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日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,061.95+295ドル円158.65-1NASDAQ26,217.83+118S&P 5007,666.6+35SOX 指数11,339.25+519/2終値

日鉄ソリューションズ

NS Solutions Corporation2327 · Prime · 情報・通信業

鉄鋼系IT企業。日本製鉄グループ向け鉄鋼システムを核に、産業・流通・金融など幅広い業界にシステム構築・運用サービスを提供。

概要

日鉄ソリューションズは、日本製鉄グループの情報システム子会社である。鉄鋼業向けシステムに強みを持つが、官公庁や製造業、金融、流通など幅広い業種にシステム開発・運用サービスを提供する。2026年3月期の売上収益は3813億円、営業利益442億円、営業利益率11.6%。従業員数は10,276名。グループは連結子会社26社で構成される。

連結子会社26社を擁する日本製鉄グループの中核IT企業

日鉄ソリューションズは日本製鉄の全額出資子会社である。グループは当社と連結子会社26社、持分法適用関連会社1社で構成される。国内には北海道、東日本、中部、関西、九州、沖縄(旧OSPソリューションズ)など地域別子会社のほか、インフォコム、日鉄日立システムソリューションズ、エヌシーアイ総合システムなど専門子会社を有する。海外では上海、シンガポール、タイ、インドネシア、アメリカ、イギリスに拠点を置く。2026年3月期の売上収益3813億円、営業利益442億円、純利益308億円。営業利益率は11.6%と堅調である。

ビジネスソリューションとコンサルティング&デジタルサービスの二本柱

事業は「情報サービス」単一セグメントであるが、顧客・マーケットの性質に基づきビジネスソリューションとコンサルティング&デジタルサービスの二つに区分される。ビジネスソリューションは産業・鉄鋼、流通・プラットフォーマー、金融ソリューションから成る。産業・鉄鋼分野では自動車や電機、化学、食品等の顧客に生産・物流管理システムやスマートファクトリーを提供し、日本製鉄グループ向け鉄鋼システムの企画・設計・構築・運用・保守も手掛ける。流通・プラットフォーマー分野では大規模Webサイト、ECサイト、倉庫・物流管理システム等を、金融ソリューションでは市場取引・リスク管理システム等を提供する。コンサルティング&デジタルサービスはITサービス&エンジニアリングとコンサルティング&デジタルソリューションに分かれ、ITアウトソーシング、マルチクラウド、セキュリティ、文書管理・ワークフロー、電子契約等のサービスを提供する。

成長を続ける収益と2027年度計画

売上収益は2013年度の1720億円から2026年度の3813億円へと約2.2倍に成長した。純利益も66億円から308億円へ拡大している。2025年度からスタートした「2025-2027 中期経営計画」では、2027年度に売上収益4500億円、営業利益600億円、営業利益率13%を目標とする。さらに「NSSOL 2030ビジョン」では2030年に売上5000億円、営業利益1000億円、営業利益率20%を掲げる。成長投資としてM&Aに3年間で1500億円を投入し、新たな収益モデル「TAM型」への変革を推進している。2025年度実績ではTAM型売上構成比が38%に達した。

業界の中での役割は情報サービス企業(SIer)にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
3,813億円
営業利益
442億円
営業利益率
11.6%
純利益
308億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2022/3
事業売上構成比利益利益率
業務ソリューション事業1,757億円65.0%
サービスソリューション事業947億円35.0%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01ビジネスソリューション(産業・鉄鋼)主力

自動車、電機、重工業、化学、食品等の顧客に対し、生産・物流管理システム、設計情報管理システム、スマートファクトリー、データ分析基盤を提供。日本製鉄グループ向け鉄鋼システムの企画・設計・構築・運用・保守を受託。

主要顧客日本製鉄グループ

主な製品・サービス4
生産・物流管理システム
製造業向けの生産計画・在庫管理・物流管理を統合するシステム。
設計情報管理システム
製品設計図面や仕様書などの情報を一元的に管理するシステム。
スマートファクトリーソリューション
IoT・AIを活用した工場の自動化・効率化ソリューション。
鉄鋼システム
日本製鉄グループ向けの製鉄所業務システムの企画・設計・構築・運用・保守。

02ビジネスソリューション(流通・プラットフォーマー)準主力

ネット・メディア、流通、サービス、ヘルスケア分野等の顧客に対し、大規模Webサイト/サービス、ECサイト、倉庫・物流管理システム、データウェアハウス解析システムを提供。また通信分野の顧客にネットワーク設備・サービスプラットフォーム構築・運用を提供。

主な製品・サービス4
大規模Webサイト/サービス
高トラフィック対応のWebサイト構築・運用サービス。
ECサイトシステム
電子商取引サイトの構築・運用ソリューション。
倉庫・物流管理システム
物流倉庫の在庫管理・出荷管理を最適化するシステム。
データウェアハウス解析システム
大量データの蓄積・分析基盤。

03ビジネスソリューション(金融ソリューション)準主力

銀行、証券、保険等の金融分野の顧客に対し、市場取引・リスク管理領域、経営・リスク管理領域、融資・審査業務領域等に関するソリューションを提供。

主な製品・サービス3
市場取引・リスク管理システム
金融商品の取引管理やリスク計測・管理を行うシステム。
経営・リスク管理システム
金融機関の経営管理・リスク管理を支援するシステム。
融資・審査業務システム
融資審査プロセスを効率化するシステム。

04コンサルティング&デジタルサービス(ITサービス&エンジニアリング)準主力

ITアウトソーシング、マルチクラウド、デジタルワークプレース、セキュリティ、データマネジメント等のITサービスを提供。中央省庁等の公共機関や宇宙・科学分野向けに大規模システムのエンジニアリングと運用を提供。

主な製品・サービス4
ITアウトソーシング
顧客のITシステム運用・保守を代行するサービス。
マルチクラウドサービス
複数のクラウド環境を統合管理・最適化するサービス。
デジタルワークプレース
リモートワーク対応の仮想デスクトップ・コラボレーションツール等の提供。
セキュリティサービス
サイバーセキュリティ対策の設計・導入・運用サービス。

05コンサルティング&デジタルサービス(コンサルティング&デジタルソリューション)準主力

上流コンサルティングからソリューション提供・運用までを一貫支援。文書管理・ワークフロー、電子契約、エンタープライズBPM・ローコードプラットフォーム等のデジタルソリューションを提供。

主な製品・サービス3
文書管理・ワークフローシステム
電子文書の管理と業務フローの自動化を実現するシステム。
電子契約サービス
電子署名・契約管理のクラウドサービス。
エンタープライズBPM・ローコードプラットフォーム
業務プロセス管理とローコード開発を可能にするプラットフォーム。

製品と技術

製鉄所の基幹業務を支える鉄鋼システム

日本製鉄グループ向けの鉄鋼システムは、当社の創業以来のコア事業である。製鉄所の生産管理、品質管理、出荷管理など基幹業務システムの企画・設計・構築から運用・保守まで一貫して受託する。日本製鉄グループとの長期的な関係に基づき、安定した収益源となっている。また、この分野で培ったノウハウを活かし、自動車や電機、重工業など製造業向けの生産・物流管理システムやスマートファクトリーソリューションも提供する。特に新生産管理パッケージ「PPMP」は、製造業向けに標準化された機能を提供し、導入実績を積んでいる。

クラウド基盤とデジタルプラットフォームの展開

クラウドソリューション「CloudHarbor」は、マルチクラウド環境の統合管理・最適化を実現する。また、開発・運用統合プラットフォーム「Nestorium」は生成AIや自動化技術を装備し、開発生産性向上を支援する。ECプラットフォーム「NS Eclipa」を基盤とした農産物流通プラットフォームは、業界横断で複数企業が利用するPF提供モデルの具体例である。さらに、AI需要予測・最適化機能「Delifit AI」やサイバーセキュリティサービス「NSSIRIUS」など、アセット化されたソリューションを市場に投入している。

金融機関向けリスク管理システムの開発実績

金融ソリューション分野では、銀行・証券・保険向けに市場取引・リスク管理システム、経営・リスク管理システム、融資・審査業務システムを提供する。1996年に完工した住友銀行向けオフバランスリスク管理システムは、オブジェクト指向技術を採用した大規模システムとして先駆的であった。現在もこれらの金融系システムの開発・運用を継続しており、金融機関のミッションクリティカルな業務を支えている。また、連結子会社のNSフィナンシャルマネジメントコンサルティングや金融エンジニアリング・グループが専門性を補完している。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

情報・通信業のなかでの位置

日鉄系SIer、鉄鋼向け強みに成長継続

日鉄ソリューションズは日本製鉄グループのシステムインテグレーターで、鉄鋼業界向けの基幹システムやITサービスに強みを持つ。同社の売上高は2024/3期の3106億円から2026/3期には3813億円へと拡大し、営業利益率も11%台と安定的だ。同業のソラコムやハッチ・ワークはIoTプラットフォームやクラウドサービスに特化しており、顧客層や提供サービスが異なるため直接競合は限定的だが、近年はDX需要の取り込みで新興IT企業との競争が激化している。鉄鋼業界の景気循環や設備投資動向の影響を受けやすく、またグループ内依存が高い点が課題。非鉄鋼分野の拡大やクラウド戦略の強化を進めているが、競争力の維持がカギとなる。

強み

  • 日本製鉄グループの知見を活かし、鉄鋼業界向けの高品質なITサービスを提供。
  • 2024/3期から2026/3期にかけて売上高が約23%増加し、拡大基調。
  • 営業利益率11%前後と安定した収益性を確保し、業績が堅調。
  • 親会社との連携で大型案件を受注し、長期的な関係を構築。

課題

  • 鉄鋼業界の設備投資減退や景気後退で売上高が影響を受けやすい。
  • クラウドやDX分野で新興IT企業との競争が激しくなってきた。
  • IT人材の不足が深刻化し、採用・育成コストが増加している。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

IT・SaaSの時価総額近傍。太字が日鉄ソリューションズ

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
14768大塚商会1.4兆円20.3倍
26532ベイカレント1.2兆円31.6倍
32413エムスリー1.2兆円24.6倍
43092ZOZO1.0兆円20.9倍
54704トレンドマイクロ8,141億円21.4倍
62327日鉄ソリューションズ7,243億円23.5倍
73769GMOペイメントゲートウェイ6,690億円27.9倍
84733オービックビジネスコンサルタント6,401億円35.1倍
93132マクニカホールディングス6,346億円22.8倍
103774インターネットイニシアティブ5,955億円23.3倍
118056BIPROGY4,689億円14.8倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(IT・SaaS)に従っています。

会社の歴史

沿革 19件

日鐵コンピュータシステムとして設立し、新日鉄の情報通信部門を承継

1980年10月、東京都千代田区において情報処理サービス業を目的として「日鐵コンピュータシステム株式会社」(通称ニックス)が新日本製鐵の全額出資により資本金50百万円で設立された。1988年4月、新日本製鐵の「情報通信システム部門」の事業を営業譲り受けし、社名を「新日鉄情報通信システム株式会社」(通称ENICOM)に変更、資本金22億円となる。同時期に伊藤忠商事との合弁でエヌシーアイ総合システム、日立製作所との合弁で日鉄日立システムエンジニアリング、日本IBMとの合弁でエヌエスアンドアイ・システムサービスを設立し、グループ体制を強化した。

地域子会社の設立とエレクトロニクス研究所の設置

1985年11月に北海道ニックス(現日鉄ソリューションズ北海道)を皮切りに、1986年4月に東北ニックス、1986年7月にニックス・オー・エイ・サービス(現日鉄ソリューションズ東日本)を設立。これにより全国展開の基盤を作った。1989年6月には新日本製鐵内にエレクトロニクス研究所(現当社システム研究開発センター)を設置し、技術開発の体制を整えた。また1987年4月には米国サン・マイクロシステムズとワークステーション「NSSUN」のOEM販売で合意し、ワークステーション市場に参入している。

オラクルとの提携とデータセンター開設

1991年12月、新日本製鐵はオラクル・コーポレーションとリレーショナルデータベースの将来性に着目し情報処理分野で業務提携。1995年10月には日本オラクルとOracleアプリケーション販売で提携した。1992年4月には東京都板橋区に第1データセンターを設置し、システム運用基盤を整備。1991年3月には特定第二種電気通信事業に登録し、通信事業にも進出している。これらの投資は後にグループのITサービス基盤となる。

全国子会社ネットワークの完成と住友銀行向け大規模システム

1995年12月、プログラム製作及びシステム維持運用を主業務とする子会社6社を全国各地に設立(現日鉄ソリューションズ関西等)。これにより地域密着型のサービス提供体制が完成した。1996年4月には、オブジェクト指向技術を採用した住友銀行(現三井住友銀行)向け「オフバランスリスク管理システム」を完工。これは大規模金融システムの実績として評価された。1988年12月には通商産業省からシステムインテグレータ企業に登録・認定され、1995年3月には特定システムオペレーション企業にも認定された。

年表19件を開く

1980年代

  • 1980年10月東京都千代田区において情報処理サービス業、電子計算機及びその周辺機器、資材の賃借、売買等を目的として「日鐵コンピュータシステム㈱」(資本金50百万円)(通称:ニックス)が新日本製鐵㈱の全額出資により設立。
  • 1985年11月北海道ニックス㈱(現:日鉄ソリューションズ北海道㈱、連結子会社)を設立。
  • 1986年4月東北ニックス㈱を設立。
  • 1986年7月㈱ニックス・オー・エイ・サービス(現:日鉄ソリューションズ東日本㈱、連結子会社)を設立。
  • 1986年6月新日本製鐵㈱はエレクトロニクス事業部を設置。
  • 1987年4月新日本製鐵㈱エレクトロニクス事業部は、日本におけるワークステーション市場の成長性に着目して米国サン・マイクロシステムズ社とワークステーション「NSSUN」のOEM販売で合意。
  • 1987年6月新日本製鐵㈱エレクトロニクス事業部をエレクトロニクス・情報通信事業本部に改編。
  • 1988年4月商号変更新日本製鐵㈱の「情報通信システム部門」の事業を営業譲り受けし、「新日鉄情報通信システム㈱」(通称:ENICOM)に社名変更(資本金22億円)。新日本製鐵㈱は伊藤忠商事㈱と合弁で「エヌシーアイ総合システム㈱」(資本金3億円)、㈱日立製作所と合弁で「日鉄日立システムエンジニアリング㈱(現:日鉄日立システムソリューションズ㈱)」(資本金3億円)、日本アイ・ビー・エム㈱と合弁で「エヌエスアンドアイ・システムサービス㈱」(資本金20億円)を設立。(これら合弁会社3社は2001年4月に当社の資本下位会社となる。)
  • 1988年12月通商産業省(現:経済産業省)「システムインテグレータ企業」に登録・認定。
  • 1989年6月新日本製鐵㈱内にエレクトロニクス研究所(現:当社システム研究開発センター)を設置。

1990年代

  • 1990年1月本社を東京都中央区に移す。
  • 1991年3月郵政省(現:総務省)「特定第二種電気通信事業」に登録(現在は一般第二種を所持)。
  • 1991年12月新日本製鐵㈱はオラクル・コーポレーションと同社の主力製品であるリレーショナルデータベースの将来性に着目して情報処理分野で業務提携。
  • 1992年4月東京都板橋区に「第1データセンター」を設置。
  • 1994年6月新日本製鐵㈱エレクトロニクス・情報通信事業本部をエレクトロニクス・情報通信事業部に改編。
  • 1995年3月通商産業省(現:経済産業省)「特定システムオペレーション企業」に認定。
  • 1995年10月日本オラクル㈱と「Oracleアプリケーション」販売で提携。
  • 1995年12月システム開発におけるプログラム製作及びシステムの維持運用を主な業務とする㈱エニコムシステム関西(現:日鉄ソリューションズ関西㈱)他5社(6社とも連結子会社)を全国に設立。
  • 1996年4月オブジェクト指向技術を採用した大規模システムである㈱住友銀行(現:㈱三井住友銀行)向け「オフバランスリスク管理システム」を完工。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。そのうち5項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上収益2028年3月期まで4,500億円
  • 営業利益(営業利益率)2028年3月期まで600億円(13%)
  • ROE2028年3月期まで13%程度
  • TAM型売上収益比率2028年3月期まで75%程度
  • M&A投資額(3ヵ年合計)2028年3月期まで1,500億円

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    ビジネスモデルの変革と高収益化

    従来の個別受託型SIから、TAM型(SI変革・アセットドリブン・マルチカンパニープラットフォーム)の3つの収益モデルを主軸とする高収益モデルへシフトする。TAM型売上比率を2024年度の5%程度から2027年度に75%程度へ拡大する。

  2. 02

    ITメガトレンドへのフォーカスによる成長

    生成AI等の新技術、デジタルサービス拡大、業界横断プラットフォームの本格化という3つのITメガトレンドに注力し、市場以上の高成長を目指す。開発生産性の2割向上、管理部門生産性の2割向上を図る。

  3. 03

    積極的なM&Aと外部成長

    3ヵ年合計1,500億円程度の資金をM&Aに投下し、必要なケイパビリティを獲得・強化する。売上収益で約470億円、営業利益で約70億円の効果を目標とする。

  4. 04

    グローバル事業の拡大と高付加価値化

    既存領域の高付加価値化と、現地非日系企業向け市場への展開等により、グローバル売上収益を現在(約120億円)の2倍以上に拡大する。開発・生産機能の最適配置によるデリバリー構造強化も進める。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で10,276人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は936万円で、9期前と比べて+11.9%平均年齢は39.8歳、平均勤続年数は12.6年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月5,931
2018年3月6,232
2019年3月83639.612.86,434
2020年3月84539.612.86,639
2021年3月85539.812.76,958
2022年3月84540.013.07,143
2023年3月87040.012.87,458
2024年3月88639.912.67,826
2025年3月90639.912.68,647445
2026年3月93639.812.610,276430

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率8.2%
縦線は目安の30%
男性育休取得率110.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)74.9%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社20(国内 14 / 海外 6) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位2)
データセンター — 東京都板橋区等104億円
本社等 — 東京都港区等8,272百万円
主な関係会社
  • 国内
    日鉄ソリューションズ東日本㈱
    東京都中央区
    議決権100.0%
  • 国内
    日鉄ソリューションズ中部㈱
    愛知県東海市
    議決権100.0%
  • 国内
    日鉄ソリューションズ関西㈱
    大阪府大阪市 北区
    議決権100.0%
  • 国内
    日鉄ソリューションズ九州㈱
    福岡県福岡市
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱OSPソリューションズ
    沖縄県那覇市
    議決権100.0%
  • 国内
    インフォコム㈱
    東京都港区
    議決権100.0%
  • 国内
    日鉄ソリューションズサービスアンドテクノロジー㈱
    東京都中央区
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱ネットワークバリューコンポネンツ
    東京都大田区
    議決権100.0%
  • 国内
    NSフィナンシャルマネジメントコンサルティング㈱
    東京都港区
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱金融エンジニアリング・グループ
    東京都中央区
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱Act.
    東京都中央区
    議決権100.0%
  • 国内
    エヌシーアイ総合システム㈱
    東京都中野区
    議決権51.0%
残りのグループ会社8社を開く
  • 日鉄日立システムソリューションズ㈱東京都中央区51%
  • 日鉄軟件(上海)有限公司中華人民共和国上海市94%
  • NS Solutions Asia Pacific Pte. Ltd.シンガポール100%
  • Thai NS Solutions Co.,Ltd.タイ バンコク100%
  • PT. NSSOL SYSTEMS INDONESIAインドネシア ジャカルタ100%
  • PT. WCS ABYAKTA NAWASENAインドネシア ジャカルタ100%
  • NS Solutions USA Corporation米国 サンマテオ100%
  • NS Solutions IT Consulting Europe Ltd.英国 ロンドン100%
公共調達・補助金 (gBizINFO)
  • 調達
    0290240030総務省LANに係る更新整備及び保守・運用業務の請負
    総務省 · 2020-09-07
    96億円
  • 調達
    2896200002総務省ネットワーク基盤(LAN)の構築等の請負
    総務省 · 2016-03-24
    80億円
  • 調達
    防衛省OAシステム基盤運用管理役務
    防衛省 · 2026-07-31
    64.5億円
  • 調達
    法務省共通基盤の整備・運用管理業務及び機器等の賃貸借 一式
    法務省 · 2024-09-18
    50.1億円
  • 調達
    カジノ管理委員会LANシステムの設計・構築並びに運用・保守等
    内閣府 · 2019-08-14
    15.5億円
  • 調達
    外債取引等管理システムの更改に係るハードウェア等、設計・開発及び保守業務(フロント・ミドルオフィス機能) 一式
    財務省 · 2016-11-11
    12.6億円
  • 調達
    国土交通本省行政情報システム基幹ネットワークのネットワーク機器等の更改に係る設計・開発、賃貸借、保守及び運用業務
    国土交通省 · 2024-04-16
    11.7億円
  • 調達
    防衛省中央OAネットワーク・システム運用管理役務
    防衛省 · 2017-01-16
    10.8億円
  • 調達
    地方運輸局等行政情報ネットワークシステムの無線LAN等の導入に係る設計・開発、賃貸借、運用及び保守
    国土交通省 · 2025-05-20
    10億円
  • 調達
    事業所母集団情報整備支援システムのアプリケーション保守及び業務運用の請負
    総務省 · 2018-10-18
    8.7億円

出典: gBizINFO (経済産業省)

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は3,813億円営業利益442億円前期と比べると増収増益で、売上が+12.7%、利益が+14.8%。

売上高
+12.7%
3,813億円
営業利益
+14.8%
442億円
純利益
+14.1%
308億円
営業利益率
11.6%
前期比 +0.2%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高4,190億円3,813億円
営業利益485億円442億円
純利益323億円308億円
1株あたり配当¥87¥87

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は937億円、営業利益は92億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+36.2%、営業利益は+39.4%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q84969
2024年1Q688669.640
2024年2Q7608010.555
2024年3Q7538711.660
2024年4Q90587
2025年2Q1,56618111.6122
2025年4Q1,81720411.2148
2026年2Q1,78418310.3120
2026年4Q2,02925912.8188
2027年1Q937929.852

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は1,720億円から3,813億円へ2.2倍に増えた。直近期の営業利益率は11.6%。売上は5期、純利益は5期の連続増加。

決算期売上高億円営業利益億円税引前利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月1,72011666
2014年3月1,80012871
2015年3月2,06316591
2016年3月2,185194112
2017年3月2,280218137
2018年3月2,309223141
この期から会計基準が日本基準からIFRSに変わりました。前後の数値は単純に比較できません
2019年3月2,551258167
2020年3月2,748283186
2021年3月2,520251170
2022年3月2,703307205
2023年3月2,917321220
2024年3月3,106354242
2025年3月3,38338539111.4270
2026年3月3,81344245311.6308

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高3,813億円のうち、営業利益として残るのは442億円11.6%。営業外の損益と税金を反映した純利益は308億円、売上の8.1%にあたる。営業利益率は業種中央値8.4%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金73.3%2,795億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金15.2%581億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益11.6%442億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
26.7%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+3.2pt
11.6%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+1.4pt
8.1%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比1.7pt
11.4%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
7.4%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
10.0%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが−34億円、投資CFが−594億円で、差し引きのフリーCFは−628億円この組み合わせは消耗型にあたる。本業・投資・財務のすべてで現金が出ていっている。手元資金の厚みが生命線期末の手元現金は1,088億円で、売上の3.4ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月45−46−27−1282
2014年3月152−8−27144398
2015年3月15314−229167338
2016年3月182−48−40134431
2017年3月124−54−4970456
2018年3月131−61−5970467
2019年3月197−16−163181484
2020年3月194−30−68164580
2021年3月175104−74279786
2022年3月384−85−129299957
2023年3月260−56−1492041,013
2024年3月262−86−1511761,040
2025年3月372702−1881,0741,929
2026年3月−34−594−216−6281,088

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は4,176億円。このうち返さなくてよい自己資本が2,792億円で、自己資本比率は66.9%(業種中央値63.4%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月1,45195649563.6
2014年3月1,6281,01061859.8
2015年3月1,66397468956.3
2016年3月1,7561,05070657.3
2017年3月1,9951,25474160.5
2018年3月2,1911,40478761.8
2019年3月2,3281,45986960.3
2020年3月2,4041,55485062.2
2021年3月3,0411,8141,22759.6
2022年3月3,2581,9781,28060.7
2023年3月3,1992,0051,19462.7
2024年3月3,7462,3681,37863.2
2025年3月4,2132,6121,51562.0
2026年3月4,1762,7921,28866.9

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
1,088億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
2,602億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
1,288億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
83
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率23 / 30
現金創出営業CFの黒字継続20 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

情報・通信業 605社との比較

同じ情報・通信業の企業と並べると、いちばん上に来るのは営業利益率605社中224位あたり、逆に低いのは配当利回り605社中368位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
11.4%/中央値 13.1%
P25 7.0%P75 20.1%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
11.6%/中央値 8.4%
P25 3.9%P75 16.1%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
66.9%/中央値 63.4%
P25 45.3%P75 74.7%
売上成長率前期からの売上の伸び
12.7%/中央値 9.1%
P25 1.9%P75 20.2%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
2.2%/中央値 2.5%
P25 1.5%P75 3.5%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥3,958で、1年前と比べて+16.0%過去52週の値幅のなかでは56%の位置にある。

¥3,958-2.9%1ヶ月+7.1%1年+16.0%時価総額7,243億円
過去52週の値幅
安値¥3,075高値¥4,655

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)23.5倍
PER (会社予想)22.4倍
PBR2.62倍
配当利回り2.20%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は8月21日に3866円と、25日線(3821.28円)を1.2%上回り、75日線(3590.89円)を7.7%上回っています。直近1カ月では+3.92%と上昇傾向です。52週高値4655円から17%下回る水準ですが、年初来+11.32%と堅調な推移です。7月29日には37万株超の出来高を記録し、商いが増加しました。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割高と判定しています(スコア 30/100)

PERは実績22.94倍、予想21.9倍と同業界平均48.57倍より低いが、絶対水準は高め。PBR2.56倍は平均2.92倍を下回るものの、ROE11.4%に見合うかは疑問。配当利回り2.25%は平均2.64%を下回り、配当性向62.6%と高水準。成長は見込まれるが、割高感があり、慎重な評価が必要。

指標この会社業種平均
PER (実績)23.5倍47.9倍
PER (予想)22.4倍
PBR2.62倍2.96倍
ROE11.4%12.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

DX投資の追い風を受け、官公庁・製造業向けのシステム需要が拡大。強気派は、グループ外販の伸びと高い利益率の維持を評価し、今後も増収増益が続くとみる。弱気派は、人材不足によるコスト増と、IT業界全体の競争激化で価格競争に直面する可能性を懸念する。また、親会社依存からの脱却が進むかが焦点。

プラスに働く材料7
  • 安定成長の継続

    売上高・利益とも着実に増加しており、2026年3月期は売上高3813億円、営業利益442億円と過去最高を更新

  • 外販拡大の余地

    グループ内依存からの脱却を進め、官公庁や製造業向けの受注が拡大しており、成長の原動力になっている

  • 高い収益性

    営業利益率は11%台後半とITサービス業界平均を上回り、利益体質が強い

  • 26/3期売上高3813億円、前期比12.7%増計画通年影響

    売上高は3383億円から3813億円へ430億円増加、増収基調が続く

  • 26/3期営業利益442億円、前期比57億円増益通年影響

    営業利益率は11.38%から11.59%へ改善し、利益成長が期待

  • 予想PER21.4倍は実績22.47倍を下回る不定影響

    26/3期予想ベースのPERは21.4倍と実績比で約1倍低下し、割安感

  • 配当利回り2.3%と安定的な株主還元継続影響

    配当利回り2.3%を維持し、下値支援材料となる

マイナスに働く材料7
  • 人材獲得競争

    ITエンジニア不足が深刻化しており、採用・育成コストの増加が利益率を圧迫する可能性がある

  • 競争激化

    クラウドや生成AIの普及で競合が増え、価格競争に陥るリスクがある

  • 親会社依存リスク

    日本製鉄向けの売上比率が高く、グループ内の設備投資動向に業績が左右される

  • 営業利益率11.59%と低水準、収益力に課題通年影響

    営業利益率は前期比0.21ポイント上昇に留まり、高収益化は進まない

  • PBR2.5倍に対しROE11.4%と割高懸念不定影響

    PBR2.5倍はROE11.4%を考慮すると割高で、修正局面で株価下押し

  • 外国人保有24.22%、売り圧力になり得る不定影響

    外国人保有比率24.22%と高く、リスクオフ時に売りが出やすい

  • 増収率12.7%に対し営業利益増14.8%と小幅通年影響

    売上高は12.7%増だが営業利益は14.8%増、コスト増で増益率限定的

次の決算で確かめる点
外販売上比率
グループ外顧客への依存度が高まり、成長の質を示す指標
受注残高
将来の売上高の先行指標であり、需要動向を把握できる
営業利益率
人件費や開発効率の変化を反映し、収益性の持続性を確認する

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり87で、前期から+14.9%いまの株価に対する利回りは2.20%。増配か配当維持が5年続いている。

年間配当
¥87
1株あたり
配当利回り
2.20%
いまの株価に対して
配当性向
62.6%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
5年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月2335.3
2018年3月2511.140.2
2019年3月2810.034.3
2020年3月3318.234.5
2021年3月26−19.231.4
2022年3月3221.933.4
2023年3月3817.231.8
2024年3月4313.330.3
2025年3月7474.118.3
2026年3月8514.962.6

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥87

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ5,405人。区分でいちばん多いのは事業法人63.9%。グループ会社や銀行などの安定株主が67.2%を占め、残る32.8%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
事業法人63.963.863.863.863.863.9
外国法人17.219.119.621.622.224.2
個人・その他5.85.55.65.25.14.9
証券会社0.90.60.60.51.93.7
金融機関12.311.010.39.07.13.3
外国人個人0.00.00.00.00.00.0
自己株式0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01日本製鉄株式会社63.42
023D WH OPPORTUNITY MASTER OFC - 3D WH OPPORTUNITY HOLDINGS(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)10.10
03STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 510312(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)2.69
04日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)2.49
05STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 510311(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)2.25
06BNY GCM CLIENT ACCOUNT JPRD AC ISG (FE-AC)(常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行)2.22
07日鉄ソリューションズ社員持株会2.06
08JPモルガン証券株式会社1.44
09モルガン・スタンレーMUFG証券株式会社1.08
10BNYM SA/NV FOR BNYM FOR BNYM GCM CLIENT ACCTS M ILM FE(常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行)0.67

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+35%、1株純資産は14期で−12%。直近期のROEは11.4%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月1241,7407.314.439.2
2014年3月1331,8377.517.534.7
2015年3月871,0069.521.229.2
2016年3月1201,08311.518.441.3
2017年3月1461,27512.416.435.3
2018年3月1491,42911.020.440.2
2019年3月1781,53512.116.734.3
2020年3月2031,63312.813.034.5
2021年3月9399110.318.931.4
2022年3月1121,08110.816.433.4
2023年3月1201,09611.014.731.8
2024年3月1321,29411.118.630.3
2025年3月1481,42710.925.918.3
2026年3月1691,52611.421.762.6

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

15名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は15名。2026/3期の役員報酬は総額334百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約2倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
玉置和彦代表取締役社長6420,578
東條晃己取締役6110,181
鎌田三保取締役6011,319
石井一郎取締役71
堀井利江取締役66
藤原雅俊取締役48
山畑聡取締役65
内藤寛人取締役59
松村篤樹取締役 常勤監査等委員656,581
星周一郎取締役 監査等委員56
藤田和弘取締役 監査等委員61
熊本吉弘取締役 技術統括担当637,941
残りの役員3名を開く
氏名役職年齢保有株数
佐藤文敏取締役 コーポレート統括担当5915,587
川上智子取締役61
加藤伸一取締役54

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)1013287922923
監査等委員4484812
取締役(社内)437379
社外取締役2202010

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容2,120字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社及び当社の関係会社は、当社、親会社、連結子会社26社、持分法適用の関連会社1社で構成されております(2026年3月31日現在)。当社グループ(当社及び連結子会社)は、経営及び情報技術の両面から、顧客の事業課題の解決や新たなビジネスモデルの創出を支援するため、コンサルティングからシステムの企画・設計・構築、及び運用・保守に至るまで、情報システムに関する総合的なサービスを提供しております。 当社グループのセグメントは「情報サービス」単一でありますが、顧客・マーケット及び主たるサービスの性質を勘案し、「ビジネスソリューション」と「コンサルティング&デジタルサービス」の2つに区分しております。 (ビジネスソリューション) 主として産業・鉄鋼分野、流通・サービス分野、金融分野等の顧客に対し、業種・業務に関する知見とデジタル技術を活用し、基幹業務システム等の企画、設計、構築、運用・保守を含むソリューションを提供しております。 主要な提供サービス品目は以下のとおりであります。 a 産業・鉄鋼 ・自動車、電機、重工業、化学、食品等の顧客に対して、生産・物流管理システム、設計情報管理システム、スマートファクトリー、データ分析・利活用基盤、等を提供 ・日本製鉄㈱グループ向けに、鉄鋼システムの企画、設計、構築、及び運用・保守の受託 b 流通・プラットフォーマー ・ネット・メディア、流通、サービス、ヘルスケア分野等の顧客に対して、大規模Webサイト/サービス、ECサイト、倉庫・物流管理システム、データウェアハウスによる解析・分析システム、等を提供 ・通信分野の顧客に対して、ネットワーク設備やサービス・プラットフォームの構築・運用等を提供 c 金融ソリューション ・銀行、証券、保険等の金融分野の顧客に対して、市場取引・リスク管理領域、経営・リスク管理領域、融資・審査業務領域等に関するソリューションを提供 (コンサルティング&デジタルサービス) 様々な業種・業務の顧客に対し、ミッションクリティカルな要求に応えるITインフラソリューションやITアウトソーシングを提供しております。また、DXコンサルティング及び、クラウドプラットフォーム等のデジタルサービスを提供しております。 主要な提供サービス品目は以下のとおりであります。 a ITサービス&エンジニアリング ・ITアウトソーシングや、マルチクラウド、デジタルワークプレース、セキュリティ、データマネジメント等に関するITサービスを提供 ・中央省庁等の公共機関や宇宙・科学分野等の顧客を中心に、大規模なシステムのエンジニアリングと運用サービスを提供 b コンサルティング&デジタルソリューション ・上流コンサルティングからソリューションの提供、運用までを含むオファリングベースの一貫した支援を提供 ・文書管理・ワークフロー、電子契約、エンタープライズBPM・ローコードプラットフォーム等のデジタルソリューションを提供 [主要な関係会社] 日鉄ソリューションズ北海道㈱、日鉄ソリューションズ東日本㈱、日鉄ソリューションズ中部㈱、 日鉄ソリューションズ関西㈱、日鉄ソリューションズ九州㈱、㈱OSPソリューションズ、インフォコム㈱、 日鉄ソリューションズサービスアンドテクノロジー㈱、㈱ネットワークバリューコンポネンツ、 NSフィナンシャルマネジメントコンサルティング㈱、㈱金融エンジニアリング・グループ、 エヌシーアイ総合システム㈱、日鉄日立システムソリューションズ㈱、 日鉄軟件(上海)有限公司、NS Solutions Asia Pacific Pte.Ltd.、Thai NS Solutions Co., Ltd.、 PT. NSSOL SYSTEMS INDONESIA、PT. WCS ABYAKTA NAWASENA、NS Solutions USA Corporation、 NS Solutions IT Consulting Europe Ltd. (その他) 障がい者の雇用拡大を目的にした「障害者雇用促進法」に基づく特例子会社において、当社の福利厚生の一部業務、オフィスサービス、農業分野等を通じた地域サービス、ITを利用した各種サービス等を提供しております。 [主要な関係会社] ㈱Act. ※各事業の詳細は、当社WEBサイト掲載の統合報告書に記載しております。 「統合報告書・サステナビリティケースブック」: https://www.nssol.nipponsteel.com/ir/integrated-report/ 事業の系統図は、次のとおりであります。 (注)1. NS Solutions USA CorporationとOPEN SYSTEM’S PRODUCTION,2 INC.は、NS Solutions USA Corporationを存続会社として2026年1月1日付で統合しております。 2. ㈱OSPソリューションズは、2026年4月1日付で「日鉄ソリューションズ沖縄㈱」に商号変更しております。
経営方針・対処すべき課題4,132字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 以下、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社が判断したものであります。 (1) 会社の経営の基本方針 当社は以下の企業理念を制定し、日本の情報サービス産業において主導的立場を確立し、持続的な事業の成長と高い収益力の実現を通じて、豊かな社会づくりに貢献していくことを目指しております。 創造 信頼 成長 日鉄ソリューションズは、情報技術のプロフェッショナルとして、真の価値の創造により、お客様との 信頼関係を築き、ともに成長を続け、社会の発展に貢献していきます。 その実現に向けて、次の4点を基本方針として事業を推進しております。 ①情報技術(IT)を活用した新しく大きく伸びるマーケット(市場)をターゲットとして、先見的なソリューションを企画し、経営資源を優先的に投入することで事業の成長を実現いたします。 ②ターゲット市場に対して、製販一体の組織であるビジネスユニットを構え、ビジネスユニットごとの最適なビジネスモデルを構築するとともに、お客様に対して、お客様の事業展開・変革に合わせた最適なサービスを全社横断的に提供する体制を整えることで、事業の差別性と収益性とを実現いたします。 ③お客様からの信頼と先進的な技術力こそが競争力の源泉と認識し、その強化・獲得を進めてまいります。 ④「ビジネスソリューション」及び「コンサルティング&デジタルサービス」を事業の柱として構成し、コンサルティングからソリューションの設計、開発、運用・保守までの一貫したサービスを提供いたします。 ・「ビジネスソリューション」:特定業種・業務に関する情報システムのソリューションの提供 ・「コンサルティング&デジタルサービス」:DXコンサルティングに基づく高付加価値のデジタルサービスの提供 (2) 対処すべき課題 ①「NSSOL 2030ビジョン」の実現に向けた事業運営 当社は、設立25年目を迎える2025年度を第二の創業期と位置づけ、次のステージに向けて新たな活動をスタートすべく、2030年における当社の目指す姿「NSSOL 2030ビジョン」を公表いたしました。本ビジョン実現に向けて、前半3カ年の具体的な実行計画として策定した「2025-2027 中期経営計画」の達成に向けた事業推進・実行が課題であると捉えております。 中期経営計画の初年度である2025年度は、「4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」に記載のとおり、各施策を積極的に推進した結果、売上収益・営業利益ともに増加、営業利益率も向上し、順調なスタートとなりました。また、2025年度は成長投資、M&A、株主還元等を実行し、2025年度末の手元資金残高は1,088億円(対期初約840億円の減)となりました。 2026年度以降も中期経営計画達成に向け各施策を推進してまいります。 (計数実績) FY2024実績   FY2025実績   FY2027計画   NSSOL2030ビジョン 売上収益   3,383億円   3,813億円   4,500億円   5,000億円 営業利益(営業利益率)   385億円(11.4%)   442億円(11.6%)   600億円(13%)   1,000億円(20%) ROE   10.9%   11.4%   13%程度   15%程度 M&A   16億円(2022-2024計100億円程度)   580億円の資金投入   1,500億円/3ヵ年の資金投入   投資効果:1,000億円程度の事業を創出 株主還元   配当性向50%   配当性向50%   配当性向50%   配当性向50% TAM型1売上収益比率   5%程度   38%   75%程度   - 成長投資/売上収益比率(M&A除き)   3.6%   3.9%   5%程度   - 1. SI Transformation, Asset Driven, Multi Company Platformから構成されるNSSOLの新しいビジネスモデル (キャッシュアロケーション) ②サステナビリティ経営の推進 サステナビリティ経営の推進にあたっては、当社が目指す社会的存在意義のパーパスを起点に価値創造プロセスを整理し、5つのマテリアリティを定めております。当社のマテリアリティ及びその実現に向けた主な取り組みは次のとおりであります。 今後も外部環境の変化や当社の事業運営に即してさらなる高度化を図ってまいります。 (参考:中期経営計画の概要) (ⅰ)「NSSOL 2030ビジョン」の概要(2024年4月公表) (ア)中長期外部環境とITメガトレンド 2030年に向けて、当社を取り巻く外部環境が大きく変化していく中、以下3点が当社にとって重要なITメガトレンドであると捉えております。 ・生成AI等の新技術によるシステム開発・運用の変化 ・デジタルサービスの拡大 ・業界横断プラットフォームの本格化 (イ)当社の目指す姿 外部環境及びITメガトレンドを受けて、ITに求められる役割は、従来の個別企業の課題解決から、社会全体や業種横断の課題解決へと拡大しております。当社も、これまでの顧客企業の「パートナー」という立ち位置から、自ら新しい価値を提案し、創造する「プロデューサー」へと生まれ変わっていくべく、当社の目指す姿を「Social Value Producer with Digital」と定めました。 (ⅱ)「2025-2027 中期経営計画」(以下「中期計画」)の概要(2025年2月公表) (ア)中期計画で目指す姿 今回の中期計画にて当社が目指す姿は以下の4点であります。 ・独自の強みをテコに、ビジネスモデル変革による更なる高収益化の実現 ・ITメガトレンドへのフォーカスによる市場以上の高成長 ・保有キャッシュを活用した積極的な成長投資、M&Aによる外部成長 ・戦略実行力強化を含むガバナンスの進化、及び株主共同価値の向上 「NSSOL 2030ビジョン」で掲げた営業利益1,000億円/ROE15%程度の早期達成に向け、2027年度の目標値を設定しております。 (「①「NSSOL 2030ビジョン」の実現に向けた事業運営」参照) (イ)中期計画における4つの変革 「NSSOL 2030ビジョン」の達成に向けた基盤作りの期間と位置付け、以下の4つの抜本的変革に取り組み、高収益企業への転換を図ります。 (事業収益モデルの変革) 従来の個別受託型SI事業から、Social Value Producerを体現する3つの収益モデルであるTAM型を主軸とした高収益モデルへシフトいたします。ビジネスモデル変革を示す指標として、TAM型の売上収益比率を現5%程度(2024年度実績)から2027年度には75%程度にまで拡大することを目指します。 (顧客アプローチの変革) 顧客個別課題への対応から、顧客経営・社会課題といった包括的な視点での提案へとシフトいたします。オファリングメニューの整備、コンサルティング・シンクタンク機能の強化・獲得、最適な営業スタイルの確立等により、オファリング型の提案プロセスを強化いたします。 (技術獲得・適用プロセスの変革) 研究開発と事業との連携強化や、当社製SaaS型ITサービスの迅速な立ち上げを可能とする当社独自の開発・運用プラットフォームの整備・全社展開、全社的な生成AIの活用推進により、ソリューション創出力の向上と、全社の開発生産性の2割向上を図ります。 (社内業務・マネジメントの変革) 各事業部内にある共通管理機能の集約・業務の標準化と、収益・各種指標のKPIマネジメント強化を目的とした社内基盤システムの刷新により、管理部門生産性の2割向上及びデータドリブン経営の実現を図ります。 (ウ)グローバル戦略 マーケットの観点からは、既存領域の高付加価値化と、現地非日系企業マーケットへの展開・拡大等による新領域・成長市場への参入により、グローバルでの売上収益規模を現在(120億円程度)の2倍以上に拡大することを目指します。リソースの観点からは、開発・生産機能の最適なリソース配置とデリバリー構造の強靭化・生産能力向上を図ります。 (エ)外部成長戦略 「NSSOL 2030ビジョン」の早期実現に向け、3ヵ年合計で1,500億円程度の資金を投下し、積極的なM&Aを実行していきます。M&Aにより、具備すべきケイパビリティを獲得・強化し、売上収益規模で470億円程度、営業利益で70億円程度の効果を得ることを目標とします。実行推進体制につきましても大幅な強化を行います。 (オ)財務戦略 豊富な累積キャッシュを原資に、従来以上の積極的なM&A、成長投資と株主還元を実施します。具体的には、昨年売却した政策保有株式も含めた期初キャッシュ約1,900億円を3年間で1,000億円程度圧縮し、手元資金の水準を同業平均レベルの月商2.4カ月程度まで引き下げます。これと営業キャッシュフローを合わせたキャッシュを人的資本投資、成長投資、M&Aと株主還元に充当し、大規模M&A実行時には借入も活用していきます。 また、当社の資本コストにつきまして、上昇要因を踏まえた上でこの低減に努め、資本コストや株価を意識した経営を推進します。 (カ)サステナビリティ経営の進化 当社では以前よりサステナビリティ経営を推進しておりますが、今回の中期計画において更なる進化を目指し、重点的な取り組みとして、人材戦略とガバナンス戦略を策定しております。 (人材戦略) ビジネスモデルの変革に資する人材を確保する観点から、採用・育成の強化や評価制度・処遇改定等4つの施策を遂行します。 (ガバナンス戦略) 「コーポレート・ガバナンスの強化」「戦略実行力強化」「社会価値実現」の3つの観点から、諸施策を実行いたします。
事業等のリスク3,653字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 本項においては当社グループの事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性があると考えられる事項を記載しております。ただし、これらは当社グループに関するすべてのリスクを網羅したものではなく、記載された事項以外の予見しがたいリスクも存在します。 なお、本項の記載内容のうち、将来に関する事項を記載している場合には、当該事項は本書提出日現在において判断したものであります。 (1)財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の異常な変動 当連結会計年度は、前連結会計年度における投資有価証券の売却の影響による法人所得税等の一時的な支払額の増加や、連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得による支出等により、キャッシュ・フローに大きな変動がありました。 また、経済情勢の変化等によるシステム投資動向、競合状況、大型プロジェクト案件の存否、個別プロジェクトやサービス案件の進捗状況・採算性等により、経営成績が変動する可能性があります。また、一時点で収益が認識される機器の販売等の個別案件の売上収益の計上時期により、四半期・半期ごとの経営成績が変動することがあります。 (2)特定の取引先・製品・技術等への依存 現時点で、該当する事項はありません。 当社グループは、製造業、流通業、運輸業、通信業、金融業及び官公庁等幅広い顧客からご支持をいただいております。その中で日本製鉄㈱とは安定的な取引を継続しており、当社グループ最大の取引先である同社に対する当連結会計年度の販売実績は70,555百万円(割合18.5%)となっております。また、当社グループは、顧客のIT戦略立案等のコンサルティングから、企画、構築、運用・保守というシステムライフサイクルを通じたソリューションメニューを提供し、特定の製品・技術等に偏ることなく事業を展開しております。 (3)情報サービス業界特有の法的規制・取引慣行・経営方針、及びその他事項 (情報セキュリティに関するリスク) 当社は、マーケットニーズの変化に対応するため、SaaS型ITサービスの提供を推進しており、これに伴い当社に管理責任が生じる顧客情報・個人情報の取り扱いが増加しております。当該情報が外部に流出する等の事態が発生した場合は、顧客等からの損害賠償請求、当社の信用失墜等の事態を招く可能性があります。 当社は、社長を委員長とする情報セキュリティ委員会のもと、情報セキュリティ専門組織である技術本部 情報セキュリティ部を中心に、社内ルールや体制の整備、教育啓発活動等の諸施策を実施するとともに、プライバシーマークをはじめとする各種認証取得に積極的に取り組む等、顧客情報や機密情報等の保護に努めてまいりました。 さらに、2024年度末に発覚した不正アクセス事案を踏まえ、情報セキュリティマネジメント機構の再構築及び再発防止に向けた取組みを推進しました。具体的には、情報セキュリティ委員会の機能・位置付けを強化するとともに、情報セキュリティ部をあらため社直下に新たに情報セキュリティ本部を設置(2026年4月1日付発足)し、全社横断・グループ全体での統制強化、サイバー攻撃への対応力向上及び監視体制の高度化を図っております。 あわせて、顧客向けシステム開発・サービス開発においても、設計段階からセキュリティ要件を取り込む開発プロセスの導入や、全社標準のSaaS型ITサービス開発・本番基盤「Nestorium」の活用によるセキュリティの確保及び向上に取り組んでおります。 また、外部からのサイバー攻撃に加え、内部からの情報漏洩リスクにつきましては、いわゆる悪意者対策として発見的統制機能を装備し、迅速かつ高度な対応を実施しております。 (情報システム構築に関するリスク) 情報システムの構築ビジネスは、請負契約で受託することが一般的でありますが、プロジェクトを受注する際には、当該プロジェクトに必要な工数を見積ったうえで請負金額を決めることで、費用見積りにおける不確実性を低減させております。一方で、システム構築は、案件ごとの個別性が強く、納期までに顧客の要求に沿ったシステムを完成・納品する完成責任を負っております。システムへの要求が一層高度化かつ複雑化するとともに、短工期の完成・納品が求められる中、契約当初に予見しなかったプロジェクト進捗の阻害要因等が発生した場合は、当初想定以上の費用を要する可能性があります。また、プロジェクトを完遂できない等で契約不履行が生じた場合、顧客等からの損害賠償請求、当社の信用失墜等の事態を招く可能性もあります。 さらに、業務の受委託に伴う他社との協業機会が多く、委託先との関係において労働関連法規制や取適法に抵触した場合や、委託先との価格決定において政府のガイドラインや独占禁止法・取適法に抵触した場合、或いは、公共入札案件における独占禁止法抵触リスクが発現した場合等、行政処分、当社の信用失墜等の事態を招く可能性があります。 これらのリスクに対し、当社はプロジェクトリスク管理機構を設け、プロジェクトの提案段階からリスクの洗い出しと対策検討を徹底して行い契約面からのリスク回避に努めるとともに、受注後の実行段階においても組織的なレビューを継続的に行って課題の早期検知と対策実施を進めております。 (ITサービス提供に関するリスク) データセンターサービスやクラウドサービス等当社が提供するITサービスにおいて、電力・通信障害、機器・設備の故障、人的作業ミス等によるサービス障害等が発生した場合は、顧客等からの損害賠償請求、当社の信用失墜等の事態を招く可能性があります。 これらのリスクに対し、当社はプロジェクトリスク管理機構を設け、サービスの提案段階からリスクの洗い出しと対策検討を徹底し契約面からのリスク回避に努めるとともに、受注後の実行段階においても組織的なレビューを継続的に行って課題の早期検知と対策実施を進めております。 (知的所有権に関するリスク) 製品及び技術の高度化・複雑化等、特に近年では生成AIの活用等に伴い、提供するサービス又は製品に対して第三者から知的所有権の侵害を理由とする訴訟提起又は請求を受け、その結果、当社グループが損害賠償を負担し、又は代替技術の獲得もしくは開発をしなければならなくなる可能性があります。 当社では各部門内に知的財産責任者を配置するとともに、法務・知的財産部を中心として知的所有権に関する社内教育の徹底、他者特許侵害の監視等を行い、リスクの発現防止に努めております。 (4)労務管理に関するリスク 労務管理リスクにつきましては、グループ各社においてシステムを活用した当社社員の勤務実態の適正な把握、継続的なモニタリング・管理を行うとともに、業務プロセスの標準化、生成AI活用や全社開発標準プラットフォーム導入等システム化の促進等による業務負荷軽減に取り組んでおります。またハラスメントリスクに対して、意識啓発活動の継続や教育の徹底、ヘルプライン活用強化等にグローバルで取り組み、徹底防止を図っております。 (5)自然災害・感染症等の発生 当社が事業活動を展開する地域が大規模な地震、津波、風水害等に見舞われ、事業拠点及び従業員、パートナーに大きな被害が発生した場合、或いは、感染症の発生・拡大により、当社の事業活動に支障が生じる可能性があります。 当社は、これら災害等による事業継続リスクへの対応力強化として、事業継続計画(BCP)の策定、安否確認システムの構築、防災訓練及び建物の耐震調査、在宅勤務制度の拡充、テレワーク環境整備等の対策を講じております。また当社のデータセンターにつきましては免震又は耐震構造を採用し、自家発電による無停電電源装置を装備するとともに、強固なセキュリティを確保しております。システム開発や自社サービス提供につきましては、クラウドサービス型の社内開発基盤「TetraLink」の活用による国内外での分散開発体制の拡大や、同じくクラウドネイティブな提供型ITサービスプラットフォーム「Nestorium」の活用による自社サービスの継続性向上に取り組んでおります。 (6)重要な訴訟事件等について 該当する事項はありません。 なお、当社は、みずほ東芝リース㈱より、2020年3月31日付(当社への訴状送達日は、2020年6月24日)で、東京地方裁判所にて、違約金請求訴訟の提起を受けておりましたが、2025年5月19日に和解が成立し、終結しております。 (7)役員・大株主・関係会社等に関する重要事項等 (当社の株式について) 当連結会計年度末日現在、日本製鉄㈱は当社の発行済株式総数183,002,000株のうち116,067,600株(出資比率63.4%)を保有しております。
経営成績の分析 (MD&A)7,892字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要並びに経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 (1) 経営成績 ①業績等の概要 (経済及び業界の環境) 当連結会計年度のわが国経済は緩やかな回復基調が継続しております。一方、中東情勢を中心とする世界情勢の不安定化、為替リスクや物価高の継続などの国内経済への影響を注視する必要があり、企業収益への影響は依然として不透明な状況が続いております。こうしたなか当社グループを取り巻く事業環境においては、競争力強化・付加価値向上及び事業拡大を目的とした DX(デジタルトランスフォーメーション)ニーズは引き続き旺盛で、顧客企業におけるシステム投資も拡大しております。 (企業集団の営業の経過及び成果) 当社グループは、「NSSOL 2030ビジョン」(2024年4月公表)実現に向けた「2025-2027中期経営計画」(2025年2月公表)をスタートさせ、「事業収益モデルの変革」、「顧客アプローチの変革」、「技術獲得・適用プロセスの変革」、「社内業務・マネジメントの変革」の4つの抜本的変革に取り組み、事業活動を推進して参りました。 ① 事業収益モデルの変革 「TAM型*」モデルの拡大を図るべく各種取り組みを進めており、2027年度TAM型売上構成比75%の目標に対し、当期は38%(対前期:+33%)となりました。 特にアセット活用型(A型)については、AI等先進技術を取り入れたソリューション開発投資を積極的に推進し、製造業向け新生産管理パッケージ「PPMP」、財務業務の総合支援サービス「ConSeek TM」、クラウドソリューション「CloudHarbor」、AI需要予測・最適化機能を備えた「Delifit AI」等を中心に引き続き多くの引き合いをいただいており、インバウンド旅行業務向けソリューション「COCOTRA」、サイバーセキュリティサービス「NSSIRIUS」等新たなソリューションについても順次市場へ投入しております。 また、PF提供モデル(M型)については、ECプラットフォーム「NS Eclipa」を基盤とする農産物流通プラットフォームの提供を開始し、業界横断で複数企業が利用するプラットフォーム事業も開始しております。 (*・SI Transformation(次世代SIモデル「T型」):革新的技術を用いて高い生産性で提供 ・Asset Driven(アセット活用型 「A型」):強みをアセット化して提供 ・Multi Company Platform(PF提供モデル「M型」):共同利用プラットフォームを提供 の3つの収益モデルから構成されるNSSOLの新しいビジネスモデル) ② 顧客アプローチの変革 顧客経営・社会課題の視点で企業のデジタル変革を支援するオファリングブランド「Corepeak(コアピーク)」を立ち上げ、「顧客アプローチの変革」の中核として顧客へのアプローチを開始しております。 Corepeakは、複雑化・高度化する企業変革テーマに対し、当社の実践知に基づく変革シナリオ*1とアセット化されたオファリングBlock*2(課題解決アセット群)を組み合わせ、構想から実現までを一気通貫で提供し、顧客自ら変革を継続できるよう支援します。 (*1)変革シナリオ:複雑な課題構造を整理し、経営課題から実装までの道筋を示す、変革のリファレンスガイド。 (*2)オファリングBlock:描いたシナリオを実装可能な単位で確実に前進させるために、従来は個別に提供していたソリューションやノウハウを、実装可能な単位として整理したもの。 ③ 技術獲得・適用プロセスの変革 2027年度開発生産性20%向上を目標に開発プロセス全般へのAI適用を推進しております。生成AIや自動化技術等の開発支援ツールを装備した当社独自の開発・運用統合プラットフォーム「Nestorium」を全社標準のITサービスプラットフォームとして整備し、加えてAI駆動型開発プラットフォーム「NS Devia」の活用により、開発生産性の大幅な向上に取り組んでおります。 ④ 社内業務・マネジメントの変革 2027年度社内業務効率20%向上を目標に、管理系共通部門の組織統合、社内システム刷新による事業基盤の整備、AI活用推進センターを中心とした生成AIの適用促進等を推進し、業務の標準化と効率化による業務生産性の更なる向上、経営管理とマネジメントの更なる高度化に取り組んでおります。 これらの4つの抜本的変革への取り組みに加え、外部成長戦略及びグローバル戦略の一環として、国内外企業とのM&Aや資本業務提携を積極的に推進しております。 当期においては、プロセス製造業向け事業や中堅企業向けERP「GRANDIT」事業等を有するインフォコム㈱、ならびにERPパッケージに関するITサービスを提供するインドネシア企業PT. WCS ABYAKTA NAWASENA(アビセナ社)の全株式を取得し100%子会社化いたしました。 資本業務提携においては、コンサルティング力に強みを有する㈱インテリジェントフォース、データ利活用領域に強みを有する㈱デリバリーコンサルティングとの提携等、機能強化・提供価値の向上を目的とした提携に加え、Web3・デジタル資産に関する情報サービス企業であるN.Avenue㈱と共同で暗号資産インデックス協議会の設立、全ゲノム検査サービスの事業化を目指すcBioinformatics㈱との資本業務提携及びシステム共同開発への参画等、事業領域の拡張を目的とした提携にも積極的に取り組んでおります。 また、2026年1月には、豊富なITリソースを有するインドのケイパビリティを当社事業にも取り込むとともに、インドベンダーとのアライアンス検討を加速すべく、インド活用推進班を設置しました。 当連結会計年度の売上収益は、いずれの分野も好調で、特に産業・鉄鋼分野及び流通分野向けを中心とした増加や、インフォコム㈱を新規連結した影響もあり、381,340百万円と前連結会計年度(338,301百万円)と比べ43,038百万円の増収となりました。営業利益は、中期経営計画の諸施策を前倒しで実行したことにより販売費及び一般管理費が増加したものの、増収及び売上総利益率の改善による売上総利益の増により、44,242百万円と前年同期(38,497百万円)と比べ5,744百万円の増益となりました。 当連結会計年度をサービス分野別(ビジネスソリューション、コンサルティング&デジタルサービス)に概観しますと、以下のとおりであります。当連結会計年度より、組織改正に伴い、一部の分野につき、ビジネスソリューションからコンサルティング&デジタルサービスへの組替えを実施しております。 なお、前連結会計年度は、当該変更を反映して作成したものを開示しております。 (ビジネスソリューション) ビジネスソリューションにつきましては、当連結会計年度の売上収益は286,506百万円と前連結会計年度(243,464百万円)と比べ43,042百万円の増収となりました。 産業・鉄鋼 産業・鉄鋼分野向けにつきましては、製造業向けが好調、日本製鉄㈱の新設備対応もあり、売上収益は前期と比べ増収となりました。 流通・プラットフォーマー 流通・プラットフォーマー分野向けにつきましては、小売・旅行分野向けを主体に好調で、売上収益は前期と比べ増収となりました。 金融 金融分野向けにつきましては、前年のプロダクト販売の反動減があったものの、A型ビジネスの推進によりカバーし、売上収益は前期と比べ増収となりました。 (コンサルティング&デジタルサービス) コンサルティング&デジタルサービスにつきましては、当連結会計年度の売上収益は、94,833百万円と前連結会計年度(94,837百万円)と同水準となりました。 ② 経営成績の分析 1)売上収益 当連結会計年度の売上収益は、前連結会計年度の338,301百万円に対し12.7%増収の381,340百万円となりました。サービス分野別の状況は以下のとおりであります。 ビジネスソリューションにつきましては、当連結会計年度の売上収益は286,506百万円と前連結会計年度(243,464百万円)と比べ43,042百万円の増収となりました。 コンサルティング&デジタルサービスにつきましては、当連結会計年度の売上収益は、94,833百万円と前連結会計年度(94,837百万円)と同水準となりました。 2)売上原価、販売費及び一般管理費 当連結会計年度の売上原価は、前連結会計年度の256,594百万円に対し8.9%増加し279,537百万円となりました。その結果、売上総利益率は、前連結会計年度の24.2%に対し2.5ポイント向上の26.7%となりました。 販売費及び一般管理費は、営業力強化、採用・教育、社内基盤整備他の実行に加え、インフォコム㈱の企業結合により前連結会計年度の41,071百万円に対し41.4%増加し58,057百万円となりました。 3)持分法による投資損益/その他の収益/その他の費用 当連結会計年度の持分法による投資損益、その他の収益及びその他の費用は、前連結会計年度に発生した一過性の要因の反動等により、前連結会計年度の△2,137百万円に対し497百万円となりました。 4)営業利益 当連結会計年度の営業利益は、販売費及び一般管理費が増加したものの、増収及び売上総利益率の改善により売上総利益が増加したことから、前連結会計年度の38,497百万円に対し14.9%増加し44,242百万円となりました。 5)金融損益 金融収益と金融費用を合わせた当連結会計年度の金融損益は、受取利息が増加したこと等により、前連結会計年度の578百万円に対し1,043百万円となりました。 6)税引前利益 当連結会計年度の税引前利益は、前連結会計年度の39,076百万円に対し15.9%増加し45,286百万円となりました。 7)法人所得税費用 当連結会計年度の法人所得税費用は、前連結会計年度の10,998百万円に対し19.3%増加し13,117百万円となりました。 8)親会社の所有者に帰属する当期利益 当連結会計年度の親会社の所有者に帰属する当期利益は、前連結会計年度の27,049百万円に対し14.0%増加し30,832百万円となりました。また、基本的1株当たり当期利益は、前連結会計年度の147.84円に対し14.0%増加し168.50円となりました。 ③生産、受注及び販売の状況 当社グループは情報サービス単一セグメントでありますが、サービス分野別の当連結会計年度(2025年4月1日~2026年3月31日)の生産実績、受注実績及び販売実績を示すと、次のとおりであります。 1)生産実績 (単位:百万円) サービス分野別の名称   生産高   前年比 ビジネスソリューション   285,718   17.7   % コンサルティング&デジタルサービス   96,575   △5.6   % 合計   382,294   10.8   % (注)金額は販売価格によっております。 2)受注実績 (単位:百万円) サービス分野別の名称   受注高   前年比   受注残高   前年比 ビジネスソリューション   303,744   20.9   %   113,329   17.9   % コンサルティング&デジタルサービス   103,551   △0.9   %   85,634   11.3   % 合計   407,295   14.5   %   198,963   15.0   % 3)販売実績 (単位:百万円) サービス分野別の名称   販売高   前年比 ビジネスソリューション   286,506   17.7   % コンサルティング&デジタルサービス   94,833   △0.0   % 合計   381,340   12.7   % 最近2連結会計年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は、次のとおりであります。 (単位:百万円) 相手先   前連結会計年度 (自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日) 販売高   割合(%)   販売高   割合(%) 日本製鉄㈱   65,303   19.3   70,555   18.5 (2) 財政状態 (財政状態計算書) ①資産 当連結会計年度末の資産につきましては、前連結会計年度末421,302百万円から3,718百万円減少し、417,584百万円となりました。主な内訳は、現金及び現金同等物の減少△84,133百万円、のれんの増加28,899百万円、無形資産の増加28,540百万円等であります。 ②負債 当連結会計年度末の負債につきましては、前連結会計年度末151,487百万円から22,711百万円減少し、128,775百万円となりました。主な内訳は、未払法人所得税等の減少△28,493百万円等であります。 ③資本 当連結会計年度末の資本につきましては、前連結会計年度末269,815百万円から18,993百万円増加し、288,808百万円となりました。主な内訳は、当期利益32,168百万円、配当金の支払△14,180百万円等であります。その結果、親会社所有者帰属持分比率は66.9%となりました。 (3) キャッシュ・フロー (キャッシュ・フロー計算書) 当連結会計年度末の現金及び現金同等物の残高は、108,798百万円となりました。前連結会計年度の現金及び現金同等物の増減額が88,956百万円であったのに対し、当連結会計年度の現金及び現金同等物の増減額は△84,133百万円となりました。各活動区分別には以下のとおりであります。 ①営業活動によるキャッシュ・フロー 前連結会計年度は、税引前利益39,076百万円、減価償却費及び償却費12,134百万円、営業債権及びその他の債権の増減額△1,045百万円、契約資産の増減額△4,541百万円、棚卸資産の増減額△6,818百万円、営業債務及びその他の債務の増減額13,391百万円、法人所得税等の支払額△14,044百万円等により37,207百万円となりました。一方、当連結会計年度は、税引前利益45,286百万円、減価償却費及び償却費13,889百万円、営業債権及びその他の債権の増減額△810百万円、契約資産の増減額△7,644百万円、棚卸資産の増減額△621百万円、営業債務及びその他の債務の増減額△1,687百万円、未払賞与の増減額2,210百万円、和解金の支払額△5,000百万円、法人所得税等の支払額△49,246百万円等により△3,409百万円となりました。なお、前連結会計年度に投資有価証券を売却した影響で、法人所得税等の支払額が一時的に増加したことにより、当連結会計年度における営業活動によるキャッシュ・フローがマイナスとなりました。 ②投資活動によるキャッシュ・フロー 前連結会計年度は、有形固定資産及び無形資産の取得による支出△3,513百万円、その他の金融資産の取得による支出△5,534百万円、その他の金融資産の売却及び償還による収入78,523百万円等により70,249百万円となりました。一方、当連結会計年度は、連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得による支出△54,423百万円、有形固定資産及び無形資産の取得による支出△5,365百万円等により△59,380百万円となりました。 ③財務活動によるキャッシュ・フロー 前連結会計年度は、リース負債の返済による支払額△7,568百万円、配当金の支払額△10,795百万円等により△18,805百万円となりました。一方、当連結会計年度は、配当金の支払額△14,180百万円、リース負債の返済による支払額△6,974百万円等により△21,620百万円となりました。 (資本の財源、資金の流動性に係る情報) ①基本方針 当社グループは将来にわたり競争力を維持強化し、企業価値を高めていくことが重要と考えております。 そのため、ビジネスモデル変革による更なる高収益化の実現、ITメガトレンドへのフォーカスによる市場以上の高成長、積極的な成長投資、M&Aによる外部成長、ガバナンスの進化と株主価値の向上等による事業成長に伴う資金需要及び広域災害等の事業リスクに備えて内部留保を確保するとともに、利益配分につきましては株主の皆様に対する適正かつ安定的な配当等を行うことを基本としております。 配当につきましては、連結業績に応じた利益還元を重視し連結配当性向50%を目安といたします。 ②資金需要及び資金調達の主な内容 当社グループの主要な資金需要は、材料費、外注費、労務費、経費、販売費及び一般管理費等の営業費用並びに設備投資、外部成長のための出資等であります。これらの資金需要につきましては自己資金により充当しております。 手許の運転資金につきましては、当社及び一部の国内子会社において当社のキャッシュマネージメントシステム(CMS)を導入することにより、各社における余剰資金を当社へ集中し、一元管理をしております。また、当社は、日本製鉄㈱のCMSを利用しており、当連結会計年度末における預入額94,402百万円を現金及び現金同等物に含めて表示しております。 突発的な資金需要に対しては、大手各行及び親会社である日本製鉄㈱に対し当座借越枠を確保することにより、流動性リスクに備えております。 (4) 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、IFRSに準拠して作成しております。 その作成には、経営者による見積り、判断並びに仮定を用いることが必要となりますが、これらは期末日における資産・負債、及び開示期間の収益・費用の金額に影響を与えます。これらの見積りにつきましては過去の実績等、連結財務諸表及び財務諸表作成時に入手可能な情報に基づき、合理的に判断しておりますが、実際の結果は、見積り特有の不確実性があるためこれらの見積りと異なる場合があります。 特に、受注損失引当金及びのれんの評価につきましては重要な会計上の見積りが必要となります。当該見積り及び仮定の不確実性の内容やその変動により経営成績等に生じる影響等は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 注記事項 4.重要な会計上の見積り及び判断」に記載しております。

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は IFRS

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