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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,959.24+192ドル円158.93-1NASDAQ26,195.71+96S&P 5007,663.84+32SOX 指数11,328.43+409/2終値

滝沢ハム

TAKIZAWA HAM CO.,LTD.2293 · Standard · 食料品

食肉加工品と食肉の製造販売を柱とする総合食肉メーカー。ハム・ソーセージに加え、レトルト食品や惣菜も展開。

概要

滝沢ハムは栃木県栃木市に本社を置く食肉加工メーカーで、ハム・ソーセージ・ベーコンなどを主力商品とする。生産から販売までを一貫して手がけ、学校給食や業務用需要に強みを持つ。2025年3月期の売上高は約282億円、従業員303名。東京証券取引所スタンダード市場に上場する。

3部門で構成される事業ポートフォリオ

滝沢ハムの事業は食肉加工品、惣菜その他加工品、食肉の3部門で構成される。2025年3月期の部門別売上高は、食肉加工品が102億円(前年同期比7.0%減)、惣菜その他加工品が51億円(同0.2%増)、食肉が111億円(同6.4%減)である。このうち食肉部門が最大の売上を占めるが、輸入ポークの取扱い減少が響いた。その他部門には子会社ワールドフードサービスが運営するコーヒーショップが含まれ、売上は約1億円と小規模である。

栃木県を中心とした生産拠点

生産拠点は主に栃木県内に集中する。泉川工場(栃木市)はハム・ソーセージの主力工場であり、西方工場「魁」(栃木市)は惣菜専門工場として機能する。大谷天然熟成プラント(宇都宮市)ではイタリア式生ハムを生産する。宮城県には仙台工場(角田市)があり、東北方面の需要に対応する。2024年には栃木物流センターを岩舟町に新設し、物流効率化を進めた。

収益性の悪化と経営課題

2025年3月期の連結業績は営業損失4億円、親会社株主に帰属する当期純損失5億円と赤字に転落した。売上高は前年比0.4%減の281億円と小幅減少だが、原材料価格の高止まり、エネルギーコスト上昇、人件費増加が収益を圧迫した。経営目標(営業利益率2%、ROE10%以上、EPS150円)はいずれも未達であり、価格改定やコスト削減が奏功しなかった。中長期的にはDX化、サプライチェーン見直し、自社販売力強化を掲げる。

連結子会社の構成

2025年3月期の連結子会社は株式会社ワールドフードサービスの1社である。同社はコーヒーショップを経営し、滝沢ハム製品を販売する。過去には株式会社テルマンフーズ(惣菜製造)、株式会社菖蒲フーズ(パック加工)、株式会社泉川運輸(運送)などを抱えていたが、吸収合併や株式譲渡により縮小した。2022年には前日光都賀牧場を吸収合併し、畜産関連を統合した。

業界の中での役割は食肉加工メーカー(中流)にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
266億円
営業利益
-4億円
営業利益率
-1.5%
純利益
-2億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
食肉111億円41.7%
食肉加工品102億円38.3%
惣菜その他加工品52億円19.5%
その他1億円0.4%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01食肉加工品主力

ハム・ソーセージ等の食肉加工品を製造・販売。

主な製品・サービス2
ハム
豚肉等を塩漬けし燻製・加熱した加工品。
ソーセージ
挽肉に調味料を加え腸詰めにした加工品。

02惣菜・その他加工品準主力

レトルト食品(ハンバーグ等)や惣菜の製造販売、仕入販売を行う。

主な製品・サービス2
レトルト食品
レトルトパウチのハンバーグ等。
惣菜
調理済みの惣菜を製造・販売。

03食肉準主力

食肉を仕入れ、加工・販売する。

主な製品・サービス1
食肉
牛肉・豚肉等の加工・販売。

04その他(飲食)副次

子会社がコーヒーショップを経営し、当社製品を販売。

製品と技術

ハム・ソーセージが主力の食肉加工品

食肉加工品部門は売上高の約38%を占める主力事業で、ハム、ソーセージ、ベーコンなどを製造する。泉川工場と西方工場が主な生産拠点であり、大谷天然熟成プラントではイタリア式生ハムを手がける。1983年に開設したチェリースモークハウスは手造り製法で知られたが、2007年に閉鎖され西方工場に統合された。価格訴求よりも品質重視の商品開発を行い、学校給食や業務用向けの安定需要を確保している。

惣菜・レトルト食品の拡大

惣菜その他加工品部門は売上高の約19%を占める。レトルト食品、チルド惣菜、パック加工品などを扱い、大平工場(旧デリカ工場)やデリカ工場「翔」で生産される。2025年3月期の売上高は前年比0.2%増と微増であり、新商品の投入が寄与した。消費者の節約志向が強い中でも、手軽に食べられる惣菜の需要を取り込もうと、ラインアップの見直しを進めている。

食肉事業の規模と課題

食肉部門は売上高の約42%と最大の部門であり、牛肉、豚肉、鶏肉の仕入れ、加工、販売を行う。輸入肉の取扱いが多く、為替変動や国際相場の影響を受けやすい。2025年3月期は輸入ポークの取扱い減少により売上高が減少した。また、原材料価格の高止まりが収益を圧迫し、営業損失の一因となった。安定供給と調達リスク低減のため、原産地の多様化や規格変更に取り組んでいる。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

食料品のなかでの位置

食肉加工で売上減少、営業赤字の危機

食料品業界の中で、当社は食肉加工品を主力とする。しかし、業績は低迷しており、売上高は2024年3月期の282億円から2025年3月期には281億円、2026年3月期には266億円と減少傾向にある。営業利益率も-1.42%から-1.5%と赤字が続いており、厳しい状況にある。同業他社にはニップンや日清製粉グループ本社など製粉会社が多いが、当社は食肉という異なる分野で競合している。大手食肉メーカーとの差別化が難しく、原材料コストの上昇や価格競争により収益が悪化していると考えられる。赤字からの脱却が急務であり、業界内での地位低下が懸念される。

強み

  • 食肉加工に特化した技術や製品、ブランドを持っている。
  • 売上高約280億円と食肉業界で中堅の規模を維持している。
  • 国内の食肉消費は安定しており、一定程度の需要が見込める。
  • 自社ブランドで販売しており、顧客からの認知がある。

課題

  • 営業赤字が続き、コスト削減や製品価格の見直しが必要。
  • 売上高が減少しており、需要の喚起やシェア拡大が急務。
  • 大手食肉メーカーや他分野の食品会社との競争で劣勢にある。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

食料品の時価総額近傍。太字が滝沢ハム

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
12286林兼産業82億円6.0倍
22586フルッタフルッタ81億円97.4倍
32055日和産業73億円16.7倍
4559A梅乃宿酒造71億円21.9倍
52894石井食品69億円
62293滝沢ハム57億円
72917大森屋47億円50.9倍
82876デルソーレ42億円19.5倍
92215第一屋製パン42億円9.1倍
102911旭松食品42億円18.1倍
112901ウェルディッシュ33億円6.9倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 38件

1948年の工場開設から株式会社設立へ

滝沢ハムの起源は1948年10月、栃木県栃木市に開設された食肉加工製造工場である。この工場を基盤として、1950年12月に株式会社滝沢武商店(本店東京都千代田区)が設立された。創業時から食肉加工品の製造販売を手がけ、1964年には宮城県仙台市に仙台工場を新設して生産能力を拡大した。1966年3月には商号を滝沢ハム株式会社に変更し、ハム・ソーセージ専門メーカーとしての体制を整えた。

国際金メダル受賞と工場拡充

1972年2月、栃木県栃木市泉川町に泉川工場を新設し、生産拠点を強化した。1976年10月、オランダで開催された国際食肉ハムオリンピックで日本初の金メダルを受賞し、技術力の高さを国際的に証明した。1983年には手造り工場「チェリースモークハウス」を新設し、高級ハムの製造を開始。1986年には大谷石採掘跡を利用した「大谷天然熟成プラント」を宇都宮市に設け、イタリア式生ハムの生産に乗り出した。

子会社群の設立と販売網の拡大

1980年代後半から1990年代にかけ、滝沢ハムは子会社を通じて事業領域を拡大した。1983年には株式会社テルマンフーズ(惣菜製造)、1987年に株式会社菖蒲フーズ(パック加工)、1988年にワールドミート株式会社(現ワールドフードサービス、外食)を子会社化。1990年11月には日本証券協会に店頭登録し、資金調達力を高めた。1999年には六合ハム販売株式会社を子会社化し、販売チャネルを拡充した。

2000年代の生産再編と本社移転

2004年4月、宮城県角田市に仙南工場を新設し、東北の生産体制を強化。同年12月にはジャスダック証券取引所に株式を上場した。2005年1月、本店所在地を東京都千代田区から栃木県栃木市泉川町に移転し、実質的な本社機能を生産拠点と一体化した。2007年には西方工場「魁」を新設し、チェリースモーク工場を閉鎖。2008年には仙台工場といわい惣菜加工センターを閉鎖し、泉川工場と西方工場に業務を集約した。

上場市場の変遷と子会社統合

2010年10月、大阪証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場。2013年7月の市場統合で東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に移行し、2022年4月の市場区分見直しでスタンダード市場となった。この間、2011年に泉川運輸の全株式を譲渡、2016年に六合ハム販売を吸収合併、2021年にテルマンフーズを吸収合併、2022年に前日光都賀牧場を吸収合併するなど、グループの再編を進めた。

業績悪化と2025年の赤字転落

2017年3月期をピークに売上高は減少傾向にあり、2020年3月期には純損失を計上した。2023年3月期には再び赤字となり、2025年3月期は営業損失4億円、当期純損失5億円と大幅な赤字に転落した。原材料コストとエネルギー価格の高騰、人件費増加に加え、物価上昇による消費減退が販売数量を押し下げた。2025年6月には監査等委員会設置会社へ移行し、ガバナンス改革に着手した。

年表38件を開く

1950年代

  • 1950年12月創業栃木県栃木市において1948年10月開設した食肉加工製造工場を基礎に、株式会社滝沢武商店(本店東京都千代田区)を設立。

1960年代

  • 1964年12月宮城県仙台市に仙台工場を新設。
  • 1966年3月商号変更商号を滝沢ハム株式会社に変更。

1970年代

  • 1972年2月栃木県栃木市泉川町に泉川工場を新設。
  • 1976年10月オランダで開催された国際食肉ハムオリンピックで、日本で初めて金メダルを受賞。

1980年代

  • 1983年3月栃木県栃木市に株式会社テルマンフーズを設立。(旧連結子会社)
  • 1983年5月栃木県栃木市泉川町に手造り工場「チェリースモークハウス」を新設。
  • 1983年5月本社事務所を、栃木県栃木市祝町から現在の栃木県栃木市泉川町に移転。
  • 1985年10月栃木県栃木市泉川町にカット肉の生産拠点として、泉川ミートセンターを新設。
  • 1986年4月栃木県宇都宮市大谷町の大谷石採掘跡に「大谷天然熟成プラント」を新設し、イタリア式生ハムの生産を開始。
  • 1987年8月埼玉県南埼玉郡(現 久喜市)菖蒲町に株式会社菖蒲フーズを設立。(旧連結子会社)
  • 1988年8月ワールドミート株式会社(現株式会社ワールドフードサービス)の発行済株式の100%を取得し、子会社とする。(現連結子会社)
  • 1988年10月株式会社泉川運輸を設立し、運送業務を開始。(旧連結子会社)

1990年代

  • 1990年1月本店所在地を東京都千代田区鍛冶町から東京都千代田区外神田に移転。
  • 1990年11月日本証券業協会に店頭登録。
  • 1999年10月栃木県栃木市にデリカ工場を新設。(現 大平工場)
  • 1999年12月六合ハム販売株式会社の発行済株式の90%を取得し、子会社とする。(旧連結子会社)

2000年代

  • 2002年9月商号変更手造り工場を生ハム専門工場に改築し、名称をチェリースモーク工場に変更。
  • 2004年4月宮城県角田市に仙南みらい工房ビッセン(仙南工場)を新設。
  • 2004年12月上場株式会社ジャスダック証券取引所に株式を上場。
  • 2005年1月本店所在地を東京都千代田区外神田から栃木県栃木市泉川町に移転。
  • 2007年3月株式会社前日光都賀牧場を株式交換により発行済株式の100%を取得し、子会社とする。(旧連結子会社)
  • 2007年3月栃木県上都賀郡(現 栃木市)西方町に惣菜専門工場西方工場「魁」を新設。
  • 2007年4月チェリースモーク工場を閉鎖し、業務を西方工場に移管。
  • 2008年2月宮城県仙台市の仙台工場及び栃木県栃木市のいわい惣菜加工センターを閉鎖し、業務を泉川工場及び西方工場に移管。
  • 2009年7月栃木県鹿沼市に鹿沼物流センターを新設。

2010年代

  • 2010年3月M&A子会社株式会社菖蒲フーズを吸収合併し、菖蒲パックセンターを新設。
  • 2010年4月上場ジャスダック証券取引所と大阪証券取引所の合併に伴い、大阪証券取引所(JASDAQ市場)に株式を上場。
  • 2010年10月上場大阪証券取引所ヘラクレス市場、同取引所JASDAQ市場及び同取引所NEO市場の各市場の統合に伴い、大阪証券取引所JASDAQ(スタンダード)に株式を上場。
  • 2011年9月株式会社泉川運輸の全株式を関東運輸株式会社に譲渡し、連結子会社より除外。
  • 2013年7月上場大阪証券取引所と東京証券取引所の現物市場の統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に株式を上場。
  • 2016年3月M&A六合ハム販売株式会社を当社に吸収合併。
  • 2017年11月栃木県栃木市にデリカ工場「翔」を新設。
  • 2018年7月鹿沼物流センターを栃木市岩舟町に移転し栃木物流センターを新設。

2020年代

  • 2021年3月M&A株式会社テルマンフーズを当社に吸収合併。
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しによりJASDAQ(スタンダード)からスタンダード市場へ移行。
  • 2022年10月M&A株式会社前日光都賀牧場を当社に吸収合併。
  • 2025年6月監査等委員会設置会社へ移行。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。そのうち3項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 営業利益率2%
  • 自己資本当期純利益率10%以上
  • 1株当たり当期純利益(EPS)150円

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    商品開発力強化と価値訴求

    節約志向の中でも選ばれる商品づくりに向け、安全・安心で価値ある商品の開発、需要変化に即応したラインアップ見直し、新商品の開発と販促強化を通じてブランド価値と市場競争力を高める。

  2. 02

    生産性向上とコスト構造改革

    FSSC・ISO活動による品質安定、生産ラインの集約と商品絞り込みによる効率化、生産プロセス見直しなどにより、持続的なコスト削減と生産性向上に取り組む。

  3. 03

    調達リスク低減と安定供給強化

    地政学リスクや為替変動に対応するため、原産地・規格変更を含む柔軟な調達戦略や調達先の多様化によるリスク分散を進め、安定供給体制を強化する。

  4. 04

    人材確保と職場環境整備

    働き方改革、生産現場の省力化・自動化、教育研修充実による人材育成、社員満足度向上に向けた職場環境整備に取り組み、持続的成長を支える人材基盤を強化する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で303人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は492万円で、9期前と比べて+0.5%平均年齢は41.6歳、平均勤続年数は13.5年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月371
2018年3月384
2019年3月48941.913.8390
2020年3月46941.213.2377
2021年3月46139.712.4368
2022年3月46639.412.6344
2023年3月48238.012.5332
2024年3月49440.013.4321
2025年3月51440.813.3319−125
2026年3月49241.613.5303−132

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率12.9%
縦線は目安の30%
男性育休取得率100.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)78.3%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社1(国内 1 / 海外 0、うち連結子会社 1) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位8)
西方工場 — 栃木県栃木市1,159百万円
デリカ工場翔 — 栃木県栃木市617百万円
泉川工場 — 栃木県栃木市536百万円
本社 — 栃木県栃木市478百万円
菖蒲パックセンター(注4) — 埼玉県久喜市197百万円
泉川ミートセンター — 栃木県栃木市139百万円
デリカ大平工場 — 栃木県栃木市107百万円
仙南工場 — 宮城県角田市39百万円
主な関係会社
  • 国内
    ㈱ワールドフードサービス
    宮城県角田市 · 連結子会社
    議決権100.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は266億円営業利益-4億円前期と比べると減収で、売上が-5.3%。

売上高
-5.3%
266億円
営業利益
-4億円
純利益
-2億円
営業利益率
-1.5%
前期比 -0.1%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高279億円266億円
営業利益1億円-4億円
純利益1億円-2億円
1株あたり配当¥20¥20

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は68億円、営業利益は−1億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は−1.4%、営業利益は−200.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q67−1
2024年1Q6911.41
2024年2Q70−1−1.4−1
2024年3Q7922.52
2024年4Q64−1
2025年2Q140−2−1.4−3
2025年4Q141−2−1.4−2
2026年2Q133−2−1.5−2
2026年4Q133−2−1.50
2027年1Q68−1−1.50

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は281億円から266億円へ95%に減った。直近期の営業利益率は-1.5%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
大阪証券取引所と東京証券取引所の現物市場の統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に株式を上場。
2013年3月28100
2014年3月29400
2015年3月29844
六合ハム販売株式会社を当社に吸収合併。
2016年3月30422
栃木県栃木市にデリカ工場「翔」を新設。
2017年3月32854
2018年3月34253
2019年3月31921
2020年3月2960−1
株式会社テルマンフーズを当社に吸収合併。
2021年3月30411
株式会社前日光都賀牧場を当社に吸収合併。
2022年3月29522
2023年3月295−2−2
2024年3月28221
2025年3月281−4−4−1.4−5
2026年3月266−4−4−1.5−2

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高266億円のうち、営業利益として残るのは-4億円-1.5%。営業外の損益と税金を反映した純利益は-2億円、売上の-0.8%にあたる。営業利益率は業種中央値4.1%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金86.8%231億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金14.7%39億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益-1.5%-4億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
13.2%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比5.6pt
-1.5%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比4.0pt
-0.8%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比14.1pt
-6.8%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
-1.6%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
-2.8%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが5億円、投資CFが3億円で、差し引きのフリーCFは8億円この組み合わせは資産整理型にあたる。本業の稼ぎに加えて資産売却でも現金を作り、負債返済や還元に充てている。事業の入れ替え局面期末の手元現金は16億円で、売上の0.7ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月4−1−5314
2014年3月−1−30−410
2015年3月11−2−2917
2016年3月3−2−2117
2017年3月11−3−3822
2018年3月5−10−3−515
2019年3月13−3−61019
2020年3月4−2−6216
2021年3月6−2−3417
2022年3月10−1−4921
2023年3月30−7317
2024年3月8−3−5518
2025年3月0−5−2−511
2026年3月53−2816

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は121億円。このうち返さなくてよい自己資本が33億円で、自己資本比率は27.7%(業種中央値56.8%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月116239320.1
2014年3月112238920.7
2015年3月122319125.4
2016年3月126319524.8
2017年3月1353510026.1
2018年3月1513911225.7
2019年3月1423710526.5
2020年3月131349726.1
2021年3月135379827.4
2022年3月135389728.5
2023年3月128379128.6
2024年3月136409629.5
2025年3月125359027.9
2026年3月121338727.7

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
20億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
8億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
10億円
在庫として抱えている分
負債合計
87億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
38
/ 100
安定性自己資本比率18 / 40
収益力営業利益率0 / 30
現金創出営業CFの黒字継続20 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

食料品 123社との比較

同じ食料品の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回り123社中117位あたり、逆に低いのは営業利益率123社中121位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE下位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
-6.8%/中央値 7.3%
P25 3.7%P75 11.4%
営業利益率下位売上のうち本業の利益として残る割合
-1.5%/中央値 4.1%
P25 2.7%P75 7.7%
自己資本比率下位総資産のうち返済のいらないお金の割合
27.7%/中央値 56.8%
P25 46.5%P75 67.3%
売上成長率下位前期からの売上の伸び
-5.3%/中央値 3.4%
P25 0.7%P75 6.3%
配当利回り下位株価に対して1年で受け取る配当の割合
0.7%/中央値 2.3%
P25 1.5%P75 3.3%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥2,713で、1年前と比べて+5.0%過去52週の値幅のなかでは25%の位置にある。

¥2,713+0.1%1ヶ月-0.4%1年+5.0%時価総額57億円
過去52週の値幅
安値¥2,585高値¥3,090

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (会社予想)69.6倍
PBR1.72倍
配当利回り0.74%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は25日線(2710.04円)を下回り、-0.22%とほぼ横ばい。75日線(2691.21円)は上回っており、中期トレンドは中立。52週高値3090円からは約12.5%下落したが、52週安値2532円からは+6.8%回復。直近1ヶ月で+1.58%と小幅上昇。出来高は全体的に低調で、6月29日・30日は出来高ゼロ。7月27日に1600株とやや増加したが、その後は700株前後。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割高と判定しています(スコア 40/100)

PERはマイナスのため判定不能。PBR 1.66倍は業界平均1.61倍とほぼ同等。ROEは-6.8%と赤字で、収益性は非常に低い。配当利回り0.74%は業界平均2.29%を大幅に下回り、減配のリスクもある。業績は赤字が続いており、財務内容も悪化傾向だ。現状の株価はPBRからほぼ妥当かもしれないが、赤字と低配当を考慮すれば割高と判断される。

指標この会社業種平均
PER (予想)69.6倍
PBR1.72倍1.63倍
ROE-6.8%7.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

食肉価格の高騰や消費者の低価格志向で収益環境が悪化している。強気派は減益の一巡と構造改革による改善を期待し、配当維持を評価する。弱気派は赤字からの回復が遅く、競争が激しく業績改善の見込みが薄いとみる。減益の原因であるコスト上昇を価格転嫁できるか、営業赤字からの脱却が最優先の争点。

プラスに働く材料7
  • 減益の一巡期待

    2026年3月期は赤字幅の縮小が予想される。

  • 配当利回りは低いが

    無配にはなっておらず、株主への還元を維持。

  • 安定需要

    加工食品は生活必需品で、需要は安定的に存在。

  • 2026年3月期の純損失2億円に赤字縮小決算発表後影響

    純損益が前期-5億円から-2億円に改善、黒字化への期待

  • 年間配当20円維持で株主還元を継続通年影響

    赤字ながら1株20円配当を継続、利回り0.74%で下支え

  • 発行済株式数が約211万株と小型浮動株継続影響

    時価総額57億円、発行株数は約211万株、買いで急伸しやすい

  • 2024年3月期に黒字を計上、回復余地不定影響

    2024年3月期は純利益1億円、事業環境改善で黒字復帰の可能性

マイナスに働く材料7
  • 営業赤字

    2025年3月期は営業赤字に転落し、収益力が低下。

  • 価格競争の激化

    低価格帯の競争が激しく、値上げが難しい環境。

  • コスト上昇

    原材料やエネルギーコストの上昇を吸収できていない。

  • 売上高は3年連続減収通年影響

    売上高は282億→281億→266億円と減少、市場縮小の懸念

  • 営業損失が2期連続で4億円通年影響

    営業損益は前期と同額の-4億円で赤字継続、構造的な問題

  • ROE-6.8%と自己資本を毀損通年影響

    ROEは-6.8%、株主資本を減少させ企業価値を棄損

  • PBR1.66倍は赤字企業に割高不定影響

    ROEマイナスにも関わらずPBRは1.66倍、資産価値より高い

次の決算で確かめる点
営業利益率
赤字からの脱却が最優先のため改善度を確認。
原料コスト
食肉価格の動向が収益に直結するため。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり20で、前期から+0.0%いまの株価に対する利回りは0.74%。

年間配当
¥20
1株あたり
配当利回り
0.74%
いまの株価に対して
配当性向
33.2%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月159.0
2018年3月2566.718.0
2019年3月15−40.038.1
2021年3月40166.710.4
2022年3月20−50.023.2
2024年3月200.033.2

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥20

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ3,137人。区分でいちばん多いのは個人・その他51.4%。グループ会社や銀行などの安定株主が48.6%を占め、残る51.4%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他46.947.247.147.550.251.4
事業法人45.645.445.545.743.844.5
金融機関7.37.37.34.34.24.1
自己株式2.32.32.32.32.32.3
外国法人0.10.00.00.80.50.0
外国人個人0.00.00.00.00.00.0
証券会社0.00.00.01.71.30.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01有限会社滝沢興産21.93
02伊藤忠商事株式会社14.99
03滝沢ハム取引先持株会7.33
04株式会社足利銀行3.57
05瀧澤太郎2.85
06瀧澤悦子2.28
07上野さり2.14
08吉田潤子2.05
09岩井由紀子2.05
10田中悦子1.81

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で−25600%、1株純資産は14期で+617%。直近期のROEは-6.8%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月02270.2947.7
2014年3月−4226
2015年3月3630313.313.510.3
2016年3月153044.929.924.1
2017年3月1911,71811.815.29.0
2018年3月1501,8838.323.818.0
2019年3月451,8252.469.638.1
2020年3月−711,661−4.1
2021年3月271,8071.5116.910.4
2022年3月851,8684.634.923.2
2023年3月−931,781−5.1
2024年3月601,9533.252.433.2
2025年3月−2411,695−13.2
2026年3月−1121,626−6.8

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

6名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は6名。2026/3期の役員報酬は総額67百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約4倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
瀧澤太郎取締役社長(代表取締役)5560,000
山口輝常務取締役 管理本部長712,000
浜村恭弘取締役63
大橋晴夫取締役(常勤監査等委員)69600
鎌形俊之取締役(監査等委員)63500
新田裕子取締役(監査等委員)46

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)3535318
社外取締役4772
取締役(社内)1555
監査役1222

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容337字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社及び連結子会社1社で構成され、食肉及び食肉加工品の製造販売を主な内容としております。 当社グループの事業に係る位置づけは次のとおりです。 事業部門   主要な事業   会社名 食肉加工品   ハム・ソーセージ等の製造及び販売   当社 惣菜その他 加工品   レトルト食品、惣菜等の製造販売及び仕入販売   当社 食肉   食肉の仕入、加工及び販売   当社 その他   飲食店の経営   ㈱ワールドフードサービス(注) (注) ㈱ワールドフードサービスはコーヒーショップを経営しており、コーヒー販売会社を通じて当社製品を同社に販売しております。 以上の事項を事業の系統図によって示すと次のとおりです。
経営方針・対処すべき課題1,723字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 経営方針 当社グループは、「より良い食品を通じて食文化の向上と健康増進に貢献する」を経営の基本理念として下記のとおり経営方針を定めております。 一 安全・安心な商品をお客様に提供する 一 お客様に必要とされる企業になる 一 安定した配当をし続ける 一 地域社会との共生を図る 以上の経営方針のもと、お客様はもとより、株主、取引先、地域社会、そして従業員を含めた、すべてのステークホルダーの皆様から信頼される企業を目指し事業活動に取り組んでまいります。 (2) 経営環境、優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 今後の見通しにつきましては、当社グループを取り巻く経営環境は依然として不透明感が強い状況にあります。 国内では、賃上げの広がりや雇用環境の改善、インバウンド需要の回復などにより景気は緩やかな持ち直しが見込まれる一方、物価上昇が賃上げを上回る状況が続き、個人消費は力強さを欠くものと考えられます。 海外においても、ホルムズ海峡の緊張による原油供給不安、ウクライナ情勢の長期化による物流・資源価格の不安定化、円安の長期化による輸入コスト上昇、金融市場の変動による世界経済の減速懸念など、当社の事業活動に影響を及ぼす要因が多く、先行きは一段と不透明な状況にあります。 当業界においても、原材料価格やエネルギーコストの高止まり、人手不足に伴う人件費の上昇、物流費の増加、消費者の節約志向の強まりなど、厳しい事業環境が継続する見通しです。 このような状況の中、当社グループが優先的に取り組むべき課題は以下のとおりです。 ① 商品開発力の強化と価値訴求の徹底 消費者の節約志向が続く中でも選ばれる商品づくりを進めるため、安全・安心で価値ある商品の開発、需要変化に即応した商品ラインアップの見直し、新商品の開発と販売促進の強化を推進し、ブランド価値と市場競争力の向上を図ってまいります。 ② 生産性向上とコスト構造改革 原材料価格やエネルギーコストの上昇が続く中、収益力改善に向けて、FSSC・ISO活動を活用した品質安定、生産ラインの集約と商品の絞り込みによる効率化、生産プロセスの見直しなど、持続的なコスト削減と生産性向上に取り組んでまいります。 ③ 調達リスクの低減と安定供給体制の強化 地政学リスクや為替変動による調達環境の不安定化に対応するため、原産地・規格変更を含む柔軟な調達戦略、調達先の多様化によるリスク分散を進め、安定供給体制の強化を図ってまいります。 ④ 人材確保と働きやすい職場環境の整備 人手不足が続く中、働き方改革の推進、生産現場の省力化・自動化、教育・研修の充実による人材育成、社員満足度向上に向けた職場環境整備に取り組み、持続的成長を支える人材基盤の強化を進めてまいります。 (3) 中長期的な会社の経営戦略 中長期的には、次の重点施策を遂行してまいります。 ①資本効率化(業務のDX化・スリム化、サプライチェーン業務の見直し、原価低減と工場稼働効率化) ②新基盤構築(在庫管理基盤、商品毎の収益管理体制、人事制度の改革) ③自社販売力強化(チャネルの新規開拓、営業企画機能の強化、販売先との関係強化) ④連携推進(提携企業先との関係強化、栃木県内企業や自治体との連携) ⑤市場需要に合わせた商品開発体制の構築 ⑥当社の強みへの集中と新たな強みの育成 (4) 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループの経営上の目標達成状況を判断するための客観的指標等につきましては、営業利益率2%、自己資本当期純利益率10%以上及び1株当たり当期純利益(EPS)を150円としております。当連結会計年度においては、営業利益率△1.4%、自己資本当期純利益率△6.8%、1株当たり当期純利益△112.20円という結果となりました。これは、価格改定やコスト減に努めましたが、販売数量の減少やコストアップ要因を吸収できなかったことが主な要因となっております。
事業等のリスク1,948字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、文中における将来に関する事項については、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 市況変動リスク 当社グループは、様々な産地などの原材料を分散調達することによって、安定した数量の確保と特定の調達先への集中の回避を図っております。しかし、原材料等の調達について世界的な需給関係の変化や為替相場の動向に加え、BSE、鳥インフルエンザ及び口蹄疫等の発生、輸入牛肉及び輸入豚肉を対象としたセーフガードの発動等により仕入数量の制限や仕入価格が上昇する懸念があります。これらの要因により原料価格に大きな変動が生じた場合、業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (2) 製品の安全性に関するリスク 当社グループは、FSSC・ISO22000認証のもと安全な食品作りに積極的に取り組んでおり、製品事故を未然に防ぐための設備の充実、管理体制の強化などを図っております。しかし原材料の問題、製造工程での異物の混入、アレルゲン問題等で製品事故が発生する可能性があります。そのため生産物賠償責任保険等にも加入しておりますが、大規模な製品事故が発生した場合には、製品回収等の多額のコストの発生及び売上高の減少等により業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (3) 法的規制に関するリスク 当社グループは、各事業活動において食品衛生法、製造物責任法、JAS法、環境・リサイクル関連法規などの法規制の適用を受けております。当社グループは、コンプライアンス重視の徹底を図っておりますが、将来、既存の法的規制の改正・強化、新たな規制の施行などにより当社グループの事業活動が制限され、業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (4) 内部統制システムに関するリスク 当社は、監査部を中心に当社グループの財務報告に係る内部統制システムの構築及び運用を行っております。しかし、そのシステムが有効に機能せず、期末日において開示すべき重要な不備が存在することとなった場合には、当社グループの財務報告の信頼性に影響が及ぶ可能性があります。 (5) 金利リスク 当社グループは、運転資金を金融機関からの借入により調達しておりますが、金融市場の不安定化、金利水準の変動が生じた場合には、資金調達コストが増加する可能性があり、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (6) 固定資産等の減損リスク 当社グループの保有する固定資産及びリース資産において、遊休化してしまう場合や土地の時価が大幅に下落するような場合は、減損処理が必要となり、また、将来キャッシュ・フローにより資産の帳簿価額を回収できないと判断される場合は、帳簿価格を回収可能価額まで減額し、当該減少額を減損損失として計上する必要があります。当社グループが保有する固定資産において減損損失を計上する必要になる場合は、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (7) 重要な訴訟リスク 当社グループは、事業に関連して、訴訟、係争、その他の法律手続きの対象となる可能性があります。そのため将来重要な訴訟等が提起された場合には、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (8) 災害等不可抗力のリスク 当社グループの事業エリアにおいて、大規模な地震等の災害や感染症の拡大により事業活動の継続が困難と認められた場合、事業活動を停止する措置をとることがあります。 (9) 継続企業の前提に関する重要事象等 当社グループは、前連結会計年度より継続して営業損失が発生していることから、継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような事象又は状況が存在しております。 しかしながら、当社グループは、当該状況を解消するために、①商品開発力の強化と価値訴求の徹底、②生産性向上とコスト構造改革、③調達リスクの低減と安定供給体制の強化、④人材確保と働きやすい職場環境の整備に努め、業績の回復を図ってまいります。 また、当社グループの資金面においては、当連結会計年度に営業活動によるキャッシュ・フローのプラスを計上しており、当連結会計年度末の手元資金の確保状況等から資金繰りを考慮した結果、当社グループの資金繰りに重要な懸念はありません。 以上により、当社グループにおいては継続企業の前提に関する重要な不確実性は認められないものと判断しております。
経営成績の分析 (MD&A)4,410字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 ① 財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度における国内外の経済活動は、緩やかな改善が見られた一方、アメリカによる関税措置、ウクライナ情勢の長期化、日中関係の緊張、ホルムズ海峡における原油供給不安など、地政学リスクの拡大により不確実性の高い状況が続きました。 国内においても、円安の長期化に伴う輸入原材料価格やエネルギーコストの上昇、物価上昇による実質購買力の低下などから、個人消費の回復は力強さを欠く展開となりました。 当社グループを取り巻く事業環境も依然として厳しい状況にありましたが、「消費者に感動を与え続ける商品をお届けし、地元愛と共に社員満足の高い食品企業への成長を続ける」というビジョンステートメントのもと、 「新商品の開発と販売促進の強化」「生産・加工体制の見直しによる生産性向上」「原価低減施策の継続」「仕入先の多様化や規格変更による原材料調達リスクの低減」などの施策に取り組んでまいりました。 しかしながら、物価上昇に伴う個人消費の減退により販売数量が減少し、当連結会計年度の売上高は265億65百万円(前年同期比5.4%減)となりました。 一方、損益面では、輸入牛肉をはじめとする原材料価格の高止まり、エネルギーコストの上昇、人件費の増加などのコストアップ要因を吸収しきれず、営業損失・経常損失は改善したものの依然として厳しい水準となりました。 その結果、営業損失3億83百万円(前年同期4億32百万円の営業損失)、経常損失3億61百万円(前年同期4億5百万円の経常損失)、親会社株主に帰属する当期純損失2億30百万円(前年同期4億95百万円の親会社株主に帰属する当期純損失)となりました。 部門別の概況は次のとおりであります。 食肉加工品部門 食肉加工品部門につきましては、ハム・ソーセージ等の販売数量が減少し、売上高は102億10百万円(前年同期比7.0%減)となりました。 惣菜その他加工品部門 惣菜その他加工品部門につきましては、新商品の導入等もあり、売上高は51億50百万円(前年同期比0.2%増)となりました。 食肉部門 食肉部門につきましては、輸入ポークの取扱いが減少し、売上高は111億5百万円(前年同期比6.4%減)となりました。 その他部門 その他部門につきましては、外食部門等の売上高は98百万円(前年同期比2.4%増)となりました。 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における連結ベースの現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末と比べ5億58百万円増加し16億40百万円(前年同期比51.7%増)となりました。 営業活動の結果得られた資金は4億75百万円(前年同期3百万円の収入)となりました。主な内訳は、減価償却費5億50百万円、棚卸資産の減少3億65百万円、売上債権の減少1億38百万円、税金等調整前当期純損失2億13百万円、投資有価証券売却益1億98百万円であります。 投資活動の結果得られた資金は2億95百万円(前年同期4億96百万円の支出)となりました。主な内訳は、有形固定資産の取得による支出1億8百万円、無形固定資産の取得による支出25百万円、投資有価証券の売却による収入4億37百万円であります。 財務活動の結果支出した資金は2億11百万円(前年同期比11.0%増)となりました。主な内訳は、長期借入れによる収入4億10百万円、短期借入金の純増による収入2億円、長期借入金の返済による支出5億46百万円、リース債務の返済による支出2億74百万円であります。 ③ 生産、受注及び販売の実績 a.生産実績 当連結会計年度における生産実績を事業部門別に示すと次のとおりであります。 事業部門別   金額(千円)   前年同期比(%) 食肉加工品   9,025,957   95.8 惣菜その他加工品   2,946,621   98.4 食肉   5,900,184   96.1 その他   ―   ― 合計   17,872,763   96.3 (注) 金額は、製造原価によっております。 b. 受注実績 当社グループは、受注生産を行っておりません。 c.販売実績 当連結会計年度における販売実績を事業部門別に示すと次のとおりであります。 事業部門別   金額(千円)   前年同期比(%) 食肉加工品   10,210,441   93.0 惣菜その他加工品   5,150,591   100.2 食肉   11,105,604   93.6 その他   98,580   102.4 合計   26,565,217   94.6 (注) 主な相手先の販売実績及び当該販売実績に対する割合については、その割合が100分の10以上に該当する相手先がないため記載を省略しております。 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 当社グループの当連結会計年度の財政状態及び経営成績等は、以下のとおりであります。 経営成績の分析 当連結会計年度は、国内外の経済活動に緩やかな改善が見られた一方、地政学的リスクが拡大する中、物価上昇による購買力の低下や個人消費の低迷に対して、「新商品の開発と販売促進の強化」「生産・加工体制の見直しによる生産性向上」「原価低減施策の継続」「仕入先の多様化や規格変更による原材料調達リスクの低減」などの施策に取り組んでまいりました。 この結果、当連結会計年度の売上高は265億65百万円となりました。営業損益については、輸入牛肉をはじめとする原材料価格の高止まり、エネルギーコストの上昇、人件費の増加などのコストアップ要因を吸収しきれず、営業損失3億83百万円、経常損失3億61百万円、親会社株主に帰属する当期純損失2億30百万円となりました。 a.売上高 食肉加工品部門は、ハム・ソーセージ等の販売数量が減少したことにより、この部門の売上高は102億10百万円(前年同期比7.0%減)となりました。惣菜その他加工品部門につきましては、新商品の導入等もあり、この部門の売上高は51億50百万円(前年同期比0.2%増)となりました。食肉部門につきましては、輸入ポークの取扱いが減少し、この部門の売上高は111億5百万円(前年同期比6.4%減)となりました。 b.売上原価、販売費及び一般管理費 売上原価率は、昨年に引き続き原材料等のコストアップ要因により、前連結会計年度と同様の86.7%となりました。 販売費及び一般管理費は、運送費及び支払手数料が減少いたしました。この結果、前期比2億65百万円の減少となりました。 c.営業外収益、営業外費用 営業外収益は、前連結会計年度に比べ12百万円増加し、97百万円となりました。 営業外費用は、前連結会計年度に比べ17百万円増加し、75百万円となりました。 d.特別利益、特別損失 特別利益は、前連結会計年度に比べ1億99百万円増加しました。これは主に、投資有価証券売却益が増加したことによるものであります。 特別損失は、前連結会計年度に比べ46百万円増加し51百万円となりました。これは主に、減損損失を計上したことによるものであります。 財政状態の分析 (資産及び負債) 当連結会計年度末の資産は、前連結会計年度末と比べ4億1百万円減少し120億65百万円となりました。これは、主に現金及び預金が5億59百万円増加しましたが、商品及び製品が3億54百万円、投資有価証券が1億75百万円、売掛金が1億36百万円、建物及び構築物が1億32百万円、リース資産が1億6百万円それぞれ減少したことによるものであります。 当連結会計年度末の負債は、前連結会計年度末と比べ2億59百万円減少し87億26百万円となりました。これは、主に短期借入金が2億円増加しましたが、買掛金が1億36百万円、長期借入金が1億36百万円、リース債務が1億17百万円、未払金が77百万円それぞれ減少したことによるものであります。 (純資産) 当連結会計年度末の純資産は、前連結会計年度と比べ1億42百万円減少し33億38百万円となりました。これは主に、親会社株主に帰属する当期純損失の計上等により利益剰余金が2億30百万円減少したことによるものであります。 当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因につきましては、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載のとおりであります。 経営方針・経営戦略、経営上の目標達成状況を判断するための客観的指標等 当社グループの経営上の目標達成状況を判断するための客観的指標等につきましては、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 (4)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等」に記載のとおりであります。 ② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 キャッシュ・フローの状況の分析 当社グループの当連結会計年度のキャッシュ・フローは、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 資本の財源及び資金の流動性 当社グループの事業活動における資金需要の主なものは、原材料の仕入れのほか、製造費、販売費及び一般管理費等の営業費用であります。投資を目的とした資金需要は、主に設備投資によるものであります。 短期運転資金は、自己資金及び金融機関からの短期借入を基本としており、設備投資や長期運転資金の調達については、金融機関からの長期借入を基本としております。 今後につきましては、資本の効率化と財務の安全性確保を重視しつつ、有利子負債の圧縮を図りながら、財務運営を行ってまいります。 ③ 重要な会計上の見積り及び見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。この連結財務諸表を作成するに当たって、資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いておりますが、これらの見積り及び仮定に基づく数値は実際の結果と異なる可能性があります。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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