概要
富士急行は、山梨県富士吉田市に本社を置く、鉄道・バス・船舶による運輸事業と、富士急ハイランドを中核とするレジャー・サービス事業、別荘地開発や不動産賃貸を行う不動産事業を展開する企業グループである。2026年3月期の連結営業収益は535億円、営業利益は88億円、従業員数は1,979人。富士山麓を中心に、首都圏とも結ぶ広域交通網と観光施設を一体運営している。
運輸事業:鉄道・バス・船舶で広域交通を担う
運輸事業は、富士山麓電気鉄道が大月〜河口湖間26.6km、岳南電車が吉原〜岳南江尾間9.2kmの鉄道を運行する。バス事業では、富士急バス等5社が高速・路線バスを1都4県で展開し、貸切185両、乗合473両を保有する。船舶事業では、熱海〜初島航路(富士急マリンリゾート)と箱根遊船の芦ノ湖遊覧船を運航。索道事業も手掛ける。2026年3月期の運輸事業営業収益は205億51百万円、営業利益は50億54百万円で、グループ収益の38%を占める最大セグメントである。
不動産事業:別荘地開発と賃貸で安定収益
不動産事業は、富士山麓の別荘地開発・分譲が柱である。山中湖畔別荘地は約3,200区画、十里木高原別荘地は約2,700区画を分譲。賃貸事業では、甲府富士急ビル、富士吉田ターミナルビルなどの大型ビル賃貸や、東京都内での定期借地権付き土地賃貸を展開する。2026年3月期の不動産事業営業収益は26億78百万円、営業利益は5億43百万円。別荘地管理は子会社の富士急リゾートアメニティに委託しており、販売については山梨県との調停・訴訟中のため制約がある。
レジャー・サービス事業:遊園地・ホテル・スキー場で多角展開
レジャー・サービス事業の中心は、絶叫マシンで知られる富士急ハイランドである。隣接するハイランドリゾートホテル&スパと一体化したアメニティゾーンを形成。さらに、ホテルマウント富士、ゴルフ場(富士ゴルフコース・大富士ゴルフクラブ)、スキー場(スノーパークYeti・あだたら高原)、アウトドア施設(PICAブランド)、旅行業(富士急トラベル)などを運営する。運輸事業との相互送客による相乗効果を発揮しており、グループ全体の主要な収益源である。
その他事業:百貨店・建設・ミネラルウォーター等
その他事業には、富士急百貨店による百貨店業、富士急建設による建設業、富士ミネラルウォーターによるミネラルウォーター製造販売、情報処理サービス(レゾナント・システムズ)、人材派遣(富士急ビジネスサポート)などが含まれる。特に富士急建設はグループ施設の建設・修繕を多く手掛け、ミネラルウォーター事業は富士山の水資源を活用している。また、テレビ山梨を持分法適用関連会社として保有する。
業界の中での役割は地域密着型複合企業。富士山麓の鉄道・バスによる交通と遊園地・ホテル等の観光事業を連携にあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
01運輸主力
富士山麓電気鉄道(大月〜河口湖)・岳南電車の鉄道、富士急バスグループによる高速・路線バス、ハイヤー・タクシー、船舶(熱海〜初島)、箱根遊船、索道を運行。山梨・静岡・神奈川の広域交通と観光アクセスを担う。
- 鉄道旅客輸送
- 富士山麓電気鉄道が大月〜河口湖間26.6km、岳南電車が吉原〜岳南江尾間9.2kmを運行。
- バス旅客輸送
- 富士急バス等5社が高速・路線バスを1都4県で運行。貸切バス185両、乗合473両。
- 船舶運送
- 富士急マリンリゾートが熱海〜初島航路、箱根遊船が芦ノ湖遊覧船を運航。
02レジャー・サービス主力
富士急ハイランド(遊園地)、ハイランドリゾートホテル&スパ、ゴルフ場(富士ゴルフコース・大富士ゴルフクラブ)、スキー場(Yeti・あだたら高原)、アウトドア施設(PICAブランド)等を運営。グループの送客・連携により集客。
- 遊園地運営
- 富士急ハイランドが絶叫マシン等で知られる遊園地を運営。相模湖リゾートも含む。
- ホテル運営
- ハイランドリゾートホテル&スパ、ホテルマウント富士等を運営。
- ゴルフ場運営
- 直営の富士ゴルフコース(パブリック)と大富士ゴルフクラブ(会員制)を運営。
- スキー場運営
- 静岡県のスノーパークYetiと福島県のあだたら高原スキー場を運営。
- アウトドア施設運営
- 「PICA」ブランドで山梨・静岡等にグランピング・ログハウス等の施設を運営。
03不動産準主力
富士山麓の別荘地開発・分譲(山中湖・十里木高原)、山梨・静岡・名古屋等でのビル賃貸、土地賃貸を展開。グループ施設の不動産管理も実施。
- 別荘地分譲
- 山中湖畔別荘地(約3,200区画)・十里木高原別荘地(約2,700区画)の分譲。
- 不動産賃貸
- 甲府富士急ビル、富士吉田ターミナルビル等の大型建物賃貸、東京都内等での土地定期借地権賃貸。
04その他副次
百貨店(富士急百貨店)、建設(富士急建設)、ミネラルウォーター製造販売、情報処理サービス、人材派遣等を展開。グループ施設の建設・修繕や水資源活用など周辺事業。
- 百貨店業
- ㈱富士急百貨店が百貨店を運営。
- 建設業
- 富士急建設㈱がグループ施設の建設・修繕等を手掛ける。
- ミネラルウォーター製造販売
- 富士ミネラルウォーター㈱がミネラルウォーターを製造販売。
製品と技術
富士山麓電気鉄道の観光列車群
鉄道事業の目玉は、大月〜河口湖間を走る観光列車である。2002年運行開始の「フジサン特急」はパノラマリゾート車両で山岳景観を楽しめる。2014年には「フジサン特急8000系」、2016年には「富士山ビュー特急」が導入され、内外装に富士山や富士急ハイランドの要素を取り入れている。1998年開業の「トーマスランド」へ向かう車両も人気で、鉄道そのものを観光資源として活用している。営業距離は26.6km、年間輸送人員は440万人を超える。
高速バスネットワークと予約システム
バス事業は、首都圏と富士五湖を結ぶ高速バスが強みである。1969年運行開始の中央高速バス富士五湖線(新宿〜富士五湖)を祖とし、2002年には東名高速バス(東京駅〜河口湖線)が加わった。2013年開業の「バスタ新宿」発着路線の運行本数を増やし、2025年には富士急ハイランド直行便も新設。自社開発の予約発券システム「SEKITORI」の対象路線拡大や、ラグジュアリーバスの導入により利便性と付加価値を高めている。乗合バスは1都2府8県、473両で運行。
富士急ハイランド:絶叫マシンとファミリー向け施設
富士急ハイランドは、1961年の開業以来、絶叫マシンの集積地として知られる。ドドンパ、ええじゃないか、高飛車などの記録的なコースターを擁する一方、1998年には幼児向け「トーマスランド」をオープン。1985年にはコンサートホール「コニファーフォレスト」を併設し、多世代に対応する。2018年から入園無料化を実施し、園内の個別アトラクション・飲食・物販で収益を得るモデルに転換。隣接するハイランドリゾートホテル&スパと連携し、滞在型消費を促進している。
船舶・スキー場・アウトドアの多様なレジャー施設
船舶事業では、熱海〜初島航路を運航する「富士急マリンリゾート」が改装船「金波銀波」を投入。箱根遊船は芦ノ湖で遊覧船「SORAKAZE」や茶房「大茶会」を運航する。スキー場は、静岡県のスノーパークYeti(1971年開業)と福島県のあだたら高原スキー場の2カ所。アウトドア事業は「PICA」ブランドでグランピング・ログハウス・トレーラーハウス施設を山梨・静岡等で展開する。これらは運輸事業と連携した送客により、グループ全体の集客力を支えている。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
陸運業のなかでの位置
私鉄では中位、富士山観光に特化
富士急行は山梨・静岡を地盤に鉄道・バス・遊園地を展開する陸運業者。同業の東武鉄道や京浜急行電鉄が関東広域の通勤・輸送網を持つ大規模事業体であるのに対し、当社は富士山麓を中心としたローカル交通・観光レジャーに特化。鉄道事業は富士山駅〜河口湖間など限定的で輸送人員は大手私鉄の1割未満だが、富士急ハイランドなどの遊園地収益が収益源の柱。コロナ後のインバウンド回復で観光需要を取り込みつつあるが、鉄道・バス事業は地域密着型で成長性は限定的。グループ全体の収益構造は他私鉄と比べ事業リスク分散が弱く、観光変動の影響を受けやすい。
強み
- 世界遺産富士山を背景とした観光地で、国内外からの集客力は群を抜く
- 富士急ハイランドは絶叫系アトラクションで人気、高粗利率を実現
- 山梨・静岡の富士山麓で鉄道・バス事業を独占、競合参入障壁高い
- 訪日客増加でホテル・施設利用が拡大、収益貢献が増加傾向
課題
- 富士山観光やレジャー需要に収益が連動、不況や災害で打撃受けやすい
- 鉄道・バス事業の規模が小さく、大手私鉄並の輸送密度や利益率に届かない
- 地元住民の鉄道利用は減少傾向、地域交通維持に補助金依存のリスク
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
物流・運輸の時価総額近傍。太字が富士急行
時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 2384SBSホールディングス | 1,954億円 | 9.8倍 |
| 2 | 9119飯野海運 | 1,886億円 | 11.9倍 |
| 3 | 5975東プレ | 1,845億円 | 9.1倍 |
| 4 | 9025鴻池運輸 | 1,635億円 | 10.7倍 |
| 5 | 9068丸全昭和運輸 | 1,495億円 | 11.1倍 |
| 6 | 9010富士急行 | 1,434億円 | 3.9倍 |
| 7 | 2146UTグループ | 1,395億円 | 19.9倍 |
| 8 | 9037ハマキョウレックス | 1,395億円 | 12.7倍 |
| 9 | 2874横浜冷凍 | 1,302億円 | 41.1倍 |
| 10 | 9039サカイ引越センター | 1,272億円 | 14.1倍 |
| 11 | 9304澁澤倉庫 | 1,258億円 | 18.5倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(物流・運輸)に従っています。
会社の歴史
沿革 49件
創業から鉄道開通まで:1926〜1929年
1926年9月、富士山麓電気鉄道株式会社が資本金500万円で設立された。翌1927年3月には甲駿自動車商会を買収し御殿場〜富士吉田〜河口湖間の自動車営業を開始、同年4月には桂自動車合資会社を買収し大月〜富士吉田間の自動車営業を開始した。1929年6月、大月〜富士吉田間の鉄道営業(23.6km)が開始され、鉄道とバスの両輪で富士山麓の交通を担う基礎が固まった。
戦前の合併で営業区域拡大:1930〜1939年
1932年4月、富士山麓土地株式会社を合併し不動産事業に進出。1937年3月には富士自動車株式会社を合併し静岡県下の乗合自動車営業を開始。1939年7月には松田自動車株式会社を合併し神奈川県下へも営業区域を拡大した。この時期の積極的な合併により、運輸網は山梨・静岡・神奈川の三県にまたがるものとなった。
商号変更と東証上場:1950〜1961年
1950年8月、富士吉田〜河口湖間3.1kmの鉄道延長が完成し、総延長26.7km(後の短縮を経て現在26.6km)となった。同年9月、東京証券取引所に上場。1960年5月、商号を富士急行株式会社に変更。1961年10月には東証市場第一部に上場し、資本基盤を強化した。この間、バス事業も拡大し、中央高速バス路線の開設準備が進められた。
レジャー事業への本格進出:1961〜1975年
1961年12月、富士五湖国際スケートセンター(後の富士急ハイランド)が営業を開始。1963年7月にはホテルマウント富士、1964年7月には初島バケーションランド(現PICA初島)が開業した。1970年7月には富士山ハイウェイ(現南富士エバーグリーンライン)が開通し、交通とレジャーの連携が強化された。1971年12月には日本ランドスキー場(現Yeti)、1973年7月には日本ランド遊園地(現Grinpa)が開業し、遊園地・スキー場・ホテルを擁する総合リゾート企業へと成長した。
バス事業再編と高速ネットワーク拡充:1990〜2010年
1990年3月、富士急行線にJR東日本のE電が乗り入れ開始し、東京駅〜河口湖駅間の直通運転が実現。1998年12月、バス事業の貸切部門を子会社6社に移譲し、整備部門も分離することで効率化を図った。2002年2月には「フジサン特急(パノラマリゾート車両)」が運行開始。2004年11月には都留文科大学前駅が開業。2007年2月には相模湖ピクニックランド(現さがみ湖MORI MORI)を事業譲受し、レジャー施設も拡充した。
新施設オープンと入園無料化:2011〜2020年
2011年7月、富士吉田駅を「富士山駅」に名称変更し、観光地としてのブランドを強化。2013年7月には「リサとガスパール タウン」、2014年7月には「フジサン特急8000系」、2016年4月には「富士山ビュー特急」が相次いで登場した。2018年7月、富士急ハイランドの入園を無料化し、園内消費と周辺施設への送客拡大を狙った。2020年10月にはバス事業御殿場営業所を子会社に移譲し、グループ内の役割分担をさらに進めた。
年表49件を開く
1920年代
- 1926年9月創業富士山麓電気鉄道株式会社設立(資本金500万円)
- 1927年3月M&A甲駿自動車商会買収、御殿場~富士吉田~河口湖間の自動車営業開始
- 1927年4月M&A桂自動車合資会社買収、大月~富士吉田間の自動車営業開始
- 1927年5月大月~富士吉田間の軌道営業開始
- 1929年6月大月~富士吉田間の鉄道営業開始(23.6km)
1930年代
- 1932年4月M&A富士山麓土地株式会社合併
- 1937年3月M&A富士自動車株式会社合併、静岡県下において乗合自動車営業開始
- 1939年7月M&A松田自動車株式会社合併、神奈川県下において乗合自動車営業開始
1950年代
- 1950年8月富士吉田~河口湖間(3.1km)の鉄道を延長、合計26.7kmとなる(1975年4月0.1km短縮 現在26.6km)
- 1950年9月上場東京証券取引所に上場
1960年代
- 1960年5月富士急行株式会社に商号を変更
- 1961年10月上場東京証券取引所市場第一部に上場
- 1961年12月富士五湖国際スケートセンター(現在の「富士急ハイランド」)営業開始
- 1963年7月ホテルマウント富士開業
- 1964年7月初島バケーションランド(現在の「PICA初島」)開業
- 1969年3月中央高速バス富士五湖線(新宿~富士五湖間)運行開始(2012年4月子会社に移管)
1970年代
- 1970年7月富士山ハイウェイ(現在の南富士エバーグリーンライン)開業
- 1971年12月日本ランドスキー場(現在の「Yeti」(イエティ))開業
- 1973年7月日本ランド遊園地(現在の「Grinpa」(ぐりんぱ))開業
- 1974年5月甲府富士急ビル開業
- 1975年4月富士吉田富士急ターミナルビル開業
- 1978年4月中央高速バス甲府線(新宿~甲府間)運行開始(2003年4月子会社に譲渡)
1980年代
- 1984年12月中央高速バス駒ヶ根線(新宿~長野県駒ヶ根間)運行開始(2003年4月子会社に譲渡)
- 1985年12月富士急ハイランド「コニファーフォレスト」開業
- 1986年3月ホテル「ハイランドリゾート」(現在の「ハイランドリゾート ホテル&スパ」)開業
- 1989年1月本社社屋竣工
- 1989年12月ホテル「熱海シーサイドリゾート」(現在の「熱海シーサイド スパ&リゾート」)開業
1990年代
- 1990年3月富士急行線にE電乗り入れ開始(東京駅~河口湖駅間直通運転)
- 1994年7月「旭日丘リゾートスクエア」開業
- 1994年10月東京本社、新ビルで業務開始
- 1995年3月「ハイランドリゾートスクエア」開業
- 1998年7月富士急ハイランド「トーマスランド」オープン
- 1998年12月バス事業貸切部門を子会社等6社へ移譲、整備部門を分離(富士急都留中央バス㈱(現富士急バス㈱)、富士急三島バス㈱(現富士急シティバス㈱)、富士急静岡バス㈱、㈱フジエクスプレス、富士急湘南バス㈱(現富士急モビリティ㈱)、富士急平和観光㈱(現富士急バス㈱)、富士急オートサービス㈱)
2000年代
- 2002年2月富士急行線「フジサン特急(パノラマリゾート車両)」運行開始
- 2002年3月東名高速バス(東京駅~河口湖線)運行開始(2012年4月子会社に移管)
- 2003年7月「フジヤマミュージアム」開業
- 2003年12月ホテル「熱海シーサイド スパ&リゾート」リニューアルオープン
- 2004年11月富士急行線「都留文科大学前駅」開業
- 2006年11月「ふじやま温泉」開業
- 2007年2月相模湖ピクニックランド(現在の「さがみ湖MORI MORI」)の事業譲受
- 2007年7月「PICA山中湖ヴィレッジ」(現在の「PICA山中湖」)開業
- 2008年4月富士本栖湖リゾート「富士芝桜まつり」開業
2010年代
- 2011年7月富士急行線 富士吉田駅を名称変更し、「富士山駅」誕生
- 2013年3月「さがみ湖温泉 うるり」開業
- 2013年7月「リサとガスパール タウン」オープン
- 2014年7月富士急行線「フジサン特急8000系」運行開始
- 2016年4月富士急行線「富士山ビュー特急」運行開始
- 2018年7月「富士急ハイランド」入園無料化
2020年代
- 2020年10月バス事業御殿場営業所を子会社「富士急モビリティ㈱」へ移譲
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2026/3期の経営方針より
会社は5つの方針を掲げている。そのうち5項目には、達成する数字が明記されている。
- 営業収益29/3期まで630億円
- 営業利益29/3期まで105億円
- EBITDA29/3期まで185億円
- 経常利益29/3期まで98億円
- 親会社株主に帰属する当期純利益29/3期まで62億円
有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。
- 01
顧客体験価値起点のビジネス再構築
4つの顧客体験価値に基づくターゲット拡大と深化を図り、「Fujiyama Connect」を中心としたデータマーケティング強化やグループ内外の連携強化によりクロスセルを促進する。
- 02
将来CF極大化への成長投資強化
収益源かつ成長ドライバーであるレジャー・サービスと運輸を中心に大規模な成長投資を行い、将来キャッシュフローの極大化を目指す。資本コストを意識した適切なバランスシートマネジメントを実践し、企業価値向上を図る。
- 03
組織横断型エンタメ注入プロジェクト
グループ内外の連携により顧客体験価値(CLTV)向上を目指し、中核プロジェクトを組成する。その一環として、遊園地機能を他施設・サービスに広げる「ULTRA Q」を始動する。
- 04
安全対策とグループ安全管理体制の強化
グループ共通の安全方針を策定し、安全マネジメントの醸成や安全管理体制の平準化・高次化を推進する。労働安全衛生を含む120%の安全・安心の実現に向けた体制強化に努める。
- 05
IT・DX戦略とAI活用の高度化
生成AIの普及を踏まえ、グループ全体のAI・データ活用を高度化し、生産性向上と個別最適化された顧客体験を創出する。「Fujiyama Connect」を活用した関連商品・サービスの提案強化により収益力向上を図る。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 10期分
グループ全体で1,979人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は681万円で、9期前と比べて+18.7%。平均年齢は38.7歳、平均勤続年数は13.7年。
単体の従業員がグループ全体の1割に満たないため、平均年収は持株会社の本社勤務者の数値です。グループ全体の水準とは異なります。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2017年3月 | — | — | — | 1,628 | — |
| 2018年3月 | — | — | — | 1,705 | — |
| 2019年3月 | 574 | 40.9 | 10.7 | 1,813 | — |
| 2020年3月 | 568 | 39.9 | 11.3 | 1,913 | — |
| 2021年3月 | 551 | 39.8 | 13.2 | 1,817 | — |
| 2022年3月 | 563 | 38.7 | 12.8 | 1,697 | — |
| 2023年3月 | 617 | 38.8 | 13.3 | 1,657 | — |
| 2024年3月 | 659 | 38.9 | 13.3 | 1,727 | — |
| 2025年3月 | 658 | 38.4 | 13.4 | 1,919 | 433 |
| 2026年3月 | 681 | 38.7 | 13.7 | 1,979 | 445 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社35社(国内 35 / 海外 0、うち連結子会社 15) を有報から抽出しています。
- 国内富士山麓電気鉄道㈱山梨県 南都留郡 富士河口湖町 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内岳南電車㈱静岡県 富士市 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内富士急バス㈱山梨県 南都留郡 富士河口湖町 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内富士急シティバス㈱静岡県 沼津市 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内富士急静岡バス㈱静岡県 富士市 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内㈱フジエクスプレス東京都 港区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内富士急モビリティ㈱静岡県 御殿場市 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内富士急オートサービス㈱山梨県 南都留郡 富士河口湖町 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内富士急静岡タクシー㈱静岡県 三島市 · 連結子会社議決権50.0%
- 国内富士急山梨ハイヤー㈱山梨県 富士吉田市 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内甲州タクシー㈱山梨県 甲州市 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内富士五湖汽船㈱山梨県 南都留郡 富士河口湖町 · 連結子会社議決権82.3%
残りのグループ会社23社を開く
- ㈱富士急マリンリゾート静岡県 熱海市100%
- 箱根遊船㈱神奈川県 足柄下郡 箱根町100%
- 岳南鉄道㈱静岡県 富士市66%
- ㈱富士急リゾートアメニ ティ山梨県 南都留郡 山中湖村50%
- ㈱富士急ハイランド ※1山梨県 富士吉田市100%
- 相模湖リゾート㈱神奈川県 相模原市緑区100%
- ㈱ホテル富士急山梨県 富士吉田市90%
- ハイランドリゾート㈱ ※1山梨県 富士吉田市100%
- 表富士観光㈱静岡県 富士市69%
- 富士急安達太良観光㈱福島県 二本松市50%
- 富士観光興業㈱山梨県 南都留郡 富士河口湖町43%
- ㈱ピカ ※1山梨県 南都留郡 富士河口湖町100%
- 富士急トラベル㈱東京都 渋谷区20%
- 十国峠㈱静岡県 田方郡 函南町100%
- ㈱富士急ビジネスサポート山梨県 富士吉田市100%
- ㈱富士急百貨店山梨県 富士吉田市100%
- 富士急建設㈱山梨県 富士吉田市82%
- 富士ミネラルウォーター㈱東京都 渋谷区38%
- ㈱レゾナント・システムズ神奈川県 横浜市鶴見区33%
- その他4社-
- ㈱テレビ山梨山梨県 甲府市18%
- 身延登山鉄道㈱山梨県 南巨摩郡 身延町46%
- その他1社-
- 補助金9,200万円地域公共交通確保維持改善事業費補助金国土交通省 · 2018-02-28
- 補助金9,122万円訪日外国人旅行者受入環境整備緊急対策事業費補助金国土交通省 · 2018-02-28
- 補助金6,500万円観光振興事業費補助金国土交通省 · 2019-10-16
- 補助金3,684万円地域公共交通確保維持改善事業費補助金国土交通省 · 2021-09-27
- 補助金2,940万円鉄道施設総合安全対策事業費補助国土交通省 · 2021-08-24
- 補助金2,033万円鉄道施設総合安全対策事業費補助国土交通省 · 2018-08-22
- 補助金2,000万円観光振興事業費補助金国土交通省 · 2020-09-24
- 補助金1,342万円地域公共交通確保維持改善事業費補助金国土交通省 · 2021-06-17
- 補助金1,069万円地域公共交通確保維持改善事業費補助金国土交通省 · 2020-10-21
- 補助金1,033万円鉄道施設総合安全対策事業費補助国土交通省 · 2018-02-28
出典: gBizINFO (経済産業省)
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2026年3月期の売上高は535億円、営業利益は88億円。前期と比べると増収増益で、売上が+2.5%、利益が+6.0%。
会社が出している今期の予想2027年3月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 565億円 | 535億円 |
| 営業利益 | 90億円 | 88億円 |
| 純利益 | 58億円 | 58億円 |
| 1株あたり配当 | ¥33 | ¥33 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2027年1Qで、売上は128億円、営業利益は17億円。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2018年4Q | 526 | — | — | −1 |
| 2019年4Q | 545 | — | — | −1 |
| 2020年4Q | 523 | — | — | −12 |
| 2021年4Q | 305 | — | — | −9 |
| 2022年4Q | 351 | — | — | −1 |
| 2023年4Q | 429 | — | — | 5 |
| 2024年4Q | 507 | — | — | −1 |
| 2025年4Q | 522 | 42 | 8.0 | 24 |
| 2026年4Q | 535 | 44 | 8.2 | 30 |
| 2027年1Q | 128 | 17 | 13.3 | 11 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 14期分
2013年3月期からの14期で、売上は447億円から535億円へ1.2倍に増えた。直近期の営業利益率は16.4%。売上は5期、純利益は5期の連続増加。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 447 | — | 26 | — | 13 |
| 2014年3月 | 477 | — | 31 | — | 15 |
| 2015年3月 | 490 | — | 37 | — | 21 |
| 2016年3月 | 518 | — | 48 | — | 23 |
| 2017年3月 | 509 | — | 44 | — | 26 |
| 2018年3月 | 526 | — | 49 | — | 27 |
| 2019年3月 | 545 | — | 59 | — | 21 |
| 2020年3月 | 523 | — | 42 | — | 16 |
| 2021年3月 | 305 | — | −34 | — | −28 |
| 2022年3月 | 351 | — | 5 | — | 4 |
| 2023年3月 | 429 | — | 40 | — | 23 |
| 2024年3月 | 507 | — | 79 | — | 46 |
| 2025年3月 | 522 | 83 | 81 | 15.9 | 51 |
| 2026年3月 | 535 | 88 | 86 | 16.4 | 58 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2026年3月期
売上高535億円のうち、営業利益として残るのは88億円で16.4%。営業外の損益と税金を反映した純利益は58億円、売上の10.8%にあたる。営業利益率は業種中央値7.2%を上回る水準。
- 売上原価など作る・仕入れるのにかかったお金80.9%433億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金2.6%14億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益16.4%88億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 14期分
2026年3月期は営業CFが117億円、投資CFが−81億円で、差し引きのフリーCFは36億円。この組み合わせは「成熟・還元型」にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型。期末の手元現金は123億円で、売上の2.8ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 71 | −50 | −13 | 21 | 110 |
| 2014年3月 | 73 | −65 | −25 | 8 | 94 |
| 2015年3月 | 83 | −60 | −19 | 23 | 97 |
| 2016年3月 | 86 | −70 | −20 | 16 | 93 |
| 2017年3月 | 73 | −67 | −26 | 6 | 73 |
| 2018年3月 | 104 | −50 | −26 | 54 | 100 |
| 2019年3月 | 108 | −49 | 0 | 59 | 159 |
| 2020年3月 | 81 | −53 | −42 | 28 | 144 |
| 2021年3月 | 29 | −40 | 45 | −11 | 177 |
| 2022年3月 | 64 | −41 | −30 | 23 | 170 |
| 2023年3月 | 90 | −48 | −22 | 42 | 190 |
| 2024年3月 | 130 | −57 | −84 | 73 | 178 |
| 2025年3月 | 108 | −59 | −61 | 49 | 167 |
| 2026年3月 | 117 | −81 | −80 | 36 | 123 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 14期分
2026年3月期の総資産は1,028億円。このうち返さなくてよい自己資本が430億円で、自己資本比率は40.7%(業種中央値40.1%より厚い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 899 | 178 | 721 | 19.1 |
| 2014年3月 | 924 | 199 | 725 | 20.7 |
| 2015年3月 | 959 | 224 | 735 | 22.6 |
| 2016年3月 | 949 | 226 | 723 | 23.1 |
| 2017年3月 | 976 | 252 | 724 | 25.1 |
| 2018年3月 | 996 | 263 | 733 | 25.6 |
| 2019年3月 | 1,039 | 273 | 766 | 25.5 |
| 2020年3月 | 1,002 | 277 | 725 | 26.7 |
| 2021年3月 | 1,016 | 247 | 769 | 23.5 |
| 2022年3月 | 983 | 246 | 737 | 24.1 |
| 2023年3月 | 1,007 | 268 | 739 | 25.7 |
| 2024年3月 | 1,005 | 324 | 681 | 31.2 |
| 2025年3月 | 1,011 | 368 | 643 | 35.3 |
| 2026年3月 | 1,028 | 430 | 598 | 40.7 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
陸運業 56社との比較
同じ陸運業の企業と並べると、いちばん上に来るのは営業利益率で56社中3位あたり、逆に低いのは配当利回りで56社中46位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥2,613で、1年前と比べて+16.3%。過去52週の値幅のなかでは75%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 3.9倍 |
| PER (会社予想) | 24.1倍 |
| PBR | 3.32倍 |
| 配当利回り | 1.26% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
株価2,638円は25日線(2,542円)を上回り、75日線(2,347円)も大きく超える。週足では上昇基調が継続し、52週高値2,720円に接近。出来高は15〜25万株で活況。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準を割高と判定しています(スコア 20/100)。
PER 3.9倍は業界平均23.4倍を大きく下回り割安に見えるが、PBR 3.35倍は業界平均1.08倍を大幅に上回り割高。配当利回り1.19%は業界平均2.22%を下回る。ROE 15%は高い収益性を示すが、PBR高水準がバリュエーションを押し上げている。割高と判断した。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 3.9倍 | 15.7倍 |
| PER (予想) | 24.1倍 | — |
| PBR | 3.32倍 | 1.07倍 |
| ROE | 15.0% | 8.4% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
インバウンド需要の回復と富士山登山ブームで業績好調。2026/3期営業利益88億円予想。強気派は、PER4倍近い超割安株であり、インバウンドのさらなる増加で成長が持続すると評価。弱気派は、コロナ禍のような需要急減リスクや、観光地ゆえの季節変動の大きさ、競合他社との差別化の不透明さを懸念。
- インバウンド需要の追い風
富士山五合目バスや富士急ハイランドに外国人観光客が殺到。
- 超割安バリュエーション
PER3.9倍、PBR3.35倍も成長率を考慮すれば割安。
- 独占的ポジション
富士山麓の交通・レジャーインフラを独占。参入障壁が高い。
- 営業利益83→88億円と緩やかな増益基調2026年3月期影響中
FY2025営業利益83億円からFY2026は88億円(+6%)の増益見通し
- ROE15%と高水準、資本効率の良さが評価材料継続影響中
FY2025ROE15%は運輸業平均を上回り、成長資金の内部調達が可能
- インバウンド回復で富士急ハイランド等の集客増継続影響中
観光需要回復によりテーマパーク・ホテル収益の上振れ余地
- PER3.9倍の割安感、バリュエーション修正余地継続影響弱
同業他社PER10倍超に対し低位、業績安定で評価額上昇の可能性
- 需要の外的リスク
感染症や自然災害で観光需要が急減するリスク。
- 季節変動が大きい
収益が夏季に集中し、通年での安定性に欠ける。
- 設備投資負担
老朽化施設の更新などに多額の投資が必要。
- 営業利益の伸び鈍化(83→88億円、+6%)2026年3月期影響中
増益率が低く、観光需要減退時は減益に転じるリスク
- PBR3.35倍と割高、減損リスク継続影響中
簿価の3倍超で評価、資産価値下落時に株価下落圧力
- 配当利回り1.19%と低く、インカム需要に不十分継続影響弱
利回りが低いため、金利上昇時は魅力低下
- 鉄道・遊園地の維持コスト増加懸念通年影響中
老朽化対策や人件費上昇で営業利益率が圧迫される可能性
- 富士急ハイランド入園者数
- 観光事業の稼働率を示す重要指標。
- インバウンド比率
- 成長のけん引役である外国人需要の割合。
- 鉄道・バス運輸収入
- 交通セグメントの需要動向。
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり33円で、前期から+10.3%。いまの株価に対する利回りは1.26%。増配か配当維持が5年続いている。
| 決算期 | 1株あたり配当円 | 前期比% | 配当性向% |
|---|---|---|---|
| 2017年3月 | 15 | — | 62.4 |
| 2018年3月 | 16 | 3.3 | 48.7 |
| 2019年3月 | 16 | 3.2 | 90.4 |
| 2020年3月 | 15 | −6.3 | 63.2 |
| 2021年3月 | 6 | −60.0 | — |
| 2022年3月 | 10 | 66.7 | 90.0 |
| 2023年3月 | 15 | 50.0 | 64.2 |
| 2024年3月 | 26 | 73.3 | 106.2 |
| 2025年3月 | 29 | 11.5 | 54.5 |
| 2026年3月 | 32 | 10.3 | 44.6 |
過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥33
株主
有価証券報告書より
2026年3月期末の株主数は延べ19,205人。区分でいちばん多いのは金融機関で39.8%。グループ会社や銀行などの安定株主が74.2%を占め、残る25.8%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2021年3月% | 2022年3月% | 2023年3月% | 2024年3月% | 2025年3月% | 2026年3月% |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 金融機関 | 46.0 | 46.0 | 46.4 | 44.4 | 41.2 | 39.8 |
| 事業法人 | 35.5 | 35.5 | 35.4 | 34.9 | 34.3 | 34.4 |
| 個人・その他 | 11.1 | 11.7 | 11.9 | 12.7 | 16.6 | 16.9 |
| 外国法人 | 6.7 | 6.5 | 5.8 | 7.5 | 7.0 | 8.6 |
| 自己株式 | 2.7 | 2.7 | 2.7 | 2.7 | 2.7 | 2.7 |
| 証券会社 | 0.7 | 0.4 | 0.4 | 0.4 | 0.8 | 0.2 |
| 外国人個人 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 |
| 政府・自治体 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 公益財団法人堀内浩庵会 | 11.76 |
| 02 | 株式会社エフ・ジェイ | 11.58 |
| 03 | 日本生命保険相互会社(常任代理人 日本マスタートラスト信託銀行株式会社) | 9.61 |
| 04 | 富国生命保険相互会社(常任代理人 株式会社日本カストディ銀行) | 8.86 |
| 05 | 朝日生命保険相互会社(常任代理人 株式会社日本カストディ銀行) | 5.58 |
| 06 | 日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口) | 4.91 |
| 07 | 株式会社東京ドーム | 2.78 |
| 08 | みずほ信託銀行株式会社 退職給付信託 スルガ銀行口 再信託受託者 株式会社日本カストディ銀行 | 2.33 |
| 09 | 株式会社山梨中央銀行 | 2.25 |
| 10 | 共栄火災海上保険株式会社 | 1.89 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
- 2026-07-31ニッポン・アクティブ・バリュー・ファンド(NIPPON ACTIVE VALUE FUND PLC)変更報告6.03%+1.01pt
- 2026-07-22ニッポン・アクティブ・バリュー・ファンド(NIPPON ACTIVE VALUE FUND PLC)新規の大量保有報告2.63%+0.57pt
- 2026-06-09ニッポン・アクティブ・バリュー・ファンド(NIPPON ACTIVE VALUE FUND PLC)新規の大量保有報告2.06%
- 2026-06-01株式会社エフ・ジェイ変更報告11.58%+0.10pt
- 2026-05-20株式会社エフ・ジェイ新規の大量保有報告11.58%+0.10pt
提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 14期分
1株利益は14期で+799%、1株純資産は14期で+388%。直近期のROEは15.0%で、日本株の目安とされる8%を上回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 12 | 161 | 7.8 | 61.2 | 105.3 |
| 2014年3月 | 14 | 180 | 8.2 | 75.9 | 71.2 |
| 2015年3月 | 19 | 205 | 10.1 | 58.3 | 53.1 |
| 2016年3月 | 22 | 206 | 10.8 | 70.1 | 85.7 |
| 2017年3月 | 50 | 462 | 11.3 | 39.8 | 62.4 |
| 2018年3月 | 50 | 480 | 10.6 | 55.8 | 48.7 |
| 2019年3月 | 39 | 498 | 8.0 | 106.6 | 90.4 |
| 2020年3月 | 30 | 505 | 5.9 | 93.6 | 63.2 |
| 2021年3月 | −52 | 449 | — | — | — |
| 2022年3月 | 7 | 447 | 1.6 | 551.6 | 90.0 |
| 2023年3月 | 44 | 487 | 9.3 | 100.5 | 64.2 |
| 2024年3月 | 86 | 590 | 16.0 | 45.9 | 106.2 |
| 2025年3月 | 96 | 672 | 15.2 | 23.3 | 54.5 |
| 2026年3月 | 109 | 787 | 15.0 | 22.3 | 44.6 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
18名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は18名。2026/3期の役員報酬は総額228百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 堀内光一郎 | 代表取締役社長 | 65 | 449,000 |
| 野田博喜 | 常務取締役 常務執行役員 | 59 | — |
| 山田美之 | 常務取締役 常務執行役員 | 63 | 3,000 |
| 堀内基光 | 常務取締役 常務執行役員 | 34 | 16,000 |
| 佐藤美樹 | 取締役 | 76 | — |
| 長岡勤 | 取締役 | 70 | — |
| 大原慶子 | 取締役 | 66 | — |
| 清水博 | 取締役 | 65 | — |
| 米山好映 | 取締役 | 76 | — |
| 伊岐典子 | 取締役 | 70 | — |
| 雨宮正雄 | 取締役 執行役員 | 63 | 3,000 |
| 岩田大昌 | 取締役 執行役員 | 59 | 3,000 |
残りの役員6名を開く
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 相生光晴 | 取締役 執行役員 | 55 | 3,000 |
| 廣瀬昌訓 | 常勤監査役 | 68 | 5,000 |
| 相川三七男 | 常勤監査役 | 64 | 5,000 |
| 数原英一郎 | 監査役 | 78 | — |
| 関光良 | 監査役 | 72 | — |
| 櫻井喜久司 | — | 69 | — |
役員報酬の内訳2026/3期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 業績連動百万円 | その他百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 7 | 78 | 42 | 7 | 127 | 18 |
| 社外取締役 | 8 | 70 | — | — | 70 | 9 |
| 監査役 | 2 | 31 | — | — | 31 | 16 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2026/3期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容2,930字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題3,891字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク3,280字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)7,905字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
- 有価証券報告書有価証券報告書-第125期(2025/04/01-2026/03/31)2026-06-15
- 半期報告書半期報告書-第125期(2025/04/01-2026/03/31)2025-11-13
- 有価証券報告書有価証券報告書-第124期(2024/04/01-2025/03/31)2025-06-17
- 半期報告書半期報告書-第124期(2024/04/01-2025/03/31)2024-11-13
- 有価証券報告書有価証券報告書-第123期(2023/04/01-2024/03/31)2024-06-20
- 四半期報告書四半期報告書-第123期第3四半期(2023/10/01-2023/12/31)2024-02-13
- 四半期報告書四半期報告書-第123期第2四半期(2023/07/01-2023/09/30)2023-11-13
- 四半期報告書四半期報告書-第123期第1四半期(2023/04/01-2023/06/30)2023-08-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第122期(2022/04/01-2023/03/31)2023-06-22
- 四半期報告書四半期報告書-第122期第3四半期(2022/10/01-2022/12/31)2023-02-13
- 四半期報告書四半期報告書-第122期第2四半期(令和4年7月1日-令和4年9月30日)2022-11-14
- 四半期報告書四半期報告書-第122期第1四半期(令和4年4月1日-令和4年6月30日)2022-08-12
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