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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

デルソーレ

Delsole Corporation2876 · Standard · 食料品

ピザ・エスニックブレッドの製造販売と高級串焼・鯛焼きの外食を展開する食品企業。

概要

デルソーレは1964年創業の食品企業である。ピザやナン、トルティーヤなどの冷凍・チルド食品を製造し、業務用と家庭用に販売する。2026年3月期の売上高は146億円、従業員241人。東京都江東区に本社を置く。外食事業では「おめで鯛焼き本舗」などのテイクアウト店舗を展開する。

食品事業:ピザとエスニックブレッドの製造販売

食品事業は中核セグメントで、ピザ、ナン、ピタパン、フォカッチャ、トルティーヤなどを製造する。2026年3月期の売上高は115億89百万円、セグメント利益は8億85百万円。主力工場は多摩工場、千葉工場、九州工場で、それぞれ大量生産ラインを持つ。品質管理では多摩・千葉工場でFSSC22000、九州工場でISO22000の認証を取得し、HACCPシステムを運用する。業務用は外食産業や惣菜メーカー向け、家庭用はスーパー・生協向けに販売。2024年10月に千葉工場で火災が発生したが、2025年9月に全生産ラインが再開した。

外食事業:テイクアウト業態の強化

外食事業では「おめで鯛焼き本舗」と「京鳥」(高級串焼・鶏惣菜)のテイクアウト業態を直営およびフランチャイズで展開する。2026年3月期の売上高は30億69百万円、セグメント利益は1億50百万円。成長ドライバーとして「おめで鯛焼き本舗」を位置づけ、百貨店や商業施設への催事出店、フランチャイズ加盟展開を進める。一方、デリバリー業態「上海エクスプレス」は全5店舗を閉店し、収益構造の再構築を図った。同期末時点の店舗数は公表されていないが、出店と閉店が並行して行われている。

海外事業:輸入と輸出の多角化

海外事業は、北欧リトアニアのパートナー企業と連携した冷凍パン輸入、米国パートナー企業からの冷凍チーズ販売を行っている。米国冷凍チーズは品質の差別化が評価され売上を伸ばした。輸出方面では、円安を追い風に東南アジアなど新規市場へのアプローチを強化し、直取引拡大を目指す。また、高付加価値商品として、北海道八雲町の「八雲ピザ工房」で製造する「HOKKAIDO PIZZA」4品を高級量販店や自社ECサイト、ふるさと納税で販売している。

品質管理と安全への取り組み

同社は「食の安全・安心」を経営の最重要基盤と位置づける。多摩工場と千葉工場ではFSSC22000、九州工場ではISO22000の認証を取得し、国際基準の食品安全マネジメントシステムを運用する。原材料の安全性確認、衛生的な製造環境の維持、工程の監視・検証を徹底。2024年の千葉工場火災後は全社を挙げて復旧に取り組み、停止していた全ての製造ラインを2025年9月に再開した。この経験を踏まえ、BCP対応力の強化も進めている。

業界の中での役割は食品メーカー兼外食チェーン運営企業。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
146億円
営業利益
4億円
営業利益率
2.7%
純利益
2億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
食品事業116億円79.5%9億円7.8%
外食事業30億円20.5%2億円6.7%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01食品主力

ピザおよびエスニックブレッド製品等の製造・販売を行っている。関連当事者からの商品・原材料仕入に依存する部分がある。

主な製品・サービス2
ピザ
冷凍・チルドピザを中心に製造・販売。
エスニックブレッド
ナン等のエスニック風パン類を製造・販売。

02外食主力

高級串焼・鶏惣菜のテイクアウト業態(直営・フランチャイズ)および昇運・昇福鯛焼きのテイクアウト業態、外食店舗を展開している。

主な製品・サービス2
高級串焼・鶏惣菜
高級な串焼きや鶏料理の惣菜をテイクアウトおよび店舗で提供。
昇運・昇福鯛焼き
鯛焼きのテイクアウト専門店。

製品と技術

冷凍ピザ:業務用・家庭用の両軸

同社の主力製品は冷凍ピザである。業務用として、大手宅配チェーンや外食産業向けにピザ生地やトッピング済みピザを供給。家庭用では「デルソーレ」ブランドで冷凍ピザを販売し、2024年には創業60周年記念の「THE PIZZA」2品と、北海道八雲町の「八雲ピザ工房」で製造する最高級ライン「HOKKAIDO PIZZA」4品を投入した。業務用・家庭用とも、多摩工場、千葉工場、九州工場で生産している。

エスニックブレッド:ナン、ピタ、トルティーヤ

同社は「世界のパン」と総称するエスニックブレッドにも強みを持つ。ナン、ピタパン、フォカッチャ、トルティーヤなどを製造し、主に業務用として惣菜メーカーやスーパー・コンビニ向けに販売。多摩工場ではエスニックブレッドの大量生産ラインを有し、様々な形状・サイズに対応する。これらの製品は、カレーやラップサンドの素材として需要が拡大している。

チーズ加工品と輸入商材

食品事業の一部として、チーズ加工品の製造販売も行う。米国のパートナー企業から冷凍チーズを輸入し、品質の差別化により売上を伸ばしている。また、北欧リトアニアのパートナー企業と連携し、ヨーロッパの本格冷凍パンを輸入・販売。海外からの引き合い増加を受け、円安を追い風に輸出も強化しており、今後同事業を重要な柱に育成する計画である。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

食料品のなかでの位置

冷凍食品・惣菜で中堅、売上減と利益率低下が課題

冷凍食品や惣菜の製造販売を手掛ける。売上高は2024年3月期178億円から2026年3月期146億円へ減少見込み。営業利益率も3.9%から2.74%へ低下。同業のニップンや日清製粉グループ本社は製粉が主力で直接競合ではないが、食品業界全体の競争は激しい。商品差別化とコスト管理が急務。

強み

  • 売上高140億円超と中堅規模。既存顧客基盤はある。
  • 冷凍食品・惣菜の品揃えが充実。多様な需要に対応。
  • 2025/3期は営業利益率3.9%と同業平均並み。まだ健全。
  • 冷凍惣菜に特化することで、大手との差別化が可能。

課題

  • 2024→2026年で178→146億円と2割減。市場縮小の可能性。
  • 営業利益率が3.9%から2.74%へ低下。収益力悪化。
  • 大手食品メーカーに対し、ブランド力やコスト面で劣る。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

食料品の時価総額近傍。太字がデルソーレ

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
12055日和産業73億円16.7倍
2559A梅乃宿酒造71億円21.9倍
32894石井食品69億円
42293滝沢ハム57億円
52917大森屋47億円50.9倍
62876デルソーレ42億円19.5倍
72215第一屋製パン42億円9.1倍
82911旭松食品42億円18.1倍
92901ウェルディッシュ33億円6.9倍
102872セイヒョー31億円237.3倍
112926篠崎屋18億円27.2倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 13件

冷凍ピザ輸入から自社製造へ切り替えた1960年代

1964年11月、株式会社ジェー アンド シーカンパニーとして設立。米国から冷凍ピザを輸入し販売を開始した。翌1965年5月、東京都目黒区に工場を建設し、ピザの自社製造に乗り出す。当初は輸入販売からスタートしたが、早期に製造へ転換したことがその後の成長の基盤となった。目黒工場は1981年11月に閉鎖された。

九州工場と大阪営業所で全国販売網を整備

1969年7月、福岡県粕屋郡古賀町に量産工場(現九州工場)を建設し、ピザの全国販売を開始。続いて1977年5月、大阪市西区に大阪営業所(現大阪支店)を開設し、西日本での営業拠点を強化した。これにより、生産と販売の全国展開が本格化した。

自動機械導入による量産体制と宅配チェーン参入

1981年11月、商号を株式会社ジェーシー・フーズに変更。1982年4月、千葉県成田市に東京工場(成田工場)を建設し、最新の自動機械を導入してピザの量産体制を確立。1985年9月にはピザ大手宅配チェーンへの食材供給を開始し、業務用市場に進出した。これにより、同社は小売向けだけでなく外食産業向けの安定供給源としての地位を築いた。

生産拠点の拡充と自社ブランドの誕生

1988年9月、北海道二海郡八雲町に「ハーベスター八雲」を開場。1989年8月、千葉県香取郡大栄町に千葉工場を建設・操業開始。1993年2月、日本証券業協会に店頭登録。1996年2月、デルソーレブランドの販売を開始。1997年6月、東京都稲城市に多摩工場を建設し、ピザ・エスニックブレッドの大量生産ラインを確立。2000年9月、商号を株式会社ジェーシー・フーズネットに変更した。一連の設備投資により生産能力が拡大し、自社ブランド展開が可能となった。

年表13件を開く

1960年代

  • 1964年11月創業株式会社ジェー アンド シーカンパニーを設立、米国より冷凍ピザを輸入し、販売を開始
  • 1965年5月東京都目黒区に工場を建設、ピザの自社製造を開始(1981年11月に閉鎖)
  • 1969年7月福岡県粕屋郡古賀町に量産工場(現九州工場)を建設、ピザの全国販売を開始

1970年代

  • 1977年5月大阪府大阪市西区に大阪営業所(現大阪支店)を開設

1980年代

  • 1981年11月商号変更商号を「株式会社ジェーシー・フーズ」に変更
  • 1982年4月千葉県成田市に東京工場(成田工場)を建設、最新の自動機械の導入により、ピザの量産体制を確立
  • 1985年9月ピザの大手宅配チェーンに食材供給を開始
  • 1988年9月北海道二海郡八雲町に「ハーベスター八雲」開場
  • 1989年8月千葉県香取郡大栄町に千葉工場を建設、操業開始

1990年代

  • 1993年2月日本証券業協会に店頭登録銘柄として登録
  • 1996年2月デルソーレブランドの販売を開始
  • 1997年6月東京都稲城市に多摩工場を建設、ピザ・エスニックブレッドの大量生産が可能なライン体制を確立

2000年代

  • 2000年9月商号変更商号を「株式会社ジェーシー・フーズネット」に変更

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    食品安全管理体制の充実

    FSSC22000やISO22000の認証を活かし、HACCPに基づく高度な食品安全マネジメントを継続。原材料の安全性確認、衛生管理、製造工程の監視を徹底し、安心・安全な製品を提供する。

  2. 02

    生産力フル活用と販路拡大

    千葉工場火災後の完全復旧により生産ラインがフル稼働。業務用では人手不足の外食や惣菜メーカー向け課題解決型提案、家庭用では冷凍ピザ市場開拓やEC・SNSでブランド浸透を進め、シェア回復と新領域開拓を行う。

  3. 03

    外食事業のテイクアウト強化とFC拡大

    テイクアウト業態(「おめで鯛焼き本舗」「京鳥」)を成長ドライバーに位置づけ、百貨店・商業施設への催事出店やFC加盟展開を本格化し、スピーディな事業拡大と収益基盤強化を図る。

  4. 04

    海外事業の収益多角化と新規市場開拓

    輸入では独自性のある商材発掘と販路多様化、輸出では円安を追い風に東南アジア等新規市場へ直取引拡大を強化し、海外事業を中核の柱に育成する。

  5. 05

    DX推進とAI活用による効率化

    営業・生産・バックオフィスなど全社的にシステム化とAI活用を進め、飛躍的効率化を図るとともに、情報セキュリティやBCP対応力を高め、データ基盤の経営管理体制を構築する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で241人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は545万円で、9期前と比べて+14.5%平均年齢は44.0歳、平均勤続年数は14.0年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月320
2018年3月311
2019年3月47643.210.8326
2020年3月48143.211.1323
2021年3月46844.211.9310
2022年3月47444.612.4294
2023年3月48943.312.2262
2024年3月50643.412.9247
2025年3月52743.713.4250240
2026年3月54544.014.0241166

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
男性育休取得率83.3%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)69.5%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社1(国内 1 / 海外 0) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位6)
千葉工場 — 千葉県成田市2,215百万円
食品事業
食品事業ユニット — 福岡県糟屋郡423百万円
食品事業
多摩工場 — 東京都稲城市334百万円
食品事業
外食店舗計42店舗 — 東京都港区他146百万円
外食事業
本社 — 東京都江東区88百万円
食品事業ユニット — 東京都江東区10百万円
食品事業
ほか1件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    二海鷲ウイスキー㈱
    北海道二海郡八雲町
    議決権25.0%
公共調達・補助金 (gBizINFO)
  • 補助金
    [第五回]令和2年度事業再構築補助金(交付申請等)
    中小企業庁
    8,000万円

出典: gBizINFO (経済産業省)

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は146億円営業利益4億円前期と比べると減収減益で、売上が-5.2%、利益が-33.3%。

売上高
-5.2%
146億円
営業利益
-33.3%
4億円
純利益
2億円
営業利益率
2.7%
前期比 -1.2%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高160億円146億円
営業利益7億円4億円
純利益4億円2億円
1株あたり配当¥12¥12

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は40億円、営業利益は2億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は−13.0%、営業利益は−50.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q38−2
2024年1Q4648.73
2024年2Q47510.63
2024年3Q4848.33
2024年4Q37−3
2025年2Q8144.95
2025年4Q7322.7−9
2026年2Q6811.50
2026年4Q7833.82
2027年1Q4025.02

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は163億円から146億円へ90%に減った。直近期の営業利益率は2.7%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月16382
2014年3月17084
2015年3月17062
2016年3月16783
2017年3月16494
2018年3月16973
2019年3月17685
2020年3月17895
2021年3月16663
2022年3月155106
2023年3月16953
2024年3月178136
2025年3月154653.9−4
2026年3月146442.72

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高146億円のうち、営業利益として残るのは4億円2.7%。営業外の損益と税金を反映した純利益は2億円、売上の1.4%にあたる。営業利益率は業種中央値4.1%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金63.0%92億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金34.2%50億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益2.7%4億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。売上原価と販管費は単体ベースの数値です。

粗利率
37.0%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比1.4pt
2.7%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比1.8pt
1.4%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比3.9pt
3.4%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
2.0%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
3.3%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが−1億円、投資CFが−7億円で、差し引きのフリーCFは−8億円この組み合わせは消耗型にあたる。本業・投資・財務のすべてで現金が出ていっている。手元資金の厚みが生命線期末の手元現金は17億円で、売上の1.4ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月110−101118
2014年3月4−3−8111
2015年3月7−86−117
2016年3月7−6−1117
2017年3月9−8−2116
2018年3月1−177−168
2019年3月10−4−4610
2020年3月15−7−4814
2021年3月3−4−3−110
2022年3月16−3−71316
2023年3月4−1−3316
2024年3月11−2−3923
2025年3月9−3−2627
2026年3月−1−7−2−817

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は102億円。このうち返さなくてよい自己資本が62億円で、自己資本比率は60.8%(業種中央値56.8%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月88315734.6
2014年3月79344542.8
2015年3月89385142.5
2016年3月93405343.2
2017年3月96435345.0
2018年3月107456242.0
2019年3月109496044.9
2020年3月113536046.7
2021年3月107545350.9
2022年3月106604656.1
2023年3月110614955.1
2024年3月107664161.8
2025年3月102614159.7
2026年3月102624060.8

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳単体ベース
現金及び預金
17億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
40億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
10億円
在庫として抱えている分
負債合計
40億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
65
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率5 / 30
現金創出営業CFの黒字継続20 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

食料品 123社との比較

同じ食料品の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回り123社中52位あたり、逆に低いのは売上成長率123社中119位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE下位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
3.4%/中央値 7.3%
P25 3.7%P75 11.4%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
2.7%/中央値 4.1%
P25 2.7%P75 7.7%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
60.8%/中央値 56.8%
P25 46.5%P75 67.3%
売上成長率下位前期からの売上の伸び
-5.2%/中央値 3.4%
P25 0.7%P75 6.3%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
2.6%/中央値 2.3%
P25 1.5%P75 3.3%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥465で、1年前と比べて+8.9%過去52週の値幅のなかでは45%の位置にある。

¥465+0.9%1ヶ月-0.6%1年+8.9%時価総額42億円
過去52週の値幅
安値¥420高値¥520

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)19.5倍
PER (会社予想)10.4倍
PBR1.10倍
配当利回り2.58%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は480円で、25日線(475.56円)を+0.9%上回り、75日線(460.93円)を+4.1%上回る。200日線(451.71円)も上回り、中期トレンドは上向き。52週高値520円には約7.7%と接近しており、上値に意識される。直近1ヶ月ではほぼ横ばい(-0.21%)だが、8月6日と8月14日に出来高が急増(52,100株、73,200株)し、買いの勢いが見られる。RSIは47.46と中立圏。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準をほぼ妥当と判定しています(スコア 55/100)

実績PERは20.16倍と同業界平均の28.75倍を下回るが、予想PERは10.7倍と大幅に改善見込み。PBRは1.13倍と平均1.64倍を下回り、割安感はある。配当利回り2.5%は平均2.23%を上回り、配当性向50.4%と高水準で株主還元は積極的。ただしROEは3.4%と低く、2025/3期は純損失を計上するなど業績は不安定。総合的にはほぼ妥当と判断。

指標この会社業種平均
PER (実績)19.5倍28.6倍
PER (予想)10.4倍
PBR1.10倍1.63倍
ROE3.4%7.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

2025年3月期に営業利益率3.9%と改善した一方、特別損失で最終赤字。2026年3月期は減収・減益見込み。強気派は、小麦粉需要が底堅く、原材料価格の下落が追い風になると考える。また、生産性向上やコスト削減で利益が改善する余地があると見る。弱気派は、人口減少で製粉市場が縮小しており、価格競争が激しく、規模の小さい企業は利益を伸ばすのが難しいと考える。さらに、小麦価格の変動が業績に大きく影響するリスクがある。

プラスに働く材料7
  • 原材料安の恩恵

    国際的な小麦価格が下落しており、仕入れコストが低下し利益が改善する可能性がある。

  • 改善する生産性

    工場の稼働効率や物流の効率化で、営業利益率は3.9%まで改善した。

  • 安定的な需要

    小麦粉は主食・加工食品に使われ、景気に関わらず一定の需要がある。

  • 予想PER10.7倍と評価が急改善決算発表後影響

    時価総額44億円に対し予想PER10.7倍。実績20.16倍から半減する水準で、増益期待が強まる

  • 純利益が赤字から2億円に回復決算発表後影響

    純利益は25年3月期▲4億円から26年3月期2億円へ改善。営業利益率2.74%を確保した

  • 配当利回り2.5%とインカム需要継続影響

    配当利回り2.5%は小型株では高く、低金利下で配当目的の買いが下値を支える

  • PBR1.13倍と純資産の裏付け通年影響

    PBR1.13倍は帳簿価格に近く、企業価値の毀損リスクが小さい。ROE3.4%の改善余地も

マイナスに働く材料7
  • 市場の縮小

    人口減少や食生活の多様化で需要が減少傾向にある。

  • 大手との競争

    大手製粉会社が価格競争を仕掛け、小規模企業は苦戦している。

  • 小麦価格の変動

    価格の高騰時にはコスト転嫁が遅れ、利益が急減するリスクがある。

  • 売上高が3期連続減収で146億円通年影響

    売上高は178→154→146億円と減少。3期連続の減収が続くと固定費負担が重くなる

  • 営業利益が6→4億円へ減少通年影響

    営業利益は6億円から4億円へ減少。営業利益率も3.9%→2.74%に低下した

  • 純利益が6→▲4→2億円と大きくぶれる不定影響

    純利益の変動が激しく、1期ごとの増減が株価を乱高下させる。26年3月期は小幅回復に留まる

  • ROE3.4%は資本効率が低い継続影響

    ROE3.4%では自己資本の成長が遅く、高PER維持を正当化しにくい

次の決算で確かめる点
製粉数量
販売量の動向を把握し、需要の増減を確認するため。
出荷価格
価格転嫁の状況を見ることで収益性を評価するため。
小麦仕入れ価格
コスト変動が利益に与える影響を監視するため。
営業利益率
原価率高騰時も収益を確保できているか確認するため。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり12で、前期から20.0%いまの株価に対する利回りは2.58%。

年間配当
¥12
1株あたり
配当利回り
2.58%
いまの株価に対して
配当性向
50.4%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月1024.5
2018年3月100.035.8
2019年3月1220.021.9
2020年3月120.021.3
2021年3月10−16.736.2
2022年3月1220.017.0
2023年3月10−16.729.6
2024年3月1220.017.8
2025年3月1525.0
2026年3月12−20.050.4

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥12

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ2,370人。区分でいちばん多いのは個人・その他68.8%。グループ会社や銀行などの安定株主が20.5%を占め、残る79.5%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他66.165.168.267.568.268.8
事業法人15.816.516.516.616.415.9
外国法人12.512.910.010.510.010.1
金融機関5.35.34.64.74.64.6
自己株式0.00.02.22.22.22.2
証券会社0.20.10.60.70.70.6
外国人個人0.10.10.20.20.20.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01大河原 愛子24.84
02大河原 毅16.85
03PT INDOFOOD CBP SUKSES MAKMUR TBK(常任代理人SMBC日興証券株式会社)9.88
04株式会社ミツウロコグループホールディングス3.29
05株式会社ニチレイフーズ2.80
06株式会社三菱UFJ銀行2.36
07マリンフード株式会社2.26
08株式会社商工組合中央金庫2.20
09日清製粉株式会社1.98
10和田 隆介1.71

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+6%、1株純資産は14期で+88%。直近期のROEは3.4%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月223726.216.047.9
2014年3月4941112.46.222.3
2015年3月234175.413.830.9
2016年3月324417.510.230.8
2017年3月414738.99.824.5
2018年3月284925.814.935.8
2019年3月5553610.76.521.9
2020年3月5657910.18.521.3
2021年3月285954.717.436.2
2022年3月7065511.37.617.0
2023年3月346835.011.829.6
2024年3月677459.49.117.8
2025年3月−47687−6.6
2026年3月247003.419.750.4

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

13名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は13名。2026/3期の役員報酬は総額305百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約6倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
大河原毅代表取締役CEO821,534,000
武長栄治代表取締役社長482,000
アーネストM.比嘉取締役73118,000
森山敏治取締役6912,000
印部修一取締役 管理ユニット管掌593,000
三枝広幸取締役 管理ユニット担当628,000
遠藤貢取締役781,000
近藤正樹取締役71
金原俊一郎常勤監査役671,000
髙栁泉監査役7628,000
山田勝重監査役76
栗本佳昭取締役 営業ユニット担当 食品事業管掌6025,000
残りの役員1名を開く
氏名役職年齢保有株数
加藤俊行取締役 営業ユニット担当 外食事業管掌591,000

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円退職慰労百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)81451411527434
社外取締役42212246
監査役161177

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容258字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社は、食品事業及び外食事業を行っております。各事業の内容及びセグメントとの関連は以下のとおりであります。 (食品事業) 当セグメントにおいては、ピザおよびエスニックブレッド製品等の製造、販売を行っております。なお、関連当事者である株式会社ヒガ・インダストリーズから商品及び原材料の仕入を行っております。 (外食事業) 当セグメントにおいては、高級串焼・鶏惣菜および昇運・昇福鯛焼きのテイクアウト業態(直営・フランチャイズ)、外食店舗を展開しております。 事業の系統図は、次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題2,593字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において当社が判断したものであります。 (1) 経営方針 当社は、日本におけるピザのパイオニアとして1964年に創業しました。以来、ナン・ピタ・トルティーヤなど世界のおいしいパンの製造、チーズ加工などに業務を拡大、さらにお客様に直接お届けできる外食・中食事業を展開し、「トータルフードサービス」へと成長してまいりました。 2023年度(2024年3月期)から2026年度(2027年3月期)までの事業運営に関する「中期経営計画2026」を策定し、経営理念である「食と食の文化を通じてお客様に満足と幸せを提供する」ことを一貫して追い求め、「食の安全・安心」を第一に掲げて、「“おいしい”で世界をつなぐ」をミッションに、業績の向上と財務体質の改善を図り、経営基盤の強化に取り組んでおります。 (2) 経営環境および優先的に対処すべき課題 生活に直結する食品を中心に物価の上昇が続いており、消費動向に不透明感が増しています。また不安定な国際情勢等による為替相場や原材料・資源価格等への影響に加え、慢性的な人手不足、人件費・物流費の上昇も懸念されます。先行きの不確実性が高まる中で消費者の生活防衛意識はさらに強まると想定され、食品・外食業界を取り巻く環境は、より厳しさを増すものと思われます。 こうした外部環境やライフスタイルの変化を、当社の強みを活かして収益基盤を再構築し、今後のさらなる成長につなげていくチャンスととらえ、以下の取組みを通じて持続的成長と中長期的な企業価値の向上を実現してまいります。 ① 「食の安全・安心」を最優先にした品質管理体制機能の充実 当社は多摩工場および千葉工場でFSSC22000、また、九州工場でISO22000の認証を取得し、HACCPシステムを取り入れた食品安全マネジメントシステムに従って製品の安全管理に努め、国際基準に従った高度な食品安全管理を継続しております。 今後も、「食の安全・安心」を経営の最重要基盤と位置づけ、製品に使用する原材料の安全性確認、衛生的な製造環境の維持管理、製造工程の監視・検証を徹底し、お客様にいつでも安心して召し上がっていただける製品をお届けしてまいります。 ② 食品事業において、完全復旧した生産力をフル活用した、お客様の課題解決と販路拡大 食品事業におきましては、外食業界等を主要取引先とする業務用分野は堅調に推移しているものの、食品スーパー・生協等の一般家庭用分野は、価格改定が続く中で買い控えや低価格指向が強まる等、厳しさが増して来ております。 前年度に発生した千葉工場の火災からの復旧を経て、現在は当社の強みである多彩な生産ラインが完全稼働しております。この回復した生産能力をフル活用し、休売等により失われたマーケットシェアの早期奪還と更なる成長を目指します。 業務用分野においては、人手不足等の課題を抱える外食産業や、成長の見込まれるスーパー・コンビニ向けの惣菜メーカー等に対し、当社の製品群を用いた課題解決型の提案営業を強化します。家庭用分野においては、冷凍ピザによる市場開拓や、アンテナショップやEC・SNSを通じた「デルソーレ」ブランドの浸透に努め、新たなビジネス領域の拡充を図ります。また、アイテム集約等を通じた収益改善にも注力してまいります。 ③ 外食事業において、テイクアウト業態(「おめで鯛焼き本舗」「京鳥」)の強化とFCビジネスの拡大 外食事業におきましては、訪日外国人の増加等により堅調な需要が続いている一方、原材料価格の高止まり、物流費や水道光熱費の高騰に加え、今後も恒常的な人手不足や最低賃金の上昇が見込まれており、引き続き厳しい経営環境が続いております。 このような状況の中、省人化や食材ロス削減による筋肉質なコスト構造をさらに強固なものとしつつ、既存店の質の向上に取り組んでおります。同時に、テイクアウト業態、特に「おめで鯛焼き本舗」を成長ドライバーと位置づけ、百貨店や商業施設への催事出店に加え、フランチャイズ(FC)加盟展開の本格化により「守り」から「攻め」への転換を図り、資本効率を高めながらスピーディな事業拡大と収益基盤の強化を図ってまいります。 ④ 海外事業の収益源多角化と新規市場の開拓 輸入ビジネスにおきましては、従来の海外パートナー企業との連携による商材に留まらず、さらなる独自性のある魅力的な輸入商材の発掘を進め、国内での販売先・販売チャネルの多様化による収益性の向上を図ります。 一方、輸出ビジネスにおきましては、昨今の円安基調を追い風として捉え、既存の問屋主体の間接取引に加え、成長著しい東南アジア等の新規市場へのアプローチを強化します。国内外のネットワークを駆使した直取引の拡大等により収益源の多角化を進め、海外事業を当社の新たな中核事業の柱へと育成してまいります。 ⑤ DX推進、AI活用による飛躍的効率化と強固な管理体制構築 先行きの不透明な事業環境が続く中、消費者ニーズや価値観の多様化に迅速に対応するため、全社的なDX(デジタルトランスフォーメーション)を推進します。 具体的には、営業・販売データの分析、生産現場、バックオフィス業務等、多岐に亘る領域においてシステム化、AI活用を進め、飛躍的な効率化を図ります。あわせて、情報セキュリティの強化やBCP対応力を高め、データに基づく迅速な経営意思決定を可能とする、高度で強固な経営管理体制を構築いたします。 ⑥ ガバナンス体制及び内部統制の充実による経営の健全性の確保 経営の健全性、透明性がより一層求められる事業環境の中、当社は法令遵守(コンプライアンス)を基本として、コーポレート・ガバナンス体制の継続的な強化に取り組んでおります。 事業目的や経営の意思決定が迅速かつ確実に伝達され、業務執行が効率的に行われる組織管理体制を充実させるとともに、事業環境の変化や多様なリスクに適切に対応できるよう、リスク管理及び内部統制システムの更なる充実・運用強化を図ります。これにより、取締役及び使用人の職務執行の適法性を確保し、ステークホルダーからの信頼向上と持続的な企業価値の向上を実現してまいります。
事業等のリスク2,167字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において当社が判断したものであります。 (1) 食の安全・品質管理 当社は「食の安全・安心」を経営理念に掲げて、原材料の安全性確認、工場における取り組み等を通じ品質管理、衛生管理を徹底し万全の体制で臨んでおります。FSSC22000及びISO22000の管理手法を取り入れ、引き続き品質保証体制の強化に努めてまいります。しかしながら、異物混入及び品質・表示不良品の流通、食中毒等の衛生問題が発生した場合や、食の安全性や品質に対する社会全般の関心の高まり等、当社の想定を超える事象が発生した場合には、当社の業績に大きな影響を及ぼす可能性があります。 (2) 災害、事故、疾病等の影響 当社は、生産拠点として国内に工場を有しておりますが、地震や台風等の災害や事故等が発生して重大な被害を受けた場合に備えて、緊急危機管理体制の整備や損害保険の活用により財務インパクトを最小限に抑える対応を行っております。しかしながら、複数の工場が重大な被害を受けるなど、当社の想定範囲を超えた災害や事故等が発生した場合には、当社の業績に大きな影響を及ぼす可能性があります。 また、新型コロナウイルス感染症などの疾病等の蔓延による消費の低迷、国内外のサプライチェーンの混乱、従業員や取引先への感染による生産・営業活動への支障、市場動向・生活様式の変化等により、当社の業績に大きな影響を及ぼす可能性があります。 (3) 市場動向、価格変動の影響 ① 原材料価格の変動について ピザの主原料であるチーズは輸入品に依存しており、地政学リスクの高まりや世界的な需給ギャップの発生、海外生産地における旱魃などの気候変動によって、大幅に価格が乱高下することがあります。また、当社製品の原材料の大きな部分を占める小麦粉の価格も、こうした要因も含め国際的な相場の影響を受けております。当社では、相場情報の収集、分析、調達先の分散や購入契約の方法・時期等を十分検討することにより、原価を安定させるよう努力しておりますが、その価格動向が当社の業績に大きな影響を及ぼす可能性があります。 ② 為替リスクについて 当社が海外から輸入する商品の一部については、外貨建ての契約となっております。為替予約の締結も行っておりますが、為替の変動に伴って当社の業績に大きな影響を及ぼす可能性があります。 ③ 物流費の高騰について 当社は物流業者との連携により安定的な物流体制を構築しており、在庫の適正化にも努めております。しかしながら、法令対応、人手不足等を背景に、運搬費・保管費をはじめとした物流コストの上昇が続く中で、生産の合理化や販売価格への転嫁で費用増加を補えなかった場合、当社の業績に大きな影響を及ぼす可能性があります。 (4) 人材確保、労務関連 当社の持続的成長には、各事業における有能な人材の確保・育成が重要であります。しかしながら、雇用環境の多様化や採用競争の激化により、必要な人材の確保が計画通りに進まない場合には、事業活動に支障を来たし、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。 (5) 取引先の信用リスク 当社は、販売先や店舗オーナー等に対する与信管理を徹底し債権保全に努めておりますが、これら取引先の収益または財政状態の急激な悪化によっては、売掛債権や敷金・保証金等の回収に支障を来たし、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。 (6) 法令、規制等 ① 法規制について 当社の事業においては、食品衛生法、不当景品類及び不当表示防止法、環境・リサイクル関連法、健康増進法等、様々な法的規制を受けております。これらの法的規制が強化された場合、それに対応するための新たな規制遵守に係る費用が増加すること等により、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。 ② 個人情報の保護について 当社では、従来から、お客様、従業員並びに株主の皆様に関する情報につきましては、適正に管理し、情報の漏洩防止に努めておりますが、万一、不正アクセス等により情報が漏洩した場合、社会的信用の失墜、損害賠償の支払い等により、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。 (7) 固定資産に関する減損リスク 当社が保有する固定資産については、現時点において必要な減損等の処理を実施しておりますが、今後市況の悪化、需要の減退等に伴い保有固定資産の経済価値が低下した場合には必要な減損処理を実施することになり、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。 (8) カントリーリスク 当社の海外進出形態は現地優良パートナーとの協業を主体としています。これにより、国内規制等の動きをいち早く察知し、現地法制リスクをはじめとするカントリーリスクを最小限に抑えることが可能と考えていますが、これらの国の政治、経済、社会情勢に起因して生じる予期せぬ事態が発生した場合には、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)4,915字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 2024年10月27日に当社千葉工場にて発生した火災により、お客様、お取引様、関係者の皆様に多大なるご心配とご迷惑をおかけしてきましたことを謹んでお詫び申し上げます。 全社を挙げた復旧、供給再開への取り組みにより、停止しておりました全ての製造ラインの稼働を昨年9月に再開しております。今後とも製商品の安定供給に努めるとともに、皆様によりご満足いただける製商品をお届けできるよう尽力してまいります。 当事業年度における当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 経営成績の状況 当事業年度におけるわが国経済は、企業収益が緩やかな回復基調にある一方、世界的な原材料・資源価格の高騰、円安等による物価上昇や不安定な国際情勢の長期化等、依然として予断を許さない状況が続いております。 食品・外食業界におきましては、消費者の節約志向が高まる中で、原材料価格や人件費、物流費の上昇による収益の圧迫が継続しています。こうした諸コストの高騰に加え、慢性的な人手不足の影響もあり、経営環境は厳しさを増しております。 当社は2023年度(2024年3月期)から2026年度(2027年3月期)までの事業運営に関する「中期経営計画2026」を策定し、経営理念である「食と食の文化を通じてお客様に満足と幸せを提供する」ことを一貫して追い求め、「食の安全・安心」を第一に掲げて、「“おいしい”で世界をつなぐ」をミッションに、業績の向上と財務体質の改善を図り、経営基盤の強化に取り組んでまいりました。 当事業年度は、火災による一部製品休売の影響により、売上高は14,620百万円(前期比5.1%減)、営業利益は430百万円(前期比23.3%減)となりました。千葉工場で発生した火災に関連する損失として、営業外費用に操業停止関連費用111百万円、特別損失に火災損失23百万円を計上し、経常利益は375百万円(前期比30.4%減)、当期純利益は212百万円(前期は422百万円の赤字)となりました。 セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。 (食品事業) 食品事業におきましては、人流や消費活動の回復、インバウンド需要の増加等により、業務用分野は堅調に推移いたしました。一方で、小売市場における価格改定が続く中、消費者の生活防衛意識は一層顕著となり、食品スーパー、生協等の家庭用分野では食料品の買い控えや低価格志向が続く等、厳しさが増しております。加えて、千葉工場の火災により一部製品の出荷数削減や休売を余儀なくされ、売上面・収益面に大きな影響を及ぼしております。 このような状況下、千葉工場の再稼働に伴い、製品の出荷を順次再開し、取引先への案内と拡売活動を本格化しました。業務用については主力である外食市場をはじめとした新規開拓を進めるとともに、既存取引先・重要広域卸問屋への提案強化や、既存商品の更なる拡売、展示会への参加等による関係深化に努めてきました。「世界のパン」の販売先としてスーパー・コンビニ向けの惣菜メーカーや、未開拓中食(惣菜・ベーカリー)ビジネスの強化も図ってまいりました。 家庭用については千葉工場復旧による休売品等の再導入提案、冷凍ピザの投入による市場開拓、アイテム集約等を通じた収益改善に努めました。 また創業60周年を記念して発売した家庭用本格冷凍ピザ「THE PIZZA」2品とともに、北海道八雲町に新設した「八雲ピザ工房」で製造する、生地・トッピングにこだわったデルソーレ史上最高級の冷凍ピザ「HOKKAIDO PIZZA」4品を、高級量販店、自社ECサイト、デパート催事、ふるさと納税等で高付加価値商品として拡販に努めております。 マーケティング活動として、ピザ、ナン、ピタパン、フォカッチャ、トルティーヤといった「世界のパン」をWEB、YouTube、SNS等多様なチャネルから情報を発信することで、楽しい食文化や食体験を通して食のバリエーションを提供し、食卓を豊かにしたいという想いとともに、市場の拡大を目指しております。 海外ビジネスは、北欧リトアニアの海外パートナー企業との連携によるヨーロッパの本格的な冷凍パン販売に取り組みつつ、米国パートナー企業との冷凍チーズ販売については品質の差別化が認められ、売上を伸ばしております。輸出に関しては、海外からの引き合いも増加しており、円安を追い風に取引を加速させ、今後は当事業の重要な柱として育成してまいります。 販売管理面では、売上規模に見合った在庫水準の適正化や、物流効率化の取り組み等を引き続き進めております。 この結果、当事業年度の売上高は11,589百万円(前期比5.9%減)、セグメント利益は885百万円(前期は193百万円の赤字)となりました。 (外食事業) 外食事業におきましては、訪日外国人の増加等により堅調な需要が続いている一方、原材料価格の高止まり、物流費や水道光熱費の高騰に加え、今後も恒常的な人手不足や最低賃金の上昇が見込まれており、引き続き厳しい経営環境が続いております。 このような状況の中、堅実な出店戦略と徹底したコスト管理に取り組んでおります。具体的には食材ロス低減の取り組み、人員配置の最適化や在庫管理等、コストコントロールを実施するとともに、テイクアウトブランドの強化による収益改善に引き続き注力してまいりました。特に「おめで鯛焼き本舗」を当社における成長ドライバーとして位置づけ、百貨店や商業施設への催事出店やフランチャイズ加盟活動を中心とした「守り」から「攻め」への転換を図るべく取り組んでおります。 当事業年度は、2025年7月にテイクアウト業態の「おめで鯛焼き本舗ららぽーと門真店」を、9月に「おめで鯛焼き本舗アリオ倉敷店」を、2026年3月に「おめで鯛焼き本舗天満屋ハピーズ西大寺店」を出店する一方、「おめで鯛焼き本舗」5店舗を閉店しました。また、収益構造の再構築を目的とし、デリバリー業態「上海エクスプレス」の全店舗(5店舗)を閉店しました。 この結果、当事業年度の売上高は3,069百万円(前期比1.3%減)、セグメント利益は150百万円(同40.8%減)となりました。 ② 財政状態の状況 (資産の部) 当事業年度末(以下「当期末」という。)における総資産は、前事業年度末(以下「前期末」という。)から0百万円増加し、10,245百万円となりました。流動資産合計は、前期末から315百万円減少し、5,682百万円となりました。これは主に現金及び預金が1,021百万円減少した一方で、売掛金が384百万円、商品及び製品が197百万円増加したことによるものです。固定資産合計は、前期末から316百万円増加し、4,563百万円となりました。これは主に有形固定資産合計が375百万円増加する一方、投資その他の資産合計が63百万円減少したことによるものです。 (負債の部) 当期末における負債は、前期末から109百万円減少し、4,015百万円となりました。流動負債合計は、前期末から99百万円減少し、2,531百万円となりました。これは主に千葉工場の火災による火災損失引当金が548百万円減少した一方で、買掛金が119百万円、流動負債のその他が295百万円それぞれ増加したことによるものです。固定負債合計は、前期末から9百万円減少し、1,483百万円となりました。これは主に長期借入金が60百万円減少したことによるものです。 (純資産の部) 当期末における純資産は、前期末から110百万円増加し、6,230百万円となりました。当期純利益212百万円を計上した他、配当金の支払い133百万円により、利益剰余金は78百万円増加しました。 以上により、自己資本比率は前期末の59.7%から60.8%となりました。 ③ キャッシュ・フローの状況 当期末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)の残高は、前期末に比べて1,021百万円減少し、1,715百万円となりました。当期における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果、使用した資金は124百万円(前期は903百万円の獲得)となりました。これは主に税引前当期純利益343百万円、減価償却費340百万円による資金の増加があった一方で、火災損失の支払額700百万円があったことによるものです。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果、使用した資金は、前期と比べ449百万円増加し、704百万円となりました。これは主に有形固定資産の取得による支出703百万円があったことによるものです。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果、使用した資金は、前期に比べ23百万円増加し、192百万円となりました。これは長期借入金の返済による支出60百万円、配当金の支払額132百万円による資金の減少によるものです。 ④ 生産、受注及び販売の実績 a. 生産実績 当事業年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   生産高(千円)   前期比(%) 食品事業   6,795,078   △5.9 (注) 金額は、製造原価によっております。 b. 受注実績 食品事業ではピザの一部について受注生産を行っておりますが、受注から納品までの期間が極めて短期で受注残高としては僅少であり、受注実績と販売実績がほぼ同額となりますので、受注状況の記載は省略しております。 c. 販売実績 当事業年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   販売高(千円)   前期比(%) 食品事業   11,579,243   △5.9 外食事業   3,041,023   △1.7 合計   14,620,266   △5.1 (注)1. セグメント間取引については、相殺消去しております。 2.主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。 相手先   前事業年度   当事業年度 販売高(千円)   割合(%)   販売高(千円)   割合(%) 株式会社日本アクセス   1,892,782   12.3   1,550,571   10.6 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において当社が判断したものであります。 ① 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社の財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この財務諸表の作成にあたって、資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いておりますが、これらの見積り及び仮定に基づく数値は実際の結果と異なる可能性があります。 財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5[経理の状況] 1[財務諸表等] (1)[財務諸表][注記事項](重要な会計上の見積り)」に記載しております。 ② 当事業年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 a. 経営成績の分析 経営成績の分析につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 ①経営成績の状況」に記載しております。 b. キャッシュ・フローの分析 キャッシュ・フローの分析につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 ③キャッシュ・フローの状況」に記載しております。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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