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日経平均64,214.48-111NYダウ53,686.11+624ドル円155.8-3NASDAQ26,584.06+366S&P 5007,747.71+81SOX 指数11,352.13+139/3終値

日本オラクル

ORACLE CORPORATION JAPAN4716 · Standard · 情報・通信業

オラクルの日本法人。データベースやクラウドサービスを国内企業に販売するソフトウェア企業。

概要

日本オラクル株式会社は、1985年設立の米オラクル・コーポレーションの日本法人である。データベース管理システム「Oracle」を核に、ミドルウェア、業務アプリケーション、クラウドサービス、サーバー・ストレージなどのハードウェアを販売する。2025年5月期の売上高は2,635億円、従業員数は2,258人。東京証券取引所スタンダード市場に上場している。

オラクル製品の国内販売代理店としてのビジネスモデル

当社は、親会社であるオラクル・コーポレーションの知的財産権を管理するオラクル・インターナショナル・コーポレーションと販売代理店契約を結び、日本市場向けに製品を供給されている。売上高に対する一定割合をロイヤルティとして支払う構造である。また、オラクル・コーポレーションによる買収製品やクラウドサービスについては、兄弟会社の日本オラクルインフォメーションシステムズ合同会社(OIS)から供給を受けている。独自の研究開発は行っておらず、純粋な販売・サポート企業として機能している。

売上高の84.6%を占めるクラウド&ライセンス事業

2025年5月期のセグメント別売上構成比は、クラウドサービス23.5%、ライセンスサポート42.7%、クラウドライセンス&オンプレミスライセンス18.5%で、クラウド&ライセンス計が84.6%を占める。ハードウェア・システムズは5.9%、サービスは9.4%である。ライセンスサポートは高い契約更新率を維持し、安定収益の柱となっている。クラウドサービスは年々比率を高めており、前期比では23.5%と前年の19.7%から拡大した。

全国に広がる営業拠点と主要顧客層

本社は東京都港区北青山のオラクル青山センター。北海道オフィス(札幌)、東北オフィス(仙台)、関西オフィス(大阪)、東海オフィス(名古屋)、北陸オフィス(金沢)、中国・四国オフィス(広島)、九州オフィス(福岡)、沖縄オフィス(那覇)など全国8拠点を有する。主要顧客は大企業や官公庁で、高度なセキュリティと可用性が要求されるミッションクリティカル領域での採用が強みである。政府情報システムのセキュリティ評価制度(ISMAP)にも適合している。

業界の中での役割はソフトウェア・クラウドサービスの販売企業(オラクルの日本代理店)。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
2,851億円
営業利益
898億円
営業利益率
31.5%
純利益
635億円
2026/5 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01クラウド主力

ソフトウェアやハードウェアのリソースをインターネット経由でサービス提供。売上構成比は増加傾向にあり、主力事業。

主な製品・サービス1
クラウドサービス
データベース、アプリケーション、インフラなどをクラウドで提供。IaaS、PaaS、SaaSを含む。

02ソフトウェア・ライセンス準主力

データベース管理ソフトウェア、ミドルウェア、ERPなどのライセンスを販売。クラウドと並ぶ主要事業。

主な製品・サービス3
データベース管理ソフトウェア
Oracle Databaseなど、企業のIT基盤を支えるデータベース管理システム。
各種ミドルウェア
アプリケーションとOSの間で動作する基盤ソフトウェア。
業務アプリケーションソフトウェア
ERPなどの業務を効率化するアプリケーション。

03ソフトウェア・サポート準主力

ライセンス利用者向けにアップデートや技術サポートを提供。安定した収益源。

主な製品・サービス1
ソフトウェア・サポートサービス
アップデート版の提供や技術サポート、メンテナンス。

04ハードウェア副次

サーバー、ストレージ、ネットワーク機器などの販売とサポート。売上構成比は縮小傾向。

主な製品・サービス2
ハードウェア・プロダクト
サーバー、ストレージ、エンジニアド・システム、ネットワーク機器など。
ハードウェア・サポート
ハードウェアの技術サポート、修理、メンテナンス。

05サービス副次

コンサルティングやカスタマーサクセスサービスを提供。導入支援や運用管理。

主な製品・サービス2
コンサルティングサービス
製品導入の支援。
カスタマーサクセスサービス
予防保守や運用管理サービス。

製品と技術

Oracle Databaseを中核とするソフトウェア製品群

当社の主力製品はリレーショナルデータベース管理システム「Oracle Database」である。さらに、アプリケーションサーバーや統合開発環境などのミドルウェア、企業資源計画(ERP)や人事管理などの業務アプリケーション「Oracle Fusion Cloud Applications」、中堅企業向けクラウドERP「NetSuite」を提供する。これらのソフトウェアは、高いセキュリティと可用性が求められる基幹系システムで広く採用されている。

Oracle Cloud Infrastructure (OCI) とクラウドサービス

クラウドサービス部門では、IaaS型の「Oracle Cloud Infrastructure (OCI)」を提供。東京と大阪のデータセンターを運営し、高性能なGPU環境によるAIモデル作成も支援する。SaaS型のアプリケーションクラウドや、データベースクラウドサービスも含む。OCIは政府向けクラウド(ガバメントクラウド)にも認定されており、ISMAP適合サービスとして地方自治体のデジタル化にも貢献している。

ハードウェア製品とサポートサービス

ハードウェア・システムズ部門では、サーバー、ストレージ、エンジニアド・システム、ネットワーク機器を販売する。特にOracle Exadataなどの統合システムは、データベース処理に最適化されている。ハードウェアの販売に加え、技術サポート、修理、メンテナンス、オペレーティングシステムの更新版提供などのサポートサービスを提供。ただし、このセグメントの売上は減少傾向にあり、2025年5月期は前期比7.7%減の156億円となった。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

情報・通信業のなかでの位置

国内データベース最大手、クラウド移行で安定成長

日本オラクルは米オラクルの日本法人であり、国内データベース管理システム市場でトップシェアを有する。2026/5期売上高2851億円、営業利益率31.5%と高い収益力を維持。競合のソラコムやVRain Solutionに比べ、規模・ブランド力で優位。クラウドサービスへの移行が進む中で、サブスクリプション収入の比率を高めている。ただし顧客のクラウドシフトに伴い競合との価格競争が激化。

強み

  • 長年にわたりデータベース市場で圧倒的なシェアを確保。
  • 営業利益率30%超と情報・通信業界でトップクラス。
  • 大企業・官公庁など長期取引先が多く、リカーリング収入が安定。
  • 自社クラウドサービスを強化し、サブスク収入の比率を向上。

課題

  • 他社クラウドDBの低価格戦略によりシェア低下リスク。
  • 顧客のクラウド移行が加速する中で、オンプレ依存からの転換が課題。
  • サブスク化に伴い一時的なライセンス収入が減少する可能性。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

情報・通信業の時価総額近傍。太字が日本オラクル

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
13659ネクソン2.6兆円18.3倍
24684オービック2.5兆円29.5倍
39697カプコン2.2兆円32.1倍
49435光通信1.7兆円11.3倍
54768大塚商会1.4兆円20.5倍
64716日本オラクル1.2兆円18.4倍
79684スクウェア・エニックス・ホールディングス1.1兆円35.5倍
89401TBSホールディングス9,848億円18.0倍
93626TISI9,131億円19.5倍
104704トレンドマイクロ8,105億円21.3倍
119404日本テレビホールディングス7,876億円13.3倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 20件

リレーショナルデータベース販売会社として創業した1985年

日本オラクル株式会社は、1985年10月に東京都新宿区で資本金1,000千円で設立された。目的は、リレーショナルデータベース管理システム「Oracle」の販売とその利用支援サービスである。創業から5年間は準備期間と位置づけられ、本格的な事業活動は1990年10月に開始された。この間、日本企業へのデータベース普及の基盤を築いた。

営業網を全国に拡大した1990年代

1992年6月に大阪市西区に西日本事業所(のちの関西オフィス)を開設。1993年7月には名古屋市中区に中部事業所(東海オフィス)、1994年6月に福岡市中央区に西部事業所(九州オフィス)を設置した。さらに1996年8月に札幌支社(北海道オフィス)、1997年2月に金沢に北陸営業所を開設し、主要都市をカバーする体制を整えた。1994年には本社を千代田区に移転している。

株式店頭登録から東京証券取引所第一部上場へ

1997年6月、額面変更のための合併を実施。1999年2月に日本証券業協会に店頭登録(資本金121億円超)。2000年4月には東京証券取引所市場第一部に上場し、資本金は221億円に増加した。上場後も東北支社(仙台)や沖縄支社(那覇)を開設するなど、全国展開をさらに推進した。2005年1月には広島営業所(中国・四国オフィス)も設置している。

買収製品の取り扱い一本化とハードウェア事業への参入

2006年6月、兄弟会社の日本オラクルインフォメーションシステムズ(OIS)との協業を強化し、オラクル・コーポレーションの買収により加わった製品および関連サービスの取扱窓口を当社に一本化した。2010年6月にはハードウェア・システムズ部門を新設し、サーバー、ストレージ製品の販売と関連サービスを開始。これにより、ソフトウェアからハードウェアまでを一貫して提供できる体制を整えた。

本社移転とクラウドシフトへの対応

2008年7月に本社ビル「オラクル青山センター」が竣工し、同年9月に港区北青山に本店を移転。2013年6月には赤坂オフィスを開設した(2023年5月にクローズ)。2022年4月、東京証券取引所の市場区分見直しに伴いスタンダード市場に移行した。近年はクラウドサービスに注力し、2025年5月期の売上高は過去最高の2,635億円を達成。営業利益868億円と高い収益性を維持している。

年表20件を開く

1980年代

  • 1985年10月創業日本市場における、リレーショナルデータベース管理システム「Oracle」をはじめとするソフトウェアプロダクトの販売及び当該ソフトウェアプロダクトの利用を支援する各種サービスの提供を目的として、東京都新宿区に日本オラクル株式会社(資本金1,000千円)を設立。

1990年代

  • 1990年10月本格的な事業活動を開始
  • 1992年6月大阪市西区に西日本事業所(現関西オフィス 大阪市北区)を開設
  • 1993年7月名古屋市中区に中部事業所(現東海オフィス 名古屋市中村区)を開設
  • 1994年6月東京都千代田区に本社を移転
  • 1994年6月福岡市中央区に西部事業所(現九州オフィス 福岡市博多区)を開設
  • 1996年8月札幌市中央区に北海道支社(現北海道オフィス)を開設
  • 1997年2月石川県金沢市に中部支社北陸営業所(現北陸オフィス)を開設
  • 1997年6月M&A株式の額面金額を1株50,000円から1株50円に変更するため形式上の存続会社日本オラクル株式会社(旧社名:オーアールエーシーエルイーアクイジッション株式会社)と合併(注)
  • 1999年2月日本証券業協会に株式を店頭登録(資本金12,164,660千円)

2000年代

  • 2000年4月上場東京証券取引所市場第一部に株式を上場(資本金22,127,910千円)
  • 2000年5月仙台市青葉区に東北支社(現東北オフィス)を開設
  • 2000年8月沖縄県那覇市に沖縄支社(現沖縄オフィス)を開設
  • 2005年1月広島県広島市に西日本支社広島営業所(現中国・四国オフィス)を開設
  • 2006年6月M&A兄弟会社である日本オラクルインフォメーションシステムズ株式会社(現日本オラクルインフォメーションシステムズ合同会社、2012年3月23日に合同会社へ改組。以下、「OIS」)との協業体制を強化し、オラクル・コーポレーションの買収により加わった製品および関連サービス等の取扱窓口を当社に一本化
  • 2008年7月本社ビル「オラクル青山センター」が竣工
  • 2008年9月東京都港区に本店移転

2010年代

  • 2010年6月ハードウェア・システムズ部門を新設し、サーバー、ストレージ製品等の販売や関連サービス等の提供を開始
  • 2013年6月東京都港区元赤坂の赤坂センタービルディングにオフィス(赤坂オフィス)を開設(2023年5月クローズ)

2020年代

  • 2022年4月東京証券取引所スタンダード市場に移行

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/5期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    クラウドとAIの推進

    「日本のためのクラウド提供」と「お客様のためのAIの推進」を重点方針とし、インフラ・データベース・アプリケーションを包括的に提供して、お客様の競争力強化を支援する。

  2. 02

    AIソリューションの強化

    Oracle AI DatabaseとOCIを基盤に、Fusion ApplicationsやNetSuiteなどの統合的なAIソリューションを強化し、データ管理・セキュリティ・ガバナンス機能を拡充して安全なAI導入を支援する。

  3. 03

    ソブリンクラウドの拡大

    Oracle Alloyを活用し、日本企業のパートナーを通じてソブリンクラウドの展開を拡大し、地政学リスクや経済安全保障リスクに対応したデータ主権と運用主権の要件を満たすサービスを提供する。

  4. 04

    総合力の活用

    「One Oracle」のもと、インフラ・データベース・アプリケーションを一体で提供し、組織横断のコラボレーションにより各業界に最適なソリューションを提供して持続的な成長と企業価値向上を目指す。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 11期分

グループ全体で2,097人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は1,298万円で、10期前と比べて+24.0%平均年齢は45.3歳、平均勤続年数は11.6年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2016年5月2,500
2017年5月2,422
2018年5月2,497
2019年5月1,04743.19.02,622
2020年5月1,06943.29.22,504
2021年5月1,07443.69.62,407
2022年5月1,12243.48.62,430
2023年5月1,12744.39.12,398
2024年5月1,16144.29.92,2573,536
2025年5月1,25944.110.82,2583,844
2026年5月1,29845.311.62,0974,282

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年5月期・提出会社(単体)
女性管理職比率16.1%
縦線は目安の30%
男性育休取得率65.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)72.3%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社2(国内 1 / 海外 1) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位1)
本社 — 東京都港区322億円
主な関係会社
  • 海外
    オラクル・コーポレーション(注)1
    米国テキサス州 · その他の関係会社
    議決権74.1%
  • 国内
    その他 3社(注)2
    ― · その他の関係会社
公共調達・補助金 (gBizINFO)
  • 調達
    イベント参加支援システムで使用しているOracle Java8保守契約延長
    情報処理推進機構 · 2022-03-31
    466万円
  • 調達
    イベント参加支援システムの機能改修(広報システム改修業務)
    情報処理推進機構 · 2021-03-30
    466万円

出典: gBizINFO (経済産業省)

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年5月期の売上高は2,851億円営業利益898億円前期と比べると増収増益で、売上が+8.2%、利益が+3.5%。

売上高
+8.2%
2,851億円
営業利益
+3.5%
898億円
純利益
+4.6%
635億円
営業利益率
31.5%
前期比 -1.4%pt

四半期の推移

10期分

直近は2026年4Qで、売上は1,504億円、営業利益は471億円。前年の2025年4Qと比べると、売上は+8.8%、営業利益は+4.9%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年3Q55417932.3124
2023年4Q637154
2024年1Q57418532.2129
2024年2Q60019833.0138
2024年3Q59519432.6135
2024年4Q67622132.7154
2025年2Q1,25341933.4293
2025年4Q1,38244932.5314
2026年2Q1,34742731.7299
2026年4Q1,50447131.3336

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 15期分

2012年5月期からの15期で、売上は1,429億円から2,851億円へ2.0倍に増えた。直近期の営業利益率は31.5%。売上は5期、純利益は14期の連続増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2012年5月1,429405237
東京都港区元赤坂の赤坂センタービルディングにオフィス(赤坂オフィス)を開設(2023年5月クローズ)
2013年5月1,531429265
2014年5月1,550443272
2015年5月1,611473302
2016年5月1,702503336
2017年5月1,732525364
2018年5月1,855560388
2019年5月2,024623434
2020年5月2,114689477
2021年5月2,085709492
2022年5月2,147735512
2023年5月2,269747520
2024年5月2,44579880332.6556
2025年5月2,63586887532.9607
2026年5月2,85189891431.5635

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年5月期

売上高2,851億円のうち、営業利益として残るのは898億円31.5%。営業外の損益と税金を反映した純利益は635億円、売上の22.3%にあたる。営業利益率は業種中央値8.4%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金55.0%1,568億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金13.5%385億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益31.5%898億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。売上原価と販管費は単体ベースの数値です。

粗利率
45.0%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+23.1pt
31.5%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+15.6pt
22.3%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+21.4pt
34.5%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
17.2%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
22.2%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 15期分

2026年5月期は営業CFが747億円、投資CFが−321億円で、差し引きのフリーCFは426億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は850億円で、売上の3.6ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2012年5月334248−495582235
2013年5月356−260−9696235
2014年5月290−6−104284415
2015年5月48431−108515822
2016年5月443−695−113−252456
2017年5月431161−668592380
2018年5月509428−1349371,183
2019年5月455−822−161−367655
2020年5月423−306−171117601
2021年5月651−501−211150540
2022年5月531998−1,4681,529601
2023年5月677−7−2276701,045
2024年5月803−724−20779919
2025年5月666−20−900646666
2026年5月747−321−243426850

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 15期分

2026年5月期の総資産は3,684億円。このうち返さなくてよい自己資本が2,047億円で、自己資本比率は55.6%(業種中央値63.4%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2012年5月1,11560451153.4
2013年5月1,36877559355.9
2014年5月1,54094459660.6
2015年5月1,8881,13875059.8
2016年5月2,2341,36287260.6
2017年5月1,9871,05892952.9
2018年5月2,3651,3141,05155.5
2019年5月2,6951,6031,09259.4
2020年5月2,9411,9141,02765.0
2021年5月3,3402,2001,14065.8
2022年5月2,3691,2541,11552.9
2023年5月2,8101,5591,25155.4
2024年5月3,4021,9181,48456.4
2025年5月3,1641,6371,52751.7
2026年5月3,6842,0471,63755.6

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年5月期の内訳単体ベース
現金及び預金
850億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
1,729億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
1,637億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
97
/ 100
安定性自己資本比率37 / 40
収益力営業利益率30 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

情報・通信業 605社との比較

同じ情報・通信業の企業と並べると、いちばん上に来るのはROE605社中37位あたり、逆に低いのは自己資本比率605社中382位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE上位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
34.5%/中央値 13.1%
P25 7.0%P75 20.1%
営業利益率上位売上のうち本業の利益として残る割合
31.5%/中央値 8.4%
P25 3.9%P75 16.1%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
55.6%/中央値 63.4%
P25 45.3%P75 74.7%
売上成長率前期からの売上の伸び
8.2%/中央値 9.1%
P25 1.9%P75 20.2%
配当利回り上位株価に対して1年で受け取る配当の割合
9.4%/中央値 2.6%
P25 1.5%P75 3.5%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月3日の終値

直近の終値は¥9,121で、1年前と比べて-33.9%過去52週の値幅のなかでは15%の位置にある。

¥9,121-0.6%1ヶ月+3.1%1年-33.9%時価総額1.2兆円
過去52週の値幅
安値¥7,758高値¥17,090

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)18.4倍
PER (会社予想)17.1倍
PBR5.71倍
配当利回り9.41%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は7月下旬に8246円まで下落後、反発し8月14日には9536円まで上昇しましたが、直近は9233円とやや軟化しています。25日線(8914円)を上回っており、短期トレンドは上昇ですが、75日線(8630円)も上回っています。ただし、200日線(9587円)は下回っており、長期トレンドは弱いです。52週高値(17090円)からは約46%下落、年初来でも35%下落しています。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 71/100)

PER18.62倍は同業平均48.57倍を大幅に下回り、PBR5.78倍は平均2.92倍を上回るが、ROE34.5%は極めて高く、PBRは妥当。配当利回り9.29%は平均2.64%を大きく上回るが、配当性向173%は持続可能性に疑問。業績は安定成長だが、特殊要因による配当増の可能性。割安だが、配当維持リスクとPBR高めが弱点。成長性と高収益率を考慮すると、総合的に割安側と言える。

指標この会社業種平均
PER (実績)18.4倍47.6倍
PER (予想)17.1倍
PBR5.71倍2.98倍
ROE34.5%12.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

投資論点は、クラウド市場での成長戦略と、既存のオンプレミス事業の収益性維持です。強気派は、OCIの成長やクラウド移行の追い風、高い営業利益率を評価します。一方、弱気派は、クラウド市場での競争激化(AWSやAzure)や、国内需要の伸び悩み、株主還元(配当利回り9%超)が持続可能か疑問視します。また、市場の成長期待が株価に織り込み済みで、高PERがリスクと指摘します。

プラスに働く材料7
  • クラウド事業の成長

    OCIの市場シェア拡大により、売上高が2026年5月期に2851億円へ増加見込み

  • 高収益体質

    営業利益率30%超を維持、利益の安定性が高い

  • 顧客基盤の強さ

    国内DBMS市場でトップシェアを維持し、既存顧客の更新需要が堅調

  • 2026年5月期も売上高・利益が過去最高決算発表後影響

    2026/5期の売上高2,851億円(前期比8.2%増)、営業利益898億円(同3.5%増)。増収増益が続く。

  • 配当利回り9.29%の高水準還元継続影響

    配当利回り9.29%は主要IT銘柄で際立って高い。配当取り需要が下値支えに。

  • ROE34.5%の高収益体質継続影響

    ROE34.5%は高い経営効率を示す。PBR5.78倍の正当化根拠。

  • フォワードPER17.3倍に改善決算発表後影響

    現在PER18.63倍に対し、予想PER17.3倍。業績成長でバリュエーションが低下。

マイナスに働く材料7
  • クラウド競争の激化

    AWSやAzureがシェアを拡大し、OCIの成長が限定的

  • 成長性の懸念

    売上成長率は1割前後で高成長とは言えず、市場期待に応えられない可能性

  • 株主還元の持続性

    配当利回り9%超は業績悪化時に削減リスクがあり、持続性に疑問

  • PBR5.78倍と割高懸念不定影響

    PBR5.78倍は日本のITセクター平均より高い。業績失速なら修正圧力。

  • 営業利益率32.94%→31.5%に低下決算発表後影響

    2025/5期32.94%に対し2026/5期見通しは31.5%。1.4pt低下が効率悪化のサイン。

  • 1年で35.92%下落する弱気トレンド継続影響

    直近1年で株価が35.92%下落。テクニカル面でも下げが続く可能性。

  • 外国人持ち株89.1%の売りリスク不定影響

    外国人持ち株比率89.1%と極めて高い。リスク回避局面での売りが増幅。

次の決算で確かめる点
クラウド売上高
成長戦略の柱であり、OCIの受注動向を測るため
サポート契約更新率
既存顧客の維持率が収益の安定性を示す
営業利益率
高利益率の維持が競争力の指標になる

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり858で、前期から+351.6%いまの株価に対する利回りは9.41%。増配か配当維持が1年続いている。

年間配当
¥858
1株あたり
配当利回り
9.41%
いまの株価に対して
配当性向
173.0%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
1年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年5月11440.0
2018年5月1216.139.9
2019年5月13612.440.1
2020年5月1499.640.0
2021年5月1,146669.1298.5
2022年5月160−86.040.0
2023年5月1621.339.9
2024年5月674316.0155.2
2025年5月190−71.840.1
2026年5月858351.6173.0

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥858

株主

有価証券報告書より

2026年5月期末の株主数は延べ16,986人。区分でいちばん多いのは外国法人89.1%。グループ会社や銀行などの安定株主が5.9%を占め、残る94.1%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年5月%2022年5月%2023年5月%2024年5月%2025年5月%2026年5月%
外国法人86.186.587.087.988.289.1
金融機関8.16.86.96.06.75.7
個人・その他4.14.74.13.83.44.4
証券会社1.61.81.82.21.70.6
事業法人0.20.20.10.10.10.2

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01ORACLE JAPAN HOLDING,INC.(常任代理人 SMBC日興証券株式会社)74.01
02日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)3.84
03STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 5050011.31
04THE NOMURA TRUST AND BANKING CO., LTD. AS THE TRUSTEE OF REPURCHASE AGREEMENT MOTHER FUND1.04
05株式会社日本カストディ銀行(信託口)0.92
06STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 5051030.69
07SMBC日興証券株式会社0.47
08THE BANK OF NEW YORK MELLON 1400440.46
09日本証券金融株式会社0.42
10BNYM AS AGT/CLTS NON TREATY JASDEC0.40

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 15期分

1株利益は15期で+166%、1株純資産は15期で+241%。直近期のROEは34.5%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2012年5月18746832.715.340.2
2013年5月20860239.019.140.3
2014年5月21473432.021.540.2
2015年5月23888729.322.640.0
2016年5月2641,06227.022.3199.1
2017年5月28582530.222.940.0
2018年5月3031,02532.827.339.9
2019年5月3391,25129.822.440.1
2020年5月3731,49327.133.840.0
2021年5月3841,71723.926.0298.5
2022年5月40097729.719.640.0
2023年5月4061,21737.026.339.9
2024年5月4341,49632.025.6155.2
2025年5月4741,27834.235.640.1
2026年5月4961,59734.517.4173.0

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

37名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は37名。2026/5期の役員報酬は総額425百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約20倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
三澤智光取締役6222,000
ギャレット・イルグ取締役65
藤森義明社外取締役 監査委員会 委員75
夏野剛社外取締役 指名委員会 委員61
黒田由貴子戸籍上の氏名:松本由貴子社外取締役 報酬委員会 委員62
大串政弘副社長執行役員
白石昌樹専務執行役員
竹爪慎治専務執行役員
木邨央憲常務執行役員
小守雅年常務執行役員
佐野守計常務執行役員
信田和宏常務執行役員
残りの役員25名を開く
氏名役職年齢
清水浩司常務執行役員
永椎裕章常務執行役員
本多充常務執行役員
善浪広行常務執行役員
秋葉寛之執行役員
秋山正之執行役員
石原冴子執行役員
井上靖広執行役員
岩澤宏樹執行役員
沖村一宏執行役員
奥山隆執行役員
金子泰之執行役員
古手川忠久執行役員
渋谷由貴執行役員
首藤聡一郎執行役員
塚越秀吉執行役員
外山幹洋執行役員
中道一喜執行役員
西山哲平執行役員
三谷英介執行役員
宮之原隆執行役員
吉川顕太郎執行役員
エス・クリシュ・ナ・クマール執行役 最高財務責任者(CFO)58
内海寛子戸籍上の氏名:名嘉寛子代表執行役 法務室 マネージング・カウンシル49
中島里香代表執行役 法務室長56

役員報酬の内訳2026/5

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)152209262262
社外取締役4858521
執行役238397839

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/5期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容2,185字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社は、米国オラクル・コーポレーションを実質的な親会社とし、同社を中心とする企業集団に属しております。当企業集団は世界各地で、クラウド・コンピューティングを含むITシステムの構築・運用に利用されるデータベース、ミドルウェアおよびアプリケーション等のソフトウェア、サーバー、ストレージ、ネットワーク機器等のハードウェアの販売と、これらの製品をインターネットなどのネットワークを通じて提供するクラウドサービス、当社製品の導入や利用を支援する各種サービスの提供を行っております。 当社は、親会社であるオラクル・コーポレーションの知的財産権の保有・管理を行っているオラクル・インターナショナル・コーポレーションと販売代理店契約を結んでおります。また、オラクル・コーポレーションの子会社で、オラクル・コーポレーションによる買収製品(ソフトウェアおよびハードウェア)およびクラウドサービスの日本におけるライセンス許諾権・製品販売権を保有している日本オラクルインフォメーションシステムズ合同会社と販売代理店契約を結んでおります。 これらの契約に基づき、当社はオラクル・コーポレーションより日本市場向けに製品の供給を受け、その対価として当該製品の売上高に対する一定割合をロイヤルティとしてオラクル・インターナショナル・コーポレーションに支払っております。また、当該買収製品およびクラウドサービスについては日本オラクルインフォメーションシステムズ合同会社から供給を受け、その対価(売上高に対する一定割合のロイヤルティまたは製品仕入代金)を支払っております。 また、オラクル・コーポレーションが開発した製品の国内市場における販売と、これらに付随する関連サービスの提供を主たる業務としているため、当社独自の研究開発活動は行っておりません。 〔事業系統図〕 各事業の内容および売上高構成比率は、次のとおりであります。 セグメントの名称   事業内容   売上高構成比率(%)(注) 第39期(自 2023年6月1日 至 2024年5月31日)   第40期(自 2024年6月1日 至 2025年5月31日)   第41期(自 2025年6月1日 至 2026年5月31日) クラウド   ソフトウェアやハードウェアのリソースを、インターネットを通じてサービス提供。   19.7   23.5   29.2 クラウド小計   19.7   23.5   29.2 ソフトウェア・ライセンス   企業等のIT基盤に利用される、データベース管理ソフトウェア、各種ミドルウェア、ERP等の業務アプリケーションソフトウェアのソフトウェア・ライセンスを販売   19.3   18.5   16.7 ソフトウェア・サポート   ライセンスを利用されているお客様に更新版等のアップデートや技術サポートを提供。   44.8   42.7   39.9 ソフトウェア小計   64.1   61.1   56.6 クラウド・アンド・ソフトウェア計   83.9   84.6   85.8 ハードウェア   ハードウェア・プロダクト:サーバー、ストレージ、エンジニアド・システム、ネットワーク機器等のハードウェアの販売およびそれらのオペレーティングシステム(OS)や関連ソフトウェアの提供。ハードウェア・サポート:ハードウェア製品の技術サポート、修理、メンテナンスの提供およびOS等関連ソフトウェアの更新版等の提供。   6.9   5.9   5.3 サービス   コンサルティングサービス:当社製品の導入支援の提供。カスタマーサクセスサービス:予防保守サービスやIT環境の包括的な運用管理サービスを提供。   9.2   9.4   9.0 合計   100.0   100.0   100.0 (注) 1.構成比は単位未満を四捨五入で表示しております。 2.当社は従来、顧客との契約から生じる収益の分解情報については、報告セグメントである「クラウド&ライセンス」を「クラウドサービス&ライセンスサポート」、「クラウドライセンス&オンプレミスライセンス」に区分して表示していました。また、「クラウドサービス&ライセンスサポート」は、「クラウドサービス」、「ライセンスサポート」で構成されておりました。 当事業年度より業績の管理区分の変更を行ったため、報告セグメントである「クラウド・アンド・ソフトウェア」を「クラウド」、「ソフトウェア」の区分に変更して表示しています。また、「ソフトウェア」は、「ソフトウェア・ライセンス」、「ソフトウェア・サポート」で構成されております。 なお、前事業年度の顧客との契約から生じる収益を分解した情報は、変更後の区分方法により作成したものを記載しています。 3.当事業年度より、従来「クラウド&ライセンス」としていた報告セグメントの名称を「クラウド・アンド・ソフトウェア」に、「ハードウェア・システムズ」としていた報告セグメントの名称を「ハードウェア」にそれぞれ変更しております。当該変更は報告セグメントの名称変更のみであり、セグメント情報に与える影響はありません。 なお、前事業年度のセグメント情報についても、変更後の名称で表示しています。
経営方針・対処すべき課題1,966字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において当社が判断したものです。 (1) 会社の経営の基本方針 当社は「ITの新しい価値を創造し、お客様の成功と社会の発展に貢献する」ことを基本理念として掲げております。ITの役割は業務効率化、コスト削減などのツールから、企業のプロセスやビジネスモデルの変革を支える経営基盤へと進化し、その利用形態も革新し続けております。 当社はテクノロジー・カンパニーとしてクラウドソリューションをはじめとする最先端のデジタル技術をご提供することにより、お客様の競争力強化、業績向上、社会の利便性向上、発展に貢献していくことを基本方針としております。 (2) 目標とする経営指標 売上高、営業利益および1株当たり純利益(EPS)の増加により、継続的な企業価値の向上と株主への利益還元を実現することを目指してまいります。 (3) 中長期的な会社の経営戦略と対処すべき課題 ミッション・ステートメント 当社は、お客様企業の基幹システムのクラウド移行と積極的なデータ活用によるビジネス成長を支援することにより、さらなる企業成長を目指しております。また人々が新たな方法でデータを理解し、本質を見極め、無限の可能性を解き放てるよう支援していくことをミッションとしております。 我々自身が進化を続け、そしてお客様の進化を正しくナビゲートしていくことが、世の中を正しい方向に導く一歩となり、いずれ社会や人類への貢献に繋がると考えております。 当社の強み お客様企業の基幹システムのクラウド移行と積極的なデータ活用によるビジネス成長を支援することにより、さらなる企業成長を目指しております。テクノロジー企業であるオラクルが自社のテクノロジーを用いて実践した業務プロセスの高度化やデータ活用の知見をお客様企業へ導入することで、日本企業の成長とイノベーションを支える基盤づくりに邁進してまいります。 当社は、クラウドおよびオンプレミス環境において、インフラ、データベースおよびアプリケーションを包括的に提供できる総合的な製品ポートフォリオを有しております。特にデータベース製品は、長年にわたり高いセキュリティ、可用性および性能が求められるミッション・クリティカルな領域で広く採用されております。 AI活用の基盤となるクラウド・インフラストラクチャ、データベースおよびアプリケーションを包括的に提供できることに加え、高い信頼性とセキュリティを備えた技術基盤を有していることを当社の強みとしております。 重点施策 当社はこれまでの3年間、「日本のためのクラウド提供」および「お客様のためのAIの推進」を重点方針として、日本のお客様の成長と競争力強化を支援してまいりました。 翌事業年度(2027年5月期)においては、「AI Changes Everything ― AIの光を力に、信頼で加速する」を新たなメッセージとして掲げ、AIがもたらす価値創出の機会と、データ保護やセキュリティに対する要求の高まりの双方に対応してまいります。 AIの活用は、お客様の生産性向上や競争力強化に向けた重要な経営課題として認識されております。当社は、インフラ、データベースおよびアプリケーションを包括的に提供できる強みを活かし、今後一層高まるAI活用のニーズに対して、安全かつ効果的な導入・活用を支援してまいります。 具体的には、「Oracle AI Database」および「Oracle Cloud Infrastructure(OCI)」を基盤として、「Oracle Fusion Applications」、「Oracle NetSuite」ならびに業界特化型アプリケーションを含む統合的なAIソリューションの提供を強化するとともに、データ管理、セキュリティおよびガバナンス機能の拡充を通じて、お客様の重要な業務やデータ運用を安全かつ効果的に支援いたします。 さらに、「Oracle Alloy」を活用し、日本企業(パートナー様)から提供されるソブリンクラウドの展開を拡大いたします。地政学リスクや経済安全保障リスクに対応し、データ主権および運用主権の要件に対応するソブリンクラウドとソブリンAIの提供を推進してまいります。 「One Oracle」のもと、インフラ、データベースおよびアプリケーションを一体で提供する当社の総合力を活かし、お客様の生産性向上や競争力強化に貢献するとともに、持続的な成長と企業価値の向上を目指します。 さらに組織横断のコラボレーションにより、各業界のお客様に最適なオラクルソリューションをご提供することで、お客様のビジネスに貢献してまいります。
事業等のリスク6,129字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、当社の財政状態、経営成績およびキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性がある主要なリスクは、以下のとおりであります。これらは投資家の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項と考えておりますが、記載した項目は当事業年度末現在において当社が判断したものであり、全てのリスクが網羅されているわけではありません。なお、当該リスクが顕在化する可能性の程度や時期、当該リスクが顕在化した場合に当社の財政状態、経営成績等に与える影響の内容につきましては、合理的に予見することが困難であるため記載しておりません。 当社は当該リスクの把握・評価および対策を実施する体制を構築しております。詳細については「第4 提出会社の状況 4 コーポレート・ガバナンスの状況等 (1)コーポレート・ガバナンスの概要」をご参照ください。 (1) オラクル・コーポレーションとの関係 当社は、米国オラクル・コーポレーションを実質的な親会社とし、同社を中心とする企業集団に属しております。当社の今後の事業展開等は、同社のクラウド事業その他の経営戦略等の影響を受ける可能性があります。 ① オラクル・コーポレーションの製品・技術への依存 当社は、オラクル・コーポレーションの製品やサービスを日本市場に提供しているため、同社の製品・技術に依存しております。従って、同社の新製品やサービス、更新版製品の投入や同社が買収した製品の統合が遅れた場合、製品やサービスが顧客のニーズを満たせない、もしくは重大な欠陥や瑕疵が存在した場合、製品やサービス等の提供ポリシーが変更された場合などにおいて、当社の経営成績および財政状態等に影響を与える可能性があります。 ② ロイヤルティの料率および適用範囲の変更の可能性 当社は、親会社であるオラクル・コーポレーションの知的財産権の保有・管理を行っているオラクル・インターナショナル・コーポレーションと販売代理店契約を結んでおります。また、オラクル・コーポレーションの子会社で、オラクル・コーポレーションによる買収製品(ソフトウェアおよびハードウェア)およびクラウドサービスの日本におけるライセンス許諾権・製品販売権を保有している日本オラクルインフォメーションシステムズ合同会社と販売代理店契約を結んでおります。 これらの契約に基づき、当社はオラクル・コーポレーションより日本市場向けに製品の供給を受け、その対価として当該製品の売上高に対する一定割合をロイヤルティとしてオラクル・インターナショナル・コーポレーションに支払っております。また、当該買収製品およびクラウドサービスについては日本オラクルインフォメーションシステムズ合同会社から供給を受け、その対価(売上高に対する一定割合のロイヤルティまたは製品仕入代金)を支払っております。 当該ロイヤルティの料率および適用範囲は、オラクル・コーポレーションと当社を含むオラクル製品を取り扱うグループ会社との間で合理的な基準により決定しております。オラクル・コーポレーションから供給を受ける製品やサービスの内容等の変更、移転価格税制等により、料率または適用範囲が変更となった場合には、当社の経営成績および財政状態等に影響を与える可能性があります。 なお、日米税務当局間の移転価格に関しての合意に基づき、2011年5月期より、オラクル・インターナショナル・コーポレーションに対するロイヤルティ料率が引き上げられました。 ③ Oracle Cloud戦略に係るリスク 当社は、オラクル・コーポレーションが開発・提供するクラウドベースのOCA(Oracle Cloud Applications)およびOCI(Oracle Cloud Infrastructure)を含むクラウドサービスその他の製品・サービスを、日本市場において販売・提供しております。これらのビジネスモデルは今後も変化・進展していくことが見込まれますが、オラクル・コーポレーションのクラウド戦略や製品・サービスの提供方針、市場環境の変化等により、当社が市場における競争力を十分に維持できない場合、十分な収益を確保できない、又はクラウド関連事業の収益性を維持できない場合には、当社の経営成績および財政状態等に影響を与える可能性があります。 ④ AI戦略に関するリスク 機械学習(Machine Learning)およびAI(人工知能)(生成AI(Generative AI)、エージェント型AI(Agentic AI)、大規模言語モデル(Large Language Models(LLMs)を含む)は、ますます技術革新を牽引しており、AI技術およびAIサービスは競争が激しく、急速に進化しています。オラクル・コーポレーションは、多くの製品・サービスにAIを組み込むとともに、お客様が自ら構築するソリューションにおいてもAIを利用できるよう製品・サービスを開発・提供しており、当社はこれらの製品・サービスを日本市場に提供しています。オラクル・コーポレーションが新たなAI製品・サービスを適時に開発・市場投入できない場合、AI製品・サービスが期待どおりに機能しない場合、競合製品と同等の性能を発揮できない場合、顧客のニーズを満たせない場合、競合他社のAI製品・サービスがより高い市場受容を獲得した場合、AI製品・サービスの開発およびサポートに要するコストが当初の想定を上回った場合、又は当社がこれらの製品・サービスを日本市場において効果的に提供できない場合には、当社の競争力や市場評価が低下し、その結果、当社の経営成績および財政状態等に影響を与える可能性があります。 ⑤ 自然災害等によるシステム障害 オラクル・コーポレーションを中心としたオラクル・グループにおいて、総勘定元帳(General Ledger)をはじめ、統合基幹業務システム(OracleERP)をクラウド化(オラクル・パブリック・クラウド)しております。当社はこれらクラウド上のシステムや電子メールサーバーなどをオラクル・グループ企業と共用しております。日本国内のみならず、日本国外において地震等自然災害によって、共用システムに障害等が生じた場合、当社の事業活動に支障が生じ、当社の経営成績および今後の事業展開に影響を受ける可能性があります。こうした事態を想定し、当社独自の災害発生時の対処、復旧計画、データのバックアップ体制を構築、定期的に内容の見直しを実施するとともに、当社を含む全世界のオラクル・グループ共通のBusiness Continuity Management Program(事業継続マネジメントプログラム)を構築しています。 ⑥ Shared Service Center(シェアードサービスセンター)との関係 当社は、全世界のオラクル・グループの事務管理業務を統合・標準化したシェアードサービスセンターを利用し、経営の効率化を図っております。未払金等の支払処理、給与計算等の経理業務や受注業務等を同センターに移管しておりますが、同センターの処理能力を超えた場合や、予期せぬ事象等により同センターが適切なサービスを提供できなかった場合等には、当社の経営成績および財政状態等に影響を与える可能性があります。 (2) クラウド事業等の運営 当社の「クラウドサービス」は、ソフトウェアやソフトウェアを稼働する実行基盤をデータセンター(オラクル・グループのデータセンターを含む)から顧客にサービス提供しております。また、「クラウドサービス」に含まれる「マネージド・クラウド・サービス」は、親会社、パートナーあるいは顧客のデータセンターにある顧客の情報システムの管理運用業務を提供しています。これらは顧客の基幹業務にかかる情報システムや重要情報の管理運用を行っており、セキュリティ対策およびデータのバックアップ、リカバリ等の対策には万全を期しております。しかしながら、機器の不具合、災害発生時の対応瑕疵、管理運用に関わる要員の過失、または、悪意ある第三者によるウイルス、ハッキング、不正なアクセス、サイバーアタックを受けた場合等により、顧客の情報システムの停止や重要情報の漏洩等が発生し、顧客業務の遅滞や機会損失が起きた場合、顧客からの損害賠償請求等により、当社の経営成績および財政状態等に影響を与える可能性があります。 (3) 情報管理 Oracle Cloud Services を含む当社の製品およびサービスは、当社自身のデータだけでなく、お客様の情報やデータなど、第三者のデータを保存、取得、処理、管理しています。特にオラクルは、健康科学、金融サービス、小売、接客業、政府といった、機密性の高い情報を取り扱う顧客などのデータを大量に保存・処理するため、コンピュータハッカーやその他の悪質業者の標的になっていると考えております。このため、予期せぬ事態により流出する可能性が皆無ではなく、このような事態が生じた場合、当社の社会的信用に影響を与えるとともに、その対応のための不測の費用負担や、損害賠償等により、当社の経営成績および財政状態等に影響を与える可能性があります。 (4) 競争激化の可能性 当社が事業を展開する情報サービス産業は、競争が激しく、技術革新が急速に進展するため、業界や競合会社の動向によって、当社の経営成績および財政状態等は影響を受ける可能性があります。例えば、新規参入者を含めた競争激化による価格低下圧力の高まり、競合会社の競争優位な新製品の投入や競合会社同士の戦略的提携といった場合には、当社の競争力、市場占有率等に影響を与える可能性があります。 (5) テクニカルサポートサービスの提供に係るリスク 顧客は当社の製品に関連する技術的な問題を解決するために、当社のサポートサービスを利用しています。当社が顧客の需要増加を予測できずサポートサービスを迅速に供給できなかった場合、顧客の技術的な問題に対して効果的なサポートを提供できなかった場合等には、追加費用等が発生し、当社の財政状態、経営成績等に影響を与えるリスクがあります。 (6) プロジェクトの管理 当社は、顧客が当社製品を導入する際に、導入計画、システム設計計画、システム運用等の顧客支援作業を提供することがあります。提供に際しては品質、開発期間、採算の管理徹底等、プロジェクト管理の強化を図っておりますが、顧客からの仕様変更や当初見積以上の作業の発生等によりプロジェクトの進捗が当初の計画から乖離した場合、追加費用の発生や納期遅延に伴う違約金が発生し、当社の経営成績および財政状態等に影響を与える可能性があります。 (7) 法的規制等 当社の事業遂行に際しては、様々な法律や規制の適用を受けております。当社は、これら法律、規制等を遵守すべく、社内体制の確立や従業員教育等に万全を期しておりますが、万一当社に対して訴訟や法的手続きが行われた場合には、多額の訴訟対応費用の発生や、損害賠償金の支払の可能性があります。このような場合、当社の経営成績および財政状態等に影響を与える可能性があります。 (8) 人的資源 当社は、事業の継続、発展、成長のためには、高い専門性を備えた人材(営業職、技術職その他)の採用、育成、維持が最も重要な経営課題の一つであると認識しております。当社が事業を展開している情報サービス産業においては、継続的に人材の獲得競争があり、人材も不足傾向にあります。このため、重要な社員が流出する場合や、適格な人材を十分に採用、育成、維持出来ない場合には、当社の経営成績および財政状態等に影響を与える可能性があります。 (9) 特定の売上セグメントへの依存 当社において、クラウド・アンド・ソフトウェア売上(クラウド、ソフトウェア)の占める割合が高く、また利益への貢献割合が高いことが特徴です。これらの販売が悪化した場合には、当社の経営成績および財政状態等に影響を与える可能性があります。 (10) 間接販売(パートナーモデル)への依存 当社の製品・サービスは、主に、ハードウェアメーカーやシステムインテグレータ、独立系ソフト開発会社等のパートナー企業との協業によって、販売されております。当社の顧客は、製造業、流通業、金融業、通信業、サービス業、官公庁、教育機関など業種、業態を問わず多岐にわたっており、規模的にも大企業から小規模事業者まで広範囲となっております。当社では、これらの幅広い顧客ニーズにきめ細かく応えるため、パートナー企業を経由した間接販売に依存しており、間接販売による売上高は、当事業年度において大きな割合を占めております。従って、パートナー企業との安定的信頼関係の維持は、当社の将来にとって重大な意義を持ちます。例えば、パートナー企業との関係が悪化した場合、競合会社が当社のパートナー企業と戦略的提携を行った場合、パートナー企業の財政状態が悪化した場合には、当社の経営成績および財政状態等に影響を与える可能性があります。 (11) 金融商品に係るリスク 資金の管理・運用については、当社が定める資金管理・運用規程(オラクル・コーポレーションが定めるglobal policyに準拠)に則り、高格付の有価証券への投資および高格付の金融機関への資金預入等に限定し、高い安全性と適切な流動性の確保をはかっております。投資有価証券については、定期的に時価や発行体の財務状況等を把握し、リスク軽減に努めております。しかしながら、万一、運用先の金融機関の破綻や債券の債務不履行(デフォルト)、投資商品の元本割れ等が発生した場合には、当社の経営成績および財政状態等に影響を与える可能性があります。 営業債権である受取手形、売掛金、未収入金および貸付金に関しては、当社の与信管理規程(オラクル・コーポレーションが定めるglobal policyに準拠)に則り、取引先ごとの期日管理および残高管理を行うとともに、信用状況を定期的に把握し、リスク軽減に努めております。しかしながら取引先の財務状況が悪化した場合などには、損失が発生する可能性があります。なお、デリバティブ取引は行わない方針です。 (12) 将来の企業買収・合併 当社は、当社独自の事業戦略あるいは親会社のグローバルな事業戦略の一環で、将来、買収や合併を実施する可能性があります。これに伴い、買収先企業や買収先事業を効果的かつ効率的に当社の事業と統合出来ない可能性や、買収先企業の重要な顧客、仕入先、その他関係者との関係を維持出来ない可能性や買収資産の価値が毀損し、損失が発生する可能性などがあります。このような事象が発生した場合には、当社の経営成績および財政状態等に影響を与える可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)10,358字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (業績等の概要) (1) 業績 当事業年度(以下、「当期」)における当社の属する国内の情報サービス産業においては、システム更新需要のほか、企業が収集するあらゆるデジタルデータを活用した業務効率化、人的資本をはじめとするサステナビリティ経営の実現に向けたIT環境整備、エンドユーザーとの接点強化など企業成長、競争力強化を目的とするIT投資が底堅く推移しております。 このような環境下において、当社は広範で統合されたクラウドサービス、最高水準のセキュリティ、パフォーマンス、効率性を備えたエンタープライズ向けのAIなど新しいテクノロジーの活用によって顧客企業のイノベーションの実現とビジネス変革、成長を強力に支援することへの価値訴求を継続してまいりました。 また、当社のお客様が主体となって運営するユーザー会「日本OATUG(Oracle Applications and Technology Users Group)」では、会員企業間の交流や当社製品の活用事例共有、講演会等の活動が継続的に実施されています。これらの活動の活発化に伴い、登録企業数および会員数は増加基調で推移しています。当社は経営陣および製品担当、開発、サービス部門が中心となって日本OATUGの活動を支援しており、当社製品のユースケースの共有・拡充や導入・活用ノウハウの蓄積を通じて、製品価値の理解促進に資する取り組みとして位置付けています。 このような取り組みの結果、売上高285,073百万円(前年同期比8.2%増)、営業利益89,795百万円(前年同期比3.4%増)、経常利益91,373百万円(前年同期比4.5%増)、当期純利益63,537百万円(前年同期比4.6%増)となり、通期としては売上高、営業利益、経常利益および当期純利益ともに過去最高を達成いたしました。 市場展開方針(2026年5月期) ミッション・ステートメント 当社は、お客様企業の基幹システムのクラウド移行と積極的なデータ活用によるビジネス成長を支援することにより、さらなる企業成長を目指しております。また人々が新たな方法でデータを理解し、本質を見極め、無限の可能性を解き放てるよう支援していくことをミッションとしております。 我々自身が進化を続け、そしてお客様の進化を正しくナビゲートしていくことが、世の中を正しい方向に導く一歩となり、いずれ社会や人類への貢献に繋がると考えております。 当社の強み お客様企業の基幹システムのクラウド移行と積極的なデータ活用によるビジネス成長を支援することにより、さらなる企業成長を目指しております。テクノロジー企業であるオラクルが自社のテクノロジーを用いて実践したビジネスプロセスの近代化、デジタル化の成果をお客様企業へ導入することで、日本企業の成長とイノベーションを支える基盤づくりに邁進してまいります。 当社はシステムを構築するために必要なプラットフォーム製品、業務アプリケーション、ハードウェアまでを、クラウド、ソフトウェア・ライセンスいずれの環境においても展開可能な総合的製品ポートフォリオを有しております。特にソフトウェア・ライセンス製品は、長年、高度なセキュリティ、可用性と高速処理性能が求められるミッション・クリティカル領域で広く採用されております。事業の中核である進化したOracle Cloudのテクノロジーを、お客様のオンプレミス環境でも利用できることを強みとしております。 重点施策 データ・ドリブンなアプローチにより情報価値を最大化するクラウドサービス、それらの利用を支援する各種サービスの提供をさらに加速させ、日本の社会のために貢献してまいります。 日本市場でのレガシー・システムのモダナイゼーションと、将来の技術進化を見据えることが不可欠であるという考えのもと、広範で統合されたクラウドサービスに加えて、最高水準のセキュリティ、パフォーマンス、効率性を備えたエンタープライズ向けのAIを提供し、お客様のビジネスを革新する存在として成長してまいります。 2024年5月期に始動した重点施策では、「日本のためのクラウド提供」と「お客様のためのAI推進」の2つの方針を掲げております。 3年目となる当事業年度(2026年5月期)につきましては、この方針を引き続き強化、拡充し、日本企業の基幹システムの進化を支え、新たな価値の創造を目指します。 1.これまで培ってきたOracle Cloud Infrastructure(OCI)を活用し、お客様のミッションクリティカル・システムのモダナイゼーションと生成AIの活用をさらに展開してまいります。 大規模なAIモデル作成を高速で低コストに実現できるGPU環境、顧客データをセキュアに活用した生成AIサービスやAIエージェントサービス、AI向けデータプラットフォーム等の提供を強化いたします。 2.ガバメントクラウドに認定されたOracle Cloud Infrastructure(OCI)を活用し、日本全国、地方自治体のデジタル化および生成AIを活用した業務の効率化を支援することで、日本政府が推進するガバメントクラウドに貢献します。 3.「Oracle Alloy」を活用し、日本企業(パートナー様)から提供される日本初のソブリンクラウドを展開いたします。地政学リスクや経済安全保障リスクに対応し、データ主権および運用主権の要件に対応するソブリンクラウドとソブリンAIの提供を推進してまいります。 4.ITコストの構造改革や生成AI活用のための最適解を常に提案し、オンプレミスとクラウドのハイブリッドクラウド環境や、他ハイパースケーラーとのマルチクラウド環境を提供いたします。 5.AIが組み込まれたCloud Applicationsの提供により、お客様のライフサイクルコスト構造の変革、進化を続けるAI技術の享受、さらに変化対応力の両立を支援します。四半期ごとのバージョンアップやお客様独自のAIエージェント開発機能を提供することで、最新AI技術の価値をご利用いただけます。 6.以上の施策を実現するために、パートナー様との連携をさらに強化いたします。 さらに組織横断のコラボレーションにより、各業界のお客様に最適なオラクルソリューションをご提供することで、お客様のビジネスに貢献してまいります。 [用語解説] GPU:Graphics Processing Unit(グラフィックス・プロセッシング・ユニット)の略。画像を描写するために必要な計算処理を行う画像処理装置。並列計算能力が高く、膨大なデータ量を瞬時に演算処理することが可能であり、ビッグデータ処理、AI開発等にも適している。 各セグメント別の営業の概況は次のとおりであります。 [クラウド・アンド・ソフトウェア] 売上高は244,481百万円(前年同期比9.6%増)、営業利益は93,145百万円(前年同期比8.7%増)となりました。内訳につきましては、クラウドの売上高は83,184百万円(前年同期比34.3%増)、ソフトウェアの売上高は161,297百万円(前年同期比0.1%増)、となりました。 当セグメントは企業等のIT基盤に利用される、データベース管理ソフトウェア、各種ミドルウェア、ERP等の業務アプリケーションソフトウェアのソフトウェア・ライセンスを販売する「ソフトウェア・ライセンス」とライセンスを利用されているお客様に更新版等のアップデートや技術サポートを提供する「ソフトウェア・サポート」、これらのソフトウェアやハードウェアのリソースを、インターネットを通じてサービス提供する「クラウド」から構成されます。 クラウドにおいては、クラウドシフトをさらに加速させるため、既存のお客様向けに“Oracle Fusion Cloud Applications”へのアップグレード(オンプレミスからクラウドへのリフト&シフト)に一層注力するとともに、新規顧客の獲得にも積極的に取り組んでまいりました。 “Oracle Cloud Infrastructure (OCI)”については、パフォーマンスやセキュリティ、費用対効果を重視されるお客様からの引合いは引き続き強く、東京および大阪データセンターの利用量は順調に増加しております。 OCIは、政府情報システムのためのセキュリティ評価制度(ISMAP - Information system Security Management and Assessment Program)に適合したクラウドサービスとして登録されております。 さらにOCIは、2022年10月「デジタル庁におけるガバメントクラウド整備のためのクラウドサービス」に決定いたしました。政府機関、地方自治体等のデジタル化の推進に伴う、中長期的な需要創出および基盤構築への寄与を目指します。 政府・自治体向けOCIに関する情報提供webサイトを開設しておりますのでご参照ください。 https://www.oracle.com/jp/cloud/government/ 中堅中小企業向け Cloud ERPのNetSuiteにおいても、組織再編を進めクラウドサービスを導入する企業の需要を取り込み堅調に推移いたしました。 ソフトウェア・ライセンスビジネスにおいては、レガシー・システムからの脱却とシステム標準化・オープン化の動きが活発化しております。またコスト削減のためだけではなく、デジタル改革をする柔軟なIT基盤への刷新、ビジネスを成長させていくためのIT投資需要は引き続き堅調です。 また、パートナー企業様とのアライアンス強化を積極的に推進し、クラウドパートナーとの協業強化を進め、中堅中小企業向けの需要創出にも注力してまいりました。 ソフトウェア・サポートは、高い契約更新率を維持しており、オンプレミスライセンスの販売に伴う新規保守契約も高水準を堅持しております。 [ハードウェア] 売上高は15,048百万円(前年同期比3.5%減)、営業利益は547百万円(前年同期比3.8%減)となりました。 当セグメントは、サーバー、ストレージ、エンジニアド・システム、ネットワーク機器等のハードウェアの販売およびそれらのオペレーティングシステム(OS)や関連ソフトウェアを提供する「ハードウェア・プロダクト」、ハードウェア製品の技術サポート、修理、メンテナンスの提供およびOS等関連ソフトウェアの更新版等の提供を行う「ハードウェア・サポート」から構成されます。 ハードウェアにつきましては、2025年1月に“Oracle Exadata”プラットフォームの最新世代となる“Oracle Exadata X11M”の提供を開始いたしました。 最新世代のAMD EPYC™プロセッサ向けに最適化された“Oracle Exadata X11M”は、前世代と同じ価格のままで、AI、分析、オンライン・トランザクション処理(OLTP)のパフォーマンスを大幅に向上させます。インテリジェントな電力管理と、ミッション・クリティカルなワークロードをより少ないシステムで高速に実行する機能により、エネルギー効率とサステナビリティの目標達成を支援します。 “Oracle Exadata X11M”のパフォーマンスはストレージ・ボトルネックを排除し、アナリティクス、IoT、不正検出、高頻度取引など、最も過酷なワークロード全体でパフォーマンスを大幅に向上させます。AIではベクトル検索の大幅な高速化、トランザクション処理ではIOPSの大幅な高速化とレイテンシの短縮、分析ではデータスキャンとクエリ処理能力の大幅な高速化が実現しています。 [サービス] 売上高は25,543百万円(前年同期比2.6%増)、営業利益は5,281百万円(前年同期比9.6%減)となりました。 当セグメントは、当社製品の導入支援を行う「コンサルティングサービス」、予防保守サービスやお客様のIT環境の包括的な運用管理サービスを提供する「カスタマーサクセスサービス」から構成されております。 サービスにつきましては、コンサルティングサービスにおいて、オンプレミス環境からOracle Cloud Infrastructure環境への基盤移行、Cloud Applicationsとの連携案件など、当社の総合的な製品サービス・ポートフォリオを活かした複合型案件が堅調に推移しております。 <報告セグメント別売上高の状況> 区分   2025年5月期   2026年5月期 金額   構成比   金額   構成比   対前年同期比 百万円   %   百万円   %   % クラウド   61,962   23.5   83,184   29.2   34.3 ソフトウェア・ライセンス   48,630   18.5   47,618   16.7   △2.1 ソフトウェア・サポート   112,438   42.7   113,678   39.9   1.1 ソフトウェア   161,068   61.1   161,297   56.6   0.1 クラウド・アンド・ソフトウェア   223,030   84.6   244,481   85.8   9.6 ハードウェア   15,590   5.9   15,048   5.3   △3.5 サービス   24,890   9.4   25,543   9.0   2.6 合計   263,510   100.0   285,073   100.0   8.2 (注) 1.金額は単位未満を切捨て、構成比ならびに対前年同期比は単位未満を四捨五入で表示しております。 2.当社は従来、顧客との契約から生じる収益の分解情報については、報告セグメントである「クラウド&ライセンス」を「クラウドサービス&ライセンスサポート」、「クラウドライセンス&オンプレミスライセンス」に区分して表示していました。また、「クラウドサービス&ライセンスサポート」は、「クラウドサービス」、「ライセンスサポート」で構成されておりました。 当事業年度より業績の管理区分の変更を行ったため、報告セグメントである「クラウド・アンド・ソフトウェア」を「クラウド」、「ソフトウェア」の区分に変更して表示しています。また、「ソフトウェア」は、「ソフトウェア・ライセンス」、「ソフトウェア・サポート」で構成されております。 なお、前事業年度の顧客との契約から生じる収益を分解した情報は、変更後の区分方法により作成したものを記載しています。 3.当事業年度より、従来「クラウド&ライセンス」としていた報告セグメントの名称を「クラウド・アンド・ソフトウェア」に、「ハードウェア・システムズ」としていた報告セグメントの名称を「ハードウェア」にそれぞれ変更しております。当該変更は報告セグメントの名称変更のみであり、セグメント情報に与える影響はありません。 なお、前事業年度のセグメント情報についても、変更後の名称で表示しています。 (2) キャッシュ・フロー 当期におけるキャッシュ・フローの状況は以下のとおりです。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果得られた資金は、74,707百万円(前年同期比8,107百万円増)となりました。これは主に、税引前当期純利益(91,376百万円)の計上、仕入債務の増加(2,300百万円)、未払金の増加(2,662百万円)、契約負債の増加(2,868百万円)等によるキャッシュ・インがある一方で、法人税等の納付(28,011百万円)等によるキャッシュ・アウトがあった結果によるものです。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動により使用した資金は、32,129百万円(前年同期比30,173百万円増)となりました。これは主に、2026年2月に親会社であるオラクル・ジャパン・ホールディング・インク向け関係会社短期貸付金の回収による収入(110,000百万円)があった一方で、同年2月から10か月間を貸付期間とする新たな関係会社貸付けによる支出(140,000百万円)があった結果によるものです。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動により使用した資金は、24,331百万円(前年同期比65,632百万円減)となりました。これは主に、当事業年度における配当金の支払額(1株当たり190円。24,378百万円)が前年同期(1株当たり674円。うち特別配当500円を含む)に比べ減少したことによるものです。 以上の結果、当事業年度末における現金及び現金同等物は前事業年度末と比べ18,351百万円増加し、84,968百万円となりました。 (生産、受注及び販売の状況) (1) 生産実績 当事業年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   金額(百万円)   前期比(%) クラウド・アンド・ソフトウェア   126,949   12.5 ハードウェア   13,615   △1.4 サービス   16,173   4.8 合計   156,738   10.3 (注)1.金額は、売上原価によっております。 2.当事業年度よりセグメントの名称を変更いたしました。セグメント変更の内容については、「第5 経理の状況 2.財務諸表等 (1)財務諸表 注記事項 セグメント情報等」に記載のとおりであります。 (2) 受注状況 当社の事業はオラクル・コーポレーションの開発した製品の販売およびそれに付随する関連サービスの提供が主体であり、個別受注生産という概念に該当する業務の金額に重要性がないため、記載を省略しております。 (3) 販売状況 セグメントの名称   販売高(百万円)   前期比(%) クラウド・アンド・ソフトウェア クラウド   83,184   34.3 ソフトウェア・ライセンス   47,618   △2.1 ソフトウェア・サポート   113,678   1.1 ソフトウェア   161,297   0.1 クラウド・アンド・ソフトウェア計   244,481   9.6 ハードウェア ハードウェア計   15,048   △3.5 サービス サービス計   25,543   2.6 合計   285,073   8.2 (注) 主な相手先別の販売実績および当該販売実績に対する割合は次のとおりであります。 相手先   前事業年度   当事業年度 販売高(百万円)   割合(%)   販売高(百万円)   割合(%) 日本電気㈱   32,246   12.2   34,695   12.2 (経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容) 経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりです。 本項における将来に関する記載は、本有価証券報告書提出日現在において当社が判断したものであります。 (1) 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 ①経営成績の分析 イ 売上高 全社売上高は285,073百万円(前年同期比8.2%増)となりました。セグメント別の売上の分析については、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 業績等の概要 (1)業績」をご参照ください。 ロ 営業利益および経常利益 統合クラウドやAIなどの先進技術を活用した価値訴求を継続した結果、クラウド・アンド・ソフトウェアセグメントが好調に推移したため、全社として営業利益は89,795百万円(前年同期比3.4%増)となりました。 売上原価は、156,738百万円(前年同期比10.3%増)となりました。クラウド・アンド・ソフトウェアセグメントにおいてロイヤルティが増加し、サービスセグメントにおいては、人件費が増加しました。一方、ハードウェアセグメントでは、仕入高の減少により売上原価が抑制されました。 販売費及び一般管理費は、人件費(退職関連費用を含む)及び業務委託費等が増加した結果38,539百万円(前年同期比11.5%増)となりました。 営業外損益1,578百万円の収益(純額)を計上した結果、経常利益は91,373百万円(前年同期比4.5%増)となりました。 ハ 当期純利益 特別利益(新株予約権戻入益)2百万円、法人税等27,839百万円を計上した結果、当期純利益は63,537百万円(前年同期比4.6%増)となりました。 ニ 1株当たり当期純利益(EPS) 上記の結果、1株当たり当期純利益(EPS)は21.99円増加し、495.97円(前年同期比4.6%増)となりました。 ②財政状態の分析 当事業年度末における総資産は368,416百万円(前期末比52,012百万円増)となりました。 (資産の部) 当事業年度末における流動資産は、326,509百万円(前期末比122,647百万円増)となりました。当事業年度末における固定資産は、41,907百万円(前期末比70,634百万円減)となりました。 これは主に、親会社であるオラクル・ジャパン・ホールディング・インク向け関係会社貸付金について、2026年12月に期限到来を迎えるため当該貸付金(72,000百万円)を固定資産から流動資産へ振り替えたことによるものです。また、2026年2月に同社向け関係会社短期貸付金の償還(110,000百万円)があった一方で、同年2月から10か月間を貸付期間とする新たな貸付(140,000百万円)を実行した結果、関係会社短期貸付金が増加しております。 (負債の部) 当事業年度末における負債は、前事業年度末比で10,965百万円増加し、163,687百万円となりました。これは主に、未払金が前事業年度末比で2,940百万円増加し、8,693百万円及び契約負債が前事業年度末比で2,868百万円増加し、112,168百万円となったこと等によるものです。 (純資産の部) 当事業年度末の純資産合計は、前事業年度末比で41,047百万円増加し、204,728百万円となりました。これは主に、ストック・オプションの行使による資本金、資本剰余金の各々の増加(28百万円)、当期純利益の計上(63,537百万円)および期末配当金として1株当たり190円を支払ったこと(24,375百万円)による利益剰余金の増加(39,162百万円)によるものです。この結果、自己資本比率は55.6%(前期末比3.9ポイントアップ)となりました。 なお、当社では、経営の意思決定上、資産及び負債を各セグメントに配分していないため、セグメントごとの財政状態の状況に関する記載を省略しております。 (2) キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 ①キャッシュ・フローの分析 当事業年度におけるキャッシュ・フローの状況の分析については、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 業績等の概要 (2)キャッシュ・フロー」をご参照ください。 ②資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当社における資金の使途の主な内容としましては、売上原価、販売費及び一般管理費の営業費用並びに各種税金の納付等であります。売上原価の内訳は、主に「クラウド・アンド・ソフトウェア」に係るロイヤルティ、原価部門における労務費及び業務委託費、「ハードウェア」セグメントにおける仕入原価であります。その他の資金の使途の主な内容としましては、クラウド事業に関連する設備投資、各種税金の納付、配当金の支払となっております。これらの資金需要は、営業キャッシュ・フローから生じる自己資金によって賄っております。 当社の資金管理・運用については、当社が定める資金管理・運用規程(オラクル・コーポレーションが定めるglobal policy)に則り、高い安全性と適切な流動性の確保を図っております。 また、当社の配当政策につきましては、「第4 提出会社の状況 3配当政策」に記載しております。 (3) 経営成績に重要な影響を与える要因についての分析 当社においては、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載した各種の要因が、当社の経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (4) 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社の財務諸表等は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準等に基づき作成されております。この財務諸表等の作成にあたっては、期末日における資産および負債、会計期間における収益および費用に影響を与えるような仮定や見積りを必要とします。過去の経験および状況下において妥当と考えられた見積りであっても、仮定あるいは条件の変化により、実際の結果と異なる可能性があります。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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