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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,959.24+192ドル円158.93-1NASDAQ26,195.71+96S&P 5007,663.84+32SOX 指数11,328.43+409/2終値

ソトー

SOTOHCO.,LTD.3571 · Standard · 繊維製品

ウール中心の高級衣料向け染色加工を核に、素材・製品販売と不動産賃貸を手がける繊維企業。

概要

ソトーは、1922年に尾州の毛織物業者が組織した「工毛会」を起源とする繊維製品メーカーである。愛知県一宮市に本社を置き、ウールや合成繊維を中心とした高級衣料・ユニフォーム向け生地の染色加工、および製品の企画・製造・販売を手掛ける。連結売上高約107億円(2026年3月期)、従業員575名。染色加工事業・製品販売事業・不動産事業の3セグメントで構成される。

三つの事業セグメントと収益構造

ソトーは染色加工事業、製品販売事業、不動産事業の3セグメントで事業を展開する。2026年3月期の連結売上高は107億1,500万円で、うち染色加工事業が56億9,000万円(構成比53%)、製品販売事業が45億3,400万円(42%)、不動産事業が4億8,900万円(5%)を占める。セグメント損益では、染色加工事業が6億6,100万円の営業損失、製品販売事業が1億4,800万円の営業利益、不動産事業が2億8,300万円の営業利益となり、収益の柱は製品販売と不動産である。

愛知・埼玉・栃木に広がる生産拠点

生産拠点は本社のある愛知県一宮市の第一工場・一宮工場、および栃木県佐野市の佐野工場がある。一宮工場は1958年に第二工場として新設され、2022年に一宮事業部を移設して現在に至る。佐野工場は1953年に新設され、1972年に八州整染株式会社として分離独立した後、2001年に清算されたが、その後もソトーの生産体制を支えている。また、埼玉県にはかつて関東整染株式会社が存在したが1990年に営業を廃止、跡地はショッピングセンターとして再開発された。

6社の連結子会社と分業体制

ソトーグループは当社と6社の連結子会社で構成される。ソトー商事株式会社はグループの材料購入を担い、ソトー興産株式会社は染色加工工程の一部を受託する。製品販売分野では、株式会社ソトージェイテック、株式会社Jファブリック・インターナショナル、株式会社ジェノ(2025年1月に子会社化、同年10月にG‐STAGE・JAPAN株式会社を吸収合併)が独立して繊維製品の製造・販売を行う。これらの子会社間の連携により、素材から最終製品までの領域拡大を図っている。

業績の推移と経営課題

売上高は2017年3月期の121億円をピークに減少傾向にあり、2021年3月期には75億円まで落ち込んだ。2024年3月期には107億円に回復したが、営業損失が続いており、2026年3月期は営業損失2億2,900万円を見込む。経営環境としては、中国産安価品の流入、暖冬による冬物需要減少、スーツ需要のカジュアル化などが課題として挙げられる。ソトーは化合繊素材の受注拡大や輸出拡大、M&Aによる事業領域の拡大を成長戦略としている。

業界の中での役割は高級ファッション衣料向け素材の染色加工を専門とし、起毛・光沢などの表面加工や機能加工で付加価値を提供する染色加工メーカー。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
107億円
営業利益
-2億円
営業利益率
-1.9%
純利益
5億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
染色加工 事業57億円53.3%-7億円-12.3%
製品販売 事業45億円42.1%1億円2.2%
不動産 事業5億円4.7%3億円60.0%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01アパレル・繊維製品主力

染色加工事業では、ウールや複合素材を中心に、高級ファッション衣料、高級メンズ衣料、フォーマル、オフィスユニフォーム向け素材の染色加工を行う。起毛・光沢などの表面加工、撥水・ウォッシャブルなどの機能加工で付加価値を高める。

主要顧客アパレルメーカー、商社

主な製品・サービス1
染色加工サービス(ウール・複合素材中心)
高級衣料向け素材への染色、表面加工(起毛・光沢)、機能加工(撥水・ウォッシャブル)を施す。

02アパレル・ユニフォーム(製品販売)主力

製品販売事業では、高級ファッション衣料やオフィスユニフォーム向けの素材・製品の企画・製造・販売を行う。染色加工事業との連携で付加価値を高め、子会社間の連携により素材から最終製品までの領域を拡大。

主要顧客アパレルメーカー、企業

主な製品・サービス2
高級ファッション衣料素材
高級衣料向けの生地や素材を企画・製造し、アパレルメーカーなどに販売する。
オフィスユニフォーム
企業向けのオフィスユニフォームを企画・製造・販売する。

03不動産副次

不動産事業では、量販店等に対する店舗・土地の賃貸を行う。

主要顧客量販店

製品と技術

ウール・複合素材の高級染色加工

染色加工事業では、ウールおよび複合素材を中心とした高級ファッション衣料、メンズ衣料、フォーマル、オフィスユニフォーム向け素材の染色加工を行う。表面加工として起毛加工や光沢加工、機能加工として撥水加工やウォッシャブル加工など、多様な付加価値加工に対応する。2026年3月期の染色加工事業売上は56億9,000万円だが、暖冬やトレンド変化によるウール素材受注減少、原材料高騰などにより営業損失が続いている。

テキスタイルとアパレル製品の企画販売

製品販売事業では、高級ファッション衣料やオフィスユニフォーム向けの素材および製品の企画・製造・販売を行う。染色加工事業との連携により付加価値を高め、子会社間の連携で素材から最終製品までの領域を拡大している。2025年1月に子会社化したジェノ(合併前はG‐STAGE・JAPANを含む)の収益寄与により、2026年3月期の同事業売上は45億3,400万円と前期比22.2%増加し、営業利益も大幅に改善した。

不動産事業と跡地再開発

不動産事業は、1995年に関東整染の工場跡地に建設したショッピングセンターを中心に、量販店等に対する店舗および土地の賃貸を行う。2003年に株式会社ソトープラザが同事業を開始し、2012年にソトープラザを吸収合併して以降、当社が直接運営している。2026年3月期の不動産事業売上は4億8,900万円、営業利益は2億8,300万円と安定した収益を上げている。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

繊維製品のなかでの位置

繊維専業の老舗、差別化難しく赤字

中核の繊維事業は汎用品が中心で、競合のグンゼや富士紡ホールディングスが高付加価値加工で収益を確保する中、当社は差別化に苦戦。売上高は100億円超ながら、FY2025-2026は営業赤字。片倉工業は不動産事業で収益を補完するが、当社は繊維専業で事業多角化が進んでいない。原燃料高騰を価格転嫁できず、収益性が低迷。

強み

  • 創業100年超で、取引先との強固な関係を構築。安定供給力が強み。
  • 紡績から加工まで一貫生産。品質管理とリードタイム短縮を実現。
  • 国内工場を保有。短納期・小ロット対応が可能で、顧客ニーズに柔軟対応。
  • リサイクル素材や省エネ技術の開発を進め、サステナビリティ需要に対応。

課題

  • 汎用品主体で差別化に乏しく、原燃料高を価格転嫁できず赤字継続。
  • グンゼや富士紡は高付加価値品で高収益。当社は加工技術で遅れ。
  • 片倉工業のように利益率の高い事業がなく、収益源が繊維一本。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

繊維製品の時価総額近傍。太字がソトー

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
18011三陽商会151億円11.3倍
23551ダイニック138億円5.3倍
33109シキボウ137億円14.2倍
4325ATENTIAL133億円33.0倍
58127ヤマトインターナショナル115億円75.8倍
63571ソトー100億円17.9倍
73123サイボー88億円7.8倍
88107キムラタン85億円
9365A伊澤タオル78億円11.0倍
103204トーア紡コーポレーション45億円5.3倍
113583オーベクス42億円6.4倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 50件

尾州毛織物業者の結束から蘇東興業へ(1922〜1925年)

1922年10月、尾西地区の毛織物業者が三井物産名古屋支店を中心に「工毛会」を発足させた。翌1923年2月、資本金15万円で「一宮整理株式会社」を創立。1924年3月に本社を現在地に設置し、商号を「蘇東興業株式会社」に変更。1925年10月には本社第一工場を新設して操業を開始した。この時期、毛織物の整理加工を目的とした企業として設立され、後の染色加工事業の基盤が築かれた。

戦時転用と戦後の再建(1945〜1950年)

1945年6月、蘇東興業は緊急転用工場として岡本工業に転用され、機械の大部分を大同毛織に賃貸。起毛専門工場となり軍用毛布の起毛加工を開始した。終戦後の1946年4月、工場復興が完了し、染色整理工場として再出発。1950年1月に一宮工場を新設し、同年5月には名古屋証券取引所に上場した。戦時中の特殊加工経験が、戦後の染色整理技術の向上につながった。

子会社統合と事業部制導入の1960年代

1961年10月、東京証券取引所市場第二部に上場。1963年から1967年にかけて埼玉染絨、関東整染、大日本染絨、艶小興業を相次いで傘下に収めた。1969年4月には事業部制を発足させ、同年6月に蘇東商事(現ソトー商事)を設立。8月には大日本染絨、艶小興業、尾州織物染絨の3社が合併して日本化繊が誕生。9月には蘇東染絨が傘下に入り、翌1971年には東洋整絨と合併して蘇東整絨(後のソトーテクロス)となった。グループ体制の拡充が進んだ時代である。

商号変更と事業再編の1990年代

1990年3月、関東整染が染色加工の営業を廃止。1992年10月、商号を「株式会社ソトー」に変更した。1995年3月には関東整染の工場跡地を再開発してショッピングセンターを建設し、不動産事業の端緒を開いた。2001年3月には八州整染を清算、2002年10月には丹菊染工が営業廃止となるなど、不採算事業の整理が進んだ。同時期に、2003年11月にソトープラザが不動産賃貸事業を開始し、事業ポートフォリオの転換が図られた。

21世紀の再編とM&Aによる成長戦略

2006年2月、株式会社ダイドーリミテッドと業務提携。同年6月にはソトーテクロスが操業停止し、第二事業部と工場を統合。2009年12月にソトージェイテックを設立し、いわなか株式会社から事業譲受。2011年4月にはJファブリック・インターナショナルを設立。2012年1月に第二事業部の染色加工営業を廃止し、子会社を含む3工場体制に再編。同年3月にはソトープラザを吸収合併した。2023年4月には日本化繊を吸収合併し、事業部制を廃止して染色加工事業部を新設。2025年1月には株式会社ジェノとG‐STAGE・JAPANを子会社化し、同年10月に両社を合併させた。

年表50件を開く

1920年代

  • 1922年10月創業尾西地区の毛織物業者が三井物産株式会社名古屋支店を中心に「工毛会」を発足。
  • 1923年2月創業工毛会は資本金15万円で「一宮整理株式会社」を創立。
  • 1924年3月商号変更本社を現在地に設置し、商号を「蘇東興業株式会社」に変更。
  • 1925年10月本社第一工場を新設して操業開始。

1940年代

  • 1945年6月緊急転用工場として、岡本工業株式会社に転用、機械の大部分を大同毛織株式会社(現 株式会社ダイドーリミテッド)に賃貸し、起毛専門工場となり、軍用毛布の起毛加工を開始。
  • 1946年4月工場復興完成、染色整理工場として操業開始。

1950年代

  • 1950年1月一宮工場を新設。
  • 1950年5月上場名古屋証券取引所に上場。
  • 1952年11月東京株式市場店頭売買開始。
  • 1953年2月栃木県佐野市に佐野工場新設。
  • 1958年4月本社第二工場を新設。(現 一宮工場)

1960年代

  • 1960年5月本社第一工場を改築落成。(現 第一工場)
  • 1961年10月上場東京証券取引所市場第二部に上場。
  • 1963年2月埼玉染絨株式会社が当社の傘下に入る。
  • 1963年7月関東整染株式会社が当社の傘下に入る。
  • 1966年11月大日本染絨株式会社が当社の傘下に入る。
  • 1967年4月艶小興業株式会社が当社の傘下に入る。
  • 1968年7月尾州織物染絨株式会社と業務提携。
  • 1969年1月東洋整絨株式会社と業務提携。
  • 1969年4月創業事業部制発足。
  • 1969年6月蘇東商事株式会社(現 ソトー商事株式会社・連結子会社)を設立。
  • 1969年8月M&A当社の傘下にあった大日本染絨株式会社及び艶小興業株式会社と業務提携先の尾州織物染絨株式会社の3社が合併し、日本化繊株式会社が誕生。
  • 1969年9月蘇東染絨株式会社が当社の傘下に入る。

1970年代

  • 1971年3月M&A当社の傘下にあった蘇東染絨株式会社と業務提携先の東洋整絨株式会社が対等合併し、蘇東整絨株式会社(後に商号を「株式会社ソトーテクロス」に変更)が誕生。
  • 1972年6月佐野工場が八州整染株式会社として分離独立。
  • 1973年1月商号変更株式会社丹菊染色整理工場(後に商号を「丹菊染工株式会社」に変更)が当社の傘下に入る。

1980年代

  • 1984年10月東亜紡織株式会社と織編物の染色加工に関し業務提携契約を締結。

1990年代

  • 1990年3月関東整染株式会社が染色加工の営業を廃止。
  • 1992年10月商号変更商号を「株式会社ソトー」に変更。
  • 1995年3月関東整染株式会社の工場跡地再開発でショッピングセンターを建設。

2000年代

  • 2001年3月八州整染株式会社を清算。
  • 2002年10月丹菊染工株式会社が染色加工の営業を廃止。
  • 2003年11月株式会社ソトープラザが不動産賃貸事業を開始。
  • 2005年9月創業ソトー1号投資事業有限責任組合を設立。
  • 2006年2月株式会社ダイドーリミテッドと業務提携。
  • 2006年6月M&A株式会社ソトーテクロスが工場の操業を停止し、当社第二事業部と工場を統合。
  • 2007年5月テキスタイル事業部を新設。
  • 2008年4月M&A株式会社ソトープラザが関東整染株式会社、株式会社ソトーテクロス及びカンセン商事株式会社と合併。(存続会社は株式会社ソトープラザ)
  • 2009年12月株式会社ソトージェイテック(現 連結子会社)を設立し、いわなか株式会社と事業譲渡契約を締結。

2010年代

  • 2010年5月艶金興業株式会社と事業譲渡契約を締結。
  • 2011年4月株式会社Jファブリック・インターナショナル(現 連結子会社)を設立。
  • 2012年1月第二事業部が染色加工の営業を廃止し、子会社を含めた3工場体制に組織を再編。
  • 2012年3月M&A株式会社ソトープラザを当社が吸収合併。
  • 2016年6月東京証券取引所市場第一部及び名古屋証券取引所市場第一部へ市場変更。
  • 2018年2月ソトー1号投資事業有限責任組合を清算。

2020年代

  • 2022年4月東京証券取引所及び名古屋証券取引所の市場区分の見直しにより、それぞれ市場第一部から東京証券取引所スタンダード市場、名古屋証券取引所プレミア市場へ移行。
  • 2022年8月一宮事業部を旧第二事業部に移設。(現 一宮工場)
  • 2023年4月M&A日本化繊株式会社を当社が吸収合併。事業部制を廃止。染色加工事業部を新設。
  • 2025年1月M&A株式会社ジェノ及びG―STAGE・JAPAN株式会社を株式取得により子会社化。
  • 2025年10月M&A株式会社ジェノがG―STAGE・JAPAN株式会社と合併。(存続会社は株式会社ジェノ)

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で575人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は486万円で、9期前と比べて+8.9%平均年齢は45.5歳、平均勤続年数は20.9年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月752
2018年3月714
2019年3月44639.915.6712
2020年3月44140.516.0677
2021年3月39741.117.1568
2022年3月40842.518.7556
2023年3月44743.419.6557
2024年3月48545.020.2547
2025年3月48645.220.5586−17
2026年3月48645.520.9575−35

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
男性育休取得率0.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)77.8%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社6(国内 6 / 海外 0、うち連結子会社 6) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位5)
本社他 — 愛知県一宮市他2,441百万円
不動産 事業
一宮工場 — 愛知県一宮市1,470百万円
同上
日化工場 — 愛知県一宮市1,205百万円
同上
第一工場 — 愛知県一宮市722百万円
染色加工 事業
製品販売事業 — 株式会社ソトージェイテック(岐阜県安八郡他)407百万円
主な関係会社
  • 国内
    株式会社ソトージェイテック
    岐阜県 安八郡 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社Jファブリック・インターナショナル
    東京都 渋谷区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    兒玉毛織株式会社
    愛知県 津島市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社ジェノ
    大阪府 大阪市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ソトー商事株式会社
    愛知県 一宮市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ソトー興産株式会社
    愛知県 一宮市 · 連結子会社
    議決権100.0%
公共調達・補助金 (gBizINFO)
  • 補助金
    [第三回]令和2年度事業再構築補助金(交付申請等)
    中小企業庁
    2,338万円

出典: gBizINFO (経済産業省)

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は107億円営業利益-2億円前期と比べると増収で、売上が+7.0%。

売上高
+7.0%
107億円
営業利益
-2億円
純利益
+25.0%
5億円
営業利益率
-1.9%
前期比 -0.9%pt

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は30億円、営業利益は1億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+0.0%、営業利益は−50.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q23−4
2024年1Q3026.73
2024年2Q2827.13
2024年3Q2613.81
2024年4Q2320
2025年2Q5611.84
2025年4Q44−2−4.50
2026年2Q5811.73
2026年4Q49−3−6.12
2027年1Q3013.33

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は106億円から107億円へほぼ横ばい。直近期の営業利益率は-1.9%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月10648
2014年3月105128
2015年3月11475
2016年3月11665
2017年3月12175
2018年3月10743
2019年3月11242
2020年3月1124−1
2021年3月75−5−8
2022年3月75−4−11
日本化繊株式会社を当社が吸収合併。事業部制を廃止。染色加工事業部を新設。
2023年3月98−3−7
2024年3月107527
株式会社ジェノ及びG―STAGE・JAPAN株式会社を株式取得により子会社化。
2025年3月100−10−1.04
2026年3月107−20−1.95

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高107億円のうち、営業利益として残るのは-2億円-1.9%。営業外の損益と税金を反映した純利益は5億円、売上の4.7%にあたる。営業利益率は業種中央値3.9%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金88.8%95億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金13.1%14億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益-1.9%-2億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
11.2%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比5.7pt
-1.9%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+0.5pt
4.7%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比2.0pt
3.5%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
2.5%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
-0.8%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが10億円、投資CFが−6億円で、差し引きのフリーCFは4億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は13億円で、売上の1.5ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月12−7−5538
2014年3月1117−52861
2015年3月8−29−5−2135
2016年3月12−4−5837
2017年3月16−21−6−526
2018年3月12−4−5829
2019年3月7−9−5−222
2020年3月11−5−5622
2021年3月10−4−2626
2022年3月−12−3123
2023年3月−8−3−3−119
2024年3月61912535
2025年3月5−13−8−819
2026年3月10−6−11413

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は198億円。このうち返さなくてよい自己資本が149億円で、自己資本比率は75.3%(業種中央値57.9%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月1781522685.4
2014年3月1941593582.4
2015年3月1891612885.3
2016年3月1821542884.6
2017年3月1851572884.6
2018年3月1831542984.4
2019年3月1741462884.0
2020年3月1641372784.0
2021年3月1561292782.9
2022年3月1471133476.7
2023年3月1441063873.3
2024年3月1881434575.8
2025年3月1991485174.4
2026年3月1981494975.3

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
13億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
93億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
49億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
70
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率0 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

繊維製品 48社との比較

同じ繊維製品の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回り48社中3位あたり、逆に低いのは営業利益率48社中42位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
3.5%/中央値 5.5%
P25 2.7%P75 10.3%
営業利益率下位売上のうち本業の利益として残る割合
-1.9%/中央値 3.9%
P25 1.4%P75 9.8%
自己資本比率上位総資産のうち返済のいらないお金の割合
75.3%/中央値 57.9%
P25 39.9%P75 72.6%
売上成長率上位前期からの売上の伸び
7.0%/中央値 0.5%
P25 -4.6%P75 5.6%
配当利回り上位株価に対して1年で受け取る配当の割合
5.4%/中央値 3.0%
P25 2.6%P75 4.2%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥739で、1年前と比べて-1.2%過去52週の値幅のなかでは41%の位置にある。

¥739+0.4%1ヶ月+3.6%1年-1.2%時価総額100億円
過去52週の値幅
安値¥678高値¥825

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)17.9倍
PBR0.59倍
配当利回り5.41%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

直近1ヶ月で-0.3%とほぼ横ばい。25日線(710.96円)を0.3%上回り、75日線も上回るが、200日線(735.05円)は下回る。52週高値838円からは15%下落、安値678円からは5%上昇。RSI42と中立圏。出来高は低調で、方向感に欠ける展開。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準をほぼ妥当と判定しています(スコア 45/100)

PERは17.33倍と同業平均の24.21倍を下回るが、PBRは0.58倍と同業平均の0.99倍を下回る。ROEは3.5%と低く、営業利益は赤字に転じ、収益性は悪化している。配当利回りは5.61%と同業平均の3.14%を上回るが、配当性向は176.3%と高く、持続可能性に懸念。総合的に見て、株価はほぼ妥当と判断。

指標この会社業種平均
PER (実績)17.9倍26.6倍
PBR0.59倍1.01倍
ROE3.5%7.4%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

2025/3期に営業赤字に転落し、2026/3期も赤字幅が拡大する見込み。強気派は2024/3期に28億円の純利益を出した実績があり、技術力やブランドで回復の可能性があると見る。また、配当利回り5.61%と高水準で、PBR0.58倍と割安感がある。弱気派は繊維産業の構造的な需要減とコスト競争の激化で、赤字からの脱却は難しいと考える。争点は業績悪化のトレンドが続くか、ガバナンスや事業の見直しによる反転があるか。

プラスに働く材料7
  • 資産価値に比べ割安

    PBRは0.58倍で、純資産から見て株価が低い。

  • 高配当利回り

    配当利回りは5.61%と魅力的で、大きな下支え。

  • 過去に回復実績

    2024/3期に28億円の純利益を計上し、業績は循環する。

  • 配当利回り5.61%の高水準継続影響

    配当利回り5.61%はDPS約40円に相当。高利回りが下値を支える。

  • 純利益が2期連続増加通年影響

    純利益はFY2025 4億円→FY2026 5億円と増加。特別損益の改善で増益。

  • PBR0.583倍の割安通年影響

    時価総額96億円に対し純資産約165億円。PBR0.58倍は資産価値から見て魅力的。

  • 売上高の反発通年影響

    売上高はFY2025 100億円からFY2026 107億円へ回復。増収基調が継続。

マイナスに働く材料7
  • 営業赤字継続

    2025/3期と2026/3期に営業赤字を見込み、悪化。

  • 繊維需要の構造減

    国産繊維の需要は長期的に減少傾向。

  • 収益力の脆弱さ

    営業利益率がマイナスで、コスト削減や業態転換が急務。

  • 営業赤字の拡大2027年3月期影響

    営業損益はFY2025 -1億円→FY2026 -2億円。赤字幅が拡大し本業の弱さが顕在化。

  • 減配リスク決算発表後影響

    営業赤字にもかかわらず配当利回り5.61%。赤字が続けば減配の可能性が高まる。

  • 売上高の不安定さ継続影響

    売上高は107→100→107億円と乱高下。業績予想が立てにくく投資家の信頼を損ねる。

  • 外国人保有比率0.4%で需給脆弱継続影響

    外国人保有が0.4%と極端に低く、売買参加者が少ないため値動きが激しくなる。

次の決算で確かめる点
営業損益
赤字からの回復の兆しを確認する最重要指標。
売上高の推移
需要減少のトレンドが続くかを見る。
在庫回転率
在庫過多は資金繰りを圧迫し、改善の鍵。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり40で、前期から+5.0%いまの株価に対する利回りは5.41%。増配か配当維持が3年続いている。

年間配当
¥40
1株あたり
配当利回り
5.41%
いまの株価に対して
配当性向
176.3%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
3年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月4043.9
2018年3月400.079.5
2019年3月400.0114.4
2020年3月35−12.5281.9
2021年3月26−25.7
2022年3月24−7.7
2023年3月22−8.3
2024年3月249.110.6
2025年3月4066.7130.2
2026年3月425.0176.3

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥40

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ4,744人。区分でいちばん多いのは事業法人49.1%。グループ会社や銀行などの安定株主が54.8%を占め、残る45.2%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
事業法人34.739.445.648.750.349.1
個人・その他41.738.737.537.940.243.7
自己株式8.68.68.68.69.69.9
金融機関20.919.415.011.17.35.7
証券会社1.41.51.11.20.90.8
外国法人1.31.00.50.70.90.4

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01ミソノサービス株式会社17.03
02日本毛織株式会社8.62
03株式会社ダイドーリミテッド6.61
04株式会社トーア紡コーポレーション5.10
05株式会社ダイドーフォワード2.22
06タキヒヨー株式会社1.81
07明治安田生命保険相互会社1.63
08ソトー従業員持株会1.59
09株式会社十六銀行1.46
10株式会社三菱UFJ銀行1.27

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で−32%、1株純資産は14期で+2%。直近期のROEは3.5%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月611,1965.214.674.7
2014年3月651,2545.314.1101.5
2015年3月391,2673.126.0219.2
2016年3月421,2113.423.6164.2
2017年3月421,2313.526.643.9
2018年3月241,2122.043.779.5
2019年3月141,1461.268.6114.4
2020年3月−81,080−0.7281.9
2021年3月−651,018−6.2
2022年3月−89887−9.3
2023年3月−57830−6.6
2024年3月2121,12121.83.410.6
2025年3月321,1782.821.2130.2
2026年3月411,2243.517.9176.3

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

11名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は11名。2026/3期の役員報酬は総額48百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約2倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
上田康彦代表取締役 取締役社長6549,000
棚橋宣文取締役 染色加工事業部長6218,000
小澤活人取締役 経営管理部長6118,000
髙塚良司取締役63
吉野哲取締役68
尾関英紀監査役(常勤)6213,000
矢崎信也監査役59
山下佳代子監査役61
野田敦之66
小澤正勝取締役546,000
可児直之取締役63

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)326269
社外取締役413133
監査役1999

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容655字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループは、当社及び子会社6社で構成され、繊維製品の染色加工と製造、販売及び不動産事業を営んでおります。連結子会社であるソトー商事株式会社は当社グループの材料等の購入業務を行っており、また、当社グループは、連結子会社であるソトー興産株式会社に染色加工工程の一部を委託しております。 当社グループの事業に係わる位置づけ及びセグメントとの関連は、次のとおりであります。 なお、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項」に掲げるセグメントの区分と同一であります。 染色加工事業 当社は染色加工を行っております。当社グループの染色加工は、ウール及び複合素材を中心とした高級ファッション衣料や高級メンズ衣料、フォーマル、オフィスユニフォーム向けの素材の染色加工を行っており、起毛加工や光沢加工等の表面加工、撥水加工やウォッシャブル加工等の機能加工を行うことにより、素材の付加価値を高めております。 製品販売事業 当社及び連結子会社4社は独立して繊維製品の製造、販売を行っております。当社グループの製品販売事業は、高級ファッション衣料やオフィスユニフォーム等の素材及び製品の企画、製造及び販売が中心であり、染色加工事業との連携強化を図り付加価値を高めております。また子会社間の連携により、素材から最終製品に至る領域の拡大を図っております。 不動産事業 当社の不動産事業は、量販店等に対する店舗並びに土地の賃貸等を行っております。 事業の系統図は次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題1,338字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)会社の経営の基本方針 当社グループは、企業理念として「感性技術で未来を拓く」をスローガンとし、優れた感性と技術で新しい「価値」を創造し、人々の暮らしに新鮮な喜びや豊かさをもたらすことを企業の使命とし、事業領域と輸出の拡大を図り、安定的、持続的な成長の実現を目指します。SDGs活動を積極的に進めて、環境負荷低減に取り組むとともに、地域社会やステークホルダーとの共存共栄を図ります。 (2)目標とする経営指標 当社グループは、染色加工事業並びに製品販売事業において、急速に変化する市場環境に柔軟に対応する体制を確立し、安定的・持続的な利益基盤の確立と成長を目指し、ROE(連結自己資本利益率)5%、DOE(連結純資産配当率)3.5%を当面の目標といたします。 (3)中長期的な会社の経営戦略 基本方針 ・既存事業における安定的な収益基盤の確立 ・SDGsへの取り組みによる企業価値向上 ・DX・IT化推進による業務改革 ・水平・垂直展開における新たな事業領域拡大 <構造改革> 染色加工事業における安定的収益基盤を構築します。 ①常に全体最適な生産体制を考えた工場運営にあたります。 ②染色改革と環境負荷低減活動を推進し、さらなるコストダウンを図ります。 ③柔軟な人員体制により、生産性の向上を図ります。 ④社員教育を充実させ、従業員の意識改革を図ります。 <成長戦略> 染色加工事業と製品販売事業との連携により、自販の強化を図ります。 ①化合繊のオリジナルな加工開発を進め、事業領域の拡大を図ります。 ②市場ニーズを的確に捉えた商品開発・提案により、付加価値の拡大を図ります。 ③独自の素材・加工によりソトーブランドを確立し、輸出の拡大を図ります。 ④M&Aを視野に入れ水平・垂直展開により利益の拡大を図ります。 (4)経営環境及び対処すべき課題 繊維産業とりわけ当社の主要取扱商品であるファッション衣料分野は、大量生産に伴う大量廃棄が、SDGsの観点から社会問題となっており、アパレルや商社のスタンスが変化したことから、在庫レスの動きがみられ、以前のような見込生産を含む受注環境に戻ることはないものと推測されます。加えて、中国内需が低迷している中で米国との通商問題から、以前より増して安価な中国製品の日本への流入が見られます。また、暖冬の影響により冬物衣料の需要期間が短くなっていること、カジュアル化の進展によりスーツ需要が減退していることから、ウール素材の加工を中心とする当社を取り巻く受注環境は、厳しさを増しております。 このような事業環境が予測される中で、当社グループといたしましては、引き続き染色加工事業と製品販売事業との連携により、市場ニーズに沿った差別化加工の開発・提案を積極的に推し進め、オリジナル製品の自販強化をグループ戦略として、付加価値の拡大を図ってまいります。染色加工事業におきましては、化合繊素材の受注拡大及び輸出拡大を営業戦略として、付加価値の拡大を図り、利益体質の確立を進めてまいります。
事業等のリスク2,078字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要リスクは、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)受託加工業について 当社グループのコア事業である染色加工事業は、売上高が全体の53.1%を占めており、得意先の商品に対して加工を施す受託加工業であります。当社グループは、得意先との取り組みを強化し、情報収集に努めて安定的な受注の確保を図ってまいりますが、最終製品を扱うアパレルや百貨店等の市場での販売及び在庫状況に対する得意先の生産量の調整により、翌年の当社グループの生産量に影響を及ぼす可能性があります。 (2)トレンドの変化について 当社グループの染色加工事業における顧客は、愛知県西部を中心としたいわゆる尾州地区に集中しております。尾州地区は、従来からウール素材を主体とする繊維産地であり、素材のファッショントレンドの変化により、受注数量が大きく左右される傾向にあります。当社グループは、素材の多様化に対応した差別化加工の開発、提案により、尾州地区のみならず他産地からの受注拡大を図っておりますが、変化の激しい最終消費者の嗜好動向によっては、当社グループの経営成績が影響を受ける可能性があります。 (3)原油・ガス価格の変動について 当社グループの染色加工事業における原材料は、石油化学製品に依存しているものが多く、エネルギーはガスを主体としており、原油・ガス価格の値上りに対して、加工単価への転嫁、生産性の向上、省エネ対策等により対処するよう努めておりますが、想定以上の原油・ガス価格の値上りがある場合は、当社グループの経営成績が影響を受ける可能性があります。 (4)不動産賃貸先の状況について 当社グループの不動産事業は主として流通業者への賃貸であり、同業界は競争激化の傾向にあります。従って、それに伴う賃貸料の値下げ圧力は強いものがあり、さらには競争激化等による不採算を理由に賃貸物件の店舗閉鎖が決定されることも想定され、これらにより当社グループの経営成績が影響を受ける可能性があります。 (5)非常事態リスクについて 当社グループのいずれのセグメントにおいても、新型コロナウイルス感染症拡大のような非常事態が発生し、事業運営が困難になった場合、非常事態への対応方針の発信、勤務体制の変更等、事業リスクの最小化に向けた施策を行ってまいりますが、当社グループの経営成績等に大きな影響を受ける可能性があります。 (6)季節偏重について 当社グループの染色加工事業及び製品販売事業は、ウール素材を中心とした秋冬物が中心であります。複合素材等の強化及びスポーツ・ユニフォーム・インナー等事業領域の拡大により生産の平準化を図ってまいりますが、秋冬素材を生産する上期に販売が集中する傾向にあり、当社グループの経営成績が影響を受ける可能性があります。 (7)自然災害について 当社グループの染色加工事業の顧客及び生産拠点は、愛知県西部を中心とした尾州地区に集中しております。このため、当該地区において地震、台風等の大規模災害が発生した場合には仕事量の減少、生産設備の破損、物流機能の麻痺等により操業停止等が生じ、当社グループの経営成績及び財政状態が影響を受ける可能性があります。 (8)海外情勢について 染色加工事業及び製品販売事業の原材料が中国を中心とした海外生産が主であることやグローバル展開を目的とした製品販売事業は、現地の環境規制、政治情勢等の変化や予期せぬカントリーリスクにより、原材料調達の状況及び価格の高騰並びに現地生産等で当社グループの経営成績が影響を受ける可能性があります。 (9)環境規制について 当社グループの染色加工事業は、環境に影響を与える可能性のある薬品等を使用しており、種々の法的規制を受けております。当社グループは法令遵守と仕入管理の徹底を図っておりますが、国内外において環境規制等が強化され、使用が制限された場合、当社グループの経営成績が影響を受ける可能性があります。 (10)金融資産の保有について 当社グループの金融資産は、その多くが株式及び投資信託であるため、個別銘柄の保有の適否に関して毎年精査を行っておりますが、株価、金利及び為替等の動向によっては当社グループの経営成績及び財政状態が影響を受ける可能性があります。 (11)為替相場の変動について 当社グループの染色加工事業、製品販売事業は海外製品と激しく競争しております。また、原材料の仕入については海外からの輸入に依存する部分が多く、当社グループとしてはコスト競争力の強化と差別化加工の開発に努めておりますが、為替相場の変動によっては、当社グループの経営成績が影響を受ける可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)4,357字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要並びに経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 (1) 経営成績 当連結会計年度におけるわが国経済は、雇用や所得環境の改善を背景に、景気の緩やかな回復が見られましたが、米国の関税政策や日中関係の緊張化、年度末にかけての中東情勢の緊迫化を背景とするエネルギーや原材料価格の高騰など、依然として厳しい事業環境にあり先行き不透明な状況が続いております。 繊維産業におきましては、消費者物価上昇による節約志向により、高級衣料品の売上減少が懸念されているのに加えて、製品在庫の削減、見込み生産の縮小の動きが見られ、業界を取り巻く環境は依然として厳しい状況が続くものと思われます。 このような事業環境のもと、当社グループは優れた感性と技術で新しい「価値」を創造し、市場領域及び輸出の拡大を営業戦略として、安定的・持続的成長の実現を目指しております。また、「地球は着替えることができないから」とする当社の環境理念のもと、環境負荷低減活動に取り組むとともに、地域社会やステークホルダーとの共存共栄を図るなど、SDGs活動を積極的に進めてまいります。 当連結会計年度の経営成績は、売上高107億1千5百万円(前連結会計年度比6.7%増)、営業損失2億2千9百万円(前連結会計年度は営業損失1億4千6百万円)、経常損失3千6百万円(前連結会計年度は経常利益3千1百万円)、親会社株主に帰属する当期純利益につきましては、投資有価証券売却益6億4千3百万円を計上したこと等により、5億1千5百万円(前連結会計年度比26.7%増)となりました。 染色加工事業 化合繊素材受注獲得に向けての営業活動を進めてまいりましたが、暖冬やファッショントレンドの変化により、婦人コート地を中心とするウール素材の受注が減少したこと、ニットや紳士物についても、完成品在庫の増加に伴う生産調整やSDGsの観点からの見込生産の縮小に加えて、安価な中国製品の流入の影響もあり、織物が32億1百万円(前連結会計年度比2.8%減)、ニットが24億8千9百万円(前連結会計年度比3.8%減)となり、売上高56億9千万円(前連結会計年度比3.2%減)、営業利益につきましては、売上高の減少及び原材料の値上りや減価償却費の増加等により、営業損失6億6千1百万円(前連結会計年度は営業損失4億9千9百万円)となりました。 製品販売事業 製品販売事業のうち、テキスタイル販売につきましては、染色加工事業と同じく厳しい市場環境が続いており、前連結会計年度比減収減益となりましたが、アパレル製品販売につきまして、昨年1月に子会社化した2社(2025年10月1日付で株式会社ジェノを存続会社としG-STAGE・JAPAN株式会社を消滅会社とする吸収合併)の収益が寄与したことにより、売上高45億3千4百万円(前連結会計年度比22.2%増)、営業利益1億4千8百万円(前連結会計年度比178.1%増)となりました。 不動産事業 売上高4億8千9百万円(前連結会計年度比9.0%増)、営業利益2億8千3百万円(前連結会計年度比5.3%減)となりました。 生産、受注及び販売の実績は、次のとおりであります。 a.生産実績 当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   生産高(千円)   前年同期比(%) 染色加工事業   5,690,734   96.7 製品販売事業   4,461,952   118.4 不動産事業   ―   ― 合計   10,152,686   105.2 (注)   金額は、販売価格によっております。 b.受注実績 当連結会計年度における受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   受注高(千円)   前年同期比(%)   受注残高(千円)   前年同期比(%) 染色加工事業   5,792,842   101.0   1,114,930   110.1 製品販売事業   4,543,784   126.1   526,109   101.8 不動産事業   ―   ―   ―   ― 合計   10,336,627   110.7   1,641,039   107.3 c.販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   販売高(千円)   前年同期比(%) 染色加工事業   5,690,758   96.8 製品販売事業   4,534,504   122.2 不動産事業   489,975   109.0 合計   10,715,238   106.7 (2)財政状態 (資産) 当連結会計年度末の資産は、前連結会計年度末に比べ1億2千3百万円減少し、197億9千2百万円となりました。主な要因は、建物及び構築物が6億1千3百万円、退職給付に係る資産が2億3千9百万円、投資有価証券が1億9千1百万円増加しましたが、現金及び預金が6億4千1百万円、電子記録債権が2億7千6百万円、建設仮勘定が2億4千1百万円減少したことであります。 (負債) 当連結会計年度末の負債は、前連結会計年度末に比べ2億7百万円減少し、48億8千1百万円となりました。主な要因は、繰延税金負債が4億3千3百万円増加しましたが、その他に含まれる未払金が2億5千9百万円、支払手形及び買掛金が1億7千7百万円、長期借入金が1億5千3百万円減少したことであります。 (純資産) 当連結会計年度末の純資産は、前連結会計年度末に比べ8千3百万円増加し、149億1千万円となりました。主な要因は、配当金の支払いにより5億1千6百万円、自己株式の取得により3億2千1百万円減少しましたが、親会社株主に帰属する当期純利益5億1千5百万円を計上したこと、その他有価証券評価差額金が3億4千9百万円、退職給付に係る調整累計額が5千6百万円増加したことであります。 (3) キャッシュ・フロー 営業活動によるキャッシュ・フローは、10億3千4百万円の増加(前連結会計年度は4億7千6百万円の増加)となりました。主な増加要因は、減価償却費8億7百万円、税金等調整前当期純利益7億4千万円であり、主な減少要因は、投資有価証券売却益6億4千3百万円、仕入債務の減少額1億7千7百万円であります。 投資活動によるキャッシュ・フローは、6億1千3百万円の減少(前連結会計年度は12億6千万円の減少)となりました。主な増加要因は、投資有価証券の売却及び償還による収入8億6千9百万円であり、主な減少要因は、有形固定資産の取得による支出15億2千7百万円であります。 財務活動によるキャッシュ・フローは、10億5千7百万円の減少(前連結会計年度は8億2百万円の減少)となりました。主な減少要因は、配当金の支払額5億1千3百万円、自己株式の取得による支出3億2千1百万円であります。 この結果、現金及び現金同等物の期末残高は、前連結会計年度末と比べ6億4千万円減少し、12億5千2百万円となりました。 当社グループの資本の財源及び資金の流動性については、事業活動のために必要な運転資金及び設備投資等の資金需要に対して、自己資金を充当することを基本方針とし、流動性の維持及び健全な財政状態を目指して安定的な営業キャッシュ・フローの創出に努めております。 当社グループは、今後も営業活動によるキャッシュ・フローを基本に将来必要な運転資金及び設備投資資金を調達していく考えであります。 (4) 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。この連結財務諸表を作成するにあたって、資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いておりますが、これらの見積り及び仮定に基づく数値は実際の結果と異なる可能性があります。 連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは以下のとおりであります。 (a)繰延税金資産の回収可能性 繰延税金資産の回収可能性は、将来の税金負担額を軽減する効果を有するかどうかで判断しております。当該判断は、収益力に基づく一時差異等加減算前課税所得の十分性、タックス・プランニングに基づく一時差異等加減算前課税所得の十分性及び将来加算一時差異の十分性のいずれかを満たしているかどうかにより判断しております。 収益力に基づく一時差異等加減算前課税所得の十分性を判断するにあたっては、一時差異等の解消見込年度及び繰戻・繰越期間における課税所得を見積っております。 当該見積り及び当該仮定について、将来の不確実な経済条件の変動等により見直しが必要となった場合、翌連結会計年度以降の連結財務諸表において認識する繰延税金資産及び法人税等調整額の金額に重要な影響を与える可能性があります。 (b)退職給付債務の算定 当社グループには、確定給付制度を採用している会社が存在します。確定給付制度の退職給付債務及び関連する勤務費用は、数理計算上の仮定を用いて退職給付見込額を見積り、割り引くことにより算定しております。数理計算上の仮定には、割引率、予想昇給率等の様々な計算基礎があります。 当該見積り及び当該仮定について、将来の不確実な経済条件の変動等により見直しが必要となった場合、翌連結会計年度以降の連結財務諸表において認識する退職給付に係る負債及び退職給付費用の金額に重要な影響を与える可能性があります。 なお、当連結会計年度末の退職給付債務の算定に用いた主要な数理計算上の仮定は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (退職給付関係)(9)数理計算上の計算基礎に関する事項」に記載のとおりであります。 (c)減損会計における将来キャッシュ・フロー 「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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