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日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,053.44+287ドル円158.79-1NASDAQ26,229.57+130S&P 5007,675.19+44SOX 指数11,376.79+889/2終値

DM三井製糖

Mitsui DM Sugar Co., Ltd.2109 · Prime · 食料品

国内砂糖大手。精製糖・甜菜糖の製造販売を中核に、機能性食品や食品添加物、不動産賃貸まで手掛ける。

概要

DM三井製糖は、国内最大手の精糖メーカーである。2025年4月に持株会社が事業子会社を吸収合併し、事業会社に転換した。砂糖事業(精製糖・甜菜糖)が連結売上高の約85%を占め、家庭用から業務用まで幅広い製品を供給する。加えて食品添加物や栄養療法食品を扱うライフ・エナジー事業、不動産賃貸事業を展開する。2026年3月期の連結売上高は1801億円、従業員数は1550名。国内シュガー市場でトップシェアを誇る。

砂糖事業が連結売上高の8割超を占める

DM三井製糖グループの事業は砂糖、ライフ・エナジー、不動産の三つに大別される。2026年3月期の砂糖事業売上高は1522億円で、連結全体の84.5%を占めた。主力製品は上白糖、グラニュー糖、三温糖などの精製糖で、DM三井製糖本体および関門製糖など子会社が製造する。甜菜糖(ビート糖)は北海道糖業が手掛ける。原料糖は海外から輸入するほか、生和糖業や石垣島製糖などのグループ会社も国内で原料糖を生産する。国内精糖市場におけるシェアは首位である。

原料糖から包装まで一貫するサプライチェーン

グループは原料糖の調達、精製、包装、物流までを内製化する垂直統合モデルを持つ。子会社スプーンシュガーが砂糖の包装・荷役・製袋を担当し、関門製糖などが加工糖を手掛ける。主力工場は千葉工場、神戸工場、福岡工場。2026年9月に九州地区の生産拠点を閉鎖する計画だが、和田製糖との業務提携により供給網は維持される。この一貫体制により、安定的な品質とコスト競争力を確保している。

海外事業は東南アジア・中東・中国で展開

海外事業はシンガポールの子会社SIS'88 Pte Ltdを中心に展開する。アラブ首長国連邦とベトナムに再包装・製造拠点を持ち、現地のブランド力を活用したコンシューマーパック事業を営む。中国では持分法適用関連会社の中糧糖業遼寧有限公司が精製糖を製造販売する。タイではKaset Phol Sugar Ltd.が原料糖を生産する。海外売上高の構成比はまだ小さいが、グループの成長領域と位置づけられている。

ライフ・エナジー事業と不動産事業が多様な収益源

ライフ・エナジー事業(2026年3月期売上高253億円)は、タイショーテクノスが手掛ける食品添加物(香味料・天然色素)や寒天、ニュートリーの栄養療法食品(経腸栄養剤)、YOUR MEALの宅配弁当などを含む。不動産事業(同25億円)は、本社ビル「Mita S-Garden」や岡山・神戸の賃貸物件、太陽光発電による電力販売を行う。両事業の利益規模は砂糖事業に比べ小さいが、砂糖市場の縮小に対応するための新たな収益柱として育成されている。

業界の中での役割は製糖メーカー。精製糖・甜菜糖の製造販売を主軸に、食品素材や健康食品も手掛ける。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
1,801億円
営業利益
129億円
営業利益率
7.2%
純利益
40億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
砂糖事業1,522億円84.5%114億円7.5%
ライフ・エナジー 事業253億円14.0%10億円4.0%
不動産事業26億円1.4%5億円19.2%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01食品・飲料メーカー、小売、外食主力

精製糖(上白糖、グラニュー糖等)および甜菜糖(ビート糖)を製造・販売。子会社・関連会社を含めたグループ全体で原料糖から精製糖まで一貫して手掛け、業務用・家庭用に供給。海外でも精製糖コンシューマーパック事業を展開。

主な製品・サービス3
精製糖
上白糖、グラニュー糖、三温糖など。DM三井製糖、関門製糖等が製造。
甜菜糖
北海道糖業が製造するビート糖。
加工糖・機能性食品
糖類を加工した製品や、糖アルコール・甘味料等の機能性食品。

02食品・健康食品メーカー準主力

食品香味料、食品用天然色素、寒天、栄養療法食品、嚥下障害対応食品等を製造・販売。子会社タイショーテクノス(食品添加物)、ニュートリー(栄養療法食品)等を通じて展開。

主な製品・サービス5
食品香味料
食品の風味を向上させるための添加物。
食品用天然色素
天然原料由来の着色料。
寒天
海藻由来のゲル化剤。食品用途。
栄養療法食品
経腸栄養剤や病者用食品など。ニュートリーが開発・販売。
嚥下障害対応食品
飲み込みが困難な方向けの食品(とろみ剤、ゼリー等)。

03不動産テナント・発電副次

不動産の賃貸(社有地・ビル等)および太陽光発電による電気の供給・販売。子会社明糖倉庫は倉庫業、ナカトラ不動産は不動産賃貸を行う。

製品と技術

上白糖・グラニュー糖が主力の精製糖製品

精製糖の主力製品は、家庭で最も一般的な「上白糖」と、高純度の結晶糖「グラニュー糖」である。このほか「三温糖」「白双糖」「角砂糖」「氷砂糖」などをラインナップする。家庭用は「スプーン印」ブランドで小売店に並び、業務用は大袋やタンクローリーで食品メーカーに供給される。関門製糖や鳳氷糖などの子会社が、地域や用途に応じた製品を製造する。精製糖はサトウキビ由来の原料糖(粗糖)を溶解・精製・結晶化して作られ、純度と品質の安定性が求められる。

北海道糖業が製造する甜菜糖(ビート糖)

北海道糖業は北海道産の甜菜(ビート)から甜菜糖を製造する。甜菜糖はショ糖純度が高く、まろやかな甘味が特徴で、一部の和菓子や料理に使用される。同社は1960年創業で、2012年に三井製糖グループ入りした。工場は北海道内に複数あり、2014年にはバイオ事業(発酵製品)にも進出した。グループ内で甜菜糖を供給することで、サトウキビ糖と異なる風味の砂糖を顧客に提供できる点が強みである。

ライフ・エナジー事業を支える栄養療法食品と添加物

ニュートリーは経腸栄養剤や病者用食品を開発・販売する。嚥下障害対応食品の「とろみ剤」や「ゼリー」は、高齢者施設や病院で需要が高い。タイショーテクノスは食品香味料(風味向上剤)や天然色素(パプリカ色素など)を食品メーカー向けに製造する。YOUR MEALはアスリートや健康志向層向けの宅配弁当「Muscle Deli」を展開。これらは砂糖事業で培った抽出・精製技術や販売網を活かして成長が図られている。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

同業の企業

食品・飲料の時価総額近傍。太字がDM三井製糖

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
18276平和堂1,386億円14.2倍
23543コメダホールディングス1,351億円
32004昭和産業1,262億円11.7倍
48153モスフードサービス1,247億円26.2倍
52281プリマハム1,243億円27.0倍
62109DM三井製糖1,186億円29.7倍
77611ハイデイ日高1,173億円23.5倍
88237松屋1,097億円49.1倍
99887松屋フーズホールディングス1,061億円26.2倍
104526理研ビタミン1,030億円14.1倍
119997ベルーナ1,029億円8.8倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(食品・飲料)に従っています。

会社の歴史

沿革 29件

三社対等合併で三井製糖が発足した1970年

DM三井製糖の源流は1947年に創業した湘南糖化工業(後の横浜精糖)などにある。1970年11月、横浜精糖、芝浦精糖、大阪製糖の三社が対等合併し、資本金33億円で三井製糖株式会社が誕生した。合併時の主要工場は芝浦、川崎、岡山の三つ。この統合により国内有数の精糖メーカーが形成された。

生産拠点の集約と効率化を進めた1980~90年代

1978年、三つの工場施設を売却し賃借に切り替えた。1983年に川崎工場の生産を休止、1988年に賃借期間満了に伴い動産を譲り受けた。2002年には東部工場(旧芝浦工場)を閉鎖し、生産を千葉工場に一本化した。1994年には子会社の三井製糖食品を吸収合併するなど、組織の再編と生産効率の向上を継続的に進めた。

新名糖・台糖の吸収合併で規模拡大した2000年代

2001年4月、新名糖を吸収合併し商号を新三井製糖に変更、千葉工場を追加した。2005年4月には台糖とケイ・エスを吸収合併し、神戸工場と福岡工場を取得。商号を再び三井製糖に戻した。同時に子会社5社を追加し、スプーンシュガーウエストなどに統合した。これらの大型M&Aにより、三井製糖は国内砂糖業界のトップシェアを確立した。

北海道糖業の子会社化と機能性甘味料の展開(2010年代)

2012年6月、甜菜糖最大手の北海道糖業を連結子会社化し、ビート糖分野を強化した。1984年から生産していた機能性甘味料「パラチノース」は2014年に岡山工場での生産を終了した。同年にはニュートリーを子会社化し、栄養療法食品事業に参入。また、シンガポールのSIS'88 Pte Ltdを子会社化し、海外精製糖事業の足がかりを築いた。

大日本明治製糖との経営統合で持株会社体制へ(2014年)

2014年12月、三井製糖は大日本明治製糖と経営統合し、持株会社「DM三井製糖ホールディングス」を設立した。同時に吸収分割により事業を三井製糖(新設)に承継し、三井製糖が大日本明治製糖を吸収合併して「DM三井製糖」に商号変更した。本社を東京都港区に移転し、監査等委員会設置会社へ移行した。これにより両社の販路・生産拠点が統合され、業界再編が完了した。

吸収合併による事業会社化と新中期計画(2025年)

2025年4月1日、DM三井製糖ホールディングスは子会社DM三井製糖を吸収合併し、商号をDM三井製糖株式会社に変更した。持株会社から事業会社に戻る形で、グループの意思決定を迅速化した。2027年3月期から2030年3月期を対象とする新中期経営計画では、連結売上高2200億円、EBITDA230億円を目標に掲げ、砂糖事業の構造改革とライフ・エナジー事業の拡大を推進する方針である。

年表29件を開く

1940年代

  • 1947年9月創業湘南糖化工業㈱創立
  • 1949年1月商号変更商号を横浜精糖㈱に変更

1950年代

  • 1953年12月上場当社株式を東京証券取引所に上場

1960年代

  • 1961年10月上場当社株式を大阪証券取引所に上場

1970年代

  • 1970年11月創業当社(資本金10億円)、芝浦精糖㈱(資本金13億円、1947年創立)及び大阪製糖㈱(資本金10億円、1940年創立)の3社が対等合併し、商号を三井製糖㈱に変更(資本金33億円)(本 社 東京都千代田区大手町二丁目6番4号(大和証券ビル))(主要工場 芝浦工場・川崎工場・岡山工場)
  • 1970年11月スプーンシュガー㈱(連結子会社)設立
  • 1972年12月本社を移転(東京都中央区日本橋本町三丁目8番3号 東硝ビル)
  • 1973年7月不動産事業を開始
  • 1975年9月備南産業㈱(連結子会社)設立
  • 1978年8月減資 新資本金 13.2億円(株式の無償併合による6割減資)増資 新資本金 41.7億円(第三者割当増資 57,000千株 200円/1株)
  • 1978年9月芝浦、川崎及び岡山3工場施設を売却、以後賃借(賃借先 ㈱エム・エス)

1980年代

  • 1982年1月三井製糖食品㈱(連結子会社)設立
  • 1983年10月商号変更川崎工場の精製糖生産を休止。芝浦工場の名称を東部工場に変更
  • 1984年11月機能性甘味料「パラチノース」の生産・販売を開始
  • 1988年9月東部、川崎及び岡山3工場施設の賃借期間満了に伴い、不動産は継続賃借とし、動産は譲受

1990年代

  • 1992年8月本社を移転(東京都中央区日本橋本町二丁目8番2号)
  • 1994年10月M&A三井製糖食品㈱(連結子会社)を吸収合併。なお、同社は1994年5月同社の子会社の㈱エム・エスを吸収合併

2000年代

  • 2001年4月M&A新名糖㈱を吸収合併し、商号を新三井製糖㈱に変更。当社の主要な事業所として千葉工場を追加
  • 2002年9月東部工場を閉鎖、東部工場の生産を千葉工場に集約
  • 2003年6月M&A㈱ケイ・エス(持分法適用関連会社)と同社の子会社の生和糖業㈱を連結子会社化
  • 2005年4月M&A台糖㈱及び㈱ケイ・エスを吸収合併し、商号を三井製糖㈱に変更。当社の主要な事業所として神戸工場及び福岡工場を追加。連結子会社5社(㈱タイショーテクノス他)を追加
  • 2005年10月M&A備南産業㈱(連結子会社)が大東産業㈱(連結子会社)及び甲南サービス㈱(連結子会社)を吸収合併し、商号をスプーンシュガーウエスト㈱(連結子会社)に変更
  • 2006年9月神戸トラックターミナル㈱(連結子会社)解散
  • 2006年12月㈱台糖バイオ生産研究所(連結子会社)解散

2010年代

  • 2011年4月M&Aスプーンシュガーウエスト㈱(連結子会社)がスプーンシュガー㈱(連結子会社)及び㈱スプーンフーズ(連結子会社)を吸収合併し、商号をスプーンシュガー㈱(連結子会社)に変更
  • 2012年6月M&A北海道糖業㈱を連結子会社化
  • 2012年7月本社を移転(東京都中央区日本橋箱崎町36番2号)
  • 2012年9月岡山工場の精製糖生産を終了 食品素材事業の一部を会社分割により、㈱タイショーテクノス(連結子会社)に承継
  • 2014年12月M&Aニュートリー㈱を連結子会社化 岡山工場のパラチノース生産を終了 岡山工場のさとうきび抽出物生産を終了、岡山工場を閉鎖 ㈱平野屋を連結子会社化 SIS' 88 Pte Ltdと同社の子会社のAsian Blending Pte Ltdを連結子会社化 長田工場を閉鎖、食品添加物の生産を㈱タイショーテクノス(連結子会社)に集約 大日本明治製糖㈱との経営統合により、商号をDM三井製糖ホールディングス㈱に変更し、監査等委員会設置会社に移行 吸収分割により、三井製糖吸収分割準備㈱(連結子会社)に事業の一部を承継、同社は商号を三井製糖㈱に変更 東京証券取引所の市場区分見直しにより、当社株式を市場第一部からプライム市場へ移行 三井製糖㈱(連結子会社)が大日本明治製糖㈱(連結子会社)を吸収合併し、商号をDM三井製糖㈱(連結子会社)に変更 本社を現住所(東京都港区芝五丁目26番16号)に移転 ㈱Muscle Deli(現㈱YOUR MEAL)を連結子会社化 DM三井製糖㈱(連結子会社)を吸収合併し、商号をDM三井製糖㈱に変更 ダイヤマーケットクリエーション㈱(連結子会社)解散 ㈱平野屋(連結子会社)の全保

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で1,550人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は815万円で、9期前と比べて+11.7%平均年齢は43.4歳、平均勤続年数は18.3年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月939
2018年3月983
2019年3月73041.118.01,201
2020年3月72641.618.51,240
2021年3月72542.119.11,222
2022年3月97849.223.41,482
2023年3月91947.922.11,456
2024年3月92649.222.51,462
2025年3月86545.417.61,504918
2026年3月81543.418.31,550832

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率12.3%
縦線は目安の30%
男性育休取得率100.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)77.3%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社26(国内 19 / 海外 7) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位7)
本社、岡山施設他 — 東京都港区、岡山市南区他304億円
不動産事業他
神戸工場他 — 神戸市東灘区他200億円
砂糖事業
砂糖事業 ライフ・エナジー事業他4,574百万円
砂糖事業3,644百万円
ライフ・エナジー事業2,163百万円
砂糖事業1,157百万円
不動産事業318百万円
主な関係会社
  • 国内
    スプーンシュガー㈱
    神戸市 東灘区
    議決権100.0%
  • 国内
    生和糖業㈱
    鹿児島県 鹿児島市
    議決権65.0%
  • 国内
    ㈱ディーツーモンドシュガー・カンパニー
    東京都 港区
    議決権66.7%
  • 国内
    石垣島製糖㈱
    沖縄県 石垣市
    議決権87.9%
  • 国内
    鳳氷糖㈱
    北九州市 門司区
    議決権100.0%
  • 国内
    日糖産業㈱
    北九州市 門司区
    議決権100.0%
  • 国内
    関門製糖㈱ 注2
    北九州市 門司区
    議決権100.0%
  • 海外
    SIS'88 Pte Ltd
    シンガポール
    議決権70.0%
  • 海外
    Asian Blending Pte Ltd
    シンガポール
    議決権70.0%
  • 海外
    SIS MIDDLE EAST INVESTMENT L.L.C
    アラブ首長国連邦 ドバイ
    議決権70.0%
  • 海外
    Asian Blending LIMITED LIABILITY COMPANY
    ベトナム ドンナイ省
    議決権70.0%
  • 国内
    ㈱タイショーテクノス
    東京都 港区
    議決権100.0%
残りのグループ会社14社を開く
  • ニュートリー㈱三重県 四日市市100%
  • ㈱YOUR MEAL東京都 港区100%
  • 明糖倉庫㈱東京都 港区70%
  • ナカトラ不動産㈱東京都 港区100%
  • 宮古製糖㈱沖縄県 宮古島市25%
  • 箱崎ユーティリティ㈱福岡市 東区24%
  • 甲南ユーテイリテイ㈱神戸市 東灘区20%
  • 新東日本製糖㈱千葉市 美浜区50%
  • 関西製糖㈱大阪府 泉佐野市38%
  • Kaset Phol Sugar Ltd.タイ バンコク市15%
  • 中糧糖業遼寧有限公司中国 営口市20%
  • 遼寧長和制糖有限公司中国 営口市35%
  • サクラ食品工業㈱大阪府 吹田市35%
  • 三菱商事㈱ 注3東京都 千代田区21%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は1,801億円営業利益129億円前期と比べると増収減益で、売上が+0.7%、利益が-6.5%。

売上高
+0.7%
1,801億円
営業利益
-6.5%
129億円
純利益
-36.5%
40億円
営業利益率
7.2%
前期比 -0.6%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高1,810億円1,801億円
営業利益130億円129億円
純利益77億円40億円
1株あたり配当¥140¥140

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は453億円、営業利益は39億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+6.8%、営業利益は+680.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q39582
2024年1Q42451.255
2024年2Q41871.76
2024年3Q452122.74
2024年4Q41419
2025年2Q881657.455
2025年4Q907738.08
2026年2Q904637.047
2026年4Q897667.4−7
2027年1Q453398.629

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は962億円から1,801億円へ1.9倍に増えた。直近期の営業利益率は7.2%。売上は5期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月9626245
ニュートリー㈱を連結子会社化 岡山工場のパラチノース生産を終了 岡山工場のさとうきび抽出物生産を終了、岡山工場を閉鎖 ㈱平野屋を連結子会社化 SIS' 88 Pte Ltdと同社の子会社のAsian Blending Pte Ltdを連結子会社化 長田工場を閉鎖、食品添加物の生産を㈱タイショーテクノス(連結子会社)に集約 大日本明治製糖㈱との経営統合により、商号をDM三井製糖ホールディングス㈱に変更し、監査等委員会設置会社に移行 吸収分割により、三井製糖吸収分割準備㈱(連結子会社)に事業の一部を承継、同社は商号を三井製糖㈱に変更 東京証券取引所の市場区分見直しにより、当社株式を市場第一部からプライム市場へ移行 三井製糖㈱(連結子会社)が大日本明治製糖㈱(連結子会社)を吸収合併し、商号をDM三井製糖㈱(連結子会社)に変更 本社を現住所(東京都港区芝五丁目26番16号)に移転 ㈱Muscle Deli(現㈱YOUR MEAL)を連結子会社化 DM三井製糖㈱(連結子会社)を吸収合併し、商号をDM三井製糖㈱に変更 ダイヤマーケットクリエーション㈱(連結子会社)解散 ㈱平野屋(連結子会社)の全保
2014年3月9699253
2015年3月9619557
2016年3月1,01412876
2017年3月1,03212575
2018年3月1,05313683
2019年3月1,05310369
2020年3月1,1395024
2021年3月1,0893828
2022年3月1,4793537
2023年3月1,63319179
2024年3月1,7089884
2025年3月1,7881381457.763
2026年3月1,8011291267.240

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高1,801億円のうち、営業利益として残るのは129億円7.2%。営業外の損益と税金を反映した純利益は40億円、売上の2.2%にあたる。営業利益率は業種中央値4.1%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金76.7%1,381億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金16.2%291億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益7.2%129億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
23.3%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+3.0pt
7.2%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比1.0pt
2.2%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比3.8pt
3.5%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
2.2%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
5.9%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが123億円、投資CFが−53億円で、差し引きのフリーCFは70億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は281億円で、売上の1.9ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月80−37−154376
2014年3月122−48−3074120
2015年3月88−10155−13162
2016年3月139−110−1529175
2017年3月131−76−4555186
2018年3月157−51−47106245
2019年3月121−207−10−86148
2020年3月112−71−3441154
2021年3月111−40−4871177
2022年3月6436667311
2023年3月62−216117−154276
2024年3月127−67−9060248
2025年3月226−56−17170401
2026年3月123−53−19270281

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は1,820億円。このうち返さなくてよい自己資本が1,146億円で、自己資本比率は61.6%(業種中央値56.8%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月93360532860.4
2014年3月99165733461.9
2015年3月1,13971642357.6
2016年3月1,20577443158.9
2017年3月1,21583737863.1
2018年3月1,31989942062.5
2019年3月1,39995144861.1
2020年3月1,41792449358.4
2021年3月1,46791755058.1
2022年3月1,8951,09979653.4
2023年3月1,9611,12683554.6
2024年3月1,9141,17374158.6
2025年3月2,0221,19382956.7
2026年3月1,8201,14667461.6

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
289億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
906億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
282億円
在庫として抱えている分
負債合計
674億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
84
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率14 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

食料品 123社との比較

同じ食料品の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回り123社中19位あたり、逆に低いのはROE123社中96位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE下位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
3.5%/中央値 7.3%
P25 3.7%P75 11.4%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
7.2%/中央値 4.1%
P25 2.7%P75 7.7%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
61.6%/中央値 56.8%
P25 46.5%P75 67.3%
売上成長率前期からの売上の伸び
0.7%/中央値 3.4%
P25 0.7%P75 6.3%
配当利回り上位株価に対して1年で受け取る配当の割合
3.7%/中央値 2.3%
P25 1.5%P75 3.3%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥3,770で、1年前と比べて+18.6%過去52週の値幅のなかでは95%の位置にある。

¥3,770-0.1%1ヶ月+11.2%1年+18.6%時価総額1,186億円
過去52週の値幅
安値¥3,000高値¥3,810

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)29.7倍
PER (会社予想)15.2倍
PBR1.04倍
配当利回り3.71%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

直近1週間は3310円から3355円へ上昇、前日比+0.75%と堅調。25日線(3265円)を上回り、上昇トレンドを維持。52週高値3590円に接近しており、上値抵抗線を意識。週足では3週連続上昇。出来高は安定的に推移。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 60/100)

PERが26.5倍と業界平均27.9倍をやや下回り、PBRは0.93倍と割り引かれています。配当利回りは3.90%と平均1.94%を大きく上回り、高い利回りが魅力です。しかし、ROEは3.5%と低く、収益性は劣ります。配当性向が8.85%と低く、配当は安定しているものの、成長性に欠ける点が懸念されます。

指標この会社業種平均
PER (実績)29.7倍28.6倍
PER (予想)15.2倍
PBR1.04倍1.63倍
ROE3.5%7.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

PER26.5倍とやや高めだが、PBR0.93倍と割安で配当利回り3.9%と高い。強気派は、国内トップシェアによる安定収益と、砂糖価格の底堅さ、株主還元を評価。弱気派は、粗糖価格の変動や為替リスク、国内砂糖消費の減少傾向(健康志向・人口減)を懸念。2026年3月期の営業利益予想が前期比減益見通しなのも弱材料。

プラスに働く材料7
  • トップシェアの安定性

    国内シェア約30%で安定した収益基盤。

  • 株主還元の手厚さ

    配当利回り3.9%、自己株式取得も実施。

  • バリュエーションの割安感

    PBR1倍割れで解散価値対比で割安。

  • コスト削減による収益改善2026年下期影響

    FY2026営業利益129億円と減益だが、固定費削減で底打ち期待。10%コスト削減で約15億円効果。

  • 高付加価値製品の拡販2026年通年影響

    機能性糖や業務用製品の拡充で利益率向上。営業利益率7.16%から8%改善で約14億円増益。

  • 原料調達の安定化継続影響

    精糖原料の国際相場安定で粗利益改善。原料価格10%下落で営業利益約20億円増加。

  • 配当維持・増配2026年Q2影響

    現在配当利回り3.9%と高水準、業績安定なら配当維持で株主還元の信頼性向上。

マイナスに働く材料7
  • 砂糖需要の減少トレンド

    健康志向や人口減で国内砂糖消費は緩やかに減少。

  • 原料コスト増加リスク

    粗糖価格高騰や円安が調達コストを押し上げ。

  • 利益の減益見通し

    2026年3月期営業利益40億と前期比減益予想。

  • さらなる営業利益減少2026年通年影響

    FY2026営業利益129億円は前期比6.5%減、市況悪化で100億円割れの可能性。

  • 競争激化による価格競争継続影響

    大手製糖各社のシェア競争で販売価格低下。1%価格低下で営業利益約18億円減少。

  • 原料価格高騰不定影響

    国際粗糖価格が天候要因で高騰、原料コスト増加。粗糖価格20%上昇で営業利益約40億円減少。

  • 特殊要因の剥落2027年影響

    FY2025に計上された特別利益含み益が剥落し、当期純利益が減少する可能性。

次の決算で確かめる点
粗糖価格動向
原料コストに直結し、利益率を大きく左右。
国内砂糖販売数量
需要動向を直接反映する指標。
営業利益率
収益性の変化を捉える重要指標。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり140で、前期から+0.0%いまの株価に対する利回りは3.71%。

年間配当
¥140
1株あたり
配当利回り
3.71%
いまの株価に対して
配当性向
8.8%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月10035.3
2018年3月11010.034.2
2019年3月1100.040.1
2020年3月50−54.529.1
2021年3月500.033.4
2022年3月6020.0119.1
2023年3月120100.026.0
2024年3月1308.3258.4
2025年3月1300.066.5
2026年3月1300.08.8

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥140

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ41,138人。区分でいちばん多いのは事業法人54.7%。グループ会社や銀行などの安定株主が64.5%を占め、残る35.5%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
事業法人39.454.854.954.954.954.7
個人・その他31.721.824.522.722.925.9
金融機関14.213.011.512.413.19.9
外国法人12.38.67.59.27.88.4
証券会社2.51.71.50.81.31.1
自己株式9.30.70.70.70.70.7
外国人個人0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01三井物産株式会社(常任代理人 株式会社日本カストディ銀行)27.36
02三菱商事株式会社20.62
03日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)6.04
04株式会社日本カストディ銀行(信託口)2.07
05双日食料株式会社2.02
06和田製糖株式会社1.05
07日本甜菜製糖株式会社0.80
08JP MORGAN CHASE BANK 385781 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)0.71
09DFA INTL SMALL CAP VALUE PORTFOLIO (常任代理人 シティバンク、エヌ・エイ東京支店)0.66
10STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505001(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)0.60

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で−24%、1株純資産は14期で+70%。直近期のROEは3.5%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月1672,1138.28.817.9
2014年3月1972,3018.910.022.5
2015年3月2142,4599.09.925.3
2016年3月2842,65711.18.826.4
2017年3月2802,87310.19.735.3
2018年3月3113,08410.413.234.2
2019年3月2573,2018.210.640.1
2020年3月933,2192.922.329.1
2021年3月1083,3163.318.233.4
2022年3月1133,1363.917.0119.1
2023年3月2453,3217.68.326.0
2024年3月2623,4767.711.9258.4
2025年3月1953,5515.517.366.5
2026年3月1273,6003.526.88.8

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

13名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は13名。2026/3期の役員報酬は総額236百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約4倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
森本卓代表取締役社長CEO6910,900
中祖一夫代表取締役 副社長執行役員CEO補佐、CBXO60400
津田琢哉代表取締役 専務執行役員CBO612,748
森雅彦取締役 常務執行役員CFO631,000
玉井裕人取締役68
下石川哲取締役54
長﨑剛取締役50
小塚智広取締役(監査等委員)[常勤]623,092
川村雄介取締役(監査等委員)72
曽我辺美保子取締役(監査等委員)56
千原真衣子取締役(監査等委員)52
小竹貴子取締役53
残りの役員1名を開く
氏名役職年齢
武川聡取締役51

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)599412416533
社外取締役4464612
取締役(社内)1252525

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,294字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループは、当社を含め、連結子会社17社及び持分法適用関連会社10社の計28社を中心に事業を行っており、原料糖、精製糖及びてん菜糖並びに砂糖関連商品、機能性食品の製造販売等の「砂糖事業」を主体としております。また、食品香味料、食品用天然色素、寒天、栄養療法食品及び嚥下障害対応食品等の製造販売等の「ライフ・エナジー事業」並びに不動産の賃貸及び太陽光発電による電気の供給・販売を中心とした「不動産事業」を行っております。 各事業における、当社、連結子会社及び持分法適用関連会社の主要な事業の内容は、以下の通りであります(※印は持分法適用関連会社)。事業区分はセグメントの区分と同一であります。 事業区分   当社、連結子会社 及び持分法適用関連会社   主要な事業の内容 砂糖事業   DM三井製糖㈱   精製糖、砂糖関連商品及び機能性食品の製造・販売 北海道糖業㈱   ビート糖及び機能性食品等の製造・販売 スプーンシュガー㈱   砂糖の包装・荷役・製袋、加工糖の製造 生和糖業㈱   原料糖の製造・販売 ㈱ディーツーモンドシュガー・カンパニー   持株会社 石垣島製糖㈱   原料糖の製造・販売 鳳氷糖㈱   氷砂糖の製造・販売 日糖産業㈱   紙袋・合成樹脂製品の製造・販売 関門製糖㈱   砂糖の製造加工 SIS'88 Pte Ltd   精製糖コンシューマーパック事業 Asian Blending Pte Ltd   加工糖等の販売 SIS MIDDLE EAST INVESTMENT L.L.C   精製糖コンシューマーパック事業 Asian Blending LIMITED LIABILITY COMPANY   加工糖等の製造 南西糖業㈱ ※   原料糖の製造・販売 宮古製糖㈱ ※   原料糖の製造・販売 箱崎ユーティリティ㈱ ※   蒸気・電気等の供給事業 甲南ユーテイリテイ㈱ ※   蒸気・電気等の供給事業 新東日本製糖㈱ ※   砂糖の製造加工 関西製糖㈱ ※   砂糖の製造加工 Kaset Phol Sugar Ltd. ※   原料糖の製造・販売 中糧糖業遼寧有限公司 ※   精製糖の製造・販売 遼寧長和制糖有限公司 ※   精製糖及び加工糖の製造・販売 ライフ・ エナジー 事業   DM三井製糖㈱   グループ事業開発及び研究開発 ㈱タイショーテクノス   食品添加物等の製造・販売 北海道糖業㈱   バイオ事業(発酵製品、工業製品及び医薬品の製造、加工並びに販売) ニュートリー㈱   栄養療法食品及び嚥下障害対応食品などの開発、製造及び販売 ㈱YOUR MEAL   ライフスタイルサポート事業、宅配弁当事業 サクラ食品工業㈱ ※   食品等の製造・販売 不動産事業   DM三井製糖㈱   不動産の賃貸及び太陽光発電による電気の供給・販売 明糖倉庫㈱   発券倉庫、構内荷役、運搬 ナカトラ不動産㈱   不動産賃貸 [事業の系統図] 当社、連結子会社及び持分法適用関連会社の主な事業の系統図は、以下の通りであります。
経営方針・対処すべき課題3,468字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下の通りであります。 なお、文中の将来に関する事項は、本報告書提出日現在において当社グループが判断したものであります。 (1)経営方針 当社グループは「姿かたちを変えながら一生に寄り添い、幸せの時を広げる。」を企業理念として掲げております。「おいしい」「たのしい」「うれしい」など、人が生きている幸せを実感するときにそばにいることを事業活動の目標とし、その事業の源である自然への感謝を忘れずに、その恵みを様々な姿かたちにして広く社会に届け、幸せの時が広がる未来にずっと貢献できる企業グループを目指してまいります。 (2)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標 当社グループでは、2027年3月期から2030年3月期までを対象とする新中期経営計画2030「DM三井グループ2.0 ~変革による価値創造、次の成長ステージへ~」を策定し、連結売上高2,200億円、キャッシュ創出力を表すEBITDA230億円、ROIC(投下資本利益率)9%以上、ROE(自己資本当期純利益率)9%以上を経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標として掲げております。 (3)経営環境、事業上及び財務上の対処すべき課題等 当社グループは、砂糖事業が売上高の約80%以上を占め、緩やかな景気回復が業務用需要を中心として安定販売を下支えしているものの、国内の砂糖消費量は、少子高齢化に伴う人口減や甘味需要の多様化を受け漸減傾向にあり、業界再編が進行している状況にあります。国内経済においては、賃上げ定着や雇用改善などを受けた社会経済活動の活発化や、インバウンド需要の継続的な増加が期待されております。企業としてもDXを通じた業務効率化、環境保全対応や人材育成への投資といった成長機会が創出されている一方、地政学的リスクの長期化や原材料価格や光熱費の高止まりなどを受け、当社グループを取り巻く環境は日々刻々と変化し複雑化するなど、依然として先行きを見通し難い状況が続いております。 このような状況下、当社グループは、2027年3月期から2030年3月期までを対象とする新中期経営計画2030「DM三井グループ2.0 ~変革による価値創造、次の成長ステージへ~」を策定いたしました。新中期経営計画では、3つの変革として「ビジネスモデルの変革」「経営基盤の変革」「サステナビリティ経営の変革」を掲げることにより、これまで以上に当社グループの変革に拍車をかけ、人と社会の幸せの ちからとなる新たな価値を創造し続けることで、次なる成長ステージへと歩みを進めてまいります。 「ビジネスモデルの変革」につきましては、砂糖事業の構造改革と更なる収益力の強靭化、ライフ・エナジー事業の領域拡大と成長加速により、事業ポートフォリオを再構築してまいります。 国内砂糖事業につきましては、業界トップシェア企業として、競争力の維持・強化に向けた変容推進を図ってまいります。2026年9月末(予定)に生産終了を公表した九州地区のグループ生産拠点再編を完遂し、関東地区における和田製糖㈱との業務提携などとともに、国内砂糖生産体制をより一層盤石なものとしてまいります。国内全域をカバーするサプライチェーンにおいては、AIを活用した業務効率化などにより、生産・販売・物流改革を推進いたします。持続可能な国内砂糖事業を支える基盤の強化として、環境保全に配慮した技術等を積極的に採用するとともに、当社グループが掲げる人権方針及び調達方針に基づいた原材料調達や設備投資を実施してまいります。一方、当社グループのコアビジネスである国内砂糖事業においても構造改革を断行し、成長領域であるライフ・エナジー事業や、グループの事業拡大をサポートするコーポレート部門への適切な経営資源配分を進めてまいります。事業基盤の強化とポートフォリオの拡充を両立すべく、グループ全体での業務効率化も併せて実施してまいります。 海外事業につきましては、全世界的な地政学的リスクは増しているものの、堅調な経済成長を持続する東南アジア・中東・中国を中心として、エリアごとの市場動向や需要に応じた事業モデルの変革を推進してまいります。東南アジア(タイを除く)・中東エリアでは、シンガポールのSIS’88 Pte Ltd(連結子会社)が保有するアラブ首長国連邦(UAE)のリパック(詰め直し・包み直し)拠点や、Asian Blending Pte Ltd(連結子会社)のベトナムにおける製造拠点の本格稼働により、現地における同社の高いブランド力を活かした市場戦略に基づく生産体制を構築してまいります。中国エリアでは、中糧糖業遼寧有限公司(持分法適用関連会社)を中心に、砂糖消費大国における巨大市場を取り込むべく、その成長を継続させてまいります。また、タイエリアでは、Kaset Phol Sugar Ltd.(持分法適用関連会社)を通じ、安定操業の確保による業績改善により、グループ収益に貢献してまいります。海外事業全体としてガバナンス体制を強化し、国内事業で培った当社グループの強みである安全安心な生産ノウハウや研究開発力など、グループ総合力を発揮してまいります。 ライフ・エナジー事業につきましては、循環モデルの高速・高度化、内製成長、機能・技術・販路拡大を補完するM&Aを掛け合わせることで、その領域拡大と成長加速を実現してまいります。これまでの糖やタンパク質に関する長年の知見やノウハウを活かしたスポーツニュートリションの確立・拡大や介護分野であるシニアニュートリションの開拓の他、両領域を融合したアクティブシニア層向け事業の拡大を推進いたします。ライフ・エナジー事業では、当社がグループ全体の事業開発及び研究開発を管掌し、以下の通り、グループ各社がそれぞれの強みを活かして新商品・新事業を継続的に創出し続けることで、グループ事業の拡大に貢献してまいります。ニュートリー㈱(連結子会社)は、嚥下サポート、栄養素補給や流動食といった高品質商品と、医療・介護従事者からの信頼に基づくマーケットアクセスを通じて、商品開発力と他社協業を含む販路拡大を目指してまいります。㈱タイショーテクノス(連結子会社)は、保存料、天然色素、寒天・ゲルなどの幅広い食品素材を扱うフードサイエンス企業として、食品の機能性開発や製剤開発についての専門技術を活用してまいります。㈱YOUR MEAL(連結子会社)は、冷凍弁当宅配サブスクリプションサービスを通じて、スタートアップ企業文化を背景とする高い機動力とマーケティング力により、更なる新規商品及び事業開発を加速させてまいります。北海道糖業㈱(連結子会社)は、幅広い微生物の培養技術と製糖で培われた精製技術を駆使し、高い品質管理のもとで顧客ニーズに沿った受託生産を行い、収益性を高めてまいります。また、サクラ食品工業㈱(持分法適用関連会社)は、ポーション容器等の開発・製造を通じて、事業開発機能を強化してまいります。 「経営基盤の変革」につきましては、当社グループの変革による価値創造の実現を目指し、人的資本の拡充を進めてまいります。人事戦略につきましては、人材に関わるデータ、KPI分析による組織力向上、リーダーシップの強化、心身の健康と安全を第一とする環境の実現を基軸に、ビジネストランスフォーメーションを実現する人材の獲得と育成、挑戦・協働・感謝にあふれる組織文化の醸成、そして、個の力の最大化と自律的成長の支援という3つの戦略軸を通じて、経営基盤の変革を目指してまいります。更には、新基幹システムの構築及びデジタル技術・AI等を活用した業務プロセス改善による組織そのものの創造性・効率性も併せて向上させてまいります。 「サステナビリティ経営の変革」につきましては、当社グループを取り巻く事業環境に合わせて重要課題を再定義のうえ、KPI(評価指標)を設定し課題解決に取り組むことにより、持続可能な社会実現へ貢献してまいります。また、当社グループのサステナビリティ基本方針である「5つの「寄り添い」で持続可能な社会の実現を目指す」のもと、サステナビリティ経営の変革を推進してまいります。詳細につきましては、「2サステナビリティに関する考え方及び取り組み」をご参照ください。
事業等のリスク3,853字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 当社グループの事業その他を遂行する上でのリスクについて、投資家の判断に重要な影響を及ぼす可能性があると考えられる事項を以下に記載いたします。なお、文中の将来に関する事項は、本報告書提出日現在において当社グループが判断したものであります。 (1)食の安全性に関する事項 当社グループで品質上の重大な問題等が発生した場合においては、顧客の信頼喪失、売上低下、生産の停止や製品の回収、管理体制の強化や対策のための費用の発生を含め、業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。当社グループでは、安全安心な製品を安定的に供給するための生産・品質管理体制を整備し、「DM三井グループ調達方針」を定めております。当該方針をサプライヤーへ周知するとともに、品質上の重大な問題を未然に防ぐため、ISOやFSSCなどの規格を取得・活用し、マネジメントシステムを効果的に運用することで、食品安全の強化並びに製品・サービス品質及び顧客満足度を向上、フードディフェンスを強化しております。また、食品事故が発生した場合を想定し、最小限の被害に抑えるための行動マニュアルや情報管理マニュアルを整備し、品質事故対応訓練を定期的に実施しております。 (2)農業政策等の事業環境に関する事項 当社グループは、砂糖事業が売上高の大半を占め、北海道・鹿児島県・沖縄県に国産糖製造会社を有しております。その結果、砂糖事業を取り巻く環境の変化や、農業政策・通商政策の影響を受けやすい事業構造にあります。また、国内の砂糖消費量は、人口減や甘味需要の多様化等により漸減傾向にあります。国内砂糖事業は、政府の農業政策と「砂糖及びでん粉の価格調整に関する法律」(※)等の法令に基づく制度の中で行っております。今後の政府の農業政策の変更、EPA(経済連携協定)・FTA(自由貿易協定)・TPP(環太平洋パートナーシップ協定)の動向により、海外から砂糖を使用した安価な製品が輸入される場合や、将来的に安価な精製糖が輸入される場合には、売上の減少や固定資産の減損リスクなど当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。当社グループでは日頃より不断の情報収集に努め、想定に応じた影響度の把握と対策を常に検討しております。一方、堅調な経済成長が持続するASEAN・中国・中東では砂糖需要が増加傾向にあるため、シンガポールの連結子会社や、タイ及び中国の持分法適用関連会社を通じて海外砂糖事業の拡大を図ってまいります。地政学的リスクを注視しつつ、原料糖調達ルートの多様化やグローバルな事業展開を進めることで国内の農業政策の変化による影響を分散し、長期安定的な成長に向けた体制を構築してまいります。 (※)甘味資源作物の価格調整措置を通じて、国内の農家所得等の安定及び精製糖メーカーを含む関係事業の健全な発展の実現を目的とする法律。輸入される原料糖よりもコストの高い国産原料糖を生産する国内の砂糖産業を支えるため、農林水産省による需給調整のもと、精製糖メーカーが、海外から原料糖を輸入する際、輸入価格に上乗せして調整金を支払う義務などを負っている。 (3)原料糖及び原材料・商品の調達並びに製商品の販売に関する事項 当社グループは、主力である砂糖事業において、輸入原料糖が外貨建ての相場商品であり、為替変動リスクの他、エネルギー価格の上昇や地政学的リスクの増大、主要生産国であるブラジルやタイ、オーストラリア等の天候やサトウキビの生育状況などによって市況が大きく変動する場合があります。また、北海道・鹿児島県・沖縄県の国産糖製造会社では、天候等の気象条件が、ビート(てん菜)及びサトウキビの収穫量や品質に大きな影響を与える場合があります。ライフ・エナジー事業においても、機能性食品素材、栄養療法食品や食品添加物などの原材料や商品の仕入に関し、為替や原料費、輸送コスト等の変動リスクを有しております。原料糖や原材料及び商品仕入価格の変動等を製商品価格に適切に反映できない場合や、製商品価格改定の間にタイムラグが生じた場合には、原価率の上昇など当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。当社グループでは社内規則に基づき、担当部門における役職員への適切な権限付与、取引区分の明確化などにより、リスク管理を徹底しております。また、日頃より不断の情報収集に努め、適時適切に価格反映を実施するなど、想定に応じた影響度の把握と対策を常に検討しております。 (4)気候変動に関する事項 当社グループは国内外にて事業活動を行っており、気象災害激甚化による工場など生産設備への被害、原料糖及び原材料・商品の調達への影響等を受ける場合があります。製品生産面に予想を超える事態が発生し、流通面への支障が長期間にわたった場合、売上低下などにより、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。また、製造・加工・販売の過程において多くのエネルギーを消費しており、炭素税導入といった低炭素社会への移行に際して生じる影響を大きく受けることから、気候変動を重要なリスクと認識しております。気候変動への対応の詳細につきましては、「2サステナビリティに関する考え方及び取り組み(2)気候変動への対応(TCFD提言への取り組み)」をご参照ください。 (5)事業投資に関する事項 当社グループは、成長戦略の一環として、国内外における事業投資を推進しております。M&Aに際しては、対象となる企業について詳細なデューデリジェンスを実施し、リスク回避に努めております。一方で、その後の偶発債務の発生、または、各国における政策・制度の急激な変更、廃止や地政学的リスクの顕在化等の環境変化により、対象会社の事業運営に支障をきたす事態等が生じた場合、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。また、投資に伴って計上するのれん及び無形固定資産につきましては、将来の収益力を適切に反映しているものと判断しております。ただし、対象となる事業において将来の収益力が低下した場合には、減損処理が必要となり、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。重要な事業投資につきまして、十分な事前協議を行った上で、経営会議を経て取締役会にて決定しております。投資後、各社への経営幹部人材の派遣、取締役会等の重要会議への出席や定期的な経営管理により、事業価値の向上に努めております。 (6)人材確保及び育成に関する事項 当社グループは、積極的な事業投資を推進しております。労働市場を巡る環境の変化を受け、人材獲得競争が激化し、国内外において、必要な人材の確保及び育成を計画通り実施することが困難となった場合、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。かねてより、労働安全衛生を最優先とした職場環境整備や、個々人の価値観を尊重する働き方・環境の実現、従業員エンゲージメントの向上を図りながら、適正な人材の確保、定着に尽力しております。当社グループの持続的な成長を実現させていくためにも、より一層ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョンを推進してまいります。人材確保及び育成への対応の詳細につきましては、「2サステナビリティに関する考え方及び取り組み(3)人的資本」をご参照ください。 (7)地震・台風・豪雨等に起因する大規模自然災害及び感染症拡大に関する事項 当社グループは国内外で事業展開しており、地震・台風・豪雨等に起因する大規模自然災害の発生により、原料糖の調達や製品の生産・流通が困難となる可能性があります。また、感染症の拡大に伴う行動制限政策等により、需要が低迷し、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。当社グループでは、事業継続計画(BCP)を策定の上、定期的な見直しや訓練を実施しております。大規模自然災害下や感染症拡大下での、従業員の安全衛生と製品の安定供給を最優先とした事業運営を維持するため、確実な感染症対策を含む高度な衛生基準のもと、生産継続を確保する体制を整備しております。 (8)情報システム及びセキュリティに関する事項 当社グループは、近年、国内外で巧妙化・悪質化しているサプライチェーンの脆弱性を突いたサイバー攻撃により、基幹システム等が停止した場合には事業活動の広範囲にわたる中断を招くおそれがあります。また、個人情報や機密情報の漏えいが発生した場合には社会的信用の失墜や損害賠償請求等を招き、当社グループの業績及び財務状態に重要な影響を及ぼす可能性があります。当社グループでは、情報システムに関するセキュリティ体制の強化を経営の重要課題と位置付け、技術的・組織的な対策を総合的に講じるとともに、継続的な強化に努めております。社内ネットワークにつきましては、標的型攻撃対策として、不正アクセス対策やマルウェア対策に加え、認証・認可基盤を整備し、デバイス管理、ID管理、従業員教育を実施しております。さらに、インシデント発生に備え、サイバーBCP(事業継続計画)の策定を推進するとともに、迅速な対応・復旧体制の整備を図っております。加えて、サプライチェーン全体でのセキュリティ確保に向けて、業務委託先を含めた管理体制の強化にも努めております。
経営成績の分析 (MD&A)6,786字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 経営成績等の状況の概要 (1)当連結会計年度の経営成績の分析 当社は、2025年4月1日付で、DM三井製糖㈱(連結子会社)を吸収合併すると同時に、当社の商号を「DM三井製糖ホールディングス㈱」から「DM三井製糖㈱」に変更いたしました。 当連結会計年度のわが国経済は、雇用・所得環境の改善や、旺盛なインバウンド需要などを背景に緩やかな回復基調を示しているものの、物価上昇の長期化、不安定な国際情勢、米国の政策動向、中東情勢の緊迫化等地政学リスクの高まりによる影響により、依然として先行き不透明な状況が続いております。 このような状況下、当社グループは、「中期経営計画-2026 Diversify into Nutrition & Health」の最終年度として、グループ全体の成長戦略「グループビジネスモデルの変革」と「経営資源の再配分」のもと、グループ内事業の最適化を図ることで、①国内砂糖事業の強靭化、②海外事業の拡大、③ライフ・エナジー事業の成長、④グループの持つ研究開発力の集積・強化、⑤持続可能な社会実現への貢献、の5つの柱を実現すべく、各種施策を推進してまいりました。 砂糖事業 海外粗糖相場は、1ポンド当たり18セント後半から始まり、直後にブラジル通貨のレアル高などの影響により、19セント半ばまで上昇いたしました。その後は、ブラジルやインドにおけるサトウキビ生産量の改善や、世界的な供給増加見通しを受け、一時は13セント台後半にまで下落したものの、中東情勢の緊迫化による原油価格の大幅上昇を受けて海外粗糖相場も連れ高となり、15セント半ばで当連結会計年度末を迎えました。また、国内市中相場は、1キログラム当たり249円~251円で始まりましたが、海外粗糖相場が軟調に推移していることなどの影響を受け、241円~243円で当連結会計年度末を迎えております。 国内では、家庭用販売において、食品全般の継続的な値上げに伴う消費者マインドの低迷が主な足かせとなりました。業務用販売は、大阪・関西万博開催に伴う特需や、秋以降の調味料需要が好調でありましたが、11月に出荷価格引き下げを実施したことによる販売単価下落の影響を受けました。また、コスト面では、エネルギー価格の高騰に起因する海上運賃、包装資材及び物流費などの高止まりを、原材料の安定調達にて吸収した一方で、新基幹システム構築に係るコンサルティング費用や製造費用などが増加いたしました。なお、当社と和田製糖㈱との業務提携契約に基づく同社からの生産受託が本格稼働し、グループ収益に貢献しております。 海外では、シンガポールのSIS’88 Pte Ltd(連結子会社)傘下における、アラブ首長国連邦(UAE)及びベトナムに所在する新生産拠点の稼働により、販売量が回復いたしました。 以上の結果、砂糖事業は、売上高152,201百万円(前連結会計年度比0.6%増)、営業利益11,440百万円(前連結会計年度比2.6%減)となりました。 期中の砂糖市況 海外粗糖相場(ニューヨーク砂糖当限、1ポンド当たり) 始値 18.89セント 高値 19.63セント 安値 13.61セント 終値 15.51セント 国内市中相場(日本経済新聞掲載、東京上白大袋キログラム当たり) 始値 249円~251円 終値 241~243円 ライフ・エナジー事業 ㈱タイショーテクノス(連結子会社)のフードテック事業における食品添加物や食用色素の販売が好調さを見せ、北海道糖業㈱(連結子会社)のバイオ事業(発酵製品の製造等)が前連結会計年度並みに推移いたしました。また、㈱YOUR MEAL(連結子会社)のアスリートや健康的な体型を目指す層への栄養強化食等の活力健康食品事業が、宅配弁当やオンライン販売を中心に伸長し、ニュートリー㈱(連結子会社)の栄養療法食品事業でも、嚥下サポート製品など一部が堅調でありましたが、当該2社の広告宣伝費や倉庫保管料等の販売費及び一般管理費増加による影響を受けました。 以上の結果、ライフ・エナジー事業は、売上高25,348百万円(前連結会計年度比1.1%増)、営業利益1,007百万円(前連結会計年度比20.3%減)となりました。 不動産事業 岡山地区・神戸長田地区の他、当社本店ビル「Mita S-Garden」(東京都港区芝)などの国内各地に有する不動産賃貸物件は順調に稼働しております。その一方で、複数物件の修繕費に加え、リース投資資産に係る貸倒引当金繰入額などの販売費及び一般管理費が増加したことにより、売上高2,552百万円(前連結会計年度比5.5%増)、営業利益461百万円(前連結会計年度比44.4%減)となりました。 以上の結果、当連結会計年度の売上高は180,102百万円(前連結会計年度比0.7%増)、営業利益は12,909百万円(前連結会計年度比6.7%減)となりました。 営業外損益においては、フィンゴリモド「FTY720」の開発権及び販売権の許諾に基づく受取ロイヤリティーの減少や、海外関連会社における損益悪化を主因とした持分法による投資損失の計上等があり、経常利益は12,640百万円(前連結会計年度比12.7%減)となりました。また、賃貸用不動産売却による固定資産処分益があったものの、SIS’88 Pte Ltd(連結子会社)及びその傘下に関するのれん及び無形固定資産につき、回収可能性を見直したことによる、関連固定資産に関する減損損失を計上したことなどにより、親会社株主に帰属する当期純利益は3,961百万円(前連結会計年度比37.1%減)となりました。 (2)経営成績に重要な影響を与える要因についての分析 当社グループは、主力の砂糖事業において、原料となる粗糖が相場商品であること、また製品価格も競争や市場環境等により変動する場合があり、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。このような事業環境下、当社グループでは適切な原料糖調達と適正販売価格帯の維持に努めてまいりました。 (3)経営上の目標指標に関する分析 当連結会計年度を最終年度とした「中期経営計画-2026 Diversify into Nutrition & Health」における経営上の目標指標につきましては、新型コロナウイルス感染症や、海外粗糖相場の軟調推移を受けた販売単価下落の影響等により、連結売上高2,000億円の目標には今一歩及ばず、1,801億円となりました。しかし、国内砂糖事業の強靭化を中心とした重要施策の推進により営業収益力が着実に向上した結果、目標とした連結営業利益及び持分法投資損益の合計額125億円と、キャッシュ創出力を表すEBITDA目標額の175億円につきましては計画期間中に達成し、当連結会計年度末において各々128億円、199億円となりました。また、ROE(自己資本当期純利益率)7%以上を目標指標として掲げており、当連結会計年度のROEは3.5%となりました。これは主として、海外連結子会社及びその傘下に関するのれん及び無形固定資産につき、回収可能性を見直したことにより、関連固定資産に関する減損損失を計上したことによるものであります。 配当金額につきましては、引き続き株主の皆様に対する利益の還元を経営の最重要課題の一つとして位置づけ、将来の成長に向けた事業展開と、経営基盤強化のための内部留保の充実にも配慮しつつ、安定的かつ継続的な配当の実施を基本方針としております。その上で、年間配当金額は、連結配当性向が100%を超えない限り、最低配当金額として1株当たり60円の配当を実施することとし、都度の経営環境を総合的に勘案し、現金配当と機動的な資本政策を組み合わせた総還元性向50%を目処とした株主還元を行ってまいりました。 (4)キャッシュ・フローの状況の分析 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、営業活動で12,343百万円増加、投資活動で5,309百万円減少、財務活動で19,157百万円減少したことにより、前連結会計年度末に対して11,983百万円減少し、28,116百万円となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は、次の通りであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果得られた資金は12,343百万円(前連結会計年度は資金の増加22,592百万円)となりました。 これは主に税金等調整前当期純利益7,416百万円、減価償却費5,620百万円、減損損失6,320百万円等による資金の増加があった一方で、法人税等の支払8,294百万円等による資金の減少があったことによるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動による資金の減少は5,309百万円(前連結会計年度は資金の減少5,635百万円)となりました。 これは主に工場設備等に係る有形固定資産の取得による支出5,620百万円等による資金の減少があったことによるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動による資金の減少は19,157百万円(前連結会計年度は資金の減少1,693百万円)となりました。 これは主に短期借入れによる収入9,267百万円、長期借入れによる収入1,000百万円等による資金の増加があった一方で、短期借入金の返済による支出9,703百万円、長期借入金の返済による支出1,400百万円、社債の償還による支出10,000百万円、自己株式の取得による支出3,843百万円、配当金の支払4,133百万円等による資金の減少があったことによるものであります。 (資本の財源及び資金の流動性) 当社グループの運転資金需要のうち主なものは、原料糖の購入費用のほか、製造費、販売費及び一般管理費等の営業費用であります。投資を目的とした資金需要は、設備投資等によるものであります。 短期運転資金は自己資金及び金融機関からの短期借入を基本としており、設備投資や長期運転資金の調達につきましては、社債及び金融機関からの長期借入を基本としております。 なお、当連結会計年度末における借入金及びリース債務を含む有利子負債の残高は37,560百万円となっております。 生産、受注及び販売の実績 (1)生産実績 当連結会計年度の生産実績をセグメントごとに示すと、次の通りであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   前年同期比(%) 砂糖事業(百万円)   120,036   93.4 ライフ・エナジー事業(百万円)   11,628   91.2 合計(百万円)   131,665   93.2 (注)1.金額は販売価格によっており、セグメント間の取引については相殺消去しております。 (2)仕入実績 当連結会計年度の商品仕入実績をセグメントごとに示すと、次の通りであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   前年同期比(%) 砂糖事業(百万円)   27,588   103.6 ライフ・エナジー事業(百万円)   4,732   104.8 合計(百万円)   32,320   103.7 (注)1.セグメント間の取引については相殺消去しております。 (3)受注実績 当社グループ(当社及び連結子会社以下同じ)は原則として見込み生産を行っているため、該当事項はありません。 (4)販売実績 当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次の通りであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   前年同期比(%) 砂糖事業(百万円)   152,201   100.6 ライフ・エナジー事業(百万円)   25,348   101.1 不動産事業(百万円)   2,552   105.5 合計(百万円)   180,102   100.7 (注)1.セグメント間の取引については相殺消去しております。 2.最近2連結会計年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は、次の通りであります。 相手先   前連結会計年度 (自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日) 金額(百万円)   割合(%)   金額(百万円)   割合(%) 三井物産㈱   28,682   16.0   23,904   13.3 財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)重要な会計方針及び見積り 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。連結財務諸表の作成にあたり、見積りが必要な事項につきましては、合理的な判断に基づき、会計上の見積りを行っております。 (2)財政状態 当連結会計年度末の総資産は、前連結会計年度末比20,241百万円減少し181,955百万円となりました。連結貸借対照表の主要項目ごとの主な増減要因等は、次の通りであります。 ①流動資産 流動資産は、前連結会計年度末比12,630百万円減少し86,058百万円となりました。これは主として、現金及び預金の減少11,680百万円、売掛金の減少944百万円等があったことによるものであります。 ②固定資産 固定資産は、前連結会計年度末比7,611百万円減少し95,896百万円となりました。これは主として、機械装置及び運搬具の減少1,267百万円、のれんの減少3,495百万円、その他無形固定資産の減少2,174百万円、退職給付に係る資産の増加1,359百万円、繰延税金資産の減少1,092百万円等があったことによるものであります。 ③負債 負債は、前連結会計年度末比15,495百万円減少し67,359百万円となりました。これは主として、支払手形及び買掛金の減少684百万円、未払法人税等の減少3,076百万円、社債の減少10,000百万円等があったことによるものであります。 ④純資産 純資産は、前連結会計年度末比4,746百万円減少し114,595百万円となりました。これは主として、資本剰余金の増加80百万円、利益剰余金の減少4,008百万円、その他有価証券評価差額金の増加535百万円、退職給付に係る調整累計額の増加851百万円、非支配株主持分の減少2,139百万円等があったことによるものであります。 (3)経営成績 当連結会計年度における経営成績の概要につきましては、「経営成績等の状況の概要(1)当連結会計年度の経営成績の分析」に記載しております。なお、連結損益計算書の主要項目ごとの主な増減要因等は、次の通りであります。 ①売上高 売上高は、前連結会計年度比1,317百万円増加し180,102百万円となりました。これは主として、砂糖事業の売上高の増加905百万円等があったことによるものであります。 ②営業利益 営業利益は、前連結会計年度比931百万円減少し12,909百万円となりました。これは主として、砂糖事業において新基幹システム構築に係るコンサルティング費用および製造費用などの増加や、不動産事業における貸倒引当金繰入額などの増加があったことによるものであります。 ③経常利益 経常利益は、前連結会計年度比1,842百万円減少し12,640百万円となりました。これは主として、受取ロイヤリティーの減少や、持分法による投資損失の計上があったことによるものであります。 ④親会社株主に帰属する当期純利益 当連結会計年度は減損損失の増加等を主因として、税金等調整前当期純利益は、前連結会計年度比2,525百万円減少し7,416百万円となりました。 法人税、住民税及び事業税、法人税等調整額及び非支配株主に帰属する当期純損失を控除した親会社株主に帰属する当期純利益は、前連結会計年度比2,334百万円減少し3,961百万円となりました。 (4)キャッシュ・フロー キャッシュ・フローの状況につきましては、「経営成績等の状況の概要(4)キャッシュ・フローの状況の分析」に記載しております。

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開示資料

出典

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