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日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,020.8+254ドル円158.87-1NASDAQ26,203.91+104S&P 5007,667.95+36SOX 指数11,316.82+289/2終値

SBSホールディングス

SBS Holdings, Inc.2384 · Prime · 陸運業

企業間物流を中核とし、物流施設の不動産事業や人材・環境事業も展開する物流持株会社。

概要

SBSホールディングスは、企業間(BtoB)物流を中核とする総合物流企業集団である。冷凍・冷蔵・常温の三温度帯食品物流や即配サービス、国際物流まで手がける3PL/4PL事業に強みを持ち、物流施設の開発・賃貸・流動化を組み合わせた独自のビジネスモデルを展開する。2025年12月期の連結売上高は4,903億円、従業員数は約1万1,772人。1987年の設立以来、M&Aによる事業拡大を重ね、現在は国内外に50以上の連結子会社を擁する。

物流・不動産・その他の3セグメントで構成

当社グループは、持株会社であるSBSホールディングスのもと、物流事業、不動産事業、その他事業の3セグメントで構成される。物流事業が売上の約94%を占める中核であり、3PL/4PL、食品物流、運送、即配、国際物流、物流コンサルティングを提供する。不動産事業はグループが保有する物流施設等の賃貸と開発・販売を手がけ、物流施設の自社開発・流動化サイクルを推進する。その他事業には人材派遣・紹介、産業廃棄物処理・リサイクル、広告制作・代理、太陽光発電が含まれ、物流事業の差別化と充実を図る。2025年12月期のセグメント別売上高は、物流事業4,602億円、不動産事業193億円、その他事業107億円である。

M&Aで拡大したグループと拠点ネットワーク

当社グループは、設立以来積極的なM&Aにより事業領域と規模を拡大してきた。2004年の雪印物流(現SBSフレック)の買収を皮切りに、東急ロジスティック(現SBSロジコム)、全通(現SBSゼンツウ)など物流企業を次々にグループ化。2011年にはインドの国際物流会社Atlas Logistics、2012年にはシンガポールに地域統括会社を設立し、東南アジアへ進出。2025年にはオランダのBlackbird Logisticsを連結子会社化し、欧州にも足がかりを得た。国内ではブランド統一を進め、2013年に14社の社名をSBSに統一。現在は50社の連結子会社を擁し、全国の物流拠点と国際ネットワークを活用した一気通貫のサービスを提供する。

独自のビジネスモデル:施設開発と流動化のサイクル

当社グループの特徴的な戦略の一つが、物流施設の自社開発と流動化を循環させるビジネスモデルである。荷主企業のニーズに合わせた大型倉庫を土地取得から建設まで一貫して行い、3PL/4PL事業の拠点として活用する。その後、投資資金を回収するために施設の信託受益権などを外部に譲渡(流動化)し、その収益は不動産事業に計上される。2025年12月期には野田瀬戸物流センターA棟の信託受益権の一部譲渡を実施した。このサイクルにより、財務健全性を維持しながら物流ネットワークの拡充と収益向上を両立している。中期経営計画では、連結売上高7,000億円、物流セグメント営業利益率4.5%を目標に掲げる。

成長を牽引する3PL/4PLと食品物流

物流事業の中でも、3PL/4PLと食品物流は収益の柱である。3PL/4PLでは、荷主企業の物流業務を包括受託し、複数の物流事業者との連携による最適な物流網を構築する。同社は「全方位の物流機能を有する3PL企業集団」を標榜し、物流コンサルティングから実際の運営まで一貫して提供する。食品物流は、全国ネットワークで冷凍・冷蔵・常温の三温度帯に対応し、温度管理が必要な食品の保管・配送を強みとする。子会社のSBSフレックやSBSゼンツウがこれを担い、大手食品メーカーとの取引を多数抱える。2025年12月期の物流事業営業利益は118億円(前期比28.9%増)と回復し、収益構造改革の効果が現れている。

業界の中での役割は総合物流企業(3PL・4PL、食品物流、運送等)を中核とし、物流施設開発・賃貸、人材・環境サービスを提供にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
4,903億円
営業利益
213億円
営業利益率
4.3%
純利益
118億円
2025/12 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より

事業別の売上と利益

2025/12
事業売上構成比利益利益率
物流事業4,602億円93.9%119億円2.6%
不動産事業193億円3.9%91億円47.2%
その他事業108億円2.2%7億円6.5%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01物流事業主力

企業間(BtoB)物流を中心に、3PL/4PL、三温度帯食品物流、運送、即配サービス、国際物流、物流コンサルティングなど総合的な物流サービスを提供。荷主企業の物流改革を提案し、業務運営を受託。

主な製品・サービス6
3PL・4PL事業
物流業務の包括受託及び複数物流業者との連携による物流運営サービス。
食品物流事業
全国ネットワークによる冷凍・冷蔵・常温の三温度帯食品物流サービス。
運送事業
顧客企業の倉庫・工場からの材料・製品等の運送・配送。
即配サービス事業
小型貨物を即日配送するサービス。
国際物流事業
輸出入・国際複合一貫輸送等の国際物流サービス。
物流コンサルティング事業
物流効率化・改善のためのコンサルティング。

02不動産事業準主力

所有する物流施設等の賃貸(オフィス・住居・倉庫等)及び物流施設の開発・販売を行っています。グループの物流事業と連携した施設開発も実施。

03その他事業(人材・環境・マーケティング・太陽光発電)副次

物流センター等での人材派遣・紹介、産業廃棄物の収集・中間処理・リサイクル、広告制作・代理等のマーケティング支援、太陽光発電事業を展開。物流事業の差別化・充実に貢献。

主な製品・サービス4
人材事業
物流センター等で発生する業務を担うスタッフの派遣・紹介。
環境事業
一般及び産業廃棄物の回収・中間処理・リサイクル。
マーケティング事業
広告制作、広告代理等の販売促進支援。
太陽光発電事業
保有地や物流センター屋根を活用した太陽光発電。

製品と技術

3PL/4PL:荷主の物流改革を包括受託

3PL(サード・パーティ・ロジスティクス)は、顧客企業の物流業務を包括的に受託し、保管・在庫管理・配送・情報処理などを一貫して提供するサービスである。4PLは複数の物流事業者を統括・調整し、最適な物流網を設計・運用する高度なサービスを指す。当社グループは「全方位の物流機能を有する3PL企業集団」として、物流コンサルティングから現場運営までをワンストップで提供。大手メーカーや小売企業との長期契約を多数保有し、サプライチェーン全体の効率化を提案する。物流施設の自社開発によるコスト競争力と、グループ各社の専門性を組み合わせたソリューションが強みである。

三温度帯食品物流:冷凍・冷蔵・常温を全国カバー

食品物流事業は、冷凍(-20℃以下)、冷蔵(0~10℃)、常温の三温度帯に対応した保管・配送サービスを全国規模で展開する。子会社のSBSフレックとSBSゼンツウが中核となり、食品メーカーや外食チェーン向けに温度管理の厳格な物流を提供。グループの全国ネットワークを活用し、低温倉庫からラストワンマイルまで一貫したコールドチェーンを実現。近年はEC向けの冷凍食品配送にも注力しており、専用の配送網を整備している。2025年12月期の物流事業売上高4,602億円のうち、食品物流が相当部分を占める。

即配サービス:小型貨物の即日配送

即配サービスは、主に小型貨物を即日で配送する事業である。子会社のSBS即配サポートがこれを担い、東京都心部を中心に当日中に荷物を届けるサービスを提供。EC事業者の発送需要や、企業間の緊急書類・部品配送などに対応する。ラストワンマイルの分野では、置き配サービスの本格導入により再配達削減にも貢献している。即配サービスは、BtoB物流の基盤となる輸配送ネットワークの一部として、3PL事業とのシナジーを発揮する。

国際物流:輸出入・複合一貫輸送をグローバルに

国際物流事業では、輸出入通関、国際複合一貫輸送、フォワーディングなどを提供。シンガポール、インド、オランダに現地法人を持ち、アジア・欧州間の貨物を一気通貫で取り扱う。2011年に買収したインドのAtlas Logisticsや、2015年設立のSBS Logistics Singapore、2025年にグループ化したオランダのBlackbird Logisticsを通じて、国際物流ネットワークを拡充中。顧客のグローバルサプライチェーンを支援し、国内外の拠点と連携したシームレスな物流サービスを実現する。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

陸運業のなかでの位置

物流特化型、鉄道系大手と差別化

同社は物流・運送業を主力とし、鉄道業を中心とする東武鉄道や東急などとは異なるビジネスモデルを持つ。売上高約4,400億円(2024/12期)と業界内で中規模ながら、物流特化で効率性を追求。競合の鉄道系は不動産等の多角化が進む中、同社は物流インフラに集中しており、内需依存度が高い。営業利益率は約4%で、業界平均並み。鉄道系との直接競合は限定的だが、運送需要の変動に影響を受けやすい。

強み

  • 鉄道会社が多角化する中、物流一本で効率的な経営を実現。
  • 3期連続増収で、24/12期は約8%増収。堅調な需要を捉える。
  • 営業利益率4%と安定的。固定費管理やルート最適化が奏功。
  • 全国的な配送網を保有し、大口顧客との長期契約が強み。

課題

  • 運送業界全体のドライバー不足が長期的な供給制約に。
  • 原油価格上昇が直接コスト増となり、利益率を圧迫。
  • 日本国内の景気変動や物流需要減退の影響を受けやすい。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

物流・運輸の時価総額近傍。太字がSBSホールディングス

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
19003相鉄ホールディングス2,545億円10.0倍
29110NSユナイテッド海運2,510億円10.2倍
39075福山通運2,504億円16.9倍
49031西日本鉄道2,482億円7.4倍
51333Umios1,976億円8.9倍
62384SBSホールディングス1,954億円9.8倍
79119飯野海運1,886億円11.9倍
85975東プレ1,845億円9.1倍
99025鴻池運輸1,635億円10.7倍
109068丸全昭和運輸1,495億円11.1倍
119010富士急行1,434億円3.9倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(物流・運輸)に従っています。

会社の歴史

沿革 24件

即配会社として創業から持株会社へ(1987~2004年)

1987年12月、東京都江東区に株式会社関東即配として設立。当初は小口貨物の即日配送サービスを主力とした。1989年4月に商号を株式会社総合物流システムに変更し、総合物流業への転換を図る。1997年6月には軽作業請負事業の有限会社スタッフジャパン(現SBSスタッフ)を設立し、物流周辺の人材事業にも進出。1999年12月に商号を株式会社エスビーエス(SBS)に変更し、ブランド名を統一。2003年12月には日本証券業協会に株式を店頭登録。2004年7月、株式会社エスビーエスを純粋持株会社に移行し、以降はグループ会社の統括とM&Aによる成長戦略を本格化させる。

M&Aで多角化とスケール拡大(2004~2006年)

持株会社体制への移行と同時に、M&Aによる事業拡大が加速する。2004年5月、雪印物流株式会社(現SBSフレック)の株式を取得し、食品物流分野に本格参入。同年9月には不動産証券化事業の株式会社エーマックス(現SBSアセットマネジメント)を設立。2005年6月には東急ロジスティック株式会社(現SBSロジコム)およびその関係会社2社、日本貨物急送株式会社(現SBSフレイトサービス)、伊豆貨物急送株式会社を取得し、輸送ネットワークを拡充。2006年1月には食品物流の株式会社全通(現SBSゼンツウ)をグループ化。同年3月には保険代理店のSBSインシュアランスサービス(現SBSファイナンス)を取得し、物流周辺サービスを拡充した。2006年4月には商号をSBSホールディングスに変更、本社を墨田区太平に移転。

上場とブランド統一の推進(2006~2013年)

2006年の商号変更後も成長を続け、2010年4月には子会社のティーエルロジコム(現SBSロジコム)がビクターロジスティクス(後のVLロジネット)の株式を取得し、物流拠点を拡大。2011年10月にはインドのAtlas Logistics Pvt. Ltd.に出資し、国際物流事業を強化。2012年3月には株式会社ゼロの株式を取得(持分法適用関連会社)。同年5月にはシンガポールにSBS Logistics RHQ Pte. Ltd.を設立し、東南アジアの統括拠点を整備。2012年12月、東京証券取引所市場第二部に上場し、翌2013年12月には市場第一部に指定替え。2013年6月にはグループブランドを統一し、新ロゴマークを導入するとともに、物流14社の社名をSBSに変更。同年、SBSフレックの地域子会社6社を合併しSBSフレックネットを発足させるなど、組織の効率化も進めた。

組織再編と海外拡大の継続(2013~2015年)

2015年1月、SBSフレックの地域子会社6社が合併しSBSフレックネット株式会社が発足。同時に、SBSロジコムのトラック輸送を担う子会社としてSBSロジコム北関東とSBSロジコム南関東を設立(後に合併しSBSロジコム関東)。同年7月にはSBSサポートロジとSBS即配が合併しSBS即配サポートが発足。同年8月にはシンガポールに運輸・通関事業を行うSBS Logistics Singapore Pte. Ltd.を設立し、ASEAN地域でのプレゼンスを高めた。この時期、売上高は2014年の1,415億円から2015年には1,580億円に拡大する一方、M&Aや設備投資に伴う費用増で当期純利益は38億円の赤字となったが、2016年には黒字に回復。2018年には子会社のブリヂストン物流など新たなM&Aも実施し、売上高2,035億円に成長した。

新型コロナ禍とEC物流の追い風(2020~2023年)

2020年からの新型コロナウイルス感染症拡大は、EC市場の急拡大をもたらし、当社グループの物流事業に追い風となった。2021年12月期の売上高は前年比57%増の4,035億円に急伸。M&Aによる新規連結効果も寄与した。しかし収益率は伸び悩み、2023年12月期には売上高4,319億円に対して営業利益は前年比14%減の176億円と減益。このため、2024年以降は収益構造改革が重点課題となる。不採算拠点の整理、倉庫空き坪の解消、料金適正化に取り組み、2025年12月期には売上高4,903億円、営業利益212億円と過去最高を更新。3期ぶりの増収増益を達成した。2025年にはオランダのBlackbird Logisticsをグループ化し、欧州での事業基盤を獲得。

年表24件を開く

1980年代

  • 1987年12月東京都江東区に㈱関東即配(現SBSホールディングス㈱)を設立。
  • 1989年4月商号変更商号を㈱総合物流システム(現SBSホールディングス㈱)に変更。

1990年代

  • 1997年6月軽作業請負事業の㈲スタッフジャパン(現SBSスタッフ㈱)を設立。
  • 1998年3月マーケティング事業のマーケティングパートナー㈱を設立。
  • 1999年12月商号変更商号を㈱エスビーエス(現SBSホールディングス㈱)に変更。

2000年代

  • 2003年12月日本証券業協会に株式を店頭登録。
  • 2004年5月M&A雪印物流㈱(現SBSフレック㈱)の株式取得。
  • 2004年7月㈱エスビーエス(現SBSホールディングス㈱)を純粋持株会社に移行。
  • 2004年9月不動産証券化事業の㈱エーマックス(現SBSアセットマネジメント㈱)を設立。
  • 2005年6月M&A東急ロジスティック㈱(後のティーエルロジコム㈱、現SBSロジコム㈱))および関係会社2社、日本貨物急送㈱(現SBSフレイトサービス㈱)、伊豆貨物急送㈱(同)の株式取得。
  • 2006年1月M&A食品物流の㈱全通(現SBSゼンツウ㈱)の株式取得。
  • 2006年3月M&A保険代理事業の㈲SBSインシュアランスサービス(現SBSファイナンス㈱)の株式取得。
  • 2006年4月商号変更商号をSBSホールディングス㈱に変更、本社を東京都墨田区太平に移転。

2010年代

  • 2010年4月M&Aティーエルロジコム㈱(現SBSロジコム㈱)がビクターロジスティクス㈱(後のVLロジネット㈱)の株式取得(2011年7月に同社を吸収合併)。
  • 2011年4月M&Aティーエルロジコム㈱(現SBSロジコム㈱)が日本レコードセンター㈱の株式取得(2019年7月に同社を吸収合併)。
  • 2011年10月M&Aインドの国際物流会社Atlas Logistics Pvt. Ltd.の株式取得。
  • 2012年3月M&A㈱ゼロの株式取得。
  • 2012年5月創業シンガポールにSBS Logistics RHQ Pte. Ltd.を設立し、東南アジア地域の拠点整備を実施。
  • 2012年12月上場東京証券取引所市場第二部へ上場。
  • 2013年6月商号変更ブランド統一の一環として、新ロゴマークの導入、物流14社の社名変更などを実施。
  • 2013年12月東京証券取引所市場第一部へ指定替え。
  • 2015年1月M&ASBSフレック㈱の地域子会社6社が合併し、SBSフレックネット㈱が発足。SBSロジコム㈱のトラック輸送を担う子会社SBSロジコム北関東㈱及びSBSロジコム南関東㈱を設立(2018年7月に両社が合併し、SBSロジコム関東㈱が発足)。
  • 2015年7月創業SBSサポートロジ㈱とSBS即配㈱が合併し、SBS即配サポート㈱が発足。
  • 2015年8月創業シンガポールに運輸・通関事業を行うSBS Logistics Singapore Pte. Ltd.を設立。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/12期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。そのうち2項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 連結売上高7,000億円
  • 物流セグメント営業利益率4.5%

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    グループ総合力の強化

    グループ各社の独自戦略と共通プラットフォーム(物流施設、輸配送網、顧客基盤)を組み合わせ、最適な物流ソリューションとスケールメリットを実現する。国際物流・EC物流でも同様に成長市場を取り込む。

  2. 02

    物流事業基盤の整備・拡充

    3PL・4PL事業拡大とサービス品質向上のため物流施設を自社開発しつつ、財務安全性維持のために既存施設の流動化を計画的に推進。M&Aも活用し国内輸配送網の整備とグローバル一気通貫体制を構築する。

  3. 03

    LT×ITによる生産性向上と差別化

    物流施設への最先端技術の実装など物流DX化を加速し、業界トップクラスの省力省人化を実現して競争優位性を確保する。

  4. 04

    サステナビリティ・人的資本経営の強化

    重要課題である安全・環境・人材を重視し、社会課題解決に貢献。グループの人材力・組織力を引き出し中長期的な企業価値向上につなげる。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で11,772人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は602万円で、9期前と比べて7.3%平均年齢は45.1歳、平均勤続年数は5.9年。

単体の従業員がグループ全体の1割に満たないため、平均年収は持株会社の本社勤務者の数値です。グループ全体の水準とは異なります。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2016年12月5,189
2017年12月5,515
2018年12月6,979
2019年12月64945.68.47,124
2020年12月63444.78.19,742
2021年12月61943.56.810,689
2022年12月60842.27.510,859
2023年12月61046.07.210,903
2024年12月58845.06.810,759165
2025年12月60245.15.911,772181

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2025年12月期・提出会社(単体)
女性管理職比率12.3%
縦線は目安の30%
男性育休取得率33.3%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)48.2%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社44(国内 22 / 海外 22、うち連結子会社 29) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
物流 事業 — SBS東芝ロジスティクス㈱(神奈川県川崎市他)284億円
物流 事業 — SBSロジコム㈱(埼玉県所沢市他)232億円
物流 事業 — SBSリコーロジスティクス㈱(東京都大田区他)170億円
不動産 事業 — SBSロジコム㈱(東京都渋谷区他)143億円
物流 事業 — ブリヂストン物流㈱(栃木県那須塩原市)112億円
物流 事業 — De Zwaluw Logistiek B.V. (オランダ ブロッカー)8,766百万円
物流 事業 — Blackbird Logistics B.V. (オランダ ブロッカー)6,933百万円
物流 事業 — SBSフレック㈱(茨城県稲敷郡阿見町他)5,563百万円
本社 — 東京都新宿区2,503百万円
全社(共通)
芝山太陽光発電所 — 千葉県山武郡芝山町431百万円
その他 事業
ほか6件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    ㈱KMKホールディングス(注)5
    東京都港区 · その他の関係会社
    議決権49.5%
  • 国内
    ㈱鎌田企画(注)5
    東京都渋谷区 · その他の関係会社
    議決権49.5%
  • 国内
    SBS東芝ロジスティクス㈱(注)3、6
    東京都新宿区 · 連結子会社
    議決権66.6%
  • 海外
    東芝物流(上海)有限公司(注)2
    中国 上海市外高橋 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    東芝物流(杭州)有限公司(注)2
    中国 杭州市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    東芝物流(大連)有限公司(注)2
    中国 大連市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    東芝物流(香港)有限公司(注)2
    中国 香港 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    Toshiba Logistics (Singapore) PTE.LTD. (注)2
    シンガポール · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    Toshiba Logistics (Philippines) Corp. (注)2
    フィリピン ラグナ州 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    Toshiba Logistics (Thailand) Co.,Ltd. (注)2
    タイ パトゥムターニー · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    Toshiba Logistics Malaysia Sdn.Bhd.(注)2
    マレーシア ペナン州 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    Toshiba Logistics Vietnam Co.,Ltd. (注)2
    ベトナム ホーチミン市 · 連結子会社
    議決権99.0%
残りのグループ会社32社を開く
  • Toshiba Logistics India Pvt Ltd.(注)2インド ハリヤナ州100%
  • Toshiba Logistics America Inc. (注)2アメリカ カリフォルニア州100%
  • Toshiba Logistics Europe GmbH (注)2ドイツ ヴァイターシュタット100%
  • SBSリコーロジスティクス㈱(注)3、6東京都新宿区67%
  • RICOH LOGISTICS CORPORATION (注)2アメリカ カリフォルニア州100%
  • RICOH INTERNATIONAL LOGISTICS(H.K) Ltd. (注)2中国 香港100%
  • 理光国際貨運代理(深圳)有限 公司(注)2中国 深圳市100%
  • SBS Logistics (Thailand) Co.,Ltd. (注)2タイ バンコク都49%
  • SBS Vietnam Co.,Ltd. (注)2ベトナム ホーチミン市99%
  • SBSグローバルネット ワーク㈱(注)2東京都新宿区100%
  • SBSロジコム㈱(注)3、6東京都新宿区100%
  • SBSフレイトサービス㈱(注)2神奈川県横浜市磯子区100%
  • SBSフレック㈱(注)6東京都新宿区66%
  • ブリヂストン物流㈱(注)3東京都小平市67%
  • 東和運輸㈱栃木県那須塩原市100%
  • SBS即配サポート㈱東京都江東区100%
  • SBSゼンツウ㈱東京都新宿区100%
  • SBS NSKロジスティクス㈱東京都品川区67%
  • SBS古河物流㈱東京都新宿区67%
  • SBS Europe B.V.オランダ ブロッカー100%
  • Blackbird Logistics B.V.オランダ ブロッカー100%
  • Pyxis Logistic Solutions B.V.オランダ ブロッカー100%
  • De Zwaluw Logistiek B.V.オランダ ブロッカー100%
  • De Zwaluw Shipping B.V.オランダ ブロッカー100%
  • Maasvlakte Customs Services B.V.オランダ ロッテルダム100%
  • Transmission Hoorn B.V.オランダ ブロッカー100%
  • SBSスタッフ㈱東京都新宿区100%
  • SBSファイナンス㈱東京都新宿区100%
  • マーケティングパートナー㈱東京都新宿区100%
  • SBSアセットマネジメント㈱東京都新宿区100%
  • その他10社
  • ㈱ゼロ(注)4神奈川県川崎市幸区21%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2025年12月期の売上高は4,903億円営業利益213億円前期と比べると増収増益で、売上が+9.4%、利益が+20.3%。

売上高
+9.4%
4,903億円
営業利益
+20.3%
213億円
純利益
+22.9%
118億円
営業利益率
4.3%
前期比 +0.4%pt

会社が出している今期の予想2026年12月期

項目会社予想前期実績
売上高5,800億円4,903億円
営業利益265億円213億円
純利益145億円118億円
1株あたり配当¥120¥120

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年2Qで、売上は2,943億円、営業利益は179億円。前年の2025年2Qと比べると、売上は+28.8%、営業利益は+179.7%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年1Q1,1911068.968
2023年2Q1,036363.514
2023年3Q1,024262.512
2023年4Q1,0687
2024年1Q1,138817.149
2024年2Q1,079292.716
2024年4Q2,264673.031
2025年2Q2,285642.828
2025年4Q2,6181495.790
2026年2Q2,9431796.1109

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2012年12月期からの14期で、売上は1,279億円から4,903億円へ3.8倍に増えた。直近期の営業利益率は4.3%。売上は2期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
シンガポールにSBS Logistics RHQ Pte. Ltd.を設立し、東南アジア地域の拠点整備を実施。
2012年12月1,2792716
ブランド統一の一環として、新ロゴマークの導入、物流14社の社名変更などを実施。
2013年12月1,3223815
2014年12月1,4153627
SBSサポートロジ㈱とSBS即配㈱が合併し、SBS即配サポート㈱が発足。
2015年12月1,58058−38
2016年12月1,4917851
2017年12月1,5296544
2018年12月2,0357644
2019年12月2,55510261
2020年12月2,57210968
2021年12月4,035205108
2022年12月4,555214117
2023年12月4,319197101
2024年12月4,4811771854.096
2025年12月4,9032132114.3118

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2025年12月期

売上高4,903億円のうち、営業利益として残るのは213億円4.3%。営業外の損益と税金を反映した純利益は118億円、売上の2.4%にあたる。営業利益率は業種中央値7.2%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金88.6%4,346億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金7.0%344億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益4.3%213億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
11.4%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比2.9pt
4.3%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比3.7pt
2.4%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+4.3pt
12.7%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
3.4%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
4.6%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2025年12月期は営業CFが354億円、投資CFが−285億円で、差し引きのフリーCFは69億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は204億円で、売上の0.5ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2012年12月73−55−818102
2013年12月63−6211103
2014年12月66−15189−85110
2015年12月77−71−27690
2016年12月122−100−172294
2017年12月117−81−1436115
2018年12月124−224148−100163
2019年12月169−126−2143185
2020年12月173−305227−132275
2021年12月275−223−9352238
2022年12月224−159565327
2023年12月141−102−7639297
2024年12月158−167−13−9284
2025年12月354−285−14969204

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2025年12月期の総資産は3,469億円。このうち返さなくてよい自己資本が1,266億円で、自己資本比率は27.9%(業種中央値40.1%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2012年12月1,04527876726.3
2013年12月1,08429279226.7
2014年12月1,31135196024.3
2015年12月1,24829994922.5
2016年12月1,22334587826.6
2017年12月1,27838589328.5
2018年12月1,7184821,23623.1
2019年12月1,8005411,25925.1
2020年12月2,5466811,86519.9
2021年12月2,7728071,96521.9
2022年12月2,9699222,04723.7
2023年12月3,0131,0261,98726.4
2024年12月3,1731,1292,04327.8
2025年12月3,4691,2662,20327.9

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年12月期の内訳
現金及び預金
226億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
865億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
402億円
在庫として抱えている分
負債合計
2,203億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
58
/ 100
安定性自己資本比率19 / 40
収益力営業利益率9 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

陸運業 56社との比較

同じ陸運業の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回り56社中2位あたり、逆に低いのは自己資本比率56社中52位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE上位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
12.7%/中央値 8.4%
P25 6.0%P75 10.4%
営業利益率下位売上のうち本業の利益として残る割合
4.3%/中央値 7.2%
P25 4.9%P75 10.9%
自己資本比率下位総資産のうち返済のいらないお金の割合
27.9%/中央値 40.1%
P25 32.4%P75 54.0%
売上成長率上位前期からの売上の伸び
9.4%/中央値 4.5%
P25 2.6%P75 7.5%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
2.4%/中央値 2.4%
P25 1.6%P75 3.0%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥4,920で、1年前と比べて+46.5%過去52週の値幅のなかでは79%の位置にある。

¥4,920-6.1%1ヶ月+15.6%1年+46.5%時価総額1,954億円
過去52週の値幅
安値¥3,320高値¥5,350

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)9.8倍
PER (会社予想)13.5倍
PBR1.87倍
配当利回り2.44%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は直近1日で6.96%上昇し、4920円となった。25日移動平均線4411.8円を約11.5%上回り、75日線4449.6円も上回る。52週高値5100円に接近。RSIは57.89と中立圏。月間では18.41%上昇しており、上昇トレンドが明確。8月10日の出来高は19万株と増加し、買いが優勢。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 75/100)

PER9.17倍は業界平均15.41倍を大幅に下回り、予想ベースでも12.6倍と割安水準。PBR1.75倍は平均1.06倍を上回るが、ROE12.7%を考慮すると許容範囲。配当利回り2.61%は平均2.31%を上回る。ただし配当性向44.9%と余裕があり、利益は緩やかに増加。割安だが配当成長は限定的で、PBRの高さがやや懸念。

指標この会社業種平均
PER (実績)9.8倍15.7倍
PER (予想)13.5倍
PBR1.87倍1.07倍
ROE12.7%8.4%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

投資論点は、物流業界の構造変化の中で、成長戦略と収益性の両立ができるかにある。強気派は、売上高が拡大傾向にあり、営業利益率も改善していること、物流需要の増加とアウトソーシング需要の拡大を追い風に、中期的な成長が見込めると考える。一方、弱気派は、同業他社との競争激化や、人件費・燃料費などのコスト上昇が利益を圧迫する可能性、また、景気減速による荷動き低下を懸念する。

プラスに働く材料7
  • 増収基調

    売上高は2022/12期の4555億円から2025/12期には4903億円へ成長。

  • 利益率改善

    営業利益率は2024/12期の3.95%から2025/12期には4.34%へ上昇。

  • 物流需要の拡大

    EC市場の成長や企業の物流効率化ニーズにより、市場は拡大傾向。

  • 2025年12月期売上高4903億円と前期比9.4%増2025年12月期影響

    売上高4481億円から4903億円へ422億円増収

  • 2025年12月期営業利益213億円と前期比36億円増2025年12月期影響

    営業利益177億円から213億円へ+20%増益

  • 営業利益率4.34%へ改善2025年12月期影響

    営業利益率3.95%→4.34%と0.39pt上昇

  • 配当利回り2.61%と安定配当通年影響

    配当利回り2.61%を維持し、株主還元姿勢は継続

マイナスに働く材料7
  • コスト上昇

    人件費や燃料費の高騰が収益を圧迫する可能性。

  • 競争激化

    物流業界は大手から中小まで競争が厳しい。

  • 景気変動の影響

    景気後退時には荷動きが減少し、業績に悪影響。

  • 予想PER12.6倍と実績9.17倍から悪化2026年12月期影響

    2026年12月期予想PERは12.6倍で、実績9.17倍より高い

  • 営業利益率4.34%と物流業界の低水準継続影響

    売上高4903億円に対し営業利益213億円、利益率4%台で改善余地

  • 純利益は118億円と前期から回復も変動大きい2025年12月期影響

    純利益は2024年12月期96億円→2025年12月期118億円だが、2023年12月期101億円と振れ幅大

  • 株価上昇で配当利回り2.61%に低下継続影響

    年初来+33.43%の株高で利回りが低下し、押し目買いが後退

次の決算で確かめる点
売上高成長率
物流需要の動向とシェア拡大の度合いを確認。
営業利益率
コスト管理の巧拙と収益性改善の進捗を測る。
人件費比率
最大のコスト要因である人件費の動向を監視。
倉庫稼働率
資産効率と需要の強さを確認するため。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり120で、前期から+28.6%いまの株価に対する利回りは2.44%。増配か配当維持が8年続いている。

年間配当
¥120
1株あたり
配当利回り
2.44%
いまの株価に対して
配当性向
44.9%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
8年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年12月2154.3
2018年12月224.826.4
2019年12月3036.453.2
2020年12月326.734.2
2021年12月5571.977.7
2022年12月6110.930.4
2023年12月656.626.3
2024年12月707.733.4
2025年12月9028.644.9

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥120

株主

有価証券報告書より

2025年12月期末の株主数は延べ3,496人。区分でいちばん多いのは事業法人56.2%。グループ会社や銀行などの安定株主が68.6%を占め、残る31.4%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2020年12月%2021年12月%2022年12月%2023年12月%2024年12月%2025年12月%
事業法人6.37.68.357.856.056.2
個人・その他54.253.554.919.519.217.1
外国法人9.89.59.18.711.412.7
金融機関27.227.426.113.111.512.4
証券会社2.52.01.60.91.91.6
外国人個人0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01㈱鎌田企画49.57
02日本マスタートラスト信託銀行㈱(信託口)7.36
03㈱日本カストディ銀行(信託口)4.19
04SBSホールディングス従業員持株会3.12
05和佐見 勝2.72
06東武不動産㈱2.52
07CEPLUX- THE INDEPENDENT UCITS PLATFORM 2(常任代理人 シティバンク、エヌ・エイ東京支店)2.44
08大内 純一1.26
09㈱ばんせい総合研究所1.03
10GOVERNMENT OF NORWAY(常任代理人 シティバンク、エヌ・エイ東京支店)0.77

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近1
  • 2026-06-04
    鎌田正彦
    新規の大量保有報告
    0.00%

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+581%、1株純資産は14期で+240%。直近期のROEは12.7%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2012年12月447176.27.775.5
2013年12月407435.513.072.3
2014年12月708119.014.435.2
2015年12月−97706−12.7
2016年12月12981916.96.360.6
2017年12月11291712.910.154.3
2018年12月1111,00111.612.826.4
2019年12月1531,13614.312.453.2
2020年12月1721,27814.215.234.2
2021年12月2721,52819.412.077.7
2022年12月2951,77217.99.430.4
2023年12月2532,00413.49.726.3
2024年12月2422,22111.59.833.4
2025年12月2972,43512.712.744.9

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

13名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は13名。2025/12期の役員報酬は総額198百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約2倍にあたる。

氏名役職年齢
鎌田正彦代表取締役社長 代表執行役員67
星秀一取締役 専務執行役員(サステナビリティ推進部担当)70
泰地正人取締役 常務執行役員(監査部・人事部・総務部・物流品質管理部担当)64
田中康仁取締役 常務執行役員(経営企画部・事業開発部・法務室担当)62
五味夏樹取締役 執行役員(最高財務責任者(CFO)・IR広報部・財務部・経理部担当)65
若松勝久取締役 執行役員(グループ事業戦略部担当)66
岩﨑二郎社外取締役80
小杉善信社外取締役72
関根千津社外取締役63
川井裕也取締役(常勤監査等委員)64
辻さちえ社外取締役(監査等委員)54
鷲尾英一郎社外取締役(監査等委員)49
残りの役員1名を開く
氏名役職年齢
鈴木知幸50

役員報酬の内訳2025/12

役員の区分人数固定報酬百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)9124913315
その他役員531316
取締役(社内)320207
監査等委員314145

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/12期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,542字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループは持株会社制を導入しており、2025年12月31日現在、連結財務諸表提出会社(以下当社という)並びに子会社69社(うち連結子会社50社)及び関連会社6社(うち持分法適用関連会社1社)から構成されております。当社は持株会社として、グループ戦略の立案・決定やグループ会社のモニタリング機能を果たすとともに、グループ会社への各種共通サービスの提供を行っております。 当社グループは、あらゆる産業に繋がり、経済活動に必要不可欠な社会基盤のひとつである物流を中核事業としております。また、物流支援事業として物流の周辺にあるさまざまなニーズにお応えし、物流事業の差別化と充実を図っております。具体的には、物流施設等の開発・販売・賃貸等を行う不動産事業及び人材、環境、マーケティング、太陽光発電等からなるその他事業を行っております。 なお、当社は、有価証券の取引等の規制に関する内閣府令第49条第2項に規定する特定上場会社等に該当しており、これにより、インサイダー取引規制の重要事実の軽微基準については連結ベースの数値に基づいて判断することとなります。 当社グループの各事業の位置付け及びセグメントとの関連は次のとおりであります。これらの3事業は「第5 経理の状況 1.連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(セグメント情報等)」に掲げるセグメントと同一の区分であります。 (1) 物流事業 当事業におきましては、主に企業間(BtoB)物流の分野で総合的な物流事業を展開しております。具体的には、荷主である顧客企業に対して物流改革を提案し、物流業務の包括受託及び各物流業者との連携による物流業務運営を提供する3PL(サード・パーティ・ロジスティクス)及び4PL事業、全国ネットワークを持つ三温度帯(冷凍・冷蔵・常温)での食品物流事業、顧客企業の倉庫・工場からの材料・製品等の運送・配送を担う運送事業、主に小型貨物を即日配達する即配サービス事業、国際物流事業、物流コンサルティング事業等であります。 上記の事業を行う主な関係会社は、SBS東芝ロジスティクス㈱、SBSリコーロジスティクス㈱(現SBSネクサード㈱)、SBSロジコム㈱、SBSフレック㈱、ブリヂストン物流㈱、SBS即配サポート㈱、SBSゼンツウ㈱、SBS NSKロジスティクス㈱及びSBS古河物流㈱です。 (2) 不動産事業 当事業におきましては、所有する施設をオフィス、住居、倉庫などを用途とし賃貸する事業及び物流施設の開発・販売事業から構成されます。 主な関係会社は、SBSロジコム㈱、SBSアセットマネジメント㈱及び㈱エルマックスです。 (3) その他事業 顧客企業の物流センター等で発生する業務等を担うスタッフの派遣や紹介を行う人材事業、一般及び産業廃棄物の回収及び中間処理を一貫して行い資源の再利用など廃棄物のリサイクルを行う環境事業、顧客企業の営業や販売促進活動を支援する広告制作、広告代理等のマーケティング事業、保有地や物流センターの屋根を活用した太陽光発電事業等から構成されます。 主な関係会社は、SBSスタッフ㈱、SBS即配サポート㈱、マーケティングパートナー㈱及びSBSロジコム㈱です。 (企業集団の状況) 当社グループは、当社を持株会社として当社グループの連結の範囲に入る子会社50社及び関連会社1社*が相互に連携して、物流事業、不動産事業、その他事業を営んでおります。これらを報告セグメントとの関連で示すと以下の通りであります。なお、次項の図には非連結子会社及び関連会社の一部(※印)を含んでおります。 *関連会社の内訳は、(株)ゼロ(持分法適用関連会社)です。
経営方針・対処すべき課題2,774字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものです。 (1) 経営の方針 当社グループは、「全方位の物流機能を有する3PL(サードパーティ・ロジスティクス)企業集団」として、その卓越した提案力、専門性、課題解決力をもとに、サプライチェーンの一翼を担うことでお客様の効率的な企業活動をサポートしております。 また、物流という生活の重要な社会インフラに携わる当社グループは、その社会的責任の重要性を認識し、安全、環境、人的資本に関わるサステナビリティ経営に真摯に取り組むことで、持続的な社会の実現と企業価値向上の両立を目指してまいります。 (2) 目標とする経営指標 当社グループは、中長期的な視点から事業の持続的成長、収益力及び資本効率の向上を図る方針であります。また、重要な事業戦略、投資戦略の一環として、物流施設の自社開発と流動化サイクルを計画的に循環させることで、3PL及び4PL事業の安定的成長を図る独自のビジネスモデルを推進しております。利益を伴ったバランスのよい事業拡大、すなわちHarmonized Growth(調和のとれた成長)を志向し、連結売上高7,000億円、物流セグメントの営業利益率4.5%の達成を中期的な目標として掲げ、これを判断指標と位置づけております。 (3) 経営環境、中長期的な会社の経営戦略 構造的な人手不足や技術革新、脱炭素社会の到来など、物流業界はかつてないほどの変革期を迎えております。ドライバーなどの労働力不足が深刻化する一方、LT(ロジスティクス・テクノロジー)、IT(情報技術)、AI(人工知能)を活用した先端技術の実装が進んでいます。また、インターネット通販(EC)市場の急拡大により商流が変わりゆく中、物流企業もそれに呼応する形で大きな変革を求められています。 当社グループは、このような経営環境のパラダイムシフトも追い風に、自ら変化し続けることで激化する企業間競争に勝ち残ってまいります。“ロジスティクス×IT”で成長するメガベンチャーとして、強みとする柔軟性とスピードを最大限発揮しつつコーポレートガバナンスの充実にも取り組み、物流の未来を創造する集団であり続けます。このために、次の基本方針を掲げます。 ① グループ総合力の強化(グループプラットフォーム戦略とグループ各社の独自戦略のハイブリッド) 3PL及び4PL事業では、グループ各社の特長を生かした独自の事業展開に加え、物流施設や輸配送網、顧客基盤など当社グループ共通のプラットフォームを活用することにより、お客様に対する最適な物流ソリューションの提供とスケールメリットの実現を目指します。国際物流、EC物流の事業領域でも同様に、グループ横断で築き上げた共通基盤に立脚したビジネスモデルで、成長市場を取り込んでまいります。 ② ロジスティクス事業基盤の整備及び拡充 3PL及び4PL事業拡大とサービス品質向上のため物流施設を自社開発する一方、財務安全性の維持に向け既存施設の流動化を計画的に推し進めます。 必要に応じM&Aも利用しながら、ラストワンマイルも含めた国内の輸配送網を整備するとともに、グローバルベースでの一気通貫体制を構築してまいります。 ③ LT×ITによる業務生産性の向上と差別化 物流施設への最先端技術の実装など物流DX(デジタルトランスフォーメーション)化を加速することで、業界トップクラスの省力省人化を実現し競争優位性を確保します。 ④ サステナビリティ経営及び人的資本経営の強化 社会インフラを担う当社グループにとっての重要課題(マテリアリティ)である「安全、環境、人材」を重視した経営に取り組み、社会課題の解決に積極的に貢献します。グループの人材力及び組織力を最大限に引き出し、中長期的な企業価値の向上につなげてまいります。 (4) 対処すべき課題 中東イラン情勢の緊迫やロシアによるウクライナ侵攻の長期化など地政学リスクの高まりに加え、内向き志向を強める米国の通商政策や鉱物資源を巡る経済安全保障上の摩擦を背景に世界的な政治・経済の分断が進んでおり、物流を含めたサプライチェーンは地球規模での再構築を迫られています。国内でも、人件費や資材価格をはじめとするインフレの進行、日銀の金融政策や財政拡張懸念に起因する金利の上昇などにより、物流企業を取り巻く経営環境の先行き不透明感が強まっています。 このような中、当社グループは、当事業年度を最終年度とした3カ年経営計画「SBS Next Stage 2025」のもと、社会インフラを担う企業として一歩先の成長ステージの到達を目指し邁進してまいりました。さらに、2030年度に向けてはその取り組みの成果刈り取りを最大化すべく、利益をより重視する成長目標を掲げた次期中期経営計画「Harmonized Growth 2030」を策定しました。事業環境の激しい変化をむしろ飛躍の好機と捉え、AI革命に伴う物流革新にも挑むことで、“ロジスティクス×IT”をテコに業界トップティアの地位を固め、あらゆる顧客の物流ニーズに応えながら社会と共生し信頼される企業を目指してまいります。 次期中期経営計画においても、中核に位置づける3PL事業の推進、成長が期待できる海外での事業拡大、および国内外において市場拡大が続くEC事業への注力を成長戦略の3本柱とするとともに、非連続な成長についてもこれまで同様、積極的に追求してまいります。利益を伴う持続的成長の実現に向けて、当社グループにとって競争優位性が高い事業領域とM&Aに経営資源を集中配分するとともに、それらを支える事業基盤の強靭化にも取り組み、3PL・EC事業をけん引する物流人材や海外展開に備えたグローバル人材の育成、物流施設の開発や将来のイノベーションを見据えたLTの実装を加速します。同時に、物流事業のベースを支えるドライバーをはじめ人的資本の充実を重要な経営課題と捉え、そのための人事制度の整備、優秀な人材の採用とリスキリングを促進させるほか、社員一人ひとりが働きがい・誇り・生きがいを持てる環境作りに努めてまいります。 物流企業としての社会的責任を果たすため、交通事故の防止や作業の安全確保などの安全対策はもちろん、エコドライブの推進や車両・施設に関わる環境負荷の軽減などの地球環境の保全策にも積極的に取り組みます。さらに内部統制、コンプライアンス、リスク管理の徹底によりコーポレートガバナンス体制を強化することを通じ、グループ全体でサステナビリティ経営を実践し持続可能な社会への貢献と企業価値向上の両立を図ってまいります。
事業等のリスク4,183字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 SBSグループの短期および中・長期的な経営成績、株価及び財務状況に影響を及ぼす可能性のあるリスク事象として、現在は15のカテゴリーを設けております。主に外的要因によるもの、内的要因によるもの、その両方の側面を有するものといった違いはありますが、経営の健全性と持続可能性を高める視点から、これらを包括的に管理しています。 ① 景気の変動によるリスク 当社グループの事業は、国内外の経済、景気動向及び顧客企業の輸送需要の動向に影響を受けます。特に、国内景気の大幅な落ち込みによる消費の低迷や極端な円高、海外景気の深刻な落ち込みによる輸出入量の減少や輸配送料金の値下げ圧力などが発生した場合は、当社グループの業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、事業の多様化の推進、取引先企業の拡大などによりリスクの分散を図るとともに、事業ポートフォリオの充実と最適化を推進しております。 ② 燃料価格高騰によるリスク 当社グループの主力事業である物流事業には、軽油・ガソリンなどの燃料が不可欠です。世界的な原油価格の高騰や為替変動による燃料価格の想定を超えた値上がりは、コストの増加要因となります。燃料価格の想定を超えた値上がりコスト増加相当分を料金に転嫁できない場合は、当社グループの業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、世界的な市場の動向を注視するとともに燃料価格の変動を予測した予算の策定及びエコドライブの推進や段階的な次世代自動車の導入などにより、燃料効率の高い物流サービスへの転換を推進しております。 ③ 金融環境悪化によるリスク 当社グループの重要な成長戦略として、M&Aや3PL事業推進のための物流施設の開発を行うにあたり、必要な資金は主に金融機関からの借り入れで調達しておりますが、金融環境の悪化は戦略投資への資金調達が困難となり、調達金利の上昇が起こる可能性があります。また、一部借入金には、財務制限条項が付されておりますが、これに抵触することで当社グループの業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、物流施設の流動化や営業キャッシュ・フローなどによる有利子負債の返済促進と金利の固定化などの対策を講じております。 ④ M&Aのリスク 当社グループは、既存事業の規模拡大や新規事業分野へ進出するに際し、事業戦略の一環としてM&Aや資本参加、資本提携などを行っておりますが、予測できない事態により買収や提携後の事業計画の進捗が当初の予定より大幅に遅れた場合は、当社グループの業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、M&Aや資本参加、資本提携などにおいては事前デューディリジェンスを徹底し、被買収企業の経営層との丁寧な調整を行います。 ⑤ 不動産事業のリスク 当社グループの不動産事業は、開発事業と賃貸事業で構成されております。開発事業における物流施設の新規開発にあたっては、販売用、賃貸用に関わらず顧客の確保を前提としており、入居者あるいは販売先を決定したのちに、顧客のニーズに合わせた仕様あるいは賃料や賃貸期間などを決定し、着工しております。そのため、受注時期や規模、仕様、完成時期、販売時期によって売上及び利益が一定の時期に偏る場合や遅延が生じる場合があります。 当社グループでは、顧客の確保を前提とした物流施設の開発を行っております。 ⑥ 法制度変更によるリスク 当社グループの主力である物流事業では、貨物自動車運送業や倉庫業、通関業などの物流に関する各種事業法、不動産事業では建築基準法や金融商品取引法、人材事業では労働者派遣法などの様々な法規制を受けております。それらが、社会情勢の変化に応じて改正や強化、解釈の変更などが行われた場合は、新たな費用負担の発生や事業展開の変更を求められる可能性があります。これらの対応に新たな費用負担が発生した場合は、コストの増加要因となります。 当社グループでは、法令遵守を旨としており、業界団体をとおして情報を収集するほか、法令や制度の変更を予め想定した対策を講じております。 ⑦ 自然災害等の発生によるリスク 当社グループは、トラックによる輸送や物流センターの運営を主体に事業を展開しており、大規模な自然災害などが発生した場合は、大きな影響を受けます。当社グループは首都圏に多くの物流施設を有しており、大規模な自然災害が発生した場合は、荷主企業や当社施設の被災、交通網の遮断・混乱、電気・水道などのライフラインの停止などにより、事業の継続が困難となる可能性があります。 当社グループでは、「事業継続計画(BCP)」において災害状況の想定及び対応策を定め、定期的な訓練の実施や主要な建物の耐震性の確保、事業拠点の可能な範囲での分散化を進めております。 ⑧ 感染症によるリスク 当社グループや荷主企業で感染症による発症者が確認された場合は、オペレーションの制限や停止を余儀なくされるなど、当社グループの事業活動に様々な影響を与えます。また、従業員等を感染症から守る感染防止対策費用は、コストの増加要因となります。 当社グループでは、事業所及びトラックなどの事業用車両の衛生管理を徹底するほか、従業員等には国の指針に従った感染防止・拡大抑制対策の徹底を図っております。 ⑨ 重大事故発生によるリスク 当社グループは、トラックなどの事業用車両が公道を利用し、顧客の商品または製品の輸配送を行っておりますが、万が一、人命を失うような重大な事故を起こした場合は、被害者からの訴訟や顧客からの信頼喪失や社会的信用の毀損、営業停止または事業用車両の運行停止などの行政処分を受ける可能性があります。 当社グループでは、当社と当社グループが協働して設置する「SBSグループ運輸安全推進会議」にて教育・啓発、事故防止、安全運転管理の3つを重点施策としてグループ全体で運輸安全マネジメントを推進しております。 ⑩ システムダウンによるリスク 当社グループは、顧客の商品・製品の管理、倉庫管理、通関処理などの業務システムから会計システム、人事給与システムなどの社内システムに至るまでコンピュータやネットワークを使用しております。万が一、コンピュータの故障やウイルスへの感染、外部からのハッキング、大規模な自然災害などによりシステムがダウンした場合は、オペレーションの停止や制限を余儀なくされ、業務処理の遅延や混乱を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、SOC(Security Operation Center)サービスによるネットワークの監視や確認、AIを用いたウイルスの監視、次世代ファイヤーウォールによりセキュリティ強化を図っております。また、当社と当社グループ会社が協働して設置する「SBSグループ情報セキュリティ推進会議」にてグループ全体でセキュリティ対策と教育・啓発を推進しております。 ⑪ 顧客情報の流出リスク 当社グループは、個人情報を含む多くの顧客情報を扱っており、潜在的に個人情報や顧客情報の流出、データの喪失リスクがあります。万が一、顧客情報の流出やデータの喪失などの事態を招いた場合は、当社グループの業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、社内規程で顧客情報の適正な管理を定めるとともに、「SBSグループ情報セキュリティ推進会議」のもとで、グループ全体で顧客情報の適正管理のための対策を推進しております。 ⑫ コンプライアンスによるリスク 当社グループは、様々な法令や幅広いルール、社会的規範のもとで事業を展開しており、関連規制への抵触や取締役や従業員等による不正行為が発生した場合は、当社グループの信用毀損や取引の停止などにより多額の損害賠償請求などを招き、業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、「SBSグループコンプライアンス規程」を定め、当社グループを構成する取締役や従業員等がコンプライアンスに則した行動を取るための体制や仕組みの構築を推進するとともに、「SBSグループ行動基準」を定め誠実で公正・透明な企業風土を醸成するよう努めております。 ⑬ 国際展開によるリスク 当社グループは、持続的に成長するために海外での事業展開に取り組んでおりますが、進出国または進出地域の政治体制や法規制の変化、景気の後退による経済状況の変化、感染症にともなう疾病の発生などにより社会的混乱が生じた場合は、当社グループの業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、進出国または地域に関する情報を常に収集し、分析を行っております。 ⑭ 人財の確保と人財育成のリスク 当社グループでは、人財の重要性を認識し、採用活動や人財育成に注力しておりますが、必要な人財を確保できない場合や多くの人財が社外へ流出した場合、人財の育成が計画どおりに進捗しない場合などは、当社グループの事業展開や業績及び成長戦略に大きな影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、新卒または中途採用に拘らず積極的に採用を行うとともに、人財育成の基本方針にもとづいて、グループ各社の従業員を対象とした様々な人財育成教育を実行し、能力の向上とキャリア開発を支援しております。 ⑮ 気候変動によるリスク 当社グループは、気候温暖化にともなう海水面の上昇などにより、港湾部の事業拠点が浸水被害を受ける可能性や異常気象による豪雨や豪雪、台風被害などによる交通網の遮断・混乱、電気・水道などのライフラインの供給停止、熱中症による従業員の健康危害などの影響を受ける可能性があります。また、国際合意にもとづく二酸化炭素の排出規制強化や企業が排出する温暖化ガスに対する「炭素価格」の導入は、コストの増加要因となります。 当社グループでは、エコドライブの推進や段階的な次世代自動車の導入、省エネルギー設備を導入するなどの低炭素化を前提とした計画的な事業戦略及び環境戦略を策定し、気候変動リスクに長期的な視野で取り組んでおります。
経営成績の分析 (MD&A)4,326字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度(2025年1月1日~2025年12月31日)は、雇用・所得環境の改善や消費者マインドに持ち直しの動きが見られた一方で、人手不足やエネルギー・原材料価格の高止まり、さらには地政学リスクの高まり等が景気の後退懸念となり、先行きは依然として不透明感が継続する情勢となりました。 このような状況のなか、当社グループは主力の物流事業において、既存顧客との取引拡大に加え、高い物流機能を求める新規顧客の獲得や、EC物流の需要取り込み、ラストワンマイルにおける置き配サービスの本格導入等、サービスラインナップの拡充に注力してまいりました。また、ここ数年は積極的な営業施策とМ&A戦略によって売上高が大きく拡大した一方で、利益率が伸び悩んでいることから、営業利益率の向上を重要な課題と位置づけ、不採算拠点の収支改善と倉庫の空き坪解消等の収益構造改革の施策に取り組んでおります。 当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は以下のとおりです。 ① 財政状態及び経営成績の状況 a. 経営成績 当連結会計年度の連結業績については、新規顧客の獲得や新規連結効果に加え、収益構造改革の進展等により、売上高は前年同期より421億99百万円増(+9.4%)の4,903億44百万円で過去最高を更新、営業利益は同35億91百万円増(+20.3%)の212億95百万円、経常利益は同26億80百万円増(+14.5%)の211億43百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は同21億64百万円増(+22.5%)の117億83百万円でこれも過去最高を更新し、3期ぶりに増収増益を達成しました。 セグメント別の経営成績は以下のとおりです。 (物流事業) 主力の物流事業では、前述のとおり新規顧客の拡大、不採算拠点の収支改善、料金適正化の進展等に加え、新たにグループ入りしたSBS NSKロジスティクス㈱、オランダのブラックバード ロジスティクスB.V.の新規連結寄与等により、当連結会計年度における売上高は前年同期より399億円増(+9.5%)の4,602億33百万円、営業利益は同26億67百万円増(+28.9%)の118億88百万円となりました。 (不動産事業) 不動産事業は、開発事業と賃貸事業で構成されております。開発事業では、グループ内での3PL、4PL事業を推進するために、顧客の物流ニーズに合った大型倉庫を土地の取得から建設まで一貫して行います。賃貸事業では、グループで保有する倉庫、オフィスビル、レジデンス等から賃貸収益を得ています。当社は、将来の投資に向け物流不動産を流動化し資金を回収しており、流動化に伴い計上する収益は不動産事業に含めております。 当連結会計年度における不動産流動化の主な実績として、当社連結子会社が所有する販売不動産(野田瀬戸物流センターA棟)の信託受益権の一部譲渡等を実施しております。その結果、不動産事業の売上高は前年同期より13億95百万円増(+7.8%)の193億31百万円、営業利益は同10億28百万円増(+12.7%)の91億42百万円となりました。 (その他事業) その他事業の主なものは、人材派遣事業、マーケティング事業、太陽光発電事業及び環境事業です。当連結会計年度におけるその他事業の売上高は前年同期より9億2百万円増(+9.1%)の107億78百万円、営業利益は同2億84百万円増(+73.0%)の6億75百万円となりました。 b.財政状態 資産、負債及び純資産の主な増減要因は以下のとおりです。 (資産) 当連結会計年度における総資産は3,468億52百万円となり、前連結会計年度末に比べ295億65百万円増加しました。現金預金や棚卸資産等の流動資産が減少した一方で、子会社の新規連結等の影響で固定資産が増加しました。 (負債) 負債は2,202億99百万円となり、前連結会計年度末に比べ159億60百万円増加しました。これは主に、買掛金や1年内返済長期借入金等の流動負債と、リース債務等の固定負債がそれぞれ増加したことによるものです。 (純資産) 純資産は1,265億53百万円となり、前連結会計年度末に比べ136億4百万円増加しました。これは主に、利益剰余金等の株主資本の増加、ならびに非支配株主持分の増加等によるものです。 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という) は、前連結会計年度末に比べ79億97百万円減少し、204億39百万円となりました。各キャッシュ・フローの主な内訳は以下のとおりです。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動により得られた資金は354億32百万円となりました。前連結会計年度の158億7百万円の収入と比べて、税金等調整前当期純利益の増加に加えて、減価償却費や減損損失等の非資金項目の増加、また、売上債権、棚卸資産、仕入債務等の増減により、196億25百万円収入が増加しました。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動により使用した資金は285億42百万円となりました。前連結会計年度の167億23百万円の支出と比べて、連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得による支出の増加等により、118億19百万円支出が増加しました。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動により使用した資金は148億53百万円となりました。前連結会計年度の12億93百万円の支出と比べて、長期借入金の返済による支出、連結の範囲の変更を伴わない子会社株式の取得による支出の増加等により、135億59百万円支出が増加しました。 ③ 生産、受注及び販売の状況 a. 生産実績及び受注実績 当社グループは、物流事業を中核とするサービスの提供が主要な事業であるため、記載を省略しております。 b. 販売実績 当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   金額(百万円)   前期比(%) 物流事業   460,233   109.5 不動産事業   19,331   107.8 その他事業   10,778   109.1 合計   490,344   109.4 (注) 1 セグメント間の取引については相殺消去しております。 2 当連結会計年度における販売実績の著しい変動の要因は、「(1)経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況 a.経営成績」に記載のとおりであります。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 重要な会計方針及び見積り 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準にもとづき作成しています。この連結財務諸表の作成にあたって採用している重要な会計方針は、「第5 経理の状況 1.連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」に記載のとおりです。連結財務諸表の作成においては、過去の実績やその時点で合理的と考えられる情報にもとづき、会計上の見積りを行っていますが、見積りには不確実性が伴い、実際の結果とは異なる場合があります。 なお、連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1.連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載のとおりです。 ② 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 当社グループの当連結会計年度の経営成績等は「(1)経営成績等の状況の概要」に記載しております。 ③ 経営成績に重要な影響を与える要因について 当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因につきましては「第2 事業の状況 3.事業等のリスク」に記載しております。 ④ 資本の財源及び資金の流動性について 当社グループの主たる運転資金は、傭車費、外注費、人件費等の売上原価、販売費及び一般管理費等の営業費用であります。また、投資を目的とした資金需要といたしましては、車両の経常的な更新、子会社・関連会社株式の取得等によるもの及び物流施設の自社開発に伴う用地取得、建設工事代金、設備投資等があります。 資金の財源につきましては、当面の資金需要と設備投資計画に則り自己資金と金融機関からの借入金により調達しております。当連結会計年度末における現金及び現金同等物は、204億39百万円となり、有利子負債残高は1,067億14百万円となっております。 当社グループは、グループ全体の資金を有効活用するため、キャッシュ・マネジメント・システムを採用しており、連結子会社の支払い代行業務を行う他、連結子会社の報告にもとづき、グループにおける重要な資金繰りの状況について把握しております。また、取引銀行において、借入金の与信枠の設定を受けており、必要な資金を速やかに確保する基盤を整えております。 ⑤ 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等の達成・進捗状況について 当社グループは、中長期的な視点から事業の持続的成長、収益力及び資本効率の向上を図る方針であります。また、重要な事業戦略、投資戦略の一環として、物流施設の自社開発と流動化サイクルを計画的に循環させることで、3PL及び4PL事業の安定的成長を図る独自のビジネスモデルを推進しております。利益重視のバランスのとれた成長を実現すべく、連結売上高7,000億円、物流セグメントの営業利益率4.5%の達成を中期的な目標として掲げ、これを判断指標と位置づけております。当連結会計年度の売上高は4,903億円(前連結会計年度比+422億円)、物流セグメントの営業利益率2.6%(同+0.4ポイント)となっており、中期的な目標の達成に向けて事業の拡大及び収益性の強化に取り組むとともに、投資と回収の最適なバランスを実現してまいります。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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本ページは公的開示と市場データに、群青で示した解釈を重ねて構成しています。財務・株価の数値は開示・市場データをそのまま表示し、AIには生成させていません。 AI評価 (割安判定・スコア) は解釈です — 詳しくは編集方針をご覧ください。