本文へスキップ
超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,053.44+287ドル円158.79-1NASDAQ26,229.57+130S&P 5007,675.19+44SOX 指数11,376.79+889/2終値

ZOZO

ZOZO, Inc.3092 · Prime · 小売業

ファッションEC最大手。ブランド出店型モールZOZOTOWNを核に、物流・メディア・決済まで垂直展開。

概要

ZOZOは、日本最大級のファッション通販サイト「ZOZOTOWN」を運営する企業である。LINEヤフー(旧Zホールディングス)の連結子会社であり、2026年3月期の商品取扱高は6,660億円、売上高2,284億円、営業利益694億円、営業利益率30.4%と高い収益性を誇る。受託販売・買取販売・中古品販売の3形態で構成されるZOZOTOWN事業に加え、ファッションメディア「WEAR by ZOZO」、BtoB支援、広告、海外プラットフォーム「LYST」などを展開する。本社は千葉県千葉市稲毛区に置き、従業員数は1,894名。

ZOZOTOWNを中核とする事業構造

ZOZOの事業は、ファッションECサイト「ZOZOTOWN」を中心に構成される。ZOZOTOWNは、ブランドがテナント出店し在庫を預けて販売代行する「受託販売」、自社で商品を仕入れて販売する「買取・製造販売」、個人から買い取った中古品を販売する「USED販売」の3つから成る。受託販売では在庫リスクを負わずに販売手数料収入を得るため、高利益率の源泉となっている。2026年3月期の商品取扱高は6,660億円、うち受託販売比率が高いと推定され、売上総利益率は33.0%と高い水準を維持する。

LINEヤフーグループとの連携とシナジー

2019年11月、Zホールディングス(現LINEヤフー)によるTOBで同社の連結子会社となった。これにより、ZOZOTOWNはLINEヤフーが運営する「Yahoo!ショッピング」に出店し、2026年3月期のLINEヤフーコマース(Yahoo!ショッピングとYahoo!オークションでの販売)は順調に売上を伸ばした。また、LINEヤフーの集客力や販促施策(「本気のZOZO祭」など)を活用し、顧客基盤を拡大。両社の連携は、ZOZOTOWNのユーザー数増加とコンバージョン率向上に寄与している。

高収益を支える財務指標と資本効率

ZOZOは、経営指標として商品取扱高と自己資本利益率(ROE)を重視する。2026年3月期のROEは46.6%と目標の30%を大きく上回り、資本効率の高さを示す。配当性向は72.1%で、中長期の総還元性向(自己株式取得含む)は80%超を目指す。販売費及び一般管理費は商品取扱高の22.2%と効率的で、物流費や決済手数料などの変動費が主体。この低コスト体質が営業利益率30%超の実現を可能にしている。

海外事業と新規領域への拡張

ZOZOは国内ECの成長に加え、海外展開を進めている。2025年4月、英ファッション検索プラットフォーム「LYST」を完全子会社化し、欧米市場でのプレゼンスを獲得。LYSTは成果報酬型モデルで、2026年3月期より連結対象となったが、ラグジュアリー市場の不調や米関税変更の影響で計画を下回った。また、米国では採寸スーツ「ZOZOSUIT」の有料販売、ニュージーランドや中国に現地法人を設立するなど、グローバルな事業基盤を構築中である。

業界の中での役割はファッションECプラットフォーマーにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
2,284億円
営業利益
694億円
営業利益率
30.4%
純利益
479億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01ファッションEC(ZOZOTOWN)主力

ZOZOTOWNにおいて、アパレルブランドの商品を受託販売で取り扱うほか、自社で買い取った商品を販売する買取・製造販売、ユーザーから買い取った中古品を販売するUSED販売を行う。受託販売では在庫リスクを負わず、販売手数料収入を得る。

国内最大級のファッションECプラットフォーム

主な製品・サービス3
ZOZOTOWN(受託販売)
ブランドがテナントとして出店し、当社が在庫を預かり販売代行を行う。売上高は手数料収入として計上される。
ZOZOTOWN(買取・製造販売)
当社が商品を仕入れ、在庫リスクを負って販売。自社ブランドやMS(マルチサイズ)などの企画商品も含む。
ZOZOUSED
中古ファッション品の買取・販売を行う二次流通事業。個人からの買取と販売をオンラインで行う。

02ファッションメディア(WEAR)準主力

ファッションメディア「WEAR」を運営。ユーザーがコーディネートを投稿・共有し、気に入ったアイテムをZOZOTOWNで購入できる。広告収入やZOZOTOWNへの送客が主な役割。

主な製品・サービス1
WEAR by ZOZO
ユーザー参加型のファッションコーディネートアプリ・Webサービス。投稿されたコーデから商品購入に誘導する。

03BtoB支援準主力

アパレルメーカー向けにECサイト構築・物流・マーケティング支援を提供。ZOZOTOWNで培ったノウハウを活かし、ブランド独自ECの運営をフルフィルメントで支援する。

主な製品・サービス2
EC構築・運用支援
アパレルメーカーの自社ECサイトのシステム開発、デザイン制作、物流代行、マーケティング支援などを提供。
物流サービス
ZOZOTOWNの物流基盤を活用した在庫管理、出荷代行サービス。

04広告副次

ZOZOTOWNおよびWEARのユーザーベースを活用し、取引ブランド向けに広告枠を販売。ディスプレイ広告やタイアップ企画など。

主な製品・サービス2
ZOZOTOWN広告
サイト内バナー、特集ページ、ブランドページなどへの広告掲出。
WEAR広告
WEARアプリ・サイトでの広告配信。

05その他(海外・新規)その他

米国におけるZOZOSUITの有料販売、LYST(英国)の運営など、新規事業や海外展開。LYSTは成果報酬型のファッション検索プラットフォーム。

主な製品・サービス2
ZOZOSUIT
採寸用のボディスーツ。米国で消費者向けに販売。
Lyst
ファッションショッピングプラットフォーム。提携パートナーからの成果報酬収入。

製品と技術

ZOZOTOWN:受託販売・買取販売・USEDの3本柱

ZOZOTOWNは、ZOZOの収益の大部分を占める旗艦サービスである。受託販売ではブランドがテナントとして出店し、ZOZOが在庫を預かり販売代行を行う。販売手数料収入が売上となり、在庫リスクはブランド側が負うため、安定した粗利益を生む。買取・製造販売では自社で商品を仕入れ、自社ブランドや企画商品(MSマルチサイズなど)を販売。USED販売(ZOZOUSED)では個人から買い取った中古品を販売する。2026年3月期の商品取扱高は6,660億円で、うち主力の受託販売が大きなシェアを占める。

WEAR by ZOZO:ユーザー参加型ファッションメディア

2013年10月に開始した「WEAR」は、ユーザーがコーディネート写真を投稿・共有するファッションメディアである。2024年4月に「WEAR by ZOZO」へリニューアル。投稿されたコーデから気に入ったアイテムをZOZOTOWNで直接購入できる導線を提供し、広告収入とZOZOTOWNへの送客を担う。アクティブユーザーの投稿データは、トレンド分析やパーソナライズレコメンドに活用され、ZOZOのデータ資産の一部となっている。

ZOZOSUITとZOZOMETRY:計測技術の応用

ZOZOは計測技術にも注力してきた。採寸用ボディスーツ「ZOZOSUIT」は、米国で消費者向けに有料販売され、個人の体型データを収集する。2024年10月には事業者向け計測業務効率化サービス「ZOZOMETRY」を提供開始し、アパレルメーカーの採寸工程をデジタル化する。これらの技術は、ZOZOTOWNの「似合う」を軸としたAIエージェント開発にも活用され、購買体験の向上を目指している。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

小売業のなかでの位置

会社が挙げる強い分野

  • ファッションEC(ZOZOTOWN)国内最大級のファッションECプラットフォーム

有価証券報告書(2026/3期)で会社自身が述べている位置付けです。第三者による調査ではありません。

ファッションECで国内首位級、独自サービスで高収益

ファッションEC市場で国内最大級のプラットフォームを運営し、自社ブランドと他社ブランドを組み合わせた独自のビジネスモデルで高収益を達成している。ライバルにはトライアルホールディングスなどがあるが、当社はアパレル特化型ECの先駆者として、商品の品質と配送スピードで優位性を持つ。直近の売上高は2千億円超で、営業利益率は30%超と非常に高い水準を維持。一方で、競争激化や市場成熟による成長鈍化が課題であり、海外展開や新カテゴリーへの拡張が鍵となる。

強み

  • 営業利益率30%超と小売業では異例の高収益体質を確立。
  • 国内最大級のファッションEC会員数を誇り、リピート率が高い。
  • 自社ブランドと買取サービスなど独自の仕組みが差別化要因。
  • データ分析に基づくマーケティングで効果的な需要創出を実現。

課題

  • 国内市場が成熟し、既存事業だけでは成長が鈍化する懸念。
  • 参入企業増でマーケットシェアを巡る競争が激化している。
  • 国際展開が限定的で、成長市場での展開が遅れている。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

小売・消費の時価総額近傍。太字がZOZO

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
17453良品計画1.2兆円37.9倍
23088マツキヨココカラ&カンパニー1.1兆円18.4倍
39024西武ホールディングス1.1兆円22.8倍
49005東急1.0兆円10.8倍
53391ツルハホールディングス1.0兆円15.5倍
63092ZOZO1.0兆円20.9倍
79023東京地下鉄8,625億円14.6倍
82212山崎製パン8,402億円17.9倍
93038神戸物産7,690億円18.3倍
103086J.フロント リテイリング7,553億円24.7倍
114527ロート製薬7,177億円20.9倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(小売・消費)に従っています。

会社の歴史

沿革 30件

CD販売からアパレルECへの転換(1998〜2000年)

1998年5月、輸入CD・レコードの通信販売を目的に有限会社スタート・トゥデイを設立。2000年1月にインターネット上のCD輸入販売サイト「STMonline」を開設し、同年4月株式会社へ組織変更した。しかし、同年10月にはアパレル商材に軸足を移し、セレクトショップ「EPROZE」の運営を開始。この転換が、後のファッションEC専業となる原点である。2001年1月には本社を千葉市美浜区に移転し、事業基盤を整えた。

ZOZOTOWNの開設と上場(2004〜2007年)

2004年12月、インターネット上のショッピングサイト「ZOZOTOWN」の運営を開始。当初はブランドのテナント出店モデルを採用し、品揃えを拡大した。2006年8月には物流拠点「ZOZOBASE」を稼働させ、受託販売の物流体制を強化。2007年12月、東京証券取引所マザーズ市場に上場し、資金調達力とブランド認知を高めた。この時期に、在庫リスクを負わない受託販売モデルが確立され、後の高収益体質の基礎が築かれた。

成長期と新サービス展開(2008〜2016年)

上場後、ZOZOは事業を多角化した。2008年5月にコンサルティング子会社を設立(後に吸収合併)。2011年8月には中古品販売事業を手掛けるクラウンジュエル(後のZOZOUSED)を完全子会社化し、二次流通に参入。2012年2月、東証一部に市場変更。2013年10月にはユーザー参加型のファッションメディア「WEAR」を開始。2014年3月には即日配送サービス、同年10月にはIT企業のヤッパを子会社化し、テクノロジー分野を強化した。2015年にはアラタナを子会社化するなど、M&Aで事業領域を拡大した。

LINEヤフーグループ傘下と経営統合(2017〜2021年)

2017年、米国子会社を設立し海外展開を開始。2018年には複数のスタートアップを子会社化し、テクノロジー強化を図った。2019年9月、Zホールディングス(現LINEヤフー)と資本業務提携契約を締結。同年11月、同社によるTOBが成立し、ZOZOはLINEヤフーの連結子会社となった。同時にZOZOTOWNをYahoo!ショッピングに出店。2020年7月にはyutoriを子会社化したが、2023年12月に株式一部売却で連結除外。2021年2月、本社を千葉市稲毛区に移転した。

LYST買収とプライム市場移行(2022〜2026年)

2022年4月、東証の市場区分見直しに伴いプライム市場へ移行。2024年10月、事業者向け計測サービス「ZOZOMETRY」を開始。2025年4月には英ファッションプラットフォーム「LYST」を完全子会社化し、海外事業の柱とした。同年4月には英国子会社も設立。2026年3月期の商品取扱高は6,660億円に達したが、LYSTはラグジュアリー市場の低迷で計画未達となるなど、海外事業には課題も残る。

年表30件を開く

1990年代

  • 1998年5月創業輸入CD・レコードの通信販売を目的に㈲スタート・トゥデイを設立

2000年代

  • 2000年1月インターネット上のCD・レコードの輸入販売サイト「STMonline」の運営を開始
  • 2000年4月㈱スタートトゥデイへ組織変更
  • 2000年10月アパレル商材を中心としたEC事業のさきがけとなるインターネット上のセレクトショップ「EPROZE」の運営を開始
  • 2001年1月本社を千葉県千葉市美浜区に移転
  • 2004年12月インターネット上のショッピングサイト「ZOZOTOWN」の運営を開始
  • 2006年8月ZOZOBASE(物流センター)の稼働開始
  • 2007年12月上場東京証券取引所マザーズ市場に上場
  • 2008年5月M&A㈱スタートトゥデイコンサルティングを設立(2013年8月吸収合併)

2010年代

  • 2011年8月M&A㈱クラウンジュエル(㈱ZOZOUSEDに社名変更)の株式を追加取得し完全子会社化(2019年11月吸収合併)
  • 2012年2月上場東京証券取引所市場第一部に上場
  • 2013年10月「WEAR」の運営を開始(2024年4月「WEAR by ZOZO」にリニューアル)
  • 2014年3月即日配送サービスを開始
  • 2014年10月M&A㈱ヤッパ(現㈱ZOZO NEXT)(現・連結子会社)を株式交換により完全子会社化
  • 2015年7月M&A㈱アラタナを株式交換により完全子会社化(2020年4月吸収合併)
  • 2017年5月START TODAY USA, Inc.(現ZOZO Apparel USA., Inc.)(現・連結子会社)を設立
  • 2017年10月M&A㈱VASILYを株式取得により完全子会社化(2018年4月 ㈱ZOZONEXTに吸収合併)
  • 2018年1月M&A㈱カラクルを株式取得により完全子会社化(2018年4月 ㈱ZOZONEXTに吸収合併)
  • 2018年8月M&ABespokify Pte., Ltd.を株式取得により完全子会社化(2024年9月清算)
  • 2019年3月ZOZO NEW ZEALAND LIMITED(現・連結子会社)を設立
  • 2019年8月南通卓騰信息科技有限公司(現・連結子会社)を設立
  • 2019年9月Zホールディングス㈱(現LINEヤフー㈱)との間で資本業務提携契約を締結
  • 2019年11月M&AZホールディングス㈱(現LINEヤフー㈱)による当社へのTOBが実施され、同社の連結子会社化
  • 2019年12月M&A「ZOZOTOWN」をLINEヤフー㈱が運営する「Yahoo!ショッピング」(2022年10月にPayPayモールを吸収し統合)に出店

2020年代

  • 2020年7月M&A㈱yutoriを株式取得により子会社化(2023年12月株式一部売却に伴い連結除外)
  • 2021年2月本社を千葉県千葉市稲毛区に移転
  • 2021年11月ZOZOTOWNとブランド実店舗をつなぐOMOプラットフォーム「ZOZOMO」を開始
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより市場第一部からプライム市場へ移行
  • 2024年10月事業者向け計測業務効率化サービス「ZOZOMETRY(ゾゾメトリー)」を提供開始
  • 2025年4月ZOZO U.K. LIMITED(現・連結子会社)を設立

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。そのうち3項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 調整後EBITA2030年3月期まで900億円
  • ROE30%
  • 総還元性向(中長期5年平均)2024年3月期以降の概ね5年まで80%超

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    ZOZOTOWN成長と新収益柱創出

    ZOZOTOWNの更なる成長と、ZOZOTOWN以外の新たな収益柱を創出する。国内既存事業をMore Fashion領域、周辺領域をNear Fashion領域、海外をGlobal領域と位置づけ、2030年3月期に全社調整後EBITA900億円を目指す。

  2. 02

    AI活用によるサービス強化

    多様化するユーザーニーズに応えるため、AIエージェント等の先端技術を既存サービスに組み込み、サービス品質と顧客体験を飛躍的に向上させるとともに、コスト増加を抑制する。

  3. 03

    サステナビリティ重点取り組み

    「ファッションでつなぐサステナブルな未来へ」をステートメントに、ESG課題へ積極対応。ファッションとテクノロジーの力で社会・環境問題の解決を目指す。

  4. 04

    中長期リスクへの対応

    外部環境の不確実性等の中長期リスクに対応するため、事業ポートフォリオの多様化やリスク管理体制の強化を図る。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で1,894人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は856万円で、9期前と比べて+65.8%平均年齢は34.7歳、平均勤続年数は7.5年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月800
2018年3月904
2019年3月51632.75.41,094
2020年3月54633.34.81,158
2021年3月54733.05.51,297
2022年3月57333.36.31,435
2023年3月64633.66.21,555
2024年3月69333.96.21,693
2025年3月65634.36.81,7613,680
2026年3月85634.77.51,8943,664

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率26.0%
縦線は目安の30%
男性育休取得率87.9%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)52.2%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社6(国内 6 / 海外 0) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位4)
ZOZOBASE — つくば市177億円
本社 — 千葉市7,039百万円
ZOZOBASE — 習志野市2,949百万円
その他1,781百万円
主な関係会社
  • 国内
    ソフトバンクグループ㈱
    東京都 港区
    議決権51.9%
  • 国内
    ソフトバンクグループジャパン㈱
    東京都 港区
    議決権51.9%
  • 国内
    ソフトバンク㈱
    東京都 港区
    議決権51.9%
  • 国内
    Aホールディングス㈱
    東京都 港区
    議決権51.9%
  • 国内
    LINEヤフー㈱
    東京都 千代田区
    議決権51.9%
  • 国内
    Zホールディングス中間㈱
    東京都 千代田区
    議決権51.9%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は2,284億円営業利益694億円前期と比べると増収増益で、売上が+7.2%、利益が+7.1%。

売上高
+7.2%
2,284億円
営業利益
+7.1%
694億円
純利益
+5.7%
479億円
営業利益率
30.4%
前期比 -0.0%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高2,419億円2,284億円
営業利益744億円694億円
純利益497億円479億円
1株あたり配当¥40¥40

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は561億円、営業利益は179億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+22.2%、営業利益は+12.6%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q46983
2024年1Q45915934.6112
2024年2Q44313029.391
2024年3Q57416829.3122
2024年4Q494118
2025年2Q98830530.9211
2025年4Q1,14334330.0242
2026年2Q1,05231129.6210
2026年4Q1,23238331.1269
2027年1Q56117931.9119

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は351億円から2,284億円へ6.5倍に増えた。直近期の営業利益率は30.4%。売上は13期、純利益は7期の連続増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月3518654
㈱ヤッパ(現㈱ZOZO NEXT)(現・連結子会社)を株式交換により完全子会社化
2014年3月38612478
㈱アラタナを株式交換により完全子会社化(2020年4月吸収合併)
2015年3月41215190
2016年3月544179120
㈱VASILYを株式取得により完全子会社化(2018年4月 ㈱ZOZONEXTに吸収合併)
2017年3月764264170
㈱カラクルを株式取得により完全子会社化(2018年4月 ㈱ZOZONEXTに吸収合併)
2018年3月984327202
Zホールディングス㈱(現LINEヤフー㈱)による当社へのTOBが実施され、同社の連結子会社化
2019年3月1,184257160
㈱yutoriを株式取得により子会社化(2023年12月株式一部売却に伴い連結除外)
2020年3月1,255276188
2021年3月1,474444309
2022年3月1,662497345
2023年3月1,834567395
2024年3月1,970598443
ZOZO U.K. LIMITED(現・連結子会社)を設立
2025年3月2,13164864930.4453
2026年3月2,28469469330.4479

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高2,284億円のうち、営業利益として残るのは694億円30.4%。営業外の損益と税金を反映した純利益は479億円、売上の21.0%にあたる。営業利益率は業種中央値3.7%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金6.7%154億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金62.9%1,436億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益30.4%694億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
93.3%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+26.7pt
30.4%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+18.5pt
21.0%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+38.0pt
46.6%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
24.2%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
37.7%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが525億円、投資CFが−289億円で、差し引きのフリーCFは236億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は694億円で、売上の3.6ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月57−12−6445120
2014年3月101−26−2175177
2015年3月105−5−31100247
2016年3月120−22−23298115
2017年3月183−27−50156222
2018年3月199−82−92117246
2019年3月148−61−12187216
2020年3月248−60−68188336
2021年3月448−46−121402616
2022年3月399−13−348386655
2023年3月367−106−177261741
2024年3月426−99−371327697
2025年3月601−63−321538915
2026年3月525−289−458236694

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は1,983億円。このうち返さなくてよい自己資本が1,068億円で、自己資本比率は53.9%(業種中央値47.4%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月23912811152.0
2014年3月33219214056.6
2015年3月41426215262.3
2016年3月34917917050.1
2017年3月55729925852.8
2018年3月70740829957.7
2019年3月79022756328.6
2020年3月94234559736.7
2021年3月1,25755570244.1
2022年3月1,27355172243.2
2023年3月1,55776779049.2
2024年3月1,61984777252.4
2025年3月1,87898789152.6
2026年3月1,9831,06891553.9

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
694億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
1,114億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
915億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
96
/ 100
安定性自己資本比率36 / 40
収益力営業利益率30 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

小売業 322社との比較

同じ小売業の企業と並べると、いちばん上に来るのは営業利益率322社中3位あたり、逆に低いのは自己資本比率322社中127位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE上位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
46.6%/中央値 8.6%
P25 4.9%P75 13.1%
営業利益率上位売上のうち本業の利益として残る割合
30.4%/中央値 3.7%
P25 1.6%P75 6.1%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
53.9%/中央値 47.4%
P25 34.3%P75 62.5%
売上成長率前期からの売上の伸び
7.2%/中央値 4.5%
P25 0.1%P75 10.6%
配当利回り上位株価に対して1年で受け取る配当の割合
3.5%/中央値 1.9%
P25 1.1%P75 2.8%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,130.5で、1年前と比べて-14.5%過去52週の値幅のなかでは32%の位置にある。

¥1,130.5-3.5%1ヶ月-0.7%1年-14.5%時価総額1.0兆円
過去52週の値幅
安値¥974.5高値¥1,466.5

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)20.9倍
PER (会社予想)20.1倍
PBR10.11倍
配当利回り3.54%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は8月21日に1133円で取引を終え、直近1ヶ月で1.21%上昇した。25日移動平均線(1148.82円)を約1.4%下回っており、短期は弱含み。52週高値(1466.5円)からは約22.7%下落した水準にあり、戻りが鈍い。75日線(1104.33円)は上回っているが、200日線(1158.54円)が上値抵抗。出来高は7月22日に577万株と急増し、その後も高水準で推移している。RSIは46.84と中立圏。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準をほぼ妥当と判定しています(スコア 55/100)

PERは20.9倍で業界平均40.2倍を大幅に下回り割安感があるが、PBRは10.1倍と業界平均3.1倍を大きく上回り割高だ。ROEは46.6%と高水準で収益性は優れる。配当利回りは3.5%で平均12.6%より低く、配当性向は66.3%と高めだ。総合すると、成長性を考慮すれば妥当な水準と判断する。割安だがPBRの高さが割高感を生んでいる。

指標この会社業種平均
PER (実績)20.9倍39.6倍
PER (予想)20.1倍
PBR10.11倍2.44倍
ROE46.6%5.8%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

高収益モデルと成長性を評価する強気派に対し、市場成長の鈍化や競争激化、評価の高さを懸念する弱気派が対立。利益率の維持と新サービス拡大が焦点で、業績予想の達成度が株価を左右する。

プラスに働く材料7
  • 高収益体質

    営業利益率30%超と極めて高く、効率的な運営を示す。

  • 新サービス成長

    ZOZOCOSMEなど新規事業が寄与し、増収増益が続く。

  • 株主還元

    配当利回り3.5%と安定した還元を実施。

  • 売上高2284億円、前期比7.2%増収通年影響

    売上高は2131億円→2284億円と153億円増。収益拡大が続く

  • 営業利益694億円、前期比46億円増益通年影響

    営業利益は648億円→694億円と7.1%増。高収益モデルが寄与

  • 配当利回り3.48%の高水準継続影響

    株価1149円で配当利回り3.48%。株主還元姿勢が株価を支える

  • ROE46.6%の超収益力継続影響

    ROE46.6%は市場屈指。株主資本を効率的に拡大している

マイナスに働く材料7
  • 市場成熟

    ファッションEC市場の成長鈍化で、既存事業の拡大余地に限界。

  • 競争激化

    楽天やAmazonなど大手プラットフォームとの競争が激しい。

  • バリュエーション

    PBR10倍超と割高感があり、業績悪化時に下落リスク。

  • PBR10.27倍と著しい高バリュエーション継続影響

    PER21.23倍・PBR10.27倍。増益率7%前後に対し割高で調整余地

  • 株価1年で21.22%下落、弱気相場継続影響

    株価1149円は1年前から21.22%下落。トレンドは下降

  • 営業利益率30.39%と前年からほぼ横ばい通年影響

    営業利益率30.41%→30.39%と改善が止まり、成長加速への期待は薄い

  • 増収率7.2%・増益率7.1%で成長加速乏しい通年影響

    売上高2284億円、営業利益694億円。成長率が7%前後で高PERを支えるには不十分

次の決算で確かめる点
流通総額
ECの規模と成長性を示す核心指標。
営業利益率
高収益モデルの持続性を確認する。
CRM会員数
顧客基盤の拡大が将来収益に直結する。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり40で、前期から+9.3%いまの株価に対する利回りは3.54%。増配か配当維持が7年続いている。

年間配当
¥40
1株あたり
配当利回り
3.54%
いまの株価に対して
配当性向
66.3%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
7年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月842.9
2018年3月1027.948.1
2019年3月8−17.353.1
2020年3月1025.049.7
2021年3月1326.740.4
2022年3月1952.646.2
2023年3月2212.148.3
2024年3月3560.069.9
2025年3月362.969.3
2026年3月399.366.3

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥40

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ20,152人。区分でいちばん多いのは事業法人51.6%。グループ会社や銀行などの安定株主が69.0%を占め、残る31.0%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
事業法人49.249.249.251.051.051.6
外国法人23.422.225.829.923.024.0
金融機関8.310.010.211.319.917.4
個人・その他17.716.513.56.64.04.0
証券会社1.42.01.31.22.13.0
自己株式2.03.83.81.21.20.9
外国人個人0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01Zホールディングス中間株式会社51.44
02日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)11.98
03株式会社日本カストディ銀行(信託口)4.66
04STATE STREET BANKAND TRUST COMPANY505001(常任代理人)株式会社みずほ銀行決済営業部1.82
05JPモルガン証券株式会社1.75
06STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505103(常任代理人)株式会社みずほ銀行決済営業部1.41
07前澤 友作1.34
08THE CHASE MANHATTAN BANK,N.A. LONDONSECS LENDING OMNIBUS ACCOUNT(常任代理人)株式会社みずほ銀行決済営業部0.92
09BNYM SA/NV FOR BNYM FOR BNYM GCM CLIENT ACCTS M ILM FE(常任代理人)株式会社三菱UFJ銀行0.79
10RBC IST 15 PCT NON LENDING ACCOUNT - CLIENT ACCOUNT(常任代理人)シティバンク、エヌ・エイ東京支店0.77

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+227%、1株純資産は14期で+212%。直近期のROEは46.6%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月173941.523.539.8
2014年3月245850.036.334.1
2015年3月288040.437.839.5
2016年3月375655.540.438.9
2017年3月559472.745.142.9
2018年3月6513157.443.948.1
2019年3月527450.540.053.1
2020年3月6211365.923.649.7
2021年3月346168.832.340.4
2022年3月386162.528.646.2
2023年3月448560.122.948.3
2024年3月499555.025.769.9
2025年3月5111149.428.269.3
2026年3月5412146.620.466.3

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

12名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は12名。2026/3期の役員報酬は総額115百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約2倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
澤田宏太郎代表取締役 社長 兼CEO55242,700
栁澤孝旨取締役 副社長 兼CFO55494,700
廣瀬文慎取締役 兼COO49180,150
秀誠取締役47
永田佑子取締役47
齋藤太郎取締役53
閑歳孝子取締役47
及川卓也取締役61
五十嵐弘子取締役(監査等委員)61
宇都宮純子取締役(監査等委員)559,000
西山久美子取締役(監査等委員)62
茂田井純一121,500

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円賞与百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)3144586120
社外取締役654549

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,548字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社(㈱ZOZO)の他、主に連結子会社6社(㈱ZOZO NEXT、ZOZO Apparel USA, Inc.、ZOZO NEW ZEALAND LIMITED、南通卓騰信息科技有限公司、LYST LTD、ZOZO U.K. LIMITED)によって構成されており、ファッションECサイト「ZOZOTOWN」、ファッションメディア「WEAR」等の運営を主な事業として行っております。 当社グループはEC事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載はしておりません。 EC事業内の各事業区分の主な事業内容は、以下のとおりです。 (1)ZOZOTOWN事業 ZOZOTOWN事業は買取・製造販売、受託販売、USED販売から構成されております。 ①買取・製造販売 買取・製造販売は、当社グループが仕入れを行い、在庫リスクを負担し販売を行う事業形態であります。各ブランドからファッション商材を仕入れる形態と、MS(マルチサイズ)等、自社在庫を持ちながら販売を行う形態がこちらに該当します。 ②受託販売 受託販売は、ZOZOTOWNに各ブランドがテナント形式で出店を行い、出店後の運営管理を行う事業であり、当社グループが各ブランドの商品を当社の物流拠点に受託在庫として預かり、販売を行う事業形態です。当事業と買取ショップとの大きな違いは、基本的なマーチャンダイジングをテナント側が実施することと、受託販売形態であるため当社が在庫リスクを負担しないことであります。当事業に係る売上高は、販売された商品の手数料を受託販売手数料として計上しております。 ③USED販売 USED販売は、主に個人ユーザー等から中古ファッション商材を買取り、自社在庫を持ちながら販売を行う二次流通事業であります。 (2)LINEヤフーコマース LINEヤフーコマースは、LINEヤフー㈱が運営するオンラインショッピングモールYahoo!ショッピングへZOZOTOWNを出店、ならびに、同社が運営するネットオークションサービスYahoo!オークションへZOZOUSEDを出店し、商品を販売する事業形態であります。 (3)LYST ファッションショッピングプラットフォームLystに商品を掲載いただいている提携パートナーから成果報酬型の手数料を得る事業形態であります。 (4)BtoB事業 BtoB事業は、アパレルメーカーが独自に運営するECサイトのシステム開発、デザイン制作、物流請負、マーケティング支援など、必要に応じて各種フルフィルメント関連業務を支援するものであります。なお、当事業に係る売上高につきましても、受託ショップと同様、販売された商品の手数料を受託販売手数料として計上しております。 (5)広告事業 広告事業は、ZOZOTOWN及びWEAR by ZOZOのユーザーリーチ基盤を活用し、主に取引先ブランド各社に広告枠を提供し、広告収入を得る事業形態であります。 (6)その他 ZOZOTOWN事業に付随した事業(送料収入、決済手数料収入等)であります。 また、Yahoo!ショッピングにおけるZOZOTOWN店を除いたファッションカテゴリーストアのうち、ZOZOオプション(当社提案をもとにYahoo!ショッピング内で実施する特集企画への参加等の営業支援の恩恵を受ける事が出来るサービス)、ZOZOTOWNからオフライン店舗への送客をする仕組みZOZOMOを経由した商材の販売及び米国にてZOZOSUITを有料販売する事業形態があります。なお、ZOZOオプションについては2025年9月をもって契約を終了しております。 [事業系統図]
経営方針・対処すべき課題6,373字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。 (1) 会社の経営方針 当社グループは「世界中をカッコよく、世界中に笑顔を。」という企業理念のもと、“想像”と“創造”を繰り返し、高付加価値なサービスを提供していくクリエイター集団であり続け、世界中の全ての尊い個性がファッションで繫がる未来を目指すことを基本姿勢に事業活動を行っております。また、ESG(Environment/環境・Society/社会・Governance/ガバナンス)に関する課題に積極的に対応していくことが、ステークホルダーをはじめ、一般社会との持続的な共存・共栄につながると考えており、「ファッションでつなぐサステナブルな未来へ」をサステナビリティステートメントとし、主に4つの重点的な取り組みを設定いたしました。これにより、ファッションとテクノロジーズが持つ力で、すべての人が可能性を発揮できるよう支援すると共に、社会・環境問題の解決を目指してまいります。これからも当社グループは、世界中の全ての尊い個性がファッションで繫がる未来を目指してまいります。 また、この企業理念の達成のため、「MORE FASHION」×「FASHION TECH」、「ワクワクできる『似合う』を届ける」という経営戦略を設定しており、当社グループの強みであるファッションを更に極め、テクノロジーで時代を進めることを実践することが、中長期的な企業価値の向上につながるものと考えております。 (2) 目標とする経営指標 当社グループが重視している経営指標は、EC事業から生み出される商品取扱高であります。なお、EC事業で計上する売上高のうち、受託商品の販売に係る収益は、商品取扱高に各手数料率を乗じた受託販売手数料のみを会計上の売上高として計上しております。そのため、当連結会計年度においては会計上の売上高が228,373百万円であるのに対し、商品取扱高は666,035百万円となっております。販売費及び一般管理費につきましては、商品取扱高に連動する変動費が多くを占めており、事業全体の規模を示す商品取扱高が売上高、利益それぞれに密接な関連を持っております。 また、当社グループでは資本コストを上回る利益を生み出すことが企業価値の増大につながると考えていることから、経営指標として自己資本利益率(ROE)も定めており、資本効率の高い経営に努めてまいります。具体的な目標値としては、世界的にみた場合に当社と類似する企業のROEの水準等を勘案し、ROE30%を目安としております。 当連結会計年度のROEは46.6%(前年同期実績49.4%)と引き続き高い水準を維持しており、目標値を大きく上回っております。株主への利益還元に関しては、財務基盤及び今後の投資計画等を鑑み、適切に対応してまいります。なお、当連結会計年度の配当額から算出される連結配当性向は72.1%となります。自己株式の取得も含めた総還元性向は中長期の通算(2024年3月期以降の概ね5年平均)で80%超を目指しており、今後につきましても、株主還元施策の強化に努め、一層効率的な資本の運用を目指してまいります。 [補足情報]目標とする経営指標及びその他経営指標の推移 2022年3月期   2023年3月期   2024年3月期   2025年3月期   2026年3月期 連結業績の推移 商品取扱高   (百万円)   508,876   544,317   574,373   614,361   666,035 商品取扱高(その他商品取扱高除く)   (百万円)   462,175   501,108   536,907   574,666   646,162 売上高   (百万円)   166,199   183,423   197,016   213,131   228,373 売上総利益   (百万円)   156,172   171,341   183,147   198,312   213,000 営業利益   (百万円)   49,656   56,421   60,079   64,756   69,366 経常利益   (百万円)   49,655   56,716   59,764   64,888   69,261 親会社株主に帰属する当期純利益   (百万円)   34,492   39,526   44,341   45,346   47,926 包括利益   (百万円)   34,615   39,434   44,801   45,806   51,025 EBITDA(注)1   (百万円)   52,125   59,046   64,183   69,788   76,924 期初計画 商品取扱高   (百万円)   472,800   543,800   580,881   609,200   673,900 売上高   (百万円)   162,600   181,300   200,700   214,400   231,500 営業利益   (百万円)   47,800   51,500   60,000   64,200   69,200 経常利益   (百万円)   47,800   51,500   60,000   64,200   69,100 親会社株主に帰属する当期純利益   (百万円)   33,300   35,900   42,000   45,200   47,800 連結財政状態 総資産   (百万円)   127,276   155,742   161,862   187,810   198,260 負債   (百万円)   72,177   79,048   77,117   89,090   91,470 純資産   (百万円)   55,099   76,693   84,744   98,719   106,789 自己資本   (百万円)   54,932   76,556   84,744   98,719   106,789 連結キャッシュ・フロー 営業活動によるキャッシュ・フロー   (百万円)   39,895   36,671   42,589   60,114   52,531 投資活動によるキャッシュ・フロー   (百万円)   △1,283   △10,588   △9,879   △6,285   △28,897 財務活動によるキャッシュ・フロー   (百万円)   △34,823   △17,738   △37,138   △32,081   △45,830 現金及び現金同等物の期末残高   (百万円)   65,520   74,145   69,748   91,486   69,422 1株当たり情報 1株当たり純資産(BPS)(注)2、4   (円)   61.08   85.10   95.13   110.81   120.76 1株当たり当期純利益(EPS)(注)2、4   (円)   38.34   43.94   49.40   50.90   54.11 潜在株式調整後1株当たり当期純利益(注)2、4   (円)   38.34   -   -   -   - 発行済株式数(自己株式を除く)(注)2、4   (株)   899,411,454   899,570,343   890,852,793   890,861,922   884,325,031 期中平均株式数 (注)2、4   (株)   899,675,967   899,513,971   897,642,881   890,870,670   885,648,046 安全性に関する指標 流動比率   (%)   154.6   171.0   180.4   184.6   161.5 固定比率   (%)   45.5   42.1   45.7   40.9   63.6 自己資本比率   (%)   43.2   49.2   52.4   52.6   53.9 成長性に関する指標 商品取扱高 前年同期増減率(注)3   (%)   13.3   8.4   7.1   7.0   12.4 営業利益 前年同期増減率   (%)   12.5   13.6   6.5   7.8   7.1 経常利益 前年同期増減率   (%)   11.9   14.2   5.4   8.6   6.7 当期純利益 前年同期増減率   (%)   11.5   14.6   12.2   2.3   5.7 収益性に関する指標 対商品取扱高 売上総利益率(注)3   (%)   33.8   34.2   34.1   34.5   33.0 対商品取扱高 営業利益率(注)3   (%)   10.7   11.3   11.2   11.3   10.7 対商品取扱高 経常利益率(注)3   (%)   10.7   11.3   11.1   11.3   10.7 対商品取扱高 当期純利益率(注)3   (%)   7.5   7.9   8.3   7.9   7.4 対商品取扱高 EBITDAマージン(注)3   (%)   11.3   11.8   12.0   12.1   11.9 自己資本 当期純利益率(ROE)   (%)   62.5   60.1   55.0   49.4   46.6 総資産 経常利益率(ROA)   (%)   39.3   40.1   37.6   37.1   35.9 配当に関する情報 中間配当 (注)2   (円)   22.0   24.0   49.0   53.0   19.0 期末配当 (注)2   (円)   36.0   41.0   55.0   54.0   20.0 配当総額   (百万円)   17,387   19,490   31,036   31,774   34,488 配当性向   (%)   50.4   49.3   70.2   70.1   72.1 純資産配当率(DOE)   (%)   31.8   29.6   38.5   34.6   33.7 株価に関する情報 期末株価   (円)   3,285   3,015   3,806   4,299   1,105 株式時価総額   (百万円)   984,855   904,068   1,130,195   1,276,605   977,179 時価ベースの自己資本比率   (%)   773.8   580.5   698.2   679.7   492.9 株価収益率(PER)   (倍)   28.6   22.9   25.7   28.2   20.4 株価純資産倍率(PBR)   (倍)   17.9   11.8   13.3   12.9   9.2 (注)1 EBITDA=営業利益+株式報酬費用+減価償却費+のれん償却額 2 いずれも連結ベースの財務数値を基礎とした指標となっております。 3 商品取扱高前年同期増減率及び商品取扱高に対する割合は、商品取扱高(その他商品取扱高除く)を用いて算定しております。 4 当社は2025年4月1日付で普通株式1株を3株とする株式分割を行っており、2022年3月期の期首に当該株式分割が行われたと仮定し、1株当たり情報を算定しております。 (3) 優先的に対処すべき課題 当社グループの当面の課題は、①ZOZOTOWNの更なる成長ならびにZOZOTOWN以外の新たな収益柱の創出 、②AI活用によるサービス強化・コスト増加抑制、 ③外部環境の不確実性等の中長期リスクへの対応が必要であると考えております。 ① ZOZOTOWNの更なる成長ならびにZOZOTOWN以外の新たな収益柱の創出 当社グループは、2026年3月期の通期決算において、2030年3月期に調整後EBITA(M&Aにより認識したのれん等償却費ならびにM&A関連費用(仲介費用及びデューデリジェンス費用等)を除く営業利益)900億円の達成を目指す中期経営計画を発表いたしました。 ZOZOTOWNを含む国内既存事業を「More Fashion領域」、国内ファッション周辺領域にて今後の拡大を目指す「Near Fashion領域」、LYSTおよびZOZOFITを中心とした北米・欧州地域における収益拡大を目指す「Global領域」と位置づけております。2030年3月期においては、More Fashion領域で800億円、Near Fashion領域およびGlobal領域でそれぞれ50億円、全事業合計で900億円の調整後EBITAを目指します。 ZOZOTOWNを中心としたMore Fashion領域においては、新規ユーザーの獲得強化や新規ブランドの積極誘致に加え、ZOZOが保有する豊富なデータの活用等を通じて、ユーザー・ブランド双方に対し、当社ならではの付加価値を提供するサービスを目指し、新たな取り組みを強化してまいります。 Near Fashion領域においては、自社開発・協業・資本提携を収益創出の手段として考えており、ファッションの周辺領域においてZOZOTOWNユーザーが好んで利用されるであろうZOZOTOWN以外での消費体験が出来るサービスを複数提供することによる収益貢献を目指します。 Global領域においては、欧州・北米地域を中心に海外における収益創出に向けて、ZOZOが保有するテクノロジーを軸に拡大する方針となっております。米国を中心に展開するZOZOFITの機能強化および展開地域の拡大を進めるほか、2025年5月より連結を開始したLYSTに対して、ZOZOの知見・ノウハウを活用することで、収益貢献の実現を目指します。 ② AI活用によるサービス強化・コスト増加抑制 多様化・高度化するユーザーニーズに対し、これまで以上のスピードと精度で新しい価値を提供していくため、AI等の先端技術の活用推進が必要であると考えております。 AIエージェントをはじめとする最新テクノロジーを既存サービスに組み込むことで、サービス品質及び顧客体験を飛躍的に向上させるとともに、オペレーションの自動化を推進し、運用コストや各種経費の増加を抑制・最適化することで、強靭な事業基盤を構築してまいります。 ③ 外部環境の不確実性等の中長期リスクへの対応 地政学的リスクの顕在化や人口の減少に伴う人手不足など、外部環境の不確実性が高まるなか、柔軟な経営基盤の構築が不可欠であると認識しております。 当社グループは、中長期的な将来リスクについて、関係部署や社外有識者へのヒアリング等を通じた継続的なモニタリングを実施するとともに、その結果を経営層及び取締役会へ定期的に報告するなど、リスクマネジメント体制の強化に取り組んでおります。また、データ活用による市場変化の早期把握と意思決定の迅速化を推進することで、ダウンサイドリスクの極小化を図り、不透明な事業環境下においても安定的かつ継続的な価値提供と収益確保の実現を目指してまいります。
事業等のリスク6,460字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 (1)方針・体制 当社では、発生しうるリスクの把握、発生防止にかかる管理体制の整備ならびに発生したリスクへの対処に関する基本的な事項を定め、事業の適正化かつ円滑な運営及びその継続性を確保することを目的として「リスク管理規程」を制定し、取締役会直下の組織としてリスクマネジメント委員会を設置しています。リスクマネジメント委員会は、委員長である代表取締役社長兼CEO及び全ての業務執行取締役で構成されており、オブザーバーとして常勤の監査等委員、内部監査室、その他委員長が必要と認めた者が参加しております。リスクマネジメント委員会では、当社グループのリスクについて各部門が洗い出した経営に重大な影響を及ぼす可能性が高いリスクを分析・評価の上選定し、リスクマネジメントの取組状況について継続的なモニタリングを行うと共に必要な支援を実施するなどリスクの回避、低減に必要な措置を事前に講じています。また、取締役会は付議・報告されたリスク管理状況についてリスク管理体制を見直し、問題点の把握と改善に努めています。 なお、リスクマネジメント委員会の体制については、「第2 事業の状況 2 サステナビリティに関する考え方及び取組 (2)サステナビリティ全般 ②リスク管理」の図をご参照ください。 (2)個別のリスク 投資家の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項には、以下のようなものがあります。また、必ずしもそのようなリスク要因に該当しない事項につきましても、投資家の投資判断上、重要であると考えられる事項につきましては、投資家に対する積極的な情報開示の観点から以下に開示しております。 当社グループは、これらのリスク発生の可能性を十分に認識したうえで、発生の回避及び発生した場合の対応に努める方針ではありますが、当社グループ株式に関する投資判断は、本項及び本項以外の記載事項を慎重に検討したうえで行われる必要があると考えております。 なお、文中の将来に関する事項は、提出日現在において当社グループが判断したものであり、将来において発生の可能性があるすべてのリスクを網羅するものではありません。 リスク項目   リスクの概要と影響   主な対応策 サイバー攻撃・システムインシデントリスク   当社グループはECサイトの運営を主力事業としており、注文受付から配送に至るサプライチェーン全体をITシステムにて構築しているため、外部からの攻撃、内部不正、自然災害(地震・津波・火災)、事故、停電などの予期せぬ事象が発生した場合、設備や通信ネットワークが障害を受ける等のシステムトラブルの発生は事業活動に深刻な影響を及ぼします。また、サーバーの作動不能や欠陥が原因で取引が停止した場合、当社グループの事業及び経営成績並びに企業としての社会的信用に影響を及ぼす可能性があります。   システムトラブルの発生可能性を低減させるため、当社グループでは以下の取り組みを実施しています。 ① ECサイトの安定運用を目的としたシステム強化② 不正アクセスやコンピュータウィルスを防御するネットワーク・セキュリティの強化③ サーバーやデータセンター、通信手段の冗長化④ バックアッププランの用意⑤ 適切なアクセス権限管理⑥ 負荷変動を前提としたキャパシティ設計や負荷分散⑦ オートスケール等の仕組みを含めたシステム構成の見直しやクラウド活用による冗長化 このような対策を講じることで、システムトラブル発生時の影響を最小限に抑え、事業の継続性を確保することを目指しています。 特定の業務に関する依存度の高い委託先の機能停止リスク   当社グループは、商品購入者からの販売代金の回収業務、商品の配送業務等について協力会社に委託しており、データセンターやデータベース等のシステム基盤において他社サービスを利用しております。提出日現在において、これらの特定の機能を担う委託先との間で何ら問題は生じておりませんが、今後各社の事業方針や戦略等の見直し、経営状況の変化や財務内容の悪化並びに取引条件の変更等があった場合、また、予期せぬ事態により委託先の機能が停止した場合、当社グループの事業及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。   当社グループでは、事業モデルを支える委託先との良好な関係の維持に努めており、各社の経営状況について継続的なモニタリングを実施しています。また、システムサービスにおいては、以下の対策を講じております。 ① サーバーやデータセンターの冗長化② バックアッププランの用意 このような対策を講じることで、特定の機能が停止する可能性や停止した場合の影響を最小限に抑え、事業の継続性を確保することを目指しています。 事業継続リスク   当社グループの本社及び主たる物流拠点は千葉県及び茨城県内にあり、当地域内において地震、風水害等の大規模災害や犯罪等の人為的脅威、事故、火災、停電などが発生した場合、または当社施設内や取引先において、パンデミックが発生した場合等、当社の想定を超える事態が発生した場合には、基幹システムや設備の機能停止により当社の物流が停滞する可能性や、従業員が出勤困難になることによりサービスレベルが低下する可能性等があります。また、大規模なシステム開発が想定外のトラブルで遅延、または中断した場合、「サイバー攻撃・システムインシデントリスク」「委託先停止リスク」で記載したリスクが顕在化した場合、その内容及び結果によっては当社グループの事業及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。   当社グループは、本社及び主要物流拠点が千葉県及び茨城県に所在していることを踏まえ、自然災害や人為的脅威による事業運営への影響を最小限に抑えるための対策を講じております。 ① 物流拠点のバックアップ方針の整備② 有事発生時の対応マニュアルの整備 ③ 防災・防犯対策の強化 ④ 継続的な防災訓練の実施⑤ 感染症対策の強化 ⑥ 「サイバー攻撃・システムインシデントリスク」「委託先停止リスク」に記載の対策 これらの対策を通じて、当社グループは事業継続リスクに備え、サービス品質の維持と経営の安定性向上に努めてまいります。 機密・個人情報漏洩リスク   当社グループはECサイト「ZOZOTOWN」等での通信販売及び「WEAR」の運営を通じて保有した会員の個人情報並びにBtoB事業の受託や「ZOZOMETRY」を通じて保有する個人情報を管理しており、国外においては、米国等でのZOZOSUITの販売と「ZOZOFIT」サービスの提供を通じて保有した会員の個人情報を管理しております。これらの事業においては、「個人情報の保護に関する法律」及び欧州連合(EU)の「一般データ保護規則(General Data Protection Regulation)」をはじめとする海外における個人情報保護に関する規制が定める義務を課されております。個人情報が当社グループ関係者、業務委託先等の故意又は過失により外部へ流出した場合、又は外部からの不正なアクセスや想定していない事態によって個人情報の外部流出等が発生した場合には、適切な対応を行うために相当な費用負担、当社グループヘの損害賠償請求、当社グループ並びに当社サービスの信頼性やブランドが毀損し、当社グループの事業及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。また、意図せず規制に違反し高額な制裁金を課された場合などには、当社グループの事業及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。   個人情報保護規程及び個人情報管理に関連する規程やマニュアルを制定することにより「個人情報保護マネジメントシステム」に準拠した管理体制を確立し、また、全社員を対象とした個人情報に関する教育を通じて個人情報の取扱いに関するルールを周知徹底し、個人情報保護に関する意識の向上を図ることで、同法及び関連法令等の法令遵守に努めております。なお、当社は2021年5月に情報セキュリティ基本方針を定め、同年7月に第三者機関の審査を受けて、ISMS(情報セキュリティマネジメントシステム)の国際規格「ISO/IEC 27001:2013」及び日本国内規格である「JIS Q 27001:2014」の認証を取得しております。システム面においては、個人情報を管理しているサーバーはセキュリティ設備が強固な外部データセンターにて管理されており、更には外部からの不正アクセスに対するセキュリティの強化及び個人情報の閲覧にアクセス制限を設ける等により、厳重に個人情報の管理を行っております。これらの対応は適宜外部専門家の助言を得ながら行っており、今後も継続的なセキュリティ強化及び法令遵守の取り組みを進め、事業の信頼性向上に努めます。 許認可/法規制違反リスク   当社グループは、主力事業であるECサイト「ZOZOTOWN」及びSNSサービス「WEAR」の運営において、「電気通信事業法」や「古物営業法」などの法的規制を受けております。これらの法令の改正や新たな法令の制定が行われた場合、事業運営に影響を及ぼす可能性があります。   当社グループは、これらの法規制に関する最新動向を把握し、法務部門と事業部門との連携を強化するとともに法規制への対応を行っており、事業の安定性と信頼性を確保してまいります。 コンプライアンス・レピュテーションリスク   当社グループは、事業運営において「不当景品類及び不当表示防止法」「特定商取引に関する法律」等をはじめとする法令や業界規制、社会的要請の遵守を重要な経営課題と認識しております。しかしながら、グループ内外に起因するコンプライアンスリスクを完全に排除することは困難であり、万が一、重大な事案が発生した場合には、行政処分や損害賠償、社会的信用の低下などにより、事業や経営成績に影響を及ぼす可能性があります。現時点で重大な訴訟は確認されていませんが、コンプライアンスリスク(例えば、当社グループが保有する個人情報の管理不徹底等の人為的ミスの発生、第三者からの不正アクセスによる情報流出又はシステム障害及び第三者の知的財産権の侵害、販売した商品の不備等を起因とした訴訟リスク等)は常に存在しており、その内容や結果によっては企業価値に重大な影響を及ぼす可能性があります。また、平時の対外発信において情報の正確性・一貫性が十分に担保されない場合やコンプライアンス事案やレピュテーションリスクに対して、社内の情報共有体制や初動対応、外部専門家との連携、メディア対応などが不十分な場合、迅速な沈静化が困難となり、世論や報道による風評被害が拡大し、事業や経営成績に影響を及ぼす可能性があります。   当社グループでは、事業の健全かつ持続的な運営のため、法令・社内規程の遵守を経営の重要課題と位置付け、重大な法令違反や不正行為の未然防止に取り組んでいます。社内規程の整備及び周知徹底、ならびにコンプライアンス教育を中心とした以下のような多層的な対応策を講じています。 ① 役員、及び従業員に対する各種研修の継続実施② 専門家への相談体制の定着化③ 独自の人事評価制度の浸透④ 対外的な発信に対するガイドライン策定及び定期的な周知⑤ 危機発生時に備えた役員向け記者会見対応訓練の実施⑥ 風評被害事案発生時の有事対応マニュアル、判断基準の整備⑦ 内部統制評価を通じた、内部統制の実効性確保⑧ 社内通報体制の整備⑨ 独立性の高い監査等委員の取締役会関与⑩ 会計不正対策の強化⑪ 継続的な法令理解施策の実施⑫ 法務部門、事業部門の連携強化⑬ 平時からの発信品質の担保 このような取り組みを通じて、当社グループは健全な企業運営と持続的成長を支えるコンプライアンス体制の強化に継続的に取り組んでまいります。 従業員の生命・身体・健康に対するリスク   当社グループが持続的に成長していくためには、従業員の安全・安心の確保が最重要課題のひとつであるとの基本的な認識に立ち、各種安全対策を講じています。しかしながら、突発的な自然災害、急激な感染症の拡大、不慮の事故、不測の事態やそれらに起因する過重労働等により、従業員の生命・身体及び心身の健康が損なわれる可能性は完全には排除できません。そのような事態が発生した場合には、当該従業員の休職・退職等による人的資源の損失にとどまらず、事後対応に伴う費用負担や業務の停滞、また企業イメージの毀損等を通じて、当社グループの業績や事業運営に影響を及ぼす可能性があります。   当社グループは、従業員の生命・身体・健康にかかるリスクを重要な経営リスクと認識し、その回避及び軽減に向けて、以下のような取り組みを推進しております。 ① 安全教育を通じた労働安全・防災対策に向けた取り組み② 全拠点の防災マニュアル整備・訓練実施③ 災害時の出社判断基準、安否確認体制を整備④ 入退館セキュリティ及び警備体制の強化⑤ 労災リスクのアセスメント、恒久的な改善策の推進⑥ リモートワーク導入、感染症防止マニュアル整備の推進⑦ 各種面談、研修、調査を通じたストレス状況把握及び労働時間の厳格化⑧ 独自の人事評価制度の導入 このような取り組みを通じて、当社グループは従業員の安全と健康を守るとともに、事業継続性の確保及び企業価値の維持・向上に努めてまいります。 親会社に関する利益相反リスク   当社は、ソフトバンクグループ㈱、ソフトバンク㈱、LINEヤフー㈱等の子会社であります。当社は、これらの親会社やそのグループ会社との間で、ユーザー誘導による集客や「ZOZOTOWN」等のYahoo!ショッピング出店、「ZOZOTOWN」等でのスマートフォン決済サービスPayPayの導入などの取引を行っており、今後も当社グループの事業拡大を目的としたそれらの会社との取引を多数行っていく予定です。これらの親会社は、当社の株主総会の議決権の過半数を直接的又は間接的に保有し、当社の経営への影響力を有しております。親会社やそのグループ会社と当社との間で利益相反が生じる場合には、当社の利益が損なわれる可能性があります。   当社は「親会社グループとの間の取引の公正性維持に関する規程」を定め、これらの取引について、取締役会の決議をする場合には親会社やそのグループ会社と関係のある取締役は議決から除外するなど仕組みを構築し、取引の公正性が保たれるよう運用しております。 企業の買収(M&A)等におけるリスク   当社グループは、持続的な成長と企業価値の向上を実現するうえで、企業買収は重要な経営戦略の一つと位置付けています。企業買収等の検討に際しては、事前に十分な調査を行い、定められた承認プロセスを経て慎重に意思決定を行っています。また、これまで企業買収に伴い発生した相当額ののれんを連結貸借対照表に計上しております。しかしながら、買収前の調査では把握できなかったリスクの顕在化、買収後の景気変動、市場環境の変化、競合状況の激化、あるいは買収した事業の業績不振等により期待する成果が得られない場合は、のれんの減損損失や多額の追加費用または追加投資が発生し、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。   当社は、のれんの減損リスクを低減するため、以下のような対応策を講じています。 ① 適切なデューデリジェンスの実施② 企業買収後のPMI(Post Merger Integration)の推進③ 定期的なモニタリングと事業計画の見直し これらの対応策を継続的に実施することで、のれんの減損リスクを管理し、企業価値の維持・向上に努めてまいります。
経営成績の分析 (MD&A)15,093字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要並びに経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 (1)経営成績 [表1]前年同期比 (単位:百万円) 前連結会計年度 (自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   前期比 商品取扱高   614,361   (106.9%)   666,035   (103.1%)   8.4   % 商品取扱高(その他商品取扱高除く)   574,666   (100.0%)   646,162   (100.0%)   12.4   % 売上高   213,131   (37.1%)   228,373   (35.3%)   7.2   % 売上総利益   198,312   (34.5%)   213,000   (33.0%)   7.4   % 営業利益   64,756   (11.3%)   69,366   (10.7%)   7.1   % EBITDA(注)2   69,788   (12.1%)   76,924   (11.9%)   10.2   % 経常利益   64,888   (11.3%)   69,261   (10.7%)   6.7   % 親会社株主に帰属する当期純利益   45,346   (7.9%)   47,926   (7.4%)   5.7   % (注) 1 ( )内は商品取扱高(その他商品取扱高除く)に対する割合です。 2 EBITDA=営業利益+株式報酬費用+減価償却費+のれん償却額 当社グループは、「世界中をカッコよく、世界中に笑顔を。」という企業理念のもと、日本最大級のファッションECサイト「ZOZOTOWN」、及びファッションメディア「WEAR by ZOZO」の運営を中心に事業活動を行っております。 当連結会計年度における国内ファッション市場は、雇用・所得環境の改善を背景に一定の底堅さを示した一方で、恒常的な物価上昇や気候変動による消費意欲の低下リスクを抱えています。さらに、地政学リスクや為替変動など、世界経済は不透明さを増しており、先行きの見通しは依然として不確実な状況にあります。 この状況下で当社グループは、ZOZOTOWNにおいてはユニークユーザー数拡大及びコンバージョンレート(ユニークユーザーの購買率)向上を目指し、ユーザーとブランド双方にとって魅力的なサイト作りに一層注力してまいりました。具体的には、セールイベント「ZOZOWEEK」の実施期間(2025年5月15日~25日の11日間、同年10月31日~11月9日及び11月12日~16日の15日間)、夏の本セール期間(2025年6月25日~8月31日)、ブラックフライデー期間(2025年11月20日~30日の11日間)ならびに冬の本セール期間(2026年1月1日~2月23日)にはTVCMの放送及びWEB広告の投下により集客を強化する等、ZOZOTOWNにおける販売力の最大化に取り組みました。加えて、引き続き多様化するユーザーニーズに対応できるよう幅広いジャンルの新規ブランドの出店も進めてまいりました。カテゴリー強化の取り組みとしては、コスメカテゴリー強化を図る「ZOZOCOSME」に注力しております。また、当社ならではの付加価値提供としては、購買の上流にアプローチする「似合う」を軸としたソリューションの提供を目指し、これまで培ってきた膨大なファッション関連のデータを用いた当社独自のAIエージェントの開発等を進めております。 LINEヤフーコマース(「Yahoo!ショッピング」と「Yahoo!オークション」の合算値)については、前連結会計年度までに獲得した顧客の定着に加え、モールを運営するLINEヤフー㈱による集客及び「本気のZOZO祭」(2025年5月17日~18日、同年6月15日、同年7月26日~27日、同年9月20日~21日、同年10月19日、同年11月29日~30日、同年12月14日、同年12月21日、2026年1月1日、同年1月25日、同年2月15日、同年3月21日~22日の17日間)等の販促施策投下により、順調に売上を伸長させております。 また、海外展開として、2025年4月18日付でファッションショッピングプラットフォーム「Lyst」を運営するLYST LTD(以下、LYST)の全株式を取得し完全子会社化いたしました。これに伴い、LYSTは2025年5月より連結対象としております。今後はLYSTを主軸に据えつつ、グローバル市場における非連続な成長を目指してまいります。 これらの結果、当連結会計年度における商品取扱高は666,035百万円(前期比8.4%増)、その他商品取扱高を除いた商品取扱高は646,162百万円(同12.4%増)となりました。売上高は228,373百万円(前期比7.2%増)、売上総利益は213,000百万円(同7.4%増)となりました。売上総利益の商品取扱高(その他商品取扱高除く)に対する割合(粗利率)は33.0%となり、前期と比較して1.5ポイント低下いたしました。 商品取扱高については、第4四半期連結会計期間において、集客が好調に推移し、セール在庫も潤沢であったことから、冬の本セール販売が伸長しました。その結果、第3四半期連結累計期間における不足分を補う成長を実現し、ZOZOTOWN事業およびLINEヤフーコマースの合算では計画を上回って着地しました。一方で、LYSTは欧米市場を中心としたラグジュアリー業界の不調や米関税制度の変更等を背景に計画を下回り、全体では計画未達となりました。 売上高については、主にLYSTの連結に伴う事業構成比の変化により、前期比で商品取扱高(その他商品取扱高除く)の成長率を下回る水準となりました。LYSTは商品を掲載いただいている提携パートナーから成果報酬型の手数料を得る事業形態であり、受託販売やLINEヤフーコマースと比較して手数料率(対商品取扱高)が低い事業となります。 粗利率低下の主な要因は、売上高について記載のとおり、LYSTの連結に伴う事業構成比の変化によるものです。 販売費及び一般管理費は143,634百万円(前期比7.5%増)、商品取扱高(その他商品取扱高除く)に対する割合は22.2%と前期と比較して1.0ポイント低下しております。LYSTの連結に伴い商品取扱高が拡大した一方で、LYSTはアフィリエイトモデルの事業形態であることから、物流関連費、荷造運賃、代金回収手数料が発生せず、また賃借料等の計上額も限定的であるため、連結上の販管費率(対商品取扱高)は総じて低下しております。項目別の増減要因は以下のとおりです。なお、以下の対商品取扱高比は、各販管費項目を商品取扱高(その他商品取扱高除く)で除した結果となります。 ・低下(改善)要因 ① 連結範囲拡大及び配送効率改善の取り組みの結果、2025年10月より配送委託先との経済条件が改善されたことから、荷造運賃(対商品取扱高)が0.6ポイント低下。 ② 連結範囲拡大及び物流拠点の作業効率の改善等により、物流関連費(対商品取扱高)が0.5ポイント低下。 ③ 連結範囲拡大に伴い、代金回収手数料(対商品取扱高)が0.2ポイント低下。 ④ 連結範囲拡大に伴い、賃借料(対商品取扱高)が0.2ポイント低下。 ・上昇(悪化)要因 ① LYSTの連結に伴い、のれん償却額(対商品取扱高)が0.4ポイント上昇。 ② LYST単体での費用計上(LYST単体の販管費のうち広告宣伝費に占める割合が大きい)及びZOZOTOWNにおけるWEB広告費用の増加等により、広告宣伝費(対商品取扱高)が0.3ポイント上昇。 以上の結果、当連結会計年度のEBITDAは76,924百万円(前期比10.2%増)、EBITDAマージンは対商品取扱高(その他商品取扱高除く)比11.9%となり、前期と比較して0.2ポイント低下いたしました。営業利益は69,366百万円(前期比7.1%増)、経常利益は69,261百万円(同6.7%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は47,926百万円(同5.7%増)となりました。 なお、当連結会計年度において、MS(マルチサイズ)等の当社グループが商材を発注・生産する事業及びブランド商材の生産を支援する事業(Made by ZOZO)については、今後の事業性を総合的に検討した結果、当該事業の終了を決定いたしました。これに伴い、固定資産に係る減損損失として329百万円、事業整理損失として397百万円、合計727百万円の特別損失を計上しております。 [表2]通期連結業績予想比 (単位:百万円) 当連結会計年度 (業績予想)   当連結会計年度 (実績)   予想比 商品取扱高   673,900   (103.1%)   666,035   (103.1%)   △1.2   % 商品取扱高(その他商品取扱高除く)   653,700   (100.0%)   646,162   (100.0%)   △1.2   % 売上高   231,500   (35.4%)   228,373   (35.3%)   △1.4   % 営業利益   69,200   (10.6%)   69,366   (10.7%)   0.2   % EBITDA(注)2   76,700   (11.7%)   76,924   (11.9%)   0.3   % 経常利益   69,100   (10.6%)   69,261   (10.7%)   0.2   % 親会社株主に帰属する当期純利益   47,800   (7.3%)   47,926   (7.4%)   0.3   % (注) 1 ( )内は商品取扱高(その他商品取扱高除く)に対する割合です。 2 EBITDA=営業利益+株式報酬費用+減価償却費+のれん償却額 2025年7月31日に開示いたしました業績予想に対し、商品取扱高は1.2%、商品取扱高(その他商品取扱高除く)は1.2%、売上高は1.4%、いずれも計画を下回りました。主な要因としては、ZOZOTOWN事業において第2四半期連結会計期間及び第3四半期連結会計期間にネガティブな気候影響等を受けたことに加え、欧米市場を中心としたラグジュアリー業界の不調や米関税制度の変更等を背景にLYSTが計画を下回ったことが挙げられます。この結果、商品取扱高及び商品取扱高(その他商品取扱高除く)は計画を下回り、これに連動して売上高も計画未達となりました。 利益面では、業績予想に対し、営業利益は0.2%、EBITDAは0.3%、経常利益は0.2%、親会社株主に帰属する当期純利益は0.3%、いずれも計画を上回りました。営業利益については、物流拠点における在庫保管量の適正化による作業効率の改善に伴い、物流関連費(対商品取扱高比)が低減したことに加え、計画策定時には想定していなかった2025年10月以降の配送委託先との経済条件の改善により、荷造運賃(対商品取扱高比)が低減したこと等、各種コストコントロールの効果により計画を達成しました。これを受けて、EBITDA及び経常利益は計画を上回って着地しました。また、親会社株主に帰属する当期純利益については、生産事業の終了決定に伴う特別損失を計上した一方で、賃上げ促進税制等による税額控除の適用が寄与し、計画を上回って着地しました。 なお、当社グループはEC事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載は省略しておりますが、単一セグメント内の各事業区分の業績を以下のとおり示しております。 各事業別の業績は、以下のとおりです。 [表3]事業別前期比 事業別   前連結会計年度 (自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   取扱高 前期比 (%)   売上高 前期比 (%) 取扱高 (百万円)   構成比 (%)   売上高 (百万円)   取扱高 (百万円)   構成比 (%)   売上高 (百万円) ZOZOTOWN事業   491,943   80.1   151,977   516,613   77.5   157,416   5.0   3.6 (買取・製造販売)   3,692   0.6   3,484   2,795   0.4   2,630   △24.3   △24.5 (受託販売)   468,606   76.3   129,651   492,743   73.9   134,673   5.2   3.9 (USED販売)   19,643   3.2   18,841   21,074   3.2   20,113   7.3   6.8 LINEヤフーコマース   69,610   11.3   21,329   78,926   11.9   24,179   13.4   13.4 LYST   -   -   -   42,245   6.3   5,776   -   - BtoB事業   13,112   2.1   2,145   8,377   1.3   1,325   △36.1   △38.2 広告事業   -   -   11,209   -   -   11,884   -   6.0 その他除く 小計   574,666   93.5   186,660   646,162   97.0   200,581   12.4   7.5 その他   39,695   6.5   26,470   19,872   3.0   27,791   △49.9   5.0 合計   614,361   100.0   213,131   666,035   100.0   228,373   8.4   7.2 ① ZOZOTOWN事業 ZOZOTOWN事業は、「買取・製造販売」「受託販売」「USED販売」の3つの事業形態で構成されております。買取・製造販売は当社グループが仕入れを行い、在庫リスクを負担し販売を行う事業形態になります。各ブランドからファッション商材を仕入れる形態と、MS(マルチサイズ)等、当社グループが商材を発注する形態がこちらに該当します。受託販売は各ブランドの商品を受託在庫として預かり、受託販売を行っております。USED販売は主に個人ユーザー等から中古ファッション商材を買取り、販売を行っております。新品商品購入促進のための付加価値サービスと位置付けております。 当社では、ZOZOTOWN事業を持続的に成長させていくためには「購入者数の拡大」及び「ファッション消費におけるZOZOTOWN利用率上昇」が重要なファクターであると認識しております。そのために、ユーザーとブランド双方にとって魅力的なサイト作りに取り組んでおります。 なお、ZOZOTOWN事業に係る主なKPIの推移は以下のとおりです。 (ショップ数等) [表4]ショップ数、ブランド数の推移 前連結会計年度   当連結会計年度 第1四半期   第2四半期   第3四半期   第4四半期   第1四半期   第2四半期   第3四半期   第4四半期 ZOZOTOWN出店ショップ数(注)1   1,605   1,621   1,656   1,649   1,681   1,686   1,712   1,710 内)買取・製造販売(注)2   29   31   30   29   29   28   25   21 受託販売   1,576   1,590   1,626   1,620   1,652   1,658   1,687   1,689 ブランド数(注)1、2   9,194   9,128   9,162   9,049   9,208   9,215   11,193   11,247 (注) 1 四半期会計期間末日時点の数値を使用しております。 2 プライベートブランド「ZOZO」及び「マルチサイズ」は含んでおりません。 当連結会計年度に新規出店したショップ数は151ショップ(純増61ショップ)となりました。なお、第4四半期連結会計期間に新規出店したショップ数は27ショップ(純減2ショップ)となりました。主な新規出店ショップは、アウトドアブランド「SALOMON」、㈱マッシュスタイルラボが展開する㈱サンリオ監修のブランド「sanrio house」、出版社の㈱宝島社が手掛けるアパレルショップ「宝島社STORE」です。新規出店誘致は概ね計画どおりに推移しましたが、ブランドの終了等による退店が多かったことから、前四半期比でショップ数は減少いたしました。 (年間購入者数) [表5]年間購入者数の推移 前連結会計年度   当連結会計年度 第1四半期   第2四半期   第3四半期   第4四半期   第1四半期   第2四半期   第3四半期   第4四半期 年間購入者数(注)1、2、4   11,790,269   11,870,844   12,057,726   12,217,038   12,365,080   12,529,665   12,809,389   13,173,445 (前年同期比)   319,677   318,080   366,768   535,820   574,811   658,821   751,663   956,407 (前四半期比)   109,051   80,575   186,882   159,312   148,042   164,585   279,724   364,056 アクティブ会員数(注)1、3、4   10,919,685   11,028,704   11,211,992   11,403,391   11,587,777   11,803,843   12,119,711   12,479,312 (前年同期比)   567,434   512,794   472,746   613,394   668,092   775,139   907,719   1,075,921 (前四半期比)   129,688   109,019   183,288   191,399   184,386   216,066   315,868   359,601 ゲスト購入者数(注)1、4   870,584   842,140   845,734   813,647   777,303   725,822   689,678   694,133 (前年同期比)   △247,757   △194,714   △105,978   △77,574   △93,281   △116,318   △156,056   △119,514 (前四半期比)   △20,637   △28,444   3,594   △32,087   △36,344   △51,481   △36,144   4,455 (注) 1 集計期間は会計期間末日以前の直近1年間としております。 2 年間購入者数は過去1年以内に1回以上購入したアクティブ会員数とゲスト購入者数の合計です。 3 アクティブ会員数は過去1年以内に1回以上購入した会員数になります。 4 「LINEヤフーコマース」「LYST」「BtoB事業」は含んでおりません。 第4四半期連結会計期間において、アクティブ会員数が前年同期比及び前四半期比でそれぞれ増加したことにより、年間購入者数は増加いたしました。アクティブ会員数の増加は、前連結会計年度までに獲得した会員の定着に加え、WEB広告及びZOZOTOWN内施策を通じた新規会員の獲得が順調に推移したことによるものです。前年同期比で投下量を増やしたWEB広告や友達紹介キャンペーンが新規会員の増加に寄与したほか、休眠会員の掘り起こしを目的としたポイント付与施策についても、投下量の増加により休眠会員のアクティブ化に効果が表れています。 (年間購入金額及び年間購入点数) [表6]年間購入金額、年間購入点数の推移 前連結会計年度   当連結会計年度 第1四半期   第2四半期   第3四半期   第4四半期   第1四半期   第2四半期   第3四半期   第4四半期 年間購入金額(全体) (注)1、2、3、4   42,947   43,171   43,307   42,953   42,861   42,404   41,771   41,323 (前年同期比)   1.4%   1.8%   1.9%   0.3%   △0.2%   △1.8%   △3.5%   △3.8% (前四半期比)   0.3%   0.5%   0.3%   △0.8%   △0.2%   △1.1%   △1.5%   △1.1% 年間購入点数(全体) (注)1、2、3   10.9   11.0   11.0   10.9   10.8   10.7   10.6   10.6 (前年同期比)   1.2%   2.0%   1.6%   0.0%   △1.0%   △2.1%   △3.2%   △2.9% (前四半期比)   0.6%   0.4%   0.0%   △1.0%   △0.4%   △0.7%   △1.1%   △0.7% (注) 1 集計期間は会計期間末日以前の直近1年間としております。 2 アクティブ会員1人当たりの指標となっております。 3「LINEヤフーコマース」「LYST」「BtoB事業」は含んでおりません。 4 円単位となっております。 第4四半期連結会計期間において、年間購入金額及び年間購入点数は前年同期比及び前四半期比で減少いたしました。これは、当連結会計年度において各四半期で新規会員の獲得が順調に推移したこと等が影響し、全体に占める新規会員の割合が増加したこと(会員歴が浅いほど年間購入金額及び年間購入点数が低い)が主な要因です。 (平均商品単価等) [表7]平均商品単価、平均出荷単価、1注文あたり購入点数、出荷件数の推移 前連結会計年度   当連結会計年度 第1四半期   第2四半期   第3四半期   第4四半期   第1四半期   第2四半期   第3四半期   第4四半期 平均商品単価 (注)1、2、3   3,698   3,629   4,369   4,038   3,744   3,584   4,277   3,974 (前年同期比)   △0.7%   1.1%   0.2%   0.9%   1.2%   △1.2%   △2.1%   △1.6% 平均出荷単価 (注)1、2、3   8,343   8,196   9,422   8,980   8,543   8,183   9,328   8,864 (前年同期比)   2.0%   3.8%   3.3%   2.8%   2.4%   △0.2%   △1.0%   △1.3% 1注文あたり購入点数 (注)1、2   2.26   2.26   2.16   2.22   2.28   2.28   2.18   2.23 (前年同期比)   2.8%   2.7%   3.1%   1.9%   1.1%   1.1%   1.1%   0.3% 出荷件数(注)1、2   13,788,498   13,471,252   15,518,943   13,393,189   14,242,174   13,924,003   16,230,382   14,620,850 (前年同期比)   4.1%   2.8%   3.5%   0.7%   3.3%   3.4%   4.6%   9.2% (注) 1 四半期会計期間の数値を使用しております。 2「LINEヤフーコマース」「LYST」「BtoB事業」は含んでおりません。 3 円単位となっております。 第4四半期連結会計期間において、新品商品の上代の引き上げ状況は落ち着き、価格水準は前年同等となりました。一方で、冬の本セール販売が好調に推移したことにより、前年同期比でセール販売比率が上昇し、平均商品単価は減少いたしました。また、セール販売比率の増加に伴い併売率が上昇し、1注文あたりの購入点数は増加したものの、平均商品単価の減少影響がこれを上回った結果、平均出荷単価も減少しております。なお、1万2千円以上の購入で送料無料となる送料無料施策については、投下量が前年同期比を下回った一方で、効果的に展開できたことから、同施策による1注文あたりの購入点数の押し下げ影響は生じておりません。 ⅰ. 買取・製造販売 当連結会計年度の商品取扱高は2,795百万円(前期比24.3%減)、商品取扱高に占める割合は0.4%(前期実績0.6%)となりました。売上高は2,630百万円(前期比24.5%減)となりました。2026年3月末現在、買取・製造販売のZOZOTOWN出店ショップは21ショップ(2025年12月末25ショップ)を運営しております。 ⅱ. 受託販売 当連結会計年度の商品取扱高は492,743百万円(前期比5.2%増)、商品取扱高に占める割合は73.9%(前期実績76.3%)となりました。売上高(受託販売手数料)は134,673百万円(前期比3.9%増)となりました。2026年3月末現在、受託販売のZOZOTOWN出店ショップは1,689ショップ(2025年12月末1,687ショップ)を運営しております。 ⅲ. USED販売 当連結会計年度の商品取扱高は21,074百万円(前期比7.3%増)、商品取扱高に占める割合は3.2%(前期実績3.2%)となりました。売上高は20,113百万円(前期比6.8%増)となりました。 ② LINEヤフーコマース LINEヤフーコマースは、Yahoo!ショッピングとYahoo!オークションの合算値となります。LINEヤフー㈱が運営するオンラインショッピングモールYahoo!ショッピングへZOZOTOWNを出店、ならびに、2024年3月より同社が運営するネットオークションサービスYahoo!オークションへZOZOUSEDを出店しております。当連結会計年度の商品取扱高は78,926百万円(前期比13.4%増)、商品取扱高に占める割合は11.9%(前期実績11.3%)となりました。売上高(受託販売手数料)は24,179百万円(前期比13.4%増)となりました。 ③ LYST LYSTは、ファッションショッピングプラットフォームLystに商品を掲載いただいている提携パートナーから成果報酬型の手数料を得る事業形態となります。2025年5月より連結対象としております。当連結会計年度の商品取扱高は42,245百万円、商品取扱高に占める割合は6.3%となりました。売上高は5,776百万円となりました。 ④ BtoB事業 BtoB事業では、ブランドの自社ECサイトの構築及び運営・物流業務を受託しております。当連結会計年度の商品取扱高は8,377百万円(前期比36.1%減)、商品取扱高に占める割合は1.3%(前期実績2.1%)となりました。売上高(受託販売手数料)は1,325百万円(前期比38.2%減)となりました。2026年3月末現在、受託サイト数は29サイト(2025年12月末28サイト)となっております。 ⑤ 広告事業 広告事業は、主にZOZOTOWN及びWEAR by ZOZOのユーザーリーチ基盤を活用し、取引先ブランドをはじめとしたクライアント企業に広告枠を提供することで広告収入を得る事業形態となります。当連結会計年度の売上高は11,884百万円(前期比6.0%増)となりました。 ⑥ その他 その他商品取扱高には、Yahoo!ショッピングにおけるZOZOTOWN店を除いたファッションカテゴリーストアのうち、ZOZOオプション(当社提案をもとにYahoo!ショッピング内で実施する特集企画への参加等の営業支援の恩恵を受けることが出来るサービス)の契約を結んだストアの流通総額(2025年9月末をもって計上終了)、当社連結子会社の自社ECサイトにおける流通総額、ZOZOTOWNからオフライン店舗への送客をする仕組み「ZOZOMO」を経由した流通総額及び米国で有料販売をしている「ZOZOSUIT」の流通総額を計上しております。当連結会計年度のその他商品取扱高は19,872百万円(前期比49.9%減)、商品取扱高に占める割合は3.0%(前期実績6.5%)となりました。その他売上高には、ZOZOTOWN事業に付随した事業の売上(送料収入、決済手数料収入等)及び前述のその他商品取扱高に関連した売上等が計上されており、当連結会計年度のその他売上高は27,791百万円(前期比5.0%増)となりました。 (2)財政状態の分析 (単位:百万円) 前連結会計年度   当連結会計年度   増減率 総資産   187,810   198,260   5.6   % 負債   89,090   91,470   2.7   % 純資産   98,719   106,789   8.2   % (総資産) 総資産については、前連結会計年度末に比べ10,450百万円増加(前連結会計年度末比5.6%増)し、198,260百万円となりました。流動資産は、前連結会計年度末に比べ17,080百万円減少(同11.6%減)し、130,314百万円となりました。主な増減要因としては、現金及び預金の減少22,069百万円、売掛金の増加3,894百万円、商品の増加891百万円などによるものであります。固定資産は、前連結会計年度末に比べ27,530百万円増加(同68.1%増)し、67,946百万円となりました。主な増加要因としては、有形固定資産の増加1,483百万円、無形固定資産の増加25,152百万円などによるものであります。 (負債) 負債については、前連結会計年度末に比べ2,379百万円増加(前連結会計年度末比2.7%増)し、91,470百万円となりました。流動負債は、前連結会計年度末に比べ844百万円増加(同1.1%増)し、80,672百万円となりました。主な増減要因としては、受託販売預り金の増加2,124百万円、未払金の増加815百万円、未払法人税等の減少827百万円、賞与引当金の減少714百万円などによるものであります。固定負債は、前連結会計年度末に比べ1,535百万円増加(同16.6%増)し、10,797百万円となりました。主な増加要因としては、資産除去債務の増加188百万円、退職給付に係る負債の増加363百万円、繰延税金負債の増加536百万円などによるものであります。 (純資産) 純資産については、前連結会計年度末に比べ8,070百万円増加(前連結会計年度末比8.2%増)し、106,789百万円となりました。主な増減要因としては、自己株式の取得による減少10,001百万円、親会社株主に帰属する当期純利益の計上による増加47,926百万円、剰余金の配当による減少32,837百万円などによるものであります。 (3)キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、前連結会計年度末から22,064百万円減少し、69,422百万円となりました。 当社グループは、自己資金及び金融機関からの借入等を資本の財源としております。また、当社グループの資金の流動性については、事業規模に応じた資金の適正額を維持することとしており、当社グループは運転資金の機動的かつ安定的な調達を可能とするため、取引銀行1行と貸越極度額20,000百万円の当座貸越契約を締結しております。 また、取引銀行3行と総額12,500百万円のシンジケートローン契約を締結しております。 当連結会計年度末における借入実行残高は、20,000百万円となっております。 各キャッシュ・フローの状況とその要因は、以下のとおりです。 (単位:百万円) 前連結会計年度   当連結会計年度   増減率 営業活動によるキャッシュ・フロー   60,114   52,531   △12.6% 投資活動によるキャッシュ・フロー   △6,285   △28,897   359.8% 財務活動によるキャッシュ・フロー   △32,081   △45,830   42.9% (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動により得られた資金は52,531百万円となりました。主な増加要因としては、税金等調整前当期純利益68,477百万円の計上などによるものであります。一方、主な減少要因としては売上債権の増加額1,539百万円、棚卸資産の増加額883百万円、未払消費税等の減少額2,232百万円、法人税等の支払額21,657百万円などによるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動により使用した資金は28,897百万円となりました。これは有形固定資産の取得による支出4,823百万円、無形固定資産の取得による支出2,226百万円、連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得による支出21,807百万円などによるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動により使用した資金は45,830百万円となりました。これは自己株式の取得による支出10,001百万円、配当金の支払額32,834百万円などによるものであります。 (4)重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。この連結財務諸表を作成するにあたって、資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いておりますが、これらの見積り及び仮定に基づく数値は実際の結果と異なる可能性があります。 連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは以下のとおりであります。 ① 繰延税金資産 当社グループは、繰延税金資産について定期的に回収可能性を検討し、当該資産の回収が不確実と考えられる部分に対して評価性引当額を計上しています。回収可能性の判断においては、将来の課税所得見込額と実行可能なタックス・プランニングを考慮して、将来の税金負担額を軽減する効果を有すると考えられる範囲で繰延税金資産を計上しています。 将来の課税所得見込額はその時の業績等により変動するため、課税所得の見積に影響を与える要因が発生した場合は、回収懸念額の見直しを行い繰延税金資産の修正を行うため、親会社株主に帰属する当期純損益額が変動する可能性があります。 ② 退職給付債務及び退職給付費用 退職給付債務及び退職給付費用は、主に数理計算で設定される退職給付債務の割引率等に基づいて計算しています。割引率は、従業員の平均残存勤務期間に対応する期間の安全性の高い長期債利回りを参考に設定しています。 割引率の変動は、将来の退職給付費用に影響を与える可能性があります。 ③ のれんの評価 当社グループは、のれんに関して効果の発現する期間を見積り、その期間で均等償却しております。その資産性の評価については、子会社の業績及び事業計画を検討し、判断しておりますが、将来の不確実な経済条件の変動により見直しを行う等により実績との乖離が生じた場合、減損損失の計上を行う可能性があります。 また、会計上の見積りに用いた仮定については、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

リンク先はEDINET (金融庁) の書類閲覧ページです。

IR資料の開示履歴 (TDnet)
  • 決算説明資料2027年3月期第1四半期 決算説明会資料2026-07-31

TDnetのPDFは掲載後約1ヶ月で削除されるため、古い開示はタイトルのみの記録です。

関連する企業

関連企業

本ページは公的開示と市場データに、群青で示した解釈を重ねて構成しています。財務・株価の数値は開示・市場データをそのまま表示し、AIには生成させていません。 AI評価 (割安判定・スコア) は解釈です — 詳しくは編集方針をご覧ください。