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日経平均64,167.87-158NYダウ53,061.95+295ドル円158.81+0NASDAQ26,217.83+118S&P 5007,666.6+35SOX 指数11,339.25+51毎時更新

今村証券

The Imamura Securities Co.,Ltd.7175 · Standard · 証券、商品先物取引業

地域密着型証券会社。投資・金融サービスをワンストップで提供し、資金調達と資産運用を支援。

概要

今村証券は1944年に石川県金沢市で設立された独立系の証券会社である。北陸地方を地盤とし、個人および法人顧客向けに株式・債券の売買仲介、投資信託の販売、有価証券の引受け、M&Aアドバイザリーなどを提供する。地元密着型の対面営業を強みとし、収益の中心は手数料収入とトレーディング収益である。2025年3月期の営業利益は10億円、従業員数は191名。東京証券取引所スタンダード市場に上場している。

投資信託ストック収益への転換を掲げる事業構造

当社は投資・金融サービス業の単一セグメントで構成される。主たる業務は有価証券の売買・媒介・引受け・募集・私募、投資一任契約の媒介、保険販売である。収益は株式売買手数料やトレーディング収益が中心であったが、経営指標として「受益証券による経費カバー率」を設定し、2029年3月期までに36%超を目指す。これは投資信託の預り資産を増やし、市況変動に左右されにくいストック収益を拡大する戦略である。同時に預り資産の倍増目標(2032年3月期に4,752億円)と新規口座獲得目標(5年間で15,000口座)を掲げる。

北陸5県に広がる支店・営業所網

本社を金沢に置き、七尾、小松、福井、砺波、加賀、弥生、板垣、高岡、富山、敦賀など北陸地方全域に支店・営業所を展開する。1965年には小松証券を吸収合併し、1990年代以降も支店昇格や新設を繰り返してきた。2022年には敦賀支店を開設し、カバレッジを拡大。地域密着型の対面営業を強みとし、税理士相談サービスや家族サポート証券口座など高齢化社会に対応したサービスも提供する。地方証券会社連携コンソーシアムにも参加し、地元企業との関係を深耕している。

自社システム運営とデジタルサービスの差別化

インターネットトレード「iRoot(アイ・ルート)」を1999年に開始し、2024年にはスマホアプリ「今村証券iPortal」を提供開始した。パスキー認証を導入しセキュリティを強化。システムは自社で開発・運営しており、顧客ニーズへの迅速な対応を可能にしている。調査部門が作成する「Imamura Report」や「情報シャトル特急便」などの情報提供も自社で行い、付加価値を高めている。デジタルと対面の両面で顧客をサポートする体制を整えている。

業界の中での役割は証券会社にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
49億円
営業利益
14億円
営業利益率
28.6%
純利益
11億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01投資・金融サービス主力

有価証券の売買、媒介、引受け、投資一任契約の媒介など、幅広い投資・金融サービスを提供しています。顧客の資金調達と資産運用の両面を支援します。

主な製品・サービス3
有価証券売買業務
株式、債券などの有価証券の売買を自己資本で行う。マーケットメイクや自己勘定取引を含む。
有価証券の媒介・取次・代理
顧客の注文を取引所や他の金融機関に取り次ぐ業務。株式や債券の委託売買を仲介する。
投資一任契約の媒介
投資一任運用を行う投資運用会社と顧客の契約を仲介する業務。運用のプロに資産運用を任せられる。

製品と技術

株式・債券・投資信託の販売と情報提供

個人向けには株式の売買仲介、米ドル建て社債や円建て社債などの債券販売、投資信託の販売を主力とする。投資信託では「WCM 世界成長株厳選ファンド(予想分配金提示型)」などの販売実績がある。2025年3月期の株式投資信託預り資産残高は過去最高の1,066億円に達した。情報提供として自社作成の「Imamura Report」や「情報シャトル特急便」を活用し、資産形成セミナーも定期的に開催している。

iRootとiPortalによるデジタル資産管理

1999年に開始したインターネットトレード「iRoot(アイ・ルート)」は現在も主力の取引チャネルである。2024年にはスマホアプリ「今村証券iPortal」を提供開始し、残高照会や取引をスマートフォンで行えるようにした。パスキー認証を導入しセキュリティを強化。システムは自社で開発・運営しており、顧客ニーズに柔軟に対応できる体制を整えている。

新規公開株・社債の引受幹事としての実績

法人向けには2006年以降、新規公開株の引受幹事としてIPOに参加。2009年には普通社債の引受幹事にも初参加し、地元企業の資金調達を支援している。M&Aアドバイザリーも提供し、事業承継や資本政策をサポート。地方証券会社連携コンソーシアムを通じて地方創生にも取り組み、地域経済への貢献を目指している。

高齢化社会に対応した家族サポート口座など

認知判断能力の低下に備える「家族サポート証券口座」を提供。事前に任意代理契約を締結した家族が取引を代行できる。また、税理士相談サービスやゴールベースアプローチ型ラップサービス、定時定額の積立投資など、高齢顧客のニーズに応える商品を揃える。地元密着型の対面営業と組み合わせ、長期的な顧客関係を構築している。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

証券、商品先物取引業のなかでの位置

地場証券で安定収益、高利益率を確保

今村証券は証券業界の地域密着型プレーヤーで、売上高は40~50億円規模。同業のUNIVA・Oakホールディングスやインテグラルと比較すると規模は中程度だが、営業利益率は25%前後と非常に高い。売上高は2025年3月期に減少したが、2026年3月期には回復し49億円を見込む。営業利益率も28.6%と高水準で、効率的な経営が強み。競争激化の中でも安定した収益を上げている。

強み

  • 営業利益率が25%超で、業界トップクラスの収益性を誇る。
  • 地場に根ざした営業で、個人顧客から安定した信頼を得ている。
  • 効率的な経営で、売上減でも利益率を高めている。
  • 2026年3月期は増収となり、業績がV字回復する見込み。

課題

  • 2025年3月期に売上が減少し、市場環境の影響を受けやすい。
  • 証券市場の競争激化で手数料収入が減少傾向。
  • 営業力が個人のスキルに依存しており、人材流出リスクがある。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

証券、商品先物取引業の時価総額近傍。太字が今村証券

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
18737あかつき本社211億円4.6倍
28747豊トラスティ証券194億円2.8倍
37347マーキュリアホールディングス171億円65.2倍
48705日産証券グループ120億円11.5倍
5254AAIフュージョンキャピタルグループ118億円
67175今村証券101億円9.2倍
78700丸八証券84億円12.1倍
88742小林洋行71億円24.0倍
93113UNIVA・Oakホールディングス66億円
10462AFUNDINNO64億円
118617光世証券59億円28.1倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 36件

戦時統合で生まれた1944年の設立

1944年7月、企業整備令に基づき、今村直治商店が金沢市所在の志鷹吉蔵商店、藤井外治商店、七尾市所在の小島喜四郎商店の3店を統合し、今村証券株式会社を設立した。資本金は10万円。戦時経済体制下での証券業統合により、北陸地域の地盤が形成された。

戦後復興と北陸への店舗網拡大

1948年10月、証券取引法に基づき証券業者として登録。1951年に七尾出張所を開設したのを皮切りに、1965年には小松証券を吸収合併し小松支店を開設。1975年丸岡、1978年砺波、1980年加賀と営業所を相次いで開設。1988年には福井営業所を支店に昇格し、北陸地方全域に店舗網を広げた。

1990年代の業務多角化とネットトレード開始

1990年9月、金地金の売買・保管業務を開始。1999年9月には保険募集業務を開始し、同年10月にはインターネットトレード「iRoot」を開始した。同時期に弥生、加賀、七尾、板垣などの営業所が支店に昇格し、店舗網の充実と業務多角化を並行して進めた。

引受業務参入と上場への布石

2003年11月、有価証券の元引受業務の認可を取得。同年12月には東京証券取引所の総合取引参加者資格を取得した。2006年2月に新規公開株の引受幹事に初参加し、2009年2月には普通社債の引受幹事にも参加。2010年には大阪証券取引所のジャスダック取引資格なども取得し、引受業務と市場取引参加の体制を整えた。

2014年の上場とスタンダード市場への移行

2014年12月、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に株式を上場。2022年4月の市場再編に伴い、スタンダード市場に移行した。上場後も店舗網を拡大し、2017年富山支店、2022年敦賀支店を開設。2023年には投資助言・代理業の登録を行い、事業領域を拡大した。

2021年の株式分割と収益構造改革の本格化

2021年10月、普通株式1株につき2株の割合で株式分割を実施し、流動性向上を図った。その後、投資信託の預り資産増加を軸とした収益構造変革に注力。受益証券による経費カバー率や預り資産倍増、人的資本への投資といった具体的な経営指標を掲げ、長期目標を設定した。

年表36件を開く

1940年代

  • 1944年7月創業企業整備令に基づき今村直治商店が金沢市所在志鷹吉蔵商店及び藤井外治商店並びに七尾市所在小島喜四郎商店の3店を統合して今村証券株式会社(資本金10万円)を設立
  • 1948年10月証券取引法に基づき証券業者として登録

1950年代

  • 1951年5月七尾出張所開設

1960年代

  • 1965年12月M&A小松証券株式会社を吸収合併、同時に小松支店を開設
  • 1968年4月証券取引法の改正に基づき免許を取得、七尾出張所の七尾営業所への昇格

1970年代

  • 1975年4月丸岡営業所開設
  • 1978年4月砺波営業所開設

1980年代

  • 1980年9月加賀営業所開設
  • 1983年9月丸岡営業所廃止、福井営業所開設
  • 1986年9月新湊営業所開設
  • 1987年9月弥生営業所開設
  • 1988年7月福井営業所の福井支店への昇格

1990年代

  • 1990年5月板垣営業所開設
  • 1990年9月金地金の売買、売買の媒介、取次ぎ若しくは代理並びに保管業務を開始
  • 1991年10月弥生営業所の弥生支店への昇格
  • 1996年7月加賀営業所の加賀支店への昇格
  • 1998年12月証券取引法の改正に基づく証券業の登録
  • 1999年9月保険業法第2条第22項に規定する保険募集業務を開始
  • 1999年10月インターネットトレード「ⅰ√(アイ・ルート)」を開始

2000年代

  • 2003年11月有価証券の元引受業務の認可
  • 2003年12月東京証券取引所の総合取引参加者資格を取得
  • 2004年7月七尾営業所の七尾支店への昇格、板垣営業所の板垣支店への昇格
  • 2004年12月ジャスダック証券取引所の取引参加者資格を取得
  • 2005年1月証券総合取引口座の取扱いを開始
  • 2005年10月新湊営業所の高岡市への移転及び高岡支店への昇格、砺波営業所の砺波支店への昇格
  • 2006年2月新規公開株の引受幹事に初参加
  • 2007年9月金融商品取引法の規定に基づく金融商品取引業者の登録
  • 2009年2月普通社債の引受幹事に初参加

2010年代

  • 2010年4月大阪証券取引所のジャスダック取引資格を取得
  • 2010年12月大阪証券取引所の現物取引資格(市場第一部・第二部)及び先物取引等取引資格を取得
  • 2014年12月上場東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に株式を上場
  • 2017年4月富山支店開設

2020年代

  • 2021年10月普通株式1株につき2株の割合で株式分割を実施
  • 2022年4月東京証券取引所の市場再編に伴い、スタンダード市場に市場変更
  • 2022年4月敦賀支店開設
  • 2023年4月金融商品取引法の規定に基づく投資助言・代理業の登録

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち4項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 受益証券による経費カバー率2029年3月期まで36%超(長期的には50%超)
  • 預り資産2032年3月期まで4,752億円
  • 新たなお客様の獲得5年間(単年度は各年)まで15,000口座(単年度3,000口座)
  • 役職員(非常勤を除く)2030年3月期末まで250名

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    収益構造の変革

    投資信託の預り資産を増やしストック収益を拡大することで、株式市況に左右されにくい収益基盤を確立する。

  2. 02

    預り資産の増加

    預り資産の増加が顧客満足度と収益拡大につながるという共通認識のもと、営業活動を推進する。

  3. 03

    対面営業の強み

    地域密着型の対面営業を活かし、多様な商品・サービス、情報提供、アフターフォローで他社と差別化する。

  4. 04

    システムの自社運営

    自社開発・運営のシステムにより顧客ニーズに迅速に対応し、満足度向上につなげる。

  5. 05

    持続可能な社会への取組み

    サステナビリティの重点項目に取り組み、持続的な成長と中長期的な企業価値向上を図る。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で191人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は899万円で、9期前と比べて+29.7%平均年齢は37.1歳、平均勤続年数は14.9年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月181
2018年3月185
2019年3月69337.115.2191
2020年3月71837.115.2200
2021年3月81937.115.2203
2022年3月79237.115.2213
2023年3月73937.415.5204
2024年3月85337.615.6203
2025年3月84237.715.6198505
2026年3月89937.114.9191733

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率11.1%
縦線は目安の30%
男性育休取得率100.0%
縦線は目安の85%

拠点とグループ

設備と関係会社

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
敦賀支店 — 福井県敦賀市431百万円
本店 — 石川県金沢市404百万円
富山支店 — 富山県富山市392百万円
弥生支店 — 石川県金沢市299百万円
板垣支店 — 福井県福井市275百万円
高岡支店 — 富山県高岡市190百万円
福井支店 — 福井県福井市169百万円
砺波支店 — 富山県砺波市167百万円
小松支店 — 石川県小松市130百万円
七尾支店 — 石川県七尾市90百万円
ほか1件の開示あり

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は49億円営業利益14億円前期と比べると増収増益で、売上が+16.7%、利益が+40.0%。

売上高
+16.7%
49億円
営業利益
+40.0%
14億円
純利益
+37.5%
11億円
営業利益率
28.6%
前期比 +4.8%pt

四半期の推移

10期分

直近は2026年4Qで、営業収益は28億円、営業利益は9億円。前年の2025年4Qと比べると、営業収益は+47.4%、営業利益は+125.0%。

対象期間営業収益億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年3Q9111.11
2023年4Q92
2024年1Q14535.74
2024年2Q11436.42
2024年3Q10110.01
2024年4Q133
2025年2Q23626.14
2025年4Q19421.14
2026年2Q21523.83
2026年4Q28932.18

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、営業収益は25億円から49億円へ2.0倍に増えた。直近期の営業利益率は28.6%。

決算期営業収益億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月2553
東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に株式を上場
2014年3月40169
2015年3月34106
2016年3月2842
富山支店開設
2017年3月2953
2018年3月39107
2019年3月2942
2020年3月3363
2021年3月501912
敦賀支店開設
2022年3月45149
2023年3月3896
2024年3月481510
2025年3月42101023.88
2026年3月49141528.611

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

営業収益49億円のうち、営業利益として残るのは14億円28.6%。営業外の損益と税金を反映した純利益は11億円、売上の22.4%にあたる。営業利益率は業種中央値19.6%を上回る水準。

営業収益を100としたときの内訳
  • 費用事業を回すためにかかったお金71.4%35億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益28.6%14億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。売上原価と販管費は単体ベースの数値です。

営業利益率業種比+9.0pt
28.6%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+3.0pt
22.4%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比1.5pt
8.4%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
4.1%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
5.5%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが33億円、投資CFが−3億円で、差し引きのフリーCFは30億円期末の手元現金は89億円

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円現金残高億円
2013年3月−4−1013
2014年3月10−3020
2015年3月10−1736
2016年3月2−1036
2017年3月12−6042
2018年3月−1−3037
2019年3月14−2−148
2020年3月11−1057
2021年3月13−2−169
2022年3月7−5−268
2023年3月6−4−269
2024年3月20−3−482
2025年3月−12−3−562
2026年3月33−3−389

金融業では預金・貸出・有価証券運用の増減が営業CFと投資CFに含まれます。一般事業会社向けのフリーCFの解釈は当てはまらないため掲載していません。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は266億円。このうち返さなくてよい自己資本が132億円で、自己資本比率は49.6%(業種中央値34.9%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月100485247.9
2014年3月115575849.0
2015年3月144717349.1
2016年3月124725258.5
2017年3月152757749.6
2018年3月161827951.0
2019年3月149836656.1
2020年3月154866855.8
2021年3月1999910049.8
2022年3月1801067459.0
2023年3月1871117659.3
2024年3月21911910054.4
2025年3月1971217661.4
2026年3月26613213449.6

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳単体ベース
現金及び預金
89億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
112億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
134億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
83
/ 100
安定性自己資本比率33 / 40
収益力営業利益率30 / 30
現金創出営業CFの黒字継続20 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

証券、商品先物取引業 37社との比較

同じ証券、商品先物取引業の企業と並べると、いちばん上に来るのは営業利益率37社中13位あたり、逆に低いのはROE37社中27位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
8.4%/中央値 9.9%
P25 7.7%P75 15.8%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
28.6%/中央値 19.6%
P25 8.3%P75 34.1%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
49.6%/中央値 34.9%
P25 12.8%P75 58.5%
営業収益成長率前期からの売上の伸び
16.7%/中央値 15.4%
P25 2.9%P75 25.2%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
3.8%/中央値 4.3%
P25 3.3%P75 5.0%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,900で、1年前と比べて+79.0%過去52週の値幅のなかでは86%の位置にある。

¥1,900-3.3%1ヶ月+14.5%1年+79.0%時価総額101億円
過去52週の値幅
安値¥1,065高値¥2,035

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)9.2倍
PBR0.71倍
配当利回り3.84%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

直近1カ月で約14%上昇し、1年では78.2%高と大幅高。株価1,813円は25日線(1,676.44円)を8.1%上回り、短期の上昇トレンドが明確。75日線(1,462.48円)や200日線(1,317.52円)も大きく上回り、中期・長期でも強いトレンド。52週高値1,880円に接近しており、更新が目前。8月27日に出来高62,500株と増加し、個人投資家の参加が目立つ。RSIは74.44とやや過熱気味だが、勢いは続く可能性。金融セクターの地合い改善が背景。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準をほぼ妥当と判定しています(スコア 55/100)

PER 8.33倍は業界平均12.26倍を下回り割安感。PBR 0.6433倍も平均1.44倍を大きく下回り、ROE 8.4%は平均並み。配当利回り4.25%は平均4.03%を上回る。証券業界のため市況変動リスクがあるが、安定した収益基盤。ただし業績の変動可能性を考慮し、妥当な水準と判断。

指標この会社業種平均
PER (実績)9.2倍14.3倍
PBR0.71倍1.43倍
ROE8.4%7.7%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

地元密着型の証券会社として安定した収益を上げ、ROEや配当利回りが堅調である。強気派は、地域の個人金融資産の取り込みと高配当を評価し、今後の成長に期待する。弱気派は、北陸経済の低成長や大阪・東京の大手証券との競争激化を指摘し、収益の伸び悩みを懸念する。2025年3月期の減収と減益がその兆候とみる向きもある。投資論点は、地元シェアの維持・拡大と、投資信託販売など手数料ビジネスの成長が収益を押し上げるかどうか。

プラスに働く材料7
  • 高ROEと高配当

    ROE8.4%、配当利回り4.25%と株主還元に積極的

  • 地元密着型営業

    金沢を中心に個人顧客からの信頼厚く、安定した手数料収入

  • 2026/3期増収増益予想

    売上高49億円、営業利益14億円と前期比増加見込み

  • 営業利益の40%増益通年影響

    営業利益は10億円→14億円と40%増。営業利益率も28.57%に向上

  • 純利益の増加通年影響

    純利益は8億円→11億円と増加。EPS成長で株主還元が充実

  • PBR0.64倍の割安修正継続影響

    PBR0.64倍と解散価値割れ。ROE8.4%で改善余地

  • 配当利回り4.25%の高さ継続影響

    高配当利回り4.25%が株価の下支えになる

マイナスに働く材料7
  • 減収局面

    2025/3期は売上高が前期比減(48億円→42億円)

  • 競争激化

    ネット証券や大手の参入で手数料競争が厳しさを増す

  • 地域経済の依存

    北陸経済の停滞は顧客の投資余力に影響しうる

  • 売上高の変動通年影響

    売上高は48→42→49億円と増減。相場環境に左右されやすい

  • 外国保有比率1.09%の低さ継続影響

    外国保有比率1.09%と低く、海外資金の参入余地は小さい

  • 高収益率の持続性通年影響

    営業利益率28.57%と高水準だが、相場変動で急減しやすい

  • 株価急騰後の調整リスク継続影響

    過去1年で+69.43%と上昇。利益確定売りが出やすい

次の決算で確かめる点
総顧客資産
地域の個人金融資産の取り込み状況を示す
投信販売額
手数料収入の中核で、成長の鍵を握る
株式委託手数料
市場環境の影響を受けやすく、業績変動の主因

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり73で、前期から+32.7%いまの株価に対する利回りは3.84%。増配か配当維持が1年続いている。

年間配当
¥73
1株あたり
配当利回り
3.84%
いまの株価に対して
配当性向
35.4%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
1年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月612.2
2018年3月13100.010.1
2019年3月6−50.016.1
2020年3月1180.017.6
2021年3月40255.617.6
2022年3月35−12.519.8
2023年3月350.030.6
2024年3月70100.036.7
2025年3月55−21.437.0
2026年3月7332.735.4

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥73

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ1,615人。区分でいちばん多いのは個人・その他79.7%。グループ会社や銀行などの安定株主が18.4%を占め、残る81.7%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他77.778.979.478.079.079.7
事業法人18.919.018.318.018.118.2
自己株式0.00.00.03.83.83.8
外国法人1.00.50.91.01.21.1
証券会社1.31.61.12.81.50.8
金融機関1.10.00.30.10.10.1
外国人個人0.10.10.10.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01今村 直喜25.54
02今村コンピューターサービス 株式会社9.40
03今村不動産株式会社8.56
04今村 九治7.80
05今村証券社員持株会5.03
06今村 千加子2.53
07今村 之希有2.44
08久保寺 茂男2.14
09兼盛 玉輝2.10
10米田 信昭1.66

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近2
  • 2026-06-12
    今村 直喜
    変更報告
    25.54%
  • 2026-05-20
    今村 直喜
    新規の大量保有報告
    25.54%

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+57%、1株純資産は14期で+13%。直近期のROEは8.4%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月1312,2886.03.8
2014年3月4092,71416.41.8
2015年3月2632,6549.36.82.8
2016年3月882,7213.311.411.3
2017年3月1032,8283.710.312.2
2018年3月1241,5458.46.410.1
2019年3月391,5682.512.916.1
2020年3月641,6134.06.517.6
2021年3月2271,86313.03.917.6
2022年3月1771,9969.25.419.8
2023年3月1142,0805.66.630.6
2024年3月1912,3338.87.736.7
2025年3月1492,3636.37.437.0
2026年3月2062,5778.46.335.4

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

13名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は13名。2026/3期の役員報酬は総額290百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約2倍にあたる。

氏名役職年齢
今村九治取締役会長(代表取締役)82
今村直喜取締役社長(代表取締役)54
宮田秀夫取締役 法人部長66
山内幸一取締役 コンプライアンス本部長64
池多将吾取締役 営業本部長54
鳥田一彰取締役 管理本部長57
伊藤正裕取締役 情報システム部長62
山出勉取締役 総務部長57
室屋和菜取締役46
小島一郎取締役53
新田恵美監査役(常勤)58
山岸晋作監査役54
残りの役員1名を開く
氏名役職年齢
早川潤監査役50

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円退職慰労百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)872731315920
取締役(社内)104
社外取締役5122143
監査役2121137

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容413字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社の事業は、金融商品取引業を中核とする投資・金融サービス業を主な内容とし、顧客に対して資金調達、資産運用の両面で幅広いサービスを提供しております。 また、当社の事業は、投資・金融サービス業という単一セグメントであります。 主たる業務は次のとおりであります。 (1) 有価証券の売買、市場デリバティブ取引又は外国市場デリバティブ取引(以下「有価証券の売買等」という。) (2) 有価証券の売買等の媒介、取次ぎ又は代理 (3) 取引所金融商品市場(外国金融商品市場を含む。)における有価証券の売買等の委託の媒介、取次ぎ又は代理 (4) 有価証券の引受け (5) 有価証券の募集又は私募 (6) 有価証券の売出し (7) 有価証券の募集若しくは売出しの取扱い又は私募の取扱い (8) 投資一任契約の媒介 上記のほか、金融商品取引業に付随する業務、保険販売等を営んでおります。 主な事業の系統図は次のとおりです。
経営方針・対処すべき課題2,621字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において当社が判断したものであります。 (1) 会社の経営の基本方針 当社は「百術不及一誠」を社是としております。これは“百術は一誠に及ばず”と読み、どんなに小細工を弄しても真心にはかなわない、という意味です。全てのお客様に誠心誠意で接することが大切だということを教えている言葉で、この方針に基づきお客様の最善の利益を追求することにより、お客様とともに発展し続ける企業を目指しております。 経営理念としては「独立独歩」「進取の気性」「百尺竿頭進一歩」を掲げております。特色ある路線を歩み、そして常に未来を見据えて未来を先取りし続けたい、そのためには百尺もある高い竿の先まで登り、必要とあらばなおそこから思い切って一歩を踏み出す勇気を持ちたい、そういう経営があってこそ初めて、お客様に選ばれる証券会社であり続けられる、ひいては日本の資本市場を牽引し、国民経済に寄与することができると考えております。 (2) 経営環境及び中長期的な経営戦略 当社を取り巻く経営環境は、オンライン証券会社を中心とした手数料の引下げや無料化等の動きが広がっており、対面営業の強みを活かし、競合他社との差別化を図ることがこれまで以上に求められる状況となっております。一方で、「資産運用立国」の実現が掲げられる中、証券業は社会的なインフラとしての役割を担いつつあります。NISA制度の普及を背景に、資産形成や資産管理の重要性が広く認識されるようになり、証券投資は国民にとってより身近なものとなっています。その流れは当社の顧客基盤の拡大にとって追い風となることが期待されます。 このような状況のもと、中長期的な経営戦略として「収益構造の変革」「預り資産の増加」「対面営業の強み」「システムの自社運営」「持続可能な社会への取組み」の5つに注力し、企業価値の一層の向上を図ってまいります。 「収益構造の変革」については、投資信託の預り資産を増加させストックからの収益を増やすことで、株式市況に左右されにくい収益基盤の確立を図ります。「預り資産の増加」については、預り資産の増加がお客様の満足度向上と当社の収益拡大に結びつくことを当社としての共通認識とします。「対面営業の強み」については、いつでも相談に行ける・会いに来てくれる地域に根差しお客様に寄り添う証券会社として、多様な商品・サービス、高度な情報提供及びきめ細やかなアフターフォローにより他社との差別化を図ります。「システムの自社運営」については、自社で開発・運営するシステムによりお客様のニーズに迅速に対応することで、お客様の満足度の更なる向上につなげます。「持続可能な社会への取組み」については、当社が定めるサステナビリティにおける重点項目に取り組むことで持続的な成長と中長期的な企業価値の向上を図ります。 (3) 優先的に対処すべき課題及び経営指標 当社は、前述の社是及び経営理念を基に、対面営業の強みを活かし他社との差別化を図ることを常に念頭に置き、企業価値をさらに向上させるため、特に以下の3点の目標を着実に達成することが、優先的に対処すべき課題であると認識しております。 ① 旧収益構造からの脱出 投資信託の預り資産を増加させストックからの収益を増やすことで、株式市況に左右されにくい収益基盤の確立を図ってまいります。そのために、以下の算式により算出する“受益証券による経費カバー率”を経営指標として定め、「2029年3月期までに36%超(長期的には50%超)」の達成を目指しております。 <受益証券による経費カバー率の算式> 受益証券による経費カバー率       =       受益証券※1による受入手数料※2 販売費・一般管理費 ※1 ETF等を除く※2 投資信託の募集手数料、信託報酬等 当事業年度の“受益証券による経費カバー率”は31.7%(前事業年度は27.7%)となりました。 また、ストック収益となるような商品・サービスを常に模索し、それらに積極的に取り組んでまいります。 ② 預り資産の倍増 「預り資産の増加が、お客様の満足度向上と収益の拡大に結びつく」ことを当社としての共通認識とし、その経営指標として「2032年3月期までに“預り資産”4,752億円」及び「“新たなお客様の獲得”5年間で15,000口座(単年度では3,000口座)」の達成を目指しております。当事業年度の“預り資産”は4,329億円(前事業年度末は3,361億円)、“新たなお客様の獲得”は3,897口座(前事業年度は3,926口座)となりました。 また、自社開発のシステムやデータを活用してお客様の利便性を高めるとともに効率的かつ積極的な営業活動を推進し、競争力を高めるとともに、お客様満足度の更なる向上を目指し、お客様に選ばれる証券会社であり続けられるよう、当社調査部門が作成する「Imamura Report」をはじめとするレポート等を活用して質の高い情報の提供を図ります。また、定時定額で買い付ける積立投資やゴールベースアプローチ型ラップサービス、税理士相談サービス、家族サポート証券口座のほか、地方証券会社連携コンソーシアムにおける地方創生に資するための取組み等、新たな商品・サービスを充実させ、他社との差別化を図り、地域密着型の地方証券会社としての付加価値の向上を図ってまいります。そのほか、引き続きお客様本位の業務運営を徹底し、お客様からのより一層の信頼向上に努めてまいります。 ③ 人的資本への投資 当社の持続的な成長と中長期的な企業価値の向上のためには、役職員を増加させることが必要不可欠であると認識しており、その目標として、「2030年3月期末までに“役職員(非常勤を除く)”250名体制」を目指しております。当事業年度末の“役職員(非常勤を除く)”は200名(前事業年度末は207名)となりました。 引き続き、目標達成に向けて、社員一人ひとりが自発的に能力開発を行うことで成長し続けられる社内環境の整備に努め、従業員エンゲージメントの向上を図ってまいります。また、当社の成長を牽引する優秀な人材を確保するため、人事評価制度の整備及び給与体系の定期的な見直しを継続的に実施してまいります。
事業等のリスク4,281字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 本有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、当社では、事業等のリスクを、将来の経営成績等に与える影響の程度や発生の蓋然性等に応じて、「特に重要なリスク」「重要なリスク」に分類しております。 文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において当社が判断したものであります。 <特に重要なリスク> (1) 市場の縮小に伴うリスクについて 株式相場の下落又は低迷により流通市場の市場参加者が減少し株券等の売買高が縮小する場合には、委託手数料が減少する可能性があります。また、株式相場の下落又は低迷により投資信託等の販売額が縮小し、募集等に係る手数料が減少する等、同様の影響を受ける可能性があります。このような場合には、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。株式相場の下落又は低迷の時期を予想することは困難であり、その期間についても同様であります。当社は、株式以外での収益を高めることで、当リスクの軽減を図っております。 (2) 競合によるリスクについて 規制緩和に伴う銀行等との競合、異業種からの参入、競合他社同士の合併・業務提携等により競合他社との競争が激化しております。当社が競争力を維持できない場合、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。当社は取扱商品の豊富な品揃え、インターネット取引の自営、お客様から信頼される営業員の育成等、競争力の維持・向上に努めており、当リスクの顕在化する可能性は低いと思われます。 (3) 収益基盤に関するリスクについて 当社の主たるお客様は、個人投資家であります。このため、個人投資家の投資行動の変化が業績に影響する可能性があります。個人投資家の投資行動の変化は、年齢、相場環境、景気動向、税制の変更等様々であります。当社は、新たなお客様の獲得に注力して収益基盤の拡大を図っており、当リスクの顕在化する可能性は低いと思われます。 (4) 固定資産の減損について 当社は、全ての本支店の土地・建物を保有し、固定資産のグルーピングを店舗単位で行っております。これらの中には市場価格が著しく下落しているものがあり、収益性の低下等により投資額の回収が見込めなくなる可能性があります。「固定資産の減損に係る会計基準」に規定される減損損失を認識するに至った場合には、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 <重要なリスク> (1) 主要な事業活動の前提となる事項について 当社は、金融商品取引業を営むため、金融商品取引法に基づく「第一種金融商品取引業」及び「投資助言・代理業」の登録を内閣総理大臣より受けております。金融商品取引業者は、金融商品取引業又はこれに付随する業務に関し、法令又は法令に基づく規定に違反したときは、登録又は認可の取消し、一定期間の業務停止又は何らかの改善命令を受ける可能性がありますが、当事業年度末時点では、法令違反等による業務改善命令や業務停止命令等の行政処分に該当する事実はないと認識しております。当社は、法令遵守を重視した運営を行っており、登録等の取消しに至る事態が発生する可能性は低いと思われますが、事業内容が単一セグメントであることから、将来何らかの事由により登録等の取消しを命じられた場合には、当社の経営成績、財政状態並びに企業の継続に影響を及ぼす可能性があります。 (2) 自己資本規制比率について 金融商品取引業者には、金融商品取引法及び金融商品取引業等に関する内閣府令に基づき、自己資本規制比率維持の規制が課されており、同比率に関し120%を下回ることのないようにする必要がありますが、当事業年度末時点では、当社において同比率が120%を下回る事実はないと認識しております。当社は、市場リスク相当額に上限を設けるとともに、同比率を営業日毎に算出して200%を下回らない運営を行っていることから、当リスクが顕在化する可能性は低いと思われますが、将来何らかの事由により定められた自己資本規制比率を維持できない場合は、業務停止や金融商品取引業者の登録の取消しを命じられる可能性があります。また、経営環境の悪化による損失計上等の要因により自己資本規制比率が著しく低下した場合には、比率を維持する観点から積極的にリスクをとり収益を追求することが困難となり、収益機会を逸する可能性が高まります。その結果、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (3) 市場リスクについて 当社は、自己の計算において、株価・債券価格・金利・為替その他市場価格等の変動に伴うリスクを内包した金融資産を保有しております。それらの市場価格が急激に変動した場合に損失が発生し、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。当社ではリスク管理を徹底しており、当リスクが顕在化する可能性は低いと思われます。 (4) 取引先又は発行体の信用力悪化に伴うリスクについて 当社の取引先が決済を含む債務不履行に陥った場合、また、当社が保有する有価証券の発行体の信用状況が著しく悪化した場合には、元本の毀損や利払いの遅延等により損失を被り、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。当社は、取引先が債務不履行となることのないよう社内規程によりリスクの軽減を図り、商品有価証券については、保有期間を短くしてリスクの軽減を図っており、当リスクが顕在化する可能性は低いと思われます。 (5) 業務処理におけるリスクについて 当社では、各種規程の整備やコンプライアンス体制の整備強化に努めておりますが、事務処理プロセスで発生する事務ミス、事故、又は不正等により損失が発生する可能性があります。また、このような事により、社会的信用が低下する等、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。当社は、事務ミス、事故、又は不正等の発生を抑止するための各種統制を実施しており、当リスクが顕在化する可能性は低いと思われます。 (6) システムに関するリスクについて 当社が業務上使用するコンピュータ・システムや通信回線にハードウエアの不具合、ソフトウエアの不具合、人為的ミス、不正アクセス、災害、停電等の諸要因により障害が発生した場合、障害規模によっては当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。当社が使用しているコンピュータ・システムや通信回線は原則として冗長化構成とし、使用しているソフトウエアについては、使用開始前に必ずテストを実施して不具合の発生を予防しております。また、人為的ミスや不正アクセスについては、監視機能の充実を図り、災害・停電等については訓練を実施して備えております。このような対策により、当リスクが顕在化する可能性は低いと思われます。 (7) 風評リスクについて 当社の事業は、法人、個人のお客様からの信用に大きく依存しています。当社役職員に起因する法令違反や訴訟等が発生した場合には、当社の社会的信用が低下する可能性があります。また、憶測や事実に基づかない風説等が流布された場合、その内容の正確性に関わらず、当社の社会的信用が低下する可能性もあります。その結果、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。当社は、インターネット上で当社に関する事実に基づかない書込み等の発見に努めており、当リスクの顕在化する可能性は低いと思われます。 (8) 法令遵守に関するリスクについて 当社は、法令遵守に係る問題について内部統制の整備を図り、より充実した内部管理体制の確立と役職員の教育・研修等を通じて意識の徹底に努めております。しかしながら、価格変動商品を扱っている業務の特殊性から、そのプロセスに関与する役職員の故意又は過失により法令に違反する行為がなされる可能性があります。このような場合には、訴訟等を提起され、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼすような損害賠償を求められる事案が生じる可能性があります。当社は、苦情・相談のための専用窓口を設置するとともに、通話のモニタリングに努めて法令違反行為の抑止及び早期発見を図っており、当リスクの発生頻度は低いと思われます。なお、当事業年度末時点において、当社の経営成績及び財政状態に重大な影響を及ぼす可能性のある訴訟等はありません。 (9) 情報セキュリティに関するリスクについて 当社は、個人データの安全管理に係る取扱規程を整備し管理には万全を期しておりますが、サイバー攻撃によるウイルス・マルウエア感染及び不正アクセス等並びに故意又は過失により、万一、基幹システムの停止や情報が外部に漏洩した場合には、賠償金の発生や社会的信用が失墜すること等により、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。当社は、ウイルス・マルウエア感染や不正アクセス等の対策を実施しておりますが、日々状況が変化しており完全に回避することは困難なため、発生に備えた訓練を実施する等の対応を行っております。また、故意・過失による流出についても技術的な対策を行うとともに、全役職員を対象とした情報セキュリティ研修を実施して啓蒙を図っております。これまでのところ被害は確認されておりませんが、依然として世界的にサイバー攻撃は増加しております。また、AI技術の進展や、近い将来実用化されるであろう量子コンピュータ等の技術革新により、新たな攻撃手法が登場する可能性が高まっており、細心の注意を払っているもののリスクは増大傾向にあると認識しております。 (10) 災害等に関するリスクについて 自然災害の発生や感染症の流行等により事業の縮小を余儀なくされた場合、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。特に、当社の営業基盤は北陸地区を主力としており、この地区のインフラが麻痺するような場合には、その影響はより大きくなります。当リスクの発生可能性を予測することは困難ですが、自然災害に備えて業務継続に必須であるコンピュータ・システムを堅牢なデータセンターに設置する等の対策を行っており、当リスクが顕在化する可能性は低いと思われます。
経営成績の分析 (MD&A)6,074字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 当事業年度における当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要並びに経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において当社が判断したものであります。 なお、当社の事業は投資・金融サービス業という単一セグメントであるため、セグメントごとの分析については記載を省略しております。 (1) 財政状態の分析 ① 資産 当事業年度末における総資産は前事業年度末に比べ68億83百万円増加し、265億94百万円となりました。 現金・預金が27億30百万円、預託金が19億81百万円、信用取引資産が13億88百万円、短期差入保証金1億16百万円それぞれ増加し、募集等払込金が70百万円減少したこと等により流動資産は61億41百万円増加し、209億73百万円となりました。投資その他の資産が6億72百万円、有形固定資産が70百万円それぞれ増加したこと等により固定資産は7億42百万円増加し、56億21百万円となりました。 ② 負債 信用取引負債が25億48百万円、預り金が22億41百万円、受入保証金が5億9百万円、未払法人税等が2億3百万円、繰延税金負債が1億21百万円、未払金が91百万円、賞与引当金が46百万円それぞれ増加したこと等により負債合計は57億91百万円増加し、134億9百万円となりました。 ③ 純資産 利益剰余金が7億99百万円、その他有価証券評価差額金が2億92百万円それぞれ増加したことにより純資産は10億91百万円増加し、131億84百万円となりました。また、顧客からの預り金の増加によって負債が増加したため、自己資本比率は49.6%(前事業年度末は61.4%)となりました。 当社は、金融機関等からの借入れは、信用取引にかかる借入れ及び一時的な資金繰りに必要な借入れを除いて行わない方針であります。信用取引でのお客様への金銭等の貸付は、証券金融会社から借り入れるほか、自己資金を充てています。固定資産の取得についても自己資金で賄っております。当事業年度は弥生支店の改修工事に伴って有形固定資産が70百万円の増加(前事業年度は、99百万円の減少)となりました。また、投資有価証券の取得及び値上がりにより投資その他の資産が6億72百万円の増加(前事業年度は、1億60百万円の増加)となりました。その結果、固定資産は7億42百万円の増加(前事業年度は、72百万円の増加)となっております。 また、利益剰余金及びその他有価証券評価差額金の増加により純資産は131億84百万円となりました。 (2) 経営成績の分析 当事業年度における我が国経済は、物価の継続的な上昇が個人消費に及ぼす影響や、米国の通商政策の影響等による景気下押しリスクが依然として残っているものの、国内の雇用・所得環境の改善や各種政策の効果により景気は緩やかに回復しました。しかしながら、中東情勢の影響による景気下押しリスクが顕在化し、先行き不透明な状況が続きました。 国内の株式市場において4月初旬は、トランプ米政権による各国への予想を上回る相互関税の発表や中国の報復措置を背景にリスクオフの姿勢が強まり、7日に日経平均株価は30,792円の安値を付けました。その後、米中両政府が関税引下げに合意したことで過度な警戒感が後退し、日経平均株価は反発し上昇基調へと転じました。7月下旬には、日米関税交渉が税率15%で合意したことにより市場に安心感が広がると日経平均株価は急騰し、国内企業の底堅い決算や米連邦準備制度理事会(FRB)の早期利下げ期待が加わり、連日で史上最高値を更新しました。10月には、自民党総裁選で高市早苗氏が勝利すると、積極的な財政政策への期待が高まり日経平均株価はさらに上昇し、10月後半には史上初の50,000円台を突破しました。その後は過熱感を意識した利益確定売りや日中関係の悪化が投資家心理を冷やし、日経平均株価は48,200円台まで下落しました。11月下旬には米株高の流れを受けて反発に転じ、再び50,000円台を回復しました。日本銀行が金融政策決定会合で政策金利をおよそ30年ぶりの水準となる0.75%に引き上げたものの、株式市場への影響は限定的で、1月に衆院解散の観測が浮上すると日経平均株価はさらに上昇し、54,000円台を突破しました。その後は長期金利の急騰や円高の進行が相場を押し下げましたが、2月初旬に衆院選で与党が圧勝すると、高市政権の経済政策への期待が高まり、国内の株式市場は大幅に上昇しました。2月26日には59,332円の史上最高値を更新しました。しかし、米国とイスラエルによるイラン攻撃により流れは一転し、中東情勢の混乱や原油価格の急騰を背景に日経平均株価は連日で大幅下落となりました。3月の月間の下落幅は過去最大を記録し、日経平均株価は51,063円で当事業年度を終えました。 このような状況の中、当社は地域密着型の対面営業を行う証券会社として、株式営業や債券販売、投資信託販売を中心に営業を展開しました。株式営業においては、「情報シャトル特急便」、「Imamura Report」等当社作成の情報誌や専門調査機関の作成するレポートを活用した投資情報の提供のほか、資産形成に関するセミナーの開催等、お客様のニーズにお応えする提案・サポート等を積極的に行いました。債券販売においては、米ドル建て社債や円建て社債等を取り扱いました。投資信託販売においては、新たに取扱いを開始した「WCM 世界成長株厳選ファンド(予想分配金提示型)」等の販売が好調であり、当事業年度末の株式投資信託の預り資産残高は、前事業年度末と比較し38.6%増加し、1,066億47百万円と過去最高を更新しました。 当事業年度における新たな取組みとして、「家族サポート証券口座の開始」、「パスキー認証の導入」、「営業店舗のリニューアル」及び「スマホアプリの提供開始」を実施しました。 家族サポート証券口座は、お客様の認知判断能力が低下した際に事前に任意代理契約を締結したご家族が代わりにお取引等をいただける、ご高齢のお客様向けサービスです。また、パスキー認証の導入により、インターネット株式取引iRootのセキュリティ向上を図りました。さらに、地域に根差しお客様に寄り添う証券会社として、ご来店いただきやすい店舗を目指し、石川県金沢市の弥生支店をリニューアルオープンしました。加えて、スマホアプリ『今村証券iPortal』の提供を開始し、お客様の資産管理を支援する体制をより一層強化しました。 なお、前述のとおり、当社は投資信託の預り資産を増加させストックからの収益を増やすことで株式市況に左右されにくい収益基盤の確立を図っており、その経営指標として“受益証券による経費カバー率”を採用し、「2029年3月期末までに36%超(長期的には、50%超)」の達成を目指しています。その他、『預り資産の増加が、お客様の満足度向上と収益の拡大に結びつく』ことを当社としての共通認識とし、その経営指標として「2032年3月期までに“預り資産”4,752億円」及び「“新たなお客様の獲得”5年間で15,000口座(単年度では、3,000口座)」の達成を目指しています。当事業年度の各指標の実績につきましては、“受益証券による経費カバー率”31.7%(前事業年度は、27.7%)、“預り資産”4,329億円(前事業年度末は、3,361億円)、“新たなお客様の獲得”3,897口座(前事業年度は、3,926口座)となりました。 その結果、当事業年度の営業収益は49億14百万円(前年同期比17.4%増)、純営業収益は48億81百万円(同17.0%増)、経常利益は14億66百万円(同44.1%増)、当期純利益は10億55百万円(同38.8%増)となりました。 当事業年度における主な収益及び費用の状況は次のとおりであります。 ① 受入手数料 当事業年度の受入手数料の合計は47億94百万円(前年同期比30.1%増)となりました。その内訳は次のとおりであります。 イ 委託手数料 株券に係る委託手数料は36億7百万円(同34.0%増)となり、受益証券を含めた委託手数料の合計は36億52百万円(同33.6%増)となりました。 ロ 引受け・売出し・特定投資家向け売付け勧誘等の手数料 引受け・売出し・特定投資家向け売付け勧誘等の手数料は0百万円(同73.2%減)となりました。 ハ 募集・売出し・特定投資家向け売付け勧誘等の取扱手数料 募集・売出し・特定投資家向け売付け勧誘等の取扱手数料は5億98百万円(同12.9%増)となりました。 ニ その他の受入手数料 その他の受入手数料は5億43百万円(同29.5%増)となりました。 ② トレーディング損益 トレーディング損益は19百万円(前年同期比95.6%減)となりました。 ③ 金融収支 金融収益が1億円(前年同期比69.0%増)、金融費用が32百万円(同111.0%増)となった結果、差し引き金融収支は67百万円(同54.0%増)となりました。 ④ 販売費・一般管理費 販売費・一般管理費は34億74百万円(前年同期比9.1%増)となりました。 ⑤ 営業外損益 営業外収益は、受取配当金等67百万円(前年同期比23.6%増)、営業外費用は、雑損等8百万円(同65.1%減)となりました。 ⑥ 特別損益 特別利益は、投資有価証券売却益1億19百万円(前年同期比35.5%増)、特別損失は、固定資産除売却損等30百万円(同120.4%増)となりました。 当事業年度の受入手数料の合計は47億94百万円(前年同期比30.1%増)で、その商品別内訳は、株券36億12百万円(同33.8%増)、債券1百万円(同38.7%増)、受益証券10億96百万円(同20.5%増)、その他84百万円(同11.9%増)であります。当事業年度は、国内外の堅調な株式相場を背景に株券部門及び受益証券部門の手数料が増加しました。一方、トランプ米政権の政策等の影響により、米ドル建て社債を取り巻く環境が変化し、先行きが不透明な状況が続いたこと等から、トレーディング損益は大幅に減少し、19百万円(同95.6%減)となりました。また、特別利益として投資有価証券売却益1億19百万円(同35.5%増)を計上しました。その結果、当事業年度は前事業年度と比較し営業収益、当期純利益ともに増加しました。 (3) キャッシュ・フローの状況の分析 当事業年度末の現金及び現金同等物(以下「資金」という。)の残高は、期首残高に比べ27億30百万円増加し、89億27百万円となりました。 ① 営業活動によるキャッシュ・フロー 営業活動によるキャッシュ・フローは、33億7百万円の資金増加(前事業年度は、11億84百万円の資金減少)となりました。これは、税引前当期純利益15億56百万円、減価償却費1億40百万円を計上したことに加え、信用取引負債の増加25億48百万円、預り金の増加22億41百万円、受入保証金の増加5億9百万円、未払金の増加91百万円、募集等払込金の減少70百万円、賞与引当金の増加46百万円等により資金が増加した一方、顧客分別金信託の増加19億80百万円、信用取引資産の増加13億88百万円、短期差入保証金の増加1億16百万円、法人税等の支払額3億16百万円等により資金が減少した結果であります。 ② 投資活動によるキャッシュ・フロー 投資活動によるキャッシュ・フローは、投資有価証券の取得による支出2億50百万円、有形固定資産の取得による支出2億22百万円、投資有価証券の売却による収入1億30百万円等により3億49百万円の資金減少(前事業年度は、3億5百万円の資金減少)となりました。 ③ 財務活動によるキャッシュ・フロー 財務活動によるキャッシュ・フローは、配当金の支払額により2億55百万円の資金減少(前事業年度は、4億85百万円の資金減少)となりました。 当事業年度の株式市場は、日経平均株価が史上最高値を更新する等、右肩上がりの堅調な相場が続きました。その結果、税引前当期純利益を計上したことに加え、預り金の増加や受入保証金の増加等により資金が増加したことから、営業活動によるキャッシュ・フローは33億7百万円の資金増加(前事業年度は11億84百万円の資金減少)となりました。 投資活動によるキャッシュ・フローは、投資有価証券の売却による収入があったものの、自己資金での投資有価証券の取得や弥生支店の改修工事等の有形固定資産の取得による支出が前事業年度よりも増加し、資金減少額は3億49百万円となり、前事業年度と比較し僅かに拡大しました。 財務活動によるキャッシュ・フローは、前事業年度の期末配当金が1株当たり30円、当事業年度の中間配当金が20円と減少したため、資金減少額は2億55百万円となり、前事業年度と比較し縮小しました。なお、前事業年度より中間配当を実施しております。 これらの結果、当事業年度末の資金は期首に比べ増加し89億27百万円となり、依然として高水準を維持しております。また、当社では資金を手許現金や要求払預金等とし、十分な流動性を確保しております。 なお、現時点においては、重要な資本的支出の予定はありません。 当社の業績は経済情勢及び市場環境の変動による影響を大きく受けることから、将来に対する予測が困難であります。そのような状況のもと、当社は、今後の事業展開の資金需要及び一時的な業績不振に陥った場合にも柔軟な営業戦略の推進を維持できるよう備えるとともに、株主の皆様への継続的かつ安定的な利益還元を目指してまいります。 (4)重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社の財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。この財務諸表の作成にあたり、経営者による会計方針の選択・適用、資産・負債及び収益・費用の報告金額並びに開示に影響を与える見積り及び仮定の設定を必要とします。経営者は、過去の実績やそれぞれの状況等を勘案し合理的と考えられる仮定を用いて見積りを行っておりますが、見積り及び仮定については特有の不確実性を伴うため、実際の結果と異なる場合があります。 財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1 財務諸表等 (1) 財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載しております。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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本ページは公的開示と市場データに、群青で示した解釈を重ねて構成しています。財務・株価の数値は開示・市場データをそのまま表示し、AIには生成させていません。 AI評価 (割安判定・スコア) は解釈です — 詳しくは編集方針をご覧ください。