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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,061.95+295ドル円158.77-1NASDAQ26,217.83+118S&P 5007,666.6+35SOX 指数11,339.25+519/2終値

TISI

TISI Inc.3626 · Prime · 情報・通信業

ITサービス大手。金融と産業に強い業界特化型のITソリューションを提供し、オファリングやBPOも展開する。

概要

TISI(3626)は情報・通信業セクターの上場企業。

金融・産業などの業界特化型ITサービスを中心に多様なITソリューションを提供する会社。

業界の中での役割は業界特化型ITサービスプロバイダーにあたる。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01金融主力

金融業界に特化した専門的なビジネス・業務ノウハウをベースに、事業戦略立案からITシステム構築・運用までを一貫支援。銀行・証券などの顧客に対し、勘定系システムや決済ソリューションなどを提供する。

主な製品・サービス1
金融ITソリューション
銀行・証券などの金融機関向けに、勘定系システム、決済、リスク管理などのシステム開発・運用サービスを提供。

02産業(製造・エネルギー・社会インフラ)主力

製造業、エネルギー、社会インフラなどの産業分野に特化したITサービスを提供。ERP導入やモダナイゼーションなど、業界知識を活かしたソリューションで顧客の事業推進を支援する。

主な製品・サービス1
産業ITソリューション
製造・エネルギー・インフラ企業向けに、基幹システムの構築や業務改革などを支援するサービス群。

03全産業向けオファリングサービス準主力

自社投資で構築した知識集約型ITサービスを提供。キャッシュレス決済基盤や共通プラットフォームなど、業界横断的に利用できるサービスを展開する。

主な製品・サービス1
キャッシュレス決済サービス
多様なキャッシュレスニーズに対応する決済プラットフォーム。加盟店や金融機関向けに提供される。

04ビジネスプロセス(BPO)準主力

バックオフィス業務やコンタクトセンターなどの運用をIT技術と業務ノウハウで効率化・アウトソーシングするBPOサービスを提供。CX領域などの成長分野を拡大している。

主な製品・サービス1
BPOサービス
顧客企業のビジネスプロセスをITと人材で支援するアウトソーシングサービス。コールセンター運営や事務処理代行など。

05広域ITソリューション(地域密着)副次

地域密着型のITプロフェッショナルサービスを提供。行政、医療などの公共分野を中心に、顧客サイトでのシステム開発・運用を手掛ける。

主な製品・サービス1
地域ITソリューション
地方自治体や医療機関向けに、IT戦略策定からシステム構築・運用までを一貫支援。

業界での位置づけ

情報・通信業のなかでの位置

新興情報通信で成長目指す、実績は未知数

TISIは情報・通信業界の新興企業で、同業のソラコムやハッチ・ワークなどと共に成長を目指す。売上高の実績が開示されておらず、業界内での明確なポジションは確立していない。しかし、特定の技術やサービスで差別化を図れば、市場での成長可能性がある。競合他社が豊富な資金や知名度を持つ中、TISIは独自の強みを打ち出す必要がある。現時点では財務データが乏しく、投資判断には不確実性が伴う。新規参入による競争の激化や技術の陳腐化が課題で、持続的な革新と事業モデルの構築が求められる。

強み

  • 情報通信市場の成長により、事業拡大のチャンスがある。
  • まだ知名度が低いが、独自技術でニッチ市場を狙える。

課題

  • 売上高の公表がなく、業績評価が難しい。
  • 同業他社が多く、価格競争や技術競争が激しい。
  • 市場での地位が未確立で、成長が見込めるか不明。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

情報・通信業の時価総額近傍。太字がTISI

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
19435光通信1.7兆円11.4倍
24768大塚商会1.4兆円20.3倍
34716日本オラクル1.2兆円18.5倍
49684スクウェア・エニックス・ホールディングス1.1兆円36.2倍
59401TBSホールディングス9,829億円17.9倍
63626TISI8,946億円19.1倍
74704トレンドマイクロ8,141億円21.4倍
89404日本テレビホールディングス7,873億円13.3倍
92327日鉄ソリューションズ7,243億円23.5倍
104676フジ・メディア・ホールディングス7,017億円127.0倍
114385メルカリ6,993億円20.3倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

業界内での比較

情報・通信業 605社との比較

同じ情報・通信業の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回り605社中342位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
/中央値 13.1%
P25 7.0%P75 20.1%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
/中央値 8.4%
P25 3.9%P75 16.1%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
/中央値 63.4%
P25 45.3%P75 74.7%
売上成長率前期からの売上の伸び
/中央値 9.1%
P25 1.9%P75 20.2%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
/中央値 2.5%
P25 1.5%P75 3.5%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥3,917で、1年前と比べて-18.8%過去52週の値幅のなかでは41%の位置にある。

¥3,917-2.9%1ヶ月+7.1%1年-18.8%時価総額8,946億円
過去52週の値幅
安値¥2,892.5高値¥5,399

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)19.1倍
PER (会社予想)13.5倍
PBR2.81倍
配当利回り2.30%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

直近1カ月で株価は11.44%上昇と急反発。25日移動平均線(3693.28円)を3.4%上回り、75日線(3454.17円)も10.6%上回る。ただし200日線(3937.73円)は3.0%下回り、中長期では未だ弱い。52週高値5399円から約29.2%下落し、52週安値2892.5円からは約32.1%上に位置。出来高は直近で58.3万株と減少傾向にあり、上値追いは慎重。RSIは52.79と中立で、方向感は定まらない。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 72/100)

予想PER 13.5倍は同業界平均の48.57倍を大きく下回り、実績PER 18.66倍も割安水準。PBR 2.74倍は平均2.92倍より低く、ROE 14%は高く収益性が優れる。配当利回り2.36%は平均2.64%よりやや低いが、配当性向41.3%は健全。直近の財務データがなく将来性の不透明感はあるが、指標からは割安と評価。

指標この会社業種平均
PER (実績)19.1倍47.9倍
PER (予想)13.5倍
PBR2.81倍2.96倍
ROE14.0%12.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

業界全体のIT需要拡大が追い風となる一方、競争激化による収益率の低下懸念が争点。強気派は、デジタルトランスフォーメーション需要の拡大や企業のIT投資意欲の高まりを背景に、事業成長が見込めると主張。弱気派は、競合他社との価格競争や人材確保難、技術革新への適応遅れを警戒し、収益性の悪化リスクを指摘する。また、株価は過去1年で約25%下落しており、市場の期待低下を反映しているが、割安感があるかどうかも投資判断の分かれ目。

プラスに働く材料7
  • IT投資需要の拡大

    企業のDX推進でITサービス需要は中期的に成長

  • 時価総額とROEの高さ

    市場規模84億ドル、ROE14%で収益性が良好

  • 割安なバリュエーション

    PER18倍は業界平均並みで、下落後に妙味

  • 予想PER13.5倍は割安水準通年影響

    実績PER18.08倍から予想PER13.5倍へEPS改善

  • ROE14%と資本効率の安定継続影響

    ROE14%はPBR2.66倍を支える根拠

  • 配当利回り2.43%と下支え金融政策次第影響

    利回り2.43%が金利低下で見直される

  • 外国人有権保有率51.5%の厚み不定影響

    外国人保有51.5%で需給に底堅さ

マイナスに働く材料7
  • 競争激化

    IT業界は参入障壁低く、価格競争が激しい

  • 人材不足

    エンジニア不足で人件費高騰、利益圧迫要因

  • 情報開示の不足

    事業詳細が不明で、分析精度が低く投資判断しにくい

  • 実績PER18.08倍は割高継続影響

    利益成長が鈍ればPER18.08倍の修正圧力

  • PBR2.66倍は自己資本水準より高継続影響

    ROE14%でもPBR2.66倍は期待先行

  • 株価1年24.7%下落の下げトレンド不定影響

    下落率24.71%、需給は依然弱い

  • 時価総額8460億円の評価維持が負荷継続影響

    PER18.08倍を維持するには利益成長が必須

次の決算で確かめる点
売上高成長率
IT需要の取り込み状況を確認するため
営業利益率
競争環境下での収益性を確認するため
受注残高
将来の売上高の先行指標として重要
社員一人当たり売上高
人材生産性を測る指標

株主

有価証券報告書より

グループ会社や銀行などの安定株主が31.9%を占め、残る68.1%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近19
  • 2026-06-16
    エフエムアール エルエルシー(FMR LLC)
    変更報告
    6.26%
    +1.11pt
  • 2026-06-16
    エフエムアール エルエルシー(FMR LLC)
    変更報告
    5.15%
    -1.11pt
  • 2026-06-16
    エフエムアール エルエルシー(FMR LLC)
    変更報告
    5.15%
    -1.20pt
  • 2026-06-16
    エフエムアール エルエルシー(FMR LLC)
    変更報告
    3.16%
    -1.99pt
  • 2026-06-16
    エフエムアール エルエルシー(FMR LLC)
    変更報告
    6.28%
    +1.18pt
  • 2026-06-16
    エフエムアール エルエルシー(FMR LLC)
    変更報告
    7.44%
    +1.16pt
  • 2026-06-16
    エフエムアール エルエルシー(FMR LLC)
    変更報告
    6.35%
    -1.09pt
  • 2026-06-16
    フィデリティ マネジメント アンド リサーチ カンパニー エルエルシー(Fidelity Management & Research Company LLC)
    新規の大量保有報告
    3.95%
    +0.87pt
  • 2026-06-16
    フィデリティ マネジメント アンド リサーチ カンパニー エルエルシー(Fidelity Management & Research Company LLC)
    新規の大量保有報告
    5.02%
    +1.07pt
  • 2026-06-16
    フィデリティ マネジメント アンド リサーチ カンパニー エルエルシー(Fidelity Management & Research Company LLC)
    新規の大量保有報告
    6.17%
    +1.15pt
  • 2026-06-16
    フィデリティ マネジメント アンド リサーチ カンパニー エルエルシー(Fidelity Management & Research Company LLC)
    新規の大量保有報告
    5.23%
    -0.94pt
  • 2026-06-16
    フィデリティ マネジメント アンド リサーチ カンパニー エルエルシー(Fidelity Management & Research Company LLC)
    新規の大量保有報告
    4.23%
    -1.00pt
  • 2026-06-16
    フィデリティ マネジメント アンド リサーチ カンパニー エルエルシー(Fidelity Management & Research Company LLC)
    新規の大量保有報告
    4.51%
    +0.28pt
  • 2026-06-16
    フィデリティ マネジメント アンド リサーチ カンパニー エルエルシー(Fidelity Management & Research Company LLC)
    新規の大量保有報告
    3.46%
    -1.05pt
  • 2026-06-16
    フィデリティ マネジメント アンド リサーチ カンパニー エルエルシー(Fidelity Management & Research Company LLC)
    新規の大量保有報告
    1.81%
    -1.65pt
  • 2026-06-09
    エフエムアール エルエルシー(FMR LLC)
    変更報告
    5.10%
  • 2026-06-09
    フィデリティ マネジメント アンド リサーチ カンパニー エルエルシー(Fidelity Management & Research Company LLC)
    新規の大量保有報告
    3.08%
  • 2026-06-05
    ブラックロック・ジャパン株式会社
    新規の大量保有報告
    1.62%
    +0.02pt
  • 2026-05-19
    いちごアセットマネジメント・インターナショナル・ピーティーイー・リミテッド(Ichigo Asset Management International, Pte. Ltd.)
    新規の大量保有報告
    12.30%
    +12.30pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容7,328字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループは、主として当社、連結子会社50社及び持分法適用会社62社で構成されています。主な業務は、情報化投資に関わるアウトソーシング業務・クラウドサービス、ソフトウェア開発、ソリューションの提供であり、これらの業務に関連するコンサルティング業などの業務も行っております。また、管理事業など付帯関連する業務についてもサービスを提供しております。 当社グループの事業内容と連結子会社並びに持分法適用会社の当該事業に係る位置づけを報告セグメントの区分で示すと次のとおりであります。当社は、オファリングサービス、金融IT、産業ITの各セグメントにおいて、グループの中心となって事業を展開しています。 なお、オファリングサービス、BPM、金融IT、産業IT、広域ITソリューションは、「第5 経理の状況1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項」に掲げる報告セグメントの区分と同一であります。 (1) オファリングサービス 当社グループに蓄積したベストプラクティスに基づくサービスを自社投資により構築し、知識集約型ITサービスを提供しております。 〔主な連結子会社〕 TISシステムサービス株式会社、日本ICS株式会社、MFEC Public Company Limited、 Synergy Group Ventures Company Limited (2) BPM ビジネスプロセスに関する課題解決に向けてIT技術、業務ノウハウ、人材などで高度化・効率化・アウトソーシングを実現・提供しております。 〔主な連結子会社〕 株式会社アグレックス (3) 金融IT 金融業界に特化した専門的なビジネス・業務ノウハウをベースとして、事業・IT戦略を共に検討・推進し、事業推進を支援しております。 (4) 産業IT 金融以外の産業各分野に特化した専門的なビジネス・業務ノウハウをベースとして、事業・IT戦略を共に検討・推進し、事業推進を支援しております。 〔主な連結子会社〕 クオリカ株式会社、AJS株式会社 (5) 広域ITソリューション ITのプロフェッショナルサービスを地域や顧客サイトを含み、広範に提供し、そのノウハウをソリューションとして蓄積・展開して、課題解決や事業推進を支援しております。 〔主な連結子会社〕 株式会社インテック、TISソリューションリンク株式会社 (6) その他 各種ITサービスを提供する上での付随的な事業等で構成されています。 〔主な連結子会社〕 TISビジネスサービス株式会社、ソランピュア株式会社 以上述べた事項を事業系統図によって示すと次のとおりであります。 1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は以下のとおりであります。 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)経営方針 当社グループ共通の価値観として、グループ基本理念「OUR PHILOSOPHY」を策定しています。 「OUR PHILOSOPHY」は、グループの経営、企業活動、構成員において、大切にする考え方やあり方を幅広く明確化し、全ての活動の軸となります。 当社グループは、グループ基本理念「OUR PHILOSOPHY」を軸としたサステナビリティ経営を遂行し、事業活動を通じた社会課題の解決と社会要請に対応した経営高度化を通じたステークホルダーとの価値交換性を向上することにより、持続可能な社会への貢献と持続的な企業価値向上の実現を目指しています。当社グループのサステナビリティに関する情報につきましては、「第2 事業の状況 2 サステナビリティに関する考え方及び取組」をご参照下さい。 また、グループ全員が力を結集して理想の実現と持続的な企業価値向上に向かうため、10年先の目指すべき姿をグループビジョンとして定めています。グループビジョンは内外環境の変化を踏まえて2024年4月に最新版となる「グループビジョン2032」を策定しています。 (OUR PHILOSOPHY:グループ基本理念) https://www.tis.co.jp/company/policy/philosophy/ (グループビジョン2032:長期経営方針) 「社会に、多彩に、グローバルに」をテーマに、社会性と革新性を併せ持つ先進的なグローバルITグループとなることを目指します。社会課題解決に向けて、革新的な技術の積極採用や異業種能力を取り込みながら事業の多彩化とグローバル化を進め、ビジネスの革新と市場創造を実現します。 当社グループが持続的な成長を実現するための独自の事業活動領域を戦略ドメインとして定義し、各セグメントは市場特性を踏まえた戦略ドメインのベストミックスで市場の開拓と創造を図ります。 <戦略ドメイン> ソーシャルイノベーションサービス   社会インパクト指標を掲げ、当社グループが直接的に社会課題解決を行う事業 コ・クリエーションビジネス   当社グループ単独ではなしえない領域において、当社グループと共創パートナーそれぞれが有する強みをかけ合わせ、新たな市場を創造する事業 ストラテジックパートナーシップビジネス   業界トップクラスの顧客に対して業界に関する先見性と他社が追随できない知見を武器として、事業戦略を共に検討・推進し、ビジネスの根幹を担う事業 IT&ビジネスオファリングサービス   蓄積した技術・ノウハウを活用し、特定業界・業務において業界ニーズに先回りした将来のデファクトスタンダードとなりうるサービスを提供する事業 (2)経営課題 政治的・地政学的リスクや世界的な物価上昇など注視すべき事象は存在するものの、国内企業のIT投資需要は引き続き旺盛であり、当社グループにとって良好な事業環境が継続すると考えています。AIエージェントをはじめとした革新的技術の実用化が急速に進み、デジタル活用ニーズはさらなる拡大・高度化を続けています。一方、グローバルITプラットフォーマーや異業種プレイヤーの参入活発化に加え、AI自身が開発プロセスを変革しうる構造変化が進んでおり、競争環境は質的変容を遂げています。 こうした環境変化を踏まえ、当社グループは2026年7月にTISとインテックを合併し、新会社「TISI株式会社」を発足させます。本合併は単なる組織統合にとどまらず、One Companyとしての一体経営を実現し、両社の顧客基盤・技術・人材を融合させることで総和拡大を最大化することを目的としています。両社の顧客基盤・技術・人材を一体化することで、「金融包摂」「都市集中・地方衰退」「低・脱炭素化」「健康問題」の4つの社会課題解決に向けた総合的な提供価値の向上と、競争力強化の好循環を実現してまいります。 あわせて、グループ再編を通じた最適フォーメーションの構築により、グループ全体のリソース配置と意思決定の効率を抜本的に見直し、更なる経営効率の向上を追求してまいります。当社グループの強みである顧客・業界への深い理解を磨き上げ、多様なプレイヤーとの共創を通じて課題解決能力を強化・拡張することが重要と考えています。当社グループの経営課題認識は以下の通りです。 ①成長領域への積極進出 収益基盤の継続強化を図るとともに、付加価値の高いサービスと技術、人材を生み出す環境を整備 ②課題解決能力の強化と拡張 社会と顧客の真の課題に対する洞察力の向上と、これまでの枠にとらわれない課題解決手法の獲得 ③人材の高度化 人材の高付加価値化と競争力ある報酬水準の実現 ④新技術の実用化に向けたアジリティの獲得 新技術の継続的な評価と現場適用を牽引できる高度技術人材の育成、およびナレッジベースの整備 ⑤知財の蓄積/活用の促進 事業構造転換と事業のスケール化を実現する良質な知財の蓄積と利活用促進 ⑥ガバナンス高度化 意欲的な成長計画を支えるガバナンスの更なる高度化 ⑦事業ポートフォリオ最適化 上記を実現し、最小の資本で最大成果を生み出す最適事業構成の追求 ⑧事業モデル転換の加速 労働集約型ビジネスからの脱却、成果・サービス・プロダクト型収益の拡大 ⑨統合シナジーの実現 One Companyとしての一体経営の実現と総和拡大 当社グループは、2024年4月より推進する中期経営計画(2024-2026)「Frontiers 2026」において、前中期経営期間の投資と顧客基盤構築の成果を土台に、グループビジョン2032のファーストステージとして差別化・集中化を進めてまいりました。 本中期経営計画の最終年度にあたる2026年度は、新会社「TISI株式会社」の発足という構造転換を伴う重要な節目であり、上記の経営課題認識を踏まえ、現中期経営計画の総仕上げと次期中期経営計画に向けた布石を両立させてまいります。 <中期経営計画(2024-2026)「Frontiers 2026」の位置づけ> (3)中期経営計画(2024-2026)「Frontiers 2026」について 当社グループは、全方位のステークホルダーとの価値交換を通じて、継続的な事業拡大と持続可能な社会の実現を目指し、社会の課題解決に向けた戦略立案から解決策の実行まで一気通貫の価値提供を目指してまいります。 中期経営計画(2024-2026)「Frontiers 2026」では、フロンティア開拓を基本方針に、未来志向で市場開拓と事業領域の拡大を起点としたバリューチェーン全般の質的向上に向けて取り組んでまいります。 ■市場戦略/セグメント全体戦略 セグメント毎に特性を踏まえた多様なサービスの展開を通じて事業領域を拡大、持続的成長に向けた事業基盤の継続強化を図ります。各セグメントにおける成長戦略は以下の通りです。 オファリングサービス   ・多様なキャッシュレスニーズに対応しながら、新たに社会課題領域に金融・決済の強みを持つ事業主体として事業領域を拡大 ・投資マネジメント高度化により収益力を向上 BPM   ・一部BPO業務の市場縮小が進む中、ニーズの高いCX領域の拡大や他セグメントと連携したサービス拡充など、事業ポートフォリオを見直し成長路線へ回帰 金融IT   ・大型プロジェクト完遂によるピークアウトを迎えるが、顧客との共創事業創出やモダナイゼーションビジネス展開し新規顧客を獲得、顧客基盤の分散を図りながら次なる成長基盤を確立 産業IT   ・製造業・エネルギー・社会インフラを中心に顧客深耕とサービス展開を推進 ・ERP、モダナイゼーションなど多様なサービスを強みに既存顧客の発展と新規顧客の獲得を進める 広域ITソリューション   ・5つの注力領域(行政、医療、金融、産業、インフラ)において顧客密着で培った独自のITソリューションを全国展開 ■市場戦略/グローバル戦略 莫大なマーケットポテンシャルを持つアジアを長期ターゲットとして、グローバルパートナーシップを広げながら、ASEANでのビジネス拡大をさせ、連結売上高1,000億円を目指します。事業のリストラクチャリング・コンサルティングとITの融合による事業全体の高付加価値化の推進と、テクノロジー投資機能の高度化の両輪によりスピード感もったビジネスを展開します。 ■サービス戦略 社会の潮流の変化、革新的な技術の登場により顧客ニーズの多様化が進んでいます。このような中、社会と顧客の変革を支えていくためサービスの拡充と高付加価値化による市場開拓を進めてまいります。金融ITと産業ITは主に業界軸での市場開拓、オファリングサービス、BPM、広域ITソリューションは機能軸での市場開拓を進め、それぞれの事業指針に沿ったサービスを展開していきます。 ■テクノロジー戦略 要素技術の進化と多様化は目覚ましいものがあり、これら技術への早期適応が競争力に大きく影響するものと認識しています。世の中のテクノロジーの中から当社グループとして重要なものを選定したテクノロジーポートフォリオをもとに、これら技術の先回り研究と現場への早期適用を図るための総合的な施策を展開してまいります。 短期では社員のAIの利用促進に向けた環境整備、社内の様々な業務でAI活用を前提としたプロセスの再開発、AI教育カリキュラムの整備と教育等を進めます。並行してデジタルとリアルの融合が進む中で求められる大量データの転送技術や関連アルゴリズムなど、3年から10年後の事業の差別化の核となる複数の技術とそれらを組み合わせた応用研究を産学連携によって進めてまいります。 ■人材戦略 社員と会社の価値交換性の継続的な高度化を実現するために、個の多様化と先鋭化に着目した人材戦略を推進してまいります。多様な個が活躍できる環境・組織風土の整備、新たな労働環境を見据えた次世代の働き方改革の推進、人材データベースのデジタル化による人材ポートフォリオマネジメントの高度化などを通して、社員のエンゲージメント向上に取り組んでまいります。 当社では人材を最重要の経営資本として、人材に対する先行投資を積極的に推進してきました。人材戦略では「働く意義」「働く環境」「報酬」の3つの軸で社員エンゲージメントを高める人材投資を進めており、引き続き、会社と社員と社会の高付加価値化の善循環を強化することで当社のさらなる成長と、成長を実現する内外の優秀人材の確保に努めてまいります。 中期経営計画(2024-2026)では、課題解決力の強化、洞察力の強化、統合力の強化をテーマとして、重点をコンサルタント、高度営業人材、ITアーキテクトの拡充に置き、その育成と獲得に向けた投資と仕組みづくりを進めてまいります。 ■知財戦略 当社グループのサービスとサービス提供プロセスを強化し、事業規模の拡大と高付加価値化の両立を実現していくため、知財の蓄積と高度利用がますます重要になると考えています。中期経営計画(2024-2026)では、顧客接点情報のフィードバック強化による知財創出の活性化を図ります。価値の高いサービスと満足度の高いサービス提供プロセスが、顧客とのコミュニケーションを良質化させ、既存の知財のアップデートと次なる知財につながる価値の高い情報を生み出す善循環を強化していきます。 ■財務方針/資本政策に関する基本的な方針 当社は、持続的な企業価値の向上に向けて、中長期の経営視点から、成長投資の推進・財務健全性の確保・株主還元の強化のバランスのもと、資本構成の適正化を推進することを資本政策の基本方針としています。 具体的には、持続的な事業利益の成長・収益性向上によるキャッシュ創出力の強化を図るため、積極的に成長投資を推進し、この一環として事業ポートフォリオの見直しも継続的に検討・実施します。 また、バランスシートマネジメントの強化等を通じて当社の事業構造に合わせた資本構成の適正化を推進することにより、財務健全性を確保した上で資本コストを上回るリターンを持続的に創出します。株主還元については事業成長に応じた強化・充実化を図ります。 上記に基づき、中期経営計画(2024-2026)では、成長投資3年累計1,000億円、総還元性向50%、キャッシュ創出力の向上に応じた資本構成の適正化を図ってまいります。 (4)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 中期経営計画(2024-2026)では、社会への貢献を測る客観的な指標として、「売上高6,200億円」「営業利益(営業利益率)810億円(13.1%)」「EPS年平均成長率10%超」「ROIC/ROE 13%超/16%超」「一人当たり営業利益3.5百万円超」を掲げています。 中期経営計画2年目は、決済分野の先行投資や公共領域の不採算案件による影響を受けつつも、IT投資需要への的確な対応により増収増益を達成し、PH営業利益3.5百万円と中期経営計画目標を1年前倒しで実現しました。最終年度に向け、売上成長を伴う利益成長の一層の加速を図り、「フロンティア開拓」をグループ全体で推進します。 今後の重点課題は、AIの急速な進化および普及に伴い加速する事業環境の変化に対応し、当社グループを取り巻く新たな成長機会を的確に捉えることです。当社グループは、この変化を成長機会と捉え、グループ全体のバリューチェーン強化とAI時代における成長戦略の推進により、長期にありたい姿の実現に向けて取り組みを進めてまいります。次期中期経営計画に向けては、①AI駆動開発による収益の質的転換、②Vertical AI(業界ごとの業務に特化したエージェント型AI)サービスによるストック型収益の拡大、③重点領域への戦略投資による収益モデルの多様化を重点戦略とし、検討を進めてまいります。 <重要な経営指標の進捗状況> 2024年度 (実績)   2025年度 (修正計画)   2025年度 (実績)   2026年度 (目標) PH営業利益   3.1百万円   3.4百万円   3.5百万円   3.7百万円 営業利益率   12.1%   12.8%   12.8%   13.1% ROIC   12.6%   13.6%   14.9%   14.4% ROE   15.3%   14.8%   14.0%   17.5% 売上高   5,716億円   5,880億円   5,964億円   6,200億円 EPS   215.00円   220.70円   204.91円   271.70円 <中期経営計画(2024-2026)に対する取り組み 2025年度(2026年3月期)総括>

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出典

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