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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,965.38+199ドル円158.86-1NASDAQ26,205.58+106S&P 5007,665.62+34SOX 指数11,344.26+569/2終値

くすりの窓口

Kusurinomadoguchi, Inc.5592 · Growth · 情報・通信業

調剤薬局向けサービスを起点に、医・薬・介護をつなぐプラットフォームを展開。予約、仕入れ、基幹システムまでワンストップで提供する。

概要

株式会社くすりの窓口は、調剤薬局向けの予約・処方箋送信サービス「EPARKくすりの窓口」を起点に、医薬品流通の効率化や医療機関・介護施設向けシステムへと事業を拡大したヘルスケアIT企業である。2026年3月期の連結売上高は123億円、営業利益27億円。東京証券取引所グロース市場に2023年10月上場。グループは12の連結子会社で構成され、医・薬・介護・個人ユーザーをつなぐプラットフォームを標榜する。

メディア・流通・システムの3本柱と予防分野

当社は単一セグメントであるが、事業は4分野に区分される。メディア事業(売上構成比40.7%)は「EPARKくすりの窓口」による処方箋ネット受付や電子お薬手帳を提供。みんなのお薬箱事業(同28.8%)は、医薬品の仕入れサポートサービスと不動在庫のマッチングサイトを運営する。基幹システム事業(同28.3%)では調剤薬局・医療機関・介護施設向けのレセコンや電子カルテを販売。未病予防事業(同1.2%)は人間ドック予約や特定保健指導を手掛ける。ストック売上(月額利用料など)が収益の中心である。

全国5.3万施設とつながる顧客基盤

2026年3月末時点で、当社グループのサービスを利用する施設数は約5.3万に達する。内訳は調剤薬局・ドラッグストア、医療機関、介護施設、健康保険組合など多岐にわたる。顧客数の拡大は各サービスの利便性を相互に高めるネットワーク効果を持つ。例えば「EPARKくすりの窓口」の掲載薬局が増えれば個人ユーザーの利便性が向上し、「仕入れサポートサービス」の加盟薬局が増えれば価格交渉力が強まる。当社は2030年3月期までに顧客施設数を10万に増やす目標を掲げる。

グループ子会社が支える製品開発と販売

当社は12の連結子会社と1社の関連会社からなるグループを形成する。基幹システム事業の中核は、調剤レセコン「Pharmy」を開発するモイネットシステム、電子薬歴「Hi‑story」のハイブリッジ、調剤監査システム「Cube.i」を手掛けるキューブイメージング(2024年吸収合併)、医療機関向けのエーシーエスやメディカルJSPなどである。また、2026年には病院予約プラットフォームのメディ・ウェブとレセコン販売のテクノネットワークを子会社化し、医療機関向けのラインアップを強化した。新規事業として2025年設立のメディカルコネクトが医療機器販売を開始している。

業界の中での役割は調剤薬局・医療機関・介護施設向けのITサービス・システムベンダー。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
123億円
営業利益
27億円
営業利益率
22.0%
純利益
30億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2025/3
事業売上構成比利益利益率
メディア事業44億円39.3%
基幹システム事業36億円32.1%
みんなの お薬箱事業31億円27.7%
その他事業1億円0.9%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01調剤薬局・ドラッグストア主力

調剤薬局やドラッグストアに対し、患者向けの予約・検索サービス「EPARKくすりの窓口」、電子お薬手帳「EPARKお薬手帳」、医薬品の在庫管理・発注システム、仕入れサポート、不動在庫のマッチングサービスなどを提供。薬局の効率化・生産性向上を支援し、ストック型収益を中心に収益を得る。

主要顧客大手薬局チェーン

主な製品・サービス8
EPARKくすりの窓口
調剤薬局・ドラッグストアの検索サイト/アプリ。患者が処方箋をオンラインで送信して予約でき、薬局は調剤の準備を事前に進められる。AI受付機による自動化も開発。
EPARKお薬手帳
電子お薬手帳アプリ。処方情報の登録や服薬管理、PHR機能を提供。薬局と連携し、処方歴の共有が可能。直接収益はないが、他サービスの導線となる。
eオーダーシステム
医薬品の在庫管理・自動発注システム。レセコンと連携し、AIが処方歴から発注を自動化。過剰在庫の抑制や欠品防止に貢献。店舗間・地域間の在庫共有機能も持つ。
仕入れサポートサービス
薬局が医薬品卸と有利な条件で取引できるようにするスキーム。当社グループを介して卸と取引し、ボリュームディスカウントを享受。取引管理は合弁会社が担当。
みんなのお薬箱
医薬品売買のマッチングサイト/アプリ。薬局間での不動在庫の売買を仲介し、AIによる自動購入機能も提供。売買成立時に手数料収入を得る。
Pharmy
調剤薬局向けオールインワンレセコン。電子薬歴、処方箋QRコード読み取り、事務処理のシステム化を実現。初期費用を抑え、薬局の負担を軽減する。
Hi-story
薬歴システム。オンプレミス/クラウド対応。LINE連携による服薬フォローアップ機能を備える。
Cube.i
調剤監査システム。調剤された医薬品の種類や数量を認識し、調剤過誤を検出して健康被害を防止する。

02医療機関(病院・クリニック)準主力

病院・クリニック向けに、検索サイト「EPARK病院・クリニック」、医事会計・電子カルテシステム、レセコン、順番待ちシステムなどを提供。患者の利便性向上と医療事務の効率化を支援。2026年にメディ・ウェブやテクノネットワークを子会社化し、医療機関向けのサービスを強化。

主な製品・サービス6
EPARK病院・クリニック
病院・クリニックの検索サイト。患者が診療科や条件から医療機関を探せる。掲載費や運用管理費を得る。
HOSPITAC
病院向け医事会計・オーダリング・電子カルテの統合システム。診療報酬請求や患者記録を一元管理し、業務の正確性と効率を高める。
Ex-Karte
クリニック向け電子カルテシステム。診療記録の作成・管理をデジタル化し、情報共有を円滑にする。
IJIα-5
クリニック向けレセプトコンピュータシステム。診療報酬請求の事務処理を効率化する。
ORCA
日本医師会標準レセプトソフト。多くの医療機関で利用される標準的なレセコンシステム。
スマートガイドシステム
順番待ちシステム。診察予約の順番情報やリマインドを患者のスマホに通知し、待合室の混雑を緩和する。

03介護施設副次

介護施設向けに、電子介護記録システム「コメットケア」を提供。紙で行われていた記録業務を一元管理し、介護職員の生産性向上と人手不足解消に貢献する。

主な製品・サービス1
コメットケア
電子介護記録システム。サービス提供状況、健康状態、服薬記録、職員間連絡などを一元管理。介護業務の効率化を実現。

04健康保険組合・個人ユーザー(未病予防)副次

健康保険組合の委託を受け、調剤薬局やドラッグストアの店頭で特定保健指導を実施。また、人間ドック・健康診断の予約サービスを提供。健康増進を通じて医療費削減に貢献し、手数料収入を得る。

主な製品・サービス2
特定保健指導サービス
健康保険組合の委託を受け、薬局店頭で生活習慣病予防の保健指導を実施。受診者の健康改善を支援し、手数料収入を得る。
健康診断・人間ドック予約サービス
健康診断や人間ドックのオンライン予約サービス。受診が発生した際に医療機関から手数料を得る。

製品と技術

「EPARKくすりの窓口」と電子お薬手帳

メディア事業の核となる「EPARKくすりの窓口」は、調剤薬局・ドラッグストアの検索サイト兼アプリである。ユーザーは条件を指定して薬局を探し、処方箋をオンラインで送信して薬の受け取りを予約できる。AI受付機による処方内容の自動レセコン反映など、薬局の業務効率化にも貢献する。姉妹サービスの「EPARKお薬手帳」は患者自身が服薬情報を記録できるPHRアプリで、飲み忘れ防止アラームや血圧管理機能を備える。直接収益はないが、薬局と患者の接触頻度を高め、メディア事業のストック売上維持に寄与する。

医薬品流通を変革する「みんなのお薬箱」

みんなのお薬箱事業の中核は、医薬品の仕入れサポートサービスと不動在庫マッチングサイト「みんなのお薬箱」である。仕入れサポートでは、株式会社E‑BONDホールディングスの子会社ウィーズとの提携により、加盟薬局に大口取引のスケールメリットを提供。AIが処方歴を分析する「eオーダーシステム」により自動発注も可能だ。一方、「みんなのお薬箱」は薬局間で過剰在庫と不足品をマッチングする取引所であり、子会社ピークウェルが買取・出品も行う。店舗間・地域間の在庫共有機能も開発され、医薬品ロスの削減に貢献している。

医科・薬局・介護をカバーする基幹システム群

基幹システム事業では、各業種向けの専用システムをグループ子会社が提供する。調剤薬局向けには、レセコン・電子薬歴・調剤監査を一体化した「Pharmy」(モイネットシステム)、クラウド対応の薬歴システム「Hi‑story」(ハイブリッジ)、調剤過誤を検出する「Cube.i」(当社)がある。医療機関向けには、医事会計・オーダリング・電子カルテの「HOSPITAC」(エーシーエス)、クリニック向け「Ex‑Karte」(メディカルJSP)、日本医師会標準レセプト「ORCA」(テクノネットワーク)を扱う。介護施設向けには電子介護記録「コメットケア」を提供し、いずれも保守料によるストック収益を生む。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

情報・通信業のなかでの位置

薬局DXで急成長、高収益を実現

くすりの窓口は、薬局向けDXソリューションを提供するIT企業。調剤薬局の業務効率化や患者向けサービスなどを手掛け、売上高は急成長中。2024年3月期の87億円から2026年3月期には123億円を見込み、営業利益率も17.86%から21.95%へ向上。同業のVRAIN SolutionやCocoliveと比べ、特定業界(薬局)に特化して高収益を達成。競合が少ないニッチ分野で優位性を持つが、市場規模は限定的。

強み

  • 特定業界(調剤薬局)に特化し、高い専門性と顧客深耕を実現。
  • 営業利益率20%超と業界平均を大きく上回る高収益体質。
  • 年率20~30%の増収を達成し、成長フェーズにある。
  • SaaS型モデルで安定した継続収入を確保。

課題

  • 対象が調剤薬局に限定され、国内市場の成長には限界がある。
  • 高収益分野に新規参入が相次ぎ、競争激化の可能性。
  • 薬局業界の規制変更や統合が進むと、需要減少リスク。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

情報・通信業の時価総額近傍。太字がくすりの窓口

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
19640セゾンテクノロジー323億円29.7倍
25038eWeLL321億円26.7倍
33771システムリサーチ318億円12.1倍
42359コア316億円10.6倍
53915テラスカイ307億円19.5倍
65592くすりの窓口302億円10.0倍
74839WOWOW290億円22.0倍
84165プレイド288億円37.7倍
95574ABEJA287億円56.8倍
103922PR TIMES286億円12.1倍
113723日本ファルコム282億円17.9倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 28件

光通信の子会社として創業した2004年

当社の起源は2004年9月、岩手県盛岡市で株式会社光通信が設立した株式会社サイバーテレコムである。当初はインターネット回線提供を目的とした。2007年1月に株式会社L‑NETへ商号変更されたが、この時点ではまだ薬局事業とは無関係であった。その後、休眠状態を経て、2015年6月に株式会社EPARKヘルスケアへ商号変更され、東京都豊島区へ本店を移転。これが実質的な事業開始となる。EPARKから薬局業種向け事業を譲り受けるための受け皿として再起動した。

EPARK事業を譲り受けて薬局向けプラットフォームに

2015年8月、当社は株式会社EPARKからOEM提供の形で調剤予約・処方箋送信サービス「処方便」の提供を開始。同年12月にオフィシャルパートナーシップ契約を締結し、薬局業種向けEPARKサービスを当社が担うことが明文化された。2016年1月には株式がEPARKに譲渡され、同社の完全子会社となった後、会社分割により薬局向け事業の資産・顧客を正式に取得。これにより「EPARKくすりの窓口」の前身となる事業基盤が固まった。

フリービット傘下で事業拡大と独立への道

2016年8月、フリービット株式会社が当社を子会社化。2017年2月には株式会社フリービットEPARKヘルスケアへ商号変更し、本店を渋谷区へ移転した。この時期、医薬品不動在庫売買支援を目的に株式会社ピークウェルを完全子会社化(2017年4月)、さらに薬局顧客開拓のために株式会社ファーマリーを設立(2018年3月)。2020年6月には調剤レセコン開発のモイネットシステムを子会社化し、システム事業に参入。同年10月、フリービットが保有全株式を譲渡し、代表取締役会長の田中伸明が率いるNBSEヘルステック投資事業有限責任組合の傘下に入った。

社名変更とグロース市場上場

2020年11月、商号を現在の株式会社くすりの窓口に変更。同年12月には医療機関向けシステム開発のメディカルJSPを子会社化。2021年3月に本店を再び豊島区へ移転し、同年4月には医事会計・電子カルテシステムのエーシーエスを子会社化した。その後もM&Aを積極的に進め、2022年8月にメディカルコーディネートを設立。2023年10月、東京証券取引所グロース市場に株式を上場し、資金調達と知名度向上を実現した。上場時の売上高は87億円(2024年3月期)であった。

上場後の積極M&Aと事業統合

上場後も買収による事業拡大が加速した。2023年12月には病院向けICTソリューションのホスピタルヘルスケアを子会社化。2024年1月には調剤監査システム「Cube.i」のキューブイメージング、電子薬歴「Hi‑story」のハイブリッジを同時に子会社化した。同年8月にキューブイメージングを吸収合併し、基幹システム事業の一体運営を強化。さらに2024年9月には薬剤師人材紹介の薬剤師求人転職を設立、2025年3月には医療機器販売のメディカルコネクトを設立した。2026年にかけてはメディ・ウェブやテクノネットワークを子会社化し、医療機関向け事業を本格化させている。

年表28件を開く

2000年代

  • 2004年9月創業株式会社光通信が岩手県盛岡市にてインターネット回線提供を目的とした株式会社サイバーテレコムを設立
  • 2007年1月商号変更株式会社L-NETへ商号変更

2010年代

  • 2013年10月株式会社光通信の子会社であり、多様な業種業態への予約サービスを展開する株式会社EPARKにて薬局業種向けの調剤予約、処方箋送信サービス「処方便」(当社「EPARKくすりの窓口」サービスの前身)の販売を開始
  • 2015年6月商号変更株式会社EPARKから薬局業種向け事業を譲受するため、株式会社光通信が子会社として保有していた休眠会社(株式会社L-NET(現在の当社))を株式会社EPARKヘルスケアへ商号変更、東京都豊島区へ本店移転(実質的な当社事業の創業)
  • 2015年8月株式会社EPARKから当社へ薬局業種向け事業を譲渡することを前提に、先行して「処方便」をはじめ、薬局業種向けEPARKサービスをOEMにて提供開始
  • 2015年12月株式会社EPARKとオフィシャルパートナーシップ契約を締結し、薬局業種向けEPARKサービスを当社が担うことを明文化
  • 2016年1月株式会社光通信から株式会社EPARKへ当社株式の全部が譲渡され、株式会社EPARKの子会社となった後、薬局業種向けEPARKサービスに関する事業(これまで獲得してきた顧客を含む資産)を会社分割にて取得
  • 2016年8月M&Aフリービット株式会社が当社を子会社化
  • 2017年2月商号変更株式会社フリービットEPARKヘルスケアへ商号変更、東京都渋谷区へ本店移転
  • 2017年4月M&A医薬品の不動在庫売買支援サービスの展開を目的に株式会社ピークウェルを完全子会社化
  • 2018年3月創業不動在庫売買支援サービスにおける薬局顧客の開拓を目的に株式会社ファーマリーを設立

2020年代

  • 2020年6月M&A薬局向けレセコンシステムの開発を行う株式会社モイネットシステムを子会社化
  • 2020年10月フリービット株式会社が保有株式の全てを 当社代表取締役会長田中伸明が議決権の100%を所有する 日本事業承継アントレプレナーズ株式会社(現株式会社NBSE)の組成するNBSEヘルステック投資事業有限責任組合へ譲渡
  • 2020年11月商号変更株式会社くすりの窓口へ商号変更
  • 2020年12月M&A医療機関向け電子カルテシステム、レセコンシステムの開発を行う株式会社メディカルJSPを子会社化
  • 2021年3月東京都豊島区へ本店移転
  • 2021年4月M&A医事会計、オーダリング(検査、処方等の指示を管理する医療情報システム)、電子カルテシステムの開発を行う株式会社エーシーエスを子会社化
  • 2022年8月創業医療関連ソリューションの提供を目的に株式会社メディカルコーディネートを設立
  • 2023年10月上場東京証券取引所グロース市場に株式を上場
  • 2023年12月M&A病院向けICTソリューション事業を行う株式会社ホスピタルヘルスケア他1社を子会社化
  • 2024年1月M&A調剤監査システム「Cube.i」の製造、販売を行うキューブイメージング株式会社、電子薬歴システム「Hi-story」等の開発・システム構築・販売他を行うハイブリッジ株式会社を子会社化
  • 2024年8月M&A調剤監査システム「Cube.i」の製造、販売を行うキューブイメージング株式会社を当社が吸収合併
  • 2024年9月創業調剤薬局向け人材紹介事業を行う薬剤師求人転職株式会社を設立
  • 2024年11月M&A病院向けICTソリューション事業を行う株式会社ホスピタルヘルスケアを当社が吸収合併
  • 2024年11月みんなのお薬箱事業の仕入れサポートサービスおいて、株式会社E-BONDホールディングスの子会社の株式会社ウィーズと業務提携を 開始
  • 2025年3月創業医療機器の販売、営業代行を行う株式会社メディカルコネクトを設立
  • 2026年1月M&A医療機関予約プラットフォーム事業を行う株式会社メディ・ウェブ他1社を子会社化
  • 2026年5月M&A医療機関向けレセコンシステム、電子カルテシステムの販売を行う株式会社テクノネットワーク他1社を子会社化

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち1項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 顧客施設数2030年3月期末まで10万施設

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    医療プラットフォームの形成

    調剤薬局、医療機関、介護施設、健康保険組合、個人ユーザー、医薬品卸売事業者をつなぐプラットフォームを構築。各セグメントにレセコン、電子薬歴、仕入れサポート、マッチングサービス、電子カルテ、順番待ちシステム、介護請求システム、健康診断サポートなど多様なサービスを提供し、双方向の価値循環を目指す。

  2. 02

    顧客基盤拡大と利用深耕

    調剤薬局、医療機関、介護施設、健康保険組合などの顧客数を拡大し、サービスの利用頻度を高める。多くの顧客に加盟・活用されることで利便性が向上し、直接収益に加え広告収入など副次的収益も期待できる。

  3. 03

    医療・ヘルスケア分野への展開

    オンライン診療・服薬指導の予約サービスやお薬手帳の健康管理活用など、医療・ヘルスケア分野との関わりを強化し、個人ユーザーの利便性向上と業界内での確固たる地位を築く。

  4. 04

    競合差別化と新サービス開発

    競争激化する環境で、他社の類似サービスに対抗するため、サービスの内容や特徴を差別化。専門性の高いグループ企業群と自社開発力を活かし、顧客ニーズを迅速に反映したサービスを短期間で開発・展開するPDCAサイクルを重視。

  5. 05

    人材の確保と育成

    成長継続と事業基盤強化のため、各部門で優秀な人材を確保・育成し、多様性を重視した人材登用を進める。採用活動の継続、社内研修の充実、適切な人事評価により組織力を強化。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 3期分

グループ全体で491人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は469万円で、2期前と比べて+4.8%平均年齢は34.0歳、平均勤続年数は3.5年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2024年3月44731.82.7505
2025年3月48832.53.0484413
2026年3月46934.03.5491550

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率6.0%
縦線は目安の30%
男性育休取得率44.4%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)69.9%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社15(国内 15 / 海外 0、うち連結子会社 12) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位6)
本社 — 東京都豊島区3,360百万円
高松事務所 — 香川県高松市4百万円
大阪営業所 — 大阪府大阪市中央区3百万円
名古屋営業所 — 愛知県名古屋市中村区2百万円
福岡営業所 — 福岡県福岡市中央区2百万円
札幌営業所 — 北海道札幌市中央区0百万円
ほか1件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    株式会社ファーマリー(注)1
    東京都豊島区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社ピークウェル(注)1
    東京都豊島区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社エーシーエス(注)1
    仙台市青葉区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社モイネットシステム(注)1,4
    神戸市長田区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社メディカルコーディネート(注)1
    東京都豊島区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社EPARK人間ドック(注)1
    東京都豊島区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    薬剤師求人転職株式会社(注)1
    東京都豊島区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社メディカルコネクト(注)1
    東京都豊島区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社メディ・ウェブ(注)1
    東京都豊島区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社イーディライト(注)1
    福岡市中央区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社メディカルJSP (注)1
    京都市中京区 · 連結子会社
    議決権77.1%
  • 国内
    ハイブリッジ株式会社(注)1
    東京都 豊島区 · 連結子会社
    議決権67.3%
残りのグループ会社3社を開く
  • 株式会社 J-Seed横浜市港北区49%
  • 株式会社EPARK(注)2東京都港区39%
  • 株式会社光通信(注)2,3東京都豊島区41%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は123億円営業利益27億円前期と比べると増収増益で、売上が+9.8%、利益が+35.0%。

売上高
+9.8%
123億円
営業利益
+35.0%
27億円
純利益
+50.0%
30億円
営業利益率
22.0%
前期比 +4.1%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高144億円123億円
営業利益31億円27億円
純利益31億円30億円
1株あたり配当¥40¥40

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

8期分

直近は2027年1Qで、売上は36億円、営業利益は8億円。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2024年2Q43818.65
2024年3Q20315.02
2024年4Q242
2025年2Q54916.76
2025年4Q581119.014
2026年2Q581322.416
2026年4Q651421.514
2027年1Q36822.26

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 7期分

2020年3月期からの7期で、売上は32億円から123億円へ3.8倍に増えた。直近期の営業利益率は22.0%。売上は6期、純利益は3期の連続増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
薬局向けレセコンシステムの開発を行う株式会社モイネットシステムを子会社化
2020年3月3211
医事会計、オーダリング(検査、処方等の指示を管理する医療情報システム)、電子カルテシステムの開発を行う株式会社エーシーエスを子会社化
2021年3月4647
医療関連ソリューションの提供を目的に株式会社メディカルコーディネートを設立
2022年3月6585
東京証券取引所グロース市場に株式を上場
2023年3月7494
調剤薬局向け人材紹介事業を行う薬剤師求人転職株式会社を設立
2024年3月87139
医療機器の販売、営業代行を行う株式会社メディカルコネクトを設立
2025年3月112201917.920
医療機関予約プラットフォーム事業を行う株式会社メディ・ウェブ他1社を子会社化
2026年3月123272722.030

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高123億円のうち、営業利益として残るのは27億円22.0%。営業外の損益と税金を反映した純利益は30億円、売上の24.4%にあたる。営業利益率は業種中央値8.4%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金43.1%53億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金35.0%43億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益22.0%27億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
56.9%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+13.6pt
22.0%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+17.8pt
24.4%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+16.8pt
29.8%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
16.9%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
15.0%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 5期分

2026年3月期は営業CFが29億円、投資CFが−23億円で、差し引きのフリーCFは6億円この組み合わせは積極投資型にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面期末の手元現金は52億円で、売上の5.1ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2022年3月37−5−63250
2023年3月31−15−61659
2024年3月26−18788146
2025年3月−53−18−54−7121
2026年3月29−2322652

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 7期分

2026年3月期の総資産は178億円。このうち返さなくてよい自己資本が115億円で、自己資本比率は63.7%(業種中央値63.4%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2020年3月71−273
2021年3月14791385.9
2022年3月110308022.2
2023年3月122289422.0
2024年3月2316416727.6
2025年3月122853669.5
2026年3月1781156463.7

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
52億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
65億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
3億円
在庫として抱えている分
負債合計
64億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
90
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率30 / 30
現金創出営業CFの黒字継続20 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

情報・通信業 605社との比較

同じ情報・通信業の企業と並べると、いちばん上に来るのはROE605社中66位あたり、逆に低いのは配当利回り605社中456位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE上位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
29.8%/中央値 13.1%
P25 7.0%P75 20.1%
営業利益率上位売上のうち本業の利益として残る割合
21.9%/中央値 8.4%
P25 3.9%P75 16.1%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
63.7%/中央値 63.4%
P25 45.3%P75 74.7%
売上成長率前期からの売上の伸び
9.8%/中央値 9.1%
P25 1.9%P75 20.2%
配当利回り下位株価に対して1年で受け取る配当の割合
1.5%/中央値 2.5%
P25 1.5%P75 3.5%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥2,633で、1年前と比べて-28.3%過去52週の値幅のなかでは22%の位置にある。

¥2,633-3.2%1ヶ月+9.3%1年-28.3%時価総額302億円
過去52週の値幅
安値¥2,065高値¥4,685

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)10.0倍
PER (会社予想)9.7倍
PBR2.64倍
配当利回り1.52%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

8月14日に382,200株の大量出来高を伴って2,880円まで急伸し、以降も高値圏を維持。1カ月で11.79%上昇し、25日線(2,446円)を約11.6%上回る。52週高値4,685円からはまだ40%以上低いが、75日線・200日線を上回って上昇基調。RSIは64.78とやや過熱感が出ているが、勢いは続いている。年初来では26.19%下落しているものの、月次の上昇で回復局面に入った。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 78/100)

PERは10.37倍と業界平均30.76倍を大幅に下回り、予想も10.1倍と低水準です。PBR2.76倍は平均3.59倍を下回り、ROE29.8%と非常に高い収益性を示します。配当利回り1.47%は平均2.66%を下回るものの、利益成長に伴う増配余地があります。売上高と利益は堅調に増加しており、割安感が強い一方、配当の伸びが鈍い点がやや懸念です。

指標この会社業種平均
PER (実績)10.0倍47.9倍
PER (予想)9.7倍
PBR2.64倍2.96倍
ROE29.8%12.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

調剤薬局のDX需要を追い風に業績は急成長中。強気派は、営業利益率が20%を超え、高いROE29.8%を実現している点に着目する。一方、弱気派は、業績の急拡大に比べてPERは10倍台と割安に放置されており、成長の持続性を疑問視する。また、患者データの取り扱いや規制リスクも論点。

プラスに働く材料7
  • 高収益体質

    2025/3期営業利益率17.86%、2026/3期は21.95%に拡大。ROEも高い。

  • 急成長

    売上高は2期連続で20%以上増加。サービス拡大が寄与。

  • 決済・データ活用

    電子処方箋や健康情報の利活用で新市場を開拓。

  • 2026年3月期営業利益27億円、前期比35%増2026年3月期影響

    営業利益20億→27億円、売上高123億円で利益率21.95%に改善

  • 純利益30億円と50%増益、予想PER10倍通年影響

    純利益20億→30億円、予想PER10.0倍は成長率を考慮すれば割安

  • ROE29.8%と高水準、資本効率の高さ継続影響

    ROE29.8%は投資魅力が高く、PBR2.74倍でも成長持続なら正当化

  • 株価1年で26.7%下落、反動高の期待不定影響

    下落後の出遅れ感から押し目買いが入りやすい、外国人保有7.72%も支え

マイナスに働く材料7
  • 割安放置のリスク

    PER10.3倍は成長性に対して低く、市場が懐疑的。

  • 規制リスク

    医療情報の扱いで規制強化の可能性。コンプライアンス費用増。

  • 競争激化

    大手IT企業やスタートアップの参入でシェア低下懸念。

  • 株価1年で26.7%下落、下値リスク続く継続影響

    直近1年で-26.74%と大幅安、売り圧力が衰えなければ更なる下落

  • PBR2.74倍とバリュエーション高め通年影響

    PER10倍でもPBR2.74倍、ROEが減速すれば修正下落の余地

  • 売上高成長率が28.7%→9.8%に減速2026年3月期影響

    前期は87億→112億円と28.7%増も、今期は112億→123億円と9.8%増に鈍化

  • 配当利回り1.48%と低く還元不足継続影響

    高収益の一方で配当利回り1.48%と低く、株主への還元が不十分

次の決算で確かめる点
契約薬局数
薬局システムの導入基盤の拡大が売上成長のドライバー。
ARPU
一薬局当たりの売上貢献。サービスアップセルが進むか確認。
解約率
薬局の乗り換えが進むと成長が頓挫するため。
営業利益率
拡大局面で利益率を維持できるか。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり40で、前期から+40.7%いまの株価に対する利回りは1.52%。増配か配当維持が1年続いている。

年間配当
¥40
1株あたり
配当利回り
1.52%
いまの株価に対して
配当性向
16.7%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
1年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2025年3月2719.1
2026年3月3840.716.7

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥40

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ4,183人。区分でいちばん多いのは事業法人65.8%。グループ会社や銀行などの安定株主が67.5%を占め、残る32.5%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2024年3月%2025年3月%2026年3月%
事業法人45.946.965.8
個人・その他42.543.120.9
外国法人4.32.57.5
証券会社1.42.93.9
金融機関5.74.51.7
外国人個人0.10.10.2

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01株式会社EPARK39.40
02SBIイノベーションファンド1号15.73
03株式会社NBSE5.97
04BNYM SA/NV FOR BNYM FOR BNYM GCM CLIENT ACCTS M ILM FE(常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行)3.32
05木下 圭一郎2.95
06堤 幸治2.89
07上田八木短資株式会社1.90
08野村信託銀行株式会社(投信口)1.37
09フリービット株式会社1.26
10株式会社SBI証券1.18

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 7期分

1株利益は7期で−95%、1株純資産は6期で−97%。直近期のROEは29.8%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2020年3月4,809
2021年3月28,79835,264188.6
2022年3月6826730.7
2023年3月4329315.2
2024年3月8658019.216.0
2025年3月18575327.511.019.1
2026年3月26399129.89.316.7

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

8名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は8名。2026/3期の役員報酬は総額103百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約6倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
田中伸明代表取締役 会長595
堤幸治代表取締役 社長49331,500
大木弘明常勤監査役593,700
信貴威宏監査役45
松永暁太監査役54
山本純偉取締役59
村岡丈到取締役52
鈴木克寛監査役42

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)340387826
社外取締役525255

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容5,365字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社は、様々な業種の店舗のインターネット予約サービスを展開する株式会社EPARKの調剤薬局部門として2015年8月に事業を開始しました。EPARKの名を冠した調剤薬局の予約サービスからスタートし、その後、調剤薬局のニーズを捉えた予約サービスとは別の独自事業を自社開発し、展開してまいりました。さらに、医療機関や介護施設向けのシステム・サービスも展開し、当社が標榜する「医・薬・介護、個人ユーザー(患者)をつなぐプラットフォーム」としての機能の拡充を図っております。 そうした機能の実現のため、当社は、連結子会社12社、関連会社1社とともにグループを構成しております。当社については、東京本社の他、札幌、名古屋、大阪、広島、高松、福岡に拠点を設け、全国を対象に営業活動を行っております。また、東京本社にはコールセンターを設置し、顧客からの問い合わせや要望に応えられる体制を整備しております。 当社グループは単一セグメントであるため、セグメント別の記載はしておりませんが、主に以下の4つの事業を運営しております。これら事業の収益は、各種サービス導入前のコンサルティング等の対価として得られる「ショット売上」、月額利用料などの固定金額及び処方箋ネット受付売上や仕入れサポートサービスの手数料など利用量に応じて変動する金額として契約に基づいて将来にわたって継続的に得られる「ストック売上」に区分されます。 (1)メディア事業 「メディア事業」のコンセプトは「医療と患者をつなぐプラットフォーム」です。患者の利便性、薬局の効率性・生産性などの向上を目的としたサービスを展開しております。株式会社EPARKが調剤薬局部門の予約サービス「処方便」として開始した事業が端緒ですが、会社分割によって当社が事業を譲受し、当社内にシステム開発部門を設置のうえ機能改善・拡充等の開発を繰り返し、当社独自の発展を継続しております。 ①EPARKくすりの窓口 当社は、調剤薬局・ドラッグストアといった薬局の検索サイト/アプリ「EPARKくすりの窓口」を運営しております。立地や営業日など様々な条件を指定して薬局を検索できる他、患者が医療機関から受け取った処方箋をサイト/アプリ経由で指定した薬局に送ることで、処方薬受取りの予約ができる機能を有しております。薬局にとっては、処方する医薬品の準備を予め進められるといった効率化が図られ、患者にとっては、待ち時間の短縮につながるなど、双方にメリットが生まれます。また、待ち時間の短縮により、薬局店舗内のウイルス感染等を防止することにもつながります。近年では、こうした処方箋受付をAIが行い、処方内容をレセコンに自動反映することも可能なAI受付機を開発するなど、新たな派生事業が開始されております。処方箋受付以降の複数の事務が自動化・効率化・無人化されるため、薬局の人件費削減や、人材不足に悩む薬局の支援につながるなどの効果があり、大手薬局チェーン店舗に導入されるなど伸長しております。 主な事業収益は、ストック売上としてシステム利用料収入です。この収益の一定割合をロイヤリティとして株式会社EPARKへ支払っております。 ②EPARKお薬手帳 当社は電子お薬手帳アプリ「EPARKお薬手帳」を運営しております。患者自身が処方箋を読み取って処方された医薬品の情報を登録できる他、飲み忘れ防止のためのアラーム発信機能、血圧値や体温の登録などPHR(Personal Health Record)管理機能等を有しております。薬局側では、当社と契約のある薬局であれば、自店で処方した医薬品の情報を自動で患者のお薬手帳に登録したり、患者のお薬手帳に登録された過去の処方歴を自店のPC等で確認するなどが可能となっております。また、薬局だけに留まらず、さまざまな医療機関との連携を行っております。直接的な収益はありませんが、当社の事業を個人ユーザーに知ってもらうための入口のツールとなる他、「EPARKお薬手帳」上でいつも利用する薬局をかかりつけ登録することでホーム画面上に表示でき、薬局を検索することなく処方薬受取りの予約ができるため、「EPARKくすりの窓口」の利用促進・リピートにつながり、ストック売上を維持します。 (事業系統図) ③EPARK病院・クリニック 当社子会社の株式会社メディ・ウェブは、病院・クリニックの検索サイト「EPARK病院・クリニック」を運営しております。「EPARKくすりの窓口」の病院版であり、同様に病院と患者の双方にメリットがあります。これまで当社は薬局向け市場を主戦場としてきましたが、2026年1月の株式会社メディ・ウェブの子会社化により医療機関ポータルサイト事業を獲得したことによって医療機関向け市場に本格参入し、事業領域を拡大しております。 主な事業収益は、ストック売上として検索サイトへの掲載費、運用管理費収入であり、その収益の一定割合をロイヤリティとして株式会社EPARKへ支払っております。 (2)みんなのお薬箱事業 「みんなのお薬箱事業」のコンセプトは「医薬品卸と薬局をつなぐプラットフォーム」です。薬局に対して様々なソリューションを提供するために当社が開発してきた独自事業であり、医薬品卸事業者と薬局における医薬品の流通改善を支援し、薬局経営の効率性・生産性及び医薬品卸事業者の業務効率などの向上を目的としたサービスを展開する事業であります。 ①仕入れサポートサービス 当社は、株式会社E-BONDホールディングスとの業務提携により、薬局や医療機関が医薬品の仕入れを効率化できる「仕入れサポートサービス」を展開しております。サービス加盟店が同社の子会社である株式会社ウィーズを通じて医薬品卸事業者と取引を行うものであり、個々の薬局等が単独で取引を行うのと比較してボリュームが大きくなることによって、条件面でのスケールメリットを享受することを目的としたスキームです。当社と株式会社ウィーズとの合弁会社である株式会社J-Seedは、「仕入れサポートサービス」における取引の管理業務を担っております。 主な事業収益は、ショット売上としてサービス開始に向けたコンサルティングに係る収入、ストック売上として薬局等と医薬品卸事業者との間の医薬品売買における取引薬価、売買価格に応じて算定される手数料収入です。また、株式会社ウィーズ及び株式会社J-Seedに対して、事業収益より一定割合を手数料として支払っております。 ②eオーダーシステム 当社は、薬局や医療機関における医薬品の在庫管理システム及び自動発注システムの機能を有する「eオーダーシステム」を提供しております。薬局等のレセプトコンピュータと「eオーダーシステム」を連携させることにより、人工知能(AI)が患者ごとの処方歴を把握し、必要な医薬品の種類と量を判断して自動的にリストアップします。それを基に自動的に医薬品卸売事業者に、「仕入れサポートサービス」加盟店であれば当社グループを経由して、医薬品の発注が行われます。これにより薬局等における過剰在庫の抑制、欠品の防止、薬剤師の事務負担軽減といった効果を目指すものです。 近年では、調剤薬局チェーン内店舗の在庫状況と調剤需要予測から店舗間の医薬品の譲渡・譲受を行う店舗間共有機能や、地域内薬局の店舗在庫状況から同様に医薬品の譲渡・譲受を行う地域間共有機能といった在庫適正化機能を開発し、提供しております。 主な事業収益は、ショット売上として利用に必要な各種設定の代行に係る収入及びストック売上としてシステム利用料収入です。 (新事業系統図) ③みんなのお薬箱 当社は、医薬品売買ニーズマッチングサイト/アプリ「みんなのお薬箱」を提供しております。薬局において処方されずに不動在庫となった医薬品を売りたい薬局と、不足している医薬品を買いたい薬局のニーズをマッチングさせ、売買を仲介します。これにより、全国の薬局のデッドストックを有効利用し、各薬局においてはコスト削減につなげることを目指したサービスです。売却の方法は、「みんなのお薬箱」において購入希望者を募る「出品」と、当社子会社の株式会社ピークウェルが「買取」を行ったうえで同社が「みんなのお薬箱」に出品するという2種類があります。購入者は、「みんなのお薬箱」から買いたい医薬品を探して購入を申し込む他、店舗における医薬品ごとの月間使用量をAIが分析し、それに応じて出品されている医薬品を自動的に購入するメニューも用意しております。 主な事業収益は、ストック売上として売買が成立した医薬品の薬価に応じた手数料収入です。 (事業系統図) (3)基幹システム事業 「基幹システム事業」のコンセプトは「医科、薬局、介護のデータ連携プラットフォーム」です。「医・薬・介護、個人ユーザー(患者)をつなぐプラットフォーム」を実現するためのラインナップの充実を企図し、医療機関、薬局、介護施設に必要な事務処理システムや情報システム等を販売しております。これらは主に当社子会社(当社に吸収合併済の会社を含む)が行っており、主要な商品は下表の通りです。2026年5月に株式会社テクノネットワークを子会社化したことにより、日本医師会ORCA管理機構が提供するレセプトソフトの取扱いを開始し、メディア事業における「EPARK病院・クリニック」と併せて医療機関向けのサービスラインナップを強化しております。 主な事業収益は、ショット売上として機器類納入代金や初期設定代行に係る収入とストック売上として保守料収入です。 対象顧客   システム   商品名   提供しているグループ会社 調剤薬局   電子薬歴、処方箋のQRコード読込み機能などオールインワンレセコン   「Pharmy」   株式会社モイネットシステム ・調剤薬局の事務(処方箋のシステム反映、服薬指導履歴の記録、患者へお渡しする帳票、患者・保険組合への調剤医療費の請求など)のほとんどをシステム化・初期導入費を安価に設定し薬局のコスト負担軽減と利便性向上を図ります 薬歴システム   「Hi―story」   ハイブリッジ株式会社 ・オンプレミス、クラウドの双方に対応した薬歴単体システム・LINEを通じたメッセージ配信など服薬フォローアップ機能も備える 調剤監査システム   「Cube.i」   株式会社くすりの窓口 ・薬局において調剤した医薬品の種類や数量を認識し、調剤過誤を検出するシステム・調剤過誤に起因する健康被害の防止に寄与します 医療機関   医事会計・オーダリング・電子カルテシステム   「HOSPITAC」   株式会社エーシーエス クリニック向け電子カルテシステム   「Ex-Karte」   株式会社メディカルJSP レセプトコンピュータシステム   「IJIα-5」   株式会社メディカルJSP レセプトコンピュータシステム   日本医師会標準レセプト「ORCA」   株式会社テクノネットワーク ・病院の事務(診療報酬請求、医師から看護師などへの指示、患者の記録管理、看護計画)などを一元管理できるシステム・正確な情報共有や生産性向上を図ります 順番待ちシステム   「スマートガイドシステム」   株式会社くすりの窓口 ・診察予約の順番情報やリマインド通知を患者のスマートフォンを通じて行うシステム・患者の通院時における利便性を向上させる他、病院待合室における密の回避に寄与します 介護施設   電子介護記録システム   「コメットケア」   株式会社くすりの窓口 ・従来ほとんど紙で行われていた介護施設の業務(提供したサービスの状況や健康状態の記録、服薬記録、職員間の連絡)を一元管理するシステム・介護職員の生産性向上を図り、業界の人手不足解消に寄与します (4)未病予防事業 当社は、顧客及び個人ユーザーのニーズ及びウォンツを汲み取り、最適なサービスの企画を立て、短期間に開発を行い、市場に展開し、また改善を加えていくことを常に心掛けており、それに基づく新規事業開発が進められています。その中のひとつとして、2026年3月期から本格稼働を開始したのが未病予防事業です。この事業においては、子会社の株式会社人間ドックを通じた人間ドック及び健康診断の予約サービス、全国の健康保険組合から委託を受け、当社顧客である調剤薬局やドラッグストアの店頭にて健康保険組合加入者に対して生活習慣病等に係る健康保健指導を行う特定保健指導サービス等を行っております。健康診断の受診促進や早い段階から健康保健指導を行うことによって将来の発病可能性の抑制を目指すものであり、増加する我が国の医療費の削減に資する事業であると考えております。 主な事業収益は、ストック売上として健康診断・人間ドックの予約後、受診が発生した際に医療機関から収受する手数料収入、特定保健指導が行われた際に健康保険組合から収受する手数料収入です。
経営方針・対処すべき課題3,537字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において当社グループが判断したものです。 (1)経営の基本方針 当社グループは、ヘルスケア領域にこれまでにない新しい価値を提供する、との経営方針のもと、調剤薬局、医療機関、介護施設、健康保険組合などの顧客の収益と生産性向上に貢献すること、個人ユーザー(患者)にこれまでにない利便性を提供することを念頭に置き、各種事業を展開しております。当社グループでは、これまでEPARKサービスにおける薬局分野としてスタートした調剤薬局の検索及び処方箋ネット受付に始まり、EPARKお薬手帳、独自の事業として展開を開始した薬局不動在庫の売買プラットフォーム、仕入れサポートサービス、オンライン診療支援システムなど、調剤薬局をはじめとする顧客と個人ユーザー向けにサービスを拡大してまいりました。今後も、提供するサービスの質を一段と向上させ、顧客からの信頼をさらに高めながらサービスの一層の充実を図ってまいります。 (2)経営戦略 当社グループは、調剤薬局、医療機関、介護施設、健康保険組合などの顧客、個人ユーザー、医薬品卸売事業者などの医療関係者をつなぐ医療プラットフォームの形成を戦略として掲げております。医療関係者に対してより大きな価値を提供できるサービスを取り揃えることで、医療関係者は生産性の一段の向上と経営効率、収益の改善を、また個人ユーザー(患者)はより高い利便性を実現し、下記の当社グループのサービスを活用していただくことで医療関係者からもたらされる蓄積された情報をもとに、当社グループから医療関係者へあらたな価値を提供していく双方向の関係を構築し、当社グループが医療関係者にとってなくてはならないプラットフォームとなることを目指します。 調剤薬局:レセプトコンピュータ、電子薬歴システム、医薬品の仕入れサポートサービス、医薬品売買のマッチングサービス 医療機関:医療事務コンピュータ、電子カルテシステム、順番待ちシステム 介護施設:介護請求システム、介護費用システム 個人ユーザー(患者):調剤薬局の検索及び処方箋ネット受付、EPARKお薬手帳、病院・人間ドック・健康診断の検索及び予約ネット受付 健康保険組合:健康診断サポート、特定保健指導サービス 医薬品卸売事業者:医薬品仕入れサポート (3)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループは、調剤薬局をはじめとする医療関係者にとって、なくてはならないプラットフォームになることを目指しており、下記の事項を重要な経営指標としています。 ①「EPARKくすりの窓口」処方箋ネット受付件数 ②医薬品の仕入れサポートサービス及び医薬品売買のマッチングサービスによる流通金額 ③医科、薬局、介護の各業界基幹システム利用数 (4)経営環境 ①市場環境 我が国の経済は、世界的な原材料価格高騰に加え、中東情勢の影響も受け、依然として先行きが不透明な状況が続くと見込まれます。 ② 顧客基盤と動向 我が国では、急速な高齢化の進展により医療費が増加しています。このため、中長期的には市場の拡大が見込まれる一方で、薬価・調剤報酬改定等を通じた医療費削減など現在の医療体系の変革が急務となっております。当社グループの主要顧客であり全国に約6万店ある調剤薬局は、大手チェーンが展開する店舗と個人事業主等が経営する中小店の二極化が見られますが、いずれも一層の経営効率化を求められる状況にあります。また、新型コロナウイルスが契機となってオンライン診療、オンライン服薬指導等の非対面型医療サービスへのニーズも高まり、当社グループが構築しているプラットフォームが必要とされる場面が増えると想定されることから、ニーズに対応できる体制を一層強化してまいります。 ③ 競合他社の動向と競争優位性 当社グループが提供しているサービス分野においては、異業種も含めた他社が類似サービスによって参入してくることもあり、今後競争が激化することも考えられます。従いまして、競合他社とのサービスの内容や特徴等の差別化が課題となりますが、当社グループは、「EPARKくすりの窓口」や「EPARKお薬手帳」を利用する個人ユーザー(患者)の獲得と主要顧客である調剤薬局へのサービス展開で先行し、参入障壁が高いヘルスケア分野で事業基盤を有していること、また高い専門性を有し、顧客のニーズを速やかにサービスや商品に反映できる開発力を当社グループ内に有していることを強みとした競争優位性があると考えております。 (5)事業上及び財務上の対処すべき課題 ①顧客基盤の拡大とサービス利用の深耕 当社グループの主要顧客は調剤薬局、医療機関、介護施設、健康保険組合であり、顧客数と個人ユーザー数を拡大することが一義的な課題です。顧客数については、当事業年度末の5.3万施設を2030年3月期末までに10万施設とすることを目指しております。薬局ポータルサイトである「EPARKくすりの窓口」では、掲載薬局数や掲載情報が多ければユーザーのご希望に叶う薬局、ご希望のお薬を探せる機会が増え、「医薬品仕入れサポートサービス」では、加盟薬局数が増えることで、価格交渉力強化による生産性向上が期待でき、医薬品不動在庫売買プラットフォーム「みんなのお薬箱」では、加盟薬局数が増えれば売買取引の機会が増えるなど、当社サービスは、利用する顧客やユーザーが増え、利用頻度が上がることでより利便性が増すものとなっております。そのため多くの顧客に当社サービスにご加盟頂き、また積極的にご活用いただくことが、「医・薬・介護、個人ユーザー(患者)をつなぐプラットフォーム」という経営戦略を実現していくための当社の主たる課題となります。また、加盟数及び活用の増加は、直接的な収益のみならず、広告収入や、一般消費者に対する間接的な他サービスの提供など、副次的な収益の基盤ともなるものです。 ②医療分野及びヘルスケア分野への展開 当社グループは、調剤薬局、医療機関、介護施設、健康保険組合を主要対象業種として事業展開を行っておりますが、調剤薬局における処方箋ネット受付と併せ、オンライン診療又はオンライン服薬指導の予約サービスを取扱う、EPARKお薬手帳の情報を個人ユーザーの健康管理にご活用頂くなど、医療分野及びヘルスケア分野との関わりを強化していくことが顧客及び個人ユーザーの利便性向上に不可欠です。当社グループは、「医療とユーザーを繋ぐプラットフォーム」とのコンセプトのもと、医療分野及びヘルスケア分野への展開、個人ユーザーの利便性向上を企図しており、同分野においても、業界内の確固たる地位を築くことを課題としております。 ③競合との差別化 当社グループが提供しているサービス分野においては、異業種も含めた他社が類似サービスによって参入してくることもあり、今後競争が激化することも考えられます。処方箋ネット受付、EPARKお薬手帳、オンライン診療及び服薬指導等、従前であれば、いわゆるDX化を行うだけでも価値が認められましたが、これらが当たり前となる今後の事業環境においては、競合他社とのサービスの内容や特徴等の差別化が課題と考えております。 ④新サービス開発、提供のスピード 競争激化が予想される事業環境において競合サービスに対抗していくためには、差別化されたサービスを迅速に提供し、拡大していくことが不可欠と考えております。当社グループは専門性の高いグループ企業群を有しており、顧客のニーズを速やかにサービスに反映できる自社開発力が強みのひとつであると考えておりますが、顧客及び個人ユーザーのニーズ及びウォンツを汲み取り、最適なサービスの企画を立て、短期間に開発を行い、市場に展開し、また改善を加えていく、というPDCAサイクルをいかに迅速かつ適切に回していくかが、調剤薬局をはじめとする医療関係者に新たな価値を提供していくための当社グループの課題と考えております。 ⑤人材の確保及び育成 当社グループが成長を継続し、事業基盤を強化していくためには、サービス、システムの開発や営業などの各部門において優秀な人材を確保、育成し、性別、国籍、人種等にとらわれない多様性のある人材を登用していくことが当社グループの経営戦略を進めていくうえで必要と考えております。そのため、各種情報発信による採用活動の継続、社内研修制度の充実、適切な人材配置、人事評価の実施等を行い、更なる組織の強化に努めてまいります。
事業等のリスク7,878字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 本書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において当社グループが判断したものであります。 また、当社グループはリスク管理のための機関として、リスクマネジメント委員会、リスク管理会議、グループ会社会議を設置し、各種リスク事項のモニタリングとそれに応じた対策の検討を行い、リスク顕在化の予防を図っております。詳細については、「第4 提出会社の状況 4 コーポレート・ガバナンスの状況等 (1) コーポレート・ガバナンスの概要 ② 企業統治の体制の概要及び当該体制を採用する理由」をご参照ください。 1.市場環境に関するリスク (1)市場環境の変化について (発生可能性:低/影響度:中/発生可能性のある時期:特定時期なし) 当社グループの顧客は、調剤薬局、医療機関、介護施設、健康保険組合などであり、急速な高齢化の進展により医療費削減など医療体系の一層の変革を求められる状況にある顧客のニーズにマッチしたサービスの提供に努めておりますが、当社サービスに対するニーズは顧客のIT投資意欲の影響を受ける面があります。経済環境の悪化や景気低迷等により、急激な環境変化が発生し、顧客のIT投資意欲が減退した場合には、当社グループの経営成績や財政状態に影響を与える可能性があります。 (2)技術革新の影響について (発生可能性:低/影響度:中/発生可能性のある時期:特定時期なし) 当社グループが事業を展開するITサービス業界では、絶えず新しい技術が開発され、それに伴う新しいサービスの提供も頻繁に行われております。当社グループにおいては、顧客に対するサービス向上のため、継続的にシステムの開発を行うなどして技術革新への対応を講じておりますが、何らかの理由で技術革新への対応が遅れた場合、あるいは想定していない新技術・新サービスが登場した場合、当社の技術や競争力が低下する事も考えられ、その結果、当社グループの経営成績や財政状態に影響を与える可能性があります。 (3)競合他社による影響について (発生可能性:低/影響度:中/発生可能性のある時期:特定時期なし) 当社グループは、調剤薬局、医療機関、介護施設、健康保険組合等を対象に多様なITサービスを提供しており、当社グループと同等のサービスラインナップを揃えている企業はないものと認識しておりますが、各サービスにおいてはそれぞれ競合する企業があります。そのため当社グループにおいては、顧客に対するサービス向上やサービスラインナップの充実に継続的に努めております。しかしながら、競合事業者のサービス向上や優れた競合事業者の登場などによって当社グループの競争力が低下する可能性があり、その結果、当社グループの経営成績や財政状態に影響を与える可能性があります。 2.事業内容に関するリスク (4)情報セキュリティについて (発生可能性:低/影響度:大/発生可能性のある時期:特定時期なし) 当社グループでは、情報セキュリティにおける国際標準規格ISO/IEC27001(通称ISMS)、日本工業規格JIS Q 15001(通称プライバシーマーク)の認定を受けるなど、情報管理体制の整備強化に努めておりますが、個人情報の中でも機微な医療、健康分野における情報を取り扱っていることから、これらが漏洩するような事態が生じると当社グループの経営成績や財政状態に影響を与える可能性があります。また、当社システムにおいても、十分な検査を行うよう努めておりますが、不具合等が生じるとこちらも当社グループの経営成績や財政状態に影響を与える可能性があります。 (5)システム障害について (発生可能性:低/影響度:大/発生可能性のある時期:特定時期なし) 当社グループが提供するサービスは、コンピュータ・システムを結ぶ通信ネットワークに依存しており、社内管理体制を充実させ、情報技術の進歩に応じた対応ができるよう努めております。しかしながら、自然災害やシステム運用の誤り等偶発的な事由によりシステム機能が低下し、サービスの提供に支障が生じる可能性があります。また、外部からの不正な手段によってコンピュータ内に侵入され、重要なデータを不正利用、消去されたり、コンピュータウイルスの感染によってシステムが機能停止となる可能性があります。こういった状況を回避するため、ウイルス対策ソフトの導入やインターネット接続境界へのファイアーウォール設置などの対策を重ねて講じておりますが、重大なシステム障害が発生した場合、当社グループの経営成績や財政状態に影響を与える可能性があります。 (6)クレーム・訴訟について (発生可能性:中/影響度:小/発生可能性のある時期:特定時期なし) 当社グループは、本書提出日現在において重大な影響を及ぼす訴訟等は提起されておりませんが、今後、調剤薬局や医療機関などの顧客との間で予期せぬトラブルが発生し、クレームや訴訟に発展する可能性があります。当社はコールセンターを設置し、クレームに個別に対応して解決を図る他、何らかのトラブル発生時には再発防止策を検討し、類似のトラブル再発を回避することに努めておりますが、クレーム・訴訟等の内容や結果によっては、多大な対応費用の発生や企業イメージの悪化などにより、当社グループの経営成績や財政状態に影響を与える可能性があります。 (7)風評リスクについて (発生可能性:中/影響度:小/発生可能性のある時期:特定時期なし) 当社グループは広く一般の個人をユーザーとし、全国の調剤薬局、医療機関、介護施設、健康保険組合を顧客としているため、SNS等に当社グループに対する評価や意見が投稿されることがあります。当社グループではそれらについてモニタリングを行い、必要に応じて事実確認を行ったり、サービスの改善に取り組むなどしております。しかし、当社グループに対して何らかの否定的な風評が広まった場合等には、その内容の真偽に関わらず、当社グループに対するユーザーや顧客からの信頼が低下し、当社グループの経営成績や財政状態に影響を与える可能性があります。 3.法的規制に関するリスク (8)法令、業界規制の改正について (発生可能性:低/影響度:中/発生可能性のある時期:特定時期なし) a.診療報酬改定の動向 厚生労働省により、通常2年に1度診療報酬の改定が実施されますが、予期しない大幅な改定が行われるなどした場合には、当社グループのオンライン診療・服薬指導システム、医薬品仕入れサポートサービスの利用ニーズを低下させ、当社グループの経営成績や財政状態に影響を与える可能性があります。 b.広告等に関する規制 当社グループが調剤薬局等に対してサービスを説明する際に使用する広告は、「医業若しくは歯科医業又は病院若しくは診療所に関する広告等に関する指針」「保険医療機関及び保険医療養担当規則」「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律」などの法令の規制対象となり、誇大表現や誤認させるような表現の禁止他、様々な遵守すべき事項が規定されております。当社グループでは、これらの規制を遵守するために、広告や説明資料について事前に法務部門の点検を実施しておりますが、法令の改正等によって広告等の記載内容が大幅に制限されるなどがあった場合は、営業戦略の変更を余儀なくされ、当社グループの経営成績や財政状態に影響を与える可能性があります。 c.上記以外の医療、ヘルスケア分野における政策、規制事項等 上記の他、医療、ヘルスケア業界においては、オンライン資格確認、電子処方箋など様々な取り組みが行われており、医療、ヘルスケア分野におけるIT化を進めてきた当社グループにとって好機と捉えられる反面、これらの内容や条件によっては、当社サービスにマイナスの影響を及ぼすことも想定されます。当社グループでは、これら政策や法規制等を把握し迅速にサービスに反映させるよう努めておりますが、その内容や条件によっては、当社グループの経営成績や財政状態に影響を与える可能性があります。 (9)許認可事業について (発生可能性:低/影響度:小/発生可能性のある時期:特定時期なし) 当社が運営する医薬品売買ニーズマッチングサイト/アプリ「みんなのお薬箱」においては、不動在庫となった医薬品を売りたい薬局と買いたい薬局のマッチングにより売買を成立させる他、当社子会社の株式会社ピークウェルが医薬品を薬局から買取り、他の薬局に販売しています。同社は東京都による医薬品販売許可を取得しており、医薬品販売事業者が遵守すべき事項を全て遵守したうえで同サービスを展開しておりますが、何らかの理由により許認可が取り消された場合、同サービスを継続することが難しくなり、当社グループの経営成績や財政状態に影響を与える可能性があります。 (10)知的財産権について (発生可能性:低/影響度:小/発生可能性のある時期:特定時期なし) 当社グループは、顧客ニーズに基づくサービス開発の過程において得た技術・ノウハウ等について、積極的に特許等をはじめとした知的財産権を確保し、第三者による侵害があれば必要な対応をとるよう努めております。また、当社が他社の知的財産権を侵害しないよう十分に留意し、疑義ある場合には弁理士に調査を依頼するようにしております。しかし、第三者により当社グループの知的財産権が侵害された場合や権利侵害を当社グループが行ったとして係争を起こされた場合には、当社グループの経営成績や財政状態に影響を与える可能性があります。 4.事業運営体制に関するリスク (11)みんなのお薬箱事業における仕入れサポートサービスのパートナー (発生可能性:低/影響度:中/発生可能性のある時期:特定時期なし) 当社は、2024年11月より株式会社E-BONDホールディングスとの業務提携を開始し、医薬品の「仕入れサポートサービス」を展開しております。当社が同サービスの販売顧客の開拓を行い、サービス加盟店は同社グループを通じて医薬品を仕入れるというサービスであり、同社は重要な事業パートナーです。今後も同社との提携継続により同サービスを拡大していく方針ですが、何らかの理由により当社と同社、あるいは医薬品卸事業者と同社との提携関係や取引が継続できない場合、当社グループの経営成績や財政状態に影響を与える可能性があります。 (12)株式会社光通信、株式会社EPARK及びEPARKグループ会社との関係について (発生可能性:低/影響度:中/発生可能性のある時期:特定時期なし) 当社は、株式会社光通信の子会社である株式会社EPARKが展開する多様な業種業態への予約サービスのうち、薬局業種向けの調剤予約、処方箋ネット受付サービスを会社分割により譲受して事業開始しております。また、事業開始にあたり、株式会社光通信が子会社として保有していた休眠会社を社名変更したうえで利用したのが当社の起源です。その後、当社株式は株式会社光通信から株式会社EPARKに譲渡されました。このように当社の事業開始には、株式会社光通信と株式会社EPARKが密接に関わっております。現在は、以下の関係があります。 a.オフィシャルパートナーシップ契約について 当社グループは、EPARKサービスを提供するに際し、株式会社EPARKとオフィシャルパートナーシップ契約を締結し、株式会社EPARK及びEPARKグループ企業とEPARKサービス共通の会員を共有しております。また、当該契約に基づき株式会社EPARKに対して主に下表の通りロイヤリティ等を支払っております。これらの取引により、EPARKサービスの薬局分野及び医療機関分野である当社メディア事業において、EPARK会員という数千万人のユーザー基盤を活用できるという大きなメリットを確保しつつ事業推進していくために必要不可欠の取引であります。取引条件については、両社の協議に基づき決定されており、原則として年1回見直しを行って適正な水準を維持することとしております。 EPARKサービスに関する事業の売上の割合は、当事業年度において40.7%となっておりますが、同社またはその親会社である光通信の意向により、同社との契約に予期しない変更や解約がなされた場合、同社グループとの会員の共有ができず、EPARKサービス事業の展開に支障を来すなど、当社グループの経営成績や財政状態に影響を与える可能性があります。 (単位:千円) 取引内容   第21期連結会計年度   第22期連結会計年度 ロイヤリティの支払 ※1   567,682   507,099 社内LAN利用料の支払 ※2   90,402   23,406 ※1 EPARK会員経由ではなく当社独自で獲得したユーザーが増加しているため、決算期ごとにロイヤリティ率の引き下げが続き、処方箋ネット受付件数は増加しているものの、ロイヤリティ支払額は減少しております。 ※2 株式会社EPARKが設置している社内LANを利用し、その利用料を支払ってきましたが、2025年6月に当社独自の社内LANを構築したことから、段階的に同社LANの利用を解消しており、利用料の支払いは大きく減少しております。 b.当社株式の保有について 株式会社EPARKは、当事業年度末日現在、当社株式の39.4%を保有しており、当社は同社の関連会社に該当します。また、大量保有報告書における共同保有者の保有を合わせると、合計の持株比率は40.8%となります。同社における今後の当社株式保有方針は未定でありますが、仮に株式売却により当社が関連会社でなくなった場合にも、オフィシャルパートナーシップ契約に基づく取引が継続されることを確認しております。 しかし、同社またはその親会社である株式会社光通信の意向により、株式市場で当社株式が売却された場合、短期的に株式の需給バランスの変動が生じる可能性があり、当社の株価に影響を与える可能性があります。 c.独立性の確保について 当社は、株式会社光通信、株式会社EPARK及びEPARKグループ企業から役員もしくは出向社員の受入れはなく、今後も行わない方針です。また、EPARKサービス共通会員に対する各種施策の実施については株式会社EPARKの承認が必要となりますが、それ以外の当社グループの経営上の決定事項について株式会社光通信、株式会社EPARK及びEPARKグループ企業に対する事前承認事項や事前協議事項はありません。このように、当社は自らの意思決定により独立した事業展開を行っており、株式会社光通信、株式会社EPARK及びEPARKグループ企業によるグループ経営の対象に含まれておりません。また、EPARKグループにおいて調剤薬局及び医科の予約サービスを行う企業はなく、競合関係もありません。 しかし、株式会社EPARKについては、前述のように当社事業における重要な取引関係がある他、筆頭株主としての影響力がある資本関係を有していることから、当社グループと株式会社EPARKまたはその親会社である株式会社光通信との関係に変化が生じた場合、当社グループの経営成績や財政状態に影響を与える可能性があります。 (13)業務提携、資本提携、M&Aに関するリスクについて (発生可能性:低/影響度:小/発生可能性のある時期:特定時期なし) 当社グループは、企業価値向上の有効な手段のひとつとして、引き続き、他社との業務提携、資本提携、M&Aを検討していく方針であります。そうした案件を進める際には、第三者による相手方の調査や事業計画の検証などを行い、可能な限りの対象会社の情報収集に努めておりますが、提携等により期待した効果が得られなかった場合、対象会社の財務状況等により提携等の維持が困難になった場合、提携等を決定した時点では認識し得なかった事実が判明した場合などは、保有株式やのれんの減損処理を行う可能性があり、当社グループの経営成績や財政状態に影響を与える可能性があります。 (14)人材の確保及び育成について (発生可能性:低/影響度:中/発生可能性のある時期:特定時期なし) 当社グループ事業においては、競合他社と差別化された新たなサービスを継続的に提供し続けていく必要があることから、それらの能力を持った人材を確保し育成していくことが課題と考えております。具体的には、新たなサービスを具現化するシステム開発人員とそれに対する営業人員の採用と教育が大きなポイントとなります。そこで、インセンティブ制度や教育の強化を推進しながら採用活動に取り組んでおりますが、情報通信分野は人材の流動性が高く、当社の計画通りに十分な人員の確保ができない場合、当社グループの経営成績や財政状態に影響を与える可能性があります。 (15)特定人物への依存について (発生可能性:低/影響度:中/発生可能性のある時期:特定時期なし) 当社の代表取締役社長である堤幸治は、株式会社EPARKにおける飲食業向け予約サービスや当社の調剤薬局向け予約サービスの開始に携わり、現在は、調剤薬局向け予約サービスにとどまらず、当社事業全体の業務執行を牽引しております。また、当社の代表取締役会長である田中伸明は、フリービット株式会社の起業をはじめとしたこれまでのアントレプレナーとしての豊富な経験に基づき、当社の将来を見据えた舵取りを行っております。このように両氏は、当社の経営方針や事業戦略の決定及びその遂行について重要な役割を果たしております。これまで当社は、事業拡大に伴って権限委譲や業務分掌の明確化に取組み、両氏に過度に依存しない経営体制の構築を進めてきましたが、何らかの理由により両氏のいずれかまたは双方が当社の業務を継続することが困難となった場合には、当社の事業展開及び経営成績に影響を与える可能性があります。 5.財務状況等に関するリスク (16)投資事業組合の当社株式保有割合について (発生可能性:高/影響度:小/発生可能性のある時期:1年以内) 当事業年度末日現在において、SBIイノベーションファンド1号が当社株式を1,802,700株保有しており、発行済株式数の15.7%を占めております。SBIイノベーションファンド1号は、業務執行組合員であるSBIインベストメント株式会社が当社の将来性を評価し、2016年2月に当社株式1,250株及び当社新株予約権付社債2,300株相当、同年11月に当社新株予約権付社債6,000株相当を取得し、それら新株予約権の行使等により保有しているものです。 同ファンドがキャピタルゲインを目的に市場で当社株式を売却した場合、短期的に株式の需給バランスの変動が生じる可能性があり、当社の株価に影響を与える可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)6,047字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という)の状況の概要は次のとおりであります。 ①財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度における我が国の経済は、世界的な原材料価格高騰に加え、中東情勢の影響も受け、依然として先行きが不透明な状況が続きました。 2026年度の社会保障関連予算は、全体としては増加したものの、薬価改定においては、全般的に薬価が引き下げられる傾向となりました。調剤薬局において、薬価差益の確保が厳しくなるとともに、地域包括ケアシステムや、かかりつけ薬局への取り組み、オンライン資格確認や電子処方箋の対応等、より経営の効率化と、システムに関するDX化が求められる状況にあります。 このような市場動向においては、調剤薬局をはじめとするヘルスケア領域においてITやAI技術を活用した様々なサービスや商品を展開している当社グループにとって、好機が継続するものと予想しております。 当社グループは、重要な経営指標であるメディア事業における処方箋ネット受付件数の増加、みんなのお薬箱事業における調剤薬局や医療機関の医薬品流通金額の増加、基幹システム事業におけるシステム利用数の増加に取り組んだ他、各事業において蓄積したデータの連携強化による付加価値の創出に努めてまいりました。 その結果、当連結会計年度においては、売上高は12,330,042千円となり、前連結会計年度に比べて1,130,632千円(前年同期比10.1%増)増加、営業利益は2,681,905千円となり、前連結会計年度に比べて727,945千円(同37.3%増)増加、経常利益は2,666,288千円となり、前連結会計年度に比べて726,191千円(同37.4%増)増加しております。また、親会社株主に帰属する当期純利益は2,952,743千円となり、前連結会計年度に比べて917,778千円(同45.1%増)増加しました。 当社は単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しております。 また、財政状態については次のとおりであります。 (資産) 当連結会計年度末の流動資産は10,090,922千円となり、前連結会計年度末と比べて3,861,885千円増加となりました。これは主に当社グループの運転資金を使途とする短期借入により現金及び預金が3,099,784千円増加したことによるものであります。 固定資産は7,726,061千円となり、前連結会計年度末に比べて1,797,771千円増加となりました。これは主に役職員に対する自己株式譲渡のための貸付金が499,355千円増加したこと及び繰延税金資産が562,834千円増加したことによるものであります。 この結果、総資産は17,816,983千円となり、前連結会計年度末と比べて5,659,656千円増加となりました。 (負債) 流動負債は5,203,636千円となり、前連結会計年度末と比べて2,078,574千円増加となりました。これは主に短期借入金が2,000,000千円増加したことによるものであります。 固定負債は1,148,741千円となり、前連結会計年度末に比べて633,327千円増加となりました。これは主に長期借入金が757,396千円増加したことによるものであります。 この結果、負債合計は6,352,377千円となり、前連結会計年度末と比べて2,711,901千円増加となりました。 (純資産) 純資産は11,464,605千円となり、前連結会計年度末と比べて2,947,755千円増加となりました。これは主に利益剰余金が2,649,724千円増加したことによるものであります。 ②キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ3,133,616千円増加し、5,237,712千円となりました。当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果獲得した資金は2,947,065千円(前年同期は5,326,790千円の資金の支出)となりました。これは主に資金の増加要因として、税金等調整前当期純利益2,622,390千円、減価償却費1,414,717千円等に対し、資金の減少要因として、その他の負債の減少額104,208千円、売掛債権の増加額470,406千円等によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果支出した資金は2,295,015千円(前年同期は1,801,428千円の資金の支出)となりました。これは主に資金の減少要因として、無形固定資産(ソフトウエア等)の取得による支出1,568,854千円によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果獲得した資金は2,224,638千円(前年同期は5,358,632千円の資金の支出)となりました。これは主に資金の増加要因として、短期借入金による収入3,000,000千円、長期借入金による収入1,000,000千円等に対し、資金の減少要因として、短期借入金の返済による支出1,000,000千円、自己株式取得による支出1,007,671千円等によるものであります。 ③生産、受注及び販売の状況 a.生産実績 当社グループが提供するサービスの性格上、生産実績の記載に馴染まないため、記載を省略しております。 b.受注実績 当社グループが提供するサービスの性格上、受注実績の記載に馴染まないため、記載を省略しております。 c.販売実績 当連結会計年度におけるサービスごとの販売実績は次のとおりであります。 なお、当社グループは、医療向けソリューションの開発および販売の単一セグメントであり、セグメント情報を記載していないため、サービス別に記載しております。 サービス区分の名称   第22期当連結会計年度(自 2025年4月1日至 2026年3月31日) 販売高(千円)   前年比(%)   割合(%) メディア事業   5,019,868   113.9   40.7 みんなのお薬箱事業   3,547,309   113.4   28.8 基幹システム事業   3,484,268   98.0   28.3 未病予防事業   145,803   ―   1.2 その他事業   132,794   ―   1.1 合計   12,330,042   110.1   100.0 (注) 最近2連結会計年度における主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合については、その割合が100分の10以上に該当する相手先がないため、記載を省略しております。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において当社が判断したものであります。 ①重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたっては、経営者による会計方針の選択・適用、資産・負債及び収益・費用の報告金額及び開示に影響を与える見積りを必要としております。経営者は、これらの見積りについて、過去の実績等を勘案し合理的に判断しておりますが、実際の結果は、見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。 当社グループの連結財務諸表で採用する重要な会計方針については、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等(1)連結財務諸表注記事項(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載のとおりであります。また、会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、特に重要なものは次のとおりであります。 (繰延税金資産) 当社グループは、繰延税金資産について、将来の利益計画に基づいた課税所得が十分に確保できることや、回収可能性があると判断した将来減算一時差異について繰延税金資産を計上しております。課税所得の見積りにあたって当該見積りの基礎となる次年度予算ならびに中期経営計画といった将来の利益計画は、計画の策定時点で得られる情報に基づいており、これらの情報により市場環境及び顧客の獲得動向や継続状況などを考慮した上で将来の売上高を見積り、これに対するサービスの拡充やシステムの開発状況を考慮して原価又は費用の見積りを行っております。繰延税金資産の回収可能性は将来の課税所得の見積りに依存するため、その見積りの前提とした条件や仮定に変更が生じ減少した場合、繰延税金資産が減額され税金費用が計上される可能性があります。 ②経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 当社は「1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 (3)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等」に記載のとおり、適正な売上高を確保し、適正かつ効率的なコストにより利益を確保していくことを実現するために、メディア事業では「EPARKくすりの窓口の処方箋ネット受付件数」、みんなのお薬箱事業では「仕入れサポートサービス及び不動在庫サービスによる流通額」、基幹システム事業では「医科、薬局、介護の各業界における基幹システムの利用数」を重要指数としております。 2026年3月期のメディア事業は、EPARKくすりの窓口の施設保有数の増加と店舗当たり受付件数の増加に伴い、処方箋ネット受付件数が726万件(前期比120%)と増加しております。ポータルサイトであるEPARKくすりの窓口の利用促進により新規利用者を増やすとともに、EPARKお薬手帳アプリでリピート促進をすることで処方箋ネット受付件数の最大化を図っております。 みんなのお薬箱事業は、継続的な獲得により施設保有数が増え、医薬品流通額は年間2,321億円(前期比103%)と増加しました。医薬品の在庫管理システム(eオーダーシステム)も提供しており、調剤薬局の在庫適正化によるコスト削減と医薬品卸事業者の急配や返品を減らすなど医薬品の流通改善に取組んでおります。 基幹システム事業は、当社の営業ノウハウを子会社へ展開し、子会社を通じて医科、薬局、介護の基幹システム(レセコンや電子カルテ、介護記録システムなど)の獲得を進めております。2026年3月末時点で当事業に関わる施設保有数は8,439施設(前期比105%)となっております。 引き続き各事業の利益最大化を図るために獲得の強化と顧客ニーズにあった商品開発を継続してまいります。 (売上高) 当連結会計年度における売上高は、12,330,042千円(前年同期比10.1%増)となりました。これは主に、メディア事業において施設保有数と処方箋ネット受付件数が順調に伸びストック売上が伸長したこと、みんなのお薬箱事業においては仕入れサポートサービスの顧客獲得が順調に推移しショット売上・ストック売とも増加したことにより、基幹システム事業における補助金交付対象サービスの需要が一巡した反動による売上減少をカバーできたことによるものであります。 (売上原価及び売上総利益) 当連結会計年度における売上原価は、5,359,444千円(前年同期比13.4%増)となりました。これは主に、子会社におけるストック売上・原価の定義変更及び新商品開発のための先行投資の影響によるものでありますが、売上高の増加により、売上総利益は6,970,597千円(前年同期比7.7%増)となりました。 (販売費及び一般管理費及び営業利益) 当連結会計年度における販売費及び一般管理費は、4,288,692千円(前年同期比5.1%減)となりました。これは主に、子会社を含む当社グループ全体で適正なコストの削減を実施したことによるものであります。また、売上総利益が増加したことにより営業利益は2,681,905千円(前年同期比37.3%増)となりました。 (営業外損益及び経常利益) 当連結会計年度における経常利益は、営業利益が大幅に増加したことにより、2,666,288千円(前年同期比37.4%増)となりました。 (特別損益、法人税等及び親会社株主に帰属する当期純利益) 当連結会計年度において法人税等を197,390千円計上しましたが、100%子会社を吸収合併し繰越欠損金を引継いだこと等により、法人税等調整額を△574,766千円計上し、法人税等合計額が△377,376千円となりました。その結果、親会社株主に帰属する当期純利益は2,952,743千円(前年同期比45.1%増)となりました。 ③ キャッシュ・フローの状況の分析 キャッシュ・フローの状況の分析については、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1) 経営成績等の状況の概要 ② キャッシュ・フローの状況」をご参照ください。 ④ 資本の財源及び資金の流動性に関する情報 当社グループの資金需要のうち主なものは、システム・ソフトウエア開発費であります。必要な資金は営業活動により獲得した自己資金を充当することを基本方針としております。今後につきましても更なるサービス向上のための開発投資を引き続き行っていく想定であります。こうした資金需要はこれまでと同様に自己資金で賄うことを原則としてまいりますが、中長期における資金需要並びに金利動向等を注視したうえで必要に応じて機動的に金融機関からの借入やエクイティファイナンスによる資金調達を行い、財務の健全性を維持する方針であります。 ⑤経営成績に重要な影響を与える要因 当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因は、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載のとおりであります。 ⑥経営者の問題意識と今後の方針について 経営者の問題意識と今後の方針につきましては、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載のとおりであります。 ⑦中長期的な経営戦略 中長期的な経営戦略につきましては、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載のとおりであります。

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出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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