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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

伊澤タオル

IZAWA TOWEL CO.,LTD.365A · Standard · 繊維製品

ファブレスのタオルメーカー。ODM主力で、ECでは自社ブランド「タオル研究所」がAmazonで人気。

概要

伊澤タオルは高級タオルから日用品タオルまでを企画・製造・販売するファブレスメーカーである。自社工場を持たず、海外の協力工場に製造を委託し、ODM生産・キャラクターIP事業・自社ブランド「タオル研究所」のEC販売の3本柱で事業を展開する。2026年2月期の売上高は約103億円、従業員は76名。東京証券取引所スタンダード市場に上場している。

ファブレスモデルで一貫管理する事業構造

伊澤タオルは自社工場を持たないファブレスメーカーである。紡績から製織、加工、裁断、染色までの全工程を一貫対応できる大規模工場に製造委託し、製品設計や工程開発は自社で担う。複数の委託先を使い分けることで、コストと納期を最適化する。研究開発から企画、製造委託、販売までを一気通貫でマネジメントし、消費者のニーズを機動的に製品に反映する体制を構築している。

ODM・IP・ECの3チャネル構成

売上高は3つのチャネルで構成される。ODM生産が55.9%を占め、コンビニエンスストアやホームセンターなど向けに日用品タオルを供給する。キャラクターIP製品は22.6%で、エンターテインメント企業向けにキャラクター柄タオルを製造する。EC販売は21.5%で、自社ブランド「タオル研究所」をAmazonなどのECサイトで販売する。各チャネルで得た消費者情報を製品開発にフィードバックする仕組みを持つ。

研究開発と特許に支えられた品質戦略

同社は研究開発に注力し、タオルの使い心地を数値化する試みや、大学との共同研究を進めている。信州大学、京都工芸繊維大学、福井大学との共同研究実績があり、2026年2月時点で21件の特許を保有する。独自の生産管理システム「IOPMS」を導入し、価格・スペック・デザインのバランスを最適化するノウハウをシステム化している。

国内と海外に広がる事業基盤

本社は東京都渋谷区に置き、大阪にショールームを有する。海外では香港に子会社IZAWA TEXTILE CO., LIMITED、米国にIZAWA TOWEL INCを設立し、海外販売を強化する。生産拠点は中国中心だったが、地政学リスクに対応するためインドやベトナムでの生産体制も構築中である。2025年1月に米国子会社を設立し、グローバル展開を加速させている。

業界の中での役割はタオルの企画・製造を委託し、販売まで一貫して手がける。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
103億円
営業利益
6億円
営業利益率
5.8%
純利益
7億円
2026/2 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01小売業(CVS・DS・HC・GMS・DgSなど)主力

ODM生産として、各小売業のプライベートブランドやオリジナルタオルを企画・製造。価格帯に応じた幅広い製品を供給。

主な製品・サービス1
ODMタオル
小売業の要望に基づき設計から製造まで行うタオル製品。

02エンターテインメント事業者準主力

キャラクターIP製品として、アニメやキャラクターのタオル・雑貨を企画・製造。著作権管理を徹底し、高品質な製品を提供。

主な製品・サービス1
キャラクタータオル
キャラクター柄を施したタオル製品。

03EC市場準主力

自社ブランド「タオル研究所」をECサイトやAmazonで販売。Amazonのランキング上位を獲得。

Amazonでタオル売れ筋ランキング1位から3位を占める

主な製品・サービス1
タオル研究所
自社企画のタオルブランド。機能・サイズのバリエーションが豊富。

製品と技術

ODM生産で培った幅広い製品ラインナップ

ODM生産では、コンビニエンスストアやディスカウントストア、ホームセンターなど向けに、日用品として購入しやすい価格帯のベーシックなタオルから高価格帯の高機能タオルまでを展開する。過去の販売データと社内システムIOPMSを活用し、顧客の要望に応じた価格・スペック・デザインの最適化を提案する。PB商品の企画ノウハウが強みである。

キャラクターIP製品の技術と管理体制

キャラクターIP製品は、エンターテインメント企業向けにキャラクター柄のタオルや雑貨を供給する。プリント技術や染色技術が求められる中、著作権者のチェック体制を構築し高品質な製品を提供する。ウォルト・ディズニー・ジャパンやサンリオなどの大手ライセンサーとの契約実績があり、EC販売でもコラボ製品を展開している。

自社ブランド「タオル研究所」でAmazonランキング上位

自社ブランド「タオル研究所」は、ECサイトとAmazonで販売され、Amazonのタオル売れ筋ランキングで1位から3位を占める。フェイスタオルやバスタオルなど多様なサイズ・機能のラインアップを持ち、抗菌タイプなど機能性商品も扱う。消費者からの口コミ評価が高く、販売動向を新製品開発に生かす循環を確立している。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

繊維製品のなかでの位置

会社が挙げる強い分野

  • EC市場Amazonでタオル売れ筋ランキング1位から3位を占める

有価証券報告書(2026/3期)で会社自身が述べている位置付けです。第三者による調査ではありません。

タオル製造で高付加価値路線

伊澤タオルは高級タオル製品を製造・販売する繊維企業。同業にはグンゼやユニチカ、片倉工業など大手総合繊維メーカーがひしめく。2025/2期売上98億円、営業利益率6.12%と収益性は安定。タオル市場は成熟し競争が激しいが、同社は高品質・高付加価値品で差別化し、百貨店などでブランドを確立。グンゼはアパレル全般で規模が大きく、ユニチカは化学繊維で多角化。伊澤タオルはニッチトップ戦略で一定の地位を築くが、市場縮小や海外勢との競合が課題。

強み

  • 上質なタオル製品でブランド認知度が高く、百貨店などで支持。
  • 営業利益率6%超と繊維業界では比較的高い収益性。
  • 紡績から製品まで一貫生産で品質とコストを管理。
  • 独自の加工技術で付加価値の高い新製品を投入。

課題

  • 国内タオル需要は人口減少で縮小傾向、成長の限界。
  • 低価格な海外製品との競争激化でシェア低下リスク。
  • 売上100億円未満で、大企業とのコスト競争で不利。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

繊維製品の時価総額近傍。太字が伊澤タオル

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
1325ATENTIAL133億円33.0倍
28127ヤマトインターナショナル115億円75.8倍
33571ソトー100億円17.9倍
43123サイボー88億円7.8倍
58107キムラタン85億円
6365A伊澤タオル78億円11.0倍
73204トーア紡コーポレーション45億円5.3倍
83583オーベクス42億円6.4倍
98040東京ソワール40億円110.0倍
103524日東製網39億円5.7倍
113202ダイトウボウ39億円42.2倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 23件

大阪で創業し東京営業所を開設した1970~1980年代

1970年10月、伊澤正美が大阪市住吉区で伊沢タオルを創業。翌1971年4月に伊沢タオル株式会社を設立した。事業拡大に伴い1981年5月に東京営業所を品川区に開設。1985年5月には海外生産開始のため100%出資子会社インタークラフト通商株式会社を設立し、海外調達の基盤を築いた。

技術開発と品質認証を進めた2000年代

2005年9月、紡績及び製造工程に関する技術開発チームを発足。2014年11月に「タオル研究所」を商標登録し、自社ブランドの核となる名称を確立した。2016年3月にISO9001とISO14001を取得し品質管理と環境管理の国際規格に対応。同年4月には信州大学との共同研究を開始し、大学構内に共同研究ラボを開設した。

本社移転と商号変更によるブランド再編

2018年10月、本社登記を大阪から東京・渋谷区へ移転し、商号を「伊沢タオル株式会社」から「伊澤タオル株式会社」に変更。同時にコーポレートロゴ「IZAWA TOWEL」の商標登録を行い、ブランドを統一した。2020年7月には東京本社にショールームを開設し、同年10月には大阪にもショールームを開設した。

JAFCOによるホールディングス化と合併

2021年6月、JAFCOが株式会社伊澤タオルHDを設立。同年8月、同HDが旧伊澤タオルの株式を取得し100%子会社化した。2022年3月、株式会社伊澤タオルHDが旧伊澤タオルとインタークラフト通商を吸収合併し、商号を「伊澤タオル株式会社」に変更した。これにより事業とグループ構造が一本化された。

上場と米国子会社設立で海外展開を加速

2025年1月、米国に100%出資子会社IZAWA TOWEL INCを設立。同年6月、東京証券取引所スタンダード市場に株式を上場した。2026年2月期の売上高は103億円に達し、3チャネルのバランスを保ちながら成長を続けている。上場により資金調達力が強化され、今後の事業拡大の基盤を整えた。

年表23件を開く

1970年代

  • 1970年10月創業大阪府大阪市住吉区に、伊澤正美が伊沢タオルを創業
  • 1971年4月創業大阪府大阪市住吉区に、伊沢タオル株式会社を設立

1980年代

  • 1981年5月事業拡大のため、東京都品川区に東京営業所を開設
  • 1985年5月海外生産開始にあたり、100%出資子会社 インタークラフト通商株式会社を設立

1990年代

  • 1998年4月東京営業所増強のため、東京都港区に移転

2000年代

  • 2005年9月創業紡績及び製造工程に関する技術開発のため、技術開発チームを発足

2010年代

  • 2014年11月「タオル研究所」を商標登録
  • 2016年3月ISO9001、ISO14001を取得
  • 2016年4月国立大学法人信州大学との共同研究開始、同大学構内に共同研究ラボを開設
  • 2016年6月海外取引先への販売のため、香港に100%出資子会社 IZAWA TEXTILE CO.,LIMITED を設立
  • 2017年5月事業拡大のため、東京営業所を東京都渋谷区に移転
  • 2018年2月事業拡大のため、大阪府大阪市東住吉区に商品検品・検針施設を新設
  • 2018年10月商号変更本社登記を大阪府大阪市から東京都渋谷区へ移転し、「伊沢タオル株式会社」から「伊澤タオル株式会社」に商号変更
  • 2019年4月環境負荷低減研究を目的として 国立大学法人京都工芸繊維大学との共同研究を開始

2020年代

  • 2020年7月東京本社にショールームを開設
  • 2020年10月コーポレートロゴである「IZAWA TOWEL」を商標登録
  • 2020年10月事業拡大のため、ハービス OSAKA 東棟「ハービス PLAZA」6Fに大阪ショールームを開設
  • 2021年6月創業JAFCOが株式会社伊澤タオルHD (現 当社)を設立
  • 2021年8月M&A株式会社伊澤タオルHD(現 当社)が旧伊澤タオル株式を取得し100%子会社化
  • 2022年3月M&A株式会社伊澤タオルHD(現 当社)が 旧伊澤タオル、インタークラフト通商株式会社を吸収合併し、「株式会社伊澤タオルHD」から「伊澤タオル株式会社」に商号変更
  • 2022年7月国立大学法人福井大学、サステナテック株式会社と共同研究を開始
  • 2025年1月米国に100%出資子会社IZAWA TOWEL INCを設立
  • 2025年6月上場東京証券取引所スタンダード市場に株式を上場

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/2期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    ODM生産の拡大と効率化

    タオル製品のODM生産を拡大し、業務効率改善とスケールメリット創出により価格競争力を維持する。

  2. 02

    キャラクターIP製品の販売強化

    成長するキャラクターIP市場において、キャラクター付きタオル製景品などの販売を強化し、新たな需要を開拓する。

  3. 03

    EC販売チャネルの拡充とブランド強化

    EC市場の拡大に対応し、ブランド戦略強化や新規商材投入によりECでのプレゼンス向上と売上増加を図る。

  4. 04

    ガバナンス体制の抜本的強化と再発防止

    監査等委員会設置会社への移行、外部専門家研修の継続、通報窓口拡充によりコンプライアンス意識を定着させ、透明性の高い企業文化を構築する。

  5. 05

    サステナビリティ経営への取り組み

    地球環境に配慮し、タオル業界におけるサステナビリティに貢献するため、人的資本を含むサステナビリティ経営を強化する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社2(国内 0 / 海外 2、うち連結子会社 2) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位3)
東京本社 — 東京都渋谷区680百万円
タオル製品等の企画、製造及び販売
大阪本社 — 大阪府大阪市住吉区43百万円
タオル製品等の企画、製造及び販売
大阪ショールーム — 大阪府大阪市北区0百万円
タオル製品等の企画、製造及び販売
主な関係会社
  • 海外
    IZAWA TEXTILE CO.,LIMITED
    中華人民共和国 香港特別行政区 · 非連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    IZAWA TOWEL INC
    c/o Corporation Service Company 251 Little Falls Drive Wilmington, DE 19808-1674 USA · 非連結子会社
    議決権100.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年2月期の売上高は103億円営業利益6億円前期と比べると増収増益で、売上が+5.1%、利益が+0.0%。

売上高
+5.1%
103億円
営業利益
+0.0%
6億円
純利益
+16.7%
7億円
営業利益率
5.8%
前期比 -0.3%pt

会社が出している今期の予想2027年2月期

項目会社予想前期実績
売上高117億円103億円
営業利益8億円6億円
純利益6億円7億円
1株あたり配当¥42¥42

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

3期分

直近は2027年1Qで、売上は25億円、営業利益は1億円。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2026年2Q4736.41
2026年4Q5635.46
2027年1Q2514.02

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 5期分

直近期の営業利益率は5.8%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
株式会社伊澤タオルHD(現 当社)が 旧伊澤タオル、インタークラフト通商株式会社を吸収合併し、「株式会社伊澤タオルHD」から「伊澤タオル株式会社」に商号変更
2022年2月0−1−1
2023年2月9222
2024年2月991811
東京証券取引所スタンダード市場に株式を上場
2025年2月986106.16
2026年2月1036115.87

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年2月期

売上高103億円のうち、営業利益として残るのは6億円5.8%。営業外の損益と税金を反映した純利益は7億円、売上の6.8%にあたる。営業利益率は業種中央値3.9%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金78.6%81億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金16.5%17億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益5.8%6億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。売上原価と販管費は単体ベースの数値です。

粗利率
21.4%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+1.9pt
5.8%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+2.6pt
6.8%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+12.6pt
18.1%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
8.2%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
5.7%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 3期分

2026年2月期は営業CFが3億円、投資CFが−2億円で、差し引きのフリーCFは1億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は11億円で、売上の1.3ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2024年2月141−31519
2025年2月60−9617
2026年2月3−2−7111

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 5期分

2026年2月期の総資産は85億円。このうち返さなくてよい自己資本が41億円で、自己資本比率は48.8%(業種中央値57.9%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2022年2月66264039.5
2023年2月77294837.2
2024年2月91405143.5
2025年2月84394546.3
2026年2月85414348.8

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年2月期の内訳単体ベース
現金及び預金
11億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
15億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
5億円
在庫として抱えている分
負債合計
43億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
75
/ 100
安定性自己資本比率33 / 40
収益力営業利益率12 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

繊維製品 48社との比較

同じ繊維製品の企業と並べると、いちばん上に来るのはROE48社中4位あたり、逆に低いのは自己資本比率48社中32位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE上位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
18.1%/中央値 5.5%
P25 2.7%P75 10.3%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
5.8%/中央値 3.9%
P25 1.4%P75 9.8%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
48.8%/中央値 57.9%
P25 39.9%P75 72.6%
売上成長率前期からの売上の伸び
5.1%/中央値 0.5%
P25 -4.6%P75 5.6%
配当利回り上位株価に対して1年で受け取る配当の割合
5.4%/中央値 3.0%
P25 2.6%P75 4.2%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥781で、1年前と比べて+23.0%過去52週の値幅のなかでは85%の位置にある。

¥781-0.8%1ヶ月+3.5%1年+23.0%時価総額78億円
過去52週の値幅
安値¥561高値¥820

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)11.0倍
PER (会社予想)12.2倍
PBR1.99倍
配当利回り5.38%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は6月下旬の728円から上昇基調を強め、8月4日は775円。前日比0.6%安。1か月で3.6%上昇し、25日移動平均線は770.72円とほぼ同水準。52週高値811円に接近しており、あと4%の位置。52週安値561円からは38%上昇。RSIは54.46と中立圏で、上昇トレンドは継続中。出来高は7月中盤に9万株超と膨らんだが、その後は3万株前後に減少。買い材料が続くかが焦点。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 80/100)

PER10.95倍は同業界平均24.3倍を大きく下回り、PBR1.98倍は平均0.99倍を上回るが、ROE18.1%と高収益を考慮すると正当化される。配当利回り5.42%は平均3.14%を大きく上回り、配当性向55.1%と安定。業績は横ばいだが、高いROEと配当利回りが株価を下支え。同業他社と比較してバリュエーションは割安で、株主還元も手厚い。ただし、売上高の成長が鈍く、今後の成長性には注意が必要。総合的に「割安」と判断。

指標この会社業種平均
PER (実績)11.0倍26.6倍
PER (予想)12.2倍
PBR1.99倍1.01倍
ROE18.1%7.4%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

伊澤タオルは高級タオル市場で一定のブランド力を持つが、市場規模は小さく、競合が多数ある。強気派は、高品質で差別化された製品が海外で需要を掴み、訪日観光客による店舗販売も拡大するとみる。また、2025/2期の営業利益率6.1%を維持しつつ、海外展開による成長期待が株価上昇の根拠。一方、弱気派は、繊維業界全体の需要低迷や、為替変動、原材料高が利益を圧迫すると懸念。さらに、規模が小さく、海外での競合との差別化が難しく、成長の限界があると指摘する。

プラスに働く材料7
  • 海外需要の拡大

    高品質タオルへの海外需要が高まり、輸出販売が増加

  • ブランドの強み

    高級ブランドとしての認知度が高く、価格決定力がある

  • 収益性の改善

    営業利益率6%台を維持し、研究開発への投資も進行

  • 2027年2月期の純利益が市場予想6.4億円を20%上回る決算発表後影響

    2026年2月期純利益7億円、予想PER12.1倍は6.4億円相当。上振れでPER10倍割れ

  • 増配で利回り6%超へ次回株主総会影響

    配当性向は純利益7億円の約60%。増配で利回り5.42%から6%超

  • 売上高105億円超えで成長継続通年影響

    売上高は98→103億円と増加。同率成長なら約108億円

  • PBRとROEの乖離修正2027年〜2028年影響

    ROE18.1%に対しPBR1.98倍。資本効率改善でPBR2.5倍の余地

マイナスに働く材料7
  • 市場の縮小

    国内タオル需要は減少傾向にあり、販売量が伸び悩む

  • 競争激化

    低価格輸入品や他ブランドとの競合が激しく、シェア維持が困難

  • コスト増

    原材料費やエネルギーコスト上昇で、利益率の維持が難しい

  • 2027年2月期の純利益が6億円割れ決算発表後影響

    2026年2月期純利益7億円が6億円未満へ。予想PER12.1倍を超え売り圧力

  • 営業利益率5%割れ通年影響

    営業利益率5.83%から1%低下で営業利益約1億円減

  • 原材料価格の高騰が利益を圧迫継続影響

    売上高増も営業利益横ばい。原料高が続けば利益率低下

  • 国内アパレル需要の減少不定影響

    国内市場の縮小で売上高100億円割れの可能性

次の決算で確かめる点
海外売上高比率
海外事業の成長確認と為替の影響を見極める
既存店売上高前年比
国内店舗の販売動向を把握するため
営業利益率
高付加価値戦略の成果を測る

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり42で、前期から+2.6%いまの株価に対する利回りは5.38%。増配か配当維持が1年続いている。

年間配当
¥42
1株あたり
配当利回り
5.38%
いまの株価に対して
配当性向
55.1%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
1年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2024年2月65,23059.1
2025年2月39−99.967.4
2026年2月402.655.1

配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥42

株主

有価証券報告書より

2026年2月期末の株主数は延べ10,209人。区分でいちばん多いのは個人・その他67.3%。グループ会社や銀行などの安定株主が26.7%を占め、残る73.3%が市場で売買されうる浮動株にあたる。比較できる過去の期がまだ揃っていないため、直近期の構成のみを載せています。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2026年2月%
個人・その他67.3
事業法人26.6
証券会社3.5
外国法人2.5
自己株式1.1
金融機関0.1
外国人個人0.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01伊澤キャピタルパートナーズ合同会社25.00
02ジャフコSV6投資事業有限責任組合18.13
03ジャフコSV6-S投資事業有限責任組合4.52
04大和証券株式会社1.92
05BNY GCM CLIENT ACCOUNT JPRD AC ISG(FE-AC)(常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行)1.82
06飯田 明人1.00
07村上 裕人0.80
08野村證券株式会社0.80
09落合 博0.47
10山下 智志0.44

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近6
  • 2026-08-05
    ジャフコ グループ株式会社
    新規の大量保有報告
    7.62%
    -1.86pt
  • 2026-08-03
    ジャフコ グループ株式会社
    新規の大量保有報告
    9.48%
    -1.01pt
  • 2026-07-03
    ジャフコ グループ株式会社
    新規の大量保有報告
    10.49%
    -6.79pt
  • 2026-04-30
    ジャフコ グループ株式会社
    新規の大量保有報告
    17.28%
    -1.11pt
  • 2026-04-23
    ジャフコ グループ株式会社
    新規の大量保有報告
    18.39%
    -3.24pt
  • 2026-04-22
    ジャフコ グループ株式会社
    新規の大量保有報告
    21.63%
    -1.12pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 5期分

1株利益は5期で+101%、1株純資産は5期で−100%。直近期のROEは18.1%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%配当性向%
2022年2月−12,962260,894
2023年2月24,390285,2848.9
2024年2月11039632.459.1
2025年2月5838814.867.4
2026年2月7341818.155.1

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

13名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は13名。2026/2期の役員報酬は総額111百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
伊澤正司代表取締役社長612,500,000
甫天和宏取締役COO兼経営企画室長59
三好拓人取締役CFO兼管理本部長37
國元恵子取締役製品本部長51
田内常夫取締役69
八塩圭子取締役56
山川信行常勤監査役56
久島伸昭監査役67
三浦紗耶加監査役39
山本吉大取締役56
北村貴明取締役49
大坪尚紀取締役(監査等委員)42
残りの役員1名を開く
氏名役職年齢
一色中也66

役員報酬の内訳2026/2

役員の区分人数固定報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)5929218
社外取締役519194

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/2期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容3,545字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 (1)事業の特徴 当社は、消費者目線を第一として日用品としてのタオルの使い心地にこだわり続けており、「悩んだらこのタオルを買えば間違いない」というタオルのグローバル・スタンダードを創ることをビジョンに掲げております。小売店やキャラクターIP事業者へのタオル製品の企画・販売及びECサイト・Amazon内における自社ブランド「タオル研究所」を軸に、「タオル製品等の企画、製造及び販売」の単一セグメントで事業を展開しているファブレスメーカーです。 当社が事業領域としているタオル業界は、ギフト需要やイベント需要を除く生活需要領域です。当社の主な販売先は、CVS(コンビニエンスストア)、IP事業者(エンターテインメント事業会社)、EC事業者、DS(ディスカウントストア)、HC(ホームセンター)、GMS(総合スーパー)、DgS(ドラッグストア)等です。 当社は幅広いターゲット層に対し、ニーズに基づいた日用品タオルを生産する「ODM生産」(ODMは「Original Design Manufacturing」の略であり、委託側からの要望に基づいて製品の設計から製造までを一貫して行うこと)、IP企業と連携し高品質なキャラクタータオルを提供する「キャラクターIP製品」、自社ブランドを展開するB2Cビジネス「EC販売」の3分野に注力をしております。 とりわけ、EC販売において「タオル研究所」ブランドのタオルは、Amazonのタオル売れ筋ランキングで第一位から第三位(注)を占めており、多くの消費者に支持されております。「タオル研究所」では当社が独自に企画・開発したタオルを取り扱っており、そこで得た販売動向や消費者からの声などの情報を利用して、当社の各販売チャネルの製品開発にも反映させることで強みを発揮しております。 当社の特徴は大きく2点あります。1点目はファブレスモデルを採用している点です。当社は自社工場をもたず、主に海外の協力工場に製造委託をしております。製品の設計や製造工程の開発に関しては当社が担っており、詳細にわたって協力工場に指示をすることで品質を保証しつつ大量生産を可能としております。2点目はファブレスモデルを活かしつつ、研究・開発から、企画、製造委託、販売までの商流を一気通貫でマネジメントしている点です。これにより消費者のニーズを踏まえた機動的な生産に対応できる体制を整えております。 (注)2026年2月28日時点 出典:Amazonマーケットプレイス https://www.amazon.co.jp/gp/bestsellers/kitchen/268267011 当社製品の商流における各工程の特徴については以下のとおりであります。 1.研究・開発 当社は、R&Dにも注力するタオルメーカーであり、従来の枠にとらわれない製造方法や素材、設計等新たな開発を実施しております。また、タオルの使い心地の数値化や、使いやすいタオルを科学的に実証、試作、検証することで開発力を高めております。タオルに関する特許取得にも注力しており、自社のみでの研究・開発にとどまらず、大学との共同研究、大手メーカーとの共同開発など、タオル専門の研究員が中心となって、素材・製法の両面から様々な開発・特許取得を進めております。高い技術力はタオルの製造・製法に関する特許取得にも結び付いており、2026年2月28日時点で21件の特許を保有しております。 2.企画 日本を代表する大手小売企業とのPB商品開発で培った企画ノウハウが社内に蓄積されており、数多くの製品の販売実績を背景とした製品企画が可能となっております。単発のアイデア製品に依存するのではなく、過去の販売データやベーシックながらも、長期的な大量販売が期待できる分野の企画力を強みとしております。 3.製造委託 タオル製造は装置産業であり、製造工程において大型の機械(装置)を保有する工場が必要です。当社は自社工場をもたない代わりに、紡績・製織・加工・裁断・染色といった、糸から製品までのタオル製造の全工程を一貫して対応可能な装置を有する大規模工場へ委託しております。それにより、各製造工程を横断して製品開発を行うことで、顧客ニーズに対応した製品を製造できるようになります。また、高い生産効率からくるコスト競争力を持ち合わせている点も当社の強みであると考えております。また、当社は複数の大規模工場とのコネクションがあることから、製造するタオルに応じた工場を選定することで費用・製造時間両面での効率的な生産を可能にしております。 タオル製造においては、主原料である綿花の栽培や、製品染色等の工程で大量の工業排水が生じることなど、環境負荷が高く、工場はそれに対応するためのリソースが必要となります。当社は、自社工場を持たず、先に述べた大規模工場を製造委託先として複数起用することで、小規模な組織でありながら大規模な製造・販売までのバリューチェーンを手掛けることが可能となっております。委託先の選定にあたっては、工場基本情報、生産管理状況、品質管理状況、品質実績の4つの観点で評価をしております。これらの選定の際の基準に加えて、定期的な往査により工場を評価・教育する体制としております。さらに、複数の協力会社の設備を活用した製造が可能であることは、当社のタオル製造におけるイノベーションを促進し、当社の技術力向上に寄与しております。 4.販売 当社では、営業販売と購買を一体の組織としており、営業担当者が顧客の企画段階からコミュニケーションを重ねつつ、製造委託先ともスペックやコストを交渉し販売・仕入両面を一貫して担当しております。このような体制は営業の迅速さはもちろんのこと、顧客に対して製品詳細や過去データに基づいてより効果的な提案ができることにも繋がっております。また、当社では、過去の様々なODM製品の実績データを下に、価格×スペック×デザインのバランスを最適化するノウハウを社内システム化(IOPMS(注))しており、営業担当者が顧客の要望に応じた製品とその最適な価格を提案することが可能です。 (注)IOPMSは「Izawa Original Production Management System」の略称です。製品の設計図作成から顧客への納品まで、業界唯一のシステム化された管理体制を構築しており、従来のタオル製造を超えるクオリティーと、高いコストパフォーマンスを提供しております。 (2)製・商品及びサービスの特徴 1.ODM生産 当社の顧客であるCVS(コンビニエンスストア)、EC事業者、DS(ディスカウントストア)、HC(ホームセンター)、GMS(総合スーパー)、DgS(ドラッグストア)等において、日用品として購入しやすい価格のベーシックなタオルから、当社技術を生かした高価格設定のタオルまで、幅広いプロダクトを展開しております。価格ごとにマーケットが分けられているタオルマーケットですが、より多くの顧客層をターゲットに幅広いプロダクトを扱っていることが特徴です。 2.キャラクターIP製品 当社の顧客であるエンターテインメント事業会社向けに、キャラクター柄を配したタオル製品や雑貨を供給しております。キャラクター製品は、その表現や配色等に関して著作権保有者及び販売元等のチェック体制が必要となりますが、当社のナレッジを活用しつつ管理体制を構築しており、ニーズに対して的確な製品を製造供給しております。キャラクター製品はプリント等の技術力を要する中で、当社の技術力の強みを活かしたプロダクトであると考えております。 3.EC販売 ECサイト・Amazonで自社ブランド「タオル研究所」のタオル製品を販売しております。Amazonにおけるフェイスタオル及びバスタオルの国内売上シェアは順調に拡大しており、消費者からの口コミも多く高い評価をいただいております。現在、機能・サイズ等の異なるバラエティに富んだラインアップを展開しており、今後もシリーズを追加することとしております。また、ECサイト・Amazonでは、ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社、株式会社サンリオといった大手キャラクターライセンサーとのライセンス契約を締結し、「タオル研究所」ブランドとキャラクターのコラボ製品も展開しております。 以上の製品群の売上高比率は2026年2月期において、ODM生産が55.9%、キャラクターIP製品が22.6%、EC販売が21.5%となっております。 ・事業系統図
経営方針・対処すべき課題4,207字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社の経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、提出日現在において当社が判断したものであります。 (1) 経営方針について 当社は、企業理念として次の「ミッション/使命」、「ビジョン/未来の姿」、「バリュー/心構え」を掲げております。 ミッション/使命   革命児として、圧倒的な地位を築き、社会に対して大きな価値を約束する。 ビジョン/未来の姿 タオルの「グローバル・スタンダード」を創出し、世界市場で存在感を示す。 バリュー/心構え   革命児の自覚を持ち最先端を突き進む。 やりとげる力でアイデアを具現化する。 真心を尽くし価値創造の関係を築く。 タオルのプロとして業界で存在感を示す。 (2) 経営戦略について 当社は、「タオルのグローバル・スタンダードを創出し、世界市場で存在感を示す。」のビジョンを実現するため、タオル業界のプラットフォーマーとして、製造業者及び小売業者と一体となり、「タオル製品等の企画、製造及び販売」を行っております。現在は「ODM生産」「キャラクターIP製品」「EC販売」の3つのチャネルで当社製品を販売しております。当社が今後更なる成長と発展を遂げ、持続的な事業展開を実現するには、これら3つのチャネルを更に成長させることが重要であると認識しております。なお、前事業年度及び当事業年度の各チャネル別の売上高は以下のとおりであります。 事業区分   前事業年度(自 2024年3月1日 至 2025年2月28日)   当事業年度(自 2025年3月1日 至 2026年2月28日) ODM生産(千円)   5,557,558   5,746,723 キャラクターIP製品(千円)   2,604,893   2,325,651 EC販売(千円)   1,662,908   2,210,812 (3) 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社の経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等として、のれん償却前当期純利益(注)を重視しており、中期的な事業拡大と収益率の向上により企業価値の向上と株主価値の向上を図ってまいります。前事業年度及び当事業年度ののれん償却前当期純利益の推移は以下のとおりであります。 前事業年度(自 2024年3月1日 至 2025年2月28日)   当事業年度(自 2025年3月1日 至 2026年2月28日) のれん償却前当期純利益(千円)   780,073   927,607 (注)「のれん償却前当期純利益」とは、当期純利益にのれん償却額を加えた数値であります。 (4) タオル市場規模及び業界環境 ①市場規模 国内のタオル及びタオル製品の小売市場規模は、公式統計は存在しないものの、業界推計によると約1,600億円~1,900億円(株式会社クロス・マーケティング「タオル業界市場調査レポート」)となっております。 この背景には、コロナ禍を経て家庭でのタオル共用が見直され、抗菌タイプや機能性などのタオルの付加価値が注目されたことなどが寄与したものと考えられます。また、タオル地の原料は高騰しており長引く円安により2023年以降の価格上昇が想定されますが、身近な日用品であるタオル市場の需要は堅調に推移することが考えられます。 一方で、2020年にコロナ禍によって落ち込んだ一部の需要は戻らず、特に贈答用のタオル市場が厳しい状況は現在も続いております。これまでの市場が縮小しつつある中、その合間を縫うようにしてSPA型(調達・企画・生産・物流・販売・在庫管理など、すべての過程を一貫して行う)で製品を提供する大型小売店やホームセンター、100円ショップ、量販店などによる日用品向けの低価格製品の供給が増加していることが考えられます。なお、この市場規模推計では、ホテル及び病院等向けのリネンサプライを含む、いわゆる業務用タオルを除いた推計となっております。 なお2023年度の世界のタオル市場規模に関しては、バスタオルに限っても約1兆8,521億円(Fortune Business Insights「市場研究報告2025 バスタオル市場分析」より118億9,000万米ドルを2025年2月28日TTMである1ドル=155.77円で換算)となりました。 ②業界環境 株式会社クロス・マーケティングの分析によると、約8割の消費者がタオルを自分で購入しており、かつての「贈答依存」から脱却している状況で、実用性だけでなく「インテリアの一部」としてのデザイン性や「QOL(生活の質)を上げるアイテム」としての肌触りが重視されるようになってきております。また、自家需要を取り込むEC市場は拡大傾向にあり(経済産業省「令和6年度電子商取引に関する市場調査」)、これらの市場動向は、当社主力製品であるタオルにも影響を与えております。 タオル小売市場においては、PB商品を供給する大型小売店が、対面販売に加え、自社プラットフォームにおけるECを強化しております。また、原材料価格の高騰や為替の変動によるコスト増加に対応するため、PB商品開発を加速させております。さらに、ホームセンターや100円ショップ等でのタオル販売も増加し、大手ドラッグストアや家電量販店もタオルを取り扱うようになり、タオル小売のマルチチャネル展開が進行しております。 昨今ではコロナ禍の影響により抗菌機能を付したタオルの需要が増加しており、また、家族間でタオルを共用せずに自分専用のタオルを使用する習慣も生じたこともあり、贈答品から自家需要へのシフトが完了し、「肌触り」や「インテリア性」が購買の決定打となっております(株式会社クロス・マーケティング「タオル業界市場調査レポート」)。また、公共のトイレにあるハンドドライヤーもコロナ禍により使用が減り、男女共にタオルハンカチを持ち歩く習慣も生じております。 新たな販売チャネルとして、キャラクター関連製品にも着目しております。キャラクターIP市場は2兆8,492億円(2025年度、矢野経済研究所「2023年版キャラクタービジネス年鑑」)、アミューズメント市場での2021年度の景品類の店舗購入高は1,010億円(前年比 125.3%)(「月刊アミューズメント産業 第620号」)であり、コロナ禍からの回復は進んでいると考えております。キャラクターIP市場の成長に伴い、キャラクター付きタオル製景品の販売も増加傾向にあります。 また、ECのトレンドもタオル市場に影響を与えております。EC市場は14兆5,500億円(2024年度、日本通信販売協会)であり、当社のEC販売額も伸長しております。 (5) 当社経営環境 足元の経営環境については「4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」をご参照ください。今後の見通しについては、円安やインフレの進行、ウクライナ情勢、中東情勢、米国新政権の政策動向等の影響を受けるものの、国内経済は中期的に回復基調が続くものと想定しております。 (6) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 ① 円安の進行 当社は、製品の大半を国外で製造しており、今後、更なる円安の進行による製品コストの上昇により、厳しい事業環境が続くことも予想されます。そのような想定の中、為替予約取引による一定のリスクヘッジを行いながらも、業務効率の改善やスケールメリットの創出によって価格競争力を常に維持してまいります。 ② 適地生産の徹底 当社は、製品製造にあたり、中国、ベトナム、インド及びその他諸外国のサプライヤーに製造を委託しております。製造委託先のある各国には、政治的・社会的な混乱、自然災害・テロ・紛争・感染症によるサプライチェーンの混乱、原材料価格の変動や賃金上昇等のリスクが存在しますが、これら有事の際の損害を最小限に抑えるべく、その国の特色や状況を把握したうえで、機動的な生産地の切り替えや複数の生産拠点の確保、物流の最適化といった対応を図ってまいります。 ③ EC市場の強化 今後、国内販売においてデジタル化がより一層加速すると想定しており、またEC市場における新規参入による競争激化などが見込まれる中、EC販売におけるブランド戦略の強化、継続的な新規商材の投入などにより、ECにおける更なるブランドプレゼンスの向上と、売上の増加を図ってまいります。 ④ 内部管理体制の強化による事業基盤強化 当社は、業務運営の効率化やコーポレート・ガバナンス、リスクマネジメントのための内部管理体制の更なる強化が重要な課題であると認識しております。引き続き経営の透明性を確保するために内部統制の実効性を高め、内部管理体制の強化に取組み、事業基盤を強化してまいります。 ⑤ サステナビリティへの対応 当社は、持続可能な社会の実現に貢献する企業であり続けるために、企業価値の向上を維持しながら地球環境に配慮し、タオル業界におけるサステナビリティに貢献していきたいと考えております。今後は人的資本に関する取組みも含め、サステナビリティ経営の強化に努めてまいります。 ⑥ガバナンス体制の抜本的強化及び再発防止策の徹底 当社は、代表取締役社長によるパワーハラスメント等の事実が第三者委員会により認定されたことを厳粛に受け止め、信頼回復のため、以下の事項を最優先課題として取り組んでまいります。 ・経営体制とガバナンスの抜本的強化 当社は、2026年1月22日開催の取締役会において、経営の監督機能強化と意思決定の迅速化を図るため、2026年5月27日開催予定の第5回定時株主総会での承認を前提として、「監査等委員会設置会社」へ移行すること、及び定款の一部変更を行うことを決議いたしました。 ・コンプライアンス意識の定着と組織風土の改革 外部専門家による全役職員向け研修を継続的に実施し、ハラスメントを許容しない組織文化を再構築します。また、外部弁護士や社外役員による通報窓口を拡充し、通報者の保護を徹底することで、透明性の高い企業文化を構築してまいります。
事業等のリスク8,975字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 本書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、提出日現在において当社が判断したものであり、将来事項の達成を保証するものではありません。 (1) 方針 当社は、大規模災害などのリスクを想定したうえで、顕在的・潜在的なリスクを予防し、適切に管理することが持続的な事業の成長には不可欠だと考えており、事業活動に伴うリスクを定期的に洗い出し、重要リスクの特定とその管理体制の強化を常に行っております。 取締役会の諮問機関として、リスク・コンプライアンス委員会を設置しております。管理本部長を委員長とするリスク・コンプライアンス委員会は、全社のリスクを一元管理する組織です。リスク・コンプライアンス委員会では、事業への影響度・頻度などを分析・評価し、重要度の高いリスクから発生前の予防を行うことを目指しております。リスク・コンプライアンス委員会は原則として四半期毎に1回の開催としております。さらに、リスク・コンプライアンス委員会事務局を設置し、毎月1回の会合によりリスク・コンプライアンス委員会運営の効率性及びリスク・コンプライアンス委員会機能の有効性を確保しております。 (2) 個別のリスク 当社の経営成績や財務状況など特に重要度の高いリスクとして認識している主なものとして、以下のものが挙げられます。文中における将来に関する事項は、本書提出日において当社が判断したものです。また、以下は、全てのリスクを網羅するものではなく、本書提出日現在において予見できない又は重要と認識していないリスクの影響を将来的に受ける可能性はあります。 ①市場縮小に関わるリスク(発生可能性:高、特定時期なし、影響度:中) 当社の売上は現状国内市場に依存しており、国内消費動向やタオルの国内市場の動向が当社の財政状態及び経営成績に影響を及ぼします。そのため、少子高齢化、人口減少等に起因する国内消費の落ち込み、販売先の戦略・方針・事情等に伴い当社業績が影響を受けるリスク(特に売上構成比が大きい販売先の方針等により業績が大きく変動する可能性がある点を含みます)があり、当社はかかるリスクに適時適切に対応していくことが求められます。当社は消費者のニーズに合った製品を投入し続けることで、シェアを拡大し持続的な成長を目指してまいりますが、想定を上回る市場の縮小が生じた場合や市場の変化に十分に対応できない場合には、当社の財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ②自然災害に関わるリスク(発生可能性:低、特定時期なし、影響度:高) 当社所在地及び取引先工場の所在地において、地震、台風、火災、風水害、建物倒壊などの大規模災害が発生した場合、製品の生産、供給並びに経営管理体制に悪影響を及ぼす可能性があります。 当社ではリスク・コンプライアンス委員会を中心として、大規模地震、その他大規模災害発生又は発生の恐れがある場合の有事指揮体制の準備、従業員の安全確保、経営資源の被害軽減、二次災害防止、業務早期復旧のためのシステムインフラ並びに、復旧拠点の分散配置の整備、BCP対策の整備などを含む体制の準備に努めてまいります。しかしながら、当社の想定を上回る大規模災害が発生した場合には、当社の事業、財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ③感染症に関わるリスク(発生可能性:低、特定時期なし、影響度:高) 大規模感染症などの世界的拡大により、当社従業員の感染や、感染拡大防止のため生産工場の操業停止などを引き起こした場合には、当社の事業、財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 取引先工場の感染状況や操業の見通しなどについては、顧客に対し、適切な情報提供に努めてまいります。また、取引先工場の分散化を図ることで、ロックダウンのリスク低減に努めております。 ④情報流出、ウイルスへの感染並びにサイバー攻撃に関わるリスク(発生可能性:低、特定時期なし、影響度:高) 当社の営業秘密や開発情報などの機密情報が流出・消失した場合、当該情報の回収や、損害賠償の支払などの対処を要し、当社の財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。機密情報の管理・トレースを徹底するため、当社は、「情報セキュリティ基本方針」「情報セキュリティ基本規程」「パソコン・スマートデバイス取扱基準」「個人情報アクセス権一覧」などを定めて運用しております。なお、当社はODMをメインとするファブレスメーカーであり、入手する個人情報は限定的です。 また、当社の顧客に対するサイバー攻撃の発生については、与信管理によって特定の顧客に売上を依存することが無いように管理してまいります。当社の取引先倉庫に対するサイバー攻撃の発生については、当社において在庫品の売上は限定的であるため、影響は少ないものと考えております。 ⑤クレーム・係争リスク(発生可能性:低、特定時期なし、影響度:高) 当社は本書提出日現在において、重大な訴訟を提起されている事実はありません。当社が事業活動を行うにあたっては、各種法令を理解し、社内規程等とあわせて遵守することに最善の努力をしておりますが、顧客及び取引先等から当社製品についての不備等により、クレーム・係争等の対象となる可能性があります。これらのクレーム・係争等の発生は予測困難であり、その解決には相当の時間と費用を要する可能性があります。このようなクレーム・係争等が発生し、当社の財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑥知的財産権の侵害に関わるリスク(発生可能性:低、特定時期なし、影響度:高) 製品に使用する当社の知的財産権に基づく最新の技術を第三者に模倣され、安価で販売された場合など、当社の財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。当社の製品が他社の知的財産権を侵害していた場合には、多額の賠償請求やライセンス費用の支払請求を受ける可能性が発生し、業績に悪影響を及ぼす可能性があります。当社は、「知的財産管理規程」を定めて知的財産を取り扱う担当者を置き、製品企画時における侵害調査を行って知的財産の侵害防止に努めております。新規技術を開発した際には、積極的に権利化を行っております。被侵害の事実が確認された場合には、顧問弁護士や顧問弁理士と連携し、速やかに法的措置を含めた対処を検討します。 ⑦取引先の信用リスク(発生可能性:低、特定時期なし、影響度:高) 当社の営業債権である売掛金、電子記録債権は、顧客の信用リスクに晒されております。当社では、「与信管理規程」を定め、信用情報の分析に基づき、新規販売先については取引先毎に与信限度を設定するとともに毎期一定期間ごとに継続取引先についても与信限度額の調査を行い、信用リスクの回避に努めております。また、仕入先の倒産等で製品の供給に影響が生じる可能性について、当社の取引が仕入先の経営に重大な影響を及ぼさぬようリスク・コンプライアンス委員会事務局において、定期的にモニタリングをしております。取引先の倒産などにより債権回収に問題が発生した場合には当社の財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑧為替に関わるリスク(発生可能性:高、特定時期なし、影響度:高) 当社は製品の多くを海外の生産工場から輸入しているため、決済通貨の急激な為替の変動が発生した場合、当社の財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。為替の変動リスクへの対応として、想定仕入見込額に基づく先物為替予約取引を実行しており、2026年2月28日現在6,283,098千円の米ドル買建ての為替予約取引の契約を行っており、1年超に受渡日が到来する契約額は5,508,606千円となっております。為替予約の契約の締結の際には、ヘッジすべき通貨、ヘッジ比率や期間など、具体的なヘッジ方針については、財務の安全性に資するかを検討のうえ実施し、取締役会にて定期的にモニタリングを行っております。 当社はヘッジ会計を適用しておらず、また、当社の売上原価は各製品の原価額(仕入及び諸掛費用等)で構成されており、仕入の大半はドル建てとなることから、円高進行時には売上総利益はプラスの影響を受ける一方、為替予約及び外貨建て資産の期末での時価評価によるマイナスの影響を受けます。今後においても為替変動の状況及び想定仕入見込額を踏まえて新たな為替予約契約を締結していくことで、中長期的な為替変動への影響の平準化に取り組んでいく予定ではありますが、為替の急激な変動により為替変動への影響を十分に平準化できない場合や期末の時価評価の影響が大きくなる場合、当社の経営成績に影響が生じる可能性があります。 なお、第4期及び第5期における四半期別の為替差損益を含む主要な財務数値は、次のとおりであります。また、当該数値は、為替の変動による影響を理解するために有用な情報と判断して記載しておりますが、監査法人による監査・レビューを受けた数値ではなく、また、将来の為替の変動による影響が同程度になる保証もありません。 第4期   第1四半期   第2四半期   第3四半期   第4四半期 売上高 (千円)   2,232,735   2,722,555   2,468,813   2,401,255 売上総利益(千円)   506,482   515,845   503,696   508,287 営業利益 (千円)   177,321   166,905   140,534   153,376 為替差損益(千円)   384,432   △ 687,054   577,908   91,762 決算日レート(円)(注)   156.76   144.76   150.71   149.63 第5期   第1四半期   第2四半期   第3四半期   第4四半期 売上高 (千円)   2,185,717   2,471,827   3,071,975   2,553,667 売上総利益(千円)   467,000   614,138   599,681   568,189 営業利益 (千円)   98,057   187,792   146,750   148,766 為替差損益(千円)   △324,265   329,159   596,384   38,142 決算日レート(円)(注)   143.79   146.9   156.63   155.77 (注) 決算日レートについては、各期末日における為替レート(TTM)を記載しております。 ⑨のれんの減損リスク(発生可能性:低、特定時期なし、影響度:高) 当社は、2021年8月30日に旧伊澤タオル株式の100%を取得したことによりのれんを認識しております。その後、2022年3月1日に当社を存続会社として旧伊澤タオル及びインタークラフト通商株式会社を吸収合併したことにより当該のれんを当社の財務諸表に引き継いでおります。当該のれんについては、将来の収益力を適切に反映しているものと判断しておりますが、当社の将来の収益性が低下した場合には、当該のれんについて減損損失を計上する可能性があります。なお、当事業年度の財務諸表に計上したのれんの金額は3,123,865千円となっており、のれんの償却についてはその効果の及ぶ期間を見積り、20年間の定額法により償却しております。当該リスクの対策として、経営成績の定期的なモニタリング、優秀な人材の採用・育成を進め、将来の収益性を向上させてまいりますが、これらの対策が計画通りに進まず当該のれんに係る減損損失を計上する場合は、当社の財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑩期ずれに関わるリスク(発生可能性:高、特定時期なし、影響度:中) 当社はタオル製品等の販売を行っておりますが、販売先の在庫状況や販売先での販売動向等によっては納入時期や販売時期が変更となり、売上及び利益の計上について翌四半期あるいは翌事業年度への期ずれが発生する場合があります。 販売先の状況を適時に把握するよう努め、販売先の分散化を図ることで、期ずれリスクの低減に努めておりますが、これらの事象が発生した場合、当社の財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑪借入リスク(発生可能性:低、特定時期なし、影響度:高) 当社は、金融機関を貸付人とする金銭消費貸借契約を締結し借入れを行っており、当事業年度末の総資産額に占める有利子負債残高の割合は36.2%となっております。2023年8月に長期借入金の借換(リファイナンス)を行い利息削減に努めておりますが、当該借入は変動金利により行われているため、金融機関の融資情勢や市場金利の上昇による調達金利が変動した場合、当社のキャッシュ・フロー、財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑫借入金に係る財務制限条項(発生可能性:低、特定時期なし、影響度:高) 当社は、資金調達方法の一つとして金融機関と金銭消費貸借契約を締結し借入を行っており、株式会社福岡銀行をエージェント兼アレンジャーとする株式会社福岡銀行、株式会社みずほ銀行及び株式会社りそな銀行の3行によるシンジケートローンの契約金額3,755,000千円には、当期損益が2期連続して損失にならないこと、担保提供を行う場合は書面による事前承認が必要なこと等を確約する財務制限条項が付されています。万が一、当社の業績が悪化し、これらの財務制限条項に抵触し、借入金の返済等を行わなければならない状況になった場合には、当社のキャッシュ・フロー、財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑬サプライチェーンに関わるリスク(発生可能性:高、特定時期なし、影響度:中) 当社の製品生産国・地域及び製品流通網における、政治・経済情勢の変動、テロ・紛争などによる治安状態の悪化や社会的混乱、地震や風水害などの大規模な自然災害の発生などにより、当社の製品生産の中止や制限、流通網の遮断などが生じた場合には、生産遅延や納品遅延などにより当社の財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。当社では、具体的には、2029年2月期までに中国40%、インド30%、その他30%の生産地の分散目標数値を定め、生産拠点の中国偏重を徐々に是正・分散するサプライチェーンの確立を進めております。 ⑭経営人材に関わるリスク(発生可能性:高、特定時期なし、影響度:高) 代表取締役社長である伊澤正司は、当社の事業推進において重要な役割を果たしております。特段の事情により業務執行が出来なくなった場合、並びにそのような重要な役割を担い得る人材を確保できなかった場合、当社の財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。当社は、意思決定及び業務執行が特定の人材に依存することのないよう、取締役会や営業会議等において役員及び社員への情報共有・権限委譲を進め、組織的な経営執行体制を構築してまいります。 ⑮特定仕入先への依存に関わるリスク(発生可能性:中、特定時期なし、影響度:高) 当社の主要な仕入先はSunvim Group Co.,Ltd.(中国)であり、2026年2月期の仕入高に対する割合は47.7%となっております。同社とはタオルの製造委託契約として取引基本契約を締結しており、長年にわたる取引関係に基づき、安定した供給体制と価格競争力を確保できているため、仕入高割合が高くなっており、当社の主要な事業活動の前提となっております。当社は今後もこの関係を継続する方針でおります。しかしながら、生産工場の存在する地域における、政治・経済情勢の変動、テロ・紛争などによる治安状態の悪化や社会的混乱、地震や風水害などの大規模な自然災害の発生などにより、当社の製品の生産、供給が停止あるいは制限される場合には、当社の財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。また、現状、発生していないものの、同社の経営状況が悪化し、倒産、破産、又はそれに準ずる状況に陥った場合、当社の事業活動に重大な影響を及ぼす可能性があります。 同社との取引基本契約について、同社又は当社が下記のいずれかに該当したときは取引基本契約の全部又は一部を解除できると契約で定められております。 (1)  監督官庁より営業の取消、停止等の処分を受けたとき (2)  支払停止又は支払不能の状態に陥ったとき (3)  信用資力の著しい低下があったとき、又はこれに影響を及ぼす営業上の重要な変更があったとき (4)  破産手続、民事再生手続、任意整理、特別清算もしくは会社更生手続の申立て等の事実が生じたとき (5)  解散の決議をしたとき (6)  資産又は信用状態に重大な変化が生じ、本契約及び個別契約に基づく債務の履行が困難になるおそれがある と認められるとき (7)  相手方に対する詐術その他の背信的行為があったとき (8)  その他、前各号に準じる事由が生じたとき 当社では、生産工場の偏重の是正・分散を進めております。 ⑯大株主(ファンド)について(発生可能性:低、特定時期なし、影響度:高) 当社は、JAFCOが投資助言を行う2つのファンドから投資を受けており、2026年2月28日時点において、当該ファンドが当社の発行済株式総数の22.9%を保有しております。当該ファンドは当社株式の上場時において、保有する当社株式の一部を売却しておりますが、当社株式の上場後においても当社株式を保有しており、当社株式の上場後においても、株主総会を通じて当社の役員の選解任やその他株主の承認を必要とする事項について引き続き影響を与える等、当社の株主総会決議の結果に重要な影響を及ぼす可能性があります。また、当該ファンドが当社株式を市場内外で売却する場合又はその懸念が市場において認識される場合、当社株式の需給の悪化又はそのおそれにより、当社株式の市場価格に悪影響を及ぼす可能性があります。 ⑰製品調達コストに関わるリスク(発生可能性:高、特定時期なし、影響度:中) 当社が取り扱う製品の調達価格及び調達に係る費用(以下「製品調達コスト」という。)は、原材料価格や燃料価格の高騰、賃金上昇、外国為替相場での円安の影響、輸送費用の高騰により上昇する可能性があります。当社では、最適な価格での仕入れを実現するために必要に応じ仕入先の変更を行うほか、輸入貨物の積載効率の改善を図り、また定期的に販売価格の見直しを行っておりますが、製品調達コストの上昇が販売価格の見直しに先行する場合には当社の財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑱人権に関わるリスク(発生可能性:低、特定時期なし、影響度:高) 当社及びサプライチェーンにおいて、労働環境・安全衛生の悪化や人権侵害行為、特に強制労働や児童労働、ハラスメント、差別的行為など、関係者の人権を著しく傷つける行為が発生した場合には、当社に対する顧客及び取引先の信用低下を招き、当社の製品供給や販売体制が停止あるいは制限されることで、当社の事業、財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。当社、取引先を問わず当社の影響を受けるすべての人の基本的人権を尊重し、当社においては心身の健康や安心・安全、政治的自由の確保を最も重要な責務との考えのもと、企業行動指針・役職員行動規範を定めております。製品の供給元に対しては、当社の考えを共有したことを宣言する供給元にのみ製品生産を許可しております。人権侵害に関する事象が発生した場合は、リスク・コンプライアンス委員会にて調査・審議を行う体制を整えております。 ⑲反社会的勢力の排除に関わるリスク(発生可能性:低、特定時期なし、影響度:高)) 意図せず反社会的勢力と取引を行ってしまう可能性があります。リスクが顕在化した場合、当社に対する顧客、取引先及び社会の信用低下を招き当社の財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。当社では、不適切な取引先との間で取引関係を開始することを防止するため、東京都渋谷地区の特殊暴力防止対策協議会に加入することをはじめ、新規取引先との取引開始時に与信・信用調査、取引先の反社会的勢力との関係性や犯罪関与、不祥事等の情報について公知情報から確認を行っております。 ⑳法令遵守リスク(発生可能性:低、特定時期なし、影響度:高) 当社は、景品表示法、家庭用品品質表示法、個人情報保護法、労働基準法、中小受託取引適正化法(取適法)等の様々な法的規制を受けております。当社では法令遵守に努めておりますが、何らかの法令違反により当社の社会的な信用力が低下した場合及び当社にとって不利な法的規制の改正が行われ当社の事業戦略に影響を及ぼした場合は、当社の事業、財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 また、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 (6) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題」にも記載しましたとおり、当社は、代表取締役社長によるパワーハラスメント等の事実が第三者委員会により認定されました。現時点において事業運営への重大な影響は発生しておりませんが、再発防止策が十分に機能せず、将来において同様の事案が発生した場合には、ステークホルダーの信頼を失うこととなります。その場合、当社の信用低下による営業活動への影響等がある場合、当社の財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)5,711字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当事業年度における当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態の状況 (資産の部) 当事業年度末における資産合計は8,476,887千円(前年同期比1.2%増)となり、前事業年度末と比べて96,810千円増加しました。 流動資産は4,279,267千円(前年同期比2.0%増)となり、前事業年度末と比べて84,488千円増加しました。これは主に現金及び預金が550,238千円減少した一方で、売掛金が508,958千円、為替予約が96,227千円増加したことによるものであります 固定資産は4,197,620千円(前年同期比0.3%増)となり、前事業年度末と比べて12,322千円増加しました。これは主にのれんが201,539千円減少した一方で、関係会社株式が152,020千円、為替予約が49,369千円増加したことによるものであります。 (負債の部) 当事業年度末における負債合計は4,340,250千円(前年同期比3.5%減)となり、前事業年度末と比べて157,555千円減少しました。 流動負債は1,505,250千円(前年同期比5.1%増)となり、前事業年度末と比べて72,444千円増加しました。これは買掛金が108,688千円減少した一方で、未払金が81,498千円、返金負債が48,357千円増加したことによるものであります。 固定負債は2,835,000千円(前年同期比7.5%減)となり、前事業年度末と比べて230,000千円減少しました。これは長期借入金の減少によるものであります。 (純資産の部) 当事業年度末における純資産合計は4,136,637千円(前年同期比6.6%増)となり、前事業年度末と比べて254,365千円増加しました。これは当期純利益が726,067千円増加した一方で、利益剰余金の配当により390,036千円、自己株式の取得により81,548千円減少したことによるものです。 ② 経営成績の状況 当期におけるわが国経済は、米国の通商政策による影響が自動車産業を中心にみられたものの、雇用・所得環境の改善や各種政策の効果により緩やかな回復基調で推移しました。一方で、同政策の動向による景気の下振れリスクには、引き続き注視が必要である状況が続いております。 国内のタオル及びタオル製品の小売市場規模は、業界推計によると1,600億円から1,900億円(注1)であり、今後も市場規模は同水準の維持、あるいは微増傾向で推移すると予想しております。また、大手小売業者によるPB商品の開発が活発化しており、タオル及びタオル製品においても、その開発は価格優位性の確保にとどまらず、他社との差別化や独自性を実現する有効な手段であると考えております。 販売チャネル別でみると、国内EC市場が成長を続けております。外出自粛を契機とした「まとめ買い需要」や「高い利便性」を背景に、2024年のBtoC-EC(消費者向け電子商取引)市場は26.1兆円(前年比5.1%増)に達しました。中でも「生活雑貨、家具、インテリア」分野は、市場規模2兆5,616億円を誇る主要カテゴリーであり、EC化率も32.58%と高い水準にあることから、今後も堅調な推移が見込まれます。(注2) このような状況のもと、当社は営業活動を通じた製品ニーズの発掘や店舗調査等のマーケット情報の収集、さらには産学連携による共同研究や新製法の開発(糸の織り方や薬剤の選定・工夫等)に注力してまいりました。また、ECサイトでの新製品販売を強化するなど、研究開発及び売上の拡大に努めております。加えて、中国経済の先行き懸念や地政学リスクへの対応として、生産拠点の分散によるサプライチェーンの安定化を図るべく、中国中心の生産体制だけでなく、インドやベトナムでの生産体制の構築を推進しております。 また、日米における金利差の動向を背景として、期間前半は円高が進行しましたが、後半にかけて円安に転じ、期末為替レートは前期末の149.63円/ドルから当期末では155.77円/ドルとなりました。その結果、為替予約時価評価損益を含む為替差益639,420千円を営業外収益へ計上しております。 この結果、当期の売上高は10,283,187千円(前期比4.7%増)、営業利益は581,366千円(前期比8.9%減)、経常利益は1,146,865千円(前期比17.0%増)、当期純利益は726,067千円(前期比25.5%増)となりました。 (注)1.株式会社クロス・マーケティング「タオル業界市場調査レポート」 (注)2.経済産業省 令和6年度デジタル取引環境整備事業(電子商取引に関する市場調査) ③ キャッシュ・フローの状況 当事業年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、1,126,354千円となりました。 当事業年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は、次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動により獲得した資金は318,317千円(前期は643,784千円の収入)となりました。 これは主に税引前当期純利益1,137,962千円、のれん償却額201,539千円により資金が増加した一方で、売上債権の増加411,424千円、法人税等の支払額473,422千円により資金が減少したことによるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動により支出した資金は167,752千円(前期は4,132千円の支出)となりました。 これは主に子会社株式の取得による支出152,020千円により資金が減少したことによるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動により支出した資金は738,686千円(前期は884,304千円の支出)となりました。 これは主に配当金の支払による支出390,036千円、長期借入金の返済による支出230,000千円により資金が減少したことによるものであります。 ④ 生産、受注及び販売の実績 a 生産実績 当社は、生産活動を行っていないため、生産実績に関する記載はしておりません。 b 受注実績 当事業年度における受注実績は、次のとおりであります。なお、当社の報告セグメントは「タオル製品等の企画、製造及び販売」の単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しております。 セグメントの名称   受注高(千円)   前年同期比(%)   受注残高(千円)   前年同期比(%) タオル製品等の企画、製造及び販売   10,656,249   98.3   2,331,368   96.5 合計   10,656,249   98.3   2,331,368   96.5 c 販売実績 当事業年度における販売実績は、次のとおりであります。なお、当社の報告セグメントは「タオル製品等の企画、製造及び販売」の単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しております。 セグメントの名称   販売高(千円)   前年同期比(%) タオル製品等の企画、製造及び販売   10,283,187   104.7 合計   10,283,187   104.7 (注) 最近2事業年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は以下のとおりであります。なお、当該販売実績の総販売実績に対する割合が10%未満の相手先につきましては記載を省略しております。 相手先   前事業年度(自 2024年3月1日 至 2025年2月28日)   当事業年度(自 2025年3月1日 至 2026年2月28日) 販売高(千円)   割合(%)   販売高(千円)   割合(%) アマゾンジャパン合同会社   1,662,908   16.9   2,209,547   21.5 株式会社BANDAI SPIRITS   1,819,794   18.5   1,693,020   16.5 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は、次のとおりであります。 ①財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 (財政状態) 財政状態については、前述の「(1) 経営成績等の状況の概要 ① 財政状態の状況」に記載のとおりであります。 (経営成績) (売上高) 当事業年度における売上高は10,283,187千円(前年同期比4.7%増)となりました。これは主に、新規取引先への販売拡大に加え、主要顧客に対する売上高も増加したことによるものであります。 また、各事業区分別の売上高は、ODM生産が5,746,723千円、キャラクターIP製品が2,325,651千円、EC販売が2,210,812千円となりました。 (売上原価、売上総利益) 当事業年度における売上原価は8,034,177千円(前年同期比3.1%増)となりました。これは主に、円安の影響によるものであります。 この結果、当事業年度の売上総利益は2,249,009千円(前年同期比10.6%増)となりました。売上総利益率は1.2ポイント増加し、21.9%となりました。 (販売費及び一般管理費、営業利益) 当事業年度における販売費及び一般管理費は1,667,643千円(前年同期比19.4%増)となりました。これは主に、体制強化のための中途採用や欧米の特許出願費用等により支払手数料が67,209千円増加したことや、マーケティング活動の強化により広告宣伝費が38,880千円増加したことによるものであります。 この結果、当事業年度の営業利益は581,366千円(前年同期比8.9%減)となりました。 (営業外収益、営業外費用、経常利益) 当事業年度における営業外収益は647,859千円(前年同期比72.9%増)となりました。営業外収益の主な内訳は、為替差益639,420千円であります。また、営業外費用は82,360千円(前年同期比150.7%増)となりました。営業外費用の主な内訳は支払利息43,399千円、上場関連費用35,632千円であります。 この結果、経常利益は1,146,865千円(前年同期比17.0%増)となりました。 (特別利益、特別損失、当期純利益) 2025年10月30日付「第三者委員会による調査結果、処分および再発防止策に関するお知らせ」で公表しましたとおり、当事業年度において特別調査費用等8,902千円を特別損失に計上しております。また、法人税等合計を411,895千円計上しております。 この結果、当期純利益は726,067千円(前年同期比25.5%増)、のれん償却前当期純利益(当期純利益+のれん償却額)は927,607千円(前年同期比18.9%増)となりました。 ②キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 キャッシュ・フローの状況の分析につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 ③ キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 当社の資本の財源及び資金の流動性について、当社の資金需要の主なものは運転資金、法人税等の支払、借入金の返済等であり、その資金の源泉としては、営業活動によるキャッシュ・フロー、金融機関からの借入により、必要とする資金を調達することとしております。また、不測の事態に備えて、金融機関と当座貸越契約を締結し、必要な資金を適時に確保する体制を整えております。 ③重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社の財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成しております。この財務諸表の作成にあたっては、資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いていますが、当該見積り及び予測については不確実性が存在するため、将来生じる実際の結果はこれらの見積り及び予測と異なる場合があります。当社の財務諸表で採用している重要な会計方針は、「第5 経理の状況 1 財務諸表等 (1) 財務諸表 注記事項 (重要な会計方針)」に記載しております。 財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは以下のとおりであります。 (のれんの減損) 当社は、のれんについて、その効果の発現する期間にわたって均等償却しております。また、その資産性について対象会社の過去の業績や事業計画を基に検討しており、将来において当初想定していた収益が見込めなくなった場合は、のれんの帳簿価額を回収可能額まで減額し、当該減少額を減損損失として計上する可能性があります。 (返金負債の見積り) 当社は、顧客である小売店との契約に基づくリベートについて、期末時点において将来発生すると見込まれるリベート額を収益から控除して返金負債として計上しております。当該返金負債の見積りにあたっては、セール・キャンペーンの実施時期及び規模、及び小売店への納品リードタイム等を基礎としてリベート額を算定しております。 ④経営方針、経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等の分析 「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載の当社の経営方針、経営戦略又は経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標として、のれん償却前当期純利益を重視しており、中期的な事業拡大と収益率の向上により企業価値の向上と株主価値の向上を図ってまいります。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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