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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,053.44+287ドル円158.79-1NASDAQ26,229.57+130S&P 5007,675.19+44SOX 指数11,376.79+889/2終値

ヱスビー食品

S&B FOODS INC.2805 · Standard · 食料品

スパイスを基盤にカレーやチューブ製品などを製造・販売する食品メーカー。

概要

ヱスビー食品は、1930年に「ヒドリ印」カレーを発売した香辛料専業メーカーである。スパイス、即席カレー、チューブ製品、レトルトカレーなどを製造・販売し、2026年3月期の連結売上高は1,290億円、従業員数は2,082名。国内事業が売上の89%を占めるが、海外事業も売上高136億円と拡大中である。

スパイス&ハーブと即席カレーが収益の二本柱

製品区分は四つのグループに分かれる。最大は香辛調味料グループで、2026年3月期の売上高は502億円。主力のチューブ製品(にんにく、しょうが等)や「李錦記」ブランドの調味料が牽引する。次いで即席グループが458億円で、「ゴールデンカレー」や「赤缶カレーパウダールウ」といったカレー製品が中核だ。スパイス&ハーブグループは373億円で、洋風スパイスやシーズニングが伸びている。インスタント食品その他は330億円で、レトルトカレーやパスタソースを含む。

国内事業と海外事業、成長の非対称性

セグメント別では、国内事業が売上高1,154億円、セグメント利益64億円と利益率は5.6%にとどまる。原材料高や広告宣伝費の増加が圧迫要因だ。一方、海外事業は売上高136億円ながら利益38億円と利益率28.4%と高収益である。海外事業のうち、北米とアジア向けの販売が拡大しており、S&B INTERNATIONAL CORPORATIONなどの子会社が販売を担う。海外売上高比率は10.6%だが、経営戦略上は2043年に40%超を目標とする。

グループ全体で原料調達から製造・販売まで

当社は持株会社ではなく、自ら製造と販売を行う。連結子会社は7社で、エスビーガーリック食品、ヱスビースパイス工業、ヱスビーサンキョーフーズ、大伸が生産を担当。株式会社ヱスビー興産と峯栄興業が輸入原料や国内原材料の調達を担う。販売ではS&B INTERNATIONAL CORPORATION(米国)、S&B FOODS SINGAPORE PTE.LTD.、S&B SPICE CANADA INC.が海外市場をカバーする。2025年2月にはタイにS&B Foods (Thailand) Co., Ltd.を設立し、アジア展開を加速している。

業界の中での役割はスパイスを基調とする食品メーカーにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
1,290億円
営業利益
103億円
営業利益率
8.0%
純利益
84億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
国内事業1,154億円89.5%64億円5.5%
海外事業136億円10.5%39億円28.7%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01国内食品製造・販売主力

日本国内向けに各種香辛料、即席カレー、チューブ製品、レトルトカレー等を製造・販売。生産はグループ会社が担当し、原材料は関連会社が調達。家庭用・業務用の両セグメントに製品を供給する。

主な製品・サービス4
各種香辛料
コショー、カレー粉、一味唐辛子などのスパイス類。家庭用・業務用に広く使われる。
即席カレー
手軽にカレーが楽しめる即席カレー製品。顆粒タイプやルウタイプなどがある。
チューブ製品
わさび、からし、しょうがなど、チューブ入りで使いやすい調味料。
レトルトカレー
加熱して食べるレトルトパウチ入りのカレー。手軽さと品質を両立した製品群。

02海外食品販売準主力

海外子会社を通じ、各種香辛料、即席カレー、チューブ製品、レトルトカレー等を販売。北米やアジアを中心に、現地の嗜好に合わせた製品を供給。

主な製品・サービス1
各種香辛料・調味料
海外向けの香辛料、カレー製品などの販売。現地法人が販売を担う。

製品と技術

スパイス&ハーブ群とシーズニングの多様化

「SPICE&HERB」シリーズは、洋風スパイスやシーズニングスパイスを中心に展開。パプリカ、クミン、オレガノなど単体スパイスに加え、ミックススパイスも販売する。業務用香辛料も強く、外食・加工食品メーカー向けに供給。2026年3月期のスパイス&ハーブグループ売上高は373億円で、前期比2.6%増。家庭用では小瓶の詰め替え品も好調で、スパイスを日常的に使いやすくする包装技術に強みを持つ。

即席カレーで市場をけん引するルウとレトルト

即席グループの顔は「ゴールデンカレー」と「赤缶カレーパウダールウ」。どちらも中濃・辛口など複数のバリエーションを持ち、パウダールウはルウ市場で独自の地位を確立している。2025年8月発売の「濃いカレー」も寄与し、同グループの売上高は458億円。家庭用のみならず業務用の大袋製品も展開。レトルトカレーはインスタント食品その他グループに含まれ、電子レンジ調理に対応した製品でCO2削減を図る。

香辛調味料:定番チューブと海外ブランドの融合

チューブ製品は、にんにく、しょうが、ラー油などが定番。お徳用タイプや詰め替え用を揃え、家庭での使用頻度を高めている。また「李錦記」ブランドは、醤油、オイスターソースなど中華調味料をカバー。海外市場では「うまみトッピング」などラー油関連製品が好調。香辛調味料グループの売上高は502億円と最大で、チューブ製品の出荷数量は年々増加している。原料には国産品も活用し、安定供給を重視する。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

食料品のなかでの位置

香辛料・カレーで国内首位級

当社は香辛料・カレー粉分野で国内有数のシェアを持つ食品メーカー。連結売上高は1,235億円(2025/3期)とやや減少したが、営業利益率7.61%と安定した収益力を維持。同業の日清製粉グループ本社(2002)が製粉・食品で規模が大きく、当社はニッチな香辛料市場に特化。家庭用カレーやスパイスでブランド力を活用しているが、外食向けなど業務用需要の回復が課題。

強み

  • 『S&B』ブランドで高い認知度を持ち、家庭用から業務用まで幅広く展開。
  • 営業利益率7.98%(2026/3期予想)と安定的で、原材料高にも耐える体質。
  • 独自のスパイス調合技術を保有し、新商品投入で差別化を図る。
  • スーパー、コンビニ、外食チェーンなど販路が広く、リスク分散。

課題

  • 2025/3期は前年比減収、家庭用需要の一巡や外食回復遅れが影響。
  • 輸入スパイスの価格変動リスクが大きく、収益を圧迫する可能性。
  • 国内香辛料市場はほぼ成熟、大幅な拡大は見込みにくい。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

食料品の時価総額近傍。太字がヱスビー食品

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
12593伊藤園2,789億円108.7倍
22001ニップン2,530億円11.6倍
32811カゴメ2,511億円18.9倍
42270雪印メグミルク2,435億円7.3倍
52201森永製菓2,193億円12.1倍
62805ヱスビー食品1,929億円20.4倍
72815アリアケジャパン1,778億円18.2倍
82501サッポロビール1,463億円76.7倍
92004昭和産業1,262億円11.7倍
102281プリマハム1,243億円27.0倍
112109DM三井製糖1,186億円29.7倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 42件

カレー粉発売から法人化までの1930〜1949年

1930年に「ヒドリ印」カレーを発売し、香辛料事業を開始する。当初は個人商店だったが、1940年4月に株式会社日賀志屋へ改組。本店を東京都板橋区に置く。1949年7月には本店を現在の東京都中央区日本橋兜町へ移転し、同年12月に商号をヱスビー食品株式会社へ変更する。この間、1949年12月には東京店頭売買銘柄として株式を公開し、資金調達の基盤を整えた。

上場と生産子会社の設立で事業基盤を強化した1960年代

1960年3月にヱスビーガーリック工業株式会社を設立し、ガーリック加工品の製造を開始。1961年4月にはヱスビースパイス工業を設立し、スパイス原料の供給体制を固める。同年10月、東京証券取引所市場第二部に株式上場。これにより資本市場からの資金調達が可能となり、後の工場拡充投資の原資となった。1973年5月には上田工場を新築竣工し、生産能力を大幅に引き上げる。

物流拠点の整備と研究開発の拡充(1970〜1990年代)

1977年11月に東松山工場を竣工。1981年3月には東京工場の生産設備を東松山工場へ集約し、効率化を図る。1981年6月に資料開発センター、1983年11月には中央研究所を設置し、製品開発力を強化。1994年にエスビーガーリック食品がヒドリ食品を吸収合併し、ガーリック事業を統合。1995年12月には首都圏物流センターを設置し、首都圏への配送インフラを整備した。

新市場開拓とグループ再編が進む2000年代以降

2005年1月に茨城県にエスビーハーブセンターつくばを設置し、ハーブ事業に参入。2008年には本社屋を新築。2017年12月にS&B FOODS SINGAPOREを設立し、東南アジア市場に本格進出。2020年5月には株式会社泰秀の全株式を取得し、調理済食品事業を拡大。2022年3月には峯栄興業を子会社化し、原料調達力を強化。2022年4月の市場区分見直しに伴い、東証スタンダード市場へ移行した。

100周年を機に長期ビジョンを策定した2019〜2025年

2023年、創業100周年を迎えたのを機にコーポレートメッセージ「そこに、スパイス&ハーブ」を制定。経営戦略2033を策定し、2043年に売上高2,000億円、海外売上高比率40%超を目標に掲げる。2023年10月には株式会社ヱスビー興産と泰秀を吸収合併し、グループの管理を効率化。2024年3月に不採算だったヒガシヤデリカの調理済食品事業を譲渡。2025年2月にはタイに新会社を設立し、海外展開をさらに加速させている。

年表42件を開く

1930年代

  • 1930年「ヒドリ印」カレーを発売する。
  • 1935年11月東京都板橋区に工場(のちの東京工場)を建設する。

1940年代

  • 1940年4月株式会社日賀志屋に改組し、本店所在地を東京都板橋区志村清水町347番地とする。
  • 1949年7月本店を東京都中央区日本橋兜町三丁目32番地(現在の東京都中央区日本橋兜町18番6号)に移転
  • 1949年12月商号変更商号をヱスビー食品株式会社に変更する。

1950年代

  • 1951年6月東京店頭売買銘柄の承認を受け、株式を公開する。

1960年代

  • 1960年3月創業ヱスビーガーリック工業株式会社を設立する。
  • 1961年4月ヱスビースパイス工業株式会社を設立する。(現・連結子会社)
  • 1961年10月上場東京証券取引所市場第二部に株式上場する。

1970年代

  • 1973年5月上田工場を新築竣工する。
  • 1973年10月創業株式会社ヱスビーカレーの王様を設立する。(2014年2月清算結了)
  • 1974年4月有限会社大伸を設立する。(1993年6月株式会社に組織変更。現・連結子会社)
  • 1977年11月東松山工場を新築竣工する。
  • 1979年4月株式会社ヱスビー興産を設立する。(現・連結子会社)

1980年代

  • 1981年3月東京工場の生産設備を東松山工場へ移転する。
  • 1981年6月ヱスビー資料開発センターを設置する。
  • 1983年11月開発部研究室を拡充し、中央研究所に改称する。
  • 1984年5月ヱスビー資料開発センター内にスパイス展示館ならびにヱスビーミーティングホールを設置し、
  • 1989年7月株式会社ヱスビーサンキョーフーズを設立する。(現・連結子会社)

1990年代

  • 1990年3月創業株式会社ヒガシヤデリカを設立する。(2025年2月清算結了)
  • 1991年10月ヱスビースパイスセンター内に、中央研究所棟を新築竣工する。
  • 1992年4月S&B INTERNATIONAL CORPORATIONを設立する。(現・連結子会社)
  • 1992年12月ヱスビースパイスセンター内に、事務所棟を新築竣工する。
  • 1993年6月宮城工場を新築竣工する。
  • 1994年11月M&Aヱスビーガーリック工業株式会社とヒドリ食品株式会社が合併し、エスビーガーリック食品株式
  • 1995年12月埼玉県入間郡三芳町に、首都圏物流センターを設置する。

2000年代

  • 2003年6月執行役員制度を導入する。
  • 2005年1月茨城県結城郡石下町(現在の茨城県常総市)に、エスビーハーブセンターつくばを設置する。
  • 2006年4月埼玉県入間郡三芳町に、首都圏第2物流センターを設置する。
  • 2007年4月沖縄県豊見城市に、JAおきなわエスビーハーブセンターを設置する。
  • 2008年7月本社屋を新築竣工(建替え)する。
  • 2008年9月ヱスビースパイスセンターを板橋スパイスセンターに改称する。
  • 2008年11月東京都中央区に、八丁堀ハーブテラスを新築竣工(建替え)する。

2010年代

  • 2010年11月首都圏物流センターを埼玉県川越市に移転し、首都圏第2物流センターを首都圏物流センターに
  • 2017年12月S&B FOODS SINGAPORE PTE.LTD.を設立する。(現・連結子会社)
  • 2019年11月静岡県焼津市に、株式会社ヱスビーサンキョーフーズの工場を新設・移転し、稼働する。

2020年代

  • 2020年5月株式会社泰秀の全株式を取得する。
  • 2022年3月M&A峯栄興業株式会社を子会社化する。(現・連結子会社)
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所スタンダード市場へ移行する。
  • 2023年10月M&A株式会社ヱスビー興産を存続会社、株式会社泰秀を消滅会社とする吸収合併をする。
  • 2024年3月株式会社ヒガシヤデリカが運営する調理済食品事業を譲渡する。
  • 2025年2月創業S&B Foods(Thailand)Co., Ltd.を設立する。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。そのうち5項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上高2029年3月期まで1,420億円
  • 営業利益2029年3月期まで120億円
  • 売上高営業利益率2029年3月期まで8.5%
  • 海外売上高比率2029年3月期まで14.8%
  • ROE2029年3月期まで8.0%超

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    スパイス&ハーブの価値進化と海外展開

    スパイス・ハーブ・カレーに関する知見・技術を磨き、海外事業拡大と国内事業成長を両立する。新たな価値を広げる取り組みを推進。

  2. 02

    価値創造体制の構築

    第4次中期経営計画(2027-2029年度)で「強みを伸ばす」「成長を支える」「効率を高める」「基盤を固める」の4戦略を実行し、持続的成長の体制へ転換。

  3. 03

    マテリアリティに基づく非財務目標達成

    特定した重要社会課題(マテリアリティ)に沿った非財務目標を設定し、社会課題対応と中長期的企業価値向上を両立。

  4. 04

    コーポレート・ガバナンス強化

    監査等委員会設置会社への移行、CxO体制導入などで意思決定と業務執行の迅速化を図り、グローバルな企業価値向上を目指す。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で2,082人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は697万円で、9期前と比べて+24.2%平均年齢は41.4歳、平均勤続年数は13.8年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月1,795
2018年3月1,850
2019年3月56141.815.21,979
2020年3月56441.614.92,015
2021年3月56941.113.92,084
2022年3月57241.113.92,122
2023年3月57641.113.82,152
2024年3月64341.213.82,138
2025年3月67641.213.72,058457
2026年3月69741.413.82,082495

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率12.3%
縦線は目安の30%
男性育休取得率100.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)75.3%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社8(国内 7 / 海外 1、うち連結子会社 8) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位8)
上田工場 — 長野県上田市103億円
国内事業 海外事業
東松山工場 — 埼玉県東松山市4,010百万円
国内事業 海外事業
宮城工場 — 宮城県登米市3,672百万円
国内事業 海外事業
埼玉工場 — 埼玉県北葛飾郡松伏町3,660百万円
国内事業
板橋スパイスセンター — 東京都板橋区2,670百万円
国内事業 海外事業
本社 — 東京都中央区1,945百万円
全社(共通)
八丁堀ハーブテラス — 東京都中央区1,544百万円
国内事業 海外事業
高田工場 — 新潟県上越市1,343百万円
国内事業
主な関係会社
  • 国内
    エスビーガーリック 食品㈱
    東京都板橋区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ヱスビースパイス工業㈱
    東京都文京区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱ヱスビー興産(注)2
    東京都中央区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱ヱスビーサンキョ ーフーズ
    静岡県焼津市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱大伸(注)3
    埼玉県比企郡川 島町 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    峯栄興業㈱
    東京都千代田区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    S&B INTERNATIONAL CORPORATION
    アメリカ合衆国 カリフォルニア 州 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    S&B FOODS SINGAPORE PTE.LTD.
    シンガポール · 連結子会社
    議決権100.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は1,290億円営業利益103億円前期と比べると増収増益で、売上が+4.5%、利益が+9.6%。

売上高
+4.5%
1,290億円
営業利益
+9.6%
103億円
純利益
+10.5%
84億円
営業利益率
8.0%
前期比 +0.4%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高1,345億円1,290億円
営業利益107億円103億円
純利益81億円84億円
1株あたり配当¥60¥60

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は349億円、営業利益は43億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+9.1%、営業利益は+138.9%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q268−1
2024年1Q320185.615
2024年2Q312154.89
2024年3Q3473911.229
2024年4Q28514
2025年2Q615508.137
2025年4Q620447.139
2026年2Q634477.437
2026年4Q656568.547
2027年1Q3494312.335

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は1,254億円から1,290億円へほぼ横ばい。直近期の営業利益率は8.0%。純利益は3期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月1,2543317
2014年3月1,2403921
2015年3月1,2194120
2016年3月1,3314217
S&B FOODS SINGAPORE PTE.LTD.を設立する。(現・連結子会社)
2017年3月1,3795127
2018年3月1,4246239
静岡県焼津市に、株式会社ヱスビーサンキョーフーズの工場を新設・移転し、稼働する。
2019年3月1,4527143
2020年3月1,1267155
2021年3月1,1439467
峯栄興業株式会社を子会社化する。(現・連結子会社)
2022年3月1,1808762
株式会社ヱスビー興産を存続会社、株式会社泰秀を消滅会社とする吸収合併をする。
2023年3月1,2075541
2024年3月1,2648167
S&B Foods(Thailand)Co., Ltd.を設立する。
2025年3月1,23594977.676
2026年3月1,2901031078.084

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高1,290億円のうち、営業利益として残るのは103億円8.0%。営業外の損益と税金を反映した純利益は84億円、売上の6.5%にあたる。営業利益率は業種中央値4.1%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金72.0%929億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金20.0%258億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益8.0%103億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
28.0%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+3.9pt
8.0%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+3.3pt
6.5%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+2.4pt
9.6%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
5.4%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
5.7%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが93億円、投資CFが−53億円で、差し引きのフリーCFは40億円この組み合わせは積極投資型にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面期末の手元現金は275億円で、売上の2.6ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月48−13−1535175
2014年3月67−44−1523183
2015年3月36−48−5−12168
2016年3月35−31−44167
2017年3月86−36−4550173
2018年3月3136−6367177
2019年3月52−6213−10180
2020年3月122−1123110220
2021年3月113−66−1347256
2022年3月82−57−2925252
2023年3月6−30−39−24208
2024年3月468−4454221
2025年3月85−23−8862194
2026年3月93−531640275

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は1,565億円。このうち返さなくてよい自己資本が943億円で、自己資本比率は60.2%(業種中央値56.8%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月98630268430.6
2014年3月1,00531569031.3
2015年3月1,02933569432.6
2016年3月1,04834770133.1
2017年3月1,04836768135.0
2018年3月1,03040362739.1
2019年3月1,09543665939.8
2020年3月1,20547772839.6
2021年3月1,25455170344.0
2022年3月1,29059969146.4
2023年3月1,30562967648.2
2024年3月1,40272767551.8
2025年3月1,37180356858.5
2026年3月1,56594362360.2

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
303億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
763億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
105億円
在庫として抱えている分
負債合計
623億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
86
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率16 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

食料品 123社との比較

同じ食料品の企業と並べると、いちばん上に来るのは営業利益率123社中27位あたり、逆に低いのは配当利回り123社中112位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
9.6%/中央値 7.3%
P25 3.7%P75 11.4%
営業利益率上位売上のうち本業の利益として残る割合
8.0%/中央値 4.1%
P25 2.7%P75 7.7%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
60.2%/中央値 56.8%
P25 46.5%P75 67.3%
売上成長率前期からの売上の伸び
4.5%/中央値 3.4%
P25 0.7%P75 6.3%
配当利回り下位株価に対して1年で受け取る配当の割合
0.8%/中央値 2.3%
P25 1.5%P75 3.3%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥7,080で、1年前と比べて+109.6%過去52週の値幅のなかでは95%の位置にある。

¥7,080-1.7%1ヶ月+4.3%1年+109.6%時価総額1,929億円
過去52週の値幅
安値¥3,155高値¥7,300

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)20.4倍
PER (会社予想)21.1倍
PBR1.73倍
配当利回り0.85%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

直近1日で12.44%上昇し6600円、1ヶ月で25.2%上昇。25日線(5827円)を13.3%上回り、75日線・200日線も上回る。RSIは69.3と買われ過ぎ圏手前。52週高値6870円に迫る。出来高は13.3万株と前日比3.3倍と急増し、買い優勢。値上げ効果で業績好調。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

原材料高と巣ごもり需要反動が争点。2025/3期は増益だが、2026/3期も増収増益見通し。強気派はブランド力と海外成長を評価し、PER17倍は割高ではないと主張。弱気派は人口減少国内市場の縮小と原材料高によるコスト圧を懸念。

プラスに働く材料7
  • ブランド力

    香辛料市場での高いシェアと知名度

  • 海外成長余地

    アジアを中心に海外売上比率が拡大傾向

  • 増益基調

    2025/3期・2026/3期とも増益予想

  • カレー粉等の価格改定効果で増収増益2026年Q2影響

    2026年3月期営業利益103億円(前期比+9.6%)予想、価格改定が寄与

  • 外食需要回復による販売増継続影響

    売上高が前期比+4.5%増の1,290億円、外食向け回復がけん引

  • ROE改善によるバリュエーション修正不定影響

    ROE9.64%と業界平均並み、更なる改善でPBR1倍超への期待

  • 低PER・増配期待2026年下期影響

    PER17倍と割安、配当性向向上余地あり

マイナスに働く材料7
  • 国内市場縮小

    少子高齢化で家庭用需要は長期的に減少

  • 原材料コスト

    スパイス価格の高騰が利益を圧迫するリスク

  • 株価上昇後の割高感

    過去1年で93%上昇、バリュエーションが膨らんだ

  • 原材料コスト上昇による利益圧迫継続影響

    スパイス市況高騰で調達コスト増、営業利益に数十億円の悪影響リスク

  • 為替円安による輸入コスト増継続影響

    原材料輸入比率高く、対ドル10円安で営業利益約5億円押し下げ試算

  • 競合激化による値下げ圧力継続影響

    PB商品シェア拡大で値下げ競争、売上成長鈍化リスク

  • 株価上昇一服で利益確定売り短期影響

    年初来+93%の大幅高、短期的な売り圧力

次の決算で確かめる点
海外売上比率
成長の鍵となる海外展開の進捗
営業利益率
原材料高の影響を把握
原材料価格動向
コスト変動リスクを評価

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり60で、前期から+25.0%いまの株価に対する利回りは0.85%。増配か配当維持が5年続いている。

年間配当
¥60
1株あたり
配当利回り
0.85%
いまの株価に対して
配当性向
17.6%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
5年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月1818.7
2018年3月2014.314.4
2019年3月200.012.5
2020年3月2210.010.4
2021年3月220.09.5
2022年3月2513.611.1
2023年3月278.021.0
2024年3月3322.211.9
2025年3月4021.215.2
2026年3月5025.017.6

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥60

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ13,842人。区分でいちばん多いのは個人・その他40.3%。グループ会社や銀行などの安定株主が47.1%を占め、残る52.9%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他32.836.842.140.342.040.3
金融機関33.631.831.331.628.127.3
事業法人31.227.522.922.720.219.8
自己株式9.09.211.311.311.311.3
外国法人1.52.82.84.28.110.7
証券会社0.81.11.01.31.61.9
外国人個人0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01山崎兄弟会8.81
02株式会社三菱UFJ銀行3.98
03農林中央金庫3.98
04株式会社きらぼし銀行3.18
05株式会社日本カストディ銀行(信託口)2.90
06セコム損害保険株式会社2.58
07日本生命保険相互会社2.39
08大日本印刷株式会社2.20
09株式会社常陽銀行1.62
10公益財団法人山崎香辛料振興財団1.62

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+40%、1株純資産は14期で−10%。直近期のROEは9.6%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月2494,3515.914.449.2
2014年3月2964,5346.712.627.9
2015年3月1452,4776.117.826.5
2016年3月1252,6384.918.617.6
2017年3月2112,8877.714.218.7
2018年3月3063,17110.118.914.4
2019年3月3403,43510.312.312.5
2020年3月4323,75412.09.510.4
2021年3月2622,17112.99.39.5
2022年3月2462,42210.87.511.1
2023年3月1662,6046.610.621.0
2024年3月2783,0089.97.911.9
2025年3月3133,3219.98.515.2
2026年3月3483,8999.613.517.6

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

16名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は16名。2026/3期の役員報酬は総額255百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約5倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
池村和也代表取締役 社長6313,262
田口裕司専務取締役 営業グループ管掌 兼ハーブ事業部担当 兼マーケティング企画室担当636,931
小島和彦常務取締役 開発生産グループ担当 兼品質保証室担当656,631
加治正人取締役 管理サポートグループ担当554,865
横井実取締役 上席執行役員 経営企画室担当 兼業務改革推進室担当 兼管理サポートグループ担当 兼情報統括担当役員554,865
山﨑崇弘取締役 執行役員 海外事業管掌 兼管理サポートグループ財経管理室担当 兼法務・ガバナンス室担当493,265
大嶽佐由美取締役68
瀧野敏子取締役72
西邨正敏取締役 監査等委員613,300
葛山康典取締役 監査等委員61
松家元取締役 監査等委員62
鵜高利行取締役 監査等委員65
残りの役員4名を開く
氏名役職年齢保有株数
大久陽子代表取締役 社長 Chief Executive Officer[CEO]562,600
田中里沙取締役59
山名群取締役54
太田律子取締役 監査等委員68

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)61271919633
社外取締役539398
取締役(社内)1202020

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容678字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社および当社の関係会社は、主としてスパイスを原料とする食料品の製造・加工会社を中心に、原材料・商品の供給および販売等を担当する会社をもって構成されており、当社および主な関係会社の位置づけは次のとおりであります。 なお、当連結会計年度から、報告セグメントを変更しております。変更の内容については、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 セグメント情報等」に記載のとおりであります。 (1) 国内事業 各種香辛料、即席カレー、チューブ製品、レトルトカレー等の製造・販売のほか、関連する原材料の調達を行っております。 当社が製造・販売を行うほか、下記の活動を行っております。 ・生産関係 エスビーガーリック食品株式会社、ヱスビースパイス工業株式会社、株式会社ヱスビーサンキョーフーズ、株式会社大伸は、商品の製造を担当し、当社に納入しております。 ・原材料関係 株式会社ヱスビー興産、峯栄興業株式会社は、輸入原料および国内原材料等の調達を担当しております。 (2) 海外事業 各種香辛料、即席カレー、チューブ製品、レトルトカレー等の販売を行っております。 当社が販売を行うほか、S&B INTERNATIONAL CORPORATION、S&B FOODS SINGAPORE PTE.LTD.、S&B SPICE CANADA INC.が当社より供給した商品を販売しております。 上記の状況について事業系統図を示すと次のとおりであります。 (注)  ※1 連結子会社 ※2 非連結子会社で持分法非適用会社
経営方針・対処すべき課題3,186字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社および連結子会社(以下、「当社グループ」といいます。)が判断したものであります。 (1) 会社の経営の基本方針 当社グループは、日々の活動の拠りどころとして、理念とビジョンを掲げております。この理念とビジョンのもと、従業員一人ひとりが同じ方向に向かって活動していくことで、組織力を高め、いかなる環境においても持続的に成長し、お客様の健康としあわせに貢献し続ける企業になることを目指しております。 ・創業理念 「美味求真」 お客様に喜んでいただくために、ただひたすら真っすぐに“本物のおいしさ”を追い求めます。 ・企業理念 「食卓に、自然としあわせを。」 一)常に研究を怠らず、創意工夫をこらして高い品質と新たな価値を創出します。 二)常にお客様の視点で考え、心から満足していただける製品を追求します。 三)常に自然に感謝し、食卓から幸せな生活と豊かな社会づくりに貢献します。 ・ビジョン 「『地の恵み スパイス&ハーブ』の可能性を追求し、 おいしく、健やかで、明るい未来をカタチにします。」 また、当社グループは2023年の100周年を機に、コーポレートメッセージ「そこに、スパイス&ハーブ」を制定しております。「S&B」は SUN(太陽)& BIRD(鳥) に由来し、「社運が、日が昇る勢いであるように、また鳥が自由に大空をかけめぐるように、自社製品が津々浦々まで行き渡る」という願いが込められています。このコーポレートメッセージは、その願いを受け継いだものであり、世界中の笑顔ある食卓、夢ある暮らしの中に「S&B」の製品が選ばれ、使われる存在となることを目指しています。 今後も、お客様はもとより、株主・投資家、取引先、地域社会、そして従業員を含め、すべてのステークホルダーの皆様から信頼され、選ばれる企業になるべく、鋭意事業活動に取り組んでまいります。 (2) 中長期的な会社の経営戦略 当社グループは、理念とビジョンのもと、経営戦略2033を策定し、その実行計画として第4次中期経営計画を定めております。ビジョンの実現に向けた長期目標として、2043年に売上高2,000億円超、海外売上高比率40%超を目指し取り組んでまいります。 [経営戦略2033] 事業環境の不確実性が高まり、市場構造や社会的な要請が変化するなか、この長期目標に向けては、100年以上にわたり培ってきた、当社グループの強みであるスパイスやハーブ、カレーに関する独自の知見と技術を、多様な形で発揮し続けていくことが重要であると考えております。経営戦略2033のテーマとして、「スパイス&ハーブの価値で食の世界を変える」を掲げ、2033年までを当社グループが価値創造の在り方を進化させていく期間と位置付けております。 経営戦略2033では、成長の源泉を磨き、事業を伸ばし、価値を広げていく、これらを循環させる考え方を、「3つのGrowth」としています。成長の源泉であるスパイス・ハーブ・カレーを軸にした知見と技術に磨きをかけスパイスとハーブを進化させること、海外事業の拡大と国内事業の確実な成長を実現していくこと、そしてスパイスとハーブの新たな価値を広げることに取り組みます。さらに、これらの成長(Growth)を支えるために、経営基盤の強化に取り組んでまいります。 [第4次中期経営計画(2027年3月期~2029年3月期)] 第4次中期経営計画は、「価値を創造し続けるための体制構築」をテーマに、経営戦略2033の実行を支える体制づくりの期間と位置付けております。「強みを伸ばす」「成長を支える」「効率を高める」「基盤を固める」の4つの重点戦略のもと、事業の質を高めていくことを重視しております。これらの取組みを一体的に推進することで、持続的な成長を支える体制への転換を図り、スパイス・ハーブ・カレーに関する事業を通じて世界のお客様の健康としあわせに貢献するとともに、社会課題の解決に取り組んでまいります。 (3) 目標とする経営指標 持続的な成長と企業価値の向上を目指し、事業領域の拡張や事業の再構築を通じた収益力の向上に加え、経営の効率化および財務体質の強化を進めております。経営指標といたしましては、収益性の観点から売上高営業利益率およびROEを重視し、また、海外事業の拡大を測る指標として海外売上高比率に対し目標値を設定しております。 なお、ROEにつきましては、中長期的な成長に向けた今後の設備投資等を見据え、財務の健全性を確保するために一定の内部留保を考慮したうえで、8.0%を最低水準として設定しております。これらの指標を通じて、資本効率を意識した経営を進めてまいります。 2029年3月期中期経営計画 目標値 売上高   1,420億円 営業利益   120億円 売上高営業利益率   8.5% 海外売上高比率   14.8% ROE   8.0%超 (4) 経営環境及び対処すべき課題 今後の経済環境につきましては、中東地域をはじめとする不安定な国際情勢に加え、米国の通商政策の動向や金融資本市場の変動の影響などにより、原材料・エネルギー価格は一段と高い水準で推移するものと見込んでおります。 食品業界におきましては、さらなる原材料価格等の高騰や物価上昇懸念によりお客様の節約志向が高まるなか、引き続き消費行動や市場構造の変化への対応が求められるものと想定されます。 当社グループといたしましては、こうした経営環境を踏まえ、「(2)中長期的な会社の経営戦略」に記載しております経営戦略2033および第4次中期経営計画に基づき、環境変化やお客様のニーズの変化・多様化に、柔軟かつスピーディに対応してまいります。 世界的な気候変動、人口構造の変化、地政学リスクの高まりなど、企業を取り巻く社会環境は大きく変化しています。加えて、ライフスタイルや価値観の多様化が進むなかで、食品をはじめとする製品や企業活動に対しても、安全・安心の確保といった社会的責任への対応はもとより、栄養・健康を含む社会的な課題への対応など、幅広い観点からの取組みが求められております。 当社グループでは、このような社会環境の変化を背景として、事業活動を通じて取り組むべき重要な社会課題「マテリアリティ」を特定しております。第4次中期経営計画においては、これらのマテリアリティに基づき非財務目標を設定し、その達成に向けた取組みを推進することで、社会課題への対応を着実に進めるとともに、中長期的な企業価値の向上につなげてまいります。 コーポレート・ガバナンスにつきまして、当社では執行役員制度のもと、取締役と執行役員の役割を明確化しておりますが、2024年6月の監査等委員会設置会社への移行に伴い、重要な業務執行の決定権限を取締役会から取締役へ委任いたしました。これらにより、意思決定と業務執行のスピードアップを図り、経営環境の変化に迅速かつ的確に対応いたしますとともに、取締役会の実効性を高めるための取組みを継続して進めております。また、今後持続的に企業価値の創出を実現していくため、業務執行体制のさらなる強化に向けて、2026年6月よりCxO体制の導入を予定しております。このような取組みを通じて、コーポレート・ガバナンスを一層充実させ、これまで以上にグローバルな企業価値向上を目指してまいります。 また、当社グループ全体の内部統制の充実を図るとともに、企業活動を取り巻くさまざまなリスクに対しては「リスクマネジメント委員会」を中心として、継続的に管理体制を強化してまいります。
事業等のリスク4,577字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 [方針] 当社グループは、社会的責任を果たすため、企業活動を取り巻くさまざまなリスクに備えた体制を整備しております。当社グループの経営に重大な影響を及ぼすおそれのあるリスクの回避、または軽減を図るため、「リスクマネジメント基本規程」や各種マニュアルを制定・作成しております。また、諸種のリスク管理を所管する「リスクマネジメント委員会」を設置し、リスク管理体制の構築と運用にあたっております。 部門横断的な対応が求められるリスクに関しては、リスクの種類に応じて設置された専門部会が、それぞれ主体的にリスク対策を構築しております。専門部会は、リスクの発生を想定した訓練や従業員向けのeラーニングを定期的に実施するなど、不測の事態が発生した時に、迅速かつ適切に対応できるよう、平時からの備えを充実させております。 また、各執行部門で管轄するリスクについても、同様の考え方に基づいて対応しております。 リスクマネジメント委員会は、部門横断的な対応が求められるリスクや、各執行部門で管轄するリスク(オペレーショナルリスク)について、リスクアセスメント(特定・分析・評価)の実施、対応策の策定、管理状況のモニタリングを行っております。また、これらの活動に対して、コミュニケーションおよび協議を行い、適切なリスクマネジメント活動を推進しております。そして、定期的に取締役会に活動を報告し、取締役会から重大リスクへの対応を監督されております。 有価証券報告書提出日現在のリスクマネジメント体制図は次のとおりであります。 [個別のリスク] 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績およびキャッシュ・フローの状況に重要な影響を及ぼす可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 市場環境の変化 当社グループの事業の大部分は、日本国内で展開しておりますが、国内人口は依然として減少傾向にあります。また、世帯構造の変化、生活習慣や嗜好の多様化などにより、製品に求められるものも複雑になってきており、市場環境の変化に対応した製品の開発に努めております。 しかしながら、国内における長期的な人口減少や、パンデミック、自然災害、国際紛争(ウクライナや中東地域における地政学リスク等)や経済的緊張、人権問題等から生ずるお客様の消費行動の急激な変化など、市場環境が大きく変わる場合には、当社グループの業績および財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (2) 原材料の調達 当社グループは、世界的な気候変動や需給バランス、作柄、国際相場などさまざまな調達リスクや市場の変化に素早く対応できるよう、原料により産地を分散化し安定的に調達できるよう努めております。さらに、サステナビリティ調達基本方針および人権方針によりサプライチェーン上での人権リスクの予防・低減を図っております。 また、当社グループの製品の原材料は多岐にわたっているため、通常は特定の原材料の市況変動等が当社グループの業績に与える影響は大きくありません。 しかしながら、世界的な需給バランスの変化や不作、調達国における法律等の変更や政治的混乱、国際紛争、関税の変動、長期間に及ぶ大きな為替変動等により原材料の大幅な価格上昇や調達量不足が生じた場合には、当社グループの業績および財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (3) 食の安全性の問題 当社グループは、製品の安全・安心を経営の重要課題と捉え、原材料調達および生産・流通の各段階において食の安全性や品質を確保するため、FSSC22000の管理手法を取り入れた品質管理体制の整備拡充と食品の安全および品質の文化の発展を進めるとともに、トレーサビリティをはじめ生産履歴に関する情報管理システムのさらなる充実に努めております。また、意図的な異物混入等に対するフードディフェンス(食品防御)について、生産工場の屋外管理・アクセス管理・施設内の工程管理・従業員教育等を進めております。 しかしながら、食の安全性や品質に係る社会的な問題等、このような取組みの範囲を超えた事象が発生した場合には、当社グループの業績および財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (4) 法的規制等 当社グループは、食品衛生法、日本農林規格等に関する法律(JAS法)、食品表示法、不当景品類および不当表示防止法、環境・リサイクル関連法規等の法的規制を受けております。当社グループにおいては、これらの法的規制等を遵守すべく体制の整備を図っておりますが、これらの法的規制が強化または現時点において予期し得ない法的規制等が設けられた場合には、当社グループの活動が制限される可能性があり、当社グループの業績および財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (5) 海外での事業展開 当社グループは、米州や欧州、アジア、オセアニア、中近東など、世界各地域の小売店やレストランなどに向けて製品を販売し、海外事業を展開しております。各地域で異なる地域特性や法規制、市場ニーズなどを考慮しながら事業活動を展開しております。 しかしながら、これら各地域の国々における法律等の変更や政治的混乱、関税の変動、国際紛争、パンデミック、自然災害等により予期せぬ事象が発生した場合には、当社グループの業績および財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (6) 情報および情報システム 当社グループは、開発、生産、販売その他の業務を情報システムにより管理しておりますが、これらのシステムは、サイバー攻撃への対策など、現在想定しうる適切な情報セキュリティ対策を実施し保護に努めております。また、当社グループは、販売促進キャンペーン等を通じ多くのお客様の個人情報を保持しておりますが、これら個人情報を含む重要情報は、改正個人情報保護法に対応し、会社情報取扱規程、情報セキュリティ管理規程等の社内規程に基づき適切な管理体制を構築するとともに、全役職員への周知を図っております。 しかしながら、ソフトウェアや情報機器の欠陥、不正アクセス、コンピューターウイルスの感染、自然災害の発生など想定を超えた事象により、情報システムに障害が発生する可能性、および情報の消失、漏えい等の被害を受ける可能性があります。このような事態が発生した場合には、事業活動への支障、社会的信用の低下等により、当社グループの業績および財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (7) レピュテーション 当社グループは、全役職員共通の規範・価値観を持ち、企業価値の向上に努めております。また、社会的に発せられる情報に対して、迅速・適切・冷静に対応しております。 しかしながら、情報の内容・発信方法等によって企業価値が下がるような場合には、当社グループの業績および財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (8) 自然災害等 当社グループは、上田工場、東松山工場、宮城工場等の生産工場を有しております。大地震や台風等の風水害といった自然災害等の緊急事態に備え事業継続計画(BCP)、防災マニュアルを整備し、これに基づき対処する体制をとるとともに、定期的な訓練を行っております。 しかしながら、設備の重大な被害、原材料のサプライチェーンおよび社会インフラ等の問題により生産に支障をきたした場合には、当社グループの業績および財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (9) パンデミック 当社グループは、ウイルスや細菌等による感染症が急速に拡大した時を想定し、全役職員が速やかに適切な行動をとれるように対応マニュアルを作成しておりますが、これまでにない新型のウイルス等による感染症の発生・流行の拡大など、予期せぬ事象が発生した場合には、国内外における消費の低迷やサプライチェーンの混乱、全役職員や協力企業、取引先への感染等による事業活動への影響により、当社グループの業績および財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (10) 人財流出 当社グループは、活力ある企業であり続けるために、従業員一人ひとりが個性を発揮し、生き生きとやりがいをもって働くことができることが重要であると考え、さまざまな人事施策を検討・実施し、労働市場において一定の競争力を持ち得る処遇体系を整備しております。 しかしながら、国内の少子高齢化や労働市場のグローバル化等を背景とした雇用の流動化に伴って人財確保の難易度は上がっており、計画した採用予定数の不足や予期せぬ人財の流出などが発生した場合には、間接的に当社グループの業績および財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (11) 社会・環境への責任 当社グループは、水使用量削減、CO2排出量削減、廃棄物再資源化等の徹底を図り、関連する各種環境規制を遵守しております。また、人権・労働基準・環境等の社会的責任にも配慮した調達・生産活動を推進しており、さらにTCFD提言に沿った対応を進めてまいりますが、気候変動や社会環境問題への注目など、当社グループの取組みの範囲を超えた社会的現象や法的規制の強化が発生した場合には、当社グループの業績および財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (12) 取引先の経営状態による影響 当社グループは、債権保全のため情報収集や与信管理を徹底し、債権の回収不能という事態の未然防止に注力しております。また、売上債権等の貸倒損失に備えるため、一般債権については貸倒実績率により、貸倒懸念債権等特定の債権については個別に回収可能性を検討し、回収不能見込額を貸倒引当金として計上しておりますが、このような取組みの範囲を超える予期せぬ取引先の経営状態の悪化が生じた場合には、当社グループの業績および財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (13) 投資有価証券 当社グループは、主に安定的・中長期的な取引関係の維持・強化を目的として主要取引先の株式を保有しております。今後、株式相場の状況によっては、当社グループの業績および財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (14) 繰延税金資産 当社グループは繰延税金資産について、回収可能性を検討し計上を行っておりますが、今後の業績動向等により、その回収可能性の判断に変更が生じた場合には、繰延税金資産の計上額が変動し、当社グループの業績および財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 また、税率の変更を伴う税制の改正等があった場合には、法定実効税率の変動による繰延税金資産の増減が生じ、当社グループの業績および財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (15) 減損会計 当社グループは、継続的に収支の把握がなされている単位を基礎として資産のグルーピングを行い減損の判定を行っておりますが、収益性の低下、地価の下落等により減損損失の計上が必要となった場合には、当社グループの業績および財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)8,039字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績およびキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」といいます。)の状況の概要は以下のとおりであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善が進むなど、緩やかな回復基調で推移したものの、不安定な国際情勢に加え、米国の通商政策の動向や金融資本市場の変動の影響などから、先行きは依然として不透明な状況で推移いたしました。 食品業界におきましては、原材料価格の上昇やエネルギー価格および為替の変動などによる、さらなる物価上昇懸念等の先行きへの不安から、お客様の節約志向が継続するなど、引き続き厳しい経営環境となりました。 このような状況のなかで、当社グループは、企業理念・ビジョンのもと、2023年4月より開始いたしました第3次中期経営計画に基づき、「地の恵み スパイス&ハーブ」を核とした事業活動を推進するとともに、持続可能な企業と社会の実現を目指し、社会課題の解決に向けた活動にも全社一体となって取り組んでまいりました。 当連結会計年度では、国内事業においては中期経営計画に掲げるパウダールウ製品をはじめとする高付加価値製品の販売強化などに努めるとともに、海外事業においては市場特性に応じた製品開発やマーケティング活動の強化などに努めてまいりました。社会課題の解決に向けた取組みといたしましては、環境負荷の低減を目的に、容器包装の見直しや、レトルト製品のレンジ対応化によるCO2排出量削減を推進してまいりました。また、資源の有効活用や新たな価値創出の観点から、アップサイクル製品の開発・販売にも継続的に取り組んでまいりました。 以上の結果、当連結会計年度の売上高は、国内事業および海外事業ともに、スパイス&ハーブグループや香辛調味料グループが順調に推移いたしましたことから、前期比55億1百万円増の1,290億22百万円(前期比4.5%増)となりました。 利益面につきましては、原材料価格等の上昇に加え、広告宣伝費や人件費の増加などがあったものの、国内事業および海外事業ともに売上高が増加いたしましたことから、営業利益は前期比8億75百万円増の103億18百万円(同9.3%増)、経常利益は前期比10億75百万円増の107億26百万円(同11.1%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は前期比8億44百万円増の84億9百万円(同11.2%増)となりました。 セグメント別の状況(セグメント間内部取引消去前)は、以下のとおりであります。 なお、当連結会計年度から、報告セグメントを変更しております。変更の内容については、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 セグメント情報等」に記載のとおりであります。 (単位:百万円) 売上高   セグメント利益 2025年3月期   2026年3月期   増減額   2025年3月期   2026年3月期   増減額 国内事業   111,166   115,395   4,228   6,513   6,447   △65 海外事業   12,356   13,631   1,274   2,929   3,870   941 調整   △2   △4   △1   -   -   - 合計   123,520   129,022   5,501   9,442   10,318   875 (注)1.各セグメントの売上高は、セグメント間内部売上高消去前の数値を記載しております。 2.売上高の調整額は、セグメント間の内部売上高であります。 ア.国内事業 売上高は、前期比42億28百万円増の1,153億95百万円(同3.8%増)となりました。セグメント利益(営業利益)は前期比65百万円減の64億47百万円(同1.0%減)となりました。 イ.海外事業 売上高は、前期比12億74百万円増の136億31百万円(同10.3%増)となりました。セグメント利益(営業利益)は前期比9億41百万円増の38億70百万円(同32.1%増)となりました。 製品区分別の状況は、以下のとおりであります。また、各製品区分別の売上高は出荷価格ベースのため、その合計は国内事業および海外事業の売上高と一致いたしません。なお、当連結会計年度から、製品区分の内訳を見直したことにより、前連結会計年度の製品区分別売上高を組み替えて比較・分析を行っております。 <スパイス&ハーブ> 「SPICE&HERB」シリーズをはじめとする洋風スパイスやシーズニングスパイスが伸長いたしました。また、業務用香辛料も伸長いたしました。 以上の結果、売上高は前期比25億71百万円増の373億18百万円となりました。 <即席> 「赤缶カレーパウダールウ」が順調に推移いたしました。また、主力ブランドの「ゴールデンカレー」も堅調に推移いたしますとともに、昨年8月発売の「濃いカレー」も寄与いたしました。 以上の結果、売上高は前期比15億11百万円増の458億46百万円となりました。 <香辛調味料> 「李錦記」ブランド製品および海外における「うまみトッピング」をはじめとしたラー油関連製品が伸長いたしました。また、お徳用タイプ等のチューブ製品も順調に推移いたしました。 以上の結果、売上高は前期比20億70百万円増の502億19百万円となりました。 <インスタント食品その他> パスタソースが減少したものの、家庭用製品を中心にレトルトカレーが順調に推移いたしました。 以上の結果、売上高は前期比6億34百万円増の330億2百万円となりました。 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下、「資金」といいます。)は、投資活動により減少したものの、営業活動および財務活動により増加し、前連結会計年度末に比べ61億3百万円増加いたしました。加えて、連結の範囲の変更に伴う資金の増加19億36百万円があったことから、当連結会計年度末には274億80百万円となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は、次のとおりであります。 (単位:百万円) 2025年3月期   2026年3月期   増減額 営業活動によるキャッシュ・フロー   8,499   9,331   832 投資活動によるキャッシュ・フロー   △2,300   △5,288   △2,987 財務活動によるキャッシュ・フロー   △8,764   1,642   10,407 現金及び現金同等物に係る換算差額   △44   417   461 現金及び現金同等物の増減額(△は減少)   △2,609   6,103   8,712 現金及び現金同等物の期首残高   22,050   19,440   △2,609 連結の範囲の変更に伴う現金及び 現金同等物の増減額(△は減少)   -   1,936   1,936 現金及び現金同等物の期末残高   19,440   27,480   8,039 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果獲得した資金は、93億31百万円となりました。これは主に、仕入債務の減少による資金の減少22億4百万円などがあったものの、税金等調整前当期純利益115億9百万円などがあったことによるものであります。 前期と比較して獲得資金は8億32百万円増加いたしましたが、この要因は主に、売上債権の増加による資金の減少(71億65百万円)、棚卸資産の減少による資金の増加(26億81百万円)、その他の負債の増加による資金の増加(25億83百万円)による影響であります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果使用した資金は、52億88百万円となりました。これは主に、定期預金の預入・払戻に伴う差引支出額13億円、有形固定資産の取得による支出28億11百万円などがあったことによるものであります。 前期と比較して使用資金は29億87百万円増加いたしましたが、この要因は主に、定期預金の預入・払戻に伴う差引支出額の増加(12億99百万円)、投資有価証券の取得による支出の増加(9億38百万円)による影響であります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果獲得した資金は、16億42百万円となりました。これは主に、借入金の借入・返済に伴う差引収入額29億1百万円などがあったことによるものであります。 前期と比較して獲得資金は104億7百万円増加いたしましたが、この要因は主に、借入金の借入・返済に伴う差引収入額の増加(115億73百万円)による影響であります。 また、キャッシュ・フロー関連指標の推移は、以下のとおりであります。 2023年 3月期   2024年 3月期   2025年 3月期   2026年 3月期 自己資本比率(%)   48.2   51.8   58.5   60.2 時価ベースの自己資本比率(%)   32.7   38.0   47.0   72.5 キャッシュ・フロー対有利子負債比率(%)   4,941.3   608.2   238.9   247.8 インタレスト・カバレッジ・レシオ(倍)   1.4   11.1   22.3   20.6 自己資本比率:自己資本/総資産 時価ベースの自己資本比率:株式時価総額/総資産 キャッシュ・フロー対有利子負債比率:有利子負債/キャッシュ・フロー インタレスト・カバレッジ・レシオ:キャッシュ・フロー/利払い (注)1.いずれも連結ベースの財務数値により計算しております。 2.株式時価総額は、自己株式を除く発行済株式数をベースに計算しております。 3.キャッシュ・フローは、営業キャッシュ・フローを利用しております。 4.有利子負債は、連結貸借対照表に計上されている負債のうち利子を支払っている全ての負債を対象としております。 ③ 生産、受注及び販売の実績 ア.生産実績 当連結会計年度における生産実績を示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称    当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   前期比(%) 国内事業(百万円)   120,249   101.0 海外事業(百万円)   8,497   97.2 合計(百万円)   128,746   100.8 (注)金額は出荷価格によっております。 イ.商品仕入実績 当連結会計年度における商品仕入実績を示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称    当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   前期比(%) 国内事業(百万円)   14,455   102.4 海外事業(百万円)   514   135.5 合計(百万円)   14,970   103.3 (注)金額は商品仕入価格によっております。 ウ.受注状況 主要製品の受注生産を行っていないため、記載を省略しております。 エ.販売実績 当連結会計年度における販売実績を示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称    当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   前期比(%) 国内事業(百万円)   115,395   103.8 海外事業(百万円)   13,626   110.3 合計(百万円)   129,022   104.5 (注)1.セグメント間の取引については相殺消去しております。 2.最近2連結会計年度の主な相手先別の販売実績および当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。なお、出荷価格ベースの売上高により、割合を算出しております。 相手先    前連結会計年度 (自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)    当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日) 金額 (百万円)   割合 (%)   金額 (百万円)   割合 (%) 三菱食品㈱   37,679   23.6   38,101   22.9 三井物産㈱   33,615   21.1   32,030   19.3 国分グループ本社㈱   28,336   17.8   27,793   16.7 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識および分析・検討内容は以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 ① 重要な会計方針及び見積り 当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。当社グループの連結財務諸表作成において判断や見積りを要する重要な会計方針等につきましては、過去の実績等合理的と考えられる前提に基づき判断し、見積りを実施しておりますが、見積り特有の不確実性があるため、実際の結果は異なる場合があります。 詳細につきましては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」に記載しております。 ② 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 当社グループの当連結会計年度の経営成績等は、概ね「(1)経営成績等の状況の概要」に記載しておりますが、その主な要因等は次のとおりであります。 ア.財政状態の分析 (資産) 資産は、前連結会計年度末と比較して194億51百万円増加し、1,565億45百万円となりました。これは主に、現金及び預金の増加108億40百万円、投資有価証券の増加50億75百万円、売上債権の増加16億66百万円などがあったことによるものであります。 (負債) 負債は、前連結会計年度末と比較して54億68百万円増加し、622億94百万円となりました。これは主に、仕入債務の減少24億48百万円などがあったものの、借入金の増加29億1百万円、未払法人税等の増加20億90百万円、繰延税金負債の増加16億23百万円などがあったことによるものであります。 (純資産) 純資産は、前連結会計年度末と比較して139億82百万円増加し、942億50百万円となりました。これは主に、利益剰余金の増加79億60百万円、その他有価証券評価差額金の増加39億28百万円などがあったことによるものであります。この結果、自己資本比率は60.2%(前期58.5%)となりました。 イ.当連結会計年度の経営成績の分析 (売上高) 売上高は、前期比55億1百万円増の1,290億22百万円(前期比4.5%増)となりました。これは、「国内事業」および「海外事業」の売上高がともに増加したことによるものであります。 セグメント別の状況につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 ① 財政状態及び経営成績の状況」をご参照ください。 (営業利益) 売上高の増加により、売上総利益は前期比23億34百万円増の361億32百万円(同6.9%増)となりました。 また、販売費及び一般管理費につきましては、広告宣伝費や人件費等が増加したことなどにより、売上高に対する比率が20.0%(前期19.7%)に増加したものの、売上総利益も増加したことから、営業利益は前期比8億75百万円増の103億18百万円(前期比9.3%増)となり、売上高営業利益率は8.0%(前期7.6%)となりました。 (経常利益) 営業外損益につきましては、支払利息4億43百万円などがあったものの、受取配当金4億82百万円、為替差益2億59百万円などがあったことから、4億8百万円の利益となりました。なお、営業利益が増加したことにより、経常利益は前期比10億75百万円増の107億26百万円(前期比11.1%増)となりました。 (親会社株主に帰属する当期純利益) 特別損益につきましては、減損損失などの特別損失が3億49百万円発生しましたが、受取補償金などの特別利益が11億32百万円発生したことから、7億83百万円の利益となり、税金等調整前当期純利益は前期比18億11百万円増の115億9百万円(同18.7%増)となりました。 なお、当期の税効果会計適用後の法人税等の負担率は26.9%(前期22.0%)となり、親会社株主に帰属する当期純利益は前期比8億44百万円増の84億9百万円(前期比11.2%増)となりました。この結果、ROEは9.6%(前期9.9%)となりました。 2025年3月期   2026年3月期 売上高営業利益率   7.6%   8.0% 自己資本比率   58.5%   60.2% ROE   9.9%   9.6% ウ.経営成績に重要な影響を与える要因 当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因につきましては、「3 事業等のリスク」に記載したとおりであります。 エ.資本の財源及び資金の流動性 a.資本政策の基本方針 当社グループは、事業活動により得られた資金の配分に関しましては、安定的な株主還元を行う中で、持続的な成長と企業価値の向上に資する事業や成長分野への投資へ配分するとともに、財務体質の強化と堅実な経営基盤の確保に努めることを資本政策の基本方針としております。 財務体質の強化にあたっては、事業活動に必要な水準の現金及び現金同等物を保有し流動性を確保するとともに、今後の事業展開に向けた投資と内部留保の充実のバランスを勘案しながら、自己資本比率およびROEの維持向上を目指して参ります。 b.資金需要の内容 当社グループの運転資金需要のうち主なものは、製品製造に必要な原材料の調達費用や、製品販売のための販売促進費や広告宣伝費、物流費などの営業費用であります。設備投資需要のうち主なものは、製品製造のための建物等の建設費用および生産設備の購入費用であります。 c.資金調達 事業の持続的な成長と企業価値の向上に向けた投資を行うにあたっては、主として営業活動によるキャッシュ・フローを源泉とする自己資金に加え、金融機関からの借入や社債発行等、外部からの資金調達を有効に活用しております。設備投資に関しては、獲得した営業キャッシュ・フローの範囲を原則としておりますが、手元流動性を確保するとともに、必要な資金については調達方法を勘案しながら、安定的かつ機動的に調達を実施しております。また、当社グループにおいて借入を行っておりますが、資金調達にあたっては当社が管理を行うことにより、当社グループ全体での資金効率の向上や金融費用の抑制に努めております。 d.資金の流動性 現金及び現金同等物の水準と今後見込まれる営業キャッシュ・フローから、今後の事業活動に必要な手元流動性を充分に確保していると判断しております。また、金融機関と当座貸越枠やコミットメントライン等の設定を行い、緊急時における安定的かつ機動的な資金調達手段を備えております。 手元資金のうち余剰資金につきましては、社内規定に基づき、安全性および流動性を重視した運用方針のもと、短期性・低リスクの金融資産等で適切に運用しております。

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開示資料

出典

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