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日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,061.95+295ドル円158.65-1NASDAQ26,217.83+118S&P 5007,666.6+35SOX 指数11,339.25+519/2終値

日産証券グループ

Nissan Securities Group Co.,Ltd.8705 · Standard · 証券、商品先物取引業

ネット証券を中核とする金融グループ。個人投資家向けに株式・FX・先物取引サービスを提供する。

概要

日産証券グループは、東京証券取引所スタンダード市場に上場する純粋持株会社である。2020年10月に岡藤ホールディングスと日産証券が経営統合して誕生し、2022年7月に現商号へ変更した。グループは日産証券、NS FinTech、NS Tradingなど6社の連結子会社で構成され、金融商品取引業と商品先物取引業を中核に営む。2026年3月期の連結営業収益は86億円、親会社株主に帰属する当期純利益は10億円、従業員数は254人。本社は東京都中央区銀座のGINZA SIXに所在する。

持株会社体制とグループの構成

日産証券グループは、純粋持株会社である日産証券グループ株式会社がグループ全体の経営指導・管理を行う。連結子会社は6社あり、中核は日産証券株式会社である。日産証券は金融商品取引業と商品先物取引業を主力とし、個人・法人顧客に株式・デリバティブ・商品先物などを提供する。その他の子会社には、金融商品仲介業の日産証券インベストメント株式会社、情報配信サービスと法人マージンファイナンスを手掛けるNS FinTech株式会社、ファンド事業のNSファンディング合同会社、自己売買業務のNSトレーディング株式会社とNS Trade合同会社、および金融商品仲介業登録申請中の日産証券IFA株式会社がある。非連結子会社として台湾の日産管理顧問股份有限公司を保有する。従業員は連結で254人、本社は東京都中央区銀座六丁目に置く。

日産証券が担う中核事業の内容

日産証券株式会社は、グループ収益の大部分を生み出す中核子会社である。主な業務は、株式・投資信託の売買、取引所株価指数証拠金取引(くりっく株365)および取引所為替証拠金取引(くりっく365)、先物・オプションなどのデリバティブ取引、商品先物取引の受託・自己売買である。さらに貴金属販売事業として、金地金等の販売・買取や純金積立を提供する。2026年3月期には、主力の金標準先物の合計取引代金が前年比228.0%増の341,461億円、売買枚数が同146.2%増の172万枚に達した。株式等売買代金も同126.6%増の5,322億円と拡大し、受入手数料全体は75.7億円(同114.1%)となった。

資産の両建て構造と収益の特徴

当社グループの財政状態は、商品先物取引の受託に伴う「差入保証金」と「預り証拠金」が両建てで計上されるため、相場変動や顧客ポジションにより資産・負債が大きく変動する。2026年3月期末の総資産は2,720億円、負債合計は2,593億円、純資産は126億円である。収益は受入手数料が主体で、2026年3月期の純営業収益85.4億円のうち受入手数料が75.7億円を占め、トレーディング損益は2.2億円の利益と補完的である。販売費・一般管理費は70.7億円で、営業利益は14.7億円となった。株主還元については、連結配当性向(総還元性向)60%以上を目標に掲げている。

国内中心の顧客基盤と地域展開

日産証券グループの顧客基盤は、日本国内の個人投資家と法人顧客が中心である。金融商品取引業は全国の個人客向けに営業を行い、商品先物取引では特に金関連商品に強みを持つ。法人向けには、NS FinTechを通じた情報配信サービスやマージンファイナンス(貸金業)を提供する。海外拠点としては、台湾台北市に日産管理顧問股份有限公司(非連結子会社)を有するが、連結業績への寄与は軽微である。グループ全体の収益は国内市場の動向に大きく依存しており、経営課題として相場変動に左右されない収益基盤の構築を掲げている。

業界の中での役割は金融商品取引業・商品先物取引業を営む証券グループにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
86億円
営業利益
15億円
営業利益率
17.4%
純利益
10億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01個人投資家主力

株式・投資信託の売買、FX・先物オプション取引などのデリバティブ取引を、個人のお客様にオンラインで提供。

主な製品・サービス3
株式売買
国内株式のオンライン取引サービス
投資信託
国内外の投資信託の販売
FX・先物取引
くりっく株365、くりっく365などの取引所FXおよび商品先物取引

02法人顧客準主力

国内外の法人を対象に、株式・デリバティブ取引の受託や、マージンファイナンス(貸金)などの金融サービスを提供する。

主な製品・サービス2
マージンファイナンス
信用取引に必要な資金を貸し付けるサービス
情報配信
金融情報の配信サービス

03貴金属副次

金地金等の販売・買取、純金積立などの貴金属販売事業を展開。投資家向けに安全性の高い資産運用手段を提供する。

主な製品・サービス2
金地金販売
金インゴットの販売
純金積立
少額から金を積立できるサービス

製品と技術

金標準先物取引が牽引する商品先物ビジネス

日産証券グループの商品先物取引の中核は、金標準先物である。2026年3月期の合計取引代金は34兆1,461億円(前年比228.0%)に達し、売買枚数は172万枚(同146.2%)と急増した。これは、地政学的リスクの高まりやインフレ懸念を背景に金への投資需要が拡大したためである。日産証券は東京商品取引所(TOCOM)の金標準先物の取扱いで強みを持ち、個人投資家向けに手数料の競争力や取引ツールの利便性を提供している。また、金地金の販売・買取や純金積立など、実物金関連商品もラインアップに含む。同社の貴金属販売事業は金の現物取引と先物取引の双方をカバーし、顧客の多様なニーズに応える。

くりっく365とくりっく株365の取引所FX・CFD

日産証券は、取引所為替証拠金取引「くりっく365」と取引所株価指数証拠金取引「くりっく株365」を提供している。これらは大阪取引所に上場された取引所FX・CFD商品であり、透明性の高い価格形成とカウンターパーティリスクの低減が特徴である。個人投資家向けに、少額の証拠金で外国為替や日経平均株価などの指数に投資できる仕組みを提供する。2026年3月期の詳細な取引高は開示されていないが、グループ全体の受入手数料の一部を構成する。これらの商品は、株式取引や商品先物取引と並ぶ3本柱の一角として、顧客の資産運用ニーズに応えている。

法人顧客向け情報配信サービスとマージンファイナンス

連結子会社のNS FinTech株式会社は、情報配信サービスと法人顧客向けマージンファイナンス(貸金業)を主力事業とする。情報配信サービスでは、金融市場のリアルタイムデータや分析ツールを法人顧客に提供し、取引判断を支援する。マージンファイナンスは、証券会社や商品先物取引業者に対する信用供与であり、グループ外の金融機関も顧客に含む。2026年3月期のNS FinTechの業績は個別開示されていないが、グループ全体の収益多様化に寄与している。また、同社は子会社としてNSファンディング合同会社を通じてファンド事業も手掛け、グループの金融サービスを補完している。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

同業の企業

証券、商品先物取引業の時価総額近傍。太字が日産証券グループ

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
17185ヒロセ通商269億円11.7倍
25834SBIリーシングサービス215億円7.2倍
38737あかつき本社211億円4.6倍
48747豊トラスティ証券194億円2.8倍
57347マーキュリアホールディングス171億円65.2倍
68705日産証券グループ120億円11.5倍
7254AAIフュージョンキャピタルグループ118億円
87175今村証券101億円9.2倍
98700丸八証券84億円12.1倍
108742小林洋行71億円24.0倍
113113UNIVA・Oakホールディングス66億円

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 19件

持株会社としての出発点となった2005年

2005年4月、岡藤ホールディングス株式会社が株式移転により設立され、ジャスダック証券取引所にテクニカル上場した。この時点では純粋持株会社として証券・商品先物事業を傘下に収める体制を整えた。設立当初のグループは、岡藤ホールディングスのもとで複数の金融関連子会社を統括していたが、事業規模は小さく、2013年3月期の連結営業収益は51億円、純利益は2億円にとどまった。2010年には大阪証券取引所JASDAQに上場、2013年7月の市場統合により東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に移行した。

日産証券との資本業務提携から統合への道

2018年5月、岡藤ホールディングスは日産証券株式会社との間で資本業務提携契約を締結し、第三者割当を実施した。この提携は、両社の事業基盤を補完し合う目的があった。翌2019年2月には経営統合に向けた基本合意書を締結し、本格的な統合交渉を開始。2020年5月には経営統合契約および株式交換契約を締結し、同年10月1日を効力発生日とする経営統合を決定した。この一連の動きは、当時低調だった業績(2017年3月期は純損失9億円)を改善し、規模拡大による競争力強化を図る戦略の一環であった。

2020年10月の経営統合と商号変更

2020年10月1日、岡藤ホールディングスを株式交換完全親会社、日産証券を株式交換完全子会社とする経営統合が完了し、商号を岡藤日産証券ホールディングス株式会社に変更した。統合によりグループの営業収益は2019年3月期の29億円から2021年3月期には77億円へと急拡大し、純利益も16億円に改善した。統合効果として、両社の顧客基盤や商品ラインナップの融合が進み、特に金標準先物などの商品先物取引で規模の拡大を実現した。2021年12月には、日産証券から日産管理顧問股份有限公司(台湾)や日産証券システムソリューションズ(現NS FinTech)の全株式を取得し、グループ体制を強化した。

子会社設立による事業多角化(2021~2022年)

2021年10月、東京都中央区にNSシステムズ株式会社(現・日産証券IFA株式会社)を設立し、システム保守運用・データセンター管理業務を開始した。2022年3月にはNSトレーディング株式会社を設立し、自己売買取引をグループ内で独立させた。これらの子会社設立は、中核の日産証券に集中していた業務を分割し、専門性を高める狙いがあった。2022年4月には東京証券取引所の市場区分見直しに伴い、JASDAQスタンダードからスタンダード市場へ移行。同年7月には商号を日産証券グループ株式会社に変更し、グループブランドの統一を図った。

本社移転と新たな子会社設立(2023~2024年)

2023年4月、東京都中央区にNSファンディング合同会社を設立し、ファンド業務に参入。同年9月には本社を東京都中央区銀座の複合商業施設「GINZA SIX」に移転し、グループの象徴的な拠点とした。2024年1月には徳島インベストメント株式会社(現・日産証券インベストメント株式会社)の全株式を取得し、金融商品仲介業をグループに加えた。これにより、投資信託や保険商品の販売チャネルを拡大し、収益源の多様化を進めた。これらのM&Aおよび新設により、連結子会社は6社に増加した。

近年の体制再編とIFA事業への布石(2025~2026年)

2025年10月、NSシステムズ株式会社は商号を日産証券IFA株式会社に変更し、金融商品仲介業の登録を申請中である。これは、グループとしてIFA(独立系ファイナンシャルアドバイザー)事業への本格参入を意味する。2026年2月には、自己売買業務を専門に行うNS Trade合同会社を設立し、トレーディング機能を独立させた。2026年3月期の連結営業収益は86億円、営業利益15億円、純利益10億円と過去最高を更新し、経営統合から6年で収益基盤を確立した。今後は、相場変動に左右されない収益構造の構築を課題としている。

年表19件を開く

2000年代

  • 2005年4月創業持株会社体制移行のため、株式移転の方法により岡藤ホールディングス株式会社を設立、ジャスダック証券取引所に株式をテクニカル上場。

2010年代

  • 2010年4月上場ジャスダック証券取引所と大阪証券取引所の合併に伴い、大阪証券取引所JASDAQに上場。
  • 2013年7月上場大阪証券取引所と東京証券取引所が株式現物市場を統合したことに伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場。
  • 2015年6月岡藤ホールディングス株式会社が、監査等委員会設置会社に移行。
  • 2018年5月岡藤ホールディングス株式会社が、日産証券株式会社との間で資本業務提携契約を締結。同契約に基づく第三者割当を実施。
  • 2019年2月M&A日産証券株式会社との間で、経営統合に向けての検討を開始するための基本合意書を締結。

2020年代

  • 2020年5月M&A日産証券株式会社との間で、2020年10月1日を効力発生日とする経営統合契約及び株式交換契約を締結。
  • 2020年10月M&A岡藤ホールディングス株式会社を株式交換完全親会社、日産証券株式会社を株式交換完全子会社とする株式交換により経営統合。商号を岡藤日産証券ホールディングス株式会社に変更。
  • 2021年10月東京都中央区にNSシステムズ株式会社(システム保守運用・データセンター管理業務、連結子会社)を設立。
  • 2021年12月日産証券株式会社より日産管理顧問股份有限公司(台湾台北市、非連結子会社)の全株式を取得。
  • 2021年12月日産証券株式会社より日産証券システムソリューションズ株式会社(現・NS FinTech株式会社、連結子会社)の全株式を取得。
  • 2022年3月東京都中央区にNSトレーディング株式会社(自己売買取引、連結子会社)を設立。
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)からスタンダード市場へ移行。
  • 2022年7月商号変更商号を日産証券グループ株式会社に変更。
  • 2023年4月東京都中央区にNS ファンディング合同会社(ファンド業務、連結子会社)を設立。
  • 2023年9月本社を東京都中央区銀座(GINZA SIX)に移転。
  • 2024年1月徳島インベストメント株式会社(現・日産証券インベストメント株式会社、金融商品仲介業、連結子会社)の全株式を取得。
  • 2025年10月商号変更NSシステムズ株式会社が商号を日産証券IFA株式会社(金融商品仲介業の登録申請手続き中、連結子会社)に変更。
  • 2026年2月東京都中央区にNS Trade合同会社(自己売買業務、連結子会社)を設立。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち1項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 総還元性向(配当性向+自己株式取得)60%以上

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    顧客本位の業務運営推進

    お客様との信頼関係を構築するため、資産運用ニーズに適う質の高い金融サービスを提供する。

  2. 02

    サステナビリティ経営の遂行

    人的資本の充実化を通じて、持続可能な社会の実現と企業の持続的成長を両立させる。

  3. 03

    コーポレートガバナンスの維持・強化

    コンプライアンス、サイバーセキュリティ、情報セキュリティ対策を徹底し、企業の信頼性向上を図る。

  4. 04

    経営基盤・事業基盤の拡充

    顧客基盤の拡大、業務の集約・効率化、M&Aによる事業拡大等により、相場に左右されない企業体質を構築する。

  5. 05

    金融サービスの付加価値向上

    マルチチャネル・マルチプロダクト展開、金関連商品の優位性、ITを活用した法人ビジネス等により差別化を図る。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で254人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は706万円で、9期前と比べて+28.6%平均年齢は44.7歳、平均勤続年数は2.9年。

単体の従業員がグループ全体の1割に満たないため、平均年収は持株会社の本社勤務者の数値です。グループ全体の水準とは異なります。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月242
2018年3月158
2019年3月54951.13.1179
2020年3月56551.83.8173
2021年3月25045.23.1483
2022年3月48.83.5354
2023年3月66648.03.4311
2024年3月62245.33.3289
2025年3月81046.64.4274255
2026年3月70644.72.9254591

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社4(国内 4 / 海外 0) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
独身寮 — 東京都目黒区366百万円
本店 — 東京都中央区219百万円
本店 — 東京都中央区37百万円
福岡支店 — 福岡市中央区8百万円
新横浜支店 — 横浜市港北区7百万円
名古屋支店 — 名古屋市中区7百万円
北習志野支店 — 千葉県船橋市5百万円
大阪支店 — 大阪市北区5百万円
岡山支店 — 岡山市北区2百万円
津山支店 — 岡山県津山市2百万円
ほか1件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    岡藤商事株式会社(注)2、3
    東京都中央区
    議決権100.0%
  • 国内
    日本フィナンシャルセキュリティーズ株式会社(注)2
    東京都中央区
    議決権100.0%
  • 国内
    三京証券株式会社(注)2、3
    東京都中央区
    議決権100.0%
  • 国内
    岡藤日産証券プランニング株式会社
    東京都中央区
    議決権89.8%
国際子会社 (GLEIF登録 1社)
  • JP日産証券株式会社

国際的な法人識別子 (LEI) の親子関係データ。金融取引を行う子会社が中心で、全子会社の一覧ではありません。

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は86億円営業利益15億円前期と比べると増収増益で、売上が+16.2%、利益が+114.3%。

売上高
+16.2%
86億円
営業利益
+114.3%
15億円
純利益
+150.0%
10億円
営業利益率
17.4%
前期比 +8.0%pt

半期ごとの推移

10期分

直近は2026年下期で、営業収益は86億円、営業利益は10億円。前年の2025年下期と比べると、営業収益は+16.2%、営業利益は+900.0%。

対象期間営業収益億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2017年下期29−1
2018年下期27−1
2019年下期272
2020年下期291
2021年下期770
2022年下期726
2023年下期662
2024年下期771
2025年下期7411.40
2026年下期861011.66

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。四半期報告書の廃止(2024年)以降は半期の粒度になります。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、営業収益は51億円から86億円へ1.7倍に増えた。直近期の営業利益率は17.4%。

決算期営業収益億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
大阪証券取引所と東京証券取引所が株式現物市場を統合したことに伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場。
2013年3月5132
2014年3月5064
2015年3月4854
2016年3月33−63
2017年3月29−7−9
2018年3月27−2−2
日産証券株式会社との間で、経営統合に向けての検討を開始するための基本合意書を締結。
2019年3月2702
日産証券株式会社との間で、2020年10月1日を効力発生日とする経営統合契約及び株式交換契約を締結。
2020年3月29−21
東京都中央区にNSシステムズ株式会社(システム保守運用・データセンター管理業務、連結子会社)を設立。
2021年3月77716
商号を日産証券グループ株式会社に変更。
2022年3月7205
東京都中央区にNS ファンディング合同会社(ファンド業務、連結子会社)を設立。
2023年3月6643
2024年3月77116
NSシステムズ株式会社が商号を日産証券IFA株式会社(金融商品仲介業の登録申請手続き中、連結子会社)に変更。
2025年3月74789.54
東京都中央区にNS Trade合同会社(自己売買業務、連結子会社)を設立。
2026年3月86151717.410

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

営業収益86億円のうち、営業利益として残るのは15億円17.4%。営業外の損益と税金を反映した純利益は10億円、売上の11.6%にあたる。営業利益率は業種中央値19.6%を下回る水準。

営業収益を100としたときの内訳
  • 費用事業を回すためにかかったお金82.6%71億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益17.4%15億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

営業利益率業種比2.1pt
17.4%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比7.8pt
11.6%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比2.2pt
7.7%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
0.4%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
0.4%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが57億円、投資CFが−11億円で、差し引きのフリーCFは46億円期末の手元現金は59億円

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円現金残高億円
2013年3月−62−1029
2014年3月9−1−730
2015年3月7−1−433
2016年3月−1217−533
2017年3月−76−427
2018年3月−61−220
2019年3月7−2429
2020年3月−133−218
2021年3月32−7063
2022年3月−5814727
2023年3月−50−124
2024年3月60−2−1272
2025年3月−40−1737
2026年3月57−11−2559

金融業では預金・貸出・有価証券運用の増減が営業CFと投資CFに含まれます。一般事業会社向けのフリーCFの解釈は当てはまらないため掲載していません。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は2,720億円。このうち返さなくてよい自己資本が127億円で、自己資本比率は4.7%(業種中央値34.9%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月2782924910.4
2014年3月2433620714.6
2015年3月2694122815.2
2016年3月2654022514.8
2017年3月406313757.6
2018年3月2863025610.4
2019年3月3453531010.0
2020年3月3033327010.7
2021年3月93013479614.4
2022年3月95812982913.4
2023年3月88412276213.8
2024年3月1,12814398512.7
2025年3月1,3671201,2478.8
2026年3月2,7201272,5944.7

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
70億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
78億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
2,594億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
53
/ 100
安定性自己資本比率3 / 40
収益力営業利益率30 / 30
現金創出営業CFの黒字継続20 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

証券、商品先物取引業 37社との比較

同じ証券、商品先物取引業の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回り37社中1位あたり、逆に低いのは自己資本比率37社中35位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE下位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
7.7%/中央値 9.9%
P25 7.7%P75 15.8%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
17.4%/中央値 19.6%
P25 8.3%P75 34.1%
自己資本比率下位総資産のうち返済のいらないお金の割合
4.7%/中央値 34.9%
P25 12.8%P75 58.5%
営業収益成長率前期からの売上の伸び
16.2%/中央値 15.4%
P25 2.9%P75 25.2%
配当利回り上位株価に対して1年で受け取る配当の割合
6.9%/中央値 4.3%
P25 3.3%P75 5.0%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥218で、1年前と比べて+33.2%過去52週の値幅のなかでは37%の位置にある。

¥218-0.5%1ヶ月-2.2%1年+33.2%時価総額120億円
過去52週の値幅
安値¥162高値¥313

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)11.5倍
PBR0.85倍
配当利回り6.88%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

25日線(229.5円)近辺でのもみ合いが続き、方向感に欠ける。52週高値313円から-26.5%と戻り待ちの売りが控える一方、52週安値162円から+42%の水準。出来高は7月17日に20.8万株と急増したが、株価は下落。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準をほぼ妥当と判定しています(スコア 55/100)

PERは12.16倍で業界平均12.07倍とほぼ同水準、PBRは0.89倍と平均1.38倍を下回り割安だが、ROE7.74%と業種平均並み。無配だが業績は市況に左右されやすく、直近で改善傾向。総合的にほぼ妥当な水準と判断。

指標この会社業種平均
PER (実績)11.5倍14.3倍
PBR0.85倍1.43倍
ROE7.7%7.7%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり15で、前期から+66.7%いまの株価に対する利回りは6.88%。増配か配当維持が3年続いている。

年間配当
¥15
1株あたり
配当利回り
6.88%
いまの株価に対して
配当性向
43.6%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
3年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月322.6
2019年3月30.035.9
2021年3月30.030.0
2022年3月566.7
2023年3月4−30.0102.9
2024年3月9142.986.7
2025年3月95.9187.1
2026年3月1566.743.6

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥15

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ17,993人。区分でいちばん多いのは個人・その他46.1%。グループ会社や銀行などの安定株主が51.8%を占め、残る48.2%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他15.016.515.618.832.646.1
事業法人81.280.280.475.060.445.5
金融機関0.30.13.35.36.76.3
自己株式0.40.00.00.04.3
外国法人0.30.30.10.30.11.0
証券会社3.12.80.60.50.20.9
外国人個人0.10.10.10.00.10.2

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01株式会社NSHD37.83
02株式会社日本カストディ銀行(信託口)6.26
03合同会社INSECTorz5.82
04粟野 友太1.82
05秋元 之浩1.40
06日産証券グループ従業員持株会1.29
07竹村 渉1.05
08森川 菊雄1.00
09有限会社福田商事0.73
10BNYM SA/NV FOR BNYM FOR BNYM GCM CLIENT ACCTS M ILM FE (常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行)0.44

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近2
  • 2026-07-10
    株式会社東京共同会計事務所
    新規の大量保有報告
    5.70%
    -1.00pt
  • 2026-07-08
    株式会社NSHD
    新規の大量保有報告
    43.64%

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で−5%、1株純資産は14期で−33%。直近期のROEは7.7%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月203846.313.9
2014年3月5541913.84.417.4
2015年3月5148211.35.212.8
2016年3月394588.34.05.0
2017年3月−100360−24.522.6
2018年3月−20340−5.8
2019年3月163225.29.935.9
2020年3月83032.714.6
2021年3月3123319.15.930.0
2022年3月92214.115.3
2023年3月42162.136.4102.9
2024年3月102524.227.186.7
2025年3月72342.727.2187.1
2026年3月192577.713.343.6

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

7名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は7名。2026/3期の役員報酬は総額83百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
二家英彰代表取締役社長52
近藤竜夫常務取締役 マネジメント本部長5348,200
久保壽將取締役 財務部長5720,600
大門小百合取締役58
小野里光博取締役[監査等委員]688,400
門間大吉取締役[監査等委員]681,000
林徹取締役[監査等委員]673,100

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円賞与百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)35025719
社外取締役4242267

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容955字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社(日産証券グループ株式会社)、連結子会社6社、非連結子会社1社により構成されております。主として金融商品取引及び商品先物取引の受託及び自己売買を行う「金融商品取引業等」に係る事業を行っております。 連結子会社は金融商品取引業・商品先物取引業を主力事業とする「日産証券株式会社」、金融商品仲介業を行う「日産証券インベストメント株式会社」、情報配信サービス及び法人顧客へのマージンファイナンス(貸金業)を主力事業とする「NS FinTech株式会社」、NS Fintech株式会社の子会社でファンド事業を行う「NSファンディング合同会社」及び自己売買業を行う「NS Trade合同会社」、並びに「日産証券IFA株式会社」の6社となります。 当社は純粋持株会社として、グループ会社の経営指導及び管理を行っております。 当社グループの事業系統図は以下のとおりであります。 (事業系統図) (注)1 日産証券IFA株式会社は、2025年10月1日付でNSシステムズ株式会社から商号変更し、現在金融商品取引法に基づく金融商品仲介業の登録申請手続き中であります。 2 2026年2月6日付で、NS Trade合同会社が設立され、連結子会社としております。 3 上記の他に非連結子会社1社(日産管理顧問股份有限公司)があります。 また、主要な連結子会社である「日産証券株式会社」では、株式・投資信託の売買、取引所株価指数証拠金取引(くりっく株365)・取引所為替証拠金取引(くりっく365)、先物・オプション等のデリバティブ取引、商品先物取引などを個人のお客様及び国内外の法人顧客を対象にご提供するほか、貴金属販売事業として、金地金等の販売・買取や純金積立などを行っております。 主要な連結子会社である日産証券株式会社の事業系統図は以下のとおりであります。 (日産証券株式会社の事業系統図) なお、当社は有価証券の取引等の規制に関する内閣府令第49条第2項に規定する特定上場会社等に該当しており、インサイダー取引規制の重要事実の軽微基準のうち、上場会社の規模との対比で定められる数値基準については連結ベースの計数に基づいて判断することとなります。
経営方針・対処すべき課題1,688字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。 (1) 会社の基本方針・経営戦略等 当社は、持株会社として限られた経営資源をグループ傘下の各企業へ効率的に投入することで、利益の最大化・株主価値の極大化を図ることを経営目標として掲げております。 この経営目標を実現するため、以下の経営方針を定め、グループ各社への浸透を図っております。 (経営方針) ① お客様との強固な信頼関係の構築により、長期にわたりお客様と共に持続的な成長をする。 ② 健全な市場仲介機能の役割を果たすことで、市場・社会の発展に貢献する。 ③ 時代・環境変化に即し、常に進化・成長する企業体を目指す。 (2) 目標とする経営指標 ① 株主還元 株主への利益還元にあたっては、株主価値の最大化、資本効率の向上を意識しつつバランスの取れた配当の実施と内部留保による財務体質強化を総合的に勘案し、自己株式取得を含めた連結ベースでの配当性向(総還元性向)60%以上を目標としてまいります。 ② 株主資本の有効活用 当社グループは、経営の効率化と機動性を発揮し、経営体質を強化するために持株会社体制を採用しております。グループ経営にあたっては、株主資本の有効活用を意識し、グループ会社間における経営資源の効率的配分や事業ポートフォリオの最適化を通じて事業基盤のさらなる強化を図ってまいります。 (3) 経営環境及び対処すべき課題 当社グループは金融商品取引業及び商品先物取引業を中核事業とし、国内外の証券、商品、為替、金利等の金融マーケットにおける市場仲介機能を担う投資・金融サービス企業であります。金融マーケットは政治、経済、社会情勢を受けて常に変動するものであり、当社グループを取巻く経営環境は、その動向に大きな影響を受ける傾向にあると言えます。 欧州・中東地域における戦争の長期化及び激化やアジア地域における国家間の利害衝突、領土問題、また米国による関税政策の影響など、世界中で地政学的リスクが益々高まりを見せ、そして拡大していく傾向にあり、これらが政治、経済などの先行きをより一層不透明なものとしております。また、食料、原材料、エネルギーなどの価格上昇による物価高騰が恒常化しつつあり、個人の消費生活にも顕著な影響を及ぼすなど、社会全体が大きな変革期を迎えつつあります。 当社グループはいかなる経営環境の変化にも迅速かつ柔軟に対応すべく、お客様との信頼関係を構築し、健全な市場仲介機能を果たすことで、市場・社会の発展に貢献しつつ、持続的な成長を図っていくことを経営の基本方針としております。この経営方針の下、以下を対処すべき課題として認識し、企業価値のさらなる向上に取り組んでまいります。 ① 顧客本位の業務運営の推進 金融商品取引業者及び商品先物取引業者として、お客様との信頼関係を構築するため顧客本位の業務運営をより一層推進し、お客様の資産運用ニーズに適う質の高い金融サービスを提供してまいります。 ② サステナビリティ経営の遂行 経営資本の中核たる人的資本の充実化を通じて、持続可能な社会の実現と企業の持続的成長を両立させるためのサステナビリティ経営を遂行いたします。 ③ コーポレートガバナンスの維持及び強化 金融機関として求められるコンプライアンスはもちろんの事、サイバーセキュリティ対策や情報セキュリティ対策にも万全を期し、企業の信頼性向上のためのコーポレートガバナンスの維持及び強化に努めてまいります。 ④ 経営基盤・事業基盤の拡充 相場動向に左右されない企業体質を構築するため、顧客基盤の拡大、業務の集約と効率化、M&Aによる事業拡大等により、経営基盤・事業基盤の拡充を図ってまいります。 ⑤ 金融サービスの付加価値向上 マルチチャネル、マルチプロダクト、金関連商品の優位性等による他社との差別化、ITを駆使した法人ビジネスの展開等により、金融サービスの付加価値向上に努めてまいります。
事業等のリスク3,319字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性がある主要なリスクは、以下のとおりであります。これらは投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性があると考えられる主な事項を記載しております。当社グループはこれらのリスクの発生要因を認識した上で、発生の回避及び発生した場合の対応に努めております。 なお、文中において将来に関する事項が含まれておりますが、当該事項は当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであり、全てのリスク要因を網羅したものではありません。また、当該リスクが顕在化する可能性の程度や時期、顕在化した場合に当社グループの経営成績等の状況に与える影響につきましては、合理的に予見することが困難であるため、記載しておりません。 (1) 市場の変動 当社グループの事業は、国内に加え世界のあらゆる金融・商品市場の動向や経済情勢の影響を大きく受けています。取引の停滞や減少は、純粋な経済的要因だけではなく、戦争、テロ、自然災害などによっても引き起こされます。取引の停滞や減少が長引くと、経営予測を超えて収益に影響を及ぼす可能性があります。 (2) 自己売買業務 当社グループでは、自己売買業務を行っております。当該業務に関しては、社内規程に基づき日々のモニタリングによる十分なリスク管理体制をとっております。しかしながら、急激な相場変動等によっては当初想定していないリスクが顕在化する可能性があり、そのような場合には当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (3) 法的規制に係るリスクについて 当社グループの日産証券株式会社では金融商品取引法に定める金融商品取引業、商品先物取引法に定める商品先物取引業及びそれらに付帯又は関連する業務を営んでおり、金融商品取引法及び商品先物取引法を始めとする法令・諸規則を遵守する必要があります。 また、日産証券株式会社では主要な事業活動において、以下の許認可及び登録(以下、「許認可等」という。)を受けており、現時点で許認可等が取消となるような事由は発生しておりませんが、将来何らかの理由により、許認可等の取消等があった場合には事業運営に重大な影響を及ぼす可能性があります。 (登録・許可の状況) 取得年月日   2007年9月30日   2011年12月21日 許認可等の名称   金融商品取引業者登録   商品先物取引業者許可 所管官庁等   金融庁(関東財務局)   農林水産省・経済産業省 許認可の内容   関東財務局長(金商)第131号   農林水産省指令4新食第2087号経済産業省20221128商第6号 有効期限   なし   2028年12月末(6年更新) 法令違反の要件及び主な許認可等の取消事由   金融商品取引法第52条第1項各号に定める事項   商品先物取引法第236条第1項各号に定める事項 (4) システムに関して 当社グループでは、インターネット取引をはじめ、業務上さまざまなコンピュータシステムを使用しております。当社グループでは、費用対効果を考慮し、新たなシステム投資を行っております。そのため、当初の見込みに反し、投資コストに対する効果が思わしくなかった場合、あるいは不具合、その他自然災害などにより障害を起こした場合、その規模によっては当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (5) 個人情報漏洩に関して 当社グループは顧客の電話番号、住所、銀行口座などの個人情報をコンピュータシステムなどによって管理しております。これらの個人情報につきましては、厳重に社内管理を行っておりますが、外部からの不正アクセスや内部管理体制の不備などにより、個人情報が漏洩した場合には、当社グループはその責任を問われると同時に社会的信用を失う恐れがあり、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (6) 訴訟に関して 2026年3月31日現在、当社グループでは商品先物取引において2件の訴訟(訴額合計374,871千円)が係争中であります。この訴訟は2020年7月の総合取引所化(貴金属等の先物・オプション取引の大阪取引所への移管)以前の商品先物取引法下での取引に関わるものです。 これらの訴訟は顧客が当社グループ企業に委託した商品先物取引の売買等において、違法行為があったなどとして損害賠償を求めるものであり、これに対して当社グループはすべての取引は法令を遵守して行われたことを主張して争っております。 いずれの訴訟も係争中のため、現時点で結果を予想するのは困難ですが、今後の訴訟の進展によっては、当社グループの経営成績及び財政状況に影響を与える可能性があります。 (7) 感染症等の影響に関して 新型コロナウイルス感染症のような感染症等の拡大に対して、当社グループでは、感染防止策として、リモートワーク及び時差出勤等を行うこととし、感染防止に備えております。それにもかかわらず、当社グループの役員・従業員に感染者が出た場合、事業所の閉鎖やそれに伴う事業停止等の対応を余儀なくされ、当社グループの経営成績、財務状況等に影響を与える可能性があります。 (8) 支配株主等との関係について 支配株主等にあたる株式会社NSHDは、2026年3月末現在、当社発行済株式総数の37.82%(20,814千株)を保有する筆頭株主であります。また、同社は支配株主等であるため、議決権行使等により当社の経営に影響を及ぼし得る立場にあり、当社の意思決定に対して影響を与える可能性があります。なお、同社は、当社株式の所有のほか、有価証券の保有及び運用等を事業内容としております。 また、当社の役員及びその近親者が議決権の過半数を有している会社であるユニコムグループホールディングス株式会社は、当社株式を保有しておりませんが、ユニコムグループホールディングス株式会社の株主は株式会社NSHDと同一であるため株式会社NSHDと緊密な関係にあります。なお、同社は当社の代表取締役社長である二家英彰、当社子会社の代表取締役会長である二家勝明及びその親族の実質的な資産管理会社であり、不動産の所有・賃貸・管理等を事業内容としております。 ① 支配株主等との取引関係について 関連当事者取引に該当する支配株主等との取引については、取締役会にて取引の合理性及び取引条件の妥当性を検討の上、承認を行っており、一般株主の利益に配慮した対応を行っております。 また、当事業年度の当社及び当社連結子会社と支配株主等との取引内容(一般の取引と同様であることが明白な取引を除く。)は以下の通りとなります。 (a) 当社とユニコムグループホールディングス株式会社との取引 取引先   取引の内容   取引金額(千円) ユニコムグループホールディングス株式会社   社債の償還   2,500,000 利息の支払(注)   32,410 (注)社債の利息については市場金利を勘案し、利率を合理的に決定しております。 (b) 当社の連結子会社と株式会社NSHD及びユニコムグループホールディングス株式会社との取引 該当事項はありません。 ② 支配株主等との役員の兼務関係について 当社役員7名(うち監査等委員3名)のうち、当社の代表取締役社長二家英彰が、支配株主等である株式会社NSHDの代表取締役を兼務しております。ユニコムグループホールディングス株式会社における兼務関係はございません。 ③ 支配株主等からの独立性の確保について 当社の経営判断については、支配株主等の事前承認を必要とする事項はなく、独立社外取締役4名を含む当社経営陣が独自に検討した上で意思決定しており、経営の独立性は確保しているものと認識しております。 また、支配株主等の企業グループ内には当社のグループ会社と類似する事業を営む会社はなく、事業における競合関係も存在しないため、当社の事業活動に影響を与えるものはありません。
経営成績の分析 (MD&A)6,807字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 また、後記「第5 経理の状況 1 連結財務諸表 注記事項 (セグメント情報等)」に掲記したとおり、当社グループの事業セグメントは、主として金融商品取引並びに商品デリバティブ取引の受託及び自己売買を行う「金融商品取引業等」の単一セグメントであるため、セグメント情報の記載を省略しております。 ① 財政状態及び経営成績の状況 イ.経済環境 当連結会計年度におけるわが国経済は、米国の関税政策や物価上昇の影響を受けたものの、インバウンド需要の継続や雇用・所得環境の改善を背景に内需を中心に底堅く推移しました。また、2月の衆議院選挙における与党大勝を受けた拡張的財政政策への期待が、景気回復のさらなる追い風となりました。一方、同月に開始された米国とイスラエルの対イラン軍事作戦等の地政学的リスクを背景とした資源価格の高騰により、景気の先行き懸念が強まりました。 金融市場では、米国による関税政策の拡大を背景に、NYダウは4月上旬に大きく下落しました。さらに10月には史上最長の43日間にわたり連邦政府が閉鎖され、実体経済への悪影響が懸念されましたが、FRBによる利下げ観測や米国企業の堅調な業績が下支えとなり、2月には史上初めて50,000ドルの大台を突破しました。その後は中東の地政学的リスクが高まったことから、大きく下落しました。日経平均株価については、米国の通商政策により日本にも高関税が課せられる方針が示されたことから、4月上旬に安値を付けましたが、国内景気の本格的な回復への期待等を背景に6月下旬に40,000円台を回復し、その後は、高市新政権の経済政策への期待が株価への追い風となったことに加え、2月の衆議院選挙で自民党が大勝し、財政拡張策や成長投資が継続されるとの期待等から同月には59,000円を超えて取引時間中の史上最高値を更新しましたが、3月には中東情勢の悪化による経済の下押し懸念から、51,000円を割り込む局面がありました。 商品市場では、NY金先物が米国の利下げ期待や中東情勢の緊迫化などを背景とした世界的な政治・経済の先行き不透明感から、投資家の安全資産へ資金流入が進み、1月には史上初めて5,000ドルの大台を突破しました。その後、2月に米国とイスラエルがイランを攻撃すると、安全資産としての需要を背景に上昇する局面もありましたが、イラン紛争の長期化やFRBの利下げ観測後退から、3月には下落基調となりました。NY原油先物は中東情勢やウクライナ情勢の緊迫化により一時的に上昇する局面も見られましたが、中国経済の減速懸念や供給過剰を背景に下落し、1月までは概ね50ドル台後半から60ドル台前半でのレンジ相場となりました。その後、2月に米国とイスラエルがイランを攻撃し、原油供給が滞るとの懸念から大きく上昇しました。 ロ.財政状態 (資産の部) 当連結会計年度末の総資産は、前連結会計年度末に比べて135,332百万円増加し、272,032百万円となりました。これは主に、委託者先物取引差金527百万円、破産更生債権等168百万円、トレーディング商品(借方)156百万円等の減少があったものの、差入保証金114,959百万円、貸付商品6,396百万円、顧客分別金信託3,200百万円等の増加があったことによるものであります。 (負債の部) 当連結会計年度末の負債合計は、前連結会計年度末に比べて134,679百万円増加し、259,374百万円となりました。これは主に、短期社債2,500百万円、未払消費税等265百万円等の減少があったものの、預り証拠金67,081百万円、受取差金勘定32,758百万円、受入保証金13,179百万円等の増加があったことによるものであります。 <参考> 当社グループの中核子会社である日産証券株式会社は商品関連市場デリバティブ取引及び商品先物取引の受託を行っておりますが、委託者から受け入れる証拠金等は清算機関等へ差し入れる「差入保証金」及び委託者から受け入れる「預り証拠金」が両建てで計上されております。その他、相場の動向により「支払差金勘定」、「委託者先物取引差金」、「受取差金勘定」が計上されます。 このため資産に計上される「差入保証金」、「支払差金勘定」、「委託者先物取引差金」(期末時点の状況により負債に計上される場合もあります。)及び負債に計上される「預り証拠金」、「受取差金勘定」は、相場の動向及び委託者のポジションなどにより日々変動することから、当社グループの資産及び負債の額は、これらの変動に大きな影響を受けますが、キャッシュ・フロー等、当社グループの連結業績に与える影響は軽微であります。 (純資産の部) 当連結会計年度末の純資産合計は、前連結会計年度末に比べて653百万円増加し、12,658百万円となりました。これは主に、配当金の支払382百万円、自己株式の取得449百万円があったものの、親会社株主に帰属する当期純利益953百万円の計上、株式交付信託による自己株式の処分46百万円、その他有価証券評価差額金の増加485百万円があったことによるものであります。 ハ.経営成績 当社グループの中核子会社である日産証券株式会社における主力商品である金標準先物の合計取引代金は34兆1,461億円(前年同期比228.0%)、売買枚数は1,720千枚(同146.2%)となりました。また、株式等売買代金は5,322億円(同126.6%)となり、いずれも前年同期から増加したこともあり、当連結会計年度における当社グループの受入手数料は7,574百万円(同114.1%)となりました。また、トレーディング損益は221百万円の利益(同49.0%)となりました。 以上の結果、営業収益は8,631百万円(同117.1%)となり、営業収益から金融費用を控除した純営業収益は8,538百万円(同116.7%)となりました。また、販売費・一般管理費につきましては7,070百万円(同107.1%)となり、営業利益は1,467百万円(同205.9%)となりました。 また、受取配当金で135百万円を計上したこと等もあり、経常利益は1,678百万円(同205.8%)となりました。これに加えて、特別損失として減損損失135百万円、金融商品取引責任準備金繰入れ89百万円、投資有価証券評価損45百万円を計上したこと及び法人税等合計が337百万円となったことなどから、親会社株主に帰属する当期純利益は953百万円(同271.7%)となりました。 当社グループの当連結会計年度における営業収益の状況は次のとおりであります。 A.受入手数料 区分   金額(千円)   前年同期比(%) 金融商品取引 株式取引   1,396,240   146.3 証券先物・オプション取引   585,255   96.4 受益証券取引   482,195   148.8 商品関連市場デリバティブ取引   3,288,651   112.7 取引所株価指数証拠金取引   1,010,231   78.0 取引所為替証拠金取引   44,213   76.3 通貨・金利関連取引   181,812   101.3 その他金融商品取引   7,842   116.7 金融商品取引計   6,996,443   110.3 商品関連取引 国内市場取引   128,034   97.3 海外市場取引   449,808   273.5 商品関連取引計   577,843   195.2 合計   7,574,286   114.1 B.トレーディング損益 区分   金額(千円)   前年同期比(%) 金融商品取引 株式取引   121,950   31.7 債券取引   5,976   223.3 商品関連市場デリバティブ取引   2,228,477   207.8 金融商品取引計   2,356,404   161.6 商品関連取引 現物売買取引   △2,134,845   ― 商品関連取引計   △2,134,845   ― 合計   221,559   49.0 (注)当社グループでは、現物売買取引における価格変動リスクの回避又は軽減のため、商品関連市場デリバテ ィブ取引におけるヘッジ取引を行っております。現物売買取引とヘッジ取引において反対ポジションとす る事等により、当社グループの業績に与える影響を最小限にとどめるよう努めております。 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度に比べ2,229百万円増加し、5,941百万円となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は、次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における営業活動の結果獲得した資金は5,682百万円(前連結会計年度は4,018百万円の使用)となりました。これは、差入保証金の増加114,959百万円、貸付商品の増加6,396百万円等の資金減少要因があった一方で、税金等調整前当期純利益1,291百万円の計上、預り証拠金の増加67,081百万円、受取差金勘定の増加32,758百万円、受入保証金の増加13,195百万円、預り商品の増加8,661百万円、預り金の増加5,726百万円等の資金増加要因があったことによるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における投資活動の結果使用した資金は1,057百万円(前連結会計年度は117百万円の使用)となりました。これは、定期預金の払戻による収入530百万円等があった一方で、定期預金の預入による支出530百万円、有形固定資産の取得による支出503百万円、投資有価証券の取得による支出300百万円等があったことによるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における財務活動の結果使用した資金は2,535百万円(前連結会計年度は699百万円の獲得)となりました。これは、短期借入金の純増額750百万円、自己株式の処分による収入46百万円があった一方で、社債の償還による支出2,500百万円、自己株式の取得による支出449百万円、配当金の支払額381百万円があったことによるものであります。 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 当連結会計年度の財政状態及び経営成績の分析は以下のとおりであります。なお、本文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 ① 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 イ.財政状態の分析 (資産の部) 当連結会計年度末の総資産は、272,032百万円となりました。資産の主な内訳は差入保証金203,077百万円で、総資産の74.7%を占めております。 (負債の部) 当連結会計年度の負債合計は、259,374百万円となりました。負債の主な内訳は預り証拠金146,038百万円で、負債合計の56.3%を占めております。 (純資産の部) 当連結会計年度末の純資産合計は、12,658百万円となりました。 ロ.経営成績の分析 (営業収益) 当連結会計年度における当社グループの金融商品取引の受入手数料は6,996百万円(前年同期比10.3%増)、商品関連取引の受入手数料は577百万円(同95.2%増)となり、受入手数料の合計は7,574百万円(同14.1%増)となりました。 また、トレーディング損益は221百万円の利益(同51.0%減)、金融収益は679百万円(同226.3%増)を計上しております。 これらの結果、当連結会計年度の営業収益は、8,631百万円(同17.1%増)となりました。 (営業利益) 当連結会計年度における金融費用は92百万円(同64.1%増)となり、営業収益から金融費用を控除した純営業収益は8,538百万円(同16.7%増)となりました。また、販売費・一般管理費につきましては7,070百万円(同7.1%増)となりました。 以上の結果、当連結会計年度の営業利益は1,467百万円(同105.9%増)となりました。 (経常利益) 当連結会計年度における営業外収益は、受取配当金135百万円等を計上したことにより、306百万円(同43.1%増)となりました。 営業外費用は、証券代行事務手数料34百万円等を計上したことにより、95百万円(同14.2%減)となりました。 以上の結果、当連結会計年度の経常利益は1,678百万円(同105.8%増)となりました。 (親会社株主に帰属する当期純利益) 当連結会計年度における特別利益は、固定資産売却益3百万円を計上したことにより、3百万円(同262.9%増)となりました。 特別損失は、減損損失135百万円、金融商品取引責任準備金繰入れ89百万円等を計上したことにより、322百万円(同32.9%増)となりました。 以上の結果、当連結会計年度の親会社株主に帰属する当期純利益は953百万円(同171.7%増)となりました。 当社グループは、より強固な経営基盤を築き上げるべく、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載いたしましたそれぞれの課題を一つ一つ着実にクリアしてまいります。 また、当社グループの経営成績に重大な影響を与える要因につきましては「第2 事業の状況 2 事業等のリスク」に記載のとおりであります。 ハ.キャッシュ・フローの分析 キャッシュ・フローの分析については、「(1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 当社グループの資本の財源及び資金の流動性については、次のとおりであります。 当社グループは、事業運営上必要な資金の流動性と資金の源泉を安定的に確保することを基本方針としております。短期運転資金は自己資金及び金融機関からの短期借入を基本としており、設備投資や長期運転資金の調達につきましては、金融機関からの長期借入を基本としております。また、必要に応じて社債の発行により資金調達を行う等、柔軟に対応することとしております。 なお、当連結会計年度末における借入金の残高は短期借入金1,350百万円であります。また、当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は5,941百万円であります。 ② 重要な会計方針及び見積り 当社グループの連結財務諸表は、「連結財務諸表の用語、様式及び作成方法に関する規則」(昭和51年大蔵省令第28号)に基づくとともに、「金融商品取引業等に関する内閣府令」(平成19年内閣府令第52号)及び「有価証券関連業経理の統一に関する規則」(昭和49年11月14日付日本証券業協会自主規制規則)に準拠して作成しております。また、商品先物取引業固有の事項については「商品先物取引業統一経理基準」(平成23年3月2日改正日本商品先物取引協会)及び「商品先物取引業における金融商品取引法に基づく開示の内容について」(令和2年5月28日改正日本商品先物取引協会)に準拠して作成しております。 なお、当社グループの連結財務諸表で採用する重要な会計方針につきましては、「第5 経理の状況 1連結財務諸表等(1)連結財務諸表 連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」に記載しております。 また、この連結財務諸表の作成にあたり、経営者は会計方針の選択・適用、決算日における資産・負債及び報告期間における収益・費用の報告数値に影響を与える見積りを行っております。これらの見積りについては、過去の実績等を勘案して合理的に判断しておりますが、見積り特有の不確実性が存在するため、実際の結果は、これらの見積りと異なる場合があります。 当社グループの連結財務諸表作成にあたって用いた重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等(1)連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載しております。

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出典

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