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日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,053.44+287ドル円158.79-1NASDAQ26,229.57+130S&P 5007,675.19+44SOX 指数11,376.79+889/2終値

日本マクドナルドホールディングス

McDonald's Holdings Company(Japan),Ltd.2702 · Standard · 小売業

概要

日本マクドナルドホールディングスは、日本国内でハンバーガーチェーン「マクドナルド」を展開する持株会社である。2024年12月期の連結売上高は4,055億円、営業利益は480億円に達し、営業利益率は11.8%と高い収益性を示す。直営店とフランチャイズ店を合わせた店舗数は3,025店(2025年12月期)で、低価格商品や期間限定メニューにより幅広い客層を獲得している。米国マクドナルド・コーポレーションからライセンスを受け、日本全域で運営を行う。

持株会社と単一事業セグメント

当社グループは、純粋持株会社である日本マクドナルドホールディングスと、その100%子会社である日本マクドナルド株式会社から構成される。事業はハンバーガーレストラン事業単一であり、連結財務諸表上も単一セグメントとして開示される。持株会社はグループ全体の経営戦略策定と不動産賃貸を担い、子会社が実際の店舗運営とフランチャイズ管理を行う。この二層構造により、戦略と実行を分離し、効率的なグループ経営を実現している。

直営とフランチャイズの二軸店舗運営

店舗運営は直営方式とフランチャイズ方式の2本柱で構成される。2025年12月期末時点で直営店は705店、フランチャイズ店は2,320店、合計3,025店である。直営店は子会社が直接運営し、売上高と利益を全額計上する。フランチャイズ店は独立したフランチャイジーが運営し、子会社はノウハウと商標のサブライセンスを許諾し、ロイヤルティ収入を得る。この二軸方式により、資本効率と地域密着のバランスを取っている。

収益構造とコスト管理のメカニズム

収益の源泉は、直営店の売上高とフランチャイズからのロイヤルティ収入である。また、持株会社はグループ各社への不動産賃貸収入も得る。コスト面では、原材料費、人件費、不動産賃料、物流費、エネルギーコストが主要な変動要因となる。円安や原材料高騰に対し、輸入業者や商社を通じた為替ヘッジ、グローバル調達、物流網効率化などで対応している。2024年12月期の営業利益率は11.8%で、中期目標は13%である。

全国規模の店舗ポートフォリオと立地戦略

店舗は全国に展開し、都市部から地方までカバーする。立地戦略として、駅前、商業施設、ロードサイドなど多様なフォーマットを持つ。近年はキャパシティ不足の店舗を閉店し、新規出店とリモデル(改装)を積極的に進める。2025年からの3年間で100店舗以上の純増、1,000店舗以上のリモデルを計画する。2025年12月期には120店舗を新規出店し、83店舗を閉店、220店舗をリモデルした。店舗ごとに最適なレイアウトを設計し、収益性向上を図る。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
4,166億円
営業利益
533億円
営業利益率
12.8%
純利益
339億円
2025/12 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

製品と技術

定番メニューと季節限定商品の二層メニュー戦略

メニュー構成は、ビッグマックやチキンマックナゲットなどの定番商品に加え、日本の四季を反映した期間限定メニューを特徴とする。朝マック、夜マック、スナックタイムなど時間帯別のメニュー展開も行い、ランチ以外の需要を喚起する。2025年3月には価格改定を実施したが、お手頃感のあるメニューやキャンペーンで顧客満足を維持した。また、2025年10月より公式アプリのリワードプログラム「Myマクドナルド リワード」を本格展開し、ポイントシステムを通じた顧客ロイヤルティ向上を図っている。

モバイルオーダーとタッチパネルによるデジタル注文

店舗体験のデジタル化として、モバイルオーダー(スマートフォンからの事前注文)やタッチパネル式注文端末を導入している。これにより、顧客の待ち時間短縮と注文精度向上を実現した。同時に、キッチンオペレーションの効率化や従業員のホスピタリティ向上にも寄与している。デジタルと人的サービスの融合を全店舗で推進し、2025年からの3年間で1,000店舗以上のリモデルを計画する。リモデルでは、店舗レイアウトを最適化し、デジタル機器を効果的に配置する。

ドライブスルーとデリバリーの進化

ドライブスルーは1977年に導入して以来、重要な販売チャネルとして発展してきた。近年はデリバリーサービスにも注力し、Uber Eatsなどのプラットフォームと連携している。モバイルオーダーとデリバリーの連携により、来店せずに商品を受け取る方式も拡大している。店舗ポートフォリオの最適化において、ドライブスルー設備の有無やデリバリー対応エリアも考慮した立地選定を行っている。これらのチャネルは、特にランチ時間帯以外の売上拡大に貢献している。

フランチャイズシステムと人材教育の仕組み

フランチャイズ方式は、1976年の第1号店以降、店舗展開の主要な手段として機能している。フランチャイジーには、オペレーションノウハウや商標使用のサブライセンスを許諾し、ロイヤルティを収受する。1971年に開校したハンバーガー大学は、店舗運営に必要な知識と技能を教育する機関として現在も機能する。1979年に発足した社員フランチャイズ制度は、従業員が独立してフランチャイジーになる道を開き、人材のキャリアパスを多様化した。これらの制度が、品質とサービスの標準化を支えている。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

小売業のなかでの位置

日本マクドナルド、外食首位で国内需要に強み

日本マクドナルドホールディングスは国内ハンバーガーチェーンで圧倒的なシェアを持つ。売上高は2023年12月期の3820億円から2025年12月期には4166億円へ増加し、営業利益率も11.84%から12.79%へ向上。同業の光フードサービスやトライアルホールディングスと比較し、ブランド力と規模で優位。国内市場に特化し、外食産業の中でも高い収益性を誇る。しかし、競争激化や消費者嗜好の変化が課題。

強み

  • 国内ハンバーガー市場でシェアが高く、ブランド力が強い。
  • 営業利益率が上昇傾向で、効率的な運営が強み。
  • 全国に多数の店舗を展開し、高い利便性を提供。
  • 日本市場に合わせた商品展開で顧客ニーズに応える。

課題

  • 他チェーンとの価格競争や新規参入が収益を圧迫。
  • 人口減少や節約志向で外食市場が縮小する可能性。
  • 原材料費や人件費の上昇が利益率に影響。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

小売業の時価総額近傍。太字が日本マクドナルドホールディングス

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
18267イオン3.8兆円50.7倍
27550ゼンショーホールディングス2.0兆円41.6倍
39843ニトリホールディングス1.7兆円19.1倍
43099三越伊勢丹ホールディングス1.2兆円15.5倍
57453良品計画1.2兆円37.9倍
62702日本マクドナルドホールディングス1.1兆円29.5倍
73088マツキヨココカラ&カンパニー1.1兆円18.4倍
83391ツルハホールディングス1.0兆円15.5倍
93092ZOZO1.0兆円20.9倍
103064MonotaRO9,230億円25.6倍
113197すかいらーくホールディングス7,644億円40.2倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 37件

1971年設立と銀座一号店のオープン

日本マクドナルド株式会社は1971年5月に東京都港区で設立された。同年7月、日本第1号店を東京都中央区の銀座にオープンし、日本市場への本格参入を果たす。同時に、店舗運営のための人材教育機関としてハンバーガー大学を開校し、品質とサービスの標準化を図った。1973年12月には資本金を3億2,400万円に増資し、拡大のための資金基盤を固めた。この時期に、外食産業としての基本オペレーションが確立された。

フランチャイズ拡大とドライブスルー導入の1970年代

1976年2月、フランチャイズ契約第1号店が沖縄県浦添市にオープンし、フランチャイズ方式による展開が始まった。1977年10月には、本格的なドライブスルー方式を採用した第1号店(環八高井戸店)を東京都杉並区に開設し、モータリゼーションに対応した新たな販売チャネルを開拓した。1979年11月には社員フランチャイズ制度を発足させ、従業員が独立して店舗を運営する仕組みを導入した。これにより、店舗網の急速な拡大が可能となった。

外食売上高首位と増資による成長の1980年代

1982年12月、直営・フランチャイズ店合計の売上高が702億円に達し、国内外食産業で売上高1位を記録した(日経流通新聞1983年4月28日掲載)。1980年代には資本金を段階的に増資し、1984年5月には4億5,600万円、1988年5月には10億円に引き上げた。1985年から1988年にかけて毎年増資を実施し、積極的な店舗投資と事業拡大の資金を確保した。この時期、日本マクドナルドは外食業界のトップブランドとしての地位を確立した。

2002年の持株会社体制への移行と事業再編

2002年7月、商号を日本マクドナルドホールディングス株式会社に変更し、会社分割により100%子会社の日本マクドナルド株式会社にハンバーガーレストラン事業を承継した。これにより、持株会社体制へ移行し、経営管理と事業運営を分離した。同時期、2002年2月には50%出資の株式会社エブリデイ・マック、同年6月には英国サンドイッチチェーン日本プレタ・マンジェ株式会社を設立したが、プレタ・マンジェは2004年11月に清算、エブリデイ・マックも2015年12月に清算され、多角化は成功しなかった。

上場と市場変更を経た資本市場との関わり

2001年7月、JASDAQ市場に上場。2004年12月には日本証券業協会への店頭登録を取消し、ジャスダック証券取引所に株式を上場した。2010年4月の市場統合を経て、2010年10月には大阪証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場。2013年7月の東京・大阪両取引所の統合により、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場した。2022年4月の市場区分見直しでスタンダード市場に移行し、現在に至る。上場を通じて資金調達と企業価値向上を図ってきた。

過去の不採算事業清算と再建期(2004〜2017年)

2004年11月に日本プレタ・マンジェ株式会社を清算、2011年10月には米国で店舗を運営していたカリフォルニア・ファミリー・レストランツ・インクを清算した。2015年12月には株式会社エブリデイ・マック、2017年12月にはThe JV株式会社を清算し、不採算事業の整理を完了した。これらの清算により、ハンバーガーレストラン事業への集中を徹底した。2014年12月期には純損失218億円、2015年12月期には350億円の純損失を計上するなど厳しい時期があったが、その後収益は回復に向かった。

2020年代の成長と中期経営計画の策定

2020年以降、売上高は拡大傾向にあり、2021年12月期には3,177億円、2024年12月期には4,055億円に達した。2025年2月には中期経営計画(2025〜2027年度)を公表し、システムワイドセールス年平均成長率4〜6%、営業利益率13%、ROE11%以上を目標に掲げた。注力領域として「メニュー・バリュー」「店舗ポートフォリオ・デジタル」「サステナビリティ・ピープル」の3つを設定し、フランチャイズビジネスの強化とデジタル化による店舗体験向上を推進している。

年表37件を開く

1970年代

  • 1971年5月創業東京都港区に日本マクドナルド株式会社設立
  • 1971年6月店舗運営を基本とする人材教育のため、ハンバーガー大学を開校する
  • 1971年7月日本での第1号店を東京都中央区にオープン(銀座店)
  • 1973年12月資本金を3億2,400万円に増資
  • 1974年3月東京都新宿区 新宿住友ビルに本社移転
  • 1976年2月フランチャイズ契約第1号店が沖縄県浦添市にオープン(牧港店)
  • 1977年10月本格的なドライブスルー方式を採用した第1号店を東京都杉並区にオープン(環八高井戸店)
  • 1978年8月創業当社出資100%の新会社カリフォルニア・ファミリー・レストランツ・インクを設立
  • 1978年12月カリフォルニア・ファミリー・レストランツ・インクが米国カリフォルニア州サンタ・クララ市に店舗をオープン
  • 1979年11月創業社員フランチャイズ制度を発足させ第1号店を埼玉県東松山市にオープン(東松山丸広店)

1980年代

  • 1982年12月国内における外食産業で売上高1位(直営・フランチャイズ店合計売上高702億円)になる(日経流通新聞 1983年4月28日掲載)
  • 1984年5月資本金を4億5,600万円に増資
  • 1985年5月資本金を5億8,800万円に増資
  • 1986年5月資本金を7億2,000万円に増資
  • 1987年5月資本金を8億5,200万円に増資
  • 1988年5月資本金を10億円に増資

1990年代

  • 1995年3月東京都新宿区 新宿アイランドタワーに本社移転
  • 1999年4月資本金を68億7,512万円に増資
  • 1999年6月資本金を82億7,387万円に増資

2000年代

  • 2000年1月M&A株式の額面金額変更のため、形式上の存続会社である日本マクドナルド株式会社(旧株式会社タキレック、本店の所在地・東京都千代田区)と合併
  • 2000年12月資本金を88億1,387万円に増資
  • 2001年7月上場JASDAQ市場へ上場
  • 2002年2月創業東京都新宿区に当社50%出資の株式会社エブリデイ・マックを設立
  • 2002年6月創業東京都新宿区に当社50%出資の英国サンドイッチチェーン日本プレタ・マンジェ株式会社を設立
  • 2002年7月商号変更商号を「日本マクドナルドホールディングス株式会社」に変更後、会社分割により東京都新宿区に100%子会社として「日本マクドナルド株式会社」を設立するとともに、ハンバーガーレストランの営業を日本マクドナルド株式会社へ承継
  • 2002年9月東京都千代田区日比谷にプレタ・マンジェ1号店をオープン(日比谷シティ店)
  • 2003年1月M&A株式会社エブリデイ・マックを100%子会社化
  • 2004年11月日本プレタ・マンジェ株式会社清算
  • 2004年12月上場日本証券業協会への店頭登録を取消し、ジャスダック証券取引所に株式を上場
  • 2007年7月創業東京都新宿区に当社70%出資のThe JV株式会社を設立

2010年代

  • 2010年4月上場ジャスダック証券取引所と大阪証券取引所の合併に伴い、大阪証券取引所JASDAQ市場に上場
  • 2010年10月上場大阪証券取引所ヘラクレス市場、同取引所JASDAQ市場及び同取引所NEO市場統合に伴い、大阪証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場
  • 2011年10月カリフォルニア・ファミリー・レストランツ・インク清算
  • 2013年7月上場東京証券取引所と大阪証券取引所の統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場
  • 2015年12月株式会社エブリデイ・マック清算
  • 2017年12月The JV株式会社清算

2020年代

  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しに伴い、JASDAQ(スタンダード)からスタンダード市場に移行

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社3(国内 1 / 海外 2、うち連結子会社 1) を有報から抽出しています。

主な関係会社
  • 海外
    マクドナルド・レストランズ・オブ・カナダ・リミティッド
    カナダ オンタリオ州 · その他の関係会社
    議決権25.3%
  • 海外
    マクド・エー・ピー・エム・イー・エー・シンガポール・インベストメンツ・ピーティーイー・リミテッド
    シンガポール · その他の関係会社
    議決権10.1%
  • 国内
    日本マクドナルド株式会社
    東京都新宿区 · 連結子会社
    議決権100.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2025年12月期の売上高は4,166億円営業利益533億円前期と比べると増収増益で、売上が+2.7%、利益が+11.0%。

売上高
+2.7%
4,166億円
営業利益
+11.0%
533億円
純利益
+5.9%
339億円
営業利益率
12.8%
前期比 +1.0%pt

会社が出している今期の予想2026年12月期

項目会社予想前期実績
売上高4,080億円4,166億円
営業利益555億円533億円
純利益350億円339億円
1株あたり配当¥64¥64

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年2Qで、売上は2,041億円、営業利益は302億円。前年の2025年2Qと比べると、売上は+0.4%、営業利益は+15.3%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年1Q921849.153
2023年2Q9049610.661
2023年3Q99914414.487
2023年4Q99651
2024年1Q1,01411311.167
2024年2Q99612412.482
2024年4Q2,04524311.9171
2025年2Q2,03326212.9168
2025年4Q2,13327112.7171
2026年2Q2,04130214.8197

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2012年12月期からの14期で、売上は2,947億円から4,166億円へ1.4倍に増えた。直近期の営業利益率は12.8%。売上は10期、純利益は3期の連続増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2012年12月2,947238129
東京証券取引所と大阪証券取引所の統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場
2013年12月2,60410251
2014年12月2,223−80−218
2015年12月1,895−259−350
2016年12月2,2666654
2017年12月2,536197240
2018年12月2,723256219
2019年12月2,818275169
2020年12月2,883314202
2021年12月3,177336239
2022年12月3,523328199
2023年12月3,820407252
2024年12月4,05548047411.8320
2025年12月4,16653352112.8339

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2025年12月期

売上高4,166億円のうち、営業利益として残るのは533億円12.8%。営業外の損益と税金を反映した純利益は339億円、売上の8.1%にあたる。営業利益率は業種中央値3.7%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金79.2%3,300億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金8.0%333億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益12.8%533億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
20.8%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+9.1pt
12.8%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+5.7pt
8.1%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+4.1pt
12.7%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
9.3%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
12.7%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2025年12月期は営業CFが532億円、投資CFが−425億円で、差し引きのフリーCFは107億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は714億円で、売上の2.1ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2012年12月205−55−50150721
2013年12月72−140−52−68601
2014年12月−137−123−55−260286
2015年12月−146−133196−279204
2016年12月198−110−7988212
2017年12月320−123−149197260
2018年12月348−101−73247433
2019年12月450−146−151304586
2020年12月279−441−47−162377
2021年12月389−208−56181503
2022年12月238−322−55−84364
2023年12月485−142−54343652
2024年12月527−448−5879673
2025年12月532−425−67107714

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2025年12月期の総資産は3,645億円。このうち返さなくてよい自己資本が2,805億円で、自己資本比率は77.0%(業種中央値47.4%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2012年12月2,2631,70755675.4
2013年12月2,1321,71941380.5
2014年12月1,8801,47740378.5
2015年12月1,7891,08970060.8
2016年12月1,8051,10270360.9
2017年12月1,9631,29766666.1
2018年12月2,1001,46263869.6
2019年12月2,2171,59362471.9
2020年12月2,3301,75157975.1
2021年12月2,6011,94265974.7
2022年12月2,7742,06770774.5
2023年12月3,1142,26784772.8
2024年12月3,3712,53084175.1
2025年12月3,6452,80584077.0

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年12月期の内訳
現金及び預金
714億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
2,183億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
840億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
96
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率26 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

小売業 322社との比較

同じ小売業の企業と並べると、いちばん上に来るのは営業利益率322社中18位あたり、逆に低いのは配当利回り322社中272位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
12.7%/中央値 8.6%
P25 4.9%P75 13.1%
営業利益率上位売上のうち本業の利益として残る割合
12.8%/中央値 3.7%
P25 1.6%P75 6.1%
自己資本比率上位総資産のうち返済のいらないお金の割合
77.0%/中央値 47.4%
P25 34.3%P75 62.5%
売上成長率前期からの売上の伸び
2.7%/中央値 4.5%
P25 0.1%P75 10.6%
配当利回り下位株価に対して1年で受け取る配当の割合
0.8%/中央値 1.9%
P25 1.1%P75 2.8%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥8,170で、1年前と比べて+26.4%過去52週の値幅のなかでは78%の位置にある。

¥8,170-0.2%1ヶ月+0.2%1年+26.4%時価総額1.1兆円
過去52週の値幅
安値¥5,980高値¥8,780

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)29.5倍
PER (会社予想)31.0倍
PBR3.71倍
配当利回り0.78%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

直近1カ月で+6.89%と上昇し、8月3日の8220円を高値に、足元は8070円。25日線(7873.6円)を上回り、75日線(7729.6円)も超過、200日線(7300.59円)は大きく上回る。中期トレンドは上向き。RSIは49.57と中立。出来高は8月10日に163万股と急増したが、その後は減少傾向。52週高値8780円からは-8.1%と高値圏にあり、上値抵抗に挑む展開。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 68/100)

PERは29.15倍で業界平均の40.23倍を大幅に下回り、PBRは3.67倍で業界平均の3.06倍を上回るが、ROEは12.7%と高い収益性を誇る。配当利回りは0.79%と業界平均の12.58%を大きく下回るが、これは同業他社の特殊要因によるもの。収益成長と収益性を考慮すると、株価は割安と判断できるが、配当の低さは要注意。

指標この会社業種平均
PER (実績)29.5倍39.6倍
PER (予想)31.0倍
PBR3.71倍2.44倍
ROE12.7%5.8%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

投資論点は、インフレ下での値上げ戦略と客数維持のバランス、および中食市場での競争激化。強気派は、増収増益が続き、ブランド力とデジタル戦略で競争優位を維持できるとみる。弱気派は、値上げによる客離れや競合の低価格攻勢で、成長が鈍化する懸念がある。

プラスに働く材料7
  • 安定した増収基調

    2024年12月期は売上高4055億円と過去最高、営業利益率11.8%。

  • ブランド力と規模

    世界最大のハンバーガーチェーンとして、価格競争に耐える力。

  • デジタル戦略の成果

    モバイルオーダーやアプリ会員拡大で顧客単価を押し上げ。

  • 営業利益533億円と3期連続増益通年影響

    営業利益は480→533億円へ53億円増加。営業利益率も12.79%に改善

  • 売上高4,166億円で過去最高更新通年影響

    売上高は4,055→4,166億円へ増加し、過去最高を更新

  • 営業利益率12.79%へ改善通年影響

    営業利益率は2024/12期11.84%から2025/12期12.79%へ0.95pt上昇

  • ROE12.7%とPBR3.77倍の資本効率継続影響

    ROE12.7%でPBR3.77倍。資本効率の高さが評価を支える

マイナスに働く材料7
  • 値上げによる客離れ

    原材料高を受け値上げが続き、低価格志向の顧客が離れる可能性。

  • 競争激化

    他チェーンやコンビニの低価格商品が増え、シェアを脅かす。

  • 成長の限界

    国内市場は飽和気味で、新規出店余地が限られる。

  • 実績PER31.65倍と高バリュエーション通年影響

    実績PER31.65倍、予想でも30.6倍と割高。業績鈍化で調整リスク

  • 売上高増収率が6.2%から2.7%へ減速通年影響

    売上高の前期比増加率は2024/12期6.2%から2025/12期2.7%へ鈍化

  • 配当利回り0.79%と低い株主還元継続影響

    配当利回り0.79%と低位で、インカム需要を取り込めない

  • 外国人保有47.27%の売り圧力リスク継続影響

    外国人保有比率47.27%と高く、リスクオフ時に売られやすい

次の決算で確かめる点
既存店売上高成長率
客数と客単価の動向を示す、業績の核心指標。
客単価
値上げ効果とメニュー構成の変化を反映。
店舗数
出店ペースが成長の原動力であるため。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり64で、前期から+14.3%いまの株価に対する利回りは0.78%。増配か配当維持が3年続いている。

年間配当
¥64
1株あたり
配当利回り
0.78%
いまの株価に対して
配当性向
111.0%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
3年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2016年12月3076.1
2017年12月300.013.2
2018年12月300.036.2
2019年12月3310.096.0
2020年12月330.0184.2
2021年12月3918.2112.2
2022年12月390.0122.2
2023年12月427.7131.1
2024年12月4916.7114.2
2025年12月5614.3111.0

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥64

株主

有価証券報告書より

2025年12月期末の株主数は延べ361,904人。区分でいちばん多いのは個人・その他49.3%。グループ会社や銀行などの安定株主が2.1%を占め、残る97.9%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2020年12月%2021年12月%2022年12月%2023年12月%2024年12月%2025年12月%
個人・その他38.942.747.347.248.049.3
外国法人56.252.449.249.147.047.2
金融機関2.22.32.22.12.11.3
証券会社2.01.80.50.82.01.3
事業法人0.70.70.70.70.80.8
外国人個人0.00.00.10.10.10.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01MCDONALD’S RESTAURANTS OF CANADA LIMITED(常任代理人 スキャデン・アープス法律事務所)25.25
02MCD APMEA SINGAPORE INVESTMENTS PTE.LTD.(常任代理人 スキャデン・アープス法律事務所)10.07
03BNYM SA/NV FOR BNYM FOR BNY GCM CLIENT ACCOUNTS M LSCB RD(常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行)1.38
04STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505001(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)0.96
05JP MORGAN CHASE BANK 385781(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)0.94
06株式会社日本カストディ銀行(信託口)0.60
07日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)0.56
08日本マクドナルドグループ持株会0.51
09JPモルガン証券株式会社0.51
10JP MORGAN CHASE BANK 385864(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)0.42

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+163%、1株純資産は14期で+64%。直近期のROEは12.7%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2012年12月971,2837.723.629.8
2013年12月391,2923.069.531.7
2014年12月−1641,110
2015年12月−263817
2016年12月408274.975.876.1
2017年12月18197520.027.413.2
2018年12月1651,10015.928.236.2
2019年12月1271,19811.141.396.0
2020年12月1521,31712.132.9184.2
2021年12月1801,46113.028.3112.2
2022年12月1501,5559.933.3122.2
2023年12月1891,70511.632.3131.1
2024年12月2401,90313.325.7114.2
2025年12月2552,10912.725.1111.0

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

15名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は15名。2025/12期の役員報酬は総額330百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約5倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
トーマス・コウ代表取締役 社長兼 最高経営 責任者(CEO)51
ズナイデン房子取締役612
斎藤由希子取締役541
ヨー・センペルズ取締役58
ニコラス・ピザ取締役52
上田昌孝取締役712
高橋鉄取締役69
田代祐子取締役72
梶山園子常勤監査役58
本多慶行監査役70
浜辺真紀子監査役62
ダリオ・バローニ取締役53
残りの役員3名を開く
氏名役職年齢
ジョセフ・チチェフスキー取締役37
仲條亮子取締役58
エイミー・ローク監査役38

役員報酬の内訳2025/12

役員の区分人数業績連動百万円退職慰労百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)464648525363
社外取締役78687711

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/12期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容526字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループの事業はハンバーガーレストラン事業単一であるため、セグメント情報に関連付けた記載を行っていません。 (当社の事業内容) 当社は、日本マクドナルド株式会社の持株会社として、グループ企業の連結経営戦略の策定業務と実行業務及び不動産賃貸業務を主たる事業としております。 なお、当社は特定上場会社等であります。特定上場会社等に該当することにより、インサイダー取引規制の重要事実の軽微基準については連結ベースの数値に基づいて判断することとなります。 (関係会社の事業内容) 日本マクドナルド株式会社(当社出資比率100%)は、直営店方式による店舗運営とともにフランチャイズ方式による店舗展開を通じハンバーガーレストラン事業を展開しております。同社は、米国マクドナルド・コーポレーションから許諾されるライセンスに対するロイヤルティーを支払っております。日本国内においては、フランチャイズ店舗を経営するフランチャイジーに対してノウハウ及び商標等のサブ・ライセンスを許諾し、フランチャイジーからロイヤルティーを収受しております。 当社と関係会社との当連結会計年度における資本関係及び取引関係の概要は、以下の通りであります。 [事業系統図]
経営方針・対処すべき課題1,652字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下の通りであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 経営方針 当社グループは食の安全・安心を徹底し、お客様に利便性、最高のQSC(クオリティー、サービス、清潔さ)及び魅力的で手ごろ感のあるメニューの提供等の最高の店舗体験をご提供させていただくことを基本方針としております。 また、株主の皆様やお客様をはじめ、地域社会、従業員、フランチャイジー、サプライヤー等のすべてのステークホルダーと良好な関係を築くとともに、経営の健全性、透明性を確保し、当社グループの持続的成長と企業価値の向上を実現することを経営上の重要課題としております。 さらに、各種法令を遵守し、「環境・社会・ガバナンス(ESG)」のさまざまな課題について責任を果たすべく、店舗運営をはじめとする、食材や資材の調達、環境負荷の軽減、地域社会への貢献等の活動に注力しております。また、世界的なアジェンダである「持続可能な開発目標(SDGs)」の達成に向け、「安心でおいしいお食事を」「地球環境のために」「地域の仲間にサポートを」「働きがいをすべての人に」の4つの領域を重点的に、当社グループの持つ強みと規模を生かした取り組みを引き続き展開してまいります。 (2) 経営環境 原材料価格の高騰や人件費、不動産賃料、物流費、エネルギーコスト等の上昇、及び為替変動による影響が長期化しております。このような状況の中、当社グループは、お客様の声を伺いながら、店舗の衛生管理の徹底、QSCと利便性の向上に努めるとともに、マーケティングや店舗・人材等への投資を積極的に行い、お客様の店舗体験の向上に取り組んでおります。また、輸入業者やサプライヤーと協力のうえ、グローバル規模の原材料調達や、より効率的な物流網の構築といったコスト管理、商社を通じた為替ヘッジの取り組み、経費の最適化等、最大限の企業努力を行っております。 食品の安全・安心及び地球環境保全に対する意識が高まる中、企業の社会的責任を果たすために、食品の安全管理及びサステナビリティの領域においても、グループとして注力してまいります。 (3) 経営戦略及び対処すべき課題 <経営戦略> ①目標とする経営指標 当社グループは、継続的な成長と収益性の向上による企業価値の向上を目指し、以下の項目を主な経営指標としています。 成長性 :全店売上高成長率 収益性 :営業利益成長率、営業利益率 資本効率:ROE ②中長期的な会社の経営戦略 これからも「日本で最も愛されるレストランブランド」であり続けるために地域に根差したフランチャイズビジネスの強化・拡大を通じてさらなる成長を目指します。 1.注力する領域 お客様により良い店舗体験をお届けするために「メニュー・バリュー」「店舗ポートフォリオ・デジタル」「サステナビリティ・ピープル」の領域に注力し、継続的な売上成長と店舗収益性の向上を目指してまいります。 2.財務目標 全店売上高   年平均成長率4~6% 営業利益   年平均成長率4~6% 営業利益率 13% ROE   11%以上 (注)全店売上高:システムワイドセールスと同義。直営店舗とフランチャイズ店舗の合計売上高であり、連結損益計算書に記載されている売上高と一致しません。 <対処すべき課題> 今後の成長に向けて、中期経営計画で掲げた3つの注力領域である「メニュー・バリュー」「店舗ポートフォリオ・デジタル」「サステナビリティ・ピープル」に取り組んでまいります。これら3つの注力領域における課題とその対処につきましては、第2[事業の状況]―4[経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析]―業績等の概要―(1)業績―<中期経営計画の3つの注力領域>をご参照ください。
事業等のリスク5,523字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 当社グループの経営成績、財政状態等に影響を及ぼす可能性のあるリスクには次のようなものがあります。 なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末(2025年12月31日)現在において判断したものであります。 (1) 食品に関するリスク ① 食品の安全管理について (リスクの概要) 飲食店営業の特有の問題点といたしまして、衛生問題が発生した場合、各店舗における営業停止等による直接的な影響に加え、当社グループの経営成績に影響を与える可能性があります。 (リスクへの対応) 日本マクドナルド株式会社の食材は、国内外のサプライヤーで製造され、店舗に供給されております。日本マクドナルド株式会社では、サプライヤーの製造工程と食材の品質を管理するプログラムを定め、安全で高品質な食材の確保と店舗への供給に努めております。 サプライヤーにおける食材の製造工程は、関連法令、規制要求事項の遵守はもちろんのこと、GMP、HACCPプログラムをベースとした世界食品安全イニシアチブ(GFSI)に準拠した食品安全管理システムに加え、マクドナルド品質基準を加えたサプライヤー品質マネジメントシステム(SQMS)によって管理されています。マクドナルドがグローバルで取り組んでいる約150項目に渡る品質・食品安全マネジメントシステムの要求項目に基づく品質管理、衛生管理に取り組むとともに、内部監査による自己点検、第三者機関による外部監査を設けております。 併せて、サプライヤーで製造された食材は店舗に納められるまで、倉庫保管及び輸送中の安全性を確認するプログラム(DQMP)を運用することによって安全性の確保に努めております。 また、当社では、「Supplier summit」を年に1回、品質保証・管理責任者を対象とした「Gold Standard Quality会議」を年に2回開催しており、製造現場レベルから高い意識で食品安全に取り組むという共通理念を、お互いに共有しております。 店舗においては、食品衛生責任者の設置、害虫駆除の定期的実施、従業員の身だしなみチェックと手洗いの励行に加え、厨房機器の定期的なメンテナンス、食品管理に関するマニュアルの整備と従業員教育の実施等により、安全な商品をお客様に提供するための衛生管理を徹底しております。万一、異常が発生した場合には、異常申立者の救護治療、拡大防止のための迅速な措置を取る体制を整えているほか、賠償責任保険への加入などの対策も講じております。 ② 食品に関する安全性について (リスクの概要) 社会全般に影響を与える衛生問題あるいは風評等が発生した場合、売上の減少、安全衛生強化の施策費の増加、関連設備投資、安全性に関するキャンペーン費用等により、当社グループの経営成績に影響を与える可能性があります。 (リスクへの対応) 当社グループでは、お客様の当社グループ商品に対する信頼を高めるため、商品がどこで製造され、日本マクドナルド株式会社がどのように品質や安全性を確保しているかを伝える必要があると考え、最終加工国、主要原材料の主要原産国の情報公開を積極的に行っております。また、品質管理体制の強化、具体的には、対象サプライヤーに対する定期的な監査の実施と第三者検査機関による残留検査や食品衛生法の規格基準に基づく検査を原材料に応じた頻度で定期的に実施しております。 (2) 経営環境に関するリスク ① 原材料の価格変動等によるリスクについて (リスクの概要) 日本マクドナルド株式会社が提供する商品の原材料である牛肉、ポテト等の価格は国際商品市況等の影響を受けて変動しております。また、輸出国での労使協議等の影響による物流遅延などにより、当社グループの経営成績に影響を与える可能性があります。 (リスクへの対応) 日本マクドナルド株式会社は、国内、海外を含め多数のサプライヤーと取引を維持することで、その時々においてより有利な取引条件を確保しております。 ② 為替変動リスクについて (リスクの概要) 日本マクドナルド株式会社が提供する商品の原材料及び貯蔵品は海外からの輸入があるため、その価格は為替変動の影響を受けており、為替の変動が当社グループの経営成績に影響を与える可能性があります。 (リスクへの対応) 日本マクドナルド株式会社は、商社を通じた適切かつ機動的な為替予約により、為替変動リスクを回避する努力を行っております。 ③ 競合について (リスクの概要) 日本マクドナルド株式会社は、ハンバーガーを中心とするファストフード業界のみならず、コンビニエンスストアや中食と言われる惣菜販売業者等との間において、競合状態にあります。競争の激化が当社グループの経営成績に影響を与える可能性があります。 (リスクへの対応) 当社グループは、主に飲酒を主とした居酒屋・スナック及び給食施設を除いた外食マーケットをIEO(Informal Eating Out)市場と設定して、日本マクドナルド株式会社の置かれた状況を分析して経営を行っております。特に、先進的なテクノロジーや経営手法を導入することで、優位なポジションの確保に努めております。 ④ 法的規制について (リスクの概要) 日本マクドナルド株式会社の直営店舗及びフランチャイズ店舗は、食品衛生法の規定に基づき、監督官庁から飲食店営業許可、菓子製造許可及び乳類販売営業許可を取得していることに加え、環境の保護に関して、容器包装リサイクル法等、各種環境保全に関する法令による制限を受けております。これらの法的規制が強化された場合、それに対応するための新たな費用が増加すること等により、当社グループの経営成績に影響を与える可能性があります。 (リスクへの対応) 当社グループは、各種法的規制に対しマクドナルドシステムとしての対応方法を個別に定め徹底することで、法令を遵守しかつ経営に重大な影響が生じることなく対応できる体制を整えております。 ⑤ 労務管理について (リスクの概要) 当社グループは、「ピープル」を重要な経営基盤の一つと位置づけ、継続的な投資を強化しており、関連法令を遵守した適切な労務管理を実施しておりますが、直営及びフランチャイズ店舗における労務管理も含め、実務の中でこれが適切に実施されなかった場合には、訴訟リスクや、当社グループの社会的信用を失う可能性があり、当社の財政状況及び経営成績に悪影響を及ぼす可能性があります。 (リスクへの対応) 当社グループは、継続的なモニタリングにより勤務状況の確認を行い、また従業員への定期的なトレーニングや通知により、労務管理に関連するルールの理解と遵守の徹底に継続的に取り組んでおります。 (3) 特定の取引先との関係に関するリスク ① 物流関連業務の委託について (リスクの概要) 当社グループが指定する製造元からの商品や備品等の購入業務、当該商品や備品等の在庫管理業務及び店舗への配送業務等の物流関連業務を特定の外部業者に委託しており、需要の急増減や天災地変、品質問題や倒産・経営破綻等により調達に重大な支障をきたした場合等には、当社グループの財政状況と経営成績に影響を与える可能性があります。 (リスクへの対応) 当社グループは特定の外部業者と密接な関係を保ちながら、それらの業者と協力して物流・調達業務を常に見直し改善することで、安定的な調達に努めております。 ② 店舗の賃借物件への依存について (リスクの概要) 当社は、本社、事務所及び95%以上の店舗の土地建物を賃借しております。賃貸借期間は当社と賃貸人との合意により更新可能でありますが、賃貸人側の事情による賃貸借契約の不更新または期限前解約により、業績が好調な店舗であっても閉店を余儀なくされることがあります。 また当社は、賃貸人に対して預託金を差し入れておりますが、契約終了時に一括で返還される敷金と、数年から最長30年にわたり分割によって返還を受ける保証金(建設協力金)があります。当連結会計年度末の「敷金及び保証金」残高は430億53百万円であります。敷金及び保証金のうち全部または一部が、賃貸人に生じた倒産その他の事由により回収できなくなるリスクがあります。 (リスクへの対応) 当社は、契約条件を精査し、適宜賃貸人と協議し、かつ賃借人として賃貸物件を適切に利用し賃貸人と良好な関係を維持することで、必要な賃貸借期間の確保に努めております。また、必要以上の敷金、保証金を預託しないことに加え、賃貸人の与信を適切に管理することで、敷金及び保証金の回収不能リスクを低減しております。 ③ デリバリー関連業務の委託について (リスクの概要) お客様の生活様式の変化により、デリバリーの需要が増加する中、日本マクドナルド株式会社及びフランチャイジーにおいては自社のデリバリーサービスに加え、複数の外部業者にデリバリー業務を委託しておりますが、需要の急増減、法令の整備、業者の撤退等により、外部業者のサービス提供あるいはその仕組みに大きな変更がある場合、当社グループの財政状況と経営成績に影響を与える可能性があります。 (リスクへの対応) 当社グループはこれらの外部業者と密接な関係を保ちながら、全体のバランスやサービス内容を常に見直し改善することで、安定的なデリバリーサービスの実施に努めております。 (4) 情報セキュリティ・内部統制に関するリスク ① 情報システムへの依存について (リスクの概要) 当社グループは、店舗運営、食材などの仕入れ、配送システムなどの業務を情報システムに依存しており、その情報システムに様々な障害が生じた場合には、店舗の効率的な運営やお客様に対する食品の適時の提供が阻害され、重要なデータの喪失等が発生することにより、当社グループの財政状態及び経営成績に重要な影響を与える可能性があります。 (リスクへの対応) 当社グループは、プログラムの不具合などやコンピュータウイルス、外部からのサイバー攻撃などに対し、監視ツールの導入によるシステム検知やモニタリングの実施等、適切な防止策を実施しております。 ② 個人情報保護について (リスクの概要) 当社グループは、多数のお客様や従業員の個人情報等を管理しておりますが、万一漏洩があった場合には、お客様等に重大な損失を与え、当社グループの社会的信用を失う可能性があります。 (リスクへの対応) 当社グループは、個人情報保護法や各種ガイドラインに基づいた規程類及び社内体制を整備し、定期的な社内・委託先の情報管理体制の確認を行うことで、個人情報漏洩を防止しています。 ③ コンプライアンスについて (リスクの概要) コンプライアンスに対する意識が高まる中、役職員個人による法令違反などコンプライアンス上の問題が発生した場合には、当社の財政状況及び経営成績に悪影響を及ぼす可能性があります。また直営及びフランチャイズの役職員による不適切なSNSの使用などがあった場合、当社グループの評判や信頼に影響を及ぼす可能性もあります。 (リスクへの対応) 当社グループは、コンプライアンス意識の徹底と定着に継続的に取り組んでおります。この取り組みにおいては全社リスク管理委員会規程を定めて全社リスク管理委員会を設置し、コンプライアンス&リスク管理体制を整備するとともに、コンプライアンス・ホットラインを設けて内部通報制度の充実を図り、加えて必要な研修トレーニングを通じて役職員に対するコンプライアンス教育も実施しております。また、業務執行部門から独立した内部監査部により、各部門の業務プロセスが適切に行われていることを監査しております。 各フランチャイジー及び各店舗に対する定期的な研修や監査も実施し、マクドナルドシステム全体としてのコンプライアンスを維持しております。 (5) 事故・災害に関するリスク ① 天候、災害によるリスクについて (リスクの概要) 特に店舗が集中している地域や原材料の輸出国で台風や地震等の自然災害が発生した場合は、店舗設備の損壊、社会インフラ、物流の寸断、避難勧告等の理由により、店舗の休業や営業時間の短縮を余儀なくされる場合があります。また、自然災害による影響が長期化し、さらには消費意欲の低下等が生じた場合、当社グループの財政状態及び経営成績に重要な影響を与える可能性があります。 (リスクへの対応) 当社グループは、日本国内の様々な地域に多くの店舗を構え、かつ外部業者と協力して物流網を整備することにより、また損害保険に加入することで、天候や災害によるリスクに対応しております。 ② 感染症に関するリスク (リスクの概要) 国内外で重大な感染症の拡大が発生した場合、店舗の運営方法や設備の変更、政府、行政の方針に伴う営業時間短縮や、営業の一時停止といった事象が生じることにより、当社グループの財政状態及び経営成績に重要な影響を及ぼす可能性があります。 (リスクへの対応) 当社グループは、お客様、従業員等の安全を最優先に、衛生管理の徹底、感染症予防の取り組みを継続してまいります。また、商品をご自宅にお届けするデリバリーサービス、レジを通さない注文を可能にするモバイルオーダー、店舗の駐車場所に直接お届けするパーク&ゴー®といった、お客様が利用しやすい販売方法を積極的に導入しております。
経営成績の分析 (MD&A)8,121字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 業績等の概要 当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」とい う。)の状況の概要は次の通りであります。 (1)業績 当社グループは、持続的成長と収益性の向上による企業価値の継続的な拡大を目指す中期経営計画(2025年度から2027年度)を2025年2月に公表いたしました。より多様化し高まっていくお客様の期待にお応えし、これからも「日本で最も愛されるレストランブランド」であり続けるために、地域に根差したフランチャイズビジネスの強化・拡大を通じて、さらなる成長を目指します。具体的な戦略として、「メニュー・バリュー」「店舗ポートフォリオ・デジタル」「サステナビリティ・ピープル」の3つの領域に注力し、継続的な売上高の成長と店舗収益性の向上を図るとともに、地域に根差した持続的な成長を実現してまいります。財務目標としては、システムワイドセールス年平均成長率4~6%、営業利益年平均成長率4~6%、営業利益率13%、ROE11%以上を設定しております。 当連結会計年度におきましては、これまで同様お客様の声を伺い、店舗の衛生管理の徹底、QSCと利便性の向上に努めるとともに、マーケティングや店舗・人材等への投資を積極的に行い、お客様の店舗体験の向上に取り組みました。その結果、システムワイドセールスは前期比で増加となり、また既存店売上高も2015年度第4四半期から2025年度第4四半期まで41四半期連続で増加となりました。利益面については、材料費を中心とした店舗運営コストが上昇傾向にある厳しい事業環境のなか、システムワイドセールスの増加に加えて店舗オペレーションの効率化や店舗運営コスト適正化の取り組み等により、営業利益は前期比で増加となりました。 <中期経営計画の3つの注力領域> 1.メニュー・バリュー お客様のニーズに合わせた魅力的でおいしいメニューをすべての時間帯で展開するとともに、マクドナルドならではの定番メニューに加えて、日本の四季折々の季節感や楽しさをお客様にお届けできるような期間限定メニューを販売してまいります。また、朝マックや夜マック、スナックタイム等のランチ以外の時間帯においても、それぞれの時間帯に合わせたより幅広いお客様やお食事シーンに向けたメニューを展開してまいります。 お客様が感じるバリュー(価値)は店舗体験を価格で割ったものであると考えております。積極的な店舗投資や高いQSC、マーケティングプロモーションを通じてお客様の店舗体験の向上を図るとともに、お手頃感のあるメニューやキャンペーンにより、お客様に常に価格以上の価値を感じていただけるよう取り組んでまいります。 当連結会計年度におきましては、多くのワクワク感をお客様にお届けしてマクドナルドのファン拡大を推進するとともに、日々改善を積み重ねているオペレーションとサービスにより、お客様の店舗体験の向上に努めました。2025年3月に引き続きお客様にご満足いただける店舗体験を提供するために価格改定を実施いたしましたが、お手頃感を感じていただけるメニューやお客様の期待に沿ったプロモーション等により、年間を通じて多くのお客様にご利用いただきました。加えて、マクドナルド公式アプリを通じた商品のご購入でポイントを貯めて各種リワード(特典)と交換できるリワードプログラム「Myマクドナルド リワード」をスタートいたしました。2025年10月より本格展開し、「Myマクドナルド リワード」を通じて、常日頃からご来店いただいている大切なお客様により良い体験をご提供できるよう、活用範囲を広げ、さまざまな活動に役立ててまいります。 2.店舗ポートフォリオ・デジタル 積極的な新店開発とともにキャパシティ不足等の課題のある店舗を閉店し、お客様により良い店舗体験をお届けできる店舗を増やしてまいります。店舗数は2025年からの3年間で100店舗以上の純増を目指し、店舗ポートフォリオの最適化を進め、1店舗当たりの売上高と収益性の向上を図ってまいります。また、それぞれの地域に密着し、高いQSCの水準でお客様により良い店舗体験をお届けできるフランチャイズビジネスの強化・拡大を進めてまいります。店舗ポートフォリオの最適化とフランチャイズビジネスの拡大は密接に関係しており、両者を着実に実行し、相乗効果を最大化させることで強固なビジネス基盤を築いてまいります。 モバイルオーダーやデリバリー、タッチパネル式注文端末の導入等を通じてお客様の利便性を大きく向上させてまいりました。デジタルの活用を通じて、店舗従業員もよりホスピタリティの高いサービスをお客様に提供することが可能となっただけでなく、キッチンにおいてもより効率的なオペレーションを行うことが可能となりました。引き続きデジタルとピープルの融合を全店舗で加速させ、お客様と従業員の店舗体験の向上を図るために、2025年からの3年間で1,000店舗以上のリモデル(既存店改装)を行ってまいります。 当連結会計年度におきましては、新規出店が120店舗、閉店が83店舗となりました。システムワイドセールスの増加が示すとおり、最適な店舗ポートフォリオの構築に向けて前進しております。また、リモデルは220店舗となりました。各店舗の状況に応じて、お客様により良い店舗体験をお届けでき、かつ収益性を向上できる最適なレイアウトを店舗ごとに設計し、着実に実施できるよう進めております。 区分   前連結会計 年度末   新規出店   閉店   区分移行   当連結会計 年度末 増加   減少 直営店舗数   787店   45   △29   15   △113   705店 フランチャイズ店舗数   2,201店   75   △54   113   △15   2,320店 合計店舗数   2,988店   120   △83   128   △128   3,025店 3.サステナビリティ・ピープル おいしさと笑顔を地域の皆さまにお届けするために、「安心でおいしいお食事を」「地球環境のために」「地域の仲間にサポートを」「働きがいをすべての人に」の4つの重点領域にフォーカスした活動を展開してまいります。 当連結会計年度におきましては、温室効果ガスの排出量を2050年までに実質ゼロとするネット・ゼロ・エミッションの達成に向けて太陽光発電を活用したコーポレートPPAを導入し、店舗における再生可能エネルギーの調達を進めております。プラスチックの削減においても着実に歩みを進めております。リサイクルPETを100%使用したストローなしで飲めるフタ(ストローレスリッド)に順次変更する等、2025年末までにお客様に提供するすべての容器包装類を再生可能な素材、リサイクル素材、または認証された素材に移行するという目標を掲げ、着実に実行いたしました。コミュニティ活動では、ドナルド・マクドナルド・ハウス支援の「青いマックの日」をはじめとするチャリティ活動で支援の輪を広げるとともに、店頭募金でのキャッシュレス決済サービスのご利用も可能とし、継続的な募金活動につなげております。 マクドナルドのビジネスを支えているのは“人”であると考えております。日々変化するお客様のニーズをしっかりと把握し、より良い店舗体験をお届けするには、全国の約22万人のクルーをはじめとする、マクドナルドシステムに関わるすべての人のエンゲージメントが必要不可欠です。引き続き、すべての従業員に成長の機会を提供し、誰もが活躍できる働き方の推進や、より働きやすい職場環境を構築してまいります。 今後も、お客様、従業員をはじめすべての方々の安全と健康を最優先しながら、常にお客様に寄り添い、変化する社会やお客様のニーズに柔軟に対応できるよう進化を続けてまいります。そして、おいしいメニューやワクワクするようなプロモーション、便利で快適な店舗体験を通じてお客様に価格以上の価値を日々ご提供するとともに、持続可能な社会の実現に向けて取り組みながら、「おいしさと笑顔を地域の皆さまに。」ご提供してまいります。 <システムワイドセールス及び売上高> 当連結会計年度は、中期経営計画で推進しているお客様の店舗体験向上に向けた各種施策の相乗効果により、既存店売上高は5.7%の増加となり、システムワイドセールスは過去最高となる8,886億49百万円(対前期比595億8百万円増加)となりました。また、売上高は4,166億2百万円(同111億25百万円増加)となりました。 <売上原価> 直営店舗売上原価率は、主に売上高の増加や店舗収益性の改善により0.4ポイント減少しました。また、フランチャイズ収入原価率は、広告宣伝費の増加等に伴い0.4ポイント増加となりました。 (売上高と売上原価の内訳)   (単位:百万円) 前連結会計年度   当連結会計年度   前連結会計年度比 金額   原価率   金額   原価率   金額   原価率 直営売上高   273,459   -   270,089   -   △3,370   - 直営売上原価   243,315   89.0%   239,355   88.6%   △3,960   △0.4% (内訳)   材料費   101,134   37.0%   100,708   37.3%   △426   0.3% 労務費   72,702   26.6%   69,496   25.7%   △3,205   △0.9% その他   69,478   25.4%   69,150   25.6%   △327   0.2% フランチャイズ収入   132,018   -   146,513   -   14,495   - フランチャイズ収入原価   81,173   61.5%   90,675   61.9%   9,501   0.4% 売上高合計   405,477   -   416,602   -   11,125   - 売上原価合計   324,489   80.0%   330,031   79.2%   5,541   △0.8% <販売費及び一般管理費> 販売費及び一般管理費につきましては、さらなる成長への投資を行う一方で、コストの最適化に取り組みました。 (販売費及び一般管理費の内訳)   (単位:百万円) 前連結会計年度   当連結会計年度   前連結会計年度比 金額   売上高比   金額   売上高比   金額   売上高比 販売費及び一般管   理費   32,966   8.1%   33,313   8.0%   347   △0.1% (内訳)     広告宣伝費及び 販売促進費   8,477   2.1%   8,146   2.0%   △331   △0.1% 一般管理費   24,488   6.0%   25,167   6.0%   678   0.0% <営業利益及び経常利益> 主に売上高の増加等により、営業利益は532億57百万円(対前期比52億36百万円増加)、経常利益は520億51百万円(同46億62百万円増加)となりました。 <親会社株主に帰属する当期純利益> 親会社株主に帰属する当期純利益は、経常利益に520億51百万円を計上したことや、主に特別損失に固定資産除却損及び減損損失を17億92百万円、法人税等合計に164億96百万円を計上したこと等により、339億9百万円(対前期比19億47百万円増加)となりました。 (注)1.既存店売上高とは、13ヶ月以上開店している店舗を対象店舗として、その店舗の売上高を当連結会計年度と前連結会計年度それぞれ合計して比較したものです。 2.システムワイドセールスとは、直営店舗とフランチャイズ店舗の合計売上高であり、連結損益計算書に記載されている売上高と一致しません。 (2)キャッシュ・フロー 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況は次の通りです。 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という)は、前連結会計年度末に比べて40億94百万円増加し、714億22百万円となりました。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動により得られた資金は532億40百万円(対前期比5億51百万円増加)となりました。これは主に税金等調整前当期純利益504億6百万円、減価償却費及び償却費182億44百万円、法人税等の支払額145億円によるものです。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動により使用した資金は424億74百万円(同22億89百万円減少)となりました。これは主に有形固定資産の取得による支出375億31百万円、投資有価証券の取得による支出99億64百万円によるものです。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果使用した資金は66億72百万円(同8億33百万円増加)となりました。これは主に配当金の支払額65億14百万円によるものです。 (3)生産、受注及び販売の実績 当社グループの事業はハンバーガーレストラン事業単一であります。なお、当連結会計年度の販売実績をサービスごとに示すと、以下の通りであります。 (単位:百万円) 当連結会計年度 (自 2025年1月1日 至 2025年12月31日) 販売高   構成比   前年同期比 直営店売上高   270,089   64.8%   △1.2% フランチャイズ収入   144,197   34.6%   9.8% 店舗運営事業の売却から生じる利益   2,315   0.6%   227.5% 合計   416,602   100.0%   2.7% (注)1.上記の直営店売上高には、フランチャイズ店舗分は含まれておりません。 2.フランチャイズ収入の売上金額は、ロイヤルティー、賃貸料、広告宣伝費負担金収入等であります。 (4)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次の通りであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 重要な会計上の見積り 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しています。この連結財務諸表を作成するに当たって、資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いておりますが、これらの見積り及び仮定に基づく数値は実際の結果と異なる可能性があります。 連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは、第5[経理の状況]-1連結財務諸表等-(1)[連結財務諸表]-注記事項-(重要な会計上の見積り)をご参照ください。 ② 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する分析・検討内容 a 経営成績等 (1)経営成績 当連結会計年度における経営成績の状況につきましては、第2[事業の状況]-4[経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析]-(1)業績をご参照ください。 (2)財政状態の分析 当連結会計年度末の流動資産は1,089億10百万円となり、前連結会計年度比27億67百万円の減少となりました。これは1年内回収予定の長期繰延営業債権が49億67百万円減少、有価証券が20億円減少、現金及び預金が40億94百万円増加したことが主な要因です。 固定資産は2,555億62百万円となり、前連結会計年度比301億45百万円の増加となりました。これは有形固定資産が159億19百万円増加、投資その他の資産が139億46百万円増加したことが主な要因です。 流動負債は773億41百万円となり、前連結会計年度比12億72百万円の増加となりました。これはその他が54億86百万円増加、未払法人税等が45億9百万円増加、未払金が96億84百万円減少したことが主な要因です。 固定負債は66億63百万円となり、前連結会計年度比13億17百万円の減少となりました。これは資産除去債務が7億39百万円減少、退職給付に係る負債が2億1百万円減少したことが主な要因です。 b 経営成績等に重要な影響を与える要因について 経営成績等に重要な影響を与える要因につきましては、第2[事業の状況]-3[事業等のリスク]をご参照ください。 c 資本の財源及び資金の流動性について (1)財務戦略の基本的な考え方 当社グループは、安定的な営業キャッシュ・フローの創出により、事業活動のための適切な資金確保、流動性の維持並びに健全な財政状態を目指しております。 運転資金及び設備投資資金は主に営業活動によって得られた自己資金を充当し、必要に応じて借入金等による資金調達を実施する方針としております。 (2)経営資源の配分に関する考え方 経営資源については、中長期的な持続的成長と収益性向上を実現するための投資に配分してまいります。このうち、設備投資に関しては、2026年度において700億円の新規投資を計画しています。(第3[設備の状況]-3[設備の新設、除却等の計画]ご参照) 株主配分の考え方については、第4[提出会社の状況]-3[配当政策]をご参照ください。 (3)資金需要の主な内容 当社グループの営業活動に係る主な資金支出は、直営店舗の原材料費、人件費、その他店舗運営に関わる費用、直営・フランチャイズ店舗にかかる賃借料、広告宣伝・販売促進費、本社の人件費等となります。また、投資活動に係る主な資金支出は、店舗の建設や改装及びITシステムを含む設備投資等となります。 (4)資金調達 当社グループの事業活動の維持拡大に必要な資金を安定的に確保するため、内部資金及び外部資金を有効に活用しております。現状におきましては手元現預金を十分に保有していることから今後の資金需要は確保できておりますが、資金調達手段として金融機関と円滑な関係を築いております。 d 経営上の目標の達成状況について 当社グループは、中期経営計画(2025年度から2027年度)の財務目標として、システムワイドセールス年平均成長率4~6%、営業利益年平均成長率4~6%、営業利益率13%、ROE11%以上を設定しております。 2025年度の進捗状況は以下の通りとなりました。2026年度においても引き続き中期経営計画の成長戦略を着実に実行することにより、システムワイドセールスのさらなる成長と収益性の向上を図ります。事業環境としては材料費を中心に店舗運営コストの上昇が見込まれる等厳しい状況が続きますが、これまで築いてきたビジネスの基盤をさらに強化しつつ、将来の成長に向けた投資を行い、安全・安心の徹底とともにお客様の店舗体験の向上に取り組んでまいります。そして、地域社会に貢献し、皆さまに愛されるブランドとなるよう努めてまいります。 (単位:百万円) 2025年度   2026年度 実績   2024年度比   見通し   2025年度比 システムワイドセールス   888,649   +7.2%   942,000   +6.0% 営業利益   53,257   +10.9%   54,500   +2.3% 営業利益率   12.8%   -   13.4%   - ROE   12.7%   -   11.7%   -

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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