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日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,061.95+295ドル円158.65-1NASDAQ26,217.83+118S&P 5007,666.6+35SOX 指数11,339.25+519/2終値

プリマハム

Prima Meat Packers, Ltd.2281 · Prime · 食料品

ハム・ソーセージ大手。加工食品と食肉事業の二本柱で国内・海外展開。

概要

プリマハムは、ハム・ソーセージを主力とする加工食品大手である。1931年に金沢で竹岸ハム商会として創業し、1965年に現社名に変更。2026年3月期の連結売上高は4756億円、営業利益91億円、従業員数3630人。加工食品事業と食肉事業の2本柱で、加工食品にはコンビニ向け調理パン・惣菜を供給するベンダー事業も含む。原材料価格変動の影響を受けやすいが、ブランド力と製造技術で市場シェアを維持している。

加工食品と食肉の二本柱で構成される事業セグメント

プリマハムの事業は加工食品事業部門と食肉事業部門に分かれる。2026年3月期のセグメント売上高は加工食品が3146億円(全体の約66%)、食肉が1600億円(同34%)である。加工食品ではハム・ソーセージが中核で、主力ブランド「香薫あらびきポーク」と「スマイルUP!」シリーズが家庭用市場を牽引。業務用ではコンビニエンスストア向けの調理パン・惣菜をプライムデリカが製造し、セブン-イレブンに供給する。食肉事業では、子会社の太平洋ブリーディングなどが肉豚の生産・肥育から処理加工まで一貫して行い、国産豚肉を販売する。両部門とも物価上昇や円安の影響でコストが増加する中、価格改定や販売数量拡大で収益を確保している。

低い営業利益率と安定した増収基盤

同社の営業利益率は2026年3月期で約1.9%と低水準である。これは原材料である豚肉・鶏肉の相場変動や円安による輸入コスト増が主因である。しかし、売上高は増収基調にあり、2013年3月期の2756億円から2026年3月期には4756億円へと約1.7倍に拡大した。利益面では、2026年3月期の食肉事業部門のセグメント利益が19億円(前期比60.4%増)と大幅に伸びたことが全体の営業利益を支えた。加工食品事業部門の利益は79億円と前期並みだが、コンシューマ商品のシェア拡大が継続している。中期経営計画では2026年度に売上高5000億円、営業利益110億円を目標としている。

28社の子会社が支えるグループ体制

プリマハムグループは当社と連結子会社28社、非連結子会社1社で構成される。加工食品部門では、プリマハムミートファクトリー、秋田プリマ食品、プリマ食品、プライムフーズ、プリマルーケが製造を担当。販売は北海道プリマハム、北陸プリマハム、エッセンハウスなどが行う。食肉部門では、太平洋ブリーディング、ジャパンミート、肉質研究牧場、かみふらの牧場が豚を生産し、かみふらの工房と西日本ベストパッカーが処理加工を担う。物流はプリマロジスティックスが一括管理。また、理化学検査受託や情報処理、保険・不動産サービスなど多様な子会社が存在する。海外ではタイとシンガポールに子会社を持ち、東南アジア市場への展開を進めている。

国内工場網と海外への販路拡大

国内では茨城工場を中核に、北海道、大阪、鹿児島、三重など全国各地に生産拠点を持つ。茨城工場には2016年にウインナープラント、2019年にハム・ベーコンプラントを新設し、供給能力を強化した。鹿児島では2023年に新工場を開設し、食肉処理加工センターも2015年に稼働している。海外事業では、タイのPRIMAHAM (THAILAND) CO., LTD. とPRIMAHAM FOODS (THAILAND) CO., LTD. が加工食品を製造・販売。さらにシンガポールのRudi's Fine Food Pte Ltdを買収し、東南アジア市場への参入基盤を固めた。今後も伊藤忠商事との連携を通じて事業領域を拡大する方針である。

業界の中での役割は加工食品および食肉の製造・販売メーカー。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
4,756億円
営業利益
91億円
営業利益率
1.9%
純利益
46億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
食肉1,748億円36.8%
加工食品1,733億円36.4%
ハム・ソーセージ1,246億円26.2%
その他29億円0.6%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01加工食品事業部門主力

ハム・ソーセージ、調理パン・惣菜等の加工食品の製造・販売を行う。当社及びグループ会社が製造し、販売会社を通じて販売。ベンダー事業としてプライムデリカ㈱が㈱セブン-イレブン・ジャパンへ調理パン・惣菜を供給。海外ではタイ、シンガポールで加工食品の製造販売。

主要顧客株式会社セブン-イレブン・ジャパン

主な製品・サービス2
ハム・ソーセージ
主力の加工食品。当社及びグループ会社が製造し、販売会社を通じて販売。
調理パン・惣菜
プライムデリカ㈱がセブン-イレブン向けに製造・供給。

02食肉事業部門主力

肉豚の生産・肥育、食肉の処理・加工・販売を行う。太平洋ブリーディング㈱等が生産し、㈱かみふらの工房、西日本ベストパッカー㈱が処理加工し、当社及び販売会社を通じて販売。物流はプリマロジスティックス㈱が担当。

主な製品・サービス1
食肉(豚肉等)
自社で生産・肥育した肉豚を処理・加工し、販売。

03その他その他

理化学検査受託、理化学機器の開発製造販売、情報処理業、人事・保険・不動産サービス業等をグループ会社が行う。

製品と技術

「香薫あらびきポーク」と「スマイルUP!」が軸のハム・ソーセージ

プリマハムのハム・ソーセージ部門は、家庭用コンシューマ商品が主力である。旗艦ブランド「香薫あらびきポーク」は、2個束商品や大袋ジッパー付き商品が好調で、多くの小売店で定番化している。また、「スマイルUP!」シリーズのロースハムやベーコンも販売を伸ばし、同社の主力ブランドとして定着した。販促面では、東京ディズニーリゾート招待キャンペーンや宝塚歌劇団貸切公演キャンペーン、テレビCMやSNSを活用し、シェア拡大に寄与した。業務用ではコンビニ向け商品も手掛けるが、2025年度はコンビニ向けが不振だったため、全体では微増にとどまった。2025年4月には7回目の価格改定を実施し、コスト上昇分の吸収を図っている。

セブン-イレブン向け調理パン・惣菜を手掛けるベンダー事業

プリマハムのベンダー事業は、連結子会社プライムデリカが株式会社セブン-イレブン・ジャパンへ調理パンや惣菜を製造・供給する形態で展開されている。1986年の設立以来、コンビニエンスストアの成長とともに事業を拡大してきた。しかし、2026年3月期のベンダー事業は売上高・利益とも前期を下回る結果となった。これは競争激化や原材料コスト上昇の影響を受けたためである。それでもなお、同社の加工食品部門において重要な位置を占めており、継続的な生産効率の改善や商品開発が求められている。

豚の生産から加工まで一貫する国産食肉事業

食肉事業部門では、太平洋ブリーディングやジャパンミート、かみふらの牧場などの子会社が肉豚の生産・肥育を行い、かみふらの工房や西日本ベストパッカーが処理・加工を担う。一貫体制により、国産豚肉の品質管理と安定供給を実現している。2025年度は海外畜肉相場の高騰や円安、疾病問題、猛暑による価格高止まりなど厳しい環境下でも、価格転嫁と販売強化により販売数量が前年を上回った。特に、展示会や営業活動の強化が奏功した。セグメント利益は19億円と前期比60%増加し、収益改善に貢献した。今後はオリジナルブランドの開発と既存農場のリニューアルにより、さらなる生産性向上を目指す。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

食料品のなかでの位置

食肉加工国内大手、原材料高が収益圧迫

プリマハムはハム・ソーセージなど食肉加工品で国内大手。日清製粉グループ本社など製粉大手とは異なるプロセス業態だが、同じ食料品セクターで原材料コストの影響が大きい。2025/3期営業利益率1.94%と低収益。競合のニップンは製粉事業で安定収益があるのに対し、プリマハムは畜産原料高と価格競争で利益率が圧迫され、収益力で劣る。

強み

  • 「プリマハム」ブランドで家庭用・業務用に高い知名度
  • ハム、ソーセージ、ベーコン、冷凍食品など幅広く展開
  • 全国のスーパー・コンビニへの安定供給体制
  • 独自の加工技術・品質管理で差別化

課題

  • 豚肉・鶏肉など原料価格の変動が利益を圧迫
  • 営業利益率2%未満、価格転嫁が不十分
  • 国内食肉加工市場は人口減で縮小傾向

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

食品・飲料の時価総額近傍。太字がプリマハム

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
13087ドトール・日レスホールディングス1,548億円19.9倍
28276平和堂1,386億円14.2倍
33543コメダホールディングス1,351億円
42004昭和産業1,262億円11.7倍
58153モスフードサービス1,247億円26.2倍
62281プリマハム1,243億円27.0倍
72109DM三井製糖1,186億円29.7倍
87611ハイデイ日高1,173億円23.5倍
98237松屋1,097億円49.1倍
109887松屋フーズホールディングス1,061億円26.2倍
114526理研ビタミン1,030億円14.1倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(食品・飲料)に従っています。

会社の歴史

沿革 30件

竹岸ハム商会の創業から株式会社設立まで

1931年9月、石川県金沢市で初代社長の竹岸政則が竹岸ハム商会を創業し、食肉の加工製造を開始した。当時は個人商店であったが、17年後の1948年7月、富山県高岡市に竹岸畜産工業株式会社を設立。資本金は100万円であった。この時期は戦後の混乱期であり、食肉加工の需要が高まる中で会社組織としての基盤を固めた。創業地の金沢から高岡へ本拠を移したことで、北陸地方を中心に販路を広げる足掛かりとなった。

全国工場の開設と上場による成長期

1950年代から1960年代にかけて、プリマハムは全国各地に工場を建設し生産能力を拡大した。1951年に大阪工場、1957年に北海道工場、1959年に東京工場、1960年に鹿児島工場、1961年に秋田工場を次々と開設。これにより北海道から九州までの供給網を構築した。1961年10月には東京・大阪両証券取引所市場第二部に上場し、翌1962年8月には第一部へ指定替えとなった。上場による資金調達を背景に、さらに1964年には新東京工場(後の茨城工場)を開設。1969年には四国工場も加わり、全国規模のメーカーへと成長した。

商号変更とオスカー・マイヤーとの技術提携

1965年5月、商号を竹岸畜産工業からプリマハム株式会社に変更した。これはブランド統一とイメージ刷新を目的としたものである。1968年には本店を東京都千代田区霞が関に移転し、経営体制を東京に集中させた。1972年2月、米国の大手食肉加工会社オスカー・マイヤー社と資本・技術提携を締結。これにより最新の加工技術を導入し、製品品質の向上と生産効率の改善を実現した。この提携は後のプリマハムの技術力の基盤となり、競争力強化に寄与した。

ベンダー事業への進出と子会社ネットワークの拡充

1980年代以降、プリマハムは新たな収益源としてコンビニエンスストア向けのベンダー事業に参入した。1986年10月にプライムデリカを設立し、セブン-イレブンへ調理パン・惣菜の製造・供給を開始。これにより加工食品部門の裾野を広げた。同年にはプリマ食品やプリマファーム(後の太平洋ブリーディング)など子会社を設立し、生産から販売までのグループ体制を強化。1990年代には物流センターや近畿センターを開設し、供給網を整備した。2002年には秋田工場を閉鎖して秋田プリマ食品を設立するなど、グループ再編も進めた。

工場の再編と新鋭プラントへの投資

2000年代に入り、プリマハムは老朽化した工場の閉鎖と新鋭プラントへの投資を並行して進めた。2002年4月に秋田工場を閉鎖、同年7月には四国工場を閉鎖した。一方で、2015年4月には鹿児島に食肉処理加工センターを開設し、一貫処理体制を強化。2016年6月には茨城工場内にウインナープラント、2019年4月には同工場にハム・ベーコンプラントを新設し、主力製品の生産効率を大幅に向上させた。これらの投資により、コスト競争力の強化と安定供給の実現を図った。

プライム市場移行と新たな成長戦略

2022年4月、東京証券取引所の市場区分見直しに伴い、従来の市場第一部からプライム市場へ移行した。同年には中期経営計画を策定し、2026年度に売上高5000億円、営業利益110億円、ROE10%以上を目標に掲げた。2023年1月には鹿児島新工場を開設し、食肉事業の生産能力を拡大。また、シンガポール企業の買収やタイ子会社との連携により東南アジア市場への本格進出を推進している。2025年度にはサステナビリティ推進部を新設し、TNFDへの賛同を表明するなど、環境対応も強化している。

年表30件を開く

1930年代

  • 1931年9月創業石川県金沢市において初代取締役社長竹岸政則が竹岸ハム商会を創業。食肉の加工製造を開始。

1940年代

  • 1948年7月創業竹岸畜産工業株式会社(資本金100万円)を富山県高岡市において設立。

1950年代

  • 1951年3月旧大阪工場(大阪市大淀区(現 北区))を開設。
  • 1957年10月北海道工場(北海道上川郡清水町)を開設。
  • 1959年3月旧東京工場(東京都品川区)を開設。
  • 1959年6月本店を東京都千代田区大手町に移転。

1960年代

  • 1960年4月鹿児島工場(鹿児島県串木野市(現 いちき串木野市))を開設。
  • 1961年8月秋田工場(現 連結子会社 秋田プリマ食品㈱、秋田県本荘市(現 由利本荘市))を開設。
  • 1961年10月上場東京・大阪両証券取引所市場第二部に上場。
  • 1962年8月上場東京・大阪両証券取引所市場第一部に上場。
  • 1964年9月新東京工場(現 茨城工場、茨城県土浦市)を開設。
  • 1965年5月商号変更商号をプリマハム株式会社に変更。
  • 1968年6月本店を東京都千代田区霞が関に移転。
  • 1969年4月四国工場(愛媛県西条市)を開設。

1970年代

  • 1971年3月プリマファーム㈱(現 連結子会社 太平洋ブリーディング㈱、現 東京都品川区)を設立。
  • 1972年2月米国オスカー・マイヤー社と資本並びに技術提携。

1980年代

  • 1980年6月三重工場(三重県阿山郡伊賀町(現 伊賀市))を開設。
  • 1986年10月プライムデリカ㈱(現 連結子会社、相模原市(現 相模原市南区))を設立。
  • 1987年3月関東物流センター(茨城県土浦市)を開設。
  • 1989年9月プリマ食品㈱(現 連結子会社、埼玉県比企郡吉見町)を設立。

1990年代

  • 1993年11月近畿センター(大阪市西淀川区)を開設。
  • 1996年7月本店を東京都品川区東大井に移転。

2000年代

  • 2002年4月秋田工場を閉鎖し、秋田プリマ食品㈱を設立。
  • 2002年7月四国工場を閉鎖。
  • 2006年10月本社機能を東京都品川区東品川に集約。

2010年代

  • 2015年4月食肉処理加工センター(鹿児島県いちき串木野市)を開設。
  • 2016年6月茨城工場ウインナープラント(茨城県土浦市)を開設。
  • 2019年4月茨城工場ハム・ベーコンプラント(茨城県土浦市)を開設。

2020年代

  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行。
  • 2023年1月鹿児島新工場(鹿児島県いちき串木野市)を開設。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は3つの方針を掲げている。そのうち5項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 連結売上高2026年度まで5,000億円
  • 連結営業利益2026年度まで110億円
  • 親会社株主に帰属する当期純利益2026年度まで75億円
  • 自己資本利益率(ROE)中期経営計画期間中まで10%以上
  • 配当性向中期経営計画期間中まで40%以上

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    持続可能な経営基盤の強化

    重要課題の解決に向け、温室効果ガス排出量削減、健康で働きがいのある職場づくり、コンプライアンスとガバナンス向上に取り組む。サステナビリティ推進部を新設し、TNFD賛同や初回レポート開示を実施。

  2. 02

    外部環境変化への収益基盤構築

    加工食品事業は茨城工場を基盤にコスト競争力と供給力を高め安定供給体制を構築。食肉事業はオリジナルブランド開発・拡販と販売利益管理を徹底、既存農場リニューアルと生産性向上でインテグレーションを強化。

  3. 03

    成長投資とグローバル展開

    伊藤忠商事とのコラボレーションや業務提携により国内外事業領域を拡大。東南アジア市場を中心にシンガポール企業買収やタイ生産子会社と連携し売上拡大を進める。デジタル技術活用による業務効率化にも取り組む。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で3,630人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は743万円で、9期前と比べて+3.3%平均年齢は41.0歳、平均勤続年数は15.9年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月2,936
2018年3月3,164
2019年3月71943.519.83,337
2020年3月72543.219.53,361
2021年3月72943.119.23,512
2022年3月73442.818.63,611
2023年3月77941.817.23,680
2024年3月76841.817.13,643
2025年3月76941.616.73,667243
2026年3月74341.015.93,630251

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率7.1%
縦線は目安の30%
男性育休取得率80.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)61.5%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社28(国内 25 / 海外 3、うち連結子会社 19) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
〃 — プライムデリカ㈱(相模原市南区)317億円
茨城工場 — 茨城県土浦市187億円
鹿児島工場 — 鹿児島県いちき串木野市125億円
三重工場 — 三重県伊賀市7,347百万円
〃 — 太平洋ブリーディング㈱(東京都品川区)5,630百万円
〃 — ㈲肉質研究牧場(鹿児島県曽於郡大崎町)3,572百万円
本社・加工食品事業他 — 東京都品川区等3,211百万円
加工食品事業部門 食肉事業部門 その他
北海道工場 — 北海道上川郡清水町1,792百万円
加工食品事業部門
加工食品事業部門 — プリマ食品㈱(埼玉県比企郡吉見町)1,317百万円
食肉事業部門 — ㈲かみふらの牧場(北海道空知郡上富良野町)1,027百万円
ほか14件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    伊藤忠商事㈱(注)2
    東京都港区 · その他の関係会社
  • 国内
    プライムデリカ㈱(注)4
    相模原市南区 · 連結子会社
    議決権60.0%
  • 国内
    プリマハムミートファクトリー㈱
    大阪市西淀川区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    秋田プリマ食品㈱
    秋田県 由利本荘市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    プリマ食品㈱
    埼玉県比企郡 吉見町 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    プライムフーズ㈱
    群馬県前橋市 · 連結子会社
    議決権65.0%
  • 国内
    プリマルーケ㈱
    長崎県雲仙市 · 連結子会社
    議決権60.0%
  • 国内
    北海道プリマハム㈱
    札幌市厚別区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    北陸プリマハム㈱
    富山県射水市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱エッセンハウス
    福岡県糟屋郡 新宮町 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    関東プリマミート販売㈱
    東京都品川区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    タッキーフーズ㈱
    愛知県小牧市 · 連結子会社
    議決権100.0%
残りのグループ会社16社を開く
  • ティーエムジーインターナショナル㈱名古屋市南区100%
  • PRIMAHAM(THAILAND) CO., LTD.(注)5タイ国プラチンブリー県100%
  • PRIMAHAM FOODS(THAILAND) CO., LTD.タイ国サムトプラカーン県100%
  • Rudi's Fine Food Pte Ltdシンガポール100%
  • プリマ環境サービス㈱茨城県土浦市100%
  • 太平洋ブリーディング㈱東京都品川区100%
  • ジャパンミート㈱宮崎県都城市100%
  • ㈲肉質研究牧場鹿児島県曽於郡大崎町100%
  • ㈲かみふらの牧場北海道空知郡 上富良野町49%
  • ㈱かみふらの工房北海道空知郡 上富良野町100%
  • 西日本ベストパッカー㈱鹿児島県 いちき串木野市100%
  • プリマロジスティックス㈱東京都品川区100%
  • ㈱つくば食品評価センター茨城県土浦市100%
  • プライムテック㈱茨城県土浦市100%
  • プリマシステム開発㈱東京都品川区100%
  • プリマ・マネジメント・サービス㈱東京都品川区100%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は4,756億円営業利益91億円前期と比べると増収増益で、売上が+3.8%、利益が+2.2%。

売上高
+3.8%
4,756億円
営業利益
+2.2%
91億円
純利益
-35.2%
46億円
営業利益率
1.9%
前期比 -0.0%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高5,000億円4,756億円
営業利益110億円91億円
純利益75億円46億円
1株あたり配当¥80¥80

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は1,224億円、営業利益は25億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+12.0%、営業利益は−30.6%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q1,023−14
2024年1Q1,093363.322
2024年2Q1,134322.817
2024年3Q1,199363.023
2024年4Q1,05813
2025年2Q2,294622.743
2025年4Q2,290271.228
2026年2Q2,361492.132
2026年4Q2,395421.814
2027年1Q1,224252.017

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は2,756億円から4,756億円へ1.7倍に増えた。直近期の営業利益率は1.9%。売上は4期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月2,7567944
2014年3月3,0369342
食肉処理加工センター(鹿児島県いちき串木野市)を開設。
2015年3月3,4127764
茨城工場ウインナープラント(茨城県土浦市)を開設。
2016年3月3,6128864
2017年3月3,633161100
2018年3月3,945136104
茨城工場ハム・ベーコンプラント(茨城県土浦市)を開設。
2019年3月4,13013883
2020年3月4,18116088
2021年3月4,336224142
2022年3月4,20714997
鹿児島新工場(鹿児島県いちき串木野市)を開設。
2023年3月4,30710545
2024年3月4,48412975
2025年3月4,584891051.971
2026年3月4,756911121.946

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高4,756億円のうち、営業利益として残るのは91億円1.9%。営業外の損益と税金を反映した純利益は46億円、売上の1.0%にあたる。営業利益率は業種中央値4.1%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金88.9%4,230億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金9.1%434億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益1.9%91億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
11.1%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比2.2pt
1.9%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比2.2pt
1.0%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比3.5pt
3.8%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
1.9%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
2.8%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが198億円、投資CFが−138億円で、差し引きのフリーCFは60億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は59億円で、売上の0.1ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月100−64−593685
2014年3月107−1100−382
2015年3月79−104−8−2550
2016年3月52−12693−7469
2017年3月260−14813112195
2018年3月109−21432−105122
2019年3月238−149−7389137
2020年3月223−59−79164222
2021年3月272−122−75150298
2022年3月167−237−66−70162
2023年3月117−15112−34141
2024年3月225−194−763198
2025年3月142−136−42663
2026年3月198−138−646059

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は2,413億円。このうち返さなくてよい自己資本が1,305億円で、自己資本比率は50.5%(業種中央値56.8%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月1,10642368332.3
2014年3月1,19347372033.6
2015年3月1,41756585235.3
2016年3月1,53570083541.1
2017年3月1,70979291742.1
2018年3月1,8988931,00542.8
2019年3月2,0399461,09342.2
2020年3月1,9851,00198445.6
2021年3月2,1451,14899748.3
2022年3月2,2171,22699150.5
2023年3月2,2991,2321,06749.2
2024年3月2,4481,3021,14648.7
2025年3月2,3961,3021,09449.8
2026年3月2,4131,3051,10750.5

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
98億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
939億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
257億円
在庫として抱えている分
負債合計
1,107億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
68
/ 100
安定性自己資本比率34 / 40
収益力営業利益率4 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

食料品 123社との比較

同じ食料品の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回り123社中34位あたり、逆に低いのは営業利益率123社中104位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
3.8%/中央値 7.3%
P25 3.7%P75 11.4%
営業利益率下位売上のうち本業の利益として残る割合
1.9%/中央値 4.1%
P25 2.7%P75 7.7%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
50.5%/中央値 56.8%
P25 46.5%P75 67.3%
売上成長率前期からの売上の伸び
3.8%/中央値 3.4%
P25 0.7%P75 6.3%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
3.3%/中央値 2.3%
P25 1.5%P75 3.3%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥2,460で、1年前と比べて+5.6%過去52週の値幅のなかでは34%の位置にある。

¥2,460-0.2%1ヶ月+4.9%1年+5.6%時価総額1,243億円
過去52週の値幅
安値¥2,213高値¥2,929

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)27.0倍
PER (会社予想)16.5倍
PBR1.02倍
配当利回り3.25%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

8月4日に-6.9%の2346円と急落。1ヶ月で-3.1%、1年で-1.69%と低迷。8月3日に出来高51万株と急増し、8月4日も51万株と高水準で売りに押された。25日線と75日線はともに2430円近辺で、株価は下回り、200日線2549円からも乖離。52週高値2929円から-20%の位置。RSIは42.18で中立よりやや弱く、下値リスクに注意。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 70/100)

PER26.5倍は業界平均27.8倍を下回り、PBR0.998倍は平均1.60倍を大きく下回り解散価値割れ。配当利回り3.3%は平均2.26%を上回り魅力的。ただしROE3.8%と低く、収益力改善が課題。割安だが、増収鈍化と利益減少リスクに注意。

指標この会社業種平均
PER (実績)27.0倍28.6倍
PER (予想)16.5倍
PBR1.02倍1.63倍
ROE3.8%7.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

強気派は、原材料高の価格転嫁が進み売上が堅調に推移している点、PBR1倍割れで割安感がある点を評価。配当利回り3.3%も安定。一方弱気派は、低収益体質(営業利益率2%前後)が改善しておらず、原材料価格や物流コストの上昇が続けば利益圧迫リスクが大きいと指摘。また、人口減少で国内食肉加工品市場の縮小が予想される。

プラスに働く材料7
  • 堅調な売上成長

    増収基調で2026年3月期も増収予想。

  • 割安な株価指標

    PBR0.99倍と解散価値並みの評価。

  • 安定配当

    配当利回り3.3%と安定的な株主還元。

  • 営業利益増益基調(FY2026/3予想)2026年3月期影響

    営業利益91億円(前年比+2.2%)、売上高増で微増

  • 売上高拡大継続2026年3月期影響

    売上高4756億円(前年比+3.8%)、成長維持

  • 高配当利回り3.3%継続影響

    配当利回り3.3%と安定した還元

  • PBR1倍割れからの是正期待継続影響

    PBR0.99倍と割安、資本効率改善で是正

マイナスに働く材料7
  • 低収益性

    営業利益率1.9%と改善が見られず。

  • 原材料高のリスク

    豚肉・鶏肉価格の上昇が利益を圧迫。

  • 市場縮小の構造的課題

    人口減少で国内食肉加工市場は縮小傾向。

  • 純利益の減少(FY2026/3予想)2026年3月期影響

    純利益46億円(前年比-35.2%)、大幅減益

  • 営業利益率1.91%と低水準継続影響

    利益率が低く、コスト上昇で赤字転落リスク

  • 食肉価格変動リスク不定影響

    原材料の豚肉価格高騰が収益を圧迫

  • PER26.5倍と割高感継続影響

    減益予想でPERが27倍超、バリュエーション割高

次の決算で確かめる点
営業利益率
収益改善の有無を確認する最重要指標。
原材料コスト比率
価格変動の収益影響を測る。
販売数量・単価
需要と価格転嫁の進捗を示す。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり80で、前期から+0.0%いまの株価に対する利回りは3.25%。

年間配当
¥80
1株あたり
配当利回り
3.25%
いまの株価に対して
配当性向
38.0%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月3021.1
2018年3月5066.727.4
2019年3月44−12.042.7
2020年3月6036.453.5
2021年3月8541.748.4
2022年3月65−23.550.6
2023年3月650.068.3
2024年3月650.058.5
2025年3月8023.150.0
2026年3月800.038.0

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥80

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ27,273人。区分でいちばん多いのは事業法人55.0%。グループ会社や銀行などの安定株主が65.3%を占め、残る34.7%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
事業法人53.054.354.154.555.355.0
個人・その他11.413.014.716.418.617.9
外国法人17.616.414.112.611.812.9
金融機関17.214.914.613.712.310.4
証券会社0.71.42.42.82.03.9
自己株式0.40.40.40.40.40.4
外国人個人0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01伊藤忠商事株式会社46.19
02日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)6.37
03伊藤忠食品株式会社4.48
04学校法人竹岸学園1.78
05株式会社日本カストディ銀行(信託口)1.69
06株式会社サンショク1.39
07STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505001(株式会社みずほ銀行決済営業部)1.01
08日本生命保険相互会社0.88
09JP MORGAN CHASE BANK 385781(株式会社みずほ銀行決済営業部)0.78
10UBS AG LONDON A/C IPB SEGREGATEDCLIENT ACCOUNT(シティバンク、エヌ・エイ東京支店)0.78

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+369%、1株純資産は14期で+1419%。直近期のROEは3.8%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月1916013.011.415.9
2014年3月1917911.111.518.4
2015年3月2922314.111.77.4
2016年3月2625111.410.819.6
2017年3月4028614.812.421.1
2018年3月2071,61313.614.727.4
2019年3月1651,7139.912.542.7
2020年3月1761,80210.014.053.5
2021年3月2822,06214.612.448.4
2022年3月1932,2269.011.450.6
2023年3月902,2524.024.568.3
2024年3月1492,3746.415.558.5
2025年3月1412,3755.915.850.0
2026年3月912,4263.829.938.0

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

11名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は11名。2026/3期の役員報酬は総額319百万円。

氏名役職年齢保有株数
千葉尚登代表取締役会長673,317,000
鯛健一取締役 専務執行役員5911,000
山下丈取締役80
井出雄三取締役712,000
辻田淑乃取締役621,000
坂井尚文常勤監査役621,000
下澤秀樹常勤監査役633,000
須永明美監査役651,000
阿部邦明代表取締役社長 社長執行役員57
西本強取締役52
上垣内義博監査役54

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円合計百万円1人あたり百万円
その他役員51331114529
社外取締役5636313
監査役4494912
社外取締役3363612
社外監査役2262613

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,110字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 連結財務諸表提出会社(以下、「当社」という。)の企業集団は、当社及び当社の親会社、連結子会社28社、非連結子会社1社で構成され、加工食品の製造・販売、食肉の処理・加工・販売を主な事業内容とし、さらに各事業に関連する物流、その他のサービス等の事業活動を展開しております。 当社グループ(当社及び連結子会社)の事業に係る位置づけは次のとおりです。 なお、次の2事業は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項(セグメント情報等)」に掲げるセグメント情報の区分と同一であります。 ○加工食品事業部門 ・加工食品の製造・販売 当社及びプリマハムミートファクトリー㈱、秋田プリマ食品㈱、プリマ食品㈱、プライムフーズ㈱、プリマルーケ㈱が製造し、当社及び販売会社を通じて販売しております。 ・ベンダー事業 プライムデリカ㈱は、㈱セブン-イレブン・ジャパンへ調理パン・惣菜等を製造・供給しております。 ・販売 当社及び北海道プリマハム㈱、北陸プリマハム㈱、㈱エッセンハウスは、主にハム・ソーセージ、加工食品、その他関連商品の販売を行っております。 ・海外 PRIMAHAM(THAILAND) CO.,LTD.、PRIMAHAM FOODS(THAILAND) CO.,LTD.、Rudi's Fine Food Pte Ltdは、加工食品等の製造・販売を行っております。 ・その他 清掃等サービスをプリマ環境サービス㈱が行っております。 ○食肉事業部門 ・肉豚の生産・肥育及び関連事業 太平洋ブリーディング㈱、ジャパンミート㈱、㈲肉質研究牧場、㈲かみふらの牧場が生産し、当社ほかへ供給しております。 ・食肉の処理・加工 ㈱かみふらの工房、西日本ベストパッカー㈱が処理・加工し、当社及び販売会社を通じて販売しております。 ・販売 当社及び関東プリマミート販売㈱、タッキーフーズ㈱、ティーエムジーインターナショナル㈱は、食肉、その他関連商品を販売しております。 ・物流 プリマロジスティックス㈱が食肉事業の物流を行っております。 ○その他 ・商品の理化学検査受託を㈱つくば食品評価センターが行っております。 ・理化学機器の開発・製造・販売をプライムテック㈱が行っております。 ・情報処理業は、プリマシステム開発㈱が行っております。 ・人事・保険・不動産サービス業は、プリマ・マネジメント・サービス㈱が行っております。 事業の系統図は次のとおりになります。 (注) 上記以外に連結子会社が1社、非連結子会社が1社ありますが、重要性が低いため事業の関連図への記載を省略しております。
経営方針・対処すべき課題3,135字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。 (1) 会社の経営の基本方針 当社は、お客様に対する良質な食肉の提供と畜産業の振興を目指して、1931年に創業しました。創業の志を受け継ぎ、「商品と品質はプリマの命」の経営理念のもと、絶えざる製造技術の革新と新しいものづくりに挑戦し、食肉事業、加工食品事業へ食の領域を拡大してまいりました。当社グループは「おいしさと感動で、食文化と社会に貢献」という「目指す姿」のもと、安全・安心でおいしく、愛される商品とサービスによって健康で豊かな食生活と日々の感動を提供し、持続的な成長と企業の永続性の確立を目指します。そして、ライフスタイルや環境に寄りそった食文化と活気ある未来の社会に貢献してまいります。 (2) 目標とする経営指標 当社グループは、中期経営計画において財務目標を定めております。2026年度を初年度とする3ヶ年中期経営計画(ローリングプラン)の着実な実行により、自己資本利益率(ROE)10%以上及び配当性向40%以上を目標としつつ安定的配当を継続的に実施することで、持続的な成長と企業の永続性の確立、並びに事業を通じたステークホルダーへの貢献を目指してまいります。 2023年度   2024年度   2025年度   2026年度 連結売上高   4,484億円   4,584億円   4,756億円   5,000億円 連結営業利益   118億円   89億円   91億円   110億円 親会社株主に帰属する当期純利益   75億円   71億円   46億円   75億円 自己資本利益率(ROE)   6.4%   5.9%   3.8%   6.1% 配当性向   43.6%   56.8%   87.6%   40.0%以上 (3) 中長期的な会社の経営戦略 ① 基本方針 当社グループは「おいしさと感動で、食文化と社会に貢献」の実現に向けて、中期経営計画の基本方針として、「営業力・開発力・商品力の強化により、売上と利益の規模と質を高めると同時に、サステナビリティを重視した経営を推進し、『いつも、ずっと、お客様に愛され、支持される会社』になる」を掲げています。経営目標としては、2026年度売上高5,000億円、営業利益110億円、親会社株主に帰属する当期純利益75億円を目指してまいります。 ② 重点施策 方針1 持続可能な経営基盤の強化 当社グループは重要課題(マテリアリティ)の解決に向けた目標設定と活動計画を策定・推進しております。環境への対応のひとつとして温室効果ガス排出量の抑制に取り組みます。また、従業員は企業の礎であり、成長の柱です。従業員が心身ともに健康で、働きがいのある職場づくりを目指した活動を継続展開し、変革意識の醸成と健全な企業体質を構築します。さらにコンプライアンス意識とガバナンスレベルの向上を実践し、適切な情報開示の充実に努めます。 2025年度は、サステナビリティ推進部を新設し、重要課題(マテリアリティ)の解決に向けた取り組みや、6つの分科会の連携の強化を行っています。また、2025年4月にはTNFDへ賛同及び初回レポートを開示しました。 方針2 外部環境の変化に対応した収益基盤の構築 加工食品事業部門は、茨城工場を基盤としてコスト競争力、供給能力を高めており、市場シェア拡大に向けて商品の安定供給体制の構築を行っております。さらに、当社グループ独自の製造技術の開発やお客様の声をふまえた商品の開発に取り組み、価値ある商品の提供を目指します。 食肉事業部門は、販売数量拡大に向けてオリジナルブランドの開発、拡販を行いつつ、販売利益管理を徹底し、収益力の向上を図ります。また、既存農場のリニューアルと生産性向上を進めて国産豚肉のインテグレーションを強化し、収益力の向上と安定供給体制を構築します。 方針3 成長投資とグローバル展開 伊藤忠商事㈱とのコラボレーションや業務提携等を主体として、日本国内及び海外の事業領域拡大を進めます。海外事業は、グループ会社の所在国及び周辺国への販売を進めておりますが、東南アジア市場を中心とした市場参入の礎としてシンガポール企業を買収しており、タイの生産子会社とともに東南アジア市場における売上拡大を進めてまいります。 また、業務の標準化と自動化を進めて、デジタル技術を活用した効率的な業務プロセスの構築と戦略的な情報管理の実現に向けた活動を進めてまいります。 (4) 経営環境及び対処すべき課題 中東情勢の緊迫化等、大国の政策変更の余波を受け、今後の我が国の経済は、予見が困難な環境が継続する見通しです。業界としても、海外情勢の変化や気候変動による自然災害や疾病問題が、原材料コストに大きく影響を及ぼすことが予想されます。また、物価上昇にともなう賃金引上げや物流コスト問題など、厳しい環境が継続しております。 このような状況のなか、当社グループは「おいしさと感動で、食文化と社会に貢献」という目指す姿の実現に向けて、営業力 ・開発力・商品力の強化により、売上と利益の規模と質を高めると同時に、サステナビリティを重視した経営を推進します。 「いつも、ずっと、お客様に愛され、支持される会社」を基本方針として、中期経営計画の達成に向けて「持続可能な経営基盤の強化」と「外部環境の変化に対応した収益基盤の構築」を具体化するとともに「成長投資とグローバル展開」を通して永続的なグループの発展に努めてまいります。 「持続可能な経営基盤の強化」 資本コストと株価を意識した経営を行い、人材の確保と育成による変革意識の醸成に向けては、新卒採用の強化やローテーションの実践、キャリア人材の採用による多様な人材の獲得を行うとともに、社員教育プログラムの拡充を図ります。脱炭素・循環型社会の実現に向けた取り組みについては、再生エネルギーの活用拡大やサステナブル投資計画の推進、温室効果ガス排出量の削減を進めてまいります。 「外部環境の変化に対応した収益基盤の構築」 既存事業の基礎収益力の向上に向けて、コストアップを吸収するための値上げを完遂しつつ販売チャネルの拡大に取り組みます。生産においては、原料調達不安を踏まえた生産対応の検討や老朽化工場・設備の更新計画の立案を進めてまいります。事業基盤の強化に向けては、安全対策の強化や重大災害の未然防止への取り組みを行ってまいります。またブランド・商品ポートフォリオ戦略に基づく、次なる収益の柱の開発や育成を進めてまいります。物流面では、持続可能なサプライチェーンの構築に向けて物流網の競合依存脱却の検討、モーダルシフトの推進、積卸の工夫等、物流効率化の取り組みを行います。食肉においては、持続可能な調達体制の構築、アニマルウェルフェア、生物多様性問題への対応を進めてまいります。 「成長投資とグローバル展開」 当社の親会社である伊藤忠商事㈱及びそのグループ企業とのコラボレーションを主体とした国内外事業展開に向けて取り組んでまいります。また、成長領域への挑戦と新技術の開発・導入を進めてまいります。 これからも、内部統制機能とコンプライアンス体制のよりー層の充実に努め、コーポレートガバナンス体制の強化と、サステナビリティを重視した経営を推進するとともに、「いつも、ずっと、お客様に愛され、支持される会社」を目指し、企業としての継続的な経営革新を実行してまいります。
事業等のリスク2,233字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 当社グループの経営成績及び財政状態等に影響を及ぼす可能性のある主なリスクは、以下のようなものがあります。当社グループは、リスクを要因ごとに分類し、リスクの顕在化防止策とリスク顕在化時の対応方法を定めています。また、当社グループのリスク情報は、当社の主管部署が情報や対策を進捗管理しており、取締役会等へリスク懸念事項として報告しています。なお、各項目における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものです。 分類   項目   説明   対策   中期計画影響 事業環境    原材料価格の市況変動○重点リスク    当社グループは販売用食肉、ハム・ソーセージ、加工食品等の製造・販売をしており、原材料となる畜産物の市況や商品・原油市況の高騰が業績に影響を与える。・畜産物の相場変動・畜産物の疾病問題・輸入原料肉の緊急輸入制限措置(セーフガード)・農場の飼料価格・包装資材・工場稼働における燃料費、電気代・物流費     ・原材料の複数仕入先からの購買・代替原料の選定、確保・在庫基準の見直し・適正在庫の確保・商品売価への適正な反映     方針2 為替の変動    当社グループは原材料、商品を米国、欧州、中国等から輸入しており、為替レートの変動が業績に影響を与える。海外子会社の現地通貨建ての業績が円換算される際に影響がある。     ・短期的な変動抑制を目指した為替予約・商品売価への適正な反映    方針2方針3 事業運営    食の安全・安心の確保○重点リスク    当社グループが製造・販売する商品において・重大な品質問題・品質問題の長期化・アレルギー物質の混入等が発生することで、お客様の健康を損ねる懸念や社会的信頼が失墜し、事業継続が困難になる。     ・品質管理手法の実践(HACCP、ISO22000、FSSC22000)・商品パッケージの内容表示、当社HPにおける情報開示・問題発生時は、迅速な情報伝達と再発防止体制を整備     方針1方針2方針3 のれん、固定資産の減損    当社グループの有形固定資産及び無形固定資産が事業計画と乖離し、期待どおりのキャッシュ・フローを生み出さない場合、業績及び財政状態に悪影響を及ぼす。・買収子会社の事業計画未達・事業用資産の事業計画乖離     ・経営会議等における買収金額の審議・決定・買収後の管理手法定着・経営会議等の投資案件レビューによる進捗モニタリング     方針2 公的な規制への対応○重点リスク    当社グループの事業活動を行う上で、法令違反は会社に甚大な影響を与える。・食品衛生法、食品表示法等の違反による行政処分、信頼失墜・輸出入関連法の違反による行政処分、生産・販売への影響・独占禁止法の違反による行政処分、取引制限と信頼失墜・労働関連法規の違反による行政処分、信頼失墜・環境・リサイクル関連法の違反による行政処分、原状復帰、生産への影響と信頼失墜     ・品質管理手法の遵守・行動規範の浸透、コンプライアンス委員会による意識の醸成と定着、コンプライアンス教育活動・社内規則の整備、通達の運用徹底、ハラスメント防止研修・環境マネジメントシステム、環境委員会の運用     方針1方針2 分類   項目   説明   対策   中期計画影響 環境・災害    災害・事故・事件○重点リスク    当社グループ及び仕入先が災害・事故・事件の発生により、人的・物的被害を受けると、商品供給の遅延停止、生産物流拠点や事業所の停止により、業績に甚大な悪影響を及ぼす。・気候変動 台風・集中豪雨、大量降雪、落雷等・災害 地震・噴火等・事故 火災・爆発・交通機関等・事件 テロ・誘拐・脅迫等・武力紛争 戦争・内乱等     ・適正在庫の確保・重要仕入品の複数仕入先・複数地域からの購買推進・事業継続計画の強化及び訓練     方針1 感染症○重点リスク    当社グループにおいて、感染症が蔓延した場合、事業活動の継続が困難となり、業績に甚大な悪影響を及ぼす。・重要業務以外の一時停止・生産ラインと商品供給の停止・事業所の稼働停止     ◇従業員・家族の感染防止策・健康管理、注意喚起・会議・業務の制限、出張禁止◇事業継続対応・事業継続計画の強化及び訓練・各拠点運営体制の整備・他部署からの生産応援・在宅・時差勤務での業務処理・取締役会等のテレビ会議対応     方針1 大規模システム障害○重点リスク    当社グループにおいて、大規模システム障害(サイバー攻撃を含む)が発生した場合、事業活動の継続が困難となり、業績に甚大な悪影響を及ぼす。・重要業務以外の一時停止・生産ラインと商品供給の停止・企業、取引先、個人情報の漏えい     ・バックアップ体制の確立・複数個所でのデータ受信方法の確立・サイバーセキュリティ強化・事業継続計画の強化及び訓練    方針1 (注) 1 「項目」欄に記載されております「○重点リスク」は、リスク顕在化時に影響の大きさが懸念される特に重要なリスク項目となります。 2 「中期計画影響」欄に記載されております「方針1~3」は、「1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等(3)中長期的な会社の経営戦略 ② 重点施策」に記載しております施策のうち、リスク顕在化時に影響を受ける施策となります。
経営成績の分析 (MD&A)8,185字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 ○業績等の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用関連会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりです。 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度の末日現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 財政状態及び経営成績の概要 ① 当期の概況について 当連結会計年度における我が国経済は、物価高の影響を受け、とくに食料品を中心に節約志向が顕在化しています。2025年の消費者物価上昇率(生鮮食品を除く)は3.1%となり、前年に比べて加速しており、家計への負担が一層増加しています。今後も円安が継続した場合、輸入品の価格上昇によるインフレ圧力がさらに強まる可能性があります。 国外に目を向けると、中東情勢の緊迫化が続いており、原油の価格高騰や供給不足の深刻化によって、原材料の調達が難航するなど、厳しい市場環境が続いています。 当業界においても、畜肉の現地相場の高騰や円安の影響により、調達コストの増加が顕著となっています。さらに、国内外で疾病問題が発生しており、これらの要因が重なって、厳しい事業環境を強いられています。 このような状況の中、当社グループは「目指す姿」である「おいしさと感動で、食文化と社会に貢献」という基本的な考えのもと、中期経営計画の達成に向けて、「持続可能な経営基盤の強化」と「外部環境の変化に対応した収益基盤の構築」及び「成長投資とグローバル展開」を基本方針と位置づけ諸施策を講じてまいりました。 ② 業績 結果、売上高は4,755億74百万円(前期比3.8%増)となりました。利益面におきましては、営業利益は91億31百万円(前期比2.0%増)、経常利益は111億85百万円(前期比6.5%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は45億87百万円(前期比35.2%減)となりました。 目標とする経営指標につきましては自己資本利益率(ROE)3.8%となりました。 <加工食品事業部門> 2025年4月に2022年2月以降、通算7回目のハム・ソーセージ商品及び加工食品の価格改定を行い、販売先への納品価格の引き上げを実施いたしました。業界全体では、生産数量が前年を下回る厳しい環境が継続していますが、当社は販売数量を増やし、シェアは昨年度に引き続き上昇いたしました。 Ⅰ.ハム・ソーセージ部門 主力ブランドの「香薫®あらびきポーク」は、2個束商品に加え、大袋ジッパー付き商品の販売も引き続き好調に推移し、多くの取引先様で定番として取り扱って頂いております。また、「スマイルUP!®」シリーズのロースハムやベーコンの販売が好調に推移し、当社主力ブランドのひとつとして浸透しました。販売促進政策では、東京ディズニーリゾート®ご招待キャンペーンや宝塚歌劇団貸切公演キャンペーン、TVCMやSNSを活用することで、販売シェアの拡大を図ることが出来ました。 その結果、コンシューマ商品の売上高は前年を上回りました。業務用商品はコンビニエンスストア向け商品の販売不振の影響もあり、売上高が前年を下回りましたが、ハム・ソーセージ全体の売上高は前年を上回る結果となりました。 Ⅱ.加工食品部門 加工食品部門では、主力コンシューマ商品の「スパイシースティック」、サラダチキン群では「サラダチキンバー」の拡充に努めることができました。また、業務用商品ではコンビニエンスストア向け商品の販売好調の影響もあり、前年を上回りました。 一方、コンビニエンスストア向けのベンダー事業については、売上高、利益面ともに前期を下回る結果となりました。 これらの結果、加工食品事業部門は、売上高3,146億27百万円(前期比0.4%増)となり、セグメント利益79億28百万円(前期比0.1%増)となりました。 <食肉事業部門> 海外畜肉相場高と円安の継続により、食肉事業の環境は厳しい状況が継続しています。 また、国内外で発生した疾病問題や、猛暑による国産豚肉価格の高止まりも販売活動の動向に大きく影響しています。 消費者動向においても、牛から豚、豚から鶏へと購買変化が生じ、流通業界でも売り場や商品の見直し等が行われました。その様な環境のなか、当社としては、得意先への価格転嫁を進めるとともに、相場に連動した取引への変更や取引先への積極的な販売強化により、販売数量は前年を上回ることが出来ました。 これらの結果、食肉事業部門は、売上高1,600億64百万円(前期比11.0%増)となり、セグメント利益19億31百万円(前期比60.4%増)となりました。 <その他> その他事業(理化学機器の開発・製造・販売等)の売上高8億82百万円(前期比30.4%増)となり、セグメント利益2億92百万円(前期比3.4%減)となりました。 ③ 当期の財政状態について 当連結会計年度末における総資産は、前連結会計年度末に比べ16億69百万円増加し、2,412億80百万円となりました。これは主に、ソフトウエア仮勘定が81億95百万円、退職給付に係る資産が10億85百万円増加したことや、投資有価証券が53億74百万円、現金及び預金が25億24百万円減少したことによるものです。 負債については、前連結会計年度末に比べ13億61百万円増加し、1,107億43百万円となりました。これは主に、未払法人税等が9億47百万円増加したことや、長期借入金が17億74百万円減少したことによるものです。 純資産については、前連結会計年度末に比べ3億8百万円増加し、1,305億36百万円となりました。これは、非支配株主持分が22億41百万円減少となりましたが、為替換算調整勘定が9億36百万円、退職給付に係る調整累計額が6億65百万円、利益剰余金が5億61百万円、その他有価証券評価差額金が4億15百万円増加したことによるものです。 (2) キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べて3億49百万円減少(前連結会計年度は34億98百万円減少)し、59億17百万円となりました。 営業活動によるキャッシュ・フローは197億52百万円のネット入金(前連結会計年度は142億11百万円のネット入金)となりました。主な要因は、減価償却費118億9百万円、税金等調整前当期純利益86億73百万円、減損損失27億16百万円、法人税等の支払33億33百万円です。 投資活動によるキャッシュ・フローは137億62百万円のネット支払(前連結会計年度は135億74百万円のネット支払)となりました。主な要因は、有形固定資産の取得による支出101億49百万円、無形固定資産の取得による支出70億91百万円、投資有価証券の取得による支出8億93百万円です。 財務活動によるキャッシュ・フローは63億77百万円のネット支払(前連結会計年度は42億2百万円のネット支払)となりました。主な要因は、長期借入れによる収入30億円、長期借入金の返済による支出47億54百万円、配当金の支払額40億22百万円です。 ○生産・受注・販売の状況 (1) 生産実績 当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりです。 セグメントの名称   生産高(百万円)   前期比(%) 加工食品事業部門   209,362   99.5 食肉事業部門   35,650   97.8 その他   98   87.9 合計   245,110   99.2 (注) 1 セグメント間取引については、相殺消去しております。 2 金額は、製造原価によっております。 (2) 受注実績 当社の子会社プライムデリカ㈱は受注生産を行っておりますが、受注当日ないし翌日に製造、出荷しており、また、当社の子会社プライムテック㈱は受注生産を行っておりますが、金額が些少なため、受注高並びに受注残高の記載を省略しております。 (3) 販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりです。 セグメントの名称   販売高(百万円)   前期比(%) 加工食品事業部門   314,627   100.4 食肉事業部門   160,064   111.0 その他   882   130.4 合計   475,574   103.8 (注) 1 セグメント間取引については、相殺消去しております。 2 以下は、主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合になります。 相手先   前連結会計年度   当連結会計年度 販売高(百万円)   割合(%)   販売高(百万円)   割合(%) ㈱セブン-イレブン・ジャパン   118,165   25.8   106,560   22.4 ○経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりです。 なお、本項に記載した将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものです。 (1) 重要な会計方針及び見積り 当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められた会計基準に基づき作成されております。これらの財務諸表の作成にあたっては、当社グループは重要な見積りや仮定を行う必要があります。会計方針の適用にあたり、特に重要な判断を要する項目は以下のとおりであります。 ① 棚卸資産の評価損 当社グループは、主として移動平均法による原価法で棚卸資産を評価しておりますが、収益性の低下した棚卸資産につきましては正味売却価額まで帳簿価額を切り下げております。 棚卸資産の実現可能価額は、通常の事業活動による見積り販売価額から見積り直接販売経費を控除して算出されます。棚卸資産の評価は、棚卸資産が先の方法で正しく評価されているかどうかを確認するため、定期的に実施しております。当社グループは、必要と判断された場合、棚卸資産の帳簿価額と正味売却価額との差額を棚卸資産の評価損として計上しております。見積り販売価額や見積り直接販売経費は過去の状況や将来の消化予想、その他の要素を加味して算出しております。また、将来破棄する棚卸資産についても考慮しております。当社グループの棚卸資産の評価は適正であると判断しておりますが、市況や消費者ニーズが当社グループの計画と大きく乖離する場合、評価損の金額は増加し、当社グループの財政状態及び経営成績に悪影響を与える可能性があります。 ② 繰延税金資産 当社グループは、現在、一定期間における回収可能性に基づき相当額の繰延税金資産を計上しております。繰延税金資産の計上は、予測される将来における課税所得により影響を受けます。将来の課税所得の見積りにあたっては、過去の業績やタックス・プランニング等も考慮しております。当社グループの将来の収益性に係る判断は、将来における市場の動向その他の要因により影響を受けます。これらの状況に変化があった場合、繰延税金資産が減額され税金費用が計上される可能性があります。 ③ 投資有価証券の評価損 投資有価証券については、時価が取得価額を下回り、かつ時価の下落又は実質価額の低下が一時的でないと判断される場合は、評価損が計上されます。当社グループは、投資有価証券の時価の下落が一時的であるかどうかを、下落の期間や程度、発行体の財政状態や業績の見通し、又は時価の回復が予想される十分な期間にわたって保有する意思等を含めた基準により四半期ごとに判断しております。 当社グループは、評価損を判断する基準は合理的なものであると考えておりますが、市場の変化や予測できない経済及びビジネス上の前提条件の変化によって個々の投資に関する状況の変化があった場合には、投資有価証券の評価額に影響を受ける可能性があります。 なお、2026年3月31日現在、当社グループが保有する投資有価証券のいくつかの銘柄については、時価が簿価を下回っております。これらの銘柄については、下落期間や入手可能な発行体の業績等をもとに一時的な下落であると判断し、評価損は計上しておりません。 2026年3月31日現在、重要な影響を与える含み損は発生しておりません。 ④ 固定資産の減損 当社グループが保有する有形固定資産については、帳簿価額の回収ができないという兆候を示す事象が発生した場合には、将来の見積りキャッシュ・フローに基づき減損の判定を実施し、減損が生じたと判断した場合、当該資産の帳簿価額が回収可能価額を超える金額を減損損失として計上しております。 減損の兆候の把握、減損損失の認識及び測定にあたっては慎重に検討しておりますが、事業計画や市場環境の変化により、その見積り額の前提とした条件や仮定に変更が生じた場合、減損処理が必要となる可能性があります。 ⑤ のれん及び顧客関連資産の評価 のれん及び顧客関連資産は、その効果の発現する期間を見積り、その期間に基づく定額法により償却しています。また、のれん及び顧客関連資産の評価にあたっては、事業計画に基づく将来キャッシュ・フローや割引率等の見積りや仮定を用いており、将来の事業計画や経営環境の変化等によりこれらの見直しが必要となった場合、減損損失が発生する可能性があります。 2026年3月期において、減損損失の認識の判定で割引前将来キャッシュ・フローの総額が、のれん及び顧客関連資産の帳簿価額を下回っていると判断されたため、Rudi's Fine Food Pte Ltd及びティーエムジーインターナショナル㈱ののれんを減損し減損損失を計上しております。この結果生じた減損損失335百万円については、特別損失に計上しております。なお、当該減損の結果2026年3月期でののれん残高はありません。 ⑥ 退職金及び退職年金 当社及び国内連結子会社は、確定給付型の制度として企業年金基金制度、退職一時金制度及び確定拠出年金制度を採用しております。また、一部の連結子会社は、中小企業退職金共済制度を採用しております。退職給付に係る資産、退職給付に係る負債及び退職給付費用は、数理計算上の仮定に基づいて算出されております。これらの仮定には、割引率、年金資産の長期期待運用収益率、退職率、死亡率等が含まれております。これらの前提条件は年に一度見直しております。当社グループは、使用した仮定は妥当なものと判断しておりますが、仮定自体の変更により、退職給付に係る資産、退職給付に係る負債及び退職給付費用に影響を与える可能性があります。 ⑦ グループ通算制度の適用 当社はグループ通算制度を適用しております。 (2) 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 ① 概要 当連結会計年度の売上高は4,755億74百万円(前期は4,583億54百万円)となりました。利益面におきましては、営業利益91億31百万円(前期比2.0%増)、経常利益111億85百万円(前期比6.5%増)、親会社株主に帰属する当期純利益45億87百万円(前期比35.2%減)となりました。 ② 売上高 当連結会計年度の売上高は4,755億74百万円であり、前連結会計年度と比較しますと172億19百万円の増収となっております。 加工食品事業部門は、主力ブランドを中心に販売拡大に取り組みました。販売促進政策では、東京ディズニーリゾート®ご招待キャンペーン、宝塚歌劇団貸切公演キャンペーン、TVCMやSNSを活用したキャンペーン等、ブランド認知向上にも継続的に実施し、販売シェア拡大に貢献しました。結果、業務用商品は前期を下回ったものの、市販用商品は販売数量増により前期を上回り、全体としても前期を上回りました。 食肉事業部門は、海外畜肉相場の高値継続と円安による輸入仕入コストの上昇等、仕入環境は厳しい状況が継続しているものの、オリジナルブランドの拡販、育成及び消費者、取引先ニーズに合わせた仕入れ、商品開発に取り組んだ結果、前期を上回りました。 ③ 営業利益 加工食品事業部門は、2025年4月にハム・ソーセージ商品及び加工食品の価格改定を行い、販売先への納品価格の引き上げを実施いたしました。ハム・ソーセージ部門や加工食品部門は原材料のコスト上昇を価格改定で補い、前期を上回る結果となりました。一方、コンビニエンスストア向けのベンダー事業については、お手頃価格訴求による数量は増加したものの利益は低下し、また他の定番商品等の数量減及び利益低下により、前期を下回りました。これらの結果、ハム・ソーセージ部門や加工食品部門は増益であったものの、ベンダー事業の減益の影響が大きく、加工食品事業部門は前期とほぼ横ばいとなりました。 食肉事業部門においては、輸入畜肉の現地相場高や円安、疾病問題等による畜肉市場の価格変動の影響はあったものの、数量増により前期を上回りました。 結果、当連結会計年度の営業利益は、91億31百万円となり、前連結会計年度と比較しますと1億82百万円の増益となりました。 ④ 経常利益 当連結会計年度の経常利益は111億85百万円であり、前連結会計年度と比較しますと6億83百万円の増益となりました。 ⑤ 親会社株主に帰属する当期純利益 当連結会計年度の親会社株主に帰属する当期純利益は45億87百万円であり、前連結会計年度と比較しますと24億88百万円の減益となりました。 ⑥ 経営成績に重要な影響を与える要因 当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因については「第2 事業の状況  3 事業等のリスク」に記載しております。 ⑦ 資本の財源及び資金の流動性 当社グループの運転資金は、主に製品製造のための材料費、労務費、経費、販売費及び一般管理費等の営業費用並びに当社グループの設備投資及び改修等に支出しております。これらの必要資金につきましては営業キャッシュ・フローを源泉とする自己資金のほか、金融機関からの借入等による資金調達にて対応していくこととしております。 当社及び国内子会社においてキャッシュ・マネジメント・システム(CMS)を導入することにより、各社における余剰資金を当社へ集中し、一元管理を行うとともに、当社グループの余剰資金を、伊藤忠商事㈱のグループ金融制度に預け入れ、資金の効率的な運用を図っております。 また、複数の金融機関との間でコミットメントライン契約を締結しており、当社及び当社グループの十分な手元流動性の確保をしております。 ⑧ セグメントごとの財政状態 <加工食品事業部門> 加工食品事業部門については、各工場の生産能力増強に向けた投資を行いました。また、今後もシェア拡大に対応した商品の安定供給体制の構築のため、AIを活用した自動化、省人化、環境負荷の軽減、新技術開発や工程改革を推し進め、商品規格数の適正管理、原材料の有効活用、物流コスト削減等を図り、事業競争力を高めることに注力してまいります。 <食肉事業部門> 食肉事業部門については、肉豚生産事業のインテグレーション強化に向けた投資に注力しております。具体的には肥育舎の増設による生産規模の拡大、農場近代化による生産効率の向上を目的とした投資を行い、子会社加工場へ肉豚を安定供給し、アニマルウェルフェアに配慮しつつ品質の高い国産肉豚の生産体制を確立し、販売競争力を高め、収益力の拡大を推進してまいります。 <その他事業> その他事業につきましては、グループの人事・総務、情報システム等のサービス業務の充実を図ることでグループ経営基盤を強化する方針にて事業を推進してまいります。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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