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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,965.38+199ドル円158.86-1NASDAQ26,205.58+106S&P 5007,665.62+34SOX 指数11,344.26+569/2終値

六甲バター

ROKKO BUTTER CO., LTD.2266 · Prime · 食料品

『六甲バター』ブランドで知られるチーズ専業メーカー。ナッツ・豆菓子も展開し、食品事業を多角化。

概要

六甲バターは、1948年にマーガリン製造会社として創業し、1954年に現商号に改称、1958年からプロセスチーズ製造を開始した業務用チーズ専業メーカーである。神戸市に本社を置き、ブランド「Q・B・B」で知られる。主力はスライスチーズやとろけるチーズなどの加工乳製品で、外食・中食向けに強みを持つ。2025年12月期の連結売上高は433億円、営業利益14億円。チーズ事業が売上の約97%を占め、ナッツ事業は子会社が担う。東京証券取引所プライム市場に上場している。

チーズ事業が売上の97%を占める収益構造

2025年12月期の連結売上高433億円のうち、チーズ事業が421億円(97%)、ナッツ事業が6億円、その他が5億円である。チーズ事業のセグメント利益は14億円で、営業利益率は3.3%と低水準にとどまる。原材料価格の高騰が収益を圧迫しており、2025年4月にチーズ製品の価格改定を実施した。販売先は㈱日本アクセス向けが211億円(48.9%)を占める大口取引先である。ナッツ事業は連結子会社の㈱ミツヤグループ本社が製造販売を担当し、売上規模は小さいながらも安定的に推移する。

三菱商事との販売提携が支える流通網

1971年に三菱商事と全面的な販売提携を締結して以来、三菱商事グループの食品卸売会社である㈱日本アクセスを通じた販売が主力となっている。2025年12月期の販売実績では、日本アクセス向けが211億円と全体の48.9%を占めた。この販売網により、スーパーやコンビニ、飲食店への広範な流通を実現している。また、一部製品は外部加工業者に製造委託し、当社ブランドで販売する体制をとる。三菱商事との提携は、原料調達面でも強みとなり、インドネシア合弁会社の設立にもつながった。

国内生産拠点の集約と海外進出の現状

生産拠点は神戸工場(2019年開設)と長野工場(1994年開設)の2か所。過去には明石工場(1961年開設、2011年閉鎖)、稲美工場(1966年開設、2022年閉鎖)、加西工場(1984年開設、2008年閉鎖)があったが、生産集約を進めている。海外では、インドネシアに三菱商事との合弁会社PT EMINA CHEESE INDONESIA(2017年設立、持分法適用関連会社)、ベトナムに販売会社QBB VIETNAM(2023年)と製造会社QBB ASIA(2025年)を設立し、東南アジア市場への足掛かりを築いている。

業界の中での役割はチーズ・乳製品およびナッツ・豆菓子の製造・販売会社にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
433億円
営業利益
14億円
営業利益率
3.2%
純利益
15億円
2025/12 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より

事業別の売上と利益

2025/12
事業売上構成比利益利益率
チーズ421億円97.2%15億円3.6%
ナッツ6億円1.4%0億円0.0%
その他6億円1.4%0億円0.0%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01食品小売・外食・中食(チーズ)主力

スーパー、コンビニ、飲食店、食品加工業者向けにナチュラルチーズ、プロセスチーズ、チーズスナック等を製造販売。自社製造と外部委託を併用し、『六甲バター』ブランドで広く流通。

主な製品・サービス3
ナチュラルチーズ
原料乳を発酵・熟成させたそのままのチーズ。各種料理や製菓用に使用。
プロセスチーズ
ナチュラルチーズを加熱溶解し、乳化・殺菌したチーズ。スライス、ブロック、スティックなど多様な形状。
チーズスナック
おやつ向けの個包装チーズ製品。

02食品小売・中食(ナッツ・豆菓子)準主力

スーパー、コンビニ等向けにナッツ類(アーモンド、カシューナッツ等)や豆菓子(落花生、煎り豆等)を製造販売。グループ会社(ミツヤ、千成堂)が製造を担当。

主な製品・サービス2
ナッツ
アーモンド、カシューナッツ、くるみ等の素焼き・味付け製品。
豆菓子
落花生、えだまめ、煎り豆等の加工品。

03その他食品その他

チーズ、ナッツに含まれない食品(調味料、デザート等)の販売。事業規模は小さい。

製品と技術

「Q・B・B」ブランドのプロセスチーズ製品群

主力製品はプロセスチーズである。ナチュラルチーズを加熱溶解し、乳化・殺菌して成形する。形状はスライス、ブロック、スティックなど多様で、家庭用から業務用まで幅広く展開する。ブランド「Q・B・B」で知られ、スーパーやコンビニの棚に並ぶ。とろけるタイプやおやつ用の個包装スティックも人気。製造は神戸工場と長野工場で行われ、一部は外部委託する。2025年12月期のチーズ事業売上高は421億円を計上した。

ナチュラルチーズとバターの製造技術

ナチュラルチーズは原料乳を発酵・熟成させたもので、各種料理や製菓用に使用される。六甲バターは1958年にオーストラリアから原料チーズを輸入し、プロセスチーズ製造を開始したが、自社でもナチュラルチーズの熟成技術を持つ。バターは創業時からの製品で、マーガリンからスタートした歴史を持つ。現在の製品構成ではバターの売上比率は低いが、社名に「バター」を冠する象徴的な品目である。

子会社が手がけるナッツ・豆菓子

ナッツ事業では、アーモンド、カシューナッツ、くるみなどの素焼き・味付け製品、および落花生、えだまめ、煎り豆などの豆菓子を製造販売する。大部分は連結子会社の㈱ミツヤグループ本社、㈱ミツヤ、㈱千成堂が担当する。スーパーやコンビニ向けの個包装品が中心で、チーズ製品と合わせて「Q・B・B」ブランドで展開されることもある。事業規模は小さく、2025年12月期のナッツ事業売上高は6億円、セグメント利益は200万円とわずかである。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

食料品のなかでの位置

業務用チーズで国内首位、安定収益

六甲バターは食品業界、特にチーズ・バターなどの乳製品を手掛ける。業務用チーズでは国内シェア首位で、同業のニップンや日清製粉グループとは事業領域が異なるが、製粉・食品メーカーとして比較される。売上高は400億円超と安定しており、2025年12月期の営業利益率3.23%と安定的な収益力を示す。食品業界は成熟市場だが、業務用の強固な顧客基盤を持つ。ただし、家庭用向けや新市場への展開は限定的で、内需依存度が高い。

強み

  • 国内業務用チーズ市場でトップシェアを誇り、安定した需要がある。
  • 売上高400億円超、営業利益率3%台と安定した収益を確保。
  • 業務用顧客との強固な関係により、継続的な受注が見込める。
  • 六甲バターブランドは高品質で認知度が高く、競争優位となる。

課題

  • 国内食品市場は縮小傾向で、新たな成長エンジンが必要。
  • チーズの原料である生乳価格の変動が収益に影響を与える。
  • 海外市場への進出が限定的で、成長機会を逃している可能性。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

食品・飲料の時価総額近傍。太字が六甲バター

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
12533オエノンホールディングス301億円8.0倍
27520エコス300億円10.9倍
32753あみやき亭286億円22.5倍
42933紀文食品256億円23.2倍
57554幸楽苑249億円19.7倍
62266六甲バター247億円11.8倍
72804ブルドックソース247億円9.8倍
89788ナック241億円13.3倍
92882イートアンドホールディングス231億円61.8倍
109850グルメ杵屋227億円100.7倍
112929ファーマフーズ175億円

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(食品・飲料)に従っています。

会社の歴史

沿革 30件

マーガリン製造からチーズ専業へ転換した1950年代

1948年12月、資本金200万円で平和油脂工業として創業し、マーガリン製造を開始。1950年に平和商事、1954年に六甲バターと商号を変更した。1958年11月、オーストラリアから原料チーズを輸入し、プロセスチーズ製造に参入。これが現在の主力事業の起点となる。当時はまだチーズが国内で普及していなかったが、業務用需要を見込んでの決断であり、その後チーズ専業メーカーとして成長する基盤を築いた。

上場と三菱商事提携で拡大した1960〜70年代

1963年5月、大阪証券取引所市場第二部に株式上場。1965年に東京支店、1977年に大阪支店、1979年に名古屋支店を開設し、販売網を全国に拡大した。1971年1月、三菱商事と全面的な販売提携を締結。この提携により、同社の販売チャネルを活用できるようになり、流通基盤が飛躍的に強化された。1976年にはナッツ加工専門の子会社六甲フーズを設立し、多角化の第一歩を踏み出した。

工場の新設と閉鎖を繰り返した生産再編

1961年に明石工場、1966年に稲美工場、1984年に加西工場、1994年に長野工場と相次いで新設。しかし、2008年に加西工場閉鎖、2011年に明石工場閉鎖、2022年に稲美工場閉鎖と、生産拠点を集約した。2019年には最新鋭の神戸工場を開設し、生産効率を高めた。品質管理体制も整備し、2000年にISO 9001、2001年にISO 14001、2019年にFSSC 22000を取得している。

海外展開とナッツ事業のグループ再編

2017年5月、インドネシアに三菱商事との合弁会社PT EMINA CHEESE INDONESIAを設立し、東南アジアでの生産拠点を確保。2023年3月にはベトナムに販売会社QBB VIETNAMを設立した。2024年7月、ナッツ製品の製造委託先であった㈱ミツヤグループ本社の株式49%を取得し、2025年11月には残りを取得して完全子会社化。同時期にベトナムに製造子会社QBB ASIAを設立し、グループはチーズとナッツの両軸で事業を展開する体制となった。

証券市場の変遷とプライム市場への移行

1963年に大阪証券取引所第二部に上場後、2012年12月に第一部に指定替え。2013年7月の東京証券取引所と大阪証券取引所の市場統合により、東京証券取引所第一部に上場。2022年4月の市場区分見直しでプライム市場に移行した。上場以来、株式市場での資金調達や企業価値向上を目指し、資本政策を推進している。

年表30件を開く

1940年代

  • 1948年12月創業資本金200万円で平和油脂工業株式会社として創立し、マーガリン製造を開始

1950年代

  • 1950年10月商号を平和商事株式会社に改称
  • 1954年7月商号を六甲バター株式会社に改称
  • 1958年11月オーストラリアから原料チーズを輸入し、プロセスチーズ製造を開始

1960年代

  • 1961年4月兵庫県明石市に明石工場を開設(2011年7月閉鎖)
  • 1963年5月上場株式を大阪証券取引所市場第二部に上場
  • 1965年2月東京都中央区に東京支店を開設
  • 1966年12月兵庫県加古郡稲美町に稲美工場を開設(2022年7月閉鎖)

1970年代

  • 1971年1月三菱商事株式会社と全面的な販売提携
  • 1976年10月兵庫県明石市に連結子会社六甲フーズ株式会社(資本金2,000万円)を設立し、ナッツ加工専門工場を開設(2012年2月解散)
  • 1977年4月大阪市北区(現 大阪市淀川区)に大阪支店を開設
  • 1979年4月名古屋市熱田区に名古屋支店を開設

1980年代

  • 1984年3月兵庫県加西市に加西工場を開設(2008年3月閉鎖)
  • 1985年12月本社新社屋竣工
  • 1989年5月神戸市中央区に連結子会社株式会社フロマージュ六甲(資本金3,000万円)を設立し、レストランを開業(2005年9月解散)
  • 1989年12月スイス、リンツ&シュプルングリー社と同社製チョコレート商品の日本における独占輸入販売契約を締結、1990年4月より同品の販売を開始(2023年5月終了)

1990年代

  • 1994年8月長野県南佐久郡臼田町(現 長野県佐久市)に長野工場を開設

2000年代

  • 2000年11月ISO 9001を稲美工場及び長野工場において認証取得
  • 2001年8月ISO 14001を稲美工場、長野工場、本社及び連結子会社である六甲フーズ株式会社明石工場、加西工場において認証取得
  • 2008年3月チーズ生産体制の強化を図るため稲美工場に第5プラントを新設 株式会社福岡ミツヤとナッツの製造委託契約を締結

2010年代

  • 2012年12月株式を大阪証券取引所市場第一部に指定替え
  • 2013年7月上場東京証券取引所と大阪証券取引所の市場統合により、株式を東京証券取引所市場第一部に上場
  • 2017年5月インドネシアに三菱商事株式会社との合弁会社PT EMINA CHEESE INDONESIAを設立(現 持分法適用関連会社)
  • 2019年4月兵庫県神戸市西区に神戸工場を開設
  • 2019年5月FSSC 22000を長野工場において認証取得 FSSC 22000を神戸工場において認証取得

2020年代

  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行
  • 2023年3月創業ベトナムにチーズの販売会社QBB VIETNAM COMPANY LIMITEDを設立
  • 2024年7月当社ナッツ製品の製造委託をしていた株式会社ミツヤグループ本社の株式を 49%取得(現 連結子会社)
  • 2025年11月当社ナッツ製品の製造委託をしていた株式会社ミツヤグループ本社の株式を100%取得(現 連結子会社)
  • 2025年11月ベトナムにチーズの製造販売会社QBB ASIA COMPANY LIMITEDを設立(現 連結子会社)

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/12期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    高付加価値創造企業への変革

    中長期経営方針「ビジョン2030」に基づき、2030年に向けて高付加価値創造企業へ変革し、持続的な収益拡大と企業価値向上を目指す。

  2. 02

    中期経営計画2027の推進

    2025年1月からの3年間を対象とする中期経営計画2027に基づき、事業成長戦略と基盤強化戦略を通じて収益拡大と企業価値向上に取り組む。

  3. 03

    ナッツ事業でのシナジー創出

    ミツヤグループと資本・人材等の経営資源を共有し、新市場開拓や海外事業拡大など様々なシナジーを生み出し成長戦略を推進する。

  4. 04

    サステナビリティとガバナンス強化

    サステナビリティ活動を通じ、プライム市場上場企業に求められる高度で持続的なコーポレート・ガバナンス体制の強化に努める。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で726人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は638万円で、9期前と比べて+5.1%平均年齢は40.0歳、平均勤続年数は15.0年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数
2016年12月426
2017年12月434
2018年12月442
2019年12月60740.412.9466
2020年12月61141.213.4464
2021年12月63740.814.0466
2022年12月60740.314.4469
2023年12月60140.515.0477
2024年12月64539.714.6495
2025年12月63840.015.0726

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2025年12月期・提出会社(単体)
女性管理職比率6.7%
縦線は目安の30%
男性育休取得率30.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)54.7%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社2(国内 1 / 海外 1) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位8)
神戸工場 — 兵庫県神戸市西区167億円
チーズ
本社工場他 — 福岡県福岡市他3,540百万円
ナッツ
長野工場 — 長野県佐久市649百万円
チーズ
稲美工場 — 兵庫県加古郡稲美町645百万円
チーズ
本社工場 — 熊本県上益城郡益城町271百万円
ナッツ
本社 — 兵庫県神戸市中央区61百万円
チーズ・ナッツ・その他
東京支店(東京都中央区)他5支店営業所8百万円
チーズ・ナッツ・その他
本社 — 福岡県福岡市6百万円
ナッツ
主な関係会社
  • 国内
    ㈱ミツヤグループ本社
    福岡市南区
    議決権49.0%
  • 海外
    PT EMINA CHEESE INDONESIA
    インドネシア共和国西ジャワ州ブカシ県
    議決権49.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2025年12月期の売上高は433億円営業利益14億円前期と比べると増収減益で、売上が+0.9%、利益が-30.0%。

売上高
+0.9%
433億円
営業利益
-30.0%
14億円
純利益
+50.0%
15億円
営業利益率
3.2%
前期比 -1.4%pt

会社が出している今期の予想2026年12月期

項目会社予想前期実績
売上高550億円433億円
営業利益15億円14億円
純利益14億円15億円
1株あたり配当¥20¥20

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年2Qで、売上は269億円、営業利益は8億円。前年の2025年2Qと比べると、売上は+31.2%、営業利益は+60.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年1Q107−3−2.8−2
2023年2Q11210.91
2023年3Q10621.92
2023年4Q1183
2024年1Q10343.94
2024年2Q11076.45
2024年4Q2161
2025年2Q20552.42
2025年4Q22893.913
2026年2Q26983.06

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2012年12月期からの14期で、売上は383億円から433億円へ1.1倍に増えた。直近期の営業利益率は3.2%。純利益は3期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2012年12月3833119
東京証券取引所と大阪証券取引所の市場統合により、株式を東京証券取引所市場第一部に上場
2013年12月3982415
2014年12月4152010
2015年12月4503019
2016年12月4715234
インドネシアに三菱商事株式会社との合弁会社PT EMINA CHEESE INDONESIAを設立(現 持分法適用関連会社)
2017年12月4944933
2018年12月5274329
兵庫県神戸市西区に神戸工場を開設
2019年12月5392210
2020年12月5491710
2021年12月5512223
2022年12月41942
ベトナムにチーズの販売会社QBB VIETNAM COMPANY LIMITEDを設立
2023年12月44374
2024年12月4292010
ベトナムにチーズの製造販売会社QBB ASIA COMPANY LIMITEDを設立(現 連結子会社)
2025年12月43314133.215

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2025年12月期

売上高433億円のうち、営業利益として残るのは14億円3.2%。営業外の損益と税金を反映した純利益は15億円、売上の3.5%にあたる。営業利益率は業種中央値4.1%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金80.6%349億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金16.2%70億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益3.2%14億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
19.4%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比0.9pt
3.2%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+0.3pt
3.5%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比2.8pt
4.5%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
2.5%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
1.8%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2025年12月期は営業CFが−17億円、投資CFが−22億円で、差し引きのフリーCFは−39億円この組み合わせは先行投資型にあたる。本業がまだ現金を生まない中、調達した資金で投資を続けている。スタートアップ・再建初期の型期末の手元現金は39億円で、売上の1.1ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2012年12月07−5727
2013年12月32−27−3530
2014年12月19−12−4733
2015年12月33−19−31443
2016年12月3651−2287107
2017年12月38−4331−5133
2018年12月24−14836−12445
2019年12月21−8775−6654
2020年12月58−25−143373
2021年12月57−4−545373
2022年12月11−12−24−148
2023年12月32−10−142257
2024年12月37−16−152162
2025年12月−17−2216−3939

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2025年12月期の総資産は609億円。このうち返さなくてよい自己資本が333億円で、自己資本比率は54.7%(業種中央値56.8%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2012年12月27915912056.9
2013年12月28317311061.1
2014年12月29917812159.6
2015年12月32819912960.7
2016年12月33521112463.1
2017年12月46424322152.4
2018年12月47126620556.5
2019年12月57527230347.3
2020年12月57027729348.7
2021年12月54229724554.8
2022年12月51429222256.8
2023年12月51030120959.0
2024年12月51430920560.0
2025年12月60933327654.7

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年12月期の内訳
現金及び預金
51億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
278億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
69億円
在庫として抱えている分
負債合計
276億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
62
/ 100
安定性自己資本比率36 / 40
収益力営業利益率6 / 30
現金創出営業CFの黒字継続20 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

食料品 123社との比較

同じ食料品の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回り123社中2位あたり、逆に低いのはROE123社中85位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
4.5%/中央値 7.3%
P25 3.7%P75 11.4%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
3.2%/中央値 4.1%
P25 2.7%P75 7.7%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
54.7%/中央値 56.8%
P25 46.5%P75 67.3%
売上成長率前期からの売上の伸び
0.9%/中央値 3.4%
P25 0.7%P75 6.3%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
1.7%/中央値 2.3%
P25 1.5%P75 3.3%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,152で、1年前と比べて-9.2%過去52週の値幅のなかでは47%の位置にある。

¥1,152-0.8%1ヶ月+11.4%1年-9.2%時価総額247億円
過去52週の値幅
安値¥1,013高値¥1,310

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)11.8倍
PER (会社予想)15.9倍
PBR0.65倍
配当利回り1.74%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は7月下旬に下落し、8月5日には1024円まで下げましたが、その後は反発し、8月21日は1073円で、1か月で約1.9%下落しました。25日移動平均線(1076.52円)をわずかに下回っており、75日線(1078.32円)も下回っています。52週高値1340円からは約19.9%下落しており、52週安値1013円からは約5.9%高い水準です。出来高は8月7日と14日に増加しましたが、全体的には4万〜9万株台で推移しています。短期的にはレンジ相場ですが、やや下向きの傾向があります。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 75/100)

PERが10.98倍と業界平均の28.6倍を大幅に下回り、予想PERも14.8倍と割安感。PBRは0.6325倍と1倍を大きく下回り、純資産に対して株価が低く評価されている。配当利回りは1.86%と業界平均の2.22%を下回るが、ROEは4.5%と低い水準。配当性向は37.3%と安定しており、今後の増配余地はあるが、現状の利回りは魅力的ではない。総合的に見て割安と判断。

指標この会社業種平均
PER (実績)11.8倍28.6倍
PER (予想)15.9倍
PBR0.65倍1.63倍
ROE4.5%7.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

投資論点は、原材料価格高騰時の収益維持と市場シェアの確保である。強気派は、安定したブランド力と業務用の需要の底堅さを評価し、価格改定による収益改善を見込む。また、チーズ需要の増加や、外食産業の回復に伴う販売量の伸びを期待する。弱気派は、乳製品の原料価格上昇が続けば収益が圧迫されると懸念。また、競合他社との価格競争でシェアが低下するリスクもあり、高い営業利益率は期待しにくい。

プラスに働く材料7
  • ブランド力による価格決定権

    『Q・B・B』ブランドは業務用で高い評価を受け、価格改定がしやすい。

  • 外食・中食市場の回復

    インバウンド需要や外食産業の回復でチーズ・バターの需要が増加。

  • 安定的な配当

    配当利回り1.86%と、株主還元を継続している。

  • 純利益は前期比50%増の15億円通年影響

    純利益は10億円→15億円と5億円増加

  • 売上高は2期ぶり増収の433億円通年影響

    売上高は429億円→433億円と4億円増加

  • PBR0.63倍と割安水準継続影響

    PBR0.63倍、ROE4.5%。下値に厚み

  • 営業利益14億円を計上通年影響

    売上高433億円に対し営業利益14億円、営業利益率3.23%

マイナスに働く材料7
  • 原材料費高騰によるコスト増

    生乳や乳製品の国際価格上昇が収益を圧迫する。

  • 低い営業利益率

    営業利益率は3.23%にとどまり、収益力は脆弱。

  • 競争激化とシェア喪失

    国内外の競合が激しく、価格競争に巻き込まれる可能性。

  • 予想PER14.8倍と来期の減益示唆次回決算影響

    現在PER10.98倍→予想14.8倍と上昇。翌期EPS減が見込まれる

  • 売上高の伸びは前年比0.9%と低調通年影響

    増収額は4億円。成長率は0.9%にとどまる

  • ROE4.5%と資本効率は低い継続影響

    ROE4.5%と低く、PBR0.63倍から1倍回復には時間

  • 配当利回り1.86%と低水準継続影響

    配当利回り1.86%と相対的に低く、株式投資の妙味は限定的

次の決算で確かめる点
営業利益率
原材料高騰の中での収益性維持の鍵。
業務用販売数量
外食・中食の需要動向を反映し、売上高を牽引する。
原材料コスト比率
価格転嫁とコスト管理の状況を示す。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり20で、前期から+0.0%いまの株価に対する利回りは1.74%。

年間配当
¥20
1株あたり
配当利回り
1.74%
いまの株価に対して
配当性向
37.3%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2016年12月2011.5
2017年12月200.011.7
2018年12月2525.016.6
2019年12月20−20.039.8
2020年12月200.040.7
2021年12月200.017.2
2022年12月200.0177.1
2023年12月2525.0109.1
2024年12月20−20.037.4
2025年12月200.037.3

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥20

株主

有価証券報告書より

2025年12月期末の株主数は延べ7,448人。区分でいちばん多いのは個人・その他47.3%。グループ会社や銀行などの安定株主が49.4%を占め、残る50.6%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2020年12月%2021年12月%2022年12月%2023年12月%2024年12月%2025年12月%
個人・その他42.943.245.446.746.647.3
事業法人33.733.533.333.332.432.3
金融機関18.717.918.317.217.917.1
自己株式9.29.29.29.29.29.2
外国法人3.62.82.52.12.52.7
証券会社1.12.60.50.70.60.6
外国人個人0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01三菱商事株式会社15.00
02日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)5.32
03株式会社三菱UFJ銀行4.53
04QBB持株会4.11
05三井住友信託銀行株式会社3.98
06株式会社メイワパックス2.00
07住友生命保険相互会社1.86
08エムエスティ保険サービス株式会社1.82
09今津 龍三1.72
10六甲バター労働組合1.70

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近1
  • 2026-06-15
    株式会社三菱UFJ銀行
    新規の大量保有報告
    0.00%
    -4.54pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で−15%、1株純資産は14期で+122%。直近期のROEは4.5%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2012年12月8976912.36.616.8
2013年12月718358.811.921.2
2014年12月508675.822.430.3
2015年12月9596810.318.418.5
2016年12月1741,08516.714.511.5
2017年12月1711,24814.716.011.7
2018年12月1511,36711.514.216.6
2019年12月501,3963.634.239.8
2020年12月491,4243.536.940.7
2021年12月1171,5247.913.317.2
2022年12月111,5000.7113.9177.1
2023年12月231,5451.557.9109.1
2024年12月531,5843.424.837.4
2025年12月761,7114.515.737.3

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

10名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は10名。2025/12期の役員報酬は総額190百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約5倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
三宅宏和取締役会長7338,000
塚本浩康取締役社長兼CEO (代表取締役)5184,000
中村行男取締役専務執行役員 生産本部長兼神戸工場長6515,000
斎藤保典取締役常務執行役員 営業本部長 兼マーケティング本部管掌6112,000
佐藤容子取締役74
新山陽子取締役74
田口泰取締役52
岡英一取締役(常勤監査等委員)652,000
今津龍三取締役(監査等委員)71368,000
早川芳夫取締役(監査等委員)74

役員報酬の内訳2025/12

役員の区分人数固定報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)516016032
取締役(社内)216168
社外取締役614142

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/12期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容478字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループは、当社、連結子会社4社、持分法適用関連会社1社により構成されています。 主要な事業内容は以下のとおりです。 (チーズ) 主要な製品はチーズであります。 大部分を当社が製造販売しており、一部は関連当事者であるデイリー・プロダクツ・ソリューション㈱を含む外部の加工業者に製造を委託し当社が販売しております。 (ナッツ) 主要な製品はナッツ・豆菓子であります。 大部分を連結子会社である㈱ミツヤグループ本社、㈱ミツヤ及び㈱千成堂が製造販売しており、一部を当社が販売しております。 (その他) 「チーズ」及び「ナッツ」に含まれない食品の販売等を主な事業としております。 なお、次の2部門は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項」に掲げるセグメントの区分と同一です。 また、当連結会計年度より報告セグメントの区分を変更しています。詳細は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(セグメント情報等)」に記載のとおりです。 事業の系統図 (2025年12月31日現在)
経営方針・対処すべき課題728字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社の経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末において、当社が判断したものであります。 当社は、「健康で、明るく、楽しい食文化の提供によって社会に貢献する」という経営理念の実践のため、2030年に向けて「高付加価値創造企業」への変革と持続的な収益拡大ならびに企業価値向上の実現を目指して活動しております。 わが国経済は、雇用や所得環境の改善が見られるものの、不安定な国際情勢による地政学リスクや気候変動等による物価上昇の影響に加えて、為替の変動等による企業業績の下振れリスクなど景気の先行きは依然として不透明な状況が見込まれます。 食品業界におきましては、原材料価格や人件費等の高騰により食品など生活必需品の相次ぐ値上げから消費の停滞が懸念されます。 このような市場環境のもと、当社グループといたしましては、中長期経営方針「ビジョン2030」高付加価値創造企業への変革に向けて2025年1月からの3年間を対象とした「中期経営計画2027」に基づく事業成長戦略および基盤強化戦略を通じ、収益拡大と企業価値の向上に取り組むとともに、各種サステナビリティ活動等を通じ、プライム市場上場企業に求められる高度且つ持続的なコーポレート・ガバナンス体制の強化に努めてまいります。さらに、ナッツ事業においてミツヤグループと資本・人材等の経営資源の共有および新たな市場開拓や海外事業の拡大など様々なシナジーを生み出すことにより成長戦略を推進してまいります。 株主の皆様におかれましては、今後とも変わらぬご支援とご鞭撻を賜りますようお願い申しあげます。
事業等のリスク2,252字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)主要原材料の市況変動について 当社グループが生産する製品の主原料でありますナチュラルチーズ・ナッツ類はその大半を海外から調達していることから、海外生産地における気候や国際的な需給等の条件によって、価格が変動することがあり、その価格動向が当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。当社グループでは、購入契約の方法、時期等を十分検討して対処しております。 (2)為替相場の変動について 当社グループが生産する製品の主原料でありますナチュラルチーズ・ナッツ類はその大半を海外から調達していることから、為替相場の変動の影響を受けます。為替レートが円安に進行した場合には原価の上昇要因となり当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。当社グループは為替相場の変動によるリスクをヘッジするため、外貨建債務等の一部について為替予約取引等のデリバティブ取引を行うことがありますが、すべてのリスクを回避するものではありません。 (3)市場競合について 当社グループは、事業を展開する多くの市場において厳しい競争に直面しております。そのため、当社グループでは競争優位を得るべく新製品の開発、発売に努めておりますが、厳しい価格競争は当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 また、WTO(世界貿易機関)農業交渉やTPP(環太平洋戦略的経済連携協定)、FTA(自由貿易協定)、EPA(経済連携協定)等の交渉および発効において乳製品の関税水準が引き下げられた場合、原料チーズ調達の面ではメリットになりますが、販売市場において海外からの直接輸入が進行し、市場競争等が激化した場合には当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (4)食品の安全性について 昨今、消費者の食の安全・安心に対する関心は一層高まっております。当社グループでは、食の安全性については最重要課題と位置づけ、当社グループの全ての工場で「食品マネジメントシステムFSSC 22000」を認証取得し、原材料・製品の自主検査体制や原材料の調達から製造工程に至る履歴確認等を行い、品質管理の強化に努めております。しかしながら、当社グループ固有の品質問題のみならず社会全般にわたる一般的な品質問題が発生した場合や、食品業界に対する風評などによって当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (5)自然災害等について 地震等の大規模な自然災害の発生で当社グループの生産拠点が損害を被り長期間操業を停止する等製品供給に支障をきたした場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。また、新型コロナウイルス感染症に代表される未知の感染症が流行した場合、経済活動が悪化し景気が停滞することで、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (6)退職給付債務及び費用について 当社グループにおいて、当社は退職金規定に基づく退職一時金制度、確定給付型の企業年金制度及び確定拠出型の企業年金制度を、連結子会社では退職金規定に基づく退職一時金制度を採用しております。確定給付型の企業年金につきましては、その年金資産の運用成績、資産の評価あるいは制度の帰趨等により、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (7)設備投資について 当社グループは、生産能力拡大や製品の競争力向上を目指し、2025年11月にベトナムにチーズの製造販売を行うQBB ASIA COMPANY LIMITEDを設立し、大規模な設備投資を実施する予定であります。今後、市況や事業環境の悪化により想定しているような生産数量の規模拡大を図れない場合には、減価償却費を主とした製造固定費の負担による利益率の低下等が生じ、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 また、既存設備の遊休化や稼働率の低下等により、保有資産から得られる将来キャッシュ・フロー見込額が減少した場合、固定資産の減損会計の適用による減損損失が発生し、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (8)特定の取引先への依存 当社グループは、製品の販売において特定の取引先に依存しておりますが、当該販売先との取引関係は安定的に推移しております。また、主要な原材料の仕入においても特定の取引先に依存しておりますが、これは原材料の効率的・安定的調達を図ることを目的としたものであり、当該仕入先との取引関係は安定しております。しかし、当該取引関係に急激な変化が生じた場合や契約条件に大幅な変更が生じた場合には、販路・仕入経路の変更や、取引数量及び取引価格の変動等により、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 (9)情報システムについて 当社グループは、社内情報システムのセキュリティ強化のために、情報管理体制の徹底、システム障害等に対する保守、保全、ウイルス対策等セキュリティ対策を講じておりますが、不測の事態によりシステム障害が発生した場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)4,279字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ①財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度におけるわが国経済は、インバウンド需要の堅調な推移に加えて、雇用や所得環境の改善が見られたことから緩やかに経済活動は回復基調となりました。しかしながら、物価上昇や不安定な為替の変動及び米国の関税措置への懸念など景気の先行きは依然不透明な状況となりました。 食品業界におきましては、原材料価格や人件費等の高騰により様々な食品の値上げが実施されたことから消費者の節約志向が高まり、厳しい環境が続きました。また、当社グループの主力分野であるチーズ業界におきましては、国際的な乳製品の需給動向を反映して乳製品価格は上昇傾向となりました。 このような市場環境のもと、当社グループといたしましては、当連結会計年度にスタートした「中期経営計画 2027」に基づく事業成長戦略及び基盤強化戦略を通じ、収益拡大と企業価値の向上に取り組んできました。さらに、原材料価格高騰への対応として4月にチーズ製品の価格改定を実施するとともに、購買を動機付けるプロモーションの強化に取り組んできました。 その結果、当連結会計年度の経営成績等は、以下のとおりとなりました。なお、当連結会計年度は連結財務諸表作成初年度であるため、前年度との比較は行っておりません。 a.財政状態 (資産の部) 当連結会計年度末における「資産の部」の残高は60,942百万円となりました。主な内訳は、「売掛金」19,005百万円、「建物及び構築物」10,756百万円及び「土地」5,634百万円であります。 (負債の部) 当連結会計年度末における「負債の部」の残高は、27,616百万円となりました。主な内訳は、「短期借入金」6,756百万円、「未払費用」6,209百万円及び「買掛金」6,129百万円であります。 (純資産の部) 当連結会計年度末における「純資産の部」の残高は33,325百万円となりました。主な内訳は、「利益剰余金」27,839百万円であります。 b.経営成績 売上高につきましては、主にチーズ製品の販売が増加したことから43,293百万円となりました。利益につきましては、主に4月からのチーズ製品の価格改定効果があったものの、大阪・関西万博関連等の経費が増加したことから営業利益は、1,435百万円となり、経常利益は1,327百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は、1,485百万円となりました。 セグメントごとの売上高及び利益又は損失につきましては、次のとおりであります。 (チーズ事業) 売上高は42,102百万円となりました。また、セグメント利益は1,463百万円となりました。 (ナッツ事業) 売上高は641百万円となりました。また、セグメント利益は2百万円となりました。 (その他事業) 売上高は549百万円となりました。また、セグメント損失は△30百万円となりました。 ②キャッシュ・フローの状況 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動によるキャッシュ・フローは1,667百万円の支出となりました。主な要因は税金等調整前当期純利益1,922百万円及び減価償却費1,984百万円の計上があった一方で、売上債権の増加額4,866百万円があったことによるものです。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動によるキャッシュ・フローは2,173百万円の支出となりました。主な要因は定期預金の預入による支出870百万円及び連結範囲の変更を伴う子会社株式の取得による支出825百万円があったことによるものです。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動によるキャッシュ・フローは1,579百万円の収入となりました。主な要因は短期借入金の返済1,000百万円があった一方で、長期借入金の借入による収入3,000百万円があったことによるものです。 以上の結果、当連結会計年度末の現金及び現金同等物の残高は、3,915百万円となりました。 ③生産、受注及び販売の実績 a.生産実績 当連結会計年度におけるセグメントごとの生産実績は次のとおりであります。 セグメントの名称   金額(千円) チーズ   39,812,834 (注)1.金額は仕入価格によっております。 2.当連結会計年度より連結財務諸表を作成しているため、前期比については記載しておりません。 b.商品仕入実績 当連結会計年度におけるセグメントごとの商品仕入実績は次のとおりであります。 セグメントの名称   金額(千円) チーズ   3,580,544 ナッツ   482,537 その他   263,964 合計   4,327,046 (注)1.金額は仕入価格によっております。 2.当連結会計年度より連結財務諸表を作成しているため、前期比については記載しておりません。 3.セグメント間取引については相殺消去しております。 c.受注実績 当社グループは市場動向の予測に基づく見込生産を行っており、受注生産は行っておりません。 d.販売実績 当連結会計年度におけるセグメントごとの販売実績は次のとおりであります。 セグメントの名称   金額(千円) チーズ   42,102,221 ナッツ   641,330 その他   549,796 合計   43,293,346 (注)1.当連結会計年度より連結財務諸表を作成しているため、前期比については記載しておりません。 2.当連結会計年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は、次のとおりであります。 当連結会計年度(自 2025年1月1日 至 2025年12月31日) 相手先   金額(千円)   割合(%) ㈱日本アクセス   21,185,396   48.9% 3.セグメント間取引については相殺消去しております。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ①財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 1)財政状態の分析 財政状態の分析につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況 a.財政状態」に記載しております。 2)経営成績の分析 経営成績の分析につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況 b.経営成績」に記載しております。 ②キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性についての分析 キャッシュ・フローの分析につきましては、「(1)経営成績等の状況の概況 ②キャッシュ・フローの状況」に記載しております。 ③重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。当社グループの経営者は、過去の実績や状況に応じ合理的と考えられる様々な要因に基づき、見積り及び判断を行い、それらに対して継続して評価を行っております。当社グループでは特に以下の会計上の見積り及び見積りに用いた仮定が重要であると考えております。 a.有価証券の減損 当社グループは、取引関係の維持・強化のために取引先の株式を保有しております。これらの株式には上場株式と非上場株式が含まれております。上場株式は期末時点における時価が帳簿価額と比べ50%以上下落した場合および、期末における下落率が2期連続して30%以上の場合、期末時点で減損処理を行っております。 非上場株式については、非上場会社の決算書を基に利益の推移、株式の評価額を算出し「合理的に算定された価額」により評価し見積っております。 b.固定資産の減損 当社グループは、市場価格、営業活動から生ずる損益等から減損の兆候が識別された場合、将来の事業計画等を考慮して、減損損失の認識の判定を行い、必要に応じて回収可能価額まで減損処理を行うこととしております。 c.棚卸資産の評価 棚卸資産の評価を行うに当たっては、正味売却価額に基づき収益性の低下を検討しております。また、一定期間を超えて在庫として滞留する棚卸資産についても、簿価を切り下げております。 d.貸倒引当金の計上 一般債権については貸倒実績率により、貸倒懸念債権等特定の債権については個別に回収可能性を勘案し、回収不能見込額を計上しております。顧客の財政状態が悪化した場合には、追加引当が必要となる可能性があります。 e.退職給付債務の認識 退職給付費用および退職給付債務は、割引率など数理計算上で設定される前提条件や年金資産の期待運用収益率に基づいて算出されております。実際の結果が前提条件と異なる場合、または前提条件が変更された場合、将来期間において認識される費用および計上される債務に影響を及ぼす可能性があります。 f.繰延税金資産の計上 当社グループは、繰延税金資産について将来の課税所得を合理的に見積り、回収可能性を十分に検討し、回収可能見込額を計上しております。しかし、繰延税金資産の回収可能見込額に変動が生じた場合には、繰延税金資産の取崩し又は追加計上により利益が変動する可能性があります。 g.未払販売促進費の見積り 未払販売促進費は卸売業者ごと、製品ごとに見積った割戻単価に、当社グループが当連結会計年度に販売した製品のうち、当連結会計年度末時点で卸売業者が保管する製品の数量を乗じて算定しております。しかし、当該販売施策等に著しい変動が生じた場合、翌連結会計年度の連結財務諸表に重要な影響を与える可能性があります。 連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、当連結会計年度において重要なものは「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載しております。

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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