかった場合、予期せぬ費用の増加や社会的信用失墜等により、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。   当社グループは、内部統制システムに関する基本方針を定め、この基本方針に基づく内部統制システムの体制整備・運用状況を常に評価し、法令遵守及び業務の適正の確保に努めています。 ⑭国内外の公的・法的規制の変化、権利侵害に関するリスク 当社グループは、事業を展開する各国において、事業投資の許認可、国家安全保障またはその他の理由による輸出制限、関税や家畜の疾病等による輸出入規制の他、様々な規制の適用を受けています。将来において、新たな法的規制等の制定や、権利侵害または被侵害の防止遅れや不能が発生した場合、その対応のための費用負担の増加および知的財産の喪失等により、当社グループの事業活動に影響を及ぼす可能性があります。   当社グループは、関連法規の改正状況、リスクの迅速な把握及び法令遵守に万全の体制で臨んでいます。また、社内研修やコンプライアンス教育の実施を通じて、従業員の法令遵守意識と知的財産保護意識の向上を図るとともに、知的財産の出願・管理体制の強化により、第三者権利の侵害防止及び当社の技術・ブランドの保護を推進しております。 リスクの内容   対応 ⑮災害・紛争等による事業継続に関するリスク 国内外の事業拠点において、大規模な地震や風水害、干ばつ、戦争、紛争、テロの発生、または大規模な火災等が発生した場合、若しくは事業拠点に大きな被害が及ばずとも従業員の人命確保を最優先として活動を停止させた場合、製品の製造や商品の供給に支障をきたし、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。   当社グループは、安全で安定した事業活動を維持するため、災害等に対する事業継続計画(BCP)を策定し、代替製造や配送の準備、及び定期的な防災訓練等を実施しています。 ⑯感染症、疫病等に関するリスク ヒトに対する未知の感染症や、その他影響が深刻な感染症が地球規模で拡大した場合、従業員の業務就労自粛による生産性の低下や世界的な経済活動の縮小に伴う消費低迷等により、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。   当社グループは、過去の感染症や疫病発生の経験を活かし、感染症等に対する対応マニュアルを整備し、対策に取り組んでいます。 ⑰環境・気候変動に関するリスク 事業活動に関して過失の有無に拘わらず、環境に関する法的、社会的責任を過去に遡及して負う可能性があります。また、将来環境に関する規制や社会的要求が強まることで、その対応のための人員や費用負担の増加や新たな環境税導入などにより、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。   当社グループは、環境理念及び環境行動指針に則り、その関連法令の更新を適切に把握しこれを遵守するとともに、資源・エネルギーを有効に活用し、環境に配慮した事業活動を行っています。 また、担当役員を委員長とするサステナビリティ委員会を設置し、推進体制を強化、整備しています。 ⑱レピュテーションリスク ソーシャルネットワーキング(以下、SNS)は誤った使い方をするとお客様や取引先のみならず、会社に多大な損害を与えるリスクがあります。当社グループにおいても、従業員による不適切な表現や、不適切な書き込み等がSNSを通じて拡散した場合、また、当社製品やブランド、事業活動等について誤った投稿が拡散した場合、当社グループのブランドイメージや社会的信用の低下につながり、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。   当社グループで、国内外におけるSNS等のモニタリングを行い、早期のリスク発見に努めており、事業及びブランドの活動に悪影響を及ぼすレピュテーションリスク事象が発生した場合は、迅速に対応すると同時に、必要に応じて、情報や企業姿勢を公表する等、当社グループの評判・信用の維持に努めています。
経営成績の分析 (MD&A)5,496字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は以下のとおりであります。 ①財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度の財政状態及び経営成績は以下のとおりであります。 a.財政状態 当連結会計年度末における総資産は、前連結会計年度末に比べて57,717百万円増加し、524,726百万円となりました。これは主に、売掛金、棚卸資産及び有形固定資産の増加によるものであります。 負債は、前連結会計年度末に比べて48,525百万円増加し、229,217百万円となりました。これは主に、買掛金、短期借入金及び長期借入金の増加によるものであります。 純資産は、前連結会計年度末に比べて9,191百万円増加し、295,509百万円となりました。これは主に、利益剰余金、その他有価証券評価差額金及び為替換算調整勘定の増加によるものであります。 b.経営成績 当連結会計年度の当社グループの経営成績につきましては、売上高は1,071,381百万円(前期比8.4%増)、営業利益は28,456百万円(同45.4%増)、経常利益は30,395百万円(同46.5%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は20,225百万円(同54.4%増)となりました。 報告セグメント別の業績の概況は、次のとおりであります。 なお、当連結会計年度より報告セグメントの区分方法を変更しており、前連結会計年度との比較・分析は変更後の区分方法に基づいて記載しております。 <加工食品事業> 当連結会計年度の加工食品事業につきましては、売上高は398,553百万円(前期比0.6%減)となりました。経常利益は9,410百万円(同3.1%減)となりました。 <食肉事業> 当連結会計年度の食肉事業につきましては、売上高は672,814百万円(前期比14.4%増)となりました。経常利益は22,624百万円(同84.3%増)となりました。 ②キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末の現金及び現金同等物(以下「資金」という。)の残高は、前連結会計年度末に比べて3,008百万円減少(前期は2,336百万円減少)し、17,572百万円となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動により、資金は13,663百万円増加(前期は10,016百万円増加)しました。主な増加要因は、税金等調整前当期純利益の計上及び仕入債務の増加であり、主な減少要因は、棚卸資産の増加及び売上債権の増加であります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動により、資金は26,013百万円減少(前期は20,642百万円減少)しました。主な減少要因は、有形固定資産の取得による支出であります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動により、資金は8,523百万円増加(前期は7,468百万円増加)しました。主な増加要因は、短期借入金の増加及び長期借入金の増加であり、主な減少要因は配当金の支払いであります。 ③生産、受注及び販売の実績 a.生産実績 当連結会計年度の生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度(自  2025年4月1日至  2026年3月31日)   前期比(%) 加工食品事業(百万円)   223,065   99.7 食肉事業(百万円)   206,756   105.8 報告セグメント計(百万円)   429,821   102.5 その他(百万円)   -   - 合計(百万円)   429,821   102.5 (注) 当社グループ製品の製造原価によっており、セグメント間の内部振替前の数値によっております。 b.受注実績 当社グループは見込み生産を行っているため、該当事項はありません。 c.販売実績 当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度(自  2025年4月1日至  2026年3月31日)   前期比(%) 加工食品事業(百万円)   398,553   99.4 食肉事業(百万円)   672,814   114.4 報告セグメント計(百万円)   1,071,367   108.4 その他(百万円)   14   93.5 合計(百万円)   1,071,381   108.4 (注) セグメント間の取引については、相殺消去しております。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ①重要な会計方針及び見積り 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。この連結財務諸表を作成するにあたって、資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いておりますが、これらの見積り及び仮定に基づく数値は実際の結果と異なる可能性があります。 連結財務諸表作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載のとおりです。 また、当社グループの連結財務諸表で採用する重要な会計方針は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載していますが、特に次の重要な会計方針が、連結財務諸表作成における重要な見積りの判断に影響を及ぼすと考えております。 a.棚卸資産の評価 当社グループの棚卸資産には一定期間保存する販売用食肉在庫があり、保存期間中における需給バランスの変化等の外部環境の影響により、その売価は畜産物相場の変動リスクにさらされております。 販売用食肉の貸借対照表価額は収益性の低下に基づく簿価切下げの方法により算定しており、連結会計年度末における正味売却価額が取得原価を下回る場合には、当該正味売却価額をもって貸借対照表価額としております。この正味売却価額は、見積売価から見積販売直接経費を控除して算定しております。 過去の販売実績及び将来の販売見込み等に基づき見積売価を予測しておりますが、その予測には不確実性を伴うため、実際の販売価格との乖離が発生した場合は翌期の損益に重要な影響を及ぼす可能性があります。 b.退職給付に係る負債及び退職給付に係る資産 退職給付に係る負債及び退職給付に係る資産は、数理計算上で設定される前提条件に基づき算出されております。これらの前提条件には、割引率、発生した給付額、利息費用、年金資産の長期期待運用収益率、死亡率などの要素が含まれております。実際の結果がこれらの前提条件と異なる場合、または前提条件が変更された場合、その影響は累積され、将来の会計期間にわたって償却されるため、将来の退職給付費用に影響を及ぼす可能性があります。 ②当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 a.経営成績 ◇連結経営成績    (%表示は、対前期増減率) 売上高   営業利益   経常利益   親会社株主に帰属する当期純利益 百万円   %   百万円   %   百万円   %   百万円   % 1,071,381   8.4   28,456   45.4   30,395   46.5   20,225   54.4 原材料価格の高止まりや物流費の上昇が続く厳しい事業環境の中、食肉事業における国内生産事業及び海外事業の収益性改善等により、売上高及び各段階利益はともに増加しました。 なお、当連結会計年度より、連結子会社のアンズコフーズ及びその子会社の決算期を12月31日から3月31日に変更し連結決算日と同一としたため、当連結会計年度の連結損益計算書には当該子会社の15か月間の成績が含まれています。 ◇報告セグメント別の経営成績      (%表示は、対前期増減率) 売上高   経常利益 百万円   %   百万円   % 加工食品事業   398,553   △0.6   9,410   △3.1 食肉事業   672,814   14.4   22,624   84.3 <加工食品事業> ・ハム・ソーセージは、家庭用主力商品のブランド力強化と市場シェアの拡大を図り、調理加工食品は、 消費者ニーズの多様化に対応した商品群の販売に努めましたが、消費者需要の低迷を受けて販売数量が 減少したことから、加工食品事業の売上高は減少しました。 ・商品新陳代謝の推進やコスト削減等に取り組みましたが、原材料費及び物流単価の上昇の影響等により、 加工食品事業の経常利益は減少しました。 <食肉事業> ・国内事業は、国産鶏肉の相場上昇による生産事業の収益性改善に加え、国産豚肉のリスク管理強化による 採算性改善等が、物流単価上昇の影響等をカバーしたことから、売上高、経常利益ともに増加しました。 ・海外事業は、アンズコフーズにおいて、決算期変更の影響に加え、北米向け牛肉販売及び欧州向け羊肉 販売の収益性が改善したことから、売上高、経常利益ともに増加しました。 ・上記の結果、食肉事業全体で増収増益となりました。 ◇今後の見通し ・今後の事業環境は、物価上昇の影響を受けた消費者の節約志向が継続することが想定されるほか、地政学リスクや為替動向などを背景に、先行き不透明な状況が続くものと見込んでいます。地政学リスクについては、中東情勢を背景とした原油価格やエネルギー供給、資材等の調達環境への影響に対し、現時点で想定し得る状況を一定程度見込んだうえで業績予想を策定しています。 ・上記に加え、当業界においても原材料価格の上昇が見込まれており、厳しい経営環境が続くものと考えて います。 ・このような環境の下、当社グループにおいては、「長期経営戦略2035」及び「中期経営計画2026」に基づき、 収益力の強化と持続的成長に向けた事業基盤の確立を最重要課題として、商品新陳代謝の加速、生産コストの 削減、リスク管理の高度化等各種取り組みを通して、安定的な収益の確保を目指します。 ・次期の連結業績は、売上高1兆400億円、営業利益270億円、経常利益280億円、親会社株主に帰属する 当期純利益185億円を見込んでいます。 ・「中期経営計画2026」において掲げた、普通配当を対象としてDOE(株主資本配当率)3.0%以上かつ累進配当の 配当方針に基づき、2027年3月期の配当金は1株当たり155円(中間配当75円、期末配当80円)を予定して います。 b.経営成績に重要な影響を与える要因について 経営成績に重要な影響を与える要因については、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載のとおりであります。 c.資本の財源及び資金の流動性についての分析 キャッシュ・フローの状況につきましては、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 海外子会社及び一部の国内子会社を除く当社グループではキャッシュ・マネジメント・システムを導入し、グループ資金の有効活用を実現しております。 2026年度における運転資金及び設備投資資金の調達は自己資金及び借入金並びに社債による調達を予定しております。 また、キャッシュ・フローの指標は、以下のとおりであります。 前連結会計年度   当連結会計年度 自己資本比率(%) (注)1   61.1   56.2 時価ベースの自己資本比率(%) (注)2   50.8   62.1 キャッシュ・フロー対有利子負債比率(年) (注)3   6.2   6.8 インタレスト・カバレッジ・レシオ(倍) (注)4   4.4   5.8 (注) 1.自己資本比率:自己資本/総資産 2.時価ベースの自己資本比率:株式時価総額/総資産 3.キャッシュ・フロー対有利子負債比率:有利子負債/キャッシュ・フロー 4.インタレスト・カバレッジ・レシオ:キャッシュ・フロー/利払い *各指標は、いずれも連結ベースの財務数値により算出しております。 *株式時価総額は、期末株価終値×期末発行済株式数(自己株式控除後)により算出しております。 *キャッシュ・フローは連結キャッシュ・フロー計算書の営業活動によるキャッシュ・フローを使用しております。 *有利子負債は、連結貸借対照表に計上されている負債のうち利子を支払っている全ての負債を対象としております。 *利払いは、連結キャッシュ・フロー計算書の利息の支払額を使用しております。

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出典

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  • 決算説明資料2027年3月期 Q1(4-6月)決算説明資料2026-08-03

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