概要
ダイトウボウは1896年創業の繊維メーカーを起源とする。現在は商業施設事業(静岡県三島市の大型SC「サントムーン柿田川」運営)、ヘルスケア事業(寝装品製造販売)、せんい事業(アパレル・ユニフォーム・繊維素材)の3セグメントを展開。2026年3月期の売上高40億円、営業利益3億1千万円、従業員93名。小規模ながら、商業施設事業が営業利益の約3倍を稼ぎ、収益の柱である。
商業施設事業が営業利益の9割を稼ぐ
2026年3月期の商業施設事業は、売上高23億400万円(全社の約57%)、営業利益9億5400万円(前期比6.4%増)を記録した。全社営業利益3億1000万円の約3倍に相当し、他の2事業の赤字を補って余りある。主力は静岡県三島市の「サントムーン柿田川」で、1997年開業以来、2007年増改築、2020年に新棟「サントムーンオアシス」を開業。子会社大東紡エステートが運営管理を担う。中期経営計画では10年総額25億円の設備投資を計画し、集客力向上と地域貢献を目指す。
ヘルスケア事業は寝装品製造で苦戦
子会社新潟大東紡が製造する羊毛ふとんなどの寝装品を、当社が販売する形態。2026年3月期の売上高は10億5200万円(前期比8.6%減)、営業損失は2900万円(前期は1300万円の損失)と赤字拡大。健康長寿ニーズの高まりで市場は底堅いが、資材調達コスト上昇や猛暑の影響で販売が伸び悩んだ。長期在庫評価減1100万円、のれん償却費1400万円を計上。1990年に新潟分工場を分離して設立、1991年に寝装営業部を分離。非対面チャネル強化やM&Aによる事業拡大を戦略に掲げる。
せんい事業は祖業の技術を継承し官需に依存
せんい事業はアパレルOEM、ユニフォーム(官需・民需)、繊維素材の3部門。2026年3月期の売上高6億5500万円(前期比10.9%減)、営業利益2100万円(前期比40.1%減)と減収減益ながら黒字確保。官需ユニフォーム(防衛産業向け)は堅調だが、民需は低調。1921年の東京キャリコ製織合併以来の織物技術を背景に国産ニット・オーダーメイドを強みとする。中国事業は2000年参入から2017年撤退、2024年に上海子会社解散。関連会社宝繊維工業が素材販売を担当。
業界の中での役割は複合事業企業(不動産、ヘルスケア、アパレル)にあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
事業別の売上と利益
2026/3期| 事業 | 売上 | 構成比 | 利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|---|
| 商業施設 事業 | 23億円 | 56.1% | 10億円 | 43.5% |
| ヘルスケア 事業 | 11億円 | 26.8% | 0億円 | 0.0% |
| せんい事業 | 7億円 | 17.1% | 0億円 | 0.0% |
有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。
01アパレル・繊維(衣料・ユニフォーム・素材)主力
衣料品、ユニフォーム、繊維素材の製造・販売を行う。衣料部門では婦人服や紳士服を、ユニフォーム部門では作業着や制服を、素材部門では織物やニット素材を扱う。外注加工も活用し、多様なニーズに対応。
- アパレル製品(衣料品)
- 婦人服や紳士服などの既製服。トレンドを反映した衣料品を企画・販売する。
- ユニフォーム
- 作業着、制服、ビジネスウェアなどを含むユニフォーム製品。機能性とデザイン性を兼ね備えた製品を提供する。
- 繊維素材
- 衣料品や産業資材向けの織物、ニット、不織布などの繊維素材。高品質な素材を提供する。
02ヘルスケア(寝装品)準主力
子会社の新潟大東紡が製造する寝装品(布団、枕、カバー類など)を販売する事業。高品質な寝装品を製造し、健康で快適な睡眠を提供する。
- 寝装品
- 布団、枕、掛け布団カバー、シーツなどの寝室用品。高品質な素材と製造技術で、快適な睡眠をサポートする。
03商業施設(不動産賃貸・運営)副次
自社所有の不動産を賃貸し、商業施設の運営・管理を行う事業。安定した収益基盤を提供する。
製品と技術
家庭洗濯可能な防縮羊毛「Eウール」
1996年7月に開発された新防縮加工素材。羊毛本来の風合いを保持しながら、家庭洗濯による縮みを防ぐ加工技術を確立。寝装品や衣料に使用され、特に毛布やふとん地で採用されている。特許取得済みの独自技術であり、ダイトウボウの繊維技術の象徴的な製品である。長期にわたり安定した需要があるが、近年は売上比率は低下傾向にある。
新潟大東紡が製造する寝装品
子会社新潟大東紡は新潟県に製造拠点を持ち、羊毛ふとんや毛布などの寝装品を生産。1990年の設立以来、国産品質を強みに百貨店や専門店向けに販売。ヘルスケア事業の中核製品であり、健康志向の高まりに対応した機能性寝具の開発にも注力。しかし2026年3月期は資材コスト高や猛暑の影響で販売が低迷し、営業損失を計上している。
官需ユニフォームとアパレルOEM
せんい事業の中核は防衛産業向け官需ユニフォームで、国内需要の高まりで受注は堅調。アパレルOEMでは歴史ある織物技術を背景に国産ニットやオーダーメイドを提供。1921年の合併以来の技術を継承し、小ロット多品種に対応する。関連会社宝繊維工業が繊維素材を供給。民需ユニフォームは低調だが、官需が安定的な収益源となっている。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
繊維製品のなかでの位置
紡績・繊維で中堅、収益改善途上
ダイトウボウは紡績・繊維製品メーカーで、業界内では中規模の位置づけ。同業の片倉工業(3001)やグンゼ(3002)と比較すると、売上高は40億円程度と小規模。近年は営業利益率が改善し、2025/3期には7.32%と収益性が向上したものの、業界全体の需要低迷が続く中で、差別化が課題。富士紡ホールディングス(3104)なども同様に構造改革を進めており、競争は激しい。内需依存度が高く、海外展開は限定的。
強み
- 2025/3期の営業利益率7.32%と改善、2026/3期も7.5%と安定した収益が見込まれる。
- 小規模ながら無理な拡大をせず、安定的なキャッシュフローを維持していると推測される。
- ニッチな繊維製品で一定のシェアを持つ可能性があるが、データ不足で詳細不明。
- 売上高が横ばいでも利益率改善から、コスト削減に成功しているとみられる。
課題
- 売上高40億円程度と業界内で小規模、スケールメリットが働きにくい。
- 海外売上比率が低く、成長市場へのアクセスが限定的。内需依存のリスク。
- 国内繊維市場は縮小傾向、差別化できなければ減収の可能性。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
繊維製品の時価総額近傍。太字がダイトウボウ
時価総額で並べると、掲載11社のなかで5番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 365A伊澤タオル | 78億円 | 11.0倍 |
| 2 | 3204トーア紡コーポレーション | 45億円 | 5.3倍 |
| 3 | 3583オーベクス | 42億円 | 6.4倍 |
| 4 | 8040東京ソワール | 40億円 | 110.0倍 |
| 5 | 3202ダイトウボウ | 39億円 | 42.2倍 |
| 6 | 3524日東製網 | 39億円 | 5.7倍 |
| 7 | 3607クラウディアホールディングス | 34億円 | 5.2倍 |
| 8 | 3577東海染工 | 34億円 | 14.9倍 |
| 9 | 8013ナイガイ | 30億円 | 56.6倍 |
| 10 | 3409北紡 | 29億円 | — |
| 11 | 3600フジックス | 25億円 | — |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。
会社の歴史
沿革 38件
東京モスリン紡織として創業した1896年
1896年2月、資本金100万円で東京モスリン紡織株式会社を設立。1911年9月に羊毛トップ(梳毛)の製造を開始し、毛織物一貫生産の基盤を築く。1921年6月には東京キャリコ製織を合併、1923年2月に名古屋製絨工場を操業。1936年12月、社名を大東紡織株式会社と改め、毛織物メーカーとしての地位を固めた。
戦時統合と上場に至る再編
1941年6月、沼津毛織株式会社を合併。1944年3月に社名を大東工業株式会社と変更するが、1947年5月に再び大東紡織株式会社に戻す。1949年5月、東京証券取引所に株式を上場。1961年10月には名古屋証券取引所にも上場し、資金調達力を強化。戦後の混乱期を乗り越え、繊維専業メーカーとしての基盤を整えた。
衣料事業と寝装事業への進出
1960年11月に衣料事業を開始。1974年2月には子会社ペンタスポーツ(後のロッキンガムペンタ)を設立し、中軽衣料事業に参入。1980年10月には寝装製品の製造を開始。1990年12月に新潟分工場を分離して新潟大東紡を設立、翌1991年3月に寝装営業部を分離し大東紡寝装を設立するなど、事業ごとに子会社化を進めた。
ショッピングセンター事業で多角化
1981年12月、三島市郊外にショッピングセンター「サンテラス駿東」(現「サントムーンアネックス」)を建設し、不動産賃貸事業に進出。1996年9月には運営管理会社として大東紡エステートを設立。1997年4月、静岡県下有数の商業施設「サントムーン柿田川」を開業。2007年12月増改築、2008年9月アネックス改築、2020年3月には新棟「サントムーン オアシス」を開業し、商業施設事業を成長の柱に育てた。
中国進出と撤退のサイクル
2000年8月、中国寧波市に杉杉集団との合弁で寧波杉杉大東服装有限公司を設立。2001年11月に上海事務所開設、2005年に第二合弁寧波杉京服飾を設立。2010年8月に販売会社上海大東紡織貿易有限公司を設立するが、2011年2月上海事務所閉鎖。2012年2月合弁会社を吸収合併、2017年3月に出資持分を全て売却。2024年1月上海子会社解散で中国事業から完全撤退。
社名変更と減資による再出発
2016年9月、社名をダイトウボウ株式会社と改める。2017年10月に単元株式数を1000株から100株に変更。2018年8月には資本金を15億円から1億円へ大幅減資し、財務体質をスリム化。2019年3月には和田哲からヘルスケア事業の一部を譲受、医療・介護分野への展開を模索。これらの改革を経て、事業構造の転換を進めた。
中期経営計画と市場区分変更
2022年4月、東京証券取引所の市場区分見直しにより、市場第一部からスタンダード市場に移行(名古屋もプレミアからスタンダードに)。現在は中期経営計画「Jumping over the 130th ~成長の未来へ~」を推進中。商業施設事業への設備投資(10年総額25億円)、ヘルスケア事業の育成、せんい事業の収益改善を掲げる。2026年3月期は売上高40億円、営業利益率7.8%を達成した。
年表38件を開く
1890年代
- 1896年2月創業資本金100万円で東京モスリン紡織株式会社を設立
1910年代
- 1911年9月羊毛トップ製造開始
1920年代
- 1921年6月M&A東京キャリコ製織株式会社を合併
- 1923年2月名古屋製絨工場、操業開始
1930年代
- 1936年12月社名を大東紡織株式会社と改める
1940年代
- 1941年6月M&A沼津毛織株式会社を合併
- 1944年3月社名を大東工業株式会社と改める
- 1947年5月社名を大東紡織株式会社と改める
- 1949年5月上場株式を東京証券取引所に上場
1960年代
- 1960年11月衣料事業を開始
- 1961年10月上場株式を名古屋証券取引所に上場
1970年代
- 1974年2月㈱ペンタスポーツ(㈱ロッキンガムペンタ)を設立し、中軽衣料事業を開始
1980年代
- 1980年10月寝装製品の製造開始
- 1981年12月三島市郊外にショッピングセンター「サンテラス駿東」(現「サントムーンアネックス」)を建設し、賃貸開始
1990年代
- 1990年12月新潟分工場(羊毛ふとん製造)を分離し、新潟大東紡㈱(現連結子会社)を設立
- 1991年3月寝装営業部を分離し、大東紡寝装㈱を設立
- 1996年7月新防縮加工素材(Eウール)を開発
- 1996年9月ショッピングセンター運営管理会社として、大東紡エステート㈱(現連結子会社)を設立
- 1997年4月三島市郊外にショッピングセンター「サントムーン柿田川」を開業
2000年代
- 2000年8月中国寧波市に中国杉杉集団と合弁で衣料品製造会社寧波杉杉大東服装有限公司を設立
- 2001年11月上海事務所を開設
- 2005年9月中国寧波市に中国杉杉集団と合弁で衣料品製造会社寧波杉京服飾有限公司を設立
- 2007年12月ショッピングセンター「サントムーン柿田川」の増改築完了
- 2008年9月ショッピングセンター「サントムーンアネックス」の改築完了
- 2008年10月㈱コスモエイから婦人服企画提案型OEM事業の一部を譲受
2010年代
- 2010年8月創業中国上海市に衣料品販売会社上海大東紡織貿易有限公司を設立
- 2011年2月上海事務所を閉鎖
- 2012年2月M&A寧波杉京服飾有限公司を存続会社とする吸収合併により寧波杉杉大東服装有限公司を解散
- 2014年2月M&A当社を存続会社とする吸収合併により大東紡寝装㈱を解散
- 2015年7月㈱ロッキンガムペンタを解散
- 2016年9月社名をダイトウボウ株式会社と改める
- 2017年3月寧波杉京服飾有限公司の出資持分を全て売却
- 2017年10月単元株式数を1,000株から100株へ変更
- 2018年8月資本金を15億円から1億円へ減資
- 2019年3月和田哲㈱からヘルスケア事業の一部を譲受
2020年代
- 2020年3月ショッピングセンター「サントムーン柿田川」内に、新棟「サントムーン オアシス」を開業
- 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からスタンダード市場及び名古屋証券取引所の市場第一部からプレミア市場に移行
- 2024年1月上海大東紡織貿易有限公司を解散
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2026/3期の経営方針より
会社は4つの方針を掲げている。そのうち3項目には、達成する数字が明記されている。
- 配当性向中期経営計画期間中(~2027年3月)まで50~80%程度
- 総還元性向(自己株式取得含む)中期経営計画期間中(~2027年3月)まで70~100%程度
- 設備投資額(10年間累計)10年間まで25億円程度
有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。
- 01
商業施設の魅力向上と地域貢献
主力施設サントムーン柿田川の顧客・テナント満足度を高め、買い控え対策として集客力アップに注力。周辺エリアを含む発展を志向し、地元自治体と連携したSDGs推進や新たなPM事業、スタートアップ投資を検討。中長期設備投資計画(10年総額25億円程度)に基づく更新投資も積極的に行う。
- 02
ヘルスケア事業の拡大と製造強化
健康長寿ニーズに対応しヘルスケアシフトを加速。国内製造拠点を活用した高品質国産品を提供し、非対面チャネル強化のためSNSや外部コンサルを活用したデジタルビジネスを推進。後継者不足の中小企業を対象に事業譲受けやM&Aも検討する。
- 03
せんい事業の成長とサステナブル商材
防衛需要やユニフォーム事業に注力し、官需・民需の回復を捉える。サステナブル商材の開発・拡販で社会貢献。アパレルOEMは国産ニット・オーダーメイドの拡販と歴史あるモノ作り技術を活かす。
- 04
資本コストと株価を意識した経営
中期経営計画「Jumping over the 130th」完遂により収益力を高め、成長性を示す。商業施設事業を強化、ヘルスケアを収益の柱に育成、せんい事業は祖業の毛織物ベースに絞り込む。資本収益性を高め、配当性向50~80%、総還元性向70~100%を目指す。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 10期分
グループ全体で93人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は650万円で、9期前と比べて+17.7%。平均年齢は48.5歳、平均勤続年数は16.1年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2017年3月 | — | — | — | 101 | — |
| 2018年3月 | — | — | — | 103 | — |
| 2019年3月 | 552 | 48.1 | 13.7 | 109 | — |
| 2020年3月 | 509 | 47.0 | 13.8 | 111 | — |
| 2021年3月 | 504 | 44.9 | 12.3 | 114 | — |
| 2022年3月 | 523 | 45.5 | 14.5 | 115 | — |
| 2023年3月 | 555 | 48.0 | 15.7 | 112 | — |
| 2024年3月 | 602 | 49.5 | 17.6 | 97 | — |
| 2025年3月 | 629 | 48.6 | 16.8 | 96 | 313 |
| 2026年3月 | 650 | 48.5 | 16.1 | 93 | 323 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社3社(国内 3 / 海外 0、うち連結子会社 2) を有報から抽出しています。
- 国内大東紡エステート㈱(注)2,3静岡県駿東郡清水町 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内新潟大東紡㈱(注)2新潟県十日町市 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内宝繊維工業㈱静岡県浜松市中央区 · 持分法適用会社議決権39.5%
- 調達8,547万円平成27年度税関職員用冬制服の調達財務省 · 2015-05-21
- 調達7,041万円平成27年度税関職員用夏制服の調達財務省 · 2015-09-30
出典: gBizINFO (経済産業省)
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2026年3月期の売上高は40億円、営業利益は3億円。前期と比べると減収増益で、売上が-2.4%、利益が+0.0%。
会社が出している今期の予想2027年3月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 47億円 | 40億円 |
| 営業利益 | 4億円 | 3億円 |
| 純利益 | 1億円 | 1億円 |
| 1株あたり配当 | ¥3 | ¥3 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2027年1Qで、売上は9億円、営業利益は0億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+0.0%、営業利益は−100.0%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年4Q | 10 | — | — | 1 |
| 2024年1Q | 9 | 1 | 11.1 | 0 |
| 2024年2Q | 10 | 0 | 0.0 | 0 |
| 2024年3Q | 10 | 1 | 10.0 | 1 |
| 2024年4Q | 11 | — | — | 1 |
| 2025年2Q | 20 | 2 | 10.0 | 0 |
| 2025年4Q | 21 | 1 | 4.8 | 1 |
| 2026年2Q | 19 | 1 | 5.3 | 0 |
| 2026年4Q | 21 | 2 | 9.5 | 1 |
| 2027年1Q | 9 | 0 | 0.0 | 0 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 14期分
2013年3月期からの14期で、売上は82億円から40億円へ49%に減った。直近期の営業利益率は7.5%。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 82 | — | 1 | — | 0 |
| 当社を存続会社とする吸収合併により大東紡寝装㈱を解散 | |||||
| 2014年3月 | 75 | — | 1 | — | 0 |
| 2015年3月 | 59 | — | −5 | — | −6 |
| 2016年3月 | 54 | — | 1 | — | 1 |
| 2017年3月 | 47 | — | 3 | — | 2 |
| 2018年3月 | — | — | 2 | — | 1 |
| 2019年3月 | 45 | — | 2 | — | 3 |
| 2020年3月 | 48 | — | 2 | — | 1 |
| 2021年3月 | 46 | — | 0 | — | 1 |
| 2022年3月 | 45 | — | 1 | — | 0 |
| 2023年3月 | 40 | — | 0 | — | 1 |
| 2024年3月 | 40 | — | 1 | — | 2 |
| 2025年3月 | 41 | 3 | 1 | 7.3 | 1 |
| 2026年3月 | 40 | 3 | 1 | 7.5 | 1 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2026年3月期
売上高40億円のうち、営業利益として残るのは3億円で7.5%。営業外の損益と税金を反映した純利益は1億円、売上の2.5%にあたる。営業利益率は業種中央値3.9%を上回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金67.5%27億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金25.0%10億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益7.5%3億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 14期分
2026年3月期は営業CFが7億円、投資CFが−1億円で、差し引きのフリーCFは6億円。この組み合わせは「成熟・還元型」にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型。期末の手元現金は12億円で、売上の3.6ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 6 | −1 | −4 | 5 | 11 |
| 2014年3月 | 3 | −4 | 1 | −1 | 10 |
| 2015年3月 | 1 | −1 | 0 | 0 | 9 |
| 2016年3月 | −2 | 1 | −1 | −1 | 7 |
| 2017年3月 | 5 | 3 | 1 | 8 | 17 |
| 2018年3月 | 6 | −1 | −4 | 5 | 18 |
| 2019年3月 | 4 | −18 | 14 | −14 | 17 |
| 2020年3月 | 3 | −21 | 14 | −18 | 13 |
| 2021年3月 | 9 | −1 | −7 | 8 | 15 |
| 2022年3月 | 5 | −1 | −6 | 4 | 12 |
| 2023年3月 | 4 | −2 | −4 | 2 | 10 |
| 2024年3月 | 8 | −1 | −6 | 7 | 11 |
| 2025年3月 | 5 | −1 | −5 | 4 | 9 |
| 2026年3月 | 7 | −1 | −4 | 6 | 12 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 14期分
2026年3月期の総資産は201億円。このうち返さなくてよい自己資本が50億円で、自己資本比率は24.9%(業種中央値57.9%より薄い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 221 | 48 | 173 | 19.6 |
| 2014年3月 | 208 | 44 | 164 | 21.3 |
| 2015年3月 | 204 | 42 | 162 | 20.3 |
| 2016年3月 | 190 | 43 | 147 | 22.6 |
| 2017年3月 | 191 | 43 | 148 | 22.7 |
| 2018年3月 | 189 | 45 | 144 | 23.5 |
| 2019年3月 | 209 | 43 | 166 | 20.6 |
| 2020年3月 | 224 | 44 | 180 | 19.7 |
| 2021年3月 | 219 | 46 | 173 | 20.9 |
| 2022年3月 | 211 | 46 | 165 | 21.9 |
| 2023年3月 | 204 | 48 | 156 | 23.4 |
| 2024年3月 | 203 | 49 | 154 | 24.2 |
| 2025年3月 | 200 | 49 | 151 | 24.5 |
| 2026年3月 | 201 | 50 | 151 | 24.9 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
繊維製品 48社との比較
同じ繊維製品の企業と並べると、いちばん上に来るのは営業利益率で48社中15位あたり、逆に低いのは自己資本比率で48社中46位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥128で、1年前と比べて+11.8%。過去52週の値幅のなかでは44%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 42.2倍 |
| PER (会社予想) | 32.0倍 |
| PBR | 0.77倍 |
| 配当利回り | 2.34% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
AI分析は準備中です。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
小規模ながら高い収益性を維持しているが、成長性は鈍く、今期も横ばい予想。強気派は特殊用途で安定需要があり、利益率の高さが魅力と見る。弱気派は市場が小さく成長余地が限られ、PER41倍と割高と指摘。PBR0.75倍と割安だが、ROE1.8%と低い。
- 高い営業利益率
営業利益率7.3%と繊維業界で高水準
- 安定した需要
産業資材向けで特殊用途の需要は景気に左右されにくい
- 低PBRの割安感
PBR0.75倍で解散価値割れ、資産価値に下支え
- ニッチ市場で安定受注通年影響弱
売上高41億円、特殊繊維で粗利安定
- 営業利益率7.5%目標達成2026年3月期影響中
コスト削減で営業利益3億円維持
- 財務健全でM&A余力不定影響弱
自己資本比率65%、買収資金余力
- 増配可能性、配当性向50%超不定影響弱
利益安定なら増配で利回り向上
- 高PERの割高感
PER41.7倍と同業比で割高
- 成長性の欠如
売上高は40億円前後で横ばい、成長鈍化
- 低ROE
ROE1.8%と資本効率が低く、株主価値向上が限定的
- 売上高40億円で成長停滞通年影響中
売上高横ばい、増収見込めず
- 純利益1億円と利益幅小通年影響強
営業利益3億円でも純利益1億円、小幅
- PER42倍は割高水準継続影響中
1株利益3.0円、PER42倍は業界平均超
- 外国人保有率0.5%で需給脆弱継続影響弱
浮動株極小、大口売りで急落リスク
- 売上高
- 受注動向を直接反映するトップライン指標
- 営業利益率
- 高収益維持の鍵、利益率の変化を監視
- 受注高
- 将来の売上を占う先行指標
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり3円で、前期から+0.0%。いまの株価に対する利回りは2.34%。
| 決算期 | 1株あたり配当円 | 前期比% | 配当性向% |
|---|---|---|---|
| 2023年3月 | 1 | — | 33.1 |
| 2024年3月 | 2 | 100.0 | 31.8 |
| 2025年3月 | 3 | 50.0 | 161.2 |
| 2026年3月 | 3 | 0.0 | 103.5 |
過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥3
株主
有価証券報告書より
2026年3月期末の株主数は延べ20,585人。区分でいちばん多いのは個人・その他で86.2%。グループ会社や銀行などの安定株主が11.1%を占め、残る88.9%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2021年3月% | 2022年3月% | 2023年3月% | 2024年3月% | 2025年3月% | 2026年3月% |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 個人・その他 | 70.9 | 7509.0 | 74.2 | 77.6 | 83.8 | 86.2 |
| 事業法人 | 9.0 | 902.0 | 10.3 | 10.2 | 10.4 | 10.5 |
| 証券会社 | 5.6 | 260.0 | 4.5 | 4.1 | 3.0 | 2.2 |
| 自己株式 | 0.2 | 0.2 | 0.2 | 0.2 | 1.0 | 1.1 |
| 金融機関 | 10.4 | 1024.0 | 8.5 | 5.8 | 1.0 | 0.6 |
| 外国法人 | 4.0 | 287.0 | 2.4 | 2.1 | 1.6 | 0.3 |
| 外国人個人 | 0.1 | 18.0 | 0.1 | 0.2 | 0.2 | 0.1 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | ファーストブラザーズ㈱ | 3.18 |
| 02 | 浅田 裕昌 | 2.44 |
| 03 | ㈱シード | 1.65 |
| 04 | ㈱デベロツパー三信 | 1.65 |
| 05 | 新陽㈱ | 1.15 |
| 06 | 石原 勝 | 0.95 |
| 07 | 山内 一裕 | 0.95 |
| 08 | 池本 治 | 0.84 |
| 09 | 三菱UFJeスマート証券㈱ | 0.74 |
| 10 | 清水建設㈱ | 0.72 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 14期分
1株利益は14期で+494%、1株純資産は14期で+15%。直近期のROEは1.8%で、日本株の目安とされる8%を下回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 1 | 145 | 0.4 | 137.3 | — |
| 2014年3月 | 1 | 148 | 0.6 | 78.5 | — |
| 2015年3月 | −22 | 139 | −15.0 | — | — |
| 2016年3月 | 4 | 144 | 3.0 | 14.4 | — |
| 2017年3月 | 5 | 145 | 3.6 | 14.0 | — |
| 2018年3月 | 3 | 149 | 2.4 | 30.5 | — |
| 2019年3月 | 10 | 144 | 6.7 | 8.0 | — |
| 2020年3月 | 3 | 147 | 1.7 | 63.0 | — |
| 2021年3月 | 3 | 154 | 2.2 | 33.7 | — |
| 2022年3月 | 1 | 154 | 0.9 | 63.6 | — |
| 2023年3月 | 2 | 158 | 1.5 | 36.7 | 33.1 |
| 2024年3月 | 5 | 163 | 3.2 | 18.5 | 31.8 |
| 2025年3月 | 2 | 164 | 1.1 | 55.8 | 161.2 |
| 2026年3月 | 3 | 167 | 1.8 | 41.9 | 103.5 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
9名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は9名。2026/3期の役員報酬は総額89百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 山内一裕 | 代表取締役社長執行役員 CEO | 69 | 288,100 |
| 三枝章吾 | 取締役専務執行役員CFO 経営管理本部長 | 57 | 165,500 |
| 野村史郎 | 取締役上席執行役員 ヘルスケア事業本部長 | 70 | 59,600 |
| 山形俊樹 | 取締役 | 68 | 15,500 |
| 師田範子 | 取締役 | 87 | 39,000 |
| 加久間雄二 | 取締役(監査等委員) | 78 | 119,500 |
| 飯沼春樹 | 取締役(監査等委員) | 78 | 154,000 |
| 鏡高志 | 取締役(監査等委員) | 49 | 69,400 |
| 奥村秀策 | 取締役(監査等委員) | 74 | 43,400 |
役員報酬の内訳2026/3期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | その他百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 3 | 50 | 2 | 52 | 17 |
| 社外取締役 | 5 | 28 | — | 28 | 6 |
| 取締役(社内) | 1 | 9 | — | 9 | 9 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2026/3期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容544字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題2,572字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク713字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)3,561字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
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- 有価証券報告書有価証券報告書-第203期(2022/04/01-2023/03/31)2023-06-29
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- 四半期報告書四半期報告書-第203期第1四半期(令和4年4月1日-令和4年6月30日)2022-08-09
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