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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,020.8+254ドル円158.87-1NASDAQ26,203.91+104S&P 5007,667.95+36SOX 指数11,316.82+289/2終値

第一興商

DAIICHIKOSHO CO. , LTD.7458 · Prime · 卸売業

通信カラオケ「DAM」で知られる業務用カラオケ機器の国内トップメーカー。カラオケルーム運営や音楽ソフトも手がける。

概要

第一興商は、業務用カラオケ機器の国内最大手であり、通信カラオケ「DAM」シリーズの開発・販売・賃貸と、カラオケルーム「ビッグエコー」の運営を二本柱とする。2026年3月期の連結売上高は1,630億円、営業利益179億円。グループは子会社38社から構成され、音楽ソフト事業(日本クラウン、徳間ジャパン等)やパーキング事業も展開する。業務用カラオケで高いシェアを持ち、機器販売と店舗運営の両軸で収益を上げるビジネスモデルが特徴。

業務用カラオケ、店舗運営、音楽制作の四つの事業柱

当社グループは、連結財務諸表上、四つのセグメントで構成される。最も売上高が大きいのはカラオケ・飲食店舗事業で、2026年3月期に710億円(全体の43.6%)を計上した。カラオケルーム「ビッグエコー」を中心に521店舗、飲食店舗167店舗を運営する。次いで業務用カラオケ事業が652億円(40.0%)で、通信カラオケ端末「DAM」の販売・賃貸と楽曲配信を担う。音楽ソフト事業は54億円(3.3%)と規模は小さいが、日本クラウンや徳間ジャパンコミュニケーションズなど6社の子会社を通じてCD制作・販売を行う。その他事業にはパーキング事業(約4,400施設・51,000車室)、不動産賃貸、BGM放送などが含まれ、212億円(13.0%)の売上高を稼ぐ。この四事業が相互補完的に収益を支えている。

機器販売と店舗運営の二軸で稼ぐ収益構造

業務用カラオケ事業は、機器の販売・賃貸と通信配信収入が収益の柱である。2025年4月に発売した新フラッグシップ機「LIVE DAM WAO!」の販売が寄与し、同事業の売上高は前期比4.8%増の652億円、営業利益は11,922百万円(同2.1%増)となった。一方、カラオケ・飲食店舗事業は直営店からの売上で構成され、既存店売上高がカラオケ店舗で前期比4%増、飲食店舗で2%増と堅調に推移し、売上高は710億円(同6.7%増)、営業利益6,633百万円(同4.5%増)を達成した。機器販売は卸売を中心に市況変動の影響を受けやすいが、店舗運営は安定的なキャッシュフローを生む。両事業の営業利益率はそれぞれ18.3%、9.3%であり、機器事業の方が高収益だが、店舗事業は規模で利益貢献が大きい。

38の子会社で構成されるグループ体制

2026年3月31日現在、当社グループは当社と38の子会社から成る。国内販売子会社は25社あり、北海道第一興商、東北第一興商、台東第一興商、東海第一興商、近畿第一興商、九州第一興商など地域ごとに展開し、業務用カラオケ機器の販売・賃貸を担う。海外子会社は韓国第一興商と第一興商(上海)電子有限公司の2社。音楽ソフト分野では日本クラウン、徳間ジャパンコミュニケーションズ、トライエムなど6社を傘下に持ち、演歌からJ-POPまで幅広いジャンルの楽曲制作・販売を行う。その他事業では、パーキング事業を手掛けるクレスト(2024年2月に全株式取得)や金融子会社のディーケーファイナンスなどがある。本社は2026年2月に東京都港区三田に集約され、それまで分散していた部門間の連携強化を図っている。

業界の中での役割は業務用カラオケ・エンターテインメント事業者にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
1,630億円
営業利益
179億円
営業利益率
11.0%
純利益
159億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01業務用カラオケ主力

業務用カラオケ機器の販売・賃貸と、通信カラオケ「DAM」向け音源・映像コンテンツを提供。カラオケボックス店や飲食店などに、楽曲配信・機器を一貫供給。

主な製品・サービス1
業務用カラオケ機器(DAMシリーズ等)
通信カラオケ端末。最新の音源・映像をインターネット経由で配信し、全国のカラオケ店舗や業務用施設で利用される。

02カラオケ・飲食店舗準主力

カラオケルーム「ビッグエコー」等と、飲食店舗を運営。消費者向けに直接カラオケ・飲食体験を提供。

03音楽ソフト副次

音楽・映像ソフトの制作・販売。子会社(日本クラウン、徳間ジャパンコミュニケーションズ等)を通じて、アーティストの楽曲制作・流通を行う。

主な製品・サービス1
音楽CD・配信コンテンツ
J-POP、演歌、アニメ等の音楽ソフト。自社レーベルから制作・販売。

04その他その他

パーキング事業、不動産賃貸、BGM放送事業等。カラオケ・音楽事業以外の多角化事業。

製品と技術

通信カラオケ端末「DAM」シリーズ

同社の主力製品は通信カラオケ端末「DAM」シリーズである。1994年に初代DAM-6400を発売して以来、楽曲配信のインフラを進化させてきた。最新のフラッグシップ機「LIVE DAM WAO!」は2025年4月に発売され、新たな演奏方式による重厚な音源、多数の本人映像、さらに「ボイスマジック」機能や4本同時使用可能な「クワトロハーモニーマイク」を搭載する。これにより、コアなファンから初心者まで幅広い層が楽しめる設計となっている。DAM端末は全国のカラオケ店舗や業務用施設に設置され、インターネット経由で楽曲データを配信。2026年3月期末時点の稼働台数は前期比微増と報告されている。

エルダー市場専用機「FREE DAM LIFE」

高齢者の健康維持・介護予防を目的としたエルダー市場専用のカラオケ機器として、2001年に「DKエルダーシステム」の販売を開始した。その後、専用機「FREE DAM LIFE(フリーダムライフ)」を投入し、介護施設向けに拡販を進めている。本機は操作が簡単で、歌うことが健康寿命の延伸につながるという訴求を通じて、施設職員の負荷軽減にも貢献する。同社は訪問営業やオンラインコンサートの実施などにより、エルダー市場での認知拡大を図るとともに、DAM全体の稼働台数増加に結びつけている。2026年3月期の業務用カラオケ事業の売上高は652億円で、エルダー向けが成長の一因となった。

音楽ソフトとレコード子会社によるコンテンツ制作

音楽ソフト事業では、日本クラウン、徳間ジャパンコミュニケーションズ、トライエムなどの子会社を通じて、J-POP、演歌、アニメソングなど多様なジャンルのCD・配信コンテンツを制作・販売している。これらのレコード会社は自社のアーティストを抱え、ヒット曲の創出に努める。また、カラオケ事業と連携し、DAM向け音源の制作や音楽出版にも注力。2026年3月期の音楽ソフト事業売上高は54億円と前期比1.7%減となったが、堅実な収益モデルの構築を目指す。同事業はグループ全体の売上の3.3%と小規模ながら、カラオケ機器の付加価値を高めるコンテンツ供給源として重要である。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

卸売業のなかでの位置

カラオケ機器卸で国内首位、内需依存

第一興商は、カラオケ機器の開発・販売・リースを手掛ける卸売企業で、同分野で国内トップシェアを持つ。通信カラオケシステム「DAM」シリーズの普及により、店舗向け事業を中心に収益を上げてきた。同業のイメージワンやタビオとは異なり、エンターテインメント特化型のビジネスモデルを構築している。最近の業績推移では、2024年3月期から2026年3月期にかけて売上高が1467億円→1630億円へと拡大を見込む一方、営業利益率は11.7%から10.98%へやや低下傾向。海外展開は限定的で、国内カラオケ市場の成熟化が課題となる。内需依存度が高く、人口減少や若者のカラオケ離れなどのリスクに晒されている。

強み

  • 国内カラオケ機器卸でトップシェアを確保し、ブランド力と販路を有する。
  • リース契約によるストック収入が継続的キャッシュフローを生む。
  • DAMシリーズの楽曲数が多く、エンドユーザーへの訴求力が高い。
  • 音響・通信技術に強み、新機種投入で競合に対抗している。

課題

  • カラオケ需要が頭打ちで、新規需要創出が難しい。
  • 若年層のカラオケ離れが進み、顧客層が高齢化している。
  • 海外売上比率が低く、成長市場を取り込めていない。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

メディア・エンタメの時価総額近傍。太字が第一興商

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
12432ディー・エヌ・エー3,186億円15.3倍
29418U-NEXT HOLDINGS3,111億円16.5倍
36925ウシオ電機3,061億円38.6倍
49602東宝2,747億円25.5倍
52121MIXI2,639億円14.3倍
67458第一興商1,954億円12.2倍
77552ハピネット1,806億円16.5倍
83765ガンホー・オンライン・エンターテイメント1,783億円56.7倍
96632JVCケンウッド1,647億円9.1倍
102767円谷フィールズホールディングス1,640億円12.0倍
119601松竹1,472億円27.7倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(メディア・エンタメ)に従っています。

会社の歴史

沿革 39件

音響機器販売からカラオケ事業へ転換した創業期

1971年3月、東京都調布市で保志忠彦が保志商店を創業し、音響機器の販売を開始した。当初はオーディオ機器の卸売が中心だったが、1976年2月に株式会社ニットーの商号と事業目的を変更し、株式会社第一興商として業務用カラオケ事業に参入する。同年5月には8トラックカラオケシステム「プレイサウンドTD-201」とカラオケテープ「Aシリーズ」の販売を開始。カラオケブームの初期から機器供給に乗り出し、1978年には国内初の販売子会社である株式会社コスモ(現静岡第一興商)を設立した。これにより、単なる機器販売にとどまらず、販売網の整備を進める基盤を築いた。

店舗運営に乗り出し直営カラオケルームを開設

1988年9月、福岡県福岡市に最初のカラオケルーム店舗「ビッグエコー二又瀬店」を出店した。これにより、機器販売・賃貸に加えて直営店舗運営という新たな収益の柱が生まれる。同年には米国ニューヨーク市に海外子会社Daiichi Kosho U.S.A.Inc.を設立し、海外展開の第一歩を踏み出した。その後、カラオケルーム店舗は全国に拡大し、2026年3月期にはカラオケ521店舗、飲食167店舗の計688店舗に達する。直営店を持つことで、自社のカラオケ機器を実際に体験する場を提供すると同時に、機器の需要創出にもつなげている。

通信カラオケ「DAM」の投入が市場を変えた1994年

1994年4月、同社は通信型カラオケシステム「DAM-6400」の販売を開始し、同時に通信カラオケ音源(MIDI)の配信を始めた。それまでのカラオケはLDやCDを媒体としていたが、DAMの登場により楽曲データをネットワーク経由で配信する仕組みが確立された。これにより、最新曲の迅速な提供が可能となり、業務用カラオケ市場に革新をもたらした。1992年には圧縮動画方式のDVK-2000、1993年にはVCD方式のCDK-7Fを発売するなど、技術面での先行投資を続けてきた成果でもある。DAMシリーズはその後も継続的に進化し、2025年4月には5年半ぶりのフラッグシップ機「LIVE DAM WAO!」を発売するに至る。

音楽ソフト事業を拡充した2001年のレコード会社買収

2001年7月、第一興商は株式の追加取得により日本クラウン株式会社を子会社化した。同年10月には、徳間グループのレコード子会社である株式会社徳間ジャパンコミュニケーションズの全株式を取得し、傘下に加えた。さらに2003年10月には株式会社トライエムを子会社化。これにより、同社はカラオケ機器・店舗運営に加えて、音楽コンテンツの制作・販売という上流工程を内部化した。音楽ソフト事業は2026年3月期で売上高54億円とグループ全体の3.3%にとどまるが、DAM向け音源の供給やヒット曲創出による相乗効果が期待される。同事業の子会社は2026年3月現在6社に増えている。

株式上場と市場変更で資本基盤を強化

1995年9月に日本証券業協会に店頭登録した後、2004年12月にジャスダック証券取引所へ上場市場を変更した。2013年7月には東京証券取引所と大阪証券取引所の統合に伴い、東証JASDAQ(スタンダード)に上場。その後、2015年12月に東証市場第一部へ指定替えとなり、2022年4月の市場区分変更によりプライム市場に上場している。上場を通じて調達した資金は、無担保転換社債(1996年発行)や無担保社債(2012年発行)などに活用され、設備投資やM&Aの原資となった。時価総額や株式流動性の向上により、機関投資家からの資金調達が容易になった。

パーキング事業への本格進出による多角化

2024年2月、第一興商は東京・大阪・沖縄等で「ブレイクパーキング」を展開する株式会社クレストの全株式を取得し、子会社化した。これにより、パーキング事業が成長事業として位置づけられる。2026年3月期末時点で約4,400施設、51,000車室の規模に拡大し、その他事業の収益を押し上げている。同社はカラコレ(カラオケ・飲食)に依存するリスクを分散するため、M&Aを活用した収益の多角化を進めてきた。同時に、エルダー向け専用機「FREE DAM LIFE」の販売強化や、業務用カラオケ事業における既存市場の深耕も継続している。

年表39件を開く

1970年代

  • 1971年3月創業東京都調布市において保志忠彦が保志商店を創業し音響機器の販売を開始
  • 1976年2月㈱ニットーの商号及び事業目的を変更し、東京都中野区において㈱第一興商として、業務用カラオケ事業を開始
  • 1976年5月8トラックカラオケシステム「プレイサウンドTD-201」及びカラオケテープ「Aシリーズ」の販売を開始
  • 1978年10月国内最初の販売子会社として東京都八王子市に㈱コスモ(現 ㈱静岡第一興商)を設立(2026年3月31日現在 国内販売子会社等25社)
  • 1979年4月カラオケ機器の小売・賃貸事業の最初の拠点として東京都中野区に東京支店を開設(2026年3月31日現在 小売事業所36拠点)

1980年代

  • 1982年4月カラオケ機器の卸売事業の最初の拠点として愛知県名古屋市に名古屋営業所を開設(2026年3月31日現在 卸売営業所9拠点)
  • 1982年6月東京都中野区に本社ビル(現東京支店)を新築し、移転
  • 1983年5月レーザーディスク(LD)カラオケシステム「LD-V10」の販売を開始
  • 1983年10月コンパクトディスク(CD)カラオケシステム「CDK-4000」の販売を開始
  • 1984年9月金融子会社として東京都中野区に㈱ディーケーファイナンスを設立
  • 1986年10月オートチェンジャーを有するLDカラオケシステム「LC-V30」の販売を開始
  • 1988年7月米国ニューヨーク市に海外子会社Daiichi Kosho U.S.A.Inc.を設立(2026年3月31日現在 海外子会社2社)
  • 1988年9月福岡県福岡市に最初のカラオケルーム店舗「ビッグエコー二又瀬店」を出店(2026年3月31日現在 カラオケ・飲食店舗688店)
  • 1989年1月東京都品川区に本社を移転

1990年代

  • 1992年9月圧縮動画(DV-I)方式によるCDカラオケシステム「DVK-2000」の販売を開始
  • 1993年10月圧縮動画(VCD)方式によるVCDカラオケシステム「CDK-7F」の販売を開始
  • 1994年4月通信型カラオケシステム「DAM-6400」の販売を開始、あわせて通信カラオケ音源(MIDI)の配信を開始
  • 1995年9月日本証券業協会に株式を店頭登録
  • 1996年5月第一回無担保転換社債を発行
  • 1996年10月衛星デジタル多チャンネル放送「パーフェクTV!(現「スカパー!」)」に参画し、放送事業を開始

2000年代

  • 2000年3月携帯電話向け着信メロディサービスを開始
  • 2000年6月インターネットでのストリーミングカラオケサービス「カラオケ@DAM」を開始
  • 2001年2月高齢者の健康維持・介護予防に役立つコンテンツを搭載した「DKエルダーシステム」の販売を開始
  • 2001年7月M&A株式の追加取得により持株比率が増加し、レコード会社である日本クラウン㈱を子会社化(2026年3月31日現在 音楽ソフト子会社6社)
  • 2001年10月M&A徳間グループのレコード子会社である㈱徳間ジャパンコミュニケーションズの全株式を取得し子会社化
  • 2003年10月M&A音楽ソフト事業会社である㈱トライエムの全株式を取得し子会社化
  • 2004年12月上場日本証券業協会への店頭登録を取消し、ジャスダック証券取引所に株式を上場
  • 2008年12月カラオケユーザーコミュニティサービス「DAM★とも」を開始

2010年代

  • 2010年4月上場ジャスダック証券取引所と大阪証券取引所の合併に伴い、大阪証券取引所JASDAQに上場
  • 2010年6月M&Aカラオケ居酒屋「祭一丁」を展開するベスタ・フーズ㈱の全株式を取得し子会社化
  • 2011年8月M&Aベスタ・フーズ㈱を吸収合併
  • 2012年7月第一回無担保社債、第二回無担保社債を発行
  • 2013年7月上場東京証券取引所と大阪証券取引所の統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場
  • 2014年2月M&A四国一円で「カラオケ バナナクラブ」を展開する㈱アドバン及び㈲ゴールドの全株式を取得し子会社化
  • 2015年5月M&A㈱アドバン及び㈲ゴールドを吸収合併
  • 2015年12月上場東京証券取引所市場第一部へ上場市場を変更
  • 2017年6月M&A首都圏で「カラオケマック」を展開する㈱Airsideの全株式を取得し子会社化

2020年代

  • 2022年4月上場東京証券取引所の市場区分変更に伴い、プライム市場へ上場市場を変更
  • 2024年2月M&A東京・大阪・沖縄等で「ブレイクパーキング」を展開する㈱クレストの全株式を取得し子会社化

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    DAMブランド価値向上による競争力強化

    業務用カラオケ事業で、新機種「LIVE DAM WAO!」の機能・コンテンツを訴求し、カラオケボックス・ナイト市場への浸透を進める。エルダー市場向け専用機「FREE DAM LIFE」の拡販により稼働台数を増やし、健康寿命延伸や介護施設業務負荷軽減といった社会課題解決にも貢献する。

  2. 02

    一等地戦略による店舗収益力強化

    カラオケ・飲食店舗事業で人口集積地への出店を推進(リプレイス含む)。メーカー直営店として設備を充実させ、顧客満足度向上を図る。飲食店舗では新ブランド開発や個室ダイニング、アミューズメントにより客層拡大を狙う。

  3. 03

    音楽ソフト事業での安定的収益基盤構築

    新人アーティスト発掘とヒット曲創出に加え、音楽出版事業に注力し、堅実な収益モデルを構築する。

  4. 04

    パーキング事業の成長と収益力向上

    M&Aを含む新規施設開拓で事業規模を拡大するとともに、不採算施設の改善・整理を通じて収益力を高める。

  5. 05

    本社集約による生産性向上とイノベーション創出

    2026年2月に本社機能を1か所に集約し、部門間コミュニケーション活性化と生産性向上、新たなイノベーション創出を実現し企業価値向上につなげる。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で3,694人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は616万円で、9期前と比べて+2.4%平均年齢は40.5歳、平均勤続年数は11.8年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月3,348
2018年3月3,449
2019年3月60239.810.83,467
2020年3月59640.011.03,489
2021年3月57440.611.73,437
2022年3月58641.312.53,369
2023年3月59141.712.83,340
2024年3月59541.612.63,411
2025年3月61141.212.43,516509
2026年3月61640.511.83,694485

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率1.9%
縦線は目安の30%
男性育休取得率28.1%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)51.5%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社37(国内 35 / 海外 2) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位5)
本社 — 東京都港区419億円
業務用カラオケ、カラオケ・飲食店舗ほか
カラオケルーム 及び飲食店舗 — 465 店329億円
カラオケ・飲食店舗
国内子会社 — 25社122億円
業務用カラオケ
カラオケルーム及び飲食店舗 — 223 店4,733百万円
カラオケ・飲食店舗
小売事業所 及び卸売営業所 — 45拠点4,040百万円
業務用カラオケ
主な関係会社
  • 国内
    ㈱東北海道第一興商
    北海道帯広市
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱北東北第一興商
    岩手県盛岡市
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱東北第一興商
    仙台市青葉区
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱常磐第一興商
    茨城県水戸市
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱群馬第一興商
    群馬県前橋市
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱栃木第一興商
    栃木県宇都宮市
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱埼玉第一興商
    さいたま市北区
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱東東京第一興商
    東京都墨田区
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱台東第一興商
    東京都台東区
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱城西第一興商
    東京都豊島区
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱湘南第一興商
    神奈川県小田原市
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱新潟第一興商
    新潟市中央区
    議決権100.0%
残りのグループ会社25社を開く
  • ㈱長野第一興商長野県松本市100%
  • ㈱静岡第一興商静岡市駿河区100%
  • ㈱東海第一興商名古屋市中区100%
  • ㈱北陸第一興商石川県金沢市100%
  • ㈱京都第一興商京都市伏見区100%
  • ㈱近畿第一興商大阪市平野区100%
  • ㈱兵庫第一興商神戸市中央区100%
  • ㈱九州第一興商福岡市博多区100%
  • ㈱沖縄第一興商沖縄県那覇市100%
  • ㈱トーニン福岡市西区100%
  • ㈱岩本商会東京都練馬区100%
  • ㈱ユニークメディア100%
  • ㈱第一興商音楽出版東京都港区100%
  • 日本クラウン㈱84%
  • ㈱徳間ジャパンコミュニケーションズ100%
  • ㈱クラウンミュージック100%
  • ㈱トライエム100%
  • ㈱ズームリパブリック100%
  • ㈱クレスト100%
  • ㈱おきなわブレイク沖縄県那覇市100%
  • ㈱ディーケーファイナンス東京都港区100%
  • トーニンビル管理㈱福岡市西区100%
  • ㈱ファーストプロパティーズ東京都品川区100%
  • ㈱韓国第一興商韓国ソウル100%
  • 第一興商(上海)電子有限公司中国上海100%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は1,630億円営業利益179億円前期と比べると増収増益で、売上が+6.5%、利益が+0.0%。

売上高
+6.5%
1,630億円
営業利益
+0.0%
179億円
純利益
-12.6%
159億円
営業利益率
11.0%
前期比 -0.7%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高1,690億円1,630億円
営業利益193億円179億円
純利益126億円159億円
1株あたり配当¥68¥68

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は412億円、営業利益は50億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+16.4%、営業利益は+4.2%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q337−7
2024年1Q3544813.634
2024年2Q3594612.832
2024年3Q3865714.839
2024年4Q36821
2025年2Q7439012.196
2025年4Q7878911.386
2026年2Q8038410.561
2026年4Q8279511.598
2027年1Q4125012.131

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は1,289億円から1,630億円へ1.3倍に増えた。直近期の営業利益率は11.0%。売上は5期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
東京証券取引所と大阪証券取引所の統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場
2013年3月1,289223128
四国一円で「カラオケ バナナクラブ」を展開する㈱アドバン及び㈲ゴールドの全株式を取得し子会社化
2014年3月1,306212131
東京証券取引所市場第一部へ上場市場を変更
2015年3月1,331211137
2016年3月1,413211126
首都圏で「カラオケマック」を展開する㈱Airsideの全株式を取得し子会社化
2017年3月1,406225111
2018年3月1,414219131
2019年3月1,438209156
2020年3月1,463201126
2021年3月933−12−188
東京証券取引所の市場区分変更に伴い、プライム市場へ上場市場を変更
2022年3月948952
2023年3月1,28213683
東京・大阪・沖縄等で「ブレイクパーキング」を展開する㈱クレストの全株式を取得し子会社化
2024年3月1,467196126
2025年3月1,53017918411.7182
2026年3月1,63017918311.0159

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高1,630億円のうち、営業利益として残るのは179億円11.0%。営業外の損益と税金を反映した純利益は159億円、売上の9.8%にあたる。営業利益率は業種中央値3.2%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金65.5%1,068億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金23.5%383億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益11.0%179億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
34.5%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+7.8pt
11.0%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+7.3pt
9.8%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+5.1pt
13.2%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
7.2%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
7.3%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが251億円、投資CFが−110億円で、差し引きのフリーCFは141億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は485億円で、売上の3.6ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月245−186−1059420
2014年3月273−154−95119444
2015年3月303−18537118600
2016年3月271−274−73−3522
2017年3月331−163−85168613
2018年3月333−228−220105497
2019年3月302−142−95160564
2020年3月282−214−15968472
2021年3月78−95222−17677
2022年3月182−93−8589681
2023年3月249−121−95128714
2024年3月268−55969−291493
2025年3月247−114−209133416
2026年3月251−110−72141485

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は2,204億円。このうち返さなくてよい自己資本が1,253億円で、自己資本比率は56.1%(業種中央値50.6%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月1,5951,00359262.2
2014年3月1,6161,02359362.6
2015年3月1,8031,10370060.5
2016年3月1,7961,12866862.0
2017年3月1,8691,19167862.9
2018年3月1,8021,25454868.7
2019年3月1,8881,32656269.3
2020年3月1,8161,36245474.0
2021年3月1,8681,06080855.8
2022年3月1,8041,05275257.4
2023年3月1,8861,07980756.4
2024年3月2,1141,0901,02450.9
2025年3月2,0931,17991555.6
2026年3月2,2041,25395156.1

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
488億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
1,069億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
140億円
在庫として抱えている分
負債合計
951億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
89
/ 100
安定性自己資本比率37 / 40
収益力営業利益率22 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

卸売業 284社との比較

同じ卸売業の企業と並べると、いちばん上に来るのは営業利益率284社中21位あたり、逆に低いのは自己資本比率284社中112位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE上位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
13.2%/中央値 8.1%
P25 5.5%P75 11.4%
営業利益率上位売上のうち本業の利益として残る割合
11.0%/中央値 3.2%
P25 1.8%P75 5.4%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
56.1%/中央値 50.6%
P25 39.1%P75 62.9%
売上成長率前期からの売上の伸び
6.5%/中央値 4.4%
P25 0.0%P75 9.6%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
3.6%/中央値 3.1%
P25 2.2%P75 4.0%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,879.5で、1年前と比べて+13.4%過去52週の値幅のなかでは91%の位置にある。

¥1,879.5-1.2%1ヶ月+8.0%1年+13.4%時価総額1,954億円
過去52週の値幅
安値¥1,537高値¥1,914.5

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)12.2倍
PER (会社予想)15.4倍
PBR1.57倍
配当利回り3.62%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は8月18日に1833円と、7月6日1742円から約5.2%上昇。25日線1800円を1.8%上回り、75日線1715円も上回る。直近では7月29日に1878円と52週高値1902円に接近後、調整も8月18日再び上昇。出来高は18万株とやや低調だが、RSI49.2と中立圏で安定。年初来+10.5%と堅調で、200日線1668円からも乖離。業績と需給のバランスが取れた展開。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 70/100)

PERは11.95倍で業界平均の18.05倍を大きく下回り、予想PERも15倍と割安圏にある。配当利回りは3.71%と業界平均の2.92%を上回り、ROEは13.2%と高水準で収益性も良好だ。ただしPBRは1.53倍で業界平均の1.25倍を上回っており、純資産面では割高感がある。配当性向61%と安定した株主還元を維持しているが、予想PERが現実PERより高いのは将来の収益減速リスクを織り込んだ可能性がある。総合的に見て、PERと配当利回りの面から割安と言える。

指標この会社業種平均
PER (実績)12.2倍17.9倍
PER (予想)15.4倍
PBR1.57倍1.24倍
ROE13.2%8.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

カラオケ市場の縮小懸念と、業務用機器の需要回復が投資家の争点。強気派は、コロナ後の宴会需要回復やリースのストック収益の安定性を評価する。一方、弱気派は、カラオケ離れによる店舗数の減少が中長期の成長余地を制限すると指摘する。また、直営店「ビッグエコー」の収益性改善や新規事業への投資効果も論点。

プラスに働く材料7
  • 市場シェアが高い

    業務用カラオケ機器で国内シェア約7割とされる。

  • ストック収益が安定

    リース契約により毎期安定的な収入が見込める。

  • 需要回復の恩恵

    観光・宴会需要の回復で機器更新や新規導入が進む。

  • 売上高1630億円と3期連続増収通年影響

    売上高は1467億円→1530億円→1630億円と拡大。収益基盤が拡張している。

  • 営業利益179億円と高水準を維持通年影響

    2025/3期と2026/3期の営業利益は179億円で横ばい。収益の安定感がある。

  • ROE13.2%とPBR1.53倍のバランス継続影響

    ROE13.2%に対してPBR1.53倍。資本効率が高く、株価評価の下支えとなる。

  • 配当利回り3.71%の安定株主還元通年影響

    配当利回り3.71%は高水準で、株価下落時の安心感を提供する。

マイナスに働く材料7
  • 市場縮小の懸念

    カラオケ人口の減少で店舗数は減少傾向にある。

  • 直営店収益が不安定

    ビッグエコーの客単価・来店数は景気変動の影響を受けやすい。

  • 新規事業の不透明感

    サイネージ等の新規事業の収益化はまだ規模が小さい。

  • 純利益159億円と前期比13%減決算発表後影響

    純利益は182億円から159億円へ約13%減少。最終利益の低下が嫌気されやすい。

  • 予想PER15倍は今期EPSの約2割減決算発表後影響

    実績PER11.95倍に対し予想PER15倍。市場は今期EPSが約2割減る見通し。

  • 営業利益率10.98%と前期比悪化決算発表後影響

    営業利益率は11.7%から10.98%へ0.72ポイント低下。利益率の低下が続く恐れ。

  • 株価1年で10.52%上昇後の反動不定影響

    株価は前年比10.52%高。市場全体が弱含むと利益確定売りが出る。

次の決算で確かめる点
カラオケ機器の販売台数・リース新規契約数
需要の先行指標であり、市場回復の度合いを測れる。
直営店の既存店売上高
店舗運営の収益性と客足の回復を確認する。
業務用カラオケ店舗数の動向
市場全体の規模が縮小しているかを把握するため。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり68で、前期から+17.5%いまの株価に対する利回りは3.62%。増配か配当維持が1年続いている。

年間配当
¥68
1株あたり
配当利回り
3.62%
いまの株価に対して
配当性向
61.0%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
1年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月5565.1
2018年3月561.858.3
2019年3月560.951.1
2020年3月570.959.8
2021年3月570.0
2022年3月570.0196.4
2023年3月570.090.1
2024年3月570.953.2
2025年3月570.037.8
2026年3月6717.561.0

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥68

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ53,711人。区分でいちばん多いのは個人・その他50.3%。グループ会社や銀行などの安定株主が27.9%を占め、残る72.1%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他41.139.439.144.249.450.3
金融機関22.524.124.620.720.118.7
外国法人26.725.825.624.920.618.2
事業法人8.79.19.18.99.09.2
証券会社1.01.61.61.31.03.5
自己株式4.70.30.32.44.50.6
外国人個人0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01保志 忠郊12.02
02保志 治紀11.79
03日本マスタートラスト信託銀行㈱(信託口)9.42
04㈱ホシ・クリエート4.71
05㈱日本カストディ銀行(信託口)3.50
06アサヒビール㈱3.50
07三菱UFJ信託銀行㈱(常任代理人 日本マスタートラスト信託銀行㈱)2.21
08JPモルガン証券㈱1.44
09吉田 嘉明1.26
10STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505103(常任代理人 ㈱みずほ銀行)1.12

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で−27%、1株純資産は14期で−28%。直近期のROEは13.2%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月2091,66213.312.136.3
2014年3月2201,73713.114.236.8
2015年3月2351,87913.015.950.7
2016年3月2181,93311.422.559.3
2017年3月1942,0589.723.165.1
2018年3月2302,17310.924.558.3
2019年3月1371,15512.220.651.1
2020年3月1111,1939.513.059.8
2021年3月−169956−15.7
2022年3月489485.036.5196.4
2023年3月769757.928.790.1
2024年3月1171,00711.716.653.2
2025年3月1731,11316.210.037.8
2026年3月1531,19613.211.061.0

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

10名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は10名。2026/3期の役員報酬は総額504百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約13倍にあたる。

氏名役職年齢
保志忠郊代表取締役社長(社長執行役員)55
大塚賢治取締役 営業統括本部長(専務執行役員)59
飯島毅取締役(専務執行役員)66
國津洋取締役 管理本部長(専務執行役員)61
垂石克哉取締役72
高橋千恵子取締役67
小泉文明常勤監査役63
柴野浩良監査役64
福田方包監査役63
髙瀬雄一郎監査役55

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円賞与百万円ストックオプション百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)5322246641282
監査役2343417
社外監査役3343411
社外取締役324248

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容656字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社及び子会社38社により構成されており、業務用カラオケ機器の販売、賃貸及び通信カラオケの音源・映像コンテンツの提供、カラオケルーム及び飲食店舗の運営並びに音楽・映像ソフトの制作、販売を主たる業務としております。 当社グループの事業内容及び当社と関係会社の当該事業に係る位置付けは次のとおりであります。 なお、次の区分はセグメントの区分と同一であります。 区分   事業内容   国内   海外 業務用カラオケ   業務用カラオケ機器の販売、賃貸及び通信カラオケの音源・映像コンテンツの提供   当社 ㈱北海道第一興商 ㈱東北第一興商 ㈱台東第一興商 ㈱東海第一興商 ㈱近畿第一興商㈱九州第一興商 ほか19社   ㈱韓国第一興商 第一興商(上海)電子有限公司 カラオケ・飲食店舗   カラオケルーム及び飲食店舗の運営 音楽ソフト   音楽・映像ソフトの制作、販売   当社 日本クラウン㈱ ㈱徳間ジャパンコミュニケーションズ  ほか4社 その他   パーキング事業、不動産賃貸、BGM放送事業ほか   当社 ㈱クレスト㈱ディーケーファイナンス ほか3社 以上で述べた事項を事業系統図によって示すと次のとおりであります。 (注) 当連結会計年度における関係会社の異動につきましては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項) 1.連結の範囲に関する事項」をご参照ください。
経営方針・対処すべき課題1,714字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 (1)会社の経営の基本方針 当社グループは、「もっと音楽を世に もっとサービスを世に」を社是とし、「カラオケを通じた音楽文化の振興」、「楽しいコミュニケーションの場の提供」を基本方針としております。この方針のもと、当社グループは、創業以来培ったノウハウと蓄積したコンテンツをベースに、カラオケ事業を核として、一層の事業拡大とより高い収益を確保し、当社グループのステークホルダーの期待に応え、社会貢献に資する企業を目指してまいります。 (2)目標とする経営指標 当社グループは、継続的・安定的な成長と企業価値の向上を図るため、自己資本当期純利益率(ROE)及び各事業の営業利益率を重視するとともに、1株当たり利益(EPS)の増加を目指してまいります。 (3)会社の対処すべき課題 今後の経済見通しにつきましては、雇用環境の改善や賃上げの動きの継続を背景に、個人消費を中心とした内需は緩やかな回復基調が見込まれます。一方で、海外での地政学リスクの高まりや為替相場の不安定感に加え、国内における物価上昇の影響など、先行きについては不透明な状況が続くものと予想されます。 国内カラオケ市場におきましては、介護施設などのエルダー市場におけるカラオケの需要は引き続き拡大することが見込まれるものの、既存市場であるナイト市場及びカラオケボックス市場においては概ね横ばいで推移するものと考えられます。そのなかで、各地域における需要は中心地への集中が進むほか、メーカー・流通・店舗といった各レイヤーでの再編や競争がより活発になるものと予想されます。 このような環境認識のもと、当社グループは、高い市場占有率を有する業務用カラオケ事業及びカラオケ・飲食店舗事業に経営資源を効果的に投入することにより、「DAM」及び「ビッグエコー」のブランド価値を高めることで、競争力及び収益力の強化に努めてまいります。また、成長事業であるパーキング事業におきましても、規模の拡大とともに収益力向上を図り、持続的な成長を目指してまいります。 業務用カラオケ事業におきましては、2025年4月に発売いたしました「LIVE DAM WAO!(ライブダムワオ)」の機能・コンテンツの訴求を通じて、カラオケボックス市場・ナイト市場への浸透を進めることで、DAM1台あたりの収益向上とともに、カラオケ利用者のすそ野の拡大、歌唱回数の向上に努めてまいります。エルダー市場においては、エルダー市場専用機である「FREE DAM LIFE(フリーダムライフ)」の拡販を通じて、DAMの稼働台数増加を図るとともに、健康寿命の延伸や、介護施設職員の業務負荷軽減といった社会課題の解決にも貢献してまいります。 カラオケ・飲食店舗事業におきましては、これまで行ってまいりました一等地戦略をさらに推進し、リプレイスも含めた人口集積地への出店により、収益力の強化を図ります。カラオケ店舗においてはメーカー直営店としてカラオケ機器、音響、美観といった設備面をさらに充実させるとともに、より質の高いサービスを提供し、顧客満足度の向上に努めます。飲食店舗においては顧客のニーズを捉えた新たなブランドの開発に注力するとともに、主力業態である個室ダイニングのほか、カラオケやダーツなどのアミューズメントを含めた幅広い客層の開拓に努めてまいります。 音楽ソフト事業におきましては、新人アーティストの発掘とヒット曲の創出に努めるとともに、音楽出版事業にも注力することにより、堅実な収益モデルの構築に努めてまいります。 成長事業として注力しておりますパーキング事業におきましては、M&Aを含む新規施設開拓を進め、さらなる事業規模の成長を図るとともに、不採算施設の改善・整理を通じて収益力の向上に努めてまいります。 また、当社は2026年2月に本社機能を移転いたしました。これまで3か所に分散しておりました本社を1か所へ集約したことで、部門間のコミュニケーションをより活性化し、生産性の向上と新たなイノベーションの創出を実現し、企業価値向上に努めてまいります。
事業等のリスク8,791字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 当社グループの事業展開上のリスク要因となる可能性があると考えられる主な事項及びこれに対応する主要な取り組みを、以下において記載しております。また、投資者の投資判断上、重要であると考えられる事項については、必ずしもリスク要因に該当しない事項についても、投資者に対する積極的な情報開示の観点から以下に記載しております。なお、当社グループは、これらのリスク発生の可能性を認識した上で、その発生の回避及び発生した場合の対応に努める所存であります。 本項においては、将来に関する事項が含まれておりますが、当該事項は当連結会計年度末現在において判断したものであり、様々な要因によって実際の結果と異なる可能性があります。 (1) 各事業セグメントにおける業績変動要因 当社グループの事業は、①「業務用カラオケ事業」、②「カラオケ・飲食店舗事業」、③「音楽ソフト事業」、④「その他の事業」の4事業により構成されておりますが、以下のような要因により当社グループの業績及び事業展開が影響を受ける可能性があります。 ① 業務用カラオケ事業 a.スナック・バー等やカラオケボックス店舗の閉店による業務用カラオケ市場の縮小により、業務用カラオケ機器の出荷台数や設置台数が減少し、業務用カラオケ事業の業績に影響を及ぼす可能性があります。 b.新商品の投入及びこれに対する市場の支持の程度により、業務用カラオケ機器の出荷台数や設置台数が変動し、業務用カラオケ事業の業績に影響を及ぼす可能性があります。 c.同業者との競争の激化に伴う販売量の減少及び販売価格の下落により、業務用カラオケ事業の業績に影響を及ぼす可能性があります。 (主要な取り組み) 業務用カラオケ市場の縮小や販売量の減少に備え、機器賃貸の比重を高めるとともに機器の入替えを計画的に実施することで、長期的な安定収益基盤の構築に努めております。 また、成長が期待される分野として、高齢者層の介護予防や健康増進を目的としたエルダー事業に経営資源を積極的に投入し、導入施設数の拡大に努めております。 ② カラオケ・飲食店舗事業 a.出店計画に対する店舗候補物件の確保の程度により、出店数が変動し、カラオケ・飲食店舗事業の業績に影響を及ぼす可能性があります。 b.ユーザーニーズの変化による市場の支持の程度により、カラオケ・飲食店舗事業の業績に影響を及ぼす可能性があります。 c.店舗間の競争の激化に伴う客数の減少及び客単価の下落により、カラオケ・飲食店舗事業の業績に影響を及ぼす可能性があります。 d.社会保険や労働条件などに係る制度等の変更により、アルバイト従業員の人件費が増加し、カラオケ・飲食店舗事業の業績に影響を及ぼす可能性があります。 (主要な取り組み) カラオケ店舗と飲食店舗の複合店舗化によりコスト削減を図り、効率的な集客確保が可能な立地を中心に出店計画を立てております。 また、安易に価格競争に走らず、ブランドごとに付加価値や特色を持たせ顧客満足を追求することで、競争力のある店舗展開を推進しております。 効率的な運営を行うため、飲食のオーダーや決済手段など、可能な限りIT化を進めております。 働きやすい環境の整備と共に、従業員からの紹介等により、人員の確保に努めております。 ③ 音楽ソフト事業 a.市場に支持される音楽CD、DVD等の発売の状況により、販売数量が変動し、音楽ソフト事業の業績に影響を及ぼす可能性があります。 b.媒体の変化による音楽CD、DVD等の販売量の減少及びインターネット等他の媒体による販売量の増加により、音楽ソフト事業の業績に影響を及ぼす可能性があります。 c.音楽CDの著作物は、独占禁止法で法定再販物として再販売価格維持制度(再販制度)が認められておりますが、今後独占禁止法の見直しが行われ、再販制度が廃止されると、価格競争が激化し、販売価格の低下により、音楽ソフト事業の業績に影響を及ぼす可能性があります。 d.上記の再販制度によって、小売店は音楽CDの販売価格を自由に設定できないことから、一定の範囲内で音楽CDを返品できる商慣行があり、販売不振のCDについては将来返品されるものがあります。当社グループは将来に返品されると見込まれる製品等については収益を認識せず、当該製品等について受け取った又は受け取る対価の額で返金負債を計上しておりますが、予想外の返品が発生した場合には、音楽ソフト事業の業績に影響を及ぼす可能性があります。 (主要な取り組み) 当社グループは、演歌や歌謡曲から創出されたヒット曲の音源資産を多く保有しており、これらはカラオケの歌唱度数に貢献しております。また、カラオケでの人気からヒット曲に繋がることもあるため、音楽ソフト事業と各事業セグメントとの連携を強化することにより、当社グループの相乗効果を上げる施策を積極的に行っております。 ④ その他の事業 a.駐車場の出店計画に対する候補物件の確保の程度により、出店数が変動し、パーキング事業の業績に影響を及ぼす可能性があります。 b.競争の激化に伴う施設数の減少及び車室単価の下落により、パーキング事業の業績に影響を及ぼす可能性があります。 c.放送事業者の事業の中止又は事業方針の変更により、BGM放送事業の業績に影響を及ぼす可能性があります。 d.有線放送等類似サービスとの競争の激化に伴う契約者数の減少及び視聴料金の下落により、BGM放送事業の業績に影響を及ぼす可能性があります。 (主要な取り組み) パーキング事業は、認知度と利便性を追求することで他社との差別化を図り、収益性の見込める投資を行っております。また、駐車場の出店に際しては全国に広がる営業網を活かし、駅前や繁華街等の一等地への出店により、安定収益事業として確立すべく注力しております。 BGM放送事業は、様々な環境に合わせた商品構成が求められる中、光回線・モバイル回線を利用した業務用BGMサービスを提供し、導入する店舗・施設を拡充しております。 (2) 重要な影響を及ぼす可能性のある個別リスク ① 災害などによる影響 当社グループの店舗や支店所在地を含む地域で大規模な地震や洪水、台風等の自然災害が生じたり、新型インフルエンザや新型コロナウイルス等の感染症が流行した場合、被災・感染状況によっては正常な事業活動が困難となり、当社グループを取り巻く市場において長期の臨時休業や営業時間短縮などにより、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (主要な取り組み) 当社グループのリスク管理の基本方針及び管理体制を「グループリスク管理基本規程」において定め、その基本方針及び管理体制に基づき、代表取締役社長を議長とするグループリスク・コンプライアンス委員会で、事業を取り巻く様々なリスクに対する適切な対応と未然防止に努めております。 また、重大な損害の発生が予測される場合には必要に応じて「グループ危機管理規程」を発動し、代表取締役社長を本部長とする対策本部を設置しております。 ② 法的規制 将来において会社法、金融商品取引法、著作権法、労働基準法、道路交通法、建築基準法、消防法、食品衛生法、未成年者飲酒禁止法ほか、様々な関連法規や規則等が改正又は変更され、新たに事業活動が制約を受けることとなった場合には、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (主要な取り組み) 関連法規や規則等の改正に伴い、当社グループにおける重要リスクとなり得る事象に関しては、事業セグメントごとに内部統制水準を向上させるための課題を掲げ、定期的に点検を実施しております。 また、常にカラオケ業界団体との連携を図り、関連法規や規則等の改正に伴い事業活動に支障が生じる場合には、事前に業界団体を通して関係行政機関に十分な説明を行い、理解が得られるよう努めております。 ③ 環境への配慮 気候変動や人権問題など、今後において多様化する社会の要請に対し、当社グループの対応が遅れたり不適切とみられたりした場合には、社会的信用が低下するとともに、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (主要な取り組み) 環境問題をはじめとするさまざまな社会問題に対する取り組みについては、「グループ行動規範」において当社グループが担う社会的責任を掲げ、全役職員への周知に努めております。 また、当社グループのサステナビリティに関する考え方及び取り組みについては、サステナビリティ基本方針を掲げ、代表取締役社長を議長とするサステナビリティ委員会で重要課題に対する対応と進捗状況のモニタリングを行い、社会課題の解決に努めております。 ④ 競争 当社グループは「業務用カラオケ事業」において、商品やサービスが市場からの支持を得てきたことによりトップシェアを獲得してまいりました。しかしながら将来においても、当社グループが提供する商品やサービスが常に市場に受け入れられる保証はなく、また競争的な事業環境においてこれまでどおり優位に事業が進められない場合には、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (主要な取り組み) カラオケ商品は、豊富な楽曲数や魅力ある映像コンテンツにより優位性が保たれているため、レコードレーベルや様々なコンテンツホルダーとの強固な関係を維持することで、コンテンツの拡充に努めております。 また、提供するカラオケサービスについては全国に展開する営業体制の中で、スナック・バー等やカラオケボックス店舗に対し、きめ細やかな対応に徹することで顧客からの評価を得ており、更なる信頼を構築するべく体制を強化しております。 ⑤ 品質管理 当社が取り扱う商品は一定の品質管理基準に従って製造又は提供しております。しかし、全ての商品に欠陥が無いという保証はありません。また、生産物賠償責任保険には加入しておりますが、この保険が負担する賠償額等を十分にカバーできるという保証はありません。商品の欠陥に伴い、多額のコストや賠償金が発生した場合には、当社の商品が信頼性を損ない、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (主要な取り組み) 海外生産品については、日本メーカーと同等の品質基準を課しており、開発部門に所属する社員の派遣や生産時の現地立ち合い及び指導を徹底するなど品質の維持に注力しております。 ⑥ 衛生管理 当社グループは、「食」を提供する企業として、何らかの要因により食品衛生上の事故等が発生した場合には、営業停止等による当社ブランドの信用失墜により、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (主要な取り組み) 衛生管理については、安心して安全にご利用いただける店舗を提供するため、手洗いや手袋・マスク等の着用を徹底し、賞味期限管理、温度管理や細菌検査等においてマニュアルに基づいた管理を徹底して行い、衛生的な商品の提供に努めております。 ⑦ 新商品及び新サービスの提供 当社グループが属する業界では、いずれも技術革新が急速に進んでおり、これに対応した新商品の開発や新サービスの迅速な提供が必要であります。しかしながら新商品と新サービスが成功するか否かは、その性質から複雑かつ不確実なものであり、以下をはじめとする様々なリスクが含まれます。 ・新商品の開発や新サービスの提供に必要な資金と資源を、今後十分に充当できる保証はありません。 ・長期的な投資と大量の資源投入が、成功する新商品又は新サービスの創造につながる保証はありません。 ・ユーザーニーズの多様化や変化に伴い、当社グループが提供する新商品又は新サービスが市場に受け入れられない可能性があります。 ・新たに開発した商品又は技術が、独自の知的財産として保護される保証はありません。 ・新商品の商品化遅延により、市場ニーズに対応できなくなる可能性があり、さらには同業者が当社グループより先行して商品化した場合、この商品の市場における大きなシェアを確保できない場合があります。 上記のリスクをはじめとして、当社グループが業界と市場の変化を十分に予測できず、魅力ある新商品又は新サービスを提供できない場合には、将来の成長と収益性を低下させ、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (主要な取り組み) 新商品や新サービスについては、マーケティングリサーチを活用した上で、各事業セグメントへの波及効果を最大限に引き出すことを前提に市場への投下を決定しております。 ⑧ 企業買収、合弁事業及び戦略的事業提携等 当社グループは、各事業セグメントにおいて、新サービスの提供及び新商品の開発並びに競争力の強化のため、外部企業の買収や合弁及び戦略的事業提携等を実施することがあります。このような施策は、事業遂行、技術、サービス、商品及び人事上の統合等において時間と費用がかかるなどの課題を含む場合があり、当社グループの事業に影響を及ぼす可能性があります。またこれら施策による事業の成否は、当社グループがコントロールできない提携先の決定や能力又は市場の動向によって影響を受けます。さらにこれらの施策に関連して計画以上の費用が当社グループに発生した場合や、当社グループが施策を通じて当初の目的の全部又は一部を達成できない場合、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (主要な取り組み) 業務用カラオケ事業においては、カラオケ事業の安定的な収益基盤を確保する観点から、後継者不足などで経営困難な代理店・事業者に対し、その収益性を十分に吟味した上で営業資産の買い取りや企業買収等を実施しております。 またカラオケ・飲食店舗事業においては、競争力の強化を図る上で「立地の優位性」、「収益力」、「成長性」等を十分に検証した上で、時間を買う観点から有効と判断された場合に、買収や合弁及び戦略的事業提携等を実施しております。 ⑨ グループ外企業への依存 当社グループの販売する業務用カラオケ機器「DAM」は、当社が企画開発を行い、その生産をグループ外企業に委託(OEM生産)しており、これらグループ外企業と技術の提携及び商品の供給等に関する契約を締結しております。将来的にこれらグループ外企業との契約条件が変更になったり、契約解除になった場合には、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (主要な取り組み) グループ外企業への依存については、1社に集中することがないように、可能な範囲において取引先の分散化を進めております。 ⑩ 知的財産 当社グループが提供する商品は様々な知的財産権を取得しております。一方で新たに企画開発する商品についても、第三者の知的財産権を侵害しないよう常に留意し、調査を行っておりますが、当社の調査範囲が十分かつ妥当である保証はありません。万一、当社が第三者の知的財産権を侵害した場合には、当該第三者より、損害賠償請求及び使用差し止め請求等の訴えを起こされる可能性並びに当該知的財産権に関する対価の支払い等が発生する可能性があります。一方、当社が所有する知的財産権につきましても第三者に侵害される可能性は存在いたします。このような場合、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (主要な取り組み) 当社が所有する知的財産については、当社ブランドの信用性保持、他社との差別化による市場優位性を確保するため、積極的に権利取得を行っております。 また、知的財産権の取得を強化することにより他社の権利保有状況の把握にも繋がっており、特に新商品開発に際しては、第三者の権利侵害とされぬよう調査を徹底しております。 ⑪ システムダウン 当社グループが提供するサービスは携帯電話、インターネット等の様々なネットワークを通じて音源や映像等のコンテンツを配信又は送信しております。このため自然災害や事故等によりこれらネットワークが切断された場合、一時的にサービスの停止を招くこととなります。また、当社のハードウエアやソフトウエアの欠陥や外部からの不正な手段によるコンピューター内への侵入、さらに当社担当者の過誤等によって、システムダウンが発生し正常な情報の発信が行われない可能性があります。このような場合、当社グループが提供するサービスの信頼性が低下し、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (主要な取り組み) カラオケ配信について、配信センターの重要な部分は冗長化するなど、障害発生時に直接お客様の利用に支障をきたすことがないようにシステムを構成しております。 サイバー攻撃への対策として、ファイアウォールの設置、メールセキュリティサービスやウイルス対策ソフトの導入の他、不審な動きの検知・対応を含めた多層防御を実施し、総合的なセキュリティ強化に取り組んでおります。 ⑫ 情報管理 当社は、顧客個人情報をはじめとして通信カラオケにおける楽曲歌唱情報など様々な情報を有しております。また、一部事業においては個人情報を利用したサービスも展開しておりますが、当社では、従来より、個人情報をはじめとする重要情報の管理には十分に留意しております。しかしながら、今後、何らかの要因により個人情報ほかこれら重要情報が漏洩等した場合には、責任追及など社会的な問題に発展し社会的信用を失う可能性が存在いたします。このような場合、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (主要な取り組み) 個人情報は、社内規程により利用することが可能な端末を限定した上で、アクセス権限の管理を厳格に行っております。 また、前項にて説明した通りサイバー攻撃に備えた対策も整え、最大限の注意を払っております。 ⑬ 人材の確保や育成 当社グループが今後成長していくためには、規模の拡大に見合った多様性ある人材の確保と育成が必要であります。これら人材の確保又は育成ができなかった場合には、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (主要な取り組み) 優秀な人材を求めるため、また中核人材の登用等における多様性を確保するため、学歴や新卒・中途に拘ることなく広く門戸を開く採用方針に基づく定期的な人員募集を行い、魅力的な人材を採用しております。 また、従業員の安全と衛生を確保し働きやすい職場環境を整えると共に、個人が能力を最大限に発揮できるよう教育・研修の充実に努めております。 ⑭ 固定資産及び投資の減損損失 当社グループは、事業用の不動産やのれん、その他様々な有形・無形固定資産を所有しております。これらの資産については、今後、計画との乖離や市場の変化等により、期待されるキャッシュ・フローを生み出せない場合、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 また、当社グループが保有する有価証券及び投資有価証券については、その価格変動によっては、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ⑮ 商標等の貸与 当社は、カラオケルーム「ビッグエコー」をはじめとする様々な商標を保有し、ブランド力の向上及び価値の保護に努めております。これら商標を当社以外の者が営業等を目的に使用する場合には、原則として当社の子会社を含め「商標使用許諾契約」を締結しその使用を認めております。一方、創業以来の長年に亘る取引関係に基づき当社社名の使用を認めている取引先が1社存在いたします。これらの取引先に不測の事態が発生した場合には、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ⑯ 金利変動 当社グループは、資金需要に対して金融環境を考慮し、調達の金額・期間・方法等を判断しておりますが、その多くは固定金利による借入であるため、金利変動による影響は比較的少ないものと考えられます。しかしながら、金利が想定以上に上昇した場合には資金調達コストが増加し、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ⑰ 内部統制 当社グループは、法令に則り機動的かつ組織的に事業目的を遂行するため、内部統制システムの強化・充実に努めております。しかしながら、内部統制には固有の限界があるため、その目的の達成を絶対的に保証するものではありません。このため、内部統制システムの機能不全や法令又は社会の要請に反する行為が行われた場合は、社会的信用が低下するとともに、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ⑱ 訴訟事件等 当社グループはコンプライアンスを重視した事業活動を行っておりますが、当社グループの営業活動等が何らかの重大な訴訟・紛争事件等に巻き込まれた場合、その経過又は結果によっては、社会的信用が低下するとともに、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ⑲ 地政学上のリスク 海外での政情不安、燃料価格をはじめとした物価の高騰や原材料不足などが継続し、先行き不透明な状況で推移する場合には、商品の開発、設備導入及び新規出店等の遅延を引き起こし、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)8,671字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況は次のとおりであります。なお、文中の分析に関する事項は、当連結会計年度末現在における当社経営者の認識に基づいております。 (1) 経営成績の状況 当連結会計年度(2025年4月1日~2026年3月31日)におけるわが国の経済は、雇用・所得環境の改善に伴い、景気は緩やかな回復基調となりましたが、海外経済の減速による影響や物価上昇、金融政策の変化など、先行き不透明な状況が続いております。 当カラオケ業界におきましては、主力市場であるナイト市場・カラオケボックス市場を中心に、全体として緩やかに需要が改善するなかで、各商圏の中心地における事業者同士の競争は活発化しております。 このようななか、各事業におきまして諸施策を実施した結果、当期の業績は、売上高は過去最高となる162,950百万円(前期比6.5%増)となりました。利益面におきましては、人件費のほか、DAMの新フラッグシップモデル発売に関連するプロモーション費用、本社移転費用などの販管費が増加した影響により、営業利益は17,917百万円(同0.2%減)、経常利益は18,265百万円(同0.7%減)となりました。親会社株主に帰属する当期純利益につきましては、前期に比べ、固定資産売却益などの特別利益が増加した一方で、前期にあった繰延税金資産の積み増しが剥落したことにより、15,889百万円(同12.6%減)となりました。 (百万円) 前期   当期   対前期増減   増減率 売 上 高   153,020   162,950   9,930   6.5% 営 業 利 益   17,945   17,917   △28   △0.2% 経 常 利 益   18,396   18,265   △130   △0.7% 親会社株主に帰属する当期純利益   18,178   15,889   △2,288   △12.6% セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。 (業務用カラオケ) 当事業におきましては、成長市場であるエルダー市場を中心に、全体として緩やかに改善が進み、当期末のDAM稼働台数は前期末と比べ微増となりました。 そのようななか、4月に5年半ぶりとなるDAMの新たなフラッグシップモデル「LIVE DAM WAO!(ライブダムワオ)」を発売いたしました。本機は“歌うほど、あたらしいワオ”をコンセプトに、新たな演奏方式による重厚な音源を実現したほか、多数の本人映像を新たに搭載いたしました。また、新機能「ボイスマジック」や4本同時使用が可能な「クワトロハーモニーマイク」の導入により“歌う”という体験をアップデートし、コアなカラオケファンから、カラオケ初心者の方まで楽しめる機能を多数搭載いたしました。当期においては、テレビCMやSNSなど多様なメディアを通じて本機の拡販につながるプロモーションを行うことで、カラオケ利用者のすそ野の拡大を図るとともに、旧機種から新機種への入替えなどによるDAM1台あたりの収入増加に努めました。 エルダー市場においては、介護施設等への訪問営業やオンラインコンサートの実施などを通じて、エルダー市場専用機「FREE DAM LIFE(フリーダムライフ)」の拡販と、介護現場における職員の負荷軽減に繋がる機能を訴求することで、「歌うこと=健康」という認知拡大に努めました。 以上の結果、新商品発売に伴い、卸売を中心とした商品販売売上が増加したことなどにより、売上高は前期比4.8%の増収となり、営業利益は前期比2.1%の増益となりました。 (百万円) 前期   当期   対前期増減   増減率 売 上 高   62,289   65,278   2,989   4.8% 営 業 利 益   11,677   11,922   245   2.1% (カラオケ・飲食店舗) 当事業におきましては、カラオケ10店舗、飲食20店舗の出店及びカラオケ8店舗、飲食12店舗の閉店を行ったことにより、当期末の店舗数はM&Aによる増加(カラオケ16店舗)を含め、カラオケ521店舗、飲食167店舗となりました。 店舗の集客は、前期に実施したリニューアルや「LIVE DAM WAO!(ライブダムワオ)」の早期導入などが奏功し、夏休みや年末年始といった商戦期を中心に、想定をやや上回る堅調な推移となり、当期の既存店売上高はカラオケ店舗で前期比4%増、飲食店舗で同2%増となりました。 このようななか、ビッグエコー店舗においては“BIG SMILE, BIG ECHO. 歌おう、笑おう、みんなともっと”をスローガンに掲げ、メーカー直営店としてカラオケ機器、音響設備のクオリティ向上に努めるほか、「ビッグスマイルキャンペーン」として多様なアーティストやアニメ作品とのコラボレーション企画等を積極的に展開し、カラオケを通して様々な喜びと楽しさの創出に努めました。 また、4月発売の「LIVE DAM WAO!(ライブダムワオ)」については、新たな機能をお客様にいち早く体感いただくため、早期に全店へ導入することで集客向上を図るとともに、“みんなで集まって、歌って楽しむ”というカラオケ本来の価値の訴求に努めました。 飲食店舗においては、前期に引き続き予約受注が好調に推移するなかで、お客様アンケートを通じて店舗環境、接客サービス、料理のクオリティ向上を図りました。また、ダーツ業態「REGALO」4店舗のほか、新たなブランドとして「蒸しと酒 みちる」や「炭火イタリアン ROBACE(ロバーチェ)」を出店するなど、幅広く集客の獲得を推進しました。 以上の結果、売上高は既存店での増収に加え、飲食店舗の出店による増収などの影響により、前期比6.7%の増収となり、営業利益は前期比4.5%の増益となりました。 (百万円) 前期   当期   対前期増減   増減率 売 上 高   66,550   71,003   4,452   6.7% 営 業 利 益   6,345   6,633   288   4.5% (音楽ソフト) 当事業におきましては、新人アーティストの発掘とヒット曲の創出に努めるとともに、カラオケを中心とする自社メディアを活用した音楽出版事業にも注力することにより、堅実な収益モデルの構築に努めました。 以上の結果、売上高は前期比1.7%の減収となり、営業利益は前期比56.9%の減益となりました。 (百万円) 前期   当期   対前期増減   増減率 売 上 高   5,552   5,459   △93   △1.7% 営 業 利 益   325   140   △185   △56.9% (その他) 当事業におきましては、新たな収益の柱とするべく「ザ・パーク」ブランドで展開するパーキング事業の業容拡大が進展し、当期末時点で約4,400施設、51,000車室となりました。また、「スターデジオAir」などで展開するBGM事業や、家庭用カラオケサービス「カラオケ@DAM」についても堅調に推移いたしました。 以上の結果、売上高はパーキング事業収入が増加したことなどにより前期比13.9%の増収となり、営業利益は前期比18.5%の増益となりました。 (百万円) 前期   当期   対前期増減   増減率 売 上 高   18,627   21,208   2,581   13.9% 営 業 利 益   2,372   2,812   439   18.5% 営業外損益及び特別損益等の主な内訳は、次のとおりであります。 (営業外損益) 営業外収益は、当連結会計年度1,425百万円となり、前連結会計年度1,839百万円から413百万円減少いたしました。この主な理由は、受取補償金が514百万円減少したことによるものであります。 営業外費用は、当連結会計年度1,076百万円となり、前連結会計年度1,389百万円から312百万円減少いたしました。この主な理由は、助成金返還損が653百万円減少し、支払和解金が247百万円増加したことによるものであります。 (特別損益) 特別利益は、当連結会計年度7,994百万円となり、前連結会計年度5,796百万円から2,198百万円増加いたしました。この主な理由は、固定資産売却益が3,247百万円増加したことによるものであります。 特別損失は、当連結会計年度2,624百万円となり、前連結会計年度1,280百万円から1,344百万円増加いたしました。この主な理由は、減損損失が1,351百万円増加したことによるものであります。 (2) 財政状態の状況 当連結会計年度末における総資産は、前連結会計年度末に比べ11,128百万円増加し、220,445百万円となりました。 増減の主なものとしては、流動資産では現金及び預金が6,891百万円、売掛金が1,033百万円及びその他に含まれる前払費用が1,319百万円それぞれ増加しております。 固定資産では建物及び構築物が9,472百万円、カラオケルーム及び飲食店舗設備が2,603百万円、土地が18,342百万円及びのれんが2,340百万円それぞれ増加し、建設仮勘定が32,201百万円減少しております。 負債の部につきましては、前連結会計年度末に比べ3,642百万円増加し、95,096百万円となりました。 増減の主なものとしては、流動負債では未払金が1,781百万円増加し、短期借入金が9,247百万円減少しております。 固定負債では長期借入金が10,554百万円増加しております。 純資産の部につきましては、前連結会計年度末に比べ7,486百万円増加し、125,349百万円となりました。 これは主に、親会社株主に帰属する当期純利益による利益剰余金の増加15,889百万円、剰余金の配当による利益剰余金の減少5,924百万円及び自己株式の取得による減少1,884百万円によるものであります。 (3) キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ6,891百万円増加し、48,475百万円となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの概況は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果得られた資金は、税金等調整前当期純利益が23,636百万円、減価償却実施額が17,077百万円及び法人税等の支払額が7,952百万円等により、前連結会計年度に比べ439百万円増加し、25,096百万円となりました。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果使用した資金は、有形固定資産の取得による支出が16,790百万円、有形固定資産の売却による収入が16,083百万円、無形固定資産の取得による支出が3,724百万円、映像使用許諾権の取得による支出が2,793百万円及び連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得による支出が4,207百万円等により、前連結会計年度に比べ404百万円減少し、11,041百万円となりました。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果使用した資金は、長期借入れによる収入が11,140百万円、長期借入金の返済による支出が10,992百万円、配当金の支払額が5,927百万円、自己株式の取得による支出が1,884百万円等により、前連結会計年度に比べ13,705百万円減少し、7,196百万円となりました。 (4) 経営指標の状況 当社グループは、経営指標として具体的な数値目標は設けておりませんが、自己資本当期純利益率(ROE)と各事業の営業利益率を重視するとともに、1株当たり当期純利益(EPS)の増加を目指しております。 前期   当期   対前期増減 自己資本当期純利益率 (ROE)   16.2%   13.2%   △3.0%pt 連結営業利益率    11.7%   11.0%   △0.7%pt 業務用カラオケ   18.7%   18.3%   △0.4%pt カラオケ・飲食店舗   9.5%   9.3%   △0.2%pt 音楽ソフト   5.9%   2.6%   △3.3%pt 1株当たり当期純利益(EPS)   172円56銭   153円38銭   △19円18銭 (注) %ptはパーセントポイントを表しております。 当連結会計年度における各経営指標の増減要因は、次のとおりであります。 (自己資本当期純利益率(ROE)) 自己資本当期純利益率(ROE)は、前連結会計年度から3.0%pt減少し、13.2%となりました。その主な要因は、前期にあった、業績回復に伴う繰延税金資産の積み増しが剥落した影響などにより、親会社株主に帰属する当期純利益が前連結会計年度から2,288百万円減少したことによるものであります。 (各事業の営業利益率) 各事業の営業利益率の増減要因については、「(1)経営成績の状況」におけるセグメントごとの経営成績に関する記載をご参照ください。 (1株当たり当期純利益(EPS)) 1株当たり当期純利益(EPS)は、前連結会計年度から19円18銭減少し、153円38銭となりました。その主な要因は、自己資本当期純利益率(ROE)の減少要因と同様であります。 (5) 生産、仕入、受注及び販売の実績 ① 生産実績 当連結会計年度の生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   前年同期比(%) 音楽ソフト   (百万円)   1,124   105.2 (注) 無形固定資産「音源映像ソフトウエア」の制作状況は次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   前年同期比(%) 業務用カラオケ   (百万円)   2,275   101.6 ② 仕入実績 当連結会計年度の仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   前年同期比(%) 業務用カラオケ   (百万円)   17,182   104.2 カラオケ・飲食店舗   (百万円)   10,000   107.7 音楽ソフト   (百万円)   301   57.8 報告セグメント計   (百万円)   27,484   104.5 その他   (百万円)   249   111.2 合計   (百万円)   27,734   104.5 ③ 受注実績 当社グループは見込み生産を行っているため、該当事項はありません。 ④ 販売実績 当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   構成比(%)   前年同期比(%) 業務用カラオケ   (百万円)   65,278   40.1   104.8 カラオケ・飲食店舗   (百万円)   71,003   43.5   106.7 音楽ソフト   (百万円)   5,459   3.4   98.3 報告セグメント計   (百万円)   141,741   87.0   105.5 その他   (百万円)   21,208   13.0   113.9 合計   (百万円)   162,950   100.0   106.5 (注) いずれの相手先に対する販売実績も総販売実績の100分の10未満であるため、主要な販売先の記載は省略しております。 (6) 資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当社グループの主な運転資金需要は、商品や食材等の仕入、通信カラオケ等へのコンテンツ配信サービスの維持コスト、店舗の運営費用並びに販売費及び一般管理費などであります。また、主要な設備資金需要は、カラオケ賃貸機器や音楽・映像コンテンツの取得、店舗の出店及び改修などであります。 当社グループの主な自己資金の源泉は、代金を毎月回収する通信カラオケの機器賃貸及び情報提供の収入に加え、現金売上が大半を占めるカラオケルーム及び飲食店舗の収入であり、これら営業活動によるキャッシュ・フローから安定的に供給される資金により、経常的な資金需要は賄われております。また、自己資金では賄えない資金需要については、金融機関からの借入及び社債発行により資金調達を行っております。 また、当社グループでは、手元資金の有効活用を目的として、CMS(キャッシュ・マネジメント・サービス)を導入し、各社の余剰資金を当社へ集約することで一元管理を行っております。なお、突発的な資金需要に対しては、迅速かつ確実に資金を調達できるよう、金融機関とコミットメントライン契約を締結し、流動性リスクに備えております。 当連結会計年度においては、不動産等の売却に伴う臨時的な資金の獲得がありました。また、運転資金等に充当するため、長期借入金により100億円を調達いたしました。当連結会計年度末時点における営業活動によるキャッシュ・フローの資金供給力と現金及び現金同等物の期末残高は、いずれも当面の資金需要を賄うのに十分な水準であることから、資金の流動性は確保されているものと判断しております。 (7) 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表を作成するにあたって、資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いておりますが、これらの見積り及び仮定に基づく数値は実際の結果と異なる可能性があります。 連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは以下のとおりであります。 ① 減損会計における将来キャッシュ・フロー 減損損失を認識するかどうかの判定及び使用価値の算定において用いられる将来キャッシュ・フローは、経営環境などの外部要因に関する情報や当社グループが用いている内部の情報(予算など)に基づき、各資産グループの現在の使用状況や合理的な使用計画を考慮して見積っております。また、減損損失の金額の算定に使用する回収可能価額は、主に使用価値により算定しておりますが、その際に用いられる割引率は、貨幣の時間価値と将来キャッシュ・フローがその見積値から乖離するリスクを反映したものであり、借入資本コストと自己資本コストを加重平均した資本コストによっております。 当該見積り及び当該見積りに用いた仮定について、将来の不確実な経済情勢の変動等により見直しが必要となった場合、翌連結会計年度以降の連結財務諸表において追加の減損損失(特別損失)が発生する可能性があります。 ② 繰延税金資産の回収可能性 繰延税金資産の回収可能性は、将来の税金負担額を軽減する効果を有するかどうかで判断しております。当該判断は、収益力に基づく一時差異等加減算前課税所得の十分性、タックス・プランニングに基づく一時差異等加減算前課税所得の十分性及び将来加算一時差異の十分性のいずれかを満たしているかどうかにより判断しております。 収益力に基づく一時差異等加減算前課税所得の十分性を判断するにあたっては、一時差異等の解消見込年度及び繰戻・繰越期間における課税所得を見積っております。課税所得は、経営環境などの外部要因に関する情報や当社グループが用いている内部の情報(予算など)に基づき見積っております。 当該見積り及び当該見積りに用いた仮定について、将来の不確実な経済情勢の変動等により見直しが必要となった場合、翌連結会計年度以降の連結財務諸表において認識する繰延税金資産及び法人税等調整額の金額に重要な影響を与える可能性があります。 ③ のれんの評価における将来キャッシュ・フロー のれんに減損損失を認識するかどうかの判定において用いられる将来キャッシュ・フローは、被取得会社等の将来事業計画に基づき見積っております。将来事業計画は売上高成長率等の仮定に基づき算定しております。 売上高成長率は、被取得会社等の過去の実績を基礎とし、経営環境などの外部要因に関する情報や当社グループが用いている内部の情報に基づき整合的に補正し算定しております。 当該見積り及び当該見積りに用いた主要な仮定について、将来の不確実な経済情勢の変動等により見直しが必要となった場合、翌連結会計年度以降の連結財務諸表においてのれんの減損損失(特別損失)が発生する可能性があります。

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開示資料

出典

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