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日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,085.45+319ドル円158.62-2NASDAQ26,241.86+142S&P 5007,680.46+49SOX 指数11,350.08+619/2終値

ニトリホールディングス

Nitori Holdings Co., Ltd.9843 · Prime · 小売業

家具・インテリアのSPA(製造小売業)大手。低価格と機能性を両立した商品を自社開発し、国内外で展開。

概要

「お、ねだん以上。」のキャッチフレーズで知られる総合家具・インテリア小売業。自社開発・製造から物流・販売まで一貫するSPA体制を構築し、低価格と高品質を両立。日本全国に「ニトリ」「デコホーム」等の店舗を展開し、業界首位クラスのシェアを持つ。2026年3月期の連結売上収益は9122億円、営業利益率13.8%。札幌市に本社を置き、連結子会社38社で構成される持株会社である。

ニトリ事業と島忠事業の二軸構成

グループはニトリ事業と島忠事業の2セグメントで構成される。ニトリ事業は家具・インテリア用品の開発・製造・販売を主力とし、不動産賃貸、広告、物流サービスも手掛ける。島忠事業は家具・インテリア雑貨に加え、DIY用品や日用品などのホームセンター商品を販売する。2026年3月期の外部顧客向け売上収益は、ニトリ事業が8035億円(構成比88.1%)、島忠事業が1087億円(同11.9%)であった。セグメント利益はニトリ事業1184億円、島忠事業72億円で、島忠事業は前年度の赤字から黒字転換した。

38の国と地域にまたがるサプライチェーン

グループは製造から物流、販売までのサプライチェーンを自社ネットワークでコントロールする。ベトナム、中国、インドネシアなどアジアに生産拠点を持ち、原材料の調達から製品開発、品質管理を一貫して行う。物流機能は子会社ホームロジスティクスが担い、国内に自社物流センター(DC)6拠点を擁する。2026年3月期には全DCが本格稼働し、物流コスト削減を見込む。また、デバンニングロボットの導入など自動化を進め、省人化と職場環境改善を図る。

アジア11か国・地域へ広がる海外販売網

海外販売事業は成長戦略の柱である。2007年に台湾で海外1号店を開店し、2026年3月期時点で台湾、中国大陸、韓国、マレーシア、シンガポール、タイ、ベトナム、フィリピン、インドネシアの9か国・地域に展開する。同期末の海外店舗数は台湾67店、中国大陸75店、韓国14店、マレーシア14店など計約230店。2023年には米国事業から撤退し、アジアに集中する方針を明確にした。中国大陸では不採算店舗の撤退や適正面積への転換を進め、収益性が改善している。

持株会社体制と連結子会社38社のグループ構成

2010年8月に持株会社体制へ移行し、社名をニトリホールディングスに変更した。事業会社として株式会社ニトリ(家具・インテリア販売)、株式会社ホームロジスティクス(物流)、株式会社島忠(ホームセンター)を中核に据える。その他、海外現地法人として似鳥(中国)投資有限公司やNITORI FURNITURE VIETNAM EPEなど計38社の連結子会社を持つ。持分法適用関連会社には株式会社カチタス(中古住宅再生販売)があり、住関連領域へも間接的に関与する。

業界の中での役割は家具・インテリアのSPAメーカー兼小売業者にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
9,122億円
営業利益
1,255億円
営業利益率
13.8%
純利益
893億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
ニトリ事業8,035億円88.1%1,184億円14.7%
島忠事業1,087億円11.9%72億円6.6%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01一般消費者向け家具・インテリア主力

ニトリ事業では、家具・インテリア用品を自社で開発・製造し、直営店舗やECで販売。低価格・高品質を強みに、住まいのトータルコーディネートを提案している。

主な製品・サービス2
家具(テーブル、椅子、収納、ベッド等)
機能性とデザイン性を兼ね備えた家庭用家具。自社工場で製造し、コスト削減と品質管理を実現している。
インテリア用品(カーテン、ラグ、照明等)
部屋の雰囲気を整える各種インテリア雑貨。家具とのコーディネートを提案し、まとめ買いを促進している。

02一般消費者向けホームセンター商品準主力

島忠事業では、家具・インテリア雑貨に加えて、ホームセンター商品(DIY用品、日用品等)を店舗販売。住まいに関する幅広いニーズに対応している。

主な製品・サービス2
ホームセンター商品(DIY用品、金物、工具等)
日曜大工や住宅補修に必要な資材・工具を取り揃える。
日用雑貨・消耗品
生活に必要な洗剤、消耗品等を販売。

製品と技術

ポケットコイルマットレスや超軽量フライパンで打ち出す日用品

ニトリはお求めやすい価格帯でありながら品質にこだわった商品を自社開発する。2026年3月期の好調商品として、厚みがあり寝心地の良いポケットコイルマットレス「ZC001シリーズ」、毎日の料理を楽にする超軽量フライパン「KY066、KY067シリーズ」が挙げられる。これらの商品は自社工場で生産し、中間流通を省くことで低価格を実現。また、原材料の見直しやパッケージ小型化による輸送コスト削減も同時に行い、安さと品質の両立を追求している。

冷蔵庫や液晶テレビ、ドラム式洗濯機で家電分野に本格参入

ニトリは家電製品のラインナップを急速に拡大している。「常識を変える機能」と「衝撃の価格」を両立した410L 4ドアファン式冷凍冷蔵庫やMini LED液晶テレビが好調である。また、12kgヒートポンプ式ドラム式洗濯乾燥機「ND120HL1」は「家電大賞2025-2026」で総合銀賞を受賞した。これらの家電は自社で企画・開発し、海外の協力工場で製造。低価格と基本性能の高さで、家電量販店とも差別化を図る。

デコホームと島忠で広げる住まい関連商品

グループは「ニトリ」ブランドの他に、女性向けインテリア雑貨を扱う「デコホーム」、ホームセンター「島忠」を展開する。デコホームはカーテンやラグ、照明などでコーディネート提案を行い、2026年3月期に22店舗を新設した。島忠ではDIY用品や金物、日用品など生活に密着した商品を品揃えし、ニトリの家具と合わせて住まいのトータルニーズに対応する。PB商品の開発を加速し、独自の価格帯を確立している。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

小売業のなかでの位置

ホームファニシング首位、独自製品で差異化

ニトリホールディングスは家具・インテリア小売で国内首位、独自の製品企画と物流で低価格を実現。同業のトライアルホールディングスは総合スーパーで食品が主体、ニトリとは販売品目が異なる。光フードサービスは外食、まんだらけはサブカルで、直接的な競合は少ない。売上高約9,000億円で、営業利益率13%超と小売業で高い収益性。海外展開は中国などで進めるが、国内市場の成熟と少子化で成長鈍化が懸念。

強み

  • 店舗数と売上でトップ、ブランド認知度が高い
  • 自社企画製品を多数、コスト競争力と差別化を実現
  • 営業利益率13%超、効率的な物流と店舗運営で実現
  • 一貫した生産から物流・販売まで自社管理でコスト削減

課題

  • 人口減と新築減少で国内需要は縮小、成長のため新市場が必要
  • ネット通販や他業態のカインズなどが競争を激化させている
  • 中国などで現地市場に適合できず、収益化に時間がかかる

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

小売・消費の時価総額近傍。太字がニトリホールディングス

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
18267イオン3.8兆円50.7倍
24689LINEヤフー3.7兆円19.2倍
37936アシックス3.1兆円23.6倍
47550ゼンショーホールディングス2.0兆円41.6倍
58113ユニ・チャーム1.8兆円26.4倍
69843ニトリホールディングス1.7兆円19.1倍
74452花王1.6兆円25.6倍
84755楽天グループ1.6兆円
94911資生堂1.4兆円
109021西日本旅客鉄道1.4兆円10.8倍
113099三越伊勢丹ホールディングス1.2兆円15.5倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(小売・消費)に従っています。

会社の歴史

沿革 39件

1972年、家具卸売業として創業

1972年3月、似鳥家具卸センター株式会社を札幌市に設立した。創業当初は家具の卸売販売を手掛け、1980年8月には札幌市手稲区に自動立体倉庫を備えた物流センターを移転・併設し、物流基盤の強化を図った。この物流センターへの本社併設が、後の製造小売業への転換の布石となる。1986年7月、社名を株式会社ニトリに変更。1989年9月、札幌証券取引所に株式を上場し、資本市場からの資金調達を可能にした。

2000年代、SPA体制への移行と海外生産の開始

1990年代後半から自社開発商品を増やし、2000年8月には株式会社マルミツを完全子会社化して製造機能を獲得した。2003年10月、ベトナムに現地法人MARUMITSU-VIETNAM EPEを設立し、海外生産を本格化。2004年3月には中国に似鳥(中国)采購有限公司を設立し、調達・生産拠点を拡大した。2005年3月には広告代理店業を開始し、販促機能も内製化するなど、製造から販売までの一貫体制を整え始めた。

2010年、持株会社化で経営と事業を分離

2010年3月、持株会社体制への移行準備として分割準備会社を設立し、同年8月に吸収分割により家具販売事業を株式会社ニトリ、物流事業を株式会社ホームロジスティクスに承継。同時に社名を株式会社ニトリホールディングスに変更した。これによりグループ経営の効率化と各事業会社の自律運営を進めた。2011年3月には子会社マルミツをニトリファニチャーに社名変更し、ベトナム現地法人も同様に改名した。

海外出店の加速と台湾・中国・米国への進出

2006年12月に台湾現地法人を設立し、2007年5月に海外1号店を高雄市に開店。2012年5月に米国にNITORI USA, INC.を設立し、2013年10月にカリフォルニア州で「Aki-Home」ブランドを立ち上げた。2014年10月には中国大陸に初出店。2015年12月にはベトナムに第2の生産法人を設立し、2018年10月には中国太倉に物流センターを新設するなど、海外インフラを拡充した。しかし、米国事業は業績不振により2023年4月に撤退した。

2021年、島忠を子会社化しホームセンター事業を拡大

2021年1月、株式会社島忠の株式を取得して子会社化し、経営統合契約を締結。同年5月に完全子会社化した。島忠は首都圏を中心にホームセンターを展開しており、ニトリグループの事業領域を家具・インテリアからDIY・日用品に拡大した。2026年3月期には島忠事業のセグメント利益が黒字化し、グループ全体の収益多様化に貢献している。2022年4月には株式会社エディオンと資本業務提携を結び、家電販売の強化も図った。

2026年現在、製造物流IT小売業への進化を目指す

創業以来のSPA体制を、デジタル技術の活用により「製造物流IT小売業」へ進化させる方針を掲げる。2022年4月に株式会社ニトリデジタルベースを設立し、IT機能を強化。2024年6月にはベトナムにNITORI DIGITAL BASE VIETNAMを設立し、オフショア開発も進める。物流面では自社DC6拠点が本格稼働し、ロボット導入による自動化を推進。売上高3兆円を中長期ビジョンに掲げ、アジアでの店舗網拡大と既存事業の収益改善に取り組む。

年表39件を開く

1970年代

  • 1972年3月創業家具の販売を目的として、似鳥家具卸センター株式会社を設立

1980年代

  • 1980年8月札幌市手稲区に、自動立体倉庫を備えた物流センターを移転し、本社を物流センターに併設
  • 1986年7月商号変更社名を株式会社ニトリに変更
  • 1989年9月上場札幌証券取引所に株式を上場

2000年代

  • 2000年8月M&A株式会社マルミツを株式の追加取得により100%子会社化
  • 2002年10月上場東京証券取引所(市場第一部)に株式を上場
  • 2003年10月創業ベトナム社会主義共和国に、現地法人MARUMITSU-VIETNAM EPE(出資比率100%(間接))を設立
  • 2004年3月創業中華人民共和国に、現地法人似鳥(中国)采購有限公司(出資比率100%)を設立
  • 2005年3月株式会社パブリックセンターより営業譲渡を受け、株式会社ニトリパブリック(旧大丸商事株式会社)として広告代理店業を開始
  • 2006年12月創業台湾に、現地法人宜得利家居股份有限公司(出資比率100%)を設立
  • 2007年5月現地法人宜得利家居股份有限公司が台湾高雄市に海外1号店を開店

2010年代

  • 2010年3月創業持株会社体制への移行のため、株式会社ニトリ分割準備会社(現 株式会社ニトリ、出資比率100%)及び株式会社ニトリ物流分割準備会社(現 株式会社ホームロジスティクス、出資比率100%)を設立
  • 2010年5月創業中華人民共和国に、現地法人明応商貿(上海)有限公司(出資比率100%(間接))を設立
  • 2010年6月株式会社ニトリ分割準備会社(現 株式会社ニトリ)及び株式会社ホームロジスティクスと吸収分割契約を締結
  • 2010年8月商号変更吸収分割契約に基づき、当社の家具・インテリア用品の販売事業を株式会社ニトリに、グループの物流機能に係る事業を株式会社ホームロジスティクスに承継し、持株会社体制へ移行 社名を株式会社ニトリホールディングスに変更
  • 2011年3月商号変更株式会社マルミツは、社名を株式会社ニトリファニチャーに変更
  • 2011年5月商号変更現地法人MARUMITSU-VIETNAM EPEは、社名をNITORI FURNITURE VIETNAM EPEに変更
  • 2012年5月創業アメリカ合衆国カリフォルニア州に、現地法人NITORI USA, INC.(出資比率100%)を設立
  • 2012年10月札幌本社を現在地に移転
  • 2013年10月アメリカ合衆国カリフォルニア州に「Aki-Home」ブランドで開店し米国初出店
  • 2014年10月中華人民共和国湖北省武漢市内に「NITORI」のブランドで開店し中国大陸初出店
  • 2015年12月創業ベトナム社会主義共和国に、現地法人NITORI FURNITURE Ba Ria-Vung Tau Co., LTD.(出資比率100%)を設立 中華人民共和国に、現地法人似鳥(太倉)商貿物流公司(出資比率100%)を設立
  • 2016年6月創業中華人民共和国に、現地法人似鳥(中国)投資公司(出資比率100%)を設立
  • 2017年1月創業中華人民共和国に、似鳥(上海)家居有限公司、似鳥(上海)家居銷售有限公司(出資比率100%)を設立
  • 2017年5月M&A株式会社カチタスを株式取得により持分法適用会社化及び業務提携契約を締結
  • 2018年10月中華人民共和国江蘇省太倉市に太倉物流センターを新設
  • 2018年12月創業株式会社Nプラスを設立し、アパレル事業を開始

2020年代

  • 2020年3月創業マレーシアにNITORI RETAIL(MALAYSIA) SDN.BHD(出資比率100%)を設立
  • 2020年12月M&ANITORI FURNITURE VIETNAM EPE を存続会社とし NITORI FURNITURE Ba Ria-Vung Tau Co., LTD.を吸収合併
  • 2021年1月M&A株式会社島忠を株式取得により子会社化及び経営統合契約を締結
  • 2021年5月M&A株式会社島忠の株式を追加取得し、同社を完全子会社化
  • 2021年9月創業シンガポールにNITORI RETAIL SINGAPORE PTE. LTD.(出資比率100%)を設立
  • 2022年1月マレーシアクアラルンプールに「NITORI」ブランドで開店し東南アジア初出店
  • 2022年4月創業東京証券取引所の市場区分の見直しにより市場第一部からプライム市場へ移行 株式会社ニトリデジタルベース(出資比率100%)を設立 株式会社エディオンと資本業務提携契約を締結
  • 2023年3月創業韓国にNITORI KOREA CO.,LTD.(出資比率100%)を設立
  • 2023年4月アメリカ合衆国における店舗及びECサイトを閉鎖し、米国事業から撤退
  • 2023年11月韓国ソウル市内に「NITORI」ブランドで開店し韓国初出店
  • 2024年4月フィリピンマニラ市内に「NITORI」ブランドで開店しフィリピン初出店
  • 2024年6月創業ベトナムにNITORI DIGITAL BASE VIETNAM(出資比率100%)を設立

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち2項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上高3兆円
  • 海外年間出店数100店舗

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    事業領域の拡大と顧客支持獲得

    新商品開発を加速し、魅力ある価格・品質・コーディネートで客層・客数を拡大。ホームセンター事業ではPB商品開発とローコストオペレーションで利益拡大。変容する消費者ニーズに対応した商品開発と販売方法の変革を進める。

  2. 02

    グローバルチェーン展開の加速

    海外販売事業の拡大を成長戦略の柱に位置づけ、日本に加えてアジア11か国・地域で事業展開。外部環境を見極めながら海外事業の拡大と収益性改善を進める。

  3. 03

    サプライチェーン・IT・組織改革

    デジタルテクノロジー活用により「製造物流IT小売業」へ進化。物流戦略プロジェクトで竣工済の自社DC6拠点が本格稼働。組織戦略と人事制度で従業員の成長を企業成長につなげる。

  4. 04

    M&A・アライアンスの推進

    ビジネス領域拡大や機能強化のため、M&Aも視野に入れた戦略的アライアンスを模索する。

  5. 05

    サステナビリティ経営の推進

    社会課題解決とロマン実現を両立するサステナビリティ経営に取り組む。詳細はサステナビリティに関する考え方及び取組に記載。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で19,432人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は746万円で、9期前と比べて12.4%平均年齢は39.6歳、平均勤続年数は12.2年。

単体の従業員がグループ全体の1割に満たないため、平均年収は持株会社の本社勤務者の数値です。グループ全体の水準とは異なります。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年2月10,169
2018年2月10,366
2019年2月12,668
2020年2月85142.711.814,337
2021年2月86840.712.0
2022年2月83640.312.4
2023年3月78740.212.018,540
2024年3月80840.412.019,127
2025年3月78139.612.219,967589
2026年3月74639.612.219,432646

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社13(国内 11 / 海外 2、うち連結子会社 12) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
麻生店(札幌市北区)他4,893億円
ニトリ事業
店舗及び本部(さいたま市中央区)他1,874億円
島忠事業
赤羽店他 — 関東843億円
ニトリ事業
物流センター — 神戸市中央区他422億円
ニトリ事業
豊中店他 — 近畿397億円
ニトリ事業
豊田店他 — 東海198億円
ニトリ事業
ニトリモール — 神奈川県相模原市他188億円
ニトリ事業
旭川春光店他 — 北海道173億円
ニトリ事業
郡山店他 — 東北167億円
ニトリ事業
福岡西店他 — 九州・沖縄155億円
ニトリ事業
ほか16件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    ㈱ニトリ(注)3、(注)4
    札幌市北区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱ホームロジスティクス
    札幌市北区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱島忠(注)3、(注)4
    さいたま市中央区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    宜得利家居股份有限公司(注)3
    台湾台北市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    似鳥(中国)投資有限公司(注)3
    中華人民共和国 上海市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    明応商貿(上海)有限公司
    中華人民共和国 上海市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    似鳥(上海)家居有限公司(注)3
    中華人民共和国 上海市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    似鳥(上海)家居銷售有限公司
    中華人民共和国 上海市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    似鳥(太倉)商貿物流有限公司(注)3
    中華人民共和国 江蘇省太倉市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    NITORI FURNITURE VIETNAM EPE (注)3
    ベトナム社会主義共和国ハノイ市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱ホーム・デコ
    埼玉県加須市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱ニトリパブリック
    札幌市北区 · 連結子会社
    議決権100.0%
残りのグループ会社1社を開く
  • ㈱カチタス群馬県桐生市34%
公共調達・補助金 (gBizINFO)
  • 補助金
    国宝重要文化財文化財等保存整備事業
    文部科学省 · 2019-06-03
    1,260万円
  • 補助金
    文化財関係補助事業
    文部科学省 · 2017-04-03
    1,060万円
  • 補助金
    国宝重要文化財文化財等保存整備事業
    文部科学省 · 2021-04-01
    900万円
  • 補助金
    国宝重要文化財文化財等保存整備事業
    文部科学省 · 2022-04-01
    415万円

出典: gBizINFO (経済産業省)

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は9,122億円営業利益1,255億円前期と比べると減収増益で、売上が-1.8%、利益が+6.6%。

売上高
-1.8%
9,122億円
営業利益
+6.6%
1,255億円
純利益
+8.2%
893億円
営業利益率
13.8%
前期比 +1.1%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高9,570億円9,122億円
営業利益1,303億円1,255億円
純利益910億円893億円
1株あたり配当¥32¥32

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は2,263億円、営業利益は365億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+3.6%、営業利益は+10.6%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年1Q2,16636917.0249
2023年2Q2,06532115.5266
2023年3Q2,08726012.5150
2024年1Q2,18533015.1229
2024年2Q1,98322211.2151
2024年3Q2,46942717.3305
2025年2Q4,45858013.0405
2026年2Q4,39159913.6417
2026年4Q4,73165613.9476
2027年1Q2,26336516.1258

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年2月期からの14期で、売上は3,488億円から9,122億円へ2.6倍に増えた。直近期の営業利益率は13.8%。

決算期売上高億円営業利益億円税引前利益億円営業利益率%純利益億円
2013年2月3,488622358
2014年2月3,876635384
ベトナム社会主義共和国に、現地法人NITORI FURNITURE Ba Ria-Vung Tau Co., LTD.(出資比率100%)を設立 中華人民共和国に、現地法人似鳥(太倉)商貿物流公司(出資比率100%)を設立
2015年2月4,173679415
中華人民共和国に、現地法人似鳥(中国)投資公司(出資比率100%)を設立
2016年2月4,581750470
中華人民共和国に、似鳥(上海)家居有限公司、似鳥(上海)家居銷售有限公司(出資比率100%)を設立
2017年2月5,130876600
株式会社Nプラスを設立し、アパレル事業を開始
2018年2月5,721949642
2019年2月6,0811,031682
マレーシアにNITORI RETAIL(MALAYSIA) SDN.BHD(出資比率100%)を設立
2020年2月6,4231,095714
シンガポールにNITORI RETAIL SINGAPORE PTE. LTD.(出資比率100%)を設立 / この期から会計基準が日本基準からIFRSに変わりました。前後の数値は単純に比較できません
2021年2月7,1691,384921
東京証券取引所の市場区分の見直しにより市場第一部からプライム市場へ移行 株式会社ニトリデジタルベース(出資比率100%)を設立 株式会社エディオンと資本業務提携契約を締結
2022年2月8,1161,418967
韓国にNITORI KOREA CO.,LTD.(出資比率100%)を設立
2023年3月9,4811,441951
ベトナムにNITORI DIGITAL BASE VIETNAM(出資比率100%)を設立
2024年3月8,9671,248902
2025年3月9,2881,1771,17412.7825
2026年3月9,1221,2551,27413.8893

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高9,122億円のうち、営業利益として残るのは1,255億円13.8%。営業外の損益と税金を反映した純利益は893億円、売上の9.8%にあたる。営業利益率は業種中央値3.7%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金46.8%4,268億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金39.9%3,637億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益13.8%1,255億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
53.2%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+10.1pt
13.8%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+7.3pt
9.8%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+0.8pt
9.4%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
5.7%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
6.2%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが1,489億円、投資CFが−551億円で、差し引きのフリーCFは938億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は1,450億円で、売上の1.9ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年2月420−219−220201168
2014年2月462−324−105138212
2015年2月529−430−6799257
2016年2月573−359−99214368
2017年2月779−420−64359660
2018年2月768−8287−60609
2019年2月817−304−1135131,001
2020年2月993−445−1395481,408
2021年2月1,509−1,960303−4511,255
2022年2月856−1,200177−3441,271
2023年3月914−1,325369−4111,239
2024年3月1,812−1,331−5544811,180
2025年3月1,444−1,279131651,360
2026年3月1,489−551−8659381,450

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は1.6兆円。このうち返さなくてよい自己資本が9,886億円で、自己資本比率は62.9%(業種中央値47.4%より厚い)

決算期総資産兆円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年2月0.282,09874573.6
2014年2月0.322,47973876.8
2015年2月0.403,10594376.4
2016年2月0.413,31083579.5
2017年2月0.493,94893080.7
2018年2月0.554,4171,08880.1
2019年2月0.625,0021,19180.7
2020年2月0.685,6091,22382.0
2021年2月0.936,8542,45569.0
2022年2月0.987,3282,51074.5
2023年3月1.327,5685,62657.4
2024年3月1.418,4075,70659.6
2025年3月1.539,0576,23759.2
2026年3月1.579,8865,82762.9

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
1,450億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
9,339億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
5,827億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
98
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率28 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

小売業 322社との比較

同じ小売業の企業と並べると、いちばん上に来るのは営業利益率322社中13位あたり、逆に低いのは売上成長率322社中267位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
9.4%/中央値 8.6%
P25 4.9%P75 13.1%
営業利益率上位売上のうち本業の利益として残る割合
13.8%/中央値 3.7%
P25 1.6%P75 6.1%
自己資本比率上位総資産のうち返済のいらないお金の割合
62.9%/中央値 47.4%
P25 34.3%P75 62.5%
売上成長率下位前期からの売上の伸び
-1.8%/中央値 4.5%
P25 0.1%P75 10.6%
配当利回り下位株価に対して1年で受け取る配当の割合
1.1%/中央値 1.9%
P25 1.1%P75 2.8%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥3,021で、1年前と比べて+12.8%過去52週の値幅のなかでは63%の位置にある。

¥3,021-0.3%1ヶ月+15.3%1年+12.8%時価総額1.7兆円
過去52週の値幅
安値¥2,216.5高値¥3,493

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)19.1倍
PER (会社予想)18.8倍
PBR1.69倍
配当利回り1.06%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は1ヶ月で+26.74%と急上昇。25日線(2712.58円)を大きく上回り、75日線(2551.43円)からも乖離。52週高値3493円に接近し、現在3029円。出来高は8月10日に718万株と急増し、買いが殺到。RSIは73.06と過熱感が強いが、上昇トレンドは力強い。週足では一本調子の上昇が続くが、過熱による調整リスクも意識される。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 72/100)

PERは19.36倍で同業界平均40.19倍を大きく下回り、割安感が強い。PBRも1.71倍と平均3.06倍の半分以下で、割安水準にある。配当利回りは1.05%と平均12.61%を大幅に下回るが、これは業界平均が異常に高いため。ROEは9.4%と平均より低いが、安定した収益力。配当性向は382.8%と高く、配当維持への懸念があるが、株価指標は割安で、成長余地を考慮し妥当と判断。

指標この会社業種平均
PER (実績)19.1倍39.6倍
PER (予想)18.8倍
PBR1.69倍2.44倍
ROE9.4%5.8%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

SPA体制による価格競争力が強みだが、国内市場の成熟が課題。強気派は、海外展開での成長余地や、円安による収益改善、高い営業利益率の維持を評価する。一方、弱気派は、国内需要の飽和感や同業との価格競争、最近の業績停滞(売上高・利益の伸び悩み)を懸念し、海外展開の不確実性を指摘する。投資論点は、国内事業の減速を海外が補い、持続的な成長を実現できるかどうか。

プラスに働く材料7
  • 海外展開の成長余地

    日本国内の成熟市場に対し、海外は人口増加や中間所得層拡大で市場成長が期待

  • SPA体制の強み

    自社製造・物流により中間マージンを排除し、低価格と高品質を実現

  • 高い収益性の維持

    2025年3月期は営業利益率12.7%と高水準で、過去も10%超を維持

  • 2026年3月期の営業利益1,255億円、減収増益通年影響

    営業利益は1,177億円から1,255億円へ78億円増

  • 営業利益率13.76%と高水準通年影響

    営業利益率は12.67%から13.76%へ1.09ポイント改善

  • 純利益893億円と前期比8.2%増通年影響

    純利益は825億円から893億円へ68億円増

  • 予想PER17.5倍と実績17.89倍から低下不定影響

    予想PER17.5倍は実績17.89倍を下回る

マイナスに働く材料7
  • 国内市場の飽和

    国内の家具需要は人口減少で縮小傾向にあり、販売数量が頭打ち

  • 競争激化

    ネット通販や他業態との価格競争が激しく、市場シェア確保が困難

  • 業績の停滞

    2025年3月期の売上高・純利益は前年からほぼ横ばいで成長が鈍化

  • 売上高9,122億円と前期比1.8%減通年影響

    売上高は9,288億円から9,122億円へ166億円減

  • PBR1.61倍とROE9.4%のバランス継続影響

    PBR1.61倍、ROE9.4%と効率性は中程度で上値は重い

  • 配当利回り1.13%と低水準継続影響

    配当利回り1.13%、他の高配当銘柄に劣後

  • 外国人株主比率27.92%と高く、リスクオフで売り継続影響

    外国人保有比率27.92%、リスクオフ時に売られやすい

次の決算で確かめる点
海外売上高比率
海外展開の進捗と成長への寄与度を測る
既存店売上高伸び率
国内既存店の売上動向を確認し、需要の強弱を判断
営業利益率
SPA体制の収益力が持続しているかを見る

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり32で、前期から+1.3%いまの株価に対する利回りは1.06%。増配か配当維持が9年続いている。

年間配当
¥32
1株あたり
配当利回り
1.06%
いまの株価に対して
配当性向
382.8%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
9年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年2月1619.8
2018年2月1812.215.9
2019年2月195.419.2
2020年2月2211.3321.9
2021年2月236.5
2022年2月2821.742.3
2023年3月294.3680.6
2024年3月290.7382.8
2025年3月303.4
2026年3月311.3

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥32

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ44,447人。区分でいちばん多いのは金融機関33.1%。グループ会社や銀行などの安定株主が58.8%を占め、残る41.2%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年2月%2022年2月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
金融機関28.330.031.735.037.533.1
外国法人33.630.930.427.922.027.9
事業法人23.423.623.523.424.425.7
個人・その他13.513.713.112.413.712.4
自己株式1.21.20.90.90.90.9
証券会社1.11.91.21.32.30.9
外国人個人0.00.00.00.00.00.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01株式会社ニトリ商事18.17
02日本マスタートラスト 信託銀行株式会社(信託口)15.45
03株式会社日本カストディ銀行(信託口)7.08
04公益財団法人似鳥国際奨学財団4.37
05THE CHASE MANHATTAN BANK, N.A. LONDON SECS LENDING OMNIBUS ACCOUNT(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)3.73
06似鳥昭雄2.98
07全国共済農業協同組合連合会2.58
08STASTE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505223(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)2.53
09株式会社北洋銀行2.22
10日本生命保険相互会社1.80

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近4
  • 2026-07-23
    キャピタル・リサーチ・アンド・マネージメント・カンパニー(Capital Research and Management Company)
    新規の大量保有報告
    5.33%
    +1.08pt
  • 2026-07-06
    三井住友信託銀行株式会社
    新規の大量保有報告
    1.26%
  • 2026-04-22
    キャピタル・リサーチ・アンド・マネージメント・カンパニー(Capital Research and Management Company)
    新規の大量保有報告
    4.25%
  • 2026-04-21
    ノムラ インターナショナル ピーエルシー(NOMURA INTERNATIONAL PLC)
    新規の大量保有報告
    0.11%
    +0.01pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で−52%、1株純資産は14期で−8%。直近期のROEは9.4%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年2月3261,90718.710.616.1
2014年2月3502,24916.813.314.9
2015年2月3762,80714.920.216.8
2016年2月4252,98114.719.415.9
2017年2月5413,53116.622.619.8
2018年2月5743,93915.430.715.9
2019年2月6084,45314.523.119.2
2020年2月6354,98413.526.1321.9
2021年2月8175,69115.325.7
2022年2月1711,29814.119.142.3
2023年3月1681,33912.318.9680.6
2024年3月1601,48811.329.6382.8
2025年3月1461,6039.520.3
2026年3月1581,7499.415.9

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

11名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は11名。2026/3期の役員報酬は総額255百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約6倍にあたる。

氏名役職年齢
似鳥昭雄代表取締役 会長兼 最高経営 責任者(CEO)82
白井俊之代表取締役 社長兼 最高執行 責任者(COO)70
安孫子尋美取締役65
宮内義彦社外取締役90
吉澤尚子社外取締役62
久保隆男取締役(常勤監査等委員)80
井澤吉幸社外取締役(監査等委員)78
安藤久佳社外取締役(監査等委員)66
金髙雅仁社外取締役(監査等委員)72
永井弘取締役61
山崎良子社外取締役71

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)418218246
監査等委員3363612
取締役(社内)2212111
取締役(社内)1161616

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容724字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループ(当社及び当社の関係会社)は当社と連結子会社38社及び持分法適用会社1社により構成されており、ニトリ事業と島忠事業に区別されております。ニトリ事業では、家具・インテリア用品の開発・製造・販売及びその他不動産賃貸業、広告サービス、物流サービス等を行っております。島忠事業では家具・インテリア雑貨・ホームセンター商品の販売等を行っております。 なお、当社は、有価証券の取引等の規制に関する内閣府令第49条第2項に規定する特定上場会社等に該当しており、これにより、インサイダー取引規制の重要事実の軽微基準については連結ベースの数値に基づいて判断することとなります。 当社グループの事業内容及び当社と主要な関係会社の当該事業に係る位置付けは、次のとおりであります。 区分   会社名   セグメントの名称 持株会社    ㈱ニトリホールディングス(当社)   ニトリ事業 主な連結子会社          ㈱ニトリ   ニトリ事業 ㈱島忠   島忠事業 ㈱ホームロジスティクス   ニトリ事業 宜得利家居股份有限公司   ニトリ事業 似鳥(中国)投資有限公司   ニトリ事業 明応商貿(上海)有限公司   ニトリ事業 似鳥(上海)家居有限公司   ニトリ事業 似鳥(上海)家居銷售有限公司   ニトリ事業 似鳥(太倉)商貿物流有限公司   ニトリ事業 NITORI FURNITURE VIETNAM EPE   ニトリ事業 ㈱ホーム・デコ   ニトリ事業 ㈱ニトリパブリック   ニトリ事業 他連結子会社26社   ニトリ事業/島忠事業 持分法適用関連会社    ㈱カチタス   中古住宅の再生販売事業 [事業系統図]
経営方針・対処すべき課題3,069字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 会社の経営の基本方針 当社グループは、「暮らしの豊かさを世界の人々に提供する。」というロマン(志)を社員一人ひとりの行動の原点として共有し、当社グループの力を結集して長期ビジョンの実現に全力を尽くすことを企業活動の指針としております。 そのため、グローバルチェーンの確立により、世界のより多くのお客様に、品質が維持された商品をお求めになりやすい価格で提供すること、並びに住空間をトータルコーディネートする楽しさを提案することを基本方針としております。 (2) 目標とする経営指標と中長期経営戦略 当社グループは、「暮らしの豊かさを世界の人々に提供する。」というロマンを実現するために、中長期ビジョンである「売上高3兆円」の達成に向けた経営戦略を策定しております。当社グループの掲げる壮大なロマンとビジョンを実現するために、事業活動に関わる全ての人々と信頼関係を構築し、「製造物流IT小売業」というビジネスモデルを通じ、社会における共有価値を創出し相互繁栄を図ってまいります。 [中長期経営戦略] ① 事業領域の拡大と顧客の支持獲得 世界情勢の不確実性の高まりや、日本国内の人口減少・少子高齢化・単身世帯や共働き世帯の増加、急激な円安の進行と定着、長く続いたデフレ経済からインフレ経済への転換、食品や原油価格の上昇に伴う生活防衛意識の高まり、テクノロジーの進化による購買行動や価値観の多様化等、大きなビジネス環境の変化に直面しています。 既存事業においては、今まで以上に新商品の開発を加速し、魅力ある価格、品質、コーディネートを実現し、客層の拡大と客数の増加を図ってまいります。 利用頻度が高いホームセンター事業においては、当社グループの強みを活かしてPB商品の開発を加速し、価格、品質、品揃えにより磨きをかけ、客数の増加を図る一方、ローコストオペレーションを一層推し進めることで利益の拡大に努めてまいります。 また、お客様から支持し続けていただけるよう、変容する消費者のニーズ・ウォンツに対応した商品開発や、変わりゆく消費者の買い方に応じた販売方法に変革をしてまいります。 ② グローバルチェーン展開の加速 アジアは当社にとってサプライチェーン上の重要拠点でありますが、経済成長に伴い中間所得層が急速に拡大しており、大きな成長機会を有する市場でもあります。当社は海外販売事業の拡大を成長戦略の柱として位置づけており、2026年3月期は、日本に加えてアジア11か国・地域での事業展開となっております。 今後も足元の経済情勢・地政学リスク等外部環境を見極めながら、海外における事業の拡大と収益性の改善を進めてまいります。 ③ サプライチェーンマネジメント・IT・組織戦略によるビジネス基盤改革 長期ビジョンの実現を下支えするビジネス基盤として、創業以来培ってきたサプライチェーン全般を自社ネットワークでコントロールする「製造物流小売業」の姿を、近年いっそう重要性が増すデジタルテクノロジーの活用により「製造物流IT小売業」へと進化させ、さらに発展させてまいります。そして、中長期経営戦略に沿った組織戦略と、従業員のキャリアアップとライフイベントとを両立させる人事制度により、従業員一人ひとりの成長を企業の成長の機動力とし、グループとしてロマン実現と社会貢献を果たしたいと考えております。2026年3月期は、かねてより進めておりました物流戦略プロジェクトにおいて、竣工済の自社DC全6拠点が本格稼働を開始いたしました。物流業界における供給力の逼迫や物流コストの増加が懸念される中、当社グループの持つ店舗網・物流網・自社EC等を戦略的に活用することが一層重要となっております。これらを最大限に活かしたビジネス基盤を構築し、成長を加速させてまいります。 ④ ビジネス領域拡大に向けたM&A、アライアンスの推進 ビジネス領域拡大や垂直的な機能強化の両面からM&Aも視野に入れ、戦略的なアライアンスを模索してまいります。 ⑤ 社会課題解決とロマン実現を両立するサステナビリティ経営 「第2 事業の状況 2.サステナビリティに関する考え方及び取組」に記載のとおりであります。 (3) 会社の対処すべき課題 上記に掲げた中長期経営戦略に加え、喫緊の経営課題を鑑み、下記の優先課題に取り組んでおります。 ① 安さの実現 2026年3月期において、国内ニトリ事業における既存店の買上客数前年比が92.8%と大きく落ち込む結果となりました。食品やエネルギー等の価格上昇により生活防衛意識が高まる中で、消費者の節約志向・低価格指向に充分にお応えできていないことが大きな要因であると認識しております。 新規取引先のソーシングを含めた商品開発の強化や、物流コストのコントロール等により原価低減を実現し、売価に還元することで、品質を維持しながら、よりお求めいただきやすい価格を実現し、お客様の暮らしに貢献してまいります。 ② トータルコーディネートの提供 消費者の購買ニーズが多様化する中で、お部屋を自分好みに整えるコーディネートの需要は、今後ますます増加していくことを見込んでおります。お手頃な価格でありながら自分に合った空間を気軽に作ることができる、トータルコーディネートのご提案を強化してまいります。 ③ 顧客視点・商品が主役の売場改革 オンラインとオフラインの融合が進み実店舗の価値が大きく変化する中で、商品を体験する場所としてのご来店動機がより高まっているものと認識しております。ご利用シーンを想起しやすい展示方法の改善や、商品をお試しいただきやすい売場作りを進めてまいります。また、新商品や広告掲載商品をはじめとしたオススメ商品が見つけやすい売場とすることで、お客様の買い物のしやすさと楽しさを両立できるよう努めてまいります。 ④ 新商品開発の加速 商品開発においては、開発から店舗への展開までのリードタイムを短縮することで、お客様が解決したい困りごとにお応えする商品をタイムリーにお届けしてまいります。また、商品開発体制を強化し売場の約3割を新商品が占める状態とすることで、ご来店のたびに新しい商品をご覧いただける売場を実現してまいります。 ⑤ 在庫管理精度の向上 実店舗に対するお客様のご期待の一つとして、ご来店当日に商品をお持ち帰りいただけることがあると考えております。ご来店時の品切れ抑制に取り組む一方、店舗在庫や新商品が増加する中においても、適正水準を維持した在庫管理を推進してまいります。 ⑥ 海外事業の再成長基盤構築 不動産不況をはじめ、事業環境が大きく変化した中国大陸において、2026年3月期までに、不採算店舗の整理を主とした事業構造改革が概ね完了いたしました。また、店舗の適正面積化を推進しております。その一環として、当社グループの提供価値を的確にお伝えしながら収益性を確保したプロトタイプ店舗を開発し、その実験と拡大を国・地域を越えて進めております。 これらの取り組みの結果、2027年3月期から海外事業は再拡大フェーズに移行する計画で、早期に海外で年間100店舗出店を実現したいと考えております。
事業等のリスク8,346字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 (1)当社のリスクマネジメント体制 当社は、当社グループ内で発生しうる様々なリスクに対し、発生防止と適切なリスク対応を行うため、2009年に「リスク管理規程」を定め、当社グループの企業価値にマイナスの影響を及ぼす恐れのあるリスクを軽減するため、当社代表取締役社長を最高責任者とし、各グループ会社の社長等を各社のリスクマネジメント責任者とする全社横断的なリスクマネジメント体制を確立しています。 また、全社的なリスクマネジメントの向上を図ることを目的に、「リスク・コンプライアンス委員会」、「サステナビリティ経営推進委員会」を設置し、討議部門である「社内役員会」等で審議することにより、それぞれが関係するリスクを管理し、当社グループに影響を及ぼすリスクの特定と評価を定期的に実施しております。 <ガバナンス体制図> 具体的な活動として、「リスク・コンプライアンス委員会」は、企業価値毀損の未然防止・最小化の視点から、当社グループ全体に内在するリスクとその状態を把握し、当社グループ全社のリスク対策方針の決定や各種ガイドライン設計を行うとともに、毎年当社グループリスクリストを見直ししております。当社取締役会は、リスク・コンプライアンス委員会の取り組みの進捗状況に応じた助言等を行い、(4)重要な事業リスクに記載するリスクを中心に議論のうえ、リスク対策の検討を行っております。 <リスクマネジメント体系図> 「サステナビリティ経営推進委員会」は、気候変動をはじめとする環境・社会課題に対し、リスクと機会の観点から、国内のみならずグローバルでのESG課題への対応を進め、ビジネスモデルのレジリエンス強化と企業としての社会的責任を果たすため、各マテリアリティの目標を達成するための取り組みを実施しております。当社取締役会は、サステナビリティ経営推進委員会の取り組みの進捗状況に応じた助言等を行い、当社グループとしての方向性と対応策等を決定しております。 これらの活動の他に、3つのディフェンスライン(グループ会社事業部門等を第1ディフェンスライン、グループ各社の管理部門と機能会社を第2ディフェンスライン、内部統制部門を第3ディフェンスライン)の考え方で、個々のリスク管理の担当と役割を定め、現場と経営層がリスク情報を共有するガバナンス体制を構築しています。 (2)当社のクライシスマネジメント体制 当社グループでは、大規模な災害や事件・事故等のインシデントが現実に発生した場合に備えるため、2008年に「危機管理規程」を制定し、企業価値の損失を最小限に抑制することを目的に、BCP基本方針を定めております。 その基本的な行動指針は、以下のとおりです。 1.『お客様、従業員、地域住民の人命尊重を最優先します。』 2.『危機発生時においては、可能な限りの安全確保を行い、地域社会貢献のための事業継続をすみやかに再開します。』 また、重大インシデント発生時には、当社リスク対策担当執行役員が本部長となる「災害復旧対策本部」または「事件・事故対策本部」を立上げ、初期対応を円滑に進めることで、グループ経営に及ぼす影響を最小限にとどめる体制を整えております。 なお、被害の規模が大きい非常事態の場合は、当社代表取締役社長が本部長を担うこととしております。 <クライシスマネジメント体制図> (3)リスクマネジメント評価体制 当社グループは、各グループ会社における自律的なリスク管理を基本とし、その中でもリスクの対応状況について、当社取締役会の事前審議機関となる社内役員会等が定期的に監督しております。 また、リスク・コンプライアンス委員会は、年度ごとの経営環境の変化に対して、特に影響が大きい(または大きくなる可能性の高い)リスクを「重要リスク」として特定し、社内役員会にて討議の上、当期のグループ重要リスクとして選定しており、そのプロセスは、次のとおりです。 ①リスクの特定・・・時期:7月~9月、全社リスクの網羅的な洗出し ②リスクアセスメント・・・時期:10月~11月、各社各部署のリスクマネジャーによるセルフ評価 ③「重要リスク」の特定・・・時期:12月、重要リスクの選定、社内役員会の事前審議による当社取締役会報告 ④重要リスク対策の策定・・・時期:1月~3月、次年度リスク対応計画策定 ⑤対応計画の推進・モニタリング・・・時期:翌年度、リスク対策実施状況の四半期評価、半期・期末のモニタリング なお、当社取締役会は、リスク・コンプライアンス委員会からの報告を議論のうえ、年間目標を決定しております。 <リスク評価プロセス> 上記、リスク評価プロセスに基づき、特に当社グループの企業価値の損失影響の高いリスクを「重要リスク」としております。2025年度における当社グループが対策を行った「重要リスク」は次のとおりです。 <重要リスク> 2025年度(2025年4月1日~2026年3月31日) ①地震・津波リスク ②台風・洪水リスク ③情報漏えいリスク ④サイバー攻撃・システム障害リスク ⑤労務管理リスク ⑥地政学リスク なお、各社事業部門や各社管理部門における年度経営計画のコミットメント達成を阻害する可能性があるリスクで、「重要リスク」として選定されないリスクについては「機能別リスク」と定め、当該年度に重点的に取り組むものは各社各部署のコミットメントとしてリスク対策のPDCA体制が継続的に行われるように管理を強化しています。 <リスクマップ> (4)重要な事業リスク 経営者が当社グループの業績、財政状態及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、次のとおりです。 ただし、これらは当社グループにかかる全てのリスクや不確実性を網羅したものではなく、現時点において予見できない、あるいは重要とみなされていない他の要因の影響を将来的に受ける可能性があります。 当社グループを取り巻くリスクや不確実性に関して、当社グループでは取締役会の事前審議機関となる社内役員会等において定期的に議論し、これらのリスクや不確実性を機会として活かす、あるいは低減するための対応を検討しています。その検討結果は、取締役会へ報告・議論されており、以下に記載したリスクや不確実性には、取締役会における議論も反映しております。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末(2026年3月31日)現在において、当社グループが判断したものであります。 ①為替変動に関するリスク 当社グループは、「使う・買う」立場に立って、全ての商品で「お、ねだん以上。」の実現を目指すため、商品の約90%をプライベートブランドとして開発輸入しております。そのため、外貨建取引について為替予約の実行や、輸入為替レートの平準化を図ることで、仕入コストの安定化を推進しておりますが、各国基軸通貨に対して、米ドル高が急激に進む場合、為替相場の変動が当社グループの業績や財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。 これらのリスクに対して、当社グループは外貨建取引について為替予約の実行や、海外子会社においては決済通貨を米ドルにすることで、相対的に為替変動を抑えるように努めております。 また、「デリバティブ基本方針」に基づき、為替予約を利用したヘッジ取引を機動的に行うことで対応するとともに、当社取締役会にて情報の共有化とモニタリングを実施しております。 ②商品の海外調達に関するリスク 当社グループは、適正な品質を維持しながら、どこよりも安い価格で商品を提供するため、販売する商品の大半を、中国をはじめとするアジア諸国等にて生産し輸入しております。そのため、地震、風水害等大規模な自然災害の発生等により、商品供給体制に影響を及ぼすほか、アジア諸国の政治情勢、経済環境、治安状態、法制度に著しい変動があった場合、工場従業員や港湾従業員によるストライキの発生、主要な取引先等を含む、サプライチェーンの寸断等による物流の停滞や社員の避難等により、当社グループの業績や財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。 これらのリスクに対して、当社グループは安定した調達を継続するため、商品毎に生産国の見直しや産地分散、複数のサプライヤーから調達可能な体制を構築しております。危機発生時には、調達先の現状と納入可否の確認を実施するとともに、代用可能な採用実績のある他社相当品への切り替えを検討することで影響を最小限に留めるよう努めております。 ③品質に関するリスク 当社グループは、販売する商品について独自の厳格な品質基準に基づき、品質不良や不具合の発生防止を含め、商品の品質確保に万全な対策を講じておりますが、全ての商品において、予想できない品質問題の発生可能性があり、品質問題に起因する当社グループのブランドイメージの低下や社会的信用の失墜による売上の減少や対策コストの発生等、当社グループの業績や財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。 これらのリスクに対して、当社グループは品質保証を所管する組織を設置し、独自の厳格な基準に沿った調査を行ったうえで取引先の工場を選定しております。過去の製品リコール事案を教訓として、厳格化した独自の使用制限物質リストを運用するとともに、商品開発部門と品質保証部門が合同で『企画設計評価会』を定常的に開催し、未然防止体制を確立しております。 また、新素材・新機能を伴う商品については、この評価会を経ずには商品化されない仕組みとしたうえ、商品の使用上の安全性を確認する「開発技術評価会」と並行して行うことで品質問題の未然防止に努めております。その他の取り組みとして、製造物責任賠償保険に加入する等の対策を講じております。 ④知的財産に関するリスク 当社グループでは、第三者の知的財産権を侵害することのないように常に注意を払っておりますが、万が一、当社グループの事業活動が第三者の知的財産権を侵害した場合、第三者から当該事業活動に対する中止要請や、損害賠償を請求されることにより、当社グループの業績や財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。 これらのリスクに対し、当社グループは新たに「知的財産ポリシー」を定めました。国内外で自らが使用するロゴ等の商標登録や、商品等の開発時に必要な調査を実施することにより対策を講じております。また、知的財産権に対する従業員教育等を徹底することにより、未然防止体制の整備・運用改善を図っております。 ⑤人材に関するリスク 当社グループでは、製造物流IT小売業としての優位性を確保するため、人材採用と人材育成が重要となります。今後の事業拡大や事業環境変化への対応のためには、多様な社員が活躍するダイバーシティ経営の推進が、中長期ビジョンの実現に向けて経営の重要課題であり、優秀な人材の確保がなかった場合、当社グループの業績や財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。 また、代表取締役 似鳥 昭雄、白井 俊之をはじめとする経営陣は、各担当業務分野において重要な役割を果たしているため、これら役員が業務執行できない事態となった場合には、同様に悪影響を及ぼす可能性があります。 これらのリスクに対して、当社グループは優秀な人材の確保に向け、多様な人材が活躍し、多様な働き方が実現できるよう労働環境の改善及び整備等、当社グループの魅力を高める取り組みに努めるとともに、役員の業務分掌の見直しや、次期役員候補の育成等の施策に加え、業務の省力化、省人化を実現する先端技術の活用をする等、効率化を図っております。 さらに、当社グループは「ニトリグループ人権ポリシー」に基づき、人権侵害や差別・ハラスメントにつながる行為を禁止するとともに、日々の活動において人権を尊重することがグループの事業活動の基盤であり、持続的な成長のために必要不可欠であることを示すために、グループ全体への周知・啓蒙活動に取り組んでおります。 ⑥気候変動に関するリスク 当社グループでは、気候変動により近年発生が増加傾向にある台風、集中豪雨等の異常気象により、当社グループが商品を生産・調達・流通・供給する業界が甚大な被害を受けた場合、その復旧まで生産もしくは出荷が長期間にわたり停止する可能性があります。また、冷夏、暖冬、長雨等による異常気象により、商品供給への影響が発生する場合や季節的な要因に左右される商品の売れ行き不振や販売シーズンの経過による商品価値の下落が発生する場合には、当社グループの業績や財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。 これらのリスクに対して、当社グループは安定した調達を継続するため、複数のサプライヤーから調達できるように取り組みを進めており、商品力の強化や商品企画・投入時期の見直しで販売比率を向上させること、及びお客様のニーズに即した商品販売時期の適正化による消化率の向上や在庫の適正化により、収益性の改善を図っております。 さらに、当社グループは、気候変動に関する対応を重要な経営課題と捉え、TCFD(気候関連財務情報開示タスクフォース)の提言に賛同を表明するとともに、その枠組みに沿って、2030年度時点、2050年度時点の温室効果ガス排出量削減目標を設定しております。温室効果ガス発生の低減に努めるとともに、共同輸送やモーダルシフト等グリーンロジスティクスの推進や、各拠点への太陽光発電設備の設置拡大、再生可能エネルギー電力の導入、インターナルカーボンプライシング(ICP:社内炭素価格)を踏まえた投資を通じて、サプライチェーンにおけるCO2削減への貢献に努めてまいります。また、具体的な対策につきましては、当社代表取締役社長を委員長とした「サステナビリティ経営推進委員会」と各事業会社の部門責任者を構成員とする「サステナビリティ経営推進会議」において、今後も検討を重ねてまいります。 ⑦自然災害・大規模事故等に関するリスク 当社グループでは、日本全国に830店舗以上、また海外においては中国大陸に70店舗以上、台湾に70店舗以上、さらにマレーシア、シンガポール、タイ、韓国、ベトナム、インドネシア、フィリピン、インド等のアジア諸国へ出店を果たしております。その他アジア諸国に商社機能・製造機能・物流機能を有しており、これらの地域において、大規模な自然災害や火災等の重大な事故により店舗、製造工場、物流センター等の設備や棚卸資産、人的資源等に被害が発生した場合には、営業活動に支障が生じ、復旧等のコスト発生により、当社グループの業績や財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。 これらのリスクに対して、当社グループは事業継続計画(BCP)や毎月実施しているリスク・コンプライアンス会議にて、管理体制の整備・構築と運用の遵守・徹底を図っております。また、危機発生時に備え、従業員等の安全確保・安否確認等の初動対応フローの見直し、定期訓練や必要物資等の備蓄対策を実施するとともに、あらゆる事象を想定したリスク・影響度分析に基づく、継続的なPDCAサイクルの実施等、包括的なリスクマネジメント活動を推進し、各種危機に備えております。 ⑧感染症及びパンデミックに関するリスク 新型感染症の発生や感染症の世界的流行が発生した場合、国内外の経済活動に重大な影響を及ぼす可能性があります。最大のリスクは、お客様、従業員、お取引先様が健康被害を受けてしまうことですが、それによる事業の中断や社会的信用が失墜する可能性があるために、当社グループでは、従業員の安全と商品の安定供給を引き続き確保するため、感染症対策に伴う事業環境の急変に最優先に対応しております。その感染拡大等の状況次第では、経済活動がより一層停滞し、需要の減退、サプライチェーンの混乱、当社グループの生産活動への悪影響等、当社グループが事業展開するうえで、重大なリスクに繋がる可能性があり、当社グループの業績や財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。 これらのリスクに対し、当社グループは海外子会社も含むグループ全体の日常の感染症対策として、従業員の基本的な衛生管理の推奨や、多様な働き方を支えるIT環境の整備により、新たな感染症が発生した際にも事業継続とお客様の安全確保が両立できる体制を整えております。また、販売対策として、Eコマース強化、店舗の非接触化・接客省人化、ショートタイムショッピングの推進、OMO(Online Merges with Offline)推進等、消費者の買物に対する意識変化を見極めながら、お客様が安心して買物できる環境の整備に努めております。 ⑨情報セキュリティに関するリスク 当社グループでは、製造物流IT小売業という一気通貫のビジネスモデルを活かす独自のIT開発を行っており、そのノウハウ管理や多くの個人情報等を取り扱うため、社内管理体制を整備してその取扱いを厳重に行っております。万が一、コンピューターウイルスやランサムウェア、不正アクセス等のサイバー攻撃、システム障害、 従業員や委託先の管理ミス等の要因により、社内情報や個人情報の漏えい、改ざん、滅失、毀損、またはシステム停止等が発生した場合には、当社グループのブランドイメージの低下や社会的信用の失墜による売上の減少が考えられるほか、調査・復旧対応、関係者対応、法的な責任の追及によるコストの発生等、当社グループの業績や財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。 これらのリスクに対して、当社グループは「情報セキュリティ基本規程」に基づく情報セキュリティ活動(教育訓練を含む)を展開し、セキュリティ関連の情報収集に努め、各種セキュリティ対策や監視体制の継続的な強化、基幹系サーバの二重化等の適切なIT管理体制の構築に取り組んでおります。 ⑩M&A、事業提携に関するリスク 当社グループでは、事業拡大及び企業価値向上のためにM&A及び事業提携を日々検討しております。特にこれらの経営戦略を実施する場合は、対象会社への十分なデューデリジェンスを実施するとともに、取締役会等にて、出資・取得価額の妥当性について十分に検討したうえで実行することとしております。しかしながら、当該M&Aや資本提携等実施時に見込んだ成果が計画どおりに進捗しないこと等によるのれんや株式取得価額の減損等、当初予期していなかった事業上の問題の発生、取引関連費用の負担等によって当社グループの事業、業績や財務状況に悪影響を及ぼす可能性がある場合、公表している中期経営計画の見直しを行う可能性があります。 ⑪コンプライアンスに関するリスク 当社グループでは、コンプライアンスを最優先とした経営を推進しております。しかしながら、商品・サービスや労働・安全、サプライチェーン全体におけるコンプライアンス上のリスクを完全には回避できない可能性があり、各種法令に抵触する事態が発生した場合、当社グループのブランドイメージの低下や社会的信用の失墜による売上の減少が考えられ、発生した事象に対する追加的な費用の発生等により、当社グループの業績や財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。 これらのリスクに対して、当社グループはグループ経営の健全性を高めるため、グローバル共通の基本的な姿勢・行動の指針となる「ニトリグループ行動憲章」について、社会情勢や価値観の変化を踏まえた見直しを行ってまいりました。こうした取り組みを通じて、従業員一人ひとりが実践でき、日々の業務の中で迷った際に立ち返ることができる指針として、グループ全体への周知・啓蒙活動に取り組んでおります。また、様々な目的の情報が開示される中、公開される文書やナレーション、映像や画像などの表示物に対するコンプライアンスリスクを回避するため、表示物の作成に関連するすべての部署に表示管理責任者を設置するなど、表示管理体制の再整備を行うとともに、適正な表示指針を示した「ニトリグループ表示ガイドライン」を制定しました。この他、従業員へのコンプライアンス教育の実施、グループ内部通報制度及び協力会社・パートナーに対するアンケートを通じた不適正事案の早期発見と適切な対応等、グループガバナンスの強化に取り組んでおります。
経営成績の分析 (MD&A)7,253字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要並びに経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析、検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 (1) 経営成績 当連結会計年度(2025年4月1日から2026年3月31日)における我が国の経済は、雇用・所得環境の改善や各種政策の効果が緩やかな回復を支えることが期待されておりますが、中東情勢や金融資本市場の変動の影響、米国の通商政策をめぐる動向などに注意する必要があります。 家具・インテリア業界におきましては、消費者態度指数の回復の遅れにより、特に耐久消費財に対する購買意欲低下の影響を受けております。加えて、業種・業態の垣根を越えた販売競争の激化、人手不足による人件費の高騰、並びに原油価格の高騰に伴う原材料価格及び物流コスト等の増加により、従来にも増して厳しい経営環境となっております。 当連結会計年度における主な経営成績は次のとおりであります。 前連結会計年度(百万円)   当連結会計年度(百万円)   増減額(百万円)   増減率(%) 売上収益   928,828   912,248   △16,580   △1.8 営業利益   117,665   125,526   7,861   6.7 (利益率)   (12.7%)   (13.8%) 親会社の所有者に帰属する 当期利益   82,546   89,270   6,723   8.1 セグメント別の経営成績は次のとおりであります。 前連結会計年度(百万円)   当連結会計年度(百万円)   増減額(百万円)   増減率(%) ニトリ事業   売上収益   820,886   816,196   △4,690   △0.6 (外部顧客への売上収益)   (809,684)   (803,548)   (△6,136)   (△0.8) セグメント利益   118,975   118,381   △593   △0.5 島忠事業   売上収益   119,596   110,273   △9,323   △7.8 (外部顧客への売上収益)   (119,143)   (108,699)   (△10,444)   (△8.8) セグメント利益   △1,288   7,212   8,500   - ① ニトリ事業 国内の営業概況といたしましては、当連結会計年度において、ニトリ40店舗、デコホーム22店舗を出店いたしました。売上実績といたしましては、国内既存店の客数が前期比92.8%となり、売上が前期比95.8%となりました。足元における客数の減少は、デザインや機能、価格競争力に優れた新たな商品の開発が十分に進まず、適時に商品提案を行えなかったことにより、お客様の期待に応えられなかったことが要因であると認識しております。この課題を解決し、お客様にご支持いただける商品開発を推進するため、商品部の組織体制を変更し、商品開発の質・量・スピードを一層高める体制を構築しております。加えて、価格競争力の強化に向けた原価低減の取り組みとして、仕様変更による商品切り替えや原材料の見直しに加え、新規サプライヤーの開拓及び既存サプライヤーとの取引条件の見直しを進めるとともに、原材料から自社で製造する体制の整備や、最新設備の導入による生産効率の向上を推進しております。さらに、製造から販売までを一貫して担う製造物流IT小売業である当社の強みをより活かした、商品パッケージの小型化を推進することで、お客様の持ち帰りやすさの向上に加え、輸送コストの削減等も実現しております。引き続き、お客様にとって魅力・価値のある商品開発を加速させるとともに、さらなる安さを実現することで新たな顧客層も含めた「ニトリのファンづくり」に努めてまいります。 新商品の販売実績といたしましては、お求めやすい価格帯ながら厚みがあり、寝心地がよいポケットコイルマットレス「ZC001シリーズ」や、毎日の料理や片付けが楽しくなる超軽量フライパン「KY066、KY067シリーズ」などの実績が好調に推移いたしました。家電におきましては、革新的な商品を次々に開発、市場投入し、前期比を上回る実績となっております。中でも、「常識を変える機能」と「衝撃の価格」の両立を目指し開発した、「410L 4ドアファン式冷凍冷蔵庫」や「Mini LED液晶テレビ」の販売実績は好調に推移しております。また、「12kgヒートポンプ式ドラム式洗濯乾燥機ND120HL1」が「家電大賞2025-2026」において総合銀賞を受賞するなど、高い評価をいただいております。 さらに、新商品のプロモーション強化を目的として2回目となる新商品展示会を開催いたしました。メディア関係者やインフルエンサーの皆様に新商品を実際に「見て・触れて・体験」していただいたことで、各種メディア等での発信が広がり、認知度向上に寄与いたしました。今後も、定期的な展示会の開催を通じて、さらなる認知度拡大を図ってまいります。 販売費及び一般管理費につきましては、将来の成長基盤を強化するための戦略的投資を優先した結果、前期比で増加いたしました。主な要因は、積極的な人材採用や全社的な賃金改定等の人的資本への投資、及び新たな物流センター(DC)稼働に伴う物流インフラへの投資によるものです。一方で、業務の効率化を進めるとともに、不要不急な経費の削減にも継続して取り組んでおります。 物流施策といたしましては、川上から川下までの物流機能の全体最適の実現を目的とした物流戦略プロジェクトを推進し、当連結会計年度に、竣工済みの自社DC6拠点全てが本格稼働いたしました。これにより、従来賃借していたDCや発送センターから自社DCへの移転を進めたことで、今後の物流コスト削減が見込まれております。また、デバンニングロボット(荷下ろしロボット)の導入を開始し、作業の自動化による職場環境の抜本的な改善と省人化を目指しております。これらのDC拠点の最適配置と機能集約の整備が概ね進んだことにより、物流経費率につきましては、当連結会計年度でピークアウトする見込みとなっております。 海外の営業概況といたしましては、当連結会計年度において、台湾6店舗、中国大陸3店舗、韓国5店舗、マレーシア4店舗、シンガポール3店舗、タイ2店舗、ベトナム1店舗、フィリピン3店舗、インドネシア3店舗の合計30店舗を出店いたしました。中国大陸におきましては、不採算店舗の撤退のほか、新たな出店基準に基づく、適正面積での出店やより良い立地への移転に加え、商品分類別の損益に基づいた売場面積の拡縮を行いました。これらの取り組みを推進した結果、収益性が大幅に改善し、今後の再成長に向けた基盤が整いました。ベトナムや韓国の新規出店店舗におきましては、陳列や演出を重視した新たな売場づくりを行い、お客様からご好評をいただいております。これら店舗の売場スタイルを新たな出店モデルとして位置づけ、各国、各地域へ展開しております。また、海外事業における商品の輸送経路の見直しを実施いたしました。生産工場から店舗までの物流フローを再構築したことにより、物流コストの削減をしております。 ② 島忠事業 当連結会計年度におきましては、商品開発と売場改善、コストの見直しを軸に、営業利益の向上に取り組んだ結果、増益となりました。プライベートブランド(以下、「PB」という。)商品の開発を積極的に推進することで、PB商品の売上構成比が前期比で向上し、荒利益率の改善を実現しております。中でも、衣料品分野のPB商品「Neasyシリーズ」が好調に推移しております。引き続き、PB商品の開発を進めるとともに、開発済みのPB商品の品質改善も行い、売上構成比を高めることで、荒利益率の向上を図ってまいります。 販売費及び一般管理費につきましては、テレビCMの放映頻度の削減や、チラシのサイズと配布回数の見直しにより、広告宣伝費の最適化を行いました。また、外部委託先から物流子会社であるホームロジスティクスへの配達業務移管(前連結会計年度8月より実施)を通じて、グループ内資源の有効活用を進め、物流経費の削減を実施いたしました。これら各種コストの見直しの結果、販売費及び一般管理費は前期比で減少いたしました。 さらに、商品分類別の損益に基づき売場面積の拡縮を行い、一部店舗では捻出されたスペースにおいて、ニトリ店舗の出店や外部テナントの誘致を積極的に実施いたしました。これらに加え、施設ごとの採算の再設計、共用部の活用及び販管費の見直しを一体的に進めた結果、店舗集客力及び収益性が向上し、営業利益の改善に寄与いたしました。 今後もお客様の暮らしに密着した「お、ねだん以上。」のPB商品開発を拡大し、より商品力の強化を図ることで、地域のお客様に豊かな暮らしを提供してまいります。 店舗の出退店の状況は次のとおりであります。 2025年3月31日店舗数   出店   退店   2026年3月31日店舗数 ニトリ(EXPRESS含む)   566   40   13   593 デコホーム   172   22   9   185 Nプラス   44   -   14   30 国内小計   782   62   36   808 台湾   68   6   1   73 中国大陸   100   3   25   78 香港   3   -   -   3 韓国   5   5   5   5 マレーシア   12   4   2   14 シンガポール   4   3   1   6 タイ   10   2   -   12 ベトナム   3   1   -   4 フィリピン   4   3   -   7 インドネシア   3   3   -   6 インド   1   -   -   1 海外小計   213   30   34   209 ニトリ事業   995   92   70   1,017 島忠事業   53   -   1   52 合計   1,048   92   71   1,069 当社グループでは、お買い上げいただけるお客様の数が増え続けることが社会貢献のバロメーターになると考え、より多くのお客様に豊かな暮らしを提供すべく、日本そして世界へと店舗展開を拡大し、グローバルチェーンの整備を進めております。今後も引き続き、お客様数の増加と買い物利便性の向上のため、事業領域と店舗網の拡大を進めてまいります。 (2) 生産、受注及び販売の実績 販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメント毎に示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   金額(百万円)   前期比(%) ニトリ事業   803,548   △0.8 島忠事業   108,699   △8.8 合計   912,248   △1.8 (注) セグメント間取引については、相殺消去しております。 (3) 財政状態 流動資産は、その他の金融資産が131億29百万円、棚卸資産が94億16百万円、現金及び現金同等物が90億8百万円、それぞれ増加した等により、前連結会計年度末に比べ332億7百万円増加いたしました。非流動資産は、建物及び構築物の増加等により有形固定資産が38億84百万円、持分法で会計処理されている投資が24億91百万円、それぞれ増加したこと等により、前連結会計年度末に比べ86億55百万円増加いたしました。これらの結果、当連結会計年度末の総資産は、前連結会計年度末に比べ418億63百万円増加し、1兆5,712億84百万円となりました。 流動負債は、その他の流動負債が24億73百万円、増加した一方で、短期借入金が231億38百万円、営業債務及びその他債務が56億21百万円減少したこと等により、前連結会計年度末に比べ301億67百万円減少いたしました。非流動負債は、長期借入金が100億円、減少したこと等により、前連結会計年度末に比べ108億3百万円減少いたしました。これらの結果、当連結会計年度末の負債は、前連結会計年度末に比べ409億70百万円減少し、5,827億13百万円となりました。 資本は、当期利益892億74百万円の計上等により、前連結会計年度末に比べ828億34百万円増加し、9,885億70百万円となりました。 (4) キャッシュ・フロー 当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、営業活動によるキャッシュ・フローにより1,489億11百万円増加し、投資活動によるキャッシュ・フローにより551億3百万円減少し、財務活動によるキャッシュ・フローにより865億2百万円減少したこと等により、前連結会計年度末に比べ90億8百万円増加し、1,450億10百万円となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は以下のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における営業活動の結果獲得した資金は、1,489億11百万円(前連結会計年度は1,443億84百万円の獲得)となりました。これは主として、税引前当期利益1,273億57百万円によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における投資活動の結果支出した資金は、551億3百万円(前連結会計年度は1,278億56百万円の支出)となりました。これは主として、有形固定資産及び投資不動産の取得による支出414億12百万円によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における財務活動の結果支出した資金は、865億2百万円(前連結会計年度は12億95百万円の獲得)となりました。これは主として、短期借入金(3ヶ月以内)の純増減額200億円の減少、リース負債の返済による支出360億66百万円、長期借入金の返済による支出100億円並びに配当金の支払額172億80百万円によるものであります。 (資本の財源及び資金の流動性) 当社グループの主な資金需要は、商品仕入や販売費及び一般管理費等の運転資金及び出店や物流施設、工場拡張、システム投資等の設備投資資金であります。これらの資金需要につきましては、主に自己資金により賄うことを予定しておりますが、今後のM&A等を検討する場合に借入や社債発行等の資金調達が機動的かつ低コストで行えるよう、充実した内部資金を元とした健全な財務基盤を構築・維持することが重要であると考えております。 (5) 経営方針・経営戦略等又は経営上の目標の達成状況 2027年3月期は、雇用・所得環境の改善や各種政策効果を背景に、我が国の経済及び個人消費は緩やかな回復基調を強めていくことが期待されます。一方で、食品・エネルギー価格等物価上昇に伴う生活防衛意識の高まりにより、消費者の購買行動においては節約志向・低価格指向は継続するとともに、耐久消費財の購入意欲の回復は限定的なものに留まると予測しております。また、足元ではイラン情勢をはじめとする世界情勢の不確実性の高まりにより、事業環境には引き続き不透明な状況が見られます。 このような環境下において当社グループは、独自のビジネスモデルである「製造物流IT小売業」を通じて外部環境の変化に柔軟に対応するとともに、社会における共有価値を創出し相互繁栄を図ってまいります。既存事業における魅力ある価格・品質・コーディネートの実現、ホームセンター事業におけるローコストオペレーションの実現、グローバル展開の加速を進めてまいります。また、お客様から支持し続けていただけるよう、変容する消費者ニーズ・ウォンツに対応した商品の開発や、変わりゆく消費者の買い方に応じた販売方法に変革をしてまいります。 次期の連結業績見通しは、次のとおりであります。 次期予想   当期   増減額   増減率 売上収益(百万円)   957,000   912,248   44,751   4.9 営業利益(百万円)   130,300   125,526   4,773   3.8 親会社の所有者に帰属する当期利益(百万円)   91,000   89,270   1,729   1.9 1株当たり当期利益(円)   161.05   157.98   3.06   1.9 (6) 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は「連結財務諸表の用語、様式及び作成方法に関する規則」第312条の規定によりIFRS会計基準に準拠して作成しております。この連結財務諸表作成に当たって、必要と思われる見積りは、合理的な基準に基づいて実施しております。連結財務諸表の作成に用いた重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 連結財務諸表注記 4.重要な会計上の見積り及び判断」に記載しております。この連結財務諸表の作成に当たっては、過去の実績や状況に応じ合理的と考えられる要因等に基づき見積り及び判断を行っておりますが、見積り特有の不確実性があるために実際の結果は異なる場合があります。

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開示資料

出典

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