本文へスキップ
超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

ダイトウボウ

Daitobo Co., Ltd.3202 · Standard · 繊維製品

商業施設運営、寝装品製造、アパレル・繊維の3事業を柱とする老舗企業。大阪・東京に不動産を保有。

概要

ダイトウボウは1896年創業の繊維メーカーを起源とする。現在は商業施設事業(静岡県三島市の大型SC「サントムーン柿田川」運営)、ヘルスケア事業(寝装品製造販売)、せんい事業(アパレル・ユニフォーム・繊維素材)の3セグメントを展開。2026年3月期の売上高40億円、営業利益3億1千万円、従業員93名。小規模ながら、商業施設事業が営業利益の約3倍を稼ぎ、収益の柱である。

商業施設事業が営業利益の9割を稼ぐ

2026年3月期の商業施設事業は、売上高23億400万円(全社の約57%)、営業利益9億5400万円(前期比6.4%増)を記録した。全社営業利益3億1000万円の約3倍に相当し、他の2事業の赤字を補って余りある。主力は静岡県三島市の「サントムーン柿田川」で、1997年開業以来、2007年増改築、2020年に新棟「サントムーンオアシス」を開業。子会社大東紡エステートが運営管理を担う。中期経営計画では10年総額25億円の設備投資を計画し、集客力向上と地域貢献を目指す。

ヘルスケア事業は寝装品製造で苦戦

子会社新潟大東紡が製造する羊毛ふとんなどの寝装品を、当社が販売する形態。2026年3月期の売上高は10億5200万円(前期比8.6%減)、営業損失は2900万円(前期は1300万円の損失)と赤字拡大。健康長寿ニーズの高まりで市場は底堅いが、資材調達コスト上昇や猛暑の影響で販売が伸び悩んだ。長期在庫評価減1100万円、のれん償却費1400万円を計上。1990年に新潟分工場を分離して設立、1991年に寝装営業部を分離。非対面チャネル強化やM&Aによる事業拡大を戦略に掲げる。

せんい事業は祖業の技術を継承し官需に依存

せんい事業はアパレルOEM、ユニフォーム(官需・民需)、繊維素材の3部門。2026年3月期の売上高6億5500万円(前期比10.9%減)、営業利益2100万円(前期比40.1%減)と減収減益ながら黒字確保。官需ユニフォーム(防衛産業向け)は堅調だが、民需は低調。1921年の東京キャリコ製織合併以来の織物技術を背景に国産ニット・オーダーメイドを強みとする。中国事業は2000年参入から2017年撤退、2024年に上海子会社解散。関連会社宝繊維工業が素材販売を担当。

業界の中での役割は複合事業企業(不動産、ヘルスケア、アパレル)にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
40億円
営業利益
3億円
営業利益率
7.5%
純利益
1億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
商業施設 事業23億円56.1%10億円43.5%
ヘルスケア 事業11億円26.8%0億円0.0%
せんい事業7億円17.1%0億円0.0%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01アパレル・繊維(衣料・ユニフォーム・素材)主力

衣料品、ユニフォーム、繊維素材の製造・販売を行う。衣料部門では婦人服や紳士服を、ユニフォーム部門では作業着や制服を、素材部門では織物やニット素材を扱う。外注加工も活用し、多様なニーズに対応。

主な製品・サービス3
アパレル製品(衣料品)
婦人服や紳士服などの既製服。トレンドを反映した衣料品を企画・販売する。
ユニフォーム
作業着、制服、ビジネスウェアなどを含むユニフォーム製品。機能性とデザイン性を兼ね備えた製品を提供する。
繊維素材
衣料品や産業資材向けの織物、ニット、不織布などの繊維素材。高品質な素材を提供する。

02ヘルスケア(寝装品)準主力

子会社の新潟大東紡が製造する寝装品(布団、枕、カバー類など)を販売する事業。高品質な寝装品を製造し、健康で快適な睡眠を提供する。

主な製品・サービス1
寝装品
布団、枕、掛け布団カバー、シーツなどの寝室用品。高品質な素材と製造技術で、快適な睡眠をサポートする。

03商業施設(不動産賃貸・運営)副次

自社所有の不動産を賃貸し、商業施設の運営・管理を行う事業。安定した収益基盤を提供する。

製品と技術

家庭洗濯可能な防縮羊毛「Eウール」

1996年7月に開発された新防縮加工素材。羊毛本来の風合いを保持しながら、家庭洗濯による縮みを防ぐ加工技術を確立。寝装品や衣料に使用され、特に毛布やふとん地で採用されている。特許取得済みの独自技術であり、ダイトウボウの繊維技術の象徴的な製品である。長期にわたり安定した需要があるが、近年は売上比率は低下傾向にある。

新潟大東紡が製造する寝装品

子会社新潟大東紡は新潟県に製造拠点を持ち、羊毛ふとんや毛布などの寝装品を生産。1990年の設立以来、国産品質を強みに百貨店や専門店向けに販売。ヘルスケア事業の中核製品であり、健康志向の高まりに対応した機能性寝具の開発にも注力。しかし2026年3月期は資材コスト高や猛暑の影響で販売が低迷し、営業損失を計上している。

官需ユニフォームとアパレルOEM

せんい事業の中核は防衛産業向け官需ユニフォームで、国内需要の高まりで受注は堅調。アパレルOEMでは歴史ある織物技術を背景に国産ニットやオーダーメイドを提供。1921年の合併以来の技術を継承し、小ロット多品種に対応する。関連会社宝繊維工業が繊維素材を供給。民需ユニフォームは低調だが、官需が安定的な収益源となっている。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

繊維製品のなかでの位置

紡績・繊維で中堅、収益改善途上

ダイトウボウは紡績・繊維製品メーカーで、業界内では中規模の位置づけ。同業の片倉工業(3001)やグンゼ(3002)と比較すると、売上高は40億円程度と小規模。近年は営業利益率が改善し、2025/3期には7.32%と収益性が向上したものの、業界全体の需要低迷が続く中で、差別化が課題。富士紡ホールディングス(3104)なども同様に構造改革を進めており、競争は激しい。内需依存度が高く、海外展開は限定的。

強み

  • 2025/3期の営業利益率7.32%と改善、2026/3期も7.5%と安定した収益が見込まれる。
  • 小規模ながら無理な拡大をせず、安定的なキャッシュフローを維持していると推測される。
  • ニッチな繊維製品で一定のシェアを持つ可能性があるが、データ不足で詳細不明。
  • 売上高が横ばいでも利益率改善から、コスト削減に成功しているとみられる。

課題

  • 売上高40億円程度と業界内で小規模、スケールメリットが働きにくい。
  • 海外売上比率が低く、成長市場へのアクセスが限定的。内需依存のリスク。
  • 国内繊維市場は縮小傾向、差別化できなければ減収の可能性。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

繊維製品の時価総額近傍。太字がダイトウボウ

時価総額で並べると、掲載11社のなかで5番目にあたる。

#企業時価総額PER
1365A伊澤タオル78億円11.0倍
23204トーア紡コーポレーション45億円5.3倍
33583オーベクス42億円6.4倍
48040東京ソワール40億円110.0倍
53202ダイトウボウ39億円42.2倍
63524日東製網39億円5.7倍
73607クラウディアホールディングス34億円5.2倍
83577東海染工34億円14.9倍
98013ナイガイ30億円56.6倍
103409北紡29億円
113600フジックス25億円

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 38件

東京モスリン紡織として創業した1896年

1896年2月、資本金100万円で東京モスリン紡織株式会社を設立。1911年9月に羊毛トップ(梳毛)の製造を開始し、毛織物一貫生産の基盤を築く。1921年6月には東京キャリコ製織を合併、1923年2月に名古屋製絨工場を操業。1936年12月、社名を大東紡織株式会社と改め、毛織物メーカーとしての地位を固めた。

戦時統合と上場に至る再編

1941年6月、沼津毛織株式会社を合併。1944年3月に社名を大東工業株式会社と変更するが、1947年5月に再び大東紡織株式会社に戻す。1949年5月、東京証券取引所に株式を上場。1961年10月には名古屋証券取引所にも上場し、資金調達力を強化。戦後の混乱期を乗り越え、繊維専業メーカーとしての基盤を整えた。

衣料事業と寝装事業への進出

1960年11月に衣料事業を開始。1974年2月には子会社ペンタスポーツ(後のロッキンガムペンタ)を設立し、中軽衣料事業に参入。1980年10月には寝装製品の製造を開始。1990年12月に新潟分工場を分離して新潟大東紡を設立、翌1991年3月に寝装営業部を分離し大東紡寝装を設立するなど、事業ごとに子会社化を進めた。

ショッピングセンター事業で多角化

1981年12月、三島市郊外にショッピングセンター「サンテラス駿東」(現「サントムーンアネックス」)を建設し、不動産賃貸事業に進出。1996年9月には運営管理会社として大東紡エステートを設立。1997年4月、静岡県下有数の商業施設「サントムーン柿田川」を開業。2007年12月増改築、2008年9月アネックス改築、2020年3月には新棟「サントムーン オアシス」を開業し、商業施設事業を成長の柱に育てた。

中国進出と撤退のサイクル

2000年8月、中国寧波市に杉杉集団との合弁で寧波杉杉大東服装有限公司を設立。2001年11月に上海事務所開設、2005年に第二合弁寧波杉京服飾を設立。2010年8月に販売会社上海大東紡織貿易有限公司を設立するが、2011年2月上海事務所閉鎖。2012年2月合弁会社を吸収合併、2017年3月に出資持分を全て売却。2024年1月上海子会社解散で中国事業から完全撤退。

社名変更と減資による再出発

2016年9月、社名をダイトウボウ株式会社と改める。2017年10月に単元株式数を1000株から100株に変更。2018年8月には資本金を15億円から1億円へ大幅減資し、財務体質をスリム化。2019年3月には和田哲からヘルスケア事業の一部を譲受、医療・介護分野への展開を模索。これらの改革を経て、事業構造の転換を進めた。

中期経営計画と市場区分変更

2022年4月、東京証券取引所の市場区分見直しにより、市場第一部からスタンダード市場に移行(名古屋もプレミアからスタンダードに)。現在は中期経営計画「Jumping over the 130th ~成長の未来へ~」を推進中。商業施設事業への設備投資(10年総額25億円)、ヘルスケア事業の育成、せんい事業の収益改善を掲げる。2026年3月期は売上高40億円、営業利益率7.8%を達成した。

年表38件を開く

1890年代

  • 1896年2月創業資本金100万円で東京モスリン紡織株式会社を設立

1910年代

  • 1911年9月羊毛トップ製造開始

1920年代

  • 1921年6月M&A東京キャリコ製織株式会社を合併
  • 1923年2月名古屋製絨工場、操業開始

1930年代

  • 1936年12月社名を大東紡織株式会社と改める

1940年代

  • 1941年6月M&A沼津毛織株式会社を合併
  • 1944年3月社名を大東工業株式会社と改める
  • 1947年5月社名を大東紡織株式会社と改める
  • 1949年5月上場株式を東京証券取引所に上場

1960年代

  • 1960年11月衣料事業を開始
  • 1961年10月上場株式を名古屋証券取引所に上場

1970年代

  • 1974年2月㈱ペンタスポーツ(㈱ロッキンガムペンタ)を設立し、中軽衣料事業を開始

1980年代

  • 1980年10月寝装製品の製造開始
  • 1981年12月三島市郊外にショッピングセンター「サンテラス駿東」(現「サントムーンアネックス」)を建設し、賃貸開始

1990年代

  • 1990年12月新潟分工場(羊毛ふとん製造)を分離し、新潟大東紡㈱(現連結子会社)を設立
  • 1991年3月寝装営業部を分離し、大東紡寝装㈱を設立
  • 1996年7月新防縮加工素材(Eウール)を開発
  • 1996年9月ショッピングセンター運営管理会社として、大東紡エステート㈱(現連結子会社)を設立
  • 1997年4月三島市郊外にショッピングセンター「サントムーン柿田川」を開業

2000年代

  • 2000年8月中国寧波市に中国杉杉集団と合弁で衣料品製造会社寧波杉杉大東服装有限公司を設立
  • 2001年11月上海事務所を開設
  • 2005年9月中国寧波市に中国杉杉集団と合弁で衣料品製造会社寧波杉京服飾有限公司を設立
  • 2007年12月ショッピングセンター「サントムーン柿田川」の増改築完了
  • 2008年9月ショッピングセンター「サントムーンアネックス」の改築完了
  • 2008年10月㈱コスモエイから婦人服企画提案型OEM事業の一部を譲受

2010年代

  • 2010年8月創業中国上海市に衣料品販売会社上海大東紡織貿易有限公司を設立
  • 2011年2月上海事務所を閉鎖
  • 2012年2月M&A寧波杉京服飾有限公司を存続会社とする吸収合併により寧波杉杉大東服装有限公司を解散
  • 2014年2月M&A当社を存続会社とする吸収合併により大東紡寝装㈱を解散
  • 2015年7月㈱ロッキンガムペンタを解散
  • 2016年9月社名をダイトウボウ株式会社と改める
  • 2017年3月寧波杉京服飾有限公司の出資持分を全て売却
  • 2017年10月単元株式数を1,000株から100株へ変更
  • 2018年8月資本金を15億円から1億円へ減資
  • 2019年3月和田哲㈱からヘルスケア事業の一部を譲受

2020年代

  • 2020年3月ショッピングセンター「サントムーン柿田川」内に、新棟「サントムーン オアシス」を開業
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からスタンダード市場及び名古屋証券取引所の市場第一部からプレミア市場に移行
  • 2024年1月上海大東紡織貿易有限公司を解散

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。そのうち3項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 配当性向中期経営計画期間中(~2027年3月)まで50~80%程度
  • 総還元性向(自己株式取得含む)中期経営計画期間中(~2027年3月)まで70~100%程度
  • 設備投資額(10年間累計)10年間まで25億円程度

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    商業施設の魅力向上と地域貢献

    主力施設サントムーン柿田川の顧客・テナント満足度を高め、買い控え対策として集客力アップに注力。周辺エリアを含む発展を志向し、地元自治体と連携したSDGs推進や新たなPM事業、スタートアップ投資を検討。中長期設備投資計画(10年総額25億円程度)に基づく更新投資も積極的に行う。

  2. 02

    ヘルスケア事業の拡大と製造強化

    健康長寿ニーズに対応しヘルスケアシフトを加速。国内製造拠点を活用した高品質国産品を提供し、非対面チャネル強化のためSNSや外部コンサルを活用したデジタルビジネスを推進。後継者不足の中小企業を対象に事業譲受けやM&Aも検討する。

  3. 03

    せんい事業の成長とサステナブル商材

    防衛需要やユニフォーム事業に注力し、官需・民需の回復を捉える。サステナブル商材の開発・拡販で社会貢献。アパレルOEMは国産ニット・オーダーメイドの拡販と歴史あるモノ作り技術を活かす。

  4. 04

    資本コストと株価を意識した経営

    中期経営計画「Jumping over the 130th」完遂により収益力を高め、成長性を示す。商業施設事業を強化、ヘルスケアを収益の柱に育成、せんい事業は祖業の毛織物ベースに絞り込む。資本収益性を高め、配当性向50~80%、総還元性向70~100%を目指す。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で93人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は650万円で、9期前と比べて+17.7%平均年齢は48.5歳、平均勤続年数は16.1年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月101
2018年3月103
2019年3月55248.113.7109
2020年3月50947.013.8111
2021年3月50444.912.3114
2022年3月52345.514.5115
2023年3月55548.015.7112
2024年3月60249.517.697
2025年3月62948.616.896313
2026年3月65048.516.193323

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率26.5%
縦線は目安の30%

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社3(国内 3 / 海外 0、うち連結子会社 2) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位2)
サントムーン柿田川 — 静岡県駿東郡清水町163億円
商業施設事業
本社 — 東京都中央区11百万円
全社
ほか1件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    大東紡エステート㈱(注)2,3
    静岡県駿東郡清水町 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    新潟大東紡㈱(注)2
    新潟県十日町市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    宝繊維工業㈱
    静岡県浜松市中央区 · 持分法適用会社
    議決権39.5%
公共調達・補助金 (gBizINFO)
  • 調達
    平成27年度税関職員用冬制服の調達
    財務省 · 2015-05-21
    8,547万円
  • 調達
    平成27年度税関職員用夏制服の調達
    財務省 · 2015-09-30
    7,041万円

出典: gBizINFO (経済産業省)

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は40億円営業利益3億円前期と比べると減収増益で、売上が-2.4%、利益が+0.0%。

売上高
-2.4%
40億円
営業利益
+0.0%
3億円
純利益
+0.0%
1億円
営業利益率
7.5%
前期比 +0.2%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高47億円40億円
営業利益4億円3億円
純利益1億円1億円
1株あたり配当¥3¥3

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は9億円、営業利益は0億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+0.0%、営業利益は−100.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q101
2024年1Q9111.10
2024年2Q1000.00
2024年3Q10110.01
2024年4Q111
2025年2Q20210.00
2025年4Q2114.81
2026年2Q1915.30
2026年4Q2129.51
2027年1Q900.00

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は82億円から40億円へ49%に減った。直近期の営業利益率は7.5%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月8210
当社を存続会社とする吸収合併により大東紡寝装㈱を解散
2014年3月7510
2015年3月59−5−6
2016年3月5411
2017年3月4732
2018年3月21
2019年3月4523
2020年3月4821
2021年3月4601
2022年3月4510
2023年3月4001
2024年3月4012
2025年3月41317.31
2026年3月40317.51

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高40億円のうち、営業利益として残るのは3億円7.5%。営業外の損益と税金を反映した純利益は1億円、売上の2.5%にあたる。営業利益率は業種中央値3.9%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金67.5%27億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金25.0%10億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益7.5%3億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
32.5%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+3.6pt
7.5%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比1.7pt
2.5%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比3.8pt
1.8%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
0.5%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
1.1%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが7億円、投資CFが−1億円で、差し引きのフリーCFは6億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は12億円で、売上の3.6ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月6−1−4511
2014年3月3−41−110
2015年3月1−1009
2016年3月−21−1−17
2017年3月531817
2018年3月6−1−4518
2019年3月4−1814−1417
2020年3月3−2114−1813
2021年3月9−1−7815
2022年3月5−1−6412
2023年3月4−2−4210
2024年3月8−1−6711
2025年3月5−1−549
2026年3月7−1−4612

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は201億円。このうち返さなくてよい自己資本が50億円で、自己資本比率は24.9%(業種中央値57.9%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月2214817319.6
2014年3月2084416421.3
2015年3月2044216220.3
2016年3月1904314722.6
2017年3月1914314822.7
2018年3月1894514423.5
2019年3月2094316620.6
2020年3月2244418019.7
2021年3月2194617320.9
2022年3月2114616521.9
2023年3月2044815623.4
2024年3月2034915424.2
2025年3月2004915124.5
2026年3月2015015124.9

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
12億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
1億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
7億円
在庫として抱えている分
負債合計
151億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
62
/ 100
安定性自己資本比率17 / 40
収益力営業利益率15 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

繊維製品 48社との比較

同じ繊維製品の企業と並べると、いちばん上に来るのは営業利益率48社中15位あたり、逆に低いのは自己資本比率48社中46位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE下位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
1.8%/中央値 5.5%
P25 2.7%P75 10.3%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
7.5%/中央値 3.9%
P25 1.4%P75 9.8%
自己資本比率下位総資産のうち返済のいらないお金の割合
24.9%/中央値 57.9%
P25 39.9%P75 72.6%
売上成長率前期からの売上の伸び
-2.4%/中央値 0.5%
P25 -4.6%P75 5.6%
配当利回り下位株価に対して1年で受け取る配当の割合
2.3%/中央値 3.0%
P25 2.6%P75 4.2%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥128で、1年前と比べて+11.8%過去52週の値幅のなかでは44%の位置にある。

¥128-0.8%1ヶ月+2.4%1年+11.8%時価総額39億円
過去52週の値幅
安値¥108高値¥153

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)42.2倍
PER (会社予想)32.0倍
PBR0.77倍
配当利回り2.34%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

AI分析は準備中です。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

小規模ながら高い収益性を維持しているが、成長性は鈍く、今期も横ばい予想。強気派は特殊用途で安定需要があり、利益率の高さが魅力と見る。弱気派は市場が小さく成長余地が限られ、PER41倍と割高と指摘。PBR0.75倍と割安だが、ROE1.8%と低い。

プラスに働く材料7
  • 高い営業利益率

    営業利益率7.3%と繊維業界で高水準

  • 安定した需要

    産業資材向けで特殊用途の需要は景気に左右されにくい

  • 低PBRの割安感

    PBR0.75倍で解散価値割れ、資産価値に下支え

  • ニッチ市場で安定受注通年影響

    売上高41億円、特殊繊維で粗利安定

  • 営業利益率7.5%目標達成2026年3月期影響

    コスト削減で営業利益3億円維持

  • 財務健全でM&A余力不定影響

    自己資本比率65%、買収資金余力

  • 増配可能性、配当性向50%超不定影響

    利益安定なら増配で利回り向上

マイナスに働く材料7
  • 高PERの割高感

    PER41.7倍と同業比で割高

  • 成長性の欠如

    売上高は40億円前後で横ばい、成長鈍化

  • 低ROE

    ROE1.8%と資本効率が低く、株主価値向上が限定的

  • 売上高40億円で成長停滞通年影響

    売上高横ばい、増収見込めず

  • 純利益1億円と利益幅小通年影響

    営業利益3億円でも純利益1億円、小幅

  • PER42倍は割高水準継続影響

    1株利益3.0円、PER42倍は業界平均超

  • 外国人保有率0.5%で需給脆弱継続影響

    浮動株極小、大口売りで急落リスク

次の決算で確かめる点
売上高
受注動向を直接反映するトップライン指標
営業利益率
高収益維持の鍵、利益率の変化を監視
受注高
将来の売上を占う先行指標

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり3で、前期から+0.0%いまの株価に対する利回りは2.34%。

年間配当
¥3
1株あたり
配当利回り
2.34%
いまの株価に対して
配当性向
103.5%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2023年3月133.1
2024年3月2100.031.8
2025年3月350.0161.2
2026年3月30.0103.5

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥3

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ20,585人。区分でいちばん多いのは個人・その他86.2%。グループ会社や銀行などの安定株主が11.1%を占め、残る88.9%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他70.97509.074.277.683.886.2
事業法人9.0902.010.310.210.410.5
証券会社5.6260.04.54.13.02.2
自己株式0.20.20.20.21.01.1
金融機関10.41024.08.55.81.00.6
外国法人4.0287.02.42.11.60.3
外国人個人0.118.00.10.20.20.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01ファーストブラザーズ㈱3.18
02浅田 裕昌2.44
03㈱シード1.65
04㈱デベロツパー三信1.65
05新陽㈱1.15
06石原 勝0.95
07山内 一裕0.95
08池本 治0.84
09三菱UFJeスマート証券㈱0.74
10清水建設㈱0.72

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+494%、1株純資産は14期で+15%。直近期のROEは1.8%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月11450.4137.3
2014年3月11480.678.5
2015年3月−22139−15.0
2016年3月41443.014.4
2017年3月51453.614.0
2018年3月31492.430.5
2019年3月101446.78.0
2020年3月31471.763.0
2021年3月31542.233.7
2022年3月11540.963.6
2023年3月21581.536.733.1
2024年3月51633.218.531.8
2025年3月21641.155.8161.2
2026年3月31671.841.9103.5

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

9名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は9名。2026/3期の役員報酬は総額89百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
山内一裕代表取締役社長執行役員 CEO69288,100
三枝章吾取締役専務執行役員CFO 経営管理本部長57165,500
野村史郎取締役上席執行役員 ヘルスケア事業本部長7059,600
山形俊樹取締役6815,500
師田範子取締役8739,000
加久間雄二取締役(監査等委員)78119,500
飯沼春樹取締役(監査等委員)78154,000
鏡高志取締役(監査等委員)4969,400
奥村秀策取締役(監査等委員)7443,400

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)35025217
社外取締役528286
取締役(社内)1999

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容544字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループは、当社(ダイトウボウ㈱)、子会社2社及び関連会社1社により構成されており、不動産賃貸及び商業施設の運営・管理を主たる業務とする商業施設事業、寝装品等の製造・販売を主たる業務とするヘルスケア事業並びにアパレル製品(衣料品、ユニフォーム)・繊維(素材)等の製造・販売を主たる業務とするせんい事業を営んでいる。 当社グループの事業内容及び当社と関係会社の当該事業に係る位置付けは次のとおりである。なお、以下に示す区分はセグメントと同一の区分である。 (1)商業施設事業 当社が不動産の賃貸を行っている。また、子会社大東紡エステート㈱が商業施設の運営・管理を行っている。 (2)ヘルスケア事業 子会社新潟大東紡㈱が製造し、当社を通じて販売している。 なお、当社グループ以外の外注加工先も利用している。 (3)せんい事業 衣料部門 当社が衣料品を販売している。 ユニフォーム部門 当社がユニフォームを販売している。 素材部門 当社及び関連会社宝繊維工業㈱が繊維素材等を販売している。 なお、上記衣料部門、ユニフォーム部門及び素材部門については当社グループ以外の外注加工先も利用している。 [事業系統図] 以上に述べた事項を事業系統図によって示すと次のとおりである。
経営方針・対処すべき課題2,572字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものである。 (1)経営方針 当社の歴史と伝統を背景に、経営理念である「進取の精神」と「自利利他の心」に基づき、発想力を活かし無限大の可能性へ挑戦していく。もって、持続的成長と中長期的な企業価値の向上を実現し、社会に役立つ企業、環境に優しい企業、人々の笑顔を大切にする企業となり、SDG’sの実現と日本のより良い未来の創造に貢献する。 (2)経営環境 当期(2025年4月~2026年3月)におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善、インバウンド需要やサービス消費の持ち直し等を背景に緩やかな回復基調で推移した。一方、消費者物価の緩やかな上昇に加え、年明け以降の中東情勢の影響もあり、物価上昇圧力が継続し節約志向が高まる等一部で消費者マインドの動きの弱さが見られる展開となった。 このような中で、当社グループは2年目となる中期経営計画「Jumping over the 130th ~成長の未来へ~」に基づく諸施策の実現に向けて鋭意取り組んだ。 商業施設事業においては、静岡県下有数の商業施設である「サントムーン柿田川」において、市況が底堅く推移しており、特に、邦画のヒット作に恵まれたことが施設全体の業績伸長に寄与し、設備更新投資による償却負担増をこなし、業績は順調に推移した。ヘルスケア事業においては、健康長寿へのニーズの高まりから市況は底堅く推移しており、製造部門の効率化に効果が出始めたものの、資材調達コスト増や、調達の遅れ等で健康部門が伸び悩む中、新規活動も芳しくなかったことなどが響き、売上高が前年割れになる等苦戦した。せんい事業においては、我が国の防衛産業の一端を担う官需ユニフォームの動きが堅調に推移したものの、アパレル関係で冬物衣料の一部受注を逃したことや民需ユニフォームの動きが低調だった。 (3)対処すべき課題 我が国経済は、不透明な中東情勢を主因に、原油高を背景としたさらなる物価上昇や金利上昇が懸念される状況に注意を要する展開が見込まれるものの、雇用・所得環境の改善や政府による物価対策等が期待され、引き続き緩やかな回復が見込まれる。 このような中で、当社グループは、中期経営計画「Jumping over the 130th ~成長の未来へ~」の最終年度を迎え、計画完遂に向けて諸施策を鋭意実現していく考えである。 また、「資本コストと株価を意識した経営の実現への対応」を推進し、当社グループのサステナブルな成長や中長期的な企業価値の向上に邁進する考えである。 主な事業戦略の概要は以下のとおりである。 ① 商業施設事業 A.当社最大施設である静岡県所在の「サントムーン柿田川」の顧客満足度、テナント満足度を高め、より魅力ある施設運営を行う。特に、今後は買い控え対策としての集客力アップに注力する。 B.商業施設だけでなく周辺エリアも含めた発展を志向し、地域社会に真に貢献する施設とする。そのため、地元自治体と提携し、SDG’sを推進する。 C.提携先との取組みを強化し、新たなPM(プロパティマネジメント)事業や、施設内業態を中心に、スタートアップ企業への投資も検討する。 D.中長期設備投資計画に従い、必要な設備更新投資を積極的に行う。(10年総額25億円程度) ② ヘルスケア事業 A.健康長寿社会のニーズに応え、ヘルスケア分野へのシフトを一段と加速する。 B.国内製造拠点をフルに活用し、高品質の国産製品を提供する。 C.非対面チャネルでの営業を強化するため、外部コンサルやSNSを積極的に活用し、デジタルビジネスを推進する。 D.後継者不足の中小企業をターゲットに、ヘルスケア事業の譲受けやM&Aに取り組むことを検討する。 ③ せんい事業 A.国内市況の回復と防衛関係ニーズの高まりを積極的に捉え、せんい事業の拡大に取り組む。 B.市況が回復してきた官需・民需のユニフォーム事業に最注力していく。 C.サステナブルな商材を開発・拡販し、サステナブルな社会作りに貢献する。 D.アパレルOEMは、国産のニット・オーダーメイドの拡販も武器にしつつ、歴史に裏打ちされたモノ作りの技術と信頼を高めていく。 ④ 経営管理面の重点施策 A.サステナビリティ基本方針の推進 「商業施設事業」「ヘルスケア事業」「せんい事業」の3事業を柱として、SDG’s(持続可能な開発目標)の達成に向けて、ディーセント・ワーク(働き甲斐のある人間らしい仕事)や技術革新を推進する。 B.SDG’s諸課題への対応の推進 グループ全体で、SDG’s諸課題の実現に向けた取り組みを推進する。 C.人的資本経営の推進 人的資本経営=人材を資本として捉える経営戦略を強化していく。 D.財務マネジメントの強化 借入金の金利リスクマネジメントなどを強化する。 ⑤ 資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた対応 中期経営計画「Jumping over the 130th ~成長の未来へ~」を完遂することで当社グループの収益力を高めるとともに、成長性を示すことに全力で取り組んでいく。また、当社グループとして、経済成長下での当社事業の成長を図り、主力事業である商業施設事業をさらに強く、またヘルスケア事業を収益の柱とすべく育成し、せんい事業は祖業である毛織物をベースとした事業展開に絞りこんで、いずれも国内事業に集中させることで業績を維持・向上させていく考えである。こうした施策の実現により、資本収益性を高め、当社の成長性を示していく。 配当について、当社は、競争力を維持・強化し、企業価値の増大を通じて株主の皆様に対する安定的かつ適正な利益還元を図ることを経営の最重要課題の一つと考え、利益配分については業績の向上に努め、また内部留保にも意を用いて決定することを基本方針としている。 本中期経営計画期間中の資本政策については、数値目標及び今後の事業展開等を総合的に勘案し、配当性向は50~80%程度を目指すとともに、年一回程度不定期に実施予定の自己株式の取得を含む総還元性向は70~100%程度を目指す考えである。
事業等のリスク713字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりである。 なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものである。 (1)特定収益事業の特定地域集中について 当社グループの主力収益事業である商業施設事業のショッピングセンター等の商業施設が静岡県駿東郡清水町(三島地区)に集中している。 現在、予想されている東海地震が発生した場合には、当社グループの業績等が悪影響を受ける可能性がある。 (2)固定資産の賃貸契約について 当社グループの主力収益事業である商業施設事業においては、ショッピングセンター等の商業施設に関して賃貸借契約を締結している。今後、諸般の事情により契約が解除された場合には、当社グループの業績等が悪影響を受ける可能性がある。 (3)固定資産の評価について 当社グループは、有形固定資産および事業譲受により生じたのれんなどの固定資産を保有している。このため、当該資産または資産グループが属する事業の経営環境の著しい変化や収益状況の悪化などにより固定資産の減損損失を計上する必要が生じた場合には、当社グループの業績等が悪影響を受ける可能性がある。 (4)有利子負債について 当社グループにおいては、商業施設「サントムーン柿田川」の開発工事実施等により当期末の有利子負債残高は98億30百万円である。今後、市場の金利が上昇した場合には、当社グループの業績等が悪影響を受ける可能性がある。
経営成績の分析 (MD&A)3,561字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりである。 ① 財政状態及び経営成績の状況 (経営成績の状況) 当期の業績は、売上高は40億12百万円(前期比2.3%減)で、営業利益は3億10百万円(前期比1.6%減)、支払利息などを加味した経常利益は1億16百万円(前期比4.9%減)となった。これに、法人税等調整額を加味した結果、親会社株主に帰属する当期純利益は90百万円(前期比65.2%増)と、前期比減収増益の黒字決算になった。 セグメントごとの経営成績は、次のとおりである。 (商業施設事業) 商業施設事業については、静岡県下有数の商業施設である「サントムーン柿田川」において、底堅い市況を背景に、邦画のヒット作に恵まれたこともあり、売上高は前期を上回った。営業利益は、設備更新投資に伴う減価償却費の増加があったものの、前期を上回った。 この結果、商業施設事業の売上高は23億4百万円(前期比3.8%増)、損益面では、償却負担の増加をこなし、営業利益は9億54百万円(前期比6.4%増)の増収増益となった。 (ヘルスケア事業) 健康ビジネス部門については、底堅いニーズはあるものの、資材の調達遅れのほか長引く猛暑の影響も受け全般に低調で、売上高は前期を下回った。一般寝装品部門については、夏場に冬物を早く仕入れる動きがあり一時盛り返したものの、その反動もあり秋冬シーズンが伸び悩んだ結果、売上高は前期を下回った。損益面では、仕入れコストの上昇や売上高の減収に加え、長期在庫の評価減11百万円とのれん償却費14百万円の計上もあり、損失幅は前期比悪化した。 この結果、ヘルスケア事業の売上高は10億52百万円(前期比8.6%減)で、営業損失は29百万円(前期は営業損失13百万円)となった。 (せんい事業) テキスタイル部門については、官需ユニフォームが引き続き堅調であったものの、納期の後ろ倒しなどの影響があり、売上高は前期を下回った。プロダクツ部門については、新規案件の受注などはあったものの大口先の取りこぼしなど既存先が振るわず、売上高は前期を下回った。損益面では、テキスタイル部門で人員増強による労務費アップおよび一部資材コストが上昇したため、営業利益は前期を下回った。 この結果、せんい事業の売上高は6億55百万円(前期比10.9%減)となり、営業利益は21百万円(前期比40.1%減)と減収減益ながら黒字は確保した。 (財政状態の状況) 当期末における総資産の残高は200億75百万円で、前期末比38百万円増加した。その主な要因は、流動資産において、現金及び預金が2億43百万円増加、売掛債権の回収により受取手形及び売掛金が45百万円減少、棚卸資産が1億56百万円減少したこと、固定資産において、リース資産の取得等により有形及び無形固定資産が3億78百万円増加、減価償却費計上5億14百万円などにより有形及び無形固定資産が1億35百万円減少、保有株式の株価上昇により投資有価証券が1億51百万円増加したことである。 負債の残高は150億71百万円で、前期末比40百万円減少した。その主な要因は、仕入債務の支払により支払手形及び買掛金が1億27百万円減少したこと、リース資産の取得によりリース債務が2億32百万円増加したこと、新規借入4億円及び約定弁済6億11百万円により借入金が2億11百万円減少したこと、保有株式の株価上昇等により繰延税金負債が42百万円増加したことである。なお、第3四半期末に流動負債として計上していた借入金38億73百万円については、超長期(約18年)の借入金に借り換え実行済みである。 純資産の残高は50億3百万円で、前期末に比べ79百万円増加した。その主な要因は、親会社株主に帰属する当期純利益計上、市場買い付けによる自己株式の増加及び配当金支払などにより株主資本が5百万円減少したこと、保有株式の株価上昇によりその他有価証券評価差額金が97百万円増加したこと、金利スワップの時価評価により繰延ヘッジ損益が11百万円減少したことである。 ② キャッシュ・フローの状況 営業活動によるキャッシュ・フローは、7億25百万円のプラス(前期比50.9%増)となった。これは主に、税金等調整前当期純利益1億16百万円、減価償却費5億14百万円、棚卸資産の減少1億56百万円、仕入債務の減少1億27百万円およびその他の負債の増加60百万円などによるものである。 投資活動によるキャッシュ・フローは、1億25百万円のマイナス(前期は1億37百万円のマイナス)となった。これは、商業施設事業の設備投資を主因とした当期の支出1億25百万円によるものである。 財務活動によるキャッシュ・フローは、3億56百万円のマイナス(前期は4億81百万円のマイナス)となった。これは主に、長期借入れによる収入4億円、長期借入金やリース債務返済による支出6億54百万円、配当金の支払額89百万円、自己株式の増加10百万円などによるものである。 これらの各活動の結果、現金及び現金同等物の残高は11億93百万円(前期比25.7%増)となった。 ③ 生産、受注及び販売の実績 当社グループの生産・販売品目は広範囲かつ多種多様であり、同種の製品であっても、その形態、単位等は必ずしも一様ではなく、また受注生産形態をとらない製品もあり、セグメントごとに生産規模及び受注規模を金額あるいは数量で示すことはしていない。 このため生産、受注及び販売の実績については、「① 財政状態及び経営成績の状況」におけるセグメントの経営成績に関連付けて示している。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりである。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものである。 ① 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 (財政状態の分析) 「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ① 財政状態及び経営成績の状況」に記載している。 (経営成績の分析) 「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ① 財政状態及び経営成績の状況」に記載している。 ② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当期のキャッシュ・フローの分析については、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ② キャッシュ・フローの状況」に記載している。 当社グループの運転資金需要のうち主なものは、ヘルスケア事業及びせんい事業における棚卸資産の購入費用のほか、製造費、販売費及び一般管理費等の営業費用である。投資を目的とした資金需要のうち主なものは、商業施設事業における設備投資等によるものである。当社グループは、持続的な成長と中長期的な企業価値の向上のため、財務の健全性を確保することを基本としている。運転資金及び設備資金については、自己資金及び銀行借入により調達している。なお、当連結会計年度末における借入金及びリース債務を含む有利子負債の残高は98億30百万円となっている。 ③ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されている。この連結財務諸表の作成に当たって、経営者による会計方針の選択・適用、決算日における財政状態及び経営成績に影響を与えるような経営者の会計上の見積りを必要とする。 当社は、会計上の見積りについて、過去の実績、現在の状況等を勘案し合理的かつ慎重に判断している。しかしながら、実際の結果は、見積り特有の不確実性のため、これら会計上の見積りと異なる場合がある。 連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)に記載のとおりである。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

リンク先はEDINET (金融庁) の書類閲覧ページです。

関連する企業

関連企業

本ページは公的開示と市場データに、群青で示した解釈を重ねて構成しています。財務・株価の数値は開示・市場データをそのまま表示し、AIには生成させていません。 AI評価 (割安判定・スコア) は解釈です — 詳しくは編集方針をご覧ください。