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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,085.45+319ドル円158.62-2NASDAQ26,241.86+142S&P 5007,680.46+49SOX 指数11,350.08+619/2終値

やまびこ

YAMABIKO CORPORATION6250 · Prime · 機械

刈払機やチェンソーなど小型屋外作業機械で世界トップクラス。農業用管理機械や発電機なども展開するアウトドアパワー機器メーカー。

概要

やまびこは、チェーンソーや刈払機などの小型屋外作業機械を主力とする機械メーカーである。2024年12月期の連結売上高は1,648億円、営業利益196億円(利益率11.9%)で、従業員2,945人を抱える。「共立」ブランドで世界トップクラスのシェアを持ち、業務用高品質製品に強みを持つ。北米市場を中心にグローバルに展開し、ホームセンター向け販売が売上の約4分の1を占める。

三つの事業セグメントで構成する収益構造

やまびこの事業は、小型屋外作業機械、農業用管理機械、一般産業用機械の三つに分かれる。2025年12月期のセグメント別売上高は、小型屋外作業機械が1,319億89百万円(全体の75.9%)と最も大きく、次いで農業用管理機械が241億10百万円(13.9%)、一般産業用機械が155億83百万円(9.0%)である。営業利益率は公表されていないが、小型屋外作業機械が収益の柱である。主力の刈払機やチェンソーは、プロ向けの高品質製品として世界市場で競争力を持つ。農業用管理機械は米国子会社クレイリー・インダストリーズを通じて販売され、一般産業用機械は発電機や溶接機を扱う。

北米市場に依存する地域別販売構造

やまびこの販売は北米への依存度が高い。2025年12月期の販売実績で、最大の顧客はTHE HOME DEPOT INCORPORATEDであり、売上高40,722百万円(全体の23.4%)を占める。同社はホームセンターであり、一般消費者向けの販路である。また、米国子会社エコー・インコーポレイテッドが北米での製造・販売を担う。欧州市場では、ベルギー子会社やまびこヨーロッパ・エス・エイがロボット芝刈機などを販売する。国内はやまびこジャパン㈱が販売網を担い、農業用機械の需要を取り込む。このように、地域別では北米が最も大きく、欧州と日本が続く。

連結子会社14社で構成するグループ体制

やまびこグループは、当社と連結子会社14社、関連会社2社で構成される。主要な製造子会社として、北米のエコー・インコーポレイテッド、クイック・プロダクツ・インク、農業機械のクレイリー・インダストリーズ、欧州のやまびこヨーロッパ・エス・エイ、台湾の新大華機械股份有限公司、ベトナムのやまびこベトナムなどがある。販売子会社は国内のやまびこジャパン㈱、海外ではエコー・インコーポレイテッドが兼務する。また、ロボット芝刈機を手掛けるやまびこヨーロッパは2014年に買収したベルロボティクスが前身である。グループは機能別に分社化され、効率的な生産・販売体制を構築している。

業界の中での役割は小型屋外作業機械・農業機械・産業機械メーカーにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
1,740億円
営業利益
197億円
営業利益率
11.3%
純利益
144億円
2025/12 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より

01小型屋外作業機械主力

刈払機、チェンソー、パワーブロワなどを製造・販売。世界に製造・販売子会社を持ち、グローバルに展開。

主な製品・サービス3
刈払機
草刈り用の手持ち式または車輪式の機械。
チェンソー
木材切断用の携帯型動力鋸。
パワーブロワ
落ち葉やゴミを吹き飛ばすための送風機。

02農業用管理機械準主力

モア(草刈機)、畦草刈機、防除機などを製造・販売。国内及び海外(米国子会社クレイリー)で展開。

主な製品・サービス3
モア
草地管理用の草刈機。
畦草刈機
水田畦畔の草刈り用機械。
防除機
農薬散布用機械。

03一般産業用機械副次

発電機、溶接機、投光機などを製造・販売。国内・海外で幅広い産業向けに供給。

主な製品・サービス3
発電機
可搬型の発電装置。
溶接機
金属溶接用の機械。
投光機
照明用の投光器。

製品と技術

小型エンジンの自社開発が強みの刈払機とチェンソー

やまびこの主力製品は、草刈り用の刈払機と木材切断用のチェンソーである。これらの製品は、小型エンジンを自社で鋳造から組立まで一貫生産している点が特徴である。素材の配合研究から自社で行うことで、軽量化と高出力化を実現し、世界各国の排出ガス規制にも適合している。プロ向けの高品質な製品として、北米のホームセンターやプロユーザーから高い信頼を得ている。また、電動製品の開発にも力を入れており、エンジンで培った技術を活かした高出力かつ制御性に優れた製品を提供している。

緑地管理市場向けパワーブロワと農業用モアのラインアップ

パワーブロワは、落ち葉やゴミを吹き飛ばすための送風機で、庭園管理や清掃用途に使われる。農業用管理機械では、モア(草刈機)や畦草刈機、防除機を製造する。モアは広い草地の管理に用いられ、米国子会社クレイリー・インダストリーズが販売する。特に水田管理用の畦草刈機は国内農業従事者の省力化ニーズに応える。防除機は農薬散布用で、作業効率を向上させる。これらの製品は小型エンジンを搭載するものが多く、エンジン技術の応用範囲の広さが強みとなっている。

発電機・溶接機など一般産業用機械のラインナップ

一般産業用機械部門では、可搬型の発電機、金属溶接用の溶接機、照明用の投光機を製造・販売する。これらの製品は主に建設現場やレンタル会社向けに供給される。2025年12月期の売上高は155億83百万円で、全体の9%を占める。北米市場ではインフラ案件の活況に伴い需要が増加傾向にあり、同社はエコー・インコーポレイテッドを通じて販売する。一般産業用機械でも自社製エンジンを搭載するモデルが多く、エンジン技術の多用途展開が図られている。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

機械のなかでの位置

林業・園芸機械で国内首位、内需依存型

やまびこは林業・園芸機械に特化し、国内市場で高いシェアを有する。近年は建設機械向け油圧機器や環境機器にも展開し、事業ポートフォリオを拡大中。同業の三浦工業はボイラ・水処理で異なる領域を守備範囲とし、日本製鋼所は重厚長大型で規模が大きく、直接的な競合は限定的。営業利益率は11〜12%と安定的だが、海外売上比率が低く内需依存のリスクを抱える。売上高は約1,700億円で、国内林業・造園需要の動向が業績を左右する。

強み

  • 林業・園芸機械で国内シェア首位、チェーンソーや刈払機などブランド力が強い。
  • 営業利益率11%前後を維持、機械セクター内でも利益率は水準以上。
  • 林業・園芸だけでなく、建設機械向け油圧機器や環境機器にも展開。
  • 国内の自治体や森林組合など公共・準公共需要に根強いシェアを持つ。

課題

  • 海外売上比率が低く、国内林業・造園需要の縮小が業績に直結する。
  • 海外市場でのプレゼンスが限定的で、成長機会を掴み切れていない。
  • 鋼材など原材料価格の高騰が収益を圧迫する可能性がある。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

専用機・建機・農機の時価総額近傍。太字がやまびこ

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
17994オカムラ2,414億円10.1倍
27744ノーリツ鋼機2,220億円10.7倍
39678カナモト2,150億円15.1倍
47864フジシールインターナショナル1,967億円8.4倍
57004カナデビア1,952億円17.3倍
66250やまびこ1,936億円9.7倍
76395タダノ1,772億円6.9倍
83433トーカロ1,646億円15.9倍
96498キッツ1,637億円13.5倍
109025鴻池運輸1,635億円10.7倍
116379レイズネクスト1,606億円15.3倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(専用機・建機・農機)に従っています。

会社の歴史

沿革 19件

株式移転による共同持株会社として2008年に設立

2008年4月、株式会社共立と新ダイワ工業株式会社の二社が、株式移転により共同持株会社を設立する合意を発表。同年6月の株主総会で承認され、12月に当社が設立され、東京証券取引所市場第一部に上場した。この時点では持株会社として両社を完全子会社とする形態だった。共立はチェンソーや刈払機の有力メーカー、新ダイワ工業は農業用機械や発電機などを手掛けており、経営統合により小型屋外作業機械の総合メーカーが誕生した。

持株会社から事業会社へ移行した2009年の吸収合併

設立から1年も経たない2009年5月、当社を存続会社として共立と新ダイワ工業を吸収合併する契約を締結。同年10月に合併が実行され、持株会社体制から事業会社へ移行した。これにより、それまでの二社体制が一体化され、製品開発や生産の効率化が進んだ。同時に、ブランド「共立」の名称が引き継がれ、現在のやまびこの事業基盤が形成された。

海外展開を加速した2010年代の子会社設立と買収

2011年9月、中国浙江省に合弁会社寧波奥浜動力科技有限公司を設立し、アジアでの生産拠点を確保。2012年3月には北米子会社エコー・インコーポレイテッドが新ダイワ・インコーポレイテッドを吸収合併し、北米事業を統合した。2014年1月、ベトナムにやまびこベトナムを設立し、部品生産を開始。同年11月にはベルギーのロボット芝刈機メーカー、ベルロボティクス・エス・エイの第三者割当増資を引き受け連結子会社化し、電動・ロボット分野への進出を果たした。2017年1月には同社をやまびこヨーロッパ・エス・エイに商号変更し、欧州販売拠点とした。

国内販売会社7社を統合した2018年の再編

2018年1月、国内販売子会社7社(やまびこ東部、北海道、東北、中部、西部、九州、産業機械)が合併し、やまびこジャパン㈱が発足。これにより国内販売網が一本化され、効率化が図られた。同時期に中国江蘇省に蘇州山彦農機有限公司を設立(後に2024年清算)、エコー産業㈱とやまびこロジスティックス㈱の合併、MIRAI-LABO㈱との資本提携など、事業の整理と新領域への投資が並行して進められた。

プライム市場移行と中期経営計画で成長を目指す現在

2022年4月、東京証券取引所の市場区分見直しに伴い、プライム市場に移行。2024年9月にはキメシス・エス・アール・エルの株式を譲渡、蘇州山彦農機有限公司を清算する一方、2025年1月には㈱アイケイエスやi Labo㈱と資本・業務提携を締結し、新たな成長領域を模索する。現在は2026~2028年度を対象とした「中期経営計画2028」を策定し、2028年12月期に売上高2,100億円、営業利益率13.0%、ROE14.0%を目標に掲げる。

年表19件を開く

2000年代

  • 2008年4月創業株式会社共立と新ダイワ工業株式会社(以下、両社)は、株主総会及び関係官庁の承認を前提として、株式移転により完全親会社となる共同持株会社(当社)を設立し、経営統合を行うことについて合意。
  • 2008年6月M&A両社の株主総会において、両社が株式移転の方法により当社を設立し、両社がその完全子会社となることを承認。
  • 2008年12月創業当社設立、東京証券取引所市場第一部に当社株式を上場。
  • 2009年5月M&A当社を存続会社とし両社を消滅会社とする吸収合併契約書(合併予定日は2009年10月1日)を締結。
  • 2009年10月M&A当社は、両社を吸収合併し持株会社から事業会社に移行。

2010年代

  • 2011年4月M&Aやまびこ産業機械㈱(現在は合併し、やまびこジャパン㈱)を存続会社として、やまびこ産業機械㈱とやまびこレンテックス㈱が合併。
  • 2011年7月新ダイワプロパティ・エルエルシーを清算。
  • 2011年9月中国浙江省に合弁会社寧波奥浜動力科技有限公司を設立。
  • 2012年3月M&Aエコー・インコーポレイテッドが新ダイワ・インコーポレイテッドを吸収合併。
  • 2012年11月クレイリー・インダストリーズの子会社として、クレイリー・アグリカルチャル・ソリューションズ・エル・エル・シーを設立し、農業用排水管埋設機械製造・販売会社より当該事業を譲り受ける。
  • 2013年1月創業広島県広島市に電子制御研究所を設立。
  • 2014年1月ベトナムに産業機械用部品の生産子会社として、やまびこベトナムを設立。
  • 2014年11月ベルギーのロボット芝刈機メーカーである、ベルロボティクス・エス・エイ(現 やまびこヨーロッパ・エス・エイ)が実施した第三者割当増資を引き受け、同社を連結子会社とする。
  • 2016年12月石見エコー㈱の全株式を譲渡。
  • 2017年1月商号変更ベルロボティクス・エス・エイに欧州市場における小型屋外作業機械の販売機能を移管し、併せて、同社の商号をやまびこヨーロッパ・エス・エイに変更。
  • 2018年1月M&Aやまびこ東部㈱を存続会社として、やまびこ東部㈱、やまびこ北海道㈱、やまびこ東北㈱、やまびこ中部㈱、やまびこ西部㈱、やまびこ九州㈱、やまびこ産業機械㈱の国内販売会社7社が合併(合併後社名 やまびこジャパン㈱)。中国江蘇省に蘇州山彦農機有限公司を設立。エコー産業㈱を存続会社として、エコー産業㈱とやまびこロジスティックス㈱が合併。キメシス・エス・アール・エルの株式を取得し、同社を持分法適用関連会社とする。クレイリー・アグリカルチャル・ソリューションズ・エル・エル・シーを清算。 MIRAI-LABO㈱と資本出資および業務提携契約を締結。

2020年代

  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行。
  • 2024年9月M&Aキメシス・エス・アール・エルの株式を譲渡。蘇州山彦農機有限公司を清算。エコー・インコーポレイテッドがゴールデンイーグル・ディストリビューティングを吸収合併。
  • 2025年1月㈱アイケイエスと資本提携契約を締結。上記資本提携先である㈱アイケイエスと業務提携契約を締結。 i Labo㈱と資本・業務提携契約を締結。アラブ首長国連邦に小型屋外作業機械および一般産業用機械の販売会社として、やまびこジェネラルトレーディングを設立。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/12期の経営方針より

会社は3つの方針を掲げている。そのうち4項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上高2028年12月期まで2,100億円
  • 営業利益率2028年12月期まで13.0%
  • ROE2028年12月期まで14.0%
  • 売上高2030年度まで2,500億円規模

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    売上拡大と事業基盤の強化

    米国市場の需要を取り込みつつ、欧州事業とロボット・EMS分野を拡大し、地域構成の最適化と製品ポートフォリオ多様化を推進する。

  2. 02

    収益性の改善

    プロ向け・ロボット製品など高付加価値製品の販売比率向上、国内事業構造改革、サプライチェーン見直し、DX・AI活用による業務効率化で収益力を高める。

  3. 03

    経営基盤の強化

    人材育成と専門人材確保で組織力を高め、ガバナンス体制の高度化と人事制度定着を通じて持続的成長を支える基盤を構築する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で2,945人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は806万円で、9期前と比べて+18.8%平均年齢は44.1歳、平均勤続年数は18.4年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年12月3,216
2017年3月3,117
2018年12月3,349
2019年12月67943.218.13,372
2020年12月70543.518.13,477
2021年12月70043.118.03,429
2022年12月71043.418.13,354
2023年12月71843.718.13,241
2024年12月79244.018.43,070638
2025年12月80644.118.42,945669

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2025年12月期・提出会社(単体)
女性管理職比率4.7%
縦線は目安の30%
男性育休取得率88.2%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)66.3%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
本社・工場 — アメリカ・イリノイ州・レイクズーリック7,813百万円
小型屋外作業機械、一般産業用機械
広島事業所 — 広島県山県郡北広島町2,688百万円
小型屋外作業機械、一般産業用機械
本社 — 東京都青梅市2,128百万円
横須賀事業所 — 神奈川県横須賀市2,025百万円
小型屋外作業機械
本社 他 — 東京都青梅市他1,570百万円
小型屋外作業機械、農業用管理機械、一般産業用機械
青梅第二事業所(物流センター) — 東京都青梅市1,547百万円
小型屋外作業機械、農業用管理機械、一般産業用機械
盛岡事業所 — 岩手県滝沢市1,468百万円
小型屋外作業機械、農業用管理機械
大塚オフィス — 広島県広島市安佐南区729百万円
小型屋外作業機械、農業用管理機械、一般産業用機械
本社・工場 — 神奈川県横須賀市537百万円
小型屋外作業機械
本社・工場 — 広島県安芸高田市94百万円
一般産業用機械
ほか2件の開示あり

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2025年12月期の売上高は1,740億円営業利益197億円前期と比べると増収増益で、売上が+5.6%、利益が+0.5%。

売上高
+5.6%
1,740億円
営業利益
+0.5%
197億円
純利益
-9.4%
144億円
営業利益率
11.3%
前期比 -0.6%pt

会社が出している今期の予想2026年12月期

項目会社予想前期実績
売上高1,900億円1,740億円
営業利益230億円197億円
純利益165億円144億円
1株あたり配当¥110¥110

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年2Qで、売上は1,038億円、営業利益は161億円。前年の2025年2Qと比べると、売上は+13.7%、営業利益は+37.6%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年1Q3896015.438
2023年2Q4134210.229
2023年3Q376318.224
2023年4Q3360
2024年1Q4086115.055
2024年2Q4565311.645
2024年4Q7848210.559
2025年2Q91311712.875
2025年4Q827809.769
2026年2Q1,03816115.5116

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は890億円から1,740億円へ2.0倍に増えた。直近期の営業利益率は11.3%。売上は2期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
広島県広島市に電子制御研究所を設立。
2013年3月8903024
ベトナムに産業機械用部品の生産子会社として、やまびこベトナムを設立。
2014年3月1,0385747
2015年3月1,0536449
2016年3月1,1336447
ベルロボティクス・エス・エイに欧州市場における小型屋外作業機械の販売機能を移管し、併せて、同社の商号をやまびこヨーロッパ・エス・エイに変更。
2017年3月1,1197324
2017年12月1,0296849
やまびこ東部㈱を存続会社として、やまびこ東部㈱、やまびこ北海道㈱、やまびこ東北㈱、やまびこ中部㈱、やまびこ西部㈱、やまびこ九州㈱、やまびこ産業機械㈱の国内販売会社7社が合併(合併後社名 やまびこジャパン㈱)。中国江蘇省に蘇州山彦農機有限公司を設立。エコー産業㈱を存続会社として、エコー産業㈱とやまびこロジスティックス㈱が合併。キメシス・エス・アール・エルの株式を取得し、同社を持分法適用関連会社とする。クレイリー・アグリカルチャル・ソリューションズ・エル・エル・シーを清算。 MIRAI-LABO㈱と資本出資および業務提携契約を締結。
2018年12月1,1806042
2019年12月1,2095942
2020年12月1,3209466
2021年12月1,4239975
2022年12月1,5629263
2023年12月1,51414191
キメシス・エス・アール・エルの株式を譲渡。蘇州山彦農機有限公司を清算。エコー・インコーポレイテッドがゴールデンイーグル・ディストリビューティングを吸収合併。
2024年12月1,64819620911.9159
㈱アイケイエスと資本提携契約を締結。上記資本提携先である㈱アイケイエスと業務提携契約を締結。 i Labo㈱と資本・業務提携契約を締結。アラブ首長国連邦に小型屋外作業機械および一般産業用機械の販売会社として、やまびこジェネラルトレーディングを設立。
2025年12月1,74019719511.3144

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2025年12月期

売上高1,740億円のうち、営業利益として残るのは197億円11.3%。営業外の損益と税金を反映した純利益は144億円、売上の8.3%にあたる。営業利益率は業種中央値8.6%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金66.5%1,157億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金22.2%386億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益11.3%197億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
33.5%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+2.7pt
11.3%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+1.3pt
8.3%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+5.0pt
12.7%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
8.5%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
9.0%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2025年12月期は営業CFが89億円、投資CFが−45億円で、差し引きのフリーCFは44億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は169億円で、売上の1.2ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月40−330749
2014年3月93−39−605444
2015年3月41−4912−850
2016年3月87−46−414148
2017年3月74−38−413643
2017年12月70−42−182853
2018年12月44−32−231246
2019年12月77−31−294663
2020年12月119−27−2192132
2021年12月59−46−2513121
2022年12月−51−38105−89143
2023年12月193−36−180157122
2024年12月140−34−76106158
2025年12月89−45−3544169

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2025年12月期の総資産は1,695億円。このうち返さなくてよい自己資本が1,200億円で、自己資本比率は70.8%(業種中央値65.3%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月79229549737.1
2014年3月82835147742.2
2015年3月96244551746.1
2016年3月91446145350.3
2017年3月95347547849.8
2017年12月1,01251849451.2
2018年12月99353645753.9
2019年12月1,02856346554.7
2020年12月1,07259847455.8
2021年12月1,22668953756.2
2022年12月1,41277463854.8
2023年12月1,34687746965.2
2024年12月1,5581,07448468.9
2025年12月1,6951,20049570.8

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年12月期の内訳
現金及び預金
169億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
848億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
361億円
在庫として抱えている分
負債合計
495億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
93
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率23 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

機械 209社との比較

同じ機械の企業と並べると、いちばん上に来るのはROE209社中35位あたり、逆に低いのは配当利回り209社中122位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE上位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
12.7%/中央値 7.7%
P25 4.7%P75 11.1%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
11.3%/中央値 8.6%
P25 4.8%P75 12.6%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
70.8%/中央値 65.3%
P25 51.4%P75 75.3%
売上成長率前期からの売上の伸び
5.6%/中央値 3.9%
P25 -1.7%P75 9.4%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
2.5%/中央値 2.9%
P25 1.8%P75 3.6%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥4,390で、1年前と比べて+87.2%過去52週の値幅のなかでは96%の位置にある。

¥4,390-0.8%1ヶ月+9.1%1年+87.2%時価総額1,936億円
過去52週の値幅
安値¥2,391高値¥4,470

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)9.7倍
PER (会社予想)10.9倍
PBR3.50倍
配当利回り2.51%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価3680円は25日線(3785円)を約2.8%下回り、75日線(3739円)も下回る。52週高値4155円から約11%下落し、調整局面。RSI37と売られ過ぎに近い。6月に上昇したが、7月に入り下落トレンドに転換。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 75/100)

PER10.4倍は業界平均23.7倍を大きく下回り、割安感が強い。PBR2.93倍は業界平均1.56倍を上回るが、ROE12.7%と収益性を考慮すれば許容範囲。配当利回り0.66%は業界平均2.20%を下回るが、配当性向48.4%で増配余地はある。収益が増加傾向にある点も評価でき、PERの低さが割安と判断した。

指標この会社業種平均
PER (実績)9.7倍22.7倍
PER (予想)10.9倍
PBR3.50倍1.50倍
ROE12.7%7.0%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

業務用林業・農業機械の世界的な需要は堅調で、特に海外市場でのシェア拡大が成長ドライバー。強気派は、高い営業利益率(約12%)とブランド力を評価し、海外展開によるさらなる成長を期待。弱気派は、為替変動リスク、原材料高、新興国競合の台頭による価格競争激化を懸念。

プラスに働く材料7
  • 高収益体質

    2024期営業利益率11.9%と業界平均を上回る

  • 海外需要拡大

    海外売上比率が高く、林業・農業機械の需要増加が恩恵

  • ブランドパワー

    「共立」ブランドはプロユーザーに圧倒的な支持

  • 海外需要拡大で売上成長2025年通年影響

    北米売上比率50%超、為替追い風で営業利益200億円超

  • 電動化製品の投入拡大2026年影響

    高付加価値電動製品で売上100億円増、営業利益率15%

  • サプライチェーン改革で原価低減2026年影響

    部品共通化で原価率1%改善、営業利益約16億円

  • 株主還元強化で株価サポート2025年下期影響

    自己資本比率60%超、追加買い戻しで1株利益向上

マイナスに働く材料7
  • 為替変動リスク

    海外売上比率が高く、円高時に収益圧迫

  • 原材料高の影響

    鋼材など原材料コスト上昇が利益率を低下させる可能性

  • 新興国競合

    低価格帯で中国メーカーなどがシェア拡大のリスク

  • 円高進行で輸出採算悪化通貨次第影響

    1円円高で営業利益約5億円減少、米ドル売上比率大

  • 世界景気減速で需要減少2026年影響

    売上10%減で営業利益約20億円減少

  • 原材料高騰で利益率低下継続影響

    原材料10%上昇で売上原価2%増、営業利益約10億円

  • 地政学リスクによる部品調達難不定影響

    ASEAN依存、調達遅延で生産減

次の決算で確かめる点
海外売上高成長率
海外市場の拡大ペースを確認
営業利益率
コスト管理と収益性のトレンド
為替感応度
為替変動が収益に与える影響度

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり110で、前期から+0.0%いまの株価に対する利回りは2.51%。

年間配当
¥110
1株あたり
配当利回り
2.51%
いまの株価に対して
配当性向
48.4%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年12月3554.0
2017年3月25−28.6
2018年12月4060.072.0
2019年12月35−12.558.4
2020年12月4014.359.4
2021年12月4512.545.2
2022年12月5215.640.8
2023年12月555.855.9
2024年12月9063.636.6
2025年12月900.048.4

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥110

株主

有価証券報告書より

2025年12月期末の株主数は延べ10,232人。区分でいちばん多いのは金融機関44.8%。グループ会社や銀行などの安定株主が51.5%を占め、残る48.5%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2020年12月%2021年12月%2022年12月%2023年12月%2024年12月%2025年12月%
金融機関47.846.442.943.944.944.8
個人・その他27.026.731.028.425.826.8
外国法人14.516.916.118.018.920.1
自己株式5.55.55.55.56.26.7
事業法人9.29.28.58.57.86.7
証券会社1.50.81.61.32.71.6
外国人個人0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)10.49
02株式会社日本カストディ銀行(信託口)4.70
03みずほ信託銀行株式会社退職給付信託みずほ銀行口再信託受託者株式会社日本カストディ銀行3.85
04やまびこ取引先持株会3.71
05三井住友信託銀行株式会社3.64
06農林中央金庫3.17
07株式会社横浜銀行3.07
08株式会社もみじ銀行3.07
09日本生命保険相互会社2.37
10株式会社三菱UFJ銀行2.31

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近1
  • 2026-06-29
    株式会社三菱UFJ銀行
    新規の大量保有報告
    2.31%

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+493%、1株純資産は14期で+312%。直近期のROEは12.7%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月597128.79.435.9
2014年3月11384614.59.328.7
2015年3月1191,07312.411.328.1
2016年3月1141,11410.46.957.5
2017年3月571,1495.122.7
2017年12月1191,2549.915.054.0
2018年12月1011,2977.910.172.0
2019年12月1001,3577.611.958.4
2020年12月1601,44111.48.159.4
2021年12月1811,65711.76.945.2
2022年12月1511,8598.67.340.8
2023年12月2192,12011.06.855.9
2024年12月3862,61316.36.636.6
2025年12月3532,93312.78.448.4

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

14名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は14名。2025/12期の役員報酬は総額317百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約2倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
久保浩代表取締役 社長執行役員 エコー・インコーポレイテッド会長6414,000
西正信取締役 やまびこジャパン㈱取締役会長6515,000
倉田伸也取締役 常務執行役員 開発本部長 兼パワーソリューション推進室長 兼開発第三部長6525,000
野中匠取締役 執行役員 サービス推進本部長613,000
ティモシー・ドロシー取締役65
亀山晴信取締役(社外)671,000
大高美樹取締役(社外)562,000
行本閑人取締役(社外)64
赤塚孝江取締役(社外)56
院去嘉浩監査役(常勤)653,000
佐藤賢一監査役(常勤)6211,000
安藤鋭也監査役(社外)641,000
残りの役員2名を開く
氏名役職年齢保有株数
鈴木久志監査役(社外)63
長谷川知恵美監査役(常勤)581,000

役員報酬の内訳2025/12

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)121943122519
監査役547479
社外取締役845456

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/12期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容924字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループは、当社、連結子会社14社および関連会社2社(うち持分法非適用1社)で構成され、小型屋外作業機械(刈払機、チェンソーなど)、農業用管理機械(モア、畦草刈機、防除機など)および一般産業用機械(発電機、溶接機など)の製造、販売を主な事業内容としております。なお、愛可機械(深圳)有限公司は、2024年5月13日付で解散し、現在清算手続き中であります。 当社グループの事業内容および関係会社の当該事業に係る位置付けは次のとおりであります。 (1)小型屋外作業機械部門・・・主要な製品は、刈払機、チェンソー、パワーブロワなどであります。 製造事業関係・・・主に、当社、エコー・インコーポレイテッド、クイック・プロダクツ・インク、やまびこヨーロッパ・エス・エイ、新大華機械股份有限公司、追浜工業㈱および双伸工業㈱で製造しております。 販売事業関係・・・主に国内では、当社、やまびこジャパン㈱および追浜工業㈱、海外では当社、エコー・インコーポレイテッドおよびやまびこヨーロッパ・エス・エイが販売しております。 (2)農業用管理機械部門・・・主要な製品は、モア、畦草刈機、防除機などであります。 製造事業関係・・・主に、当社およびクレイリー・インダストリーズで製造しております。 販売事業関係・・・主に国内では、当社およびやまびこジャパン㈱、海外では、クレイリー・インダストリーズが販売しております。 (3)一般産業用機械部門・・・主要な製品は、発電機、溶接機、投光機などであります。 製造事業関係・・・主に、当社、エコー・インコーポレイテッド、やまびこベトナムおよびやまびこエンジニアリング㈱で製造しております。 販売事業関係・・・主に国内では、当社およびやまびこジャパン㈱、海外では、当社およびエコー・インコーポレイテッドが販売しております。 (4)その他部門・・・・上記以外の商品などであります。 主に、やまびこジャパン㈱、㈱ニューテックおよびエコー産業㈱が販売しております。 当社グループの事業系統図は次の通りであります。 2025年12月31日現在 (注)持分法非適用の関連会社1社は上記事業系統図に含めておりません。
経営方針・対処すべき課題2,612字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 会社の経営の基本方針 当社グループは、「人と自然と未来をつなぐ」を企業理念と定め、世界中の自然環境と、共に歩む全ての人々の美しい未来の実現に向け、小型屋外作業機械、農業用管理機械並びに一般産業用機械の3事業の発展に取り組み、企業価値の最大化を目指し、高い倫理観のもとに企業活動を通じて社会に貢献したいと考えております。 (2) 経営環境 ①企業構造と市場の状況 当社グループは、生産や販売等の機能別の各事業会社で構成され、各事業会社は当社グループが展開する3事業である小型屋外作業機械、農業用管理機械並びに一般産業用機械に関連しています。 主力事業である小型屋外作業機械は、動力源の小型エンジンを鋳造、加工から組立、検査までの工程を一貫して行うことにより、高効率かつ需要に応じた柔軟な生産体制を実現しています。各事業会社の事業内容については、「第一部(企業情報) 第1(企業の概況) 3(事業の内容)」に記載しております。 なお、当社グループを取り巻く市場状況としては、国内においては、農業従事者の減少や高齢化により、小型屋外作業機械と農業用管理機械の市場規模の縮小が懸念される一方で、作業の省力化・自動化に対するニーズは一層高まっています。海外の小型屋外作業機械市場は、北米を中心に緑地管理市場の旺盛な消費・サービス需要が継続することを見込んでいます。また、一般産業用機械は、北米市場のインフラ案件の活況に伴い、発電機等の需要増加が継続する見通しです。 ②競合他社との競争優位性 当社グループが展開する3事業には、それぞれに競合他社が存在します。その中でも主力事業である小型屋外作業機械事業においては、製品の主要構成部品である小型エンジンを自社開発しており、素材の配合研究から自社で行うことで、軽量化・高出力化を実現するとともに、世界各国で厳しさを増す排出ガス規制にも適合してきました。また、電動製品においても、エンジン製品の開発を通じて培った技術力やノウハウを活かし、高出力かつ制御技術に優れた製品を開発しており、高い環境性能と作業性を両立させ、市場ニーズを満たす製品を提供できる点が当社の強みとなっております。更には、グローバルに販売ネットワークを展開していることに加え、代理店などを対象としたサービススクールを実施するなど、お客様へのアフターサービスが充実している点が当社ブランドの市場での信頼獲得と、競争力の向上に寄与しております。 (3) 優先的に対処すべき事業上および財務上の課題 上記の経営環境を踏まえ、持続的な成長を実現するためには、従来の「屋外作業機器の総合メーカー」という枠組みにとどまらず、常にお客様の視点に立ち、屋外作業の現場に新たな価値を創出し続ける企業へと進化していく必要があると認識しております。 こうした目指す姿の実現に向け、当社グループは2026年度から2028年度までの3ヵ年を対象とする「中期経営計画2028」を策定しております。前中期経営計画2025で進めてきた変革の芽を確実に収益へと結びつける3年間と位置付け、既存事業の深化と成長領域への投資を通じて、具体的な利益成長と企業価値の向上を目指してまいります。 「中期経営計画2028」ビジョン ①目指す姿 世界中のプロフェッショナルな屋外作業に付加価値を創造する -Value Creator for Professional Outdoor Solutions across the World- ②ビジョンの方向性 前中期経営計画2025において取り組んでまいりました「環境負荷低減という社会的課題」、および屋外作業現場における「安全な作業環境に資する機器の開発」や「労働力不足・過酷な作業の低減」といった課題の解決に、中期経営計画2028においても引き続き取り組んでまいります。 当社グループは、従来の「屋外作業機器の総合メーカー」という枠組みを超え、常にお客様の視点に立って屋外作業現場に新たな価値を創出し続ける企業へと進化してまいります。また、前中期経営計画2025での取り組みを継承・進化させ、2030年度には売上高2,500億円規模を目指し、持続的な企業価値の向上を追求してまいります。 中期経営計画2028の数値目標 指標   2028年12月期 目標 売上高   2,100億円 営業利益率   13.0% ROE   14.0% 事業戦略 ①売上の拡大 堅調な米国市場の需要を着実に取り込むとともに、欧州事業の拡大やロボット事業、EMS(エネルギーマネジメントシステム)分野への取り組みを進め、グループ全体で事業基盤のさらなる拡大を図ります。また、北米中心の事業構造から、欧州事業の拡大を通じて地域構成の最適化を進めます。 セグメント構成については、一般産業用機械の伸長を図るとともに、小型屋外作業機械においてもエンジン製品に加え電動製品やロボット分野を強化し、製品ポートフォリオの多様化を推進します。 ②収益性の改善 プロ向け製品やロボット製品といった高付加価値製品の販売比率を高めるとともに、国内事業の構造改革推進やサプライチェーンの見直しを通じて収益力を高めます。また、DX(デジタル・トランスフォーメーション)やAIを活用し、グループ全体の業務効率化を推進することで、生産性のさらなる向上に取り組んでまいります。 ③経営基盤の強化 人材育成と専門性の高い人材の確保により、組織力を高めます。また、ガバナンス体制の高度化と人事制度の定着を通じて、持続的成長を支える経営基盤を強化します。 当社のDX戦略については下記ページをご参照ください。 (https://www.yamabiko-corp.co.jp/dx-strategy/) 中期経営計画2028の詳細につきましては、当社ホームページに掲載しておりますのでそちらをご参照ください。 (https://www.yamabiko-corp.co.jp/ir/management/plan/)
事業等のリスク3,978字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 当社グループの財務状況および経営成績等に重要な影響を及ぼす可能性のあるリスクは次のとおりであります。これらは当社グループの全てのリスクを網羅したものではなく、記載された事項以外の予見できないリスクも存在します。そのようなリスクが顕在化した場合には、当社グループの業績および財政状態に影響を与える可能性があります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 社会情勢等 当社グループは、全世界において事業を展開しておりますが、国内外の各地域の政治、経済、社会情勢や政策の変化、紛争、テロ等による社会的混乱、投資規制、収益の本国への送金規制、輸出入規制、外国為替規制、税制等を含む各種規制の動向が、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。特に、主要市場である日本、米国、欧州における経済状況は事業に大きな影響をもたらします。当該リスクが顕在化する可能性の程度や時期について、合理的に判断することは困難ですが、リスクが顕在化した際にはいち早く対応できるよう引き続き注視してまいります。 (2) 市場環境 当社グループの主要市場である日本および海外各国のグリーンメンテナンス市場、および農・林業や建設・土木・鉄工業に関わり、農業政策や公共投資などの政策や産業構造および民間設備投資動向、その他の需給動向などが大きく変化することにより、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。当該リスクが顕在化する可能性の程度や時期について、合理的に判断することは困難ですが、リスクが顕在化した際にはいち早く対応できるよう引き続き注視してまいります。 (3) 他社との競合 当社グループの各事業分野においては、新製品の開発、低価格化、アフターサービスの充実などをめぐる他社との競争が激化しており、当社グループが品質、取引条件などで他社に劣位する場合には、当社グループの業績に影響が及ぶ可能性があります。当該リスクが顕在化する可能性の程度や時期について、合理的に判断することは困難ですが、当社グループでは各事業分野において継続的に顧客のニーズを汲み取り付加価値の高い新製品開発を行っております。価格競争については、高付加価値製品を供給することで売価を下げることなく顧客満足を獲得してまいります。 (4) 為替相場・金融市場の変動 当社グループの売上の半分以上が米ドルを中心とする外国通貨によるものであるため、外国為替相場の動向、また、金利上昇による支払利息の増加などにより、当社グループの業績へ影響が及ぶ可能性があります。通常は他の通貨に対して円高になれば当社グループの業績にマイナスの影響を及ぼし、円安になればプラスの影響を及ぼします。また、外国為替相場の変動は同一市場において当社グループと外国企業が販売する製品の相対的な価格や、製品の製造に使用する材料のコストに影響を与える可能性があります。これに対し当社グループでは、グローバルに生産拠点を配置して生産を行うなど、このリスクの軽減に努めています。また、当社グループは短期の為替変動の影響を最小にするためヘッジ取引も行っておりますが、為替レート水準の予期せぬ変動は、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 (5) 原材料・部品調達 当社グループでは安定した原材料・部品の供給確保に努めておりますが、原材料価格が高騰した場合、利益を圧迫し当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。また、原材料の供給が不安定になった場合、製品の生産が困難になることによる販売機会の逸失などにより当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。当該リスクが顕在化する可能性の程度や時期について、合理的に判断することは困難ですが、当社グループでは部品の共通化等によるボリュームディスカウントに加え、仕入れ先の財務面を含めた供給能力に注視し原材料を安定して調達できる環境を整備しております。 (6) 各国の安全・環境規制・気候変動関連等 当社グループの主力製品である小型ガソリンエンジンの排ガス規制を始め、当社グループが製造、販売する製品の安全や環境に関する世界各国の法規制の強化や新たな規制の適用、気候変動の要因とされる温室効果ガスの削減の取組みの強化が実施される場合には、これらの規制等に適合するための開発費用や設備投資などにより相当の費用が増加するほか、当社グループがこれらの規制等を遵守できない場合には当該市場での製品販売ができなくなるなど、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。しかしながら、一般的に法規制等の新規・改訂には事前のアナウンスがなされるほか、規制導入に際しても経過・段階措置が取られることから、当該リスクの顕在化に対しても十分対応が可能であると認識しております。当社グループではいち早くそれらの法規制等に対応するべく、世界各国の動向を注視するとともに、先を見越した計画的な環境対応技術の研究開発に取り組んでおります。また、TCFD提言に即した活動を推進することにより、迅速に対応できる事業体制を構築しております。 (7) 製造物責任 当社グループでは、製品開発、生産にあたっては安全・安心なものづくりを第一として取り組んでおりますが、製品における欠陥および使用時において予測困難な事象が発生した場合には、企業ブランド価値の毀損や販売量の減少が起こるなど、当社グループの業績に影響が及ぶ可能性があります。当該リスクが顕在化する可能性の程度や時期について、合理的に判断することは困難ですが、当社グループでは、常に安全性を第一とした組織風土を醸成しており、製品検査体制の充実、ユーザーによる製品使用時において誤った使用方法をしない様、製品に警告表示をするなどの対応を行っており、問題が発生した際には速やかに市場対応が行われる体制を整備しております。また、万一に備えて製造物責任保険に加入しております。 (8) コンプライアンス 当社グループでは、グループ横断的なコンプライアンス体制を整備しており、コンプライアンス・リスク管理委員会の設置、やまびこコンプライアンスプログラムを策定するなど、法令遵守体制の充実に努めておりますが、法令、社会倫理違反行為の発生など、コンプライアンス上の問題が発生した場合には、監督官庁による処分や、訴訟の発生、社会的信頼の失墜などにより、当社グループの業績に重大な影響が及ぶ可能性があります。 (9) 人材確保 当社グループの継続的な成長には優秀な人材の確保が不可欠ですが、著しい採用環境の悪化や人材流出の増加が継続した場合は、当社グループの人材確保が計画通りに進まず、将来の成長に影響が及び、中・長期的に当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。国内では少子化が進展しており、将来的に人材の確保が困難になることが予想されるため、当社グループでは新卒採用だけでなく、専門性の高い人材の中途採用の強化を進めています。また、結婚や育児、介護等の理由により退職した人材を再度雇用する「ジョブ・リターン制度」の採用など多様な働き方に対応できる仕組みの整備にも努めております。さらに、役割・成果をベースとした人事制度への転換を図るべく人事制度を改定し、人・組織の活性化に資する人事制度の構築を進めております。 (10) 気象・自然災害・感染症等 冷害、台風、洪水等々の気象の影響により国内農作物に大規模な被害がもたらされた場合は、国内農家の収入の減少により農家の購買力が減衰することがあり、また、国内、海外とも、干ばつなどにより植物の生長が著しく妨げられた場合は、当社グループの主力製品である刈払機などの需要低下につながるなど、異常気象により当社グループの業績に影響が及ぶ可能性があります。 また、当社グループの生産拠点が自然災害・感染症の流行などにより直接損害を被った場合や当社グループが直接の損害を受けなくとも、交通網や情報網、電力供給やサプライチェーンの生産などが長期に遮断される場合には、当社グループの生産活動などが停滞し、当社グループの業績に影響が及ぶ可能性があります。当該リスクが顕在化する可能性の程度や時期について、合理的に判断することは困難ですが、当社グループでは、災害発生時の直接的な被害を最小限に抑えるため、定期的に設備点検や避難訓練を実施しております。また、BCP(事業継続計画)を作成し、被災・感染症発生時にも重要な事業が継続できる体制整備に努めております。 (11) 情報セキュリティ・知的財産等 当社グループでは事業活動において、顧客情報・個人情報等に接することがあり、また営業上・技術上の機密情報を保有しています。これら各種情報の取り扱い、機密保持には細心の注意を払っており、不正なアクセス、改ざん、破壊、漏洩、紛失等から守るため、管理体制を構築すると共に、合理的な技術的対策を実施するなど、適切な安全措置を講じていますが、近年、手口が高度化・巧妙化しているサイバー攻撃等により情報漏洩等の事故が発生した場合には、当社グループの業績に影響が及ぶ可能性があります。 また、知的財産権については、第三者による不正利用等による侵害あるいは訴追等が発生した場合には、法的責任や賠償責任、訴訟などによる支払い義務の発生のほか、企業ブランド価値の毀損により当社グループの業績に影響が及ぶ可能性があります。当社グループでは、秘密保護のための管理体制の構築に加え、従業員に対しても情報セキュリティ教育を定期的に実施してリスクの未然防止に努めております。
経営成績の分析 (MD&A)7,395字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度における当社グループを取り巻く市場環境につきましては、米国経済において関税政策に伴う景気減速への懸念が見られたものの、良好な雇用・所得環境を背景に個人消費は底堅く推移しました。欧州では物価や雇用の安定化が進み、国内でも所得環境の改善により個人消費が堅調に推移するなど、総じて景気の緩やかな回復基調が続きました。 このような環境のもと、当社グループの主力である海外小型屋外作業機械(OPE: Outdoor Power Equipment)は、北米市場において良好な天候やエンジン製品の旺盛な需要を背景に、ホームセンター向けを中心に好調に推移しました。欧州市場においても、OPEの販売回復に加え、2025年2月に公表した米国のゴルフ場管理機械の大手メーカーであるThe Toro Companyとの協業により、ロボット芝刈機の販売が好調に推移しました。また、海外の一般産業用機械では、米国での関税政策の影響による先行き不透明感から現地レンタル会社に買い控えの動きが見られたものの、当社においては主要顧客向けの販売が年央から回復に転じました。 国内は、米価上昇に伴う農業従事者の購買意欲の回復を背景に、主に水田の管理作業などに使用される小型屋外作業機械や農業用管理機械の販売が伸長しました。 以上の結果、当連結会計年度における当社グループ連結業績は、次のとおりとなりました。 ア.財政状態 当連結会計年度末の資産合計は、前連結会計年度末に比べ136億95百万円増加し、1,694億75百万円となりました。 当連結会計年度末の負債合計は、前連結会計年度末に比べ10億83百万円増加し、495億9百万円となりました。 当連結会計年度末の純資産合計は、前連結会計年度末に比べ126億11百万円増加し、1,199億65百万円となりました。 イ.経営成績 当連結会計年度の経営成績は、売上高1,740億20百万円(前期比5.6%増)、営業利益197億22百万円(同0.4%増)、経常利益195億37百万円(同6.5%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は144億44百万円(同9.1%減)となりました。 セグメント別の状況につきましては次のとおりであります。 小型屋外作業機械の売上高は、1,319億89百万円(同8.7%増)となりました。 農業用管理機械の売上高は、241億10百万円(同2.3%減)となりました。 一般産業用機械の売上高は、155億83百万円(同6.6%減)となりました。 その他の売上高は、23億37百万円(同13.4%増)となりました。 ②キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、営業活動によるキャッシュ・フローが89億25百万円の収入、投資活動によるキャッシュ・フローが44億59百万円の支出、財務活動によるキャッシュ・フローが34億67百万円の支出となりました。その結果、当連結会計年度末の資金残高は168億87百万円となりました。当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における営業活動によるキャッシュ・フローは、税金等調整前当期純利益199億6百万円、減価償却費42億73百万円、売上債権の増加額38億55百万円、仕入債務の減少額5億78百万円、棚卸資産の増加額39億8百万円、法人税等の支払額62億38百万円等により89億25百万円の収入(前連結会計年度は140億33百万円の収入)となりました。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における投資活動によるキャッシュ・フローは、有形及び無形固定資産の取得による支出44億27百万円等により44億59百万円の支出(前連結会計年度は34億32百万円の支出)となりました。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における財務活動によるキャッシュ・フローは、短期借入金の純増加額19億49百万円、配当金の支払額39億14百万円等により34億67百万円の支出(前連結会計年度は75億70百万円の支出)となりました。 ③生産、受注及び販売の実績 ア.生産実績 当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年1月1日 至 2025年12月31日) (百万円)   前年同期比(%) 小型屋外作業機械   126,513   110.1 農業用管理機械   9,096   75.5 一般産業用機械   9,512   70.9 報告セグメント計   145,122   103.4 その他   724   120.2 合計   145,846   103.4 (注)金額は標準販売価格によっており、セグメント間の内部振替前の数値によっております。 イ.受注実績 当社及び連結子会社は見込み生産を行っているため、該当事項はありません。 ウ.販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年1月1日 至 2025年12月31日) (百万円)   前年同期比(%) 小型屋外作業機械   131,989   108.7 農業用管理機械   24,110   97.7 一般産業用機械   15,583   93.4 報告セグメント計   171,682   105.5 その他   2,337   113.4 合計   174,020   105.6 (注)1 セグメント間の取引については相殺消去しております。 2 最近2連結会計年度における主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。 相手先   前連結会計年度 (自 2024年1月1日 至 2024年12月31日)   当連結会計年度 (自 2025年1月1日 至 2025年12月31日) 金額(百万円)   割合(%)   金額(百万円)   割合(%) THE HOME DEPOT INCORPORATED   36,906   22.4   40,722   23.4 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ①財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 a.財政状態 当連結会計年度末の資産合計は1,694億75百万円となり、前連結会計年度末に比べて136億95百万円増加しました。その主な要因は、売掛金の増加45億24百万円、原材料及び貯蔵品の増加35億19百万円、退職給付に係る資産の増加29億92百万円等によるものであります。 負債合計は495億9百万円となり、前連結会計年度末に比べて10億83百万円増加しました。その主な要因は、借入金の増加20億14百万円、未払法人税等の減少18億67百万円、長期繰延税金負債の増加15億15百万円等によるものであります。 純資産額は1,199億65百万円となり、前連結会計年度末に比べて126億11百万円増加しました。その主な要因は、利益剰余金の増加105億23百万円、退職給付に係る調整累計額の増加17億67百万円、自己株式の増加6億67百万円等によるものであります。 b.経営成績 2024年12月期   2025年12月期   増減額   増減率 百万円   百万円   百万円   % 売上高           164,838   174,020   9,181   5.6 国内   42,805   44,472   1,667   3.9 海外   122,033   129,547   7,514   6.2 米州   103,058   106,386   3,327   3.2 その他海外   18,974   23,161   4,186   22.1 営業利益   19,637   19,722   85   0.4 経常利益   20,899   19,537   △1,361   △6.5 親会社株主に帰属する当期純利益   15,889   14,444   △1,445   △9.1 [売上高] 海外は、主力の小型屋外作業機械において、北米市場で良好な天候やエンジン製品の根強い需要を背景に、ホームセンター向けを中心に販売が伸長しました。また、欧州市場においては、小型屋外作業機械の販売回復に加え、ロボット芝刈機販売が寄与した結果、海外売上高は前年同期比6.2%増の1,295億円となりました。 国内は、米価上昇を背景とした農業従事者の生産性向上への意識の高まりを背景に、水田の管理作業などに使用される小型屋外作業機械および農業用管理機械の販売が好調に推移した結果、国内売上高は前年同期比3.9%増の444億円となり、当連結会計年度の売上高は前年同期比5.6%増の1,740億円となりました。 [損 益] 営業利益は、DX戦略に基づくIT関連投資や国内外における総人件費の増加および米国の関税政策に伴うコスト増などの押し下げ要因があったものの、国内での価格改定効果や欧州における高付加価値なロボット芝刈機の販売好調がこれらを補い、前年を上回る197億円となり過去最高益となりました。経常利益は、前期は増益要因となった為替差益が、今期は為替差損に転じたことなどから、前年同期比6.5%減の195億円となりました。その結果、法人税等調整額の影響もあり、親会社株主に帰属する当期純利益は前年同期比9.1%減の144億円となりました。 [セグメント別] ① 小型屋外作業機械 2024年12月期   2025年12月期   増減額   増減率 百万円   百万円   百万円   % 売上高   121,418   131,989   10,570   8.7 国内   14,108   14,972   864   6.1 海外   107,310   117,016   9,706   9.0 国内:米価の上昇を背景とした農業従事者の生産性向上への意識の高まりや病害虫対策需要から、刈払機や防除機の販売が好調に推移したことで、増収となりました。 海外:北米市場は良好な天候が続いたことに加え、ホームセンター向けのエンジン製品販売が伸長しました。欧州市場でもロボット芝刈機をはじめ、OPE製品の販売が好調に推移し、増収となりました。 ② 農業用管理機械 2024年12月期   2025年12月期   増減額   増減率 百万円   百万円   百万円   % 売上高   24,683   24,110   △572   △2.3 国内   16,753   17,815   1,062   6.3 海外   7,929   6,294   △1,634   △20.6 国内:小型屋外作業機械と同様に堅調な需要環境を背景に、水田の管理作業に使用される防除機等の製品を中心に販売が好調に推移したことで、増収となりました。 海外:地政学リスクの顕在化による北米市場の穀物価格低迷等を背景に、農業従事者の設備投資意欲の後退が継続していることから、減収となりました。 ③ 一般産業用機械 2024年12月期   2025年12月期   増減額   増減率 百万円   百万円   百万円   % 売上高   16,676   15,583   △1,093   △6.6 国内   9,884   9,346   △537   △5.4 海外   6,792   6,236   △555   △8.2 国内:投光機やエンジンカッターなどの販売が堅調に推移したものの、主力の発電機の販売が伸び悩み、減収となりました。 海外:米国の主要顧客向けの発電機販売が年央から回復に転じ増収となったものの、中南米や中近東地域での販売が減少したことで減収となりました。 ④ その他 2024年12月期   2025年12月期   増減額   増減率 百万円   百万円   百万円   % 売上高   2,061   2,337   276   13.4 主要3事業以外の売上高は、主要セグメントに含まれない生産子会社の売上高や商品等で構成されています。 なお、当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因につきましては、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載のとおりであります。 ②キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 ア.キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度におけるキャッシュ・フローの状況につきましては、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 イ.資本の財源及び資金の流動性 a.財務戦略の基本的な考え方 当社グループは、資本の効率性の向上、バランスシートの健全性の向上を企業価値向上のための財務戦略の基本方針としております。 資本の効率性の向上については、管理会計の発展を通して、収益性及び資産の回転率と効率性の向上を図ることで、中長期的に資本コストを上回るROEの実現を目指します。 また、経済環境の変化に備えるための十分な手元流動性の確保を図ることで、バランスシートの健全性の向上を目指します。 b.経営資源の配分に関する考え方 当社グループは、安定的な経営及び不測の事態に対応可能な手元現預金の水準について、常に検証を実施しております。必要な手元現預金水準を超える分については、追加的に配分可能な経営資源と認識し、企業価値向上に資する経営資源の配分に努めます。 追加的に配分可能な経営資源のうち、特に株主還元を重点施策とし、連結業績及び配当性向を勘案した安定的な配当を実施してまいります。 c.資金需要の主な内容 当社グループの資金需要のうち主なものは、製品の製造に係る原材料仕入、人件費、販売費及び一般管理費等の運転資金であります。 戦略的投資を目的とした資金需要は、新製品の開発・製造に係る設備投資、研究開発投資及びM&A投資であります。 d.資金調達 当社グループの事業活動の維持拡大に必要な資金を安定的かつ機動的に確保するため、内部資金及び外部資金を有効に活用しております。 金融機関からの資金調達については、運転資金の効率的な調達を行うため、取引銀行8行と当座貸越契約を締結しております。 また、資金効率の向上を図るため、当社及び国内子会社において、キャッシュ・マネジメント・システムを導入しております。 なお、手元流動性を確保することを目的に取引銀行とコミットメントライン契約を締結しております。 ③重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表を作成するにあたって、資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いておりますが、これらの見積り及び仮定に基づく数値は実際の結果と異なる可能性があります。 連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものは、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載しております。 ④経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループは「中期経営計画2025(2023年12月期-2025年12月期)」を策定し、下表のとおり2025年12月期に売上高1,700億円、営業利益率7.0%、ROE10.0%を目標として掲げておりました。 最終年度である2025年12月期は、主力市場である北米において小型屋外作業機械の需要を着実に取り込んだことに加え、欧州市場では小型屋外作業機械の販売が回復したほか、高付加価値なロボット芝刈機が伸長しました。また、国内においても米価上昇を背景に農業従事者の購買意欲が回復し、販売が堅調に推移しました。 損益面においては、原材料費の高騰や米国の関税政策の影響により製造原価が上昇したものの、継続的な原価低減活動や国内外における価格転嫁により影響の最小化に努めました。 その結果、中期経営計画2025で掲げたすべての目標を達成しました。 中期経営計画2025の目標と実績 指標   2025年12月期 目標   2025年12月期 実績 売上高   1,700億円   1,740億円 営業利益率   7.0%   11.3% ROE   10.0%   12.7% なお、当社グループは、中期経営計画2025の取り組みをさらに発展させ、持続的な成長を実現するために「中期経営計画2028(2026年12月期-2028年12月期)」を策定し、売上高、営業利益率およびROEについてそれぞれ数値目標を定め、その達成に向けて取り組んでおります。 中期経営計画2028の目標 指標   2028年12月期 目標 売上高   2,100億円 営業利益率   13.0% ROE   14.0% 「中期経営計画2028」に関しては、「第2 事業の状況 1.経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載のとおりであります。

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