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日経平均64,167.87-158NYダウ53,061.95+295ドル円158.81+0NASDAQ26,217.83+118S&P 5007,666.6+35SOX 指数11,339.25+51毎時更新

丸八証券

Maruhachi Securities Co.,Ltd.8700 · Standard · 証券、商品先物取引業

投資・金融サービス業を中核とする証券会社。有価証券の売買、媒介、引受けなどを行い、顧客の資産運用を幅広く支援する。

概要

丸八証券は名古屋市中区に本社を置く中堅証券会社である。1944年に企業整備法に基づき設立され、地域密着型の対面営業を強みに個人・法人向けに株式・債券の売買仲介、投資信託、保険販売などを手がける。従業員数138名、直近の営業収益は35.76億円、当期純利益6.84億円(2026年3月期)。東京証券取引所スタンダード市場に上場し、東海東京フィナンシャル・ホールディングスの傘下にある。

収益の大半を占める受入手数料とトレーディング損益

2026年3月期の営業収益35.76億円の内訳は、受入手数料27.18億円(委託手数料17.77億円、募集・売出し手数料5.96億円、その他3.44億円)、トレーディング損益7.37億円、金融収支1.04億円である。委託手数料は株式市況に連動し、2025年度の東証プライム市場1日平均売買代金6.7兆円の拡大が寄与した。販売費及び一般管理費28.20億円を差し引いた営業利益は7.39億円、当期純利益6.84億円であった。

名古屋を拠点とする対面営業の強み

本社を名古屋市中区新栄町に置き、従業員138名が地域密着型の対面営業を展開。地元企業や自治体の役職員向けセミナーを開催し金融リテラシー向上を支援する。オンライン取引が普及する中、ハートフルな対応を標榜し個人顧客の資産形成をきめ細かくサポートする。2026年には高齢社会に対応した「家族サポート証券口座」の取扱いを開始した。

東海東京フィナンシャル・ホールディングスの子会社

2021年4月、エース証券の公開買付けにより東海東京フィナンシャル・ホールディングスの子会社となり、同年11月には完全子会社化された。グループ内では地域密着の対面営業を担い、グループ全体の収益源の一角を構成する。親会社の経営資源を活用しつつ、独自の営業基盤を維持している。

中期経営計画で預り資産3,600億円を目指す

2025年度から2027年度までの3ヵ年計画を策定。預り資産3,600億円、自己資本利益率8.0%を数値目標として掲げる。重点施策として資産運用の高度化、資産形成支援の強化、世代間の円滑な資産承継の3つを打ち出し、収益構造の安定化を図る。2026年3月期の自己資本は82.08億円である。

業界の中での役割は金融商品取引業を営む証券会社にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
36億円
営業利益
7億円
営業利益率
19.4%
純利益
7億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01投資・金融サービス主力

有価証券の自己売買、委託売買の執行、引受け・売出し、募集・売出しの取扱いなど、金融商品取引業を中核に顧客へ幅広い資産運用サービスを提供する。単一セグメントとして事業全体を構成する。

主な製品・サービス4
有価証券の売買
自己の計算による有価証券の売買(トレーディング業務を含む)。
有価証券の媒介・取次ぎ・代理
顧客の委託を受けて有価証券の売買を執行する業務。
有価証券の引受け・売出し
発行者の有価証券を取得し、または既発行証券を広く売出す業務。
有価証券の募集・売出しの取扱い
発行者等の委託を受け、新規募集や売出しを取り扱う業務。

製品と技術

株式委託手数料を主軸とするブローカー業務

当社の収益の約50%を占める委託手数料(2026年3月期17.77億円)は、主に株式の売買委託に由来する。対面営業の強みを活かし個人顧客からの注文を執行する。2025年度の東証プライム市場1日平均売買代金6.7兆円の拡大が手数料増加に寄与した。グループ内での情報提供やIRサポートも付加価値として提供する。

投資信託販売と信託報酬によるストック収入

募集・売出し手数料の多くは投資信託の販売手数料(2026年3月期5.96億円)であり、その他受入手数料には投資信託の信託報酬(同2.44億円相当)が含まれる。新NISA制度の普及を背景に積立投資や資産形成向け商品の提案を強化。販売後の継続的なサービスにより安定したストック収入を得る仕組みを構築している。

相続・資産承継に関するコンサルティング

少子高齢化の進行に対応し、「家族サポート証券口座」や有価証券を活用した贈与スキームを提供。弁護士や税理士などの外部専門家と連携し顧客の相続対策を総合支援する。2026年3月期の経営戦略では「世代間の円滑な資産承継」を重点施策の一つに掲げ、中期経営計画でも重要な柱と位置づけている。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

証券、商品先物取引業のなかでの位置

中堅証券、高収益で急成長中

丸八証券は名古屋地盤の中堅証券会社で、個人投資家向けの営業に強みを持つ。同業のSBIIリーシングサービスやインテグラルと比較すると規模は小さいが、独自の顧客基盤と堅実な運用で高い収益性を実現。2026/3期は営業利益率19.44%と急改善見込み。営業収益も拡大傾向にあり、市場環境の追い風を受けている。

強み

  • 2026年3月期予想は19.4%と同業比で極めて高水準
  • 東海地方を中心に長期取引の個人顧客を多数抱える
  • 固定費の抑制や業務効率化で収益性を高めている
  • 株式委託手数料に加え、投信販売や引受業務も展開

課題

  • 東海地方依存で、他の地域や法人部門が手薄
  • 個人投資家の取引活性度が収益に直結しやすい
  • 業界内で際立った独自商品・サービスが限定的

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

証券、商品先物取引業の時価総額近傍。太字が丸八証券

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 28件

企業整備法に基づく設立と証券取引所加盟 (1944-1949)

1944年3月、企業整備法に基づき赤座株式店(1936年創業)を改組し、丸八証券株式会社(資本金30万円)を設立。1948年9月に証券取引法に基づく証券業者として登録、1949年4月には名古屋証券取引所設立に伴い正会員となり、戦後の証券取引の枠組みに参画した。創業以来、地域の個人投資家向けに有価証券の売買媒介を中心とした営業を展開した。

旧一色・都築・幡豆証券からの営業権譲受 (1966-1967)

1966年5月に旧一色証券、同年10月に旧都築証券、1967年8月に旧幡豆証券から営業権を譲り受けた。これらの譲受は短期間に集中して行われ、愛知県内での店舗網を拡大し地域密着型の営業基盤を強化した。譲受後は旧各社の顧客基盤を引き継ぎ、対面営業のネットワークを形成するとともに、中小証券の統合機運の中で事業規模を拡大した。

免許制移行と多様な業務承認 (1968-1988)

1968年4月の証券取引法改正による免許制移行に伴い、第1号・2号・4号免許を取得。その後、累積投資業務代理(1982年11月)、投資信託受益証券の収益金支払代理(1984年10月)、第3号免許(1987年3月)を取得し業務範囲を拡大。1988年5月には東京証券取引所正会員となり全国的な取引参加資格を得た。同年10月には抵当証券販売・保管業務の兼業承認も受け多角化を進めた。

増資と株式上場による成長資金の確保 (2002-2005)

2002年6月に資本金を30億円に増資。2004年11月に日本証券業協会に株式を店頭登録、同年12月には店頭登録を取り消しジャスダック証券取引所に上場した。2005年3月と5月に転換社債の株式転換が行われ、資本金は32億51百万円に増加した。上場により資金調達手段を拡大し、事業拡大の基盤を整えた。

金融商品取引法への対応とエース証券との提携 (2007-2010)

2007年9月、金融商品取引法に基づく金融商品取引業者として登録。2008年11月にエース証券株式会社と業務提携契約を締結。2010年2月に本社を名古屋市中区栄から同区新栄町へ移転した。同年4月、ジャスダックと大阪証券取引所の合併に伴い、大証JASDAQに上場先が変更された。

東海東京グループ入りとスタンダード市場移行 (2021-2022)

2021年4月、エース証券の株式を東海東京フィナンシャル・ホールディングスが公開買付けで取得したことにより同社の子会社となる。同年11月、エース証券が保有する当社株を同ホールディングスが取得し、親会社が1社となった。2022年4月の東京証券取引所市場区分見直しにより、スタンダード市場に株式を移行した。

年表28件を開く

1940年代

  • 1944年3月創業企業整備法に基づき赤座株式店(1936年2月創業)を改組し、丸八証券株式会社(資本金30万円)を設立
  • 1948年9月証券取引法に基づく証券業者として登録
  • 1949年4月創業名古屋証券取引所設立に伴い、正会員となる

1960年代

  • 1966年5月旧一色証券より営業権の譲受け
  • 1966年10月旧都築証券より営業権の譲受け
  • 1967年8月旧幡豆証券より営業権の譲受け
  • 1968年4月免許制に移行 証券取引法に基づく第1号、2号、4号免許取得

1980年代

  • 1982年11月累積投資業務に係る代理業務の兼業承認を受ける
  • 1984年10月証券投資信託受益証券の収益金、償還金および一部解約金支払いの代理業務の兼業承認を受ける
  • 1987年3月証券取引法に基づく第3号免許を取得
  • 1988年5月東京証券取引所正会員となる
  • 1988年10月抵当証券の販売の媒介および保管業務の兼業承認を受ける

1990年代

  • 1998年12月証券取引法の改正による証券業の登録をする

2000年代

  • 2002年6月資本金を30億円に増資
  • 2004年11月日本証券業協会に株式を店頭登録
  • 2004年12月上場日本証券業協会への店頭登録を取消し、ジャスダック証券取引所に株式を上場
  • 2005年3月転換社債の株式転換により、資本金32億39百万円となる
  • 2005年5月転換社債の株式転換により、資本金32億51百万円となる
  • 2007年9月金融商品取引法に基づく金融商品取引業者としての登録を受ける
  • 2008年11月エース証券株式会社と業務提携契約を締結

2010年代

  • 2010年2月本社を名古屋市中区栄から名古屋市中区新栄町に移転
  • 2010年4月上場ジャスダック証券取引所と大阪証券取引所の合併に伴い、大阪証券取引所JASDAQに上場
  • 2011年3月転換社債型新株予約権付社債にかかる新株予約権の権利行使による新株の発行により、資本金36億76百万円となる
  • 2013年5月転換社債型新株予約権付社債にかかる新株予約権の権利行使による新株の発行により、資本金37億51百万円となる
  • 2013年7月上場東京証券取引所と大阪証券取引所の統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場

2020年代

  • 2021年4月エース証券株式会社の株式を東海東京フィナンシャル・ホールディングス株式会社が公開買付けで取得したことにより、同社の子会社となる
  • 2021年11月エース証券株式会社の保有する当社の株式を東海東京フィナンシャル・ホールディングス株式会社が取得したことにより、親会社は同社の1社のみとなる
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分見直しにより東京証券取引所スタンダード市場に株式を移行

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち2項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 預り資産2028年3月末まで360,000百万円
  • 自己資本利益率(ROE)2028年3月末まで8.0%

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    営業基盤の拡大

    地域密着型の店舗展開と人員配置による対面営業を強化し、顧客満足度向上を図る。

  2. 02

    推進体制の強化

    IT・DXを活用した利便性向上により、顧客満足度の向上を目指す。

  3. 03

    収益構造の安定化

    社員の資質向上と生産性向上、費用構造見直しにより安定的な収益基盤を構築する。

  4. 04

    資産運用の高度化

    顧客の資産運用サービスを高度化し、最適な投資提案を実現する。

  5. 05

    資産形成支援の強化

    新NISAや確定拠出年金など、長期の資産形成を積極的に支援する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で138人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は749万円で、9期前と比べて+22.5%平均年齢は44.0歳、平均勤続年数は15.0年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月159
2018年3月158
2019年3月61143.015.0146
2020年3月68944.016.0149
2021年3月68144.015.0153
2022年3月69744.016.0145
2023年3月69044.015.0143
2024年3月70944.016.0139
2025年3月76344.015.0139288
2026年3月74944.015.0138507

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率25.6%
縦線は目安の30%

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社1(国内 1 / 海外 0) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位5)
本店(注)1 — 名古屋市中区71百万円
蒲郡支店(注)1 — 愛知県蒲郡市22百万円
庄内支店(注)1 — 名古屋市西区22百万円
西尾支店(注)1 — 愛知県西尾市16百万円
安城支店(注)1 — 愛知県安城市7百万円
主な関係会社
  • 国内
    東海東京フィナンシャル・ホールディングス株式会社
    東京都中央区 · その他の関係会社
    議決権43.6%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は36億円営業利益7億円前期と比べると増収増益で、売上が+16.1%、利益が+75.0%。

売上高
+16.1%
36億円
営業利益
+75.0%
7億円
純利益
+75.0%
7億円
営業利益率
19.4%
前期比 +6.5%pt

半期ごとの推移

10期分

直近は2026年下期で、営業収益は36億円、営業利益は3億円。前年の2025年下期と比べると、営業収益は+16.1%、営業利益は+50.0%。

対象期間営業収益億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2017年下期243
2018年下期282
2019年下期291
2020年下期240
2021年下期301
2022年下期290
2023年下期250
2024年下期331
2025年下期3126.52
2026年下期3638.34

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。四半期報告書の廃止(2024年)以降は半期の粒度になります。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、営業収益は30億円から36億円へ1.2倍に増えた。直近期の営業利益率は19.4%。

決算期営業収益億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
東京証券取引所と大阪証券取引所の統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場
2013年3月3066
2014年3月391111
2015年3月371011
2016年3月2832
2017年3月2411
2018年3月2844
2019年3月2954
2020年3月2422
2021年3月3064
2022年3月2953
2023年3月2511
2024年3月3385
2025年3月314612.94
2026年3月3671019.47

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

営業収益36億円のうち、営業利益として残るのは7億円19.4%。営業外の損益と税金を反映した純利益は7億円、売上の19.4%にあたる。営業利益率は業種中央値19.6%を下回る水準。

営業収益を100としたときの内訳
  • 売上原価など作る・仕入れるのにかかったお金2.8%1億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金77.8%28億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益19.4%7億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。売上原価と販管費は単体ベースの数値です。

営業利益率業種比0.1pt
19.4%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+0.0pt
19.4%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比1.2pt
8.7%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
5.7%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
5.7%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが11億円、投資CFが0億円で、差し引きのフリーCFは11億円期末の手元現金は37億円

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円現金残高億円
2013年3月00−119
2014年3月20−218
2015年3月60125
2016年3月13−1−531
2017年3月81−238
2018年3月−2−3−132
2019年3月130−244
2020年3月3−8−237
2021年3月−59−140
2022年3月−23−239
2023年3月1−10−227
2024年3月16−5−137
2025年3月0−5−329
2026年3月110−237

金融業では預金・貸出・有価証券運用の増減が営業CFと投資CFに含まれます。一般事業会社向けのフリーCFの解釈は当てはまらないため掲載していません。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は124億円。このうち返さなくてよい自己資本が82億円で、自己資本比率は65.9%(業種中央値34.9%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月76482863.0
2014年3月118595949.8
2015年3月106673963.1
2016年3月84661878.7
2017年3月83661779.1
2018年3月88691977.9
2019年3月87711681.0
2020年3月87681977.6
2021年3月100732773.8
2022年3月97742376.8
2023年3月93741979.2
2024年3月113783569.1
2025年3月99762376.6
2026年3月124824265.9

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳単体ベース
現金及び預金
38億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
43億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
42億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
90
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率30 / 30
現金創出営業CFの黒字継続20 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

証券、商品先物取引業 37社との比較

同じ証券、商品先物取引業の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率37社中8位あたり、逆に低いのはROE37社中26位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
8.7%/中央値 9.9%
P25 7.7%P75 15.8%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
19.4%/中央値 19.6%
P25 8.3%P75 34.1%
自己資本比率上位総資産のうち返済のいらないお金の割合
65.9%/中央値 34.9%
P25 12.8%P75 58.5%
営業収益成長率前期からの売上の伸び
16.1%/中央値 15.4%
P25 2.9%P75 25.2%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
4.8%/中央値 4.3%
P25 3.3%P75 5.0%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥2,068で、1年前と比べて+33.7%過去52週の値幅のなかでは76%の位置にある。

¥2,068-1.5%1ヶ月+6.4%1年+33.7%時価総額84億円
過去52週の値幅
安値¥1,591高値¥2,221

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)12.1倍
PBR0.99倍
配当利回り4.84%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

8月21日終値1950円で、25日線(1955.72円)とほぼ同水準、75日線(1824.96円)を約6.9%上回る。52週高値2061円に対し約5.4%下の水準。1カ月で1.76%下落と横ばい圏。出来高は7月27日に8800株と増加したものの、その後は低調で需給は一巡。RSI41.61と中立圏で方向感に欠ける。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準をほぼ妥当と判定しています(スコア 55/100)

PERは11.37倍と業界平均12.48倍をやや下回り、PBRは0.93倍と1倍前後で資産価値からほぼ妥当。ROEは8.7%と資本効率はまずまずで、配当利回りは5.13%と業界平均3.94%を上回り、利回りは魅力的だが、市況依存により業績が振れやすい業種特性を考慮。配当性向58.3%は安定感があるが、市況悪化時は業績と配当が変動リスクを抱え、総合的にほぼ妥当と判断。

指標この会社業種平均
PER (実績)12.1倍14.3倍
PBR0.99倍1.43倍
ROE8.7%7.7%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

今期の営業利益率は12%超と業界平均を上回る一方、売上規模は小さく市場変動の影響を受けやすい。強気派は、地域密着の対面営業による顧客ロイヤルティの高さと、資産運用・相続関連サービスへのシフトが収益性をさらに押し上げるとみる。弱気派は、オンライン証券との競争激化で手数料率が低下し、市場環境が悪化すれば業績が不安定になると指摘。また、金融規制の強化やコンプライアンスコスト増も懸念。過去の業績は増減が大きいが、直近は改善傾向。株式市場の動向とローコスト運営の持続性が今後の焦点。

プラスに働く材料7
  • 地域密着で安定顧客

    対面営業が強みで、個人顧客の固定化と高付加価値サービスへの誘導が可能

  • 高収益体質

    営業利益率12.9%と業界平均を上回り、経営効率が高い

  • 業績改善基調

    2026年3月期は増収増益予想で、営業利益率も19.4%まで拡大見込み

  • 営業利益7億円と前期比75%増通年影響

    営業利益は4億円→7億円、営業利益率19.44%に大幅改善

  • 売上高36億円と前期比16%回復通年影響

    売上高は31億円→36億円と16.1%増。証券市況の持ち直しで増収

  • 配当利回り5.13%と高水準継続影響

    配当利回り5.13%は株価1950円。高利回りが下支え

  • PBR0.93倍と時価総額79億円の割安圏継続影響

    PBR0.93倍で解散価値に接近。ROE8.7%改善余地があれば1倍超へ

マイナスに働く材料7
  • 市場依存の収益

    売買手数料は市況に左右され、低迷時は業績が悪化しやすい

  • 競争激化

    ネット証券の低手数料攻勢で、対面営業の顧客も流出リスク

  • 規模の限界

    売上規模が小さく、コスト削減や投資余力で大手に劣る

  • 純利益が5億→4億→7億と年度で変動通年影響

    純利益は5億円→4億円→7億円。証券市況に業績が連動し不安定

  • 予想PERが示されず経営計画の不透明感不定影響

    予想PERは公表されておらず、時価総額79億円の規模ゆえ情報開示が乏しい

  • 外国人持ち株比率0.24%と極端に低い継続影響

    外国人保有0.24%と極小。浮動株が少なく大口売買で価格が乱れる

  • 株価は1年で25.62%上昇後の調整リスク不定影響

    1年で+25.62%と上昇。証券株は高値警戒感から戻り売りが出やすい

次の決算で確かめる点
預り資産残高
顧客基盤の規模と収益の源泉を測る指標で、増加は将来の手数料収入拡大に直結
営業利益率
収益性の改善度合いを確認し、コスト管理の効率性を評価するため
株式売買委託手数料
市場活動の活発さと主力収益の動向を把握するため
コンサルティング・保険関連収入
新規サービスの成長性と収益の多様化の進捗を見るため

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり100で、前期から+66.7%いまの株価に対する利回りは4.84%。増配か配当維持が1年続いている。

年間配当
¥100
1株あたり
配当利回り
4.84%
いまの株価に対して
配当性向
58.3%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
1年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月20111.7
2018年3月40100.042.5
2019年3月5025.049.2
2020年3月30−40.073.3
2021年3月5066.748.3
2022年3月40−20.055.3
2023年3月30−25.0191.3
2024年3月80166.761.7
2025年3月60−25.061.1
2026年3月10066.758.3

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥100

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ4,936人。区分でいちばん多いのは事業法人49.9%。グループ会社や銀行などの安定株主が50.2%を占め、残る49.8%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
事業法人6.649.749.749.849.949.9
個人・その他47.542.041.343.343.040.4
証券会社44.66.77.35.26.19.2
自己株式1.31.31.31.31.31.3
金融機関1.11.00.80.90.40.4
外国法人0.20.60.90.80.70.2
外国人個人0.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01東海東京フィナンシャル・ホールディングス株式会社43.09
02豊証券株式会社7.70
03野村プロパティーズ株式会社5.39
04中村 吉孝4.95
05細川 幸祐3.36
06山口 秀明1.33
07株式会社ファンドクリエーション1.02
08野村證券株式会社0.82
09里野 泰則0.76
10丸八証券従業員持株会0.73

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近1
  • 2026-08-10
    野村證券株式会社
    新規の大量保有報告
    0.59%
    -6.33pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+1016%、1株純資産は14期で+1508%。直近期のROEは8.7%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月1512812.719.926.0
2014年3月2714520.37.822.1
2015年3月2781,67117.97.621.6
2016年3月511,6543.126.239.1
2017年3月181,6511.177.0111.7
2018年3月941,7215.613.542.5
2019年3月1021,7705.89.949.2
2020年3月411,6922.419.673.3
2021年3月1041,8415.911.848.3
2022年3月721,8673.920.055.3
2023年3月161,8430.889.6191.3
2024年3月1301,9626.812.961.7
2025年3月981,9035.116.161.1
2026年3月1712,0578.710.158.3

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

7名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は7名。2026/3期の役員報酬は総額129百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約4倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
鈴木卓也代表取締役社長603,700
鈴木雅人代表取締役副社長60400
中村昭彦取締役66
山田尚武取締役62
鈴木正己取締役(監査等委員)58600
広井幹康取締役(監査等委員)70
小笠原修文取締役(監査等委員)53

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)344489231
社外取締役523235
取締役(社内)1141414

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容519字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社の事業は、金融商品取引業を中核とする「投資・金融サービス業」を主な事業の内容とし、顧客に対して資産運用の幅広いサービスを提供しております。 主要業務としては、次の業務を営んでおります。 1.「有価証券の売買」 自己の計算により有価証券の売買(トレーディング業務を含む。)を行う業務であります。 2.「有価証券の媒介、取次ぎまたは代理」 顧客の委託を受けて有価証券の売買を執行することを中心とする業務であります。 3.「有価証券の引受けおよび売出し」 有価証券の発行に際し売出しの目的をもって発行者からその全部または一部を取得し、または、既発行有価証券を広く一般に均一の条件で売出す業務であります。 4.「有価証券の募集および売出しの取扱い」 有価証券の発行者または所有者もしくは引受人の委託を受け、新たに発行される有価証券の募集を取扱ったり、既発行有価証券について広く一般に売出す業務であります。 5.「その他金融商品取引業に付随する業務」 その他金融商品取引業に付随する業務として、金融商品取引法第35条に定められた業務であります。 なお、当社は「投資・金融サービス業」という単一の報告セグメントとしております。
経営方針・対処すべき課題1,703字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社の経営方針、経営環境および対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において当社が判断したものであります。 (1) 会社の経営の基本方針 当社は2008年7月に制定した次に掲げる基本理念の実現へ向け業務を展開しております。 「未来の安心のために」 お客様へ 堅実な資産形成と喜びを 株主様へ 永続的な成長と喜びを 従業員へ 考え働く幸福と喜びを 社 会へ 地元愛知への貢献と喜びを また、基本方針として次の3項目を掲げております。 経営:透明性の高い明確なコーポレート・ガバナンス(企業統治)の確立 営業:お客様を第一に考えた収益の最大化の確立 管理:業務水準の均一化による付加価値向上の確立 (2) 証券市場を取り巻く環境 ① 世界的なインフレ・景気減速懸念と金融引締め継続による市場ボラティリティの高まり ② ウクライナ情勢・中東情勢等の地政学リスクによるエネルギー・資源価格の不安定化 ③ 労働力不足・最低賃金引上げ等による人件費の上昇と中長期的な収益構造の変化 ④ 半導体・AI関連投資拡大による成長分野と非成長分野の業績・株価格差の拡大 ⑤ 東証要請を背景としたROE・資本効率改善と企業の自社株買い・増配による株主還元強化 ⑥ 新NISAおよび企業型DC・iDeCo普及による「貯蓄から資産形成へ」の流れと長期運用資金の市場流入拡大 ⑦ スマートフォンによるオンライン取引普及による手数料低下圧力 ⑧ サイバー攻撃の高度化や情報漏洩リスク増大に伴うシステム投資・セキュリティ関連コストの増加 (3) 会社の経営戦略 当社は、2025年度から2027年度までの3ヵ年を対象とした新たな中期経営計画を策定いたしました。本中期経営計画は、当社がお客様と共に発展していくための「進むべき方向」とその「戦略」を示すものとなっております。 (中期経営計画) ①経営戦略 前回の中期経営計画で掲げた次の3点の実現を引き続き目指し、展開いたします。 1)営業基盤の拡大 地域に密着した店舗展開と人員配置により、お客様との対面を中心としたハートフルな対応による満足度向上に努めます。 2)推進体制の強化 IT、DXの更なる活用を通して、お客様にとっての利便性向上による満足度向上に努めます。 3)収益構造の安定 社員の資質向上に努め、社員ひとりあたりの生産性向上を図ること、また費用構造の見直しから収益構造の安定化に努めます。 ②重点施策 1)資産運用の高度化 2)資産形成支援の強化 3)世代間の円滑な資産承継 ③数値目標 2028年3月末において、次の目標の達成を目指します。 1)預り資産 360,000百万円 2)自己資本利益率(ROE) 8.0% (4) 会社の対処すべき課題 わが国において、2025年12月末時点の個人金融資産は2,351兆円に達しており、新NISA制度の普及・拡充を背景に、資産形成・資産運用の重要性は一層高まっています。一方、国内外におけるマーケット環境は複雑化しており、お客様一人ひとりの状況に応じた「最善の利益の追求」に基づく対応が求められています。 このような状況のもと、当社は地域に密着した対面営業を通じて、 ①資産性格を鑑みた適切な助言 ②的確な金融商品の提案 ③適時投資情報の提供 を行い、お客様の資産形成・資産運用を支援するとともに、企業価値の向上を目指しています。 また、わが国における少子高齢化の進行は、世代間の資産移転の必要性を高めており、相続・贈与を含む資産承継への対応が重要な課題となっています。当社では、「家族サポート証券口座」や「有価証券を活用した贈与スキーム」について、外部専門家と連携しながら助言・支援を行い、課題解決に対応しています。 あわせて、法令等を踏まえたコンプライアンスおよびサイバー攻撃を含むリスク管理態勢の高度化を進めるとともに、お客様の資産および情報を適切に管理する内部管理・ガバナンス体制の一層の充実を図っています。
事業等のリスク3,580字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 文中の将来に関する事項は、有価証券報告書提出日現在において当社が判断したものであります。 当社の経営成績および財政状態に影響を及ぼす可能性のあるリスクには以下のようなものがあります。また、必ずしもリスク要因に該当しない事項についても、投資者の判断上重要であると考えられる事項については、積極的な情報開示の観点から以下に記載しております。なお、ここに記載する項目については当社が現状で認識しているものに限られており、その全てが網羅されている訳ではありません。当社では、リスク発生の可能性を認識し、発生の回避および発生した場合の影響を最小限とすべく、その対応に努めてまいります。 (1) 主要な事業の前提について 当社は、金融商品取引業者として金融商品取引法第29条に基づく金融商品取引業者の登録(登録番号 東海財務局長(金商)第20号)を受けて金融商品取引業を営んでおります。金融商品取引業については、金融商品取引法第52条第1項、同第53条第3項、同第54条にて登録の取消しとなる要件が定められており、これに該当した場合、登録の取消しが命じられます。将来何らかの事由により登録等の取消しを命じられた場合には、当社の主要な事業活動に支障をきたすとともに業績に重大な影響を及ぼす可能性があります。 当社では、現時点においてこれらの取消し事由に該当する事項はないと認識しております。 (2) 金融商品取引法等法令の遵守について 金融商品取引業者は、金融商品取引法等の法令・諸規則等の規制のもと、営業行為を行っております。法令違反等が発生した場合に、訴訟の提起やあっせんの申立て等を受ける、監督当局から行政処分等を受ける等によって、当社の経営成績および財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 当社では、毎年度コンプライアンスプログラムを策定し、顧客管理、営業部店の管理・事務指導、情報等の管理、反社会的勢力への対応等、内部管理態勢を整備することにより、法令、諸規則違反や不適切な取引の未然防止、早期発見に取組むなど、健全かつ適切な業務運営を行っております。また、役職員の資質向上を目的とする研修(年1回)や、コンプライアンスに関する研修等の実施により、役職員の倫理観を高め、コンプライアンス意識の向上に努めております。 (3) 自己資本規制比率について 金融商品取引法および金融商品取引業等に関する内閣府令に基づき、金融商品取引業者の経営の健全性の確保のため、金融商品取引業者は自己資本規制比率を一定以上に維持することを義務づけられております。当該比率が120%を下回った場合、内閣総理大臣は金融商品取引業者に対して、業務方法の変更等を命じ、財産供託その他監督上必要な事項を命じることができます。また、100%を下回った場合には3ヶ月以内の期間、業務の停止を命じることができ、さらに業務停止命令後3ヶ月を経過しても100%を下回り、かつ、回復の見込みがないときには金融商品取引業の登録を取り消すことができるとされています。また、金融商品取引業者は、四半期ごとに、この自己資本規制比率を記載した書面を作成し、3ヶ月間、全ての営業所に備え置き、公衆の縦覧に供しなければならず、これに違反した場合には罰則が科されます。 当社では、日々リスク相当額(金商業等府令第178条第1項各号に規定するものをいう。)を計測の上、内部管理統括責任者へ報告しており、日々モニタリングしております。 (注)自己資本規制比率とは、金融商品取引業者の経営の健全性を測る指標のことです。具体的には、固定化されていない自己資本の額の、保有する有価証券の価格変動その他の理由により発生しうるリスク相当額の合計に対する比率を指します。 (4) 顧客資産の分別管理について 金融商品取引業者は、金融商品取引法および金融商品取引業等に関する内閣府令に基づき、経営破綻等が生じた場合に顧客資産が適切かつ円滑に返還されるよう、顧客から預託を受けた有価証券および金銭につき、自己の固有財産と分別して管理することが義務づけられております。しかし、分別管理が十分でないと判断された場合には、金融庁長官による行政処分の対象となるほか、刑事罰も科されます。 当社では、上記法令に基づいた社内規程に従い、預託を受けた有価証券および金銭を管理しております。有価証券については、各顧客の持分が直ちに判別できるように当社の帳簿等により管理しております。金銭については、顧客毎の顧客分別金の額および顧客分別金必要額(顧客毎の顧客分別金の額の合計額)を日々算定するとともに、週1日設けた計算基準日(原則金曜日)における顧客分別金必要額を、当社の顧客を元本の受益者とした合同運用指定金銭信託に預託しております。 (5) 金融商品取引業の収益変動リスクについて 国内および海外の株式・債券相場が下落または低迷した場合や為替相場の動向により、流通市場での売買高が減少し、当社の受入手数料等が減少する可能性があります。 当社では、多様な金融商品を取り扱い、相場の環境に合わせて、顧客に対して最適な提案に努めております。 (6) トレーディング業務の影響について 当社は自己勘定で株券・債券等のトレーディング業務を行っておりますが、その損益は株式・債券・為替の市況によって大きく変動するため、当社の経営成績および財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 当社では、運用限度額、ロスカットルール等について取締役会で定め、またその損益およびポジション状況を毎日経営陣に報告するなど、リスク管理体制を徹底しております。 (7) 資金調達について 当社は現在、自己資金の他、金融機関からの借入によって資金調達を行っておりますが、当社の経営成績および財政状態について信用不安等が広がった場合、著しく高い金利での調達を余儀なくされる、または資金調達が不能になる可能性があります。 当社では、資金管理を日々徹底するとともに、常日頃より取引金融機関と良好な関係を築くことで不測の事態に備えております。 (8) システム関連について 当社または当社の業務委託先が業務上使用する情報システムや回線に、重大な不都合、外部からの不正アクセス、災害等による障害が発生した場合、障害規模によっては当社業務に支障をきたし、当社の経営成績および財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 当社では、情報セキュリティ教育を通じて役社員の意識の向上を図るとともに、ソフトウェアの継続的な更新と緊急時の業務執行体制の整備を行うことで、障害発生等のリスクの軽減を図ることを目指しております。 (9) 災害発生時について 当社は本支店が愛知県内に集中していることから、地震、風水害、テロ等の災害の発生およびその恐れがある場合は、その災害地域・規模によっては業務に支障をきたし、当社の経営成績および財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 当社では、「事業継続計画(BCP)」に基づき、事業を継続し、かつ重要な業務が中断した場合に速やかに当該事業が再開できるよう体制を構築しております。 (10) 顧客情報の漏洩について 当社は秘匿性の高い個人情報を取り扱っていることから、顧客情報が流出した場合、賠償金の発生や社会的信用の失墜等により、当社の経営成績および財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 当社では、顧客情報の保管に関する社内規程等を制定・整備し、その管理には万全を期しております。 (11) 事務リスクについて 当社は多額の金銭を取り扱う関係上、事務処理プロセスで発生する事務ミス、事故、または不正等により損失が発生する可能性があります。 当社では、各種マニュアルの整備や内部通報制度などのコンプライアンス体制の整備強化に努めております。 (12) 信用取引について 信用取引においては、顧客への信用供与が発生し、市場の変動によって顧客の信用リスクが顕在化する可能性があります(取引先等の債務不履行)。株式相場の変動等により、各顧客に追加で担保の差入れを求める場合がありますが、顧客が追加担保の差入れに応じない場合は、ルールに従い、建玉の処分および担保の処分を行うこととなります。株式相場が急激に変動した場合等、顧客に対する立替金を十分回収できない可能性があり、当社の経営成績および財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 当社では、顧客との接触回数を増やすことで、適正な投資金額をお守りいただきながら、担保不足による回収不能という不測の事態を防ぐとともに、担当部署による日々のモニタリングによりリスクの最小化に努めております。
経営成績の分析 (MD&A)4,518字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当事業年度における当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ①財政状態及び経営成績の状況 当事業年度(2025年4月1日から2026年3月31日まで)のわが国経済は、食料品を中心とする物価上昇の継続や、米国の通商政策を巡る不透明感等が景況感の下押し要因となったものの、企業収益の改善を背景とした賃上げの動きや、政府による各種経済対策等に支えられ、総じて底堅く推移しました。他方、一部地域における地政学的リスクの高まりを背景として、エネルギー価格が不安定な動きを示す場面もあり、今後の国内経済および物価動向への影響については、引き続き注視が必要な状況となっております。 海外経済につきましては、米国の通商政策の影響は総じて限定的なものにとどまる中、米国経済は堅調な個人消費および設備投資を背景に、概ね安定した成長を維持しました。一方、ユーロ圏では、主要国における景気の伸び悩みを背景として、低成長の状況が継続しました。また、アジア地域においては、インド経済が引き続き比較的高い成長率を維持したものの、中国経済は内需の弱さ等を背景に、成長ペースが緩やかに推移しました。 国内株式市場においては、期初に35,900円台で始まった日経平均株価が、米国の通商政策を巡る不透明感等を背景に一時下落する場面が見られました。その後は、政策動向に対する懸念の後退や、AI関連分野への期待感の高まり等を受けて持ち直し、上昇基調で推移しました。期末にかけては、海外情勢の不透明感等を背景に調整局面となり、当事業年度末には51,000円台で取引を終えました。なお、2025年4月から2026年3月までの東証プライム市場における1日当たり平均売買代金は6兆7,015億円となり、前年同期(5兆631億円)を上回りました。 米国株式市場においては、期初に41,800ドル台で始まったダウ平均株価が、通商政策を巡る先行き不透明感等から下落する局面が見られたものの、その後は、堅調な景気動向や企業業績を背景に回復基調で推移しました。期中には史上最高値を付ける場面も見られましたが、期末にかけては地政学的リスクの高まり等を背景に調整し、当事業年度末には46,300ドル台で取引を終えました。 このような状況の下、当社では地域に密着した対面による提案営業をビジネスの柱とし、お客様の最善の利益を追求すべく、国内外の株式、投資信託および債券など、ニーズに合わせた商品ラインナップの拡充を図っております。また、地元企業や自治体の役職員を対象としたセミナーを通じて金融リテラシーの向上を後押しするとともに、将来にわたって安心安全なお取引を続けていただくために「家族サポート証券口座」の取扱いを開始するなど高齢社会において求められるきめ細やかなサービスをご提供することで、地域に根差したお客様本位の業務運営を行っております。 この結果、当事業年度の財政状態および経営成績は、以下のとおりとなりました。 1)財政状態 当事業年度末の総資産は、2025年3月末(以下、前事業年度末)に比べ25億29百万円増加し124億46百万円、負債は、前事業年度末に比べ19億14百万円増加し42億38百万円、純資産は、前事業年度末に比べ6億14百万円増加し82億8百万円となりました。 2)経営成績 当事業年度の業績は、営業収益35億76百万円(前期比16.0%増)、純営業収益35億60百万円(同15.7%増)、営業利益7億39百万円(同67.5%増)、経常利益10億6百万円(同68.0%増)、当期純利益6億84百万円(同74.4%増)となりました。 ②キャッシュ・フローの状況 現金及び現金同等物の当事業年度末の残高は、前事業年度末に比べ7億89百万円増加し36億65百万円となりました。 営業活動によるキャッシュ・フローは、10億79百万円の収入(前期は35百万円の支出)、投資活動によるキャッシュ・フローは、50百万円の支出(前期は4億95百万円の支出)、財務活動によるキャッシュ・フローは、2億39百万円の支出(前期は3億19百万円の支出)となりました。 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識および分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において判断したものであります。 ①財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 1)財政状態 (ⅰ)資産 当事業年度末の総資産は、2025年3月末(以下、前事業年度末)に比べ25億29百万円増加し124億46百万円となりました。主に変動した項目としては、「現金及び預金」の13億15百万円増加、「信用取引資産」の11億97百万円増加、「投資有価証券」の4億6百万円増加、「預託金」の3億円増加、「預け金」の5億22百万円減少であります。 (ⅱ)負債 負債は、前事業年度末に比べ19億14百万円増加し42億38百万円となりました。これは主に、「預り金」が9億1百万円増加、「信用取引負債」が3億10百万円増加、「受入保証金」が2億64百万円増加、「未払法人税等」が2億49百万円増加したことによるものです。 (ⅲ)純資産 純資産は、前事業年度末に比べ6億14百万円増加し82億8百万円となりました。これは、「当期純利益」により6億84百万円増加、「その他有価証券評価差額金」の変動により1億70百万円増加、「剰余金の配当」により2億39百万円減少したことによるものです。 2)経営成績 (ⅰ)受入手数料 当事業年度の受入手数料は、27億18百万円(前期比20.9%増)となりました。その内訳は以下のとおりであります。 (委託手数料) 「委託手数料」は、17億77百万円(同40.7%増)となりました。これは主に、株式の委託手数料が17億57百万円(同42.2%増)となったことによるものです。 (募集・売出し・特定投資家向け売付け勧誘等の取扱手数料) 「募集・売出し・特定投資家向け売付け勧誘等の取扱手数料」は、5億96百万円(同15.6%減)となりました。これは主に、投資信託の販売手数料の減少によるものです。 (その他の受入手数料) 「その他の受入手数料」は、3億44百万円(同23.5%増)となりました。これは主に、投資信託の信託報酬の増加によるものです。 (ⅱ)トレーディング損益 「トレーディング損益」は、7億37百万円(同3.2%増)となりました。これは主に、株券等トレーディング損益の増加によるものです。 (ⅲ)金融収支 金融収支は、1億4百万円の利益(同8.3%減)となりました。これは、「金融収益」が1億20百万円(同1.5%増)、「金融費用」が16百万円(同229.0%増)となったことによるものです。 (ⅳ)販売費及び一般管理費 販売費及び一般管理費は、28億20百万円(同7.0%増)となりました。これは主に、「人件費」が1億40百万円増加し15億54百万円(同10.0%増)、「事務費」が25百万円増加し5億49百万円(同4.9%増)、「取引関係費」が22百万円増加し3億46百万円(同6.8%増)となったことによるものです。 (ⅴ)営業外損益 営業外損益は、2億67百万円の利益(同69.2%増)となりました。これは主に、「投資有価証券売却益」および「受取配当金」によるものです。 (ⅵ)特別損益 特別損益は、4百万円の損失となりました。これは主に、「金融商品取引責任準備金繰入れ」によるものです。 ②キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 1)キャッシュ・フローの状況の分析 現金及び現金同等物の当事業年度末の残高は、前事業年度末に比べ7億89百万円増加し36億65百万円となりました。 (ⅰ)営業活動によるキャッシュ・フロー 当事業年度の営業活動によるキャッシュ・フローは、10億79百万円の収入(前期は35百万円の支出)となりました。これは主に、「預り金及び受入保証金の増減額」が11億66百万円、「税引前当期純利益」が10億2百万円、「信用取引資産及び信用取引負債の増減額」が△8億86百万円であったことによるものです。 (ⅱ)投資活動によるキャッシュ・フロー 投資活動によるキャッシュ・フローは、50百万円の支出(前期は4億95百万円の支出)となりました。これは主に、「投資有価証券の取得による支出」が△38億69百万円、「差入保証金の差入による支出」が△50百万円、「投資有価証券の売却による収入」が38億86百万円であったことによるものです。 (ⅲ)財務活動によるキャッシュ・フロー 財務活動によるキャッシュ・フローは、2億39百万円の支出(前期は3億19百万円の支出)となりました。これは主に、「配当金の支払額」が2億39百万円であったことによるものです。 2)資本の財源及び資金の流動性について 当事業年度末の現金及び現金同等物の残高は36億65百万円となっており、日常の運転資金としては十分な額を有しております。また、不測の事態に備えるため、当社は取引金融機関6社と当座貸越契約または貸出コミットメント契約を締結しております。 なお、現在重要な資金の支出の予定はございません。 ③重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社の財務諸表は、わが国において、一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。この財務諸表の作成にあたりまして、投資有価証券の評価、金融債権にかかる貸倒引当金、繰延税金資産の回収可能性、固定資産の減損処理などの資産・負債および収益・費用の状況に影響を与える見積りおよび判断については、過去の実績やその時点において入手可能な情報に基づいた合理的と考えられる要因を考慮した上で行っております。多くの不確実な要素が存在する状況において、もっとも適切と考えられる前提条件、情報を通じて実施しておりますが、前提となる客観的な事実や事業環境の変化などにより、見積りと将来の実績が異なる場合があります。 財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積りおよび当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、第5 経理の状況 1 財務諸表等 (1)財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)に記載のとおりであります。 ④経営指標の達成状況 当社は2025年10月に策定しました中期経営計画において、2028年3月末までに預り資産3,600億円、自己資本利益率(ROE)8.0%を目標としております。当事業年度末の預り資産は3,203億円、自己資本利益率(ROE)は8.7%となりました。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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