概要
トーア紡コーポレーションは、紡績・繊維製品を主力とする大阪市中央区に本社を置く企業である。綿糸・合繊糸の紡績、織布・編地の製造・販売を核とし、衣料用素材から産業用資材まで幅広く手掛ける。2024年12月期の連結売上高は184億円、営業利益7億円、営業利益率3.8%。従業員数は414名。グループは国内外に子会社を持ち、衣料、インテリア産業資材、エレクトロニクス、ファインケミカル、不動産の5事業を展開する。
衣料からエレクトロニクスまで広がる5つの事業セグメント
2024年12月期のセグメント別売上高(外部)は、インテリア産業資材事業が最大で約72億円、衣料事業が約59億円、ファインケミカル事業約15億円、エレクトロニクス事業約11億円、不動産事業約9億円、その他約8億円である。営業利益では不動産が5億円超と最も貢献度が高く、衣料2.6億円、ファインケミカル1.3億円が続く。エレクトロニクスは赤字であり、その他も赤字を計上している。このように、利益の源泉は不動産と衣料・ファインケミカルに偏る構造にある。
国内外に広がるグループ企業
連結対象は当社のほか、東亜紡織株式会社(衣料)、トーア紡マテリアル株式会社(インテリア資材)、株式会社トーアアパレル(制服縫製)などである。中国には無錫東亜紡織有限公司、常熟東博紡織有限公司(持分法適用)、ベトナムにDONG NAM WOOLEN TEXTILE CO., LTD.(持分法適用)、カンボジアにTOABO (CAMBODIA) Co., Ltd.を有する。2024年12月期には広州東富井特種紡織品有限公司の全持分を売却し、有限会社千代田トーアを清算した。グループ全体の従業員数は414名である。
営業利益率3.8%の収益構造
2024年12月期の連結売上高は184億円、営業利益7億円で営業利益率は3.8%と低水準にある。総資産は343億円、負債203億円、純資産140億円であり、自己資本比率は約40.7%である。負債減少の主因は短期借入金および長期借入金の減少である。利益剰余金やその他有価証券評価差額金の増加により純資産は増加した。キャッシュ・フローについては、現金及び現金同等物が前連結会計年度末から2.65億円減少した。
業界の中での役割は繊維・素材から電子・化学まで手がける多角化事業体にあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より
01衣料(アパレル・繊維)主力
毛糸・毛織物の製造・販売を中核とし、紳士服・婦人服向け生地やユニフォームを供給。関連会社を通じてアパレル製品も手がける。
- 毛糸
- 紡績による毛糸。衣料用などに供給。
- 毛織物
- 毛織物生地。スーツやコートなどに使用。
02インテリア・産業資材準主力
不織布やカーペット等を製造・販売。車両用途や内装材など産業資材としても提供。
- 不織布
- 様々な用途向けの不織布。フィルターや衛生材料などに使用。
- カーペット
- インテリア用カーペット。住宅やオフィスに供給。
03エレクトロニクス副次
半導体・電子機器関連製品を製造・販売。
- 半導体・電子機器
- 半導体部品や電子機器を製造。詳細は非開示。
04ファインケミカル副次
化成品(医薬品原薬等)を製造・販売。大阪新薬が担う。
- 化成品
- 医薬品原薬や中間体などの化成品。
05不動産副次
不動産賃貸、ゴルフ練習場、管理業務等を展開。
06その他(ヘルスケア・サービス等)その他
ヘルスケア(健康食品、医薬品)、自動車教習所、洋菓子、魚粉・魚油、魚の養殖支援など多岐にわたる事業を展開。
製品と技術
ウール素材から制服まで多様な衣料品
衣料事業は毛糸、毛織物、ユニフォーム(制服)、ニット製品を手掛ける。毛糸部門では肌着向けなどの軽衣料が好調だが、学生服業界の在庫調整や温暖化によるウール離れの影響で全体は減収。ユニフォーム部門では官公庁制服向けが増収、企業制服はカタログ案件の不振で減収。中国現地法人(無錫東亜紡織)は日本向け販売が堅調である。原材料にはウールに加え、非ウール素材や環境配慮型素材の開発を進めている。
自動車内装材から土木資材まで用途多彩な産業資材
インテリア産業資材事業は不織布、カーペット、自動車内装材、ポリプロファイバー(原綿)、特殊繊維(金属繊維、カーボン繊維)を製造する。自動車内装材は国内生産量の回復で増収、カーペットOEMは需要停滞。不織布は土木・防草関係が好調。2024年12月期には中国現地法人(自動車内装材)を全持分譲渡した。同事業は環境配慮型素材の開発にも注力し、工場の低炭素化を進めている。
半導体材料と電動工具コントローラー
エレクトロニクス事業は半導体・電子機器の製造販売を行い、主力は電動工具向けコントローラーである。米国関税政策の影響で受注が減少し、赤字が続いている。ファインケミカル事業は大阪新薬株式会社がヘルスケア関連薬品(ジェネリック医薬品など)や電子材料用薬品、工業用薬品を製造する。2024年12月期は半導体向け材料の需要増で増収増益となった。また、グループのその他事業にはヘルスケア(フタアミンクリームなどの化粧品・医薬部外品)が含まれる。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
繊維製品のなかでの位置
繊維業界の中堅、構造的な需要減少
トーア紡は繊維製品業界に属し、綿スフ紡績などを手掛ける。売上高は2025年12月期予想で175億円と、同業のグンゼやユニチカに比べ中規模。しかし売上高は減少傾向(190→184→175億円)。営業利益率も3.4~3.8%と低調。業界全体として国内繊維需要の減少に直面しており、同社も構造的な課題を抱える。同業の富士紡や倉敷紡績も同様の状況だが、事業構造改革の進捗に差が出ている。
強み
- 長い歴史を持つ繊維メーカーで、技術や取引先との関係は強固。
- 売上高175億円で業界内では中堅。生産面でのスケールメリットあり。
- 特殊な繊維製品で差別化の余地。高付加価値製品に注力。
- 営業利益率が維持されており、コスト管理は一定の成果。
課題
- 売上高が3期連続減少。需要減退が続いている。
- 営業利益率3.4%と低く、収益力強化が急務。
- 国内繊維市場の縮小が続く。抜本的な構造改革や新規事業が必要。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
繊維製品の時価総額近傍。太字がトーア紡コーポレーション
時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 8127ヤマトインターナショナル | 115億円 | 75.8倍 |
| 2 | 3571ソトー | 100億円 | 17.9倍 |
| 3 | 3123サイボー | 88億円 | 7.8倍 |
| 4 | 8107キムラタン | 85億円 | — |
| 5 | 365A伊澤タオル | 78億円 | 11.0倍 |
| 6 | 3204トーア紡コーポレーション | 45億円 | 5.3倍 |
| 7 | 3583オーベクス | 42億円 | 6.4倍 |
| 8 | 8040東京ソワール | 40億円 | 110.0倍 |
| 9 | 3524日東製網 | 39億円 | 5.7倍 |
| 10 | 3202ダイトウボウ | 39億円 | 42.2倍 |
| 11 | 3607クラウディアホールディングス | 34億円 | 5.2倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。
会社の歴史
沿革 0件
2023年12月期における不採算事業の整理
2023年12月期、当社グループは連結子会社であった広州東富井特種紡織品有限公司の全持分を売却した。同社は中国で特殊紡績品を手掛けていたが、業績不振により撤退を決定した。また、有限会社千代田トーアを清算し、グループのスリム化を進めた。これらの整理により、今後の収益改善の基盤を整える動きとなった。
2024年12月期の業績変化と各事業の明暗
2024年12月期の連結売上高は184億円(前期190億円)と減少したが、営業利益は7億円(前期6億円)と増加した。セグメント別では、衣料事業が温暖化によるウール離れの影響で減収減益、インテリア産業資材も中国の日系自動車減産で減益となった。一方、ファインケミカル事業は半導体向け材料の需要増で増収増益、エレクトロニクス事業は米国関税政策の影響で受注減により損失が拡大した。
令和7年の中期経営計画策定
令和7年2月13日、当社は「中期経営計画 TOA FG2027」を策定した。計画では令和8年12月期に売上高185億円、営業利益8億円、令和9年12月期に売上高200億円、営業利益10億円を目標とする。基本戦略として、各事業での新販路開拓、積極的な設備投資、人材充実、株主還元の強化、サステナビリティへの取り組みを掲げる。この計画により、収益力向上と持続的成長を目指す。
エレクトロニクス事業の苦戦と今後の課題
エレクトロニクス事業は2024年12月期に売上高11億円(前期比34.7%減)、営業損失1.4億円と赤字が拡大した。主力の電動工具コントローラーは中国生産のため、米国関税政策の影響で米国向け受注が大幅に減少した。電子デバイス販売も産業機器市況の低迷で不振。同事業の立て直しは今後の重要な課題であり、中期経営計画では新販路開拓などが掲げられている。
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2025/12期の経営方針より
会社は5つの方針を掲げている。そのうち5項目には、達成する数字が明記されている。
- 売上高令和8年12月期まで18,500百万円
- 営業利益令和8年12月期まで800百万円
- 経常利益令和8年12月期まで720百万円
- 親会社株主に帰属する当期純利益令和8年12月期まで520百万円
- 売上高令和9年12月期まで20,000百万円
有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。
- 01
強い事業基盤の確立
各事業部門で新販路・新商材のシェア拡大により収益の柱を増やし、事業ポートフォリオを再構築して環境変化への対応力を強化する。
- 02
積極的な設備投資の継続
前中期経営計画と同等の設備投資を実施し、継続的な収益力向上の基盤を確立する。
- 03
人材の充実と働きがいのある環境づくり
従業員が安心して働きがいを持てる環境を再構築し、挑戦し続けられる組織風土を目指す。
- 04
持続的な財務戦略の実施
財務体質改善を進めつつ、投資と資金調達の最適化により成長投資と安定的な配当引き上げを実施する。
- 05
サステナビリティへの取り組み
脱炭素、環境負荷低減、循環型社会、ダイバーシティ、アメニティの5つのマテリアリティに取り組み、企業価値向上と持続可能な社会実現に貢献する。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 10期分
グループ全体で414人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は680万円で、9期前と比べて+5.7%。平均年齢は48.0歳、平均勤続年数は18.0年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2016年12月 | — | — | — | 500 | — |
| 2017年12月 | — | — | — | 492 | — |
| 2018年12月 | — | — | — | 486 | — |
| 2019年12月 | 644 | 45.0 | 17.0 | 472 | — |
| 2020年12月 | 603 | 46.0 | 18.0 | 449 | — |
| 2021年12月 | 629 | 45.0 | 17.0 | 447 | — |
| 2022年12月 | 683 | 47.0 | 19.0 | 452 | — |
| 2023年12月 | 683 | 48.0 | 19.0 | 456 | — |
| 2024年12月 | 696 | 47.0 | 18.0 | 456 | 154 |
| 2025年12月 | 680 | 48.0 | 18.0 | 414 | 145 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社14社(国内 11 / 海外 3、うち連結子会社 12) を有報から抽出しています。
- 国内トーア紡マテリアル㈱(注)2.4大阪市中央区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内東亜紡織㈱(注)4大阪市中央区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内大阪新薬㈱山口県山陽小野田市 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内㈱トーアアパレル大阪市中央区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内ムサシノ製薬㈱西東京市緑町 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内トーアニット㈱(注)3岡山県真庭市古見 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内㈱トーア自動車学校三重県多気郡明和町 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内㈱有明ユニフォーム(注)3佐賀県杵島郡白石町 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内㈱たがやす大阪市中央区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内トーア興発㈱大阪市中央区 · 連結子会社議決権100.0%
- 海外無錫東亜紡織有限公司(注)2.3中国:江蘇省 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内TOABO(CAMBODIA) Co.,Ltd.カンボジア:プノンペン · 連結子会社議決権90.0%
残りのグループ会社2社を開く
- 常熟東博紡織有限公司(注)3中国:江蘇省40%
- DONG NAM WOOLEN TEXTILE CO.,LTD. (注)3ベトナム:ナムディン省20%
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2025年12月期の売上高は175億円、営業利益は6億円。前期と比べると減収減益で、売上が-4.9%、利益が-14.3%。
会社が出している今期の予想2026年12月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 185億円 | 175億円 |
| 営業利益 | 8億円 | 6億円 |
| 純利益 | 5億円 | 7億円 |
| 1株あたり配当 | ¥15 | ¥15 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2026年2Qで、売上は87億円、営業利益は3億円。前年の2025年2Qと比べると、売上は−1.1%、営業利益は−25.0%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年1Q | 45 | 2 | 4.4 | 1 |
| 2023年2Q | 49 | 2 | 4.1 | 1 |
| 2023年3Q | 45 | 1 | 2.2 | 1 |
| 2023年4Q | 51 | — | — | 3 |
| 2024年1Q | 44 | 2 | 4.5 | 1 |
| 2024年2Q | 44 | 1 | 2.3 | 2 |
| 2024年4Q | 96 | 4 | 4.2 | 5 |
| 2025年2Q | 88 | 4 | 4.5 | 3 |
| 2025年4Q | 87 | 2 | 2.3 | 4 |
| 2026年2Q | 87 | 3 | 3.4 | 4 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 14期分
2012年12月期からの14期で、売上は181億円から175億円へほぼ横ばい。直近期の営業利益率は3.4%。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2012年12月 | 181 | — | 5 | — | 5 |
| 2013年12月 | 185 | — | 5 | — | 3 |
| 2014年12月 | 194 | — | 5 | — | 3 |
| 2015年12月 | 193 | — | 5 | — | 5 |
| 2016年12月 | 190 | — | 5 | — | 3 |
| 2017年12月 | 194 | — | 4 | — | 3 |
| 2018年12月 | 194 | — | 3 | — | 2 |
| 2019年12月 | 187 | — | 4 | — | 2 |
| 2020年12月 | 148 | — | 3 | — | 2 |
| 2021年12月 | 155 | — | 4 | — | 3 |
| 2022年12月 | 170 | — | 5 | — | 3 |
| 2023年12月 | 190 | — | 8 | — | 6 |
| 2024年12月 | 184 | 7 | 9 | 3.8 | 8 |
| 2025年12月 | 175 | 6 | 7 | 3.4 | 7 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2025年12月期
売上高175億円のうち、営業利益として残るのは6億円で3.4%。営業外の損益と税金を反映した純利益は7億円、売上の4.0%にあたる。営業利益率は業種中央値3.9%を下回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金79.4%139億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金17.1%30億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益3.4%6億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 14期分
2025年12月期は営業CFが10億円、投資CFが1億円で、差し引きのフリーCFは11億円。この組み合わせは「資産整理型」にあたる。本業の稼ぎに加えて資産売却でも現金を作り、負債返済や還元に充てている。事業の入れ替え局面。期末の手元現金は17億円で、売上の1.2ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2012年12月 | 6 | −5 | −11 | 1 | 15 |
| 2013年12月 | 4 | −2 | −6 | 2 | 13 |
| 2014年12月 | 8 | −4 | −2 | 4 | 14 |
| 2015年12月 | 6 | −2 | −3 | 4 | 14 |
| 2016年12月 | 9 | 1 | −3 | 10 | 20 |
| 2017年12月 | 1 | −2 | −4 | −1 | 15 |
| 2018年12月 | 1 | 1 | −4 | 2 | 13 |
| 2019年12月 | 10 | −5 | −3 | 5 | 15 |
| 2020年12月 | −1 | −2 | 9 | −3 | 22 |
| 2021年12月 | 7 | −2 | −7 | 5 | 20 |
| 2022年12月 | 5 | −11 | 3 | −6 | 17 |
| 2023年12月 | 4 | −6 | 2 | −2 | 17 |
| 2024年12月 | 6 | −2 | −2 | 4 | 19 |
| 2025年12月 | 10 | 1 | −13 | 11 | 17 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 14期分
2025年12月期の総資産は343億円。このうち返さなくてよい自己資本が140億円で、自己資本比率は40.7%(業種中央値57.9%より薄い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2012年12月 | 313 | 97 | 216 | 30.9 |
| 2013年12月 | 325 | 107 | 218 | 33.0 |
| 2014年12月 | 331 | 113 | 218 | 34.2 |
| 2015年12月 | 326 | 114 | 212 | 35.1 |
| 2016年12月 | 324 | 114 | 210 | 35.3 |
| 2017年12月 | 324 | 117 | 207 | 35.9 |
| 2018年12月 | 313 | 112 | 201 | 35.6 |
| 2019年12月 | 311 | 112 | 199 | 35.9 |
| 2020年12月 | 312 | 108 | 204 | 34.6 |
| 2021年12月 | 315 | 114 | 201 | 36.1 |
| 2022年12月 | 329 | 117 | 212 | 35.7 |
| 2023年12月 | 345 | 125 | 220 | 36.4 |
| 2024年12月 | 348 | 134 | 214 | 38.5 |
| 2025年12月 | 343 | 140 | 203 | 40.7 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
繊維製品 48社との比較
同じ繊維製品の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回りで48社中25位あたり、逆に低いのは売上成長率で48社中39位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥503で、1年前と比べて+18.5%。過去52週の値幅のなかでは57%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 5.3倍 |
| PER (会社予想) | 8.5倍 |
| PBR | 0.30倍 |
| 配当利回り | 2.98% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
株価は494円で、25日移動平均線(505.72円)を-2.3%下回る。1ヶ月で-2.0%の下落、1年では+26.2%と堅調。52週高値(557円)からは-11.3%、安値(402円)からは+22.9%。RSIは42.1で中立。出来高は7月10日に7.8万株、7月14日に4.2万株と増加したが、その後は減少。週足では75日線(508.12円)を下回り、短期的な調整局面。ただし、200日線(495.48円)近辺で推移しており、中期的なサポートが意識される。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 85/100)。
PERは6.63倍と業界平均24.2倍を大幅に下回り、PBRは0.31倍と1倍を大きく割り込む。配当利回りは2.83%と平均3.14%を下回るが、ROEは4.79%と低い。売上高は減少傾向で営業利益率も3.43%と低調。ただし、資産価値に比して株価が大きく割り引かれており、配当性向27%と安定。総合的に割安と判断するが、業績の成長性には課題が残る。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 5.3倍 | 26.6倍 |
| PER (予想) | 8.5倍 | — |
| PBR | 0.30倍 | 1.01倍 |
| ROE | 4.8% | 7.4% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
低PBR(0.31倍)が買い材料。純資産に対して株価が大きく割り引かれており、業績改善が進めばバリュー株として評価される可能性がある。強気派は収益改善基調と資産価値に着目。弱気派は繊維事業の構造的な需要減と、収益力の弱さを指摘し、バリュートラップのリスクを警戒する。
- PBR0.31倍の深い割安
解散価値の3倍以上の余地。株主還元期待も
- 営業利益は改善傾向
2024/12期営業利益7億円と前年比増。利益率3.8%
- 産業資材が堅調
不織布・フィルターなどニッチ分野で一定の需要
- PBR0.31倍と解散価値の3分の1以下の評価継続影響中
PBR0.31倍は1株純資産の約3分の1。資産価値に比べて割安
- 安定配当利回り2.83%を継続通年影響弱
時価総額44億円と小型ながら配当を維持し、利回りは魅力的
- 2025年12月期も黒字で財務健全性を維持2025年12月期影響中
営業利益6億円、純利益7億円と3期連続黒字。赤字転落リスクは低い
- 繊維需要回復で増益転換の可能性不定影響中
売上高は減少も営業利益率3.43%と低く、需要回復時は利益が拡大する特性
- 繊維市場の縮小
国内繊維需要は長期減少トレンド
- 収益力の低さ
営業利益率3.8%と低く、コスト上昇でさらに圧迫
- バリュートラップの懸念
低PBRが継続。業績急伸の期待薄
- 売上高が3期連続減収で市場縮小通年影響強
売上高は190億円→184億円→175億円と3年連続減少。需要構造の悪化
- 営業利益も7億円→6億円に減少2025年12月期影響中
営業利益が前期比14%減少。コスト上昇や販売減で採算が悪化
- 時価総額44億円と小型で流動性が低い継続影響弱
出来高が少なく、大口売買で株価が乱高下するリスク
- 外国人保有2.72%と海外需要に取り残され継続影響弱
外国人持ち株比率2.72%は極めて低く、グローバル資金の流入が見込めない
- 営業利益率
- 収益改善の進捗を測る最重要指標
- 産業資材売上比率
- 収益の安定性を示す。比率上昇が好材料
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり15円で、前期から+7.7%。いまの株価に対する利回りは2.98%。増配か配当維持が3年続いている。
| 決算期 | 1株あたり配当円 | 前期比% | 配当性向% |
|---|---|---|---|
| 2016年12月 | 20 | — | 68.0 |
| 2017年12月 | 20 | 0.0 | 67.6 |
| 2018年12月 | 20 | 0.0 | 65.0 |
| 2019年12月 | 20 | 0.0 | 186.7 |
| 2020年12月 | 10 | −50.0 | 40.5 |
| 2021年12月 | 15 | 50.0 | 72.2 |
| 2022年12月 | 11 | −26.7 | 39.4 |
| 2023年12月 | 12 | 9.1 | 46.5 |
| 2024年12月 | 13 | 8.3 | 21.0 |
| 2025年12月 | 14 | 7.7 | 27.0 |
過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥15
株主
有価証券報告書より
2025年12月期末の株主数は延べ6,705人。区分でいちばん多いのは個人・その他で73.4%。グループ会社や銀行などの安定株主が21.6%を占め、残る78.4%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2020年12月% | 2021年12月% | 2022年12月% | 2023年12月% | 2024年12月% | 2025年12月% |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 個人・その他 | 62.2 | 63.4 | 67.5 | 70.1 | 72.2 | 73.4 |
| 事業法人 | 11.2 | 11.2 | 11.5 | 13.2 | 17.6 | 17.4 |
| 金融機関 | 22.1 | 21.7 | 19.1 | 13.2 | 6.6 | 4.3 |
| 外国法人 | 2.6 | 2.1 | 0.8 | 1.2 | 2.3 | 2.7 |
| 証券会社 | 1.8 | 1.5 | 1.2 | 2.3 | 1.2 | 2.2 |
| 自己株式 | 0.2 | 0.3 | 0.3 | 0.3 | 1.9 | 1.3 |
| 外国人個人 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 株式会社ソトー | 6.13 |
| 02 | 中間 信幸 | 3.76 |
| 03 | トーア紡グループ従業員持株会 | 3.11 |
| 04 | 双日株式会社 | 3.03 |
| 05 | 中野 博 | 2.98 |
| 06 | 株式会社三洋航空サービス | 2.24 |
| 07 | 三重県信用農業協同組合連合会 | 2.23 |
| 08 | 中間 高子 | 2.18 |
| 09 | 東洋不動産株式会社 | 2.10 |
| 10 | トーア紡グループ取引先持株会 | 1.70 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 14期分
1株利益は14期で+38%、1株純資産は14期で+46%。直近期のROEは4.8%で、日本株の目安とされる8%を下回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|---|
| 2012年12月 | 54 | 1,083 | 5.2 | 11.0 | 63.7 |
| 2013年12月 | 36 | 1,203 | 3.2 | 22.0 | 57.1 |
| 2014年12月 | 39 | 1,271 | 3.1 | 19.0 | 32.1 |
| 2015年12月 | 59 | 1,282 | 4.6 | 11.0 | 29.0 |
| 2016年12月 | 30 | 1,280 | 2.3 | 18.0 | 68.0 |
| 2017年12月 | 30 | 1,307 | 2.3 | 20.0 | 67.6 |
| 2018年12月 | 28 | 1,249 | 2.2 | 17.0 | 65.0 |
| 2019年12月 | 19 | 1,252 | 1.5 | 30.0 | 186.7 |
| 2020年12月 | 21 | 1,213 | 1.7 | 23.0 | 40.5 |
| 2021年12月 | 29 | 1,274 | 2.3 | 15.0 | 72.2 |
| 2022年12月 | 30 | 1,316 | 2.3 | 12.0 | 39.4 |
| 2023年12月 | 64 | 1,405 | 4.7 | 7.0 | 46.5 |
| 2024年12月 | 91 | 1,531 | 6.2 | 4.0 | 21.0 |
| 2025年12月 | 75 | 1,583 | 4.8 | 6.0 | 27.0 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
19名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は19名。2025/12期の役員報酬は総額126百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約2倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 長井渡 | 代表取締役社長 社長執行役員 不動産事業担当 | — | 612 |
| 久保徹 | 取締役 常務執行役員 インテリア・産業資材事業担当 | — | 168 |
| 戸口雄吾 | 取締役 常務執行役員 衣料事業担当 | — | 153 |
| 戸川崇光 | 取締役 上席執行役員 ファインケミカル事業担当 | — | 225 |
| 堀口泰夫 | 取締役 上席執行役員 事業部門担当 | — | 187 |
| 玉田暢生 | 取締役 上席執行役員 内部統制・総務・人事・財務・経理・ IT推進担当 兼 経営企画部長 | — | 105 |
| 坂下清信 | 取締役 | — | 163 |
| 髙島志郎 | 取締役 | — | — |
| 近江学 | 取締役(監査等委員) | — | 43 |
| 辻村美樹 | 取締役(監査等委員) | — | 7 |
| 師井勝也 | 取締役(監査等委員) | — | 9 |
| 山田典孝 | 上席執行役員 | — | — |
残りの役員7名を開く
| 氏名 | 役職 | 年齢 |
|---|---|---|
| 山田隆義 | 上席執行役員 | — |
| 難波正之 | 上席執行役員 | — |
| 登田晋次 | 上席執行役員 | — |
| 中井邦義 | 執行役員 | — |
| 棚倉浩一 | 執行役員 | — |
| 竹川宗一郎 | 執行役員 | — |
| 波部哲也 | 執行役員 | — |
役員報酬の内訳2025/12期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | その他百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 7 | 86 | 9 | 95 | 14 |
| 社外取締役 | 5 | 18 | — | 18 | 4 |
| 取締役(社内) | 1 | 13 | — | 13 | 13 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2025/12期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容1,143字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題3,679字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク2,650字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)8,341字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
- 半期報告書半期報告書-第25期(2026/01/01-2026/12/31)2026-08-12
- 有価証券報告書有価証券報告書-第24期(2025/01/01-2025/12/31)2026-03-26
- 半期報告書半期報告書-第24期(2025/01/01-2025/12/31)2025-08-12
- 有価証券報告書有価証券報告書-第23期(2024/01/01-2024/12/31)2025-03-31
- 半期報告書半期報告書-第23期(2024/01/01-2024/12/31)2024-08-13
- 四半期報告書四半期報告書-第23期第1四半期(2024/01/01-2024/03/31)2024-05-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第22期(2023/01/01-2023/12/31)2024-03-29
- 四半期報告書四半期報告書-第22期第3四半期(2023/07/01-2023/09/30)2023-11-13
- 四半期報告書四半期報告書-第22期第2四半期(2023/04/01-2023/06/30)2023-08-14
- 四半期報告書四半期報告書-第22期第1四半期(2023/01/01-2023/03/31)2023-05-15
- 有価証券報告書有価証券報告書-第21期(2022/01/01-2022/12/31)2023-03-31
- 四半期報告書四半期報告書-第21期第3四半期(令和4年7月1日-令和4年9月30日)2022-11-11
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