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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

TENTIAL

TENTIAL Inc.325A · Growth · 繊維製品

「コンディショニング」をテーマに、睡眠改善のための機能性ウェアなどを開発・販売するD2C企業。アスリートへのサポート実績を背景に、一般消費者向けに事業を拡大している。

概要

TENTIALは、2018年設立の健康関連企業であり、コンディショニングブランド「TENTIAL」を運営する。主力商品は血行促進効果を持つ特殊繊維を使用したナイトウェア「BAKUNE」シリーズで、一般医療機器として届出を行っている。2025年2月に東京証券取引所グロース市場に上場。2025年8月期の売上高は111億円、営業利益12億円、従業員数は161名。創業から7年で急成長を遂げ、リカバリーウェア市場で存在感を高めている。

コンディショニングブランド事業の単一セグメント

当社は「健康に前向きな社会を創り、人類のポテンシャルを引き出す」をミッションとし、コンディショニングブランド「TENTIAL」を運営する単一セグメントの企業である。主力製品は遠赤外線輻射効果を持つ特殊繊維「SELFLAME®」を用いたナイトウェア「BAKUNE RECOVERY WEAR」シリーズで、一般医療機器として届出済み。このほか、普段着ライン「MIGARU」、歩行をサポートする「リカバリーサンダル」、インソール、機能性掛け布団「BAKUNE COMFORTER」などを展開する。商品の企画・開発・マーケティング・カスタマーサービスはすべて内製化しており、製造・物流のみ外部委託するファブレス体制を採用している。

自社チャネルが売上の9割を占める販売構造

販売チャネルはオンラインとオフラインにまたがる。オンラインでは自社ECサイト「tential.jp」とAmazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングなどのECモールを運営。オフラインでは直営店17店舗(2025年8月末時点)と、服飾店・雑貨店・家電量販店などへの卸売を行う。2025年8月期(7ヶ月決算)のチャネル別売上高は、自社EC49億円、ECモール33億円、直営店18億円、卸売11億円であり、自社チャネル(自社EC・ECモール・直営店)の合計は売上高の90.2%を占める。これにより高い売上総利益率を実現している。

アスリート支援とデータ活用で競争力を强化

当社の競争優位性は「ブランド」「チャネル」「データ」「研究開発」の4点にある。ブランド面では、卓球の平野美宇選手、メジャーリーガーの今永昇太選手などトップアスリートに商品提供と睡眠指導を行い、信頼を獲得。データ面では自社ECサイトの購買・行動データを1st Party Dataとして収集・分析し、商品開発やマーケティング、UI/UX改善に活用する。研究開発では大学や病院と連携し、商品の効果効能を科学的エビデンスで裏付けており、早稲田大学睡眠研究所との共同研究などがその一例である。

売上高が4年で27倍に拡大した成長軌道

財務面では急成長が顕著である。2021年1月期の売上高4億円から、2025年8月期(7ヶ月)には111億円に達し、当期純利益は8億円。2024年1月期の売上高54億円、純利益5億円と比較しても倍増している。資産は75億円、純資産46億円、自己資本比率は61.7%と財務基盤は健全である。キャッシュ・フローは営業活動で△2億円(棚卸資産増加の影響)、投資活動で△3億円、財務活動で+7億円と、新株発行による資金調達が成長を支えている。

リカバリー市場の拡大を追い風に事業展開

経営環境として、健康志向の高まりと国民医療費の増加を背景に、リカバリー市場は拡大している。一般社団法人日本リカバリー協会の調査によれば、当社が属するリカバリー市場全体は2023年に約9,000億円、そのうち衣服(スポーツ以外)カテゴリーは1,438億円と推計され、2019年の867億円から1.66倍に成長した。当社はこの市場において、商品ラインナップの拡充とブランド認知向上を図る。2024年5月には会員制ポイントプログラム「TENTIAL Club」を開始し、顧客定着率の向上にも取り組んでいる。

業界の中での役割は健康関連アパレル・雑貨市場におけるD2Cブランド運営会社にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
111億円
営業利益
12億円
営業利益率
10.8%
純利益
8億円
2025/8 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01一般消費者(コンディショニング市場)主力

「コンディショニングブランド事業」の単一セグメント。健康維持やパフォーマンス向上を目的としたウェア・サンダル等を開発し、自社ECサイトやECモール、直営店舗、卸売チャネルで販売。主力商品は「BAKUNE」シリーズ。科学エビデンスと一般医療機器の届出により信頼性を強調している。

主な製品・サービス5
BAKUNE RECOVERY WEAR
遠赤外線の輻射効果を持つ特殊繊維SELFLAME®を使用したナイトウェア。睡眠の質向上と血行促進を目的とし、一般医療機器として届出。
MIGARU(コンフォートテックウェア)
日常生活で着用しながら血行を促進し、疲労回復をサポートするウェア。一般医療機器届出。
インソール
足の本来の運動性を引き出し、体幹と姿勢を安定させるインソール。
リカバリーサンダル
アーチサポート構造とロッカーボトム構造で歩きやすさを追求したサンダル。
BAKUNEコンフォーター
毛布と掛け布団の機能を持つ5層構造の機能性掛け布団。

製品と技術

BAKUNE RECOVERY WEAR 血行促進で疲労回復を促すナイトウェア

主力製品である「BAKUNE RECOVERY WEAR」は、特殊繊維「SELFLAME®」を使用したナイトウェアシリーズ。繊維原料に極小セラミックス粉末を練り込み、着用者の身体から放射される遠赤外線を輻射することで血流促進効果を発揮する。一般医療機器として届出済みであり、「疲労軽減」「血行促進」「肩こり・腰痛の緩和」などの効能表示が認められている。早稲田大学睡眠研究所との共同研究では、深部体温の低下を促し快適な睡眠をサポートするエビデンスを取得している。2023年10月には同技術を応用した掛け布団「BAKUNE COMFORTER」も発売した。

MIGARU 日常着として疲労回復を叶えるコンフォートテックウェア

「MIGARU」は、BAKUNEと同様のSELFLAME®繊維を使用した普段着ラインである。一般医療機器として届出済みで、着用しながら血行を促進し、仕事や家事など日常の疲れを取り、日々のパフォーマンスをサポートする。2021年10月に販売を開始。形状はカーディガンやパンツなどライフスタイルに合わせたデザインが特徴で、リカバリーウェアをよりカジュアルに取り入れたいユーザー向けに展開されている。

インソール 足の運動性を引き出すコンディショニングの原点

2019年8月に発売された「TENTIAL ZERO」を皮切りとするインソールシリーズは、当社D2C事業の第一号製品。足が本来持つ運動性と安定性を引き出し、体幹と姿勢を安定させる設計。アーチサポート構造により、歩行時のバランスを改善する。インソールはその後も改良を重ね、ランニングやウォーキング向けなどバリエーションが増えている。科学的根拠に基づく設計と、実際の着用感を重視した開発が評価されている。

リカバリーサンダル ロッカーボトム構造で歩きやすさを追求

「リカバリーサンダル」は、体のバランスを支えるアーチサポート構造と、底面にカーブを施したロッカーボトム構造を搭載し、歩行時の安定性と推進力を向上させる。インソールと同じく重心の安定を重視し、疲労軽減に寄与する。一般医療機器の届出は行っていないが、効果効能に関する実験でエビデンスを取得している。直営店やECで販売され、特に夏場のリカバリーアイテムとして人気を集めている。

BAKUNE COMFORTER 5層構造で一枚でも暖かい機能性掛け布団

2023年10月に発売された「BAKUNE COMFORTER」は、毛布と掛け布団の機能を一体化した5層構造の掛け布団。特殊繊維SELFLAME®を応用し、遠赤外線効果による保温性と血行促進を謳う。一枚で暖かく、軽量でありながら寝返りを妨げない設計。BAKUNEシリーズのコンセプトを睡眠環境全体に拡大する製品であり、2024年にはプレミアムバージョンも追加された。直営店および自社ECで販売されている。

SELFLAME® 技術 遠赤外線輻射素材が製品群を支える共通基盤

当社製品の中核技術は、繊維原料に独自配合した極小セラミックス粉末を練り込んだ特殊繊維「SELFLAME®」である。この素材は着用者の身体から放射された遠赤外線を輻射し、血流促進効果を発揮する。BAKUNE RECOVERY WEARやMIGARUに採用されており、一般医療機器としての届出を可能にしている。2024年8月には第二種医療機器製造販売業許可を取得し、メディカル向けの応用も視野に入れる。当社はこの素材を軸に、ウェアから寝具、履物まで製品領域を広げている。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

繊維製品のなかでの位置

アパレル新興、急成長あと一息で採算改善

2025年1月期売上128億円、営業利益率11.72%と高成長を遂げたアパレル企業。同業のグンゼや富士紡HDは歴史ある大手だが、TENTIALは機能性ウェア・オンライン販売で差別化。2025年8月期は売上111億円、営業利益率10.81%とやや減速も高水準維持。片倉工業やユニチカなど伝統的繊維企業と異なり、D2C型のビジネスモデルが特徴。

強み

  • 機能性ウェアを中心に自社ECで強力なブランドを構築。
  • オンライン直販により中間マージン排除、高収益構造。
  • 健康・美容機能を訴求した独自素材・製品を投入。
  • 2年で売上54→128億円と倍増、新規顧客獲得継続。

課題

  • 2025年8月期は売上前期比13%減、成長率減速。
  • 類似D2Cブランドが増加し、差別化維持が課題。
  • 実店舗拡大には追加投資が必要で収益率低下リスク。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

繊維製品の時価総額近傍。太字がTENTIAL

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
13501SUMINOE181億円
23513イチカワ164億円12.0倍
38011三陽商会151億円11.3倍
43551ダイニック138億円5.3倍
53109シキボウ137億円14.2倍
6325ATENTIAL133億円33.0倍
78127ヤマトインターナショナル115億円75.8倍
83571ソトー100億円17.9倍
93123サイボー88億円7.8倍
108107キムラタン85億円
11365A伊澤タオル78億円11.0倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 19件

スポーツメディア事業からD2Cへの転換

2018年2月、中西氏が東京都渋谷区神泉町に株式会社Aspoleを設立。当初はスポーツwebメディア「SPOSHIRU」を運営していたが、同年8月にApricot Venture Fund等から約2千万円、翌2019年2月には株式会社アカツキから約1.3億円の資金調達を実施。しかしメディア事業は後に終了し、2019年8月、D2C事業へと舵を切る。初の自社商品としてインソール「TENTIAL ZERO」の販売を開始した。この転換が現在のコンディショニングブランド事業の起点となった。

主力製品BAKUNEの誕生と資金調達

2020年8月、HIRACFUND等から約1.7億円の資金調達を実施。同年12月、クラウドファンディングでナイトウェア「BAKUNE RECOVERY WEAR」の販売を開始した。この製品が後に主力商品へと成長する。2021年4月には同製品の一般医療機器認証を取得し、効能表示が可能に。同年8月にはナントCVC等から約3.8億円を調達、同年10月にはコンフォートテックウェア「MIGARU」の販売を開始し、製品ラインを拡充した。

直営店舗展開とISMS認証の取得

2022年2月、本社を東京都中央区日本橋富沢町に移転。同年5月、新丸の内ビルディングに初の直営店「TENTIAL Official Store」を開店し、オンラインだけでなく実店舗での販売を開始した。同年6月にはISMS認証(ISO27001)を取得し、情報セキュリティ管理体制を整備。これにより顧客データの適切な取り扱いが可能となった。直営店はその後順次拡大し、2025年8月末時点で17店舗に増加している。

大型資金調達と健康経営認定

2023年2月、ニッセイ・キャピタル等から約6億円の資金調達を実施。前年の約3.8億円から調達額が拡大し、成長資金を確保した。同年3月には経済産業省の「健康経営優良法人2023(大規模法人部門)」に認定され、自社の健康経営への取り組みが評価された。同年10月には掛け布団「BAKUNE COMFORTER」を発売し、寝具カテゴリーに進出した。

本社移転と医療機器製造販売許可の取得

2024年5月、本社を現在の東京都品川区北品川に移転。同年8月、第二種医療機器製造販売業許可(許可番号:13B2X10608)を取得。これにより、一般医療機器(クラスⅠ)の届出に加えて、管理医療機器(クラスⅡ)の認証登録を自社で行うことが可能となり、医療機器事業の幅を拡大した。この許可はリカバリーウェア以外の製品にも応用できる。

東証グロース市場への上場

2025年2月、東京証券取引所グロース市場に株式を上場。創業から約7年での上場となった。上場に伴い、新株発行により約15億円の資金を調達。これにより財務基盤が強化され、成長投資の余力が生まれた。上場後初の決算となる2025年8月期(7ヶ月)は、売上高111億円、営業利益12億円と好調な業績を報告した。

年表19件を開く

2010年代

  • 2018年2月創業スポーツwebメディア「SPOSHIRU」(現在は事業終了済)の運営を目的として東京都渋谷区神泉町に株式会社Aspoleを設立
  • 2018年8月Apricot Venture Fund1号投資事業有限責任組合をはじめとする2社から合計約2千万円の資金調達を実施
  • 2019年2月株式会社アカツキから合計約1.3億円の資金調達を実施
  • 2019年5月本社を東京都渋谷区神宮前に移転
  • 2019年8月D2C(Direct To Consumer)事業を開始し、初の自社の商品としてインソール「TENTIAL ZERO」の販売を開始

2020年代

  • 2020年8月HIRACFUND1号投資事業有限責任組合をはじめとする6社から合計約1.7億円の資金調達を実施
  • 2020年12月クラウドファンディングにて、ナイトウェア「BAKUNE RECOVERY WEAR」の販売を開始
  • 2021年4月リカバリーウェア「BAKUNE」の一般医療機器認証を取得
  • 2021年8月ナントCVC2号投資事業有限責任組合、ファッション&テクノロジー2号投資事業組合をはじめとする7社から合計約3.8億円の資金調達を実施
  • 2021年10月コンフォートテックウェア「MIGARU」の販売を開始
  • 2022年2月本社を東京都中央区日本橋富沢町に移転
  • 2022年5月新丸の内ビルディングに初の直営店「TENTIAL Official Store」を開店
  • 2022年6月ISMS認証(ISO27001)を取得
  • 2023年2月ニッセイ・キャピタル12号投資事業有限責任組合をはじめとする5社から合計約6億円の資金調達を実施
  • 2023年3月経済産業省「健康経営優良法人2023(大規模法人部門)」に認定
  • 2023年10月掛け布団「BAKUNE COMFORTER」の販売を開始
  • 2024年5月本社を東京都品川区北品川に移転
  • 2024年8月第二種医療機器製造販売業許可(許可番号:13B2X10608)を取得
  • 2025年2月上場東京証券取引所グロース市場に株式を上場

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/8期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    商品ラインナップの拡充

    顧客のニーズを捉え、性別や季節、着用感などに応じて商品を細分化し、取扱品目数を継続的に拡大することで、顧客基盤と収益基盤の拡大を図る。

  2. 02

    顧客ロイヤリティ向上

    ポイントプログラム「TENTIAL Club」の実効的な運用により、既存顧客の継続購入や推奨を促進し、SNS等を通じた効率的な新規顧客獲得を目指す。

  3. 03

    新市場の創出

    ナイトウェアや寝具、サンダルなど既存市場に対し、科学的エビデンスに基づくコンディショニング効果を掛け合わせ、新たな市場を創出する。

  4. 04

    事業領域拡大と海外展開

    新規事業への投資を強化するとともに、国内で培ったブランド価値創造ノウハウを活用し、海外市場への進出を開始・拡大する。

  5. 05

    オフライン販路拡大とマスプロモーション

    直営店舗の出店や家電量販店等での取り扱い増加によりオフライン顧客接点を拡大し、テレビCM等のマスプロモーションで認知率向上と市場リーダーとしての第一想起獲得を図る。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 2期分

グループ全体で161人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は831万円で、1期前と比べて+11.3%平均年齢は36.0歳、平均勤続年数は1.7年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2025年1月74634.81.71191,261
2025年8月83136.01.7161745

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2025年8月期・提出会社(単体)
女性管理職比率15.4%
縦線は目安の30%
男性育休取得率100.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)57.7%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

主要な設備 (帳簿価額 上位9)
本社 — 東京都品川区149百万円
TENTIAL丸の内 — 東京都千代田区37百万円
TENTIAL福岡天神 — 福岡県福岡市中央区34百万円
TENTIAL大阪 — 大阪府大阪市北区32百万円
TENTIAL横浜みなとみらい — 神奈川県横浜市西区30百万円
TENTIAL広島 — 広島県広島市南区27百万円
TENTIAL札幌ステラプレイス — 北海道札幌市中央区17百万円
TENTIALそごう横浜 — 神奈川県横浜市西区13百万円
TENTIALラシック栄 — 愛知県名古屋市中区13百万円

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2025年8月期の売上高は111億円営業利益12億円前期と比べると減収減益で、売上が-13.3%、利益が-20.0%。

売上高
-13.3%
111億円
営業利益
-20.0%
12億円
純利益
-27.3%
8億円
営業利益率
10.8%
前期比 -0.9%pt

会社が出している今期の予想2026年8月期

項目会社予想前期実績
売上高331億円111億円
営業利益38億円12億円
純利益26億円8億円
1株あたり配当¥0¥0

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

2期分

直近は2026年3Qで、売上は81億円、営業利益は5億円。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2026年2Q1652213.315
2026年3Q8156.24

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 6期分

2021年1月期からの6期で、売上は4億円から111億円へ27.8倍に増えた。直近期の営業利益率は10.8%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2021年1月4−1−1
2022年1月8−4−4
2023年1月2000
2024年1月5455
東京証券取引所グロース市場に株式を上場
2025年1月128151411.711
2025年8月111121210.88

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2025年8月期

売上高111億円のうち、営業利益として残るのは12億円10.8%。営業外の損益と税金を反映した純利益は8億円、売上の7.2%にあたる。営業利益率は業種中央値3.9%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金27.0%30億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金62.2%69億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益10.8%12億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。売上原価と販管費は単体ベースの数値です。

粗利率
73.0%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+6.9pt
10.8%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+3.0pt
7.2%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+17.9pt
23.5%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
10.7%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
26.3%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 4期分

2025年8月期は営業CFが−2億円、投資CFが−3億円で、差し引きのフリーCFは−5億円この組み合わせは先行投資型にあたる。本業がまだ現金を生まない中、調達した資金で投資を続けている。スタートアップ・再建初期の型期末の手元現金は43億円で、売上の4.6ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2023年1月00708
2024年1月2−14114
2025年1月26−452242
2025年8月−2−37−543

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 6期分

2025年8月期の総資産は75億円。このうち返さなくてよい自己資本が47億円で、自己資本比率は61.7%(業種中央値57.9%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2021年1月31229.7
2022年1月51423.8
2023年1月136746.4
2024年1月25121348.8
2025年1月63234036.6
2025年8月75472961.7

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年8月期の内訳単体ベース
現金及び預金
43億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
24億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
29億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
82
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率22 / 30
現金創出営業CFの黒字継続20 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

繊維製品 48社との比較

同じ繊維製品の企業と並べると、いちばん上に来るのはROE48社中2位あたり、逆に低いのは売上成長率48社中47位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE上位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
23.5%/中央値 5.5%
P25 2.7%P75 10.3%
営業利益率上位売上のうち本業の利益として残る割合
10.8%/中央値 3.9%
P25 1.4%P75 9.8%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
61.7%/中央値 57.9%
P25 39.9%P75 72.6%
売上成長率下位前期からの売上の伸び
-13.3%/中央値 0.5%
P25 -4.6%P75 5.6%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
/中央値 3.0%
P25 2.6%P75 4.2%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,758で、1年前と比べて+11.7%過去52週の値幅のなかでは81%の位置にある。

¥1,758-3.8%1ヶ月+17.0%1年+11.7%時価総額133億円
過去52週の値幅
安値¥1,081.667高値¥1,912

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)33.0倍
PER (会社予想)15.6倍
PBR2.23倍

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

8月18日に1745円と前日比6.6%上昇し、1ヶ月では6.86%高。25日線(1582円)を10%上回り、上昇トレンド。52週高値1827円に接近しており、高値圏。8月に入ってからはもち合いから上放れ、出来高も増加。RSIは55.7と中立圏で、まだ上昇余地があると見られる。7月中旬に急騰した後、調整が続いたが、再び上値を試す展開。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準をやや割高と判定しています(スコア 35/100)

PERは30.6倍と業界平均の25.5倍を上回り、PBRも2.18倍と平均0.99倍の2倍超でやや割高。ROEは23.5%と高水準だが、無配が続いており投資家還元が課題。割高感はあるが、高成長(売上高2倍超)を背景に今期PERは14.5倍と低下見込みで、バリュエーションは改善方向にある。

指標この会社業種平均
PER (実績)33.0倍26.6倍
PER (予想)15.6倍
PBR2.23倍1.01倍
ROE23.5%7.4%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

急成長中の繊維企業。2024年1月期に売上高54億円から2025年1月期には128億円へ約2.4倍増。営業利益率も11.72%と高水準。一方で、PERは30.6倍と成長株バリュエーション。強気派は高いROE(23.5%)や急成長を評価し、今後の拡大継続を期待。弱気派は、成長の持続性や競争環境、業界の周期性を懸念。

プラスに働く材料7
  • 超高成長率

    売上高が2期連続で倍増、2025年1月期128億円。

  • 高い収益性

    営業利益率11.72%、ROE23.5%と資本効率良好。

  • 低PBRからの上昇余地

    PBR2.18倍だが、成長を考慮すれば割高ではない。

  • 2026年1月期純利益大幅増の可能性2026年Q1影響

    半期純利益8億円から年換算16億円、前期比+45%

  • 自己株式取得の発表期待次回取締役会影響

    自己資本比率高く、ROE23.5%維持へ資本効率化

  • 株主優待新設による個人株主増2026年総会影響

    無配当だが優待導入で需給改善

  • アパレル需要回復の追い風2026年影響

    繊維製品セクター全体にインバウンド需要

マイナスに働く材料7
  • 成長の持続性不透明

    具体的な事業内容や成長ドライバーが不明。

  • 高PERへの懸念

    PER30.6倍は織り込み済みの可能性。

  • 無配当

    配当利回り0%で、株主還元が不十分。

  • 半期決算で売上高伸び率鈍化2025年Q3影響

    前期比売上倍増の反動で前期比横ばいのリスク

  • 外国人保有比率の低下継続影響

    外国人保有11.7%、減少すれば需給悪化

  • 予想PER14.5倍達成の不確実性決算発表後影響

    現在PER30.6倍、業績未達なら急落リスク

  • 原材料コスト上昇通年影響

    繊維原材料価格高騰で利益率圧迫

次の決算で確かめる点
売上高成長率
急成長の持続性を確認するため。
営業利益率
急成長下での収益性維持を確認。

株主

有価証券報告書より

2025年8月期末の株主数は延べ4,351人。区分でいちばん多いのは個人・その他55.3%。グループ会社や銀行などの安定株主が27.3%を占め、残る72.7%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2025年1月%2025年8月%
個人・その他70.555.3
事業法人26.816.2
外国法人2.411.6
金融機関0.411.2
証券会社5.7
外国人個人0.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01中西 裕太郎26.47
02株式会社Anchor7.72
03株式会社日本カストディ銀行(信託口)4.45
04株式会社アカツキ3.88
05日本証券金融株式会社3.59
06豊島株式会社3.28
07野村信託銀行株式会社(投信口)2.96
08PARAMOUNT BED-SBI Healthcare Fund1号投資事業有限責任組合2.07
09BNP PARIBAS LONDON BRANCH FOR PRIME BROKERAGE CLEARANCE ACC FOR THIRD PARTY (常任代理人 香港上海銀行東京支店 セキュリティーズ・サービシズ・オペレーション部長 角田武士)1.86
10HIRAC FUND1号投資事業有限責任組合1.79

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近1
  • 2026-07-07
    野村證券株式会社
    新規の大量保有報告
    0.03%
    -0.15pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 6期分

1株利益は6期で+102%、1株純資産は2期で+78%。直近期のROEは23.5%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%
2021年1月−4,660
2022年1月−13,204
2023年1月−2
2024年1月7755.6
2025年1月16034460.5
2025年8月11161423.5

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安

経営陣

14名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は14名。2025/8期の役員報酬は総額49百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約2倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
中西裕太郎代表取締役 社長322,590,400
南日政俊取締役 執行役員 ビジネス本部長37
猿渡歩取締役3927,400
石田和也取締役(監査等委員)67
降幡武亮取締役(監査等委員)71
山﨑大世取締役(監査等委員)33
市來晟弥執行役員 テクノロジー本部長
石川朝貴執行役員 全社PMO室長
舟山健太執行役員 商品本部長、イノベーション本部長
横田康平執行役員 ブランド統括室長
鵜沢敬太執行役員 コーポレート本部長
水島俊介執行役員 海外事業開発室長
残りの役員2名を開く
氏名役職年齢
岩松泰平執行役員 マーケティング本部長
酒井温子取締役(監査等委員)51

役員報酬の内訳2025/8

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)220183719
社外取締役412123

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/8期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容5,776字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 (1)ミッション 当社は「健康に前向きな社会を創り、人類のポテンシャルを引き出す。」というミッションを掲げ、「コンディショニング(※1)を実装する」というビジョンを掲げております。創業者の中西は、病気を経験し、健康を失うことで新しいことに前向きに挑戦することが難しくなるという現実に直面しました。この経験から、体調を整えることの重要性に気づき、体調が悪くなってから治療をするのではなく、日々の生活の中で心身の状態を良くする「コンディショニング」が大切だと考えるようになりました。こうした考えから、TENTIALは誕生しました。 当社は、着用時の睡眠の質を向上させることを目的としたナイトウェア「BAKUNE」という商品をはじめ、普段の生活の中で簡単に取り入れられる健康を支える商品を開発・販売しております。これにより、コンディショニングを毎日の生活に溶け込ませ、すべての人が自分の能力を最大限に発揮できる社会を目指しております。 なお、当社はコンディショニングブランド「TENTIAL」を運営する「コンディショニングブランド事業」の単一セグメントであり、コンディショニングブランド事業の内容及びその特徴について以下に記載いたします。 (2)コンディショニングブランド事業について 当社が運営するコンディショニングブランド「TENTIAL」は、「コンディショニングを日常生活に簡単に取り入れること」を目的としたブランドです。2019年のインソール販売からブランドを立ち上げ、これまでコンディショニングを支える商品ラインナップを順次拡大してまいりました。 特に、遠赤外線の輻射効果を持つ特殊繊維(※2)を使用することで、着用時の睡眠の質を向上させることを目的としたナイトウェア「BAKUNE RECOVERY WEAR」シリーズは、当社の主力商品として成長しております。また、「BAKUNE RECOVERY WEAR」シリーズと同様の特殊繊維を使用した、普段着ラインの「MIGARU」シリーズや、着用時の歩きやすさを追求した「リカバリーサンダル」等、日々の活動を支えるアイテムを幅広く展開しております。 当社は、健康維持とコンディショニングにおいて重要な「休養(睡眠)」「運動」「食事」の三大要素の中でも、特に「休養(睡眠)」に焦点を当て、商品開発とブランド認知の拡大を推進しております。当社で企画・開発する商品は、誰もが日常生活の中で取り入れられるよう設計されており、心身の健康を総合的にサポートすることを目指しております。加えて、科学的根拠に基づいたデザイン設計と開発を行い、使用者に確かな効果を提供することに注力しております。 当社ではこれらの商品を、当社が運営するECサイト「tential.jp」やAmazon、楽天市場及びYahoo!ショッピング等のECモール、当社が運営する「TENTIAL」店舗並びに服飾店、雑貨店及び家電量販店等において販売しております。また、2024年5月より、当社商品を当社運営のECサイト若しくは直営店舗で購入した際にポイント(TENTIALマイル)が貯まる「TENTIAL Club」という会員制のポイントプログラムの提供を開始いたしました。 当社のサプライチェーンにおいて、製造・物流は外部委託することでファブレス化しておりますが、その他の工程は全て内製化しております。そのため、当社の取扱商品はすべて、独自の企画・開発が行われており、更にはマーケティングやCS(カスタマーサービス)も当社内で行うことで、顧客の声が蓄積され、商品開発にも直接反映されるバリューチェーンを構築できていると考えております。 ※1 コンディショニング…ライフパフォーマンス向上のために体調に関わるすべての要因を良い状態に整えることを指す。主にアスリートが、パフォーマンス向上の一環として取り入れている。 ※2 繊維原料に独自配合した極小セラミックスの粉末を練りこんだ保温機能素材で、着用者の身体から放射された遠赤外線を繊維(SELFLAME®)が輻射(熱を持った物質が赤外線を放出する現象)することで血流促進効果を発揮するもの。 ① 商品の企画・開発及び特徴 当社の取扱商品はすべて、当社で企画・開発を行った当社独自の商品であります。また、当社は取り扱う商品の科学的根拠を重視した企画・開発を行うことで、類似商品との差別化を図っております。 例えば、当社の主力商品である「BAKUNE RECOVERY WEAR」シリーズは、効果効能に関する実験を行い、遠赤外線特性及び血行を改善する性能についてエビデンスを取得したうえで、一般医療機器(※1)の届出を行っております。そのため、届出を行うことにより使用が認められる「疲労軽減、血行促進、筋肉のハリ・コリの軽減、血行促進による血流改善、筋疲労症状の改善、疲労回復、肩こり・腰痛の緩和」等の表現を用いて、商品使用時の効果効能を訴求して販売することが可能であります。また、2024年8月に第二種医療機器製造販売業許可を取得したことにより、一般医療機器(クラスⅠ)(※2)の届出のみならず、管理医療機器(クラスⅡ)(※3)の医療機器認証登録を自社で行うことが可能となりました。これにより、リカバリーウェアに加えて、幅広い種類の医療機器を提供する体制となりました。 また、「BAKUNEコンフォーター」(機能性掛け布団)や「リカバリーサンダル」等、一般医療機器として届け出ていない商品についても効果効能に関する実験を行い、エビデンスを取得しております。 ※1 一般医療機器…医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律(通称、薬機法又は医薬品医療機器等法)において定められた「医療機器」のうち、当該医療機器に不具合が生じた場合でも、人体へのリスクが極めて低いと考えられるもので、独立行政法人医薬品医療機器総合機構(PMDA)への届出を行うことで製造販売が可能な機器を指す。 ※2 薬機法第2条第7項の一般医療機器(クラスⅠ)を指す。 ※3 薬機法第2条第6項の管理医療機器(クラスⅡ)を指す。 (主な商品一覧) 商品名   特徴   商品イメージ BAKUNE リカバリーウェア   極小セラミックス粉末を独自配合した特殊機能繊維「SELFLAME®」を使用、血行が促進され身体の疲労や肩こり・腰痛を緩和 一般医療機器として届出をしております。 MIGARU (コンフォートテックウェア)   着ながら血行を促進し、疲労回復、仕事や家事等日常の疲れを取り、日々のパフォーマンスをサポート 一般医療機器として届出をしております。 インソール   足が持つ本来の運動性と安定性を引き出し、体幹と姿勢を安定 リカバリーサンダル   体のバランスを支えるアーチサポート構造に加え、底面にカーブを施したロッカーボトム構造を搭載し、歩きやすさを追求 BAKUNE コンフォーター   毛布と掛け布団の一枚二役 5層構造により一枚であたたかい ② 販売方法について 当社の商品は、オンライン(自社ECサイト、他社ECモール)及びオフライン(直営店舗、卸売)の両方で販売しており、それぞれの特徴は以下のとおりです。 (オンライン) a.自社ECサイト「tential.jp」 当社が運営するECサイト「tential.jp」に商品を掲載し、直接販売しております。「tential.jp」では自社開発サイトの強みを活かした自由なUI/UX設計(※1)によって、顧客にとっても使い勝手の良いECサイトの構築が可能になることに加え、柔軟なクーポン設計や会員向けプログラムの開発、商品選択のハードルを下げるサイズ提案コンテンツ等の実装が可能です。 また、「tential.jp」においては、商品販売のほか顧客に対してブランドの世界観を伝えることに注力しております。例えば、スポーツ・芸術・料理(食事)等様々な分野で活躍するプロフェッショナルのコンディショニングに関する取組みを紹介する「Conditioning Magazine」を同ECサイト内で運営しております。その他にも、ブランドコンセプトを深く伝える「STORY」ページを設ける等、ブランドの哲学や価値観を共有することで、顧客とのつながりを強化しております。 b.他社ECモール Amazon、楽天市場及びYahoo!ショッピング等のECモールに商品を出品し、販売しております。利用者が多いECモールに出店することで、自社ECとは異なるターゲット層にアプローチすることができ、幅広い顧客にリーチしております。 (オフライン) c.直営店舗 大都市圏の百貨店、ショッピングモール等の商業施設内に当社の直営店舗を出店し、商品を販売しております。オンラインのみならず実店舗を出店することで、商業施設に流入する潜在顧客に対して当社商品を訴求することが可能なほか、商品を直接見たい・試したいといった顧客のニーズを満たすことが可能になっております。なお、2025年8月末時点において常設している直営店舗数は17店舗となっております。 d.卸売 服飾店、雑貨店及び家電量販店等を通じて当社商品を販売しております。ロードサイド等に立地する服飾店や家電量販店等において当社商品を販売することで、直営店舗とは異なる商圏の潜在顧客に対しても当社商品を訴求することが可能となっており、ブランド認知度の拡大に貢献しております。 なお、2025年8月期における売上高の90.2%は、利益率の高い自社チャネル(※2)経由の売上となっており、結果として高い売上高総利益率を実現しております。また、当社は収益性を捉える受注件数・受注単価といった指標を伸ばすことで、着実な成長を目指してまいります。 ※1 UI/UX…ユーザー体験を指す。 ※2 自社チャネル…自社EC、ECモール及び直営店舗(常設店舗及びポップアップ型店舗) ③ 顧客から選ばれる理由 当社の競争優位性は「ブランド」「チャネル」「データ」「研究開発」にあると考えております。これらの競争優位性が、顧客から選ばれる理由を形成していると考えております。 a.「ブランド」価値の向上 当社は、コンディショニング領域の中で、科学的根拠に基づいた商品を展開していることから、競技種目を問わず、第一線で活躍するアスリート選手に日々愛用いただいております。その中でも当社は、卓球の平野美宇選手(所属:木下グループ)、メジャーリーガーとして活躍している今永昇太選手及びプロゴルファーである池村寛世選手はじめとするトップアスリートに対して当社商品の提供及び睡眠指導(コンディショニングサポート)を行っております。 昨今の健康志向の高まりや、当社のテレビコマーシャルをはじめとした各種ブランディング施策やPR施策により、日常生活におけるコンディショニングの重要性が一般層にまで浸透しつつあるなか、コンディショニングを重視するアスリートの中で認知・利用者が広がったことによる「TENTIAL」ブランドへの信頼感が高まることで、コンディショニングブランドとしてのブランド価値の向上を図り、マーケットリーダーとしての地位の確立を目指しております。 b.「オムニチャネル」での展開 当社は、オンライン(自社ECサイト、他社ECモール)及びオフライン(直営店舗、卸売)の多様なチャネルで商品を販売しております。オンラインの自社ECサイトや他社ECモールを通じて商品を販売することで、顧客に対してどこでも簡単に商品を購入できる利便性を提供しております。また、当社では機能性や着用感に特徴のある商品を展開していることから、実際の商品を試着し、着用感等を確認できる実店舗の展開により、商品を見て購入したい顧客のニーズを汲み取る等、オンライン・オフライン両方のチャネルを活用することで顧客満足度の向上を図っております。 c.「データ」収集及び活用 当社では、当社が運営するECサイト「tential.jp」の開発及び運営、データ基盤の構築等を当社のエンジニアが行うことで内製化を実現しております。そのため、「当社ウェブサイト経由の問い合わせや会員登録で収集した見込み・既存顧客情報」「アンケート結果や当該分析データ」「顧客の購買・行動履歴」等のデータを、第三者を経由せず取得することが可能です。取得した購買データや行動データ、属性データは、当社に所属するエンジニアやデータアナリストが統合し、分析を行っております。これらのデータを活用することで、商品開発からマーケティング、物流の効率化及び最適化を図っております。 また、ECサイトの購買データや行動データに基づく精緻な顧客分析によって、継続的なUI/UXの改善やスムーズな顧客対応を行うことで、顧客満足度の向上・維持に努めております。 ※1 1st Party Data…第三者を経由せず、企業が自社で収集したデータを指す。 d.「研究開発」による効果効能の検証 当社は、大学や病院等と連携し、商品の効果効能を裏付けるデータを取得しております。これらの研究開発活動により取得したデータを以て一般医療機器の届出を行う等、当社商品の信頼性を高め、他社との差別化を図っております。また、新素材や技術の探索にも取り組んでおり、積極的に商品に採用することで、効果効能のある商品を提供しております。例えば、2023年3月に発表した、早稲田大学睡眠研究所所長の西多昌規氏(早稲田大学スポーツ科学学術院准教授)監修のもとで行った、「リカバリースリープウェアが睡眠構造に与える影響についての生理学的研究」では、当社の「BAKUNE RECOVERY WEAR」が睡眠時の深部体温の低下を促すことで、快適な睡眠をサポートすることを示唆する科学的エビデンスの取得に成功しました。 [事業系統図] コンディショニングブランド事業の事業系統図は以下のとおりです。
経営方針・対処すべき課題5,569字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社の経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において当社が判断したものであります。 (1)経営方針 当社は「健康に前向きな社会を創り、人類のポテンシャルを引き出す。」をミッションとしております。個々人が持つ潜在的な能力を発揮するためには、いつまでも挑戦を続けられる身体であることが必要不可欠です。その実現のため、当社は、「コンディショニングを実装する」というビジョンを掲げております。 (2)経営環境 近年、日本では少子高齢化の進行を主な背景として、国民医療費が2000年度の約30兆円から2022年度には約46兆円まで増加する等、国民健康保険の安定的運用に係る諸問題が顕在化しております(※1)。そのような環境のもと、厚生労働省による健康増進法に基づいた「国民の健康の増進の総合的な推進を図るための基本的な方針(健康日本21)」(2012年)の公表や、経済産業省による健康優良法人認定制度の開始(2016年)等、国民の健康意識の向上に関する取組みが行われてまいりました。これらの取組みや外的環境の変化を端緒として、国民の健康への意識が高まっており、「セルフケア(※2)」「プレゼンティーイズム(※3)」「健康寿命(※4)」「健康経営(※5)」等といった、健康に関するキーワードが浸透しつつあります。 さらに、新型コロナウイルス感染症の蔓延による人々の生活意識や行動の変化によって、ウェルビーイング(※6)に係る認知も高まっており、健康増進・維持に関連するサービスやツールを提供する事業者に対しての追い風となっていると認識しております。 また、日本においては約4人に1人が健康課題の自覚症状があるとされており、慢性的な疲労感・睡眠の質の低下・心身パフォーマンスの低下等の問題が顕在化しております。特に疲労感は働く世代の約8割が慢性的に抱えているとされ、それを背景としたニーズの高まりを受け、当社が属する市場の規模が拡大していると考えられます。 一般社団法人日本リカバリー協会の調査(※7)によれば、リカバリー領域において当社が対峙する市場の規模は2023年において約9,000億円と推計されております。中でも、当社のリカバリーウェアが直接的に属する衣服(スポーツ以外)カテゴリーの市場規模は2023年において1,438億円と推計され、2019年の867億円から1.66倍に成長しております。 当社ではミッション・ビジョンに基づき、当社が展開するコンディショニングブランド「TENTIAL」において、2019年にインソールの販売を開始したのち、現在主力とするリカバリーウェアの「BAKUNE」シリーズをはじめ、取扱商品を徐々に拡大しております。 ※1 <出典>厚生労働省「令和4(2022)年度 国民医療費の概況」 ※2 セルフケア…自己の健康と幸福を維持・向上させるための自己管理活動 ※3 プレゼンティーイズム…体調不良等により本来のパフォーマンスが発揮できない状態ながらも職場に出勤する状態 ※4 健康寿命…生活に支障をきたす病気や障害なしに過ごせる期間。質の高い健康状態を維持できる寿命 ※5 健康経営…従業員等の健康管理を経営的な視点で考え、戦略的に実践すること。企業理念に基づき、従業員等への健康投資を行うことは、従業員の活力向上や生産性の向上等の組織の活性化をもたらし、結果的に業績向上や株価向上につながるとの期待 ※6 ウェルビーイング…体も心も元気で、社会との関係も良好である状態を意味する概念 ※7 <出典>一般社団法人日本リカバリー協会「休養・抗疲労白書2023」 リカバリー市場は「休養」や「抗疲労」に関連する製品やサービス全般を含む市場として定義されており、当社のリカバリーウェアが直接的に属している「衣服(スポーツ以外)」カテゴリーについては、和服、洋服、シャツ・セーター類、下着類、履物類が集計対象のカテゴリーであり、2019年には867億円、2023年には1,437.8億円と推定されている。 ※8 <出典>厚生労働省「2022年国民生活基礎調査の概況」、Ⅲ世帯員の健康状況、1自覚症状の状況において「病気やけが等で自覚症状のある者は人口千人当たり276.5となっている。」という記載をもとに算出。 ※9 <出典>一般社団法人日本リカバリー協会「休養・抗疲労白書2023」を基に当社作成。 調査期間:2023年4月18日~5月23日、SCR調査対象:全国の20~79歳の10万人(男女各5万人)、本調査対象:1,248人(男女各624人)、方法:インターネット調査 (3)経営戦略等 当社の経営戦略は以下のとおりです。 ① 基本方針 当社は「健康に前向きな社会を創り、人類のポテンシャルを引き出す。」をミッションとして掲げ、現在は主にコンディショニングブランド「TENTIAL」を運営しております。 国民医療費が46兆円を超える現在、健康維持及び増進に係る活動は、国民医療費の抑制や健康寿命の延伸への貢献も期待されております。さらに新型コロナウイルス感染症の蔓延やそれに伴う行動様式の変化等により、これまで以上に健康や運動に対する人々の意識が高まっており、当社のリカバリーウェアが属する休養・抗疲労(リカバリー)に係る市場規模が成長している状況にありますが、当社は今後も、これまでの事業活動を通じて培った情報や技術等の資産を活用し、予防医療や休養・抗疲労(リカバリー)分野に還元していくエコシステムの実現に向け、事業を展開してまいります。 ② 豊富な商品ラインナップ 当社は、「コンディショニングを実装する」というビジョンのもと、展開すべき商品を幅広く取り扱っており、そのラインナップも随時拡大を続けております。その結果として、自身の健康を意識して当社商品を購入する顧客のほか、親類や友人等に対するプレゼントとして購入する等、様々な目的・用途に合わせて当社の商品を購入いただいております。今後は、顧客が求める商品のラインナップを適時適切に把握し、取扱品目数を継続的に拡大していくことで、顧客基盤・収益基盤の拡大を図ってまいります。 ③ 顧客ロイヤリティの向上 顧客ロイヤリティ(顧客が当社の提供する商品やその提供価値に対して感じる信頼や愛着)の向上により、当社商品の継続的な購入・利用と、周囲への推奨、さらにSNSや口コミサイトの評判を通じて、効率的な新規顧客の獲得を目指してまいります。 ④ 新市場の創出 ナイトウェア、寝具、サンダル、衣類といった既存市場に対して、着用時や使用時の効果効能について科学的なエビデンスを有しており、体調を整える「コンディショニング」に効果が見込めるという、新機軸を掛け合わせることで、新たな市場を創出してまいります。 (4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 前記の経営方針を実行していく上で、当社が優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題は以下のとおりです。 ① 継続的な新商品開発のための商品開発体制の強化 当社は設立以来、継続して増収を実現しておりますが、持続的な企業価値の向上を実現するためには、新商品を継続的に市場へと展開していくことが重要であり、そのためには商品開発体制の強化が必要であります。当社では、当社のミッションやビジョンに共感した商品開発人材の採用・育成及び商品開発の型化・高度化を行い、商品開発に係るノウハウを蓄積し、活用していくことで継続的な新商品開発に努めてまいります。 ② 事業領域を拡大するための投資活動・海外展開の開始 当社のミッションである「健康に前向きな社会を創り、人類のポテンシャルを引き出す。」を実現するため、当社は引き続き業容の拡大に取り組む必要があります。そのため、現在展開するコンディショニングブランド事業のほか、業務提携等を含め、新規事業への投資を強化してまいります。また、現時点において、当社は国内を中心に事業を展開しておりますが、当社の継続的な成長には、より大きな市場が存在する海外への進出が重要であると認識しております。当社では、これまでの国内におけるマーケティング・商品開発・データ分析・研究開発等のブランド価値の創造に係るノウハウを活かして、海外事業の開始・拡大に努めてまいります。 ③ 商品ラインナップ(SKU※)の拡大戦略による継続成長 性別・季節性・着用感等のニーズに基づき商品を細分化し、網羅的に商品を揃え、ターゲット層を拡大することで、顧客基盤・収益基盤の拡大を図ってまいります。 ※ SKU…Stock Keeping Unitの略。受発注・在庫管理を行うときの、最小の管理単位を指す ④ 顧客接点の拡大 オフラインの販売チャネルである直営店舗の出店を推進し、実店舗での販売を行うことで、オンラインで購入に至らなかった顧客や、オンラインで認知を獲得できなかった顧客層に対して、オフラインで当社商品を実際に試着、試用していただくことを通じて、売上の拡大に努めてまいります。 また、家電量販店等の小売店における取り扱い増加等による販路拡大により、ニーズが顕在化していない潜在顧客層に対する接点を創出し、市場拡大を図ってまいります。 ⑤ 顧客ロイヤリティ向上施策の推進 当社は、2019年8月のインソールの販売開始以来、累計既存顧客63万人(2025年8月末時点)を有しております。2025年8月期における自社EC売上高において、既存顧客由来の売上高(※1)は30%超の割合で、安定的に積み上がっております。こうした既存顧客やロイヤルユーザーのリピート購入が安定的な収益基盤となり、着実に成長してまいりました。 そのため、顧客ロイヤリティを形成することが事業運営において重要であると認識しており、会員ステージと購入金額等に応じて特典を付与するポイントプログラム「TENTIAL Club」を導入し、本プログラムの実効的な運用によって顧客ロイヤリティの向上を図ってまいります。 ※1 自社ECサイト又は直営店舗チャネルからの購入で、会員登録や商品購入時に入力された情報から同一性を判断し、各事業年度までに一度は購入したと認められる顧客による購入を指す。 ⑥ マスプロモーションの実行 当社ブランドの認知率は高まりつつあり、今後も認知率の向上が見込めることから、テレビコマーシャルなどのマスプロモーションの推進を通じて、コンディショニング領域におけるマーケットリーダーとしての認知と第一想起の獲得に努めてまいります。 ⑦ 内部管理体制の整備・強化 当社では、急激な業容の拡大や従業員数の増加に伴い、組織運営及びプロジェクト管理に関する業務負担が増加傾向にあり、内部管理体制の強化及び継続的な運用が課題となっております。 これを踏まえ、当社では、中間管理職の育成に努めるとともに、業務のマニュアル化による属人化の防止や当該マニュアル等に基づいた運用体制の強化、リスク情報等が適時に報告される体制等、内部管理体制全般の整備・強化に努めてまいります。 ⑧ 情報セキュリティを確保するための体制整備 当社は、当社ECサイトを通じた売上が全体売上高の約45%を占めること、購入時の会員登録等により重要な顧客情報を保有していること、また、業務のあらゆる場面で情報ツールを利用していること等から、情報セキュリティ体制の継続的な強化及び運用が必要となります。 当社では、2022年6月に情報セキュリティに関する国際規格であるISMS認証(ISO27001)を取得し、セキュリティ対策アプリケーションの導入、拠点のセキュリティ対策、社員教育など情報セキュリティ体制強化に係る様々な取組みを実施しております。 ⑨ 財務基盤の強化 当社は、2024年1月期、2025年1月期及び2025年8月期において、営業利益・経常利益ともに黒字を計上しており、現状において財務健全性に係る特筆すべき課題は認識しておりません。しかしながら、業容拡大とともに、人材採用やオフィスの拡張等に係る支出、売上規模の拡大に伴う一時的な運転資金が発生する可能性があるため、これらに備えた資金調達及び財務基盤の強化に努めてまいります。 (5)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標 当社は、持続的な成長と企業価値の向上を目指しており、主な経営指標として売上高、営業利益、売上高営業利益率を重視しております。 売上高は、当社に対しての市場や顧客の直接的な評価であり、当社の存在価値を最も表している指標であると認識しております。 営業利益は、当社がもたらした世の中への付加価値を最も表している指標であると捉えております。なお、営業利益の目標には、販売費及び一般管理費の水準を適正に維持することを含んでおります。 売上高営業利益率は、当社の営業活動の効率性を最も表している指標であると認識しております。 上記の指標に加えて、当社の売上高を構成する指標として、オンライン販売チャネルにおける受注件数(※1)と受注単価(※2)を設定しております。 ※1.受注件数は、当該事業年度のオンラインチャネル(自社EC及び他社ECモール)におけるのべ購入者数から算出。 ※2.受注単価は、当該事業年度のオンラインチャネル(自社EC及び他社ECモール)における売上高から受注件数を除することにより算出。
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会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 本書に記載した当社の事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のあるリスク事項には以下のようなものがあります。また、必ずしも事業上のリスクに該当しない事項についても、投資者の投資判断上で重要であると考えられる事項については、投資家に対する情報開示の観点から積極的に開示しております。 当社はこれらのリスク発生の可能性を認識した上で、発生の回避及び発生した場合の対応に努める方針です。なお、文中における将来に関する事項は、本書提出日現在において当社が判断したものであり、当社に関するすべてのリスクを網羅したものではありません。 (1)事業活動に関するリスク ① システム障害について (発生可能性:低、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:大) 当社は、主に自社商品の販売においてパソコンやコンピュータシステムを結ぶ通信ネットワークに強く依存しており、2025年8月期の売上高に占めるEC比率(自社ECとECモールの合算)は74.1%となっております。当社ではISO27001(ISMS認証)を取得し、当基準に基づきシステムダウン時の対応手順の策定プロセスの管理及び改善を行っております。また、テクノロジー本部長指揮のもと、障害が発生しにくいECサイトの構築を行っております。しかしながら、自然災害や事故等により通信ネットワークが切断された場合や、サイトへの急激なアクセス増加や電力供給の停止等の予測不可能な要因によりコンピュータシステムの稼働が停止した場合は、収益機会の逸失等を招く恐れがあり、当社の事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 ② 季節的変動について (発生可能性:中、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:中) 当社商品は、冬季において需要が高まる傾向にあることに加え、既存顧客からのギフト需要が売上において一定の割合を占めております。当社としても母の日(5月)や父の日(6月)、クリスマス(12月)等ギフトシーズンにあわせたキャンペーンの展開等を行い、ギフト需要の創出に努めております。 当社はアウトレットセールやSpring/Summerシーズンの新商品発売(第3四半期)、Fall/Winterシーズンの新商品発売(第1四半期)により、年間における売上高の偏重を平準化させることに努めておりますが、今後当該ギフト需要が高まるシーズンにおける各種販売施策が計画通りに進捗しなかった場合等には、当社の事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 ③ 広告宣伝活動の成果について (発生可能性:中、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:中) 当社は、インターネット等やマスメディアにおける広告宣伝により、顧客を獲得しております。当社が行う広告宣伝活動は、販売計画・広告宣伝費予算及び経済動向との諸要因を考慮し実施しており、近年の業績拡大に大きく貢献しております。当社では、広告宣伝費の投入に対する効果は直近の実績を踏まえ保守的に想定し、計画を策定しておりますが、何等かの理由により広告宣伝費の費用対効果が悪化し、その効果が当社の事前の想定を大きく下回る場合には、顧客獲得数の減少等により、当社の事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 (2)法的規制・訴訟に関するリスク ① 法的規制について (発生可能性:低、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:大) 当社のコンディショニングブランド事業にて展開を行っている各種商品等は、表示・広告、販売において景表法(不当景品類及び不当表示防止法)や、薬機法(医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律)、個人情報保護法等の規制を受けております。 景表法は、商品の品質や効果に関する誤解を招くような不当表示の防止、消費者保護を目的としているため、当社が取り扱う商品において「効果」や「性能」について明確な根拠に基づかない広告を行った場合、景表法に抵触する可能性があります。 当社では、商品特性や機能に基づく適切な広告表示を行うため、コーポレート本部法務グループにて、内容を事前に審査・確認する体制を構築しております。また、従業員に対して景表法に関する研修を定期的に実施し、法令遵守の重要性の周知徹底を図っております。さらに、景表法に関連する法規制の改正やガイドライン等の公表について随時情報収集を行い、必要に応じて広告内容の見直しを行っております。 しかしながら、これらの取組みにも関わらず、何らかの理由により景表法に抵触した場合、監督省庁による指導、措置命令・罰則のほか、商品に関連した損害賠償請求訴訟等が提起される可能性があります。このような事態が発生した場合には、当社のブランド価値の毀損により事業や業績に影響を及ぼす可能性があります。 また、薬機法は、医療機器や医薬品の製造販売業務における許認可や届出、安全性管理を規定し、これらの製品が安全かつ有効に使用されることを目的としたものであり、「一般医療機器」の製造販売にあたっては、製造販売業許可の取得と届出が義務付けられるとともに、広告や表示に関する規制が設けられております。 当社が販売している「一般医療機器」の届出及び安全性の管理等は製造販売業者であるファーストメディカル株式会社が行っておりましたが、2024年8月に第二種医療機器製造販売業許可を取得したことから、順次自社での届出への切り替えを進めております。当該許可の取得に伴い、当社では安全管理責任者を配置し、一般医療機器の製造販売に係る安全管理体制の強化に取り組んでおります。 上記に加え、薬機法において健康増進や疾病予防を謳う表現である「医薬品的効能効果」を示唆するとみなされた場合、薬機法違反と判断される可能性があります。当社では法令遵守のため、広告物について社内審査体制を設け、内容を事前に審査・確認しているほか、従業員に対して薬機法に関する研修を定期的に行い、法令遵守の重要性の周知徹底を図っております。 当社では、監督省庁や外部専門機関との連携を強化し、早期のリスク発見・対応が可能な体制を整備しておりますが、法改正や新たな法規制の施行による規制の強化のほか、医療機器やその他商品に係るクレームや事故の発生に伴う監督省庁による調査や指導、損害賠償請求訴訟等が提起された場合、ファーストメディカル株式会社もしくは当社の製造販売業許可の取消や停止が命ぜられた場合には、当社の事業活動や業績に重大な影響を及ぼす可能性があります。 ② 顧客情報に係るリスクについて (発生可能性:低、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:中) 当社は、当社ECサイトを主な販売チャネルとしていることから、購入者(顧客)個人情報を含む多くの個人情報を保管しております。これらの個人情報については、ISO27001(ISMS認証)に則り策定したプライバシーポリシーに従い適切に管理するとともに、社内規程として個人情報取扱規程を定め、収集した個人情報の管理・保護を行っております。また、個人情報の取扱いに係る社内研修を行い、従業員の教育・情報管理の徹底を図っております。 しかしながら、不正アクセス等、何らかの理由で顧客の個人情報や当社の営業秘密等の機密情報が漏洩・消失した場合、当社に対する信用の低下を招くほか、流出を起因とした損害賠償の支払等の対処を行う必要があり、当社の事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 ③ クレーム・訴訟の発生 (発生可能性:中、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:中) 本書提出日現在において、当社に重大な影響を及ぼす訴訟等は提起されておりませんが、当社の事業運営において提供する商品又はサービスに関連して、顧客、取引先及びその他第三者との間で予期せぬトラブルが生じた場合、当社の役職員の法令違反の有無にかかわらず、訴訟等に発展する可能性があります。 当社においては、役職員に対するコンプライアンス研修の実施、教育の推進等を行い、インシデントやクレームを網羅的に集約することが可能な体制を整備し、適時適切に対応方針を検討する仕組みを構築しておりますが、かかる訴訟の内容及び結果によっては、訴訟対応費用の発生や社会的信用の失墜を招く可能性があり、当社に対する否定的な風評等が拡大した場合には、当社の事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 ④ 商品の重大な瑕疵や欠陥の発生 (発生可能性:低、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:中) 当社が販売する商品については、当社において品質管理基準を定め、品質管理部門が製造委託先より品質検査結果を収集、品質確認を行う等、品質管理に努めております。また、外注先である製造工場の内部監査結果を収集し内容の確認を行う等、品質管理体制の構築を図っております。 しかしながら、当社が開発・販売した商品に係る重大な瑕疵が発見された場合や、欠陥等の品質問題によるリコール等が生じ、製造者責任の発生につながる場合、また、当該品質問題を起因として当社及び当社商品への信頼性が失墜した場合には、当社の事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 (3)特定の商品への依存について (発生可能性:中、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:中) 当社は「コンディショニングを実装する」というビジョンに基づき、様々な種類の商品の企画・開発・販売を行っておりますが、現在主力とする商品はリカバリーウェアの「BAKUNE」シリーズであります。現時点では「BAKUNE」シリーズに対して戦略的に広告宣伝費の投下割合を高くしていることから2025年8月期においては売上高の8割超を占めております。当社では、今後も同シリーズ商品の販売拡大に努めると同時に、同シリーズ商品への依存度を低下させるため、継続的な新商品の企画・開発・販売を行ってまいりますが、他社のリカバリーウェア領域への新規参入等や既存の競合他社との競争激化により、当社の「BAKUNE」シリーズの販売動向が変化した場合には、当社の事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 (4)特定の取引先への依存に関するリスク (発生可能性:低、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:中) 当社が販売する商品の製造については、製造委託先に外部委託しております。製造委託先のうち豊島株式会社においては、当社の主力商品であるリカバリーウェア「BAKUNE」を中心に、特殊素材「SELFLAME」を使用している商品すべての製造を委託していることから、2025年8月期において豊島株式会社に係る仕入高は全体仕入高に対して8割超を占めており、当社の主要な事業活動の前提となっております。 当該製造委託は、当社との間で締結しております「取引基本契約(1年契約)」に基づいており、期間満了の1か月前までに双方いずれかが契約の変更及び終了を申し入れない限り、同一条件で自動的に1年間延長される形態となっております。 本書提出日現在、当該契約の継続に支障をきたす要因は発生しておらず、当社と豊島株式会社との関係は良好であり、上記契約は今後も継続予定であります。当社では、製造委託先の分散等に取り組んでいるほか、取引先との信頼関係の維持を通じて、リスクの低減に努めております。 しかしながら、これらの取組みにもかかわらず、豊島株式会社における当社に対する営業施策が変化した場合や、製造工場に不測の事態が発生した場合は、当社における主力商品の製造に影響を与え、当社の事業及び業績に重大な影響を及ぼす可能性があります。 (5)人材の確保及び育成に関するリスク (発生可能性:低、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:中) 当社は、今後の事業拡大のためには優秀な人材の確保及び育成が重要な課題であると認識しております。人材の採用強化及び育成を推進するとともに、多様な働き方を支える人事制度導入に向けて取り組んでおりますが、当社が求める人材を適切な時期に確保又は育成ができなかった場合や、人材流出等の事由により既存の人材が業務に就くことが困難になった場合には、当社の事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 (6)事業環境の変化に関するリスク ① 経済状況の変動・景気変動による消費動向の悪化について (発生可能性:中、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:中) 当社は、国内において「TENTIAL」ブランドを核としたコンディショニングブランド事業を展開しており、商品の企画・開発、販売を行っていることから、国内景気の動向及び個人の消費動向の変化に影響を受けやすい環境にあります。当社は、比較的景気変動の影響を受けにくいと考えられる、健康関連用品を中心とした領域で事業を展開するとともに、法人向け販売等、多様な販売経路の開拓を進めております。しかしながら、国内景気の減速やそれに伴い個人の消費動向が悪化した場合には、当社の事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 ② 為替変動による商品調達費の悪化について (発生可能性:中、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:中) 当社では商品の多くを海外の製造工場から輸入していることから、為替変動等による商品調達費の変動が生じる可能性があります。そのため、当社では為替変動のリスクヘッジを目的に、主要な仕入元である豊島株式会社に対して為替予約の実行を依頼しております。また、商品の機能向上を目的とした企画・開発及び商品への適切な価格転嫁を行うことで、商品原価率に対する影響の低減に努めております。しかしながら、当社が予測し得ない急激な為替変動等が発生し、適正な価格での商品調達が困難になった場合には、当社の事業及び業績に悪影響を与える可能性があります。 ③ 同業他社との競合について (発生可能性:中、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:中) 当社の展開するコンディショニングブランド事業は競合他社の動向によって業績に影響を受ける可能性があります。競争環境の激化に対応するため、当社が企画・開発・販売する各商品については、市場において独自のポジションを確立できるよう、知的財産の取得や、研究開発活動を通じたデータの取得によって科学的根拠のある商品の開発に努めております。しかしながら、本書提出日現在において当社の展開する商品群と類似した商品を販売している競合他社が存在していることから、今後当社が予測し得ない競合他社の動向が生じた場合には、当社商品の競争力が低下する可能性があり、当社の事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 ④ 自然災害等の影響について (発生可能性:低、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:小) 当社の本社は東京都品川区、倉庫は千葉県習志野市、愛知県一宮市及び埼玉県春日部市に所在しております。当該地域において大地震、台風等の自然災害及び事故、火災等により、業務の停止や設備の損壊、電力供給の制限等の不測の事態が発生した場合、また、テロリズム、戦争等の有事や未知の感染症の蔓延が生じた場合には、外出制限による事業活動の停滞、従業員の全面的な在宅勤務への移行等により当社の事業活動が制限される可能性があります。当社では平時より出社勤務と在宅勤務を組み合わせた働き方を取り入れており、緊急事態の発生により全面的な在宅勤務の移行が必要となる場合においても、事業活動が継続できる体制を構築しておりますが、当社の予測を超える事象が発生した場合には、当社の事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 (7)特定の人物への依存に関するリスク (発生可能性:低、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:大) 代表取締役社長中西裕太郎は当社の創業者かつ最高経営責任者であり、経営方針や事業戦略等について、重要な役割を果たしております。当社では同氏に過度に依存しないよう、内部管理体制の整備、権限の移譲、人材の育成等体制の整備に努めております。しかしながら、何らかの理由により、同氏が当社の業務を遂行することが困難となった場合には、当社の事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 (8)財務活動に関するリスク ① 新株予約権の行使による株式価値の希薄化について (発生可能性:高、発生する可能性のある時期:数年以内、影響度:小) 当社は役員及び従業員に対し、長期的な企業価値向上に対するインセンティブとして新株予約権を付与しております。現在付与している新株予約権について行使が行われた場合には、保有株式の価値が希薄化する可能性があります。 当社は新株予約権の付与に付随して、割当契約書において行使可能割合を定めており、当社株式上場以後1年ごとに付与個数の3分の1を行使できることとしており、全ての新株予約権を行使するまでに2年間を必要とし、急激な希薄化が起きない仕組みとしておりますが、これらの新株予約権が行使可能期間中の同一時期に行使された場合、発行済株式総数が増加し、1株当たりの株式価値を希薄化させる可能性があります。 なお、本書提出日現在における新株予約権による潜在株式数は549,400株であり、発行済株式総数7,645,041株の7.2%に相当しております。 ② 配当政策について (発生可能性:低、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:小) 当社は、株主への利益還元を重要な課題として認識しております。現在当社は成長過程にあり、財務基盤の安定化のための内部留保の充実を勘案しつつ、事業の拡充や組織体制の整備への投資に充当していくことが株主への利益還元につながると考え、配当を実施しておりません。今後、事業基盤の整備等を進め、財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況を勘案し、株主に対して利益還元策を実施していく方針でありますが、現時点において配当の実施時期等については未定であります。 ③ 資金調達について (発生可能性:低、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:小) 当社は、資金調達の一環として、資金の一部につきシンジケート方式によるコミットメントライン契約、及び一部の金融機関においては、一定の貸越枠を設定した当座貸越契約を締結しております。経済情勢や金融政策の変化又は当社の信用力の低下等により、コミットメントライン契約及び当座貸越契約を締結できなくなる場合、適時に資金調達ができなくなる可能性があり、当社の財政状態に影響を及ぼす可能性があります。また、当該コミットメントライン契約には財務制限条項が付されております。いずれかの財務制限条項に抵触した場合、当該債務について期限の利益を喪失する可能性があります。その結果、当社の財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)5,554字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態の状況 (資産) 当事業年度末の資産につきましては、7,538,293千円となり、前事業年度末に比べ1,275,845千円増加しました。これは主に商品の増加1,023,660千円、建物附属設備の増加93,521千円及び敷金の増加119,406千円等によるものであります。 (負債) 当事業年度末の負債につきましては、2,884,017千円となり、前事業年度末に比べ1,087,354千円減少しました。これは主に短期借入金の減少700,000千円、1年内返済予定の長期借入金の減少100,125千円、未払法人税等の減少147,851千円及び未払消費税等の減少202,994千円等によるものであります。 (純資産) 当事業年度末の純資産につきましては、4,654,275千円となり、前事業年度末に比べ2,363,200千円増加しました。これは主に資本金及び資本剰余金がそれぞれ772,869千円増加したことによるものであります。 ② 経営成績の状況 2025年4月28日開催の第7回定時株主総会において、「定款一部変更の件」が決議され、決算期を1月31日から8月31日に変更いたしました。当事業年度は決算期変更の経過期間であり、2025年2月1日から2025年8月31日までの7か月間の変則決算となることから、前期比は記載しておりません。 (当期の経営成績) 当事業年度における我が国経済は、国内景気は緩やかな回復傾向が見られる一方で、不安定な国際情勢等による資源価格の高騰や円安の継続、金融資本市場の変動等、先行きは依然として不透明な状況が続いております。 このような環境下ではありますが、健康志向の高まりは継続しており、特にリカバリーウェア市場は各社の新規参入や低価格帯商品の登場も相まって、一層の拡大傾向を見せております。 当社では、「健康に前向きな社会を創り、人類のポテンシャルを引き出す」というミッションの達成に向けて、当事業年度において、羽織るだけで手軽に温度調整ができるロングカーディガンや、ラグジュアリーなラビットファー調の生地を採用した「BAKUNEプレミアム掛け布団ウォーム」等の新商品の開発に取り組んでまいりました。さらに「TENTIAL大阪」「TENTIAL広島」「TENTIAL横浜みなとみらい」「TENTIAL福岡天神」を新規開店いたしました。 その結果、当事業年度の売上高は11,134,485千円、営業利益は1,167,699千円、経常利益は1,157,798千円、当期純利益は817,461千円となりました。 なお、当社はコンディショニングブランド事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しております。 ③ キャッシュ・フローの状況 当事業年度末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、前事業年度末と比べ170,308千円増加し、4,329,207千円となりました。当事業年度におけるキャッシュ・フローの状況とその要因は以下のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動により支出した資金は、△225,411千円となりました。これは主に増加要因として、税引前当期純利益の計上1,157,798千円及び売上債権の減少額132,763千円等があった一方で、減少要因として、棚卸資産の増加額△1,047,451千円、未払消費税等の減少額△202,994千円及び法人税等の支払額△502,806千円等があったことによるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動により支出した資金は、△263,596千円となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出 △126,639千円及び敷金の差入による支出△122,237千円等によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動により獲得した資金は、659,316千円となりました。これは主に増加要因として、株式の発行による収入1,532,924千円があった一方で、減少要因として、短期借入金の返済による支出△700,000千円及び長期借入金の返済による支出△151,030千円等があったことによるものであります。 ④ 生産、受注及び販売の実績 a.生産実績・受注実績 当社は生産及び受注活動を行っておりませんので、該当事項はありません。 b.仕入実績 当事業年度の仕入実績は次のとおりであります。 なお、当社は、コンディショニングブランド事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しております。 当事業年度 (自 2025年2月1日 至 2025年8月31日) 金額(千円)   前期比(%) 仕入高   4,057,183   - 合計   4,057,183   - (注) 2025年8月期は決算期変更の経過期間であり、2025年2月1日から2025年8月31日までの7か月間の変則決算となるため、対前期増減率は記載していません。 c.販売実績 当事業年度の販売実績は次のとおりであります。 なお、当社は、コンディショニングブランド事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しておりますが、販売実績については、販売チャネル別に区分しております。 当事業年度 (自 2025年2月1日 至 2025年8月31日) 金額(千円)   前期比(%) 自社EC   4,938,733   - ECモール   3,311,907   - 直営店   1,794,038   - 卸売   1,089,798   - その他   7   - 合計   11,134,485   - (注)主要な販売先については、総販売実績に対する割合が100分の10以上に該当する相手先がいないため、記載を省略しております。 (注)2025年8月期は決算期変更の経過期間であり、2025年2月1日から2025年8月31日までの7か月間の変則決算となるため、対前期増減率は記載していません。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において判断したものであります。 また、当事業年度は決算期変更により7か月決算となっているため、前年同期との比較分析は行っておりません。 ① 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社の財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成されております。この財務諸表の作成に当たって、見積り、判断並びに仮定を用いることが必要となりますが、これらは期末日における資産・負債の金額、開示期間の収益・費用の金額及び開示情報に影響を与えます。ただし、これらの見積り、判断並びに仮定は、実際の結果とは異なる場合があります。 当社の財務諸表で採用する重要な会計方針については、「第5 経理の状況 1 財務諸表等 (1)財務諸表 注記事項(重要な会計方針)」に記載しております。 ② 経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 経営成績 (売上高) 当事業年度における売上高は、11,134,485千円となりました。当社は、コンディショニングブランド事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しておりますが、売上高については、販売チャネル別に5つに区分しております。 単位:千円 チャネルの名称   前事業年度 (自 2024年2月1日 至 2025年1月31日)   当事業年度 (自 2025年2月1日 至 2025年8月31日) 自社EC   5,734,443   4,938,733 ECモール   4,315,316   3,311,907 直営店   1,684,739   1,794,038 卸売   1,101,198   1,089,798 その他   1,721   7 合計   12,837,419   11,134,485 <自社ECチャネル> 当事業年度における自社ECチャネルの売上高は、健康や睡眠に対する世間の意識の高まりを背景として、4,938,733千円となりました。 既存商品である「BAKUNE」、「BAKUNE Dry」、「BAKUNE Ladies」等の売れ行きが引き続き好調であることに加え、新商品である「BAKUNE Comforter Cool」等の売れ行きも好調であったことが、業績に貢献いたしました。 また、既存顧客由来の売上高は30%超となり、新規顧客の獲得と収益基盤の安定の両立が実現できたものと考えております。 <ECモールチャネル> 自社ECチャネル同様、既存品の売れ行きが好調である点及び新商品の販売開始による売上高への貢献に加え、各ECモールの運用を強化したことで、当事業年度におけるECモールチャネルの売上高は3,311,907千円となりました。 <直営店チャネル> 当事業年度では、既存店舗に加え、「TENTIAL大阪」「TENTIAL広島」「TENTIAL横浜みなとみらい」「TENTIAL福岡天神」「TENTIAL伊勢丹立川店」を開店いたしました。 その結果として、当事業年度における直営店チャネルの売上高は1,794,038千円となりました。 <卸売チャネル> 自社ECチャネル同様の背景に加え、人員を増強し、クライアント当たりの展開店舗数を増加させたことで、当事業年度における卸売チャネルの売上高は1,089,798千円となりました。 (売上総利益) 為替の動きが大きい中ではありましたが、売上高の堅調な推移を背景に価格改定を実施したこと等により、売上総利益率は72.6%となりました。加えて、売上が大きく成長したため、売上総利益は8,082,232千円となりました。 (販売費及び一般管理費、営業利益) 商品開発やマーケティング等の人員増強等により、給料賃金を622,547千円、広告宣伝費を2,859,183千円計上し、事業規模の拡大に合わせた健全な体制、環境の整備を図ったことで、販売費及び一般管理費は6,914,532千円となりました。そのため、営業利益は1,167,699千円となりました。 (経常利益、法人税等、当期純利益) 経常利益は1,157,798千円と大きく増加し、当期純利益は817,461千円となりました。 ③ キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容については、「(1)経営成績等の状況の概要 ③ キャッシュ・フローの状況」に記載しております。 当社は、事業運営上、必要な流動性と資金の源泉を安定的に確保することを基本方針としております。当社の主な資金需要は、仕入資金、事業規模の拡大に係る人件費、物流費及び広告宣伝費に係る運転資金となります。これらの資金需要につきましては、自己資金によることを基本としておりますが、必要に応じて銀行借入で調達する方針であります。 なお、現在、支出が予定されている重要な資本的支出はありません。 ④ 経営成績に重要な影響を与える要因について 経営成績に重要な影響を与える要因については、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載のとおりでありますが、今後収益を拡大するためには、既存の事業の更なる拡大、知名度向上のための広告活動の展開、新規事業への進出及び新商品の開発が必要であると認識しております。 そのためには、優秀な人材の確保や組織体制の整備を引き続き行い、これらの課題に対して最善の事業戦略を立案するよう、努めていく所存であります。 ⑤ 財政状態に関する認識及び分析・検討内容 財政状態の分析・検討内容については、「(1)経営成績等の状況の概要 ① 財政状態の状況」に記載しております。 ⑥ 経営方針、経営戦略又は経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等の分析 当社は、持続的な成長と企業価値の向上を目指しており、主な経営指標として売上高、営業利益、売上高営業利益率を重視しております。 売上高は、当社に対しての市場や顧客の直接的な評価であり、当社の存在価値を最も表している指標であると認識しております。 営業利益は、当社がもたらした世の中への付加価値を最も表している指標であると捉えております。なお、営業利益の目標には、販売費及び一般管理費の水準を適正に維持することを含んでおります。 売上高営業利益率は、当社の営業活動の効率性を最も表している指標であると考えています。 上記の指標に加えて、当社の売上高を構成する指標として、オンライン販売チャネルにおける受注件数(※1)と受注単価(※2)を設定しております。 ※1 受注件数は、当該事業年度のオンラインチャネル(自社EC及び他社ECモール)におけるのべ購入者数から算出。 ※2 受注単価は、当該事業年度のオンラインチャネル(自社EC及び他社ECモール)における売上高から受注件数を除することにより算出。

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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