概要
TENTIALは、2018年設立の健康関連企業であり、コンディショニングブランド「TENTIAL」を運営する。主力商品は血行促進効果を持つ特殊繊維を使用したナイトウェア「BAKUNE」シリーズで、一般医療機器として届出を行っている。2025年2月に東京証券取引所グロース市場に上場。2025年8月期の売上高は111億円、営業利益12億円、従業員数は161名。創業から7年で急成長を遂げ、リカバリーウェア市場で存在感を高めている。
コンディショニングブランド事業の単一セグメント
当社は「健康に前向きな社会を創り、人類のポテンシャルを引き出す」をミッションとし、コンディショニングブランド「TENTIAL」を運営する単一セグメントの企業である。主力製品は遠赤外線輻射効果を持つ特殊繊維「SELFLAME®」を用いたナイトウェア「BAKUNE RECOVERY WEAR」シリーズで、一般医療機器として届出済み。このほか、普段着ライン「MIGARU」、歩行をサポートする「リカバリーサンダル」、インソール、機能性掛け布団「BAKUNE COMFORTER」などを展開する。商品の企画・開発・マーケティング・カスタマーサービスはすべて内製化しており、製造・物流のみ外部委託するファブレス体制を採用している。
自社チャネルが売上の9割を占める販売構造
販売チャネルはオンラインとオフラインにまたがる。オンラインでは自社ECサイト「tential.jp」とAmazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングなどのECモールを運営。オフラインでは直営店17店舗(2025年8月末時点)と、服飾店・雑貨店・家電量販店などへの卸売を行う。2025年8月期(7ヶ月決算)のチャネル別売上高は、自社EC49億円、ECモール33億円、直営店18億円、卸売11億円であり、自社チャネル(自社EC・ECモール・直営店)の合計は売上高の90.2%を占める。これにより高い売上総利益率を実現している。
アスリート支援とデータ活用で競争力を强化
当社の競争優位性は「ブランド」「チャネル」「データ」「研究開発」の4点にある。ブランド面では、卓球の平野美宇選手、メジャーリーガーの今永昇太選手などトップアスリートに商品提供と睡眠指導を行い、信頼を獲得。データ面では自社ECサイトの購買・行動データを1st Party Dataとして収集・分析し、商品開発やマーケティング、UI/UX改善に活用する。研究開発では大学や病院と連携し、商品の効果効能を科学的エビデンスで裏付けており、早稲田大学睡眠研究所との共同研究などがその一例である。
売上高が4年で27倍に拡大した成長軌道
財務面では急成長が顕著である。2021年1月期の売上高4億円から、2025年8月期(7ヶ月)には111億円に達し、当期純利益は8億円。2024年1月期の売上高54億円、純利益5億円と比較しても倍増している。資産は75億円、純資産46億円、自己資本比率は61.7%と財務基盤は健全である。キャッシュ・フローは営業活動で△2億円(棚卸資産増加の影響)、投資活動で△3億円、財務活動で+7億円と、新株発行による資金調達が成長を支えている。
リカバリー市場の拡大を追い風に事業展開
経営環境として、健康志向の高まりと国民医療費の増加を背景に、リカバリー市場は拡大している。一般社団法人日本リカバリー協会の調査によれば、当社が属するリカバリー市場全体は2023年に約9,000億円、そのうち衣服(スポーツ以外)カテゴリーは1,438億円と推計され、2019年の867億円から1.66倍に成長した。当社はこの市場において、商品ラインナップの拡充とブランド認知向上を図る。2024年5月には会員制ポイントプログラム「TENTIAL Club」を開始し、顧客定着率の向上にも取り組んでいる。
業界の中での役割は健康関連アパレル・雑貨市場におけるD2Cブランド運営会社にあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
01一般消費者(コンディショニング市場)主力
「コンディショニングブランド事業」の単一セグメント。健康維持やパフォーマンス向上を目的としたウェア・サンダル等を開発し、自社ECサイトやECモール、直営店舗、卸売チャネルで販売。主力商品は「BAKUNE」シリーズ。科学エビデンスと一般医療機器の届出により信頼性を強調している。
- BAKUNE RECOVERY WEAR
- 遠赤外線の輻射効果を持つ特殊繊維SELFLAME®を使用したナイトウェア。睡眠の質向上と血行促進を目的とし、一般医療機器として届出。
- MIGARU(コンフォートテックウェア)
- 日常生活で着用しながら血行を促進し、疲労回復をサポートするウェア。一般医療機器届出。
- インソール
- 足の本来の運動性を引き出し、体幹と姿勢を安定させるインソール。
- リカバリーサンダル
- アーチサポート構造とロッカーボトム構造で歩きやすさを追求したサンダル。
- BAKUNEコンフォーター
- 毛布と掛け布団の機能を持つ5層構造の機能性掛け布団。
製品と技術
BAKUNE RECOVERY WEAR 血行促進で疲労回復を促すナイトウェア
主力製品である「BAKUNE RECOVERY WEAR」は、特殊繊維「SELFLAME®」を使用したナイトウェアシリーズ。繊維原料に極小セラミックス粉末を練り込み、着用者の身体から放射される遠赤外線を輻射することで血流促進効果を発揮する。一般医療機器として届出済みであり、「疲労軽減」「血行促進」「肩こり・腰痛の緩和」などの効能表示が認められている。早稲田大学睡眠研究所との共同研究では、深部体温の低下を促し快適な睡眠をサポートするエビデンスを取得している。2023年10月には同技術を応用した掛け布団「BAKUNE COMFORTER」も発売した。
MIGARU 日常着として疲労回復を叶えるコンフォートテックウェア
「MIGARU」は、BAKUNEと同様のSELFLAME®繊維を使用した普段着ラインである。一般医療機器として届出済みで、着用しながら血行を促進し、仕事や家事など日常の疲れを取り、日々のパフォーマンスをサポートする。2021年10月に販売を開始。形状はカーディガンやパンツなどライフスタイルに合わせたデザインが特徴で、リカバリーウェアをよりカジュアルに取り入れたいユーザー向けに展開されている。
インソール 足の運動性を引き出すコンディショニングの原点
2019年8月に発売された「TENTIAL ZERO」を皮切りとするインソールシリーズは、当社D2C事業の第一号製品。足が本来持つ運動性と安定性を引き出し、体幹と姿勢を安定させる設計。アーチサポート構造により、歩行時のバランスを改善する。インソールはその後も改良を重ね、ランニングやウォーキング向けなどバリエーションが増えている。科学的根拠に基づく設計と、実際の着用感を重視した開発が評価されている。
リカバリーサンダル ロッカーボトム構造で歩きやすさを追求
「リカバリーサンダル」は、体のバランスを支えるアーチサポート構造と、底面にカーブを施したロッカーボトム構造を搭載し、歩行時の安定性と推進力を向上させる。インソールと同じく重心の安定を重視し、疲労軽減に寄与する。一般医療機器の届出は行っていないが、効果効能に関する実験でエビデンスを取得している。直営店やECで販売され、特に夏場のリカバリーアイテムとして人気を集めている。
BAKUNE COMFORTER 5層構造で一枚でも暖かい機能性掛け布団
2023年10月に発売された「BAKUNE COMFORTER」は、毛布と掛け布団の機能を一体化した5層構造の掛け布団。特殊繊維SELFLAME®を応用し、遠赤外線効果による保温性と血行促進を謳う。一枚で暖かく、軽量でありながら寝返りを妨げない設計。BAKUNEシリーズのコンセプトを睡眠環境全体に拡大する製品であり、2024年にはプレミアムバージョンも追加された。直営店および自社ECで販売されている。
SELFLAME® 技術 遠赤外線輻射素材が製品群を支える共通基盤
当社製品の中核技術は、繊維原料に独自配合した極小セラミックス粉末を練り込んだ特殊繊維「SELFLAME®」である。この素材は着用者の身体から放射された遠赤外線を輻射し、血流促進効果を発揮する。BAKUNE RECOVERY WEARやMIGARUに採用されており、一般医療機器としての届出を可能にしている。2024年8月には第二種医療機器製造販売業許可を取得し、メディカル向けの応用も視野に入れる。当社はこの素材を軸に、ウェアから寝具、履物まで製品領域を広げている。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
繊維製品のなかでの位置
アパレル新興、急成長あと一息で採算改善
2025年1月期売上128億円、営業利益率11.72%と高成長を遂げたアパレル企業。同業のグンゼや富士紡HDは歴史ある大手だが、TENTIALは機能性ウェア・オンライン販売で差別化。2025年8月期は売上111億円、営業利益率10.81%とやや減速も高水準維持。片倉工業やユニチカなど伝統的繊維企業と異なり、D2C型のビジネスモデルが特徴。
強み
- 機能性ウェアを中心に自社ECで強力なブランドを構築。
- オンライン直販により中間マージン排除、高収益構造。
- 健康・美容機能を訴求した独自素材・製品を投入。
- 2年で売上54→128億円と倍増、新規顧客獲得継続。
課題
- 2025年8月期は売上前期比13%減、成長率減速。
- 類似D2Cブランドが増加し、差別化維持が課題。
- 実店舗拡大には追加投資が必要で収益率低下リスク。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
繊維製品の時価総額近傍。太字がTENTIAL
時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 3501SUMINOE | 181億円 | — |
| 2 | 3513イチカワ | 164億円 | 12.0倍 |
| 3 | 8011三陽商会 | 151億円 | 11.3倍 |
| 4 | 3551ダイニック | 138億円 | 5.3倍 |
| 5 | 3109シキボウ | 137億円 | 14.2倍 |
| 6 | 325ATENTIAL | 133億円 | 33.0倍 |
| 7 | 8127ヤマトインターナショナル | 115億円 | 75.8倍 |
| 8 | 3571ソトー | 100億円 | 17.9倍 |
| 9 | 3123サイボー | 88億円 | 7.8倍 |
| 10 | 8107キムラタン | 85億円 | — |
| 11 | 365A伊澤タオル | 78億円 | 11.0倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。
会社の歴史
沿革 19件
スポーツメディア事業からD2Cへの転換
2018年2月、中西氏が東京都渋谷区神泉町に株式会社Aspoleを設立。当初はスポーツwebメディア「SPOSHIRU」を運営していたが、同年8月にApricot Venture Fund等から約2千万円、翌2019年2月には株式会社アカツキから約1.3億円の資金調達を実施。しかしメディア事業は後に終了し、2019年8月、D2C事業へと舵を切る。初の自社商品としてインソール「TENTIAL ZERO」の販売を開始した。この転換が現在のコンディショニングブランド事業の起点となった。
主力製品BAKUNEの誕生と資金調達
2020年8月、HIRACFUND等から約1.7億円の資金調達を実施。同年12月、クラウドファンディングでナイトウェア「BAKUNE RECOVERY WEAR」の販売を開始した。この製品が後に主力商品へと成長する。2021年4月には同製品の一般医療機器認証を取得し、効能表示が可能に。同年8月にはナントCVC等から約3.8億円を調達、同年10月にはコンフォートテックウェア「MIGARU」の販売を開始し、製品ラインを拡充した。
直営店舗展開とISMS認証の取得
2022年2月、本社を東京都中央区日本橋富沢町に移転。同年5月、新丸の内ビルディングに初の直営店「TENTIAL Official Store」を開店し、オンラインだけでなく実店舗での販売を開始した。同年6月にはISMS認証(ISO27001)を取得し、情報セキュリティ管理体制を整備。これにより顧客データの適切な取り扱いが可能となった。直営店はその後順次拡大し、2025年8月末時点で17店舗に増加している。
大型資金調達と健康経営認定
2023年2月、ニッセイ・キャピタル等から約6億円の資金調達を実施。前年の約3.8億円から調達額が拡大し、成長資金を確保した。同年3月には経済産業省の「健康経営優良法人2023(大規模法人部門)」に認定され、自社の健康経営への取り組みが評価された。同年10月には掛け布団「BAKUNE COMFORTER」を発売し、寝具カテゴリーに進出した。
本社移転と医療機器製造販売許可の取得
2024年5月、本社を現在の東京都品川区北品川に移転。同年8月、第二種医療機器製造販売業許可(許可番号:13B2X10608)を取得。これにより、一般医療機器(クラスⅠ)の届出に加えて、管理医療機器(クラスⅡ)の認証登録を自社で行うことが可能となり、医療機器事業の幅を拡大した。この許可はリカバリーウェア以外の製品にも応用できる。
東証グロース市場への上場
2025年2月、東京証券取引所グロース市場に株式を上場。創業から約7年での上場となった。上場に伴い、新株発行により約15億円の資金を調達。これにより財務基盤が強化され、成長投資の余力が生まれた。上場後初の決算となる2025年8月期(7ヶ月)は、売上高111億円、営業利益12億円と好調な業績を報告した。
年表19件を開く
2010年代
- 2018年2月創業スポーツwebメディア「SPOSHIRU」(現在は事業終了済)の運営を目的として東京都渋谷区神泉町に株式会社Aspoleを設立
- 2018年8月Apricot Venture Fund1号投資事業有限責任組合をはじめとする2社から合計約2千万円の資金調達を実施
- 2019年2月株式会社アカツキから合計約1.3億円の資金調達を実施
- 2019年5月本社を東京都渋谷区神宮前に移転
- 2019年8月D2C(Direct To Consumer)事業を開始し、初の自社の商品としてインソール「TENTIAL ZERO」の販売を開始
2020年代
- 2020年8月HIRACFUND1号投資事業有限責任組合をはじめとする6社から合計約1.7億円の資金調達を実施
- 2020年12月クラウドファンディングにて、ナイトウェア「BAKUNE RECOVERY WEAR」の販売を開始
- 2021年4月リカバリーウェア「BAKUNE」の一般医療機器認証を取得
- 2021年8月ナントCVC2号投資事業有限責任組合、ファッション&テクノロジー2号投資事業組合をはじめとする7社から合計約3.8億円の資金調達を実施
- 2021年10月コンフォートテックウェア「MIGARU」の販売を開始
- 2022年2月本社を東京都中央区日本橋富沢町に移転
- 2022年5月新丸の内ビルディングに初の直営店「TENTIAL Official Store」を開店
- 2022年6月ISMS認証(ISO27001)を取得
- 2023年2月ニッセイ・キャピタル12号投資事業有限責任組合をはじめとする5社から合計約6億円の資金調達を実施
- 2023年3月経済産業省「健康経営優良法人2023(大規模法人部門)」に認定
- 2023年10月掛け布団「BAKUNE COMFORTER」の販売を開始
- 2024年5月本社を東京都品川区北品川に移転
- 2024年8月第二種医療機器製造販売業許可(許可番号:13B2X10608)を取得
- 2025年2月上場東京証券取引所グロース市場に株式を上場
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2025/8期の経営方針より
会社は5つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。
- 01
商品ラインナップの拡充
顧客のニーズを捉え、性別や季節、着用感などに応じて商品を細分化し、取扱品目数を継続的に拡大することで、顧客基盤と収益基盤の拡大を図る。
- 02
顧客ロイヤリティ向上
ポイントプログラム「TENTIAL Club」の実効的な運用により、既存顧客の継続購入や推奨を促進し、SNS等を通じた効率的な新規顧客獲得を目指す。
- 03
新市場の創出
ナイトウェアや寝具、サンダルなど既存市場に対し、科学的エビデンスに基づくコンディショニング効果を掛け合わせ、新たな市場を創出する。
- 04
事業領域拡大と海外展開
新規事業への投資を強化するとともに、国内で培ったブランド価値創造ノウハウを活用し、海外市場への進出を開始・拡大する。
- 05
オフライン販路拡大とマスプロモーション
直営店舗の出店や家電量販店等での取り扱い増加によりオフライン顧客接点を拡大し、テレビCM等のマスプロモーションで認知率向上と市場リーダーとしての第一想起獲得を図る。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 2期分
グループ全体で161人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は831万円で、1期前と比べて+11.3%。平均年齢は36.0歳、平均勤続年数は1.7年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2025年1月 | 746 | 34.8 | 1.7 | 119 | 1,261 |
| 2025年8月 | 831 | 36.0 | 1.7 | 161 | 745 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2025年8月期の売上高は111億円、営業利益は12億円。前期と比べると減収減益で、売上が-13.3%、利益が-20.0%。
会社が出している今期の予想2026年8月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 331億円 | 111億円 |
| 営業利益 | 38億円 | 12億円 |
| 純利益 | 26億円 | 8億円 |
| 1株あたり配当 | ¥0 | ¥0 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
2期分
直近は2026年3Qで、売上は81億円、営業利益は5億円。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2026年2Q | 165 | 22 | 13.3 | 15 |
| 2026年3Q | 81 | 5 | 6.2 | 4 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 6期分
2021年1月期からの6期で、売上は4億円から111億円へ27.8倍に増えた。直近期の営業利益率は10.8%。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2021年1月 | 4 | — | −1 | — | −1 |
| 2022年1月 | 8 | — | −4 | — | −4 |
| 2023年1月 | 20 | — | 0 | — | 0 |
| 2024年1月 | 54 | — | 5 | — | 5 |
| 東京証券取引所グロース市場に株式を上場 | |||||
| 2025年1月 | 128 | 15 | 14 | 11.7 | 11 |
| 2025年8月 | 111 | 12 | 12 | 10.8 | 8 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2025年8月期
売上高111億円のうち、営業利益として残るのは12億円で10.8%。営業外の損益と税金を反映した純利益は8億円、売上の7.2%にあたる。営業利益率は業種中央値3.9%を上回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金27.0%30億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金62.2%69億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益10.8%12億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。売上原価と販管費は単体ベースの数値です。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 4期分
2025年8月期は営業CFが−2億円、投資CFが−3億円で、差し引きのフリーCFは−5億円。この組み合わせは「先行投資型」にあたる。本業がまだ現金を生まない中、調達した資金で投資を続けている。スタートアップ・再建初期の型。期末の手元現金は43億円で、売上の4.6ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2023年1月 | 0 | 0 | 7 | 0 | 8 |
| 2024年1月 | 2 | −1 | 4 | 1 | 14 |
| 2025年1月 | 26 | −4 | 5 | 22 | 42 |
| 2025年8月 | −2 | −3 | 7 | −5 | 43 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 6期分
2025年8月期の総資産は75億円。このうち返さなくてよい自己資本が47億円で、自己資本比率は61.7%(業種中央値57.9%より厚い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2021年1月 | 3 | 1 | 2 | 29.7 |
| 2022年1月 | 5 | 1 | 4 | 23.8 |
| 2023年1月 | 13 | 6 | 7 | 46.4 |
| 2024年1月 | 25 | 12 | 13 | 48.8 |
| 2025年1月 | 63 | 23 | 40 | 36.6 |
| 2025年8月 | 75 | 47 | 29 | 61.7 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
繊維製品 48社との比較
同じ繊維製品の企業と並べると、いちばん上に来るのはROEで48社中2位あたり、逆に低いのは売上成長率で48社中47位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥1,758で、1年前と比べて+11.7%。過去52週の値幅のなかでは81%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 33.0倍 |
| PER (会社予想) | 15.6倍 |
| PBR | 2.23倍 |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
8月18日に1745円と前日比6.6%上昇し、1ヶ月では6.86%高。25日線(1582円)を10%上回り、上昇トレンド。52週高値1827円に接近しており、高値圏。8月に入ってからはもち合いから上放れ、出来高も増加。RSIは55.7と中立圏で、まだ上昇余地があると見られる。7月中旬に急騰した後、調整が続いたが、再び上値を試す展開。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準をやや割高と判定しています(スコア 35/100)。
PERは30.6倍と業界平均の25.5倍を上回り、PBRも2.18倍と平均0.99倍の2倍超でやや割高。ROEは23.5%と高水準だが、無配が続いており投資家還元が課題。割高感はあるが、高成長(売上高2倍超)を背景に今期PERは14.5倍と低下見込みで、バリュエーションは改善方向にある。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 33.0倍 | 26.6倍 |
| PER (予想) | 15.6倍 | — |
| PBR | 2.23倍 | 1.01倍 |
| ROE | 23.5% | 7.4% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
急成長中の繊維企業。2024年1月期に売上高54億円から2025年1月期には128億円へ約2.4倍増。営業利益率も11.72%と高水準。一方で、PERは30.6倍と成長株バリュエーション。強気派は高いROE(23.5%)や急成長を評価し、今後の拡大継続を期待。弱気派は、成長の持続性や競争環境、業界の周期性を懸念。
- 超高成長率
売上高が2期連続で倍増、2025年1月期128億円。
- 高い収益性
営業利益率11.72%、ROE23.5%と資本効率良好。
- 低PBRからの上昇余地
PBR2.18倍だが、成長を考慮すれば割高ではない。
- 2026年1月期純利益大幅増の可能性2026年Q1影響強
半期純利益8億円から年換算16億円、前期比+45%
- 自己株式取得の発表期待次回取締役会影響中
自己資本比率高く、ROE23.5%維持へ資本効率化
- 株主優待新設による個人株主増2026年総会影響弱
無配当だが優待導入で需給改善
- アパレル需要回復の追い風2026年影響中
繊維製品セクター全体にインバウンド需要
- 成長の持続性不透明
具体的な事業内容や成長ドライバーが不明。
- 高PERへの懸念
PER30.6倍は織り込み済みの可能性。
- 無配当
配当利回り0%で、株主還元が不十分。
- 半期決算で売上高伸び率鈍化2025年Q3影響中
前期比売上倍増の反動で前期比横ばいのリスク
- 外国人保有比率の低下継続影響弱
外国人保有11.7%、減少すれば需給悪化
- 予想PER14.5倍達成の不確実性決算発表後影響強
現在PER30.6倍、業績未達なら急落リスク
- 原材料コスト上昇通年影響中
繊維原材料価格高騰で利益率圧迫
- 売上高成長率
- 急成長の持続性を確認するため。
- 営業利益率
- 急成長下での収益性維持を確認。
株主
有価証券報告書より
2025年8月期末の株主数は延べ4,351人。区分でいちばん多いのは個人・その他で55.3%。グループ会社や銀行などの安定株主が27.3%を占め、残る72.7%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2025年1月% | 2025年8月% |
|---|---|---|
| 個人・その他 | 70.5 | 55.3 |
| 事業法人 | 26.8 | 16.2 |
| 外国法人 | 2.4 | 11.6 |
| 金融機関 | 0.4 | 11.2 |
| 証券会社 | — | 5.7 |
| 外国人個人 | — | 0.1 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 中西 裕太郎 | 26.47 |
| 02 | 株式会社Anchor | 7.72 |
| 03 | 株式会社日本カストディ銀行(信託口) | 4.45 |
| 04 | 株式会社アカツキ | 3.88 |
| 05 | 日本証券金融株式会社 | 3.59 |
| 06 | 豊島株式会社 | 3.28 |
| 07 | 野村信託銀行株式会社(投信口) | 2.96 |
| 08 | PARAMOUNT BED-SBI Healthcare Fund1号投資事業有限責任組合 | 2.07 |
| 09 | BNP PARIBAS LONDON BRANCH FOR PRIME BROKERAGE CLEARANCE ACC FOR THIRD PARTY (常任代理人 香港上海銀行東京支店 セキュリティーズ・サービシズ・オペレーション部長 角田武士) | 1.86 |
| 10 | HIRAC FUND1号投資事業有限責任組合 | 1.79 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
- 2026-07-07野村證券株式会社新規の大量保有報告0.03%-0.15pt
提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 6期分
1株利益は6期で+102%、1株純資産は2期で+78%。直近期のROEは23.5%で、日本株の目安とされる8%を上回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% |
|---|---|---|---|
| 2021年1月 | −4,660 | — | — |
| 2022年1月 | −13,204 | — | — |
| 2023年1月 | −2 | — | — |
| 2024年1月 | 77 | — | 55.6 |
| 2025年1月 | 160 | 344 | 60.5 |
| 2025年8月 | 111 | 614 | 23.5 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
経営陣
14名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は14名。2025/8期の役員報酬は総額49百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約2倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 中西裕太郎 | 代表取締役 社長 | 32 | 2,590,400 |
| 南日政俊 | 取締役 執行役員 ビジネス本部長 | 37 | — |
| 猿渡歩 | 取締役 | 39 | 27,400 |
| 石田和也 | 取締役(監査等委員) | 67 | — |
| 降幡武亮 | 取締役(監査等委員) | 71 | — |
| 山﨑大世 | 取締役(監査等委員) | 33 | — |
| 市來晟弥 | 執行役員 テクノロジー本部長 | — | — |
| 石川朝貴 | 執行役員 全社PMO室長 | — | — |
| 舟山健太 | 執行役員 商品本部長、イノベーション本部長 | — | — |
| 横田康平 | 執行役員 ブランド統括室長 | — | — |
| 鵜沢敬太 | 執行役員 コーポレート本部長 | — | — |
| 水島俊介 | 執行役員 海外事業開発室長 | — | — |
残りの役員2名を開く
| 氏名 | 役職 | 年齢 |
|---|---|---|
| 岩松泰平 | 執行役員 マーケティング本部長 | — |
| 酒井温子 | 取締役(監査等委員) | 51 |
役員報酬の内訳2025/8期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 業績連動百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 2 | 20 | 18 | 37 | 19 |
| 社外取締役 | 4 | 12 | — | 12 | 3 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2025/8期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容5,776字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題5,569字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク7,796字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)5,554字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
リンク先はEDINET (金融庁) の書類閲覧ページです。
- 決算説明資料2026年8月期 第3四半期決算説明資料2026-07-15
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