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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,020.8+254ドル円158.87-1NASDAQ26,203.91+104S&P 5007,667.95+36SOX 指数11,316.82+289/2終値

旭松食品

ASAHIMATSU FOODS CO.,LTD.2911 · Standard · 食料品

凍豆腐(高野豆腐)の製造販売で知られる食品メーカー。和食の定番食材を中心に、加工食品も手がける。

概要

旭松食品は、凍豆腐・こうや豆腐の分野で国内トップシェアを占める食品メーカーである。1950年に長野県で創業、1983年に現社名に変更した。独自の凍結乾燥技術により、長期保存可能な高品質の豆腐加工品を提供する。主力の凍豆腐に加え、即席みそ汁「生みそずい」や医療用食材も手がける。売上高約80億円、従業員257名。財務基盤は堅固で、自己資本比率は80%超。大阪証券取引所への上場を経て、現在は東京証券取引所スタンダード市場に上場している。

凍豆腐が売上高の約44%を占める事業構造

当社グループの報告セグメントは食料品事業の単一セグメントである。2025年3月期の部門別売上高は、凍豆腐が33億5千2百万円(構成比44%)、加工食品(即席みそ汁等)が23億3千6百万円(同31%)、その他食料品(医療用食材等)が19億9千8百万円(同26%)となっている。凍豆腐は主力ブランド「新あさひ豆腐」を擁し、独自の凍結乾燥技術で製造される。加工食品では「生みそずい」シリーズが代表的。医療用食材はえん下困難者向けの調理済み食品で、病院・介護施設向けに成長している。また、子会社旭松フレッシュシステムが販売・物流を補完する。

加工食品事業の差別化戦略

加工食品部門は、即席みそ汁「生みそずい」を中核に、カップタイプやフリーズドライの味噌汁、スープなどを展開する。大手流通との企画商品の開発やリニューアルを積極的に行い、価格競争に陥らないよう付加価値訴求を重視する。2025年12月には「カップ生みそずいとん汁」がメディアで話題となり、販売促進につながった。しかし、消費者の節約志向や原材料高による価格改定の影響で販売数量は減少傾向にあり、売上高は23億円台にとどまる。同部門では単品収益管理を徹底し、商品改廃を迅速化することで収益力の向上を図っている。

国内生産拠点とロジスティクスの最適化

生産拠点は長野県下伊那郡に集中している。天竜工場(第一・第二)、飯田工場、高森工場があり、凍豆腐や加工食品を製造する。1995年には飯田市にロジスティクスセンターを新設し、物流効率を向上させた。過去には埼玉工場や兵庫県小野工場も有していたが、2010年に両工場を閉鎖し、納豆事業から撤退した。現在の生産能力は長野県内の工場で賄われており、合理化投資によるコストダウンを継続している。また、2023年には本店敷地内に太陽光発電設備を設置し、環境負荷低減にも取り組む。

全工場で取得する国際食品安全認証

当社は食品安全マネジメントシステム「FSSC22000」を2015年に取得し、2016年には全工場で認証を完了した。以降、バージョン更新を継続している。また、凍豆腐の主原料である大豆は2020年よりグローバルGAP認証大豆に全面切り替え、トレーサビリティと品質向上を図っている。2019年には「新あさひ豆腐製法」で特許を取得し、独自技術を保護している。健康経営にも取り組み、2021年には「健康経営優良法人」に認定された。品質面での投資がコスト増要因となるが、企業成長の基盤と位置付けている。

業界の中での役割は食品製造・販売を担うメーカー。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
77億円
営業利益
1億円
営業利益率
1.3%
純利益
2億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01食品主力

凍豆腐(高野豆腐)を主力製品とし、伝統的な和食食材を全国の小売店や食品卸業者へ供給。加工食品も展開し、家庭用・業務用の両方に対応。

主な製品・サービス2
凍豆腐(高野豆腐)
大豆を原料とし、凍結・乾燥工程を経て製造される保存性の高い豆腐製品。煮物など和食に広く使用される。
加工食品
凍豆腐を使用した即席食品や、その他調理済み食品など、手軽に調理できる加工食品群。

製品と技術

独自の凍結乾燥技術が支える「新あさひ豆腐」

主力製品は凍豆腐(こうや豆腐)であり、ブランド名「新あさひ豆腐」で販売される。伝統的な凍結乾燥技術を改良し、長期保存が可能で、調理の簡便性を高めた製品が特徴。2020年より原料大豆をグローバルGAP認証大豆に全面切り替え、品質とトレーサビリティを向上。2019年には「新あさひ豆腐製法」で特許を取得し、独自性を強化。健康機能性(高タンパク・低脂肪等)の研究を継続し、子育て支援大賞の受賞や大阪・関西万博での災害備蓄品採用など評価を得ている。また、フードロス削減の観点から賞味期限延長に貢献する高オレイン酸大豆を使用した商品も開発・発売している。

即席みそ汁「生みそずい」シリーズの展開

1981年に発売された「生みそずい」は、生みそをフリーズドライ化した即席みそ汁の先駆け。その後、カップタイプや「とん汁」などバリエーションを拡充。2025年12月には「カップ生みそずいとん汁」がメディアに取り上げられ話題となった。同シリーズは、常温で長期保存が可能でありながら、生みその風味を再現する技術に強みを持つ。製造は天竜工場で行われ、単品収益管理を徹底。大手流通との共同企画商品も多く、リニューアルを繰り返しながら市場での存在感を維持している。しかし、価格改定の影響で販売数量は減少傾向にあり、収益力の改善が課題となっている。

病院・介護向け医療用食材事業

医療用食材は、えん下困難者向けの調理済み食品・形態調整済み食品を提供する。豊富なメニューを取り揃え、病院や介護施設での厨房業務の省力化や人手不足解消に貢献。最新の製造設備を導入し、おいしさと安全性を向上。ダイレクトメールによる拡販を実施している。同事業は安定的に成長し、第3の柱として業績に寄与している。しかし、2025年3月期のその他食料品部門売上は前年比5.5%減と減少している。将来的には、医療・介護分野での需要増加を見込み、引き続き注力していく方針である。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

食料品のなかでの位置

乾燥豆腐で国内シェア首位、低成長

乾燥豆腐(凍り豆腐・高野豆腐)で国内トップシェア。売上高80億円前後と小規模で、営業利益率は2.5%と低水準。ニップンや日清製粉など大手製粉企業と比べ、規模・収益力で大きく劣る。原料の大豆価格やエネルギーコストの上昇が収益を圧迫。米粉や代替肉など新たな植物性タンパク質市場への展開が急務だが、研究開発費が限られる。

強み

  • 国内の凍り豆腐市場で高いシェアを持ち、ブランド認知度がある。
  • 乾燥品のため保存性が高く、備蓄需要や業務用に安定したニーズがある。
  • 健康志向の高まりから、植物性タンパク質としての需要拡大が期待できる。
  • 長年の乾燥技術・品質管理で他社が追随しにくいノウハウを持つ。

課題

  • 2024年3月期から2026年3月期にかけて売上高が減少し、市場縮小が顕著。
  • 営業利益率が1~2%台と低く、コスト上昇を価格転嫁できていない。
  • 代替肉など新たな領域への投資が不十分で、成長の芽を摘んでいる。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

食料品の時価総額近傍。太字が旭松食品

時価総額で並べると、掲載10社のなかで4番目にあたる。

#企業時価総額PER
12894石井食品69億円
22293滝沢ハム57億円
32917大森屋47億円50.9倍
42911旭松食品42億円18.1倍
52876デルソーレ42億円19.5倍
62215第一屋製パン42億円9.1倍
72901ウェルディッシュ33億円6.9倍
82872セイヒョー31億円237.3倍
92926篠崎屋18億円27.2倍
102291福留ハム17億円5.4倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 36件

資本金3500千円で凍豆腐専門メーカーとして創業

1950年12月、長野県下伊那郡松尾村(現飯田市)に資本金3500千円で旭松凍豆腐株式会社を設立。翌1951年5月より凍豆腐の製造販売を開始した。創業当初は凍豆腐一筋の専門メーカーとして出発。1962年8月には飯田市駄科に天竜第一工場(現天竜工場)を建設し、生産能力を増強。同年12月には本店を飯田市松尾から同市駄科に移転し、旧本店を飯田工場とした。これにより凍豆腐の量産体制が整い、以降は技術開発と工場拡張の時代に入る。

食品研究所の開設と凍結乾燥技術の進化

1969年5月に飯田工場内に研究所を開設し、凍豆腐の品質向上と新技術開発に着手。1978年7月には天竜第一工場内に食品研究所を新設し、研究機能を集約した。この時期、凍豆腐の凍結乾燥技術が確立され、長期保存が可能な高品質製品の安定供給が可能となった。また、1981年7月には天竜第二工場を開設し、即席みそ汁「生みそずい」の生産を開始。同年9月より発売し、加工食品分野へ進出した。これにより、凍豆腐一辺倒だった事業構成に第二の柱が加わった。

旭松食品への社名変更と新製品投入

1983年1月、社名を旭松食品株式会社に変更。凍豆腐のみならず、加工食品を含む総合食品メーカーへの転換を明確にした。1984年11月には納豆「なっとういち」を発売し、新たなカテゴリーに挑戦。1985年6月にはダイヤ豆腐株式会社および信州食品株式会社を吸収合併し、伊那工場、東京支店、大阪支店などを継承。これにより販売網と生産拠点が一気に拡大した。合併後の1986年10月には高森工場を新設し、納豆の生産を開始。1988年11月には額面変更のため神戸市の法人と合併し、組織再編を進めた。

大阪証券取引所上場と本社機能の大阪移転

1990年4月、大阪市に本社機能を移転し、経営のスピードを重視した。1992年9月には大阪証券取引所市場第二部に上場を果たし、資金調達の手段を得た。上場後も工場拡張を続け、1993年8月に兵庫県小野市に小野工場、1997年11月に埼玉県比企郡吉見町に埼玉工場を新設。また1995年5月には飯田市駄科にロジスティクスセンターを新設し、物流網を整備した。これにより全国展開の基盤が整ったが、後年これらの工場は閉鎖されることとなる。

中国進出と納豆事業からの撤退

2004年6月、中国山東省膠南市(現青島市)に青島旭松康大食品有限公司を設立し、海外生産を開始。2007年6月には貿易会社青島旭松康大進出口有限公司を設立し、中国事業を強化した。しかし国内では納豆事業の不振が続き、2010年5月に埼玉工場と小野工場を閉鎖し、納豆事業から撤退。2011年4月には納豆事業の営業権および商標権を譲渡した。これにより、再び凍豆腐と加工食品に経営資源を集中する方針へ転換した。

食品安全認証取得とサステナビリティへの対応

2015年5月、国際食品安全マネジメント規格「FSSC22000」の認証を医療用食材を除いて取得。翌2016年5月には全工場で認証を完了した。2017年7月には長野県泰阜村に旭松バイオセンターを新設し、有機質肥料の生産を開始。2019年7月には「新あさひ豆腐製法」の特許を取得。2020年3月には凍豆腐の原料大豆をグローバルGAP認証大豆に全面切り替えた。2022年4月には東京証券取引所の市場区分見直しによりスタンダード市場へ移行。2023年6月には太陽光発電設備を新設。2025年11月には中国子会社の持分を一部譲渡し、連結対象外とした。これらの取り組みにより、品質と持続可能性を両立する経営へとシフトしている。

年表36件を開く

1950年代

  • 1950年12月創業長野県下伊那郡松尾村(現 飯田市)に資本金3,500千円をもって旭松凍豆腐株式会社を設立。
  • 1951年5月創業設立場所において製造販売を開始。

1960年代

  • 1962年8月飯田市駄科に天竜第一工場(現 天竜工場)を建設。
  • 1962年12月本店を長野県飯田市松尾から飯田市駄科に移転、旧本店を飯田工場とする。
  • 1969年4月仙台市に仙台事務所(現 仙台営業所)を開設。
  • 1969年5月飯田工場内に研究所を開設。

1970年代

  • 1971年6月商号変更子会社、信州豆腐販売株式会社を設立(1981年4月、信州食品株式会社に商号変更)。
  • 1978年7月天竜第一工場(現 天竜工場)に食品研究所を新設、飯田工場内の研究所を廃止。

1980年代

  • 1981年7月飯田市駄科に天竜第二工場(現 天竜工場)を開設し、即席みそ汁「生みそずい」の生産開始。同年9月より発売。
  • 1983年1月商号変更旭松食品株式会社に社名変更。
  • 1984年11月納豆「なっとういち」を発売。
  • 1985年6月M&Aダイヤ豆腐株式会社、並びに信州食品株式会社を吸収合併。合併に伴い、伊那工場、東京支店(現 東日本支店)、大阪支店(現 西日本支店)及び広島営業所(現 岡山営業所)を継承。
  • 1986年10月下伊那郡高森町に高森工場を新設し、「なっとういち」の生産開始。
  • 1987年8月名古屋市に名古屋出張所(現 中日本営業所)を開設。
  • 1988年4月福岡市に福岡出張所(現 福岡営業所)を開設。
  • 1988年11月M&A額面変更のため旭松食品株式会社(本社 神戸市)と合併。

1990年代

  • 1990年4月大阪市に本社機能を移転。
  • 1992年9月上場大阪証券取引所市場第二部に上場。
  • 1993年8月兵庫県小野市に小野工場を新設。
  • 1995年5月飯田市駄科にロジスティクスセンターを新設。
  • 1997年11月埼玉県比企郡吉見町に埼玉工場を新設。
  • 1998年3月子会社、旭松フレッシュシステム株式会社(現 連結子会社)を設立。

2000年代

  • 2004年6月創業青島旭松康大食品有限公司を中華人民共和国山東省膠南市(現 青島市)に設立。
  • 2007年6月創業貿易会社、青島旭松康大進出口有限公司を中華人民共和国山東省膠南市(現 青島市)に設立。

2010年代

  • 2010年5月埼玉工場閉鎖。小野工場閉鎖、納豆事業から撤退。
  • 2011年4月納豆事業の営業権及び商標権を譲渡。
  • 2013年7月上場東京証券取引所市場第二部に上場。(市場統合による)
  • 2015年5月国際食品安全マネジメント規格「FSSC22000」の認証取得。(医療用食材を除く)
  • 2016年5月「FSSC22000」認証取得。(全工場取得)
  • 2017年7月長野県下伊那郡泰阜村に有機質肥料の生産を行う旭松バイオセンターを新設。
  • 2019年7月新あさひ豆腐製法特許取得。

2020年代

  • 2020年3月凍豆腐生産原料大豆を、グローバルGAP認証大豆に全面切替。
  • 2021年3月健康経営優良法人2021(大規模法人部門)に認定。
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分見直しにより市場第二部からスタンダード市場へ移行。
  • 2023年6月本店(飯田市駄科)敷地内に太陽光発電設備新設。
  • 2025年11月子会社、青島旭松康大食品有限公司の持分を一部譲渡。これにより青島旭松康大食品有限公司及び青島旭松康大進出口有限公司が連結除外となる。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    安心・安全な供給体制の確立

    過去の重大事故を振り返る日を設定し全社の安全意識を高める。商品設計から製造工程のルール見直しと教育徹底、FSSC22000及びSDGsを基本とした経営を実践する。

  2. 02

    強靭な経営体力の形成

    商品開発の迅速化と新規商品開発強化、販売力強化による収益向上、グループ全体のコスト削減、省力化・効率化による収益構造改善、海外展開による販売機会拡大に取り組む。

  3. 03

    将来に向けた人材確保と育成

    働き方改革の推進と組織見直し、人事ローテーションによる人材育成、評価制度・教育体制の見直し、規定の周知徹底と社員の知識向上を図る。

  4. 04

    新規事業開発と既存事業の成長

    医療用食材の成長促進と、新たな柱となる事業の育成を継続。凍豆腐では健康有用性の情報発信と利便性の高い商品開発、海外販路開拓を進める。加工食品では価値訴求型商品で差別化を推進。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で257人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は447万円で、9期前と比べて2.7%平均年齢は42.1歳、平均勤続年数は18.2年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月335
2018年3月321
2019年3月45942.218.2321
2020年3月48342.118.4327
2021年3月48342.018.3328
2022年3月44941.418.1326
2023年3月45442.018.4319
2024年3月42141.618.1313
2025年3月44041.517.931065
2026年3月44742.118.225739

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率8.7%
縦線は目安の30%
男性育休取得率100.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)55.0%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社1(国内 1 / 海外 0) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位9)
本店・天竜工場 — 長野県飯田市1,059百万円
食料品事業
飯田工場 — 長野県飯田市768百万円
食料品事業
高森工場 — 長野県下伊那郡高森町757百万円
食料品事業
伊那工場 — 長野県上伊那郡箕輪町517百万円
食料品事業
本社・西日本支店 — 大阪市淀川区266百万円
食料品事業
天竜工場 — 長野県飯田市170百万円
食料品事業
食品研究所 — 長野県飯田市125百万円
食料品事業
本社他 — 長野県 飯田市52百万円
食料品 事業
ロジスティクス センター — 長野県飯田市37百万円
食料品事業
主な関係会社
  • 国内
    旭松フレッシュシステム㈱(注)1
    長野県飯田市
    議決権100.0%
公共調達・補助金 (gBizINFO)
  • 補助金
    水田活用直接支払交付金
    農林水産省 · 2024-03-18
    62万円
  • 補助金
    水田活用直接支払交付金
    農林水産省 · 2022-03-18
    54万円
  • 補助金
    水田活用直接支払交付金
    農林水産省 · 2023-03-17
    52万円
  • 補助金
    畑作物の直接支払交付金(数量払)
    農林水産省 · 2022-03-16
    29万円
  • 補助金
    畑作物の直接支払交付金(数量払)
    農林水産省 · 2023-03-20
    20万円
  • 補助金
    畑作物の直接支払交付金(数量払)
    農林水産省 · 2024-03-13
    16万円

出典: gBizINFO (経済産業省)

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は77億円営業利益1億円前期と比べると減収減益で、売上が-3.8%、利益が-50.0%。

売上高
-3.8%
77億円
営業利益
-50.0%
1億円
純利益
+0.0%
2億円
営業利益率
1.3%
前期比 -1.2%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高78億円77億円
営業利益1億円1億円
純利益2億円2億円
1株あたり配当¥35¥35

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は18億円、営業利益は−1億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は−5.3%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q17−1
2024年1Q1900.00
2024年2Q1900.01
2024年3Q2528.01
2024年4Q180
2025年2Q3700.00
2025年4Q4324.72
2026年2Q3600.01
2026年4Q4112.41
2027年1Q18−1−5.60

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は104億円から77億円へ74%に減った。直近期の営業利益率は1.3%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
東京証券取引所市場第二部に上場。(市場統合による)
2013年3月1040−3
2014年3月101−2−10
2015年3月94−3−2
2016年3月9522
2017年3月8732
2018年3月8321
2019年3月8942
2020年3月8843
2021年3月8242
2022年3月8032
2023年3月790−1
2024年3月8132
子会社、青島旭松康大食品有限公司の持分を一部譲渡。これにより青島旭松康大食品有限公司及び青島旭松康大進出口有限公司が連結除外となる。
2025年3月80232.52
2026年3月77121.32

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高77億円のうち、営業利益として残るのは1億円1.3%。営業外の損益と税金を反映した純利益は2億円、売上の2.6%にあたる。営業利益率は業種中央値4.1%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金72.7%56億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金26.0%20億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益1.3%1億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
27.3%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比2.8pt
1.3%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比0.6pt
2.6%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比4.5pt
2.8%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
1.9%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
0.8%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが4億円、投資CFが−1億円で、差し引きのフリーCFは3億円この組み合わせは積極投資型にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面期末の手元現金は12億円で、売上の1.9ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月42−4612
2014年3月1−5−1−48
2015年3月0−88−88
2016年3月8−2−2611
2017年3月7−82−112
2018年3月5−61−111
2019年3月7−94−214
2020年3月7−7−4011
2021年3月8−7−319
2022年3月7−2−658
2023年3月20−228
2024年3月7−5−1210
2025年3月5−50010
2026年3月4−10312

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は103億円。このうち返さなくてよい自己資本が84億円で、自己資本比率は81.4%(業種中央値56.8%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月105782774.0
2014年3月97682970.2
2015年3月92642869.0
2016年3月93633067.1
2017年3月93652869.5
2018年3月99683168.6
2019年3月103693466.4
2020年3月99702970.2
2021年3月99732673.3
2022年3月96762078.3
2023年3月94751979.0
2024年3月99801979.6
2025年3月102832080.0
2026年3月103841981.4

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
20億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
47億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
16億円
在庫として抱えている分
負債合計
19億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
73
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率3 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

食料品 123社との比較

同じ食料品の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率123社中9位あたり、逆に低いのは売上成長率123社中117位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE下位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
2.8%/中央値 7.3%
P25 3.7%P75 11.4%
営業利益率下位売上のうち本業の利益として残る割合
1.3%/中央値 4.1%
P25 2.7%P75 7.7%
自己資本比率上位総資産のうち返済のいらないお金の割合
81.4%/中央値 56.8%
P25 46.5%P75 67.3%
売上成長率下位前期からの売上の伸び
-3.8%/中央値 3.4%
P25 0.7%P75 6.3%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
1.6%/中央値 2.3%
P25 1.5%P75 3.3%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥2,251で、1年前と比べて+0.5%過去52週の値幅のなかでは18%の位置にある。

¥2,251-0.4%1ヶ月-0.8%1年+0.5%時価総額42億円
過去52週の値幅
安値¥2,222高値¥2,385

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)18.1倍
PER (会社予想)27.2倍
PBR0.49倍
配当利回り1.55%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は2277円で、25日移動平均線(2265.96円)を小幅に上回る。直近1ヶ月でほぼ横ばい(+0.04%)、1年では+2.7%と安定。52週高値(2385円)からは-4.5%、52週安値(2222円)からは+2.5%とレンジ相場。RSIは57.8で中立。出来高は通常数百株から千株台で、7月30日に3200株と増加したが、全体的に低調。週足では75日線(2250.88円)を上回っており、底堅い動き。上値は高値圏での売りが意識される。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 75/100)

PERは18.3倍と業界平均28.1倍を大きく下回り、PBRは0.50倍と1倍を大きく割り込む。配当利回りは1.98%と平均2.29%を下回るが、ROEは2.8%と低く収益性に課題。売上高は減少傾向で、営業利益率も低下しており、業績の伸び悩みが懸念される。ただし、資産価値に比して株価が低位にあり、割安感は強い。配当性向は27.19%と安定しているが、配当利回りの低さから魅力度は限定的。

指標この会社業種平均
PER (実績)18.1倍28.6倍
PER (予想)27.2倍
PBR0.49倍1.63倍
ROE2.8%7.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

ニッチ市場で安定するが、市場規模は小さく成長性に課題。強気派は技術とブランドを評価し、弱気派は需要減少と低収益性を指摘。

プラスに働く材料7
  • トップシェア

    凍豆腐市場でトップメーカーとして確固たる地位。

  • 独自技術

    独自の凍結乾燥技術で高品質製品を提供。

  • 安定配当

    配当利回り1.98%と株主還元を実施。

  • PBR0.50倍の大幅な割安不定影響

    PBR0.50倍、1株純資産約4517円

  • 純利益が2億円で安定通年影響

    2026/3期純利益2億円

  • 配当利回り1.98%を維持通年影響

    減配なく安定配当

  • 株価は1年で2.7%上昇通年影響

    昨年比+2.7%、底堅い

マイナスに働く材料7
  • 市場縮小

    和食離れで凍豆腐需要が減少する可能性。

  • 低収益

    営業利益率2.5%と低く、改善の兆しが見えない。

  • 成長鈍化

    売上高が80億円前後でほぼ横ばい。

  • 売上高が3期連続減収通年影響

    81億円→80億円→77億円

  • 営業利益が半減通年影響

    営業利益2億円→1億円

  • 営業利益率1.3%と低い継続影響

    売上高77億円に対して1億円

  • 外国人保有0.12%の低流動性継続影響

    浮動株が少なく需給が薄い

次の決算で確かめる点
売上高
需要の持続性を確認する。
営業利益率
収益性の改善度合いを見る。
新製品投入数
市場開拓の取り組みを評価する。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり35で、前期から+28.6%いまの株価に対する利回りは1.55%。増配か配当維持が3年続いている。

年間配当
¥35
1株あたり
配当利回り
1.55%
いまの株価に対して
配当性向
27.2%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
3年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月2523.9
2018年3月250.071.2
2019年3月3020.024.4
2020年3月300.021.1
2021年3月3516.729.5
2022年3月350.036.9
2023年3月10−71.4
2024年3月25150.023.7
2025年3月3540.033.8
2026年3月4528.627.2

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥35

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ4,558人。区分でいちばん多いのは個人・その他73.7%。グループ会社や銀行などの安定株主が25.8%を占め、残る74.2%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他72.473.373.172.472.173.7
事業法人17.817.017.317.818.017.4
金融機関9.69.59.59.79.48.4
自己株式3.12.62.21.81.51.0
証券会社0.10.10.10.10.40.3
外国法人0.10.00.00.00.00.1
外国人個人0.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01株式会社八十二長野銀行4.74
02木下博隆2.93
03赤羽源一郎2.93
04国分西日本株式会社2.88
05藤徳物産株式会社2.88
06佐々木寛雄2.83
07株式会社大乾2.35
08株式会社日阪製作所2.24
09株式会社ホワイトフーズ1.92
10赤羽栄子1.44

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+528%、1株純資産は14期で+431%。直近期のROEは2.8%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月−29851
2014年3月−112741
2015年3月−23693
2016年3月186792.621.330.4
2017年3月257033.618.323.9
2018年3月453,6921.344.471.2
2019年3月1263,7403.417.024.4
2020年3月1453,8353.814.821.1
2021年3月1303,9983.317.329.5
2022年3月1084,1032.720.536.9
2023年3月−384,065−0.9
2024年3月1264,2903.018.223.7
2025年3月1294,4313.017.933.8
2026年3月1244,5202.818.427.2

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

12名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は12名。2026/3期の役員報酬は総額122百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約4倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
木下博隆代表取締役社長6455,000
蒲田充浩常務取締役 経営企画部長639,000
村澤久司常務取締役 研究開発本部長698,000
足立恵取締役 経営管理部長625,000
平澤公夫取締役 生産本部長615,000
牧野太郎取締役 営業本部長 兼西日本支店長553,000
浜村九二雄取締役69
小濱賢二取締役58
寺岡義裕常勤監査役641,000
伊坪眞監査役73
近藤貴俊監査役65
森脇賢治執行役員

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円株式報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)69189917
社外取締役414144
監査役18199

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容136字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社の企業集団は、当社及び子会社旭松フレッシュシステム㈱で構成され凍豆腐、加工食品等の食品製造販売を主な内容とした事業活動を行っております。 なお、当社グループの報告セグメントは「食料品事業」の単一セグメントであり、事業の系統図は次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題2,552字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)経営方針 当社グループは、以下の企業理念、経営理念、品質・食品安全方針に基づいた活動を行うことを経営の基本方針としております。 企業理念 私たちは お客様の生活文化の向上とともに歩み より快適で健康な食生活を追求し 日々に新たに前進します。 経営理念 品質第一 参画経営 自主挑戦 品質・食品安全方針 私たちは、「企業理念」、「経営理念」を旨とし、法令を遵守してものづくりを行います。 私たちは、お客様の声に耳を傾け、安全で満足していただける商品を提供します。 私たちは、全てのステークホルダーと充分なコミュニケーションを取り、 食品安全マネジメントシステムを継続して改善します。 (2)経営環境 当社グループは、凍豆腐をはじめとする大豆を原料とした食品の製造販売を主体に行っております。近年、お客様からは安心・安全で健康に配慮し、おいしさと便利さを追求した商品が求められております。そのための施策として、当社グループでは以下のことを行っております。 (品質に関する事項) ・食品安全マネジメントシステム「FSSC22000」を全工場で取得しバージョンの更新を継続しております。 ・主原料である大豆は国際規格のグローバルGAP認証大豆とし品質面での向上を図っております。 (製造に関する事項) ・品質の確保、向上はコストアップ要因となりますが、継続的に生産性の向上を図るため、生産体制の改善、合理化投資などによりコストダウンに注力しております。 (販売に関する事項) ・健康機能について継続的に研究活動を行い、論文の発表などを通じお客様への認知を高めていく活動を行っております。 ・お客様の節約志向は益々強まるものと思われますが、当社グループでは商品価値に見合った価格で購入いただける商品の販売を行っております。 (3)目標とする経営指標 当社グループの目標とする経営指標としましては、本業の収益力を表わす営業利益の向上に重点を置いております。 企業の継続的発展成長には売上高の増加は不可欠であり、既存事業の維持拡大はもとより、新たな事業・販売チャネルにも注力していく必要があります。とりわけ医療用食材は継続安定的に成長を続け、第3の柱として業績にも寄与してきております。但し利益を伴わない売上増加には一定の歯止めをかけ収益力の向上に努めてまいります。そのため、単品の収益管理を徹底し原価低減を推進してまいります。また、品質面での向上は企業の成長には欠かせない要件であり、FSSC22000の更新を継続してまいります。なお、増大する品質の維持・向上に伴うコストを吸収するため、生産体制の継続的な見直しと合理化等の設備新設、更新などを行ってまいります。これらにより売上高営業利益率を向上させ、高収益体制への転換を図るべく活動してまいります。 (4)中長期的な会社の経営戦略 食品業界での熾烈な販売競争の中で生き残りと利益確保を目指し、お客様からの支持と信頼を獲得するため中長期的な戦略として次の項目に重点を置いて経営を進めてまいります。 ①安心・安全を第一とした供給体制の確立と信用の醸成 ・「安心・安全」に関わる過去の重大事故を振り返る日を定め、全社レベルでの安心、安全意識を高める ・商品設計から製造工程までのルールの見直し、安全性向上及び教育の徹底を図る ・FSSC22000及びSDGs(持続可能な開発目標)を基本とした経営の実践を推進する ②強靭な経営体力の形成 ・商品設計開発(市場分析から発売まで:新商品、商品改廃等)の迅速化及び新規商品開発強化 ・販売力強化(PR戦略含む)による売上及び収益アップ ・旭松グループ全体でのコスト削減、抑制対策による収益の向上 ・省力化、効率化、合理化策(IoTも含めたシステム化)による収益構造の改善 ・海外展開による販売機会の拡大 ③将来に向けての人材確保 ・働き方改革の推進と組織の見直し及び人事ローテーションによる人材の育成 ・評価制度及び人材育成、教育体制(研修方法含む)の見直し ・規定、ルール等の周知徹底と社員の知識向上 (5)会社の対処すべき課題 当社グループでは、米国の通商政策の影響、中国経済への先行き懸念、東欧・中東など地政学的リスクの継続、エネルギー価格の高止まりと更なる高騰への懸念、人件費や物流コストの上昇、為替変動や原材料価格の変動などに伴う業績への影響など不安定な収益環境が続くものと推測されます。 当社グループといたしましては、各事業での市場活性化のため、新商品の開発・発売を継続しつつ、新規チャネル・新規市場開拓を図り収益の拡大を行ってまいります。主力事業の凍豆腐におきましては、引き続き健康有用性に関する研究成果の情報発信を続けるとともに、利便性・簡便性の高い用途別商品開発により売上拡大を図っていくほか、海外への販路開拓にも注力してまいります。加工食品事業につきましては、価値訴求型の新商品の開発・発売の継続により差別化を推進し競争力・収益力の向上を図ってまいります。さらに、全体の売上拡大を図るため、医療用食材の成長を促進させるとともに、これに続く成長が見込める新規事業の開発に注力し、新たな柱となる事業の育成を継続して進めてまいります。 収益力の改善につきましては、適切な価格を堅持したうえで付加価値訴求による売上拡大を図るとともにコスト上昇を極力吸収すべく効率的な生産体制への変更及び生産性向上のための設備投資や原材料調達方法、物流費抑制のための配送方法の見直しなどを継続的に推進してまいります。なお予想を超えるコスト上昇の場合は価格改定もやむを得ないと考えております。 企業価値の向上につきましては、当社グループの独自性を重視した持続可能な経営を進めていくため、引続きSDGsに沿った取り組みを行うほか、経営資源の効果的な活用により持続的・安定的な成長を推進してまいります。
事業等のリスク2,120字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 当社グループの財政状態及び経営成績等に影響を及ぼす可能性のあるリスクは主として下記のような事項が考えられます。当社グループはこれらのリスクに対して、その発生の回避、また、発生した場合の影響について最小限に止める努力をいたします。 なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 項目   説明   対応策 (1)食の安全性   近年、食品業界におきましては、食品安全に関する様々な問題が取りざたされており、消費者の食の安全性に対する関心は非常に高いものとなっております。 全く予期せぬ問題等の発生によっては当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。   当社グループでは、食の安全性については最重要課題と位置づけており、国際的な食品安全マネジメントシステム規格である「FSSC22000」を認証取得し品質管理の強化を図っております。さらに当社製品の主原料である大豆については凍豆腐ではグローバルGAP認証済みに切り替え食の安全性の向上に努めております。 (2)主要原材料等   当社グループの主要原材料は農産物であり、米国、中国等からの輸入に大きく依存しております。輸入制限等により原材料の調達が困難になった場合、生産活動に支障を来し当社グループの存続に重大な影響を及ぼします。 なお、穀物や原油などの相場の変動や為替相場の変動によっても当社の経営成績に影響を及ぼす可能性があります。   当社グループでは、主要原材料の調達リスクを低減するため調達先との長期契約、定期的な状況確認や不測の事態に備えた適正在庫の確保に努めております。 なお、調達価格の変動に対しては企業努力及び取引商社との協業での安定化を図ることは当然ながら、吸収しきれない高騰については価格改定等の対応も検討いたします。 (3)財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの大幅な変動   当社グループは、日本国内での食料品の製造及び販売を主体に事業活動を行っておりますが、人口減少による総需要の減少、安全性確保によるコスト増、市場での安価販売競争など様々な減益リスクに晒されております。安定的な利益の計上を目指し事業活動を行っておりますが、急激な経営環境の変化があった場合、当社グループの財政状態及び経営成績に大幅な変動が発生する可能性があります。   当社グループの主力事業は凍豆腐であり国内販売が主体となっております。そのため事業の多角化や新しい販売チャネルの開拓、海外販売への取組みなどリスクの分散を図っております。 項目   説明   対応策 (4)自然災害   当社グループの主要な生産拠点は長野県南部に集中しており地震、台風などの自然災害により生産活動に支障を来す可能性があります。また、直接的な被害だけでなく交通機関、電力などの社会インフラに支障を来した場合、原材料の調達、製品の製造及び供給が出来なくなるおそれがあります。   当社グループでは、大規模災害発生時には従業員の安全確保を第一とし、生産・販売活動への影響確認を行い、活動停止の場合は予め策定しているBCP(事業継続計画)に沿って早期の再開を目指します。 (5)情報セキュリティ   当社グループは、事業活動を通して、お客様や取引先の個人情報及び機密情報を入手することがあり、また、営業上・技術上の機密情報を保有しています。サイバー攻撃、不正アクセス、コンピューターウィルスの侵入等により、万一これら情報が流出した場合や重要データの破壊、改ざん、システム停止等が生じた場合、当社グループの信用低下や業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。   当社グループでは、これらの情報についての厳格な管理体制を構築し、情報の取扱い等に関する規程類の整備・充実や従業員等への周知徹底を図るなど、情報セキュリティを強化しております。 (6)感染症の拡大   当社グループは、食品製造を主たる業務としており、お客様に対し安定的に供給する責務を負っております。しかしながら、サプライチェーンの崩壊や従業員の安全配慮、行政等の指示など、想定を超える環境の変化があった場合、生産、販売活動が滞り契約を履行できないリスクがあります。   当社グループでは、新型コロナウイルス等の感染症が発生した場合には、対策本部を設置し情報収集とともに、従業員等の感染予防の対応を行い商品の安定供給のための取組を行います。 (7)人材不足   近年国内の雇用の流動化の勢いは益々加速しており、更には賃金・給与の上昇、社会保険料負担の増大などにより必要な人材の確保ができない可能性が高まっております。必要な人材の確保ができない場合、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。   当社グループでは、従業員の働き方改革や健康経営の取り組み、女性活躍の推進、中途社員の採用、パートタイマーの社員昇格、短時間パートタイマー採用など人材の確保に努めるとともに、合理化投資やITを活用した省力化・自動化を推進しております。
経営成績の分析 (MD&A)6,769字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 経営成績の状況 当連結会計年度におけるわが国経済は、堅調なインバウンド需要や雇用・所得環境の改善や各種政策の効果もあって景気は緩やかな回復がみられた一方、円安基調による原材料価格の高止まりや物流費・人件費の更なる上昇などによる物価上昇は継続しております。また、地政学上のリスクの高まりは景気の不安定要因となっております。 食品業界におきましても、輸入原材料等の調達コスト増、物流費・人件費などの上昇対応のため価格改定を実施する企業は多く、消費者の節約意識も高まっております。また、食品に対する安全・安心への要求は依然として強く、高い品質・衛生管理体制の維持・向上が求められており、そのためのコストも継続して増大しております。 このような状況のなか、当社グループでは継続して品質向上や商品の付加価値向上に積極的に取り組み、その広報に努めております。製造原価の上昇は避けて通ることができませんが、収益面への影響を抑えるため引き続き合理化、省力化、経費削減施策を実施しております。 当社グループの当連結会計年度の業績につきましては、過年度より数回にわたり実施した価格改定の影響もあり、販売数量の減少がみられ、売上高は76億8千6百万円(前年同期比4.1%減)となりました。利益面では、原材料やエネルギー価格など、製造コスト上昇が続いており、合理化や諸経費の削減などの施策を継続して図ってまいりましたが、販売数量の減少の影響も大きく、営業利益は8千7百万円(同61.1%減)、経常利益は2億5百万円(同33.3%減)となりました。親会社株主に帰属する当期純利益は海外子会社の出資を一部譲渡し特別利益を計上したことから2億3千万円(同3.4%減)にとどまりました。 部門別概況は、次のとおりであります。 [凍豆腐] 凍豆腐では、「新あさひ豆腐」のブランドサイトを立ち上げ、健康機能性での特徴や美味しさ、品質面でのこだわりや簡便調理の改善など他社との差別化を含め広報・営業活動を行ってまいりました。この活動は高野豆腐の健康機能性が子育てファミリーの支援につながる「第6回日本子育て支援大賞2025」の受賞や、大阪・関西万博での災害対策備品として採用されました。そのほか、フードロス削減の観点から原料大豆にもこだわり、賞味期限の延長にも寄与する高オレイン酸大豆を使った商品の開発・発売など付加価値の向上に努めてまいりました。市場の拡大のため凍豆腐のから揚げを発売し食べ方の提案を含め販売チャネルの開拓も行ってまいりました。さらには最需要期となる年末にはテレビコマーシャルを実施し高野豆腐の認知を高め需要喚起を図りましたが、価格改定などの影響は大きく販売数量が減少し、売上高は33億5千2百万円(前年同期比4.0%減)となりました。 [加工食品(即席みそ汁等)] 加工食品では、継続して単品収益管理を徹底し収益力の向上と商品改廃のスピードアップを図っており、大手流通等との企画商品の開発・発売やリニューアルを行ったほか、12月には「カップ生みそずいとん汁」などがメディアに大きく取り上げられ話題となりました。しかしながら、販売数量の減少などにより売上高は23億3千6百万円(同3.0%減)と減少いたしました。 [その他食料品] その他食料品のうち医療用食材については、えん下困難者向けの調理済み・形態調整済み食品として豊富なメニューを取り揃え、病院・介護施設での厨房業務の省力化や標準化、人手不足の解消などに寄与しております。さらに最新の製造設備を導入し、美味しさや安全性などを向上させた商品案内のダイレクトメールの発送など拡販に努めましたが、その他食料品全体では、売上高は19億9千8百万円(同5.5%減)と減少いたしました。 ② 財政状態の状況 当連結会計年度の資産合計は、前連結会計年度に比べ8千3百万円増加し103億1千7百万円(前連結会計年度比0.8%増)となりました。減少の要因としては、現金及び預金の減少1億3千7百万円や有形固定資産の減少1億9千4百万円などがあり、増加の要因としては、時価評価による投資有価証券の増加3億9千6百万円などが主な要因です。 当連結会計年度の負債合計は、前連結会計年度に比べ4千8百万円減少し19億2千万円(同2.4%減)となりました。減少の要因としては、買掛金の減少1億3千万円や設備関係支払手形の減少8千9百万円などがあり、増加の要因としては、繰延税金負債の増加1億3千8百万円などが主な要因です。 当連結会計年度の純資産合計は、前連結会計年度に比べ1億3千1百万円増加し83億9千7百万円(同1.6%増)となりました。減少の要因としては、海外子会社の連結除外による為替換算調整勘定の減少2億2千4百万円や非支配株主持分の減少7千4百万円があり、増加の要因としては、利益剰余金の増加1億3千3百万円やその他有価証券評価差額金の増加2億7千5百万円などが主な要因です。 以上により自己資本比率は前連結会計年度に比べ1.4ポイント増加し81.4%となりました。 ③ キャッシュ・フローの状況 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における営業活動による現金及び現金同等物(以下「資金」という。)の増加は、3億9千7百万円であります。主な増減の内訳は、減少要因として棚卸資産の増加額で1億1百万円や、仕入債務の減少額で1億5千1百万円、海外子会社の出資金譲渡による関係会社出資金譲渡益で1億6千4百万円があり、増加要因としては、税金等調整前当期純利益の計上3億1千万円や、減価償却費の計上4億9千3百万円などであります。 また、前連結会計年度に比べ資金の流入額が8千1百万円減少しています。流入減少の要因としては、売上債権の増減による流入の減少6千5百万円や仕入債務の増減差額で1億7千7百万円の流入の減少、関係会社出資金譲渡益の増減差額で1億6千4百万円の流入の減少などがあったものの、流入増加の要因として棚卸資産の増減差額で1億6千4百万円の流入の増加や未払金の増減額による流出の減少2千3百万円、未払消費税の増減額による流出の減少4千4百万円、法人税等の支払額又は還付額の増減差額による流出の減少5千6百万円などがあったことなどによるものです。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における投資活動による資金の減少は、6千9百万円であります。主な増減の内訳は、増加要因として、海外子会社の出資金譲渡による連結範囲の変更を伴う子会社出資金譲渡による収入4億4千3百万円があり、減少要因として有形固定資産の取得による支出5億1百万円などであります。 また、前連結会計年度に比べ資金の流出額が4億2千6百万円減少しております。流出額減少の要因としましては、前連結会計年度にはなかった連結範囲の変更を伴う子会社出資金譲渡による収入で流入の増加4億4千3百万円などがあったことによるものです。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における財務活動による資金の減少は、4千9百万円であります。主な増減の内訳は、増加要因としては、長期借入金による収入が3億円あったものの、減少の要因として、長期借入金の返済による支出2億5千3百万円や配当金の支払6千4百万円などであります。 また、前連結会計年度に比べ資金の流出額が1千6百万円増加しております。資金流出増加の主な要因は、配当金の支払による支出の増加1千8百万円などによるものです。 以上により当連結会計年度末における資金は、前連結会計年度末に比べ2億6千3百万円増加し12億2千5百万円となりました。 ④ 生産、受注及び販売の状況 当社グループは、食料品の製造販売を行っており、管理しているセグメントにつきましても「食料品事業」の単一セグメントとしております。食料品事業セグメントの内訳としては下記のとおりとなります。 a.生産実績 品目   金額(千円)   対前期増減率(%) 凍豆腐   3,333,253   △3.9 加工食品 (即席みそ汁等)   2,372,592   △4.1 合計   5,705,845   △4.0 (注) 金額は期中平均販売価格で表示しております。 b.受注状況 当社グループは見込生産をしておりますので、受注状況について記載すべき事項はありません。 c.販売実績 品目   金額(千円)   対前期増減率(%) 凍豆腐   3,352,313   △4.0 加工食品 (即席みそ汁等)   2,336,205   △3.0 その他食料品   1,998,398   △5.5 合計   7,686,918   △4.1 (注) 1 主な相手先別の販売実績及び総販売実績に対する割合は次のとおりであります。 相手先   前連結会計年度(自 2024年4月1日至 2025年3月31日)   当連結会計年度(自 2025年4月1日至 2026年3月31日) 金額(千円)   割合(%)   金額(千円)   割合(%) 三菱商事㈱   4,253,726   53.1   3,984,569   51.8 三井物産㈱   723,044   9.0   596,033   7.8 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 ①重要な会計方針及び見積り 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成されておりますが、この連結財務諸表の作成にあたっては、当社グループの判断により、一定の会計基準の範囲内で見積りが行われている部分があり、資産・負債や収益・費用の数値に反映されております。これらの見積りについては、継続して評価し、必要に応じて見直しを行っておりますが、見積りには不確実性が伴うため、実際の結果は、これらとは異なる可能性があります。引当金項目につきましては、「第5 経理の状況 連結財務諸表 注記事項 連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項 4 会計方針に関する事項 (3)重要な引当金の計上基準」に、連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち重要なものにつきましては、「第5 経理の状況 連結財務諸表 注記事項 重要な会計上の見積り」に記載しております。 ②当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 当社グループ全体の経営成績等は、前連結会計年度と比較し減収減益となりました。 主力事業である凍豆腐の売上高は33億5千2百万円(前年同期比4.0%減)となりました。凍豆腐は、食の多様化・人口減少等で長期的には国内市場は縮小傾向にありますが、当社グループではその健康機能性に着目し、業界団体とも協調して凍豆腐に多く含まれるレジスタントプロテインが、コレステロール低下や糖尿病予防・改善、筋肉の維持などの健康機能性を訴求するPR活動などを行い、市場の活性化に努めてまいりました。当連結会計年度も、前連結会計年度に引き続き、海外への市場拡大を目指しオランダフードバレーに参画し健康機能性の研究を続けており、国内外での市場の維持拡大に努めております。なお、当連結会計年度におきましては、人件費や物流費など各種コストの上昇、円安の影響などにより輸入原材料等の高騰を受けたものの価格改定を行わず自助努力により収益の回復を目指しました。しかしながら過年度の度重なる価格改定もあり販売数量が減少し減収となりました。 加工食品(即席みそ汁等)の売上高は23億3千6百万円(前年同期比3.0%減)となりました。競合他社との価格競争は依然として激しく、単純な量的拡大での業績向上は困難な状況が続いております。当社の強みである具材のバリエーションの強化や、SDGsに沿った取り組みとして、プラスチック削減を目指したカップ入りタイプ商品の強化を引き続き行い、売上の維持・拡大を図ってまいりました。また、12月には「カップ生みそずいとん汁」などがメディアに大きく取り上げられ話題となりました。しかしながら、販売数量の減少などにより減収となりました。 その他食料品のうち医療用食材は、人員不足の介護現場において完全調理済み食品の利便性が高く評価され安定的に推移しております。 コスト面につきましては、急激な原材料・動力費・運送費等の値上がりによる大幅なコスト上昇を企業努力だけでは吸収することができず、やむを得ず過年度に連続して出荷価格の改定を実施いたしましたが数量面での減少は避けられず、今年度は価格改定を見送りました。しかしながら過年度4回に渡り価格改定を実施した影響は残っており、数量面での減少は各事業の減収となりました。なお、品質に関して万全を期すため、引き続き積極的に品質投資を行うとともに、消費者の皆様に安心して召し上がっていただくため、また、その品質を伝えやすくするため、外部審査機関の認証「FSSC22000」のバージョンアップを継続して行い周知してまいりました。また、当社グループ凍豆腐製品の主原料である大豆につきましては、SDGsにも則したグローバルGAP(※)認証済みに全面的に切り替え、持続可能な生産活動に寄与し、より一層の品質向上に努めております。品質コストは食品メーカーとして安定的、継続的に企業価値の向上を目指すためには必要不可欠なものであります。短期的な利益の創出には相反するものですが、長期的な視野に立ち今後も積極的に推進してまいります。コスト削減策としては生産体制の継続的な見直し、製造方法の研究・技術開発による歩留まりの向上、原材料ロスの削減などを行っております。 利益面につきましては、固定費等諸経費の削減努力を続ける一方、当然ながら採算確保できない売上拡大には一定の歯止めをかけ、安定的な適正利益の計上を目指した経営を継続してまいります。 国内の食品市場は人口減少に伴い長期的には縮小していくものと思われますが、その中でも当社グループの製品を選択していただけるよう差別化、付加価値の増大を推進してまいります。なお、当連結会計年度において、連結子会社である青島旭松康大食品有限公司の持分の一部を、青島康大控股集団有限公司に譲渡し、同社及び同社の100%子会社である青島旭松康大進出口有限公司を連結の範囲から除外いたしました。これは、中国国内での事業拡大に向けたポートフォリオの見直しにより経営管理の主体を共同出資者である青島康大控股集団有限公司へ移管し更なる発展を目指すためであります。 当社グループの資本の財源及び資金の流動性につきましては、(1) 経営成績等の状況の概要②財政状態の状況及び③キャッシュ・フローの状況に記載しております。 資産、負債・資本につきましては、安定した経営基盤を継続するため、また、利益向上のため将来性のある事業への投資を積極的に行っております。なお、当連結会計年度においては原材料調達リスク低減のため主要原材料の適正在庫確保に努めました。 キャッシュ・フローにつきましては、営業活動によるキャッシュ・フローの向上を第一に考え、利益の向上、適正在庫の実現などに取り組んでおります。投資活動によるキャッシュ・フローではSDGsの推進に沿った設備投資や省力化投資を主眼に行ってまいりました。財務活動によるキャッシュ・フローでは将来的な投資に関するものの一部を金融機関から調達いたしました。なお、借入につきましては、約定により返済しております。 (※)グローバルGAPとは、世界130か国以上で食品の安全、労働環境、環境保全などに配慮した生産活動を行っている優良事業者を認証する農業生産工程管理の国際規格です。

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出典

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