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日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,085.45+319ドル円158.62-2NASDAQ26,241.86+142S&P 5007,680.46+49SOX 指数11,350.08+619/2終値

鴻池運輸

Konoike Transport Co.,Ltd.9025 · Prime · 陸運業

運輸業を祖業に、顧客工場内の工程請負から物流・国際物流まで手掛ける複合物流企業。素材・消費・航空・医療など幅広い業種にソリューション提供。

概要

鴻池運輸は、大阪市中央区に本社を置く大手総合物流企業である。連結従業員数17,016名、2025年3月期の売上高3,450億円、営業利益214億円(営業利益率6.2%)と安定した収益基盤を持つ。創業以来の伝統を活かし、貨物自動車運送、港湾運送、倉庫業など幅広い物流サービスを展開。特に国際複合一貫輸送や3PL事業に強みを持ち、関西地盤ながら全国規模で事業を拡大している。

複合ソリューション・国内物流・国際物流の三事業体制

鴻池運輸の事業は複合ソリューション、国内物流、国際物流の三つに区分される。2026年3月期のセグメント別売上高は複合ソリューション事業が2,319億85百万円(全体の65.2%)、国内物流事業が565億13百万円(15.9%)、国際物流事業が670億28百万円(18.9%)である。複合ソリューション事業が最大の収益源であり、利益面でも238億64百万円と全社営業利益の大部分を占める。国内物流事業は安定した食品・一般貨物の物流需要を、国際物流事業は海外企業の連結効果や航空貨物の変動に影響される。

複合ソリューション事業の幅広いサービス領域

複合ソリューション事業は、鉄鋼・非鉄・ガス・化学などの素材産業から食品・日用品の消費産業、航空、医療まで多様な業種を顧客とする。具体的な業務は、工場構内での資材受入・製造請負・運搬・検査、物流センター運営、医療機器の滅菌消毒・搬送、産業廃棄物の収集運搬・リサイクル、プラント設備の設計・施工・保全に及ぶ。単なる運搬に留まらず、顧客の生産工程全体を請け負うことで生産効率向上とコストダウンを支援する。同分野の主な関係会社に鴻池メディカル、コウノイケ・エアポートサービス、鳳テックなどがある。

全国の冷凍冷蔵倉庫を基盤とする国内物流事業

国内物流事業は、全国の冷凍・冷蔵倉庫を拠点にした定温物流とドライ倉庫による一般物流で構成される。定温物流では冷凍食品や生鮮食品などの温度管理輸送を、一般物流では機械・衣料品などの保管・配送を提供する。主要顧客は食品製造業、流通・小売業(スーパー、コンビニ)、機械・機器製造業など。子会社として九州産交運輸、関西陸運、日本空輸などを擁する。2026年3月期の売上高は565億13百万円と微増だが、一部得意先の業務撤退により利益は34億48百万円と前年比4.6%減となった。

国際物流事業の海外ネットワークと注力地域

国際物流事業は、海上・航空貨物のフォワーディング、輸出入貨物の倉庫業務、国際複合一貫輸送、海外での物流サービスを提供する。特にインドと北中米を成長の注力地域に位置づけ、鉄鋼スラグ処理会社FSNLの連結化やロサンゼルスでの定温倉庫増床を進めている。子会社は北米、中国、香港、ベトナム、タイ、ミャンマー、インドなどに広がる。2026年3月期の売上高は670億28百万円と前年比6.4%減(航空貨物取扱量減が響いた)だが、海外案件の獲得で中長期的な成長を目指す。

業界の中での役割は複合物流・工程請負企業(生産工程から物流・国際フォワーディングまで一貫)にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
3,556億円
営業利益
228億円
営業利益率
6.4%
純利益
143億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01複合ソリューション事業主力

鉄鋼・金属・ガス・化学などの素材産業、食品・日用品の消費産業、航空、医療など幅広い業種向けに、工場内の資材受入・製造請負・運搬・検査、物流センター運営、医療機器滅菌、廃棄物処理、設備保全など多岐にわたる業務請負を提供。顧客の生産効率・品質向上とコストダウンを総合的に支援。

主要顧客鉄鋼メーカー、非鉄金属メーカー、ガス会社、化学メーカー、食品メーカー、日用品メーカー、航空会社、医療機関、医療機器メーカー

主な製品・サービス5
生産工程請負
顧客工場内での資材受入、製造請負、構内運搬、製品検査等の業務受託。
流通加工・物流センター運営
工場・配送センターにおける製品入出庫、配送、流通加工業務の請負。
医療機器滅菌・搬送
医療機器の滅菌消毒、病院内での医療機器洗浄・輸送サービス。
産業廃棄物収集運搬・リサイクル
産業廃棄物の収集運搬、製鉄所における再資源化原料のリサイクル業務。
プラントエンジニアリング
工場プラント設備の設計・施工・設備保全。

02国内物流事業準主力

全国の冷凍・冷蔵倉庫を拠点とした定温物流(食品・飲料等の温度管理輸送)と、ドライ倉庫による一般物流(機械・衣料品等の保管・配送)を提供。一貫した物流サービスで顧客のサプライチェーンを支える。

主要顧客食品製造業(飲料・食品・食品原料メーカー)、流通・小売業(スーパー、コンビニ、卸)、機械・機器製造業、衣料品取扱業、小売業(量販店)

主な製品・サービス2
定温物流サービス
冷凍・冷蔵倉庫の運営と、冷凍食品・冷蔵食品等の温度管理下でのトラック輸送。
一般物流サービス
ドライ倉庫の運営と、機械・衣料品等の一般貨物のトラック輸送。

03国際物流事業準主力

海上・航空貨物のフォワーディング、輸出入貨物の倉庫業務、国際複合一貫輸送のアレンジ、海外における物流・定温物流・プラント輸送施工等を提供。商社やメーカーの海外事業展開をサポート。

主要顧客商社、メーカー

主な製品・サービス3
フォワーディング業務
国際間輸送のアレンジ・提供(航空・海運・港湾・陸上を組み合わせた国際複合一貫輸送)、貿易事務受託。
港湾倉庫運営
輸出入貨物の一時保管・流通加工を行う港湾倉庫の運営。
海外物流サービス
海外拠点での定温物流・一般物流、プラント設備の輸送・施工。

04その他その他

報告セグメントに含まれない事業として、ソフトウェア開発・保守、情報処理受託等のITサービスを提供。

製品と技術

生産工程請負と物流センター運営からなる複合ソリューション

複合ソリューション事業の中心は、顧客の工場や物流センター内での業務請負である。生産工程領域では資材・原料の受入、製造請負、構内運搬、製品検査を提供。流通工程領域では製品入出庫、配送、流通加工を担う。さらに医療機器の滅菌消毒や病院内洗浄・輸送、産業廃棄物の収集運搬・リサイクル、工場プラント設備の設計・施工・保全まで手掛ける。これらのサービスは単独でも組み合わせても提供され、顧客の事業課題に応じた「複合的なソリューション」として機能する。

冷凍冷蔵倉庫を核とした定温物流と一般物流

国内物流事業では、全国に保有する冷凍・冷蔵倉庫を拠点にした定温物流と、ドライ倉庫による一般物流を展開する。定温物流では、冷凍食品や生鮮食品などの温度管理が必要な商品を、倉庫運営から温度管理下のトラック輸送まで一貫して提供。一般物流では、機械・衣料品などの一般貨物の保管と配送を行う。食品製造業や流通小売業、機械機器製造業などが主要顧客であり、サプライチェーン全体を効率化するサービスが強みである。

国際複合一貫輸送を軸としたフォワーディングと海外物流

国際物流事業では、海上・航空貨物のフォワーディング業務を通じて国際複合一貫輸送を提供する。航空、海運、港湾、陸上輸送を組み合わせ、生鮮食品から精密部品まで幅広い貨物の国際輸送をアレンジ。貿易事務の受託も行う。海外では、北米、中国、東南アジア、インドに拠点を持ち、定温物流や一般物流、プラント設備の輸送・施工サービスを現地で提供する。特にインドでは鉄鋼スラグ処理の大型案件を手掛け、北中米では冷蔵冷蔵倉庫の増強を進めている。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

陸運業のなかでの位置

総合物流で中堅、内需依存型

鴻池運輸は総合物流業者で、売上高は3,000億円超と業界内では中堅に位置する。同業のSBSホールディングスなどと比較すると規模は小さいが、特定のモードに偏らない総合物流サービスを強みとする。鉄道会社のような旅客輸送を持たず、陸運業の中では貨物物流に特化したビジネスモデルであり、内需依存度が高い。収益性は営業利益率6%前後で安定しているが、成長性はやや鈍い。

強み

  • 売上高3,000億超、営業利益率6%前後と安定した収益を確保。
  • 保管、配送、国際輸送など多岐にわたるサービスを一貫提供。
  • 幅広い業種の顧客を持ち、特定顧客への依存度が低い。
  • 自己資本比率が高く、財務リスクが低い。

課題

  • 売上成長率は年5%程度と緩やかで、大型投資機会が限定的。
  • 国内経済の低迷や物流需要減少の影響を受けやすい。
  • SBSホールディングスなど同業との競争が激しく、価格競争にさらされる。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

物流・運輸の時価総額近傍。太字が鴻池運輸

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
19031西日本鉄道2,482億円7.4倍
21333Umios1,976億円8.9倍
32384SBSホールディングス1,954億円9.8倍
49119飯野海運1,886億円11.9倍
55975東プレ1,845億円9.1倍
69025鴻池運輸1,635億円10.7倍
79068丸全昭和運輸1,495億円11.1倍
89010富士急行1,434億円3.9倍
92146UTグループ1,395億円19.9倍
109037ハマキョウレックス1,395億円12.7倍
112874横浜冷凍1,302億円41.1倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(物流・運輸)に従っています。

会社の歴史

沿革 31件

1880年の創業から鴻池組の一部門へ

鴻池運輸の起源は1880年(明治13年)5月、故・鴻池忠治郎が大阪・伝法(現・此花区)で労働供給業・運輸業を始めたことにさかのぼる。1900年には鉄鋼分野で工場構内荷役・運搬作業を開始。1918年6月に株式会社鴻池組(設立資本金100万円)が設立され、運輸部門は同社の運搬部として組み込まれた。この時代、鉄鋼業の成長とともに構内物流の需要が高まり、後の複合ソリューション事業の基盤が築かれた。

1945年の独立と戦後の事業拡大

1945年5月、株式会社鴻池組から運輸事業の一切を継承し、鴻池運輸株式会社を設立(資本金350万円)。第二次世界大戦直後で経済混乱の中での出発だった。1951年1月に食品分野へ進出し、同年7月には港湾運送事業法に基づく港湾運送業者として登録。1962年6月に倉庫業、1963年2月に海上貨物運送事業を開始。1968年4月には本店を大阪市此花区から東区(現・中央区)に移転し、事業拡大の拠点とした。

関連会社の設立と事業多角化の1970年代

1970年3月、鹿島選鉱株式会社(現・株式会社エコイノベーション)へ出資し産業廃棄物処分事業を開始。1975年12月には関西陸運株式会社を傘下に収め、陸運ネットワークを強化。1978年5月のアサハンプロジェクト参加を機に空港関連事業の基礎を築き、1979年9月の日本空輸株式会社への出資で航空貨物運送事業に参入した。1981年5月には千代田検査工業株式会社を設立し、検査業務の領域を拡大。この時期、物流から周辺サービスへ事業の幅が広がった。

1980年代の国際展開と定温物流への本格参入

1984年10月にシンガポール進出、1985年1月に中国(北京)・アメリカ(ロサンゼルス)進出と海外展開を加速。1985年4月には現地法人Konoike Transport & Engineering (USA), Inc.を設立した。同年3月には定温物流事業を開始し、冷凍冷蔵倉庫網の構築に着手。1986年6月にコウノイケ・パーソネルサービス(現・コウノイケ・スカイサポート)を設立し、空港グランドハンドリング分野にも進出した。1989年5月には香港法人を設立し、アジアでの拠点を拡充した。

アジア新興国への展開と医療事業参入の1990年代

1993年7月にベトナム(ホーチミン)進出。1994年7月、株式会社メディカル・システム・サービス北関東(現・鴻池メディカル)を設立し医療関連事業に参入。1995年4月には中国の合弁会社青島遠洋鴻池物流有限公司を設立、1996年12月にはベトナムでKonoike Vinatrans Logistics Co., Ltd.を設立した。1994年4月にはロサンゼルスにKonoike-Pacific California, Inc.を設立し、北米での物流基盤を強化。アジアと北米の両軸で国際物流ネットワークを広げた。

2000年代以降のさらなる成長と中期経営計画

2000年1月にフィリピン(マニラ)に進出。その後もインド、カナダなどへの投資を継続し、2025年3月期の売上高は3,450億円に達した。2026年3月期より中期経営計画2027をスタートし、海外事業拡大(特にインド・北中米)と国内事業の成長加速(メディカル・空港分野の強化)を掲げる。売上高は3,555億55百万円、営業利益227億85百万円と過去最高を更新した。一方で日中関係悪化による空港事業の減便影響など課題も抱える。

年表31件を開く

1880年代

  • 1880年5月故・鴻池忠治郎が大阪、伝法の地(現在の大阪市此花区)で労働供給業・運輸業を開始。

1900年代

  • 1900年5月鉄鋼分野において工場構内荷役・運搬作業を開始。

1910年代

  • 1918年6月㈱鴻池組設立(設立資本金100万円)。運輸部門は同社の運搬部となる。

1940年代

  • 1945年5月㈱鴻池組より運輸事業の一切を継承して鴻池運輸㈱を設立(設立資本金350万円)。

1950年代

  • 1951年1月食品分野において荷役・運搬作業を開始。
  • 1951年7月港湾運送業者として登録(港湾運送事業法制定)。

1960年代

  • 1962年6月倉庫業を開始。
  • 1963年2月海上貨物運送事業を開始。
  • 1963年5月鳳梱包㈱[現・鳳テック㈱(現・連結子会社)]へ出資、設立。
  • 1968年4月本店事務所を大阪市此花区より大阪市東区(現・中央区)に移転。

1970年代

  • 1970年3月鹿島選鉱㈱[現・㈱エコイノベーション(現・連結子会社)]へ出資、設立。産業廃棄物処分事業を開始。
  • 1972年5月島屋興産㈱[現・コウノイケ・コーポレートサービス㈱(現・連結子会社)]を設立。
  • 1975年12月関西陸運㈱(現・連結子会社)へ出資、経営権を取得。
  • 1978年5月アサハンプロジェクトに参加。
  • 1979年9月日本空輸㈱(現・連結子会社)へ出資、航空貨物運送事業を開始。

1980年代

  • 1981年5月千代田検査工業㈱(現・連結子会社)を設立。
  • 1984年4月㈱ニチウン(現・連結子会社)へ出資、経営権を取得。
  • 1984年10月シンガポールに進出。
  • 1985年1月中国(北京)に進出。アメリカ(ロサンゼルス)に進出。
  • 1985年3月定温物流事業を開始。
  • 1985年4月ロサンゼルスに現地法人Konoike Transport & Engineering (USA), Inc.(現・連結子会社)を設立。
  • 1985年12月佐野運輸㈱(現・連結子会社)へ出資、経営権を取得。
  • 1986年6月コウノイケ・パーソネルサービス㈱[現・コウノイケ・スカイサポート㈱(現・連結子会社)]を設立。
  • 1989年5月香港に現地法人Konoike Transport & Engineering (H.K.) Ltd.(現・連結子会社)を設立。

1990年代

  • 1991年3月コウノイケ・エアポート・エンジニアリング㈱[現・コウノイケ・エアポートサービス㈱(現・連結子会社)]を設立、空港関連事業を開始。
  • 1993年7月ベトナム(ホーチミン)に進出。
  • 1994年4月ロサンゼルスに現地法人Konoike-Pacific California, Inc.(現・連結子会社)を設立。
  • 1994年7月㈱メディカル・システム・サービス北関東[現・鴻池メディカル㈱(現・連結子会社)]を設立、医療関連事業を開始。
  • 1995年4月中国に合弁会社青島遠洋鴻池冷蔵有限公司[現・青島遠洋鴻池物流有限公司(連結子会社)]を設立。
  • 1996年12月ベトナムに合弁会社The Japan Vietnam Transportation Co.,Ltd.[現・Konoike Vinatrans Logistics Co., Ltd.(現・連結子会社)]を設立。

2000年代

  • 2000年1月フィリピン(マニラ)に進出。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。そのうち5項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上高2028年3月期まで4,100億円
  • 営業利益2028年3月期まで260億円
  • 営業利益率2028年3月期まで6.3%
  • ROE2028年3月期まで10%以上
  • 海外営業利益2028年3月期まで33億円

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    海外事業拡大(インド・北中米)

    インドおよび北中米を注力地域と位置づけ、鉄鋼スラグ処理や冷蔵冷凍倉庫など既存事業の深耕と新規事業の推進により成長を加速する。

  2. 02

    国内事業の成長加速

    メディカル・空港分野のサービス強化と、物流事業を一般・定温・戦略アカウントの3領域に分け、それぞれの特性に基づく戦略と連携強化により付加価値の高い事業を構築する。

  3. 03

    事業構造改革とKOMBO活動

    既存事業の保全・メンテナンス領域拡大、KOMBO活動(現場ノウハウ×新技術)による生産性向上・事業モデル変革、事業継続性評価による収益構造改革を推進する。

  4. 04

    財務・資本戦略の最適化

    株主資本コスト(8〜9%)を上回るROEの継続的向上を目指し、人的投資・成長投資・維持強化投資のバランス配分と株主還元の充実(配当性向40%以上)を行う。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で17,016人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は587万円で、9期前と比べて+12.3%平均年齢は44.0歳、平均勤続年数は13.4年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月12,614
2018年3月13,908
2019年3月52241.311.315,228
2020年3月52641.511.315,931
2021年3月51541.911.815,690
2022年3月52642.412.315,188
2023年3月53942.812.615,709
2024年3月54543.313.115,807
2025年3月57143.713.316,650129
2026年3月58744.013.417,016134

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率4.8%
縦線は目安の30%
男性育休取得率96.4%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)49.3%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社59(国内 31 / 海外 28、うち連結子会社 14) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
東日本支店 東京都中央区他165億円
複合ソリューション事業
国際物流事業 — Konoike-Pacific California, Inc. 米国ロサンゼルス116億円
複合ソリューション事業・国際物流事業 — その他 24社106億円
定温物流支店 東京都中央区他8,862百万円
複合ソリューション事業・国内物流事業
関東・北日本支店 東京都中央区他7,322百万円
複合ソリューション事業・国内物流事業
東海支店 名古屋市熱田区他7,136百万円
複合ソリューション事業
国際物流事業 — Konoike-E Street, Inc. 米国ロサンゼルス6,491百万円
本社 大阪市中央区他6,298百万円
全社共通
西日本支店 大阪市北区他6,257百万円
複合ソリューション事業
関西支店 大阪市此花区他4,474百万円
複合ソリューション事業・国内物流事業
ほか12件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    鴻池メディカル㈱
    東京都 千代田区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    鴻池エアーホールディング㈱
    東京都 中央区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    コウノイケ・エアポートサービス㈱
    東京都 大田区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    コウノイケ・スカイサポート㈱
    大阪府 泉佐野市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱Kスカイ
    大阪府 田尻町 · 連結子会社
    議決権90.0%
  • 国内
    ㈱Kグランドサービス
    大阪府 泉佐野市 · 連結子会社
    議決権90.0%
  • 国内
    ㈱Kグランドエキスパート
    大阪府 泉佐野市 · 連結子会社
    議決権90.0%
  • 国内
    日本空港サービス㈱
    千葉県 成田市 · 連結子会社
    議決権70.0%
  • 国内
    空港ターミナルサービス㈱
    千葉県 成田市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱エヌエービー
    千葉県 成田市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱ジェイフレンドリー
    千葉県 成田市 · 連結子会社
    議決権97.0%
  • 国内
    エアーエキスプレス㈱
    沖縄県 那覇市 · 連結子会社
    議決権100.0%
残りのグループ会社47社を開く
  • 九州産交運輸㈱熊本市 南区100%
  • 関西陸運㈱香川県 さぬき市100%
  • 日本空輸㈱東京都 港区100%
  • ㈱エコイノベーション茨城県 鹿嶋市100%
  • ASRリサイクリング鹿島㈱(注)3茨城県 鹿嶋市100%
  • コウノイケ・エキスプレス㈱和歌山県 和歌山市100%
  • 鳳テック㈱茨城県 鹿嶋市60%
  • 中電産業㈱新潟県 妙高市100%
  • 佐野運輸㈱神戸市 中央区100%
  • 此花運輸㈱名古屋市 中村区100%
  • コウノイケ・シッピング㈱東京都 中央区100%
  • コウノイケ・コーポレートサービス㈱大阪市 此花区100%
  • エヌビーエス㈱福岡市 博多区100%
  • ㈱ニチウン横浜市 中区100%
  • 千代田検査工業㈱大阪市 此花区100%
  • シャイン㈱東京都 港区52%
  • コウノイケITソリューションズ㈱東京都 中央区70%
  • Konoike Kanepackage Holding Co., Ltd.(注)3カナダ アクスブリッジ83%
  • Pine Valley Packaging Group Inc.カナダ アクスブリッジ83%
  • Pine Valley Packaging Mexico S.A. de C.V.メキシコ グアナファト州 レオン83%
  • Konoike-Pacific California, Inc. (注)3米国 カリフォルニア州 ロサンゼルス100%
  • Konoike-General, Inc.米国 カリフォルニア州 ロサンゼルス100%
  • Konoike-E Street, Inc.米国 カリフォルニア州 ロサンゼルス100%
  • Konoike Transport & Engineering (USA), Inc.米国 カリフォルニア州 ロサンゼルス100%
  • Konoike Mexico S.A. de C.V.メキシコ ハリスコ州 トラケパケ100%
  • Konoike Transport & Engineering (H.K.) Ltd.中国 香港100%
  • 鴻池国際貨運(深圳)有限公司中国 深圳100%
  • 鴻池物流(上海)有限公司中国 上海100%
  • 鴻池亜細亜物流(江蘇)有限公司(注)3中国 江蘇100%
  • BEL International Logistics Ltd. (注)3中国 香港100%
  • 創業國際貨運代理(中國)有限公司中国 上海100%
  • BEL Supply Chain Solutions Ltd.中国 香港100%
  • Konoike Philippines Corporationフィリピン カブヤオ70%
  • Konoike Vinatrans Logistics Co., Ltd. (注)3ベトナム ホーチミン60%
  • Anpha-AG Joint Stock Company (注)3ベトナム ロンアン省100%
  • BEL International Logistics Vietnam Company Ltd.ベトナム ホーチミン100%
  • Konoike Asia (Thailand) Co., Ltd.タイ バンコク52%
  • Konoike Cool Logistics (Thailand) Co., Ltd. (注)3、5タイ バンコク50%
  • Konoike-Sotus Venture Co., Ltd. (注)5タイ バンコク49%
  • Konoike Myanmar Co., Ltd. (注)3ミャンマー ヤンゴン100%
  • Joshi Konoike Transport & Infrastructure Pvt. Ltd. (注)3インド ニューデリー51%
  • SPD India Healthcare Pvt. Ltd.インド ニューデリー82%
  • FSNL Private Ltd.(注)3インド ビラーイー100%
  • Venus Marine Co., Ltd. S. A.パナマ共和国100%
  • MacroAsia Airport Services Corporationフィリピン マニラ20%
  • Vertex Engineers Private Limited (注)6インド ベンガルール49%
  • Ehrhardt Konoike Solutions GmbHドイツ ボッパルト49%
公共調達・補助金 (gBizINFO)
  • 調達
    「国際医薬パートナーシップ」推進に関するインド共和国における調査
    内閣官房 · 2018-07-02
    1,480万円
  • 調達
    印刷物等の搬送等業務
    国税庁 · 2024-02-28
    1,304万円
  • 調達
    エネルギー消費の効率化等に資する我が国技術の国際実証事業実証要件適合性等調査自動車輸送のモーダルシフトを実現するための最適輸送システム構築実証研究(インド)
    国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 · 2019-09-10
    762万円
  • 調達
    インド共和国におけるヘルスケアの包括的な改善のための調査
    内閣官房 · 2019-08-09
    636万円
  • 補助金
    海外農業・貿易投資環境調査分析事業(フードバリューチェーン構築推進事業(インド))
    農林水産省 · 2019-05-16
    750万円

出典: gBizINFO (経済産業省)

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は3,556億円営業利益228億円前期と比べると増収増益で、売上が+3.1%、利益が+6.5%。

売上高
+3.1%
3,556億円
営業利益
+6.5%
228億円
純利益
+1.4%
143億円
営業利益率
6.4%
前期比 +0.2%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高3,610億円3,556億円
営業利益210億円228億円
純利益140億円143億円
1株あたり配当¥110¥110

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は890億円、営業利益は64億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+15.7%、営業利益は+64.1%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q74714
2024年1Q769395.126
2024年2Q786435.529
2024年3Q804516.331
2024年4Q79127
2025年2Q1,6971207.197
2025年4Q1,753945.444
2026年2Q1,7931267.081
2026年4Q1,7631025.862
2027年1Q890647.238

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は2,277億円から3,556億円へ1.6倍に増えた。直近期の営業利益率は6.4%。売上は5期、純利益は6期の連続増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月2,2777540
2014年3月2,3158044
2015年3月2,4509654
2016年3月2,52610764
2017年3月2,58310773
2018年3月2,76811570
2019年3月2,94211463
2020年3月3,1089646
2021年3月2,9239448
2022年3月3,01411880
2023年3月3,11814383
2024年3月3,150170113
2025年3月3,4502142136.2141
2026年3月3,5562282266.4143

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高3,556億円のうち、営業利益として残るのは228億円6.4%。営業外の損益と税金を反映した純利益は143億円、売上の4.0%にあたる。営業利益率は業種中央値7.2%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金87.8%3,123億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金5.8%205億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益6.4%228億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
12.2%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比0.8pt
6.4%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比2.1pt
4.0%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+0.9pt
9.3%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
4.8%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
6.8%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが249億円、投資CFが−162億円で、差し引きのフリーCFは87億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は609億円で、売上の2.1ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月104−552049199
2014年3月146−96−6950187
2015年3月155−981857265
2016年3月113−125−53−12200
2017年3月165−6314102314
2018年3月144−100−6544291
2019年3月58−87−38−29223
2020年3月184−1653619277
2021年3月145−10931136622
2022年3月167−64−154103576
2023年3月188−58−35130676
2024年3月177−78−9999681
2025年3月235−170−12965627
2026年3月249−162−10587609

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は2,997億円。このうち返さなくてよい自己資本が1,633億円で、自己資本比率は53.1%(業種中央値40.1%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月1,7087081,00040.6
2014年3月1,74475099442.1
2015年3月1,9288471,08143.0
2016年3月1,9178861,03145.2
2017年3月2,0469531,09344.9
2018年3月2,1171,0121,10546.2
2019年3月2,1331,0161,11746.1
2020年3月2,2359961,23943.0
2021年3月2,5881,0481,54039.2
2022年3月2,5781,1331,44543.0
2023年3月2,6601,2381,42245.6
2024年3月2,7711,3611,41048.1
2025年3月2,8971,5041,39350.7
2026年3月2,9971,6331,36553.1

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
659億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
1,486億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
1,365億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
78
/ 100
安定性自己資本比率35 / 40
収益力営業利益率13 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

陸運業 56社との比較

同じ陸運業の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回り56社中6位あたり、逆に低いのは売上成長率56社中37位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
9.3%/中央値 8.4%
P25 6.0%P75 10.4%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
6.4%/中央値 7.2%
P25 4.9%P75 10.9%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
53.1%/中央値 40.1%
P25 32.4%P75 54.0%
売上成長率前期からの売上の伸び
3.1%/中央値 4.5%
P25 2.6%P75 7.5%
配当利回り上位株価に対して1年で受け取る配当の割合
3.8%/中央値 2.4%
P25 1.6%P75 3.0%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥2,870で、1年前と比べて-13.1%過去52週の値幅のなかでは26%の位置にある。

¥2,870-2.4%1ヶ月-0.1%1年-13.1%時価総額1,635億円
過去52週の値幅
安値¥2,600高値¥3,620

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)10.7倍
PER (会社予想)10.9倍
PBR0.94倍
配当利回り3.83%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は25日線を+4.7%上回り、75日線も上抜け上昇基調。直近1カ月で7.0%上昇し、52週高値3620円からは20.2%下。RSIは73.2と買われすぎ圏だが、週足は切り上がっておりトレンドは強気。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 75/100)

PER10.7倍は同業平均23.9倍を大きく下回り、PBR0.96倍も平均1.08倍より低く割安感が強い。配当利回り3.84%は平均2.20%を上回るが、配当性向78.8%と高く、今後の増配余地は限定的とみられる。ROE9.3%は平均水準程度であり、収益性は特別に高いわけではないものの、バリュエーション面で割安と判断した。

指標この会社業種平均
PER (実績)10.7倍15.7倍
PER (予想)10.9倍
PBR0.94倍1.07倍
ROE9.3%8.4%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

鴻池運輸の投資論点は、安定した物流需要と堅実な経営によるディフェンシブ性と、業界の人手不足・運賃上昇圧力の中で収益性がどこまで改善するかにある。強気派は、2025年3月期の営業利益率6.2%と過去最高益更新、PBR0.96倍と割安感、3PL・国際物流の成長性を評価。一方弱気派は、陸運業界の構造的な人手不足・賃金上昇によるコスト増、同業との競争激化、ROE9.3%と資本効率の低さを懸念する。また、関西地盤の強みが全国展開の制約になる可能性も議論の的。

プラスに働く材料7
  • 安定した業績と高水準の配当

    2025年3月期営業利益214億円、配当利回り3.8%と利回り良好。

  • 割安なバリュエーション

    PER10.7倍、PBR0.96倍と解散価値近辺で割安感。

  • 3PL・国際物流の成長

    国際複合一貫輸送や3PL事業が拡大中で収益源が多様化。

  • 2026年3月期営業利益228億円と堅調な増益2026年3月期決算発表影響

    営業利益率6.4%、前期比+6.5%増と安定成長

  • PBR0.96倍、ROE9.3%で株価純資産倍率改善余地継続影響

    ROE10%超でPBR1倍突破、株価上昇余力

  • 配当利回り3.84%と高水準、株主還元強化通年影響

    配当性向約46%、増益に伴う増配期待

  • 物流効率化投資で中長期的な競争力向上2027年〜2028年影響

    自動化・DX投資でコスト削減、営業利益改善

マイナスに働く材料7
  • 人手不足と賃金上昇リスク

    物流業界全体でドライバー不足・コスト増が収益を圧迫。

  • 競争激化と価格競争

    同業他社との競争で運賃の値上げが容易でない。

  • 資本効率の低さ

    ROE9.3%と資本コストを下回る可能性があり、PBR1倍未満。

  • 人件費・燃料費上昇でコスト増加継続影響

    2025年3月期営業利益214億円、コスト増で利益率低下

  • トラック運賃競争激化で収益圧迫継続影響

    2026年3月期営業利益228億円、運賃下落で上振れ困難

  • Eコマース成長鈍化で物流需要減少不定影響

    ネット通販市場の伸び率低下が荷動きに影響

  • 金利上昇による設備投資負担金融政策次第影響

    借入金利上昇で減価償却費増、利益圧迫

次の決算で確かめる点
営業利益率
収益性改善の度合いを測る核心指標。
3PL・国際物流売上高
成長分野の進捗を確認するため。
従業員数と人件費率
人手不足の影響とコスト管理の評価に必要。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり110で、前期から+14.6%いまの株価に対する利回りは3.83%。増配か配当維持が5年続いている。

年間配当
¥110
1株あたり
配当利回り
3.83%
いまの株価に対して
配当性向
78.8%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
5年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月3529.0
2018年3月362.949.0
2019年3月360.036.0
2020年3月360.068.7
2021年3月20−44.420.8
2022年3月2945.024.4
2023年3月4244.830.0
2024年3月6554.841.7
2025年3月9647.754.4
2026年3月11014.678.8

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥110

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ4,846人。区分でいちばん多いのは個人・その他38.2%。グループ会社や銀行などの安定株主が45.7%を占め、残る54.3%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他39.940.440.239.138.338.2
事業法人26.927.127.026.925.425.3
金融機関20.420.420.521.322.920.4
外国法人11.911.211.810.811.914.5
自己株式7.87.17.06.96.86.8
証券会社0.90.80.51.91.51.6
外国人個人0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01江之子島商事株式会社8.85
02日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)7.77
03鴻池運輸従業員持株会6.93
04銀泉株式会社6.32
05鴻池 忠彦5.00
06株式会社日本カストディ銀行(信託口)4.47
07株式会社三井住友銀行4.35
08大阪瓦斯株式会社3.95
09鴻池 忠嗣2.85
10日本製鉄株式会社2.79

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+70%、1株純資産は14期で+23%。直近期のROEは9.3%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月1582,4356.19.616.7
2014年3月771,2896.110.420.4
2015年3月961,4576.913.338.9
2016年3月1131,5227.611.738.5
2017年3月1281,6168.210.729.0
2018年3月1241,7197.414.949.0
2019年3月1121,7726.416.436.0
2020年3月851,8334.713.668.7
2021年3月921,9354.913.120.8
2022年3月1512,0967.57.624.4
2023年3月1572,2897.19.530.0
2024年3月2142,5138.910.241.7
2025年3月2652,76610.010.154.4
2026年3月2692,9969.310.878.8

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

25名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は25名。2026/3期の役員報酬は総額251百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約12倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
鴻池忠彦代表取締役会長兼社長執行役員 ICT管掌722,846,000
鴻池忠嗣取締役副社長執行役員 海外事業・技術・業務改革管掌 兼業務改革推進本部本部長431,623,000
大田嘉仁取締役72
増山美佳取締役63
藤田泰介取締役56
田中俊一監査役(常勤)6219,000
高橋和哉監査役(常勤)592,000
星千絵監査役54
木村朋成監査役64
津加宏取締役副社長執行役員 コーポレート部門管掌兼サステナビリティ担当633,000
田辺茂樹取締役副社長執行役員 国内事業管掌兼営業統括本部本部長6327,000
坂本敦哉常務執行役員 エンジニアリング本部本部長
残りの役員13名を開く
氏名役職年齢
大渕和夫常務執行役員 経営企画本部本部長
藤原俊宏常務執行役員 社長特命事項(インド駐在)兼FSNL Private Limited Chairman(取締役会長)
岡本清章常務執行役員 総務本部本部長
中村繁夫執行役員 経営品質本部副本部長兼環境部長
柏田昌宏執行役員 鉄鋼本部本部長
中西義人執行役員 財務経理本部本部長
高見英喜執行役員 営業統括本部副本部長
戸和孝秀執行役員 国際統括本部本部長
井上光行執行役員 生活産業本部本部長
高坂敬三80
村本伸一取締役66
宮口亜希監査役59
藏本幸治執行役員 食品プロダクツ本部本部長兼経営企画本部副本部長

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)276481614171
社外取締役5626212
監査役3484816

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容3,903字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループは、当社、関係会社72社(うち連結子会社56社)で構成されております。 当社及びその関係会社が営んでいる事業内容と、当該事業における各社の位置づけは次のとおりであります。なお、次の事業区分は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等(1)連結財務諸表 注記事項(セグメント情報等)」に掲げるセグメント情報の区分と同一であります。 なお、当連結会計年度より報告セグメントの区分を変更しております。詳細は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等(1)連結財務諸表 注記事項(セグメント情報等)」に記載のとおりであります。 当社の祖業は運輸業でありますが、顧客からの運搬請負から発展して事業を拡大した結果、現状においては顧客工場構内での工程請負、プラント設備機器の据付等の多岐にわたる業務を請け負うに至っております。なお、下記の事業区分のうち、当社は報告セグメントに含まれる事業に係る業務を行っております。 (1)複合ソリューション事業 鉄鋼、非鉄・金属、ガス及び化学などの素材産業分野から、食品及び日用品などの消費産業分野、航空産業分野並びに医療産業分野に至るまでの様々な業種・業態を対象として、顧客企業の事業活動における各種工程の業務請負を行っております。 当該事業においては、顧客企業が抱える事業活動上の課題に対して、単純な運搬業務に留まらず、生産工程から流通工程及びこれらに付帯する各種業務、専門的スキルを要する特殊業務まで、当社グループの人材及び設備等の経営資源並びに業務ノウハウを活用した複合的なサービス(ソリューション)を提供することにより、顧客企業における生産効率・品質の向上及びコストダウンの実現に向けたサポートを行っております。 本事業に従事する当社の主な関係会社、本事業の主な顧客業種並びに具体的業務事例は以下のとおりであります。 複合ソリューション事業に属する主な関係会社の名称(注) 鴻池メディカル㈱、鴻池エアーホールディング㈱、コウノイケ・エアポートサービス㈱、コウノイケ・スカイサポート㈱、㈱Kスカイ、㈱Kグランドサービス、㈱Kグランドエキスパート、日本空港サービス㈱、空港ターミナルサービス㈱、㈱エヌエービー、㈱ジェイフレンドリー、エアーエキスプレス㈱、㈱エコイノベーション、ASRリサイクリング鹿島㈱、コウノイケ・エキスプレス㈱、鳳テック㈱、中電産業㈱、コウノイケ・コーポレートサービス㈱、エヌビーエス㈱、千代田検査工業㈱、Konoike Philippines Corporation、SPD India Healthcare Pvt. Ltd.、FSNL Private Ltd.、MacroAsia Airport Services Corporation(持分法適用関連会社)、Vertex Engineers Private Limited(持分法適用関連会社) (注)1.持分法適用関連会社に関する株式は、セグメント情報の「調整額」の区分に含めております。 2.Vertex Engineers Private Limitedは、2026年4月1日付で名称をVertex Konoike Engineers Pvt.Ltd.に変更しております。 主な顧客業種 素材産業分野   鉄鋼、非鉄・金属、ガス、化学メーカー等 消費産業分野   食品・飲料、日用品メーカー等 航空産業分野   航空会社等 医療産業分野   医療機関、医療機器メーカー等 具体的業務事例 生産工程領域   ・資材・原料の受入 ・製造請負 ・工場構内運搬 ・製品検査 流通工程領域   ・工場、配送センターにおける製品入出庫、配送等 ・顧客及び当社物流センターにおける製商品の流通加工 その他専門工程等   ・医療機器の滅菌消毒、病院内での医療機器洗浄並びに輸送 ・産業廃棄物の収集運搬 ・製鉄所における再資源化原料のリサイクル ・工場プラント設備の設計・施工・設備保全 (2)国内物流事業 国内に保有する冷凍・冷蔵倉庫を拠点とした定温物流業務(注)、及びドライ倉庫を拠点とした一般物流業務を実施しております。顧客の商品の保管から流通加工、配送まで、スムーズな物流サービスを一括してご提供しております。 本事業に従事する当社の主な関係会社、本事業の主な顧客業種並びに具体的業務事例は以下のとおりであります。 国内物流事業に属する主な関係会社の名称 九州産交運輸㈱、関西陸運㈱、日本空輸㈱、此花運輸㈱ 主な顧客業種 定温物流業務   食品製造業(飲料・食品・食品原料の製造メーカー) 流通・小売業(スーパー、コンビニエンスストア、食料品卸会社)等 一般物流業務   機械・機器製造業、衣料品取扱業、小売業(量販店)等 具体的業務事例 定温物流業務   ・冷凍・冷蔵倉庫の運営 ・冷凍食品・冷蔵食品等の定温管理下でのトラック輸送 一般物流業務   ・物流倉庫運営 ・トラック輸送 (注)定温物流業務とは、冷凍食品や生鮮食品等の温度管理を必要とする商品の輸送業務を指します。 (3)国際物流事業 国内外において海上貨物、航空貨物取扱業務及び輸出入貨物の倉庫業務等を実施しております。生鮮食品から最先端の精密部品までカバーする各種輸送を中心として、顧客の海外事業展開に必要なサポートをご提供しております。 本事業に従事する当社の主な関係会社、本事業の主な顧客業種並びに具体的業務事例は以下のとおりであります。 国際物流事業に属する主な関係会社の名称 佐野運輸㈱、コウノイケ・シッピング㈱、㈱ニチウン、Konoike Kanepackage Holding Co.,Ltd.、Pine Valley Packaging Group Inc.、Pine Valley Packaging Mexico S.A. de C.V.、Konoike-Pacific California, Inc.、Konoike-General, Inc.、Konoike-E Street, Inc.、Konoike Transport & Engineering (USA), Inc.、Konoike Mexico S.A. de C.V.、Konoike Transport & Engineering (H.K.) Ltd.、鴻池国際貨運(深圳)有限公司、鴻池物流(上海)有限公司、鴻池亜細亜物流(江蘇)有限公司、BEL International Logistics Ltd.、創業國際貨運代理(中國)有限公司、BEL Supply Chain Solutions Ltd.、Konoike Vinatrans Logistics Co., Ltd.、Anpha-AG Joint Stock Company、BEL International Logistics Vietnam Company Ltd.、Konoike Asia (Thailand) Co., Ltd.、Konoike Cool Logistics (Thailand) Co., Ltd.、Konoike-Sotus Venture Co., Ltd.、Konoike Myanmar Co., Ltd.、Joshi Konoike Transport & Infrastructure Pvt. Ltd.、Venus Marine Co.,Ltd.S.A. 主な顧客業種 商社、メーカー等 具体的業務事例 ・フォワーディング業務(国際間輸送に関して、航空・海運・港湾・陸上輸送と当社グループ国内物流事業を含めた国際複合一貫輸送サービスのアレンジ・提供並びに貿易事務の受託) ・港湾倉庫の運営 ・海外における定温物流業務・一般物流業務 ・海外への顧客プラントの輸送並びに施工 (4)その他 報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、ソフトウェア開発及び保守業務、情報処理受託業務等を営んでおります。本事業に従事する当社の関係会社は以下のとおりであります。 その他に属する関係会社の名称(注) シャイン㈱、コウノイケITソリューションズ㈱、Ehrhardt Konoike Solutions GmbH(持分法適用関連会社) (注)持分法適用関連会社に関する株式は、セグメント情報の「調整額」の区分に含めております。 事業の系統図は次のとおりであります。 (※)1.各事業セグメントに記載の会社は、それぞれの事業を行う当社の連結子会社(◎は持分法適用関連会社)であります。なお、持分法適用関連会社に関する株式は、セグメント情報の「調整額」の区分に含めております。 2.「アウトソーシング」は、主に顧客の製造工場構内における生産工程内外での各種請負業務を称しております。 3.「輸送・配送」は、主に工場間、物流センター間の配送業務並びに倉庫内業務等を称しております。 4.「エンジニアリング」は、主にプラント設備機器の据付、施行工事等を称しております。 5.「その他」の区分は、報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、ソフトウェア開発及び保守業務、情報処理受託業務等を含んでおります。 6.Vertex Engineers Private Limitedは、2026年4月1日付で名称をVertex Konoike Engineers Pvt.Ltd.に変更しております。
経営方針・対処すべき課題5,171字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)会社の経営の基本方針 当社グループが、革新を続け持続的成長を果たすために、企業理念を「「人」と「絆」を大切に、社会の基盤を革新し、新たな価値を創造します」とし、当社グループが長い歴史の中で築いてきた信頼と信用、その根幹をなすすべてのサービスの安全・品質に込める強い想いと誇りを示しております。そして、その使命を果たすことを皆様にお約束するために、ブランドメッセージを「私たちの約束:期待を超えなければ、仕事ではない」とし、その「私たちの約束」を具現化する中長期経営計画を策定すると共に、全従業員の行動指針として「私たちの覚悟」を定めております。 (2)中長期的な会社の経営戦略・対処すべき課題 2026年3月期における我が国経済は、インバウンド需要の高水準維持や、大企業を中心とした賃金改定の動きが見られました。一方で、円安の恒常化や慢性的な人手不足による物価上昇の継続、個人消費の低迷に加え、足元では米国による輸入関税の引き上げや米中関係の緊張、中東情勢等に起因する地政学リスクの高まりにより、エネルギー・資源価格やサプライチェーンへの影響等において、さまざまな環境の変化が重なり、依然として先行きは不透明と言わざるを得ない状況が続いております。 このような経営環境のなか、当社グループは2028年3月期を最終年度とする「中期経営計画2027」をスタートし、「成長投資と人・技術・ICTへの基盤投資で、従業員の幸せと企業価値の最大化を実現する。」という基本方針のもと、事業戦略を推進してまいります。あわせて、「人」を価値創造の源泉と捉え、人材への積極的な投資と戦略的な育成を着実に進めるとともに、技術革新やICT活用、内部統制の強化を通じて、変化に機動的かつ的確に対応できる経営基盤の強化に取り組んでまいります。 ■2030年ビジョン ■中期経営計画2027 ※KOMBO: KONOIKE advanced proposal by the COMBO of solution Know-how and new technology (3)中期経営計画2027の取組み状況 ①事業戦略 a) 海外事業拡大 ・インド、北中米を注力地域と位置づけ成長を加速 海外においては、今後大きな経済成長が期待されるインド、および、既存の大規模市場である北中米において前中期経営計画に続いて成長投資を継続し、事業展開を加速させてまいります。 2026年3月期は、インドにおいて鉄鋼スラグ処理会社FSNLの新規連結及びスラグ処理量の増加等により事業基盤と収益性の強化が進んだほか、北中米ではロサンゼルス地区における定温倉庫の増床及び新設計画の具体化を通じて、冷蔵冷凍事業の成長に向けた取り組みが着実に進捗しております。2027年3月期に向けてはFSNLでの契約更新に伴う取引業務の減少等が見られるものの、2027年1月から開始予定の新たな民間製鉄所での業務を含め、中長期的には、既存顧客の深耕、民間製鉄所への展開、新規事業の推進により成長を図ってまいります。 b) 国内事業の成長加速 ・サービス分野(メディカル・空港)の強化 ・複合ソリューションを含む物流事業を一般・定温・戦略アカウント物流の3領域に分けた戦略展開 複合ソリューション分野では当該業界で確固たる地位を築き、安定した需要が見込まれるサービス分野(メディカル・空港分野)が成長のけん引役となるよう競争力強化と成長加速を進めております。また、国内物流事業を一般・定温・戦略アカウント物流の3領域に分け、それぞれの特性に基づいた事業戦略と領域間の連携強化を実現することにより経営資源の最適化を図ると同時に、お客さまの物流課題を解決する価値創造パートナーとして、より付加価値の高い事業を構築してまいります。 2026年3月期は、空港分野において既存空港での受託業務の拡大とインバウンド需要の増加を踏まえた鹿児島空港への新規進出によりサービス分野の事業基盤強化が進展した一方で、日中関係の悪化に伴う中国旅客便の減便が2025年12月以降顕在化し、同事業は厳しい環境におかれている状況にあります。しかしながら、中長期的な成長シナリオに大きな変更はなく、需要回復を見据えた人材育成や多能工化の推進など、将来の成長に備えた教育・体制強化に取り組んでまいります。 c) 事業構造の改革 ・既存事業分野での保全/メンテナンス領域の拡大 ・KOMBO※活動による生産性向上と事業モデル変革 ※KOMBO: KONOIKE advanced proposal by the COMBO of solution Know-how and new technology (現場のノウハウと新技術の組み合わせによる新たな提案) ・事業継続性評価による収益構造の変革 既存事業分野においてはオペレーション領域の事業基盤を活用して、設備関係の保全/メンテナンス業務や、空調設備の改装等のエンジニアリング領域の拡大と高付加価値化を実現することで、請負事業の質的転換と安定的な収益基盤の確保につなげてまいります。 また、当社グループ独自の活動(KOMBO活動)として、得意とするお客さまの現場での生産性向上のノウハウをベースに、技術・ICTを活用した効率化・省人化の具現化、ならびに顧客への仕組み改善・改革提案によって収益性向上および事業領域開発に取り組んでまいります。 さらに、国内外の全拠点を対象にROIC・EBITDA・利益規模の観点から事業性を評価する「事業継続性評価制度」を運用し、事業継続/再建・撤退の判断を通じて経営資源の最適化と収益構造の改革を進めてまいります。 2026年3月期は、生活産業分野における設備保全・空調改装案件の受託拡大に加え、KOMBO活動の先行モデル拠点では、技術およびICT導入による生産性向上の取り組みを推進しました。あわせて、事業継続性評価制度に基づき、国内外の一部拠点について縮小・撤退の意思決定を行いました。 ②財務・資本政策 a) 財務・資本政策のあり方 当社グループは、中期経営計画2027の策定にあたり、株主資本コストを8~9%程度と認識し、これを上回る資本効率の持続的な向上を目指しています。その実現に向けて、人的投資・成長投資・維持強化投資へのバランスの取れた資金配分を行うとともに、財務健全性を確保しつつ、株主還元の一層の充実に取り組んでいます。 財務・資本政策の基本的な考え方および目標水準と実績は以下のとおりです。 前中期経営計画   2026年3月期 (実績)   中期経営計画2027 現預金回転期間   -   2.2か月   1.2か月程度 DEレシオ   0.8以下   0.4   0.8以下 自己資本比率※   現行基準40%以上   現行基準 53.1%   リース含む:40~45% (現行基準:45~50%) 格付け(JCR)   A-以上   A   A以上 ※2027年度からの新リース会計基準適用に伴い550億円のリース資産(使用権資産)及びリース負債が計上されると仮定し算出。2026年5月現在の基準における水準はカッコ内のとおりです。 また、中期経営計画2027のスタートにあわせ、取締役および執行役員の業績連動報酬の評価指標としてROEを新たに採用し、資本効率および企業価値向上に対する経営陣のコミットメントを一層強化しております。これにより、財務・資本政策とガバナンスを一体的に運用する体制を整備し、目標達成に向けた取り組みを推進してまいります。 b) 還元方針について 株主還元については、成長投資とのバランスを重視しつつ、継続的かつ安定的な配当の実現を基本方針としています。中期経営計画2027では、前中期経営計画における連結配当性向30%以上から一歩進め、40%以上へ引き上げ、2027年3月期においても当該方針に沿った水準での配当を予定しています。 加えて、株式の流動性および資本効率の向上を目的として、政策保有株式の縮減を進めるとともに、事業環境や財務状況、株価水準等を総合的に勘案し、自己株式の取得についても柔軟に検討してまいります。これらの施策を通じて、中長期的な企業価値の向上と株主還元の両立を図ってまいります。 c) キャッシュアロケーション 中期的な成長に向けては、「従業員の幸せと企業価値の最大化を実現する」経営方針の下、従業員の処遇改善等の人的投資を3年間で200億円以上実施したうえで、営業キャッシュ・フロー約730億円を主な財源とし、これに加えて手元資金および有利子負債約180億円の活用を想定し、計画的な投資を推進してまいります。具体的には、成長投資として480億円(M&A枠200億円を含む)を配分し、成長が期待できる空港・メディカル・エンジニアリング事業、地域としてはインド・北中米に重点的に投資し、あわせて今後革新的なレベル向上が期待できるDXやAI等の先進技術導入による生産性向上、技術・ICT投資などに取り組んでまいります。また、維持強化投資には240億円を計画しており、既存事業の競争力維持・強化を図ります。 2026年3月期は、中期経営計画2027の初年度として、これらの方針で掲げた成長投資・維持強化投資・人的投資を本格的に開始するとともに、財務・資本政策とのバランスを図りながら、株主還元の充実に努めた年度となりました。 ③経営基盤強化 a) 内部統制の強化 当社グループの持続的な成長の実現に向けては、コーポレートガバナンス体制のさらなる強化を通じた健全な経営基盤の構築が不可欠であるとの認識の下、2026年3月期は中期経営計画2027の初年度として、新たに取締役会の諮問機関としての内部統制委員会を設置し、内部統制活動の実効性向上に取り組んでおります。 b) 戦略委員会による基盤強化 当社グループは、持続的成長の実現に向けて、「人」「技術」に関する中長期的な課題に迅速かつ横断的に対応するため、新たに人材戦略委員会および技術戦略委員会を設置し、2026年3月期より活動を本格的に開始しました。 人材戦略委員会では、深刻化する人材不足への対応と事業戦略に連動した人材育成、新たな人材マネジメントの構築に向け、定年年齢の65歳への延長、職種区分の見直し、賃金引上げなどの処遇改善を進めるとともに、資格取得支援、グローバル人材・高度専門人材の育成、特定技能等による外国人材の受入拡大など、人への投資を着実に進めております。 技術戦略委員会では、技術革新本部およびICT推進本部を中心に、技術資本ライブラリの整備、現場ニーズに基づく自動化・省力化技術の導入、統合WMS等の基幹システム展開等を進めております。 ④目標とする経営指標と実績 a) 財務目標 2026年3月期 (実績)   2028年3月期 (中期経営計画2027)   2031年3月期 (2030年ビジョン) 売上高   3,555億円   4,100億円   4,600億円※1 営業利益   227億円   260億円   300億円 営業利益率   6.4%   6.3%   6.5%以上 ROE   9.3%   10%以上   10%以上 海外営業利益 ※2   27億円   33億円   60億円 ※1:2031年3月期売上高はガイドラインとする ※2:海外営業利益額=海外拠点営業利益―本社費用賦課分 b) 非財務目標 2026年3月期 (実績)   2028年3月期 (中期経営計画2027)   2031年3月期 (2030年ビジョン) 環境※   CO2排出量30.7%削減 (2019年3月期比)   CO2排出量28%削減 (2019年3月期比)   CO2排出量35%削減 (2019年3月期比) 人   分科会体制で採用・育成・制度改革に本格着手し、人材戦略の土台を構築   経営戦略に基づく人材の確保・育成の推進 従業員のウェルビーイング向上 技術   技術管理・標準化の基盤整備を策定中。中長期ロードマップの具体化に向けた各現場の課題・ニーズ分析に着手。   技術革新・DXによる自動化・省力化 労働環境改善による「安全」の絶えざる追求 ※対象範囲は単体及び国内連結会社のエネルギー起源Scope1,2
事業等のリスク7,674字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 当社グループの事業及び経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に影響を及ぼす可能性のある事項は以下のようなものがあります。当社グループは、これらのリスク発生の可能性を認識した上で、発生の回避及び発生した場合の対応に努める方針であります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであり、その達成を保証するものではありません。 1.経済動向について 当社グループは、主として国内の製造業や流通・小売・サービス業等を顧客基盤として、生産や物流等にかかる各種アウトソーシングに関する事業を展開しており、景気動向、消費動向及び各種業界の業況等の変動により影響を受けております。 2.顧客企業等の動向について 当社グループは、多様な企業との取引により事業リスクの分散を図り、特定企業又は業種の業況変動等による影響を低減させる方針を有しております。しかしながら、2026年3月期においては、特定の主要顧客グループとの取引額は、当社連結売上高のうち、鉄鋼業界向け売上高が約15%を、飲料・食品業界向けが約25%を、それぞれ占めており、引き続き、これらの業界動向等に影響を受けやすい構造にあります。 また、業界動向に加えて、当社グループの主要な顧客企業において、生産調整や物流需要の減少、業界再編や海外移転の進展、その他経営戦略の変更により事業拠点の閉鎖・縮小又は取引関係に重大な変更が生じた場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 3.事業継続について 当社グループ並びに顧客企業の事業所施設等において、地震や台風等の自然災害、新型ウイルス等の感染症の発生・流行などにより、従業員の安全確保や拠点機能の維持が困難となった場合、重要な業務の中断又は遅延を通じて、事業運営、経営成績及び財政状態に重大な影響が生じ得る事業継続リスクが存在すると認識しております。 このようなリスクに対し当社グループは、「事業継続計画(BCP)」の整備、ならびに非常時を想定した訓練等を通じて、大災害や大事故、感染症等の不測の事態が発生した場合であっても、重要業務の継続又は早期の復旧・再開ができる体制の構築・運用を進めております。 具体的には、重要業務とそれを支える経営資源の洗い出し、代替拠点・代替手段の確保、迅速な情報収集体制の整備、顧客企業との事前協議等を行い、各事業における事業継続方針の明確化と実効性向上に取り組んでおります。 また、近年の気候変動の進行に伴う台風・豪雨等の頻発・激甚化は、当社グループ及びサプライチェーン全体の事業継続リスクを高め得ることから、その影響の把握とBCPの継続的な見直し・高度化に努めております。 4.コンプライアンスについて 当社グループは、顧客や取引先等ステークホルダーとの信用並びに信頼の維持向上及び財務報告の正確性を確保するために、法令遵守に係る規程等を制定し、国内外の法令・ルール等の遵守を徹底して内部統制システムの強化に努めるとともに、内部通報制度を整備し、法令遵守違反・経営者及び従業員等による不正行為、潜在的な利益相反等に対し、早期の発見や迅速な対応に努めております。しかしながら、その内部統制システムが有効なものであっても、不注意による誤謬、複数の従業員等による不正行為等により、コンプライアンスに関するリスク並びに社会的な信用やブランド価値が毀損されるリスクを完全に回避することはできず、当該リスクが顕在化した場合には、当社グループの業績及び財政状態に影響が生じる可能性があります。 5.競合について 当社グループの事業は、主として業務請負及び貨物運送・倉庫業務を展開しており、顧客企業の事業活動の一部を請負う形態であります。これら業務においては、受注にかかる競合他社との価格競争が生じていることに加えて、顧客企業自身の業務効率化・コスト削減等を目的とした内製化の可能性があります。 当社グループは、様々な現場での業務経験やノウハウと、徹底的な現場目線による課題の改善・改革提案力に基づき、業務オペレーションの効率化、業務品質の向上、顧客ニーズを踏まえた柔軟なサービスの提供を行っております。これらの事業活動を通じ、顧客企業からの評価向上及びリレーションの強化を図り、差別化による受託業務拡大を推進しております。しかしながら今後において、当社グループのサービスの優位性が低下した場合や、競合等により請負単価が想定以上に低下した場合、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 6.人材の育成・確保について 当社グループでは、顧客企業のニーズに応じて多種多様な業務の請負を行っており、各業務に関して顧客が求める専門的な知識を有する人材を確保、育成し、そのスキルを伝承していく必要があります。 当社グループでは人的資本経営を推進するため、積極的な採用活動を進めるとともに、人材育成のためのキャリアプランの策定、教育制度の充実を図ることで、必要な人材の確保に努めております。しかしながら、国内においては構造的な労働力人口の減少に加え、2024年問題等に起因する中長期的な人手不足への対応が喫緊の課題となっております。これらの課題への対応に伴い、労働力の確保や労働環境の維持・向上のため人件費等の費用が増加する可能性があるほか、今後必要な人材の育成及び確保、並びに適切な人員配置等に支障が生じた場合、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 また当社グループは、労働環境の維持・向上及び外注企業も含めた人権問題にも適切に対応し、業務運営の円滑化に努めておりますが、当社グループ又は外注企業における差別的な行為などの人権侵害の発生により社会的信用を失墜し、顧客企業からの取引の停止など事業活動に影響が出るおそれがあり、これらに起因して経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 7.当社グループの設備投資等について 当社グループは、新規顧客企業の獲得並びに既存顧客企業との取引拡大等を目的として、物流拠点の整備、車両運搬具及び機械装置を中心に設備投資を実施しており、また、顧客企業の事業拠点内に受託業務遂行のための専用設備等を保有する場合があります。設備投資は、将来見込まれる受注業務等を考慮して実施しておりますが、実際の受託業務での収益が想定を下回った場合には、減価償却負担等の増加による利益圧迫等により、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 なお、当社グループの各事業において、経済環境や事業環境の変化、顧客企業との取引関係の変化等により、事業所等における採算性が低下し損失計上が継続した場合には、保有資産等にかかる減損損失を認識する必要があり、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 8.受託業務におけるトラブル等について 当社グループは、顧客企業からの受託業務において多種多様な業務工程を担当しており、顧客製品の品質等に影響を及ぼす重要工程も一部含まれております。請負業務については、業務管理全般にわたる責任が受託企業にあり、個々の業務において、労務管理をはじめ、顧客企業の製品の生産量、納期、品質、更には設備、資材管理の領域まで責任を負っており、当社グループは、顧客企業の要求水準を達成するため適切な業務手順を遵守した業務運営に努めております。 しかしながら、受託業務において、当社グループの何らかの瑕疵に起因した品質低下、操業遅延や停止等によるトラブル等の発生により、顧客企業の事業活動に重大な支障が発生する又は多額の損失が発生する様な事象が生じた場合、当社グループの信頼性低下や損害賠償請求の発生、取引解消等に発展し、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 9.事故及び労働災害について 当社グループの事業は、トラック、フォークリフト及び大型機械の操作をはじめとして、危険を伴う作業が含まれております。当社グループは、当該状況を踏まえて安全衛生管理を最重要課題として捉え、安全及び衛生管理の徹底を図り、事故を未然に防ぐため業務遂行に際して細心の注意をはらう様に努めております。 しかしながら、何らかの不測の事由から労働災害や事故等が発生する可能性があります。これら事故等について、訴訟問題や重大事故等に起因した行政処分に発展した場合には、損害賠償請求が生じる可能性があるほか、当社グループの社会的な信用及び顧客の信頼を失うことにも繋がり、当社グループの事業運営、経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 10.技術革新について 当社グループは、多種多様な業務請負を行っておりますが、人工知能やロボット技術等の進歩により生産工程や物流現場等の自動化・省力化が進むことで、当社グループが従来請け負っていた業務が代替され、減少する可能性があります。当社グループでは、顧客の生産・物流現場等に固有のノウハウを蓄積するとともに、新技術を活用した新たな請負の形を模索するなど対応に取り組んでおります。しかしながら、そうした技術革新への対応が十分に図れない場合は、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 11.資金調達について 当社グループは、事業資金を金融機関からの借入又は社債・コマーシャルペーパーの発行等により調達しております。市場金利が上昇した場合、資金調達コストの増加等により、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 また、金融市場の混乱等により金融機関の融資圧縮等が生じた場合や、格付会社による当社格付の引下げ等が生じた場合には、当社グループの資金調達において、必要な資金調達に支障が生じること等により事業展開の制約要因となる可能性があり、また、これらに起因して当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 12.法的規制等について ①許認可等について 当社グループは、事業運営等に際して多種多様な法的規制を受けており、各事業にかかる主要な許認可等は以下のとおりであります。 当社グループはこれら関連法令等の遵守に努めており、本書提出日現在において事業運営上の支障をきたす状況は生じておりません。しかしながら、違反その他事由によりこれら許認可等が停止又は取消となった場合又は法的規制の見直しや新たな制定等により規制強化が生じた場合には、当社グループの事業展開に影響を及ぼす可能性があります。 主要事業許認可 許認可の名称   法律名   監督省庁   当社グループの対象事業 労働者派遣業   労働者派遣法   厚生労働省   複合ソリューション事業 国内物流事業 国際物流事業 港湾労働者派遣事業   労働者派遣法   厚生労働省   国際物流事業 一般貨物自動車運送事業   貨物自動車運 送事業法   国土交通省   複合ソリューション事業 国内物流事業 国際物流事業 貨物利用運送事業 (第一種、第二種)   貨物利用運送 事業法   国土交通省   複合ソリューション事業 国内物流事業 国際物流事業 倉庫業   倉庫業法   国土交通省   複合ソリューション事業 国内物流事業 国際物流事業 建設業   建設業法   国土交通省   複合ソリューション事業 国際物流事業 産業廃棄物収集運搬業   廃棄物処理法   環境省   複合ソリューション事業 産業廃棄物処分業   廃棄物処理法   環境省   複合ソリューション事業 保税蔵置場   関税法   財務省   複合ソリューション事業 国内物流事業 国際物流事業 特定航空貨物利用運送事業者   航空法   国土交通省   国際物流事業 特定航空運送代理店業者   航空法   国土交通省   国際物流事業 航空運送代理店業   航空法   国土交通省   国内物流事業 国際物流事業 通関業   通関業法   財務省   国際物流事業 海上運送事業   海上運送法   国土交通省   国際物流事業 港湾運送事業   港湾運送事業法   国土交通省   国際物流事業 ②主要な業務関連法令等について 当社グループの事業の性質上、a)請負・派遣の区分等の適正化に係る規制、b)外注企業の活用における下請代金支払遅延等防止法(下請法)に係る規制、c)従業員の労務管理にかかる労働関連法令に係る規制について、留意する必要があります。 当社グループは、請負・派遣適正化及び下請法については、社内規則・マニュアル・チェックリスト等の整備・運用及び管理の徹底を図るとともに、全事業所を対象とした定期調査を実施し、当該法令順守の推進・維持を含む適切な業務運営が遂行されるように努めております。また、労働関連法令については、業務請負という特性から当社グループの業務量は顧客企業の生産活動等に左右され、突発的な業務量増大等に起因して従業員の労働時間増加が生じる場合があり、適切な人員配置等を推進するとともに、労使間協定の締結及び遵守並びに労働時間の適切な管理の徹底等により、法令及び協定等の遵守を推進しております。 しかしながら、これらの管理不備による不正や違反等により行政処分等が生じた場合には、当社グループの事業運営、経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ③環境規制について 当社グループが使用する貨物トラック(ディーゼル車輌)は、国及び自治体による自動車NOx・PM法及び環境条例等の対象となります。当社グループは、かかる環境規制が定める基準適合車を使用する等、これら規制を順守するために必要な取り組みを行っております。しかしながら、将来においてさらなる規制強化が生じた場合は対策のための費用増加等が生じる可能性や、対応が困難となる場合には事業における制約要因となる可能性があり、これらにより当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 13.燃料費及び電力料金等の変動について 当社グループにおいて使用する輸送用車輌及び船舶等の燃料費は、原油価格の変動により影響を受けております。今後において、国際的な原油市場の需給バランス、金融情勢、産油国の政治情勢等の影響に伴う原油価格の動向によっては燃料費が上昇する可能性があります。また、当社グループが業務において使用する冷凍冷蔵倉庫をはじめとする倉庫・物流設備等は相応の電力を消費することから、電力料金引き上げ等が生じた場合には費用増加が生じる可能性があります。 当社グループは、これらコスト増加が生じた場合には、顧客企業との協議等により適正な業務単価の維持を図っていく方針でありますが、十分な価格転嫁が困難となる場合には、当社グループの事業運営、経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 14.海外への事業展開について 当社グループは、国内における事業展開に加えて、アジアや北米などを中心とした地域に拠点を設け、グローバル展開する日系企業及び現地企業を対象とした海外展開強化を推進しております。これら事業展開においては、各地域において法律・規制、為替、社会・政治及び経済動向等の影響を受けております。また、債権回収、取引先との関係構築・拡大、従業員の管理等の点において、海外の商習慣・文化に関する障害に直面する可能性があります。さらに、海外事業の拡大においては、投資利益の実現までに長い期間と多額の資金を要することがあり、投資による費用の増加が収益の増加を上回る可能性もあります。 当社グループは、海外進出に際して各地域における法令・政情・経済情勢その他にかかる調査等によるリスクの把握及び対応に努めておりますが、予期せぬ情勢変化等が生じた場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 15.M&A、事業提携について 当社グループは、今後の業容拡大においてM&A及び事業提携戦略は重要かつ有効であると認識しております。M&Aや事業提携を行う場合においては、対象会社を慎重に検討し、対象会社の財務内容や契約関係等について詳細なデューデリジェンス(注)を行うことによって、極力リスクを回避するように努める方針としておりますが、買収後に偶発債務の発生等、未認識の債務が判明する可能性も否定できません。また、のれんが発生する場合はその償却額を超過する収益力が安定的に確保できることを前提としておりますが、買収後の事業環境や競合状況の変化等により買収当初の事業計画遂行に支障が生じ、計画どおりに進まない場合は当該のれんに係る減損損失等の損失が発生し、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (注)デューデリジェンス(Due diligence):M&Aなどの取引に際し、対象企業の法務・財務・ビジネス・人事・環境などを含めた総合的な資産評価に係る調査活動のことであります。 16.顧客情報の管理について 当社グループは、業務請負等を通じて、顧客企業の経営上の機密情報や個人情報等の様々な重要情報を取り扱っております。当社グループにおける情報管理は、社内規程の整備・運用及び定期的な研修等により周知徹底を図っておりますが、何らかの要因により外部漏洩やデータ喪失等が生じた場合、当社グループの社会的信用の失墜や損害賠償請求等が生じる可能性があり、当社グループの事業運営、経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 17.訴訟等について 当社グループの事業運営において、予期せぬトラブル・問題が生じた場合、当社グループの瑕疵に関わらずこれらに起因する損害賠償の請求や、訴訟を提起される可能性があります。これら事象が発生した場合には、訴訟内容や損害賠償額及びその結果等により、当社グループの社会的信用に影響を及ぼすほか、経営成績及び財政状態にも影響を及ぼす可能性があります。事業に関わる各種法令を遵守するとともに、契約条件の明確化、相手方との協議の実施等により紛争の発生を未然に防ぐよう努めております。 18.退職給付債務について 当社グループの退職給付費用及び退職給付債務は、割引率や年金資産の期待運用収益率等の数理計算上設定した前提条件に基づいて算出されております。しかしながら、年金資産の時価の下落、金利環境の変動等により、退職給付費用が増加した場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)6,356字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 (1)財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度における我が国経済は、インバウンド需要の高水準維持や、大企業を中心とした賃金改定の動きが見られました。一方で、円安の恒常化や慢性的な人手不足による物価上昇の継続、個人消費の低迷に加え、米国による輸入関税の引き上げや日中関係の悪化、中東情勢の緊迫化など、さまざまな経済環境の変化が重なり、依然として先行きは不透明と言わざるを得ない状況が続いております。 このような経営環境のなか、当社グループは2028年3月期を最終年度とする「中期経営計画2027」をスタートし、「成長投資と人・技術・ICTへの基盤投資で、従業員の幸せと企業価値の最大化を実現する。」という基本方針のもと、「人」を価値創造の源泉と捉え、人材への積極的な投資と戦略的な育成を着実に進めてまいりました。あわせて、技術革新やICT活用、内部統制の強化を通じて、変化に機動的かつ的確に対応できる経営基盤の強化に取り組んでおります。さらに、事業戦略の三本柱の一つである海外事業拡大では、米国の輸入関税の影響はあるものの、昨年度より連結化したFSNL Private Ltd.において取扱量の拡大と効率化、PMIの進捗により、高水準の需要に対応しながら安定した収益基盤の構築を進めております。今後も、オペレーションの高度化や新規領域の拡大を通じて、更なる成長を図ってまいります。一方、国内事業においては、日中関係の悪化を背景に、空港関連事業で中国路線の減便影響が2025年12月より顕在化しました。2026年3月まで減便が増加しておりましたが、足元では底打ちの兆しが見られております。現時点では収束時期は不透明でありますが、引き続き動向を注視するとともに、周辺業務の受注拡大及び人材活用の最適化に取り組んでまいります。また、2026年3月以降は、中東情勢の緊迫化に伴う燃油価格が物流コストに与える影響を懸念しており、燃油価格の上昇分については、取引条件の適正な見直しやコスト構造の改善等を通じて、影響を最小限に抑えるよう努めてまいります。 当連結会計年度における経営成績については、2025年4月よりスタートした「中期経営計画2027」の事業戦略である「海外事業拡大」、「国内事業の成長加速」に取り組んだ結果、得意先での一部生産ライン休止や航空貨物取扱量減といった減収要因があるものの、インドやカナダでの子会社連結化の効果、空港関連での国際旅客便の復便等の取扱量増加等の増収要因があったため、売上高は3,555億55百万円(前連結会計年度比3.1%増)となりました。 利益についても、「中期経営計画2027」の事業戦略である「海外事業拡大」、「国内事業の成長加速」に取組み、営業利益は227億85百万円(同6.5%増)、経常利益は225億85百万円(同6.1%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は142億68百万円(同1.5%増)となりました。 セグメント別の経営成績は以下のとおりであります。なお、セグメント利益は一般管理費控除前の営業利益であります。 ①複合ソリューション事業 鉄鋼関連における得意先での一部生産ライン休止の影響はあるものの、インド鉄鋼子会社連結化の効果、空港関連における国際旅客便の復便、生活産業関連における新規拠点の稼働及び取扱量の増加、食品プロダクツ関連での取扱量増加及び適正単価の収受があり、売上高は2,319億85百万円(前連結会計年度比6.7%増)となりました。 利益は、新規連結の効果や取扱量の増加に加え、継続しての適正単価収受に努め、238億64百万円(同14.8%増)となりました。 ②国内物流事業 生活産業関連における取扱量の増加及び適正単価の収受、新規業務の獲得等により、売上高は565億13百万円(前連結会計年度比1.2%増)となりました。 利益は、増収効果はあるものの、一部得意先の業務の撤退による減益をカバーできず、34億48百万円(同4.6%減)となりました。 ③国際物流事業 大型案件の受注や、海外現地での取扱量の増加、カナダ子会社連結化の効果といった増収要因はあるものの、航空貨物取扱量減により、売上高は670億28百万円(前連結会計年度比6.4%減)となりました。 利益についても、航空貨物取扱量減による減益を他要因にてカバーできず39億73百万円(同15.9%減)となりました。 注※ 当連結会計年度より、各報告セグメントを構成する事業本部に所属する営業所の一部について、主要顧客並びに事業内容の変化に対応するため、所属する事業本部を変更いたしました。これに伴い、従来は複合ソリューション事業に含まれていた営業所の一部が、国内物流事業に含まれています。また、従来は国内物流事業に含まれていた営業所の一部が、複合ソリューション事業に含まれています。そのため、前年同期比較については、前連結会計年度の数値を当該変更後の数値で比較しております。 財政状態の状況は次のとおりであります。 (総資産) 当連結会計年度末における総資産の残高は2,997億26百万円であり、前連結会計年度末に比べ100億23百万円増加しました。 (流動資産) 当連結会計年度末における流動資産の残高は1,433億62百万円であり、前連結会計年度末に比べ32億33百万円増加しました。主な要因は、受取手形、売掛金及び契約資産が32億79百万円増加したこと等によるものです。 (固定資産) 当連結会計年度末における固定資産の残高は1,563億63百万円であり、前連結会計年度末に比べ67億90百万円増加しました。主な要因は、投資有価証券が38億77百万円増加したこと、土地が26億59百万円増加したこと、繰延税金資産が11億16百万円減少したこと等によるものです。 (負債合計) 当連結会計年度末における負債合計の残高は1,364億75百万円であり、前連結会計年度末に比べ28億3百万円減少しました。 (流動負債) 当連結会計年度末における流動負債の残高は727億81百万円であり、前連結会計年度末に比べ88億49百万円増加しました。主な要因は、1年内償還予定の社債が50億円増加、その他流動負債が20億3百万円増加したこと、短期借入金が12億61百万円増加したこと、訴訟損失引当金が11億円増加したこと、支払手形及び買掛金が16億63百万円減少したこと等によるものです。 (固定負債) 当連結会計年度末における固定負債の残高は636億93百万円であり、前連結会計年度末に比べ116億52百万円減少しました。主な要因は、社債が100億円減少したこと、退職給付に係る負債が28億64百万円減少したこと、長期借入金が12億24百万円増加したこと等によるものです。 (純資産) 当連結会計年度末における純資産の残高は1,632億51百万円であり、前連結会計年度末に比べ128億27百万円増加しました。主な要因は、利益剰余金が81億26百万円増加したこと、退職給付に係る調整累計額が22億90百万円増加したこと、その他有価証券評価差額金が18億84百万円増加したこと等によるものです。 (2)キャッシュ・フローの状況 ①営業活動によるキャッシュ・フロー 当連結会計年度の営業活動によるキャッシュ・フローは248億62百万円の収入(前連結会計年度比13億94百万円の収入増)となりました。これは、主に税金等調整前当期純利益が221億54百万円あったこと、減価償却費が99億87百万円あったこと、法人税等の支払額が71億9百万円あったこと等によるものであります。 ②投資活動によるキャッシュ・フロー 当連結会計年度の投資活動によるキャッシュ・フローは162億34百万円の支出(前連結会計年度比7億25百万円の支出減)となりました。これは、主に有形固定資産の取得による支出が125億70百万円あったこと、持分法で会計処理されている投資の取得による支出が14億93百万円あったこと、定期預金の増加額が13億31百万円あったこと、無形固定資産の取得による支出が10億94百万円あったこと等によるものであります。 ③財務活動によるキャッシュ・フロー 当連結会計年度の財務活動によるキャッシュ・フローは104億76百万円の支出(前連結会計年度比24億8百万円の支出減)となりました。これは、主に配当金の支払額が61億57百万円あったこと、社債の償還による支出が50億円あったこと、長期借入れによる収入が27億38百万円あったこと等によるものであります。 これらの結果に現金及び現金同等物に係る換算差額の増加額81百万円を考慮し、当連結会計年度末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末より17億66百万円減少し、609億37百万円となりました。 (3)生産、受注及び販売の実績 ①生産実績及び受注実績 当社グループの事業内容は複合ソリューション事業、国内物流事業、国際物流事業、その他と多岐にわたっているため、生産実績を画一的に算定表示することは困難であり、また受注生産形態を採らない事業も多いため、生産実績及び受注実績は記載しておりません。 ②販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 (単位:百万円) セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   前年同期比(%) 複合ソリューション事業   231,985   106.7 国内物流事業   56,513   101.2 国際物流事業   67,028   93.6 報告セグメント計   355,526   103.1 その他   28   44.1 合計   355,555   103.1 (注)1.セグメント間取引については、相殺消去しております。 2.主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合 相手先   前連結会計年度 (自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日) 金額(百万円)   割合(%)   金額(百万円)   割合(%) 日本製鉄株式会社   41,034   11.9   37,641   10.6 経営者の視点による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであり、その達成を保証するものではありません。 (1)重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。この連結財務諸表の作成に関する重要な会計方針については、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載されているとおりであります。当社グループは連結財務諸表を作成するにあたり、退職給付会計、税効果会計、貸倒引当金の計上等において、過去の実績等を勘案するなど、合理的な見積り、判断を行った上で、その結果を反映させておりますが、実際の結果は見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。 連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。 (2)経営成績 「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)財政状態及び経営成績の状況」に記載のとおりであります。 (3)財政状態 「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)財政状態及び経営成績の状況」に記載のとおりであります。 (4)キャッシュ・フロー キャッシュ・フローの状況につきましては、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (2)キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 (5)経営成績に重要な影響を与える要因について 「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載のとおりであります。 (6)資本の財源及び資金の流動性 資金需要 当社グループの主な資金需要は、運転資金、設備資金、投融資資金があります。 運転資金については、請負業務、貨物輸送、倉庫業務といった営業活動に必要な資金(外注・材料費及び人件費等)や、一般管理費、販売費があります。 設備資金については、主に拠点拡大、整備等による倉庫建設や、車両運搬具及び機械装置といった固定資産購入によるものであります。投融資資金については、業容拡大のためのM&Aや事業提携による出資金があります。 財務政策 当社グループの資金調達に関しては、内部資金を充当し、不足分については有利子負債で調達しております。具体的な調達手段といたしましては、運転資金については短期借入金やコマーシャル・ペーパー発行により調達し、設備資金、投融資資金については長期借入金や社債発行による調達を実施しております。 なお、資金調達の実施にあたっては、キャッシュ・フローの状況、投資案件の進捗、金利動向を考慮し、調達時期、調達規模、調達手段を適宜判断し実施しております。 一方、グループ内の余剰資金を活用し、資金を必要とする当社グループ会社に融資する事で、資金の流動性を確保し、併せて有利子負債の圧縮に努めております。 (7)経営方針、経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループは、限られた経営資源を効率的に活用することで高い付加価値を生み出しつつ、中長期的な成長を達成することを目指しております。したがって、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載のとおり、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標を定めております。2025年4月よりスタートした中期経営計画(期間:3年間 2026年3月期~2028年3月期)においては、前中期経営計画での成果をもとに、「成長投資と人・技術・ICTへの基盤投資で、従業員の幸せと企業価値の最大化を実現する」を基本方針に掲げ、当社グループの強みである人と、現場でのノウハウや新技術の活用により、さらなる収益力伸長、企業価値の向上を実現してまいります。中期経営計画における目標指標につきましては、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載のとおりであります。今後も経営環境の変化を機会と捉え、資本効率性を高めながら中長期的な成長を図ってまいります。

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開示資料

出典

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