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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,959.24+192ドル円158.93-1NASDAQ26,195.71+96S&P 5007,663.84+32SOX 指数11,328.43+409/2終値

オーベクス

AuBEX CORPORATION3583 · Standard · 繊維製品

マーカーペン先で世界をリードするニッチトップメーカー。筆記具や化粧品のペン先を精密加工で供給し、医療機器分野にも展開する

概要

オーベクスは、1892年に渋沢栄一らによって創業された日本最初の製帽会社・東京帽子株式会社を前身とする。現在は、筆記具用のサインペン先やコスメチック用ペン先などのテクノ製品と、医療機器(ベセルフューザーなど)の製造販売を主たる事業とする。1949年に東京証券取引所に上場、2026年3月期の連結売上高は60億円、営業利益は6億円。東京都墨田区に本社を置き、従業員数353名。中国天津市にも生産拠点を持つ。

テクノ製品とメディカル製品の二軸

当社グループは、テクノ製品事業とメディカル製品事業の2セグメントで構成される。テクノ製品事業では、筆記具用サインペン先とコスメチック用ペン先を製造販売する。これらの製品は、帽子製造で培った微少流量制御技術を応用したものである。2026年3月期の同事業の売上高は4,236百万円、セグメント利益は766百万円、利益率は18.1%であった。メディカル製品事業では、加圧式医薬品注入器「ベセルフューザー」や血管造影用ガイドワイヤー等を販売する。同事業の売上高は1,779百万円、セグメント利益は161百万円、利益率は9.1%であった。両事業合わせて連結売上高6,015百万円、営業利益615百万円を達成している。テクノ製品は海外売上高の割合が高く、アジア市場向け需要が収益を牽引している。

連結子会社3社と中国拠点

当社グループは、当社と3つの連結子会社で構成される。オーベクステクノロジー株式会社はペン先の精密研削加工を、天津奥貝庫斯技研有限公司は中国市場向けの生産販売を担う。オーベクスメディカル株式会社は医療機器の製造を担当し、当社が販売する。主要株主として昭和化学工業と株式会社麻生が存在するが、資本関係以外の関係はない。海外売上高は連結売上高の約6割を占め、中国を中心とするアジアが主要市場である。生産拠点は千葉県白井市のコアセンター、印西市の千葉ニューテックセンター、そして天津市に分散し、効率的な生産体制を築いている。2005年に天津会社を設立し、2016年には千葉ニューテックセンターを新設するなど、生産能力の拡充を継続している。

売上高60億円、営業利益率10%超の収益構造

連結売上高は2013年3月期の39億円から2026年3月期には60億円へと拡大した。同期間の純利益は3億円から6億円へ増加し、営業利益率は10%前後で推移している。2025年3月期には営業利益8億円を記録したが、2026年3月期は原材料高や円安の影響で615百万円に減少した。それでも営業利益率10.2%を維持し、高収益体質を示している。第9次中期経営計画「オーベクスビジョン2027」では、2028年3月期に売上高70億円、営業利益10億円、ROE9%以上を目標とする。設備投資を3か年で15億円以上計画し、増産対応や省力化、環境負荷低減を推進する方針である。

業界の中での役割は筆記具・化粧品向けペン先の精密加工サプライヤーにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
60億円
営業利益
6億円
営業利益率
10.0%
純利益
6億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
テクノ 製品事業42億円70.0%8億円19.0%
メディカル 製品事業18億円30.0%2億円11.1%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01筆記具・化粧品主力

サインペン先やコスメチック用ペン先を、当社および子会社のオーベクステクノロジーと中国の天津奥貝庫斯技研が精密研削加工して製造・販売。世界市場で高いシェアを持つニッチトップ企業。

主な製品・サービス2
サインペン先
マーカーやサインペンに使用されるペン先で、精密研削加工により安定した書き味を実現。
コスメチック用ペン先
アイライナーやリップなどの化粧品に使われるペン先で、微細な加工技術が特徴。

02医療機器準主力

子会社オーベクスメディカルが製造したベセルフューザー(薬液注入器)や血管造影用ガイドワイヤー等を当社が販売。一部製品は医療機器メーカーへ製造委託。

主な製品・サービス2
ベセルフューザー
薬液を注入するための医療機器で、血管造影などの治療に使用される。
血管造影用ガイドワイヤー
血管造影時にカテーテルを導くために使用する細いワイヤーで、高い柔軟性と操作性を持つ。

製品と技術

サインペン先:繊維束・プラスチック・アクリルの3種

テクノ製品の中核は筆記具用のサインペン先である。1971年からプラスチックペン先、1985年から繊維束ペン先、1997年からアクリルペン先を製造する。繊維束ペン先は毛細管現象を利用したインク流量制御が特長で、マーキングペンに広く採用される。プラスチックペン先は耐久性と書き味のバランスに優れ、アクリルペン先は耐薬品性が高い。これらのペン先は、帽子製造で培った精密加工技術を応用しており、微少な流量を均一に制御する技術が競争力の源泉である。製品は国内外の筆記具メーカーに供給され、長年にわたる安定した品質で支持を得ている。

コスメチック用ペン先:化粧品用途への応用

ペン先技術を応用したコスメチック用ペン先は、リップグロスやアイライナーなどの化粧品容器に使用される。微少流量制御技術により、液体の粘度が異なる化粧品でも均一な吐出を実現する。2026年3月期にはコスメチック用ペン先の売上は復調傾向にあり、テクノ製品事業の成長を支えている。この分野では、環境負荷低減製品の開発も進めており、顧客のサステナビリティ要求に対応している。ペン先の形状や材質の違いにより多様な化粧品に対応可能で、市場ニーズに応じたカスタマイズも行っている。

医療機器:ベセルフューザーとガイドワイヤー

メディカル製品事業の主力は、加圧式医薬品注入器「ベセルフューザー」と血管造影用ガイドワイヤーである。ベセルフューザーは、麻酔領域や化学療法領域で高い評価を得ており、国内シェア拡大を目指す。ガイドワイヤーは血管内治療に用いられる。これらの医療機器は、子会社オーベクスメディカルが製造し、当社が販売する。2026年3月期のメディカル製品事業売上高は1,779百万円、セグメント利益は161百万円と成長を続けている。海外展開も視野に、新工場建設用地の取得を検討しており、グローバル市場への本格参入を準備している。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

繊維製品のなかでの位置

繊維専門商社、高利益率も成長鈍化

同社は繊維製品の専門商社で、直近期の売上高は60億円、営業利益率13.33%と高収益を誇る。しかし前期比売上高は横ばい、今期は営業利益率10%への低下予想。同業のグンゼ(3002)や倉敷紡績(3106)など繊維大手と比べ規模は小さい。専門性と高付加価値商材で収益率は高いが、市場の成熟化により成長余地は限定的。新たな需要開拓や海外展開が課題。

強み

  • 営業利益率13%超と業界平均を大きく上回る高い収益力を維持。
  • 繊維製品に特化した深い知識とネットワークで差別化を実現。
  • 中小規模ならではのきめ細かいサービスで顧客ロイヤリティが高い。
  • 繊維は生活必需財であり、一定の需要が継続する。

課題

  • 繊維市場は国内で成熟しており、大幅な拡大は期待しにくい。
  • 売上高が頭打ちで、利益率も低下予想。新たな成長エンジンが必要。
  • 国内市場に依存しており、海外展開が遅れている。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

繊維製品の時価総額近傍。太字がオーベクス

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
13571ソトー100億円17.9倍
23123サイボー88億円7.8倍
38107キムラタン85億円
4365A伊澤タオル78億円11.0倍
53204トーア紡コーポレーション45億円5.3倍
63583オーベクス42億円6.4倍
78040東京ソワール40億円110.0倍
83524日東製網39億円5.7倍
93202ダイトウボウ39億円42.2倍
103607クラウディアホールディングス34億円5.2倍
113577東海染工34億円14.9倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 23件

渋沢栄一らが創業した日本初の製帽会社

1892年12月、渋沢栄一、益田克徳、馬越恭平らが出資し、舶来の山高帽子の国産化を目的として東京帽子株式会社を創立した(設立登記は1893年12月)。1945年3月の戦争により本社および本所工場を焼失するが、1946年10月に工場を復興し中折帽子の製造を再開した。帽子製造で培った加工技術は、後のペン先事業への展開の基盤となった。1947年11月には本社を中央区日本橋堀留に移転し、1949年5月に東京証券取引所に株式を上場した(現スタンダード市場)。この上場により資金調達の道が開け、その後の事業拡大の足がかりとなった。

マーキングペン用フェルトペン先の製造開始と技術多様化

1958年4月、本所工場にてマーキングペン用フェルトペン先の製造を開始し、筆記具部品事業に参入した。1962年8月に本社を業平に移転、工場を本社工場と改称。1970年8月には千葉工場(現コアセンター)を新設し、生産能力を強化した。1971年6月にプラスチックペン先の製造を開始し、1985年3月には繊維束ペン先生産設備を千葉工場に増設した。同年4月、商号を東京帽子株式会社からオーベクス株式会社に変更し、帽子事業からペン先事業への転換を象徴する一歩となった。

朝日商事設立と医療機器事業参入

1987年4月、朝日商事株式会社(現オーベクステクノロジー)を設立し、ペン先の精密研削加工を分離した。1988年4月には不動産賃貸事業を開始した。1996年4月、加圧式医薬品注入器「ベセルフューザー」の販売を開始し、医療機器事業に参入。この製品は麻酔領域や化学療法領域で高い評価を得ている。1997年4月にはアクリルペン先の製造を開始した。2001年1月、千葉物流センターを新設し、同敷地内に朝日商事の本社・工場を移転。2001年4月には株式会社エーエムアイ研究所(現オーベクスメディカル)を設立し、医療機器の製造機能を強化した。これにより、テクノ製品とメディカル製品の二本柱が形成された。

中国天津に生産子会社を設立、グローバル展開を加速

2005年11月、中国天津市に天津奥貝庫斯技研有限公司を設立し、海外生産拠点を確保した。2007年4月に本社を錦糸、2010年5月に現在の両国に移転。2016年11月には印西市に千葉ニューテックセンターを新設し、国内生産能力を増強した。また、2016年7月には朝日商事をオーベクステクノロジーに、エーエムアイ研究所をオーベクスメディカルに商号変更し、グループ体制を明確化した。これらの投資により、中国市場向けと国内高付加価値品の生産分担を進めた。海外売上高比率は約6割に達している。

スタンダード市場移行と第9次中期経営計画

2022年4月、東京証券取引所の市場再編により、スタンダード市場に移行した。2023年度から第9次中期経営計画「オーベクスビジョン2027」をスタートし、基本方針を「ESG経営を推進し、新たな価値創出と持続可能な成長を追求する」とした。最終年度の2028年3月期に連結売上高70億円、営業利益10億円、ROE9%以上を目標に掲げ、3か年で設備投資15億円以上を計画する。テクノ製品事業ではコア技術の深化と環境負荷低減製品の開発、メディカル製品事業では海外展開準備と新工場建設用地取得を重点施策としている。

年表23件を開く

1890年代

  • 1892年12月創業渋沢栄一、益田克徳、馬越恭平らにより、舶来山高帽子の国産化を目的とする日本最初の製帽会社である東京帽子株式会社を創立。(1893年12月 設立登記完了)

1940年代

  • 1945年3月戦争により、本社および本所工場を焼失。
  • 1946年10月本所工場を復興し、中折帽子製造再開。
  • 1947年11月本社を東京都中央区日本橋堀留に移転。
  • 1949年5月上場東京証券取引所に株式上場。(現・スタンダード市場)

1950年代

  • 1958年4月マーキングペン用フェルトペン先、本所工場にて製造開始。

1960年代

  • 1962年8月本社を東京都墨田区業平に移転。本所工場を本社工場と改称。

1970年代

  • 1970年8月千葉工場[現・コアセンター](白井市)を新設。
  • 1971年6月プラスチックペン先製造開始。

1980年代

  • 1985年3月繊維束ペン先生産設備を千葉工場に増設。
  • 1985年4月商号変更オーベクス株式会社に商号変更。
  • 1987年4月商号変更朝日商事株式会社を設立。(現・連結子会社、2016年7月 オーベクステクノロジー株式会社に商号変更)
  • 1988年4月不動産賃貸事業部門開始。
  • 1989年1月ペン先製造部門を本社工場から千葉工場へ全面移転。

1990年代

  • 1996年4月加圧式医薬品注入器「ベセルフューザー」を販売開始。
  • 1997年4月アクリルペン先製造開始。

2000年代

  • 2001年1月千葉物流センター(白井市)を新設。同敷地内に朝日商事株式会社(現・オーベクステクノロジー株式会社)の本社・工場を移転。
  • 2001年4月商号変更株式会社エーエムアイ研究所を設立。(現・連結子会社、2016年7月 オーベクスメディカル株式会社に商号変更)
  • 2005年11月天津奥貝庫斯技研有限公司(中国天津市)を設立。(現・連結子会社)
  • 2007年4月本社を東京都墨田区業平から東京都墨田区錦糸に移転。

2010年代

  • 2010年5月本社を東京都墨田区錦糸から東京都墨田区両国に移転。
  • 2016年11月千葉ニューテックセンター(印西市)を新設。

2020年代

  • 2022年4月東京証券取引所の市場再編により、スタンダード市場に登録。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は3つの方針を掲げている。そのうち5項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上高2028年3月期まで70億円
  • 営業利益2028年3月期まで10億円
  • ROE2028年3月期まで9%以上
  • 設備投資(3ヶ年合計)2028年3月期まで15億円以上
  • テクノ製品事業セグメント売上高2028年3月期まで48億円

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    強固な収益基盤の構築

    コア技術の深化による高付加価値製品・環境負荷低減製品の開発、増産対応への設備投資、省力化推進による生産効率化、海外拠点の拡充を進める。営業面では高成長エリアへの販売強化と簡易医療製品の営業強化、生産面では新規製造ライン増設とDX推進、開発面ではマーケティング強化と環境配慮製品の開発を行う。

  2. 02

    環境負荷低減活動の推進

    環境負荷低減製品の継続的開発、法令遵守と環境配慮への取組強化、化学物質の排出量低減とCO2削減を推進する。テクノ製品事業では環境にやさしいモノづくりを通じて新たな価値を創出し、メディカル製品事業でも環境関連活動を実施する。

  3. 03

    成長を支える人財育成

    グローバルに活躍できるユーティリティーの高い人材・次世代リーダーの育成、技術スタッフの増員及び育成を進める。管理部門ではスキルデータベースの構築、階層別研修の実施、グループ間交流プログラムの整備などにより、企業価値向上を推進する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で353人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は594万円で、9期前と比べて+33.0%平均年齢は45.2歳、平均勤続年数は17.1年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月389
2018年3月390
2019年3月44744.015.1424
2020年3月45744.116.0423
2021年3月42945.117.0350
2022年3月49946.017.1364
2023年3月50746.118.1340
2024年3月48847.119.0343
2025年3月64045.118.1368217
2026年3月59445.217.1353170

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率7.7%
縦線は目安の30%

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社5(国内 4 / 海外 1、うち連結子会社 3) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位8)
千葉ニューテックセンター — 千葉県印西市1,131百万円
テクノ 製品事業 メディカル 製品事業
千葉事業所[コアセンター] — 千葉県白井市748百万円
テクノ 製品事業
鹿児島工場 — 鹿児島県 姶良市391百万円
メディカル製品事業
シェイピングセンター — 千葉県白井市324百万円
テクノ 製品事業
メディカル工場用地(注)5 — 鹿児島県姶良市186百万円
メディカル 製品事業
本社工場 — 千葉県 白井市172百万円
テクノ 製品事業
本社工場 — 中国 天津市133百万円
テクノ 製品事業
本社 — 東京都墨田区36百万円
テクノ 製品事業 メディカル 製品事業
主な関係会社
  • 国内
    オーベクステクノロジー㈱(注)1
    千葉県白井市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    オーベクスメディカル㈱(注)1
    東京都墨田区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    天津奥貝庫斯技研有限公司(注)1
    中国天津市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    昭和化学工業㈱(注)2、3
    東京都港区 · その他の関係会社
  • 国内
    ㈱麻生(注)2
    福岡県飯塚市 · その他の関係会社

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は60億円営業利益6億円前期と比べると増収減益で、売上が+0.0%、利益が-25.0%。

売上高
+0.0%
60億円
営業利益
-25.0%
6億円
純利益
+0.0%
6億円
営業利益率
10.0%
前期比 -3.3%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高60億円60億円
営業利益5億円6億円
純利益3億円6億円
1株あたり配当¥35¥35

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は14億円、営業利益は2億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+7.7%、営業利益は+100.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q131
2024年1Q1317.71
2024年2Q13215.41
2024年3Q1317.71
2024年4Q151
2025年2Q30516.73
2025年4Q30310.03
2026年2Q31412.94
2026年4Q2926.92
2027年1Q14214.31

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は39億円から60億円へ1.5倍に増えた。直近期の営業利益率は10.0%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月3933
2014年3月4244
2015年3月4764
2016年3月5075
2017年3月5153
2018年3月5032
2019年3月5343
2020年3月5121
2021年3月4831
2022年3月5575
2023年3月5365
2024年3月5464
2025年3月608813.36
2026年3月606610.06

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高60億円のうち、営業利益として残るのは6億円10.0%。営業外の損益と税金を反映した純利益は6億円、売上の10.0%にあたる。営業利益率は業種中央値3.9%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金66.7%40億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金23.3%14億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益10.0%6億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
33.3%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+6.1pt
10.0%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+5.8pt
10.0%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+2.6pt
8.2%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
5.9%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
5.5%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが3億円、投資CFが−4億円で、差し引きのフリーCFは−1億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は25億円で、売上の5.0ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月4−10311
2014年3月5−2−2311
2015年3月6−3−2313
2016年3月7−66120
2017年3月1−112−1012
2018年3月5−41114
2019年3月5−2−3314
2020年3月3−1−1214
2021年3月6−20419
2022年3月10−2−3824
2023年3月3−2−2124
2024年3月11−2−5928
2025年3月6−2−6428
2026年3月3−4−1−125

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は102億円。このうち返さなくてよい自己資本が73億円で、自己資本比率は71.3%(業種中央値57.9%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月57292850.8
2014年3月59332655.3
2015年3月65372856.9
2016年3月79413851.9
2017年3月82433952.8
2018年3月85454052.4
2019年3月87474054.5
2020年3月85483755.9
2021年3月86483856.1
2022年3月94544057.4
2023年3月93583562.5
2024年3月97633464.4
2025年3月98673168.1
2026年3月102732971.3

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
26億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
48億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
2億円
在庫として抱えている分
負債合計
29億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
90
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率20 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

繊維製品 48社との比較

同じ繊維製品の企業と並べると、いちばん上に来るのは営業利益率48社中11位あたり、逆に低いのは配当利回り48社中34位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
8.2%/中央値 5.5%
P25 2.7%P75 10.3%
営業利益率上位売上のうち本業の利益として残る割合
10.0%/中央値 3.9%
P25 1.4%P75 9.8%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
71.3%/中央値 57.9%
P25 39.9%P75 72.6%
売上成長率前期からの売上の伸び
0.0%/中央値 0.5%
P25 -4.6%P75 5.6%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
2.6%/中央値 3.0%
P25 2.6%P75 4.2%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,348で、1年前と比べて+5.0%過去52週の値幅のなかでは68%の位置にある。

¥1,348+0.1%1ヶ月+6.9%1年+5.0%時価総額42億円
過去52週の値幅
安値¥1,125高値¥1,453

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)6.4倍
PER (会社予想)11.1倍
PBR0.51倍
配当利回り2.60%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

7/30に前日比-7.4%の急落で1260円。週足では25日線(1280円)を下回り、52週高値1453円からは-13.3%の下落。1ヶ月では+3.8%と上昇中だったが、急落で一転。出来高は3,100株と低水準。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

アパレル需要の回復と不動産収益の安定が評価材料。強気派は堅実な業績と低バリュエーション、配当利回りを魅力とする。弱気派は繊維事業の成長性の限界と、アパレル市況変動への脆弱性を懸念。

プラスに働く材料7
  • 安定した収益基盤

    不動産賃貸事業が毎期安定した収益を生み、業績下支え。

  • 割安なバリュエーション

    PER6.4倍、PBR0.5倍と解散価値より低く、配当利回り2.7%。

  • 業績堅調

    2026年3月期も増収増益見通し、繊維事業の回復が寄与。

  • 割安PER6.4倍の修正継続影響

    同業平均PERに比べ乖離、株価上昇余地

  • 増配による株主還元強化次回定時株主総会影響

    配当利回り2.66%から増配で3%超も

  • 新規大口受注による売上増2026年下期影響

    売上高60億円から数億円の上乗せ可能

  • 安定したネット利益維持継続影響

    純利益6億円を2期連続達成、底堅い

マイナスに働く材料7
  • 繊維事業の成長鈍化

    国内アパレル市場は縮傾向、海外展開も限定的。

  • 不動産事業のリスク

    賃貸収益は安定しているが、空室率上昇や地価変動のリスク。

  • 業績の多様性不足

    収益源が二分野に依存し、成長ドライバーに欠ける。

  • 営業利益の減少継続2026年3月期影響

    前期8億円から6億円、減益率25%

  • 売上高頭打ち継続影響

    2期連続60億円、成長鈍化顕著

  • 原燃料高騰による利益圧迫不定影響

    営業マージン10%への低下リスク

  • 特定顧客依存のリスク不定影響

    上位顧客の生産変動が業績に影響

次の決算で確かめる点
繊維事業セグメント利益
アパレル市況の回復度合いを確認。
不動産賃貸収入
安定収益の源泉、空室率に注意。
配当性向
株主還元策の持続性を評価。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり35で、前期から+6.1%いまの株価に対する利回りは2.60%。増配か配当維持が2年続いている。

年間配当
¥35
1株あたり
配当利回り
2.60%
いまの株価に対して
配当性向
25.0%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
2年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月1515.4
2018年3月150.029.5
2019年3月150.016.5
2020年3月150.043.7
2021年3月150.021.8
2022年3月2566.715.7
2023年3月20−20.015.1
2024年3月200.021.4
2025年3月3365.023.6
2026年3月356.125.0

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥35

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ905人。区分でいちばん多いのは事業法人49.2%。グループ会社や銀行などの安定株主が58.7%を占め、残る41.3%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
事業法人48.949.950.748.448.049.2
個人・その他32.532.232.134.239.139.1
金融機関16.716.015.415.010.89.5
自己株式0.40.40.40.41.22.4
証券会社1.11.00.91.41.01.4
外国法人0.70.70.60.60.80.4
外国人個人0.10.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01昭和化学工業㈱15.23
02㈱麻生14.39
03若築建設㈱13.68
04㈱日本カストディ銀行(信託E口)9.02
05栗原 則義2.85
06藤巻 修道2.20
07青木 勇2.00
08木内 美雪1.52
09オーベクス従業員持株会1.46
10㈱ベステック1.42

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近1
  • 2026-07-07
    みずほ信託銀行株式会社
    新規の大量保有報告
    8.69%
    -1.17pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+869%、1株純資産は14期で+1167%。直近期のROEは8.2%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月2220910.75.121.6
2014年3月2623611.75.514.7
2015年3月3026811.86.911.6
2016年3月3329611.86.514.3
2017年3月1121,5687.311.415.4
2018年3月671,6194.214.529.5
2019年3月1151,7086.97.916.5
2020年3月511,7243.012.443.7
2021年3月421,7532.415.921.8
2022年3月1941,95710.54.715.7
2023年3月1692,1018.36.115.1
2024年3月1572,2467.26.221.4
2025年3月2092,4398.96.723.6
2026年3月2092,6488.26.425.0

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

10名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は10名。2026/3期の役員報酬は総額122百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
栗原則義代表取締役 社長7188,131
村上弘成取締役 テクノ事業部長 兼テクノセグメント 統括6624,416
作田隆太郎取締役 メディカル 事業部長6941,516
塚越孝弘取締役 管理部長6732,324
片山貴義取締役 テクノ 副事業部長6218,484
石橋健藏取締役573,400
中村誠取締役653,000
石川智一常勤監査役646,872
濱渦裕彦監査役62900
濵田慶信監査役55600

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円株式報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)5891210120
社外取締役2884
社外監査役3772
監査役1666

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容698字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループ(当社および当社の関係会社)は、当社と連結子会社3社(オーベクステクノロジー株式会社、オーベクスメディカル株式会社および天津奥貝庫斯技研有限公司)およびその他の関係会社2社の計6社で構成されております。テクノ製品(サインペン先、コスメチック用ペン先)およびメディカル製品(医療機器)の製造販売を主な事業内容としております。 その他の関係会社である昭和化学工業株式会社は、当社発行済株式総数の15.24%を所有しておりますが、役員兼務以外の関係(販売、技術、生産、人事等)はありません。 その他の関係会社である株式会社麻生は、当社発行済株式総数のうち直接所有14.40%、間接所有6.93%でありますが、資本関係以外の関係(販売、技術、生産、人事等)はありません。 当社グループの事業に係わる位置付けおよびセグメントとの関連は、次のとおりであります。なお、以下に示す区分は、セグメントと同一の区分であります。 テクノ製品事業 サインペン先 コスメチック用ペン先   当社が製造、販売するほか、子会社のオーベクステクノロジー㈱は、サインペン先およびコスメチック用ペン先の精密研削加工を行い、また、中国の天津奥貝庫斯技研有限公司はサインペン先およびコスメチック用ペン先の精密研削加工、販売を行っております。 メディカル製品事業 医療機器   子会社であるオーベクスメディカル㈱が製造したベセルフューザー(薬液注入器)および血管造影用ガイドワイヤー等を当社が販売しております。なお、一部の製品は医療機器メーカーへ製造委託しております。 事業の系統図は、次のとおりです。
経営方針・対処すべき課題3,890字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループ(当社および連結子会社)が判断したものであります。 (1) 会社の経営の基本方針 当社グループは、『真心をこめて、暮らしに欠かせない文化と科学を提案することにより、豊かな社会づくりに貢献できる企業を目指します。』を経営理念として掲げ、微少な流量を制御するコア技術を基盤とした筆記具用ペン先、コスメチック用ペン先、医療機器の製造販売を行っているモノづくり企業グループです。 渋沢栄一らが、1892年に創業した当社は、長年の帽子製造で培った加工技術を応用し進化させることによってペン先製造事業に進出し、更にその技術を医療機器製造事業へと拡げてまいりました。 創業以来、130年もの歴史を積み重ねてくることができましたのは、創業者である渋沢栄一をはじめとする先人達の知恵と努力、モノづくりへの情熱の証しであり、これまで培ってきた技術を確実に受け継ぎ、時代の変化に対応した技術へと進化させることによって、国内のみならず海外からのニーズに応え、顧客からの幅広い支持を得てきたことにあると確信しております。常にたゆまぬモノづくりへの情熱を持って、暮らしの未来を創るために進化し続けてまいります。 (2) 経営環境及び中長期的な会社の経営戦略 当連結会計年度におけるわが国経済は、雇用や所得環境の改善に加えてインバウンド需要の拡大などにより景気は緩やかな回復基調で推移しました。一方で、海外ではウクライナや中東などの地政学リスクの高まりやインフレ進行などによる景気の減速懸念など、先行き不透明な状況が継続しております。 このような事業環境の中、当社グループは基本方針を「ESG経営を推進し、新たな価値創出と持続可能な成長を追求する」とした第9次中期経営計画(オーベクスビジョン2027)を今年度よりスタートし、3つの基本戦略である①強固な収益基盤の構築、②環境負荷低減活動の推進、③成長を支える人財育成、に取り組み、企業価値向上を目指しております。 なお、第9次中期経営計画の内容の概要につきましては、以下の通りであります。 オーベクスビジョン2027 基本方針   ESG経営を推進し、新たな価値創出と持続可能な成長を追求する スローガン   To The Next Stage ~次のステージに向かって~ 最終年度(2028年3月期)の定量目標(連結)       3ヶ年合計 売上高   70億円   営業利益   10億円   ROE   9%以上       設備投資   15億円以上 グループ基本戦略   ①   強固な収益基盤の構築 ②   環境負荷低減活動の推進 ③   成長を支える人財育成 (テクノ製品事業) 基本方針:誠実な心で社会と向き合い、環境にやさしいモノづくりを通じて、世界に向け新たな価値を創出する 3年後(2028年3月期)の定量目標       第141期(2026年3月期)比 セグメント売上高   48億円       +5.6億円(+13.3%) セグメント利益   11億円       +3.3億円(+43.5%) 重点施策 ①   コア技術の深化による高付加価値製品と環境負荷低減製品の開発 重点施策 ②   増産対応への設備投資 重点施策 ③   省力化推進による生産効率化 重点施策 ④   海外拠点の拡充 ⅰ 営業関連 ・高成長エリアへの更なる販売強化。 ・既存、新規顧客との情報交換の強化。 ・簡易医療製品の営業強化及びメディカル製品事業との協働による新分野への展開。 ⅱ 生産関連 ・増産に向けた新規製造ラインの増設と生産効率の向上及び納期短縮。 ・DXによる製造作業の省力化の推進。 ⅲ 開発関連 ・マーケティング及び新分野創出に向けた取り組みの強化。 ・環境に配慮した製品開発と製品ラインアップの強化。 ・コア技術による差別化された高付加価値製品の開発による市場対応力の強化。 ・新材料の基礎研究及び代替材料への対応。 ⅳ 人財関連 ・グローバルに活躍できるユーティリティーの高い人材・次世代リーダーの育成。 ・技術スタッフの増員及び育成。 ⅴ 環境関連 ・環境負荷低減製品の継続的開発。 ・法令遵守と環境配慮への取組強化。 ・化学物質の排出量低減とCO2削減。 (メディカル製品事業) 基本方針:自らの力で新しい価値を創造しニーズと理想を形に変える 3年後(2028年3月期)の定量目標       第141期(2026年3月期)比 セグメント売上高   22億円       +4.2億円(+23.7%) セグメント利益   3億円       +1.4億円(+85.2%) 重点施策 ①   既存市場拡販と高付加価値製品の新規分野への参入 重点施策 ②   海外展開準備と新規販路開拓 重点施策 ③   新工場建設用地取得予定 ⅰ 営業関連 ・成長市場、高付加価値製品へのシフト。 ・付加価値を高めたベセルフューザー(薬液注入器)で国内シェアを拡大する。 ・自販体制の構築及び強化。 ・グローバル市場への本格参入に向けた体制構築と新規販路の開拓。 ・泌尿器、消化器分野への新製品の投入と拡販。 ⅱ 生産関連 ・ベセルフューザー(薬液注入器)の安定供給と品質管理の強化。 ・増産及び品質向上に向けた新工場建設用地の取得。 ・新製品の円滑な上市に向けた遅延ない認証取得。 ⅲ 開発関連 ・組織力を強化し市場競争力のある製品の開発。 ・市場ニーズに応える高付加価値製品の開発と既存製品の品質向上。 ⅳ 人財関連 ・自己啓発によるスキルアップの推進。 ・やりがいを持てる職場を作り、全員に能力開発の機会を提供する。 ⅴ 環境関連 ・医療機器プロモーションコードの順守。 ・品質マネジメントシステムに則った品質の維持管理。 (管理部門) 基本方針:オーベクスグループの未来を担う人財の育成と活用し、企業価値向上を推進する ⅰ 人材育成と活用への取り組み ・スキルデータベースの構築。 ・階層別研修の実施とスキルアップ支援。 ・グループ間交流プログラムの整備。 ⅱ 業務効率化への取り組み ・業務プロセスの見直しと標準化。 ・情報共有プラットフォームの構築。 ・クラウドサービスやアウトソーシングの活用。 ⅲ 情報配信への取り組み ・ホームページやSNSを利用した情報配信。 ・IR強化(情報配信)と投資家との対話促進。 ⅳ オフィス環境の整備 ・フリーアドレス化及びネットワークインフラ環境の再整備並びにセキュリティ強化。 (3) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 今後の経済環境の見通しにつきましては、米国とイスラエルによるイランへの軍事行動がホルムズ海峡の封鎖を招き、その結果、原油とナフサなどの供給不足が世界的なエネルギー価格の高騰や原材料の供給リスクとなり、世界経済の減速懸念が一段と高まっております。また国内においては、人手不足による賃上げや円安進行による原材料およびエネルギー価格の高騰など、かつてないほどのコスト増加が予想され、当社を取り巻く経営環境は厳しい状況が継続していくと思われます。 このような状況下、当社グループは第9次中期経営計画で掲げた諸施策を着実に実行するとともに、販売価格への転嫁や生産効率の向上、およびトータルコストダウンの推進などにより、収益確保に注力してまいります。 テクノ製品事業においては、既存顧客に加え、アジア地域をはじめとする高成長エリアへの積極的な営業活動を進めてまいりました。ステーショナリー関連では、世界の人々に筆記やアートなどの文化的な活動の楽しさを広めるためにも、今後の成長が期待される地域への展開が重要と認識しております。新興企業の参入が続く中、品質やコストを含めた競争は激しさを増しておりますが、当社グループは製品開発に注力し、顧客のニーズに合った高付加価値製品を拡販することで収益の維持拡大を図ってまいります。 コスメチック関連においては、移り変わる流行や多様化するニーズに応えるため、開発力の強化とともに、よりスピーディーな対応を進めてまいります。美容や健康志向の高まりとともに厳格化される安全基準に適応した製品開発を行い、売上の拡大を図ってまいります。 さらに、当社独自の成形技術を新分野に展開し、新たな価値創造と環境に配慮した製品の開発・供給に努めることで、持続可能な社会への貢献を目指してまいります。 メディカル製品事業では、主力製品であるベセルフューザーや親水性ガイドワイヤーを中心に、技術開発力の強化と基礎技術の研究開発の促進を図るため経営資源を集中し、市場ニーズの変化に的確に対応できる製品を企画開発してまいります。特に当社のコア技術の強みを生かした付加価値の高い製品の開発を行うとともに、今後普及拡大していく在宅医療分野を視野に、医療政策の動向に即応した市場性の高い適切な製品展開を図ることで、事業基盤の強化を目指してまいります。 当社グループは、創業者である渋沢栄一の『論語と算盤』の精神を学び、成長を支える人財育成に取り組みます。具体的には、階層別の社員研修の実施や資格取得の奨励などを充実させることで、自律精神が高く、かつ専門スキルを有する人財を育成し、企業価値向上と持続的成長を推進してまいります。
事業等のリスク2,392字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項には、以下のようなものがあります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。 (1) 海外事業展開に関するカントリーリスク 当社グループの販売先は世界各国にわたり、また中国に販売拠点を有しています。予想できない急激な政治的または経済的変動、テロや戦争などの勃発や感染症などによる社会混乱は、当社グループの業績および財務状況等に影響を及ぼす可能性があります。 (2) 原材料価格の変動及び調達に関するリスク 当社グループは、特殊性の高い原材料を用いて高付加価値製品を製造販売しております。国内および海外市況ならびに為替レートの変動の影響を受けて原材料価格が想定以上に上昇した場合、コスト削減や販売価格への転嫁には限界があるため、当社グループの業績および財務状況等に影響を及ぼす可能性があります。 また、主要原材料は特定のメーカーから調達しており、取引先への供給責任のため、一定量の在庫を確保する対策を講じております。万が一、事故災害による調達中断や原材料の変更、廃盤などにより生産に支障をきたした場合には、当社グループの業績および財務状況等に影響を及ぼす可能性があります。 (3) 販売価格の変動に関するリスク メディカル製品事業の属する業界は、2年に1度、診療報酬、薬価及び特定保険医療材料の公定償還価格の改定が行われます。また、市場における企業間競争の激化や技術革新により、大幅な価格下落が発生する可能性があります。生産性向上によるコスト削減などの対策を講じておりますが、万が一、大幅な価格下落が発生した場合には、当社グループの業績および財務状況等に影響を及ぼす可能性があります。 また、テクノ製品事業では、グローバル市場における低価格傾向が続いており生産性向上によるコスト削減などの対策を講じておりますが、市場における企業間競争の激化などにより大幅な価格下落が発生した場合には、当社グループの業績および財務状況等に影響を及ぼす可能性があります。 (4) 人材の確保と育成に関するリスク 当社グループは、優秀な人材の確保と育成を行うことが事業継続に必要不可欠であると考えており、将来を担う人材を積極的に採用し育成しております。採用活動の強化や資格取得の奨励並びに階層別研修の実施などの対策を講じておりますが、少子高齢化の進行により労働力人口が著しく低下し、人材の採用および育成が計画通り進まない場合には、当社グループの業績および財務状況等に影響を及ぼす可能性があります。 (5) 情報セキュリティに関するリスク 当社グループは、情報セキュリティおよび情報保護を経営の最重要課題の一つとして捉え、情報セキュリティ基本方針を定め、セキュリティ体制の強化や社員教育などを通じてシステムとデータの保守・管理等の対策を講じておりますが、万が一、セキュリティインシデントの発生や、災害等によるネットワークの中断などにより、事業活動に支障をきたした場合には、当社グループの業績および財務状況等に影響を及ぼす可能性があります。 (6) 為替レートの変動に関するリスク 当社グループは、為替レートの変動リスクを抑えるため海外売上高の半分以上は円建てによる取引を行っておりますが、それ以外は、外貨建て取引であります。為替レートの変動が大きいと、為替差損が発生し当社グループの業績および財務状況等に影響を及ぼす可能性があります。 また、当社グループは連結財務諸表作成のために在外子会社の財務諸表を円貨に換算しており、為替レートの変動が大きいと当社グループの業績および財務状況等に影響を及ぼす可能性があります。 当連結会計年度の為替差益は16,966千円(前連結会計年度は、為替差損21,340千円)であります。 (7) 品質問題に関するリスク 当社グループは、医薬品医療機器等法の許認可および製品の承認を取得するとともに医療機器の品質マネジメントシステムである国際規格ISO13485:2016に基づき、厳格な品質管理のもとで製品の製造および販売を行っております。万が一、当社製品に関わる品質上の問題があった場合、リスクに応じて自主回収や販売停止、損害賠償に至る恐れがあり、売上の低下またはコスト増などにより、当社グループの業績および財務状況等に影響を及ぼす可能性があります。 (8) 環境関連法令への対応に関するリスク 当社グループは、日本国内に工場を配置し製造を行っておりますが、環境、化学物質、安全衛生などの法規制の改正や強化が進んでおります。 当社グループはこれらの法規制の改正に対応するため、講習会への参加などによる法規制に関する情報収集に加え、環境配慮のための設備導入などに取り組んでおります。また、工場などの操業に関わる規制を遵守するとともに、環境への負の影響につきましては目標を掲げその低減に取り組んでおりますが、これらの規制が想定外に厳しくなった場合は、当社グループの業績および財務状況等に影響を及ぼす可能性があります。 (9) 自然災害に関するリスク 当社グループは、地震、台風等の自然災害や火災等の事故災害が発生した場合、当社グループの拠点の設備等の損壊や電力等の供給困難により、一部または全部の操業が中断し、生産および出荷が遅延する可能性があります。BCP計画を策定し、安否確認システムの導入や防災訓練などの対策を講じておりますが、万が一、災害による設備等の修復に多額の費用が発生した場合、当社グループの事業、業績および財務状況等に影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)5,158字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要および経営者の視点による分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。 (1) 重要な会計方針及び見積り 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている企業会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成に当たりましては、経営者による会計方針の選択・適用、資産・負債及び収益・費用の報告金額及び開示に影響を与える見積りを必要としております。経営者は、これらの見積りについて、過去の実績や現状を勘案し合理的に判断しておりますが、実際の結果は、見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。 当社グループの連結財務諸表で採用する重要な会計方針は「第5 経理の状況  1 連結財務諸表等  (1)連結財務諸表  (連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載のとおりであります。 また、特に重要な会計上の見積りは「第5 経理の状況  1 連結財務諸表等  (1)連結財務諸表  (重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。 (2) 経営成績等の状況の概要及び経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 ① 経営成績 前連結会計年度   当連結会計年度   増減   増減率 売上高   6,035,997千円   6,015,307千円   △20,689千円   △0.3% 営業利益   841,405千円   615,435千円   △225,969千円   △26.9% 営業利益率   13.9%   10.2%   △3.7ポイント 経常利益   814,030千円   630,207千円   △183,822千円   △22.6% 経常利益率   13.5%   10.5%   △3.0ポイント 親会社株主に帰属する 当期純利益   580,136千円   573,312千円   △6,823千円   △1.2% 当社グループの当連結会計年度の売上高は、前連結会計年度に比べ0.3%減の6,015百万円となりました。テクノ製品事業では、コスメチック用ペン先の売上は復調傾向で推移しましたが、上期に好調だったアジア向けの筆記具用ペン先の売上が下期に減速しました。メディカル製品事業では、国内外の医療機器展示会や学会などにおける積極的なプロモーション活動とシェア拡大に向けた販売活動に注力しました。その結果、国内売上高は前連結会計年度に比べ1.6%増の2,367百万円、海外売上高は1.6%減の3,647百万円となりました。 販売費及び一般管理費は、前連結会計年度に比べ4.1%減の1,392百万円となり、営業利益は売上総利益の減少に伴い、前連結会計年度に比べ26.9%減の615百万円となりました。 経常利益は、営業利益の減少に伴い、前連結会計年度に比べ22.6%減の630百万円となりました。 親会社株主に帰属する当期純利益は、税金費用が減少したため、前連結会計年度に比べ1.2%減の573百万円となりました。 営業利益率は10.2%となり、前年同期比3.7ポイント減少しました。経常利益率は10.5%となり、前年同期比で3.0ポイント減少しました。 セグメント別の経営成績は、次のとおりであります。 (テクノ製品事業) 前連結会計年度   当連結会計年度   増減   増減率 外部顧客への売上高   4,334,964千円   4,236,171千円   △98,792千円   △2.3% セグメント利益   1,060,879千円   766,526千円   △294,352千円   △27.7% セグメント利益率   24.5%   18.1%   △6.4ポイント テクノ製品事業では、筆記具用サインペン先、コスメチック用ペン先などの筆記具分野や化粧用途の部材を製造販売しております。当連結会計年度は、コスメチック用ペン先の売上は復調傾向で推移しましたが、上期に好調だったアジア向けの筆記具用ペン先の売上が下期に減速した結果、売上高は前連結会計年度に比べ2.3%減の4,236百万円、セグメント利益は27.7%減の766百万円となりました。セグメント利益率は18.1%となり、前連結会計年度に比べ6.4ポイント減少しました。 海外売上割合の高いテクノ製品事業では、既存顧客に加え成長市場である中国ならびに新興国へ積極的な営業活動を進めております。しかしながら、海外においては長期化するロシア・ウクライナ情勢に加えて、米国とイスラエルによるイランへの軍事行動が世界的なエネルギー価格の高騰や原材料の供給リスクとなり、世界経済の減速懸念が高まっております。また、国内では、原材料やエネルギー価格の上昇、人手不足による賃上げや円安の進行などにより経済環境の減速が懸念されます。このような事業環境を背景として、グローバル市場における多様化する顧客ニーズに対応するため高付加価値商品の開発に注力し、省力化および合理化のための設備投資を積極的に行い、生産性向上と販売拡大に努めてまいります。 (メディカル製品事業) 前連結会計年度   当連結会計年度   増減   増減率 外部顧客への売上高   1,701,033千円   1,779,136千円   78,103千円   4.6% セグメント利益   123,516千円   161,943千円   38,426千円   31.1% セグメント利益率   7.3%   9.1%   1.8ポイント メディカル製品事業は、国内外の医療機器展示会や学会などにおける積極的なプロモーション活動とシェア拡大に向けた販売活動に注力しました。その結果、当連結会計年度の売上高は前連結会計年度に比べ4.6%増の1,779百万円、セグメント利益は31.1%増の161百万円となりました。セグメント利益率は9.1%となり、前連結会計年度に比べ1.8ポイント増加しました。 主力製品のベセルフューザーは、麻酔領域および化学療法領域向けの製品が高い評価を得ております。引き続き、公開講座や学会におけるプロモーション活動に努めるとともに、医療従事者との連携強化や取引先との協働による製品開発や新診療分野への拡販を推進し、グローバル市場への展開を準備してまいります。もう1つの主力製品であるガイドワイヤーは、積極的な営業活動の継続と品質の維持、コストダウンに努めてまいります。 医療機器メーカーとして、医療機器の販売を通じて患者様の痛みからの解放や健康回復に繋げることが、社会貢献の一環となることと認識しており、今後も医療機器の提供という継続的な社会貢献を通じて、企業価値の向上を図ってまいります。 ② 財政状態 前連結会計年度   当連結会計年度   増減 資産   9,842,848千円   10,165,188千円   322,339千円 負債   3,135,047千円   2,913,489千円   △221,558千円 純資産   6,707,800千円   7,251,699千円   543,898千円 自己資本比率   68.1%   71.3%   3.2ポイント 当連結会計年度末の総資産は、前連結会計年度末に比べ322百万円増加し、10,165百万円となりました。これは主に、現金及び預金222百万円の減少があるものの、土地212百万円、仕掛品145百万円、電子記録債権127百万円などが増加したことによるものであります。 負債は、前連結会計年度末に比べ221百万円減少し、2,913百万円となりました。これは主に、未払法人税等123百万円、電子記録債務50百万円などが減少したことによるものであります。 純資産は、前連結会計年度末に比べ543百万円増加し、7,251百万円となりました。主な増加要因は、親会社株主に帰属する当期純利益573百万円であり、主な減少要因は、利益剰余金の配当金の支払100百万円であります。 なお、自己資本比率は前連結会計年度末の68.1%から71.3%となりました。 ③ キャッシュ・フローの状況並びに資本の財源及び資金の流動性についての分析 前連結会計年度(千円)   当連結会計年度(千円)   増減額(千円) 営業活動によるキャッシュフロー   637,429   329,183   △308,245 投資活動によるキャッシュフロー   △159,736   △443,825   △284,088 財務活動によるキャッシュフロー   △561,993   △148,612   413,381 換算差額   △5,863   40,278   46,142 現金及び現金同等物の期首残高   2,840,544   2,750,379   △90,164 現金及び現金同等物の期末残高   2,750,379   2,527,404   △222,975 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ222百万円減少し、2,527百万円となりました。 営業活動によるキャッシュ・フローは、329百万円の資金の増加(前期は637百万円の資金の増加)となりました。これは主に、法人税等の支払額277百万円、棚卸資産の増加額198百万円はあるものの、税金等調整前当期純利益635百万円、減価償却費291百万円などがあったことによるものであります。 投資活動によるキャッシュ・フローは、443百万円の資金の減少(前期は159百万円の資金の減少)となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出439百万円などがあったことによるものであります。 財務活動によるキャッシュ・フローは、148百万円の資金の減少(前期は561百万円の資金の減少)となりました。これは主に、長期借入れによる収入600百万円はあるものの、長期借入金の返済による支出582百万円、配当金の支払額100百万円などがあったことによるものであります。 当社グループの主要な資金需要は、製品製造のための原材料費、製造費用、販売費及び一般管理費等の営業費用並びに当社グループの設備投資等に係る投資であります。 これらの資金需要につきましては、営業活動によるキャッシュ・フロー及び自己資金のほか、金融機関からの借入による資金調達にて対応していくこととしております。 また、グループ内での資金管理は当社が一元管理を行うことで、資金効率の向上を図っております。 ④ 生産、受注及び販売の実績 イ 生産実績 当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   生産高(千円)   前年同期比(%) テクノ製品事業   4,432,740   △4.3 メディカル製品事業   1,771,973   0.0 合計   6,204,714   △3.1 (注) 1  金額は、販売価格によっております。 2  セグメント間取引については、相殺消去しております。 ロ 受注実績 受注生産は行っておりません。 ハ 販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   販売高(千円)   前年同期比(%) テクノ製品事業   4,236,171   △2.3 メディカル製品事業   1,779,136   4.6 合計   6,015,307   △0.3 (注) 1  セグメント間取引については、相殺消去しております。 2  主な相手先別の販売実績及び総販売実績に対する割合 相手先   前連結会計年度   当連結会計年度 販売高(千円)   割合(%)   販売高(千円)   割合(%) Guangdong Zhaoqing Red Eagle Science & Technology Co., Ltd.   ―   ―   643,615   10.7 (注)前連結会計年度においては総販売実績に対する割合が10%以上を占める相手先がないため、記載を省略しております。

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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