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日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,085.45+319ドル円158.62-2NASDAQ26,241.86+142S&P 5007,680.46+49SOX 指数11,350.08+619/2終値

ゼンショーホールディングス

ZENSHO HOLDINGS CO.,LTD.7550 · Prime · 小売業

国内外で牛丼・寿司・ファストフード・レストランを多ブランド展開する外食大手。低価格と規模の経済で競争。

概要

ゼンショーホールディングスは、牛丼チェーン「すき家」、回転寿司「はま寿司」を中核とする外食最大手の持株会社である。1982年に横浜で弁当店から創業し、M&Aで多ブランドを傘下に収め、国内外に約1万5000店を展開する。2026年3月期の連結売上高は1兆2641億円、営業利益814億円に達し、グループは174社で構成される。低価格戦略とサプライチェーンの垂直統合(MMD)が特徴で、原材料調達から製造・物流・販売までを一貫管理する。

牛丼と寿司が収益の二本柱を形成

グループの売上をけん引するのは「グローバルすき家」と「グローバルはま寿司」の二大セグメントであり、両者で連結売上の約50.2%を占める。2026年3月期、すき家は3144億円(売上構成比24.9%)、はま寿司は3202億円(同25.3%)を計上した。すき家は国内外2650店舗、はま寿司は862店舗を展開し、いずれも直営中心の運営である。営業利益では、はま寿司が267億円と高い収益性を示す一方、すき家は異物混入対策の費用影響で93億円と前年比62%減となった。

海外中食事業がグループの20%近くを占める

「グローバル中食」セグメントは、欧米を中心にテイクアウト寿司を展開し、売上高2218億円(構成比17.6%)を計上する。ブランド群は「AFC」「ZENSHI」「sushicircle」「SNOWFOX」など多岐にわたり、直営とフランチャイズ(FC)を併用する。2026年3月期末の店舗数は8970店に上り、そのうち8102店がFC店である。同事業は収益性が高く、営業利益273億円を上げ、グループ全体の利益の約3分の1を稼ぎ出す。戦略的な出退店により店舗ポートフォリオを最適化している。

多様な外食ブランドを抱えるレストラン・ファストフード

「レストラン」セグメントはココス、ビッグボーイ、ジョリーパスタ、華屋与兵衛など1712億円(構成比13.6%)、「グローバルファストフード」はなか卯、ゼッテリア、かつ庵、伝丸など1128億円(同8.9%)の売上を計上する。これらは主に国内で直営展開され、なか卯やココスはFCも含む。ファストフードセグメントでは業態見直しを進め、瀬戸うどんやモリバコーヒーの全店閉店を実施する一方、ゼッテリアへの転換出店を強化している。

グループ全体を支える垂直統合とサポート体制

「本社・サポート」セグメント(売上構成比0.8%)は、食品製造のGFF、食材調達のゼンショー商事、物流のグローバルフレッシュサプライ、設備メンテナンスのテクノ建設、備品調達のグローバルテーブルサプライなどが担う。これらはMMD(マス・マーチャンダイジング・システム)の中核であり、原材料から店舗販売までの一貫管理を可能にする。さらに「その他」セグメント(同2.8%)には、冷凍食品のトロナジャパン、醤油のサンビシ、介護事業の輝、米販売のゼンショーライスなどが含まれる。

業界の中での役割は外食チェーン運営企業にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
1.3兆円
営業利益
814億円
営業利益率
6.4%
純利益
458億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2023/3
事業売上構成比利益利益率
外食事業7,017億円90.0%240億円3.4%
小売事業782億円10.0%-23億円-2.9%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01グローバルすき家主力

牛丼チェーン「すき家」を日本、中国、東南アジア、中南米で直営展開。主力の牛丼を中心に手軽な価格で提供。グループ売上シェア24.9%。

主な製品・サービス1
牛丼を中心とした定食メニュー
牛丼、カレー、定食など、ファストフード形式の和食メニュー。

02グローバルはま寿司主力

回転寿司チェーン「はま寿司」を日本、中国で直営展開。寿司に加え、麺類・デザートなどのサイドメニューも充実。グループ売上シェア25.3%。

主な製品・サービス1
寿司・サイドメニュー
回転寿司形式で新鮮な海鮮寿司を提供。サイドメニューに麺類、デザート等。

03グローバル中食準主力

欧米を中心にテイクアウト寿司店「AFC」「ZENSHI」「sushicircle」「SNOWFOX」等を直営・FC展開。グループ売上シェア17.6%。

主な製品・サービス1
テイクアウト寿司
スーパー等に設置されたテイクアウト形式の寿司惣菜。ブランド名:AFC、ZENSHI、sushicircle、SNOWFOX等。

04グローバルファストフード準主力

「なか卯」(親子丼・うどん)、「ゼッテリア」(ハンバーガー)、「伝丸」(ラーメン)、「かつ庵」(とんかつ)、「久兵衛屋」(うどん・天ぷら)、マレーシアのチキンライス店等を直営・FC展開。グループ売上シェア8.9%。

主な製品・サービス1
各ブランドのメニュー
なか卯(親子丼・うどん)、ゼッテリア(ハンバーガー)、伝丸(ラーメン)、かつ庵(とんかつ)、久兵衛屋(武蔵野うどん・天ぷら・しゃぶしゃぶ)、The Chicken Rice Shop(チキンライス)等。

05レストラン準主力

ファミリーレストラン「ココス」、ハンバーグ&ステーキ「ビッグボーイ」「ヴィクトリアステーション」、パスタ「ジョリーパスタ」、焼肉「熟成焼肉いちばん」、イタリアン「オリーブの丘」、和食「華屋与兵衛」等を全国で直営・FC展開。グループ売上シェア13.6%。

主な製品・サービス1
各ブランドのメニュー
ココス(ファミリーレストラン)、ビッグボーイ/ヴィクトリアステーション(ハンバーグ&ステーキ)、ジョリーパスタ(パスタ)、熟成焼肉いちばん(焼肉)、オリーブの丘(イタリアン)、華屋与兵衛(和食)等。

06小売副次

スーパーマーケット「ジョイマート」、青果販売「ユナイテッドベジーズ」を運営。グループ売上シェア6.1%。

主な製品・サービス1
生鮮食品・日用品
スーパーマーケットでの食品・日用品販売、および青果の卸売・小売。

07本社・サポートその他

グループ内の食品製造・加工(GFF)、食材仕入販売(ゼンショー商事)、物流(グローバルフレッシュサプライ)、店舗設備・メンテナンス(テクノ建設)、備品調達(グローバルテーブルサプライ)を担当。グループ売上シェア0.8%。

08その他その他

外販製造卸売(冷凍食品等)、介護事業、畜産水産事業(トロナジャパン、サンビシ、輝、ゼンショーライス)。グループ売上シェア2.8%。

主な製品・サービス4
家庭用冷凍食品
トロナジャパンが販売する冷凍食品。
醤油・ドレッシング
サンビシが製造・販売する調味料。
介護サービス
㈱輝が運営する介護事業。
玄米・精米
ゼンショーライスが販売する米。

製品と技術

すき家:牛丼を軸としたグローバルファストフード

「すき家」は、主力の牛丼を中心にカレーや定食などのメニューを手軽な価格で提供する牛丼チェーンである。国内2,000店舗、海外650店舗の計2,650店舗を直営で運営し、日本全47都道府県に出店済み。海外では中国、台湾、タイ、ブラジル、メキシコ、マレーシア、インドネシアなどに展開する。商品開発では、月見すきやき牛丼、ローストビーフ丼、ニンニクの芽牛丼などの期間限定メニューを投入し、顧客の飽きを防ぐ。2026年3月期の既存店売上高は前年比104.3%と堅調だが、異物混入対策費用が利益を圧迫した。

はま寿司:回転寿司の国内・中国展開

「はま寿司」は、新鮮な海産物を使用した寿司に加え、麺類やデザート、ドリンクなどのサイドメニューを充実させた回転寿司チェーンである。国内664店舗、中国など海外198店舗の計862店舗を直営展開し、2026年3月期の売上高は3202億円とグループ最大を記録した。既存店売上高は前年比115.5%と高い伸びを示し、営業利益267億円と収益貢献度も高い。はま寿司は、寿司の品質と手頃な価格でファミリー層を中心に支持を集め、積極出店を続けている。

海外テイクアウト寿司:欧米で展開する多ブランド

「グローバル中食」セグメントは、欧米を中心にテイクアウト形式の寿司を提供する。主要ブランドには、米国の「AFC」「ZENSHI」、欧州の「sushicircle」、英国の「SNOWFOX」「Bento」「Taiko」「YO!」「SNOWFRUIT」などがある。これらの多くはスーパーマーケット内などに出店し、持ち帰り需要を取り込む。直営とFCを組み合わせ、2026年3月期末で8,970店舗に達する。業態特性上、出退店が頻繁であり、前期は761店出店、1,306店退店と大きな入れ替えがあった。営業利益率は高く、グループ利益に大きく貢献する。

ファストフード多業態:なか卯・ゼッテリア・かつ庵など

「グローバルファストフード」には、親子丼・京風うどんの「なか卯」、ハンバーガーの「ゼッテリア」、とんかつの「かつ庵」、武蔵野うどんの「久兵衛屋」、ラーメンの「伝丸」、マレーシアのチキンライス「The Chicken Rice Shop」などが含まれる。2026年3月期末で1,145店舗(FC57店含む)を展開し、売上高1128億円を計上。このセグメントでは業態構成の見直しが進められ、ゼッテリアへの転換出店が行われる一方、瀬戸うどんやモリバコーヒーの全店閉店が実施された。なか卯が中核だが、既存店売上高は前年比109.2%と堅調である。

レストランブランド:ココス・ビッグボーイ・ジョリーパスタなど

「レストラン」セグメントは、ファミリーレストランの「ココス」、ハンバーグ&ステーキの「ビッグボーイ」・「ヴィクトリアステーション」、パスタの「ジョリーパスタ」、焼肉の「熟成焼肉いちばん」、イタリアンの「オリーブの丘」、和食の「華屋与兵衛」など、多岐にわたるブランドを全国で直営展開する。2026年3月期の売上高は1712億円、営業利益129億円。既存店売上高は前年比109.8%と好調で、ココスでは季節フェアメニューの導入やサービス水準向上に注力している。これらのブランドは主に関東・関西・東北に集中し、地域密着型の運営を行っている。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

小売業のなかでの位置

外食・小売の複合大手、国内首位で内需依存度高い

ゼンショーホールディングスは、すき家などの牛丼チェーンを核とする外食企業であり、国内の外食産業でトップクラスの売上高を誇る。同業他社と比較しても、売上高は1兆円を超え、国内外食市場での存在感が大きい。ライバルである光フードサービスやトライアルホールディングスは、それぞれ専門チェーンやディスカウントストアを展開しており、ゼンショーのように多業態を抱える複合企業とは異なる。ゼンショーは国内外で多様なブランドを展開し、食材調達や物流の効率化でコスト優位性を持っているが、国内の少子高齢化による市場縮小や、原材料費・人件費の高騰が利益を圧迫しており、海外展開や新業態の強化が課題となっている。

強み

  • 牛丼から寿司、カレーまで多様なブランドを展開し、顧客の好みに対応
  • 1兆円超の売上高で食材調達や物流でコスト競争力を持つ
  • アジアを中心に海外出店を進め、成長市場へのアクセスを強化している
  • すき家などの知名度が高く、国内市場で圧倒的な支持を得ている

課題

  • 人口減少で国内外食市場が縮小し、既存店の売上維持が課題
  • 食材・人件費の高騰が利益を圧迫し、価格転嫁が限定的
  • 同業他社との価格・店舗競争が激しく、差別化が必要

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

食品・飲料の時価総額近傍。太字がゼンショーホールディングス

時価総額で並べると、掲載9社のなかで4番目にあたる。

#企業時価総額PER
12914日本たばこ産業14.0兆円20.9倍
22802味の素5.1兆円37.8倍
32503キリンホールディングス2.7兆円12.2倍
47550ゼンショーホールディングス2.0兆円41.6倍
52801キッコーマン1.8兆円27.8倍
62587サントリービバレッジ&フード1.4兆円15.8倍
72269明治ホールディングス1.3兆円34.9倍
82875東洋水産1.2兆円14.8倍
92897日清食品ホールディングス9,011億円19.4倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(食品・飲料)に従っています。

会社の歴史

沿革 45件

弁当店から牛丼チェーンへ、1982年の創業

1982年6月、神奈川県横浜市鶴見区にて当社を設立。同年7月、ランチボックス(弁当店)1号店の生麦店を開店し、11月にはすき家(牛丼店)ビルイン1号店の生麦駅前店を開業した。当初は弁当と牛丼の小規模店舗から出発し、1987年7月にはフリースタンディング1号店の水戸店を開店するなど、出店形態を広げた。1997年8月に日本証券業協会に店頭登録し、1999年9月に東京証券取引所第二部へ上場。2001年9月には第一部銘柄に指定され、成長資金を確保した。

M&Aで多ブランド化を推進した2000年代

2000年7月、ココスジャパンの株式取得により国内レストラン事業に参入。同年10月には設備メンテナンスのテクノサポート(現テクノ建設)、11月には食材調達のグローバルフーズ(現ゼンショー商事)を設立し、サプライチェーン構築を開始した。2002年10月に回転寿司事業へ参入するためはま寿司を設立、同年12月にはビッグボーイジャパンを傘下に収めた。2005年3月にはなか卯の株式を取得しファストフード事業を強化。2007年3月にはジョリーパスタの前身を買収し、外食ブランドを拡充した。

海外進出と持株会社体制への移行(2005~2011年)

2005年1月、中国にすき家進出のため泉盛餐飲(上海)有限公司を設立。2008年8月にはブラジルへ進出し、2011年2月にタイ、同年10月にメキシコ、2012年3月にマレーシア、2013年4月に台湾・インドネシアと海外展開を加速した。2011年10月、グローバル展開を機に持株会社体制へ移行し、社名をゼンショーホールディングスに変更。同時に事業子会社のすき家を設立し、国内すき家事業を分割した。この時期、2014年6月にはすき家を7つの地域会社に分割する新設分割も実施している。

売上高1兆円超へ、はま寿司の急成長と中食セグメントの統合

2010年代後半からはま寿司が急成長し、2026年3月期にはグループ最大の売上セグメントとなった。2024年3月期の連結売上高は9658億円から翌期に1兆1367億円へと1兆円を突破。2026年3月期には1兆2641億円に達した。2025年3月期より、海外テイクアウト寿司事業を「グローバル中食」として独立した報告セグメントに変更し、従来のファストフード区分から分離した。これによりグループは7セグメント体制となり、中食が売上・利益の両面で重要な柱として認識されるようになった。

店舗網の拡大と構造改革の継続

2026年3月期末のグループ総店舗数は14,947店(FC8,235店含む)に上る。前期比では1,042店出店、1,514店退店と、純減となった。これはグローバル中食セグメントでの戦略的な退店(1,306店退店)が大きく影響している。ファストフードセグメントでも業態見直しにより103店を閉鎖し、ゼッテリアへの転換や不採算業態の撤退を進めた。一方、はま寿司は132店出店、すき家も112店出店と積極姿勢を維持している。グループ全体で収益性向上のため店舗ポートフォリオの最適化が継続されている。

年表45件を開く

1980年代

  • 1982年6月創業当社を設立し、神奈川県横浜市鶴見区に横浜工場併設の本社を設置。
  • 1982年7月ランチボックス(弁当店)1号店として、生麦店(神奈川県横浜市鶴見区)を開店。
  • 1982年11月すき家(牛丼店)ビルイン1号店として、生麦駅前店(神奈川県横浜市鶴見区)を開店。
  • 1987年7月フリースタンディング1号店として、水戸店(茨城県水戸市)を開店。

1990年代

  • 1997年8月日本証券業協会に株式を店頭登録。
  • 1999年9月上場東京証券取引所第二部市場へ上場。

2000年代

  • 2000年7月国内レストラン事業参入のため、㈱ココスジャパンの株式を取得。
  • 2000年10月設備・メンテナンス効率化のため、㈱テクノサポート(現 ㈱テクノ建設)を設立。
  • 2000年11月食材調達の効率化のため、㈱グローバルフーズ(現 ㈱ゼンショー商事)を設立。
  • 2001年9月東京証券取引所市場第一部銘柄指定。
  • 2002年6月消耗品、備品調達の効率化のため、㈱グローバルテーブルサプライを設立。
  • 2002年10月回転寿司事業参入のため、㈱はま寿司を設立。
  • 2002年12月国内レストラン事業強化のため、㈱ビッグボーイジャパンの株式を取得。
  • 2004年2月グループ会社の本部機能を集約し、本社を現在地(東京都港区港南2-18-1)へ移転。
  • 2005年1月創業中国にすき家事業参入のため、可口食餐飲(上海)有限公司(現 泉盛餐飲(上海)有限公司)を設立。
  • 2005年3月ファストフード事業強化のため、㈱なか卯の株式を取得。
  • 2005年9月食の安全への取り組み強化のため、食品安全追求室(現 グループ食品安全追求本部)を新設。
  • 2006年4月製造機能拡充のため、㈱ユーディーフーズ(現 ㈱サンビシ)が、醤油醸造事業を譲受け。
  • 2006年5月創業食の安全への取り組み強化のため、中央分析センターを設立。
  • 2006年6月家庭用冷凍食品等の販売を行うため、製造販売事業の㈱グローバルピザシステム(現 ㈱トロナジャパン)を設立。
  • 2006年8月物流の効率化のため、㈱グローバルフレッシュサプライを設立。
  • 2007年2月青果販売事業参入のため、㈱ユナイテッドベジーズの株式を取得。
  • 2007年3月国内レストラン事業強化のため、㈱サンデーサン(現 ㈱ジョリーパスタ)の株式を取得。東ティモールにて、フェアトレードの取り組みを開始。
  • 2007年7月すき家(牛丼店)の沖縄県出店により、全47都道府県への出店達成。
  • 2008年1月畜産事業参入のため、㈱善祥園を設立。
  • 2008年6月ITによる事業の効率化のため、㈱グローバルITサービスを設立。
  • 2008年8月創業ブラジルにすき家事業参入のため、ZENSHO DO BRASIL COMERCIO DE ALIMENTOS LTDA.を設立。
  • 2008年10月国内レストラン事業強化のため、㈱華屋与兵衛の株式を取得。

2010年代

  • 2010年12月求人募集業務の効率化のため、㈱ゼンショーベストクルーを設立。
  • 2011年2月創業タイにすき家事業参入のため、ZENSHO (THAILAND) CO.,LTD.を設立。
  • 2011年5月㈱ゼンショー分割準備会社(現 ㈱すき家)を設立。
  • 2011年10月商号変更グローバル展開のため持株会社体制に移行し、社名を㈱ゼンショーから㈱ゼンショーホールディングスへ変更。㈱ゼンショー分割準備会社の名称を、㈱ゼンショー(現 ㈱すき家)に変更。メキシコにすき家事業参入のため、ZENSHO FOOD DE MEXICO S.A.DE C.V.を設立。
  • 2011年12月製造機能強化のため、㈱GFFを設立。
  • 2012年3月創業マレーシアにすき家事業参入のため、ZENSHO FOODS MALAYSIA SDN.BHD.を設立。
  • 2012年4月障がい者雇用の推進及び自立支援のため、㈱ゼンショービジネスサービスを設立。
  • 2012年10月自然エネルギーによる発電事業を行うため、㈱ゼンショー・クリーン・エナジーを設立。
  • 2012年11月小売事業参入のため、㈱マルヤ(現 ㈱ジョイマート)の株式を取得。
  • 2013年1月玄米・精米の販売を行うため、製造販売事業の㈱ゼンショーライスを設立
  • 2013年4月創業台湾にすき家事業参入のため、台湾善商股份有限公司を設立。インドネシアにすき家事業参入のため、PT. ZENSHO INDONESIAを設立。
  • 2013年5月米国での製造機能強化のため、米国のPocino Foods Companyの株式を取得。
  • 2013年10月小売事業強化のため、㈱マルエイ(現 ㈱ジョイマート)の株式を取得。
  • 2013年12月小売事業の統括を行うため、㈱日本リテールホールディングスを設立。
  • 2014年1月介護事業参入のため、㈲介護サービス輝(現 ㈱輝)の株式を取得。
  • 2014年6月地域に根ざした店舗経営体制の確立のため、㈱ゼンショー(現 ㈱すき家)を分割会社とし、㈱北日本すき家、㈱関東すき家、㈱東京すき家、㈱中部すき家、㈱関西すき家、㈱中四国すき家、㈱九州すき家を承継会社とする新設分割を実施。
  • 2014年8月小売事業強化のため、㈱尾張屋(現 ㈱ジョイマート)の株式を取得。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    食の安全の追求

    グループ食品安全追求本部がCodex基準を基に自社基準を設定し、調達・製造・物流・販売のフードチェーン全体で食品安全マネジメントを完結させる。併せて、店舗の衛生管理体制の向上を図る。

  2. 02

    MMDの進化

    原材料の調達から製造・加工、物流、販売までを一貫して自社でコントロールするMMDをさらに進化させ、海外拠点による調達網を強化し、食材の安全性の追求、商品クオリティの向上、コスト改善を図る。

  3. 03

    ブランドの進化

    お客様のニーズや多様なライフスタイルに対応し、常にお客様の期待を超える商品・サービス・顧客体験を提供するため、全ての面でブランドの進化に努める。

  4. 04

    出店とM&Aによる成長

    国内外で業態の収益力を高め、積極的な出店を継続する。M&A等を活用し、新規事業領域への進出やMMDの更なる強化を図り、安全でクオリティの高い食材の供給と食の多様化にも対応する。

  5. 05

    人財の採用・育成と労働環境改善

    理念に共感する優秀な人財の採用と育成、多様な働き方の促進、グローバル人財の確保に加え、コンプライアンス教育やハラスメント対策、DXによる作業効率化、評価・給与制度の見直しを進め、従業員がやりがいと成長を実感できる職場環境を実現する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で20,626人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は830万円で、9期前と比べて+36.1%平均年齢は39.4歳、平均勤続年数は8.5年。

単体の従業員がグループ全体の1割に満たないため、平均年収は持株会社の本社勤務者の数値です。グループ全体の水準とは異なります。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月9,211
2018年3月10,877
2019年3月61037.47.512,521
2020年3月61937.57.614,402
2021年3月60137.77.616,253
2022年3月62638.67.915,929
2023年3月64439.38.517,324
2024年3月74339.99.116,806
2025年3月81740.19.118,742401
2026年3月83039.48.520,626395

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率13.8%
縦線は目安の30%
男性育休取得率48.5%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)69.7%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社87(国内 60 / 海外 27、うち連結子会社 17) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
店舗他 — 664 店舗519億円
グローバル はま寿司
店舗他 — 2,000 店舗472億円
グローバル すき家
本社 — 東京都港区407億円
本社・サポート
欧米等・店舗他 — 3,876 店舗216億円
グローバル 中食
中国・店舗他 — 186 店舗196億円
グローバル はま寿司
店舗他 — 90 店舗132億円
小売
店舗他 — 506 店舗130億円
レストラン
工場 16 箇所117億円
本社・サポート
店舗他 — 168 店舗8,904百万円
レストラン
店舗他 — 322 店舗8,831百万円
レストラン
ほか11件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    ㈱ゼンショーグローバルファストホールディングス(注)2
    東京都港区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱すき家(注)1、2、4
    東京都港区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱なか卯(注)2
    東京都港区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱かつ庵(注)2
    東京都港区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱バーガー・ワン(注)2
    東京都港区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱ゼンショーグローバル レストランホールディングス
    東京都港区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱ココスジャパン(注)2
    東京都港区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱ビッグボーイジャパン(注)2
    東京都港区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱ジョリーパスタ(注)2
    東京都港区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱TAG-1 (注)2
    東京都港区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱華屋与兵衛(注)2
    東京都港区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱オリーブの丘(注)2
    東京都港区 · 連結子会社
    議決権100.0%
残りのグループ会社75社を開く
  • ㈱はま寿司(注)1、5東京都港区100%
  • ㈱ゼンショー日本ダイニング ホールディングス東京都港区100%
  • ㈱エイ・ダイニング(注)2東京都港区100%
  • ㈱久兵衛屋(注)2東京都港区100%
  • ㈱日本リテールホールディングス東京都港区100%
  • ㈱ジョイマート(注)2埼玉県 春日部市100%
  • ㈱ユナイテッドベジーズ(注)2東京都港区84%
  • ㈱ゼンショーファクトリーホールディングス東京都港区100%
  • ㈱GFF(注)2東京都港区100%
  • ㈱TRファクトリー(注)2東京都港区100%
  • ㈱サンビシ(注)2愛知県 豊川市100%
  • ㈱ゼンショー商事(注)1東京都港区100%
  • ㈱トロナジャパン東京都港区100%
  • ㈱グローバルフレッシュサプライ東京都港区100%
  • ㈱グローバルテーブルサプライ東京都港区100%
  • ㈱テクノ建設東京都港区100%
  • ㈱ゼンショー・クーカ東京都港区100%
  • ㈱日本介護ホールディングス東京都港区100%
  • ㈱輝(注)2北海道 札幌市100%
  • ㈱ロイヤルハウス石岡(注)2茨城県 石岡市100%
  • シニアライフサポート㈱(注)2埼玉県 川口市100%
  • ㈱エンネルグ(注)2愛知県 あま市100%
  • ㈱アイメディケア(注)2千葉県 松戸市100%
  • ㈱JinZai東京都港区100%
  • ㈱善祥園(注)3北海道 広尾郡49%
  • ㈲水下ファーム(注)3北海道 広尾郡50%
  • ㈱グローバルITサービス東京都港区100%
  • ㈱ゼンショーベストクルー東京都港区100%
  • ㈱ゼンショービジネスサービス東京都港区100%
  • ㈱ゼンショーストアサポート東京都港区100%
  • ㈱ゼンショー・クリーン・エナジー(注)2東京都港区100%
  • ㈱かがやき保育園東京都港区100%
  • ㈱ゼンショー・インシュアランス・サービス東京都港区100%
  • 晴雲酒造㈱埼玉県 比企郡100%
  • ㈱グローバルMDホールディングス東京都港区100%
  • ㈱マリックス(注)2鹿児島県 出水郡100%
  • ㈱五十嵐水産(注)2熊本県 天草市100%
  • ㈱ゼンショーライス東京都港区100%
  • ㈱齋藤商店(注)2福島県 白河市100%
  • ㈱品川デザイン東京都港区100%
  • Zensho USA Corporation (注)1米国 カリフォルニア州100%
  • Advanced Fresh Concepts Corp. (注)2米国 カリフォルニア州100%
  • ZENSHO FOOD DE MEXICO S.A.DE C.V. (注)1、2メキシコ100%
  • ZENSHO DO BRASIL COMERCIO DE ALIMENTOS LTDA. (注)1、2ブラジル サンパウロ市100%
  • 泉膳(中国)投資有限公司(注)1中国上海市100%
  • 泉盛餐飲(上海)有限公司(注)1、2中国上海市100%
  • ZENSHO HONG KONG CO.,LTD.中国香港100%
  • 台湾善商股份有限公司台湾台北市100%
  • ZENSHO SOUTH EAST ASIA HOLDINGS PTE.LTD. (注)1シンガポール100%
  • ZENSHO (THAILAND) CO.,LTD. (注)2、3タイ49%
  • PT. ZENSHO INDONESIAインドネシア51%
  • ZENSHO JAPANESE RESTAURANT COMPANY PTE.LTD. (注)2シンガポール100%
  • ZENSHO HOLDINGS MALAYSIA SDN. BHD. (注)1、2マレーシア クアラルンプール100%
  • ZENSHO FOODS MALAYSIA SDN.BHD. (注)2マレーシア クアラルンプール100%
  • ZENSHO ICHIBAN MALAYSIA SDN.BHD. (注)2マレーシア クアラルンプール100%
  • ZENSHO VIETNAM CO.,LTD. (注)2ベトナム100%
  • ZENSHO (PHILIPPINES),INC.フィリピン70%
  • TCRS Restaurants Sdn.Bhd. (注)2マレーシア クアラルンプール100%
  • Zensho Europe Holdings B.V.オランダ100%
  • Worldfood To Go, S.L. (注)2スペイン100%
  • Sushi Circle Gastronomie GmbH (注)2ドイツ100%
  • ZENSHO INTERNATIONAL FOOD SERVICE LIMITED (注)1イギリス100%
  • ZENSHO INTERNATIONAL LIMITED (注)1イギリス100%
  • ZENSHO INTERNATIONAL UK LIMITED (注)1、2イギリス100%
  • Wonderfield TopCo Limited (注)2イギリス100%
  • Wonderfield Group Limited (注)2イギリス100%
  • Wonderfield US Holdco, LLC (注)1、2米国 デラウエア州100%
  • Wonderfield US Holdco, Inc. (注)1、2米国 デラウエア州100%
  • JFE Franchising, Inc. (注)2米国 テキサス州100%
  • Bento Inc. (注)2カナダ オンタリオ州100%
  • Bento Nouveau Inc. (注)2米国 デラウエア州100%
  • Bento Sushi Franchise Inc. (注)2米国 デラウエア州100%
  • Taiko Foods Limited (注)2イギリス100%
  • YO! Sushi UK Limited (注)2イギリス100%
  • MARUI Wasabi, Inc. (注)2米国 カリフォルニア州50%
公共調達・補助金 (gBizINFO)
  • 補助金
    米穀周年供給・需要拡大支援事業
    農林水産省 · 2022-07-28
    2,000万円

出典: gBizINFO (経済産業省)

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は1.3兆円営業利益814億円前期と比べると増収増益で、売上が+11.2%、利益が+8.4%。

売上高
+11.2%
1.3兆円
営業利益
+8.4%
814億円
純利益
+16.5%
458億円
営業利益率
6.4%
前期比 -0.2%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高1.4兆円1.3兆円
営業利益1,020億円814億円
純利益540億円458億円
1株あたり配当¥80¥80

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は3,248億円、営業利益は248億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+51.5%、営業利益は+158.3%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q2,00822
2024年1Q2,144964.567
2024年2Q2,3821586.690
2024年3Q2,5421094.350
2024年4Q2,590100
2025年2Q5,5784117.4249
2025年4Q5,7893405.9144
2026年2Q6,1294046.6233
2026年4Q6,5124106.3225
2027年1Q3,2482487.6152

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は4,176億円から1.3兆円へ3.0倍に増えた。直近期の営業利益率は6.4%。売上は5期、純利益は3期の連続増加。

決算期売上高兆円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
台湾にすき家事業参入のため、台湾善商股份有限公司を設立。インドネシアにすき家事業参入のため、PT. ZENSHO INDONESIAを設立。
2013年3月0.4213951
2014年3月0.478011
2015年3月0.5129−111
2016年3月0.5311440
2017年3月0.5418184
2018年3月0.5817780
2019年3月0.6118299
2020年3月0.63199120
2021年3月0.5912223
2022年3月0.66231139
2023年3月0.78281133
2024年3月0.97509307
2025年3月1.147517196.6393
2026年3月1.268147836.4458

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高1.3兆円のうち、営業利益として残るのは814億円6.4%。営業外の損益と税金を反映した純利益は458億円、売上の3.6%にあたる。営業利益率は業種中央値3.7%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金45.7%5,777億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金47.9%6,050億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益6.4%814億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
54.3%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+2.8pt
6.4%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+1.1pt
3.6%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+7.2pt
15.8%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
4.8%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
6.8%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが1,012億円、投資CFが−781億円で、差し引きのフリーCFは231億円この組み合わせは積極投資型にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面期末の手元現金は1,281億円で、売上の1.2ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月216−24429−28187
2014年3月212−229269−17443
2015年3月174−231−94−57294
2016年3月255−208−13147209
2017年3月370−262−94108223
2018年3月372−247−91125261
2019年3月331−521503−190572
2020年3月336−352−258−16289
2021年3月297−2351862376
2022年3月454−315−120139424
2023年3月531−35218179647
2024年3月860−1,254546−394822
2025年3月790−665−162125797
2026年3月1,012−7811982311,281

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は9,604億円。このうち返さなくてよい自己資本が3,414億円で、自己資本比率は35.5%(業種中央値47.4%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月2,5855522,03316.5
2014年3月2,9328132,11923.4
2015年3月2,8957422,15321.0
2016年3月2,7837512,03222.2
2017年3月2,8908212,06923.5
2018年3月2,9538222,13122.9
2019年3月3,7788712,90719.1
2020年3月3,6598682,79123.7
2021年3月3,9608543,10621.5
2022年3月4,2721,0453,22724.2
2023年3月4,6961,1583,53824.6
2024年3月7,4812,1475,33428.7
2025年3月8,1312,4045,72729.5
2026年3月9,6043,4146,18935.5

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
1,281億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
1,471億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
48億円
在庫として抱えている分
負債合計
6,189億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
67
/ 100
安定性自己資本比率24 / 40
収益力営業利益率13 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

小売業 322社との比較

同じ小売業の企業と並べると、いちばん上に来るのはROE322社中59位あたり、逆に低いのは配当利回り322社中281位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE上位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
15.8%/中央値 8.6%
P25 4.9%P75 13.1%
営業利益率上位売上のうち本業の利益として残る割合
6.4%/中央値 3.7%
P25 1.6%P75 6.1%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
35.5%/中央値 47.4%
P25 34.3%P75 62.5%
売上成長率上位前期からの売上の伸び
11.2%/中央値 4.5%
P25 0.1%P75 10.6%
配当利回り下位株価に対して1年で受け取る配当の割合
0.7%/中央値 1.9%
P25 1.1%P75 2.8%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥11,480で、1年前と比べて+24.4%過去52週の値幅のなかでは87%の位置にある。

¥11,480-0.9%1ヶ月+14.9%1年+24.4%時価総額2.0兆円
過去52週の値幅
安値¥7,381高値¥12,070

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)41.6倍
PER (会社予想)35.7倍
PBR5.07倍
配当利回り0.70%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は7月末から上昇基調が続き、8月10日に11595円の急伸を見せた後も高値圏で推移しています。8月21日時点では11480円と、25日移動平均線(10363円)を約11%上回り、年初来高値11815円に迫る展開です。RSIは75.1とやや過熱感がありますが、8月に入ってからの上昇は出来高を伴っており、需給の強さがうかがえます。1か月で26.7%上昇しており、短期的な勢いは強いものの、高値圏での一服も想定されます。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準をほぼ妥当と判定しています(スコア 55/100)

PER 41.58倍は業界平均40.23倍とほぼ同水準。PBR 5.07倍は平均3.06倍を上回るが、ROE 15.8%と高い収益性が支える。配当利回り0.7%は低く、平均12.58%を大幅に下回るが、成長投資を優先。売上高・利益は増加傾向で、PERはやや高めだが、成長を考慮すればほぼ妥当。

指標この会社業種平均
PER (実績)41.6倍39.6倍
PER (予想)35.7倍
PBR5.07倍2.44倍
ROE15.8%5.8%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

原材料高や人件費上昇が続く中、低価格戦略を維持しながら収益を伸ばせるかが焦点。強気派は、規模の経済と多業態展開でコスト上昇を吸収し、国内外での出店拡大が成長を牽引すると見る。特に海外展開の収益貢献に期待する。一方、弱気派は、低価格戦略がブランド価値や品質に悪影響を及ぼすリスクや、競争激化による価格競争の激化、人件費・原材料費のさらなる上昇による収益圧迫を懸念する。また、財務的なレバレッジやROEの水準についても議論がある。

プラスに働く材料7
  • 海外展開の成長余地

    国内市場の成熟を踏まえ、海外での出店拡大が収益を牽引する見込み

  • 規模の経済の強み

    1万店舗超の規模で調達・物流コストを抑制し、低価格と収益を両立

  • 多業態によるリスク分散

    牛丼、寿司、ファミレスなど複数ブランドで需要変動に対応

  • 26/3期は売上高1.26兆円・営業益814億円の増収増益予想決算発表後影響

    売上高は前期比11.2%増の1.26兆円、営業利益は8.4%増の814億円

  • 純利益は3期連続で307→393→458億円と拡大通年影響

    26/3期の純利益予想458億円は前期比16.5%増、24/3期307億円から約49%増

  • ROE15.8%と資本効率の高さがPBR4.62倍を支える継続影響

    ROE15.8%に対しPBR4.62倍、資本利益率の高さがバリュエーションを下支え

  • 外国人保有比率17.1%と1割超で需給下支え継続影響

    外国人保有比率17.1%、海外投資家の保有が株価をサポート

マイナスに働く材料7
  • コスト上昇の影響

    原材料高・人件費上昇が収益を圧迫するリスク

  • 競争激化による価格競争

    同業他社の値下げ競争で販売価格の維持が困難になる可能性

  • ブランド価値の低下

    低価格戦略の徹底で品質やイメージ毀損の懸念

  • 26/3期は営業利益率6.44%と前期比0.17pt低下決算発表後影響

    営業利益率6.61%→6.44%へ低下、売上高増でも原価率が悪化

  • 実績PER38.02倍と高評価圏で調整リスク不定影響

    実績PER38.02倍、予想PER32.5倍でも割高感が強い

  • 配当利回り0.76%と低く株主還元に課題継続影響

    配当利回り0.76%、インカム需要を取り込めない

  • 株価は1年で12.15%上昇し高値警戒感不定影響

    1年間の上昇率12.15%、利益確定売りが重し

次の決算で確かめる点
海外売上比率
海外展開の進捗と収益貢献度を測る重要な指標
既存店売上高前年比
既存店の集客力と価格戦略の効果を確認するため
原材料・人件費率
コスト上昇が収益に与える影響を監視するため
出店ペース
成長戦略の実行度と市場シェア拡大の可能性を評価するため

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり80で、前期から+7.1%いまの株価に対する利回りは0.70%。増配か配当維持が5年続いている。

年間配当
¥80
1株あたり
配当利回り
0.70%
いまの株価に対して
配当性向
43.5%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
5年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月1871.6
2018年3月180.081.3
2019年3月180.041.8
2020年3月2011.141.7
2021年3月200.0116.3
2022年3月2210.061.8
2023年3月249.130.5
2024年3月50108.3113.8
2025年3月7040.0162.1
2026年3月757.143.5

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥80

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ111,057人。区分でいちばん多いのは事業法人39.2%。グループ会社や銀行などの安定株主が51.7%を占め、残る48.3%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
事業法人36.536.536.434.639.339.2
個人・その他47.046.542.738.232.130.3
外国法人6.15.47.012.513.617.1
金融機関9.810.513.214.014.212.5
自己株式1.81.81.82.42.42.3
証券会社0.61.10.70.70.70.8

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01㈱日本クリエイト35.32
02日本マスタートラスト信託銀行㈱(信託口)7.73
03㈱日本カストディ銀行(信託口)2.77
04THE CHASE MANHATTAN BANK, N.A. LONDONSECS LENDING OMNIBUS ACCOUNT(常任代理人 ㈱みずほ銀行決済営業部)1.88
05ゼンショーグループ社員持株会1.49
06BNY GCM CLIENT ACCOUNT JPRD AC ISG (FE-AC)(常任代理人 ㈱三菱UFJ銀行)0.81
07JP MORGAN CHASE BANK 385781(常任代理人 ㈱みずほ銀行決済営業部)0.78
08JP MORGAN CHASE BANK 385642(常任代理人 ㈱みずほ銀行決済営業部)0.73
09STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505001(常任代理人 ㈱みずほ銀行決済営業部)0.71
10UBS AG LONDON A/C IPB SEGREGATED CLIENT ACCOUNT(常任代理人 シティバンク、エヌ・エイ東京支店 カストディ業務部)0.61

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近1
  • 2026-09-02
    株式会社 日本クリエイト
    新規の大量保有報告
    36.19%

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+560%、1株純資産は14期で+374%。直近期のROEは15.8%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月4235212.529.7190.6
2014年3月94622.0112.253.0
2015年3月−75410
2016年3月274126.649.833.5
2017年3月5745813.032.871.6
2018年3月5446211.844.781.3
2019年3月6849614.237.741.8
2020年3月8056315.125.741.7
2021年3月155612.6191.1116.3
2022年3月9167914.731.461.8
2023年3月8776212.145.030.5
2024年3月1951,17218.633.0113.8
2025年3月2401,33617.333.5162.1
2026年3月2761,66615.833.343.5

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

12名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は12名。2026/3期の役員報酬は総額972百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約21倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
小川洋平代表取締役社長 兼 CEO 兼 グループデザイン 室長47500,000
野々下信也常務取締役 グループIT本部長7218,000
平野誠取締役 グループ食品安全追求本部顧問 兼㈱ゼンショーファクトリーホールディングス顧問6719,000
小川一政取締役 日本文化研修センター代表49500,000
伊東千秋取締役78
安藤隆春取締役77
山名昌衛取締役71
永妻玲子取締役51
渡辺秀雄取締役 常勤監査等委員76
宮嶋之雄取締役 監査等委員73
金子健一取締役 監査等委員68
丸山寿取締役 監査等委員65

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円株式報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)549677300873175
社外取締役8999912

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容2,108字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループは、当社及び関係会社  174社の計175社により構成されており、フード業の経営を幅広く行っております。 なお、当社は特定上場会社等に該当し、インサイダー取引規制の重要事実の軽微基準のうち、上場会社の規模との対比で定められる数値基準については連結ベースの計数に基づいて判断することとなります。 当連結会計年度において、報告セグメントの区分を変更しております。詳細は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(セグメント情報等)」をご参照ください。 (1) グローバルすき家セグメント(グループ売上シェア:24.9%) ㈱すき家及び泉盛餐飲(上海)有限公司、台湾善商股份有限公司やZENSHO (THAILAND) CO., LTD.、ZENSHO DO BRASIL COMERCIO DE ALIMENTOS LTDA等の海外子会社は、日本国内と中国、東南アジア及び中南米で牛丼チェーンの「すき家」を直営展開しており、ご家族やグループなど幅広いお客様に、主力の牛丼を中心に安全で美味しい商品を手軽な価格で提供しております。 (2) グローバルはま寿司セグメント(グループ売上シェア:25.3%) ㈱はま寿司及び泉盛餐飲(上海)有限公司や台湾善商股份有限公司等の海外子会社は、日本国内と中国等で寿司チェーンの「はま寿司」を直営展開しており、新鮮な海産物を使用した寿司に加え、麺類やデザート、ドリンクなどのサイドメニューも充実させており、お子様から大人まで楽しんでいただいております。 (3) グローバル中食セグメント(グループ売上シェア:17.6%) Advanced Fresh Concepts Corp. の「AFC」、「ZENSHI」等やSushi Circle Gastronomie GmbHの「sushicircle」等やWonderfield TopCo Limitedの「SNOWFOX」、「Bento」、「Taiko」、「YO!」「SNOWFRUIT」等は、欧米を中心にテイクアウト寿司店等を直営及びFCで展開しております。 (4) グローバルファストフードセグメント(グループ売上シェア:8.9%) ㈱なか卯は、親子丼・京風うどんの「なか卯」を直営及びFCで展開しております。 ㈱バーガー・ワンは、ハンバーガーチェーンの「ゼッテリア」等を中心に直営及びFCで展開しております。 ㈱エイ・ダイニングでは、ラーメン専門店の「伝丸」等を関東中心に直営展開しております。 ㈱かつ庵は、とんかつ専門店の「かつ庵」を関東・中部中心に直営展開しております。 ㈱久兵衛屋は、武蔵野うどん・天ぷら・しゃぶしゃぶの「久兵衛屋」を関東中心に直営展開しております。 TCRS Restaurants Sdn.Bhd.は、チキンライス専門店の「The Chicken Rice Shop」等をマレーシアで直営展開しております。 (5) レストランセグメント(グループ売上シェア:13.6%) ㈱ココスジャパンでは、ファミリーレストランの「ココス」等を全国に直営及びFCで展開しております。 ㈱ビッグボーイジャパンでは、ハンバーグ&ステーキレストランを直営展開しております。関東・関西・東北中心に「ビッグボーイ」等、北海道で「ヴィクトリアステーション」を展開しております。 ㈱ジョリーパスタでは、パスタ専門店の「ジョリーパスタ」等を関東・関西中心に直営展開しております。 ㈱TAG-1では、焼肉レストランの「熟成焼肉いちばん」等を関東・関西中心に直営展開しております。 ㈱オリーブの丘では、本格的なイタリア料理専門の「オリーブの丘」を関東で直営展開しております。 ㈱華屋与兵衛では、和食レストランの「華屋与兵衛」を関東で直営展開しております。 (6) 小売セグメント(グループ売上シェア:6.1%) ㈱ジョイマートは、スーパーマーケット経営を行っております。 ㈱ユナイテッドベジーズは、青果の販売を主な事業としております。 (7) 本社・サポートセグメント(グループ売上シェア:0.8%) ㈱GFFは、食品の製造・加工を主な事業としております。 ㈱ゼンショー商事は、食材の仕入・販売を主な事業としております。 ㈱グローバルフレッシュサプライは、物流機能/食材の全国配送を主な事業としております。 ㈱テクノ建設は、店舗設備・メンテナンスを主な事業としております。 ㈱グローバルテーブルサプライは、備品・ユニフォーム等の調達/販売を主な事業としております。 (8) その他(グループ売上シェア:2.8%) その他の事業は、主として外販製造卸売事業、介護事業及び畜産水産事業であります。 ㈱トロナジャパンは、家庭用冷凍食品等の販売を行っております。 ㈱サンビシは、醤油やドレッシングなどの製造・販売を行っております。 ㈱輝は、介護事業を運営しております。 ㈱ゼンショーライスは、玄米・精米の販売を行っております。 事業の系統図は次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題3,572字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。 (1)経営方針 当社グループは、「世界から飢餓と貧困を撲滅する」という創業当初からの企業理念を更に進化させ「食を通じて、人類社会の安定と発展に責任をおう」企業であり続けるために、人種・宗教・民族文化が生み出す様々な対立を乗り越え、お互いに協力し、人類全体が平和的に共生できる「食のインフラ」の構築を通じて、この責任を全うしてまいります。そのためにフード業を幅広く展開し、世界中の人々に安全でおいしい食を手軽な価格で提供するという使命をもって、グローバルに事業を展開しております。安全で質の高い商品とサービスをお客様に提供するため、メニューの開発から食材の調達、製造・加工、物流、販売に至る全過程を自ら企画・設計し、一貫してコントロールするMMD(マス・マーチャンダイジング・システム)の構築に努めております。 MMDを実践することで、より幅広い層のお客様に、いつでも、気軽に利用していただける店舗づくりを実現し、業容の一層の拡大と効率化を図り、株主価値の増大に努めてまいります。 (2)経営環境 当社グループを取り巻く経営環境は、中東情勢の緊迫化をはじめとする地政学的リスクに加え、米国の通商政策動向、為替相場及び金融市場の変動などにより、先行き不透明な状況が続きました。国内経済においては、雇用・所得環境に改善の動きが見られる一方、物価上昇の継続により消費者マインドは弱含みで推移しました。このような環境下、コメ価格の高騰に加え、輸入牛肉や水産物などを含む原材料価格の上昇によるコスト負担増が事業運営に影響を及ぼしました。 (3)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 (1)及び(4)に記載の、経営方針及び中期経営戦略を実行していくうえで、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題は以下のとおりであります。 (対処すべき事業上及び財務上の課題) ①食の安全性の追求 当社グループは、お客様に安全な食を提供することを最重要課題とし、Codex基準(食品安全のグローバル基準)をベースにグループ食品安全追求本部が自社基準を設定し、調達、製造、物流及び販売のフードチェーン全体においてはグループ各社が食品安全マネジメントを完結することで、食の安全のトレーサビリティーを保証しております。 原料・包材・製品の安全性については、自社の理化学分析室・微生物検査室でのハザード(健康阻害要因)の分析検査により、保証しております。 また、全社員へ食品安全教育や取引先パートナーへの食品安全情報の提供を実施しております。 加えて、外食事業においては、店舗における衛生管理の維持・向上を、食の安全を支える重要な取り組みとして位置付けております。当連結会計年度においては、外食事業の各業態において、店舗状態の改善に向けた以下の対策を概ね計画どおり進めてまいりました。 イ)営業形態や業態特性に応じて十分な清掃作業時間を確保し、日常的な衛生管理の徹底を行っております。 ロ)害虫・害獣の侵入につながる恐れのあるひび割れ・穴等について定期的な点検・補修を実施するとともに、老朽化店舗については計画的な改装を進めております。 ハ)害虫・害獣が侵入・生息しづらく、清掃しやすい店舗設計への見直しを行い、新規出店及び改装時に順次反映しております。 ニ)従業員への安全・衛生教育については、教育内容の見直しや研修の実施を通じて徹底を図っております。 これらの取り組みにより、店舗における衛生管理体制の向上を図るとともに、今後も食の安全性を最優先とした取り組みを継続してまいります。 ②MMD(マス・マーチャンダイジング・システム)の進化 当社グループは、お客様に安全でおいしい商品を安心してお召し上がりいただくために、MMDによる安全性の確保を継続するとともに、業績の向上を目指し、業容の拡大とグループシナジーの追求を行ってまいりました。また、加速する海外出店を考慮し、海外拠点による調達網の強化を行うとともに、食材の安全性の追求と商品クオリティの向上、コスト改善を図ってまいります。 ※MMD(マス・マーチャンダイジング・システム) 「世界中の人々に安全でおいしい食を手軽な価格で提供する」この使命を果たすための仕組みで、原材料の調達から製造・加工、物流、店舗における販売までを一貫して自らの手で企画・設計、運営するシステムです。 ③ブランドの進化 当社グループは、日々進化するお客様のニーズや多様なライフスタイルに対応し、常にお客様の期待を超える商品、サービス、顧客体験を提供できるよう、全ての面でブランドの進化に努めてまいります。 ④出店及びM&Aによる成長 国内外において業態の収益力を高め、積極的な出店を継続してまいります。また、M&A等の活用により、新規事業領域への進出やMMDの更なる強化を図り、安全でクオリティの高い食材の供給と、食の多様化にも対応してまいります。 ⑤人財の採用及び育成 当社グループは、人財は付加価値を生み出す人的資本であるとの考えに基づき、当社グループの理念に共感する優秀な人財を採用し、持続的な成長を推進する人財を育成してまいります。 また、女性社員の活躍推進を含む多様な働き方の促進や、中途採用の強化、グローバル人財の採用・育成を積極的に進めてまいります。 ⑥労働環境の改善 当社グループは、労働環境を改善するために、管理職層に対するコンプライアンス教育の強化、ハラスメント防止対策として相談窓口の設置や社内研修の実施、従業員との対話機会の充実等の多様な改善施策を実施してまいりました。引き続きDX推進による作業の効率化、コミュニケーションの強化、人事評価制度・給与制度・福利厚生の見直し等を行い、従業員一人ひとりが能力を高め、やりがいと成長を実感できる職場環境にすることで長期安定雇用を図ってまいります。 ⑦お客様の利便性向上及び迅速な経営判断に資するためのシステム構築 当社グループでは、お客様の利便性向上及び生産性向上のためのシステム構築を進めております。また、経営管理システムとして、売上・在庫・人件費等の情報を収集する仕組みを構築しております。今後、国内外でグループ各社の販売拠点を拡大していく中で、更なる情報の収集・統合の効率化を進め、経営陣の迅速な判断に資するシステムと体制の構築にも取り組んでまいります。 ⑧DXへの積極的な取り組み 現在、第4次産業革命とも呼ばれるデジタル化の急速な進展の中で、人工知能(AI)・IoT・RPA・ロボット・クラウドの活用が加速しております。店舗においては、セルフオーダー/セルフキャッシング/ロボット等の技術革新やITによるデータ活用等により、定型労働に加えて非定型労働においても省人化が進んでおります。当社グループにおきましても、店舗、工場、物流、本部などの各工程において、積極的にDXへ取り組むことで業務の効率化・自動化を推進してまいります。 ⑨食材の安定供給への取り組み 当社グループでは、店舗で使用する食材を国内外から調達しており、気候変動や為替変動による価格上昇や調達困難のリスクに対応するため、仕入先の分散等に取り組んでおります。そのために、グローバルに食材調達のための拠点を展開、産地からの情報収集と直接買い付けを行い、安全で高品質な食材の調達を実現してまいります。 また、昨今の米国をはじめとする各国の通商政策の変更や関税措置の強化、 並びにホルムズ海峡封鎖等の地政学的リスクに関しては、グローバルな視野で調達リスクの分析を行い、調達・配送網の再編、及び新たな調達チャネルの開拓を進めてまいります。 (4)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループは、中期経営計画を策定し、その経営指標(KPI)として売上高、営業利益、経常利益、当期純利益、売上高営業利益率、売上高経常利益率、売上高当期純利益率、ROEの目標値を定めております。 当該KPIを採用している理由としましては、中期経営方針として①既存事業の収益改善②国内外における新規出店による業容の拡大③人財育成及び職場環境の改善を挙げており、経営方針の進捗状況や実現可能性の評価等を行うことが可能になるためであります。 なお、KPIの目標値については、「4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容」に記載しております。
事業等のリスク5,394字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 当社グループの事業その他に関するリスクについて、当社の経営判断に重要な影響を及ぼす可能性があると考えられる主な事項を記載しております。当社は、これらのリスク発生の可能性を認識した上で、発生の回避及び発生した場合の対応に努める所存であります。本項においては、将来に関する事項が含まれておりますが、それらは当連結会計年度末現在において判断したものであります。 (1)食品の安全について 当社グループでは、安全でおいしい商品をお客様に提供するため、グループ食品安全追求本部の設置と担当役員の配置を行うとともに、グループ各社に食品安全・品質保証部門を設置することで、食の安全の確保に向けた取り組みを徹底しております。万一、異物混入・集団食中毒などの食の安全に関わる問題が発生した際には、速やかにグループ内各社本部に報告がなされ、被害を最小限にとどめられるよう対策を講じる仕組みを構築しておりますが、企業イメージの失墜などによって、当社グループの経営成績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 (2)自然災害及びパンデミックについて 当社グループは、「食のインフラ」として事業を継続していくために営業店舗や工場、物流センター所在地を含む地域における大規模な地震、洪水、台風等の自然災害や感染症によるパンデミックの発生に備えて、BCP計画やBCPマニュアルを作成するとともに、これらに基づく災害対応訓練を実施しております。災害等発生時には緊急対策本部の指揮のもと、速やかな対応を検討・実施しておりますが、全てのリスクを回避することは困難であるため、事業活動の縮小、当社グループの経営成績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 (3)出店政策・店舗展開について 当社グループでは、出店候補地の商圏人口、交通量、競合店状況等から売上予測を行い、賃借料や投資額等の条件を検討した上で出店地の評価・選定を当社の専門部署が行うことで不採算店舗発生のリスク低減を図っております。 現時点で出店地候補は著しく減少しておりませんが、出店条件に合致した物件が外部環境の変化等により減少し、出店計画に変更が生じる場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 (4)海外展開におけるカントリーリスクについて 当社グループは、中国、米州、東南アジア、欧州等の海外市場での事業拡大を戦略の一つとしており、海外子会社にて直営店の運営、フランチャイズの展開、食料品の製造・加工販売等を行っております。当社の海外子会社の展開国における、戦争、政情、経済、法規制、自然災害等の予測できない変動リスクや、ビジネス慣習等のカントリーリスクに関する情報収集に努め、これらリスク発生時に早期に対策を行う体制を整備しておりますが、当社グループの経営成績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 (5)人財の確保について 当社グループにとって人財の確保は、お客様に満足していただける店舗オペレーションを維持するうえで、重要な経営課題となっております。そのため、従業員にとって働きやすい職場環境づくりに努めております。具体的には、特に以下の取り組みを進めておりますが、今後、労働需給バランスの悪化などによって十分な人財確保ができない場合、当社グループの経営成績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 ①より風通しのよい店舗運営を図るため、全国各地でクルーが主体となって意見交換を行う「クルーミーティング」を、労働組合と協力して開催しています。「クルーミーティング」で発表された意見をもとに茨城県つくば市に「かがやき保育園」を開所するなど、吸い上げた意見の実現に積極的に取り組んでいます。今後も継続して同様の取り組みを行ってまいります。 ②女性従業員が働きやすい職場環境を整備するため、妊娠中の勤務や産前・産後休業、育児・介護休業、職場復帰、復帰後の勤務についてサポートを行う窓口を設置しております。また、短時間勤務が可能な職種、業務を拡充するなど、育児中の従業員がさらに活躍できる職場環境づくりに努めております。 (6)個人情報の保護について 当社グループは、お客様、従業員、株主の皆様に関する多くの個人情報を店舗及び本部にて保有しております。当社は当社グループの個人情報の保護管理を統括するため個人情報保護管理委員会を設置し、個人情報の取り扱いに関する個別具体的なルール策定を行い、グループ内への浸透・徹底を図っております。さらに、各社各部門内に個人情報保護部門責任者を選任し、自部門の業務に関わる個人情報の取り扱い責任を明確化することで、自部門における個人情報の取り扱いに関する指導、教育を行っており、各社COO/部門長にも個人情報の重要性を認識してもらうべくセミナーも開催しています。以上のように情報の管理を厳正に行い、不要な個人情報を継続保管しないことや個人情報の漏洩防止に努めておりますが、これらの個人情報が外部へ流出した場合には、当社グループのイメージ及び社会的信用の失墜、対応費用の発生などにより、当社グループの経営成績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 (7)情報システムへの依存について 当社グループは、店舗運営、食材などの仕入れ、配送などの主要業務を情報システムに依存しております。当社のグループIT本部において、コンピュータウイルスやランサムウェア等のサイバー攻撃など悪意のある攻撃に対し、適切に防止策を実施してリスク低減を図っており、BCPも立案済みで順次更新しています。過去において当該リスクが顕在化したことはありませんが、これらの攻撃などにより情報システムに様々な障害が生じた場合には、効率的な運営の阻害や重要なデータの喪失などが発生する事により、当社グループの経営成績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 (8)原材料の調達及び価格変動について 当社グループが使用する食材は多岐に渡るため、当社のグループMD本部を中心に原材料産地の開拓や分散調達などのリスクヘッジを実施しております。地政学的リスクや経済活動の変化による供給制約、関税等各国の輸出入規制、BSEや鳥インフルエンザ・豚コレラのような疫病の発生、大規模な洪水、台風等の自然災害の発生、為替相場の変動などにより、原材料などの調達不安や価格高騰が発生した場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 (9)法的規制について 当社グループでは、会社法、各種税法などの一般的な法令に加え、食品衛生法や労働関係法令、環境関連法令など店舗の営業にかかわる国内外の各種法的規制や制度の適用を受けております。各種業界団体への加盟などにより、必要な情報を的確に収集することでリスクの低減を図っておりますが、これらの法的規制が強化された場合、それに対応するための新たな費用が発生することにより、当社グループの経営成績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 (10)M&Aについて 当社グループは、新規出店とともにM&Aを推進することにより、業容を拡大し、持続的な成長を続けております。M&Aの実施に際しては、当社の専門部署及び外部専門家が詳細なデューデリジェンスを行い、対象企業を多角的な視点から調査分析することで、極力リスクを回避するように努めておりますが、M&Aを実施した後に、偶発債務や未認識債務の発生、コンプライアンス上の問題等が判明することや、市場環境や競争環境の変化により、当初期待した利益や効果を上げられない可能性があります。このような場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 (11)金利上昇について 当社グループでは、店舗や工場などの設備投資や、M&Aなどの資金の一部を金融機関からの借入及び社債発行により調達しております。その大部分は、固定金利による長期の資金調達となっており、急激な金利上昇に対して一定程度の耐性を確保しておりますが、長期的な金利上昇局面におけるコスト負担増が当社グループの経営成績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 (12)減損会計について 当社グループは店舗有形固定資産、企業買収等により取得したのれん及び耐用年数を確定できない無形固定資産を所有しております。こうした資産が、期待どおりのキャッシュ・フローを生み出さない状況になる等、その収益性の低下により投資額の回収が見込めなくなることにより減損処理が必要となる場合には、減損損失を計上し、当社グループの財政状態及び経営成績等に悪影響を及ぼす可能性があります。 (13)風評について 当社グループは、法令違反などの不適切な行為が発生した場合は、速やかに適切な対応を図ってまいりますが、メディア報道やSNS上の投稿・書き込みなどにより、当社グループに関する悪質な風評が発生・流布した場合は、それが正確な事実に基づくものであるか否かにかかわらず、当社グループの社会的信用を毀損し、当社グループの経営成績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 (14)訴訟について 当社グループは、事業の遂行に関して、訴訟及び規制当局による様々な法的手続きの対象になる可能性があります。現在までのところ、当社グループの業績に影響を及ぼす訴訟などは提起されておりませんが、業績に大きな影響を及ぼす訴訟や社会的影響の大きな訴訟などが発生し、当社グループに不利な判断がなされた場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 (15)コンプライアンスについて 当社グループは、透明性のある誠実な企業グループを目指し、コンプライアンス意識の浸透と定着に継続的に取り組んでおります。この取り組みは、「グループリスク管理規程」及び「グループコンプライアンス規程」において、グループの様々なリスクを網羅的かつ適切に認識し、管理すべきリスク及び担当部署を定め、リスク・コンプライアンス管理体制の整備・充実を図っております。また、規程に基づきグループ内の様々なリスクを統括的に管理するため総合リスク管理・コンプライアンス委員会を設置し、管理担当部署のリスク対策実施状況の点検を行うことにより、迅速かつ適切に対応しております。 しかしながら、役職員個人による法令・社内規定違反や社会通念上不適切な行為などコンプライアンス上の問題が発生した場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 (16)製造物責任(商品・サービスの安全性)について 当社グループは、店舗における飲食物の提供及び食材・商品の販売を行っております。 これらの商品・サービスにおいて、万一、品質不良や設計・表示上の不備等による欠陥が発生し、お客様の生命・身体・財産に損害を与えた場合には、製造物責任法(PL法)や民法上の不法行為責任等に基づき損害賠償責任を負う可能性があります。 また、提供する商品には外部仕入先から調達した原材料や製品が含まれるため、その品質管理体制や表示内容に不備があった場合においても、当社が販売者または表示製造業者として責任を問われる可能性があります。 これらの事態が発生した場合、損害賠償の発生に加え、商品回収(リコール)、ブランドイメージの毀損等により、当社グループの経営成績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 (17)取引先との契約及び取引慣行に関するリスクについて 当社グループは多数の仕入先及び取引先と継続的に取引を行っております。これらの取引において、品質基準、納期、価格条件、損害賠償責任の範囲等の契約条件が不十分又は不明確であった場合には、取引上の紛争が発生する可能性があります。 また、原材料価格の変動や供給不足等に伴う価格改定や取引条件変更に際して適切な合意形成がなされない場合には、安定的な商品調達に支障が生じる可能性があります。 これらのリスクに対しては、基本契約の締結や契約内容の標準化等を推進しておりますが、想定外の事象が発生した場合には、当社グループの事業運営や収益性に悪影響を及ぼす可能性があります。 (18)サプライチェーン及び仕入先に関するリスクについて 当社グループは、国内外の多数のサプライヤーから原材料及び商品を調達しており、その安定供給と品質確保に努めております。しかしながら、仕入先における品質管理の不備、不正行為、事故の発生等により、当社に供給される商品の安全性や品質に問題が生じる可能性があります。 また、海外調達においては、法規制の変化、政治・経済情勢の変動に加え、労働環境や人権問題などの社会的要請への対応が求められており、これらへの対応が不十分であった場合には、企業評価やブランド価値に影響を及ぼす可能性があります。 これらの事象により商品供給の停止、回収、顧客離れ等が発生した場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)6,744字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 当連結会計年度より、従来の「グローバルファストフード」セグメントに含まれていた海外テイクアウト寿司事業を「グローバル中食」セグメントとして分離して開示することにしました。それにより報告セグメントは「グローバルすき家」「グローバルはま寿司」「グローバル中食」「グローバルファストフード」「レストラン」「小売」「本社・サポート」の7区分に変更しております。そのため、当連結会計年度の比較・分析は、変更後の報告セグメント区分に基づいております。 ① 財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度(2025年4月1日から2026年3月31日)における連結業績は、売上高1兆2,640億53百万円(前年同期比11.2%増)、営業利益814億40百万円(同8.4%増)、経常利益782億57百万円(同8.9%増)、親会社株主に帰属する当期純利益458億12百万円(同16.6%増)となりました。 当社グループを取り巻く経営環境は、中東情勢の緊迫化をはじめとする地政学的リスクに加え、米国の通商政策動向、為替相場及び金融市場の変動などにより、先行き不透明な状況が続きました。国内経済においては、雇用・所得環境に改善の動きが見られる一方、物価上昇の継続により消費者マインドは弱含みで推移しました。このような環境下、コメ価格の高騰に加え、輸入牛肉や水産物などを含む原材料価格の上昇によるコスト負担増が事業運営に影響を及ぼしました。 こうした状況の中、各報告セグメントの既存店売上高前年比は、「グローバルすき家」で104.3%、「グローバルはま寿司」で115.5%、「グローバルファストフード」で109.2%、「レストラン」で109.8%、「小売」で103.1%となりました。 当連結会計年度末の店舗数につきましては、1,042店舗出店、1,514店舗退店した結果、14,947店舗(FC8,235店舗含む)となりました。 報告セグメント別の概況につきましては、以下の通りであります。なお、文中に記載している売上高は、外部顧客への売上高としております。 (グローバルすき家) 「グローバルすき家」の当連結会計年度の売上高は、3,144億54百万円(前年同期比6.3%増)、営業利益は、93億17百万円(同62.0%減)となりました。 「すき家」は、日本国内と中国、東南アジア及び中南米に展開しており、ご家族やグループのお客様にもご利用いただけるよう、主力の牛丼を中心に安全で美味しい商品を手軽な価格で提供しております。また、前期末に国内すき家の一部店舗で発生した異物混入事案を受けた安全衛生対策については、清掃の強化や老朽化が進んでいる店舗の計画改装等に引き続き取り組んでおります。 国内すき家の商品施策としては、原材料費やエネルギーコストなどの上昇により物価高が続いている経済環境の中、すき家の牛丼を多くのお客様により手頃な価格でお楽しみいただきたいという想いから牛丼の値下げを実施したほか、「ナポリタン牛丼」、「煮込みハンバーグカレー」、「めかぶオクラ牛丼」、「ニンニクの芽牛丼」、「バターチキンソースカレー」、「月見すきやき牛丼」、「ローストビーフ丼」、「デミグラスチーズ牛丼」、「炭火焼きほろほろチキンカレー」などを販売しました。 なお、当報告セグメントの当連結会計年度末の店舗数につきましては、112店舗出店、83店舗退店した結果、2,650店舗(国内2,000店舗、海外650店舗)となりました。 (グローバルはま寿司) 「グローバルはま寿司」の当連結会計年度の売上高は、3,202億77百万円(前年同期比28.9%増)、営業利益は、267億71百万円(同25.4%増)となりました。 「はま寿司」は、日本と中国などに展開しており、新鮮な海産物を使用した寿司に加え、麺類やデザート、ドリンクなどのサイドメニューも充実させており、お子様から大人まで楽しんでいただいております。 なお、当報告セグメントの当連結会計年度末の店舗数につきましては、132店舗出店、5店舗退店した結果、862店舗(国内664店舗、海外198店舗)となりました。 (グローバル中食) 「グローバル中食」の当連結会計年度の売上高は、2,218億95百万円(前年同期比5.7%増)、営業利益は、273億76百万円(同7.0%増)となりました。 主要ブランドである「AFC(ZENSHI)」、「SNOWFOX」、「YO!」、「Bento」、「Sushi Circle」は、主として欧米で寿司等のテイクアウト商品を提供しております。 当報告セグメントにおいては、収益性や立地条件等を踏まえた店舗ポートフォリオの最適化を目的として、戦略的な出退店を実施しました。 なお、当報告セグメントの当連結会計年度末の店舗数につきましては、761店舗出店、1,306店舗退店した結果、8,970店舗(FC8,102店舗含む)となりました。 (グローバルファストフード) 「グローバルファストフード」の当連結会計年度の売上高は、1,128億18百万円(前年同期比8.3%増)、営業利益は、33億10百万円(同7.3%減)となりました。 「なか卯」は、和食ファストフードチェーンとして、親子丼・京風うどんを中心に、バラエティ豊かな商品をお手頃価格で提供しております。そのほかに、ハンバーガーチェーンの「ゼッテリア」、とんかつ専門店の「かつ庵」、武蔵野うどんの「久兵衛屋」、ハラル認証を取得したチキンライス専門店の「The Chicken Rice Shop」などが当報告セグメントに含まれております。 当報告セグメントにおいては、各業態の特性や成長性を踏まえ、業態構成の見直しや店舗運営の効率化を進めており、その一環として、ハンバーガーチェーンの「ゼッテリア」への転換出店を進めるとともに、讃岐うどん専門店「瀬戸うどん」とカフェチェーンの「モリバコーヒー」の全店閉店を実施しました。 なお、当報告セグメントの当連結会計年度末の店舗数につきましては、31店舗出店、103店舗退店した結果、1,145店舗(国内880店舗、海外265店舗、FC57店舗含む)となりました。 (レストラン) 「レストラン」の当連結会計年度の売上高は、1,712億81百万円(前年同期比9.7%増)、営業利益は、129億98百万円(同14.1%増)となりました。 ファミリーレストランの「ココス」は、季節感を重視したフェアメニューの積極的な導入による商品の強化、専門店にも負けない本格的な味の追求、お客様が満足してお食事をしていただけるようサービス水準を高め、業績の向上に努めております。そのほかに、パスタ専門店の「ジョリーパスタ」、ハンバーグ&ステーキレストランの「ビッグボーイ」、厳選された牛肉を提供する焼肉チェーン店の「熟成焼肉いちばん」、本格イタリアンレストランの「オリーブの丘」、和食レストランの「華屋与兵衛」などが当報告セグメントに含まれております。 なお、当報告セグメントの当連結会計年度末の店舗数につきましては、6店舗出店、11店舗退店した結果、1,181店舗(国内1,180店舗、海外1店舗、FC76店舗含む)となりました。 (小売) 「小売」の当連結会計年度の売上高は、769億77百万円(前年同期比1.2%増)、営業損失は、10億25百万円(前年同期は営業損失17億94百万円)となりました。 北関東中心に展開しているスーパーマーケット「マルヤ」、「ジョイフーズ」などのほか、青果販売等を行っている「ユナイテッドベジーズ」などが当報告セグメントに含まれております。 なお、当報告セグメントの当連結会計年度末の店舗数につきましては、6店舗退店した結果、120店舗となりました。 (本社・サポート) 「本社・サポート」の当連結会計年度の売上高は、107億9百万円(前年同期比119.1%増)、営業利益は、27億80百万円(前年同期は営業損失74億18百万円)となりました。 食品の製造・加工を担う㈱GFF、物流機能を担う㈱グローバルフレッシュサプライ、備品・ユニフォーム等を調達する㈱グローバルテーブルサプライなどが当報告セグメントに含まれております。 (その他) 「その他」の当連結会計年度の売上高は、356億38百万円(前年同期比13.7%減)、営業損失は、3億71百万円(前年同期は営業損失20億2百万円)となりました。 家庭用冷凍食品等を企画・開発・販売する㈱トロナジャパン、醤油やドレッシングなどの製造・販売を担う㈱サンビシ、介護事業を運営する㈱輝、玄米・精米を販売する㈱ゼンショーライスなどが含まれております。 当連結会計年度末における資産は9,603億62百万円となり、前連結会計年度末から1,472億53百万円増加いたしました。これは主に、第1回社債型種類株式発行に伴う預金の増加及び有形固定資産の増加等によるものであります。 当連結会計年度末における負債は6,189億12百万円となり、前連結会計年度末から461億74百万円増加いたしました。これは主に、有利子負債の増加等によるものであります。 当連結会計年度末における純資産は3,414億49百万円となり、前連結会計年度末から1,010億78百万円増加いたしました。これは主に、第1回社債型種類株式発行に伴う資本剰余金の増加及び利益剰余金の増加等によるものであります。 ② キャッシュ・フローの状況 金額 現金及び現金同等物の期首残高   796億95百万円 営業活動によるキャッシュ・フロー   1,011億77百万円 投資活動によるキャッシュ・フロー   △780億89百万円 財務活動によるキャッシュ・フロー   198億19百万円 現金及び現金同等物の期末残高   1,280億54百万円 (参考)フリー・キャッシュ・フロー   230億87百万円 当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、期首残高より483億59百万円増加し、1,280億54百万円となりました。 営業活動によるキャッシュ・フローにつきましては、税金等調整前当期純利益、減価償却費等の計上及び棚卸資産の増加等により1,011億77百万円の資金の増加となりました。 投資活動によるキャッシュ・フローにつきましては、新規出店と改装に伴う有形固定資産の取得等により780億89百万円の資金の減少となりました。 財務活動によるキャッシュ・フローにつきましては、第1回社債型種類株式の発行等により198億19百万円の資金の増加となりました。 (注) フリー・キャッシュ・フローは、以下の計算式を使っております。 フリー・キャッシュ・フロー=営業活動によるキャッシュ・フロー+投資活動によるキャッシュ・フロー ③ 生産、受注及び販売の状況 a. 生産実績 当連結会計年度の生産実績をセグメント別に示すと次のとおりです。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年4月1日  至 2026年3月31日) 生産金額(百万円)   前年同期比(%) グローバルすき家   18,930   117.9 グローバル中食   9,360   120.7 グローバルファストフード   1,156   120.0 本社・サポート   87,006   111.4 その他   25,339   83.7 合計   141,792   106.5 b. 受注状況 該当事項はありません。 c. 販売実績 当連結会計年度の販売実績をセグメント別に示すと次のとおりです。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年4月1日  至 2026年3月31日) 販売金額(百万円)   前年同期比(%) グローバルすき家   314,454   106.3 グローバルはま寿司   320,277   128.9 グローバル中食   221,895   105.7 グローバルファストフード   112,818   108.3 レストラン   171,281   109.7 小売   76,977   101.2 本社・サポート   10,709   219.1 その他   35,638   86.3 合計   1,264,053   111.2 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 ① 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 当社グループの経営成績等の状況については、「4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要」に記載のとおりであり、また、当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因については、「3 事業等のリスク」に記載のとおりであります。 当社グループは、中長期的に資本コストを上回るROE(自己資本利益率)の向上を目指しており、 ROEを重要な指標と位置付けております。なお、当連結会計年度のROEは15.8%であり、株主資本コスト8.1%に対して7.6ポイント上回っております。 今後の見通しにつきましては、中東をはじめとする地政学的リスク、米国の通商政策動向、為替相場及び金融市場の変動に加え、原材料価格ならびにエネルギーコストの上昇などにより、先行き不透明な状況が続くことが予想されます。 このような環境下、当社グループは食の安全を第一優先とした「食のインフラ」によってお客様に美味しい食を持続的にお届けできるよう、食材調達から製造、物流、店舗販売まで一貫して設計・運営を行うマス・マーチャンダイジング・システム(MMD)をより強化し、世界の安定と発展のために貢献してまいります。 ② 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 2027年3月期を含む3か年を対象とした中期経営計画を策定しているほか、中期目標としてROE10%の安定的達成を計画しております。 ③ キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当社グループのキャッシュ・フローの状況については、「4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要」に記載のとおりであります。 当面の設備投資及び株主還元等に必要な資金については自己資金で賄う予定ですが、新たな収益の源泉となり企業価値向上に貢献しうるM&A等の投資も継続的に検討していることから、金融機関からの借入等による資金調達も併せて継続的に検討しております。 手許資金については、複数の金融機関との連携強化により安定的に資金調達ができる体制を整えており、十分な水準を確保しております。また、当社及び国内連結子会社においてCMS(キャッシュ・マネジメント・サービス)を導入しており、各社の余剰資金を当社へ集中して一元管理を行うことで、資金効率の向上を図っております。 なお、当社は㈱日本格付研究所(JCR)からA-格の発行登録予備格付を取得しております。 ④ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。この連結財務諸表を作成するにあたって、資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いておりますが、これらの見積り及び仮定に基づく数値は実際の結果と異なる可能性があります。 連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。

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開示資料

出典

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