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日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,061.95+295ドル円158.77-1NASDAQ26,217.83+118S&P 5007,666.6+35SOX 指数11,339.25+519/2終値

MonotaRO

MonotaRO Co.,Ltd.3064 · Prime · 小売業

間接資材のネット通販で国内最大級。工場向け消耗品をワンストップで提供

概要

MonotaROは、工場やオフィスで使われる間接資材(MRO用品)を専門に扱うEC事業者である。住友商事と米W.W.Graingerの共同出資で2000年に設立。約2,000万点の品揃えと自社物流を強みに、2025年12月期には売上高3,339億円、営業利益462億円を達成し、国内MRO EC市場で首位級の規模に成長した。

間接資材に特化したビジネスモデル

MonotaROが扱うのは、工場で日常的に消費される保護具や清掃用品、工具、電気部品といった間接資材である。直接資材と異なり、購買金額に占める割合は低いがアイテム数が多岐にわたるため、調達業務の非効率が課題となっていた。同社はその痛点を突き、ECによるワンストップ調達と低価格を提供する。競合は地域の問屋や専門商社が多いが、品揃えと利便性で差別化する。取扱商品は2000万点超に及び、同日配送を可能とする在庫商品は約68.8万点(2025年12月期末)である。

自社物流とシステムによる高効率運営

店舗を持たず、受注から出荷までを集約した拠点で処理する。兵庫県猪名川町のディストリビューションセンターをはじめ、全国に物流拠点を配置。2025年12月期には平日17時までの注文で最短当日出荷の対象を42都府県に拡大した。システムは自社開発が主体で、顧客の購買データを分析し、検索結果や販促メールを最適化するデータベースマーケティングを実践する。この効率性が13.8%の経常利益率(2025年12月期)を支える。

国内ECからグローバルへ広がる事業ドメイン

2013年に韓国子会社NAVIMROを設立、2016年にはインドネシアにPT MONOTARO INDONESIAを子会社化、2020年にはインドにIB MONOTARO PRIVATE LIMITEDを設立するなど、海外展開も進める。2025年にはインドに技術子会社MONOTARO TECHNOLOGIES INDIAを新設し、中国にも物太郎(上海)貿易有限公司を設立した。ただし、中国のZORO Shanghaiは2021年に清算されており、すべての海外事業が順調とは限らない。売上の大半は国内だが、海外でのビジネスモデル検証を続ける。

大企業向けエンタープライズ事業の成長

MonotaROの売上の約3割を大企業向けのエンタープライズ事業が占める。個別の購買プロセスに合わせたシステム連携や専任の営業チームを配置し、大口顧客の囲い込みを図る。2025年12月期の新規顧客獲得数は1,114千口座、登録会員数は11,262千口座に達した。エンタープライズ事業は既存顧客の拠点浸透と利用拡大により成長し、個人向けから中小企業まで幅広い顧客層をカバーしている。

業界の中での役割は間接資材の通販企業にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
3,339億円
営業利益
462億円
営業利益率
13.8%
純利益
324億円
2025/12 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より

01製造業・工場主力

工場で日常的に使用される消耗品や補修用品等の間接資材を、自社ウェブサイトやカタログを通じて国内外の事業者に販売。購買アイテム数が多く、購買金額割合が低い間接材の調達効率化を提案。

主な製品・サービス2
工場用間接資材
工場内で使用される消耗品(保護具、清掃用品、OA用品等)や補修用品(工具、電気部品等)を幅広く取り扱う。
プライベートブランド商品
需要の高い一部商品について自社ブランドで展開。品質と価格の両立を図る。

製品と技術

工場用間接資材:消耗品から補修品まで幅広く

主力商品は工場で使われる保護具(手袋、安全靴)、清掃用品、OA用品、工具、電気部品、配管用品など多岐にわたる。これらの商品はメーカーや卸業者から仕入れ、自社ウェブサイトで販売する。品揃えは約2,000万点に上り、ロングテール商品も積極的に取り扱う。2025年12月期の商品仕入高は2,140億円(販売諸掛除く)で、前期比14.9%増加した。

プライベートブランドで利益率を改善

需要の高い一部商品については、自社ブランド「MonotaRO」で展開する。プライベートブランドは品質を維持しつつ低価格を実現し、売上総利益率の向上に寄与する。同社は取扱数量増を背景にPB比率を高める方針で、2025年12月期の営業利益率は13.8%と高水準を維持した。具体的なPBアイテム名は非公表だが、工具や清掃用品など主要カテゴリをカバーする。

データベースマーケティングと検索エンジン最適化

同社の競争力の根幹は、顧客の購買履歴や検索傾向を分析するデータベースマーケティングにある。このデータを基に、個々の顧客に最適化されたダイレクトメールやウェブサイトの検索結果を表示する。また、検索エンジン最適化(SEO)に注力し、自然検索での流入を増やす。2025年12月期にはテレビCMも活用し、認知度向上と新規顧客獲得を図った。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

小売業のなかでの位置

通販カタログで独自地位、法人向けが成長軸

当社はオフィス用品や間接資材の通信販売を手がけ、法人顧客向けの購買プラットフォームとして独自の地位を築いている。同業のトライアルホールディングスが小売流通を展開するのに対し、当社はB2B特化のカタログ通販とECで差別化している。売上高は年々増加し、直近では3,339億円、営業利益率も13.8%と堅調だ。多品種を扱う在庫リスクを抑えた仕入体制と、顧客管理ノウハウが強みで、中小企業から大企業まで幅広い顧客基盤を持つ。

強み

  • 法人向け間接材通販に特化し、個人向けECとは異なる安定需要を持つ。
  • 直近の営業利益率は13%超で、効率的な購買管理と仕入で高収益を実現。
  • 売上高が増加しており、中小企業を中心に継続的な顧客拡大が進んでいる。
  • 幅広い品揃えと使いやすい通販システムで、顧客の囲い込みが可能。

課題

  • 通販市場に新規参入が相次ぎ、価格競争やサービス競争が激しさを増している。
  • 物流費や人件費の高騰が利益率を圧迫する要因となり得る。
  • 既存市場が成熟しつつあり、新規顧客獲得のコスト上昇で成長の鈍化が懸念される。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

商社・卸売の時価総額近傍。太字がMonotaRO

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
14768大塚商会1.4兆円20.3倍
29147NIPPON EXPRESSホールディングス1.4兆円71.6倍
32768双日1.2兆円11.4倍
45411JFEホールディングス1.2兆円17.6倍
59962ミスミグループ本社1.0兆円24.4倍
63064MonotaRO9,230億円25.6倍
73861王子ホールディングス8,856億円14.3倍
82181パーソルホールディングス6,767億円15.5倍
97459メディパルホールディングス6,296億円14.1倍
101963日揮ホールディングス5,746億円13.6倍
118088岩谷産業5,149億円10.6倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(商社・卸売)に従っています。

会社の歴史

沿革 34件

住友商事とグレンジャーの合弁で設立した2000年

2000年10月、住友商事と米国の産業用品販売大手W.W.Graingerの子会社Grainger Internationalが出資し、大阪市西区に住商グレンジャー株式会社を設立した。資本金1億2,000万円。設立直後の2001年11月にはインターネットによる通信販売を開始し、工場用間接資材のEC事業をスタートさせた。当初は大阪の倉庫で運営し、翌年には東大阪市にディストリビューションセンターを設けるなど、物流基盤を整えた。

社名変更とマザーズ上場を果たした2006年

2006年2月、社名を株式会社MonotaROに変更した。同年6月には個人消費者向けサイトを開設し、事業者以外への販売も開始(後に統合)。そして12月、東京証券取引所マザーズに上場した。上場により資金調達力が高まり、その後の成長投資の基盤となる。同時に監査等委員会設置会社へ移行するなど、ガバナンス体制を強化した。

Graingerグループの傘下で第一部へ昇格した2009年

2009年9月、Grainger JapanがMonotaROの株式を取得し、W.W.Graingerが間接的に過半数を保有する親会社となった。これにより米国グレンジャーのグループ企業として、品揃えやシステム面でのシナジーが期待される。同年12月には東京証券取引所市場第一部に指定替えとなり、大企業としての信用力を獲得した。本社も大阪から兵庫県尼崎市へ移転し、物流拠点の拡充を進める。

物流拠点の拡大と子会社設立の2010年代前半

2011年、宮城県多賀城市に第2ディストリビューションセンターを開設(2017年閉鎖)。同年には子会社K-engineを設立したが、2013年に全株式を譲渡。2013年には韓国にNAVIMROを設立し、海外事業に本格参入。2014年には尼崎ディストリビューションセンターを本格稼働(2022年閉鎖)。国内物流ネットワークを拡充しつつ、海外子会社を用いた事業多角化を試みた。

インドネシア・インド・中国への展開と撤退

2016年、インドネシアのPT Sumisho E-Commerce Indonesia(現PT MONOTARO INDONESIA)の株式を取得。2018年には中国にZORO Shanghaiを設立したが、2021年に清算。2020年にはインドにIB MONOTARO PRIVATE LIMITEDの株式を取得。2025年にはインドに技術子会社を設立し、中国にも物太郎(上海)貿易有限公司を新設するなど、アジア市場への進出と撤退を繰り返しながら事業を選別した。

プライム市場移行と新物流センター稼働の2020年代

2022年4月、東証の市場区分見直しに伴いプライム市場に移行。同月、兵庫県猪名川町に新たなディストリビューションセンターを開設し、2023年には2期が稼働。尼崎センターは2022年に閉鎖し、物流効率をさらに高めた。2023年11月には本社を大阪市北区梅田へ移転。2025年12月期の売上高は3,339億円に達し、創業25年で10倍以上の成長を遂げた。

年表34件を開く

2000年代

  • 2000年10月創業工場用間接資材の通信販売業を目的として、大阪市西区立売堀において住友商事株式会社とGrainger International, Inc.の共同出資により、住商グレンジャー株式会社を資本金1億2千万円をもって設立
  • 2001年8月本社を大阪市中央区安土町に移転
  • 2001年11月インターネットによる工場用間接資材の通信販売事業を開始(その後、取扱商品を拡大)
  • 2002年3月大阪府東大阪市加納に倉庫物件を賃借し、ディストリビューションセンターを開設(2003年1月解約)
  • 2003年2月大阪府東大阪市西石切町に倉庫物件を賃借し、ディストリビューションセンターを移転(2007年2月解約)
  • 2006年2月商号変更会社名を株式会社MonotaROに変更
  • 2006年3月コーポレート・ガバナンス体制を旧「株式会社の監査等に関する商法の特例に関する法律」に基づく委員会等設置会社へ移行
  • 2006年6月M&A個人消費者向けの専用ウェブサイト(IHC.MonotaRO)をオープンし、個人消費者に対する販売を開始(2020年9月に事業者向けウェブサイト「モノタロウ」に統合)
  • 2006年12月上場東京証券取引所マザーズに株式を上場
  • 2007年1月兵庫県尼崎市西向島町に事業所兼倉庫物件を賃借し、本社部門の一部を移転、並びにディストリビューションセンターを移転
  • 2008年3月本社を兵庫県尼崎市西向島町へ移転
  • 2009年9月M&AGrainger Japan, Inc.による当社株式取得により、W.W.Grainger, Inc.は当社発行済株式総数の過半数を間接的に所有することになり、当社の親会社となる
  • 2009年12月東京証券取引所市場第一部に市場変更

2010年代

  • 2011年5月宮城県多賀城市に第2ディストリビューションセンター(多賀城ディストリビューションセンター)を開設(2017年5月閉鎖)
  • 2011年8月創業株式会社K-engineを設立
  • 2013年1月NAVIMRO Co., Ltd.(現 連結子会社)を設立 株式会社K-engineの全株式を譲渡
  • 2014年1月本社を兵庫県尼崎市竹谷町へ移転
  • 2014年7月尼崎ディストリビューションセンターの本格稼働を開始(2022年12月閉鎖)
  • 2016年8月M&APT Sumisho E-Commerce Indonesia(現 PT MONOTARO INDONESIA/連結子会社)の株式取得
  • 2017年4月茨城県笠間市に笠間ディストリビューションセンターを開設
  • 2017年5月多賀城ディストリビューションセンターを閉鎖
  • 2018年2月卓易隆電子商務(上海)有限公司(ZORO Shanghai Co., Ltd.)(連結子会社)を設立
  • 2019年3月M&A親会社グループ内再編により、Grainger International, Inc.とGrainger Japan が合併し、両社が保有していた当社株式は現物出資によりGrainger Global Holdings, Inc. へ移転した結果、Grainger Global Holdings, Inc. が当社株式の過半数を直接保有する親会社、Grainger International, Inc. は当社株式の過半数を間接保有する親会社となる

2020年代

  • 2020年11月M&AIB MONOTARO PRIVATE LIMITED(現 連結子会社)の株式取得
  • 2021年3月茨城県東茨城郡茨城町に茨城中央サテライトセンターを開設
  • 2021年9月卓易隆電子商務(上海)有限公司(ZORO Shanghai Co., Ltd.)の清算結了
  • 2022年4月兵庫県川辺郡猪名川町に猪名川ディストリビューションセンターを開設
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行
  • 2022年12月尼崎ディストリビューションセンターを閉鎖
  • 2023年4月猪名川ディストリビューションセンター2期の稼働を開始
  • 2023年11月本社を大阪市北区梅田へ移転
  • 2025年4月MONO1X TECHNOLOGIES PRIVATE LIMITED(現 MONOTARO TECHNOLOGIES INDIA PRIVATE LIMITED/連結子会社)を設立
  • 2025年11月物太郎(上海)貿易有限公司(現 連結子会社)を設立
  • 2025年11月新三光マスク株式会社(現 連結子会社)を設立

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/12期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち2項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上高成長率15%超
  • ROE30%以上

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    データドリブン経営による間接資材調達の変革

    多品種・少量購買で非効率な間接資材市場に対し、独自アルゴリズムと蓄積データを活用したデータドリブン経営で、顧客の調達プロセス効率化と「時間価値」を提供する。

  2. 02

    中小事業者向けECによる高いサービスレベル

    情報弱者となりがちな中小事業者に対し、インターネット通販で高い検索性、幅広い品揃え、最適物流網を通じたサービスを提供し、差別化と効率化を図る。

  3. 03

    成長投資と事業拡大による持続的成長

    企業モデルの進化のため人材採用・教育に投資し、国内外での事業拡大、技術革新とオペレーション進化への投資を継続し、中長期で15%超の売上成長とそれを超える利益成長を目指す。

  4. 04

    物流インフラの強化と効率化

    当日出荷を強みに、物流センターの出荷能力向上と在庫拡充を進め、水戸ディストリビューションセンター建設など投資とコストコントロールにより高い利便性を実現する。

  5. 05

    ESG・サステナビリティへの重点取り組み

    サステナビリティ委員会を設置し、CO2削減、廃棄物削減、サプライヤーとの協調、ダイバーシティ推進、環境配慮商品開発の5項目を重点課題として取り組む。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で1,525人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は719万円で、9期前と比べて+30.9%平均年齢は37.0歳、平均勤続年数は5.5年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2016年12月338
2017年12月377
2018年12月480
2019年12月55037.25.1572
2020年12月55937.05.0765
2021年12月55636.84.9994
2022年12月58536.64.81,275
2023年12月62736.75.01,375
2024年12月70636.95.31,4322,591
2025年12月71937.05.51,5253,030

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2025年12月期・提出会社(単体)
女性管理職比率20.9%
縦線は目安の30%
男性育休取得率83.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)58.0%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社10(国内 7 / 海外 3、うち連結子会社 6) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位8)
猪名川ディストリビューションセンター — 兵庫県川辺郡165億円
本社 — 大阪市北区7,789百万円
笠間ディストリビューションセンター — 茨城県笠間市7,469百万円
茨城中央サテライトセンター — 茨城県東茨城郡6,993百万円
茨城中央サテライトセンター — 茨城県東茨城郡4,904百万円
猪名川ディストリビューションセンター — 兵庫県川辺郡4,262百万円
笠間ディストリビューションセンター — 茨城県笠間市3,446百万円
本社 — 大阪市北区755百万円
主な関係会社
  • 国内
    W.W.Grainger, Inc. (注)2
    アメリカ合衆国 イリノイ州 · その他の関係会社
    議決権50.3%
  • 国内
    Grainger International, Inc.
    アメリカ合衆国 イリノイ州 · その他の関係会社
    議決権50.3%
  • 国内
    Grainger Global Holdings, Inc.
    アメリカ合衆国 イリノイ州 · その他の関係会社
    議決権50.3%
  • 国内
    NAVIMRO Co., Ltd. (注)3
    大韓民国 ソウル特別市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    PT MONOTARO INDONESIA (注)3
    インドネシア共和国 ジャカルタ市 · 連結子会社
    議決権58.4%
  • 海外
    IB MONOTARO PRIVATE LIMITED
    インド共和国 ニューデリー · 連結子会社
    議決権62.7%
  • 海外
    MONOTARO TECHNOLOGIES INDIA PRIVATE LIMITED
    インド共和国 チェンナイ市 · 連結子会社
    議決権99.0%
  • 国内
    物太郎(上海)貿易有限公司
    中華人民共和国 上海市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    新三光マスク株式会社
    神奈川県高座郡 寒川町 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社アルダグラム(注)4
    東京都港区 · 持分法適用会社
    議決権31.6%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2025年12月期の売上高は3,339億円営業利益462億円前期と比べると増収増益で、売上が+15.9%、利益が+24.5%。

売上高
+15.9%
3,339億円
営業利益
+24.5%
462億円
純利益
+23.2%
324億円
営業利益率
13.8%
前期比 +1.0%pt

会社が出している今期の予想2026年12月期

項目会社予想前期実績
売上高3,814億円3,339億円
営業利益531億円462億円
純利益362億円324億円
1株あたり配当¥37¥37

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年2Qで、売上は1,933億円、営業利益は273億円。前年の2025年2Qと比べると、売上は+20.7%、営業利益は+24.7%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年1Q6208012.957
2023年2Q6247411.952
2023年3Q6287511.953
2023年4Q67156
2024年1Q6918912.963
2024年2Q7038812.562
2024年4Q1,48719413.0138
2025年2Q1,60221913.7154
2025年4Q1,73724314.0170
2026年2Q1,93327314.1186

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2012年12月期からの14期で、売上は287億円から3,339億円へ11.6倍に増えた。直近期の営業利益率は13.8%。売上は13期、純利益は13期の連続増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2012年12月2872917
NAVIMRO Co., Ltd.(現 連結子会社)を設立 株式会社K-engineの全株式を譲渡
2013年12月3463923
2014年12月4494425
2015年12月5767144
PT Sumisho E-Commerce Indonesia(現 PT MONOTARO INDONESIA/連結子会社)の株式取得
2016年12月6969564
茨城県笠間市に笠間ディストリビューションセンターを開設
2017年12月88311985
卓易隆電子商務(上海)有限公司(ZORO Shanghai Co., Ltd.)(連結子会社)を設立
2018年12月1,09613895
親会社グループ内再編により、Grainger International, Inc.とGrainger Japan が合併し、両社が保有していた当社株式は現物出資によりGrainger Global Holdings, Inc. へ移転した結果、Grainger Global Holdings, Inc. が当社株式の過半数を直接保有する親会社、Grainger International, Inc. は当社株式の過半数を間接保有する親会社となる
2019年12月1,315159110
IB MONOTARO PRIVATE LIMITED(現 連結子会社)の株式取得
2020年12月1,573197138
茨城県東茨城郡茨城町に茨城中央サテライトセンターを開設
2021年12月1,897243176
兵庫県川辺郡猪名川町に猪名川ディストリビューションセンターを開設
2022年12月2,260264187
2023年12月2,543315218
2024年12月2,88137137312.9263
MONO1X TECHNOLOGIES PRIVATE LIMITED(現 MONOTARO TECHNOLOGIES INDIA PRIVATE LIMITED/連結子会社)を設立
2025年12月3,33946246113.8324

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2025年12月期

売上高3,339億円のうち、営業利益として残るのは462億円13.8%。営業外の損益と税金を反映した純利益は324億円、売上の9.7%にあたる。営業利益率は業種中央値3.7%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金70.2%2,343億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金16.0%534億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益13.8%462億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
29.8%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+10.2pt
13.8%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+7.2pt
9.7%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+20.1pt
28.7%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
16.8%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
22.2%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2025年12月期は営業CFが337億円、投資CFが−171億円で、差し引きのフリーCFは166億円この組み合わせは積極投資型にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面期末の手元現金は470億円で、売上の1.7ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2012年12月22−5−41728
2013年12月24−10−31439
2014年12月19−9−111039
2015年12月38−114327109
2016年12月50−61−26−1172
2017年12月61−33−142887
2018年12月105−15−5790120
2019年12月91−38−6653107
2020年12月153−901863188
2021年12月123−143−58−20111
2022年12月155−125−553086
2023年12月299−84−117215185
2024年12月287−36−133251304
2025年12月337−1710166470

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2025年12月期の総資産は1,932億円。このうち返さなくてよい自己資本が1,229億円で、自己資本比率は63.4%(業種中央値47.4%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2012年12月113565748.7
2013年12月145747150.2
2014年12月179928751.2
2015年12月28712616143.7
2016年12月36417319146.8
2017年12月42923219753.8
2018年12月50729820958.3
2019年12月59737522262.1
2020年12月81347733657.5
2021年12月95860335561.9
2022年12月1,11772639164.5
2023年12月1,28487041467.3
2024年12月1,4501,04340871.5
2025年12月1,9321,22970363.4

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年12月期の内訳
現金及び預金
473億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
1,207億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
703億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
98
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率28 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

小売業 322社との比較

同じ小売業の企業と並べると、いちばん上に来るのは営業利益率322社中12位あたり、逆に低いのは配当利回り322社中153位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE上位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
28.7%/中央値 8.6%
P25 4.9%P75 13.1%
営業利益率上位売上のうち本業の利益として残る割合
13.8%/中央値 3.7%
P25 1.6%P75 6.1%
自己資本比率上位総資産のうち返済のいらないお金の割合
63.4%/中央値 47.4%
P25 34.3%P75 62.5%
売上成長率上位前期からの売上の伸び
15.9%/中央値 4.5%
P25 0.1%P75 10.6%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
2.0%/中央値 1.9%
P25 1.1%P75 2.8%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,841で、1年前と比べて-25.2%過去52週の値幅のなかでは17%の位置にある。

¥1,841-3.2%1ヶ月-6.5%1年-25.2%時価総額9,230億円
過去52週の値幅
安値¥1,684.5高値¥2,620.5

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)25.6倍
PER (会社予想)25.3倍
PBR7.50倍
配当利回り2.01%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

直近1カ月で株価は2.78%下落し、軟調。25日移動平均線(1915.78円)を5.2%下回り、75日線(1873.27円)も下回る。200日線(1994.78円)を9.0%下回り、中長期トレンドも弱い。52週高値2620.5円から約30.7%下落し、52週安値1684.5円には約7.8%上と下値圏。出来高は直近で228万株と高水準で、売り圧力が続く。RSIは28.1と売られすぎ圏で、反発の可能性も。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 65/100)

PER25.29倍は業界平均40.23倍を大幅に下回り、予想PER24.9倍も同傾向。PBR7.39倍は業界平均3.06倍を大きく上回るが、ROE28.7%と極めて高く、成長性を考慮すれば正当化される。配当利回り2.04%は業界平均12.58%を大幅に下回るが、これは業界平均の特殊要因による。営業利益率13%前後と堅調で、売上・利益とも増加傾向。PERとROEのバランスから割安と判断。

指標この会社業種平均
PER (実績)25.6倍39.6倍
PER (予想)25.3倍
PBR7.50倍2.44倍
ROE28.7%5.8%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

MRO EC市場は成長が続く一方、競争も激化。強気派は、ネットワーク効果と規模の経済によるコスト優位性で、中小法人顧客の取り込みが進み、売上高は今後も2桁成長を続けるとみる。また、AIやIoTを活用した在庫管理や需要予測の精度向上が更なる効率化をもたらすと期待。一方、弱気派は、国内市場の成熟化や競合の参入による価格競争の激化を懸念。特に、アマゾン等の大口参入や、既存の問屋のデジタル化が進めば、成長鈍化や利益率の低下を招く可能性がある。また、現在のPER約26倍は割高との見方もある。

プラスに働く材料7
  • 規模の経済で競争優位

    品揃えと物流網でコスト競争力、高営業利益率13.8%を達成

  • 市場成長の追い風

    MRO EC化率はまだ低く、市場は拡大傾向で中長期的な成長余地

  • デジタル化の進展

    AI需要予測で在庫効率化、更なる収益性向上の可能性

  • 売上高3339億円と前期比15.9%増、成長継続通年影響

    売上高は前期2881億円から458億円増の3339億円。増収ペースは15.9%と高く、収益拡大へ寄与

  • 営業利益462億円と前期比24.5%増益通年影響

    営業利益は371億円→462億円と91億円増加。利益率も12.88%→13.84%へ改善

  • ROE28.7%の高資本効率が株主価値向上継続影響

    ROE28.7%は小売業平均を大きく上回り、PBR7.84倍の高評価を支える

  • 配当利回り1.92%が下落局面での下支え継続影響

    配当利回り1.92%を株価水準で確保。高ROEと合わせて投資魅力

マイナスに働く材料7
  • 競争激化による収益圧迫

    新規参入や大手ECの参入で価格競争が激化し利益率低下の恐れ

  • 国内市場の成熟

    国内MRO市場は成長鈍化が予想され、海外展開は未成熟

  • 株価指標の割高感

    PER26倍は同業他社と比べて割高で、成長鈍化時に反落リスク

  • 外国人保有率81.81%の高さが売り崩れを誘発継続影響

    外国人持ち分81.81%と極めて高く、リスク回避時の売り圧力で株価下落が加速しやすい

  • 実績PER26.81倍、割高感が重荷決算発表後影響

    株価1924.5円でPER26.81倍。予想PER26.4倍と大差なく、成長鈍化なら評価調整

  • 株価が1年で28.6%下落する弱含み継続継続影響

    1年前比で28.6%下落。需給悪化に歯止めがかからず、戻り売り圧力

  • 国内景気減速で増収率鈍化のリスク継続影響

    売上高3339億円、営業利益462億円。景気後退で需要が下振れすれば増収率が鈍る

次の決算で確かめる点
顧客数と購買頻度
事業の成長性を示す主要指標。顧客基盤の拡大と定着度を測る
SKU数と在庫回転率
品揃えの拡充と在庫効率性のバランスを確認するため
営業利益率
規模効果が収益に反映されているか、競争による圧迫がないかを見る

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり37で、前期から+73.7%いまの株価に対する利回りは2.01%。増配か配当維持が9年続いている。

年間配当
¥37
1株あたり
配当利回り
2.01%
いまの株価に対して
配当性向
50.2%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
9年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2016年12月533.6
2017年12月622.231.4
2018年12月718.232.9
2019年12月815.432.9
2020年12月913.334.0
2021年12月1235.332.3
2022年12月1417.435.2
2023年12月1618.536.0
2024年12月1918.836.3
2025年12月3373.750.2

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥37

株主

有価証券報告書より

2025年12月期末の株主数は延べ33,035人。区分でいちばん多いのは外国法人81.8%。グループ会社や銀行などの安定株主が11.9%を占め、残る88.1%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2020年12月%2021年12月%2022年12月%2023年12月%2024年12月%2025年12月%
外国法人80.078.978.778.681.781.8
金融機関13.013.714.212.611.411.8
個人・その他5.86.16.17.65.55.2
証券会社1.11.10.90.91.21.0
自己株式0.90.90.90.90.90.9
事業法人0.10.20.20.30.10.1
外国人個人0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01GRAINGER GLOBAL HOLDINGS, INC.(常任代理人 大和証券株式会社)49.89
02日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)8.67
03CITIBANK, N.A.-NY, AS DEPOSITARY BANK FOR DEPOSITARY SHARE HOLDERS(常任代理人 シティバンク、エヌ・エイ東京支店)2.23
04STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505103(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)2.21
05株式会社日本カストディ銀行(信託口)2.19
06THE BANK OF NEW YORK MELLON 140044(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)1.76
07STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505001 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)1.06
08NORTHERN TRUST CO.(AVFC) RE UKAI AIF CLIENTS NON LENDING 10PCT TREATY ACCOUNT (常任代理人 香港上海銀行東京支店)0.91
09MSIP CLIENT SECURITIES(常任代理人 モルガン・スタンレーMUFG証券株式会社)0.90
10THE BANK OF NEW YORK MELLON 140042(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)0.86

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+363%、1株純資産は14期で+439%。直近期のROEは28.7%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2012年12月144634.949.328.5
2013年12月196035.956.729.2
2014年12月103731.058.930.1
2015年12月185140.993.731.3
2016年12月266943.046.433.6
2017年12月174642.252.731.4
2018年12月196036.170.932.9
2019年12月227533.066.132.9
2020年12月289432.994.734.0
2021年12月3511933.158.732.3
2022年12月3814528.449.535.2
2023年12月4417427.535.136.0
2024年12月5320927.750.436.3
2025年12月6524728.738.350.2

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

21名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は21名。2025/12期の役員報酬は総額403百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約12倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
鈴木雅哉取締役会長 代表執行役511,265,847
田村咲耶取締役 代表執行役社長4432,389
岸田雅裕取締役65
伊勢智子取締役48
鷺谷万里取締役63
三浦洋取締役67
中島潔取締役71
Peter Kenevan取締役62
Barry Greenhouse取締役52
甲田哲也執行役副社長5132,452
田浦秀俊専務執行役431,690
普川泰如常務執行役4811,093
残りの役員9名を開く
氏名役職年齢保有株数
北下浩市執行役 物流部門長526,448
勇木洋平執行役 経営管理部門長381,923
張信鵬執行役 データサイエンス部門長442,179
小川恭範取締役64
大村佳也子取締役65
Abe Thomas取締役43
高橋宏昌執行役 商品開発部門長57121,246
折戸光太郎執行役 マーケティング部門長47701
花原通人執行役 サプライチェーンマネジメント部門長491,740

役員報酬の内訳2025/12

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)267505717588
執行役697383517028
社外取締役6585810

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/12期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容813字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社、連結子会社6社及び関連会社1社により構成されており、主にeコマース(インターネットを基盤とした流通)を利用した通信販売によって、間接資材を、国内外の事業者を中心とする顧客に対して販売しております。なお、その他の事業に関しては、重要性が乏しいため、記載を省略しております。 (営業形態) 当社グループは、国内外の卸業者・メーカーから仕入れた商品を、自社ウェブサイトのウェブカタログ及び各顧客に配布する紙カタログに掲載し、国内外のエンドユーザーに直接販売しております。 商品の仕入販売に関しては、店舗を保有せず、顧客からの受注機能、仕入商品の発注機能、商品の入出荷機能及びコールセンターなど顧客サポート機能を各拠点に集約し、受発注管理のほぼ全てをインターネットを通じて行っております。また、自社ウェブサイトを通じて商品を購買する顧客の情報をデータベース化し、顧客ごとの購買特性を販売活動に反映させることを可能にする仕組みを構築しております。 顧客に対するアプローチは、チラシの郵送、ファクシミリ・電子メールによるダイレクトメールの送信、インターネットを通じた広告の掲載及びラジオやテレビなどのマス媒体によっており、各手法を組み合わせることにより新規獲得、追加販売並びに離脱防止に努めております。 (取扱商品) 取扱商品は、工場内で日常的に使用される消耗品や補修用品といった工場用間接資材を中心としております。工場用間接資材は、事業者において、購買金額に占める割合が低い一方で、購買アイテム数が多岐に亘るといった特徴があり、購買に時間をかけることなく商品を仕入れることが重要視される傾向にあります。 また、顧客からの需要の高い一部の商品につきましては、プライベートブランドでも展開しております。 [事業系統図] 事業系統図によって示すと次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題3,406字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 会社の経営の基本方針 当社グループは、「資材調達ネットワークを変革する」という企業理念を掲げております。事業者を取り巻く資材調達環境を変革することにより、株主を含めた全ての利害関係者の期待と信頼に応え、継続的に企業価値を向上させていくことを経営の基本方針としております。 日本の間接資材市場は、多品種・少量購買という特性から、価格の不透明さやプロセスの非効率さが課題となっていました。これを膨大な商品データと独自のアルゴリズムを活用したデータドリブン経営により変革し、生産性を向上させ、顧客である事業者がより本業に集中できる「時間価値」を提供していくことが、当社グループの存在意義であり、利益の源泉であると考えております。そして当社グループは、日本で一定規模にまで成長するに至ったビジネスモデルを海外にも応用し、世界規模での資材調達ネットワークの変革に取り組んでまいります。 (2) 目標とする経営指標 当社グループでは、企業規模の拡大、利益の極大化と、株主価値の拡大という視点に立ち、収益に関する指標としては「売上高」「売上高営業利益率」を、また株主価値に関する指標として「株主資本当期純利益率(ROE)」を重視してまいります。 (3) 中長期的な会社の経営戦略 当社グループは、短期的ではなく継続的に好業績を得ていく企業、企業価値においても社会から高く評価される企業を目指し、お客様からみてよりシンプルな流通体制への変革を始めとした戦略を、より一層スピードをあげて進めてまいります。そして、一物一価の市場を目指して、次の戦略を実施してまいります。 ① 非合理的な流通構造の中で、情報弱者となり十分なサービスを受けていない中小の事業者に、インターネットを主とする効率的な通信販売で高いサービスレベルを実現する。 ② 価格よりも調達における利便性が重視される商材に高い検索性を与えるとともに、業界随一の幅広い品揃えと在庫を備え、サービスレベルとコスト面から最適な物流網を通じて提供することにより、差別化と効率化を図る。 ③ 累積する受注・顧客データベースを整備・分析したマーケティングで顧客の囲い込みを行う。 ④ 自社にてソフトウエア開発からコンテンツ制作までを行う一方、必要に応じて最先端の第三者提供サービスも用いることにより、低コストで機動性の高いシステムを構築する。 ⑤ 従業員のモチベーションと自主性を重視することで高い生産性をあげる。 また、当社グループは、事業展開のスピードを重視するうえで、絶えず企業モデルを進化させることが重要であると考えており、それを支える人材の採用と教育にも十分な投資を行ってまいります。 (4) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 当社グループでは、インターネットを通じた国内外の間接資材の販売におけるビジネスモデルの進化と、それを進化させるうえで必要となるサービスを展開するための成長投資により、中長期的に15%超の売上成長率とそれを超える利益成長の実現を目指します。 また、当社として認識する株主資本コストの水準を踏まえ、ROE30%以上の実現を目指して事業を推進してまいります。そのため、国内外での事業拡大に向け、技術革新とオペレーション進化への投資を行ってまいります。 ① 新規顧客の獲得と顧客生涯価値の向上 当社グループにとって、新規顧客の獲得は引き続き大きな成長の源泉となります。当社グループは、検索エンジンへのインターネット広告の出稿と当社ウェブサイトを検索エンジンにおいて上位に現すための検索エンジン最適化(SEO)の取り組みを主軸とし、当社グループ事業の成長に伴い蓄積させたデータと知見を活用して、今後も顧客獲得活動を積極的に展開いたします。また、商品検索傾向等から推論した顧客の生涯価値をベースに、マーケティングへ投下するリソースを最適化することで、顧客のご利用の定着率を向上することにより新規獲得顧客の生涯価値の向上を図ります。加えて、販促基盤を活用しチラシなどのプロモーションにより顧客の離脱防止を図るとともに、休眠顧客に対してはご利用再開を促すことにより、顧客基盤の拡大を図ります。 ② エンタープライズ事業の戦略的拡大とサービス向上 大企業向けのエンタープライズ事業は、売上構成比の約3割を占め、当社グループの成長ドライバーとなっております。当社はより多くの大企業顧客に対して当社サービスの利用を促し、生産性の向上、ひいては競争力の向上に役立てていただけるように、積極的な営業活動を展開し、一層のサービス水準の向上に努めます。 ③ 顧客需要充足と利益率の双方を意識した商品マネジメント 当社グループにおける顧客基盤の拡大に伴い、顧客需要のある商品は多様化します。多様化する顧客需要を的確に捉え、一般的にはロングテールといわれる購買頻度の少ない商品も含め、取扱商品を拡大させ、新規カテゴリへの拡張、更なる顧客基盤の拡大へと展開してまいります。また、当社グループ事業の成長に伴う取扱数量増を基に、プライベートブランドを積極的に採用することにより、顧客に対して低価格かつ安定的品質の商品を提供し、当社グループの利益率改善にも努めてまいります。 ④ より精度の高いデータベースマーケティングと商品検索性の提供 当社グループ事業の成長に伴い蓄積するデータを活用し、その分析を深めていくことで、より顧客の購買ニーズに合致し、効果の高いプロモーション活動を展開してまいります。また、進歩が著しい情報解析分野における先端技術を吸収し、各々の顧客が必要な商品を可能な限り容易に見つけて注文できるように、当社グループにおけるウェブサイトの商品検索性及び利便性を継続的に高めてまいります。 ⑤ 成長の基盤となる物流インフラの強化 当日出荷により、注文された商品を顧客に早く届けることは、当社の重要な強みの一つであります。従って、当社グループが成長する上では、物流センターにおける出荷能力の向上及び在庫商品の拡充による顧客への迅速かつ安定的な商品提供が不可欠であります。当社グループは、2017年から稼働している「笠間ディストリビューションセンター」に加え、2021年に「茨城中央サテライトセンター」、2022年に「猪名川ディストリビューションセンター」を開設しました。「水戸ディストリビューションセンター」の建設を進め、更なるオペレーションの効率化を推進してまいります。当社グループは、投資及びコストを適切にコントロールしつつ、より高い利便性を実現できる物流網を構築してまいります。 ⑥ 海外事業の推進 当社韓国子会社であるNAVIMRO Co., Ltd.は、2013年に営業を開始して以来、積極的な顧客獲得活動を推進し、順調に顧客基盤を拡大させるとともに、取扱商品及び在庫商品の拡充を進めております。2016年に株式取得しましたインドネシア子会社であるPT MONOTARO INDONESIA及び2020年に株式取得しましたインド子会社であるIB MONOTARO PRIVATE LIMITEDにつきましても、事業基盤の確立及び成長に向けた取り組みを一層推進してまいります。 ⑦ ESG(環境・社会・ガバナンス)経営やSDGs(持続可能な開発目標)への取り組み 当社は、サステナビリティについての取り組みを強化するため、サステナビリティ委員会を設置し、資材調達ネットワークの変革による、事業者であるお客様の生産性向上に加え、当社における重要性と社会からの期待度の見地から、以下の5項目を重点課題として取り組んでまいります。 a.気候変動対策としての二酸化炭素排出量の削減 b.廃棄物削減・リサイクルを通じた資源循環型モデルの実現 c.環境や人権に配慮した産業社会の発展に向けたサプライヤーとの協調 d.ダイバーシティ&インクルージョン(D&I)の推進 e.環境配慮型商品の開発と提案
事業等のリスク7,397字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 当社グループの事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性のあると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、本文中における将来に関する事項は、本報告書提出日現在において当社グループが判断したものであり、不確実性を内在しているため、実際と異なる可能性があります。 (1) 当社グループの事業について ①  価格競争激化の可能性について インターネットを通じた商品の販売は、流通構造の簡素化、販売コストや事務コスト削減などの効果を販売者にもたらします。従って、インターネットを媒介とする売買によって、取引コストの合理化に伴う商品価格の低下を招く可能性があると考えられます。 また、購入者にとっても、価格比較サイトの発展によって、インターネット上で価格情報を収集するコストは低下し、事業者間の価格比較が容易となったことから、複数の事業者がインターネット上で価格情報を公表している場合、価格競争は激化しやすいと考えられます。 本報告書提出日現在、当社グループは約2,800万種類に及ぶ商品を取り扱っているため、インターネット上の販売において他社と競合する割合は低く、また、当社グループ取扱商品は現時点では他の通信販売事業者との競合も少ないため、価格比較サイトでの比較は現実的ではないと考えております。しかしながら、当社グループの取扱商品において、他社がインターネット上で販売する商品の割合が増加した場合には、当社グループ取扱商品の一部が価格競争に陥ることにより収益力が低下し、当社グループの財政状態や経営成績に悪影響を及ぼす可能性があります。 ②  当社グループのビジネスモデルの阻害要因について 多くの技術発展が当社グループのビジネスモデルの前提を崩す潜在的な脅威と成り得ます。例えば、他社の商品価格や需要と供給のバランスを見ながら、柔軟に商品価格を変化させることが可能なプライシング機能を有するビジネスモデルが新たに登場した場合には、当社グループにとって脅威と成り得ます。仮に競合者が、顧客別に全く異なる価格体系によって、常に顧客のベンチマーク商品のみを当社価格より下回るように設定し、それ以外の商品で利益を最適化するモデルを確立した場合には、当社グループ取扱商品の競争力が相対的に低下します。また、こうしたモデルに対し、当社グループは顧客毎に個別の価格設定を行いませんので、競合価格の設定で常に後手にまわることになります。 上記のような新たなビジネスモデルの出現及び技術の進展に対して、対応を図っていく方針でありますが、当社グループのビジネスモデルが脅かされる技術発展が起こった場合には、収益力が低下し、当社グループの財政状態や経営成績に悪影響を及ぼす可能性があります。 ③  競合について 当社グループが行っている通信販売事業という分野で見た場合には、多数の競合会社が存在しております。また、販売形態は異なるものの、工場用間接資材の販売という分野で見た場合には、更に多数の競合会社が存在します。これら両方を兼ね備えた競合会社は、現在のところ多くは存在しませんが、今後、既存の通信販売事業者が、当社が取り扱う商品に領域を広げたり、また、既存の工場用間接資材販売事業者が販売形態を通信販売にも拡大していった場合、これらの事業者との競争の激化が予想されます。 当社グループは、早期事業参入による先行者メリットを活かしながら、顧客ニーズに合致した商品の取扱拡大や価格面等において、競合他社との差別化を図ってまいりますが、他に優れたビジネスモデルの競合会社が現れた場合等、既存事業者や新規参入事業者を含めた競争の激化により、当社グループの財政状態や経営成績に悪影響を及ぼす可能性があります。 ④  登録会員数の獲得について 当社グループの売上高は、当社グループの提供するサイトの登録会員数、登録会員の利用率、登録会員の平均購入額により変動し、事業の成長の一部は登録会員数の順調な増加に依存しております。当社グループはマーケティング手法別に効果測定を行いつつ、新規顧客の獲得、既存顧客への追加販売、既存顧客の離脱防止を図る施策を継続的に実施しております。しかしながら、社会・経済情勢による顧客ニーズの変化、他の事業者との競合の激化、あるいは当社グループのマーケティング手法が効果的でない等の要因によって当社グループの登録会員数の伸びが従来と比べて低いものとなった場合には、売上高の増加ペースが鈍ること、あるいは、マーケティング費用が上昇することにより、当社グループの財政状態や経営成績に悪影響を及ぼす可能性があります。 ⑤  在庫管理について 当社グループは2025年12月期の連結貸借対照表において商品21,321百万円を計上しており、総資産に対する比率は11.0%となっております。当社グループは受注予測システムを利用して適正在庫水準の実現を図るとともに、一定期間受注のない商品を定期的に把握し不稼働在庫の圧縮に努めております。また、当社グループが商品を輸入する場合やプライベートブランド商品を採用する場合など比較的まとまった額を仕入れる場合には慎重な検討を経て実施をしております。しかしながら、これらの施策にも関わらず、当社グループが在庫として保有する商品について販売状況が想定していたものと大きく異なる結果となった場合には、販売価格の切下げや棚卸資産の評価減を通じて、当社グループの財政状態や経営成績に悪影響を及ぼす可能性があります。 ⑥  物流拠点の集中・依存について 当社グループは、商品の納入から出荷に至るまでの一連の業務機能を主に笠間ディストリビューションセンター、猪名川ディストリビューションセンター及び茨城中央サテライトセンターの3か所で行っております。この3か所の物流拠点に7割以上を依存しており、業務機能の集中によるリスクが存在します。リスク発生時の対応体制の整備は常に行っておりますが、万が一対応能力を超えるような大災害が発生した場合は、当社グループの財政状態や経営成績に悪影響を及ぼす可能性があります。 ⑦  商品調達について 当社グループが取り扱う商品の一部は海外から輸入しているため、製造国における電力等のインフラの不足や環境対応の政策変更等によってサプライチェーンが停滞した場合に、顧客からの需要増に対応できない可能性があります。その影響により、欠品による受注停止や注文のキャンセル等の販売機会の損失が生じる可能性があります。 ⑧  商品調達コストについて 当社グループが取り扱う商品の調達価格及び調達に係る費用は、原材料費や燃料価格の高騰、外国為替相場の影響(円安)、輸送費用の高騰により上昇する可能性があります。当社グループでは、最適な価格での仕入れを実現するために必要に応じ仕入先の変更を行うほか、積載効率の改善を図り、また、定期的に販売価格の見直しを行っておりますが、商品調達コストの上昇が販売価格の見直しに先行する場合には、売上総利益率が低下する可能性があります。 ⑨  人材確保について 当社グループでは、多くのアルバイト・パート従業員が物流倉庫での業務に従事しております。当社グループでは、オペレーションの自動化・機械化を進めておりますが、アルバイト・パート従業員の採用難が、賃金の上昇や直雇用比率の低下に繋がり、その結果、人件費・業務委託費が増加する可能性があります。 ⑩  システム、インターネットの障害について 当社グループの注文受付の99%以上は、インターネットによるものであり、システム(業務委託先等の第三者のシステムを含みます。)は、事業を行う上で非常に重要な要素の一つであります。 システムは、業務の拡大やデジタル戦略を推進している中で特に高い重要性があり、適切な設計やテストの実施等によりシステム障害等を未然に防止し、セキュリティ面に配慮したシステムの導入に努めておりますが、システム障害やサイバー攻撃、不正アクセス、コンピュータウイルス感染、人為的ミス、機器の故障、通信事業者等の第三者の役務提供の瑕疵、新技術、新たなシステムや手段への不十分な対応等を完全には防止できない可能性があります。 システムの不具合や不備、自然災害等が生じた場合、取引処理の誤りや遅延等の障害、情報の流出等が生じ、業務の停止、その他の損失が発生する可能性、当社グループの信頼が損なわれ又は評判が低下する可能性、並びにこれらの事象に対応するための追加費用等が発生する可能性があります。 ⑪  インターネットを利用した営業形態への依存について 当社グループは、自社ウェブサイト上のカタログに商品を掲載しており、受発注管理においては主にインターネットを利用しております。また、販売促進活動に関しては、インターネットを通じた広告の掲載、電子メールによるダイレクトメールの送信などを顧客への主要なアプローチ手法としております。 上記のとおり、当社グループは主にインターネットを使用した営業形態をとっているため、インターネットを通じた商取引の信頼性が失われた場合、もしくはインターネットを通じた商取引の利便性が顧客に十分に受け入れられない場合には、当社グループの財政状態や経営成績に悪影響を及ぼす可能性があります。 ⑫  外国為替レートの変動について 当社グループの取扱商品の一部は海外より輸入しており、輸入商品の仕入に占める比率は、当連結会計年度で6.2%となっております。当該輸入の決済につきましては、現在、その代金の半分以上はドル建等外貨で決済されているため、外国為替相場の変動により為替差損益が生じる可能性があります。当社グループは、原則として為替リスク低減のための為替予約等を行っておらず、為替レートが円安に推移すれば商品調達コストを押し上げることとなる等、為替レートの変動が当社グループの財政状態や経営成績に悪影響を及ぼす可能性があります。 ⑬  顧客情報保護について 当社グループは会員登録制をとっている関係上、決済情報を含む多くの顧客情報を保有しております。また、当社グループの顧客の中には、個人事業主も多く含まれており、顧客情報には個人情報も含まれております。顧客情報の保護については、厳正かつ厳重に管理し、細心の注意を払っておりますが、万が一個人情報の漏洩等の「個人情報保護法」に抵触するような事態を含めて、顧客情報の漏洩等が発生した場合には、当社グループに対する社会的信用度が低下し、当社グループの事業活動、財政状態や経営成績に悪影響を及ぼす可能性があります。 ⑭  法的規制について 当社グループの行っている事業は通信販売事業であり、「特定商取引に関する法律」の規制を受けております。当社グループが取り扱うカタログ及びウェブサイト上に掲載された商品情報に関しましては、「不当景品類及び不当表示防止法」及び「不正競争防止法」の規制を受けており、当社グループの取扱商品の一部に関しましては、品質等に関する問題について「製造物責任法」等により規制を受けております。また、当社グループの顧客に関しましては、主に事業法人向けの販売でありますが、2006年6月より個人消費者向けの販売についても開始しており、当該事業は「消費者契約法」の規制を受けております。上記の法的規制以外に、商品輸入に関連した貿易関連法令及び商標権や意匠権等の知的財産権に係る法令に関しましても、一部規制を受けることとなります。 当社グループでは、社員教育の徹底、コンプライアンス体制の整備、販売管理体制の構築、また、適宜、顧問弁護士のアドバイスを受ける等、法的規制を遵守する管理体制の整備に努めておりますが、クレームやトラブル等が生じた場合、これらの法令に違反する行為がなされた場合及び法令の改正や新たな法令の制定が行われた場合には、当社グループの事業活動、財政状態や経営成績に悪影響を及ぼす可能性があります。 ⑮  訴訟について 当社グループの事業に関しましては、顧問弁護士とも相談しながら事業推進しておりますが、当社グループの事業分野のすべてにおける法的な現況を完全に把握することは非常に困難であり、当社グループが把握できないところで法律を侵害している可能性は、完全には否定できません。従いまして、特に当社グループ事業に関係の深い、「不正競争防止法」「製造物責任法」及びその他の法律や権利に関連して訴訟を提起され、損害賠償又は商品の販売差止等の請求を受ける可能性があり、そのような場合には、当社グループの財政状態や経営成績に悪影響を及ぼす可能性があります。 ⑯  国内の景気動向の影響について 当社グループは、国内の中小製造業者を主要な顧客対象として、eコマースを利用した通信販売により間接資材約2,800万種類の商品を販売しております。近年において当社グループの登録会員(企業)数が拡大傾向にあることに加えて、景気悪化時においても顧客企業における部品の交換需要や消耗品需要は継続的に発生すること等から、当社グループの業績は相対的に景気変動の影響は受け難い傾向にあるものと考えております。 しかしながら、国内における景気動向の変化に伴い、当社グループの主要な顧客対象である中小製造業者の業績が急速に悪化する可能性は否定できず、かかる場合において、当社グループが迅速かつ十分に対応できない場合には、当社グループの財政状態や経営成績に悪影響を及ぼす可能性があります。 ⑰  海外展開について 現在当社グループは韓国、インドネシア、インド及び中国にて事業を行っており、今後も事業拡大を図っていく方針です。海外進出している諸外国において政治・経済の不安定化、法律・規制の改正、不利な租税賦課及びテロ等の要因による社会的混乱等、予期しない事態が発生した場合には、当社グループの財政状態や経営成績に悪影響を及ぼす可能性があります。 (2) 大株主との関係 当社の親会社はW.W.Grainger, Inc.(以下「Grainger」という)であり、同社の100%子会社であるGrainger International, Inc.(以下「Grainger International」という)及びGrainger Global Holdings, Inc.(以下「Grainger Global Holdings」という)を通じて当社議決権の50.34%を保有しております。Grainger International及びGrainger Global HoldingsはGraingerグループにおける投資会社であり、当社普通株式の議決権行使等に関する実質的な判断については、Graingerが行っております。 Graingerは、ニューヨーク証券取引所に上場する同グループの中核会社(当連結会計年度末現在の資本金は54,830千米ドル)であり、米国において事業所向けにメンテナンス、修理及び業務(MRO)用の間接資材及び消耗品等の販売を事業としております。同グループにおいては、Graingerが米国において事業を展開しているほか、関係会社(子会社及び現地資本との合弁会社)等を通じて、カナダ、イギリス及びメキシコ等の地域においても同種の事業等を展開しております。 当社グループは、Graingerグループにおいて日本国内を中心にMRO業務を展開する企業として位置付けられております。また、当社グループは、現在、Graingerグループにおいて当社以外の事業体が日本国内で自ら事業を展開する方針を有していないものと認識しております。なお、Graingerは、一部について海外向けの輸出販売も行っており、日本に向けて商品を輸出する場合もありますが、日本国内における販売先は一部の米国系企業等に限定されていることから、当社グループとの間に競合関係は生じていないものと考えております。 しかしながら、将来において、Grainger及び同グループの経営方針や事業戦略等に変更が生じた場合には、当社グループの事業展開、財政状態及び経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 (人的関係) 本報告書提出日現在、Graingerグループより取締役1名を招聘しております。招聘の理由は、グローバル・サプライチェーンに知見が深く、当社グループ経営に有益な意見を提示することが期待できるためであります。 また、当社取締役会長代表執行役鈴木雅哉は、本報告書提出日現在、Graingerのオンラインビジネス担当マネージングディレクターを務めております。 氏名   当社の役職   Graingerグループにおける役職 Barry Greenhouse(バリー・グリーンハウス)   取締役   W.W.Grainger, Inc. シニア・バイス・プレジデント,マーチャンダイジング & サプライヤマネジメント 鈴木 雅哉   取締役会長 代表執行役   W.W.Grainger, Inc. オンラインビジネス担当マネージングディレクター なお、2026年3月26日開催予定の定時株主総会の議案(決議事項)として、「取締役10名選任の件」を提案し、この議案が承認可決された場合、株主総会後の人的関係は以下のとおりとなります。 氏名   当社の役職   Graingerグループにおける役職 Abe Thomas(エイブ・トーマス)   取締役   W.W.Grainger, Inc. グループ・バイス・プレジデント,カスタマーストラテジー、セールスオペレーションズ&イネーブルメント、マーケティング&プライシング 鈴木 雅哉   取締役会長 代表執行役   W.W.Grainger, Inc. オンラインビジネス担当マネージングディレクター
経営成績の分析 (MD&A)3,256字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善を背景に、緩やかな回復の動きがみられました。しかし一方で、不安定な国際情勢を背景とした原材料価格の高騰や、金融政策の不確実性など、先行き不透明な状況が続いております。 このような環境下、当社は、検索エンジンへのインターネット広告の出稿と当社ウェブサイトを検索エンジンにおいて上位に表示するための検索エンジン最適化(SEO)の取組みを主軸とした新規顧客の獲得や、eメールや顧客ごとに掲載商品を最適化した郵送チラシによるダイレクトメール、日替わりでの特価販売等による販促活動を積極的に展開するとともに、テレビCMを放映し更なる認知度向上に努めました。 また、より利便性の高い顧客フルフィルメント・サービスの実現に向けて、間接資材調達の効率化と迅速かつ確実な商品のお届けに努めており、置き配サービスの対象を拡大、配送日時の指定サービスの実施、平日17時までのご注文で最短当日出荷の対象地域の拡大に取り組んでおります。当連結会計年度においては、平日17時までのご注文で最短当日出荷の対象地域を42都府県に拡大いたしました。 商品戦略においては、顧客の多様なニーズに対応するため、ウェブサイトでの取扱商品点数の継続的な拡充に取り組んでおります。加えて、プライベートブランド商品の開発も推進しております。当連結会計年度末時点におきましてウェブサイト上の取扱商品としては約2,885万点、当日出荷を可能とする在庫商品点数としては約68.8万点を取り揃えました。 一方、エンタープライズ事業に関しましても、新規連携企業の獲得に向けた営業活動の展開及び、既存顧客拠点浸透・利用拡大を通じて、顧客数、売上共に順調に拡大いたしました。 これらの施策により、当社は、当連結会計年度中に1,114千口座の新規顧客を獲得し、当連結会計期間末現在の登録会員数は11,262千口座となりました。 加えて、当社韓国子会社であるNAVIMRO Co., Ltd.等、各子会社においてインターネット広告の出稿を中心とした積極的な顧客獲得活動を推進して顧客基盤を拡大させるとともに、取扱商品及び在庫商品の拡充を進めました。 以上の結果、当連結会計年度における売上高は333,880百万円(前期比15.9%増)、営業利益は46,192百万円(前期比24.6%増)、経常利益は46,057百万円(前期比23.4%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は32,434百万円(前期比23.1%増)となりました。 当連結会計年度末の総資産は、前連結会計年度末と比較して48,215百万円増加し、193,243百万円となりました。これは主に、建設仮勘定の増加18,481百万円、現金及び預金の増加16,566百万円及び売掛金の増加8,828百万円等によるものであります。 負債につきましては、前連結会計年度末と比較して29,548百万円増加し、70,310百万円となりました。これは主に、長期借入金の増加13,000百万円、未払金の増加9,987百万円及び買掛金の増加5,193百万円等によるものであります。 純資産につきましては、前連結会計年度末と比較して18,666百万円増加し、122,933百万円となりました。これは主に親会社株主に帰属する当期純利益による増加32,434百万円及び配当金の支払による減少12,422百万円等によるものであります。 以上の結果、当連結会計期間末における自己資本比率は前連結会計年度末と比較して8.1ポイント低下し、63.4%となりました。 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は前連結会計年度末から16,625百万円増加し、46,995百万円となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動による資金の増加は33,726百万円となりました。これは主に、法人税等の支払額12,741百万円及び売上債権の増加9,047百万円等による資金減少の一方で、税金等調整前当期純利益46,038百万円、減価償却費6,685百万円、仕入債務の増加5,188百万円等による資金増加によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動による資金の減少は17,093百万円となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出11,938百万円、無形固定資産の取得による支出4,131百万円等によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動による資金の増加は27百万円となりました。これは主に、配当金の支払12,424百万円等による資金減少の一方で、長期借入金の増加13,000百万円等による資金増加によるものであります。 ③ 生産、受注及び販売の実績 a.生産実績 該当事項はありません。 b.商品仕入実績 当社グループは工場用間接資材販売事業の単一セグメントであり、当連結会計年度の仕入実績は次のとおりであります。 区分   当連結会計年度(自  2025年1月1日至  2025年12月31日) 仕入高(百万円)   前期比(%) 工場用間接資材   214,069   114.9 販売諸掛(注)   21,750   114.8 合計   235,819   114.9 (注) 上記の販売諸掛は、主として商品送料であります。 c.受注実績 該当事項はありません。 d.販売実績 当社グループは工場用間接資材販売事業の単一セグメントであり、当連結会計年度の販売実績は次のとおりであります。 区分   当連結会計年度(自  2025年1月1日至  2025年12月31日) 販売高(百万円)   前期比(%) 工場用間接資材   333,880   115.9 合計   333,880   115.9 (注) 主要な販売先については、総販売実績に対する割合が100分の10以上の相手先がないため、記載を省略しております。 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項」の(重要な会計上の見積り)に記載のとおりであります。 ② 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 a.経営成績等 「(1) 経営成績等の状況の概要 ① 財政状態及び経営成績の状況」をご参照ください。 b.キャッシュ・フローの分析 「(1) 経営成績等の状況の概要 ② キャッシュ・フローの状況」をご参照ください。 ③ 資本の財源及び資金の流動性についての分析 当社グループの資金需要の主なものは、事業規模拡大に伴う設備投資資金であり、資金調達に関しては自己資金又は金融機関からの借入により対応する方針であります。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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  • 決算説明資料2026年12月期 第2四半期決算説明資料2026-08-04

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