概要
日産証券グループは、東京証券取引所スタンダード市場に上場する純粋持株会社である。2020年10月に岡藤ホールディングスと日産証券が経営統合して誕生し、2022年7月に現商号へ変更した。グループは日産証券、NS FinTech、NS Tradingなど6社の連結子会社で構成され、金融商品取引業と商品先物取引業を中核に営む。2026年3月期の連結営業収益は86億円、親会社株主に帰属する当期純利益は10億円、従業員数は254人。本社は東京都中央区銀座のGINZA SIXに所在する。
持株会社体制とグループの構成
日産証券グループは、純粋持株会社である日産証券グループ株式会社がグループ全体の経営指導・管理を行う。連結子会社は6社あり、中核は日産証券株式会社である。日産証券は金融商品取引業と商品先物取引業を主力とし、個人・法人顧客に株式・デリバティブ・商品先物などを提供する。その他の子会社には、金融商品仲介業の日産証券インベストメント株式会社、情報配信サービスと法人マージンファイナンスを手掛けるNS FinTech株式会社、ファンド事業のNSファンディング合同会社、自己売買業務のNSトレーディング株式会社とNS Trade合同会社、および金融商品仲介業登録申請中の日産証券IFA株式会社がある。非連結子会社として台湾の日産管理顧問股份有限公司を保有する。従業員は連結で254人、本社は東京都中央区銀座六丁目に置く。
日産証券が担う中核事業の内容
日産証券株式会社は、グループ収益の大部分を生み出す中核子会社である。主な業務は、株式・投資信託の売買、取引所株価指数証拠金取引(くりっく株365)および取引所為替証拠金取引(くりっく365)、先物・オプションなどのデリバティブ取引、商品先物取引の受託・自己売買である。さらに貴金属販売事業として、金地金等の販売・買取や純金積立を提供する。2026年3月期には、主力の金標準先物の合計取引代金が前年比228.0%増の341,461億円、売買枚数が同146.2%増の172万枚に達した。株式等売買代金も同126.6%増の5,322億円と拡大し、受入手数料全体は75.7億円(同114.1%)となった。
資産の両建て構造と収益の特徴
当社グループの財政状態は、商品先物取引の受託に伴う「差入保証金」と「預り証拠金」が両建てで計上されるため、相場変動や顧客ポジションにより資産・負債が大きく変動する。2026年3月期末の総資産は2,720億円、負債合計は2,593億円、純資産は126億円である。収益は受入手数料が主体で、2026年3月期の純営業収益85.4億円のうち受入手数料が75.7億円を占め、トレーディング損益は2.2億円の利益と補完的である。販売費・一般管理費は70.7億円で、営業利益は14.7億円となった。株主還元については、連結配当性向(総還元性向)60%以上を目標に掲げている。
国内中心の顧客基盤と地域展開
日産証券グループの顧客基盤は、日本国内の個人投資家と法人顧客が中心である。金融商品取引業は全国の個人客向けに営業を行い、商品先物取引では特に金関連商品に強みを持つ。法人向けには、NS FinTechを通じた情報配信サービスやマージンファイナンス(貸金業)を提供する。海外拠点としては、台湾台北市に日産管理顧問股份有限公司(非連結子会社)を有するが、連結業績への寄与は軽微である。グループ全体の収益は国内市場の動向に大きく依存しており、経営課題として相場変動に左右されない収益基盤の構築を掲げている。
業界の中での役割は金融商品取引業・商品先物取引業を営む証券グループにあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
01個人投資家主力
株式・投資信託の売買、FX・先物オプション取引などのデリバティブ取引を、個人のお客様にオンラインで提供。
- 株式売買
- 国内株式のオンライン取引サービス
- 投資信託
- 国内外の投資信託の販売
- FX・先物取引
- くりっく株365、くりっく365などの取引所FXおよび商品先物取引
02法人顧客準主力
国内外の法人を対象に、株式・デリバティブ取引の受託や、マージンファイナンス(貸金)などの金融サービスを提供する。
- マージンファイナンス
- 信用取引に必要な資金を貸し付けるサービス
- 情報配信
- 金融情報の配信サービス
03貴金属副次
金地金等の販売・買取、純金積立などの貴金属販売事業を展開。投資家向けに安全性の高い資産運用手段を提供する。
- 金地金販売
- 金インゴットの販売
- 純金積立
- 少額から金を積立できるサービス
製品と技術
金標準先物取引が牽引する商品先物ビジネス
日産証券グループの商品先物取引の中核は、金標準先物である。2026年3月期の合計取引代金は34兆1,461億円(前年比228.0%)に達し、売買枚数は172万枚(同146.2%)と急増した。これは、地政学的リスクの高まりやインフレ懸念を背景に金への投資需要が拡大したためである。日産証券は東京商品取引所(TOCOM)の金標準先物の取扱いで強みを持ち、個人投資家向けに手数料の競争力や取引ツールの利便性を提供している。また、金地金の販売・買取や純金積立など、実物金関連商品もラインアップに含む。同社の貴金属販売事業は金の現物取引と先物取引の双方をカバーし、顧客の多様なニーズに応える。
くりっく365とくりっく株365の取引所FX・CFD
日産証券は、取引所為替証拠金取引「くりっく365」と取引所株価指数証拠金取引「くりっく株365」を提供している。これらは大阪取引所に上場された取引所FX・CFD商品であり、透明性の高い価格形成とカウンターパーティリスクの低減が特徴である。個人投資家向けに、少額の証拠金で外国為替や日経平均株価などの指数に投資できる仕組みを提供する。2026年3月期の詳細な取引高は開示されていないが、グループ全体の受入手数料の一部を構成する。これらの商品は、株式取引や商品先物取引と並ぶ3本柱の一角として、顧客の資産運用ニーズに応えている。
法人顧客向け情報配信サービスとマージンファイナンス
連結子会社のNS FinTech株式会社は、情報配信サービスと法人顧客向けマージンファイナンス(貸金業)を主力事業とする。情報配信サービスでは、金融市場のリアルタイムデータや分析ツールを法人顧客に提供し、取引判断を支援する。マージンファイナンスは、証券会社や商品先物取引業者に対する信用供与であり、グループ外の金融機関も顧客に含む。2026年3月期のNS FinTechの業績は個別開示されていないが、グループ全体の収益多様化に寄与している。また、同社は子会社としてNSファンディング合同会社を通じてファンド事業も手掛け、グループの金融サービスを補完している。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
同業の企業
証券、商品先物取引業の時価総額近傍。太字が日産証券グループ
時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 7185ヒロセ通商 | 269億円 | 11.7倍 |
| 2 | 5834SBIリーシングサービス | 215億円 | 7.2倍 |
| 3 | 8737あかつき本社 | 211億円 | 4.6倍 |
| 4 | 8747豊トラスティ証券 | 194億円 | 2.8倍 |
| 5 | 7347マーキュリアホールディングス | 171億円 | 65.2倍 |
| 6 | 8705日産証券グループ | 120億円 | 11.5倍 |
| 7 | 254AAIフュージョンキャピタルグループ | 118億円 | — |
| 8 | 7175今村証券 | 101億円 | 9.2倍 |
| 9 | 8700丸八証券 | 84億円 | 12.1倍 |
| 10 | 8742小林洋行 | 71億円 | 24.0倍 |
| 11 | 3113UNIVA・Oakホールディングス | 66億円 | — |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。
会社の歴史
沿革 19件
持株会社としての出発点となった2005年
2005年4月、岡藤ホールディングス株式会社が株式移転により設立され、ジャスダック証券取引所にテクニカル上場した。この時点では純粋持株会社として証券・商品先物事業を傘下に収める体制を整えた。設立当初のグループは、岡藤ホールディングスのもとで複数の金融関連子会社を統括していたが、事業規模は小さく、2013年3月期の連結営業収益は51億円、純利益は2億円にとどまった。2010年には大阪証券取引所JASDAQに上場、2013年7月の市場統合により東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に移行した。
日産証券との資本業務提携から統合への道
2018年5月、岡藤ホールディングスは日産証券株式会社との間で資本業務提携契約を締結し、第三者割当を実施した。この提携は、両社の事業基盤を補完し合う目的があった。翌2019年2月には経営統合に向けた基本合意書を締結し、本格的な統合交渉を開始。2020年5月には経営統合契約および株式交換契約を締結し、同年10月1日を効力発生日とする経営統合を決定した。この一連の動きは、当時低調だった業績(2017年3月期は純損失9億円)を改善し、規模拡大による競争力強化を図る戦略の一環であった。
2020年10月の経営統合と商号変更
2020年10月1日、岡藤ホールディングスを株式交換完全親会社、日産証券を株式交換完全子会社とする経営統合が完了し、商号を岡藤日産証券ホールディングス株式会社に変更した。統合によりグループの営業収益は2019年3月期の29億円から2021年3月期には77億円へと急拡大し、純利益も16億円に改善した。統合効果として、両社の顧客基盤や商品ラインナップの融合が進み、特に金標準先物などの商品先物取引で規模の拡大を実現した。2021年12月には、日産証券から日産管理顧問股份有限公司(台湾)や日産証券システムソリューションズ(現NS FinTech)の全株式を取得し、グループ体制を強化した。
子会社設立による事業多角化(2021~2022年)
2021年10月、東京都中央区にNSシステムズ株式会社(現・日産証券IFA株式会社)を設立し、システム保守運用・データセンター管理業務を開始した。2022年3月にはNSトレーディング株式会社を設立し、自己売買取引をグループ内で独立させた。これらの子会社設立は、中核の日産証券に集中していた業務を分割し、専門性を高める狙いがあった。2022年4月には東京証券取引所の市場区分見直しに伴い、JASDAQスタンダードからスタンダード市場へ移行。同年7月には商号を日産証券グループ株式会社に変更し、グループブランドの統一を図った。
本社移転と新たな子会社設立(2023~2024年)
2023年4月、東京都中央区にNSファンディング合同会社を設立し、ファンド業務に参入。同年9月には本社を東京都中央区銀座の複合商業施設「GINZA SIX」に移転し、グループの象徴的な拠点とした。2024年1月には徳島インベストメント株式会社(現・日産証券インベストメント株式会社)の全株式を取得し、金融商品仲介業をグループに加えた。これにより、投資信託や保険商品の販売チャネルを拡大し、収益源の多様化を進めた。これらのM&Aおよび新設により、連結子会社は6社に増加した。
近年の体制再編とIFA事業への布石(2025~2026年)
2025年10月、NSシステムズ株式会社は商号を日産証券IFA株式会社に変更し、金融商品仲介業の登録を申請中である。これは、グループとしてIFA(独立系ファイナンシャルアドバイザー)事業への本格参入を意味する。2026年2月には、自己売買業務を専門に行うNS Trade合同会社を設立し、トレーディング機能を独立させた。2026年3月期の連結営業収益は86億円、営業利益15億円、純利益10億円と過去最高を更新し、経営統合から6年で収益基盤を確立した。今後は、相場変動に左右されない収益構造の構築を課題としている。
年表19件を開く
2000年代
- 2005年4月創業持株会社体制移行のため、株式移転の方法により岡藤ホールディングス株式会社を設立、ジャスダック証券取引所に株式をテクニカル上場。
2010年代
- 2010年4月上場ジャスダック証券取引所と大阪証券取引所の合併に伴い、大阪証券取引所JASDAQに上場。
- 2013年7月上場大阪証券取引所と東京証券取引所が株式現物市場を統合したことに伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場。
- 2015年6月岡藤ホールディングス株式会社が、監査等委員会設置会社に移行。
- 2018年5月岡藤ホールディングス株式会社が、日産証券株式会社との間で資本業務提携契約を締結。同契約に基づく第三者割当を実施。
- 2019年2月M&A日産証券株式会社との間で、経営統合に向けての検討を開始するための基本合意書を締結。
2020年代
- 2020年5月M&A日産証券株式会社との間で、2020年10月1日を効力発生日とする経営統合契約及び株式交換契約を締結。
- 2020年10月M&A岡藤ホールディングス株式会社を株式交換完全親会社、日産証券株式会社を株式交換完全子会社とする株式交換により経営統合。商号を岡藤日産証券ホールディングス株式会社に変更。
- 2021年10月東京都中央区にNSシステムズ株式会社(システム保守運用・データセンター管理業務、連結子会社)を設立。
- 2021年12月日産証券株式会社より日産管理顧問股份有限公司(台湾台北市、非連結子会社)の全株式を取得。
- 2021年12月日産証券株式会社より日産証券システムソリューションズ株式会社(現・NS FinTech株式会社、連結子会社)の全株式を取得。
- 2022年3月東京都中央区にNSトレーディング株式会社(自己売買取引、連結子会社)を設立。
- 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)からスタンダード市場へ移行。
- 2022年7月商号変更商号を日産証券グループ株式会社に変更。
- 2023年4月東京都中央区にNS ファンディング合同会社(ファンド業務、連結子会社)を設立。
- 2023年9月本社を東京都中央区銀座(GINZA SIX)に移転。
- 2024年1月徳島インベストメント株式会社(現・日産証券インベストメント株式会社、金融商品仲介業、連結子会社)の全株式を取得。
- 2025年10月商号変更NSシステムズ株式会社が商号を日産証券IFA株式会社(金融商品仲介業の登録申請手続き中、連結子会社)に変更。
- 2026年2月東京都中央区にNS Trade合同会社(自己売買業務、連結子会社)を設立。
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2026/3期の経営方針より
会社は5つの方針を掲げている。そのうち1項目には、達成する数字が明記されている。
- 総還元性向(配当性向+自己株式取得)60%以上
有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。
- 01
顧客本位の業務運営推進
お客様との信頼関係を構築するため、資産運用ニーズに適う質の高い金融サービスを提供する。
- 02
サステナビリティ経営の遂行
人的資本の充実化を通じて、持続可能な社会の実現と企業の持続的成長を両立させる。
- 03
コーポレートガバナンスの維持・強化
コンプライアンス、サイバーセキュリティ、情報セキュリティ対策を徹底し、企業の信頼性向上を図る。
- 04
経営基盤・事業基盤の拡充
顧客基盤の拡大、業務の集約・効率化、M&Aによる事業拡大等により、相場に左右されない企業体質を構築する。
- 05
金融サービスの付加価値向上
マルチチャネル・マルチプロダクト展開、金関連商品の優位性、ITを活用した法人ビジネス等により差別化を図る。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 10期分
グループ全体で254人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は706万円で、9期前と比べて+28.6%。平均年齢は44.7歳、平均勤続年数は2.9年。
単体の従業員がグループ全体の1割に満たないため、平均年収は持株会社の本社勤務者の数値です。グループ全体の水準とは異なります。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2017年3月 | — | — | — | 242 | — |
| 2018年3月 | — | — | — | 158 | — |
| 2019年3月 | 549 | 51.1 | 3.1 | 179 | — |
| 2020年3月 | 565 | 51.8 | 3.8 | 173 | — |
| 2021年3月 | 250 | 45.2 | 3.1 | 483 | — |
| 2022年3月 | — | 48.8 | 3.5 | 354 | — |
| 2023年3月 | 666 | 48.0 | 3.4 | 311 | — |
| 2024年3月 | 622 | 45.3 | 3.3 | 289 | — |
| 2025年3月 | 810 | 46.6 | 4.4 | 274 | 255 |
| 2026年3月 | 706 | 44.7 | 2.9 | 254 | 591 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社4社(国内 4 / 海外 0) を有報から抽出しています。
- 国内岡藤商事株式会社(注)2、3東京都中央区議決権100.0%
- 国内日本フィナンシャルセキュリティーズ株式会社(注)2東京都中央区議決権100.0%
- 国内三京証券株式会社(注)2、3東京都中央区議決権100.0%
- 国内岡藤日産証券プランニング株式会社東京都中央区議決権89.8%
- JP日産証券株式会社
国際的な法人識別子 (LEI) の親子関係データ。金融取引を行う子会社が中心で、全子会社の一覧ではありません。
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2026年3月期の売上高は86億円、営業利益は15億円。前期と比べると増収増益で、売上が+16.2%、利益が+114.3%。
半期ごとの推移
10期分
直近は2026年下期で、営業収益は86億円、営業利益は10億円。前年の2025年下期と比べると、営業収益は+16.2%、営業利益は+900.0%。
| 対象期間 | 営業収益億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2017年下期 | 29 | — | — | −1 |
| 2018年下期 | 27 | — | — | −1 |
| 2019年下期 | 27 | — | — | 2 |
| 2020年下期 | 29 | — | — | 1 |
| 2021年下期 | 77 | — | — | 0 |
| 2022年下期 | 72 | — | — | 6 |
| 2023年下期 | 66 | — | — | 2 |
| 2024年下期 | 77 | — | — | 1 |
| 2025年下期 | 74 | 1 | 1.4 | 0 |
| 2026年下期 | 86 | 10 | 11.6 | 6 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。四半期報告書の廃止(2024年)以降は半期の粒度になります。
業績の推移
有価証券報告書 14期分
2013年3月期からの14期で、営業収益は51億円から86億円へ1.7倍に増えた。直近期の営業利益率は17.4%。
| 決算期 | 営業収益億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 大阪証券取引所と東京証券取引所が株式現物市場を統合したことに伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場。 | |||||
| 2013年3月 | 51 | — | 3 | — | 2 |
| 2014年3月 | 50 | — | 6 | — | 4 |
| 2015年3月 | 48 | — | 5 | — | 4 |
| 2016年3月 | 33 | — | −6 | — | 3 |
| 2017年3月 | 29 | — | −7 | — | −9 |
| 2018年3月 | 27 | — | −2 | — | −2 |
| 日産証券株式会社との間で、経営統合に向けての検討を開始するための基本合意書を締結。 | |||||
| 2019年3月 | 27 | — | 0 | — | 2 |
| 日産証券株式会社との間で、2020年10月1日を効力発生日とする経営統合契約及び株式交換契約を締結。 | |||||
| 2020年3月 | 29 | — | −2 | — | 1 |
| 東京都中央区にNSシステムズ株式会社(システム保守運用・データセンター管理業務、連結子会社)を設立。 | |||||
| 2021年3月 | 77 | — | 7 | — | 16 |
| 商号を日産証券グループ株式会社に変更。 | |||||
| 2022年3月 | 72 | — | 0 | — | 5 |
| 東京都中央区にNS ファンディング合同会社(ファンド業務、連結子会社)を設立。 | |||||
| 2023年3月 | 66 | — | 4 | — | 3 |
| 2024年3月 | 77 | — | 11 | — | 6 |
| NSシステムズ株式会社が商号を日産証券IFA株式会社(金融商品仲介業の登録申請手続き中、連結子会社)に変更。 | |||||
| 2025年3月 | 74 | 7 | 8 | 9.5 | 4 |
| 東京都中央区にNS Trade合同会社(自己売買業務、連結子会社)を設立。 | |||||
| 2026年3月 | 86 | 15 | 17 | 17.4 | 10 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2026年3月期
営業収益86億円のうち、営業利益として残るのは15億円で17.4%。営業外の損益と税金を反映した純利益は10億円、売上の11.6%にあたる。営業利益率は業種中央値19.6%を下回る水準。
- 費用事業を回すためにかかったお金82.6%71億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益17.4%15億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 14期分
2026年3月期は営業CFが57億円、投資CFが−11億円で、差し引きのフリーCFは46億円。期末の手元現金は59億円。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | −6 | 2 | −10 | 29 |
| 2014年3月 | 9 | −1 | −7 | 30 |
| 2015年3月 | 7 | −1 | −4 | 33 |
| 2016年3月 | −12 | 17 | −5 | 33 |
| 2017年3月 | −7 | 6 | −4 | 27 |
| 2018年3月 | −6 | 1 | −2 | 20 |
| 2019年3月 | 7 | −2 | 4 | 29 |
| 2020年3月 | −13 | 3 | −2 | 18 |
| 2021年3月 | 32 | −7 | 0 | 63 |
| 2022年3月 | −58 | 14 | 7 | 27 |
| 2023年3月 | −5 | 0 | −1 | 24 |
| 2024年3月 | 60 | −2 | −12 | 72 |
| 2025年3月 | −40 | −1 | 7 | 37 |
| 2026年3月 | 57 | −11 | −25 | 59 |
金融業では預金・貸出・有価証券運用の増減が営業CFと投資CFに含まれます。一般事業会社向けのフリーCFの解釈は当てはまらないため掲載していません。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。
資産と負債
貸借対照表 14期分
2026年3月期の総資産は2,720億円。このうち返さなくてよい自己資本が127億円で、自己資本比率は4.7%(業種中央値34.9%より薄い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 278 | 29 | 249 | 10.4 |
| 2014年3月 | 243 | 36 | 207 | 14.6 |
| 2015年3月 | 269 | 41 | 228 | 15.2 |
| 2016年3月 | 265 | 40 | 225 | 14.8 |
| 2017年3月 | 406 | 31 | 375 | 7.6 |
| 2018年3月 | 286 | 30 | 256 | 10.4 |
| 2019年3月 | 345 | 35 | 310 | 10.0 |
| 2020年3月 | 303 | 33 | 270 | 10.7 |
| 2021年3月 | 930 | 134 | 796 | 14.4 |
| 2022年3月 | 958 | 129 | 829 | 13.4 |
| 2023年3月 | 884 | 122 | 762 | 13.8 |
| 2024年3月 | 1,128 | 143 | 985 | 12.7 |
| 2025年3月 | 1,367 | 120 | 1,247 | 8.8 |
| 2026年3月 | 2,720 | 127 | 2,594 | 4.7 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
証券、商品先物取引業 37社との比較
同じ証券、商品先物取引業の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回りで37社中1位あたり、逆に低いのは自己資本比率で37社中35位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥218で、1年前と比べて+33.2%。過去52週の値幅のなかでは37%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 11.5倍 |
| PBR | 0.85倍 |
| 配当利回り | 6.88% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
25日線(229.5円)近辺でのもみ合いが続き、方向感に欠ける。52週高値313円から-26.5%と戻り待ちの売りが控える一方、52週安値162円から+42%の水準。出来高は7月17日に20.8万株と急増したが、株価は下落。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準をほぼ妥当と判定しています(スコア 55/100)。
PERは12.16倍で業界平均12.07倍とほぼ同水準、PBRは0.89倍と平均1.38倍を下回り割安だが、ROE7.74%と業種平均並み。無配だが業績は市況に左右されやすく、直近で改善傾向。総合的にほぼ妥当な水準と判断。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 11.5倍 | 14.3倍 |
| PBR | 0.85倍 | 1.43倍 |
| ROE | 7.7% | 7.7% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり15円で、前期から+66.7%。いまの株価に対する利回りは6.88%。増配か配当維持が3年続いている。
| 決算期 | 1株あたり配当円 | 前期比% | 配当性向% |
|---|---|---|---|
| 2017年3月 | 3 | — | 22.6 |
| 2019年3月 | 3 | 0.0 | 35.9 |
| 2021年3月 | 3 | 0.0 | 30.0 |
| 2022年3月 | 5 | 66.7 | — |
| 2023年3月 | 4 | −30.0 | 102.9 |
| 2024年3月 | 9 | 142.9 | 86.7 |
| 2025年3月 | 9 | 5.9 | 187.1 |
| 2026年3月 | 15 | 66.7 | 43.6 |
過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥15
株主
有価証券報告書より
2026年3月期末の株主数は延べ17,993人。区分でいちばん多いのは個人・その他で46.1%。グループ会社や銀行などの安定株主が51.8%を占め、残る48.2%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2021年3月% | 2022年3月% | 2023年3月% | 2024年3月% | 2025年3月% | 2026年3月% |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 個人・その他 | 15.0 | 16.5 | 15.6 | 18.8 | 32.6 | 46.1 |
| 事業法人 | 81.2 | 80.2 | 80.4 | 75.0 | 60.4 | 45.5 |
| 金融機関 | 0.3 | 0.1 | 3.3 | 5.3 | 6.7 | 6.3 |
| 自己株式 | 0.4 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | — | 4.3 |
| 外国法人 | 0.3 | 0.3 | 0.1 | 0.3 | 0.1 | 1.0 |
| 証券会社 | 3.1 | 2.8 | 0.6 | 0.5 | 0.2 | 0.9 |
| 外国人個人 | 0.1 | 0.1 | 0.1 | 0.0 | 0.1 | 0.2 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 株式会社NSHD | 37.83 |
| 02 | 株式会社日本カストディ銀行(信託口) | 6.26 |
| 03 | 合同会社INSECTorz | 5.82 |
| 04 | 粟野 友太 | 1.82 |
| 05 | 秋元 之浩 | 1.40 |
| 06 | 日産証券グループ従業員持株会 | 1.29 |
| 07 | 竹村 渉 | 1.05 |
| 08 | 森川 菊雄 | 1.00 |
| 09 | 有限会社福田商事 | 0.73 |
| 10 | BNYM SA/NV FOR BNYM FOR BNYM GCM CLIENT ACCTS M ILM FE (常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行) | 0.44 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
- 2026-07-10株式会社東京共同会計事務所新規の大量保有報告5.70%-1.00pt
- 2026-07-08株式会社NSHD新規の大量保有報告43.64%
提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 14期分
1株利益は14期で−5%、1株純資産は14期で−33%。直近期のROEは7.7%で、日本株の目安とされる8%を下回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 20 | 384 | 6.3 | 13.9 | — |
| 2014年3月 | 55 | 419 | 13.8 | 4.4 | 17.4 |
| 2015年3月 | 51 | 482 | 11.3 | 5.2 | 12.8 |
| 2016年3月 | 39 | 458 | 8.3 | 4.0 | 5.0 |
| 2017年3月 | −100 | 360 | −24.5 | — | 22.6 |
| 2018年3月 | −20 | 340 | −5.8 | — | — |
| 2019年3月 | 16 | 322 | 5.2 | 9.9 | 35.9 |
| 2020年3月 | 8 | 303 | 2.7 | 14.6 | — |
| 2021年3月 | 31 | 233 | 19.1 | 5.9 | 30.0 |
| 2022年3月 | 9 | 221 | 4.1 | 15.3 | — |
| 2023年3月 | 4 | 216 | 2.1 | 36.4 | 102.9 |
| 2024年3月 | 10 | 252 | 4.2 | 27.1 | 86.7 |
| 2025年3月 | 7 | 234 | 2.7 | 27.2 | 187.1 |
| 2026年3月 | 19 | 257 | 7.7 | 13.3 | 43.6 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
7名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は7名。2026/3期の役員報酬は総額83百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 二家英彰 | 代表取締役社長 | 52 | — |
| 近藤竜夫 | 常務取締役 マネジメント本部長 | 53 | 48,200 |
| 久保壽將 | 取締役 財務部長 | 57 | 20,600 |
| 大門小百合 | 取締役 | 58 | — |
| 小野里光博 | 取締役[監査等委員] | 68 | 8,400 |
| 門間大吉 | 取締役[監査等委員] | 68 | 1,000 |
| 林徹 | 取締役[監査等委員] | 67 | 3,100 |
役員報酬の内訳2026/3期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 賞与百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 3 | 50 | 2 | 57 | 19 |
| 社外取締役 | 4 | 24 | 2 | 26 | 7 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2026/3期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容955字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題1,688字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク3,319字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)6,807字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
- 有価証券報告書有価証券報告書-第21期(2025/04/01-2026/03/31)2026-06-12
- 半期報告書半期報告書-第21期(2025/04/01-2026/03/31)2025-11-12
- 有価証券報告書有価証券報告書-第20期(2024/04/01-2025/03/31)2025-06-19
- 半期報告書半期報告書-第20期(2024/04/01-2025/03/31)2024-11-12
- 有価証券報告書有価証券報告書-第19期(2023/04/01-2024/03/31)2024-06-24
- 四半期報告書四半期報告書-第19期第3四半期(2023/10/01-2023/12/31)2024-02-09
- 四半期報告書四半期報告書-第19期第2四半期(2023/07/01-2023/09/30)2023-11-10
- 四半期報告書四半期報告書-第19期第1四半期(2023/04/01-2023/06/30)2023-08-10
- 有価証券報告書有価証券報告書-第18期(2022/04/01-2023/03/31)2023-06-26
- 四半期報告書四半期報告書-第18期第3四半期(2022/10/01-2022/12/31)2023-02-13
- 四半期報告書四半期報告書-第18期第2四半期(令和4年7月1日-令和4年9月30日)2022-11-10
- 四半期報告書四半期報告書-第18期第1四半期(令和4年4月1日-令和4年6月30日)2022-08-12
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