概要
TOKYO BASEは、「日本発を世界へ」を掲げるアパレル小売企業である。STUDIOUS、UNITED TOKYO、PUBLIC TOKYOなど9つの業態を展開し、2026年1月期の連結売上高は237億円、営業利益19.6億円を計上した。路面店とビルイン店合わせて国内外に94店舗を持ち、自社ECサイトやZOZOTOWNでも販売を行う。
セレクトとオリジナルが混在するブランドポートフォリオ
当社は、バイヤーが国内外のブランドから買い付けるセレクト業態(STUDIOUS、THE TOKYO、CONZ、JAPAN EDITION、KEY TIMEZ)と、自社で企画・製造するオリジナル業態(UNITED TOKYO、PUBLIC TOKYO、CITY、RITAN)の2軸で構成される。セレクト業態はブランド商品の比率が80~100%で、20~50代のファッション感度の高い層をターゲットとする。オリジナル業態は全商品が日本製(ALL MADE IN JAPAN)で、高品質・高原価率を特徴とする。2026年1月期の業態別売上はSTUDIOUSが91.7億円で最大、UNITED TOKYOが65.8億円で続く。
国内78店舗と海外16店舗の実店舗網
2026年1月末現在、国内では路面店21店、ビルイン店57店の計78店舗を展開する。路面店は東京・原宿、大阪・南堀江など落ち着いたエリアに立地し、ビルイン店は新宿、渋谷、丸の内など大都市圏のファッションビルに入居する。海外では香港6店、中国8店、米国1店、韓国1店の計16店舗。インターネット販売として自社直営サイト6店舗とZOZOTOWNに6店舗を出店している。店舗スタッフは販売に加え、仕入や商品企画にも関与する。
海外進出の歴史と現在の拠点
海外展開は2016年の香港子会社設立に始まる。2019年に中国現地法人を設立し、同年8月に上海新天地に初出店。2024年2月に米国子会社を設立、同年5月にニューヨーク・ソーホー地区に出店。2025年2月には韓国子会社を設立、同年3月にソウル狎鴎亭洞に出店した。中国事業は不採算店舗を撤退し、北京・上海・深圳・広州に集中。大型店から中規模店舗へ移行し、ミドルリスク・ミドルリターン戦略を採る。
増収基調にある財務推移
売上高は2013年2月期の19億円から一貫して増加し、2026年1月期には237億円に達した。営業利益は2025年1月期の14.7億円から32.8%増の19.6億円と過去最高を記録。営業利益率は8.2%と高水準。純利益は2023年1月期に5億円の赤字を計上したが、2026年1月期には12.1億円の黒字に回復した。中期経営計画では2028年1月期のROE20%超を目標に掲げ、資本効率の向上を図っている。
業界の中での役割はアパレル小売業者:日本発のブランド商品とオリジナル商品を実店舗とオンラインで販売。にあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
01衣料品販売主力
日本発のブランド商品と自社企画のオリジナル商品を、国内外の実店舗(路面店・ビルイン店)およびインターネット販売(自社サイト・ZOZOTOWN)で販売する単一セグメント。
- ブランド商品
- 国内外のファッションブランドからバイヤーが買い付けた商品。STUDIOUS、THE TOKYO、CONZ、JAPAN EDITION、KEY TIMEZ各業態で取扱。
- オリジナル商品
- 自社企画により国内縫製メーカーと連携して製造する商品。UNITED TOKYO、PUBLIC TOKYO、CITY、RITAN各業態で販売。
製品と技術
ブランド商品を中心とするセレクト業態
STUDIOUS、THE TOKYO、CONZ、JAPAN EDITION、KEY TIMEZの5業態は、主に日本の有力ファッションブランドからバイヤーが買い付けたブランド商品を販売する。ブランド商品の構成比は80~100%で、取扱ブランドにはN.HOOLYWOOD、COMME des GARÇONS、UNDERCOVER、Yohji Yamamoto、MIHARA YASUHIROなどがある。20代から50代のファッション高感度層をターゲットとし、2026年1月期のSTUDIOUS業態売上は91.7億円で全社の39%を占める。
全品日本製にこだわる自社ブランド業態
UNITED TOKYO、PUBLIC TOKYO、CITY、RITANの4業態は、自社企画のオリジナル商品のみを取り扱う。全商品が国内縫製メーカーとの連携で生産され、「ALL MADE IN JAPAN」をブランドコンセプトとする。高品質・高原価率のため、定価販売比率の向上が収益性の鍵。UNITED TOKYOは売上65.8億円で全社第2位。CITYはスーパーファブリックを謳い、特殊な素材を使用する。RITANは2025年に開始した30~40代女性向けブランドである。
店舗スタッフ参加型の商品開発
オリジナル商品の企画には、実際に顧客と接する店舗スタッフが積極的に関与する。スタッフは販売現場の声を企画担当者に伝え、試作・改良を繰り返す。この仕組みにより、顧客ニーズに合致した商品を迅速に投入できる。また、スタッフは展示会で仕入商品の選定にも参加し、バイイングにも影響を与える。この垂直統合的なアプローチにより、在庫リスクを低減し、プロパー消化率の向上につなげている。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
小売業のなかでの位置
アパレル小売、好調に拡大
TOKYO BASEは売上200億円超で成長著しいアパレル小売。同業のトライアルHDやまんだらけと比較し、売上成長率(約18%)が高く、営業利益率も8%前後と健全。ブランド力と効率的な店舗運営が強み。今後も市場シェア拡大が期待される。
強み
- 前期比約18%増と業界平均を上回る成長を達成し、勢いがある。
- 営業利益率8%超を維持し、売上拡大と両立した収益構造を確立。
- 消費者に支持されるブランドを保有し、競合との差別化に成功。
- 適切な在庫管理と人件費コントロールにより、高い生産性を実現。
課題
- アパレル市場での競争が激しく、差別化を維持し続ける必要がある。
- 流行に左右されやすく、消費者の嗜好変化への対応が重要。
- 出店加速に伴う運営コスト増加や既存店とのカニバリゼーション懸念。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
小売・消費の時価総額近傍。太字がTOKYO BASE
時価総額で並べると、掲載8社のなかで6番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 2378ルネサンス | 224億円 | — |
| 2 | 2930北の達人コーポレーション | 182億円 | 25.9倍 |
| 3 | 3665エニグモ | 181億円 | 51.6倍 |
| 4 | 6191エアトリ | 174億円 | 6.4倍 |
| 5 | 6571キュービーネットホールディングス | 174億円 | 22.1倍 |
| 6 | 3415TOKYO BASE | 155億円 | 12.9倍 |
| 7 | 4344ソースネクスト | 154億円 | — |
| 8 | 8011三陽商会 | 151億円 | 11.3倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(小売・消費)に従っています。
会社の歴史
沿革 21件
2008年創業とSTUDIOUS事業の譲受
2008年12月、株式会社STUDIOUSを資本金300万円で設立。2009年3月、株式会社デイトナ・インターナショナルからSTUDIOUS原宿本店およびオンラインストアを譲り受け、STUDIOUS事業を開始。2010年3月には新宿店の譲受が完了し、全STUDIOUS店舗の取得が完了した。創業から2年足らずで既存店舗を買収し、セレクトショップ運営の基盤を固めた。
自社ブランドUNITED TOKYOの開始と株式上場
2015年3月、自社ブランドUNITED TOKYO業態を開始。同年9月、東京証券取引所マザーズ市場に株式を上場した。上場時の売上高は61億円(2016年2月期)で、その後急成長を続ける。2016年6月には商号を株式会社TOKYO BASEに変更し、ブランドカンパニーとしての一体感を高めた。
香港進出と市場第一部への昇格
2016年9月、香港に100%子会社TOKYO BASE HONG KONG LTD.を設立し、海外展開の第一歩を踏み出した。同地でSTUDIOUS業態の店舗を展開。2017年2月には東京証券取引所市場第一部に上場市場を変更し、企業の信用力と資金調達力を向上させた。
新業態の追加と中国本土進出
2018年9月、ALL MADE IN JAPANのカジュアルブランドPUBLIC TOKYOを開始。2019年3月、中国本土に東百国際貿易(上海)有限公司を設立(香港子会社の子会社)。同年8月、上海新天地にSTUDIOUS TOKYO上海店を出店し、中国本土初進出を果たす。2021年9月にはA+ TOKYO(後のCITY)とTHE TOKYOの2業態を同時に立ち上げ、ポートフォリオを拡充した。
本社移転とプライム市場移行
2021年11月、本社を東京都渋谷区から港区南青山に移転。ファッション業界の中心地への移転によりブランドイメージ向上を図った。2022年4月、東京証券取引所の市場区分見直しに伴い、市場第一部からプライム市場へ移行した。
米国・韓国進出と2025年の新業態ラッシュ
2024年2月、米国子会社TOKYO BASE NEWYORK, INC.を設立。同年5月、ニューヨークのソーホー地区にSTUDIOUS TOKYO NEWYORK店を出店。2025年2月には韓国子会社を設立、同年3月にソウル狎鴎亭洞に初出店した。2024年から2025年にかけて、CONZ、RITAN、JAPAN EDITION(旧GOOD EDITION)、KEY TIMEZと相次いで新業態を開始し、ターゲット層の拡大を図った。
年表21件を開く
2000年代
- 2008年12月創業株式会社STUDIOUSを設立(資本金300万円)
- 2009年3月株式会社デイトナ・インターナショナルより「STUDIOUS 原宿本店」及び「STUDIOUS ONLINE STORE」の譲受により、STUDIOUS事業開始
2010年代
- 2010年3月株式会社デイトナ・インターナショナルより「STUDIOUS 新宿店」を譲受、これをもって全STUDIOUS店舗を取得し事業譲受が完了
- 2015年3月UNITED TOKYO業態を開始
- 2015年9月上場東京証券取引所マザーズ市場に株式を上場
- 2016年6月商号変更商号を株式会社TOKYO BASEに変更
- 2016年9月香港に100%子会社「TOKYO BASE HONG KONG.,Ltd.」を設立
- 2017年2月上場東京証券取引所市場第一部に上場市場を変更
- 2018年9月PUBLIC TOKYO業態を開始
- 2019年3月中国本土に「東百国際貿易(上海)有限公司」を設立(当社の100%子会社「TOKYO BASE HONG KONG.,Ltd.」の100%子会社)
- 2019年8月中国本土初進出となる「STUDIOUS TOKYO 上海店」を上海新天地に出店
2020年代
- 2021年9月A+ TOKYO業態を開始 THE TOKYO業態を開始
- 2021年11月東京都渋谷区から港区へ本社を移転
- 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより市場第一部からプライム市場へ移行
- 2024年2月米国に100%子会社「TOKYO BASE NEWYORK,Inc.」を設立
- 2024年5月米国本土初進出となる「STUDIOUS TOKYO NEWYORK店」をニューヨークのソーホー地区に出店
- 2024年9月CONZ業態を開始 A+ TOKYOをCITY TOKYOに業態変更
- 2025年2月韓国に100%子会社「TOKYO BASE KOREA CO.,LTD.」を設立 RITAN業態を開始 GOOD EDITION業態を開始
- 2025年3月韓国初進出となる「STUDIOUS TOKYO DOSAN店」をソウル狎鴎亭洞地区に出店
- 2025年10月GOOD EDITIONをJAPAN EDITIONへ名称変更 CITY TOKYOをCITYへ名称変更
- 2026年3月KEY TIMEZ業態を開始
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2026/1期の経営方針より
会社は4つの方針を掲げている。そのうち1項目には、達成する数字が明記されている。
- ROE2028年度まで20%超
有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。
- 01
海外展開と新業態開発による成長
日本発・日本製のブランドポートフォリオを基盤に、アジア主要都市を中心とした海外市場への出店や現地パートナーとの連携、新業態の継続的開発を通じて、グローバルな収益基盤の多様化と成長の持続性を強化する。
- 02
ブランドポートフォリオの拡充
セレクト事業では既存業態に加え新ブランドでTOKYOカルチャーを発信し、自社ブランド事業ではWOMENS市場を成長ドライバーとして新業態を展開、多様なブランドで国内外の販売チャネルを広げる。
- 03
戦略的店舗展開と中国事業再成長
国内は東名阪にドミナント出店、インバウンド需要に対応し路面店を強化。中国事業は不採算店撤退後に大都市集中・中規模店舗戦略へ移行し、安定的成長を目指す。
- 04
商品力強化とデジタル・CRM投資
有力ブランド連携やデザイナー育成、マーチャンダイジング体制拡充で商品開発力とプロパー消化率を向上。デジタル投資やCRM強化により顧客体験を高める。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 10期分
グループ全体で402人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は679万円で、9期前と比べて+28.5%。平均年齢は27.1歳、平均勤続年数は2.1年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2017年2月 | — | — | — | 138 | — |
| 2018年2月 | — | — | — | 160 | — |
| 2019年2月 | — | — | — | 196 | — |
| 2020年2月 | 528 | 29.0 | 3.5 | 264 | — |
| 2021年2月 | 481 | 29.5 | 3.1 | 285 | — |
| 2022年1月 | 415 | 29.5 | 3.4 | 289 | — |
| 2023年1月 | 503 | 28.9 | 3.1 | 253 | — |
| 2024年1月 | 548 | 28.2 | 3.1 | 274 | — |
| 2025年1月 | 643 | 28.1 | 3.1 | 278 | 540 |
| 2026年1月 | 679 | 27.1 | 2.1 | 402 | 498 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2026年1月期の売上高は237億円、営業利益は20億円。前期と比べると増収増益で、売上が+17.3%、利益が+33.3%。
会社が出している今期の予想2027年1月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 280億円 | 237億円 |
| 営業利益 | 25億円 | 20億円 |
| 純利益 | 15億円 | 12億円 |
| 1株あたり配当 | ¥7 | ¥7 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2027年1Qで、売上は61億円、営業利益は4億円。前年の2025年1Qと比べると、売上は+27.1%、営業利益は+100.0%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2024年1Q | 47 | 1 | 2.1 | 0 |
| 2024年2Q | 50 | 2 | 4.0 | 2 |
| 2024年3Q | 46 | 1 | 2.2 | −2 |
| 2024年4Q | 57 | — | — | 3 |
| 2025年1Q | 48 | 2 | 4.2 | 1 |
| 2025年2Q | 43 | 3 | 7.0 | 2 |
| 2025年4Q | 111 | 10 | 9.0 | 5 |
| 2026年2Q | 103 | 8 | 7.8 | 5 |
| 2026年4Q | 134 | 12 | 9.0 | 7 |
| 2027年1Q | 61 | 4 | 6.6 | 2 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 14期分
2013年2月期からの14期で、売上は19億円から237億円へ12.5倍に増えた。直近期の営業利益率は8.4%。売上は5期、純利益は3期の連続増加。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年2月 | 19 | — | 2 | — | 1 |
| 2014年2月 | 31 | — | 5 | — | 3 |
| 東京証券取引所マザーズ市場に株式を上場 | |||||
| 2015年2月 | 45 | — | 6 | — | 4 |
| 商号を株式会社TOKYO BASEに変更 | |||||
| 2016年2月 | 61 | — | 6 | — | 4 |
| 東京証券取引所市場第一部に上場市場を変更 | |||||
| 2017年2月 | 94 | — | 13 | — | 9 |
| 2018年2月 | 128 | — | 16 | — | 11 |
| 中国本土に「東百国際貿易(上海)有限公司」を設立(当社の100%子会社「TOKYO BASE HONG KONG.,Ltd.」の100%子会社) | |||||
| 2019年2月 | 140 | — | 14 | — | 10 |
| 2020年2月 | 152 | — | 13 | — | 9 |
| 2021年2月 | 147 | — | 2 | — | −1 |
| 2022年1月 | 176 | — | 11 | — | 8 |
| 2023年1月 | 192 | — | 3 | — | −5 |
| 米国に100%子会社「TOKYO BASE NEWYORK,Inc.」を設立 | |||||
| 2024年1月 | 200 | — | 11 | — | 3 |
| 韓国に100%子会社「TOKYO BASE KOREA CO.,LTD.」を設立 RITAN業態を開始 GOOD EDITION業態を開始 | |||||
| 2025年1月 | 202 | 15 | 15 | 7.4 | 8 |
| 2026年1月 | 237 | 20 | 19 | 8.4 | 12 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2026年1月期
売上高237億円のうち、営業利益として残るのは20億円で8.4%。営業外の損益と税金を反映した純利益は12億円、売上の5.1%にあたる。営業利益率は業種中央値3.7%を上回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金48.1%114億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金43.5%103億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益8.4%20億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 13期分
2026年1月期は営業CFが13億円、投資CFが−17億円で、差し引きのフリーCFは−4億円。この組み合わせは「積極投資型」にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面。期末の手元現金は44億円で、売上の2.2ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2014年2月 | 4 | −1 | −2 | 3 | 6 |
| 2015年2月 | 4 | −3 | 1 | 1 | 9 |
| 2016年2月 | 3 | −4 | 1 | −1 | 10 |
| 2017年2月 | 14 | −3 | 6 | 11 | 26 |
| 2018年2月 | 7 | −4 | 13 | 3 | 40 |
| 2019年2月 | 8 | −6 | 1 | 2 | 44 |
| 2020年2月 | 13 | −5 | 7 | 8 | 61 |
| 2021年2月 | 1 | −9 | −28 | −8 | 26 |
| 2022年1月 | 9 | −16 | 12 | −7 | 31 |
| 2023年1月 | 1 | −7 | 0 | −6 | 25 |
| 2024年1月 | 8 | −1 | 9 | 7 | 42 |
| 2025年1月 | 17 | −8 | −15 | 9 | 37 |
| 2026年1月 | 13 | −17 | 11 | −4 | 44 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 14期分
2026年1月期の総資産は149億円。このうち返さなくてよい自己資本が63億円で、自己資本比率は42.0%(業種中央値47.4%より薄い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2013年2月 | 9 | 2 | 7 | 26.2 |
| 2014年2月 | 13 | 6 | 7 | 41.1 |
| 2015年2月 | 19 | 9 | 10 | 48.1 |
| 2016年2月 | 28 | 18 | 10 | 65.0 |
| 2017年2月 | 51 | 27 | 24 | 52.3 |
| 2018年2月 | 76 | 41 | 35 | 53.8 |
| 2019年2月 | 86 | 51 | 35 | 59.0 |
| 2020年2月 | 106 | 59 | 47 | 55.3 |
| 2021年2月 | 76 | 32 | 44 | 42.5 |
| 2022年1月 | 115 | 59 | 56 | 51.1 |
| 2023年1月 | 112 | 54 | 58 | 47.9 |
| 2024年1月 | 119 | 55 | 64 | 46.5 |
| 2025年1月 | 115 | 51 | 63 | 44.5 |
| 2026年1月 | 149 | 63 | 86 | 42.0 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
小売業 322社との比較
同じ小売業の企業と並べると、いちばん上に来るのはROEで322社中31位あたり、逆に低いのは自己資本比率で322社中195位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥352で、1年前と比べて-27.0%。過去52週の値幅のなかでは11%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 12.9倍 |
| PER (会社予想) | 10.3倍 |
| PBR | 2.45倍 |
| 配当利回り | 1.99% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
1ヶ月で-4.48%と下落、14日は-0.52%の384円。25日線を4%下回り、200日線も下回る。52週高値585円からは大幅に下落。週足は75日線を上回っているが、戻りは鈍い。出来高は直近で減少気味。RSIは36.96と売られ過ぎ圏に近く、反発余地を探る展開。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 70/100)。
PER 14.18倍は業界平均39.74倍の約3分の1で、PBR 2.69倍は平均2.95倍とほぼ同水準。ROE 21.3%と高収益で、予想PER 11.3倍と更に改善が見込まれる。配当利回り1.81%は平均13.25%を大幅に下回るものの、これは業界平均が特殊な高配当企業に引っ張られた可能性。収益性と成長性を考慮すると割安と判断。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 12.9倍 | 39.6倍 |
| PER (予想) | 10.3倍 | — |
| PBR | 2.45倍 | 2.44倍 |
| ROE | 21.3% | 5.8% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
アパレル業界は競争が激しく、トレンド変化や気候変動の影響を受けやすい。強気派は、高付加価値戦略が功を奏し、過去最高益計画が示すように収益性が向上している点、またROE21%台と資本効率が高い点を評価する。一方弱気派は、直近の株価が1年で3割下落している事実や、業界全体の需要低迷、ブランド依存度の高さによるリスクを指摘する。今後の業績進捗、特に計画されている増収増益が実現するかが焦点。
- 過去最高益計画
2026年1月期は売上高237億円、営業利益率8.4%と過去最高を見込む。
- 高い収益性
ROE21.3%、営業利益率7.4%から8.4%に改善。
- ブランド力
独自のブランド展開で差別化し、価格競争に巻き込まれにくい。
- 2026年1月期売上高237億円、前期比17%増通年影響強
売上高202億円→237億円、営業利益15億円→20億円と増収増益
- 営業利益率が8.44%に改善通年影響中
営業利益率7.43%→8.44%と1.01ポイント向上、営業利益20億円に寄与
- 純利益12億円と前期比50%増通年影響中
純利益8億円→12億円、最終増益率は売上高を上回る
- 予想PER11.3倍・ROE21.3%と収益力の割に割安継続影響中
時価総額170億円、予想PER11.3倍、ROE21.3%を踏まえ評価余地
- 株価下落
過去1年で株価が30%以上下落しており、市場の懸念が示されている。
- 業界の逆風
アパレル市場は縮小傾向で、トレンド変化や天候リスクが大きい。
- 小規模な事業基盤
売上200億円規模で、大規模な競合と比べるとスケールメリットが小さい。
- 株価1年で30%下落継続影響弱
株価386円、1年間で-30.33%。下落基調が続けば需給悪化
- 売上高純利益率5.1%に留まる通年影響中
売上高237億円・純利益12億円、純利益率5.06%と低い
- 外国人保有比率16.57%と高く売り圧力が強まりやすい継続影響弱
外国人保有16.57%、リスク回避時に海外売りが株価を圧迫
- 配当利回り1.81%とインカム需要を集めにくい継続影響弱
配当利回り1.81%と低く、利回り目的の買いが見込みにくい
- 売上高成長率
- 増収計画が達成できるかで高付加価値戦略の有効性を判断するため。
- 営業利益率
- コスト管理と値引きの抑制ができているかを確認するため。
- 既存店舗売上高前年比
- ブランド力と需要の持続性を測る指標。
- 在庫回転率
- アパレル特有の在庫リスクを管理できているかを確認するため。
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり7円で、前期から+20.0%。いまの株価に対する利回りは1.99%。増配か配当維持が3年続いている。
| 決算期 | 1株あたり配当円 | 前期比% | 配当性向% |
|---|---|---|---|
| 2023年1月 | 2 | — | 12.5 |
| 2024年1月 | 4 | 100.0 | — |
| 2025年1月 | 5 | 25.0 | 34.4 |
| 2026年1月 | 6 | 20.0 | 21.4 |
過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥7
株主
有価証券報告書より
2026年1月期末の株主数は延べ18,034人。区分でいちばん多いのは個人・その他で52.7%。グループ会社や銀行などの安定株主が25.7%を占め、残る74.3%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2021年2月% | 2022年1月% | 2023年1月% | 2024年1月% | 2025年1月% | 2026年1月% |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 個人・その他 | 58.7 | 52.9 | 56.8 | 62.3 | 62.3 | 52.7 |
| 外国法人 | 12.8 | 12.4 | 10.0 | 5.0 | 9.1 | 16.5 |
| 事業法人 | 14.7 | 14.0 | 14.1 | 14.6 | 17.4 | 15.8 |
| 金融機関 | 11.8 | 19.4 | 17.6 | 14.5 | 7.8 | 9.9 |
| 証券会社 | 2.0 | 1.2 | 1.4 | 3.5 | 3.4 | 5.0 |
| 外国人個人 | 0.0 | 0.0 | 0.1 | 0.1 | 0.1 | 0.1 |
| 自己株式 | 10.8 | 5.4 | 5.4 | — | — | — |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 谷 正人 | 23.06 |
| 02 | 株式会社MT7 | 6.93 |
| 03 | 日本マスタートラスト信託銀行(信託口) | 6.64 |
| 04 | 株式会社K Asset Management | 3.94 |
| 05 | BNY GCM CLIENT ACCOUNT JPRD AC ISG (FE-AC)(常任代理人株式会社三菱UFJ銀行) | 3.56 |
| 06 | THE NOMURA TRUST AND BANKING CO., LTD. AS THE TRUSTEE OF REPURCHASE AGREEMENT MOTHER FUND(常任代理人シティバンク、エヌ・エイ東京支店) | 1.94 |
| 07 | 上田八木短資株式会社 | 1.79 |
| 08 | 株式会社日本カストディ銀行(信託口) | 1.65 |
| 09 | GOLDMAN SACHS INTERNATIONAL(常任代理人ゴールドマン・サックス証券株式会社) | 1.28 |
| 10 | 中水 英紀 | 1.25 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
- 2026-06-22三井住友DSアセットマネジメント株式会社新規の大量保有報告4.91%
- 2026-05-22ゴールドマン・サックス・インターナショナル(Goldman Sachs International)新規の大量保有報告4.26%-1.66pt
- 2026-05-21ノムラ インターナショナル ピーエルシー(NOMURA INTERNATIONAL PLC)新規の大量保有報告0.53%-1.22pt
- 2026-04-22ゴールドマン・サックス・インターナショナル(Goldman Sachs International)新規の大量保有報告5.92%
提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 14期分
1株利益は14期で−100%、1株純資産は14期で−100%。直近期のROEは21.3%で、日本株の目安とされる8%を上回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年2月 | 66,871 | 118,993 | 78.2 | — | — |
| 2014年2月 | 8 | 15 | 77.2 | — | — |
| 2015年2月 | 10 | 25 | 51.9 | — | — |
| 2016年2月 | 11 | 45 | 31.4 | 10.9 | — |
| 2017年2月 | 21 | 66 | 38.1 | 44.3 | — |
| 2018年2月 | 27 | 87 | 33.4 | 52.3 | — |
| 2019年2月 | 20 | 107 | 21.2 | 44.3 | — |
| 2020年2月 | 20 | 124 | 17.1 | 19.2 | — |
| 2021年2月 | −2 | 75 | −2.5 | — | — |
| 2022年1月 | 17 | 129 | 16.8 | 26.2 | — |
| 2023年1月 | −12 | 117 | −9.6 | — | 12.5 |
| 2024年1月 | 7 | 120 | 6.2 | 44.4 | — |
| 2025年1月 | 18 | 117 | 14.6 | 17.9 | 34.4 |
| 2026年1月 | 28 | 142 | 21.3 | 15.2 | 21.4 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
8名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は8名。2026/1期の役員報酬は総額114百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約5倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 谷正人 | 代表取締役 CEO | 42 | 10,137,500 |
| 髙木克 | 取締役 CFO | 53 | 5,000 |
| 久保歩史 | 取締役 | 38 | 11,000 |
| 高下浩明 | 取締役 | 64 | — |
| 佐々木陽三朗 | 取締役(監査等委員) | 54 | 18,000 |
| 徐進 | 取締役(監査等委員) | 58 | 3,000 |
| 松本高一 | 取締役(監査等委員) | 46 | — |
| 澁谷宗紀 | 取締役(監査等委員) | 48 | — |
役員報酬の内訳2026/1期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 3 | 97 | 97 | 32 |
| 社外取締役 | 5 | 17 | 17 | 3 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2026/1期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容2,823字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題2,499字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク4,464字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)10,048字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
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