概要
今村証券は1944年に石川県金沢市で設立された独立系の証券会社である。北陸地方を地盤とし、個人および法人顧客向けに株式・債券の売買仲介、投資信託の販売、有価証券の引受け、M&Aアドバイザリーなどを提供する。地元密着型の対面営業を強みとし、収益の中心は手数料収入とトレーディング収益である。2025年3月期の営業利益は10億円、従業員数は191名。東京証券取引所スタンダード市場に上場している。
投資信託ストック収益への転換を掲げる事業構造
当社は投資・金融サービス業の単一セグメントで構成される。主たる業務は有価証券の売買・媒介・引受け・募集・私募、投資一任契約の媒介、保険販売である。収益は株式売買手数料やトレーディング収益が中心であったが、経営指標として「受益証券による経費カバー率」を設定し、2029年3月期までに36%超を目指す。これは投資信託の預り資産を増やし、市況変動に左右されにくいストック収益を拡大する戦略である。同時に預り資産の倍増目標(2032年3月期に4,752億円)と新規口座獲得目標(5年間で15,000口座)を掲げる。
北陸5県に広がる支店・営業所網
本社を金沢に置き、七尾、小松、福井、砺波、加賀、弥生、板垣、高岡、富山、敦賀など北陸地方全域に支店・営業所を展開する。1965年には小松証券を吸収合併し、1990年代以降も支店昇格や新設を繰り返してきた。2022年には敦賀支店を開設し、カバレッジを拡大。地域密着型の対面営業を強みとし、税理士相談サービスや家族サポート証券口座など高齢化社会に対応したサービスも提供する。地方証券会社連携コンソーシアムにも参加し、地元企業との関係を深耕している。
自社システム運営とデジタルサービスの差別化
インターネットトレード「iRoot(アイ・ルート)」を1999年に開始し、2024年にはスマホアプリ「今村証券iPortal」を提供開始した。パスキー認証を導入しセキュリティを強化。システムは自社で開発・運営しており、顧客ニーズへの迅速な対応を可能にしている。調査部門が作成する「Imamura Report」や「情報シャトル特急便」などの情報提供も自社で行い、付加価値を高めている。デジタルと対面の両面で顧客をサポートする体制を整えている。
業界の中での役割は証券会社にあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
01投資・金融サービス主力
有価証券の売買、媒介、引受け、投資一任契約の媒介など、幅広い投資・金融サービスを提供しています。顧客の資金調達と資産運用の両面を支援します。
- 有価証券売買業務
- 株式、債券などの有価証券の売買を自己資本で行う。マーケットメイクや自己勘定取引を含む。
- 有価証券の媒介・取次・代理
- 顧客の注文を取引所や他の金融機関に取り次ぐ業務。株式や債券の委託売買を仲介する。
- 投資一任契約の媒介
- 投資一任運用を行う投資運用会社と顧客の契約を仲介する業務。運用のプロに資産運用を任せられる。
製品と技術
株式・債券・投資信託の販売と情報提供
個人向けには株式の売買仲介、米ドル建て社債や円建て社債などの債券販売、投資信託の販売を主力とする。投資信託では「WCM 世界成長株厳選ファンド(予想分配金提示型)」などの販売実績がある。2025年3月期の株式投資信託預り資産残高は過去最高の1,066億円に達した。情報提供として自社作成の「Imamura Report」や「情報シャトル特急便」を活用し、資産形成セミナーも定期的に開催している。
iRootとiPortalによるデジタル資産管理
1999年に開始したインターネットトレード「iRoot(アイ・ルート)」は現在も主力の取引チャネルである。2024年にはスマホアプリ「今村証券iPortal」を提供開始し、残高照会や取引をスマートフォンで行えるようにした。パスキー認証を導入しセキュリティを強化。システムは自社で開発・運営しており、顧客ニーズに柔軟に対応できる体制を整えている。
新規公開株・社債の引受幹事としての実績
法人向けには2006年以降、新規公開株の引受幹事としてIPOに参加。2009年には普通社債の引受幹事にも初参加し、地元企業の資金調達を支援している。M&Aアドバイザリーも提供し、事業承継や資本政策をサポート。地方証券会社連携コンソーシアムを通じて地方創生にも取り組み、地域経済への貢献を目指している。
高齢化社会に対応した家族サポート口座など
認知判断能力の低下に備える「家族サポート証券口座」を提供。事前に任意代理契約を締結した家族が取引を代行できる。また、税理士相談サービスやゴールベースアプローチ型ラップサービス、定時定額の積立投資など、高齢顧客のニーズに応える商品を揃える。地元密着型の対面営業と組み合わせ、長期的な顧客関係を構築している。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
証券、商品先物取引業のなかでの位置
地場証券で安定収益、高利益率を確保
今村証券は証券業界の地域密着型プレーヤーで、売上高は40~50億円規模。同業のUNIVA・Oakホールディングスやインテグラルと比較すると規模は中程度だが、営業利益率は25%前後と非常に高い。売上高は2025年3月期に減少したが、2026年3月期には回復し49億円を見込む。営業利益率も28.6%と高水準で、効率的な経営が強み。競争激化の中でも安定した収益を上げている。
強み
- 営業利益率が25%超で、業界トップクラスの収益性を誇る。
- 地場に根ざした営業で、個人顧客から安定した信頼を得ている。
- 効率的な経営で、売上減でも利益率を高めている。
- 2026年3月期は増収となり、業績がV字回復する見込み。
課題
- 2025年3月期に売上が減少し、市場環境の影響を受けやすい。
- 証券市場の競争激化で手数料収入が減少傾向。
- 営業力が個人のスキルに依存しており、人材流出リスクがある。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
証券、商品先物取引業の時価総額近傍。太字が今村証券
時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 8737あかつき本社 | 211億円 | 4.6倍 |
| 2 | 8747豊トラスティ証券 | 194億円 | 2.8倍 |
| 3 | 7347マーキュリアホールディングス | 171億円 | 65.2倍 |
| 4 | 8705日産証券グループ | 120億円 | 11.5倍 |
| 5 | 254AAIフュージョンキャピタルグループ | 118億円 | — |
| 6 | 7175今村証券 | 101億円 | 9.2倍 |
| 7 | 8700丸八証券 | 84億円 | 12.1倍 |
| 8 | 8742小林洋行 | 71億円 | 24.0倍 |
| 9 | 3113UNIVA・Oakホールディングス | 66億円 | — |
| 10 | 462AFUNDINNO | 64億円 | — |
| 11 | 8617光世証券 | 59億円 | 28.1倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。
会社の歴史
沿革 36件
戦時統合で生まれた1944年の設立
1944年7月、企業整備令に基づき、今村直治商店が金沢市所在の志鷹吉蔵商店、藤井外治商店、七尾市所在の小島喜四郎商店の3店を統合し、今村証券株式会社を設立した。資本金は10万円。戦時経済体制下での証券業統合により、北陸地域の地盤が形成された。
戦後復興と北陸への店舗網拡大
1948年10月、証券取引法に基づき証券業者として登録。1951年に七尾出張所を開設したのを皮切りに、1965年には小松証券を吸収合併し小松支店を開設。1975年丸岡、1978年砺波、1980年加賀と営業所を相次いで開設。1988年には福井営業所を支店に昇格し、北陸地方全域に店舗網を広げた。
1990年代の業務多角化とネットトレード開始
1990年9月、金地金の売買・保管業務を開始。1999年9月には保険募集業務を開始し、同年10月にはインターネットトレード「iRoot」を開始した。同時期に弥生、加賀、七尾、板垣などの営業所が支店に昇格し、店舗網の充実と業務多角化を並行して進めた。
引受業務参入と上場への布石
2003年11月、有価証券の元引受業務の認可を取得。同年12月には東京証券取引所の総合取引参加者資格を取得した。2006年2月に新規公開株の引受幹事に初参加し、2009年2月には普通社債の引受幹事にも参加。2010年には大阪証券取引所のジャスダック取引資格なども取得し、引受業務と市場取引参加の体制を整えた。
2014年の上場とスタンダード市場への移行
2014年12月、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に株式を上場。2022年4月の市場再編に伴い、スタンダード市場に移行した。上場後も店舗網を拡大し、2017年富山支店、2022年敦賀支店を開設。2023年には投資助言・代理業の登録を行い、事業領域を拡大した。
2021年の株式分割と収益構造改革の本格化
2021年10月、普通株式1株につき2株の割合で株式分割を実施し、流動性向上を図った。その後、投資信託の預り資産増加を軸とした収益構造変革に注力。受益証券による経費カバー率や預り資産倍増、人的資本への投資といった具体的な経営指標を掲げ、長期目標を設定した。
年表36件を開く
1940年代
- 1944年7月創業企業整備令に基づき今村直治商店が金沢市所在志鷹吉蔵商店及び藤井外治商店並びに七尾市所在小島喜四郎商店の3店を統合して今村証券株式会社(資本金10万円)を設立
- 1948年10月証券取引法に基づき証券業者として登録
1950年代
- 1951年5月七尾出張所開設
1960年代
- 1965年12月M&A小松証券株式会社を吸収合併、同時に小松支店を開設
- 1968年4月証券取引法の改正に基づき免許を取得、七尾出張所の七尾営業所への昇格
1970年代
- 1975年4月丸岡営業所開設
- 1978年4月砺波営業所開設
1980年代
- 1980年9月加賀営業所開設
- 1983年9月丸岡営業所廃止、福井営業所開設
- 1986年9月新湊営業所開設
- 1987年9月弥生営業所開設
- 1988年7月福井営業所の福井支店への昇格
1990年代
- 1990年5月板垣営業所開設
- 1990年9月金地金の売買、売買の媒介、取次ぎ若しくは代理並びに保管業務を開始
- 1991年10月弥生営業所の弥生支店への昇格
- 1996年7月加賀営業所の加賀支店への昇格
- 1998年12月証券取引法の改正に基づく証券業の登録
- 1999年9月保険業法第2条第22項に規定する保険募集業務を開始
- 1999年10月インターネットトレード「ⅰ√(アイ・ルート)」を開始
2000年代
- 2003年11月有価証券の元引受業務の認可
- 2003年12月東京証券取引所の総合取引参加者資格を取得
- 2004年7月七尾営業所の七尾支店への昇格、板垣営業所の板垣支店への昇格
- 2004年12月ジャスダック証券取引所の取引参加者資格を取得
- 2005年1月証券総合取引口座の取扱いを開始
- 2005年10月新湊営業所の高岡市への移転及び高岡支店への昇格、砺波営業所の砺波支店への昇格
- 2006年2月新規公開株の引受幹事に初参加
- 2007年9月金融商品取引法の規定に基づく金融商品取引業者の登録
- 2009年2月普通社債の引受幹事に初参加
2010年代
- 2010年4月大阪証券取引所のジャスダック取引資格を取得
- 2010年12月大阪証券取引所の現物取引資格(市場第一部・第二部)及び先物取引等取引資格を取得
- 2014年12月上場東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に株式を上場
- 2017年4月富山支店開設
2020年代
- 2021年10月普通株式1株につき2株の割合で株式分割を実施
- 2022年4月東京証券取引所の市場再編に伴い、スタンダード市場に市場変更
- 2022年4月敦賀支店開設
- 2023年4月金融商品取引法の規定に基づく投資助言・代理業の登録
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2026/3期の経営方針より
会社は5つの方針を掲げている。そのうち4項目には、達成する数字が明記されている。
- 受益証券による経費カバー率2029年3月期まで36%超(長期的には50%超)
- 預り資産2032年3月期まで4,752億円
- 新たなお客様の獲得5年間(単年度は各年)まで15,000口座(単年度3,000口座)
- 役職員(非常勤を除く)2030年3月期末まで250名
有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。
- 01
収益構造の変革
投資信託の預り資産を増やしストック収益を拡大することで、株式市況に左右されにくい収益基盤を確立する。
- 02
預り資産の増加
預り資産の増加が顧客満足度と収益拡大につながるという共通認識のもと、営業活動を推進する。
- 03
対面営業の強み
地域密着型の対面営業を活かし、多様な商品・サービス、情報提供、アフターフォローで他社と差別化する。
- 04
システムの自社運営
自社開発・運営のシステムにより顧客ニーズに迅速に対応し、満足度向上につなげる。
- 05
持続可能な社会への取組み
サステナビリティの重点項目に取り組み、持続的な成長と中長期的な企業価値向上を図る。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 10期分
グループ全体で191人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は899万円で、9期前と比べて+29.7%。平均年齢は37.1歳、平均勤続年数は14.9年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2017年3月 | — | — | — | 181 | — |
| 2018年3月 | — | — | — | 185 | — |
| 2019年3月 | 693 | 37.1 | 15.2 | 191 | — |
| 2020年3月 | 718 | 37.1 | 15.2 | 200 | — |
| 2021年3月 | 819 | 37.1 | 15.2 | 203 | — |
| 2022年3月 | 792 | 37.1 | 15.2 | 213 | — |
| 2023年3月 | 739 | 37.4 | 15.5 | 204 | — |
| 2024年3月 | 853 | 37.6 | 15.6 | 203 | — |
| 2025年3月 | 842 | 37.7 | 15.6 | 198 | 505 |
| 2026年3月 | 899 | 37.1 | 14.9 | 191 | 733 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2026年3月期の売上高は49億円、営業利益は14億円。前期と比べると増収増益で、売上が+16.7%、利益が+40.0%。
四半期の推移
10期分
直近は2026年4Qで、営業収益は28億円、営業利益は9億円。前年の2025年4Qと比べると、営業収益は+47.4%、営業利益は+125.0%。
| 対象期間 | 営業収益億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年3Q | 9 | 1 | 11.1 | 1 |
| 2023年4Q | 9 | — | — | 2 |
| 2024年1Q | 14 | 5 | 35.7 | 4 |
| 2024年2Q | 11 | 4 | 36.4 | 2 |
| 2024年3Q | 10 | 1 | 10.0 | 1 |
| 2024年4Q | 13 | — | — | 3 |
| 2025年2Q | 23 | 6 | 26.1 | 4 |
| 2025年4Q | 19 | 4 | 21.1 | 4 |
| 2026年2Q | 21 | 5 | 23.8 | 3 |
| 2026年4Q | 28 | 9 | 32.1 | 8 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 14期分
2013年3月期からの14期で、営業収益は25億円から49億円へ2.0倍に増えた。直近期の営業利益率は28.6%。
| 決算期 | 営業収益億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 25 | — | 5 | — | 3 |
| 東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に株式を上場 | |||||
| 2014年3月 | 40 | — | 16 | — | 9 |
| 2015年3月 | 34 | — | 10 | — | 6 |
| 2016年3月 | 28 | — | 4 | — | 2 |
| 富山支店開設 | |||||
| 2017年3月 | 29 | — | 5 | — | 3 |
| 2018年3月 | 39 | — | 10 | — | 7 |
| 2019年3月 | 29 | — | 4 | — | 2 |
| 2020年3月 | 33 | — | 6 | — | 3 |
| 2021年3月 | 50 | — | 19 | — | 12 |
| 敦賀支店開設 | |||||
| 2022年3月 | 45 | — | 14 | — | 9 |
| 2023年3月 | 38 | — | 9 | — | 6 |
| 2024年3月 | 48 | — | 15 | — | 10 |
| 2025年3月 | 42 | 10 | 10 | 23.8 | 8 |
| 2026年3月 | 49 | 14 | 15 | 28.6 | 11 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2026年3月期
営業収益49億円のうち、営業利益として残るのは14億円で28.6%。営業外の損益と税金を反映した純利益は11億円、売上の22.4%にあたる。営業利益率は業種中央値19.6%を上回る水準。
- 費用事業を回すためにかかったお金71.4%35億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益28.6%14億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。売上原価と販管費は単体ベースの数値です。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 14期分
2026年3月期は営業CFが33億円、投資CFが−3億円で、差し引きのフリーCFは30億円。期末の手元現金は89億円。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | −4 | −1 | 0 | 13 |
| 2014年3月 | 10 | −3 | 0 | 20 |
| 2015年3月 | 10 | −1 | 7 | 36 |
| 2016年3月 | 2 | −1 | 0 | 36 |
| 2017年3月 | 12 | −6 | 0 | 42 |
| 2018年3月 | −1 | −3 | 0 | 37 |
| 2019年3月 | 14 | −2 | −1 | 48 |
| 2020年3月 | 11 | −1 | 0 | 57 |
| 2021年3月 | 13 | −2 | −1 | 69 |
| 2022年3月 | 7 | −5 | −2 | 68 |
| 2023年3月 | 6 | −4 | −2 | 69 |
| 2024年3月 | 20 | −3 | −4 | 82 |
| 2025年3月 | −12 | −3 | −5 | 62 |
| 2026年3月 | 33 | −3 | −3 | 89 |
金融業では預金・貸出・有価証券運用の増減が営業CFと投資CFに含まれます。一般事業会社向けのフリーCFの解釈は当てはまらないため掲載していません。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。
資産と負債
貸借対照表 14期分
2026年3月期の総資産は266億円。このうち返さなくてよい自己資本が132億円で、自己資本比率は49.6%(業種中央値34.9%より厚い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 100 | 48 | 52 | 47.9 |
| 2014年3月 | 115 | 57 | 58 | 49.0 |
| 2015年3月 | 144 | 71 | 73 | 49.1 |
| 2016年3月 | 124 | 72 | 52 | 58.5 |
| 2017年3月 | 152 | 75 | 77 | 49.6 |
| 2018年3月 | 161 | 82 | 79 | 51.0 |
| 2019年3月 | 149 | 83 | 66 | 56.1 |
| 2020年3月 | 154 | 86 | 68 | 55.8 |
| 2021年3月 | 199 | 99 | 100 | 49.8 |
| 2022年3月 | 180 | 106 | 74 | 59.0 |
| 2023年3月 | 187 | 111 | 76 | 59.3 |
| 2024年3月 | 219 | 119 | 100 | 54.4 |
| 2025年3月 | 197 | 121 | 76 | 61.4 |
| 2026年3月 | 266 | 132 | 134 | 49.6 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
証券、商品先物取引業 37社との比較
同じ証券、商品先物取引業の企業と並べると、いちばん上に来るのは営業利益率で37社中13位あたり、逆に低いのはROEで37社中27位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥1,900で、1年前と比べて+79.0%。過去52週の値幅のなかでは86%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 9.2倍 |
| PBR | 0.71倍 |
| 配当利回り | 3.84% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
直近1カ月で約14%上昇し、1年では78.2%高と大幅高。株価1,813円は25日線(1,676.44円)を8.1%上回り、短期の上昇トレンドが明確。75日線(1,462.48円)や200日線(1,317.52円)も大きく上回り、中期・長期でも強いトレンド。52週高値1,880円に接近しており、更新が目前。8月27日に出来高62,500株と増加し、個人投資家の参加が目立つ。RSIは74.44とやや過熱気味だが、勢いは続く可能性。金融セクターの地合い改善が背景。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準をほぼ妥当と判定しています(スコア 55/100)。
PER 8.33倍は業界平均12.26倍を下回り割安感。PBR 0.6433倍も平均1.44倍を大きく下回り、ROE 8.4%は平均並み。配当利回り4.25%は平均4.03%を上回る。証券業界のため市況変動リスクがあるが、安定した収益基盤。ただし業績の変動可能性を考慮し、妥当な水準と判断。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 9.2倍 | 14.3倍 |
| PBR | 0.71倍 | 1.43倍 |
| ROE | 8.4% | 7.7% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
地元密着型の証券会社として安定した収益を上げ、ROEや配当利回りが堅調である。強気派は、地域の個人金融資産の取り込みと高配当を評価し、今後の成長に期待する。弱気派は、北陸経済の低成長や大阪・東京の大手証券との競争激化を指摘し、収益の伸び悩みを懸念する。2025年3月期の減収と減益がその兆候とみる向きもある。投資論点は、地元シェアの維持・拡大と、投資信託販売など手数料ビジネスの成長が収益を押し上げるかどうか。
- 高ROEと高配当
ROE8.4%、配当利回り4.25%と株主還元に積極的
- 地元密着型営業
金沢を中心に個人顧客からの信頼厚く、安定した手数料収入
- 2026/3期増収増益予想
売上高49億円、営業利益14億円と前期比増加見込み
- 営業利益の40%増益通年影響中
営業利益は10億円→14億円と40%増。営業利益率も28.57%に向上
- 純利益の増加通年影響弱
純利益は8億円→11億円と増加。EPS成長で株主還元が充実
- PBR0.64倍の割安修正継続影響中
PBR0.64倍と解散価値割れ。ROE8.4%で改善余地
- 配当利回り4.25%の高さ継続影響弱
高配当利回り4.25%が株価の下支えになる
- 減収局面
2025/3期は売上高が前期比減(48億円→42億円)
- 競争激化
ネット証券や大手の参入で手数料競争が厳しさを増す
- 地域経済の依存
北陸経済の停滞は顧客の投資余力に影響しうる
- 売上高の変動通年影響中
売上高は48→42→49億円と増減。相場環境に左右されやすい
- 外国保有比率1.09%の低さ継続影響弱
外国保有比率1.09%と低く、海外資金の参入余地は小さい
- 高収益率の持続性通年影響中
営業利益率28.57%と高水準だが、相場変動で急減しやすい
- 株価急騰後の調整リスク継続影響弱
過去1年で+69.43%と上昇。利益確定売りが出やすい
- 総顧客資産
- 地域の個人金融資産の取り込み状況を示す
- 投信販売額
- 手数料収入の中核で、成長の鍵を握る
- 株式委託手数料
- 市場環境の影響を受けやすく、業績変動の主因
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり73円で、前期から+32.7%。いまの株価に対する利回りは3.84%。増配か配当維持が1年続いている。
| 決算期 | 1株あたり配当円 | 前期比% | 配当性向% |
|---|---|---|---|
| 2017年3月 | 6 | — | 12.2 |
| 2018年3月 | 13 | 100.0 | 10.1 |
| 2019年3月 | 6 | −50.0 | 16.1 |
| 2020年3月 | 11 | 80.0 | 17.6 |
| 2021年3月 | 40 | 255.6 | 17.6 |
| 2022年3月 | 35 | −12.5 | 19.8 |
| 2023年3月 | 35 | 0.0 | 30.6 |
| 2024年3月 | 70 | 100.0 | 36.7 |
| 2025年3月 | 55 | −21.4 | 37.0 |
| 2026年3月 | 73 | 32.7 | 35.4 |
過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥73
株主
有価証券報告書より
2026年3月期末の株主数は延べ1,615人。区分でいちばん多いのは個人・その他で79.7%。グループ会社や銀行などの安定株主が18.4%を占め、残る81.7%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2021年3月% | 2022年3月% | 2023年3月% | 2024年3月% | 2025年3月% | 2026年3月% |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 個人・その他 | 77.7 | 78.9 | 79.4 | 78.0 | 79.0 | 79.7 |
| 事業法人 | 18.9 | 19.0 | 18.3 | 18.0 | 18.1 | 18.2 |
| 自己株式 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 3.8 | 3.8 | 3.8 |
| 外国法人 | 1.0 | 0.5 | 0.9 | 1.0 | 1.2 | 1.1 |
| 証券会社 | 1.3 | 1.6 | 1.1 | 2.8 | 1.5 | 0.8 |
| 金融機関 | 1.1 | 0.0 | 0.3 | 0.1 | 0.1 | 0.1 |
| 外国人個人 | — | — | 0.1 | 0.1 | 0.1 | 0.0 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 今村 直喜 | 25.54 |
| 02 | 今村コンピューターサービス 株式会社 | 9.40 |
| 03 | 今村不動産株式会社 | 8.56 |
| 04 | 今村 九治 | 7.80 |
| 05 | 今村証券社員持株会 | 5.03 |
| 06 | 今村 千加子 | 2.53 |
| 07 | 今村 之希有 | 2.44 |
| 08 | 久保寺 茂男 | 2.14 |
| 09 | 兼盛 玉輝 | 2.10 |
| 10 | 米田 信昭 | 1.66 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
- 2026-06-12今村 直喜変更報告25.54%
- 2026-05-20今村 直喜新規の大量保有報告25.54%
提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 14期分
1株利益は14期で+57%、1株純資産は14期で+13%。直近期のROEは8.4%で、日本株の目安とされる8%を上回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 131 | 2,288 | 6.0 | — | 3.8 |
| 2014年3月 | 409 | 2,714 | 16.4 | — | 1.8 |
| 2015年3月 | 263 | 2,654 | 9.3 | 6.8 | 2.8 |
| 2016年3月 | 88 | 2,721 | 3.3 | 11.4 | 11.3 |
| 2017年3月 | 103 | 2,828 | 3.7 | 10.3 | 12.2 |
| 2018年3月 | 124 | 1,545 | 8.4 | 6.4 | 10.1 |
| 2019年3月 | 39 | 1,568 | 2.5 | 12.9 | 16.1 |
| 2020年3月 | 64 | 1,613 | 4.0 | 6.5 | 17.6 |
| 2021年3月 | 227 | 1,863 | 13.0 | 3.9 | 17.6 |
| 2022年3月 | 177 | 1,996 | 9.2 | 5.4 | 19.8 |
| 2023年3月 | 114 | 2,080 | 5.6 | 6.6 | 30.6 |
| 2024年3月 | 191 | 2,333 | 8.8 | 7.7 | 36.7 |
| 2025年3月 | 149 | 2,363 | 6.3 | 7.4 | 37.0 |
| 2026年3月 | 206 | 2,577 | 8.4 | 6.3 | 35.4 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
13名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は13名。2026/3期の役員報酬は総額290百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約2倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 |
|---|---|---|
| 今村九治 | 取締役会長(代表取締役) | 82 |
| 今村直喜 | 取締役社長(代表取締役) | 54 |
| 宮田秀夫 | 取締役 法人部長 | 66 |
| 山内幸一 | 取締役 コンプライアンス本部長 | 64 |
| 池多将吾 | 取締役 営業本部長 | 54 |
| 鳥田一彰 | 取締役 管理本部長 | 57 |
| 伊藤正裕 | 取締役 情報システム部長 | 62 |
| 山出勉 | 取締役 総務部長 | 57 |
| 室屋和菜 | 取締役 | 46 |
| 小島一郎 | 取締役 | 53 |
| 新田恵美 | 監査役(常勤) | 58 |
| 山岸晋作 | 監査役 | 54 |
残りの役員1名を開く
| 氏名 | 役職 | 年齢 |
|---|---|---|
| 早川潤 | 監査役 | 50 |
役員報酬の内訳2026/3期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 業績連動百万円 | 退職慰労百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 8 | 72 | 73 | 13 | 159 | 20 |
| 取締役(社内) | — | — | — | — | 104 | — |
| 社外取締役 | 5 | 12 | — | 2 | 14 | 3 |
| 監査役 | 2 | 12 | — | 1 | 13 | 7 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2026/3期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容413字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題2,621字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク4,281字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)6,074字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
- 有価証券報告書有価証券報告書-第87期(2025/04/01-2026/03/31)2026-06-18
- 半期報告書半期報告書-第87期(2025/04/01-2026/03/31)2025-11-12
- 有価証券報告書有価証券報告書-第86期(2024/04/01-2025/03/31)2025-06-19
- 半期報告書半期報告書-第86期(2024/04/01-2025/03/31)2024-11-12
- 有価証券報告書有価証券報告書-第85期(2023/04/01-2024/03/31)2024-06-24
- 四半期報告書四半期報告書-第85期第3四半期(2023/10/01-2023/12/31)2024-02-09
- 四半期報告書四半期報告書-第85期第2四半期(2023/07/01-2023/09/30)2023-11-10
- 四半期報告書四半期報告書-第85期第1四半期(2023/04/01-2023/06/30)2023-08-10
- 有価証券報告書有価証券報告書-第84期(2022/04/01-2023/03/31)2023-06-26
- 四半期報告書四半期報告書-第84期第3四半期(2022/10/01-2022/12/31)2023-02-09
- 四半期報告書四半期報告書-第84期第2四半期(令和4年7月1日-令和4年9月30日)2022-11-10
- 四半期報告書四半期報告書-第84期第1四半期(令和4年4月1日-令和4年6月30日)2022-08-09
リンク先はEDINET (金融庁) の書類閲覧ページです。
関連する企業
関連企業